JP3925578B2 - カッタ付きプリンタ - Google Patents

カッタ付きプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP3925578B2
JP3925578B2 JP00184398A JP184398A JP3925578B2 JP 3925578 B2 JP3925578 B2 JP 3925578B2 JP 00184398 A JP00184398 A JP 00184398A JP 184398 A JP184398 A JP 184398A JP 3925578 B2 JP3925578 B2 JP 3925578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
image
cut
printer
recording paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00184398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11198467A (ja
Inventor
紳夫 宮崎
昇 小森
幸治 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP00184398A priority Critical patent/JP3925578B2/ja
Priority to US09/225,491 priority patent/US6209435B1/en
Publication of JPH11198467A publication Critical patent/JPH11198467A/ja
Priority to US09/730,851 priority patent/US6619166B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3925578B2 publication Critical patent/JP3925578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカッタ付きプリンタに係り、特に1又は複数の画像を記録紙に自由な大きさ、レイアウトで印画することができるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の画像の外形をカットすることができるカッタ付きプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカッタ付きプリンタとしては、特開平9−66636号公報及び特開平9−226194号公報に記載のものがある。
前者のカッタ付きプリンタは、ラベルの外形、印字の大きさ、フォントの指定及び文字が入力されると、これらの入力に基づいて印字処理を行った後、入力されたラベルの外形に応じて、シートをX軸方向に移動させるとともに、単一のカッタ刃をY軸方向に移動させてラベルの外形をカットし、これにより角丸、雲型、ハート型、星型等の自在な形状にラベルをカットできるようにしている。
【0003】
後者のカッタ付きプリンタは、取り込んだ画像を表示し、必要に応じてその画像を編集して印刷できるようになっている。また、上記画像のカット範囲及び座標の指定により、それぞれ用紙の水平方向及び垂直方向のカットを行う1乃至複数のカッタを制御し、これにより印刷した画像を指定したカット範囲でカットできるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のカッタ付きプリンタの場合には、まず、ラベルの外形を入力し、続いて印字の大きさ、フォントの指定及び文字を入力するため、ラベルの外形に合わせて印字の大きさ等を指定しなければならず、所望のラベルを得るための編集が煩雑であるという問題がある。
【0005】
また、後者のカッタ付きプリンタの場合も、取り込んだ画像又は取り込んだ画像を編集した画像のカット範囲等を、その画像に応じて指定しなければならず、カット方法の編集が煩雑であるという問題がある。また、複数のカッタによって縦/横自由にカットでき、整列作成された原稿を素早くカットすることができるが、任意形状にカットすることができない。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、記録紙に印画する画像のサイズ、レイアウトの入力やカット方法の編集が不要で、1又は複数の画像を記録紙に自由な大きさ、レイアウトで印画することができるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の画像の外形を自由なカット形状でカットすることできるカッタ付きプリンタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項1に係るカッタ付きプリンタは、印画すべき画像を示す画像データを入力する入力手段と、記録紙に印画された画像の外形をカットするためのカットパターンを複数のカットパターンの中から選択するカットパターン選択手段と、前記入力手段から入力した画像データに基づいて前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は複数の画像を前記記録紙に印画するプリンタ手段と、前記記録紙から1又は複数の画像の外形を、前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンとなるようにカットするカッタ手段と、を備え、前記カッタ手段は、前記複数のカットパターンにそれぞれ対応した抜き型が形成された複数のカッタを保持するカッタ保持部を有し、該カッタ保持部に保持された複数のカッタのうち前記カットパターン選択手段によって選択されたカットパターンに対応するカッタを所定のカット位置に移動させ、該カッタによって前記記録紙から1又は複数の画像をカットすることを特徴としている。
【0008】
即ち、本願請求項1に係る発明によれば、複数のカットパターンの中から所望のカットパターンを選択するという簡単な選択操作を行うことにより、その選択したカットパターンに応じた大きさ、レイアウトで1又は複数の画像を記録紙に印画することができるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の画像の外形を前記カットパターンでカットすることができる。
【0009】
本願請求項2に係る発明は、印画すべき画像を示す画像データを入力する入力手段と、記録紙に印画された画像の外形をカットするためのカットパターンを複数のカットパターンの中から選択するカットパターン選択手段と、前記印画すべき画像と合成するテンプレート画像を示す画像データを複数記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数のテンプレート画像から1つのテンプレート画像を選択するテンプレート画像選択手段と、前記入力手段から入力した画像データと前記テンプレート画像選択手段での選択により前記記憶手段から読み出したテンプレート画像を示す画像データとから印画すべき画像にテンプレート画像を合成してなる合成画像を示す画像データを作成する画像処理手段と、前記画像処理手段によって作成された合成画像を示す画像データに基づいて前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は複数の画像を前記記録紙に印画するプリンタ手段と、前記記録紙から1又は複数の画像の外形を、前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンとなるようにカットするカッタ手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
