JP2015162085A - 追跡システム、追跡方法、メール端末、メールサーバ、ログ出力方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メールを送受信するメール端末と、メールを宛先のメール端末に中継するメールサーバと、前記メール端末及び前記メールサーバからログを取得する解析装置と、を備え、前記メール端末は、送受信したメールを識別するための情報と、受信されたメールの添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを表す情報と、をログに出力する出力部を備え、前記メールサーバは、中継したメールを識別するための情報をログに出力する出力部を備え、前記解析装置は、前記メール端末及び前記メールサーバから取得されたログに基づいて、前記メール端末において追跡対象の添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを特定する解析部を備える追跡システム。
【選択図】図1
Description
上記事情に鑑み、本発明は、送信されたメールの添付ファイルに対して、メールの受信者がどのような操作を行ったかを追跡することを可能とする追跡システムを提供する。
送信端末2及び受信端末3は、POP(Post Office Protocol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やIMAP(Internet Message Access Protocol)などのプロトコルによってメールを送受信するメール端末である。本実施形態では、説明を簡単にするため、送信端末2は、その利用者が受信端末3の利用者にメールを送信する端末であるとする。また、受信端末3は、その利用者が送信端末2の利用者から送信されたメールを受信する端末であるとする。
受信端末3は、受信メールサーバ5との間で通信し、送信端末2から送信されたメールを受信する。受信端末3は、メール受信及び添付ファイルの保存処理に関する情報をログに記録する。受信端末3は、ログ解析装置6との間で通信し、ログを送信する。
なお、上記の解析部を実現する手法には、特開2012−238113号公報や特開2013−161288号公報に開示されている手法が用いられてもよい。
図2には、添付ファイルが図2に記載されているメール処理によって流通経路を流通していく様子が示されている。メール処理とは、メールへのファイル添付やメールの送信、転送及び受信などのメールの送受信における一連の処理のことである。図2に記載されているメール処理が上から順に時系列に行われることによって、送信端末2と受信端末3との間でメールの送受信が行われる。送信端末、送信メールサーバ、受信メールサーバ及び受信端末の欄に記載されている図は、対応するメール処理において各装置が添付ファイルに対して行う処理を表す図である。ファイル処理の欄に記載されている処理は、一連のメール処理を移動やコピーなどのファイル処理と見立てた場合の、メール処理に対応するファイル処理の種別である。
なお、図2のメール処理における添付ファイルに対する処理は、説明を簡単にするために代表的なパターンについて示されたものである。添付ファイルに対する処理は、図2と異なるパターンであってもよく、例えば、受信端末3は、受信されたメールを受信メールサーバ5に残してもよい。その場合、受信端末3のメール受信処理は、コピー元を添付ファイルF4、コピー先を添付ファイルF5としたコピー処理とみなすことができる。また、例えば、IMAPによるメール受信である場合も、受信メールはメールサーバ5に保持されるため、上記と同様にコピー処理とみなすことができる。
送信端末2は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、送信端末プログラムを実行する。送信端末2は、送信端末プログラムの実行によって、入力部21、通信部22、記憶部23、送信端末制御部24及びログ出力部25を備える装置として機能する。
なお、送信端末2の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。送信端末プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。送信端末プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
例えば、ログ出力部25は、添付ファイルとして選択されたファイルのパスやファイル名の情報を取得する。また、例えば、ログ出力部25は、選択されたファイルに基づいて、送信端末制御部24が生成(コピー)した添付ファイル232のパスやファイル名の情報を取得する。また、例えば、ログ出力部25は、送信端末2と送信メールサーバ4との間で送受信されたメールの識別情報を取得する。メールの識別情報は、例えば、Message-IDなどの情報である。
