JPH10228898A - 電極シートの製造装置及び方法 - Google Patents

電極シートの製造装置及び方法

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JPH10228898A
JPH10228898A JP9030481A JP3048197A JPH10228898A JP H10228898 A JPH10228898 A JP H10228898A JP 9030481 A JP9030481 A JP 9030481A JP 3048197 A JP3048197 A JP 3048197A JP H10228898 A JPH10228898 A JP H10228898A
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JP
Japan
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electrode sheet
zone
heat treatment
heating
electrode
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Withdrawn
Application number
JP9030481A
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English (en)
Inventor
Shinji Hikita
伸治 疋田
Kazuaki Noda
和秋 野田
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FUJI FILM SELLTEC KK
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
FUJI FILM SELLTEC KK
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極シートの製造において、シワやオレ等の
製品欠陥をほとんど発生させずに電極シートを連続して
加熱することができる加熱装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 電極シートを予熱する予熱ゾーン(2
2)と、予熱ゾーンにおいて予熱される温度よりも高温
で電極シートを加熱する加熱ゾーン(23)と、加熱ゾ
ーンにおいて加熱される温度よりも低温で加熱する徐冷
ゾーン(24)と、電極シートを平面形状に矯正する平
面矯正ゾーンを有し、予熱ゾーン、加熱ゾーン、徐冷ゾ
ーンでは電極シートがエアフローティングにより完全無
接触搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極シートの連続
製造が可能な加熱処理装置に関し、特に電極シートにシ
ワやオレ等の連続製造を阻害する故障の発生が少ない加
熱処理装置及び加熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、二次電池の分野では他の電池に比
べ高容量なリチウム電池が注目され、二次電池市場で大
きな伸びを示している。このリチウム二次電池は、電池
内に存在する水分によって電池性能が劣化することが知
られ、電池内の水分を除く様々な努力がなされている。
電極シートの製造においては、水分を除くため電極シー
トに高温の処理を施すのが通常である。電極シートの高
温処理は、電極中に存在する水分量を低減させるだけで
なく、電極の構成材料が持ち込む様々な揮発成分を除き
電池性能を安定させる点でも効果がある。
【0003】しかしながら、電極シートは集電体として
の金属箔上に金属酸化物や有機高分子化合物等を塗布し
たものであり、金属箔と塗布物との熱膨張率に差がある
ことから、高温で熱処理するとシワを発生しやすい欠点
がある。この欠点は、特に電極シートの幅を広くして製
造する場合や、シートに未塗布部分がある場合には著し
い障害となり、電極シートの連続製造を妨げていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電極
シートの製造において、シワやオレ等の製品欠陥をほと
んど発生させずに電極シートを連続して加熱することが
できる加熱装置又は加熱方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、電極シ
ートを予熱する予熱ゾーンと、該予熱ゾーンにおいて予
熱される温度よりも高温で電極シートを加熱する加熱ゾ
ーンと、該加熱ゾーンにおいて加熱される温度よりも低
温で加熱する徐冷ゾーンからなる熱処理ゾーンを有し、
該熱処理ゾーンにおいて、電極シートはエアフローティ
ングにより完全無接触搬送される電極シートの製造装置
により解決された。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい態様につ
