JP2015168227A - 印字データ処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印字データの設定とは別に切断コマンドのための設定入力を行う必要をなくし、ユーザの操作負担を低減する。【解決手段】所望の印字内容を表す第1ドットパターン及び切断手段による切断箇所に対応した切断動作タイミングを表す第2ドットパターンを含む1次印字データを取得し(ステップS1)、1次印字データから第1ドットパターンを抽出した第2印字データを新たに生成し(ステップS11)、1次印字データに含まれる第2ドットパターンの表す切断動作タイミングに対応した切断コマンドを生成し(ステップS5)、第2印字データに切断コマンドを付加してラベル作成部へ出力する(ステップS10)。【選択図】図6
Description
本発明は、印字データ処理プログラムに係わり、特に、連続するテープ状の被印字媒体を所望の位置で切断することにより印字ラベルを作成する際に適用される印字データ処理プログラムに関する。
従来から、例えば、パーソナルコンピュータ等の操作端末からの操作、或いはラベル作成装置の操作部の操作により、所望の印字ラベルを作成する印字ラベル作成システム(又はラベル作成装置)がある。
この際、例えば、上述した印字ラベル作成システムでは、操作者が操作端末を操作して作成したい印字ラベル(粘着材付ラベル)の印字内容を特定すると、対応する印字データが操作端末からラベル作成装置へと送信される。
そして、ラベル作成装置に備えられたサーマルヘッド等の印字手段によって受信した印字データに対応した印字をラミネートフィルム等の被印字媒体に対し実行し、所定の位置で切断することで印字ラベルが作成される。
ここで、印字ラベルは、上述したようにラミネートフィルム等の被印字媒体を切断することによって作成される。
したがって、印字ラベルを作成するためには、印字データによる印字そのものに対応する印字コマンドに加え、被印字媒体を所望の位置で切断するためのカット指示データが必要となる。
このカット指示データは、例えば、操作端末によりカットオプション情報に基づいてカット指示データを作成し、印刷データに付加している(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、ユーザは、パーソナルコンピュータを用いて所定のアプリケーションプログラムを立ち上げた後、アプリケーションプログラムの印字内容の編集画面を画面表示させ、その編集画面においてユーザが印字形成したいテキスト内容(例えば、テキスト文字「A」「B」「C」)をそれぞれ入力する。
このようにして対応する印字データを生成した後、上述した印字内容の編集画面とは別の画面、例えば、プリンタ印刷設定画面のカットオプション設定を利用して各ラベル、すなわち、テキスト文字「A」「B」「C」毎にカットの有り/無し等を個別に設定する。
上述したパーソナルコンピュータでは、プリンタ印刷設定画面を画面表示する際に、プリンタドライバプログラムが別途起動している。このプリンタドライバプログラムは、上記したようなプリンタ印刷設定画面のカットオプション設定を受け取り、テキスト文字「A」「B」「C」に基づいて3枚の印字ラベルを作成するとの設定がなされると、データフォーマットのヘッダ部分に各印字ラベルに対応した印刷用コマンド(例えば、カットコマンド、データ長、初期化コマンド等)を付加した、3セットのデータ、すなわち、
印刷用コマンド(カットコマンド含)+印字データ「A」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+印字データ「B」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+印字データ「C」
を作成する。そして、これら3セットのデータを、ラベル作成装置のCPUに送信する。
印刷用コマンド(カットコマンド含)+印字データ「A」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+印字データ「B」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+印字データ「C」
を作成する。そして、これら3セットのデータを、ラベル作成装置のCPUに送信する。
一方、ラベル作成装置のCPUは、受信した3セットのデータに基づいて、
「A」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「B」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「C」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
をそれぞれ生成して出力することで、サーマルヘッド等の印字手段やテープカッタが駆動され、3枚の所定長さの印字ラベル「A」「B」「C」を作成する。
「A」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「B」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「C」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
をそれぞれ生成して出力することで、サーマルヘッド等の印字手段やテープカッタが駆動され、3枚の所定長さの印字ラベル「A」「B」「C」を作成する。
これにより、ラベル作成装置では、被印字媒体への印字が終了し、所定の量だけ被印字媒体を搬送したうえでテープカッタにより、被印字媒体の印刷用テープ部分のみをハーフカットしたり、被印字媒体の印刷用テープ及び剥離テープの両方をフルカットすることができる。
