JP5999970B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
すなわち、ボンネット内部に立設した門形のタンク支持ピラーに、そのタンク支持ピラーの内側周縁で形成される空間の内部に嵌り込むように燃料タンクを挿入し、タンク支持ピラーに装着させている(例えば、特許文献1参照)。
解決手段1にかかる発明の作業車では、エンジンボンネットの内部に配備された燃料タンクの外周部を囲繞するように位置して、該燃料タンクを支持するタンク支持ピラーが車体側の固定部に立設され、前記燃料タンクには、前記タンク支持ピラーの内側周縁の径間よりも小さい径間寸法を有して外周面が前記タンク支持ピラーの内側周縁と対向するように位置する非拡径タンク部と、前記タンク支持ピラーの内側周縁よりも大きい径間寸法を有して外方側へ膨出する拡径タンク部とが形成され、前記拡径タンク部と前記非拡径タンク部とは、互いの合わせ面に設けたフランジ部で一体に接合され、前記フランジ部は前記燃料タンクの横側面部分における上下方向の全幅にわたって設けられ、この横側面部分における前記フランジ部が、前記タンク支持ピラーの上下方向に沿う立ち上がり支柱部に接触した状態に設けられ、前記横側面部分で、前記フランジ部と前記立ち上がり支柱部とが前後方向の取付ボルトによって締め付け固定されていることを特徴とする。
上記解決手段1にかかる発明によると、タンク支持ピラーに対して装着支持される燃料タンクのうち、タンク支持ピラーの内側周縁の内側に挿入される非拡径タンク部よりも外方側へ膨出する拡径タンク部は、タンク支持ピラーの内側周縁の径間寸法に制限されることなく、より大きな径間寸法を有した構造とすることができる。
したがって、この拡径タンク部では、エンジンボンネット内部の空間をより有効に活用して燃料タンク容量を増大し得る利点がある。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記燃料タンクの上面部分では、前記フランジ部が、前記上面部分における前記タンク支持ピラーから前後方向で離れる側に位置するように屈曲形成され、前記タンク支持ピラーから離れた箇所における前記フランジ部をまたぐ状態で注油口が一体形成されていることである。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記燃料タンクに対する注油口が前記拡径タンク部の上部に設けられていることを特徴とする。
上記の解決手段3にかかる発明によると、注油口が、タンク支持ピラーの内側周縁の内側に挿入される非拡径タンク部にではなく、拡径タンク部に設けてあるので、タンク支持ピラーに対する燃料タンクの組み付け分解の際の邪魔にならない点で有利である。
また、注油のためにエンジンボンネットの外部へ露出するように設けられる注油口は、拡径タンク部がタンク支持ピラーの内側周縁よりも大きい径間寸法を有して外方側へ膨出して、エンジンボンネットの内面に近づいていることで、拡径タンク部の上部からエンジンボンネット外への突出長さも短くて済む点でも有利である。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記拡径タンク部の横側面同士の左右方向幅は、左右の前記立ち上がり支柱部の外側縁同士の間隔と同等か、それよりも小さく設定されていることを特徴とする。
〔解決手段5〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記燃料タンクは、前記拡径タンク部が前記非拡径タンク部よりも機体前方側に位置していることを特徴とする。
〔解決手段6〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記燃料タンクは、前記拡径タンク部の外周面に、周方向の一部が部分的にタンク内方側に凹入する凹入周部を備えていて、該凹入周部における前記拡径タンク部と前記非拡径タンク部との境界部分に、前記凹入周部の周方向での前後にわたり、前記タンク支持ピラーに対する連結部としての連結用フランジ部を形成してあるということである。
上記の解決手段6にかかる発明によると、拡径タンク部の外周面に、周方向の一部が部分的にタンク内方側に凹入する凹入周部が備えられている。そして、この凹入周部における拡径タンク部と非拡径タンク部との境界部分に、前記凹入周部の周方向での前後にわたる連結用フランジ部を設けてあることにより、燃料タンクとタンク支持ピラーとを、拡径タンク部の最大径部分やタンク支持ピラーの外側周縁から外方側に大きくはみ出させることなく連結することができる。
