JP2006197252A - 電子メールトレースシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実に、送信された電子メールの状態をトレースして、電子メールの送信者に提示する。
【解決手段】メール送信トレースサーバ2は、第1ユーザ端末1から送信を依頼された電子メールのヘッダに固有のメッセージIDを記述し、メッセージIDと電子メールの対応を記憶した上で、電子メールを第1メールサーバ4に送信する。そして、メール編集トレースサーバは、第1電子メールサーバのMTA41のログ44を参照し、MTA41が電子メールに与えたキューIDを取得し、メッセージIDとキューIDをマッピングテーブル26で対応づける。また、MTA41のログ44において、キューIDで示される電子メールの各処理状況を取得し管理し、電子メールの送信者からの要求に応じて管理している電子メールの処理状況を提示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、送信された電子メールの状態を追跡し、電子メールの送信者に提示する電子メールトレースシステムに関するものである。
また、電子メールのヘッダに受信確認要求の旨を記述して電子メールを送信し、ヘッダに受信確認要求の旨が記述された電子メールを受信したメーラーなどのMUAにおいて、当該電子メールが受信者によって開封されたときに、自動的に、または、MUAが行った受信確認送信の要否問い合わせに対する受信者の受信確認送信指示操作に応じて、電子メールの送信者に、電子メールの受信確認を示す電子メールを送信する技術が知られている。
前記従来の技術によれば、送信した電子メールを受信者が開封するまでの間における、送信した電子メールの状態について、これを取得することができない。また、受信者側のMUAが受信確認送信を行う機能を備えていない場合や、受信者によって受信確認送信を行わないよう操作された場合には、送信した電子メールの開封の状況すら取得できないことになる。
そこで、本発明は、より確実に、送信者から送信された電子メールの状態をトレースして、電子メールの送信者に提示することのできる電子メールトレースシステムを提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、受信した電子メールに対してキューIDを与え、与えたキューIDを、電子メールの識別子として電子メールの配送のための各処理を行うMTA(Mail Transfer Agent)と、MTAで行われた各処理のログを格納したログ格納手段と有するメールサーバに接続した、電子メールの状態をトレースする電子メールトレースシステムとして、メッセージIDとキューIDの対応を管理するマッピングテーブルを記憶するマッピングテーブル記憶手段と、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対してキューIDを与える処理を行ったことを、当該電子メールのメッセージIDの表示と当該電子メールに対して与えたキューIDと共に示すログを取得し、メッセージIDと当該メッセージIDを持つ電子メールに対して前記MTAが与えたキューIDの対応を前記マッピングテーブルに登録するマッピング手段と、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対して行った処理の処理結果を、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得し、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、当該ログが示す処理結果が示す電子メールの状態を、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態として管理する電子メール状態管理手段と、前記電子メール状態管理手段が管理している各メッセージIDを持つ電子メールの状態を、当該電子メールの送信者からの要求に応じて提示する電子メール状態表示手段とを備えた電子メールトレースシステムを提供する。
このような電子メールトレースシステムによれば、メールサーバのログを取得して、電子メールのメッセージIDと、メールサーバにおいて電子メールの識別に使用されるキューIDとを対応づけて管理することにより、メールサーバのログから、各電子メールの状態を確実かつ詳細に取得できるようになる。
したがって、たとえば、前記メールサーバに送信された電子メールのメッセージIDと当該電子メールの送信者であるユーザとの対応を管理し、電子メールを送信したユーザからの要求に応じて、前記電子メール状態管理手段が管理している各電子メールの状態のうちの、当該ユーザに対応するメッセージIDを持つ電子メールの状態を提示する電子メール状態表示手段などを電子メールトレースシステムに備えることにより、より確実に、送信者から送信された電子メールの状態をトレースして、電子メールの送信者に提示することができるようになる。
ここで、このような電子メールトレースシステムでは、前記電子メール状態管理手段において、取得したログが示すログ発生日時を、識別したメッセージIDを持つ電子メールの状態と共に、当該電子メールの状態となった日時として管理し、前記電子メール状態提示手段は、前記電子メール状態管理手段が管理している各メッセージIDを持つ電子メールの状態と当該状態となった日時と共に提示するようにすることが好ましい。
このようにすることにより、時間情報を含めて電子メールの状態を管理することができるようになる。
また、以上の電子メールトレースシステムでは、前記電子メール状態管理手段において、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールのローカルなメールボックスへの配信処理を成功したことを、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を配信が終了した状態として管理することが好ましい。
このようにすることにより、電子メールがメールサーバによって、ローカルなメールボックスへの配信が完了したことを管理することができ、電子メールの配信が完了したことを電子メールの送信者に提示することなどができるようになる。
また、以上の電子メールトレースシステムでは、前記電子メール状態管理手段において、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールの当該電子メールの宛先アドレスに応じた次配送先への送信処理を成功したことを、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を配送が終了された状態として管理することも好ましい。