ところが、上述した印字ラベル作成システムにおいては、パーソナルコンピュータの操作により、印字データの設定とは別に切断のための入力操作としてのカットオプションの設定を行う必要があり、ユーザの操作負担が大きいという問題が生じていた。
すなわち、通常、印字手段の印字動作は、ユーザの所望の印字内容を表すドットパターンを含む印字データによって制御される一方、切断手段の切断動作は、切断動作タイミングに対応した切断コマンドによって制御される。
したがって、1つの印字ラベルを作成するためには、ユーザの適宜の設定入力により、印字データと切断コマンドとの両方がそれぞれ予め準備される必要がある。
この結果、例えば、ユーザが複数の印字ラベルを一括して作成しようとする場合に、各印字ラベルが互いに異なるラベル長さとなるように設定するのは容易ではなく、ユーザの操作はより一層煩雑となってしまう。
本発明の目的は、印字データの設定とは別に切断コマンドのための設定入力を行う必要をなくし、ユーザの操作負担を低減することができる印字データ処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の印字データ処理プログラムは、被印字テープに印字を行う印字手段、及び、前記印字手段により印字が行われた前記被印字テープを少なくとも部分的に厚さ方向に切断して印字ラベルを作成する切断手段、を備えたラベル作成部を制御するための信号を生成する演算手段に対し、前記印字手段により形成する所望の印字内容を表す第1ドットパターン、及び、前記切断手段による切断箇所に対応した切断動作タイミングを表す第2ドットパターン、を含む1次印字データを取得する1次印字データ取得手順と、前記1次印字データ取得手順で取得された前記1次印字データから前記第1ドットパターンを抽出した、第2印字データを新たに生成する2次印字データ生成手順と、前記1次印字データ取得手順で取得された前記1次印字データに含まれる前記第2ドットパターンの表す前記切断動作タイミングに対応した切断コマンドを生成する切断コマンド生成手順と、前記2次印字データ生成手順で生成された前記第2印字データに、前記切断コマンド生成手順で生成された前記切断コマンドを付加し、前記ラベル作成部へ出力するデータ・コマンド出力手順と、を実行させるものである。
本願発明は、ラベル作成部を制御対象とする。すなわち、印字データ処理プログラムが演算手段で実行されることにより、ラベル作成部の印字手段により被印字テープに印字が形成され、印字形成後の被印字テープが切断手段により厚さ方向に(全厚さにわたって又は部分的に)切断され、印字ラベルが形成される。
通常、印字手段の印字動作は、ユーザの所望の印字内容を表すドットパターンを含む印字データによって制御される一方、切断手段の切断動作は、切断動作タイミングに対応した切断コマンドによって制御される。すなわち、1つの印字ラベルを作成するためには、ユーザの適宜の設定入力により、印字データと切断コマンドとの両方がそれぞれ予め準備される必要がある。この結果、例えば、ユーザが複数の印字ラベルを一括して作成しようとする場合に、各印字ラベルが互いに異なるラベル長さとなるように設定するのは容易ではなく、操作が煩雑となっていった。
そこで、本願発明においては、印字データ中の特定のドットパターンを用いて切断箇所を設定可能とする。具体的には、本願発明の印刷処理プログラムが演算手段により実行されると、まず、1次印字データ取得手順で1次印字データが取得される。この1次印字データには、ユーザの所望の印字内容を表すドットパターン(第1ドットパターン)に加え、上記切断箇所に対応した切断動作タイミングを表す上記特定のドットパターン(第2ドットパターン)が含まれている。
上記1次印字データが取得されると、当該1次印字データに含まれる上記第1ドットパターンが2次印字データ生成手順で抽出されて新たな印字データ(第2印字データ)が生成されると共に、当該1次印字データに含まれる上記第2ドットパターンに基づき、切断コマンド生成手順で、上記切断動作タイミングに対応した切断コマンドが生成される。そして、データ・コマンド出力手順で、上記第2印字データに上記切断コマンドが付加されて、ラベル作成部へと出力される。
以上のようにして、本願発明においては、特定のドットパターンに基づいて自動的に切断コマンドが生成される。これにより、ユーザは、例えば、印字データを設定入力する画面(印字ラベルの印字内容の編集画面)において上記特定のドットパターンを設定入力するだけで、印字ラベルの切断の有無や切断箇所等を設定することができる。したがって、前述のように、印字データの設定とは別に(例えば別の画面で)切断コマンドのための設定入力を行う必要がなくなり、操作負担を低減できる。また、上記編集画面において特定のドットパターンの位置を適宜に設定することで、複数の印字ラベルそれぞれのラベル長さを互いに異なるように設定することも容易に行うことができる。以上の結果、ユーザの利便性を向上することができる。
本発明によれば、印字データの設定とは別に切断コマンドのための設定入力を行う必要をなくし、ユーザの操作負担を低減することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の印字データ処理プログラムを実現するための印字ラベル作成システムの全体構成を示す説明図である。
図1において、印字ラベル作成システム1は、サーバRSと、例えば、汎用のパーソナルコンピュータで構成される操作端末2と、USB等のインターフェースを介して操作端末2に接続されたラベル作成装置3と、を有している。そして、サーバRS、操作端末2、及びラベル作成装置3は、ネットワークNWを介して互いに接続されている。
ラベル作成装置3は、操作端末2との間で各種の情報と指示信号を送受し、操作端末からの印字データに基づき所望の文字や図形などの印字を備えた印字ラベルLを作成する。
図2は、操作端末2及びラベル作成装置3の詳細機能を表す機能ブロック図である。