つまり、燃料タンクとタンク支持ピラーとの連結箇所を形成するためのスペースを、拡径タンク部やタンク支持ピラーの外側でエンジンボンネットの内側に大きく確保し得るように、予め拡径タンク部の大きさや、タンク支持ピラーの大きさを制限する必要がない。したがって、エンジンボンネット内における拡径タンク部の大きさや、タンク支持ピラーの大きさが、前記連結箇所を確保するために制限されてしまうことを避けられるので、燃料タンク内の容量を大きく確保し易いという利点がある。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記タンク支持ピラーは、丸パイプ材で構成されているということである。
上記の解決手段7にかかる発明によると、タンク支持ピラーが丸パイプ材で構成されているので、単なる平板状に構成されたタンク支持ピラーに比べて、水平方向及び上下方向での強度に優れた構造に構成し易く、また、自由な方向への曲げ加工も容易な構造のものを得やすい。
したがって、シンプルな構造で比較的コンパクトにタンク支持ピラーを構成し易いという利点がある。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記タンク支持ピラーには、前記燃料タンクの連結用フランジ部に挿通される連結固定用の取付ボルトが一体的に固定されているということである。
上記の解決手段8かかる発明によると、取付ボルトをタンク支持ピラー自体を利用して固定するものであるから、タンク支持ピラーの外側周縁の外方へ向けて連結用の突片を連結する場合に比べて、燃料タンクとの連結箇所を、タンク支持ピラーの内側周縁に近づいた位置に設定することができる点で有利である。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記タンク支持ピラーには、前記エンジンボンネットの内部に配備されたエンジンと前記燃料タンクとの間に位置する遮熱板の上部を固定するための遮熱板取付ステーが備えられているということである。
上記の解決手段9にかかる発明によると、タンク支持ピラーを、遮熱板の上部を固定するための遮熱板支持構造としても利用することができ、遮熱板の支持構造を簡素化しやすい点でも有利である。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記エンジンボンネットの内部における車体フレーム上に、排気浄化処理装置の支持台を立設してあり、この支持台の立ち上がり支柱部分と前記タンク支持ピラーの立ち上がり支柱部とを互いに連結してあるということである。
上記の解決手段10にかかる発明によると、車体フレームに強固に支持されている排気浄化処理装置の支持台の立ち上がり支柱部分と、タンク支持ピラーの立ち上がり支柱部とが連結されて、相互に強度が高められ、比較的簡単な構造で高強度のタンク支持ピラーや排気浄化処理装置の支持台を得られる利点がある。
〔作業車の全体構成〕
図1は、本発明を適用した作業車の一例であるトラクタの全体側面を示している。このトラクタは、前部に着脱可能なフロントローダRを装着したキャビン付きトラクタであり、前輪1および後輪2を備えた四輪駆動型の走行車体を構成する車体フレーム3の前部に原動部4を備え、その後方側に運転キャビン5を搭載し、後端部にリフトアーム6を備えて、図示しないロータリ耕耘装置などを吊り下げ状態で装着可能に構成されている。
前記前フレーム7の下部に、左右の前輪1を操向自在に装備した前車軸ケース(図示せず)が前後軸心回りでローリング自在に支持され、前記ミッションケース9の左右両側に延出された後車軸ケース(図示せず)に後輪2が軸支されている。この車体フレーム3に対して、前記運転キャビン5が防振材(図示せず)を介して弾性支持された状態で前記エンジンボンネット10の後方側の車体フレーム3上に搭載設置されている。
前記ブーム51及びバケット52は、それぞれブームシリンダ53とバケットシリンダ54とを備えて、後述する操作機構の操作に基づいて揺動駆動されるように構成してある。
左右のリフトアーム6には、ミッションケース9の後部に昇降揺動可能に連結装備されるリンク機構18が連結され、そのリンク機構18に連結されるロータリ耕耘装置などの作業装置(図示せず)に対して、前記動力取出軸9aの動力が伝えられるように構成してある。
