JP2020162076A - アプリケーションプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの画像を分割した分割画像をプリンタに印刷させるアプリケーションプログラムにおいて、印刷物の利用が容易になる技術を提供すること。【解決手段】PC1に組み込まれたラベル作成アプリ40は、指定された画像80を第1方向に分割して第1の分割画像831と第2の分割画像833とを生成し、さらに第2の分割画像833を逆向きにし、さらに第1の分割画像831と逆向きにされた第2の分割画像833との間に、テープの幅の2倍以上となる長さの中間画像832が配置された一連画像83が印刷されたラベル83Lを、プリンタ2に生成させる。【選択図】図5
Description
本明細書に開示される技術分野は、プリンタと通信可能な情報処理装置のコンピュータが実行可能なアプリケーションプログラムに関する。
従来、プリンタに印刷させる画像データを編集する技術が知られている。例えば特許文献1には、1つの画像を分割して、複数のラベルに各分割画像を印刷することで、幅広い画像の印刷を可能にする技術が開示されている。
前述したような、1つの画像を分割して、複数のラベルに各分割画像を印刷する場合、分割したラベル同士の画像の位置合わせがユーザにとって難しく、位置合わせに失敗した場合に消耗品を無駄にしてしまう、といった問題がある。
本明細書は、1つの画像を分割した分割画像をプリンタに印刷させるアプリケーションプログラムにおいて、印刷物の利用が容易になる技術を開示する。
上述した課題の解決を目的としてなされたアプリケーションプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能なアプリケーションプログラムであって、前記コンピュータに、指定された画像を、テープ状の被印刷媒体の幅方向に対応する第1方向の所定の位置で、前記被印刷媒体の搬送方向に対応する第2方向に沿って分割した第1の分割画像と第2の分割画像とを生成する分割画像生成処理と、前記分割画像生成処理にて生成された前記第2の分割画像について、画像の向きを逆向きの状態にする逆向き処理と、前記第1の分割画像と前記逆向き処理によって画像の向きを逆向きにされた前記第2の分割画像とが前記被印刷媒体の第2方向に並べて前記被印刷媒体に印刷された印刷物であって、さらに前記第1の分割画像と前記第2の分割画像との間に、前記第2方向の長さが前記被印刷媒体の幅の2倍以上となる中間領域が配置された前記印刷物を、前記情報処理装置に接続されるプリンタに生成させる印刷物生成処理と、を実行させる、ことを特徴としている。
上記のアプリケーションプログラムによれば、指定された画像を、被印刷媒体の幅方向に対応する第1方向の所定の位置で、被印刷媒体の搬送方向に対応する第2方向に沿って分割し、分割された画像である分割画像の一方について画像の向きを逆向きの状態とし、さらに隣り合う分割画像の間に中間領域を設け、これらの一連画像を印刷した印刷物をプリンタに生成させるため、印刷後の印刷物について、印刷面が揃うように中間画像部分を折り曲げることで、ユーザが2つの分割画像の位置合わせを行うことができる。
上記装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、1つの画像を分割した分割画像をプリンタに印刷させるアプリケーションプログラムにおいて、印刷物の利用が容易になる技術が実現される。
以下、多様な印刷を実施できる印刷システムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、ラベル用紙に印刷するプリンタに接続されるパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)にて実行されるプログラムを開示するものである。
[印刷システムの構成]
本形態の印刷システムは、図1に示すように、PC1と、プリンタ2とを有し、互いに通信可能に接続されている。PC1は、プリンタ2に画像データによって示される画像を印刷させるための処理を実行する装置である。PC1は、情報処理装置の一例である。具体的に、PC1は、画像データの生成及び編集、編集中の画像のプレビュー表示、プリンタ2への印刷コマンドの送信等を行う。PC1に代えて、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータを用いることもできる。
本形態の印刷システムは、図1に示すように、PC1と、プリンタ2とを有し、互いに通信可能に接続されている。PC1は、プリンタ2に画像データによって示される画像を印刷させるための処理を実行する装置である。PC1は、情報処理装置の一例である。具体的に、PC1は、画像データの生成及び編集、編集中の画像のプレビュー表示、プリンタ2への印刷コマンドの送信等を行う。PC1に代えて、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータを用いることもできる。
本形態のプリンタ2は、例えば、所定の幅を持つ連続したテープ状の被印刷媒体への印刷と、被印刷媒体の搬送と、を行うラベルプリンタである。本形態では、被印刷媒体を「テープ」とし、テープの幅方向の大きさを、「テープ幅」とする。プリンタ2は、例えば、内蔵するロール状のラベルテープを巻き出しつつ印刷を行い、印刷済みの部分を切り取ってラベルを製造する。被印刷媒体となるテープは、テープ状の基材である台紙にシール状の印刷用紙が貼着されているものである。以下、テープがプリンタ2に搬送されて進行する方向を「長さ方向」とする。
具体的にプリンタ2は、例えば、図2(A)に示すように、印刷ヘッド21と、ロール状に巻き取られたテープ22と、を内蔵し、テープ22への印刷とテープ22の搬送とを並行して行う、いわゆるラベルプリンタである。プリンタ2の印刷ヘッド21は、例えば、熱転写方式のものである。印刷ヘッド21には、発熱素子である複数の印字ピンが1列に並んでいる。プリンタ2は、各印字ピンを選択的に発熱させることで、幅方向にテープ幅全体であって長さ方向に1ドット分の印刷を行う。プリンタ2は、複数種類のテープ幅に対応しており、装着されているテープに応じて使用する印字ピンの範囲を決定する。そして、プリンタ2にて幅方向に印刷可能な印刷ドット数の上限は、印刷ヘッドの構成によって、テープ幅ごとに決まっている。また、プリンタ2がテープの幅方向の側端まで印刷できるか否か、すなわち縁無し印刷ができるか否かは、印字ヘッド等のプリンタ2のメカ構成とテープ幅との組合せによって決まる。また、プリンタ2は、排出口23の外側にオプションユニットの装着が可能なものであってもよい。オプションユニットは、印刷後のテープ22に加工を施すユニットであり、例えば、ハーフカットを可能にするカッターオプションが該当する。
