JP2015163460A - 包装紙一体型配送伝票 - Google Patents

包装紙一体型配送伝票 Download PDF

Info

Publication number
JP2015163460A
JP2015163460A JP2014190223A JP2014190223A JP2015163460A JP 2015163460 A JP2015163460 A JP 2015163460A JP 2014190223 A JP2014190223 A JP 2014190223A JP 2014190223 A JP2014190223 A JP 2014190223A JP 2015163460 A JP2015163460 A JP 2015163460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
base material
delivery slip
wrapping paper
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014190223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6375814B2 (ja
Inventor
俊輔 宮内
Shunsuke Miyauchi
俊輔 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2014190223A priority Critical patent/JP6375814B2/ja
Publication of JP2015163460A publication Critical patent/JP2015163460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6375814B2 publication Critical patent/JP6375814B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【課題】包装作業が容易な包装紙一体型配送伝票を提供する。
【解決手段】表面側に所定の情報がそれぞれ印刷された配達票2aと貼付票2bを有し、配達票2aと貼付票2b以外の部分には、商品供給元を示す情報が印刷されている伝票基材2と、伝票基材2の裏面側に貼り合わされた支持基材6と、を有し、伝票基材2と支持基材6は、配達票2a部分においては、剥離可能で再接着困難な擬似接着層(剥離層3、接着剤層4)を介して接着され、対向する2辺からそれぞれ所定幅の範囲においては、剥離可能で再接着可能な粘着層8を介して接着され、その他の部分においては、剥離困難な強接着層11を介して接着されており、支持基材6には、粘着層8と強接着層11の境界に沿って、支持基材6を貫通するハーフカット9a、9bが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品を配送する際に用いる包装紙一体型配送伝票に関するものである。
従来、伝票部の控え伝票部が剥離可能な包装紙があった(例えば、特許文献1)。
しかし、従来の包装紙は、粘着テープ等を使って商品に貼付する必要があるため、包装作業に手間がかかっていた。
特開2012−33074号公報
本発明の課題は、包装作業が容易な包装紙一体型配送伝票を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、商品の包装紙と配送伝票とを一体化した包装紙一体型配送伝票であって、表面側に商品供給元を示す情報を表示する供給元表示部(411a)を有する伝票基材本体部(411)と、前記伝票基材本体部の内側に分離予定部(7,C401)を介して設けられ表面側に配達確認記入部が印刷される伝票剥離片(412)とを備える伝票基材(2,410)と、前記伝票基材に接着層(430)によって接着され、両端縁部に設けられたカット部(C403)と、前記カット部よりも内側の部分であり前記伝票剥離片に重複する支持基材本体部(421)と、前記カット部よりも外側の部分である支持基材剥離片(6a,6b,425)とを備える支持基材とを備え、前記接着層による接着領域は、前記伝票基材本体部の領域と、前記支持基材本体部の領域とが重なる領域に設けられた本体部接着領域(441)と、前記伝票剥離片の領域に設けられ、前記伝票剥離片を前記支持基材から剥離可能に接着する伝票剥離片接着領域(442)と、前記支持基材剥離片の領域に設けられ、前記支持基材剥離片を剥離後に、前記伝票基材を商品に貼付可能な粘着剤が配置された粘着領域(443)と、を備えること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第2の発明は、第1の発明の包装紙一体型配送伝票において、前記伝票基材(2,410)は、前記粘着領域に重なる位置に配置された伝票基材カット部(12a,12b,C402)と、前記伝票基材カット部よりも外側に設けられた伝票基材分離片(415)とを備えること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第3の発明は、第2の発明の包装紙一体型配送伝票において、前記粘着領域(443)のうち前記伝票基材カット部(C402)の直下は、粘着剤が配置されていないこと、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の包装紙一体型配送伝票において、この包装紙一体型配送伝票の周囲は、粘着層が露出しない周囲非粘着領域であること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の包装紙一体型配送伝票において、前記本体部接着領域(441)の接着層と、前記粘着領域(443)の接着層とには、同一の粘着剤が塗布された粘着剤層(441a,443c)を備えること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第6の発明は、第5の発明の包装紙一体型配送伝票において、前記本体部接着領域(441)には、粘着剤がドットパターン状に配置されていること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明の包装紙一体型配送伝票において、前記供給元表示部(411a)には、商品供給元を示す情報が印刷されていること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明の包装紙一体型配送伝票において、前記伝票基材(410)の前記分離予定部(C401)は、カット部であること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
・第9の発明は、第1から第8いずれかの発明の包装紙一体型配送伝票において、前記伝票基材本体部(411)は、荷札として機能する貼付票(2b,411b)を備えること、を特徴とする包装紙一体型配送伝票である。
本発明によれば、包装作業が容易な包装紙一体型配送伝票を提供できる。