即ち、本願請求項2に係る発明によれば、複数のカットパターンの中から所望のカットパターンを選択するとともに、複数のテンプレート画像の中から印画すべき画像と合成するテンプレート画像を選択するという簡単な選択操作を行うことにより、その選択したカットパターンに応じた大きさ、レイアウトで1又は複数の合成画像を記録紙に印画することができるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の合成画像の外形を前記カットパターンでカットすることできる。
【0011】
前記カットパターンは、請求項3に示すように記録紙に印画された複数の画像のうちの一部をカットせずに残すカットパターンも含む。また、前記カット手段は、請求項4に示すように複数のカットパターンにそれぞれ対応した抜き型が形成された複数のカッタを保持するカッタ保持部を有し、該カッタ保持部に保持された複数のカッタのうち前記カットパターン選択手段によって選択されたカットパターンに対応するカッタを所定のカット位置に移動させ、該カッタによって前記記録紙から1又は複数の画像をカットする。更に、前記記憶手段に記憶される複数のテンプレート画像を示す画像データ及び前記カット手段が有する複数のカッタは、請求項5に示すようにそれぞれ追加及び/又は交換可能になっており、更にまた、請求項6に示すように前記カッタにはその種類を示すマーカが付与されており、前記カット手段は、予め前記カッタ保持部に保持された複数のカッタにそれぞれ付与されたマーカを読み取り、前記カッタ保持部のカッタ保持位置に関連してカッタの種類を記憶するようにしている。尚、前記マーカは、請求項7に示すようにバーコード情報である。
【0012】
また、前記カッタは、請求項8に示すように円筒状の周面にカットパターンに対応する抜き型が形成されたカッタローラが適用され、前記記録紙は、請求項9に示すように台紙に画像が印画されるシール紙が貼付されたシール作成用紙であり、前記カット手段はシール紙のみをカットするようにしている。また、前記記録紙は、請求項10に示すように台紙に画像が印画されるシール紙が貼付されたシール作成用のロール紙であり、前記カッタは、円筒状の周面にカットパターンに対応する抜き型と、周面の母線方向に沿った切断刃とが形成されたカッタローラであり、前記抜き型により前記ロール紙のシール紙のみをカットし、前記全切り刃により前記ロール紙を所定の長さにカットするようにしている。
【0013】
前記カッタローラには、請求項11に示すようにカッタの位相検出用のマーカが付与され、前記カット手段は、前記マーカを検出することにより前記カッタローラの頭出しを行い、前記記録紙に対してカッタローラの位相を合わせてカットするようにしている。前記位相検出用のマーカは、請求項12に示すように前記カッタの種類を示すマーカを兼ねている。
【0014】
更に、本発明に係るカッタ付きプリンタは、請求項13に示すように前記記録紙に画像を印画すべく該記録紙を前記プリント手段に搬送するとともに、印画された記録紙をカットすべく該記録紙を前記カット手段に搬送する搬送手段を有し、前記プリント手段は、前記記録紙に画像を印画するとともに、カット位置の基準となる位置決めマーカを印刷し、前記カット手段は、前記搬送手段による前記記録紙の搬送中に前記マーカを読み取るセンサを有し、該センサの検出出力に基づいて動作することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るカッタ付きプリンタの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係るカッタ付きプリンタの外観図である。
同図において、10はLCDパネル、12はパワースイッチ、14はビデオ入力端子、16は外部機器と接続されるパラレル端子、18はフロッピーやメモリカード等の外部記録媒体が挿入される挿入口、19は排紙トレイである。尚、LCDパネル10は、画面上に表示されたボタンやスクロールバーをタッチすることによって適宜の入力ができるタッチセンサを有している。
【0016】
図2及び図3はそれぞれ図1に示したカッタ付きプリンタの内部構造の概要を示す正面図及び側面図である。
これらの図面に示すように、カッタ付きプリンタは、ロール紙20に画像を印画するプリンタ部30と、ロール紙20をカットするカッタ部40とを有している。
【0017】
ロール紙20は、台紙に画像が印画されるシール紙が貼付されたシール作成用のもので、シール紙にはイエロー層、マゼンタ層、シアン層の感熱発色層が形成されている。このロール紙20は、モータ21からベルト22、23を介して回転駆動力が加えられるキャプスタンローラ24、25と、これらのキャプスタンローラ24、25に対向するピンチローラ26、27との間に挟持され、キャプスタンローラ24、25の回転に伴って図2上で左右方向に搬送される。尚、28は、ロール紙20の先端を検出することによって印画位置を検出する印画位置検出用のフォトリフレクタである。
【0018】
プリンタ部30は、ロール紙20を挟んでプラテンローラ31と対向して配置されたサーマルヘッド32と、イエローの発色及びマゼンタの発色をそれぞれ定着させる定着ランプ33、34とから構成されている。
このプリンタ部30によってロール紙20にカラー画像を印画する場合には、まず、フォトリフレクタ28によってロール紙20の先端(印画開始位置)を検出する。そして、この検出時点からキャプスタンローラ24及びピンチローラ26によってロール紙20を図2上で右方向に一定速度で搬送するとともに、ロール紙20のイエロー層が発色する熱エネルギーの範囲内で、そのイエロー層がカラー画像に応じた発色濃度となるようにサーマルヘッド32を制御し、続いて定着ランプ33から中心波長425nmの光を照射してイエローの発色を定着させる。
【0019】
次に、ロール紙20を前記印画開始位置まで巻き戻し、その後、再びロール紙20を図2上で右方向に一定速度で搬送するとともに、ロール紙20のマゼンタ層が発色する熱エネルギーの範囲内で、そのマゼンタ層がカラー画像に応じた発色濃度となるようにサーマルヘッド32を制御し、続いて定着ランプ34から中心波長365nmの光を照射してマゼンタの発色を定着させる。次に、ロール紙20を前記印画開始位置まで再び巻き戻し、その後、ロール紙20を図2上で右方向に一定速度で搬送するとともに、ロール紙20のシアン層が発色する熱エネルギーの範囲内で、そのシアン層がカラー画像に応じた発色濃度となるようにサーマルヘッド32を制御する。このようにしてロール紙20にカラー画像を印画する。
【0020】
カッタ部40は、主としてカッタ交換部と、ロール紙20の台紙を残して画像が印画されたシール紙のみをカット(半抜き)する打ち抜き部と、ロール紙20を所定の長さで切り離す全切り部とから構成されている。