前記原動部4は、図2に示されるように、エンジンボンネット10の内部で、クラッチハウジング8の前方側の前フレーム7にディーゼルエンジンを採用したエンジン11が搭載され、その前方側にラジエータ12、オイルクーラ13、バッテリ14を順に配設してあり、エンジン11の後方側に燃料タンク20を設け、エンジン11と燃料タンク20との間に遮熱板15を配設してある。
エンジン11の上方側には、排気浄化処理装置16が支持台17を介して搭載してある。この排気浄化処理装置16は、エンジン11の上部側に位置して、DOC(ディーゼル酸化触媒)やDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)を収容したマフラ機能付きの排気浄化処理装置16であり、エンジン11からの排気を処理して排気管16a側へ排出するように構成され、排気浄化処理装置16に接続された排気管16aが前方下方に向けて延出されている。
エンジンボンネット10は、原動部4の左右横側部に位置するように設けられた一対の固定ボンネット10a,10a(図1参照)と,原動部4の上側に位置する天板部分と原動部4の前側に位置するフロントグリル部分とを一体に形成した一つの開閉ボンネット10bとを備えている。そして、前記開閉ボンネット10bが後述するタンク支持ピラー30の上部に設けられた揺動支点x3回りで上下揺動し、前方側を上方へ揺動させて原動部4の内部を開放できるように構成されている。
また、開閉ボンネット10bの上面側で排気浄化処理装置16の上方に排気孔10dを形成し、開閉ボンネット10bの前面側に通気孔10eを形成してある。
前記燃料タンク20は、合成樹脂材料を用いて成形加工されていて、図3及び図4に示されるように、前方側に位置する左右幅の広い拡径タンク部21と、その拡径タンク部21よりも左右幅が狭く、かつ上面の高さも低くて後方側に位置する非拡径タンク部22とを備えている。
この拡径タンク部21と非拡径タンク部22とは、互いの合わせ面に設けたフランジ部23で接合されて一体物に構成され、かつ、そのフランジ部23を介してタンク支持ピラー30に連結固定されている。
燃料タンク20は、図2乃至図4に示すように、拡径タンク部21と非拡径タンク部22との合わせ面に設けたフランジ部23が、燃料タンク20の横側面側の下部でほぼ上下方向に沿う直立姿勢に形成され、横側面側の上部では、上方側ほど少し前方側へ傾く前傾姿勢に形成されている。そして、燃料タンク20の上面側では、非拡径タンク部22の上面側から拡径タンク部21の上面側へ大きく入り込むように屈曲形成されていて、その屈曲形成箇所のフランジ部23を跨ぐように注油口20aが一体形成されている。
また、クラッチハウジング8側に装備される取付ボルト8aの位置と、タンク支持ピラー30の取付座板33に形成される取付孔33aとの位置は、左右方向でも所定の間隔d2を有していて、取付箇所よりも外方へ張り出す取付座板33自体の左右方向での支持強度をも向上し得るように構成されている。
そして、タンク支持ピラー30の横架部32には、その左右両側に、前記エンジンボンネット10の揺動支点x3となる支軸を装着可能な左右一対の枢支ブラケット34が立設され、中央部に、前記エンジン11と燃料タンク20との間に介在させる遮熱板15の上部を固定するための遮熱板取付ステー35の一端側が溶接して固定されている。この遮熱板取付ステー35の他端側は端部が下向きに屈曲させてあり、その屈曲箇所に連結用ナット(図示せず)が固定してあって、遮熱板15の前方側から連結ボルト35aで着脱自在に連結できるように構成してある。
つまり、開放姿勢とした開閉ボンネット10bの重量による力線(図示せず)の向きが、後方斜め下方であるとき、タンク支持ピラー30の立ち上がり支柱部31が単なる鉛直線に沿う直立姿勢であれば、タンク支持ピラー30に対して倒れ方向に作用する後方側へのモーメントが比較的大きく作用するが、立ち上がり支柱部31の上部側が前述したように少し前傾姿勢であることにより、タンク支持ピラー30に対して作用する後方側へのモーメントを軽減し、安定良く強固に支持し得る。
そして、拡径タンク部21の左右方向の径間L3、つまり、拡径タンク部21の横側面同士の左右方向幅がタンク支持ピラー30の内側周縁の径間L1よりも大きく設定してある。
前記タンク支持ピラー30の外側周縁の径間L4、つまり、左右の立ち上がり支柱部31の外側縁同士の間隔は、前記拡径タンク部21の左右方向の径間L3と同等か、それよりも少し大きく構成してある。