本発明第1の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。 第1の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票から剥離片6a、6bを剥離した状態を示す図である。 包装紙一体型配送伝票から配達票2aを剥離した状態を示す図である。 包装紙一体型配送伝票の使用例を示す図である。 本発明第2の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。 第2の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票から伝票基材2、支持基材6の一部を分離した状態を示す図である。 本発明第3の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。 第3の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票から伝票基材2、支持基材6の一部を分離した状態を示す図である。 第4の実施形態の包装紙一体型配送伝票401を示す図である。 第4の実施形態の包装紙一体型配送伝票401を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1.包装紙一体型配送伝票の構成>
図1は、本発明第1の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。このうち、図1(a)は表側平面図、図1(b)は図1(a)におけるA−Aに対応する断面図、図1(c)は裏側平面図である。包装紙一体型配送伝票の表側とは、商品を包装した際に表に表れる側であり、包装紙一体型配送伝票の裏側とは、商品を包装した際に商品と対向し、包装紙一体型配送伝票自体により隠される側である。図1において表現された各層の厚みの比率、各層の厚みと平面図の面積との比率については、図示の都合上、実際のものとは異なっている。
図1に示すように、本実施形態に係る包装紙一体型配送伝票は、表面に配送情報記入部(図示省略)が印刷された配達票2a(伝票剥離片)と、表面に配送情報記入部(図示省略)が印刷された貼付票2b(荷札情報表示部)が横方向(図面左右方向)に隣接して配置された伝票基材2が、最上層(図1(a)において手前側、図1(b)において上端)に設けられている。この伝票基材2は、配達票2aを囲む周囲に矩形状に形成されたハーフカット7(分離予定部)により配達票2aを分離可能に形成されている。ハーフカット7は、図1(b)に示すように、伝票基材2のみを貫通した状態で形成されている。貼付票2bの周囲には、貼付票2bの範囲を示すための矩形を構成する線分が印刷されている。
すなわち、この伝票基材2は、配達票2aと、配達票2aにハーフカット7を介して配置された本体部とを備える。
なお、配達票2a、貼付票2bには、依頼人(商品の送り主)、配達先(商品の受取人)の情報等が印刷される。配達票2aは、商品が確実に配達されたことを確認するための控え伝票である。配達票2aは、配送人が、商品を配達後に配送センター等に持ち帰る。
貼付票2bは、上記情報が印刷されることにより、荷札票として機能する。
また、図1(a)においては、伝票基材2の配達票2aと貼付票2b以外の部分は、商品供給元を示す情報を表示するための領域となっている。図1(a)の例では、商品供給元を示す情報を表示するための領域は無地の状態(白紙の状態)となっているが、この商品供給元を示す情報を表示するための領域には、商品供給元を示す情報が印刷される。商品供給元とは、百貨店等の商品販売元や、メーカー等の商品製造元、商品供給に関わる者を意味する。商品供給元を示す情報としては、文字、ロゴ、絵柄等の様々な形態を用いることができる。
図1(b)のA−A断面図に示すように、配達票2a(伝票基材2)の下層(図面下方向)では、剥離層3、接着剤層4を介して、目止め層5、支持基材6が重ね合わされている。なお、本明細書において「上層」「下層」とは、伝票基材2を最上層、支持基材6を最下層とした場合における各層の上下関係を相対的に示している。剥離層3と接着剤層4の2つの層により擬似的に接着可能な擬似接着層を形成している。接着剤層4は、配達票2a、剥離層3の下層だけでなく、配達票2aの周囲においても形成されている。また、接着剤層4による接着力を安定させるため、接着剤層4の下層には、目止め層5が形成されている。
また、図1(b)のA−A断面図に示すように、伝票基材2の右辺2mと左辺2hから所定幅の下層では、粘着層8、剥離層10を介して、支持基材6が重ね合わされている。図1(a)に示した破線ha、hbは、伝票基材2の下層における粘着層8と強接着層11の境界を示している。すなわち、粘着層8は、伝票基材2の上辺2uから下辺2sに渡って所定幅で形成されており、この所定幅は、右辺2mと破線haの平面方向の距離、左辺2hと破線hbの平面方向の距離に相当する。図1の例では、図示の都合上、伝票基材2の幅(図面左右方向)に対する粘着層8の幅の比率は、現実より大きくなっている。配送物への貼付を確実なものとするため、粘着層8の幅としては、1.0cm以上であることが好ましい。
また、図1(b)のA−A断面図に示すように、配達票2a、右辺2mと左辺2hから所定幅以外の部分の下層では、強接着層11を介して、支持基材6が重ね合わされている。強接着層11により、配達票2a、右辺2mと左辺2hから所定幅以外の部分は、支持基材6から剥離することが困難になっている。配達票2a、右辺2mと左辺2hから所定幅以外の部分には、貼付票2bも含まれる。強接着層11の「強接着」とは、伝票基材2と支持基材6を剥離困難とする程度の強度の接着を意味し、剥離層3が形成された擬似接着層より強い接着力を有することを示す。本実施形態では、強接着層11に用いられる接着剤として、粘着層8に用いられる粘着剤と同一のものを採用している。強接着層11においては、いわゆるベタで塗布するのではなく、粘着剤の節約のため、ドット(網点)形状で粘着剤の塗布を行っている。
伝票基材2と支持基材6を接着する層は、機能的には3つの領域に分かれることになる。1つ目は、配達票2aの下層の擬似接着層であり、配達票2aの剥離を容易にしている。2つ目は、強接着層であり、伝票基材2と支持基材6を強固に接着している。機能的には、強接着層は、粘着剤が塗布された強接着層11だけでなく、接着剤層4と目止め層5の2層構造になっている部分も含む。3つ目は、粘着層8であり、支持基材6を剥離した後、粘着力を維持する領域である。上述のように、本実施形態では、強接着層11と粘着層8を同一の粘着剤により実現しているが、剥離層10の有無により、その機能を異なるものとしている。
支持基材6には、支持基材6の左右の両端縁部であって、粘着層8と強接着層11の境界に対応する位置にハーフカット9a、9b(カット部)が形成されている。このハーフカット9a、9bは支持基材6を貫通した状態で形成されている。図1(c)の裏側平面図は、図1(a)の表側平面図と上下が逆になっている。このため、支持基材6の上辺が6u、下辺が6sである。図1(c)に示すように、ハーフカット9aは、支持基材6の上辺6uから下辺6sまで、支持基材6の右辺6mから所定の距離を保って形成されている。また、ハーフカット9bは、支持基材6の上辺6uから下辺6sまで、支持基材6の左辺6hから所定の距離を保って形成されている。右辺6mからの所定の距離、左辺6hからの所定の距離は、粘着層8の幅と同一である。したがって、これら所定の距離は1.0cm以上であることが好ましい。
図1に示す包装紙一体型配送伝票1では、伝票基材2と支持基材6のサイズは同一である。サイズが同一とは、矩形状の伝票基材2と支持基材6の場合、その長辺の長さ、短辺の長さがそれぞれ同一であることを意味する。従って、図1の例では、辺2uと辺6uの長さ、辺2sと辺6sの長さ、辺2mと辺6mの長さ、辺2hと辺6hの長さは、それぞれ同一である。