いて説明するが本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0007】1.電極シートを予熱する予熱ゾーンと、
該予熱ゾーンにおいて予熱される温度よりも高温で電極
シートを加熱する加熱ゾーンと、該加熱ゾーンにおいて
加熱される温度よりも低温で加熱する徐冷ゾーンからな
る熱処理ゾーンを有し、該熱処理ゾーンにおいて、電極
シートはエアフローティングにより完全無接触搬送され
る電極シートの製造装置。
【0008】2.該熱処理ゾーンは、電極シートの上下
から電極シートに向かって加熱されたガスを吹きつける
ノズルを有することを特徴とする項1に記載の電極シー
トの製造装置。
【0009】3.該熱処理ゾーン中の加熱ゾーンが複数
のエアフローティングゾーンからなることを特徴とする
項1または2に記載の電極シートの製造装置。
【0010】4.該熱処理ゾーンが、予熱ゾーン、加熱
ゾーン、徐冷ゾーンの他に、電極シートを平面形状に矯
正するための平面矯正ゾーンを有することを特徴とする
項1から3のいずれか1項に記載の電極シートの製造装
置。
【0011】5.該平面矯正ゾーンは、コンケイブロー
ラで電極シートを搬送することにより、電極シートを平
面形状に矯正することを特徴とする項4に記載の電極シ
ートの製造装置。
【0012】6.該熱処理ゾーンの入口における電極シ
ートのテンションが1kg/m以上15kg/m以下、
出口における電極シートのテンションが1kg/m以上
15kg/m以下であることを特徴とする項1から5の
いずれか1項に記載の電極シートの製造装置。
【0013】7.a)電極シートを予熱する工程と、
b)該予熱された温度よりも高温で電極シートを加熱す
る工程と、c)該加熱された温度よりも低温で加熱する
工程とを含み、該工程a)、b)、c)は、電極シート
をエアフローティングにより完全無接触搬送しながら熱
処理を行なう電極シートの製造方法。
【0014】8.該工程a)、b)、c)は、電極シー
トの上下から電極シートに向かって加熱されたガスを吹
きつける工程を含む項7に記載の電極シートの製造方
法。
【0015】9.該工程b)は、複数のエアフローティ
ングにより電極シートを搬送する項7または8に記載の
電極シートの製造方法。
【0016】10.さらに、d)該工程c)の後に電極
シートを平面形状に矯正する工程を含む項7から9のい
ずれか1項に記載の電極シートの製造方法。
【0017】11.該工程d)は、コンケイブローラで
電極シートを搬送することにより、電極シートを平面形
状に矯正する工程である項10に記載の電極シートの製
造方法。
【0018】12.さらに、d)該工程c)の後に電極
シートをスリットし、複数本の電極シートに分割する工
程と、e)スリットした電極シートをリール状に巻いて
乾燥する工程とを含む項7から9のいずれか1項に記載
の電極シートの製造方法。
【0019】以下本発明の実施の形態について詳述す
る。電極シートは、大まかに分類すると、図5(A)に
示す手順により製造される。
【0020】(1)塗布工程(S1) シート状の集電体の両面に電極合剤層を塗布する。正極
シートの集電体は例えばアルミニウム箔であり、負極シ
ートの集電体は例えば銅箔である。電極シートの幅は約
400〜1600mmである。
【0021】(2)乾燥工程(S2) 塗布後の電極シートを乾燥する。
【0022】(3)プレス工程(S3) 電極シートをプレスローラにより厚さ方向にプレスす
る。
【0023】(4)熱処理工程(S4) 電極シートを加熱することにより、電極シートから水分
及び揮発成分を除去する。この工程は、後に図1〜3を
参照しながら説明する。
【0024】(5)スリット工程(S5) 例えば、500mm幅の電極シートを電池の寸法に合わ
せて、例えば約55mm幅の複数の電極シートにスリッ
トする。
【0025】(6)脱水工程(S6) 図5(B)に示すように、電極シートをリール状に巻い
た形で再び乾燥し、空気中から電極シートに侵入した水
分等を除去する。
【0026】図1は、上記の(4)熱処理工程を行なう
ための加熱処理装置を示す図である。
【0027】加熱処理装置は、熱処理ゾーン21におい
て熱処理を行なう。熱処理ゾーン21は、予熱ゾーン2
2と加熱ゾーン23と徐冷ゾーン24と平面矯正ゾーン
25を有する。
【0028】電極シート30は、送り出し部31から送
り出され、巻き取り部34により巻き取られる。電極シ
ート30を搬送するための駆動源は、駆動ローラ32と
33と巻き取り部34である。駆動ローラ32と33と
巻き取り部34は、熱処理ゾーン21の外に位置する。
駆動ローラ32は、熱処理ゾーン21の入口のテンショ
ンを1〜15kg/mに維持し、駆動ローラ33は、熱
処理ゾーン21の出口のテンションを1〜15kg/m
に維持する。
【0029】送り出し部31から送り出された電極シー
ト30は、順に予熱ゾーン22、加熱ゾーン23、徐冷
ゾーン24、平面矯正ゾーン25を通過する。予熱ゾー