カッタ交換部は、4種類のカッタローラ42A〜42Dを保持するカッタ群ホイール43(図4参照)を有し、このカッタ群ホイール43をモータ44及びベルト45によって回転させることによって所望のカッタローラを所定の使用位置(図2上で対向ローラ51と対向する位置)に移動させることができるようになっている。尚、図3に示すようにフォトインタラプタ46によってカッタ群ホイール43の凹部43Aを検出することにより、対向ローラ51と向き合うカッタローラの位置決めが行われる。
【0021】
さて、カッタ交換部のカッタ群ホイール43に装着されるカッタローラ42A〜42Dは、円筒状の周面にカットパターンに対応する抜き型が形成されている(図11参照)。図5はカッタローラの周面の展開図であり、図6は図5のA−A線に沿う断面図である。図5に示すカッタローラの第1のカットパターンは、画像分割数及び画像数が4で、各画像の打ち抜き形状が「四角形」になっている。
【0022】
図7乃至図10は、図5に示したカッタローラのカットパターンと異なるカットパターンを有するカッタローラの周面の展開図である。図7に示すカッタローラの第2のカットパターンは、画像分割数及び画像数が9であり、各画像の打ち抜き形状が「長丸形」になっている。図8に示すカッタローラの第3のカットパターンは、画像分割数及び画像数が16であり、各画像の打ち抜き形状としては、「なし」、「ハート形」、「長丸形」及び「四角形」が混在している。尚、「なし」は、画像の外形をカットしないことを意味し、この部分の画像の外形は打ち抜かれずに残される。従って、ユーザーはカットされない画像の外形を、鋏によって任意形状にカットすることができる。
【0023】
図9に示すカッタローラの第4のカットパターンは、画像分割数が16、画像数が10であり、各画像の打ち抜き形状としては、「ハート形」、「長丸形」及び「四角形」が混在している。また、「ハート形」及び「長丸形」は、2種類の大きさのものが混在している。図10に示すカッタローラの第5のカットパターンは、画像分割数及び画像数が1であり、画像の打ち抜き形状が「長丸形」になっいる。尚、図5、図7乃至図10において、一点鎖線で示した範囲は印画エリアである。
【0024】
次に、上記カッタローラのカットパターンを示すバーコード情報について説明する。
まず、画像分割数、画像数及び打ち抜き形状とコードとの関係は、次表のようになっている。
【0025】
【表1】
Figure 0003925578
表1において、画像分割数は、1×1、2×2、3×3、…8×8のグリッドで分割した数を示し、例えば図9に示したカッタローラのカットパターンの場合には、4×4のグリッドで分割した16がその画像分割数となる。
【0026】
次に、各画像の位置や大きさを示すコードについて説明する。
例えば図9に示したカッタローラのカットパターンの場合には、4×4のグリッドで16分割された大きさが基準の大きさであり、抜き型(1) の位置は、〔0101〕で表し、抜き型(9) の位置は、〔0804〕で表す。また、抜き型(5) の位置及び大きさは、〔0603〕で表す。尚、この抜き型(5) は、縦横とも2つのグリッドに跨がった大きさを有しており、〔06〕は縦のグリット〔02〕と〔04〕の和であり、〔03〕は横のグリッド〔01〕と〔02〕の和である。また、表2に示したように、打ち抜き形状のコードを先頭に付加し、これにより抜き型(1) は〔030101〕、抜き型(5) は〔020603〕、抜き型(9) は〔010804〕で表す。
【0027】
このようにして、図9に示したカッタローラのカットパターンは、画像分割数を示すバーコード〔03〕,画像数を示すバーコード〔09〕,10個の抜き型(1) 〜(10)の打ち抜き形状、位置、大きさを示すバーコード〔030101〕,〔020102〕,〔010104〕,〔030108〕,〔020603〕,〔01060C〕,〔030801〕,〔020802〕,〔010804〕,〔030808〕によって表すことができる。
【0028】
上記カッタローラのカットパターンを示すバーコードは、図4に示すように各カッタローラ42A〜42Dの側面に設けられている。
さて、使用位置に位置決めされたカッタローラは、図2及び図3に示すようにモータ52からベルト53、ローラ54を介して回転駆動できるようになっている。また、このようにして回転させられるカッタローラに設けられたバーコードは、図3に示すようにカッタ群ホイール43に形成された開口部43Bを介してバーコード読取器47によって読み取られる。従って、カッタ付きプリンタは、カッタ群ホイール43のどの位置に、どのようなカットパターンを有するカッタローラが保持されているかを認識することができる。
【0029】
使用位置に位置決めされたカッタローラによってロール紙20に印画された画像の外形を半抜きする場合には、カッタローラに対向する対向ローラ51を所定の位置に上昇させる。即ち、対向ローラ51は、図2に示すようにレバー55に配設されており、このレバー55の一端に、モータ56からベルト57及びベルト車58のピン58Aを介して上下方向の駆動力が伝達される。これにより、レバー55に設けられた対向ローラ51を、図2の実線で示すカット位置に上昇させることができるとともに、破線で示す退避位置に退避させることができる。尚、使用位置に位置決めされたカッタローラの抜き型と、上記カット位置に上昇させられた対向ローラ51との間には、ロール紙20の台紙の厚さに相当する隙間が形成され、これによりロール紙20からシール紙のみをカット(半抜き)できるようになっている。
【0030】
上記カッタローラにより画像の外形が打ち抜かれたロール紙20は、図2上で右方向に搬送され、ロール紙20の切り離し位置がカッタ48のカット位置に達すると停止させられる。カッタ48は、ロール紙20の搬送方向と直交する方向に移動し、画像が印画され且つ画像の外形が打ち抜かれた記録紙をロール紙20から切り離す。このようにして切り離された記録紙は、排紙トレー19(図1参照)に排出され、また、ロール紙20は、その先端が印画位置検出用フォトリフレクタ28によって検出される位置まで巻き戻される。
【0031】
図11はカッタローラの他の実施の形態を示す斜視図である。このカッタローラ49は、円筒状の周面にカットパターンに対応する抜き型49Aと、周面の母線方向に沿った切断刃49Bとが形成されている。このカッタローラ49によれば、抜き型49Aによってロール紙20の半抜きができるとともに、切断刃49Bによってロール紙20から記録紙の切り離し(全切り)ができ、前述した切り離し用のカッタ48が不要になる。
【0032】
また、カッタローラ49は、抜き型49Aの位相と合わせて(又は所定の位相関係をもって)側面にバーコード49Cが形成されている。従って、このバーコード49Cの先端位置をバーコード読取器47によって読み取ることにより、カッタローラ49の位相を検知することができる。
図12はカッタ付きプリンタの実施の形態を示すブロック図である。
【0033】
同図に示すように、このカッタ付きプリンタは、主としてLCDパネル10(図1参照)、中央処理装置(CPU)60、メインメモリ62、フレームメモリ64、テンプレート画像メモリ66、図2及び図3で詳述したプリンタ部30及びカッタ部40、及びこれらのプリンタ部30及びカッタ部40を制御する各種のコントローラ(定着ランプコントローラ70、プリントコントローラ72、メカコントローラ74、カッタコントローラ76)から構成されている。
