JP2015160601A - トラクタ - Google Patents

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成利 石岡
輝樹 松川
Teruki Matsukawa
輝樹 松川
泰裕 久岡
Yasuhiro Hisaoka
泰裕 久岡
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Abstract

【課題】エアクリーナケースをエンジンの上方に設けた構成で、ボンネットを開けると車幅の一側からエアクリーナ収納ケースのメンテネンスをできるようにすることを課題とする。【解決手段】エンジンとエアクリーナ収納ケースを覆うボンネットの開閉支持部を、機体側の支持部とボンネット側の取付部から構成したトラクタにおいて、前記支持部に設けた左右の回動支点軸に対し、前記取付部を回動可能に取り付けてボンネットの前側が開閉されるように構成し、前記エアクリーナケースをエンジンの上方に設け、前記エアクリーナ収納ケースの収納蓋を機体の車幅方向の一側に設け、前記ボンネットを開けると、前記エアクリーナ収納ケースの収納蓋が機体の車幅方向の一側から着脱可能に構成したことを特徴とするトラクタの構成とする。【選択図】図8

Description

この発明は、農業機械であるトラクタに関する。特にボンネットで覆われるエンジンとエアクリーナ収納ケースの配置に関する。
農業機械であるトラクタにおいて、エンジンとエアクリーナをボンネットで覆い、エンジンの前方にエアクリーナを配置している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−159028号公報
ボンネットの前側を開けようとしてボンネットを回動させると、エンジンの前方に配置されているエアクリーナが機体の車幅方向から視認できる。しかしながら、エアクリーナがエンジンの前方に配置されているため、ボンネットの前後長が長くなり、機体の全長も長くなってしまう。
本発明の課題は、前述のような不具合を解消するトラクタを提供することである。
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1記載の発明では、エンジン(4)とエアクリーナ収納ケース(17)を覆うボンネット(8)の開閉支持部(S)を、機体側の支持部(S1)とボンネット(8)側の取付部(S2)から構成したトラクタにおいて、前記支持部(S1)に設けた左右の回動支点軸(11L),(11R)に対し、前記取付部(S2)を回動可能に取り付けてボンネット(8)の前側が開閉されるように構成し、前記エアクリーナケース(17)をエンジン(4)の上方に設け、前記エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)を機体の車幅方向の一側に設け、前記ボンネット(8)を開けると、前記エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)が機体の車幅方向の一側から着脱可能に構成したことを特徴とするトラクタとしたものである。
請求項2記載の発明では、前記ボンネット(8)を閉じた状態ではボンネット(8)の後端部(L1)はエアクリーナ収納ケース(17)の後方であって機体の略鉛直方向となるように構成し、ボンネット(8)を開けると、前記後端部(L1)は前記エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)の上端部と略同じか又は収納蓋(17a)の上方であって機体の略前後方向になるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のトラクタとしたものである。
請求項3記載の発明では、前記ボンネット(8)の左右の回動支点軸(11L),(11R)を前記エアクリーナ収納ケース(17)後方の上方に設けたことを特徴とする請求項2に記載のトラクタとしたものである。
本発明は上述のごとく構成したので、請求項1記載の発明においては、エアクリーナケース(17)をエンジン(4)の上方に設けたので、ボンネット(8)や機体の全長が長くなるのを抑制できる。さらに、ボンネット(8)を開けると、エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)を機体の車幅方向の一側から着脱できる。
請求項2記載の発明においては、ボンネット(8)を閉じた状態では、エアクリーナ収納ケース(17)はボンネット(8)で覆われる。ボンネット(8)を開けた状態では、エアクリーナ収納ケース(17)の左右方向はボンネットで覆われないので、エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)の着脱が容易となる。