ン22は、100℃〜250℃に加熱する能力を有す
る。例えば、予熱ゾーン22では、電極シート30が約
200℃で予熱される。電極シート30は、急激な温度
変化があるとシワが発生しやすいので、予熱ゾーン22
で低温の加熱を行なった後に、加熱ゾーン23で高温の
加熱を行なう。加熱ゾーン23は、6つのエアフローテ
ィングゾーンからなり、300℃まで加熱する能力を有
する。例えば、加熱ゾーン23は、約240℃で電極シ
ート30を加熱する。徐冷ゾーン24は、100℃〜2
50℃に加熱する能力を有する。例えば、徐冷ゾーン2
4では、急激な温度変化を避けるため、約200℃の温
度で徐冷する。平面矯正ゾーン25は、80℃〜200
℃に加熱する能力を有する。例えば、平面矯正ゾーン2
5では、120℃の温度の下で電極シート30を平面形
状に矯正する。詳細は、後に図2を参照しながら説明す
る。
【0030】エアフローティングゾーン20は、予熱ゾ
ーン22と加熱ゾーン23と徐冷ゾーン24からなる。
エアフローティングゾーン20には、搬送用ローラが設
けられておらず、電極シート30はエアフローティング
による完全無接触搬送(エアフロー搬送)が行なわれ
る。エアフローティングゾーン20では、電極シート3
0の上方と下方からスリット状ノズルZ1、Zを用いて
電極シート30にエアを吹き付け、電極シート30に浮
力を与える。エアの風速は、10〜30m/minの範
囲で調整でき、例えば20m/minである。電極シー
ト30の幅は、40cm〜1.6mである。エアフロー
ティングゾーン20の長さは約20mである。電極シー
ト30の搬送速度は、0.5〜20m/minである。
電極シート30の加熱時間、すなわち電極シート30が
熱処理ゾーン21を通過する時間は、たとえば約1〜4
0分である。さらに、速度を上げるため、各ゾーンを増
設することもできる。
【0031】なお、加熱ゾーンが1つのチャンバで構成
される場合を示したが、隔壁を設けて加熱ゾーンを複数
のチャンバに仕切ってもよい。この場合は、チャンバ毎
に排気を行なうことが好ましい。但し、電極シートが通
過する開口部(入口、出口)を隔壁に設ける。複数のチ
ャンバに分割すれば、各チャンバ内で温度、流速、湿度
等を独立に制御することができる。例えば、上下のノズ
ルZ1、Z2を単位として隣接する単位間に隔壁を設け
る。
【0032】上記の加熱処理及び搬送テンションによ
り、電極シート30は波板形状に変形してしまう。平面
矯正ゾーン25では、変形を防ぐため電極シート30を
適度な温度条件(約120℃)の下で特殊形状のガイド
ローラ(コンケイブローラ)により搬送する。次に、平
面矯正ゾーン25の構成を説明する。
【0033】図2は、平面矯正ゾーン25の構成を示す
図である。上述のように、平面矯正ゾーン25の温度
は、徐冷ゾーンの温度よりも低く設定されている。従っ
て、電極シートは全体的に収縮する。
【0034】電極シート30は、円筒状ローラ27a、
27b、27c、27d、27eとコンケイブローラ2
6a、26b、26cにより搬送される。円筒状ローラ
27は、中心部の直径と両端部の直径がほぼ同じである
円筒状のローラである。コンケイブローラ26は、中心
部の直径が両端部の直径より小さいローラである。
【0035】図3は、コンケイブローラ26の構成を示
す図である。コンケイブローラ26は、ローラ部41と
軸部42を有する。ローラ部41は、軸部42を軸とし
て回転可能に支持される。ローラ部41の中心部の直径
L1は、両端部の直径L2よりも小さい。中心部から両
端部に向かうに従って直径が徐々に大きくなる。中心部
の直径L1は、例えば100.0mmであり、両端部の
直径L2は、例えば100.1〜100.5mmであ
る。ローラ部41の長さL3は、例えば800mmであ
る。電極シート30は、幅が例えば500mmであり、
その幅方向の全体がローラ部41の曲面に沿って、幅方
向に広げられながら搬送される。
【0036】図2において、電極シート30は、順にロ
ーラ26a、26b、27a、27b、27c、27
d、26c、27eにより搬送される。コンケイブロー
ラ26を用いて電極シート30を搬送することにより、
波板形状に変形しようとする電極シート30を平面形状
に矯正することができる。また、円筒状のローラのみを
用いて搬送すると、電極シート30の中心部にシワが発
生しやすくなるが、コンケイブローラ26を用いて搬送
すると、シワの発生を抑制することができる。収縮しよ
うとする電極シートを曲面形状で支持することにより、
電極シートに引張り応力が働くものと考えられる。
【0037】平面矯正ゾーン25において、ローラ2
6、27を用いて電極シート30を搬送する際、電極シ
ート30がローラ26、27に接触することにより電極
シート30が急激に温度変化し、変形してしまうのは好
ましくない。そこで、平面矯正ゾーン25では、適度な
温度条件(100〜180℃)に設定する必要がある。
また、平面矯正ゾーンの境界部分(温度が変わる部分)
で、コンケイブローラ26を用いて電極シート30の接