【0034】
このカッタ付きプリンタは、図1に示したビデオ入力端子14からビデオ信号を入力することができ、このビデオ信号はA/Dコンバータ67によってデジタル信号に変換され、一旦フレームメモリ64に格納されたのちメインメモリ62に格納される。また、外部機器からパラレル端子16(図1参照)及びインターフェース68を介して画像データを入力することができ、この画像データはメインメモリ62に格納される。尚、メインメモリ62は、上記入力した1フレーム分の画像データを格納するエリアの他に、入力画像とテンプレート画像とを合成するための処理エリアや、処理結果が格納される印画用のエリア、LCDパネル10に表示する画像データを格納するエリア等を有している。
【0035】
LCDドライバ11は、メインメモリ62に格納されているLCDパネル10の表示用の画像データに基づいて、入力画像や、後述する各種のテンプレート画像、カットパターン、入力画像とテンプレート画像とを合成した合成画像等をLCDパネル10に表示させるようにLCDパネル10を駆動する。LCDパネル10の画面上には、ボタンやスクロールバーも表示され、LCDパネル10の画面上のタッチセンサをタッチすることによってオンスクリーン対話形式で適宜の入力ができるようになっている。尚、この詳細については後述する。
【0036】
CPU60は、各種のメモリ62、64、66やコントローラ70、72、74、76、インターフェース68等と接続されており、LCDパネル10のタッチセンサ等からの入力に基づいて各回路を統括制御する。
次に、このカッタ付きプリンタにおけるセットアップについて説明する。
図13のフローチャートに示すように、パワースイッチ12(図1参照)がONされると、カッタ群ホイール43を回転させ、4つのカッタローラのうちの1つのカッタローラの頭出し(所定の使用位置への位置決め)を行う(ステップS100)。カッタローラの頭出しが終了すると(ステップS110)、そのカッタローラを回転させ、カッタローラの側面に設けられているバーコードをバーコード読取器47によって読み取る(ステップS120)。
【0037】
このバーコードの読み取りにより、図14に示すように画像分割数及び画像数を読み込み(ステップS122、S124)(表1参照)、続いて、各画像の打ち抜き形状、その画像の位置を読み込む(ステップS126)。そして、全ての画像について打ち抜き形状、画像位置を読み込むと(ステップS128)、読み込みを終了する。
【0038】
このようにして読み込んだ情報(カッタローラのカットパターンを示す情報)は、カッタナンバー(カッタ群ホイール43の保持位置)に対応して記憶する(図13のステップS130)。
次に、カッタ群ホイール43に保持された全てのカッタローラについて、カットパターンを調べたか否かを判別する(ステップS140)。調べが終わっていない場合にはステップS100に戻り、上記ステップS100〜S130を繰り返し、調べが終わった場合には、セットアップが終了し、スタンバイ状態となる。
【0039】
カッタ群ホイール43に取り付けられるカッタローラは、追加、交換ができるが、上記セットアップにより、カッタ付きプリンタは、カッタ群ホイール43のどの位置に、どのようなカットパターンを有するカッタローラが保持されているかを認識することができる。
次に、本発明に係るカッタ付きプリンタの作用について説明する。
【0040】
図15は本発明に係るカッタ付きプリンタによるプリント・カット手順の実施の形態を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、印画しようとする画像の画像データを取り込む(ステップS200)。この画像データは、図1に示したビデオ入力端子14やスキャナー等の外部機器と接続されるパラレル端子16を介して取り込み、あるいはフロッピーやメモリカード等の外部記録媒体から読み取る。このようにして取り込んだ画像データに基づいて画像をLCDパネル10に表示し、その表示された画像を印画する画像としてよいかどうかを指示する(ステップS202)。LCDパネル10に表示された画像を印画しない場合には、再度別の画像の画像データを取り込む指示を行い、LCDパネル10に表示された画像を印画する場合には、画面上のOKボタンをタッチし、ステップS204に移行させる。
【0041】
ステップS204では、上記入力画像の外形の打ち抜き形状、レイアウトを選択する。即ち、ステップS204に移行すると、LCDパネル10には図16に示す画面が表示される。同図に示すように、LCDパネル10の表示部10Aには入力画像が表示され、表示部10Bには複数の打ち抜き形状が表示され、表示部10Cには複数のレイアウトが表示される。尚、表示部10Bの複数の打ち抜き形状及び表示部10Cの複数のレイアウトは、それぞれ選択可能なボタンとして表示され、また、画面の右下には各種のボタンが表示されている。
【0042】
このLCDパネル10の画面を用いて打ち抜き形状、レイアウトの選択を行う(ステップS204、S206)。即ち、まず、LCDパネル10の表示部10Bに表示されている複数の打ち抜き形状から所望の打ち抜き形状にタッチし、打ち抜き形状を選択する。尚、選択された打ち抜き形状は、明るさ等が変化し、選択されたことが認識できるようになっている。また、表示部10Bに表示されている複数の打ち抜き形状に所望の打ち抜き形状がない場合には、表示部10Bの下側の横スクロールバーの矢印にタッチすることによって、表示部10Bに表示される打ち抜き形状をスクロールさせることができる。
【0043】
打ち抜き形状が選択されると、その選択された打ち抜き形状を有するレイアウトが表示部10Cに表示される。図16上では、四角形の打ち抜き形状が選択されているため、四角形の打ち抜き形状を有する複数のレイアウトが表示部10Cに表示される。
次に、LCDパネル10の表示部10Cに表示されている複数のレイアウトから所望のレイアウトにタッチし、レイアウトを選択する。尚、選択されたレイアウトは、明るさ等が変化し、選択されたことが認識できるようになっている。また、表示部10Cに表示されている複数のレイアウト中に所望のレイアウトがない場合には、表示部10Cの左側の縦スクロールバーの矢印にタッチすることによって、表示部10Cに表示されるレイアウトをスクロールさせることができる。更に、打ち抜き形状を選択せずに、直接レイアウトを選択するようにしてもよい。
【0044】
ところで、カッタ群ホイール43から選択できるカッタローラと、選択できるレイアウトとは一対一に対応しており、この実施の形態では、カッタ群ホイール43には4つのカッタローラが搭載されるため、4つのレイアウトの中から所望のレイアウトを選択することになるが、カッタ群ホイールが多数のカッタローラを搭載することができれば、その数だけレイアウトの選択の幅が広がる。
【0045】
上記のようにして打ち抜き形状、レイアウトが選択されると、その選択したレイアウトの打ち抜きを行うカッタローラを所定の使用位置に位置決めするために、カッタ群ホイールを回転制御する(ステップS208)。続いて、位置決めされたカッタローラのバーコードの記録開始位置を検出することにより(図11参照)、カッタローラの基準位置が所定のホームポジションHPにくるようにカッタローラを回転させる(ステップS210)。
【0046】