図2(B)は、テープ22の断面を示す図(図2の枠Aの拡大図)である。被印刷媒体となるテープ22は、図2(B)に示すように、台紙221と印刷用紙222とが貼り合された構成を有している。プリンタ2は、テープ22を巻き出しつつ印刷ヘッド21にて印刷用紙222に印刷する。そして、図2(A)に示すように、テープ22のうちの印刷済みの部分を、排出口23から機外へ突出させる。プリンタ2は、排出口23の近傍にカッター24を備えており、テープ22のうち機外へ突出した部分が、カッター24によって残りのテープ22から切り取られて排出される。
PC1は、図1に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発性メモリ14と、を含む制御基板10を備えている。さらに、PC1は、ネットワークインタフェース(以下、「ネットワークIF」とする)16と、USBインタフェース(以下、「USB−IF」とする)17と、入力インタフェース(以下、「入力IF」とする)18と、ディスプレイ19と、を備え、これらが制御基板10に電気的に接続されている。なお、図1中の制御基板10は、PC1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にPC1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、ROM12や不揮発性メモリ14から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。CPU11は、コンピュータの一例である。ROM12には、PC1を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM13は、各種の処理が実行される際の作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ14は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムや画像データ、文書データ等のデータや各種設定を記憶する領域として利用される。ROM12、RAM13および不揮発性メモリ14は、いずれもメモリの一例である。また、CPU11がCPUバッファを備えているものであれば、CPUバッファもメモリの一例である。
ネットワークIF16は、インターネット等のネットワークを介して、外部装置との通信を行うためのハードウェアを含む。ネットワークIF16の通信方式は、無線でも有線でもよく、どのような規格の方式でもよい。USB−IF17は、USB規格に基づいた通信を行うためのハードウェアを含む。PC1とプリンタ2との通信は、ネットワークIF16を用いて行っても良いし、USB−IF17を用いて行っても良い。
入力IF18は、キーボード、マウス等のユーザによる入力操作を受け付けるハードウェアを含む。入力IF18は、ユーザインタフェースの一例である。ディスプレイ19は、情報を画面に表示するハードウェアを含む。なお、PC1は、入力IF18とディスプレイ19との両方の機能を備えたタッチパネル等を有していても良い。
本形態のPC1は、図1に示すように、不揮発性メモリ14に、ラベル作成用アプリケーションプログラム(以下、「ラベル作成アプリ」とする)40と、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)41と、を備えている。ラベル作成アプリ40は、ラベル用の画像の編集と、プリンタ2の制御とを行うプログラムである。ラベル作成アプリ40は、アプリケーションプログラムの一例である。
本形態のラベル作成アプリ40は、印刷コマンドを生成してプリンタ2に送信する。また、ラベル作成アプリ40は、ラベル用の画像を編集する画面をディスプレイ19に表示させ、入力IF18を介してユーザの指示入力を受け付ける。さらに、受け付けた指示入力に基づいて印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブを実行させる印刷コマンドを生成してプリンタ2へ送信する。印刷コマンドには、印刷対象の画像データと、プリンタ2を制御するための設定情報等とが含まれる。
[分割印刷の概要]
続いて、本形態の印刷システムによる分割印刷について説明する。ラベル作成アプリ40は、分割印刷として、1つの画像を複数の画像に分割し、分割された画像である分割画像をプリンタ2に順次に印刷させる機能を有している。さらにラベル作成アプリ40は、分割印刷の態様として、通常の分割印刷と、ガイド付き分割印刷と、の2種類をサポートしている。ガイド付き分割印刷とは、隣り合う分割画像の間に、ガイド領域となる中間画像を設けた分割印刷である。
続いて、本形態の印刷システムによる分割印刷について説明する。ラベル作成アプリ40は、分割印刷として、1つの画像を複数の画像に分割し、分割された画像である分割画像をプリンタ2に順次に印刷させる機能を有している。さらにラベル作成アプリ40は、分割印刷の態様として、通常の分割印刷と、ガイド付き分割印刷と、の2種類をサポートしている。ガイド付き分割印刷とは、隣り合う分割画像の間に、ガイド領域となる中間画像を設けた分割印刷である。
ユーザは、あらかじめ通常の分割印刷かガイド付き分割印刷かをラベル作成アプリ40によって選択する。ラベル作成アプリ40は、図3に示すように、分割印刷の設定画面50を有している。設定画面50には、例えば、印刷を実行させる装置の選択を受け付けるプリンタ選択欄51、テープの設定を受け付ける用紙設定欄52、各種のオブジェクトの追加指示を受け付けるオブジェクト指定欄53、印刷実行の指示を受け付ける印刷実行ボタン54、が表示される。そして、ラベル作成アプリ40は、入力IF18を介して、各欄への指示入力を受け付ける。