触形状をコンケイブローラ26により曲面状にすれば、
電極シート30の変形やシワの発生を抑制することがで
きる。
【0038】この加熱処理装置を用いれば、シワの発生
や変形を抑制して電極シートを均一に連続して加熱処理
することができる。
【0039】上記の方法により製造される電極シート
は、矩形型の電極又は電極シートを用いる全ての電池に
適用されるが、1例として以下では、リチウムを活物質
とする非水二次電池について詳述する。非水二次電池に
用いられる正・負極は、正極合剤あるいは負極合剤を集
電体上に塗設、成形して作ることができる。正極あるい
は負極合剤には、それぞれ正極活物質あるいは負極材料
の他、それぞれに導電剤、結着剤、分散剤、フィラー、
イオン導電剤、圧力増強剤や各種添加剤を含むことがで
きる。塗布液及び電極シートは次のようにして作ること
ができる。
【0040】電極合剤(正極合剤又は負極合剤)の塗布
液を調製するために用いられる混合、分散装置は一般的
な方式のものが用いられる。例えば、水平円筒形混合
機、V形混合機、二重円錐形混合機、パドル形混合機、
リボン混合機、遊星運動形混合機、スクリュー形混合
機、高速流動形混合機、水平単軸形混練機、水平複軸形
混練機、垂直軸形混練機等が用いられる。具体的には、
縦形リボン形混合機、横型リボン混合機、縦形スクリュ
ー混合機、横型スクリュー混合機、ボールミル、ビーズ
ミル、ダイノミル、ピンミキサ、双腕形ニーダ、加圧ニ
ーダ、サンドグラインダ、万能ミキサ、らいかい機、カ
ッターミキサ等が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。これらの中で、ビーズ等を用いるメディア
型分散機、例えばボールミル、サンドグラインダ、ダイ
ノミル等を用いると好ましい。もちろん前記混合、分散
装置を単独であるいは組み合わせて実施することができ
る。
【0041】電池の形状がシート、シリンダー、角のと
き、調製された電極合剤は主に集電体の上に塗布、乾
燥、プレス(圧縮)、熱処理、スリット、脱水されて用
いられる。熱処理は、上記の加熱処理装置を用いて行な
われる。塗布されたシート状の電極の塗布層の厚み、長
さや幅は、電池の大きさにより決められるが、塗布層の
厚みは、ドライ後の圧縮された状態で1〜600μmが
特に好ましい。塗布時に導電性支持体(集電体)に働く
張力は特に限定されるものではないが、10g/cm〜
2000g/cmが好ましく、特に20g/cm〜10
00g/cmが好ましい。また、支持体は走行位置が変
動する場合にはEPC(エッジ・ポジション・コントロ
ーラー)等によって制御される。
【0042】電極合剤が塗布された支持体は、乾燥室に
搬送され、溶媒が除去される。乾燥方法としては、特に
限定されるものではなく、一般的な方法を用いることが
でき、熱風、真空、赤外線、遠赤外線、接触ドラム方
式、マイクロ波、低湿度風、誘導加熱等を単独で、ある
いは組み合わせて実施することができる。乾燥温度は、
20℃〜350℃が好ましく、特に40〜200℃が好
ましい。支持体の張力は支持体の耐力、バタツキ、カー
ル、シワ等で適宜選択されるが、10g/cm〜200
0g/cmが好ましく、特に20g/cm〜1000g
/cmが好ましい。
【0043】支持体に塗布された電極合剤は、乾燥後に
プレス処理される。プレスローラーの直径は100mm
以上3000mm以下が好ましく、プレス圧力は200
kg/cm2 〜10000kg/cm2 が好ましい。プ
レス速度は0.1m/分〜50m/分が好ましい。プレ
ス温度は室温〜200℃が好ましい。支持体の張力は支
持体の耐力、バタツキ、カール、シワ等で適宜選択され
るが、10g/cm〜2000g/cmが好ましく、特
に20g/cm〜1000g/cmが好ましい。
【0044】電極合剤中に水が残存する場合、必要に応
じて脱水工程を設け、水を取り除くことが行なわれる。
脱水の方法としては、一般の方法が用いられるが、特に
熱風、真空、赤外線、遠赤外線、マイクロ波、低湿度
風、誘導加熱、電子線等を単独で、あるいは組み合わせ
て実施することができる。乾燥温度は、20℃〜350
℃の範囲が好ましく、特に100〜250℃が好まし
い。含水量は電池全体で2000ppm以下が好まし
く、電極合剤中では500ppm以下にすることが好ま
しく、200ppm以下がより好ましい。
【0045】電極シートは必要な形状に裁断して用いら
れる。裁断の方法として、慣用剪断法、精密打抜法、バ
リなし剪断法、平押し法、上下抜き法、バリ寄せ打抜法
等が用いられる。裁断は張力10g/cm〜2000g
/cmが好ましく、特に20g/cm〜1000g/c
mが好ましい。張力は支持体の耐力、バタツキ、カー
ル、シワ、電極の幅精度等で適宜選択される。
【0046】図4は、シリンダ型電池の断面図である。
電池の形状はシリンダー、角のいずれにも適用できる。
電池は、セパレーター10と共に巻回した電極シート
8、9を電池缶11に挿入し、電池缶11と負極シート