次に、テンプレート画像を選択する(ステップS212、S214)。即ち、前述したようにレイアウトが決定されると、LCDパネル10には図17に示す画面が表示される。同図に示すように、LCDパネル10の表示部10Dには選択されたレイアウトが表示され、表示部10Eには複数のテンプレート画像が表示される。尚、表示部10Eの複数のテンプレート画像は、それぞれ選択可能なボタンとして表示され、また、画面の右下には各種のボタンが表示されている。
【0047】
図17は1行2列目(2番目)の打ち抜き形状に対応するテンプレート画像を選択する状態を示しており、この打ち抜き形状が点滅表示されている。この打ち抜き形状は長丸形であるため、表示部10Eには長丸形に適合する複数のテンプレート画像が表示される。この表示部10Eに表示されている複数のテンプレート画像から所望のテンプレート画像にタッチし、テンプレート画像を選択する。このようにして2番目の打ち抜き形状のテンプレート画像が選択されると、その選択されたテンプレート画像と入力画像とが合成され、この合成画像が打ち抜き形状内に嵌め込まれ、3番目のテンプレート画像を選択するための画面になる。3番目の打ち抜き形状はハート形であるため、表示部10Eにはハート形に適合する複数のテンプレート画像が表示される。
【0048】
このようにして全ての打ち抜き形状に対応するテンプレート画像が選択されると、印画画像を示す画像データが作成される。尚、テンプレート画像は、必ずしも選択しなくてもよく、一部の打ち抜き形状についてのみ選択するようにしてもよい。
さて、印画画像を示す画像データを作成する場合には、図18のフローチャートに示すように、まずテンプレート画像に入力画像を合成する(ステップS250)。いま、図19に示す画像を入力画像とし、図20(A)、(B)及び(C)に示す画像をテンプレート画像とすると、入力画像とテンプレート画像との合成画像は、図21(A)、(B)及び(C)に示すようになる。
【0049】
このようにして合成された合成画像は、その合成画像をはめ込もうとする打ち抜き形状の大きさに対応する大きさに縮小され(ステップS252)、その縮小された合成画像は、その画像位置情報に基づいて印画用のテンプレート(打ち抜きパターンに対応するテンプレート)の適宜位置に合成される(ステップS254)。そして、全ての画像について、上記ステップS250〜S254の処理が終了すると(ステップS256)、印画画像を示す画像データの作成が終了する。
【0050】
図22は上記のようにして作成された印画画像の一例を示す。また、この印画画像を示す画像データは、メインメモリ62の印画用のエリアに格納される。
印画画像を示す画像データの作成が終了すると、図15のステップS216に移行し、メインメモリ62の印画用のエリアに格納された印画画像を示す画像データに基づいてロール紙20に印画画像が印画される。また、この印画時にカッタローラとの位相合わせのためのマーカMも同時に印画される(図22参照)。
【0051】
ロール紙20への印画が終了すると、カッタローラの基準位置が所定のホームポジションHPに来ているか否かを判別し(ステップS218)、カッタローラの基準位置が所定のホームポジションHPに来ている場合には、カッタローラとの位相合わせのめの紙送りを行い(ステップS220)、フォトリフレクタ28がマーカMを検知したか否かを判別する(ステップS222)。尚、このフォトリフレクタ28は、印画時にはロール紙20の先端を印画開始の基準位置として検知するが、印画画像の外形の打ち抜き時には、打ち抜きの基準となるマーカMも検知するセンサとして作用する。
【0052】
フォトリフレクタ28によってマーカMが検知されると、直ちに(又は所定量紙送りした後)、カッタローラを紙送りと同期回転させるとともに、図2に示す対向ローラ51を所定の位置に上昇させる(ステップS224)。そして、カッタローラが1回転すると、ロール紙20に印画された全ての画像の外形が半抜きされる(ステップS226)。カッタローラにより画像の外形が打ち抜かれたロール紙20は、ロール紙20の切り離し位置がカッタ48のカット位置に達するまで図2上で右方向に搬送される。その後、カッタ48をロール紙20の搬送方向と直交する方向に移動させ、記録紙をロール紙20から切り離す(ステップS228)。このようにして切り離された記録紙は、排紙トレー19(図1参照)に排出される(ステップS230)。
【0053】
図23は本発明に係るカッタ付きプリンタによるプリント・カット手順の他の実施の形態を示すフローチャートである。
図15に示したフローチャートは、最初にカッタローラを選択し、その後、テンプレート画像を選択する場合の実施の形態を示しているが、図23に示すフローチャートは、最初にテンプレート画像を選択し、その後、カッタローラを選択する点で相違している。尚、図15に示したフローチャートと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0054】
図23のステップS200、S202において、画像を取り込むと、その入力画像と合成するためのテンプレート画像を選択する(ステップS300)。即ち、ステップS300に移行すると、LCDパネル10には図24に示す画面が表示される。同図に示すように、LCDパネル10の表示部10Fには入力画像が表示され、表示部10Gには複数のテンプレート画像が表示され、表示部10Hには複数の打ち抜き形状が表示される。尚、表示部10Gの複数のテンプレート画像及び表示部10Hの複数の打ち抜き形状は、それぞれ選択可能なボタンとして表示され、また、画面の右下には各種のボタンが表示されている。
【0055】
このLCDパネル10の画面を用いてテンプレート画像の選択を行う(ステップS300、S302)。即ち、まず、LCDパネル10の表示部10Gに表示されている複数のテンプレート画像から所望のテンプレート画像にタッチし、テンプレート画像を選択する。尚、選択されたテンプレート画像は、明るさ等が変化し、選択されたことが認識できるようになっている。また、表示部10Gに表示されている複数のテンプレート画像に所望のテンプレート画像がない場合には、表示部10Gの右側の縦スクロールバーの矢印にタッチすることによって、表示部10Gに表示されるテンプレート画像をスクロールさせることができる。
【0056】
次に、打ち抜き形状、レイアウトの選択を行う(ステップS304、S306)。即ち、テンプレート画像が選択されると、その選択されたテンプレート画像に適した打ち抜き形状が表示部10Hに表示される。図24上では、外形形状が略四角形のテンプレート画像が選択されているため、略四角形の打ち抜き形状が表示部10Cに表示される。この表示部10Hに表示される複数の打ち抜き形状から所望の打ち抜き形状にタッチし、打ち抜き形状を選択する。尚、選択された打ち抜き形状は、明るさ等が変化し、選択されたことが認識できるようになっている。また、表示部10Hに表示される複数のレイアウト中に所望のレイアウトがない場合には、表示部10Hの左側の縦スクロールバーの矢印にタッチすることによって、表示部10Hに表示される打ち抜き形状をスクロールさせることができる。
【0057】
上記のようにして打ち抜き形状(印画する画像が複数の場合には最初の画像の打ち抜き形状)が選択されると、図25に示すようにLCDパネル10には、選択された打ち抜き形状を有するレイアウトが表示部10Jに表示される。尚、四角形の打ち抜き形状を選択したため、四角形の打ち抜き形状を有する複数のレイアウトが表示部10Jに表示される。