また、ラベル作成アプリ40は、用紙枠62や、印刷対象の画像61を、設定画面50内に表示させる。図3は、文字列「ABC」を含むオブジェクトである画像61を用紙枠62内に配置したプレビュー表示の例である。図3の例では、第1方向の長さがテープ幅より大きい画像である画像61を2等分し、第1の分割画像61aおよび第2の分割画像61bに分割した状態を示している。プレビュー表示は、通常の分割印刷であってもガイド付き分割印刷であっても同じ表示となる。
また、ラベル作成アプリ40は、設定画面50の用紙設定欄52への操作を受け付けると、用紙サイズを選択肢とするウィンドウを表示させ、表示させた選択肢のうちから1つの選択を受け付ける。選択肢には、テープ幅のみを示す選択肢と、テープ幅と分割数との組合せを示す選択肢と、テープ幅と分割数とガイド付き分割印刷の設定との組合せを示す選択肢と、が含まれる。ラベル作成アプリ40は、選択された選択肢に対応するテープ幅と分割数とをそれぞれ特定し、ガイド付き分割印刷とするか否かを決定する。
例えば、図3に示すように、「24mm×2 ガイド付き」の選択肢52aが選択された場合、PC1は、テープ幅として「24mm」、分割数として「2」を特定し、ガイド付き分割印刷に決定する。また、「24mm×2」の選択肢が選択された場合、PC1は、テープ幅として「24mm」、分割数として「2」を特定し、通常の分割印刷に決定する。すなわち「ガイド付き」の文字が付された選択肢は、ガイド付き分割印刷を示しており、「ガイド付き」の文字が付されていない選択肢は、通常の分割印刷を示している。また、「24mm」の選択肢が選択された場合、PC1は、テープ幅として「24mm」、分割数として「1」を特定する。すなわち、テープ幅のみが示されている選択肢は、分割印刷を行わないことを示している。一方、「×2」等の分割数が示される選択肢は、分割印刷を行うことを示している。そして、そのような選択肢が選択された後の状態は、分割印刷が選択された状態と言える。
通常の分割印刷の場合、図4(A)に示すように、ラベル作成アプリ40は、設定画面50に表示されている画像61、すなわち印刷対象の画像を、指定された画像80として取得する。そして、ラベル作成アプリ40は、指定された画像80を、設定された分割数で分割した分割画像を生成する。具体的に本形態では、指定された画像80において、テープの幅方向に対応する方向を第1方向(図4の矢印Xによって示される方向)とし、プリンタ2でのテープの搬送方向に対応する方向を第2方向(図4の矢印Yによって示される方向)とした場合に、ラベル作成アプリ40は、指定された画像80に基づいて、第1方向の所定の位置で、第2方向に沿って分割した複数の分割画像を生成する。
例えば分割数に2が設定されている場合、指定された画像80が第1方向に分割されることで、図4(B)に示すように、第1方向の一方の側の画像となる第1の分割画像81と、第1方向の他方の側の画像となる第2の分割画像82とを生成する。すなわち、指定された画像80を、第1方向の長さが所定の長さとなるように、第2方向に沿って第1方向に分割する。そして、ラベル作成アプリ40は、生成された第1の分割画像81と第2の分割画像82とを、プリンタ2に順次に印刷させる。これらの分割画像が印刷されたテープをそれぞれカットすることにより、第1の分割画像81用の第1のラベル81Lと、第2の分割画像82用の第2のラベル82Lと、の2枚のラベルが生成される。
ユーザは、図4(C)に示すように、第1のラベル81Lと第2のラベル82Lとを位置合わせし、指定された画像80となるように貼り合わせる。ただし、ユーザによる手作業の位置合わせであるため、位置ずれやラベル間の隙間が生じやすい。また、大量のラベルを印刷した場合、正しい組み合わせとなるラベルを抽出し難く、またラベルを紛失するリスクも高い。
ガイド付き分割印刷の場合、ラベル作成アプリ40は、図4に示した通常の分割印刷と同様に、指定された画像80を取得し(A)、指定された画像80に基づいて、分割数分の分割画像を生成する(B)。
そして、ラベル作成アプリ40は、分割画像と中間画像とを交互にプリンタ2に印刷させる。図5は、例えば分割数に2が設定されている場合の、印刷用紙222側の状態(C1)と台紙221側の状態(C2)とを示している。図5(C1)に示すように、ラベル作成アプリ40は、第1の分割画像831、中間画像832、第2の分割画像833、の順にプリンタ2に印刷させ、これらの画像が一連になった一連画像83が印刷されたラベル83Lをプリンタ2に生成させる。ラベル83Lのうち、一連画像83の第2方向の両端の余白の大きさは同じである。また、ラベル作成アプリ40は、隣り合う分割画像の一方(本形態では第2の分割画像833)について、画像の向きを逆向きにする。すなわち、一方の画像について、テープ22を含む平面上で、画像の向きを180度回転させた状態とする。
中間画像832は、第2方向の長さがテープ幅の2倍となる画像である。例えばテープ幅が24mmであれば、第2方向の長さが48mmとなる画像である。そして、テープ22の第1方向の一方の側端(図5(C1)では下側の端部)の位置であって第2方向の中央の位置から、第1方向の他方の側端(図5(C1)では上側の端部)に向かって斜めに延びる2本の一点鎖線が描かれている。この2本の一点鎖線のうち、第1の分割画像831側に向かう一点鎖線を第1の折り曲げ線921とし、第2の分割画像833に向かう一点鎖線を第2の折り曲げ線922とする。第1の折り曲げ線921と第2の折り曲げ線922とを区別しない場合、本明細書では折り曲げ線92とする。
具体的に第1の折り曲げ線921のテープ22の側端に対する角度θ1と、第2の折り曲げ線922のテープ22の側端に対する角度θ2とは、ともに45度である。そのため、折り曲げ線92は、中間画像832の第2方向の中央であって、テープ22の第1方向の一方の側端から、45度の角度で他方向の側端に向かう線になる。この2本の折り曲げ線92は、後述するラベルを折り曲げる際のガイド線となる。折り曲げ線92は、第1ガイド線の一例である。また、中間画像832には、折り曲げ線92に沿って、折り曲げる方向を示す文字ないしマークも描かれている。