9を電気的に接続し、電解液15を注入し封口して形成
する。電池蓋12は正極端子を有し、ガスケット13を
介して電池缶11の上部口に嵌合される。電極シート8
は、電池蓋12に電気的に接続される。この時、安全弁
14を封口板として用いることができる。更に電池の安
全性を保証するためにPTC(正温度係数)素子16を
用いるのが好ましい。
【0047】正極中の活物質は、軽金属を挿入放出でき
るものであれば良いが、好ましくはリチウム含有遷移金
属酸化物であり、更に好ましくはLix CoO2 、Li
x NiO2 、Lix Coa Ni1-a 2 、Lix Cob
1-b z 、Lix Cob Fe1-b z 、Lix Mn2
4 、Lix MnO2 、Lix Mn23 、Lix Mn
b Co2-b z 、Lix Mnb Ni2-b z 、Lix
b 2-b z 、Li x Mnb Fe1-b z (ここでx
=0.05〜1.2、a=0.1〜0.9、b=0.8
〜0.98、z=1.5〜5)である。
【0048】以下、本明細書で言う軽金属とは、周期律
表第1A族(水素を除く)及び第2A族に属する元素で
あり、好ましくはリチウム、ナトリウム、カリウムであ
り、特にリチウムであることが好ましい。
【0049】負極中の活物質は、軽金属を挿入放出でき
るものであれば良いが、好ましくは黒鉛(天然黒鉛、人
造黒鉛、気相成長黒鉛)、コークス(石炭または石油
系)、有機ポリマー焼成物(ポリアクリロニトリルの樹
脂または繊維、フラン樹脂、クレゾール樹脂、フェノー
ル樹脂)、メゾフェースピッチ焼成物、金属酸化物、金
属カルコゲナイド、リチウム含有遷移金属酸化物及びカ
ルコゲナイドである。
【0050】特に、Ge、Sn、Pb、Bi、Al、G
a、Si、Sbの単独あるいはこれらの組み合わせから
なる酸化物、カルコゲナイドが好ましい。更に、これら
に網目形成剤として知られているSiO2 、B23
25 、Al23 、V25 などを加えて非晶質化
させたものが特に好ましい。これらは化学量論組成のも
のであっても、不定比化合物であっても良い。
【0051】これらの化合物の好ましい例として以下の
ものを上げることができるが本発明はこれらに限定され
るものではない。
【0052】GeO、GeO2 、SnO、SnO2 、S
nSiO3 、PbO、SiO、Sb 25 、Bi2
3 、Li2 SiO3 、Li4 Si27 、Li2 GeO
3 、SnAl0.4 0.5 0.5 0.1 3.65、SnAl
0.4 0.5 0.5 Cs0.1 3. 65、SnAl0.4 0.5
0.5 0.1 Ge0.053.85、SnAl0.4 0.5 0.
5 0.1 Mg0.1 Ge0.023.83、SnAl0.4 0.4
0.4 Ba0.083.28、SnAl0.5 0.4 0.5 Mg
0.1 0.2 3.65、SnAl0.4 0.5 0.5 Cs0.1
Mg0.1 0.2 3.65、SnB0.5 0.5 Cs0.05Mg
0.050.1 3.03、Sn1.1 Al0.4 0.4 0.4 Ba
0.083.34、Sn1.2 Al0.5 0.3 0. 4 Cs0.2
3.5 、SnSi0.5 Al0.2 0.1 0.1 Mg0.1
2.8 、SnSi0.5 Al0.3 0.4 0.5 4.30、Sn
Si0.6 Al0.1 0.1 0.1 Ba0. 2 2.95、SnS
0.6 Al0.4 0.2 Mg0.1 3.2 、Sn0.9 Mn
0.3 0. 4 0.4 Ca0.1 Rb0.1 2.95、Sn0.9
0.3 0.4 0.4 Ca0.1 Rb 0.1 2.95、Sn0.3
Ge0.7 Ba0.1 0.9 3.35、Sn0.9 Mn0.1 Mg
0. 1 0.9 3.35、Sn0.2 Mn0.8 Mg0.1 0.9
3.35
【0053】さらに、負極材料は、軽金属、特にリチウ
ムを挿入して用いることができる。リチウムの挿入方法
は、電気化学的、化学的、熱的方法が好ましい。
【0054】負極材料へのリチウム挿入量は、リチウム
の析出電位に近似するまででよいが、上記の好ましい負
極材料当たり50〜700モル%が好ましい。特に10
0〜600モル%が好ましい。
【0055】正極及び負極中の導電剤は、グラファイ
ト、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェ
ンブラック、炭素繊維や金属粉、金属繊維やポリフェニ
レン誘導体であり、特にグラファイト、アセチレンブラ
ックが好ましい。
【0056】正極及び負極中の結着剤は、ポリアクリル
酸、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアルコー
ル、澱粉、再生セルロース、ジアセチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ポリビニルクロリド、ポ
リビニルピロリドン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