【0058】
この表示部10Jに表示された複数のレイアウトから所望のレイアウトにタッチし、レイアウトを選択する。尚、選択されたレイアウトは、明るさ等が変化し、選択されたことが認識できるようになっている。また、表示部10Jに表示されている複数のレイアウト中に所望のレイアウトがない場合には、表示部10Jの左側の縦スクロールバーの矢印にタッチすることによって、表示部10Jに表示されるレイアウトをスクロールさせることができる。
【0059】
選択されたレイアウトは、LCDパネル10の表示部10Iに拡大されて表示されるとともに、レイアウトの中の既に選択した打ち抜き形状の位置には、入力画像と既に選択したテンプレート画像とを合成した合成画像が合成される。レイアウトの選択を決定すると、LCDパネル10には図26に示す画面が表示される。
【0060】
図17に示した画面と同様に、図26に示す画面の表示部10Kには、選択したレイアウトが表示され、表示部10Lには複数のテンプレート画像が表示される。尚、表示部10Lの複数のテンプレート画像は、それぞれ選択可能なボタンとして表示され、また、画面の右下には各種のボタンが表示されている。
図26は長丸形の打ち抜き形状に対応するテンプレート画像を選択する状態を示しており、この打ち抜き形状が点滅表示されている。また、この打ち抜き形状は長丸形であるため、表示部10Lには長丸形に適合する複数のテンプレート画像が表示される。この表示部10Lに表示されている複数のテンプレート画像から所望のテンプレート画像にタッチし、テンプレート画像を選択する。このようにして長丸形の打ち抜き形状のテンプレート画像が選択されると、その選択されたテンプレート画像と入力画像とが合成され、この合成画像が長丸形の打ち抜き形状内に嵌め込まれ、次にハート形の打ち抜き形状に適合するテンプレート画像を選択するための画面になる。
【0061】
このようにして全ての打ち抜き形状に対応するテンプレート画像が選択されると、印画画像を示す画像データが作成される。
また、打ち抜き形状、レイアウトが選択されると、その選択したレイアウトの打ち抜きを行うカッタローラを所定の使用位置に位置決めするために、カッタ群ホイールを回転制御する(ステップS308)。続いて、位置決めされたカッタローラのバーコードの記録開始位置を検出することにより、カッタローラの基準位置が所定のホームポジションHPにくるようにカッタローラを回転させる(ステップS310)。
【0062】
その後、ロール紙20への画像の印画、印画画像の外形の半抜き、及び記録紙の切断の処理については、図15で示したステップS216〜S230と同様にして行われる。
尚、この実施の形態では、記録紙としてロール紙を使用しているが、台紙に画像が印画されるシール紙が貼付されたシール作成用のカット紙を使用してもよい。また、画像が印画されたシール紙は、画像の外形が半抜きされているため、画像単位で台紙から剥がすことができるが、上記半抜きに限らず、切り離し用のミシン目を入れるようにしてもよい。更に、この実施の形態では、カッタローラを使用しているが、他の種類のカッタを使用してもよい。
【0063】
また、カッタの種類を示すマーカは、バーコードに限らず、磁気コードでもよく、この磁気コードの読み込み時にはカッタローラを高速回転させる。更に、カッタを示す情報を格納した記憶媒体をカッタに搭載し、それを読み取るようにしてもよい。更にまた、カッタの位相検出用マーカは、バーコードや切欠き穴等の光学的検知手段以外に磁気的検知手段、その他の検知手段を用いることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、記録紙に印画する画像のサイズ、レイアウトの入力やカット方法の編集が不要で、複数のカットパターンの中から所望のカットパターンを選択するという簡単な選択操作を行うことにより、その選択したカットパターンに応じた大きさ、レイアウトで1又は複数の画像を記録紙に印画することができるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の画像の外形を前記カットパターンで素早くカットすることができる。
【0065】
また、前記カットパターンを選択するとともに、複数のテンプレート画像の中から印画すべき画像と合成するテンプレート画像を選択するという簡単な選択操作を行うことにより、その選択したカットパターンに応じた大きさ、レイアウトで1又は複数の合成画像を記録紙に印画することができるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の合成画像の外形を前記カットパターンでカットすることができる。更に、カッタを追加変更することにより、自由なカットパターン、大きさ、レイアウトでシールプリントを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るカッタ付きプリンタの外観図である。
【図2】図2は図1に示したカッタ付きプリンタの内部構造の概要を示す正面図である。
【図3】図3は図1に示したカッタ付きプリンタの内部構造の概要を示す側面図である。
【図4】図4は図2に示したカッタ群ホイールの拡大図である。
【図5】図5はカッタローラの周面の展開図である。
【図6】図6は図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図7は第2のカットパターンを有するカッタロータの周面の展開図である。
【図8】図8は第3のカットパターンを有するカッタロータの周面の展開図である。
【図9】図9は第4のカットパターンを有するカッタロータの周面の展開図である。
【図10】図10は第5のカットパターンを有するカッタロータの周面の展開図である。
【図11】図11はカッタローラの実施の形態を示す斜視図である。
【図12】図12はカッタ付きプリンタの実施の形態を示すブロック図である。
【図13】図13はカッタ付きプリンタにおけるセットアップを説明するために用いたフローチャートである。
【図14】図14はカッタローラのカットパターンを示すバーコード情報の読み込みを説明するために用いたフローチャートである。
【図15】図15は本発明に係るカッタ付きプリンタによるプリント・カット手順の実施の形態を示すフローチャートである。
【図16】図16は打ち抜き形状、レイアウトを選択するためのLCDパネルの画面を示す図である。
【図17】図17はレイアウトの中の打ち抜き形状に対応するテンプレート画像を選択するためのLCDパネルの画面を示す図である。
【図18】図18は印画画像を示す画像データを作成する手順を示すフローチャートである。
【図19】図19は入力画像の一例を示す図である。
【図20】図20(A)、(B)及び(C)はそれぞれテンプレート画像の一例を示す図である。
【図21】図21(A)、(B)及び(C)はそれぞれ図19に示した入力画像と図20(A)、(B)及び(C)に示したテンプレート画像とを合成した合成画像を示す図である。
【図22】図22は印画画像の一例を示す図である。
【図23】図23は本発明に係るカッタ付きプリンタによるプリント・カット手順の他の実施の形態を示すフローチャートである。
【図24】図24はテンプレート画像、打ち抜き形状を選択するためのLCDパネルの画面を示す図である。