図2において、操作端末2は、CPU21と、RAMやROM等からなるメモリ22と、ユーザからの指示や情報が入力されるキーボードやマウス等の操作部23と、予めインストールされた本発明の印字データ処理プログラムを含むアプリケーションプログラムにより編集画面等の各種設定画面を表示する表示部24と、ハードディスク装置からなり各種情報を記憶する大容量記憶装置25と、ネットワークNWを介してラベル作成装置3との情報信号の授受の制御を行う通信制御部26とを備えている。
CPU21は、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。CPU21は、上記信号処理により、ラベル作成装置3との間で、ネットワークNWを通じて各種の指示信号・情報信号の送受を行う。
一方、ラベル作成装置3は、渦巻き状に巻回した被印字テープとしてのテープ(簡略化して図示)31Aからなるテープロール31を着脱可能な(又はテープロール31を備えたカートリッジを着脱可能な)テープロールホルダ部32と、テープロール31から繰り出されたテープ31Aに所望の印字を行う印字ヘッド(印字手段)33と、印字が終了したテープ31Aを所定の長さに切断して印字ラベルLとする切断手段としてフルカッタ34及びハーフカッタ35と、テープロール31からのテープ31Aを繰り出しつつ搬送する搬送装置36と、これらの駆動を制御する制御回路37と、を有する。また、制御回路37は、通信制御部38を介してネットワークNWによって操作端末2の通信制御部26と接続されており、操作端末2とラベル作成装置3との間で情報の送受信が可能となっている。なお、ラベル作成装置3のうちの制御回路37及び通信制御部38を除く印刷機構部分は各請求項のラベル作成部を構成する。
上記構成において、ユーザは、ラベル作成装置3で印字ラベルLを作成する際には、操作端末2において起動させたアプリケーションプログラムに基づき、操作部23で適宜の操作を行うことで、印字ラベルLの表面に印字する文字や図形等の設定入力(以下、単に「テキスト入力」と称する)を行う。
これにより、テキスト入力に対応した印字データがCPU21によって生成される。そして、ユーザが操作部23を用いた適宜の操作により印字ラベルLの作成指示入力を行うことにより、生成された印字データが操作端末2からラベル作成装置3の制御回路37へと送信される。そして、ラベル作成装置3では、制御回路37の制御により、操作端末2から送信された印字データに基づいて印字ヘッド33による印字が行われ、印字ラベルLが作成される。
図3は、操作端末2内における処理制御上の機能的構成の一例を表すブロック図である。
図3において、この例では、操作端末2のメモリ(RAM)22に、ユーザによるテキスト入力に伴う印字データの作成に係わるアプリケーションプログラムAPとプリンタドライバプログラムPDとが展開して起動しており、相互に指示信号と情報信号とを送受可能となっている。プリンタドライバプログラムPDは、通信制御部26と通信制御部38とのネットワークNWによる接続を介し、ラベル作成装置3と信号を送受するようになっている。
アプリケーションプログラムAPは、例えば、机やイスなどの備品に貼付する印字ラベルLを作成するための固定資産管理用アプリケーションプログラム、社員や来客などの人物に所持させる印字ラベルLを作成するための名札管理用アプリケーションプログラム、書類ファイルなどに貼付する印字ラベルLを作成するための文書管理用アプリケーションプログラム、等がある。これらのアプリケーションプログラムは、印字ラベルLの作成に対して必要とされる各種設定情報を設定し印字データを生成するとともに、当該印字データを含む印字ラベルLの作成指令をプリンタドライバプログラムPDに出力する。
プリンタドライバプログラムPDは、アプリケーションプログラムAPから出力された印字ラベルLの作成指令を受け付け、ラベル作成装置3に対し対応する作成コマンドを出力する。
なお、アプリケーションプログラムAPとプリンタドライバプログラムPDとは、いずれも操作端末2が備える一つのCPU21によって実行されるものであるが、例えば、タイムシェアリングシステム(TSS)などの時分割での割り込み制御によって、それぞれ個別に独立して実行される。またプリンタドライバプログラムPDについては、汎用パーソナルコンピュータで構成される操作端末2の基本OSに予め組み込まれたものでもよいし、他のアプリケーションプログラムと同様にOS上で個別に起動されるプログラムであってもよい。
ラベル作成装置3は、プリンタドライバプログラムPDから上記作成コマンドが入力されることによって印字ラベルLを作成する。すなわち、作成コマンドに含まれる上記印字データに基づき、印字を行う。
印字ヘッド33は、搬送装置36の駆動に基づき搬送されるテープ31Aに対し、例えば、図4に示すように、所望の印字データの印字を行う。なお、印字ヘッド33は、テープ31Aの搬送方向と直交する方向に配列されてテープ31Aを搬送方向に印刷解像度に分割してなる各印刷ライン上に少なくとも各ドットを形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドが使用されている。
テープ31Aは、複数層(例えば、3層)の積層構造を備えている。すなわち、テープロール31の状態において巻き側である内側から外側へ向かって、例えばポリエチレンテレフタラート等からなるテープ基材層31a、適宜の粘着剤からなる粘着剤層31b、剥離紙31cの順序で構成されている。なお、テープ基材層31aは、表面において十分高い反射率で光を反射可能な色又は材質となっている。
剥離紙31cは、最終的に完成した印字ラベルLが所定の物品等の貼り付け対象物に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着剤層31bにより貼り付け対象物に接着できるようにするための紙である。