SBR(styrene−butadiene−rub
ber)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体
(EPDM:ethylene−propylene−
diene methylene linkage)、
スルホン化EPDM、フッ素ゴム、ポリブタジエン、ポ
リエチレンオキシドであり、特にポリアクリル酸、カル
ボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリフッ化ビニリデンが好ましい。これらは、粒子
サイズが1ミクロン以下の水分散ラテックスとして使用
するとより好ましい。
【0057】正極及び負極の支持体即ち集電体は、材質
として、正極にはアルミニウム、ステンレス鋼、ニッケ
ル、チタン、またはこれらの合金であり、負極には銅、
ステンレス鋼、ニッケル、チタン、またはこれらの合金
であり、形態としては、箔、エキスパンドメタル、パン
チングメタル、金網である。特に、正極にはアルミニウ
ム箔、負極には銅箔が好ましい。
【0058】セパレータは、イオン透過度が大きく、所
定の機械的強度を持ち、絶縁性の薄膜であれば良く、材
質として、オレフィン系ポリマー、フッ素系ポリマー、
セルロース系ポリマー、ポリイミド、ナイロン、ガラス
繊維、アルミナ繊維が用いられ、形態として、不織布、
織布、微孔性フィルムが用いられる。特に、材質とし
て、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレンと
ポリエチレンの混合体、ポリプロピレンとテフロンの混
合体、ポリエチレンとテフロンの混合体が好ましく、形
態として微孔性フィルムであるものが好ましい。特に、
孔径が0.01〜1μm、厚みが5〜50μmの微孔性
フィルムが好ましい。
【0059】電解液は、有機溶媒としてプロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネー
ト、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、
1,2−ジメトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テト
ラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメ
チルスフォキシド、ジオキソラン、1,3−ジオキソラ
ン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ニトロメタ
ン、アセトニトリル、蟻酸メチル、酢酸メチル、プロピ
オン酸メチル、燐酸トリエステル、トリメトキシメタ
ン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、3−メチル−2
−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、
テトラヒドロ誘導体、ジエチルエーテル、1,3−プロ
パンサルトンの少なくとも1種以上を混合したもの、ま
た電解質として、LiClO4 、LiBF4 、LiPF
6 、LiCF3 SO3 、LiCF3 CO2 、LiAsF
6 、LiSbF6 、LiB10Cl10、低級脂肪族カルボ
ン酸リチウム、LiAlCl4 、LiCl、LiBr、
LiI、クロロボランリチウム、四フェニルホウ酸リチ
ウムの1種以上の塩を溶解したものが好ましい。特にプ
ロピレンカーボネートあるいはエチレンカーボネートと
1、2−ジメトキシエタン及び/あるいはジエチルカー
ボネートとの混合溶媒にLiCF3 SO3 、LiClO
4 、LiBF4 、及び/あるいはLiPF6 を溶解した
ものが好ましく、特に、少なくともエチレンカーボネー
トとLiPF6 を含むことが好ましい。
【0060】有底電池外装缶は、材質として、ニッケル
メッキを施した鉄鋼板、ステンレス鋼板(SUS30
4、SUS304L,SUS304N、SUS316、
SUS316L、SUS430、SUS444等)、ニ
ッケルメッキを施したステンレス鋼板(同上)、アルミ
ニウムまたはその合金、ニッケル、チタン、銅であり、
形状として、真円形筒状、楕円形筒状、正方形筒状、長
方形筒状である。特に、外装缶が負極端子を兼ねる場合
は、ステンレス鋼板、ニッケルメッキを施した鉄鋼板が
好ましく、外装缶が正極端子を兼ねる場合は、ステンレ
ス鋼板、アルミニウムまたはその合金が好ましい。
【0061】ガスケットは、材質として、オレフィン系
ポリマー、フッ素系ポリマー、セルロース系ポリマー、
ポリイミド、ポリアミドであり、耐有機溶媒性及び低水
分透過性から、オレフィン系ポリマーが好ましく、特に
プロピレン主体のポリマーが好ましい。さらに、プロピ
レンとエチレンのブロック共重合ポリマーであることが
好ましい。
【0062】電池は必要に応じて外装材で被覆される。
外装材としては、熱収縮チューブ、粘着テープ、金属フ
ィルム、紙、布、塗料、プラスチックケース等がある。