【図25】図25はレイアウトを選択するためのLCDパネルの画面を示す図である。
【図26】図26はレイアウトの中の打ち抜き形状に対応するテンプレート画像を選択するためのLCDパネルの画面を示す図である。
【符号の説明】
10…LCDパネル
14…ビデオ入力端子
16…パラレル端子
18…挿入口
19…排紙トレイ
20…ロール紙
21、44、52、56…モータ
24、25…キャプスタンローラ
26、27…ピンチローラ
28…フォトリフレクタ
30…プリンタ部
31…プラテンローラ
32…サーマルヘッド
33、34…定着ランプ
40…カッタ部
42A〜42D、49…カッタローラ
43…カッタ群ホイール
46…フォトインタラプタ
47…バーコード読取器
48…カッタ
49A…抜き型
49B…切断刃
49C…バーコード
51…対向ローラ
55…レバー
60…中央処理装置(CPU)
62…メインメモリ
64…フレームメモリ
66…テンプレート画像メモリ
68…インターフェース
70…定着ランプコントローラ
72…プリントコントローラ
74…メカコントローラ
76…カッタコントローラ

Claims (13)

  1. 印画すべき画像を示す画像データを入力する入力手段と、
    記録紙に印画された画像の外形をカットするためのカットパターンを複数のカットパターンの中から選択するカットパターン選択手段と、
    前記入力手段から入力した画像データに基づいて前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は複数の画像を前記記録紙に印画するプリンタ手段と、
    前記記録紙から1又は複数の画像の外形を、前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンとなるようにカットするカッタ手段と、を備え、
    前記カッタ手段は、前記複数のカットパターンにそれぞれ対応した抜き型が形成された複数のカッタを保持するカッタ保持部を有し、該カッタ保持部に保持された複数のカッタのうち前記カットパターン選択手段によって選択されたカットパターンに対応するカッタを所定のカット位置に移動させ、該カッタによって前記記録紙から1又は複数の画像をカットすることを特徴とするカッタ付きプリンタ。
  2. 印画すべき画像を示す画像データを入力する入力手段と、
    記録紙に印画された画像の外形をカットするためのカットパターンを複数のカットパターンの中から選択するカットパターン選択手段と、
    前記印画すべき画像と合成するテンプレート画像を示す画像データを複数記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数のテンプレート画像から1つのテンプレート画像を選択するテンプレート画像選択手段と、
    前記入力手段から入力した画像データと前記テンプレート画像選択手段での選択により前記記憶手段から読み出したテンプレート画像を示す画像データとから印画すべき画像にテンプレート画像を合成してなる合成画像を示す画像データを作成する画像処理手段と、
    前記画像処理手段によって作成された合成画像を示す画像データに基づいて前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は複数の画像を前記記録紙に印画するプリンタ手段と、
    前記記録紙から1又は複数の画像の外形を、前記カットパターン選択手段によって選択したカットパターンとなるようにカットするカッタ手段と、
    を備えたことを特徴とするカッタ付きプリンタ。
  3. 前記複数のカットパターンは、前記記録紙に印画された複数の画像のうちの一部をカットせずに残すカットパターンを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のカッタ付きプリンタ。
  4. 前記カッタ手段は、前記複数のカットパターンにそれぞれ対応した抜き型が形成された複数のカッタを保持するカッタ保持部を有し、該カッタ保持部に保持された複数のカッタのうち前記カットパターン選択手段によって選択されたカットパターンに対応するカッタを所定のカット位置に移動させ、該カッタによって前記記録紙から1又は複数の画像をカットすることを特徴とする請求項2に記載のカッタ付きプリンタ。
  5. 前記記憶手段に記憶される複数のテンプレート画像を示す画像データ及び前記カッタ手段が有する複数のカッタは、それぞれ追加及び/又は交換可能である請求項4に記載のカッタ付きプリンタ。
  6. 前記カッタにはその種類を示すマーカが付与されており、前記カッタ手段は、予め前記カッタ保持部に保持された複数のカッタにそれぞれ付与されたマーカを読み取り、前記カッタ保持部のカッタ保持位置に関連してカッタの種類を記憶することを特徴とする請求項5に記載のカッタ付きプリンタ。
  7. 前記マーカはバーコード情報であることを特徴とする請求項6に記載のカッタ付きプリンタ。
  8. 前記カッタは、円筒状の周面にカットパターンに対応する抜き型が形成されたカッタローラである請求項4〜7のいずれかに記載のカッタ付きプリンタ。
  9. 前記記録紙は、台紙に画像が印画されるシール紙が貼付されたシール作成用紙であり、前記カッタ手段はシール紙のみをカットすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のカッタ付きプリンタ。
  10. 前記記録紙は、台紙に画像が印画されるシール紙が貼付されたシール作成用のロール紙であり、前記カッタは、円筒状の周面にカットパターンに対応する抜き型と、周面の母線方向に沿った切断刃とが形成されたカッタローラであり、前記抜き型により前記ロール紙のシール紙のみをカットし、前記全切り刃により前記ロール紙を所定の長さにカットすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のカッタ付きプリンタ。
  11. 前記カッタローラには、カッタの位相検出用のマーカが付与され、前記カッタ手段は、前記マーカを検出することにより前記カッタローラの頭出しを行い、前記記録紙に対してカッタローラの位相を合わせてカットすることを特徴とする請求項8又は10に記載のカッタ付きプリンタ。
  12. 前記位相検出用のマーカは、前記カッタの種類を示すマーカを兼ねることを特徴とする請求項11に記載のカッタ付きプリンタ。
  13. 前記記録紙に画像を印画すべく該記録紙を前記プリンタ手段に搬送するとともに、印画された記録紙をカットすべく該記録紙を前記カッタ手段に搬送する搬送手段を有し、
    前記プリンタ手段は、前記記録紙に画像を印画するとともに、カット位置の基準となる位置決めマーカを印刷し、
    前記カッタ手段は、前記搬送手段による前記記録紙の搬送中に前記マーカを読み取るセンサを有し、該センサの検出出力に基づいて動作することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のカッタ付きプリンタ。
JP00184398A 1998-01-07 1998-01-07 カッタ付きプリンタ Expired - Fee Related JP3925578B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00184398A JP3925578B2 (ja) 1998-01-07 1998-01-07 カッタ付きプリンタ