このようにすることにより、電子メールが、メールサーバによって、電子メールの宛先アドレスに応じた次配送先への配送が完了したことを管理することができ、これにより電子メールの配送が完了したことを電子メールの送信者に提示することなどができるようになる。また、この場合に、前記MTAが、DNS(Domain Name System)を利用した、電子メールの、当該電子メールの宛先アドレスで示されるドメインのメールサーバへの配送を行うものであれば、この電子メールの配送の完了は、電子メールの受信者の属するドメインで受信されたことを管理することができ、これにより電子メールの受信者の属するドメインへの電子メールの配送が完了したことを電子メールの送信者に提示することなどができるようになる。
また、以上の電子メールトレースシステムでは、前記電子メール状態管理手段において、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールの当該電子メールの宛先アドレスに応じた次配送先への送信処理を中止したことを、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を送信が中止された状態として管理することも好ましい。
このようにすることにより、メールサーバによって電子メールの送信が中止されたことを管理することができ、これにより電子メールの送信が中止されてしまい配送されないことを電子メールの送信者に提示することなどができるようになる。
また、さらには、以上の電子メールトレースシステムでは、前記電子メール状態管理手段は、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対してキューIDを与える処理を行ったことを、当該電子メールのメッセージIDの表示と当該電子メールに対して与えたキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を、電子メールがメールサーバによって受領された状態として管理するようにしてもよい。
このようにすることにより、メールサーバによって電子メールが受領されたことを管理することができ、これにより電子メールのメールサーバの受領が正常に行われたことを電子メールの送信者に提示することなどができるようになる。
また、以上の電子メールトレースシステムは、ユーザが送信する電子メールのメールサーバへの送信を代行する電子メール送信代行手段を備え、当該電子メール送信代行手段が前記メールサーバへの送信を代行する電子メールに固有の前記メッセージIDを記述するメッセージID付与手段とを有するものとしてもよい。
すなわち、電子メールトレースシステムは、Webメールサーバなどの電子メールの送信を代行するシステム上に実装してもよい。
また、以上の電子メールトレースシステムに、ユーザが送信する電子メールのメールサーバへの送信を代行する電子メール送信代行手段と、当該電子メール送信代行手段が前記メールサーバへの送信を代行する電子メールに、当該電子メールが受信者によって開封されたときにアクセスされるべきURLの記述を含める開封確認URL記述手段を備え、前記電子メール状態管理手段において、前記開封確認URL手段が記述した当URLへのアクセスに応じて、当該URLを記述した電子メールの状態を、受信者が電子メールを開封した状態として管理するようにしてもよい。または、以上の電子メールトレースシステムに、ユーザが送信する電子メールのメールサーバへの送信を代行する電子メール送信代行手段と、当該電子メール送信代行手段が前記メールサーバへの送信を代行する電子メールに、当該電子メールが受信者によって開封されたときに受信確認を示す電子メールを返信するよう要求する記述を含める受信確認要求記述手段を備え、前記電子メール状態管理手段において、受信確認を示す電子メールが返信されたときに、当該受信確認を示す電子メールに含まれる当該電子メールが受信確認をする電子メールメッセージIDを取得し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの状態を、受信者が電子メールを開封した状態として管理するようにしてもよい。
これらのようにすることにより、受信者によって電子メールが開封されたことを管理することができ、これにより電子メールが開封されたことを電子メールの送信者に提示することなどができるようになる。
以上のように、本発明によれば、より確実に、送信された電子メールの状態をトレースして、電子メールの送信者に提示することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る電子メールシステムの構成を示す。
図示するように、電子メールシステムは、第1ユーザ端末1、メール送信トレースサーバ2、開封確認サーバ3、第1メールサーバ4、第3ユーザ端末5、以上各装置が接続した第1LAN6を有している。
また、第2ユーザ端末7、第2メールサーバ8、以上各装置が接続した第2LAN9を有している。
そして、第1ユーザ端末1、第1メールサーバ4、開封確認サーバ3、第3ユーザ端末5は、それぞれ直接または第1LAN6を介してインターネット10に接続している。また、第2ユーザ端末7、第2メールサーバ8は、それぞれ直接または第2LAN9を介してインターネット10に接続している。
ここで、第1ユーザ端末1、第2ユーザ端末7、第3ユーザ端末5は、メーラーなどのMUA(Mail User Agent)やWebブラウザを実装したパーソナルコンピュータである。ただし、第1ユーザ端末1はメール送信トレースサーバ2を介して電子メールを送信し、第1メールサーバ4から電子メールを受信するユーザ端末である。また、第3ユーザ端末5は、第1メールサーバ4との間で電子メールの送受信を行うユーザ端末である。そして、第2ユーザ端末7は第2メールサーバ8との間で電子メールの送受信を行うユーザ端末である。
また、第1メールサーバ4と第2メールサーバ8は、MTA(Mail Transfer Agent)が稼働しているコンピュータである。ただし、ここでは、いわゆるMDA(Mail Delivery Agent)は、MTAに含まれているものとしている。
また、メール送信トレースサーバ2、開封確認サーバ3も、それぞれ、後述する各処理を行うプロセスが稼働するコンピュータである。
さて、本実施形態では、第1ユーザ端末1から送信される電子メールのトレースを行う。
図2に、メール送信トレースサーバ2と、第1メールサーバ4と、開封確認サーバ3の内部構成と、各装置の電子メール送受信とトレースに関する接続関係を示す。
図示するように、第1メールサーバ4は、電子メールの配送を行うMTA41と、第1ユーザ端末1と第3ユーザ端末5のユーザの受信メールボックスの集合であるスプール42と、スプール42に配信された電子メールを、それぞれ、第1ユーザ端末1と第3ユーザ端末5のMUAのアクセスに応じて、当該ユーザ端末のユーザの受信メールボックスに格納された電子メールを配信するPOPサーバ43と、MTA41の動作の履歴を示すログメッセージの記憶領域であるログ44と、ログ44に格納されたログメッセージをメール送信トレースサーバ2に提供するログ提供部45と、スプール42に格納された各電子メールをメール送信トレースサーバ2に提供する受信メール提供部46とを有している。