また、外装の少なくとも一部に熱で変色する部分を設
け、使用中の熱履歴がわかるようにしても良い。
【0063】電池は必要に応じて複数本を直列及び/ま
たは並列に組み電池パックに収納される。電池パックに
は正温度係数抵抗体、温度ヒューズ、ヒューズ及び/ま
たは電流遮断素子等の安全素子の他、安全回路(各電池
及び/または組電池全体の電圧、温度、電流等をモニタ
ーし、必要なら電流を遮断する機能を有す回路)を設け
ても良い。また電池パックには、組電池全体の正極及び
負極端子以外に、各電池の正極及び負極端子、組電池全
体及び各電池の温度検出端子、組電池全体の電流検出端
子等を外部端子として設けることもできる。また電池パ
ックには、電圧変換回路(DC−DCコンバータ等)を
内蔵しても良い。また各電池の接続は、リード板を溶接
することで固定しても良いし、ソケット等で容易に着脱
できるように固定しても良い。さらには、電池パックに
電池残存容量、充電の有無、使用回数等の表示機能を設
けても良い。
【0064】電池は様々な機器に使用される。特に、ビ
デオムービー、モニター内蔵携帯型ビデオデッキ、モニ
ター内蔵ムービーカメラ、コンパクトカメラ、一眼レフ
カメラ、使い捨てカメラ、レンズ付きフィルム、ノート
型パソコン、ノート型ワープロ、電子手帳、携帯電話、
コードレス電話、ヒゲソリ、電動工具、電動ミキサー、
自動車等に使用されることが好ましい。
【0065】
【実施例】以下に具体例を挙げ、本発明をさらに詳しく
説明するが、発明の主旨を越えない限り、本発明は実施
例に限定されるものではない。
【0066】(負極シートの作製)負極材料SnB0.5
0.5 3 を77.5重量%、鱗片状黒鉛を17.01
重量%、酢酸リチュウムを0.94重量%、更に結着剤
としてポリフッ化ビリニデンを3.78重量%およびカ
ルボキシメチルセルロースを0.77重量%加え、水を
媒体として混練して、負極合剤層用スラリーを作製し
た。
【0067】該スラリーを厚さ18μmの銅箔(集電
体)の両面に、エクストルージョン法により塗布し、乾
燥した。得られた電極の塗布幅は500mm、乾燥後の
電極の厚み(集電体の両面のスラリーの厚み)は集電体
を除き152μmであった。その後ローラープレス機に
より電極の厚みを集電体を除き91μmに圧縮成型し
た。
【0068】該負極シートを、図1に示した加熱処理装
置を用いて熱処理し、水分及び揮発成分の除去を行なっ
た。熱処理の際、負極シートのエアフロー搬送を行なっ
た。また、コンケイブローラを用いて電極シートの平面
矯正を行なった。その結果、負極シート上にシワは観測
されなかった。また、集電体上において、スラリーを塗
布した部分と塗布しない部分との境界においてもシワが
観測されなかった。さらに、平面形状に矯正された負極
シートを得ることができた。
【0069】(正極シートの作製)正極材料として、L
iCoO2 を92.71重量%、アセチレンブラックを
3.26重量%、炭酸水素ナトリュウムを0.93重量
%、さらに結着剤としてポリビニリデンフロライドを1
重量%、エチルヘキシルアクリレートを主体とするアク
リル酸との共重合体を1.66重量%、カルボキシメチ
ルセルロースを0.44重量%加え、水を媒体として混
練して正極合剤層用スラリーを作製した。得られたスラ
リーを厚さ20μmのアルミニウム箔(集電体)の両面
に上記と同じ方法で塗布、乾燥し集電体を除く厚みが2
46μmの正極シートを作製した。その後、ローラープ
レス機により正極シートの厚みを集電体を除き153μ
mに圧縮成型した。
【0070】該正極シートを、図1に示した加熱処理装
置を用いて熱処理し、水分及び揮発成分の除去を行なっ
た。上記の負極シートの場合と同様に、正極シート上に
シワが観測されなかった。また、平面形状に矯正された
正極シートを得ることができた。
【0071】(シリンダー電池の組立)上記負極シート
および正極シートのそれぞれの端部にニッケル、アルミ
ニウムのリード板をスポット溶接した後、露点−40℃
以下の乾燥空気中で230℃30分間脱水乾燥した。
【0072】さらに、図4に示すように、脱水乾燥済み
正極シート(8)、微多孔性ポリプロピレンフィルムセ
パレーター(セルガード2400)、脱水乾燥済み負極
シート(9)およびセパレーター(10)の順で積層
し、これを巻き込み機で渦巻き状に巻回した。この巻回
体を負極端子を兼ねるニッケルメッキを施した鉄製の有
底シリンダー型電池缶(11)に収納した。
【0073】さらに、1リットル当たりLiPF6 とL
iBF4 を各々0.9,0.1mol含有し、溶媒がエ
チレンカーボネート、ブチレンカーボネートとジメチル
カーボネートの容量比が2:2:6である混合液からな
る電解質(15)を電池缶(11)に注入した。
【0074】正極端子を有する電池蓋(12)をガスケ
ット(13)を介してかしめてシリンダー型電池を作製
した。なお、正極端子(12)は正極シート(8)と、
電池缶(11)は負極シート(9)とあらかじめリード