フルカッタ34は、テープ31Aに対して全厚さにわたって切断した印字ラベルLとする場合に適用され、可動刃34A及び固定刃34Bから構成されている。可動刃34Aが図示しないソレノイドによって固定刃34Bに対し作動することで、印字ヘッド33による印字が終了したテープ31Aが所定の長さに切断される。
ハーフカッタ35は、テープ31Aに対して剥離紙のみを残してテープ基材層と粘着剤層口とを切断した印字ラベルLとする場合に適用され、図示しないソレノイドによってテープ31Aに対し作動することで、印字ヘッド33による印字が終了したテープ31Aのうちテープ基材層と粘着剤層口とが所定の長さに切断される。
操作端末2のCPU21は、ユーザがテキスト文字を入力する編集画面を画面表示している際に、プリンタドライバプログラムが別途起動している。このプリンタドライバプログラムは、テキスト文字「A」「B」「C」に基づいて3枚の印字ラベルを作成するとのカット位置の設定がなされると、データフォーマットのヘッダ部分に各印字ラベルに対応した印刷用コマンド(例えば、カットコマンド、データ長、初期化コマンド等)を付加した、3セットのデータ、すなわち、図7に示すように、
印刷用コマンド(カットコマンド含)+ラスタデータ「A」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+ラスタデータ「B」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+ラスタデータ「C」
を作成する。そして、これら3セットのデータを、ラベル作成装置3の制御回路37に送信する。
印刷用コマンド(カットコマンド含)+ラスタデータ「A」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+ラスタデータ「B」
印刷用コマンド(カットコマンド含)+ラスタデータ「C」
を作成する。そして、これら3セットのデータを、ラベル作成装置3の制御回路37に送信する。
一方、ラベル作成装置3の制御回路37は、受信した3セットのデータに基づいて、
「A」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「B」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「C」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
をそれぞれ生成して出力することで、サーマルヘッド等の印字ヘッド33やフルカッタ34が駆動され、3枚の所定長さの「A」「B」「C」の印字ラベルLを作成する。
「A」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「B」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
「C」を印字する印刷駆動信号+切断駆動信号
をそれぞれ生成して出力することで、サーマルヘッド等の印字ヘッド33やフルカッタ34が駆動され、3枚の所定長さの「A」「B」「C」の印字ラベルLを作成する。
これにより、ラベル作成装置3では、テープ31Aへの印字が終了し、所定の量だけテープ31Aを搬送したうえでフルカッタ34又はハーフカッタ35により、テープ31Aを厚さ方向の全厚さにわたってフルカットしたり、テープ31Aの印刷用テープ部分のみを厚さ方向の部分的にハーフカットすることができる。
以上の基本構成において、本実施形態の特徴は、特定のドットパターンに基づいて自動的に切断コマンドが生成されることにより、印字データをテキスト入力する画面、すなわち、印字ラベルLの印字内容の編集画面において特定のドットパターンを設定入力するだけで、印字ラベルLの切断の有無や切断箇所等を設定することができるようにしたものである。
次に、本発明の印字データ処理プログラムの動作ルーチンを図6に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、図5に示すように、テープ31Aに対してテキスト文字「A」「B」「C」の各文字全体を第1ドットパターンとして搬送方向順に沿って印字するとともに、テキスト文字「A」とテキスト文字「B」との間、テキスト文字「B」とテキスト文字「C」との間、テキスト文字「C」の搬送方向下流側の3か所をフルカットすることで3枚の印字ラベルLを作成する場合で説明する。
この際、印字ラベルLは、それぞれ長さの異なる位置を所定のタイミングa,b,cとしてフルカットするものとする。ここで、図5に示したタイミングa,b,cの位置には、例えば、編集画面上においては実際に、テープ31Aには疑似的又は実際に、1つのライン印刷データ(1ドット分の幅のライン)上において特定のドットパターン(例えば、被印字ドットである□と、印字ドットである■と、を3ドット単位で□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■・・・というように、テープ幅方向に延びる規則性をもつ点線)を第2ドットパターンとして印字するものとする。
このように、第2ドットパターンは、印字データを1つの印刷ライン単位に分割した、1つのライン印刷データ上に表現される、特定のドットパターンである。
また、第2ドットパターンを、印字データを1つの印刷ライン単位に分割した1つのライン印刷データ上に表現される特定のドットパターンとしたことにより、ユーザは、例えば、印字ラベルLの印字内容の編集画面において、1つのライン印刷データ上に表される特定のドットパターンを設定入力するだけで、印字ラベルLの切断の有無や切断箇所等を設定することができる。また、特定のドットパターンが1ライン印刷データ上において表現されることにより、印字ラベルLの印字内容に係わる1次印字データに対する影響を最小限にとどめることができる。