次に、メール送信トレースサーバ2は、Webメールサーバ21と、送信メールトレース部22と、ログ解析部23と、受信メール解析部24と、開封検出部25と、マッピングテーブル26と、送信メール状態テーブル27とを有している。
そして、開封確認サーバ3は、httpサーバ31と、開封報告部32とを備えている。
以下、このような電子メールシステムにおいて、第1ユーザ端末1が送信した電子メールをトレースする動作について説明する。
まず、第1ユーザ端末1のユーザは、Webブラウザを用いてWebメールサーバ21にアクセスし、電子メールの宛先アドレスやタイトルや本文を指定し、電子メールの送信を依頼する。なお、このとき、本文の指定は、本文を格納したファイルのアップロードにより受け付けるようにしてもよい。
電子メールの送信の依頼を受けたWebメールサーバ21は、指定された宛先アドレスやタイトルや本文から、たとえば、図3に示すような指定された宛先アドレスやタイトルを含めたヘッダ310と、本文を含めたボディ311とからなる電子メールを生成する。また、このとき、一意なメッセージIDを生成し、ヘッダにメッセージID321として含める。このメッセージIDは、たとえば、
20051221132451.1234567890@moon
現在日時分秒(20051221132451)+10桁のシリアル番号(1234567890)+メール送信トレースサーバ2のドメイン名(@moon)とする。
なお、電子メールの送信の依頼を受けたWebメールサーバ21は、タイトルと本文の一つの組み合わせに対して複数の宛先アドレスが指定されている場合には、すなわち、同じ内容の電子メールを複数の宛先に送信するように依頼された場合には、指定された宛先アドレス毎に電子メールを生成し、それぞれの電子メールのヘッダにそれぞれ異なるメッセージIDを与える。また、Webメールサーバ21は、タイトルと本文の一つの組み合わせ毎にメールIDを生成し、そのタイトルと本文の一つの組み合わせについて生成した電子メールに対応づける。すなわち、同じ内容の電子メールを複数の宛先に送信するように依頼された場合には、同じメールIDに対応づけられた、各々固有の異なるメッセージIDを含めた複数の宛先毎の電子メールが生成される。なお、同じ内容の電子メールを単一の宛先に送信するように依頼された場合には、この電子メールは固有のメールIDに対応づけられた、固有のメッセージIDを含めた電子メールが生成される。
そして、Webメールサーバ21は、生成した電子メールを第1電子メールサーバのMTA41に送信する。一方で、Webメールサーバ21は、送信した各電子メールについて、その電子メールと、その電子メールに含めたメッセージIDと、その電子メールに対応づけたメールIDとの組を、送信メールトレース部22に通知する。
この通知を受けた送信メールトレース部22は、図4aに示すマッピングテーブル26に、新たなエントリを作成し、通知されたメッセージIDを登録する。
また、この通知を受けた送信メールトレース部22は、図4bに示す、送信メール状態テーブル27に、新たなエントリを作成し、作成したエントリに通知されたメールIDとメッセージIDの組を登録する。また、作成したエントリに、受け取った電子メールから求まる電子メールの送信者、受信者、電子メールのタイトル、電子メール自身、受任日時を登録する。ここで、受任日時としては現在日時分秒を登録する。また、送信者、受信者としては、電子メールの送信者アドレス、電子メールの宛先アドレスを登録するようにしてもよいが、別途予め用意したアドレスブックなどから、送信者名称や受信者名称が求まる場合には、その送信者名称や受信者名称を送信者、受信者として登録するようにして良い。
さて、第1メールサーバ4のMTA41に送られた電子メールは、宛先アドレスが第2ユーザ端末7のユーザのアドレスであればインターネット10を介して第2メールサーバ8に送られ、第2ユーザ端末7のMUAからの要求に応じて、第2メールサーバ8から第2ユーザ端末7のMUAに配信される。また、第1メールサーバ4のMTA41に送られた電子メールは、宛先アドレスが第3ユーザ端末5のユーザのアドレスであればスプール42に送られ、POPサーバ43によって、第3ユーザ端末5のMUAからの要求に応じて第3ユーザ端末5のMUAに配信される。
さて、ここで、MTA41は、受信した電子メールに対してキューIDを与え、このキューIDを、電子メールの識別子として電子メールの処理を行うMTA41である。また、各電子メールの処理状況をログメッセージとして、その電子メールに与えられたキューIDと共にログ44に格納するものである。
たとえば、MTA41がPostfixである場合を例にとると、MTA41の動作は以下のようになる。
すなわち、メール送信トレースサーバ2や第3ユーザ端末5から送信された電子メールはpickupプロセス411によってMTA41に受け入れられ、cleanupプロセス412に引き渡される。また、インターネット10を介して第2電子メールサーバから配送された電子メールは、smtpdプロセス413によってMTA41に受け入れられ、cleanupプロセス412に引き渡される。
cleanupプロセス412は、受け入れた電子メールに固有のキューIDを与えキュー414にキューインする。以降、MTA41の内部での電子メールの処理は、このキューIDを電子メールの識別子として実行される。
さて、キュー414にキューインされた電子メールは、nqmgrプロセス415によって取り出され、第1ユーザ端末1や第3ユーザ端末5のユーザ宛の電子メールすなわちスプール42に受信メールボックスがある電子メールは、localプロセス416に引き渡され、localプロセス416によってスプール42の電子メールの宛先に対応する受信メールボックスに格納される。一方、第2ユーザ端末7のユーザ宛の電子メールなどの第2メールサーバ8やその他のメールサーバに配送すべき電子メールは、smtpプロセス417に引き渡され、smtpプロセス417によってインターネット10を介して宛先に応じたメールサーバに配送される。
なお、以上のMTA41の内部の動作は、masterプロセス410によって統括制御される。そして、以上の各プロセスは、以上の各動作の結果をログメッセージとしてログ44に格納する。
さて、Webメールサーバ21のログ解析部23は、第1メールサーバ4のログ提供部45を介してログ44に格納されたログメッセージを取得して解析し、解析結果を送信メールトレース部22に通知する。
以下、このログ解析部23の動作について説明する。
ここで、図4cに、メール送信トレースサーバ2が送信メール状態テーブル27に対して行う処理と、当該処理を行うイベントを判定するための判定キーの関係をまとめた判定条件テーブルを示す。