追跡情報とは、ログ解析装置6がメールの送受信による添付ファイルの流通を追跡するために必要な情報である。追跡情報には、時刻情報、ファイル情報、送信元情報、送信先情報、内部トランザクション情報及び外部トランザクション情報が含まれる。時刻情報は、ファイル処理が行われた日付及び時刻を表す情報である。ファイル情報は、添付ファイルを識別するための情報である。ファイル情報は、例えば、ファイル名を含むファイルパスの情報である。送信元情報は、メールの送信元を識別するための情報である。送信元情報は、例えば、自装置のIP(Internet Protocol)アドレスなどの情報である。送信先情報は、メールの送信先を識別するための情報である。送信端末2においてはメールの送信先は送信メールサーバ4である。送信先情報は、例えば、送信メールサーバ4のIPアドレスなどの情報である。なお、追跡情報には、これらの情報以外に、メール処理を行ったプログラムの情報や、操作を入力した利用者を識別するための情報などが含まれてもよい。
外部トランザクション情報は、各端末及びメールサーバ間のメール送受信の処理を対応づけるための識別情報である。外部トランザクション情報が記録されることによって、ログ解析装置6は、各端末及びメールサーバが自装置のログに記録したメール送受信の処理を対応づけることが可能となる。
受信端末3は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、受信端末プログラムを実行する。受信端末3は、受信端末プログラムの実行によって、入力部31、通信部32、記憶部33、受信端末制御部34及びログ出力部35を備える装置として機能する。
なお、受信端末3の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。受信端末プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。受信端末プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
記憶部33は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部33は、メールデータ331、添付ファイル332及び受信端末ログ333を記憶する。メールデータ331は、受信メールサーバ5から取得されたメールである。添付ファイル332は、受信メールサーバ5から取得されたメールデータ331の添付ファイルである。受信端末ログ333は、受信端末3におけるメール受信及び添付ファイルの保存処理に関する情報が記録されるログファイルである。受信端末ログ333は、ログ出力部35によって生成される。
本実施形態では、ログ出力部35は、メール受信プログラム(受信端末制御部34)のプラグインとして動作する。そのため、ログ出力部35は、受信端末制御部34との間で通信し、受信端末制御部34が有するメール処理に関する情報を取得可能である。なお、ログ出力部35の態様は、メール受信プログラム(受信端末制御部34)のプラグインに限定されない。例えば、ログ出力部35は、メール受信プログラム(受信端末制御部34)が出力するログを監視することによって、受信端末制御部34のメール処理を監視してもよい。
ログ出力部35は、受信端末制御部34から取得された情報を追跡情報としてログに出力する。
送信メールサーバ4は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、送信サーバプログラムを実行する。送信メールサーバ4は、送信サーバプログラムの実行によって、通信部41、記憶部42、送信サーバ制御部43及びログ出力部44を備える装置として機能する。
なお、送信メールサーバ4の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。送信サーバプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。送信サーバプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
本実施形態では、ログ出力部44は、送信メールサーバプログラム(送信サーバ制御部43)のプラグインとして動作する。そのため、ログ出力部44は、送信サーバ制御部43との間で通信し、送信サーバ制御部43が有するメール処理に関する情報を取得可能である。なお、ログ出力部44の態様は、送信メールサーバプログラム(送信サーバ制御部43)のプラグインに限定されない。例えば、ログ出力部44は、送信メールサーバプログラム(送信サーバ制御部43)が出力するログを監視することによって、送信サーバ制御部43のメール処理を監視してもよい。
ログ出力部44は、送信サーバ制御部43から取得された情報を追跡情報としてログに出力する。
受信メールサーバ5は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、受信サーバプログラムを実行する。受信メールサーバ5は、受信サーバプログラムの実行によって、通信部51、記憶部52、受信サーバ制御部53及びログ出力部54を備える装置として機能する。
なお、受信メールサーバ5の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。受信サーバプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。受信サーバプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