そして、フルカッタ34は、この特定のドットパターンの第2ドットパターンが搬送されてきたタイミングを切断動作タイミングとしてフルカッタ34が稼働してテープ31Aを切断するものとする。
また、図5に示したテープ31A(又は編集画面上のテープ31Aの画像)において、テープ幅方向のドット1ライン方向を行方向、テープ搬送方向を列方向とする。この場合に、第1ドットパターン及び第2ドットパターンにおける1行分の非印字及び印字のドットの組み合わせをラスタデータと称する。この際、1行の全てが非印字のドット、すなわち、白紙行であった場合には、印字処理上では搬送対象(テープ送り対象)として扱うが、ラスタデータとしては扱わないものとする。
まず、CPU21は、ステップS1において、操作端末2のアプリケーションプログラムにより編集画面にて入力された印字データが生成された後に、プリンタドライバプログラムにて各行のラスタデータを生成する過程において、1行分の印字データがラスタデータであるか否かが判定される。すなわち、CPU21は、1行分の印字データの何れかのドットに印字対象のドットが含まれているラスタデータであるか否かを判定する。そして、CPU21は、ラスタデータであると判定した場合(ステップS1:Yes)にはステップS2へと移行する。一方、CPU21は、ラスタデータであると判定しなかった場合(ステップS1:No)、すなわち、白紙行であると判定した場合には、次行以降の1行に対して引き続きこのステップS1を監視する。なお、このステップS1におけるCPU21のルーチンが各請求項の「1次印字データ取得手順」に該当する。
次に、CPU21は、ステップS2において、ラスタデータを解析し、ステップS3へと移行する。
そして、CPU21は、ステップS3において、ラスタデータの解析結果により、ラスタデータがカットオプションである第2ドットパターンであるか否かが判定される。すなわち、CPU21は、1行分のラスタデータの構成が3ドット単位で□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■・・・となっているか否かを判定する。そして、CPU21は、ラスタデータがカットオプションの第2ドットパターンであると判定した場合(ステップS3:Yes)場合にはステップS4へと移行する。一方、CPU21は、ラスタデータがカットオプションの第2ドットパターンであると判定しなかった場合(ステップS3:No)にはステップS11へと移行する。なお、このステップS3におけるCPU21の処理ルーチンが各請求項の「切断タイミング検出手順」に該当する。
また、CPU21は、ステップS4において、今回のラスタデータがカットオプションの第2ドットパターンであると判定した場合(ステップS3:Yes)に、その前の1行(又は後ろの1行)が白紙行であったか否かが判定される。すなわち、CPU21は、テキスト文字の1行分のドット配置がたまたまカットオプションである第2ドットパターンと同一である場合を想定し、テキスト文字である場合にはその前の1行もラスタデータである可能性が高い。そこで、CPU21は、ステップS3の判定結果がカットオプションの第2ドットパターンであるとした場合の信頼性を確保するため、前の1行がラスタデータであったか白紙行であったかを確認するための判定を行う。そして、CPU21は、前の1行が白紙行であったと判定した場合(ステップS4:Yes)、ステップS3の判定結果の信頼性が高いものとしてステップS5へと移行する。一方、CPU21は、前の1行が白紙行であったと判定しなかった場合(ステップS4:No)、ステップS3の判定結果の信頼性が低く、第2ドットパターンではなく第1ドットパターンであったものとしてステップS11へと移行する。
そして、CPU21は、ステップS5において、プリンタドライバプログラムの一時バッファ情報に印刷コマンドを付加するとともに、ステップS6において印刷データのバッファ情報に印刷コマンドを保存し、ステップS7へと移行する。なお、このステップS5におけるCPU21の処理ルーチンが各請求項の「切断コマンド生成手順」に該当する。
CPU21は、ステップS7において、ステップS1で判定対象となった1行分の一時バッファをクリアしてステップS8へと移行する。
これにより、CPU21は、ステップS8において、ステップS1での判定対象とする1行を後ろへと移動するために1行分のインクリメント処理を実行し、ステップS9へと移行する。
さらに、CPU21は、ステップS9において、上記各ルーチンで処理した1行が印刷データの最後の1行であったか否かが判定され、最後の1行であると判定した場合(ステップS9:Yes)にはステップS10へと移行する。一方、CPU21は、上記各ルーチンで処理した1行が印刷データの最後の1行であると判定しなかった場合(ステップS9:No)にはステップS1へとループして、以降上記各ルーチンを処理する。
そして、CPU21は、ステップS10において、全ての印字データのラスタデータの判定処理が終了したとして、印字データをラベル作成装置3に送信してこのルーチンを終了する。なお、このステップS10におけるCPU21の処理ルーチンが各請求項の「データ・コマンド出力手順」に該当する。
一方、ステップS3及びステップS4においてNo判定された場合、CPU21は、ステップS11において、その1行のラスタデータを保存してステップS8へと移行する。これにより、各行を対象としたラスタデータ及び白紙行の印字データが生成される。なお、このステップS11におけるCPU21の処理ルーチンが各請求項の「2次印字データ生成手順」に該当する。
このように、本願発明は、ラベル作成部を制御対象とする。すなわち、印字データ処理プログラムがCPU21で実行されることにより、ラベル作成部の印字ヘッド33によりテープ31Aに印字が形成され、印字形成後のテープ31Aがフルカッタ34(又はハーフカッタ35)により厚さ方向の全厚さにわたって(又は部分的に)切断され、印字ラベルLが形成される。