さて、ログ解析部23は、図5aに示すように、ログメッセージの発行元の表示501がcleanupプロセス412であるメッセージログを取得した場合には、図4cの判定テーブルの401に示すように、送信メールトレース部22を介して、そのログメッセージに含まれるメッセージID503が登録されているマッピングテーブル26のエントリに、そのログメッセージに含まれるキューID502を登録する。また、送信メールトレース部22を介して、そのログメッセージに含まれるメッセージID503が登録されている送信メール状態テーブル27のエントリに、そのログメッセージの発行日時500を受取日時として登録する。
ここで、図5aに示すログメッセージは、cleanupプロセス412が、ログメッセージのメッセージID503を有する電子メールを受け入れ、ログメッセージに含まれるキューID502で示されるキューIDを与え、キュー414にキューインしたことを表している。
次に、ログ解析部23は、図5bに示すように、ログメッセージの発行元の表示511がnqmgrプロセス415であり、(queue active)513の表示を含むメッセージログを取得した場合には、図4cの判定テーブルの402に示すように、そのログメッセージに含まれるキューID512に対応するメッセージIDをマッピングテーブル26より取得し、送信メールトレース部22を介して、取得したメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27のエントリに、そのログメッセージの発行日時510を送信日時として登録する。
ここで、図5bに示すログメッセージは、nqmgrプロセス415が、キュー414から、cleanupプロセス412によってキューにキューインされた電子メールのうちのログメッセージに含まれるキューID512の電子メールを取り出して、localプロセス416またはsmtpプロセス417に引き渡したことを表している。
次に、ログ解析部23は、図5cに示すように、ログメッセージの発行元の表示521がlocalプロセス416であり、status-sentの表示523を含むメッセージログを取得した場合には、図4cの判定テーブルの403に示すように、そのログメッセージに含まれるキューID522に対応するメッセージIDをマッピングテーブル26より取得し、送信メールトレース部22を介して、取得したメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27のエントリに、そのログメッセージの発行日時520を受信日時として登録する。
ここで、図5cに示すログメッセージはlocalプロセス416がログメッセージに含まれるキューID522の電子メールを、その電子メールの宛先(本実施形態では第1ユーザ端末1または第3ユーザ端末5のユーザ)に対応する、スプール42の受信メールボックスに格納したことを表している。
次に、ログ解析部23は、図5dに示すように、ログメッセージの発行元の表示531がsmtpプロセス417であり、status-sentの表示533を含むメッセージログを取得した場合には、図4cの判定テーブルの404に示すように、そのログメッセージに含まれるキューID532に対応するメッセージIDをマッピングテーブル26より取得し、送信メールトレース部22を介して、取得したメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27のエントリに、そのログメッセージの発行日時530を受信日時として登録する。
ここで、図5cに示すログメッセージはsmtpプロセス417がログメッセージに含まれるキューID532の電子メールを、電子メールの宛先(本実施形態では第2ユーザ端末7のユーザ)に応じた他の電子メールサーバに送信し、当該他の電子メールサーバで正常に電子メールが受信されたことを表している。
ここで、電子メールの宛先に応じた他の電子メールサーバとは、インターネット10上のDomain Name System(DNS)のmail exchange resource record(MXRR)を参照して取得した、電子メールの宛先アドレスに含まれる@以降の文字列が示すドメイン名のドメインのメールサーバである。このメールサーバは、ドメインが複数のMTA41を持つ場合などは、必ずしも電子メールの宛先アドレスの受信メールボックスをローカルに持つMTA41ではないが、図5cに示したログメッセージは電子メールの宛先アドレスが属するドメイン内のいずれかのMTA41に電子メールが到着したことを表す。したがって、送信メール状態テーブル27のエントリに登録される受信日時は、電子メールの受信者側のドメインによって電子メールが受信された日時となる。そして、この受信日時は、電子メールの、電子メールの受信者側のドメインへの配送の責任を、第1のメールサーバが完了した日時であり、これ以降の電子メールの受信者への配送は、電子メールの受信者側のドメインの責任となる。
次に、ログ解析部23は、図5eに示すように、ログメッセージの発行元の表示541がsmtpプロセス417であり、status-deferredの表示543を含むメッセージログを取得した場合には、図4cの判定テーブルの405に示すように、そのログメッセージに含まれるキューID542に対応するメッセージIDをマッピングテーブル26より取得し、送信メールトレース部22を介して、取得したメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27のエントリに、そのログメッセージの発行日時540を送信失敗日時として登録する。
ここで、図5eに示すログメッセージはsmtpプロセス417がログメッセージに含まれるキューID542の電子メールの、電子メールの宛先に応じた他の電子メールサーバへの送信に失敗し、その電子メールを再送信のために再送信用のキューにキューインしたことを表している。なお、再送信用のキューにキューインされた電子メールも、キュー414にキューインされた電子メールと同様に、nqmgrプロセス415によって取り出され、その宛先に応じてlocalプロセス416またはsmtpプロセス417に引き渡される。
そして、最後に、ログ解析部23は、図5fに示すように、ログメッセージの発行元の表示551がsmtpプロセス417であり、status-bouncedの表示553を含むメッセージログを取得した場合には、図4cの判定テーブルの406に示すように、そのログメッセージに含まれるキューID552に対応するメッセージIDをマッピングテーブル26より取得し、送信メールトレース部22を介して、取得したメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27のエントリに、そのログメッセージの発行日時550を送信中止日時として登録する。