本実施形態では、ログ出力部54は、受信メールサーバプログラム(受信サーバ制御部53)のプラグインとして動作する。そのため、ログ出力部54は、受信サーバ制御部53との間で通信し、受信サーバ制御部53が有するメール処理に関する情報を取得可能である。なお、ログ出力部54の態様は、受信メールサーバプログラム(受信サーバ制御部53)のプラグインに限定されない。例えば、ログ出力部54は、受信メールサーバプログラム(受信サーバ制御部53)が出力するログを監視することによって、受信サーバ制御部53のメール処理を監視してもよい。
ログ出力部54は、受信サーバ制御部53から取得された情報を追跡情報としてログに出力する。
まず、ログ出力部25は、送信端末制御部24の処理を監視する(ステップS101)。次に、ログ出力部25は、送信端末制御部24の処理においてメール処理が発生したか否かを判定する(ステップS102)。メール処理が発生していない場合(ステップS102−NO)、ログ出力部25は、ステップS101に戻り、送信端末制御部24の監視を繰り返す。
まず、ログ出力部35は、受信端末制御部34の処理を監視する(ステップS201)。次に、ログ出力部35は、受信端末制御部34の処理においてメール処理が発生したか否かを判定する(ステップS202)。メール処理が発生していない場合(ステップS202−NO)、ログ出力部35は、ステップS201に戻り、受信端末制御部34の監視を繰り返す。
まず、ログ出力部44は、送信サーバ制御部43の処理を監視する(ステップS301)。次に、ログ出力部44は、送信サーバ制御部43の処理においてメール処理が発生したか否かを判定する(ステップS302)。メール処理が発生していない場合(ステップS302−NO)、ログ出力部44は、ステップS301に戻り、送信サーバ制御部43の監視を繰り返す。
まず、ログ出力部54は、受信サーバ制御部53の処理を監視する(ステップS401)。次に、ログ出力部54は、受信サーバ制御部53の処理においてメール処理が発生したか否かを判定する(ステップS402)。メール処理が発生していない場合(ステップS402−NO)、ログ出力部54は、ステップS401に戻り、受信サーバ制御部53の監視を繰り返す。
送信端末ログ233−1は、図7のステップS105において取得された時刻情報である。送信端末ログ233−2は、図7のステップS104において取得された内部トランザクション情報である。送信端末ログ233−3は、図7のステップS106において取得されたファイル情報である。
送信端末ログ233−4は、図7のステップS212において取得された時刻情報である。送信端末ログ233−5は、図7のステップS211において取得された内部トランザクション情報である。送信端末ログ233−6は、図7のステップS210において取得された外部トランザクション情報である。送信端末ログ233−7は、図7のステップS109において取得された送信先情報である。送信端末ログ233−8は、図7のステップS113において取得されたファイル情報である。
送信サーバログ423−1は、図9のステップS306において取得された時刻情報である。送信サーバログ423−2は、図9のステップS308において取得された外部トランザクション情報である。送信サーバログ423−3は、図9のステップS305において取得された送信元情報である。送信サーバログ423−4は、図9のステップS307において取得されたファイル情報である。
送信サーバログ423−5は、図9のステップS311において取得された時刻情報である。送信サーバログ423−6は、図9のステップS313において取得された外部トランザクション情報である。送信サーバログ423−7は、図9のステップS310において取得された転送先情報である。送信サーバログ423−8は、図9のステップS312において取得されたファイル情報である。
受信サーバログ523−1は、図10のステップS406において取得された時刻情報である。受信サーバログ523−2は、図10のステップS408において取得された外部トランザクション情報である。受信サーバログ523−3は、図10のステップS405において取得された送信元情報である。受信サーバログ523−4は、図10のステップS407において取得されたファイル情報である。
受信サーバログ523−1は、図10のステップS410において取得された時刻情報である。受信サーバログ523−1は、図10のステップS413において取得された外部トランザクション情報である。受信サーバログ523−1は、図10のステップS410において取得された送信先情報である。受信サーバログ523−1は、図10のステップS412において取得されたファイル情報である。
受信端末ログ333−1は、図8のステップS212において取得された時刻情報である。受信端末ログ333−2は、図8のステップS211において取得された内部トランザクション情報である。受信端末ログ333−3は、図8のステップS210において取得された外部トランザクション情報である。受信端末ログ333−4は、図8のステップS209において取得された送信元情報である。受信端末ログ333−5は、図8のステップS213において取得されたファイル情報である。