また、ラベル作成アプリ40は、ラベル83Lのうち、中間画像832と第1の分割画像831との境界に、プリンタ2によって第1のミシン目911を形成させる。同様に、中間画像832と第2の分割画像833との境界にも、プリンタ2によって第2のミシン目912を形成させる。これらのミシン目は、ラベル83Lのうち、中間画像832が印刷された部分を第1の分割画像831ないし第2の分割画像833が印刷された部分から切り離す際に、ユーザにとって目安となり、さらに切り離しが容易になる。なお、第1のミシン目911と第2のミシン目912を区別しない場合、本明細書ではミシン目91とする。ミシン目91は、第1の分割画像831ないし第2の分割画像833と中間画像832との境界に位置することから、第1方向に沿った線になる。
また、図5(C2)に示すように、ラベル作成アプリ40は、ラベル83Lのうち、台紙221側であって、印刷用紙222側に第1の分割画像831が印刷されている範囲に、プリンタ2によって第1の切れ目931を形成させ、印刷用紙222側に第2の分割画像833が印刷されている範囲に、第2の切れ目932を形成させる。すなわち、ラベル83Lには、プリンタ2によって、台紙221側の2箇所に、台紙221にのみ切れ目を入れて印刷用紙222側を切らないハーフカットが施されている。これらの切れ目は、ラベル83Lのうち、台紙221を印刷用紙222から剥がす際に、ユーザにとって目安となる。なお、第1の切れ目931と第2の切れ目932を区別しない場合、本明細書では切れ目93とする。
プリンタ2によってこのような印刷、ミシン目、ハーフカットが施されたラベル83Lを、ユーザは、図5(D1)および(D2)に示すように、中間画像832が印刷されている範囲で折り曲げる。すなわち、ユーザは、中間画像832に描かれた折り曲げ線92に沿ってラベル83Lを折り曲げる。これにより、ラベル83Lが中間画像832が描かれた領域で2度谷折りもしくは2度山折りに折り曲げられ、第2の分割画像833の向きが逆向き、すなわち180度回転した状態(あるいは第1方向と第2方向との両方で反転した状態)になり、図5(D1)に示すように、第1の分割画像831と第2の分割画像833との位置が合わせられる。
折り曲げられたラベル83Lを所定の場所に貼付する際、ユーザは先ず、台紙221の一部を印刷用紙222から剥がす。具体的に図5(D2)に示すように、ラベル83Lの台紙221にはハーフカットが施されており、切れ目93の位置からラベル83Lの長さ方向に台紙を剥がす。そして、第1の分割画像831と第2の分割画像833とを揃えて所定の場所に貼付する。このとき、中間画像832は分割画像と繋がったままであり、ラベル83Lの貼付の際、第1の分割画像831と第2の分割画像833との位置ずれが生じ難い。なお、図5(D2)に示したラベル83Lのうち、第1の切れ目931と第2の切れ目932の長さ方向の位置が揃っているが、揃っている必要はない。
その後、ミシン目91に沿って、ユーザは、中間画像832を、第1の分割画像831および第2の分割画像833から切り離す。このとき、第1の分割画像831および第2の分割画像833の一部は既に貼付された状態であり、中間画像832の切り離しの際、第1の分割画像831と第2の分割画像833との位置ずれが生じ難い。
その後、第1の分割画像831および第2の分割画像833の、残りの台紙221を印刷用紙222から剥がし、所定の場所に貼付する。このときも、第1の分割画像831および第2の分割画像833の一部は貼付された状態であり、第1の分割画像831と第2の分割画像833との位置ずれが生じ難い。これにより、図5(Z1)に示すように、第1の分割画像831と第2の分割画像833との位置が揃った状態で、所定の場所に貼付される。
なお、中間画像832の第2方向の長さは、テープ幅の2倍に限定するものではなくテープ幅の2倍以上であればよい。ただし、中間画像832が印刷される範囲はラベルとして利用されない領域であり、中間画像832の第2方向の長さが大きいほど無駄が大きくなる。そのため、最小限の長さであるテープ幅の2倍であることが好ましい。中間画像832の第2方向の長さがテープ幅の2倍よりも長い場合であっても、折り曲げ線92は、中間画像832のうち第2方向の中間位置であって、テープ22の第1方向の一方の側端から45度の角度で他方の側端に向かう線とする。
また、図5の例では、分割数を2とした場合の印刷例を示しているが、分割数が3以上であっても適用可能である。例えば分割数が3であれば、ラベル作成アプリ40は、図6(C1)に示すように、第1の分割画像831、第1の中間画像832、第2の分割画像833、第2の中間画像834、第3の分割画像835、の順にプリンタ2に印刷させ、これらの画像が一連になった一連画像830が印刷されたラベル830Lを生成する。このとき、第2の中間画像834は、第1の中間画像832の向きを逆向きにする。また、第3の分割画像835は、逆向きにしない。
このラベル830Lを、ユーザが、第1の中間画像832および第2の中間画像834の範囲で折り曲げ線92に倣って折り曲げることで、図6(D1)に示すように、第1の分割画像831、第2の分割画像833、第3の分割画像835、が全て揃えられる。そして、第1の分割画像831、第2の分割画像833、および第3の分割画像835を貼付した後、第1の中間画像832および第2の中間画像834を切り離すことで、図6(Z1)に示すように、第1の分割画像831と第2の分割画像833と第3の分割画像835との位置が揃った状態で、ラベル830Lを所定の場所に貼付できる。
[分割印刷処理の第1の形態]
続いて、前述した分割印刷を実現するための、ラベル作成アプリ40による分割印刷処理の第1の形態について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。分割印刷処理は、ラベル作成アプリ40にて分割印刷が選択された状態で、入力IF18を介して印刷指示を受け付けたことに応じて、CPU11によって実行される。
続いて、前述した分割印刷を実現するための、ラベル作成アプリ40による分割印刷処理の第1の形態について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。分割印刷処理は、ラベル作成アプリ40にて分割印刷が選択された状態で、入力IF18を介して印刷指示を受け付けたことに応じて、CPU11によって実行される。