US09/225,491 US6209435B1 (en) 1998-01-07 1999-01-06 Printing apparatus with cutter and image printing and cutting method
US09/730,851 US6619166B2 (en) 1998-01-07 2000-12-07 Printing apparatus with cutter and image printing and cutting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00184398A JP3925578B2 (ja) 1998-01-07 1998-01-07 カッタ付きプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11198467A JPH11198467A (ja) 1999-07-27
JP3925578B2 true JP3925578B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=11512841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00184398A Expired - Fee Related JP3925578B2 (ja) 1998-01-07 1998-01-07 カッタ付きプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3925578B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022112459A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 ツジカワ株式会社 ロール装置、及び、シート状被加工物の加工方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0230199D0 (en) 2002-12-24 2003-02-05 Esselte Nv Information on consumables
JP4714622B2 (ja) * 2006-03-30 2011-06-29 富士フイルム株式会社 インクジェット記録媒体の後加工方法および後加工装置を有する装置
JP5324133B2 (ja) * 2008-05-30 2013-10-23 キヤノン株式会社 印刷装置及びその制御方法
JP6111403B2 (ja) * 2013-01-11 2017-04-12 デュプロ精工株式会社 用紙加工装置及び用紙加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022112459A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 ツジカワ株式会社 ロール装置、及び、シート状被加工物の加工方法
JP7303970B2 (ja) 2021-01-21 2023-07-06 ツジカワ株式会社 ロール装置、及び、シート状被加工物の加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11198467A (ja) 1999-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6619166B2 (en) Printing apparatus with cutter and image printing and cutting method
US7738122B2 (en) Tape printing apparatus, data processing method for tape printing apparatus, printing system, data processing method for printing system, computer program and storage medium
EP0997300B1 (en) Tape printing device
US8270034B2 (en) Printing apparatus for printing a two-dimensional code together with characters on a medium having a designated size
EP1804173A1 (en) Label creation apparatus and program
JP4900058B2 (ja) ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
US5551785A (en) Divisionally-printable label producing apparatus
EP1775136B1 (en) Label data creating apparatus, label data creating method, and computer program product
JPH06320826A (ja) テープ印字装置
JPH1035036A (ja) テープ印刷装置
JP2010040010A (ja) ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
JP3925578B2 (ja) カッタ付きプリンタ
JP2009093243A (ja) ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
JP3837727B2 (ja) 画像のプリント・カット方法
JP4735653B2 (ja) 印刷データ作成装置及び印刷データ作成プログラム
TWI249702B (en) Apparatus, method and program for producing small prints
JPH11208073A (ja) 印字装置
JP2003170628A (ja) テープ印字装置
EP1607226B1 (en) Printing controller and printing control program
JP2998829B2 (ja) テープ状ラベル作成装置
US6290327B1 (en) Image-forming device and printing apparatus incorporating the device as well as image-forming method therefor
JP3547407B2 (ja) テープ印刷装置
JP2002254715A (ja) テープ状印刷媒体印刷装置
JP5018719B2 (ja) ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
JP2002029099A (ja) テープ状ラベル作成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060905

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees