JP2015162527A - 積層型フィルムコンデンサ、コンデンサ内蔵バスバー、電力変換システム、積層型フィルムコンデンサの製造方法及びコンデンサ内蔵バスバーの製造方法 - Google Patents

積層型フィルムコンデンサ、コンデンサ内蔵バスバー、電力変換システム、積層型フィルムコンデンサの製造方法及びコンデンサ内蔵バスバーの製造方法 Download PDF

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西山 茂紀
Shigenori Nishiyama
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Abstract

【課題】機械応力に対する耐性が高く且つ必要な静電容量を確保した積層型フィルムコンデンサ等を提供する。
【解決手段】積層型フィルムコンデンサ100は、誘電体フィルム1上に第1の内部電極2を形成した第1のフィルム10と、誘電体フィルム1上に第2の内部電極3を形成した第2のフィルム20とが交互にZ方向に複数積層された積層体30と、誘電体フィルム1にZ方向に貫通して延在し、複数の第1の内部電極2に電気的に接続された第1柱状導体81と、誘電体フィルム1にZ方向に貫通して延在し、複数の第2の内部電極3に電気的に接続された第2柱状導体82と、積層体30のZ方向の一端側の第1の主面31に形成され且つ複数の第1の内部電極2に電気的に接続された第1の外部電極40と、積層体30のZ方向の他端側の第2の主面32に形成され且つ複数の第2の内部電極3に電気的に接続された第2の外部電極50と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、積層型フィルムコンデンサ、コンデンサ内蔵バスバー、電力変換システム、積層型フィルムコンデンサの製造方法及びコンデンサ内蔵バスバーの製造方法に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等では、バッテリ(直流電源)とモータとの間で電力の変換を行うインバータ等の電力変換装置を備える。電力変換装置は、複数の半導体素子からなるインバータ部と、インバータ部へ入力される電圧を平滑化するための平滑コンデンサとを備える。この平滑コンデンサとしては、バッテリとインバータ部とを接続する一対のバスバー間に介装されたバスバー間コンデンサがある。
特許文献1に開示されたバスバー間コンデンサは、一対の金属製の上バスバーと下バスバーとの間に、セラミックコンデンサを介装して構成される。
このバスバー間コンデンサは、上バスバーに密着した上外部電極と、下バスバーに密着した下外部電極と、上外部電極の下面側に櫛歯状に形成された上内部電極と、下外部電極の上面側に櫛歯状に形成され且つ上内部電極に歯合するように配置された下内部電極と、上外部電極と下外部電極との間に介装され且つ上内部電極と下内部電極との間に位置するように配設された誘電体であるセラミックスとを備える。
特開2012−94773号公報
特許文献1に開示されたバスバー間コンデンサは、非常に間隔の狭いバスバー間に介装され、誘電体としてセラミックスを用いて構成される。しかし、櫛歯電極間にセラミックスを形成することは容易ではない。たとえそのようにセラミックスを形成したとしてもその厚みが非常に薄くなり割れ易い。バスバーを取り付ける際などに、バスバー間に力がかかることにより、バスバー間コンデンサ内の両電極に挟まれたセラミックス(誘電体)が割れることがある。従って、機械応力に対して耐性が低いという問題がある。
また、非常に狭いバスバー間にコンデンサを構成しなければならないため、必要な静電容量を確保することが困難である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、機械応力に対する耐性が高く且つ必要な静電容量を確保した積層型フィルムコンデンサ、コンデンサ内蔵バスバー、電力変換システム、積層型フィルムコンデンサの製造方法及びコンデンサ内蔵バスバーの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る積層型フィルムコンデンサは、
誘電体フィルム上に第1の内部電極を形成した第1のフィルムと誘電体フィルム上に第2の内部電極を形成した第2のフィルムとが交互に第1の方向に複数積層された積層体と、
前記誘電体フィルムを前記第1の方向に貫通して形成され、前記第2の内部電極とは接続せずに複数の前記第1の内部電極に接続された第1柱状導体と、
前記誘電体フィルムを前記第1の方向に貫通して形成され、前記第1の内部電極とは接続せずに複数の前記第2の内部電極に接続された第2柱状導体と、
前記積層体の前記第1の方向の一端側に形成され且つ前記複数の第1の内部電極に前記第1柱状導体を介して接続された第1の外部電極と、
前記積層体の前記第1の方向の他端側に形成され且つ前記複数の第2の内部電極に前記第2柱状導体を介して接続された第2の外部電極と、
を備えることを特徴とする。
前記第1柱状導体と前記第2柱状導体とが、前記第1の方向に直交する第2の方向に複数並べて配設されたものであってもよい。
前記第1柱状導体と前記第2柱状導体とが、前記第2の方向に交互に複数並べて配設されたものであってもよい。
前記誘電体フィルムの外周縁が前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極よりも外側にはみ出してもよい。
前記誘電体フィルムは熱硬化樹脂材料により形成されているとしてもよい。
前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極に接触したメタリコン部を備えてもよい。
本発明の第2の観点に係るコンデンサ内蔵バスバーは、上記第1の観点に係る積層型フィルムコンデンサが、一対の対向する第1バスバー部と第2バスバー部との間に介装され、前記第1の外部電極の外面が前記第1バスバー部に密着し且つ前記第2の外部電極の外面が前記第2バスバー部に密着する、ことを特徴とする。
前記誘電体フィルムの外周縁が、前記第1バスバー部及び前記第2バスバー部の対向領域部よりも外側にはみ出してもよい。
前記積層型フィルムコンデンサ、前記第1バスバー部及び前記第2バスバー部が封止材により封止されたものであってもよい。
本発明の第3の観点に係る電力変換システムは、直流電力と交流電力の一方を他方に変換する電力変換システムであって、
直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑用コンデンサとして、上記第1の観点に係る積層型フィルムコンデンサを備える、ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る電力変換システムは、直流電力と交流電力の一方を他方に変換する電力変換システムであって、
前記直流電力の電路と、直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑用コンデンサとを構成するものとして、上記第2の観点に係るコンデンサ内蔵バスバーを備える、ことを特徴とする。
本発明の第5の観点に係る積層型フィルムコンデンサの製造方法は、
誘電体フィルム上に第1の内部電極を形成した第1のフィルムを複数形成する工程と、
誘電体フィルム上に第2の内部電極を形成した第2のフィルムを複数形成する工程と、
前記複数の第1のフィルムのうち1つの第1のフィルムの前記第1の内部電極の形成領域に第1の貫通孔を形成し、他の第1のフィルムの前記第1の内部電極の形成領域に、前記第1の貫通孔と、それよりも径の大きい第2の貫通孔とを形成する工程と、
前記複数の第2のフィルムのうち1つの第2のフィルムの前記第2の内部電極の形成領域で、積層状態における前記第1のフィルムの前記第2の貫通孔に連通する位置に前記第1の貫通孔を形成し、他の第2のフィルムの前記第2の内部電極の形成領域で、積層状態における前記第1のフィルムの前記第2の貫通孔に連通する位置に前記第1の貫通孔を形成し且つ前記第1のフィルムの前記第1の貫通孔に連通する位置に前記第2の貫通孔を形成する工程と、
前記第1のフィルムと前記第2のフィルムとを交互に第1の方向に複数積層して積層体を形成する工程と、
前記積層体の各フィルム同士を前記第1の方向に圧着する工程と、
前記圧着後の積層体の前記第1の方向の一端側に位置する前記1つの第1のフィルムと他端側に位置する前記1つの第2のフィルムとをメッキ処理する工程と、
を備える、ことを特徴とする。
本発明の第6の観点に係るコンデンサ内蔵バスバーの製造方法は、上記第5の観点に係る積層型フィルムコンデンサの製造方法により製造された積層型フィルムコンデンサを、一対の対向する第1バスバー部及び第2バスバー部の間に介装させ、前記第1バスバー部を、前記メッキ処理する工程により前記1つの第1のフィルムに生成された第1の外部電極の外面に密着させ、且つ前記第2バスバー部を、前記メッキ処理する工程により前記1つの第2のフィルムに生成された第2の外部電極の外面に密着させる工程を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、機械応力に対する耐性が高く且つ必要な静電容量を確保した積層型フィルムコンデンサを提供することができる。更に、このような積層型フィルムコンデンサを備えることにより、耐機械強度及び安全性の高いコンデンサ内蔵バスバーを提供することができる。このような積層型フィルムコンデンサ又はコンデンサ内蔵バスバーを備えることにより、信頼性の高い電力変換システムを提供することができる。また、積層型フィルムコンデンサの製造方法によれば、機械応力に対する耐性が高く且つ必要な静電容量を確保した積層型フィルムコンデンサを製造できる。コンデンサ内蔵バスバーの製造方法によれば、耐機械強度及び安全性の高いコンデンサ内蔵バスバーを製造できる。
(a)〜(c)は、本発明の実施形態1に係るコンデンサ内蔵バスバーの平面図、A−A断面図及び分解平面図である。 図1(b)に示すコンデンサ内蔵バスバーの積層型フィルムコンデンサの詳細断面図である。 (a)〜(f)は図2に示す積層型フィルムコンデンサを構成する各第1のフィルム及び第2のフィルムの平面図、(g)〜(l)はそれらのB−B断面図である。 (a)は実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサのESLを説明するための図、(b)は比較例の積層型フィルムコンデンサのESLを説明するための図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサの製造方法を説明する図である。 (a)は実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサの製造方法を説明する図、(b)はコンデンサ内臓バスバーの製造方法を説明する図である。 実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサを内蔵したコンデンサ内蔵バスバーを使用した電力変換システムの例を示す回路ブロック図である。 実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサの断面図である。 (a)は実施形態3に係るコンデンサ内蔵バスバーの平面図、(b)はC−C断面図である。 (a)〜(f)は実施形態4に係る積層型フィルムコンデンサを構成する各第1のフィルム及び第2のフィルムの平面図、(g)〜(l)はそれらのD−D断面図である。 実施形態4に係る積層型フィルムコンデンサの断面図である。 変形例に係るコンデンサ内蔵バスバーの断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るコンデンサ内蔵バスバーと、これに内蔵された本発明の実施形態に係る積層型フィルムコンデンサ100とを、図面を参照して順番に説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係るコンデンサ内蔵バスバー200は、図1に示すように、一対の対向する第1バスバー部210と第2バスバー部220と、それらの間に介装された積層型フィルムコンデンサ100とを備える。
第1バスバー部210及び第2バスバー部220は、例えば銅、アルミニウムなどの金属材料で形成された薄板状の導体であり、例えば直流電源用の電路として使用される。
第1バスバー部210は、X方向に長い矩形状の本体部211と、本体部211の両端に形成された屈曲部212とを備える。第2バスバー部220は、X方向に長い矩形状の本体部221と、本体部221の両端に形成された屈曲部222とを備える。図1(c)において、本体部211、221には、その形状を明示するためにハッチングを付した。
図1(b)に示すように、第1バスバー部210の本体部211と、第2バスバー部220の本体部221とは、積層型フィルムコンデンサ100を介して互いに対向している。両本体部211、221は、例えばX方向の長さL1が5cm、Y方向の幅W1が1cm、Z方向の厚さH1が数mmである。
第1バスバー部210の屈曲部212は、本体部211の両端をY方向の一方側に屈曲させてさらにX方向に屈曲させて形成される。屈曲部212の先端側は、負極用の端子部である。
第2バスバー部220の屈曲部222は、本体部221の両端を、第1バスバー部210とは逆にY方向の他方側に屈曲させ、さらにX方向に屈曲させて形成される。屈曲部222の先端側は、正極用の端子部である。
図1(c)に示すように、第1バスバー部210の両端の端子部と、第2バスバー部220の両端の端子部とは、XY平面視において重ならない位置関係にある。このため、第1バスバー部210の端子部と第2バスバー部220の端子部との間の短絡が防止できるとともに、第1バスバー部210及び第2バスバー部220の端子部の取り付け作業の利便性が確保できる。
積層型フィルムコンデンサ100は、図2に示すように、第1のフィルム10と第2のフィルム20とが複数交互にZ方向(第1の方向)に積層された積層体30と、積層体30のZ方向の一端側の第1の主面31に形成された第1の外部電極40と、積層体30のZ方向の他端側の第2の主面32に形成された第2の外部電極50とを備える。
図1(c)に示すように、積層型フィルムコンデンサ100のX方向の長さL2は、第1バスバー部210及び第2バスバー部220の本体部211、221のX方向の長さL1よりも大きく、例えば5.5cmである。積層型フィルムコンデンサ100のY方向の幅W2は、本体部211、221のY方向の幅W1よりも大きく、例えば1.5cmである。積層型フィルムコンデンサ100の図1(b)に示すZ方向の厚さH2は、例えば1mm以下(本実施形態では0.1mm)である。
積層体30は、図2、図3(g)〜(l)に示すように、第1のフィルム10と第2のフィルム20とがZ方向に交互に6層積層されて構成されている。詳しくは、Z方向の上から1、3、5番目に第1のフィルム10が位置し、Z方向の上から2、4、6番目に第2のフィルム20が位置する。なお、第1のフィルム10と第2のフィルム20との積層総数は6層に限らず、例えば十数層としてもよく、その総数は任意である。
積層体30の最下端に位置する第2のフィルム20は、図2、図3(l)に示すように、上下反転して配置される。つまり、最下端の第2のフィルム20は、その誘電体フィルム1が上側に位置し、第2の内部電極3が下側に位置する状態で配置される。その理由は、第2の外部電極50と、最下端の第2のフィルム20の表面に形成された後述する第2の内部電極3とを、密着させて電気的に接続するためである。
積層体30は、図2に示すように、Z方向に延在された層間接続導体である第1柱状導体81及び第2柱状導体82を備える。第1柱状導体81は、第1の外部電極40と、3枚の第1のフィルム10の各第1の内部電極2とを電気的に接続するものである。第2柱状導体82は、第2の外部電極50と、3枚の第2のフィルム20の各第2の内部電極3とを電気的に接続するものである。
第1柱状導体81と第2柱状導体82とはX方向に交互に複数並べて配設されている。なお、図2に示す断面図上では、第1柱状導体81と第2柱状導体82とが、それぞれ2個図示されている。
次に、第1のフィルム10について説明し、その後に第2のフィルム20について説明する。
第1のフィルム10は、図3(a)、(c)、(e)に示すように、矩形状の誘電体フィルム1の表面上に、誘電体フィルム1よりも小さな矩形状の第1の内部電極2を形成したものである。
誘電体フィルム1は、図3(g)、(i)、(k)に示すように、その厚さHfが数μm(ミクロン)程度であり、図3(a)、(c)、(e)に示すように、X方向の長さL2が例えば5.5cmであり、Y方向の幅W2が例えば1.5cmである。誘電体フィルム1は、例えば、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルアセトアセタール、フェノール、ポリウレタンなどの熱硬化性樹脂材料により形成され、弾力性を有する。
第1の内部電極2は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)等の電気伝導体の金属膜であり、蒸着膜等で形成される。第1の内部電極2は、図3(g)、(i)、(k)に示すように、その厚さHmが数十nm(ナノメートル)であり、誘電体フィルム1のXY平面の中央部に矩形状に形成される。図3(a)、(c)、(e)に示すように、第1の内部電極2の長さLm及び幅Wmは、誘電体フィルム1の長さL2及び幅W2よりもそれぞれ小さい。誘電体フィルム1のXY平面の外周縁1aは、第1の内部電極2を形成していない領域である。
積層体30の上から1番目の第1のフィルム10の第1の内部電極2の形成領域には、図3(a)、(g)に示すように、第1の貫通孔60が複数(図3(a)では4個のみを図示)形成されている。1番目の第1のフィルム10の第1の内部電極2のパターンを、電極パターンPAと呼ぶ。
積層体30の上から3番目及び5番目の第1のフィルム10の第1の内部電極2の形成領域には、図3(c)、(e)に示すように、第1の貫通孔60と、第1の貫通孔60よりも径の大きい第2の貫通孔70とが、それぞれ複数(図3(c)、(e)ではそれぞれ4個のみを図示)形成されている。第2の貫通孔70は、小孔部71と、それよりも径の大きい大孔部72とからなる段付きの貫通孔である。小孔部71は、第1の貫通孔60よりも径が大きく、誘電体フィルム1に形成された孔である。大孔部72は、小孔部71の開口中心軸と同一軸心として内部電極側に形成された孔であり、小孔部71よりも径が大きい。3番目及び5番目の第1のフィルム10の第1の内部電極2のパターンを、電極パターンPBと呼ぶ。
第1のフィルム10の各第1の貫通孔60は、積層状態において他の層の第1のフィルム10の各第1の貫通孔60とそれぞれ、Z方向の開口中心軸が一致する位置関係にある。各第2の貫通孔70も、それぞれのZ方向の開口中心軸が一致する位置関係にある。
第2のフィルム20は、第1のフィルム10と同じ材質、外形及び厚さの誘電体フィルム1の表面上に、第1の内部電極2と同じ材質、矩形状及び厚さの第2の内部電極3を形成したものである。
積層体30の上から2番目及び4番目の第2のフィルム20の第2の内部電極3の形成領域には、図3(b)、(d)に示すように、第1の貫通孔60と第2の貫通孔70とが複数(図3(b)、(d)ではそれぞれ4個のみを図示)形成されている。2番目及び4番目の第2のフィルム20の第2の内部電極3のパターンを、電極パターンPCと呼ぶ。
積層体30の上から6番目の第2のフィルム20の第2の内部電極3の形成領域には、図3(f)、(l)に示すように、第1の貫通孔60のみが複数(図3(f)では4個のみを図示)形成されている。6番目の第2のフィルム20の第2の内部電極3のパターンを、電極パターンPDと呼ぶ。
第2のフィルム20の各第1の貫通孔60は、他の第2のフィルム20の各第1の貫通孔60とそれぞれ、Z方向の開口中心軸が一致する位置関係にある。各第2の貫通孔70も、それぞれのZ方向の開口中心軸が一致する位置関係にある。
図3に示すように、3枚の第1のフィルム10の各第1の貫通孔60と、3枚の第2のフィルム20の各第2の貫通孔70とは、それぞれのZ方向の開口中心軸が一致する位置関係にある。また、3枚の第1のフィルム10の各第2の貫通孔70と、3枚の第2のフィルム20の各第1の貫通孔60とは、それぞれのZ方向の開口中心軸が一致する位置関係にある。
以上説明したように、第1のフィルム10の電極パターンには、電極パターンPA、PBの2種類があり、第2のフィルム20の電極パターンには、電極パターンPC、PDの2種類がある。つまり、電極パターンは合計4種類である。
図2に示すように、第1柱状導体81は、第1のフィルム10の第1の貫通孔60と第2のフィルム20の第2の貫通孔70とで連通形成される空間内にメッキ材料が充填されることにより形成される。
5番目の第1のフィルム10の第1の貫通孔60にも、第1柱状導体81が形成される。この第1柱状導体81の下端は、6番目の第2のフィルム20の誘電体フィルム1に当接するに過ぎず、第2の内部電極3に接触しない。このため、5番目の第1のフィルム10に第1柱状導体81が形成されたとしても、コンデンサとしては問題ない。
第2柱状導体82は、第1のフィルム10の第2の貫通孔70と第2のフィルム20の第1の貫通孔60とで連通形成される空間内にメッキ材料が充填されることにより形成される。
図1に示すように、積層型フィルムコンデンサ100は、X方向の長さL2が第1バスバー部210及び第2バスバー部220の本体部211、221の長さL1よりも大きい。また、図1に示すように、積層型フィルムコンデンサ100は、Y方向の幅W2が本体部211、221の幅W1よりも大きい。このため、図2に示すように、積層型フィルムコンデンサ100の誘電体フィルム1の外周縁1aが、第1の外部電極40及び第2の外部電極50よりも外側にはみ出している。
以上説明したように、実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100では、積層体30は、誘電体フィルム1上に第1の内部電極2を形成した第1のフィルム10と、誘電体フィルム1上に第2の内部電極3を形成した第2のフィルム20とが交互にZ方向に複数積層されて形成される。積層体30のZ方向の一端側の第1の主面31には第1の外部電極40が形成され、その他端側の第2の主面32には第2の外部電極50が形成される。このため、積層型フィルムコンデンサ100に対してZ方向(積層方向)に力がかかった場合、積層体30内の誘電体フィルム1の弾力性により、その衝撃を吸収でき、誘電体フィルム1が割れるおそれは低減する。従って、機械応力に対する耐性を高めることができる。また、積層型フィルムコンデンサ100は、薄膜である誘電体フィルム1を必要な容量に応じて複数積層して形成すればよいので、必要な静電容量を容易に確保することができる。
また、実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100によれば、図3に示すように、第1のフィルム10及び第2のフィルム20は合計4種類の電極パターンPA〜PDで済む。仮に第1のフィルム10と第2のフィルム20の積層総数が十数層であっても4種類で済む。このため、フィルムの生産性を向上させることができる。
また、電極パターンPAの第1のフィルム10をXY平面内で180度回転させたものが、電極パターンPDの第2のフィルム20と一致し、且つ、電極パターンPBの第1のフィルム10をXY平面内で180度回転させたものが、電極パターンPCのフィルム20と一致する場合には、2種類の電極パターンで済む。この場合には、さらにフィルムの生産性を向上させることができる。
また、第1柱状導体81と第2柱状導体82とは少なくとも一対配設されていればよいが、複数配設することにより、第1の外部電極40と各第1の内部電極2とのコンタクト領域と、第2の外部電極50と各第2の内部電極3とのコンタクト領域とをそれぞれ増加させることができる。従って、積層型フィルムコンデンサ100のESR(等価直列抵抗)を低減できる。
また、径の異なる第1の貫通孔60及び第2の貫通孔70が連通して形成されるので、第1の貫通孔60と第2の貫通孔70との間で段差が形成される。これにより、その内部に形成される第1柱状導体81及び第2柱状導体82にも同様に段差が形成されることになる。この段差部分と第1の内部電極2または第2の内部電極3の主面とで面接触させることができ、積層型フィルムコンデンサ100のESRを小さくすることができる。
一般的に、コンデンサのESL(等価直列インダクタンス)は、電流が流れる距離に応じて増える。本実施形態1では、図4(a)に示すように、Z方向に立設する第1柱状導体81と第2柱状導体82とを、X方向に交互に複数配設している。このため、積層体30内を電流が流れる距離LPASS1(交流的に見れば電流が流れたと想定できる距離)を短くすることができる。従って、積層型フィルムコンデンサ100のESL(等価直列インダクタンス)を低減できる。
図4(a)に示す距離LPASS1は、電流が、正極用の第2の外部電極50から、上から4番目の第2のフィルム20と3番目の第1のフィルム10とを経て、負極用の第1の外部電極40に流れると想定した場合を例示している。この距離LPASS1は、他の第1のフィルム10、第2のフィルム20を介するルートの場合も同様である。
距離LPASS1が短い点について、比較例を参照して補足説明する。図4(b)に示す比較例の積層型フィルムコンデンサ100Aは、1セットのみとした第1柱状導体81と第2柱状導体82とを、X方向の両端に離れて配設して構成したものである。図4(b)に示す積層型フィルムコンデンサ100Aでは、積層体30の内部を電流が流れる距離LPASS2は、図4(a)に示す距離LPASS1と比べてX方向に長くなっているため、ESL(等価直列インダクタンス)が大きくなってしまう。これに比べて、図4(a)に示す積層型フィルムコンデンサ100の場合には、距離LPASS1がそれぞれ短く、ESL(等価直列インダクタンス)が低減されている。
ところで、図2に示すように、誘電体フィルム1の外周縁1aは、第1の外部電極40及び第2の外部電極50よりもはみ出している。これにより、第1の外部電極40及び第2の外部電極50の端部での沿面放電を防止できる。
また、実施形態1に係るコンデンサ内蔵バスバー200は、積層体30内の誘電体フィルム1によって機械応力に対する耐性を高めた積層型フィルムコンデンサ100を内蔵している。つまり、実施形態1に係るコンデンサ内蔵バスバー200では、セラミックコンデンサを内蔵したコンデンサ内蔵バスバー200に比べて、耐機械強度及び安全性が高い。また、実施形態1に係るコンデンサ内蔵バスバー200では、第1バスバー部210と積層型フィルムコンデンサ100の第1の外部電極40、及び第2バスバー部220と第2の外部電極50をそれぞれ密着させるので、経路のESL(等価直列インダクタンス)を低減できる。また、ノイズ吸収効果が高い。
また、積層型フィルムコンデンサ100の誘電体フィルム1の外周縁1aが、第1バスバー部210及び第2バスバー部220の本体部211、221(対向領域部)よりもはみ出している。このため、第1バスバー部210及び第2バスバー部220の端部(バスバーの端部)での沿面放電を防止することができる。
続いて、上述した実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100の製造方法について、図3、図5、図6を用いて説明する。その説明後に、積層型フィルムコンデンサ100を内蔵するコンデンサ内蔵バスバー200の製造方法について説明する。
積層型フィルムコンデンサ100の製造方法は、第1のフィルム10を形成する工程、第2のフィルム20を形成する工程、第1、第2のフィルム10、20に貫通孔60、70を形成する工程、第1のフィルム10と第2のフィルム20とを交互に複数積層して積層体30を形成する工程、積層体30の圧着工程、及び、積層体30へのメッキ処理工程を備える。以下、これらの工程を順番に説明する。
(第1のフィルム10の形成工程)
まず、誘電体フィルムシートを準備し、その上に、第1の内部電極2に対応する矩形状パターンの金属膜を、予め定めた数、蒸着により形成する。次に、第1の内部電極2に対応するパターンの金属膜が形成された誘電体フィルム1を切断し、図3(a)、(c)、(e)に示すように、第1の内部電極2を備えた矩形状の第1のフィルム10を複数枚(図3に示す例では3枚)製造する。
(第1のフィルム10の貫通孔の形成工程)
図3(a)に示す1番目の第1のフィルム10は、その第1の内部電極2の形成領域の予め定めた位置に、第1の貫通孔60がレーザ加工により形成される。これにより、電極パターンPAである1番目の第1のフィルム10が形成される。以下、第1の貫通孔60については、特に断りがない限り、レーザ加工によるものとする。
図3(c)、(e)に示す3番目、5番目の第1のフィルム10は、その第1の内部電極2の形成領域の予め定めた位置に、第1の貫通孔60が形成され、段付きの第2の貫通孔70がレーザ加工及びエッチング加工により形成される。第2の貫通孔70の小孔部71はレーザ加工により形成され、第2の貫通孔70の大孔部72はエッチング加工により形成される。これにより、電極パターンPBである3番目、5番目の第1のフィルム10が形成される。以下、第2の貫通孔70については、特に断りがない限り、レーザ加工及びエッチング加工によるものとする。
(第2のフィルム20の形成工程)
誘電体フィルムシートを準備し、その上に、第2の内部電極3に対応する矩形状パターンの金属膜を、予め定めた数、蒸着により形成する。次に、第2の内部電極3に対応するパターンの金属膜が形成された誘電体フィルム1を切断し、図3(b)、(d)、(f)に示すように、第2の内部電極3を備えた第2のフィルム20を複数枚(図3に示す例では3枚)製造する。第2のフィルム20は、第1のフィルム10と同じ矩形状で且つ同じ大きさである。
(第2のフィルム20の貫通孔の形成工程)
図3(b)、(d)に示す2番目及び4番目の第2のフィルム20は、その第2の内部電極3の形成領域の予め定めた位置に、第1の貫通孔60が形成されるとともに、段付きの第2の貫通孔70が形成される。これにより、電極パターンPCである2番目、4番目の第2のフィルム20が形成される。図3(f)に示す6番目の第2のフィルム20は、その第2の内部電極3の形成領域の予め定めた位置に、第1の貫通孔60が形成される。これにより、電極パターンPDである6番目の第2のフィルム20が形成される。
(第1のフィルム10と第2のフィルム20との積層工程)
図5(a)に示すように、第1のフィルム10と第2のフィルム20とを交互にZ方向に複数積層する。これにより、図5(b)に示す積層体30を形成する。この積層の際には、第1のフィルム10の第1の貫通孔60と第2のフィルム20の第2の貫通孔70とを積層面上での位置を一致させ、且つ、第1のフィルム10の第2の貫通孔70と第2のフィルム20の第1の貫通孔60とを積層面上での位置を一致させる。
詳しくは、図5(a)に示すように、最下端に位置させる第2のフィルム20を上下反転させて、下方に第2の内部電極3が向く状態で第2のフィルム20を、基台TA上に載置する。続いて、基台TAに載置された第2のフィルム20上に、5番目の第1のフィルム10と、4番目の第2のフィルム20と、3番目の第1のフィルム10と、2番目の第2のフィルム20と、1番目の第1のフィルム10とをその順にZ方向に積層する。
(積層体30の圧着工程)
図5(b)に示す圧着前の積層体30をZ方向に圧着する。これにより、図5(c)に示す圧着後の積層体30を形成する。圧着後の積層体30における図5(c)に二点鎖線で示す箇所P1では、第2のフィルム20の第2の内部電極3の第2の貫通孔70の大孔部72の内周箇所が、第1のフィルム10の誘電体フィルム1の突出した部分によって覆われた状態となる。また、図5(c)に二点鎖線で示す箇所P2でも、第1のフィルム10の第1の内部電極2の第2の貫通孔70の大孔部72の内周箇所も、第2のフィルム20の誘電体フィルム1の突出した部分によって覆われた状態となる。
これは、弾力性のある誘電体フィルム1の厚さHfが数μm、内部電極の厚さHmが数十nmであり、両者の厚さが約100:1の関係にあることから、誘電体フィルム1の小孔部71の周囲に位置する部分が、下側の内部電極の大孔部72の内周面を覆うように入り込むためである。
(メッキ処理工程)
図5(c)に示す圧着後の積層体30の第1の主面31上に、メッキ処理を施す。これにより、図6(a)に示すように、第1の外部電極40が、1番目の第1のフィルム10上に形成されるとともに、第1柱状導体81が、第1のフィルム10の第1の貫通孔60と第2のフィルム20の第2の貫通孔70とで連通形成される空間内に形成される。第1柱状導体81により、第1の外部電極40と3枚の第1のフィルム10の各第1の内部電極2とが電気的に接続される。
続いて、第1の外部電極40の形成後の積層体30の第2の主面32上に、メッキ処理を施す。これにより、図6(a)に示すように、第2の外部電極50が、Z方向の下端側に位置する第2のフィルム20上に形成されるとともに、第2柱状導体82が、第2のフィルム20の第1の貫通孔60と第1のフィルム10の第2の貫通孔70とで連通形成される空間内に形成される。第2柱状導体82により、第2の外部電極50と3枚の第2のフィルム20の各第2の内部電極3とが電気的に接続される。なお、第2の外部電極50を先に形成してから、第1の外部電極40を形成してもよい。
なお、図5(c)に二点鎖線で示す箇所P3では、第1のフィルム10の第1の内部電極2における第1の貫通孔60の周囲の部位2aが、その上側の第2のフィルム20の第2の貫通孔70内に露出している。このため、メッキ処理後には、図6(a)に示すように、かかる部位2aが第1柱状導体81に接触している。これにより、第1の内部電極2と第1柱状導体81との接触面積を大きくすることができる。その結果、第1の内部電極2と第1柱状導体81との接触抵抗が低減する。従って、積層型フィルムコンデンサ100のESRを小さくすることができる。
図5(c)に二点鎖線で示す箇所P4では、前記と同様に、第2のフィルム20の第2の内部電極3における第1の貫通孔60の周囲の部位3aが、その上側の第1のフィルム10の第2の貫通孔70内に露出している。このため、メッキ処理後には、かかる部位3aが、図6(a)に示すように、第2柱状導体82に接触している。これにより、第2の内部電極3と第2柱状導体82との接触面積を大きくすることができる。その結果、第2の内部電極3と第2柱状導体82との接触抵抗が低減する。従って、積層型フィルムコンデンサ100のESRを小さくすることができる。
以上の工程により、積層型フィルムコンデンサ100が製造される。
以上説明したように、実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100の製造方法によれば、機械応力に対する耐性が高く且つ必要な静電容量を確保した積層型フィルムコンデンサを製造できる。
続いて、このように製造された積層型フィルムコンデンサ100を内蔵したコンデンサ内蔵バスバー200の製造方法について説明する。
(第1バスバー部210と第2バスバー部220のコンデンサ100への密着工程)
上記製造方法により製造された積層型フィルムコンデンサ100を、図6(b)に示すように、第1バスバー部210と第2バスバー部220との間に介装させて、第1バスバー部210と第2バスバー部220とを積層型フィルムコンデンサ100に圧着させる。これにより、積層型フィルムコンデンサ100の第1の外部電極40の外面が第1バスバー部210に密着し、積層型フィルムコンデンサ100の第2の外部電極50の外面が第2バスバー部220に密着する。
なお、第1バスバー部210と第1の外部電極40、及び、第2バスバー部220と第2の外部電極50を、それぞれ導電性接着剤により接着してもよい。
以上の工程により、コンデンサ内蔵バスバー200が製造される。
以上説明したように、実施形態1に係るコンデンサ内蔵バスバー200の製造方法によれば、耐機械強度及び安全性の高いコンデンサ内蔵バスバーを製造できる。
ここで、実施形態1に係るコンデンサ内蔵バスバー200を利用した電力変換システム300について、図7を用いて説明する。電力変換システム300は、直流電源310からの直流電力を三相交流電力に変換し、三相電力供給線350を介してモータ360に供給する機能と、モータ360の回転に伴って発電される三相交流電力を直流電力に変換し、バッテリである直流電源310を充電する機能とを備える。
電力変換システム300は、直流電源310と、DC/DCコンバータ320と、DCリンクコンデンサ330と、三相インバータ340とを備える。直流電源310は、例えばバッテリ(二次電池)である。DC/DCコンバータ320は、入力コンデンサ321と電圧変換回路322とを備える。
直流電源310とDC/DCコンバータ320とは、直流電力信号の電路である一対の第1バスバー部210(負極側)と第2バスバー部220(正極側)とにより接続されている。DC/DCコンバータ320は、直流電源310から直流電力が供給されている場合、直流電源310からの直流電圧が入力コンデンサ321を介して入力され、電圧変換回路322で昇圧して出力する。入力コンデンサ321は、直流電源310から供給された直流電圧に重畳するサージ成分を除去するための平滑化コンデンサであり、実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100が使用される。
電圧変換回路322と三相インバータ340とは、一対の第1バスバー部210(負極側)と第2バスバー部220(正極側)とにより接続されている。DC/DCコンバータ320の出力である昇圧された直流電圧はDCリンクコンデンサ330を介して三相インバータ340に印加される。DCリンクコンデンサ330はDC/DCコンバータ320から出力された直流電圧に重畳するサージ成分を除去するための平滑化コンデンサであり、実施形態1に係る積層型フィルムコンデンサ100が使用される。ここでも、第1バスバー部210と第2バスバー部220との間に介装されたコンデンサ内蔵バスバー200が使用できる。三相インバータ340は入力された直流電力を三相の交流電力に変換して出力する。出力された三相交流電力は、三相電力供給線350を介してモータ360に供給される。
一方、三相インバータ340は、モータ360の回転に伴って発電される三相交流電力を入力した場合、入力された三相交流電力を直流電力に変換してDCリンクコンデンサ330に出力する。DCリンクコンデンサ330は、三相インバータ340から出力された直流電圧に重畳するサージ成分を除去する。
そして、DC/DCコンバータ320は、DCリンクコンデンサ330から出力された直流電圧を電圧変換回路322で降圧して、その降圧した直流電圧を入力コンデンサ321で平滑化する。そして、DC/DCコンバータ320は、直流電力を、直流電源310に供給して、バッテリである直流電源310を充電する。
コンデンサ内蔵バスバー200は、積層体30内の誘電体フィルム1によって機械応力に対する耐性を高めた積層型フィルムコンデンサ100を内蔵したものである。電力変換システムでは、耐機械強度及び安全性の高いコンデンサ内蔵バスバー200を使用している。このため、信頼性の高い電力変換システムを提供することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサ100Bは、図8に示すように、第1の外部電極40に接触するメタリコン部91と、第2の外部電極50に接触するメタリコン部92とを備えたものである。本発明の実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサ100Bは、メタリコン部91、92を備える点以外は、実施の形態1と同様である。
詳しくは、積層体30のZ方向の一端側の第1の外部電極40と、その他端側の第2の外部電極50とにそれぞれメタリコン処理を行う。これにより、第1の外部電極40と接触するメタリコン部91と、第2の外部電極50と接触するメタリコン部92とが形成される。
実施形態2に係る積層型フィルムコンデンサ100Bによれば、第1の外部電極40に接触するメタリコン部91と、第2の外部電極50に接触するメタリコン部92とを備えるので、外部電極の強度を高めることができる。また、第1の外部電極40とメタリコン部91との接触抵抗及び第2の外部電極50とメタリコン部92との接触抵抗を下げることができる。従って、積層型フィルムコンデンサ100のESR(等価直列抵抗)を低減できる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3に係るコンデンサ内蔵バスバー200は、図9に示すように積層型フィルムコンデンサ100、第1バスバー部210及び第2バスバー部220を封止材250により封止したものである。封止材250により封止する点以外は、実施の形態1と同様である。図9(a)に示す平面図において、封止材250には、その形状を明示するためにハッチングを付した。
コンデンサ内蔵バスバー200は、その端子部以外の箇所が全て封止材250により封止されている。詳しくは、第1バスバー部210の本体部211及び屈曲部212の一部箇所(つまり、端子部を除く屈曲部212の箇所)と、積層型フィルムコンデンサ100の外部に露出する全箇所と、第2バスバー部220の本体部221及び屈曲部222の一部箇所(つまり、端子部を除く屈曲部222の箇所)とが、封止材250により封止されている。封止材250としては、例えば光硬化性樹脂材料、熱硬化性樹脂材料などを用いることができる。
実施形態3に係るコンデンサ内蔵バスバー200によれば、積層型フィルムコンデンサ100、第1バスバー部210及び第2バスバー部220を封止材250により封止している。このため、機械応力に対する耐性と耐振動性とを更に向上でき、信頼性を向上させることができるコンデンサ内蔵バスバー200を提供することができる。
(実施形態4)
本実施形態4に係る積層型フィルムコンデンサ100Cでは、図10(e)に示すように上から5番目の第1のフィルム10の第1の内部電極2のパターンは、図10(c)に示す3番目の第1のフィルム10の電極パターンPBとは異なっている。
図10(e)に示すように、5番目の第1のフィルム10の第1の内部電極2の形成領域には、第2の貫通孔70のみが複数(図10(e)では4個のみを図示)形成されている。5番目の第1のフィルム10の第1の内部電極2のパターンを、電極パターンPEと呼ぶ。
以上説明したように、第1のフィルム10の電極パターンには、電極パターンPA、PB、PEの3種類があり、第2のフィルム20の電極パターンには、電極パターンPC、PDの2種類がある。つまり、電極パターンは合計5種類である。
実施形態4に係る積層型フィルムコンデンサ100Cによれば、5番目の第1のフィルム10には、第2の貫通孔70のみを形成し、第1の貫通孔60を形成しない構成としている。これにより、図11に示すように、5番目の第1のフィルム10において、第1柱状導体81を形成しないようにすることができる。従って、柱状導体として使用する金属の量を削減できる。
本発明は、本発明の広義の思想と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
前述した各実施形態に係る積層型フィルムコンデンサ100、100A、100B、100Cでは、第1の内部電極2及び第2の内部電極3としては、蒸着による金属膜を用いているが、箔などとしてもよい。
前述した実施形態1では、第1の貫通孔60をレーザ加工により形成しているが、エッチング加工により形成してもよい。また、段付きの第2の貫通孔70での小孔部71もエッチング加工により形成してもよい。つまり、第2の貫通孔70の小孔部71と大孔部72の両方ともエッチング加工により形成してもよい。
レーザ加工では、第1のフィルム10及び第2のフィルム20における第1の貫通孔60及び第2の貫通孔70を形成すべき複数箇所に、個別にレーザ照射しなければならない。このため、非常に手間がかかる。これに比べて、エッチング加工では、複数の第1の貫通孔60及び複数の第2の貫通孔70を同時に形成することができるため、上記のような手間は少ない。
前述した各実施形態では、第1の貫通孔60及び第2の貫通孔70を複数組形成しているが、1組であってもよい。
前述した実施形態1では、屈曲部240の一態様を例示したに過ぎず、屈曲部240の形成方向、形状などを実施形態1と異なる態様としてもよい。
前述した実施形態1では、誘電体フィルム1は、熱硬化性樹脂材料により形成されているが、これに限定されない。誘電体フィルム1は、コンデンサの使用する温度条件を満たす熱可塑性樹脂材料、つまり、耐熱性を満たす熱可塑性樹脂材料により形成してもよい。熱可塑性樹脂材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどが使用できる。
前述した実施形態1では、図2に示すように積層型フィルムコンデンサ100の最下端の第2のフィルム20を上下反転して配置しているが、これに限定されない。図12に示すように、積層型フィルムコンデンサ100Dは、第2の内部電極3を構成する金属体上に5番目の第1のフィルム10を積層し、その上に、4番目の第2のフィルム20と、3番目の第1のフィルム10と、2番目の第2のフィルム20と、1番目の第1のフィルム10とをその順に積層して積層体30を形成し、この圧着後の積層体30の最下端の金属体(第2の内部電極3)上に第2の外部電極50を形成する構成としてもよい。
前述した実施形態1の第1柱状導体81及び第2柱状導体82は、内部に空洞部を有する例えばビア導体のような中空柱形状であってもよい。
前述した各実施形態では、誘電体フィルム1上に内部電極を形成したものに対して、第1の貫通孔60、第2の貫通孔70を形成しているが、これに限定されない。誘電体フィルム1に対して第1の貫通孔60及び第2の貫通孔70の小孔部71を形成した後に、第1の貫通孔60及び第2の貫通孔70の大孔部72を除いて内部電極を形成するようにしてもよい。
1 誘電体フィルム
1a 外周縁
2 第1の内部電極
2a 部位
3 第2の内部電極
3a 部位
10 第1のフィルム
20 第2のフィルム
30 積層体
31 第1の主面
32 第2の主面
40 第1の外部電極
50 第2の外部電極
60 第1の貫通孔
70 第2の貫通孔
71 小孔部
72 大孔部
81 第1柱状導体
82 第2柱状導体
91 メタリコン部
92 メタリコン部
100、100A、100B、100C、100D 積層型フィルムコンデンサ
200 コンデンサ内蔵バスバー
210 第1バスバー部
211 本体部(対向領域部)
212 屈曲部
220 第2バスバー部
221 本体部(対向領域部)
222 屈曲部
250 封止材
300 電力変換システム
310 直流電源
320 DC/DCコンバータ
321 入力コンデンサ
322 電圧変換回路
330 DCリンクコンデンサ
340 三相インバータ
350 三相電力供給線
360 モータ
H1、H2 厚さ
Hf、Hm 厚さ
L1、L2、Lm 長さ
PASS1 距離
PASS2 距離
P1〜P4 箇所
PA〜PE 電極パターン
W1、W2、Wm 幅

Claims (13)

  1. 誘電体フィルム上に第1の内部電極を形成した第1のフィルムと誘電体フィルム上に第2の内部電極を形成した第2のフィルムとが交互に第1の方向に複数積層された積層体と、
    前記誘電体フィルムを前記第1の方向に貫通して形成され、前記第2の内部電極とは接続せずに複数の前記第1の内部電極に接続された第1柱状導体と、
    前記誘電体フィルムを前記第1の方向に貫通して形成され、前記第1の内部電極とは接続せずに複数の前記第2の内部電極に接続された第2柱状導体と、
    前記積層体の前記第1の方向の一端側に形成され且つ前記複数の第1の内部電極に前記第1柱状導体を介して接続された第1の外部電極と、
    前記積層体の前記第1の方向の他端側に形成され且つ前記複数の第2の内部電極に前記第2柱状導体を介して接続された第2の外部電極と、
    を備えることを特徴とする積層型フィルムコンデンサ。
  2. 前記第1柱状導体と前記第2柱状導体とが、前記第1の方向に直交する第2の方向に複数並べて配設された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層型フィルムコンデンサ。
  3. 前記第1柱状導体と前記第2柱状導体とが、前記第2の方向に交互に複数並べて配設された、
    ことを特徴とする請求項2に記載の積層型フィルムコンデンサ。
  4. 前記誘電体フィルムの外周縁が前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極よりも外側にはみ出している、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の積層型フィルムコンデンサ。
  5. 前記誘電体フィルムは熱硬化性樹脂材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の積層型フィルムコンデンサ。
  6. 前記第1の外部電極及び前記第2の外部電極に接触したメタリコン部を備える、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の積層型フィルムコンデンサ。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の積層型フィルムコンデンサが、一対の対向する第1バスバー部と第2バスバー部との間に介装され、前記第1の外部電極の外面が前記第1バスバー部に密着し且つ前記第2の外部電極の外面が前記第2バスバー部に密着する、
    ことを特徴とするコンデンサ内蔵バスバー。
  8. 前記誘電体フィルムの外周縁が、前記第1バスバー部及び前記第2バスバー部の対向領域部よりも外側にはみ出している、
    ことを特徴とする請求項7に記載のコンデンサ内蔵バスバー。
  9. 前記積層型フィルムコンデンサ、前記第1バスバー部及び前記第2バスバー部が封止材により封止された、
    ことを特徴とする請求項8に記載のコンデンサ内蔵バスバー。
  10. 直流電力と交流電力の一方を他方に変換する電力変換システムであって、
    直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑用コンデンサとして、請求項1から6の何れか1項に記載の積層型フィルムコンデンサを備える、
    ことを特徴とする電力変換システム。
  11. 直流電力と交流電力の一方を他方に変換する電力変換システムであって、
    前記直流電力の電路と、直流電圧に重畳するサージを低減するための平滑用コンデンサとを構成するものとして、請求項7から9の何れか1項に記載のコンデンサ内蔵バスバーを備える、
    ことを特徴とする電力変換システム。
  12. 誘電体フィルム上に第1の内部電極を形成した第1のフィルムを複数形成する工程と、
    誘電体フィルム上に第2の内部電極を形成した第2のフィルムを複数形成する工程と、
    前記複数の第1のフィルムのうち1つの第1のフィルムの前記第1の内部電極の形成領域に第1の貫通孔を形成し、他の第1のフィルムの前記第1の内部電極の形成領域に、前記第1の貫通孔と、それよりも径の大きい第2の貫通孔とを形成する工程と、
    前記複数の第2のフィルムのうち1つの第2のフィルムの前記第2の内部電極の形成領域で、積層状態における前記第1のフィルムの前記第2の貫通孔に連通する位置に前記第1の貫通孔を形成し、他の第2のフィルムの前記第2の内部電極の形成領域で、積層状態における前記第1のフィルムの前記第2の貫通孔に連通する位置に前記第1の貫通孔を形成し且つ前記第1のフィルムの前記第1の貫通孔に連通する位置に前記第2の貫通孔を形成する工程と、
    前記第1のフィルムと前記第2のフィルムとを交互に第1の方向に複数積層して積層体を形成する工程と、
    前記積層体の各フィルム同士を前記第1の方向に圧着する工程と、
    前記圧着後の積層体の前記第1の方向の一端側に位置する前記1つの第1のフィルムと他端側に位置する前記1つの第2のフィルムとをメッキ処理する工程と、
    を備えることを特徴とする、積層型フィルムコンデンサの製造方法。
  13. 請求項12に記載の積層型フィルムコンデンサの製造方法により製造された積層型フィルムコンデンサを、一対の対向する第1バスバー部と第2バスバー部との間に介装させ、前記第1バスバー部を、前記メッキ処理する工程により前記1つの第1のフィルムに生成された第1の外部電極の外面に密着させ、且つ前記第2バスバー部を、前記メッキ処理する工程により前記1つの第2のフィルムに生成された第2の外部電極の外面に密着させる工程を備える、
    ことを特徴とする、コンデンサ内蔵バスバーの製造方法。
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