ここで、図5fに示すログメッセージはsmtpプロセス417がログメッセージに含まれるキューID552の電子メールの、電子メールの宛先に応じた他の電子メールサーバへの送信に失敗し、その電子メールの送信を中止したことを表している。
次に、本電子メールシステムにおける電子メールの開封確認動作について説明する。
本実施形態では、電子メールの開封確認の手法として、3つの手法を提供する。
まず、第1の手法について説明する。
第1の手法では、Webメールサーバ21は、第1メールサーバ4に送信する電子メールを生成する際に、電子メールのヘッダ310に、図3の322に示すように、受信確認要求を記述する。
図では、disposition-notification;<normans@aul.com.tw>322が受信確認要求の記述であり、この記述は、<normans@aul.com.tw>宛に受信確認を示す電子メールを送信することを電子メールの受信者に要求していることを表している。
さて、このようにして受信確認要求がヘッダに記述された電子メールが受信側のユーザ端末のMUAによって開封されると、MUAに自動応答が設定されている場合には自動的に受信確認を示す電子メールが、ヘッダに記述された受信確認を示す電子メールの送信先に送信されることになる。また、MUAに自動応答が設定されていない場合には、MUAによって受信確認送信の要否問い合わせが表示され、当該表示に対して、受信者の受信確認送信指示操作がおこなわれたときに受信確認を示す電子メールが、ヘッダに記述された受信確認を示す電子メールの送信先に送信されることになる。
ここで、このようにして送信される電子メールには、図6に示すように、受信確認を示す電子メールを送信するMUAによって、ヘッダ610中に受信確認を行う元の電子メールのメッセージIDの記述In-Reply-To:<20041220113209.0000006795@moon>631が含められる。すなわち、20041220113209.0000006795@moonのメッセージIDの記述と、受信確認要求disposition-notification;<normans@aul.com.tw>の記述をヘッダに持つ電子メールを受信したMUAから、この電子メールの受信を確認するために<normans@aul.com.tw>に送信される電子メールのヘッダには、MUAによってIn-Reply-To:<20041220113209.0000006795@moon>631が記述される。
さて、図2において、メール送信トレースサーバ2の受信メール解析部24は、第1メールサーバ4の受信メール提供部46を介して、第1メールサーバ4のスプール42の各受信メールボックスに格納された電子メールを取得し、ヘッダに、受信確認を行う元の電子メールのメッセージIDとして、マッピングテーブル26に登録されているメッセージIDを含む電子メールを検出する。すなわち、In-Reply-To:の文字列を含み、かつ、In-Reply-To:の文字列の後に引き続くメッセージIDがマッピングテーブル26に登録されている電子メールを検出する。そして、検出した電子メールのヘッダの記述より、当該電子メールの送信日時の記述DATE:632が示す日時を取得し、取得した日時を開封日時として、In-Reply-To:の文字列の後に引き続くメッセージIDと共に、送信メールトレース部22に通知する。
そして、送信メールトレース部22は、通知されたメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27の開封日時に、通知された開封日時を登録する。結果、メール送信トレースサーバ2によって、図4cの判定テーブルの407に示す動作が実現される。
以上、電子メールの開封確認の第1の手法について説明した。
ところで、以上の第1の手法では、Webメールサーバ21において生成し第1メールサーバ4に送信する電子メールのヘッダ310に含める受信確認要求の記述disposition-notification;Xで指定する受信確認を示す電子メールの送信先Xを、メール送信トレースサーバ2のアドレスとするようにしてもよい。このようにすることにより、第1メールサーバ4の受信メール提供部46を廃することができる。すなわち、この場合には、受信メール解析部24は、MUAとして、第1メールサーバ4のPOPサーバ43にアクセスし、メール送信トレースサーバ2宛の受信確認メールを取得し、以上の処理を実行する。
次に、電子メールの開封確認の第2の手法について説明する。
第2の手法では、Webメールサーバ21は、第1メールサーバ4に送信する電子メールを生成する際に、電子メール毎に固有な開封確認IDを生成する。そして、図3に示すように、第1メールサーバ4に送信する電子メールのボディ311をhtml文書として、このhtml文書中に、323として示すように、開封確認サーバ3のhttpサーバ31上のphpファイルのURLを画像のリンク<img src="">の形式で記述する。また、このとき、このリンク中で、生成した開封確認IDを、phpファイルアクセス時にphpファイルに引き渡される変数として記述する。図示した例では、323の<img src="http://www.aul.com/images/aa.php?id=123456">中のhttp://www.aul.com/images/aa.php が、phpファイルaa.phpのURLであり、id=123456が、このphpファイルaa.phpに引き渡される変数である。
さて、Webメールサーバ21は、このように生成した電子メールを第1メールサーバ4に送信したならば、送信した各電子メールについて、その電子メールと、その電子メールに含めたメッセージIDと、その電子メールに対応づけたメールIDとの組を、送信メールトレース部22に通知する際に、その電子メールについて生成した開封確認IDも送信メールトレース部22に通知する。
そして、メールIDとメッセージIDと開封確認IDの組の通知を受けた送信メールトレース部22は、図4aに示すマッピングテーブル26に、新たなエントリを作成し、通知されたメッセージIDを登録する際に、通知された開封確認IDも登録する。
さて、電子メールが受信側のユーザ端末のMUAによって開封されると、MUAは、323の画像のリンク<img src="http://www.aul.com/images/aa.php?id=123456">に従って開封確認サーバ3のhttpサーバ31のaa.phpファイルにアクセスし、変数id=123456を引き渡す。
一方、httpサーバ31のaa.phpファイルは、アクセスされるとaa.phpファイル中に記述されたスクリプトに従った処理を行って、アクセス元のMUAにダミーの画像(たとえば、透明画像)を送信すると共に、変数として引き渡されたid=123456と現在日時を示す日時を開封報告部32に通知する。そして、開封報告部32は、引き渡された変数id=123456と日時を含む開封報告を、メール送信トレースサーバ2の開封検出部25に対して行う。