第1の形態の分割印刷処理では、CPU11は先ず、分割元の画像80を取得する(S101)。分割元の画像80は、ラベル作成アプリ40の設定画面50(図3参照)に表示されている画像61に対応する画像であり、ユーザによって指定された印刷対象となる画像である。
そして、CPU11は、設定されている用紙および分割数に基づいて分割幅を決定し(S102)、決定した分割幅で分割元の画像80を第1方向に分割し、複数の分割画像を生成する(S103)。すなわち、分割元の画像80を、第1方向の分割幅に対応する位置で、テープの搬送方向に対応する第2方向に沿って分割した複数の分割画像の画像データをそれぞれ生成する。S103は、分割画像生成処理の一例である。
S103の後、CPU11は、ガイド付き分割印刷を行うか否かを判断する(S104)。ガイド付き分割印刷を行わない、すなわち通常の分割印刷を行う場合(S104:NO)、CPU11は、通常の分割印刷として、第1方向の一方の側から順に分割画像の印刷をプリンタ2に行わせる。
具体的に、CPU11は、S103にて生成された複数の分割画像から、印刷が行われていない1つの分割画像を抽出し(S106)、抽出した分割画像用の印刷コマンドをプリンタ2に送信することで、抽出した分割画像をプリンタ2に印刷させる(S107)。さらにCPU11は、分割画像を印刷した後にテープを切り離すためのテープカットコマンドをプリンタ2に送信する(S108)。これにより、分割画像ごとにカットされたラベルがプリンタ2によって生成される。そして、CPU11は、印刷が行われていない分割画像の残りが有るか否かを判断し(S109)、分割画像の残りが有る場合には(S109:YES)、S106に移行して残っている分割画像を印刷するための処理を行い、分割画像の残りが無い場合には(S109:NO)、本処理を終了する。
一方、ガイド付き分割印刷を行う場合(S104:YES)、CPU11は、前述した中間画像を含む一連画像の印刷をプリンタ2に行わせる。第1の形態では、ガイド付き分割印刷のための処理として、分割画像用の印刷コマンドと中間画像用の印刷コマンドとをそれぞれプリンタ2に出力する。
具体的に、CPU11は、S103にて生成された複数の分割画像から、印刷が行われていない1つの分割画像を抽出する(S111)。分割画像の抽出は、第1方向の一方の側から順に行う。そして、CPU11は、抽出された分割画像が、本処理での分割印刷のうち偶数番目に印刷される分割画像か否かを判断する(S112)。
奇数番目に印刷される分割画像の場合(S112:NO)、CPU11は、抽出した分割画像用の印刷コマンドをプリンタ2に送信することで、抽出した分割画像をそのままプリンタ2に印刷させる(S113)。偶数番目に印刷される分割画像の場合(S112:YES)、CPU11は、抽出した分割画像用の印刷コマンドをプリンタ2に送信する前に、分割画像の向きを逆向きにする処理を行い、逆向きになった分割画像をプリンタ2に印刷させる(S114)。分割画像の向きを逆向きにする処理では、図5(C1)に示したように、例えば画像の向きを180度回転させる処理を行う。あるいは第1方向を軸とする反転と、第2方向を軸とする反転と、の2種類を行ってもよい。このように奇数番目か偶数番目かによって分割画像の向きを逆向きにする処理の有無を決定することで、第1方向の一方の側から順に分割画像を印刷する際、逆向きになっていない分割画像と逆向きになった分割画像とが交互に印刷されることになる。そのため、印刷物となるラベル83Lでは、中間画像を挟んで隣り合う分割画像のうち、いずれか一方が逆向きになっていない分割画像となり、他方が逆向きになった分割画像となる。S114は、逆向き処理の一例である。また、S113およびS114は、印刷物生成処理の一例である。
また、S113ないしS114にてプリンタ2に印刷を開始させた場合、CPU11は、台紙に切れ目93を入れるためのハーフカットコマンドをプリンタ2に送信する(S115)。ハーフカットコマンドを受信したプリンタ2は、図5(C2)に示したように、分割画像が印刷される領域のうちの所定の位置で、台紙にのみ切れ目93を入れるハーフカットを行う。S115は、ハーフカット処理の一例である。
S115の後、CPU11は、印刷が行われていない分割画像の残りが有るか否かを判断する(S121)。分割画像の残りが有る場合(S121:YES)、CPU11は、中間画像をプリンタ2に印刷させる必要が有るため、中間画像の印刷の前に、印刷済みの分割画像とこれから印刷される中間画像との境界の位置にミシン目91を入れるためのミシン目コマンドをプリンタ2に送信する(S131)。ミシン目コマンドを受信したプリンタ2は、図5(C1)および(C2)に示したように、分割画像と中間画像との境界の位置で、印刷用紙および台紙にミシン目91を入れる。
S131の後、CPU11は、図5(C1)に示したように、折り曲げ線92を含む中間画像を生成し、その中間画像用の印刷コマンドをプリンタ2に送信することで、中間画像をプリンタ2に印刷させる(S132)。中間画像についても、奇数番目に印刷される中間画像か偶数番目に印刷される中間画像かを判断し、偶数番目に印刷される中間画像であれば画像の向きを逆向きにする処理を行う。S132は、印刷物生成処理の一例である。その後、CPU11は、次の分割画像の印刷の前に、印刷済みの中間画像とこれから印刷される分割画像との境界の位置にミシン目91を入れるためのミシン目コマンドをプリンタ2に送信する(S133)。S133の後、S111に移行して残っている分割画像を印刷するための処理を行う。
分割画像の残りが無い場合(S121:NO)、CPU11は、分割画像を印刷した後にテープを切り離すためのテープカットコマンドをプリンタ2に送信する(S141)。これにより、分割画像と中間画像とが一連に印刷されたラベルがプリンタ2によって生成される。S141の後、CPU11は、本処理を終了する。
[分割印刷処理の第2の形態]
続いて、ラベル作成アプリ40による分割印刷処理の第2の形態について、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態では、分割画像と中間画像とが一連になった一連画像を生成した後、その一連画像用の印刷コマンドを送信する。この点、分割画像と中間画像との画像ごとに印刷コマンドを送信し、その結果としてテープに印刷される画像が一連画像になる第1の形態と異なる。なお、第2の形態のうち、S104までの処理、および通常の分割印刷の処理であるS106からS109までの処理は第1の形態と同様であり、説明を適宜省略する。