受信端末ログ333−1は、図8のステップS205において取得された時刻情報である。受信端末ログ333−2は、図8のステップS204において取得された内部トランザクション情報である。受信端末ログ333−3は、図8のステップS206において取得されたファイル情報である。
まず、ログ解析装置6は、送信端末2、受信端末3、送信メールサーバ4及び受信メールサーバ5からログを取得する(ステップS501)。ログ解析装置6は、取得されたログに記録されているメール処理の種別に基づいて情報を補完する。例えば、ログ解析装置6は、メール処理が送信端末2から送信メールサーバ4へのメール送信である場合、このメール処理をファイル処理と見立てた場合の処理種別(コピー処理)の情報を補完する(ステップS502)。次に、ログ解析装置6は、内部トランザクション情報に基づいて、ファイル添付処理とメール送信処理のログを結合する(ステップS503)。ログ解析装置6は、外部トランザクション情報に基づいて、メール送信処理、メール転送処理及びメール受信処理のログを結合する(ステップS504)。
ログ解析装置6が図19の例に示された処理を行うことにより、利用者は、メールの送受信による添付ファイルの流通を、図20の例のようなファイル処理として表すことが可能になる。そのため、利用者は、メールの送受信による添付ファイルの流通を、通常のファイル処理によるファイルの流通と組み合わせて追跡することが可能となる。図20の例では、流通経路上の各端末及びメールサーバは、ファイルを格納する領域として表されている。添付ファイルは、各領域間においてコピー(Copy)又は移動(Move)されることによって各領域を流通していく。
ログ解析装置6が行うログの情報の補完は、各端末及びメールサーバにおいて予め実行されてもよい。
Claims (11)
- メールを送受信するメール端末と、メールを宛先のメール端末に中継するメールサーバと、前記メール端末及び前記メールサーバからログを取得する解析装置と、を備える追跡システムであって、
前記メール端末は、送受信したメールを識別するための情報と、受信されたメールの添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを表す情報と、をログに出力する出力部を備え、
前記メールサーバは、中継したメールを識別するための情報をログに出力する出力部を備え、
前記解析装置は、前記メール端末及び前記メールサーバから取得されたログに基づいて、前記メール端末において追跡対象の添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを特定する解析部を備える、
追跡システム。 - 前記メール端末の出力部は、さらに、前記メールに添付されたファイルに関する情報と、前記ファイルが添付されたメールを識別する情報と、をログに出力する、
請求項1に記載の追跡システム。 - メールを送受信するメール端末と、メールを宛先のメール端末に中継するメールサーバと、前記メール端末及び前記メールサーバからログを取得する解析装置と、を備える追跡システムが行う追跡方法であって、
前記メール端末が、送受信したメールを識別するための情報と、受信されたメールの添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを表す情報と、をログに出力する出力ステップと、
前記メールサーバが、中継したメールを識別するための情報をログに出力する出力ステップと、
前記解析装置が、前記メール端末及び前記メールサーバから取得されたログに基づいて、前記メール端末において追跡対象の添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを特定する解析ステップと、
を有する追跡方法。 - 請求項1又は2に記載の追跡システムとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
- 送受信したメールを識別するための情報と、受信されたメールの添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを表す情報と、をログに出力する出力部を備える、
メール端末。 - 前記出力部は、さらに、前記メールに添付されたファイルに関する情報と、前記ファイルが添付されたメールを識別する情報と、をログに出力する、
請求項5に記載のメール端末。 - メール端末が、送受信したメールを識別するための情報と、受信されたメールの添付ファイルに対してどのような操作が行われたかを表す情報と、をログに出力する出力ステップを有する、
ログ出力方法。 - 請求項5又は6に記載のメール端末としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
- 中継したメールを識別するための情報をログに出力する出力部を備える、
メールサーバ。 - メールサーバが、中継したメールを識別するための情報をログに出力する出力ステップを有する、
ログ出力方法。 - 請求項9に記載のメールサーバとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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