開封検出部25は開封報告を受け取ると、開封報告に含まれる変数id=123456が開封確認IDとして含まれるマッピングテーブル26のエントリに登録されているメッセージIDを取得する。そして、開封報告に含まれる日時を開封日時として、取得したメッセージIDと共に送信メールトレース部22に通知する。
そして、送信メールトレース部22は、通知されたメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27の開封日時に、通知された開封日時を登録する。結果、メール送信トレースサーバ2によって、図4cの判定テーブルの408に示す動作が実現される。
一方、httpサーバ31のaa.phpファイルにアクセスしたMUAでは、図7aに示すように、httpサーバ31から送信されたダミーの画像701を電子メールのbody700の一部として表示することになる。
以上、電子メールの開封確認の第2の手法について説明した。
ところで、以上の第2の手法では、開封確認IDとして、それが可能な場合には、メッセージIDを用いるようにしてもよい。このようにすることにより、マッチングテーブルに開封確認IDを登録する必要がなくなる。また、開封検出部25は開封報告を受け取ったときに、開封報告に含まれる変数をメッセージIDとし、開封報告に含まれる日時を開封日時として、取得したメッセージIDと共に送信メールトレース部22に通知する処理を行うだけで済む。
以下、電子メールの開封確認の第3の手法について説明する。
第3の手法では、Webメールサーバ21は、第1メールサーバ4に送信する電子メールを生成する際に、電子メール毎に固有な開封確認IDを生成する。そして、図3に示すように、第1メールサーバ4に送信する電子メールのボディ311をhtml文書として、このhtml文書中に、324として示すように、開封確認サーバ3のhttpサーバ31上のスクリプトファイルのURLへのハイパーリンクを設定した文字列「確認」の記述を含める。また、このとき、このハイパーリンク中で、生成した開封確認IDを、スクリプトファイルアクセス時にスクリプトファイルに引き渡される変数として記述する。図示した例では、324の<a href= "http://www.aul.com.tw/openmail?id=123456" >確認</a>中のhttp://www.aul.com.tw/openmail が、スクリプトファイルopenmailのURLであり、id=123456が、このスクリプトファイルopenmailに引き渡される変数である。
さて、Webメールサーバ21は、このように生成した電子メールを第1メールサーバ4に送信したならば、送信した各電子メールについて、その電子メールと、その電子メールに含めたメッセージIDと、その電子メールに対応づけたメールIDとの組を、送信メールトレース部22に通知する際に、その電子メールについて生成した開封確認IDも送信メールトレース部22に通知する。
そして、メールIDとメッセージIDと開封確認IDの組の通知を受けた送信メールトレース部22は、図4aに示すマッピングテーブル26に、新たなエントリを作成し、通知されたメッセージIDを登録する際に、通知された開封確認IDも登録する。
さて、電子メールが受信側のユーザ端末のMUAによって開封されると、MUAは、図7bに示すように、文字列「確認」711を、電子メールbody710の一部として表示する。そして、文字列「確認」711がユーザによって操作されたならば、同ユーザ端末上のWebブラウザに、文字列「確認」711に設定されているハイパーリンクhref= "http://www.aul.com.tw/openmail?id=123456"に従って、httpサーバ31のスクリプトファイルopenmailアクセスさせる。そして、Webブラウザは、httpサーバ31のスクリプトファイルopenmailアクセスし、変数id=123456を引き渡す。
一方、httpサーバ31のスクリプトファイルopenmailは、アクセスされるとスクリプトファイルopenmail中に記述されたスクリプトに従った処理を行って、アクセス元のWebブラウザに図7cに示すような開封確認の受領を示すWebページを送信して表示させると共に、変数として引き渡されたid=123456と現在日時を示す日時を開封報告部32に通知する。そして、開封報告部32は、引き渡された変数id=123456と日時を含む開封報告を、メール送信トレースサーバ2の開封検出部25に対して行う。
開封検出部25は開封報告を受け取ると、開封報告に含まれる変数id=123456が開封確認IDとして含まれるマッピングテーブル26のエントリに登録されているメッセージIDを取得する。そして、開封報告に含まれる日時を開封日時として、取得したメッセージIDと共に送信メールトレース部22に通知する。
そして、送信メールトレース部22は、通知されたメッセージIDが登録されている送信メール状態テーブル27の開封日時に、通知された開封日時を登録する。結果、メール送信トレースサーバ2、図4cの判定テーブルの408に示す動作が実現される。
以上、電子メールの開封確認の第3の手法について説明した。
ところで、以上の第2の手法では、開封確認IDとして、それが可能な場合には、メッセージIDを用いるようにしてもよい。このようにすることにより、マッチングテーブルに開封確認IDを登録する必要がなくなる。また、開封検出部25は開封報告を受け取ったときに、開封報告に含まれる変数をメッセージIDとし、開封報告に含まれる日時を開封日時として、取得したメッセージIDと共に送信メールトレース部22に通知する処理を行うだけで済む。
さて、次に、以上のようにして送信メール状態テーブル27に収集した送信メールの状態を送信メールの送信者に提示する動作について説明する。
メール送信トレースサーバ2のWebメールサーバ21は、第1ユーザ端末1のWebブラウザからアクセスされ、第1ユーザ端末1のユーザから送信メール状態の提示の指示を受けると、その第1ユーザ端末1のユーザが送信者として登録されているエントリを送信メール状態テーブル27から抽出する。そして、図8aに示すように、抽出したエントリに登録されているメールID毎の行を持つ表801を生成し、各行に、対応するメールIDが登録されているエントリに共通して登録されている送信者やタイトルや受任日時を表示する。また、各行に、対応するメールIDが登録されているエントリ数として求まる受信者数も表示し、表801上で、行の選択を受け付ける。そして、状態表示ボタン802が操作されたならば、図8bに示すように、選択された行に対応するメールIDが登録された各送信メール状態テーブル27のエントリ毎の行を持つ表811を表示し、各行に対応するエントリに登録されている受信者や、受取日時や、送信日時や、送信失敗日時や、送信中止日時や、受信日時や、開封日時を表示する。