続いて、ラベル作成アプリ40による分割印刷処理の第2の形態について、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態では、分割画像と中間画像とが一連になった一連画像を生成した後、その一連画像用の印刷コマンドを送信する。この点、分割画像と中間画像との画像ごとに印刷コマンドを送信し、その結果としてテープに印刷される画像が一連画像になる第1の形態と異なる。なお、第2の形態のうち、S104までの処理、および通常の分割印刷の処理であるS106からS109までの処理は第1の形態と同様であり、説明を適宜省略する。
第2の形態の分割印刷処理では、ガイド付き分割印刷を行う場合(S104:YES)、CPU11は、S103にて生成された複数の分割画像から1つの分割画像を抽出する(S111)。分割画像の抽出は、第1方向の一方の側から順に行う。そして、CPU11は、抽出された分割画像が、本処理での分割印刷のうち偶数番目に印刷されるか否かを判断する(S112)。
奇数番目に印刷される場合(S112:NO)、CPU11は、抽出した分割画像を印刷用の一連画像の第2方向の端部に連結する(S213)。なお、1番目であった場合は、連結元の一連画像が無いため、その1番目の分割画像を一連画像とする。偶数番目に印刷される場合(S112:YES)、CPU11は、分割画像に対して画像の向きを逆向きにする処理を行い、逆向きになった分割画像を印刷用の一連画像の第2方向の端部に連結する(S214)。S214は、逆向き処理の一例である。S213ないしS214の段階では、まだ印刷コマンドをプリンタ2に送信しない。
S213またはS214の後、CPU11は、印刷が行われていない分割画像の残りが有るか否かを判断する(S121)。分割画像の残りが有る場合(S121:YES)、CPU11は、折り曲げ線92を含む中間画像を生成し、生成した中間画像を印刷用の一連画像の第2方向の端部に連結する(S232)。S232の後、S111に移行して残っている分割画像を一連画像に連結するための処理を行う。このような画像の連結を繰り返すことで、分割画像と中間画像とが第2方向に交互に配置される一連画像が形成されることになる。
分割画像の残りが無い場合(S121:NO)、CPU11は、一連画像用の印刷コマンドをプリンタ2に送信することで、一連画像をプリンタ2に印刷させる(S240)。そして、一連画像を印刷した後にテープを切り離すためのテープカットコマンドをプリンタ2に送信する(S141)。これにより、分割画像と中間画像とが一連に印刷されたラベルがプリンタ2によって生成される。S240は、印刷物生成処理の一例である。なお、S240の処理を開始した後、S141の処理を開始するまでの間に、CPU11は、適宜、ハーフカットコマンドやミシン目コマンドを送信する。S141の後、CPU11は、本処理を終了する。
[選択肢決定処理]
続いて、ラベル作成アプリ40による選択肢決定処理について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。選択肢決定処理は、ラベル作成アプリ40にて設定画面50を表示するタイミングで、CPU11によって実行される。
続いて、ラベル作成アプリ40による選択肢決定処理について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。選択肢決定処理は、ラベル作成アプリ40にて設定画面50を表示するタイミングで、CPU11によって実行される。
選択肢決定処理では、CPU11は先ず、プリンタ2のモデルを識別するプリンタ情報を取得する(S301)。プリンタ情報は、プリンタに直接問い合わせて取得してもよいし、プリンタ情報をOS41が有している場合にはOS41から取得してもよい。
さらにCPU11は、プリンタ2に装着されているテープの幅を取得する(S302)。テープの幅は、プリンタに直接問い合わせて取得してもよいし、ユーザに入力させて取得してもよい。プリンタに問い合わせる場合、プリンタ2からプリンタの装着されているテープの型番を取得して、その型番からテープの幅を取得してもよいし、プリンタ2にキャリブレーションを行わせて取得した実測値を取得してもよいし、テープの幅としてプリンタ2にユーザが設定した設定値を取得してもよい。S301とS302とは逆順であっても同時であってもよい。S301およびS302は、取得処理の一例である。
その後、CPU11は、S301およびS302にて取得した情報に基づいて、テープの幅方向の側端まで印刷を行う縁無し印刷が可能か否かを解析する(S303)。縁無し印刷の可否判断は、ラベル作成アプリ40が有する情報に基づいて解析してもよいし、メーカのサーバにアクセスしてサーバに解析してもらってもよい。S303での解析結果は、縁無し印刷が、幅方向の両端で可能である場合と、片端のみで可能である場合と、不可である場合と、のいずれかになる。そこで、CPU11は、縁無し印刷が両端で可能か(S304)、両端で可能でなければ(S304:NO)、片端で可能か否かを判断する(S311)。S303およびS311は、判断処理の一例である。
縁無し印刷が両端で可能であれば(S304:YES)、CPU11は、用紙の選択肢として設定可能な全ての選択肢を表示可能に決定する(S305)。用紙の選択肢として設定可能な範囲は、プリンタのモデルによって異なる。一方、縁無し印刷が片端のみで可能であれば(S311:YES)、CPU11は、ガイド付き分割印刷については分割数を2のみ許可する(S312)。片端でのみ縁無し印刷が可能な場合、3分割以上に分割してしまうと余白が有る側端同士を合わせる箇所が生じることになり、分割画像を合わせたとしても元の画像を再現し難いためである。また、縁無し印刷が不可であれば(S311:NO)、CPU11は、ガイド付き分割印刷を選択する選択肢を除く選択肢を表示可能に設定する(S321)。縁無し印刷が不可の場合、テープの幅方向の側端に余白が生じ、余白が有る側端同士を合わせることになり、元の画像を再現し難いためである。