通常、印字ヘッド33の印字動作は、ユーザの所望の印字内容を表すドットパターンを含む印字データによって制御される一方、フルカッタ34又はハーフカッタ35の切断動作は、切断動作タイミングに対応した切断コマンドによって制御される。すなわち、1つの印字ラベルLを作成するためには、ユーザの適宜の設定入力により、印字データと切断コマンドとの両方がそれぞれ予め準備される必要がある。
この結果、例えば、ユーザが複数の印字ラベルLを一括して作成しようとする場合に、各印字ラベルLが互いに異なるラベル長さとなるように設定するのは容易ではなく、操作が煩雑となっていった。
そこで、本願発明においては、 そして、1次印字データが取得されると、1次印字データに含まれる第1ドットパターンが2次印字データ生成手順(ステップS11)で抽出されて新たな印字データ(第2印字データ)が生成されると共に、この1次印字データに含まれる第2ドットパターンに基づき、切断コマンド生成手順(ステップS5)で、切断動作タイミングに対応した切断コマンドが生成される。そして、データ・コマンド出力手順(ステップS10)で、第2印字データに上記切断コマンドが付加されて、ラベル作成部へと出力される。
このように、本実施形態の印字ラベル作成システム1は、被印字テープとしてのテープ31Aに印字を行う印字手段として印字ヘッド33を備え、印字ヘッド33により印字が行われたテープ31Aを少なくとも部分的に厚さ方向に切断して印字ラベルLを作成する切断手段(フルカッタ34又はハーフカッタ35)を備える。
そして、印字データ処理プログラムは、ラベル作成部(ラベル作成装置3のうちの制御回路37及び通信制御部38を除く印刷機構部分)を制御するための信号を生成する演算手段としての操作端末2のCPU21及びラベル作成装置3の制御回路37に対し、印字ヘッド33により形成する所望の印字内容を表す第1ドットパターン及びフルカッタ34又はハーフカッタ35による切断箇所に対応した切断動作タイミングとして、例えば、切断箇所そのものの位置に対応したタイミング又は切断箇所よりも1ライン分だけ余白側にずれた位置に対応したタイミングを表す第2ドットパターンを含む1次印字データ(ラスタデータ)を取得する1次印字データ取得手順(ステップS1:Yes)と、1次印字データ取得手順(ステップS1:Yes)で取得された1次印字データを解析して(ステップS2)、第1ドットパターンを抽出した第2印字データを新たに生成する2次印字データ生成手順(ステップS11)と、1次印字データ取得手順(ステップS1:Yes)で取得された1次印字データに含まれる第2ドットパターンの表す切断動作タイミングに対応した切断コマンドを生成する切断コマンド生成手順(ステップS5)と、2次印字データ生成手順(ステップS11)で生成された第2印字データに、切断コマンド生成手順(ステップS5)で生成された切断コマンドを付加し、ラベル作成部へ出力するデータ・コマンド出力手順(ステップS10)と、を実行させる。
以上のようにして、本願発明においては、特定のドットパターンに基づいて自動的に切断コマンドが生成される。これにより、ユーザは、例えば、印字データを設定入力する画面(印字ラベルLの印字内容の編集画面)において上記特定のドットパターンを設定入力するだけで、印字ラベルLの切断の有無や切断箇所等を設定することができる。したがって、前述のように、印字データの設定とは別に(例えば別の画面で)切断コマンドのための設定入力を行う必要がなくなり、操作負担を低減できる。また、上記編集画面において特定のドットパターンの位置を適宜に設定することで、複数の印字ラベルLそれぞれのラベル長さを互いに異なるように設定することも容易に行うことができる。以上の結果、ユーザの利便性を向上することができる。
次に、上記ルーチンを経て受信した印字データに基づくラベル作成装置3の制御回路37における制御ルーチンを図8のフロー図に基づいて説明する。
まず、制御回路37は、ステップS21において、印字データが入力されるとともに、その印字データに基づく所定の印字開始ルーチンを実行する。なお、ここでの印字開始ルーチンは公知のルーチンであるため、その詳細な説明は省略する。
次に、制御回路37は、ステップS22において、搬送装置36を駆動させてテープ31Aの搬送を開始する。
そして、制御回路37は、ステップS23において、テープ31Aを所定量搬送したか否かが判定される。すなわち、制御回路37は、印字開始の頭出しとして必要な搬送を行ったか否かが判定され、テープ31Aを所定量搬送したと判定した場合(ステップS23:Yes)には、ステップS24へと移行する。一方、制御回路37は、テープ31Aを所定量搬送したと判定しなかった場合(ステップS23:No)には、所定量搬送したと判定されるまで、このルーチンを継続して行う。
また、制御回路37は、ステップS24において、印字データに基づいて搬送装置36及び印字ヘッド33の駆動を制御しつつテープ31Aに印字を開始してステップS28へと移行する。すなわち、制御回路37は、印字ヘッド33と対向するテープ31Aがレスたデータであるのか、白紙行であるかに基づいて印字ドットを制御し各ドットを非印字・印字に応じた処理を各行単位で実行する。
さらに、制御回路37は、ステップS25において、印字データに基づいて印字が完了したか否かが判定される。制御回路37は、印字が完了したと判定した場合(ステップS25:Yes)には、ステップS26へと移行する。一方、制御回路37は、印字が完了したと判定しなかった場合(ステップS25:No)には、引き続きこのルーチンを継続して実行する。
制御回路37は、ステップS26において、カットタイミングであるか否かが判定される。すなわち、制御回路37は、第2ドットパターンの実行タイミングであるのか否かが判定される。そして、制御回路37は、カットタイミングであると判定した場合(ステップS26:Yes)には、ステップS27へと移行する。一方、制御回路37は、カットタイミングであると判定しなかった場合(ステップS26:No)には、引き続きこのルーチンを継続して実行する。