請求項3記載の発明においては、ボンネット(8)の左右の回動支点軸(11L),(11R)をエアクリーナ収納ケース(17)後方の上方に設けたので、ボンネット(8)を開けると前側が大きく開放できる。
トラクタの左側面図 エンジン周辺の斜視図 エンジン周辺の平面図 ボンネットの背面図 (a)ボンネットが開いた状態の斜視図、(b)ボンネット前部の断面図 (a)トラクタ前部の斜視図、(b)ボンネット後部の開閉支持部の斜視図、(c)ボンネット後部の開閉支持部の断面図 ボンネットが閉じた状態の右側面図 ボンネットが開いた状態の右側面図 仕切板と燃料タンク斜視図 エンジンの斜視図 仕切板と燃料タンクとダッシュボードの左側面図 (a)操縦席搭載部周辺の斜視図、(b)泥跳ね防止のL型カバーの斜視図 (a)操縦席搭載部の前指示部と後支持部の斜視図、(b)操縦席搭載部の前指示部と後支持部と泥跳ね防止のカバーの斜視図 操縦席の斜視図
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下の説明では、前後方向とは、トラクタ1の前後方向である。さらに言えば、前後方向とは、このトラクタ1が直進する際の進行方向であり、進行方向前方側を前後方向前側、後方側を前後方向後側という。トラクタ1の進行方向とは、トラクタ1の直進時において、トラクタ1の操縦席2からステアリングハンドル3に向かう方向であり、ステアリングハンドル3側が前側、操縦席2が後側となる。
また、車幅方向とは、当該前後方向に対して水平に直交する方向である。ここでは、前後方向前側を視た状態で右側を車幅方向右側、前後方向前側を視た状態で左側を車幅方向左側という。さらに、鉛直方向とは、前後方向と車幅方向とに直交する方向である。これら前後方向、車幅方向及び鉛直方向は、互いに直交する。
図1は、本実施の形態1におけるトラクタ1の全体左側面図である。トラクタ1は、動力源4(エンジン)が発生する動力によって、自走しながら圃場等での作業を行う農用トラクタ等の作業車両である。トラクタ1は、前輪5と、後輪6と、動力源としてのエンジン4と、変速装置(トランスミッション)7とを備えている。このうち、前輪5は、主に操舵用の車輪、すなわち、操舵輪として設けられる。後輪6は、主に駆動用の車輪、すなわち、駆動輪として設けられる。後輪6には、機体前部のボンネット8内のエンジンルーム4a内に搭載されるエンジン4で発生した回転動力を、変速装置(トランスミッション)7で適宜減速して伝達可能になっており、後輪6は、この回転動力によって駆動力を発生する。また、この変速装置7は、エンジン4で発生した回転動力を、必要に応じて前輪5にも伝達可能になっており、この場合は、前輪5と後輪6との四輪が駆動輪となり駆動力を発生する。
すなわち、変速装置7は、二輪駆動と四輪駆動との切り替えが可能になっており、エンジン4の回転動力を減速し、減速された回転動力を前輪5、後輪6に伝達可能である。また、トラクタ1は、機体後部に、ロータリ(図示省略)等の作業機を装着可能な連結装置9が配設されている。連結装置9は、例えば、左右のロアリンクや中央のトップリンク等による3点リンク機構に構成され、この3点リンク機構によってトラクタ1の機体後部に作業機を連結する。
そして、左右のリフトアーム(図示せず)を油圧で回動することで、リフトロッド(図示せず)、このリフトロッドと連結しているロアリンク等を介して作業機を昇降させることができる。操縦席2前側のダッシュボード10からステアリングハンドル3が立設されると共に、ダッシュボード10の左側のフロア上にクラッチペダル、ダッシュボード10の右側のフロア上に左右のブレーキペダル、この左右のブレーキペダルの右側のフロア上にアクセルペダルが配置されている。また、操縦席2の周囲にその他の各種操作ペダルや変速レバー等の各種操作レバーが配置されている。また、ステアリングハンドル3の下方左側に前後進レバー、ステアリングハンドル3の下方右側にアクセルレバー等が配置されている。
前記ボンネット8について説明する。
エンジン4を覆うボンネット8の開閉支持部Sを構成する。開閉支持部Sは、機体側の支持部S1とボンネット8側の取付部S2から構成されている。機体側の支持部S1に左右の回動支点軸11L,11Rを設ける構成とする。また、左右の回動支点軸11L,11Rにボンネット8側の取付部S2を回動可能に取り付けており、ボンネット8の前側が開閉がされる構成である。
そして、平面視で前記機体側の支持部S1を避けるようにボンネット8の後端部に切欠部Cを形成している。ボンネット(8)の後端部が機体側の支持部(S1)に当たることがなくなる。これにより、ボンネット(8)の前側が大きく開くようになる。
開閉支持部Sの左側に左回動支点軸11Lを左右方向に設け、開閉支持部Sの右側に右回動支点軸11Rを左右方向に設けている。この左右の回動支点軸11L,11Rを中心にボンネット8が開閉する構成としている。図2はボンネット8を取り外した状態の斜視図で、図3はボンネット8を取り外した状態の平面図である。