S305またはS312またはS321の後、CPU11は、本処理を終了する。その後、ラベル作成アプリ40によって設定画面50を表示し、用紙の設定項目が操作された際、CPU11は選択肢決定処理によって決定された選択肢を表示し、用紙の設定を受け付ける。このとき、例えば縁無し印刷が不可であればガイド付き分割印刷を選択する選択肢が表示されないため、ガイド付き分割印刷の実行が制限される。
以上詳細に説明したようにラベル作成アプリ40は、ラベルの搬送方向に対応する第2方向に沿って、ラベルの幅方向に対応する第1方向の所定の位置で分割された第1の分割画像831および第2の分割画像833を生成し、さらに分割画像を順次に印刷する際に第2の分割画像833の向きを逆向きにし、さらに第1の分割画像831および第2の分割画像833の間に第2方向の長さがラベルの幅の2倍以上となる中間画像832を設け、これらの一連画像83が印刷された1枚のラベル83Lを生成する。このガイド付き分割印刷によって印刷されたラベル83Lによれば、ラベル83Lを折り曲げ線92に沿って中間画像832の部分を折り曲げることで、図5(D1)に示したように、第1の分割画像831と第2の分割画像833とが揃うことになる。そのため、ユーザにとって、第1の分割画像831および第2の分割画像833の位置合わせが容易になる。
また、ガイド付き分割印刷では、第1の分割画像831と第2の分割画像833とが一連になった一連画像83が印刷されたラベル83Lをプリンタ2に生成させることから、分割画像ごとにラベルが生成される通常の分割印刷と比較して、間違った組み合わせで分割画像を組み合わせることがない。また、分割画像の一方を紛失するといったリスクも回避できる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、PC1やプリンタ2は、それぞれ1台に限らず、複数台が接続された印刷システムでも良い。
また、ラベル83Lには、分割画像と中間画像との境界にミシン目91を入れて切り取り易くしているが、ミシン目91の代わりにガイドとなる線を印刷してもよい。分割画像と中間画像との境界に線を印刷した場合、その線は第2ガイド線の一例になる。この場合、折り曲げる位置の折り曲げ線92と異なる線種とすることで、ユーザは折り曲げ線92と区別することができる。また、分割画像と中間画像との境界に、線とミシン目との両方を設けてもよい。また、分割画像と中間画像との境界に、ミシン目91の代わりに、印刷用紙222側へのハーフカットによる切れ目を設けてもよい。
また、ラベル83Lの中間画像832に含まれる折り曲げ線92および折り曲げる向きの説明は無くてもよい。ただし、ガイド線や折り曲げる向きの説明を含めることで、ユーザにとってラベル83Lの分割画像の位置合わせが容易になる。また、折り曲げ線92に付された折り曲げる向きと同様に、ミシン目91や切れ目93にも切り取りや剥離等の説明を付してもよい。また、ラベル83Lに含まれるミシン目91やハーフカットの切れ目93は無くてもよい。ただし、これらの加工を行うことで、ユーザにとってラベル83Lの貼付が容易になる。
また、被印刷媒体となるテープは、印刷用紙222と台紙221との2重構造に限らず、例えば、印刷用紙222のみの構造であってもよい。また、印刷用紙222の大きさや材質は、何でもよい。
また、入力IF18としては、PC1にてユーザから直接入力を受け付けるものに限らず、例えば、ネットワーク等による通信を介して入力を受け付けるものも含む。例えば、入力を受け付けるウェブページ等のデータを他の装置に送信し、当該ウェブページへの入力を他の装置で受け付け、入力済みのウェブページをPC1が受信することで、入力されたデータを受け付ける構成であっても良い。その場合、PC1は、入力IF18とディスプレイ19との少なくとも一方を備えていなくても良い。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 PC
2 プリンタ
11 CPU
40 ラベル作成アプリ
83 一連画像
91 ミシン目
92 線
93 切れ目
83L ラベル
831 第1の分割画像
832 中間画像
833 第2の分割画像
2 プリンタ
11 CPU
40 ラベル作成アプリ
83 一連画像
91 ミシン目
92 線
93 切れ目
83L ラベル
831 第1の分割画像
832 中間画像
833 第2の分割画像
Claims (12)
- 情報処理装置のコンピュータによって実行可能なアプリケーションプログラムであって、
前記コンピュータに、
指定された画像を、テープ状の被印刷媒体の幅方向に対応する第1方向の所定の位置で、前記被印刷媒体の搬送方向に対応する第2方向に沿って分割した第1の分割画像と第2の分割画像とを生成する分割画像生成処理と、
前記分割画像生成処理にて生成された前記第2の分割画像について、画像の向きを逆向きの状態にする逆向き処理と、
前記第1の分割画像と前記逆向き処理によって画像の向きを逆向きにされた前記第2の分割画像とが前記被印刷媒体の第2方向に並べて前記被印刷媒体に印刷された印刷物であって、さらに前記第1の分割画像と前記第2の分割画像との間に、前記第2方向の長さが前記被印刷媒体の幅の2倍以上となる中間領域が配置された前記印刷物を、前記情報処理装置に接続されるプリンタに生成させる印刷物生成処理と、
を実行させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項1に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記印刷物生成処理では、
前記中間領域に折り目となる第1ガイド線が印刷された前記印刷物を、前記プリンタに生成させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項2に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記第1ガイド線は、前記中間領域のうち前記第2方向の中間位置であって、前記被印刷媒体の前記第1方向の一方の側端から45度の角度で他方の側端に向かう線である、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記印刷物生成処理では、