制御回路37は、ステップS27において、搬送装置36及び印字ヘッド33の駆動を停止し、テープ31Aへの印字及び搬送を停止し、ステップS28へと移行する。
そして、制御回路37は、ステップS28におて、フルカッタ34を駆動させ、テープ31Aの切断を実行し、このルーチンを終了する。
またこのとき、上記1次印字データに含まれる上記第2ドットパターンは、切断箇所よりも非印字部分側(いわゆる余白側)にずれた位置に形成されている。これにより、印字ラベルLの使用時に上記切断された層の引き剥がしが行われる際、非印字部分側の引き剥がし片に上記第2ドットパターンの印字が含まれつつ、印字部分(すなわちラベル本体部分)となる引き剥がし片には上記第2ドットパターンの印字が含まれないようにすることができる。この結果、上記の視覚的な明確化による引き剥がしの便宜を図りながらも、作成される印字ラベルLの美観が上記第2ドットパターンの印字によって損なわれないようにすることができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)フルカットではなくハーフカットの場合
上記実施の形態では、フルカッタ34によって印字ラベルLをテキスト文字「A」、テキスト文字「B」、テキスト文字「C」のように、3つの印字ラベルを厚さ方向の全厚にわたって切断した例を示したが、上述したように厚さ方向に部分的なカットのハーフカットにも適用することができる。
上記実施の形態では、フルカッタ34によって印字ラベルLをテキスト文字「A」、テキスト文字「B」、テキスト文字「C」のように、3つの印字ラベルを厚さ方向の全厚にわたって切断した例を示したが、上述したように厚さ方向に部分的なカットのハーフカットにも適用することができる。
例えば、本発明の印字データ処理プログラムでは、印字ラベルLの作成時に、フルカッタ34による切断箇所からテープ31Aの搬送方向における一方側に非印字部分(余白部分)が生じる場合には、1次印字データ取得手順(ステップS1:Yes)は、切断箇所よりも非印字部分側にずれた位置に第2ドットパターンを含む、1次印字データを取得し、2次印字データ生成手順(ステップS11)は、1次印字データ取得手順(ステップS1:Yes)で取得された1次印字データから、第1ドットパターンと第2ドットパターンとを抽出した、第2印字データを新たに生成することができるようになっている。
上述のように、本願発明では、予め定められた特定のドットパターン(第2ドットパターン)が、切断コマンドの代用として一次印字データ内に含まれる。そして2次印字データ生成手順(ステップS11)では、1次印字データから抽出された第1ドットパターンを用いて第2印字データが生成される。この結果、データ・コマンド出力手順(ステップS10)からの出力に基づきラベル作成部において作成される印字ラベルLには、そのままでは、上記特定のドットパターンは印字形成されない。
しかしながら、例えば、1つの印字ラベルL中に、フルカッタ34又はハーフカッタ35がテープ31Aを部分的に厚さ方向に切断(いわゆるハーフカット)する箇所が含まれる場合がある。この場合に、作成された印字ラベルLが使用される際、テープ31Aのうち上記切断された層が、(上記切断されなかった層を残しつつ)当該ハーフカット箇所を境に引き剥がされる場合がある。このような場合には、上記引き剥がしの便宜のために、上記切断箇所に対して何らかの印字形成を行ったほうが視覚的にわかりやすくて便利である。
そこで、本願発明においては、上記のような場合には、予め、1次印字データにおいて、切断箇所よりもずれた位置に第2ドットパターンが形成されている。そして、1次印字データ取得手順(ステップS1:Yes)で上記1次印字データが取得された後、2次印字データ生成手順(ステップS11)では、上記取得された1次印字データに含まれる第1ドットパターンと第2ドットパターンとの両方を抽出して、上記第2印字データが生成される。これにより、作成される印字ラベルLにおいて、上記第2ドットパターンに対応した印字形成が行われるので、切断箇所にほぼ相当する部位を視覚的に明らかにし、上記便宜を図ることができる。
(2)印字システムとしてではなくラベル作成装置固有とした場合
上記実施の形態では、パーソナルコンピュータである操作端末2を用いた場合で説明したが、例えば、ラベル作成装置においても適用が可能である。
上記実施の形態では、パーソナルコンピュータである操作端末2を用いた場合で説明したが、例えば、ラベル作成装置においても適用が可能である。
(3)第2ドットパターンの位置の変更
さらに、編集画面において、ユーザは、第2ドットパターンの位置を任意に変更することが可能である。この際、ユーザは、例えば、編集画面に表示された左右方向に頂点が向いた△キーや←→キー、或いは、パーソナルコンピュータのキーボードに標準設置した△キーや+−キー、さらにはタッチパネル方式の液晶表示画面のタッチ操作により、テープ31Aの搬送方向である列方向に沿って1ドット単位で移動することが可能となっている。
さらに、編集画面において、ユーザは、第2ドットパターンの位置を任意に変更することが可能である。この際、ユーザは、例えば、編集画面に表示された左右方向に頂点が向いた△キーや←→キー、或いは、パーソナルコンピュータのキーボードに標準設置した△キーや+−キー、さらにはタッチパネル方式の液晶表示画面のタッチ操作により、テープ31Aの搬送方向である列方向に沿って1ドット単位で移動することが可能となっている。
(4)その他