エンジンルーム4aと機体後部との間を仕切板12で仕切って構成している。この仕切板12には、機体の前側に向かって突出部12aを構成している。この突出部12aが機体側の支持部S1である。これにより、支持部S1を支持する別部材が不要となる。
この突出部12aは、仕切板12と一体構成であり板金で構成している。これにより、部品点数が削減されて廉価な構成となる。
突出部12aは左右幅L1に構成され、突出部12aの左側に左回動支点軸11Lを設け、突出部12aの右側に右回動支点軸11Rを設けている。また、突出部12aについては、仕切板12とは別部材(左右のプレートや凸状プレート)で構成して、溶接等で一体構成にしてもよい。左右のプレートを仕切板12に溶接するときには、左右幅L1を確保して、左プレートに左回動支点軸11Lを設け、右プレートに右回動支点軸11Rを設ける構成とする。凸状プレートについても左右幅L1を確保して、凸状プレートの左側に左回動支点軸11Lを設け、凸状プレートの右側に右回動支点軸11Rを設ける構成とする。
一方、ボンネット8側には、ボンネット8側の取付部S2が構成されているので、この取付部S2について説明する。
前記左右の回動支点軸11L,11Rを挿入するための孔部を構成する必要がある。図4には、ボンネット8を機体後側から見た図を示している。図5はボンネット8が開いた状態を機体前側から見た図を示しているので、ボンネット8自体は下側から見た状態となっている。また、図6(a)はボンネット8を機体前側から見た斜視図を示している。
また、ライトカバー42とライトグリル43を樹脂材で一体構成としているので、部品点数が少なく構成できる。
また、ボンネット8の前側の下部においては、バネ板34が取り付けられており、ボンネット8を下方に下げて閉じると、バネ板34がロックバー35に係止される。図5(b)にはバネ板34がロックバー35に係止している状態を示している。バネ板34は矢印Y1方向に常時戻るような作用をしているので、バネ板34がロックバー35から外れることはない。また、バネ板34を手で持って矢印Y2方向に力を付勢すると、バネ板34がロックバー35から外れてボンネット8は上昇可能となる。
前記バネ板34の両側には圧縮バネ44,44を設けており、ボンネット8を閉じたときには、左右の圧縮バネ44,44が前部プレート44(図3参照)に当接して、ある程度圧縮される状態となるので、バネ板34がロックバー35に係止させる力が強くなる。これにより、ボンネット8は閉じた状態で確実に保持される。
ボンネット8の上面部8aの中央後端部において、切欠部Cを形成している。この切欠部Cは、凹状に形成されている。図6(b)には切欠部C部分の拡大図を示している。
凹状に形成されている切欠部C部分においては、前記突出部12aが配置されている。即ち、突出部12aを避けるようにボンネット8に切欠部Cが形成されている。さらに、凹状に形成されている切欠部Cの全周に亘って、折曲部C1が形成されている。
そして、折曲部C1の右側折曲部C1Rに右取付プレート13Rが溶接で固着されている。この右取付プレート13Rには、右回動支点軸11Rが入るための凹部13Raが形成されている。また、右取付プレート13Rには、孔部13Rbが形成されている。右取付プレート13Rの凹部13Raに右回動支点軸11Rが挿入された後に、右固定プレート14Rの孔部14Raを右回動支点軸11Rに挿入し、右取付プレート13Rと右固定プレート14Rをボルトナット15Rで締付固定する構成とする。図6(c)にこの構成の断面図を示している。左回動支点軸11Lについても、前述した右回動支点軸11Rの取り付けと同じ構成なので、説明を省略する。
前述したように、仕切板12には、機体の前側に向かって突出部12aを構成し、この突出部12aの左側に左回動支点軸11Lを設け、突出部12aの右側に右回動支点軸11Rを設けて構成している。そして、平面視で突出部12aを避けるようにボンネット8に切欠部Cが形成されている。これにより、ボンネット8は左右の回動支点軸11L,11Rを中心に上方に向かって開けられると、左右の回動支点軸11L,11Rを支持している突出部12aに対して、ボンネット8の後部分が当たることがないので、鉛直方向を越えてボンネット8の上面部8aが仕切板12に当たるまで回動できるようになる。ただし、図8に示すように、ボンネット8が略鉛直方向に開いた状態で、固定ロッド16で固定支持する構成とする。図7にはボンネット8が閉じた状態を示している。
また、仕切板12の突出部12aに左回動支点軸11Lと右回動支点軸11Rを設けるにあたり、突出部12aの上部でも下部でもよいが、ボンネット8を開けたときにおいて、後述するボンネット8の後端部L1がエアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aの上端部と略同じか又は収納蓋17aの上方になればよい。