端子により接続した。なお、(14)は安全弁である。
【0075】
【発明の効果】本発明のように、予熱ゾーン、加熱ゾー
ン、徐冷ゾーンを設けて、各ゾーンにおいて、電極シー
トをエアフローティングにより完全無接触搬送し、熱処
理することにより、電極シートに発生するシワを抑制す
ることができる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】加熱処理装置の構成を示す図である。
【図2】平面矯正ゾーンの構成を示す図である。
【図3】コンケイブローラの構成を示す図である。
【図4】実施例に使用したシリンダー型電池の断面図を
示したものである。
【図5】図5(A)は、電極シートの製造工程を示すフ
ローチャートであり、図5(B)は、脱水工程を行なう
際の電極シートを示す図である。
【符号の説明】
8 正極シート 9 負極シート 10 セパレータ 11 電池缶 12 電池蓋 13 ガスケット 14 安全弁 15 電解液 16 PTC素子 20 エアフローティングゾーン 21 熱処理ゾーン 22 予熱ゾーン 23 加熱ゾーン 24 徐冷ゾーン 25 平面矯正ゾーン 26 コンケイブローラ 27 円筒状ローラ 30 電極シート 31 送り出し部 32、33 駆動ローラ 34 巻き取り部 41 ローラ部 42 軸部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極シートを予熱する予熱ゾーンと、該
    予熱ゾーンにおいて予熱される温度よりも高温で電極シ
    ートを加熱する加熱ゾーンと、該加熱ゾーンにおいて加
    熱される温度よりも低温で加熱する徐冷ゾーンからなる
    熱処理ゾーンを有し、該熱処理ゾーンにおいて、電極シ
    ートはエアフローティングにより完全無接触搬送される
    電極シートの製造装置。
  2. 【請求項2】 該熱処理ゾーンは、電極シートの上下か
    ら電極シートに向かって加熱されたガスを吹きつけるノ
    ズルを有することを特徴とする請求項1に記載の電極シ
    ートの製造装置。
  3. 【請求項3】 該熱処理ゾーン中の加熱ゾーンが複数の
    エアフローティングゾーンからなることを特徴とする請
    求項1または2に記載の電極シートの製造装置。
  4. 【請求項4】 該熱処理ゾーンが、予熱ゾーン、加熱ゾ
    ーン、徐冷ゾーンの他に、電極シートを平面形状に矯正
    するための平面矯正ゾーンを有することを特徴とする請
    求項1から3のいずれか1項に記載の電極シートの製造
    装置。
  5. 【請求項5】 該平面矯正ゾーンは、コンケイブローラ
    で電極シートを搬送することにより、電極シートを平面
    形状に矯正することを特徴とする請求項4に記載の電極
    シートの製造装置。
  6. 【請求項6】 該熱処理ゾーンの入口における電極シー
    トのテンションが1kg/m以上15kg/m以下、出
    口における電極シートのテンションが1kg/m以上1
    5kg/m以下であることを特徴とする請求項1から5
    のいずれか1項に記載の電極シートの製造装置。
  7. 【請求項7】 a)電極シートを予熱する工程と、 b)該予熱された温度よりも高温で電極シートを加熱す
    る工程と、 c)該加熱された温度よりも低温で加熱する工程とを含
    み、該工程a)、b)、c)は、電極シートをエアフロ
    ーティングにより完全無接触搬送しながら熱処理を行な
    う電極シートの製造方法。
  8. 【請求項8】 該工程a)、b)、c)は、電極シート
    の上下から電極シートに向かって加熱されたガスを吹き
    つける工程を含む請求項7に記載の電極シートの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 該工程b)は、複数のエアフローティン
    グにより電極シートを搬送する請求項7または8に記載
    の電極シートの製造方法。
  10. 【請求項10】 さらに、d)該工程c)の後に電極シ
    ートを平面形状に矯正する工程を含む請求項7から9の
    いずれか1項に記載の電極シートの製造方法。
  11. 【請求項11】 該工程d)は、コンケイブローラで電
    極シートを搬送することにより、電極シートを平面形状
    に矯正する工程である請求項10に記載の電極シートの
    製造方法。
  12. 【請求項12】 さらに、d)該工程c)の後に電極シ
    ートをスリットし、複数本の電極シートに分割する工程
    と、 e)スリットした電極シートをリール状に巻いて乾燥す
    る工程とを含む請求項7から9のいずれか1項に記載の
    電極シートの製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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