また、以上においては、テープ31Aがリール部材の周りに巻回されてテープロール31を構成し、そのテープロール31からテープ31Aが繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、長尺平紙状あるいは短冊状のテープAやシート(テープロール31に巻回されたテープ31Aを繰り出した後に適宜の長さに一旦切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えば、トレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジをラベル作成装置3のカートリッジホルダに装着して、カートリッジから搬送して印字を行い、余白部分をカットすることで印字ラベルLを作成するようにしてもよい。
また、以上においては、テープ31Aがリール部材の周りに巻回されてテープロール31を構成し、そのテープロール31からテープ31Aが繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、長尺平紙状あるいは短冊状のテープAやシート(テープロール31に巻回されたテープ31Aを繰り出した後に適宜の長さに一旦切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えば、トレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジをラベル作成装置3のカートリッジホルダに装着して、カートリッジから搬送して印字を行い、余白部分をカットすることで印字ラベルLを作成するようにしてもよい。
また、図6、図8等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
2 操作端末
3 ラベル作成装置
21 CPU(演算手段)
31A テープ(被印字テープ)
33 印字ヘッド(印字手段・ラベル作成部)
34 フルカッタ(切断手段・ラベル作成部)
35 ハーフカッタ(切断手段・ラベル作成部)
36 搬送装置(ラベル作成部)
37 制御回路(演算手段)
3 ラベル作成装置
21 CPU(演算手段)
31A テープ(被印字テープ)
33 印字ヘッド(印字手段・ラベル作成部)
34 フルカッタ(切断手段・ラベル作成部)
35 ハーフカッタ(切断手段・ラベル作成部)
36 搬送装置(ラベル作成部)
37 制御回路(演算手段)
Claims (5)
- 被印字テープに印字を行う印字手段、及び、前記印字手段により印字が行われた前記被印字テープを少なくとも部分的に厚さ方向に切断して印字ラベルを作成する切断手段、を備えたラベル作成部を制御するための信号を生成する演算手に対し、
前記印字手段により形成する所望の印字内容を表す第1ドットパターン、及び、前記切断手段による切断箇所に対応した切断動作タイミングを表す第2ドットパターン、を含む1次印字データを取得する1次印字データ取得手順と、
前記1次印字データ取得手順で取得された前記1次印字データから前記第1ドットパターンを抽出した、第2印字データを新たに生成する2次印字データ生成手順と、
前記1次印字データ取得手順で取得された前記1次印字データに含まれる前記第2ドットパターンの表す前記切断動作タイミングに対応した切断コマンドを生成する切断コマンド生成手順と、
前記2次印字データ生成手順で生成された前記第2印字データに、前記切断コマンド生成手順で生成された前記切断コマンドを付加し、前記ラベル作成部へ出力するデータ・コマンド出力手順と、
を実行させるための、印字データ処理プログラム。 - 請求項1記載の印字データ処理プログラムにおいて、
前記印字手段は、
前記被印字テープの搬送方向と直交する方向に配列され、当該被印字テープを前記搬送方向に印刷解像度に分割してなる各印刷ライン上に少なくとも各ドットを形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドであり、
前記第2ドットパターンは、
前記印字データを1つの前記印刷ライン単位に分割した、1つのライン印刷データ上に表現される、特定のドットパターンである
ことを特徴とする印字データ処理プログラム。 - 請求項2記載の印字データ処理プログラムにおいて、
前記1次印字データ取得手順で取得された前記1次印字データを解析し、前記1次印字データに予め定められた特定のドットパターンが含まれ、かつ、前記特定のドットパターンの搬送方向近傍の所定範囲にドットパターンが含まれない場合に、当該特定のドットパターンを前記第2ドットパターンと認識して対応する前記切断動作タイミングを検出する、切断タイミング検出手順を有し、
前記切断コマンド生成手順は、
前記切断タイミング検出手順で検出された前記切断動作タイミングに対応した切断コマンドを生成する
ことを特徴とする印字データ処理プログラム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の印字データ処理プログラムにおいて、
前記印字ラベルの作成時に、前記切断手段による切断箇所から前記被印字テープの搬送方向における一方側に非印字部分が生じる場合には、
前記1次印字データ取得手順は、
前記切断箇所よりも前記非印字部分側にずれた位置に前記第2ドットパターンを含む、前記1次印字データを取得し、
前記2次印字データ生成手順は、
前記1次印字データ取得手順で取得された前記1次印字データから、前記第1ドットパターンと前記第2ドットパターンとを抽出した、前記第2印字データを新たに生成する
ことを特徴とする印字データ処理プログラム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印字データ処理プログラムにおいて、
前記特定のドットパターンは、1ライン印刷データ上において1ドット単位で位置変更可能であることを特徴とする
ことを特徴とする印字データ処理プログラム。
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