図2は、包装紙一体型配送伝票1から剥離片6a、6b(支持基材剥離片)を剥離した状態を示す図である。図2(a)は表側平面図、図2(b)は図2(a)におけるB−Bに対応する断面図、図2(c)は裏側平面図である。図2に示すように、剥離片6aはハーフカット9aから分離され、剥離片6bはハーフカット9bから分離される。包装紙一体型配送伝票1から剥離片6a、6bが剥離されることにより、図2(b)(c)に示すように、粘着層8が露出する。露出した粘着層8を配送物の両側面に貼付することにより、包装紙一体型配送伝票1による簡易包装が行われる。すなわち、剥離片6a、6bを剥離して、配送物に貼付するだけとなり、包装作業が簡単化される。なお、図2(b)の断面図においては、説明の都合上、剥離層10および支持基材6の厚みが厚く記載されているが、現実には、剥離層10と支持基材6を合わせた厚みは、20〜200μm程度と非常に薄いため、露出した粘着層8により容易に配送物に貼付することができる。
図3は、包装紙一体型配送伝票1から配達票2aを剥離した状態を示す図である。図3(a)は表側平面図、図3(b)は図3(a)におけるC−Cに対応する断面図である。図3に示すように、配達票2aは、剥離層3とともに、接着剤層4から分離して剥離される。配達票2aの下層の支持基材6には、告知情報が印刷されている。告知情報は、商品供給元以外を示す情報である。図3の例では、告知情報として「○○運送」のように運送会社の案内が記載されている。接着剤層4および目止め層5は透明であるため、支持基材6に印刷された告知情報は、表面側(上層側)から視認することが可能となる。
図3に示したように、告知情報として商品供給元以外の会社の情報を記載しておくことができる。すなわち、伝票基材2の配達票2a、貼付票2b以外の部分に商品供給元の情報(商品供給元のロゴ、絵柄等)を示し、配達票2aの下層の支持基材6において、商品供給元以外の情報を示すことができる。
<1.2.包装紙一体型配送伝票の製造>
まず、伝票基材2表面の配達票2a、貼付票2b以外の部分に、必要に応じて商品供給元を示す情報を印刷する。商品供給元を示す情報の印刷は、オフセット印刷等の有版式の印刷法により行う。次に、伝票基材2表面の配達票2a、貼付票2bの部分に、配達票2a、貼付票2bとして必要な配送情報記入部を印刷する。配送情報記入部の印刷は、コンピュータからの印刷データを取得したプリンタによる無版式の印刷法で行われる。
この印刷は、従来の1パート配送伝票と同様に、コンピュータで管理されている配送情報に基づき、お届け先情報、依頼元情報、その他バーコード等の管理用の情報などを、プリンタで配送伝票上の所定箇所に高速で印字することが可能である。
また、プリンタにより貼付票2bの範囲を示すための矩形を構成する線分が印刷される。次に、伝票基材2の下層側の面の配達票2aの部分に剥離層3を形成する。剥離層3は、公知の印刷または塗工手法により剥離剤を塗布することにより形成される。
一方、支持基材6の上層側の面における配達票2aと対応する位置に、告知情報を印刷する。告知情報は、上述のように、商品供給元以外を示す情報であり、例えば、配送を行う運送会社の名称等である。続いて、支持基材6の上層側の面に目止め層5を形成する。さらに、支持基材6の両端部に、所定幅の剥離層10を形成する。この際、剥離性を良くするために、アンカー層(目止め層)を形成した後、剥離層10を形成するようにしてもよい。目止め層5、アンカー層、剥離層10は、公知の印刷または塗工手法により剥離剤を塗布することにより形成される。次に、接着剤、粘着剤を塗布することにより、接着剤層4、粘着層8、強接着層11を伝票基材2の下層側の面に形成し、伝票基材2と支持基材6を貼り合わせる。
貼り合わせの際、伝票基材2の4つの辺と、支持基材6の4つの辺が一致するように位置合わせが行われる。これにより、伝票基材2の配達票2aの部分と、支持基材6の告知情報が印刷された部分の位置合わせも行われる。伝票基材2と支持基材6を貼り合わせた後、伝票基材2の表面側(上層側)からハーフカット加工を行い、ハーフカット7(カット部)を形成する。また、支持基材6の裏面側(下層側)からハーフカット加工を行い、ハーフカット9a、9bを形成する。
<1.3.各層の組成>
伝票基材2としては、充分な強度と印刷適性及び搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであっても良い。伝票基材2の厚さは20〜200μm程度が好ましい。本実施形態では、伝票基材2に商品供給元を示す情報を印刷するため、有版式印刷である一般印刷適性を備えたものを用いている。また、伝票基材2に配達票2a、貼付票2bとして必要な情報をプリンタにより印刷するため、無版式印刷であるプリンタ印刷適性を備えたものを用いている。さらに、控票などを配送伝票の上に重ねた場合に、複写特性をもたせるために、ロイコ系染料などからなる感熱発色層を設けても良い。
支持基材6としては、伝票基材2と同様の紙や樹脂フィルムが用いられる。本実施形態では、支持基材6に告知情報を、有版式印刷またはプリンタによる無版式印刷で印刷するため、これらの印刷適性を備えたものを用いている。また、支持基材6として、セパレート紙と呼ばれる公知の剥離紙を用いてもよい。
上記剥離層3、接着剤層4、目止め層5、粘着層8、剥離層10、強接着層11は、本発明に係る配送伝票に適したものであれば、その組成については特に限定されるものではないが、好ましい例を以下に列挙する。
剥離層3としては、配達票2aが支持基材6から容易に剥離できるような接着性の低いものを使用することが好ましい。剥離層の形成には、例えば、オフセット印刷用の紫外線硬化型インキにシリコーンゴムを添加したものや、シリコーンアクリレートを添加したものを使用する。通常の熱硬化型剥離インキを使用することもできる。また、剥離ニスを使用することも可能である。さらに、必要に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていても良い。剥離層を形成するための塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1〜10μmである。
接着剤層4における接着剤としては、例えば、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂、またはこれらの混合物からなる樹脂を使用することができる。接着剤の塗布は、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.2〜50μm程度に塗布し、貼り合わせ後に、必要に応じて乾燥させる。剥離層3が形成されている部分においては、剥離層3の厚み分だけ、他の部分よりも薄く接着剤が塗布される。伝票基材2と支持基材6は、接着剤(又は樹脂)が乾燥していない状態で貼り合わせるウェット又はセミウェットラミネート方式、熱圧着方式や感圧方式によって貼り合わせる。
目止め層5としては、支持基材6への接着剤の浸透を防止し、接着力を安定させるためのものであれば、公知の様々なものを用いることができる。例えば、公知の塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体等の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物が使用できる。必要に応じて添加剤を加え、公知の印刷法又はコーティング法によって塗布する。
粘着層8は、配送物に包装紙一体型配送伝票1を貼付可能とする層であり、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でも良い。粘着層8を形成するための粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜50g/mであり、塗布厚は0.2〜50μmである。配送物等の被着体に対する粘着層8の接着力は、剥離層3と接着剤層4との接着力よりも大きくする必要があり、配送物等の被着体に応じて、適宜、調整が必要である。
剥離層10としては、支持基材6の一部である剥離片6a、6bが、粘着層8から容易に剥離できるような接着性の低いものを使用することが好ましい。そのため、剥離層3と同様の組成としてもよい。本実施形態では、剥離層3よりもシリコーン濃度の高い剥離剤を用いている。強接着層11としては、上述のように、粘着層8における粘着剤と同一の粘着剤を用いている。しかし、強接着層11は、伝票基材2と支持基材6を剥離困難とする程度の強度の接着を実現することを目的とするため、接着剤層4における接着剤と同一の接着剤を用いてもよいし、その他の接着剤を用いてもよい。
<1.4.包装紙一体型配送伝票の使用例>
次に、本実施形態に係る包装紙一体型配送伝票の使用例について説明する。図4は、包装紙一体型配送伝票の使用例を示す図である。包装紙一体型配送伝票1は、簡易包装型であるため、剥離片6a、剥離片6bを、それぞれハーフカット9a、ハーフカット9bから分離して、包装紙一体型配送伝票両端の粘着層8を露出させた後、配送物Nの表面を覆って粘着層8により両側面に貼付する。これにより、簡易包装が行われ、図4に示すような状態となる。配送物Nの配送後、配達票2aは、包装紙一体型配送伝票1から剥離される。上述のように、配達票2aを剥離した後、配達票2aが存在した位置の下層には告知情報を確認することができる。
以上説明したように、本実施形態の包装紙一体型配送伝票は、包装紙の役割も果たす伝票基材に包んだ直後から表面の商品供給元を示す情報が視認可能であるとともに、包装作業を簡易化することが可能となる。
また、本実施形態の包装紙一体型配送伝票は、百貨店等の商品供給元を示す絵柄等の情報を有する包装紙と伝票の役割を1つの伝票で果たすことが可能となる。
さらに、本実施形態の包装紙一体型配送伝票は、伝票基材には、配達票を囲む部分に、伝票基材を貫通するハーフカットが形成されているので、剥離が必要とされる部分である配達票を確実に剥離することが可能となる。
<2.第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。図5は、本発明第2の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。このうち、図5(a)は表側平面図、図5(b)は図5(a)におけるD−Dに対応する断面図、図5(c)は裏側平面図である。第2の実施形態では、裏側から見た状態は全く同じであり、図5(c)と図1(c)は同一となっている。第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、包装紙一体型配送伝票の表側とは、商品を包装した際に表に表れる側であり、包装紙一体型配送伝票の裏側とは、商品を包装した際に商品と対向し、包装紙一体型配送伝票自体により隠される側である。図5において表現された各層の厚みの比率、各層の厚みと平面図の面積との比率については、図示の都合上、実際のものとは異なっている。また、図5において、第1の実施形態と同様の部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図5について、第1の実施形態における図1との相違を中心に説明する。第1の実施形態においては、伝票基材2には、配達票2aの周囲のハーフカット7以外にはハーフカットが形成されていなかったが、第2の実施形態では、図5(a)(b)に示すように、ハーフカット12a、12bが形成されている。このハーフカット12a、12bは伝票基材2を貫通した状態で形成されている。図5(a)に示すように、ハーフカット12aは、伝票基材2の上辺2uから下辺2sまで、伝票基材2の右辺2mから所定の距離を保って形成されている。また、ハーフカット12bは、伝票基材2の上辺2uから下辺2sまで、伝票基材2の左辺2hから所定の距離を保って形成されている。
ハーフカット12a、12bは、図5(a)(b)に示すように、下層側の粘着層8と重なる位置に形成される。例えば、上述のように、粘着層8が1.0cm程度の幅で形成されている場合は、右辺2m、左辺2hからそれぞれ1.0cm未満の距離となる位置に形成される。図5の例では、粘着層8の丁度中央となる右辺2m、左辺2hからそれぞれ0.5cmの位置(粘着層と強接着層の境界ha、hbからもそれぞれ0.5cmの位置)にハーフカット12a、12bが形成されている。
図6は、包装紙一体型配送伝票1´から伝票基材2、支持基材6の一部を分離した状態を示す図である。図6(a)は表側平面図、図6(b)は図6(a)におけるE−Eに対応する断面図、図6(c)は裏側平面図である。図6に示すように、右辺側については、ハーフカット12a、9aで分離され、左辺側については、ハーフカット12b、9bで分離される。包装紙一体型配送伝票1´から伝票基材2、支持基材6の一部が分離されることにより、図6(b)(c)に示すように、粘着層8が露出する。露出した粘着層8を配送物の両側面に貼付することにより、包装紙一体型配送伝票1´による簡易包装が行われる。すなわち、伝票基材2、支持基材6の左右両端の一部を分離して、配送物に貼付するだけとなり、包装作業が簡単化される。なお、図6(b)の断面図においては、図2(b)と同様、説明の都合上、剥離層10および支持基材6の厚みが厚く記載されているが、現実には、剥離層10と支持基材6を合わせた厚みは、20〜200μm程度と非常に薄いため、露出した粘着層8により容易に配送物に貼付することができる。第2の実施形態では、伝票基材2において右辺、左辺と平行に形成されたハーフカットを用いて一部を分離するため、粘着層の露出をより容易に行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の包装紙一体型配送伝票は、伝票基材において対向する2辺と平行に形成されたハーフカットを用いて一部を分離するため、粘着層の露出をより容易に行うことが可能となる。
<3.第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。図7は、本発明第3の実施形態に係る包装紙一体型配送伝票を示す図である。このうち、図7(a)は表側平面図、図7(b)は図7(a)におけるF−Fに対応する断面図、図7(c)は裏側平面図である。第3の実施形態においても、第1、第2の実施形態と同様、包装紙一体型配送伝票の表側とは、商品を包装した際に表に表れる側であり、包装紙一体型配送伝票の裏側とは、商品を包装した際に商品と対向し、包装紙一体型配送伝票自体により隠される側である。図7において表現された各層の厚みの比率、各層の厚みと平面図の面積との比率については、図示の都合上、実際のものとは異なっている。また、図7において、第1、第2の実施形態と同様の部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図7について、第1、第2の実施形態における図1、図5との相違を中心に説明する。第3の実施形態では、粘着層8および強接着層11の平面方向における範囲が第1、第2の実施形態と異なっている。図7(b)を図1(b)および図5(b)と比較するとわかるように、第3の実施形態では、第1、第2の実施形態に比べて、粘着層8が広く、強接着層11が狭く形成されている。また、粘着層8に合わせて剥離層10も広く形成されている。図7(a)に示した破線hc、hdは、伝票基材2の下層における粘着層8と強接着層11の境界を示している。図7(a)に示すように、第3の実施形態では、粘着層8と強接着層11の境界が横方向(図面左右方向)において中央側に寄っている。特に、図7の例では、境界hdは、貼付票2bの一端付近となっている。
支持基材6には、粘着層8と強接着層11の境界に対応する位置にハーフカット13a、13bが形成されている。このハーフカット13a、13bは支持基材6を貫通した状態で形成されている。図7(c)に示すように、ハーフカット13aは、支持基材6の上辺6uから下辺6sまで、支持基材6の右辺6mから所定の距離を保って形成されている。また、ハーフカット13bは、支持基材6の上辺6uから下辺6sまで、支持基材6の左辺6hから所定の距離を保って形成されている。
ハーフカット13a、13bは、第1、第2の実施形態におけるハーフカット9a、9bに比べて、右辺6m、左辺6hから大きな距離を空けて形成されている。この距離に明確な限定はなく、配達票2a、貼付票2bの下層に達しない範囲で任意に形成することができる。ただし、好ましくは、左右2つの粘着層8の面積が、それぞれ伝票基材2の20%〜40%、より好ましくは25%〜35%となる位置に形成される。また、左右の粘着層8の面積は、図7の例では、異なっているが、同一であってもよい。第3の実施形態では、横方向(図面左右方向)において中央付近に形成された配達票2a、貼付票2bの近くまで粘着層8を形成し、ハーフカット13a、13bを形成することにより、粘着可能な領域を大きくすることができ、配送物への貼付を確実にすることができる。
図8は、包装紙一体型配送伝票1´´から伝票基材2、支持基材6の一部を分離した状態を示す図である。図8(a)は表側平面図、図8(b)は図8(a)におけるG−Gに対応する断面図、図8(c)は裏側平面図である。図8に示すように、右辺側については、ハーフカット12a、13aで分離され、左辺側については、ハーフカット12b、13bで分離される。包装紙一体型配送伝票1´´から伝票基材2、支持基材6の一部が分離されることにより、図8(b)(c)に示すように、粘着層8が露出する。露出した粘着層8を配送物の両側面に貼付することにより、包装紙一体型配送伝票1´´による簡易包装が行われる。すなわち、伝票基材2、支持基材6の左右両端の一部を分離して、配送物に貼付するだけとなり、包装作業が簡単化される。
なお、図8(b)の断面図においては、図2(b)および図6(b)と同様、説明の都合上、剥離層10および支持基材6の厚みが厚く記載されているが、現実には、剥離層10と支持基材6を合わせた厚みは、20〜200μm程度と非常に薄いため、露出した粘着層8により容易に配送物に貼付することができる。第3の実施形態では、伝票基材2において右辺、左辺と平行に形成されたハーフカットを用いて一部を分離するため、粘着層の露出をより容易に行うことが可能となる。また、粘着層の露出する面積が大きいため、配送物への貼付を確実にすることができる。
製造工程、各層の組成、使用例については、第2、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様にして行われる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について説明する。
なお、本実施形態は、前述した実施形態の構成の一部を変更したものである。前述した実施形態の説明と、本実施形態の説明とは、重複した説明を有する。前述した実施形態の構成と同様な構成には、適宜、同様な用語を用いる。
図9、図10は、第4の実施形態の包装紙一体型配送伝票401を示す図である。
図9(A)は、表側平面図である。
図9(B)は、表側平面図に接着パターンを重ねて示す図である。
図9(C)は、断面図(図9(A)のC−C部断面図)である。
図10(A)は、図9(B)の右部分を拡大した図である。
図10(B)は、図9(C)の右部分を拡大した図である。
図10(C)は、配達票412、分離体450を分離した状態を示す断面図である。
なお、包装紙一体型配送伝票401の形状は、配達票412の近傍以外の部分では、左右対称である。このため、適宜、右部分の構成を説明し、左部分の説明を省略する。
包装紙一体型配送伝票401は、伝票基材410、支持基材420、接着層430を備える。上面(表側)から見た状態で、伝票基材410の外形と、支持基材420の外形とは、等しい。伝票基材410は、支持基材420上に設けられた接着層430によって、支持基材420に接着されている。
伝票基材410は、本体部411、配達票412(伝票剥離片)、カット部C401(分離予定部)、分離片415(伝票基材分離片)、カット部C402(伝票基材カット部)を備える。
本体部411は、供給元表示部411a、貼付票411b(荷札情報表示部)を備える。
供給元表示部411a、貼付票411bは、一体の構成である。供給元表示部411aの領域、貼付票411bの領域は、例えば、枠線等の印刷によって、区分けされる。そのため、供給元表示部411a、貼付票411bの間には、これらを分離するための構成(例えば、カット部、ミシン目等)は、設けられていない。
供給元表示部411aは、商品供給元を示す情報を表示する部分である。供給元表示部411aは、伝票基材410のうち最も大きな部分である。
貼付票411bは、配達票412の左側にカット部C401を介して隣接している。なお、貼付票411bは、配達票412に隣接していなくてもよく、本体部411のいずれかの位置であって、配送時に見えやすい位置に配置すればよい。
配達票412は、本体部411の内側にカット部C401を介して設けられている。配達票412の外形は、長方形である。
配達票412は、表面側に配達確認欄(配達確認記入部)、依頼人の住所(商品の送り主)、配達先(商品の受取人)の住所等の情報が印刷される。配達確認欄は、商品の配達先において、受取人が商品を受領したことを確認するサインや、受領印の押印等のための欄である。
カット部C401は、配達票412を、伝票基材410から分離可能にする切断線である。カット部C401は、配達票412の全周に設けられており、つまり、配達票412及び本体部411の境界線上に配置されている。カット部C401は、伝票基材410を厚さ方向に貫通する。
分離片415は、カット部C402よりも左右方向外側の縁部部分である。分離片415の形状は、縦方向に細長い帯状である。
カット部C402は、左右方向の両端縁部に設けられている。カット部C402は、縦方向に延在する。カット部C402は、粘着領域443(後述する)に重なる位置に配置されている。カット部C402は、伝票基材410を厚さ方向に貫通する。
支持基材420は、本体部421、剥離片425(支持基材剥離片)、カット部C403を備える。
本体部421は、支持基材420で最も大きな部分である。本体部421は、カット部C403よりも内側の部分である。本体部421は、配達票412に重複する。