前記第1の分割画像と前記中間領域との境界および前記第2の分割画像と前記中間領域との境界に切り目となる第2ガイド線が印刷された前記印刷物を、前記プリンタに生成させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項4に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記第2ガイド線は、前記第1方向に沿った線である、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記第1の分割画像と前記中間領域との境界および前記第2の分割画像と前記中間領域との境界にミシン目を入れるコマンドを、前記プリンタに送信するミシン目処理を実行させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記被印刷媒体は台紙とシール媒体との2重構造であり、前記シール媒体に印字面があり、
前記コンピュータに、
前記第1の分割画像が印刷される領域内の所定の位置と、前記第2の分割画像が印刷される領域内の所定の位置とに、前記台紙のみを切断するハーフカットを前記プリンタに行わせるコマンドを、前記プリンタに送信するハーフカット処理を実行させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項7に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記ハーフカット処理では、
前記第1の分割画像と前記中間領域との境界および前記第2の分割画像と前記中間領域との境界の各位置に、前記シール媒体のみを切断するハーフカットを前記プリンタに行わせるコマンドも、前記プリンタに送信する、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記プリンタのモデルの識別情報と、前記プリンタに装着されている前記被印刷媒体の幅とを、前記プリンタから取得する取得処理と、
前記取得処理にて取得した前記識別情報と前記幅との組み合わせに基づいて、前記被印刷媒体の側端まで印刷する縁無し印刷の可否を判断する判断処理と、
を実行させ、
さらに前記コンピュータに、
前記判断処理にて前記縁無し印刷が前記印刷媒体の側端の少なくとも一方で可能であると判断したことを条件として、前記印刷物生成処理を実行させ、前記判断処理にて前記縁無し印刷が前記印刷媒体の側端の両方で不可能であると判断した場合、前記印刷物生成処理を実行させない、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項9に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記判断処理にて前記縁無し印刷が前記被印刷媒体の一方の側端でのみ可能と判断した場合、前記分割画像生成処理での分割数を2に限定させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記印刷物生成処理では、
前記第1の分割画像に基づく印刷データを前記プリンタに送信し、その後、前記中間領域の画像に基づく印字データを前記プリンタに送信し、その後、前記逆向き処理によって画像の向きを逆向きにされた前記第2の分割画像に基づく印刷データを前記プリンタに送信することで、前記印刷物を前記プリンタに生成させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。 - 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記印刷物生成処理では、
前記第1の分割画像と前記中間領域の画像と前記逆向き処理によって画像の向きを逆向きにされた前記第2の分割画像とを前記第2方向に並べた連続画像を生成し、生成した前記連続画像に基づく印字データを前記プリンタに送信することで、前記印刷物を前記プリンタに生成させる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019062295A JP2020162076A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | アプリケーションプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019062295A JP2020162076A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | アプリケーションプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020162076A true JP2020162076A (ja) | 2020-10-01 |
Family
ID=72640074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019062295A Pending JP2020162076A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | アプリケーションプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020162076A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114115761A (zh) * | 2021-11-03 | 2022-03-01 | 北京三快在线科技有限公司 | 一种打印机自动设置方法、装置、存储介质及电子设备 |
-
2019
- 2019-03-28 JP JP2019062295A patent/JP2020162076A/ja active Pending
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CN114115761A (zh) * | 2021-11-03 | 2022-03-01 | 北京三快在线科技有限公司 | 一种打印机自动设置方法、装置、存储介质及电子设备 |
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