また、これら日時のうち、最も最近の日時が登録されている項目に対応する状態を現在状態として表示する。すなわち、最も最近の日時が登録されている項目が受取日時であれば現在状態を受取として表示し、最も最近の日時が登録されている項目が送信日時であれば現在状態を送信として表示し、最も最近の日時が登録されている項目が受信日時であれば現在状態を受信として表示し、最も最近の日時が登録されている項目が開封日時であれば現在状態を開封として表示し、最も最近の日時が登録されている項目が送信失敗日時であれば現在状態を送信失敗として表示し、最も最近の日時が登録されている項目が送信中止日時であれば現在状態を送信中止として表示する。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態は、メール送信トレースサーバ2のWebメールサーバ21から、第1ユーザ端末1のユーザに、第1メールサーバ4に格納された当該ユーザ宛の電子メールを提供するように構成してもよい。メール送信トレースサーバ2は、第1ユーザ端末1より電子メールを受け入れ、受け入れた電子メールを必要に応じて編集して第1電子メールサーバ4へ送信する電子メールとすることにより、第1のユーザ端末1より、第1電子メールサーバ4への電子メールの送信の依頼を受け入れるものとしてもよい。
ところで、以上の実施形態では、第1メールサーバ4、メール編集サーバ、開封確認サーバ3を、それぞれ異なるコンピュータを用いた装置として構成したが、これらの装置の全てまたは任意の二つの装置は、一つのコンピュータ上に構成するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る電子メールシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電子メールシステムのメール送信トレースサーバと、第1メールサーバと、開封確認サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電子メールシステムのメール送信トレースサーバが作成する電子メールの例を示す図である。 本発明の実施形態において用いるマッピングテーブルと送信メール状態テーブルと、判定条件テーブルを示す図である。 電子メールサーバのログメッセージの例を示す図である。 受信確認を示す電子メールを示す図である。 本発明の実施形態に係る電子メールの受信者のユーザ端末の表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る電子メールの受信者のユーザ端末における電子メールの送信状態の表示例を示す図である。
符号の説明
1…第1ユーザ端末、2…メール送信トレースサーバ、3…開封確認サーバ、4…第1メールサーバ、5…第3ユーザ端末、6…第1LAN、7…第2ユーザ端末、8…第2メールサーバ、9…第2LAN、10…インターネット、21…Webメールサーバ、22…送信メールトレース部、23…ログ解析部、24…受信メール解析部、25…開封検出部、26…マッピングテーブル、27…送信メール状態テーブル、31…httpサーバ、32…開封報告部、41…MTA、42…スプール、43…POPサーバ、44…ログ、45…ログ提供部、46…受信メール提供部。

Claims (13)

  1. 受信した電子メールに対してキューIDを与え、与えたキューIDを、電子メールの識別子として電子メールの配送のための各処理を行うMTA(Mail Transfer Agent)と、MTAで行われた各処理のログを格納したログ格納手段と有するメールサーバに接続した、電子メールの状態をトレースする電子メールトレースシステムであって、
    メッセージIDとキューIDの対応を管理するマッピングテーブルを記憶するマッピングテーブル記憶手段と、
    前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対してキューIDを与える処理を行ったことを、当該電子メールのメッセージIDの表示と当該電子メールに対して与えたキューIDと共に示すログを取得し、メッセージIDと当該メッセージIDを持つ電子メールに対して前記MTAが与えたキューIDの対応を前記マッピングテーブルに登録するマッピング手段と、
    前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対して行った処理の処理結果を、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得し、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、当該ログが示す処理結果が示す電子メールの状態を、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態として管理する電子メール状態管理手段と有することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  2. 請求項1記載の電子メールトレースシステムであって、
    前記メールサーバに送信された電子メールのメッセージIDと当該電子メールの送信者であるユーザとの対応を管理し、電子メールを送信したユーザからの要求に応じて、前記電子メール状態管理手段が管理している各電子メールの状態のうちの、当該ユーザに対応するメッセージIDを持つ電子メールの状態を提示する電子メール状態表示手段を有することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  3. 請求項1または2記載の電子メールトレースシステムであって、
    前記電子メール状態管理手段は、取得したログが示すログ発生日時を、識別したメッセージIDを持つ電子メールの状態と共に、当該電子メールの状態となった日時として管理し、
    前記電子メール状態提示手段は、前記電子メール状態管理手段が管理している各メッセージIDを持つ電子メールの状態と当該状態となった日時と共に提示することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  4. 請求項1、2または3記載の電子メールトレースシステムであって、
    前記電子メール状態管理手段は、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールのローカルなメールボックスへの配信処理を成功したことを、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を配信が終了した状態として管理することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  5. 請求項1、2、3または4記載の電子メールトレースシステムであって、