剥離片425は、カット部C403よりも左右方向外側の縁部部分である。剥離片425の形状は、縦方向に細長い帯状である。
カット部C403は、左右方向の両端縁部に設けられている。カット部C403は、縦方向に延在する。カット部C403は、支持基材420を厚さ方向に貫通する。
カット部C403は、粘着領域443(後述する)に重なる位置に配置されている。左右方向において、カット部C403は、伝票基材410のカット部C402よりも、内側に配置されている。
図10を参照しながら、接着パターンについて説明する。実施形態では、接着パターンとは、接着力の分布を表す図をいう。
図10(A)では、形状のみを図示し、供給元表示部411a及び貼付票411b間の境界線の図示を省略し、また、接着領域440〜443の境界線を太線で表した。
図10(A)に示すように、包装紙一体型配送伝票401の接着パターンは、周囲非接着領域440、本体部粘着領域441(本体部接着領域)、配達票接着領域442(伝票剥離片接着領域)、粘着領域443を備える。
周囲非接着領域440は、包装紙一体型配送伝票401の周囲の粘着剤層を有しない領域である。周囲非接着領域440の幅は、十分に小さく、例えば5mm以下である。包装紙一体型配送伝票401は、この周囲非接着領域440を有するので、粘着剤が外部の部材と、直接接することがない。このため、包装紙一体型配送伝票401は、配達票412等の印刷時において、プリンタ内部での紙詰まりを抑制できる。このように、包装紙一体型配送伝票401は、取り扱いが容易である。
なお、本体部粘着領域441に粘着性を有しない接着剤を用いる形態では、包装紙一体型配送伝票401の周囲のうち上辺側、下辺側にこの接着剤が露出する構成でもよい。
本体部粘着領域441は、伝票基材410の本体部411の領域及び支持基材420の本体部421を、接着するための領域である。本体部粘着領域441は、本体部411の領域と、本体部421の領域とが重なる領域に設けられている。本体部粘着領域441は、伝票基材410及び支持基材420間を接着する主要な接着領域である。
本体部粘着領域441は、ドット状の接着領域が、ドットパターン状に配置されている。ドット441aの外形は、網点印刷による十分に小さいものでもよいが、十分に大きくてもよい(例えば5mm以上)。これにより、包装紙一体型配送伝票401は、粘着剤を少なくできるので、より低コストで製造できる。
配達票接着領域442は、配達票412を支持基材420から剥離可能に接着するための領域である。配達票接着領域442は、配達票412の領域、つまり、配達票412に重なる領域に設けられている。
配達票接着領域442は、配達票412の外形よりも、一回り大きい。これは、製造時における目止め剤、接着剤等の塗布の位置ズレを、ある程度許容するためである。
但し、配達票接着領域442と、配達票412の左下のコーナ部412aとは、重複しない。つまり、コーナ部412aに対応する領域は、接着剤層442b(後述する)がヌキになっており、接着剤が塗布されていない。このため、コーナ部412aは、伝票基材410に対して、接着されていない。
粘着領域443は、この包装紙一体型配送伝票401を、商品に貼付するための粘着剤が配置された領域である。粘着剤は、剥離片425を剥離後に、再貼付可能である。
粘着領域443は、支持基材420の剥離片425の領域に設けられている。粘着領域443の内側部分A443は、支持基材420の本体部421の一部に、重複している(範囲A433参照)。これは、製造時における粘着剤等の位置ズレを、ある程度許容するためである。
粘着領域443のうち伝票基材410のカット部C402の直下は、粘着剤層443cが配置されていない非粘着領域443aである。粘着領域443は、カット部C402に沿った帯状の領域である。非粘着領域443aの幅は、十分に小さく、例えば5mm以下である。
上記接着パターンの接着層430の層構成と、各部材の分離方法について説明する。
図10(A)、図10(B)に示すように、本体部粘着領域441には、粘着剤層441cが設けられている。本体部粘着領域441には、粘着剤が、ドットパターン状に塗布されている。この粘着剤層441cと、粘着領域443の粘着剤層443c(後述する)とは、同じ粘着剤を用いる。
これにより、包装紙一体型配送伝票401は、粘着剤の塗布量を少なくでき、また、包装2つの領域において、粘着剤を共通にできるので塗布工程(印刷工程)を共通にできる。このため、包装紙一体型配送伝票401は、低コストで製造できる。
伝票基材410の本体部411及び支持基材420の本体部421間は、粘着剤層441cによって直接接着される。このため、両者間の粘着力(接着力)は、剥離片425及び分離片415間の粘着力よりも強い。両者間の粘着力は、例えば、両者を分離しようとすれば、粘着剤層441c自体が破壊したり、両者が破壊(被着体破壊)をする程度である。
但し、本体部411及び本体部421の粘着力は、包装紙一体型配送伝票401の取り扱い時において、両者間が剥離しないこと、外観の品質を維持できること等を、満たすものであればよく、その強度は、特に限定されない。例えば、剥離片425及び分離片415間の粘着力の同等以下でもよい。また、これらを満たせば、両者間の接着層の構成は、限定されない。
例えば、本体部粘着領域441の層構成と、粘着領域443の層構成は、全く同一の形態にして、支持基材420の本体部421を、伝票基材410の本体部411から剥離できるようにしてもよい。この場合には、支持基材420の本体部421を伝票基材410の本体部411から剥離することなく、両者が一体の状態で、商品に貼付すればよい。この形態では、2つの領域441,443の工程を同じにできるので、製造時の工程の管理が容易である。
配達票接着領域442は、支持基材420側から目止め剤層442a、接着剤層442b、剥離剤層442cが積層されている。目止め剤層442a、接着剤層442bは、透明又は半透明である。このため、支持基材420の本体部421のうち配達票412に重複する部分に設けられた告知情報(図3(a)参照)が、配達票412を剥離後に、目視できる。
目止め剤層442aは、接着剤層442bの成分が支持基材420に含浸することを抑制する。このため、接着剤層442bは、安定した接着力を発揮する。剥離剤層442cは、シリコン等の含有量を調整することにより、接着剤層442bとの層間の接着力が調整されている。
配達票412及び支持基材420の本体部421間の接着力は、包装紙一体型配送伝票401の取り扱い時等において、配達票412が脱落しない程度であればよい。
図10(C)に示すように、配達票412を支持基材420の本体部421から剥離した場合の界面は、接着剤層442b及び剥離剤層442cの層間である。
なお、配達票412のコーナ部412aは、接着剤によって、接着されていない。このため、配送人等(作業者)は、商品を配達したときに、コーナ部412aを指で浮かせて掴みやすい(図9(A)に示す矢印A参照)。これにより、包装紙一体型配送伝票401は、配達票412の剥離時の作業性を向上できる。
図10(A)、図10(B)に示すように、粘着領域443は、支持基材420側から剥離剤層443b、粘着剤層443cが積層されている。なお、剥離剤層443bの成分を支持基材420に含浸することを抑制するために、支持基材420に目止め剤(アンカー剤)を塗布した上に、剥離剤層443bを積層してもよい。
図10(C)に示すように、剥離片425及び分離片415は、カット部C402,C403Cを分離線として、粘着剤層443cで接着された一体の分離体450の状態で、包装紙一体型配送伝票401から分離する。界面は、剥離剤層443b及び粘着剤層443c間の層間である。これにより、伝票基材410の本体部411は、残存した粘着剤層443cによって、商品に貼付できる。
なお、非粘着領域443aには、粘着剤層443cが塗布されていない。このため、配送人等は、分離体450を分離する場合に、きっかけを作りやすい。これにより、分離体450を分離する場合の作業性を向上できる。
粘着剤層443cによる粘着力は、商品の配送時に包装紙一体型配送伝票401が商品から脱落せず、かつ、包装紙一体型配送伝票401を商品に貼付した状態で配達票412を剥離できる程度であればよい。
以上説明したように、本実施形態の包装紙一体型配送伝票401は、作業性を向上でき、印刷時の取り扱いが容易であり、低コストである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)例えば、上記実施形態では、配達票2aの下層の擬似接着層を、剥離層3と接着剤層4の2層構造としたが、擬似接着力を有する1層構造の擬似接着層としてもよい。
(2)上記実施形態では、伝票基材2の表面に配達票2aと貼付票2bのみが設けられたものを示したが、配達票2aと貼付票2bに加えて、さらに店舗控え等を設けるようにしてもよい。店舗控えは、剥離片とするため、配達票2aと同様、その下層側においては、擬似接着層により接着を行う。
(3)上記実施形態では、配達票2a、貼付票2bにおける配送情報記入部の印刷を、プリンタによる無版式印刷で行ったが、オフセット印刷等の有版式印刷で行うようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、伝票基材2表面の配達票2a、貼付票2b以外の部分に、オフセット印刷等により必要に応じて商品供給元を示す情報を印刷しておくようにしたが、何も印刷せず、無地の状態(白紙の状態)としておいてもよい。この場合、商品の販売元がカラープリンタを用いて、無地状態である商品供給元を示す情報を表示するための領域に商品供給元を示す情報を印刷した後、商品に貼付する。
(5)上記実施形態では、接着剤層4の下層にのみ、目止め層5を形成するようにしたが、粘着層8を除いた部分全体の下層に形成するようにしてもよい。また、接着力が若干弱くなるものの、目止め層5そのものを全く形成しないようにすることも可能である。
(6)上記実施形態では、強接着層11においては、接着剤として、粘着層8に用いられる粘着剤と同一のものを採用し、粘着剤の節約のため、ドット(網点)形状で粘着剤の塗布を行っているが、いわゆるベタで粘着剤を塗布することにより、接着力をより強固にしてもよい。
(7)上記実施形態では、伝票基材2の四辺を上辺2u、下辺2s、右辺2m、左辺2hとし、右辺2m、左辺2hからそれぞれ所定幅の範囲に粘着層8を形成するようにしたが、右辺2m、左辺2hに限定されず、対向する2辺であればよい。
(8)実施形態において、伝票基材の貼付票は、剥離できない形態を説明したが、これに限定されない。貼付票は、配達票と同様に、剥離できる形態にしてもよい。この形態では、貼付票の及び支持基材間の層間に、配達票及び支持基材間の層間と同様な剥離構造(目止め剤層、接着剤層、剥離剤層)を設ければよい。この形態では、荷受人は、包装紙一体型配送伝票を破棄等する場合に、貼付票を剥離して保管することができる。
1、1´、1´´,401…包装紙一体型配送伝票
2,410…伝票基材
2a,412…配達票
2b,411b…貼付票
3…剥離層
4…接着剤層
5…目止め層
6,420…支持基材
6a、6b…剥離片
7、9a、9b、12a、12b、13a、13b…ハーフカット
8…粘着層
10…剥離層
11…強接着層
ha、hb、hc、hd…粘着層と強接着層の境界
442a…目止め剤層
442b…接着剤層
442c…剥離剤層
411,421…本体部
411a…供給元表示部
412a…コーナ部
415…分離片
425…剥離片
430…接着層
440…周囲非接着領域
441…本体部粘着領域
441c,443c…粘着剤層
442…配達票接着領域
442a…目止め剤層
442b…接着剤層
443…粘着領域
443a…非粘着領域
442c,443b…剥離剤層
450…分離体
C401,C402,C403

Claims (9)

  1. 商品の包装紙と配送伝票とを一体化した包装紙一体型配送伝票であって、
    表面側に商品供給元を示す情報を表示する供給元表示部を有する伝票基材本体部と、前記伝票基材本体部の内側に分離予定部を介して設けられ表面側に配達確認記入部が印刷される伝票剥離片とを備える伝票基材と、
    前記伝票基材に接着層によって接着され、両端縁部に設けられたカット部と、前記カット部よりも内側の部分であり前記伝票剥離片に重複する支持基材本体部と、前記カット部よりも外側の部分である支持基材剥離片とを備える支持基材とを備え、
    前記接着層による接着領域は、
    前記支持基材剥離片の領域に設けられ、前記支持基材剥離片を剥離後に、前記伝票基材を商品に貼付可能な粘着剤が配置された粘着領域と、
    前記伝票基材本体部の領域と、前記支持基材本体部の領域とが重なる領域に設けられた本体部接着領域と、
    前記伝票剥離片の領域に設けられ、前記伝票剥離片を前記支持基材から剥離可能に接着する伝票剥離片接着領域とを備えること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  2. 請求項1に記載の包装紙一体型配送伝票において、
    前記伝票基材は、
    前記粘着領域に重なる位置に配置された伝票基材カット部と、
    前記伝票基材カット部よりも外側に設けられた伝票基材分離片とを備えること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  3. 請求項2に記載の包装紙一体型配送伝票において、
    前記粘着領域のうち前記伝票基材カット部の直下は、粘着剤が配置されていないこと、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装紙一体型配送伝票において、
    この包装紙一体型配送伝票の周囲は、粘着層が露出しない周囲非粘着領域であること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装紙一体型配送伝票において、
    前記本体部接着領域の接着層と、前記粘着領域の接着層とには、同一の粘着剤が塗布された粘着剤層を備えること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  6. 請求項5に記載の包装紙一体型配送伝票において、
    前記本体部接着領域には、粘着剤がドットパターン状に配置されていること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の包装紙一体型配送伝票において、
    前記供給元表示部には、商品供給元を示す情報が印刷されていること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の包装紙一体型配送伝票において、
    前記伝票基材の前記分離予定部は、カット部であること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
  9. 請求項1から請求項8いずれかに記載の包装紙一体型配送伝票において、
    前記伝票基材本体部は、荷札として機能する貼付票を備えること、
    を特徴とする包装紙一体型配送伝票。
JP2014190223A 2013-09-20 2014-09-18 包装紙一体型配送伝票 Active JP6375814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014190223A JP6375814B2 (ja) 2013-09-20 2014-09-18 包装紙一体型配送伝票

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195274 2013-09-20
JP2013195274 2013-09-20
JP2014018681 2014-02-03
JP2014018681 2014-02-03
JP2014190223A JP6375814B2 (ja) 2013-09-20 2014-09-18 包装紙一体型配送伝票

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015163460A true JP2015163460A (ja) 2015-09-10
JP6375814B2 JP6375814B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=54186616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014190223A Active JP6375814B2 (ja) 2013-09-20 2014-09-18 包装紙一体型配送伝票

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6375814B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088218A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 リンテック株式会社 梱包材、配送システム、梱包材加工装置及び梱包材形成方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197870U (ja) * 1987-06-09 1988-12-20
JP2001354267A (ja) * 2000-06-08 2001-12-25 Toppan Forms Co Ltd 包装体及び連続包装体
JP2005272623A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 We'll Corporation:Kk 用紙
JP3120639U (ja) * 2005-10-17 2006-04-20 サンエイ株式会社 配送用伝票
JP2006195446A (ja) * 2004-12-13 2006-07-27 Nippon Paper Industries Co Ltd 駐車違反ステッカー
JP2010120277A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Dainippon Printing Co Ltd 配送用ラベル伝票
JP2013046979A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Toppan Forms Co Ltd 配送伝票一体型包装シート
JP2013111850A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197870U (ja) * 1987-06-09 1988-12-20
JP2001354267A (ja) * 2000-06-08 2001-12-25 Toppan Forms Co Ltd 包装体及び連続包装体
JP2005272623A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 We'll Corporation:Kk 用紙
JP2006195446A (ja) * 2004-12-13 2006-07-27 Nippon Paper Industries Co Ltd 駐車違反ステッカー
JP3120639U (ja) * 2005-10-17 2006-04-20 サンエイ株式会社 配送用伝票
JP2010120277A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Dainippon Printing Co Ltd 配送用ラベル伝票
JP2013046979A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Toppan Forms Co Ltd 配送伝票一体型包装シート
JP2013111850A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088218A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 リンテック株式会社 梱包材、配送システム、梱包材加工装置及び梱包材形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6375814B2 (ja) 2018-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5621213B2 (ja) 配送伝票
JP4908347B2 (ja) 貼付シート
JP2009101655A (ja) 情報用シート
JP2013056422A (ja) 伝票
JP5568881B2 (ja) 配送伝票
JP6375814B2 (ja) 包装紙一体型配送伝票
JP2011079151A (ja) 配送伝票
JP6011062B2 (ja) シール付き配送伝票
JP6011061B2 (ja) シール付き配送伝票
JP6398209B2 (ja) 包装紙一体型配送伝票
JP6263985B2 (ja) 包装紙一体型配送伝票
JP6307820B2 (ja) 包装紙一体型配送伝票
JP2020032538A (ja) 積層シート
JP5648337B2 (ja) 配送伝票
JP7439406B2 (ja) ラベル連続体の製造方法
JP2018030307A (ja) 配送伝票
JP5997549B2 (ja) 表示ラベル
JP2013010224A (ja) 再剥離性重ね合わせシート
JP2018135116A (ja) 台紙及び筒状フィルム付き台紙
JP5609359B2 (ja) 配送伝票
JP5482511B2 (ja) 配送伝票
JP2021138056A (ja) 熨斗付き配送伝票
JP3142708U (ja) ハガキおよびピッキングリスト一体型配送伝票
JP3142708U6 (ja) ハガキおよびピッキングリスト一体型配送伝票
JP6155658B2 (ja) 配送伝票

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6375814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150