図5と図8に示すように、固定ロッド16はボンネット8に形成される孔36に挿入されており、この挿入部と固定ロット16の他端側(機体前側)に向かう部分16a部との間の角度K1を鈍角に構成することで、ボンネット8の開放状態を広くする構成としている。また、固定ロッド16には切欠部16bが形成されており、固定ロッド16がボンネット8に形成される孔36に挿入されたときにおいて、切欠部16bが孔36に掛かることで、固定ロッド16は外れにくくなる。
ボンネット8に形成される孔36は、ボンネット8を構成する上部ボンネット8uとサイドボンネット8sを連結するフランジ8fに形成されているので、ボンネット8に孔36を形成するための別部材が不要となる。
また、固定ロット16の他端側(機体前側)においては、前仕切板31の孔31aに挿入されている。この前仕切板31の孔31aは、固定ロット16の直径の約1.5倍の直径孔に形成されている。これにより、固定ロッド16の上下、前後、左右の動きの自由度が大きくなるので、取り扱いが容易となる。そして、固定ロッドが前仕切板31の孔31aに挿入される部分においても、固定ロッド16の曲げが鈍角に形成されているので、取り扱いが容易となる。
また、固定ロッド16の形成される角度K2で、ボンネット8が開いたときの角度を決めることができる。
図3の平面図には、固定ロッド16を使用しないときの収納状態も示されている。固定ロッド16は、樹脂材からなるエアクリーナダクト37を上側から押さえるように収納されているので、エアクリーナダクト37の振動を抑制できる。また、エアクリーナダクト37は樹脂材で構成されているので、固定ロッド16自体の振動も抑制できる。エアクリーナダクト37は、外気をエアクリーナ収納ケース17内に送るものである。
また、前仕切板31には樹脂材からなる環状の係止体38が取り付けられており、この環状の係止体38に固定ロッド16を嵌め込んで固定ロッド16を収納して固定する構成としている。
図9は左斜め後方から燃料タンク18を見た図である。図9と図2示すように、仕切板12の後側に燃料タンク18を取り付ける構成としている。これにより、燃料タンク18を支持する別部材が不要となる。
燃料タンク18のフランジ部18aと仕切板12との間をボルトナット19で固定させる構成としている。この固定部分は、左側2箇所と右側2箇所に構成されている。図9には、左側2箇所のボルトナット19が図示されている。図2には右側2箇所のボルトナット19が図示されている。
燃料タンク18の中央前側部分は、燃料タンク凸部18bのように構成されている。そして、燃料タンク18の一部分である燃料タンク凸部18bは、仕切板12の突出部12a部分の後側に入り込む構成としている。これにより、燃料の容量が増大する。燃料タンク凸部18bは、エンジン4の上方に張り出して構成されている。これにより、燃料の容量増大を図ることができる。これにともない、仕切板12の突出部12aもエンジン4の上方に配置されている。図11に示すように、燃料タンク凸部18bの下方にも仕切板12の突出部12aが入り込んで連続的に構成されており、燃料タンク凸部18bを支持している。突出部12a以外の仕切板12においても、燃料タンク18の下方に仕切板12が入り込んで連続的に構成されている。これにより、燃料タンク18は安定して支持される。
また、仕切板12の突出部12aは、後述するエアクリーナ収納ケース17の近傍まで設ける構成としている。これにより、燃料の容量増大を図ることができる。
燃料タンク凸部18bには、燃料キャップ20が設けられている。図2には示されていないが、図9には燃料タンク18を覆うカバー21が図示されている。このカバー21は、ボンネット8の切欠部Cから燃料タンク18が直接見えないようにするためのものである。燃料タンク18については、板金で構成してもよいし、樹脂で構成してもよい。
また、図8と図9に示すように、仕切板12の突出部12a部分の下側においては、エンジン4のシリンダヘッド4bとの間に前支持ステー22が設けられている。これにより、仕切板12や燃料タンク18の振動が抑制され、燃料タンク18内に燃料が満載されたときの荷重が支持されるようになる。
図9に示すように、仕切板12の下部においては、左側に2個の孔32が形成され、右側にも2個の孔32が形成されている。そして、図11に示すように、仕切板12の下部はダッシュボード10の下部に対して、ボルトナット33で固定されている。これにより、仕切板12の支持が強固になる。
図8に示すように、ボンネット8が略鉛直方向に回動すると、エアクリーナ収納ケース17の略全体が視認可能な状態となる。図2、図3に示すように、エアクリーナ収納ケース17は仕切板12の突出部12aの前方に配置されている。そして、エアクリーナ収納ケース17は円筒形状であり、その長手方向は機体の左右方向に配置されている。エアクリーナ収納ケース17内にはエアクリーナエレメント17bが収納されている。エアクリーナ収納ケース17の右側には収納蓋17aが設けられており、この収納蓋17aを外すことで、機体の右側からエアクリーナ収納ケース17内のエアクリーナエレメント17bの着脱ができる。
前述したように、ボンネット8が略鉛直方向に回動すると、エアクリーナ収納ケース17の略全体が視認可能となるので、エアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aの着脱と、エアクリーナ収納ケース17内のエアクリーナエレメント17bの着脱については、ボンネット8に邪魔されることなく容易にできるようになる。また、エアクリーナ収納ケース17の吸気口17cは、機体前方を向いているので、エアクリーナダクト37との接続が容易となる。
エアクリーナケース17はエンジン4の上方に設けており、エアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aを機体の車幅方向の一側に設けている。そして、ボンネット8を開けると、エアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aが機体の車幅方向の一側から着脱可能に構成している。これにより、エアクリーナケース17をエンジン4の上方に設けたので、ボンネット8や機体の全長が長くなるのを抑制できる。さらに、ボンネット8を開けると、エアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aを機体の車幅方向の一側から着脱できる。
ボンネット8を閉じた状態ではボンネット8の後端部L1はエアクリーナ収納ケース17の後方であって機体の略鉛直方向となるように構成している。そして、ボンネット8を開けると、後端部L1はエアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aの上端部と略同じか又は収納蓋17aの上方であって機体の略前後方向になるように構成している。図8の実施例においては、ボンネット8を開けると、後端部L1はエアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aの上端部と略同じであって機体の略前後方向になるように構成されている。これにより、ボンネット8を閉じた状態では、エアクリーナ収納ケース17はボンネット8で覆われて保護される。また、ボンネット8を開けた状態では、エアクリーナ収納ケース17の左右方向はボンネットで覆われないので、エアクリーナ収納ケース17の収納蓋17aの着脱が容易となる。
また、ボンネット8の左右の回動支点軸11L,11Rをエアクリーナ収納ケース17後方の上方に設けので、ボンネット8を開けると前側が大きく開放できる。
図10に示すように、エアクリーナ収納ケース17はエンジン4の上部に取り付けられている。図10は、機体前方の斜め右方向から見た図である。エアクリーナ収納ケース17の前側にエアクリーナ支持ステー23がボルト24で取り付けられている。そして、エアクリーナ支持ステー23の下は、シリンダヘッド4bの前側に対してボルト25で取り付けられている構成である。
また、エアクリーナ支持ステー23には孔23aが形成されている。エアクリーナ支持ステー23からエアクリーナ収納ケース17が外されている場合には、エアクリーナ支持ステー23の孔23aは、エンジン4を吊り下げて移動させるときのハンガーに代用できる。
図2、図3、図5に示すように、前記仕切板12の突出部12a部分の左側であってエンジン4の上方には、マフラー26が配置されている。これにより、空間部を有効活用できる。そして、機体の下方に向かって排気管27が取り付けられている。エアクリーナ収納ケース17の前方には、前仕切板31を介してラジエータ28が搭載され、ラジエータ28の前方にはバッテリー29が搭載されている。バッテリー29の左側には、エンジン4の冷却水サブタンク30が搭載されている。
図12〜図14に示すように、変速装置7を収納しているトランスミッションケース40には、操縦席2の台座43を支持する前支持部41と後支持部42が取り付けられている。湿田などでは前支持部41と後支持部42の間から泥などが跳ね上がってくるので、操縦席2の台座43が汚れてします。そこで、前支持部41と後支持部42の間には、カバー44を設ける構成とする。図13(a)には、カバー44を取り付けていない状態を示しており、図13(b)には、カバー44を取り付けた状態を示している。カバー44の取り付けは、前記前支持部41と後支持部42に対してボルト(図示せず)で固定して取り付ける構成としている。