    前記電子メール状態管理手段は、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールの当該電子メールの宛先アドレスに応じた次配送先への送信処理を成功したことを、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を配送が終了された状態として管理することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  6. 請求項5記載の電子メールトレースシステムであって、
    前記MTAは、DNS(Domain Name System)を利用した、電子メールの、当該電子メールの宛先アドレスで示されるドメインのメールサーバへの配送を行うものであることを特徴とする電子メールトレースシステム。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6記載の電子メールトレースシステムであって、
    前記電子メール状態管理手段は、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールの当該電子メールの宛先アドレスに応じた次配送先への送信処理を中止したことを、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を送信が中止された状態として管理することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電子メールトレースシステムであって、
    前記電子メール状態管理手段は、前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対してキューIDを与える処理を行ったことを、当該電子メールのメッセージIDの表示と当該電子メールに対して与えたキューIDと共に示すログを取得した場合に、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態を、電子メールがメールサーバによって受領された状態として管理することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の電子メールトレースシステムであって、
    ユーザが送信する電子メールのメールサーバへの送信を代行する電子メール送信代行手段と、
    当該電子メール送信代行手段が前記メールサーバへの送信を代行する電子メールに固有の前記メッセージIDを記述するメッセージID付与手段を有することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の電子メールトレースシステムであって、
    ユーザが送信する電子メールのメールサーバへの送信を代行する電子メール送信代行手段と、
    当該電子メール送信代行手段が前記メールサーバへの送信を代行する電子メールに、当該電子メールが受信者によって開封されたときにアクセスされるべきURLの記述を含める開封確認URL記述手段を備え、
    前記電子メール状態管理手段は、前記開封確認URL手段が記述した当該URLへのアクセスに応じて、当該URLを記述した電子メールの状態を、受信者が電子メールを開封した状態として管理することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の電子メールトレースシステムであって、
    ユーザが送信する電子メールのメールサーバへの送信を代行する電子メール送信代行手段と、
    当該電子メール送信代行手段が前記メールサーバへの送信を代行する電子メールに、当該電子メールが受信者によって開封されたときに受信確認を示す電子メールを返信するよう要求する記述を含める受信確認要求記述手段を備え、
    前記電子メール状態管理手段は、受信確認を示す電子メールが返信されたときに、当該受信確認を示す電子メールに含まれる当該電子メールが受信確認をする電子メールメッセージIDを取得し、識別したメッセージIDを持つ電子メールの状態を、受信者が電子メールを開封した状態として管理することを特徴とする電子メールトレースシステム。
  12. 前記メールサーバと、当該メールサーバに接続された請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の電子メールトレースシステムとを有することを特徴とする電子メールシステム。
  13. 電子計算機によって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムは、前記電子計算機を、
    受信した電子メールに対してキューIDを与え、与えたキューIDを、電子メールの識別子として電子メールの配送のための各処理を行うMTA(Mail Transfer Agent)と、MTAで行われた各処理のログを格納したログ格納手段と有するメールサーバに接続した、電子メールの状態をトレースする電子メールトレースシステムであって、
    メッセージIDとキューIDの対応を管理するマッピングテーブルを記憶するマッピングテーブル記憶手段と、
    前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対してキューIDを与える処理を行ったことを、当該電子メールのメッセージIDの表示と当該電子メールに対して与えたキューIDと共に示すログを取得し、メッセージIDと当該メッセージIDを持つ電子メールに対して前記MTAが与えたキューIDの対応を前記マッピングテーブルに登録するマッピング手段と、
    前記メールサーバのログ格納手段に格納された、電子メールに対して行った処理の処理結果を、当該電子メールに対して与えられているキューIDと共に示すログを取得し、前記マッピングテーブルを参照してキューIDをメッセージIDに変換することにより、当該ログが示す処理が行われた電子メールのメッセージIDを識別し、当該ログが示す処理結果が示す電子メールの状態を、識別したメッセージIDを持つ電子メールの当該ログ発生時の状態として管理する電子メール状態管理手段と、
    前記電子メール状態管理手段が管理している各メッセージIDを持つ電子メールの状態を、当該電子メールの送信者からの要求に応じて提示する電子メール状態表示手段とを有する電子メールトレースシステムとして機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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CN106709024A (zh) * 2016-12-28 2017-05-24 深圳市华傲数据技术有限公司 基于血缘分析进行数据表溯源的方法及装置

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