これにより、機体下方からの泥跳ねで操縦席2の台座43が汚れるのを防止できる。前記カバー44と操縦席2の台座43においては、一緒に前記支持部41と後支持部42に取り付ける構成とする。これによる、ボルトなどの固定部材が共用できて削減できる。
前記前支持部41には、フェンダー支持プレート41aが設けられている。このフェンダー支持プレート41aの左側には左フェンダー39Lが取り付けられており、フェンダー支持プレート41aの右側には右フェンダー39Rが取り付けられている。一方、前記後支持部42には、後部フェンダー支持プレート42aが設けられている。この後部フェンダー支持プレート42aの左側には左フェンダー39Lが取り付けられており、後部フェンダー支持プレート42aの右側には右フェンダー39Rが取り付けられている。これにより、左右後輪6,6を覆う左右のフェンダー39L,39Rの支持が安定する。
図12(b)に示すL型カバー45は、前記カバー44の上側に取り付けるもので、カバー44よりも幅広であり、しかも後支持部42から上方に向かってL型に折曲がっている。L型カバー45には複数の穴45aが開いている。一方、前記後部フェンダー支持プレート42aにも複数の穴42a1が開いており、これらの穴45aと穴42a1を一致させてボルトで固定する構成としている。ボルトの替わりに、リベット、ピン等で固定してもよい。
L型カバー45の前側においては、左右に切欠き45bが形成されている。また、前記フェンダー支持プレート41aには穴41a1が開いている。これらの切欠き45bと穴41a1を一致させてボルトで固定する構成としている。このように、L型カバー45を取り付けることで、下方からの泥跳ねを広い範囲に亘って防止できる。
図12(a)には安全フレーム46が図示されているが、この安全フレーム46は一本のフレームから構成されている。即ち、一本のフレームをU字状に成形している。このU字状の安全フレーム46に左端部は、トランスミッションケース40の後部に連結されているリヤアクスルケース50の左側にボルトで固定されている。また、U字状の安全フレーム46の右端部は、トランスミッションケース40の後部に連結されているリヤアクスルケース50の右側にボルトで固定されている。
さらに、U字状の安全フレーム46は、左右フェンダー39L,39Rの上方において補強フレーム47で連結されている。これにより、安全フレーム46自体の強度が向上する。
また、前記補強フレーム47には、後部カバー48が設けられている。後部カバー48は、複数のボルト48aで取り付けられている。これにより、機体後部から操縦席2方向に向けての泥跳ねが防止できる。この後部カバー48を設ける場合には、前記L型カバー45を後部カバー48に取り付けるように構成してもよい。
トラクター等の農作業機を始め一般車両にも利用可能である。
L1 ボンネットの後端部
S 開閉支持部
S1 機体側の支持部
S2 ボンネット側の取付部
4 エンジン
8 ボンネット
11L 左回動支点軸
11R 右回動支点軸
12 仕切板
12a 仕切板の突出部
17 エアクリーナ収納ケース
17a 収納蓋

Claims (3)

  1. エンジン(4)とエアクリーナ収納ケース(17)を覆うボンネット(8)の開閉支持部(S)を、機体側の支持部(S1)とボンネット(8)側の取付部(S2)から構成したトラクタにおいて、前記支持部(S1)に設けた左右の回動支点軸(11L),(11R)に対し、前記取付部(S2)を回動可能に取り付けてボンネット(8)の前側が開閉されるように構成し、前記エアクリーナケース(17)をエンジン(4)の上方に設け、前記エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)を機体の車幅方向の一側に設け、前記ボンネット(8)を開けると、前記エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)が機体の車幅方向の一側から着脱可能に構成したことを特徴とするトラクタ。
  2. 前記ボンネット(8)を閉じた状態ではボンネット(8)の後端部(L1)はエアクリーナ収納ケース(17)の後方であって機体の略鉛直方向となるように構成し、ボンネット(8)を開けると、前記後端部(L1)は前記エアクリーナ収納ケース(17)の収納蓋(17a)の上端部と略同じか又は収納蓋(17a)の上方であって機体の略前後方向になるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
  3. 前記ボンネット(8)の左右の回動支点軸(11L),(11R)を前記エアクリーナ収納ケース(17)後方の上方に設けたことを特徴とする請求項2に記載のトラクタ。
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