この各凹入周部24では、横側面側のフランジ部23が拡径タンク部21と非拡径タンク部22との境界部分に存在して、凹入周部24の周方向での前後にわたる連結用フランジ部23aを構成している。
この連結用フランジ部23aには、前記タンク支持ピラー30に装着された取付ボルト36を挿通可能な連結孔23bを夫々形成してあり、この連結孔23bの夫々に、タンク支持ピラー30の左右の立ち上がり支柱部31の上下2箇所に装着された取付ボルト36を挿通して止めナット36aを装着することによって、燃料タンク20の左右両側をタンク支持ピラー30で吊り持ち状態で支持できるように構成してある。
尚、タンク支持ピラー30に対する取付ボルト36の取付構造としては、上記のように頭付きの取付ボルト36が丸パイプ状のタンク支持ピラー30を貫通する状態に装着されたものに限らず、例えば図5(b)に示すように、頭部のない取付ボルト36を丸パイプ状のタンク支持ピラー30の外周面に直交する状態に当てつけて溶接して固定することによって構成してもよい。
そして、前記連結ステー37は、その中間位置に、前記排気浄化処理装置16の支持台17の立ち上がり支柱部分17aに前端側を連結された連結部材38の後端部に対して、固定ボルト38aを介して連結固定されるように構成してある。この連結ステー37と連結部材38とで、タンク支持ピラー30が頑丈な排気浄化処理装置16の支持台17に対して連結固定されることにより、タンク支持ピラー30の前後方向での倒れに対する強度を、前記支持台17の強度を利用して高めることができ、より強固に構成されることになる。
尚、このタンク支持ピラー30には、機体前部のバッテリ14、あるいはエンジン11から、運転キャビン5内に配備される各種制御装置や計器類に対する導電用のハーネス(図示せず)を、クランプ部材(図示せず)で止着させてある。
図1及び図6に示すように、前記運転キャビン5は、前後左右の四隅に立設したキャビンフレーム5aに屋根材5bを支持させ、前側に透明の曲面ガラスなどからなる前面ガラス5cを備えるとともに、左右側部に透明ガラスで構成された外開き式の左右一対のドアパネル5dを備えて矩形箱状に形成されている。
図7に示すように、前記ローダ操作レバー47は、前後方向の揺動操作でブームシリンダ53を伸縮作動させ、左右方向の揺動操作でバケットシリンダ54の伸縮作動を行わせるように、バルブ操作機構55を介してブーム操作弁56、及びバケット操作弁57に連繋されている。
前記バルブ操作機構55は、図8に示すように、一端側がローダ操作レバー47に連結されていて、ローダ操作レバー47の揺動操作に連動して押し引き操作される第1プッシュ・プルワイヤ55aと第2プッシュ・プルワイヤ55b、及び、その第1プッシュ・プルワイヤ55aの他端側に連結されたベルクランク55c、ならびに第2プッシュ・プルワイヤ55bの他端側に連結された三角形状のリンクプレート55dを備えて構成されている。
動するベルクランクなどのリンクで構成した場合には、前後に位置がずれている両スプール56a,57aを各別に操作することができない。
そこで、第1プッシュ・プルワイヤ55aの他端側に連結されたベルクランク55cを用いて前方側のブーム操作弁56のスプール56aを操作し、第2プッシュ・プルワイヤ55bの他端側に連結された三角形状のリンクプレート55dを用いて後方側のバケット操作弁57のスプール57aを操作するように構成している。
上記の実施形態では、タンク支持ピラー30が取り付けられる車体側の固定部として、車体フレーム3のクラッチハウジング8を例示し、このクラッチハウジング8に対して取付部材33を介して立設されたものを示したが、これに限らず、タンク支持ピラー30を、車体フレーム3の前フレーム7やミッションケース9に対して立設するように構成してもよい。また、取付部材33を用いずにタンク支持ピラー30自体に、クラッチハウジング8や前フレーム7、あるいはミッションケース9に対する取付部を直に形成して、直接に車体フレーム3から立設するように構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記の実施形態では、タンク支持ピラー30を丸パイプで構成した構造のものを示したが、これに限らず、タンク支持ピラー30を、例えば角パイプ、チャンネル部材、I型鋼、L型鋼、楕円形状など適宜の断面形状のものを採用することができる。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記の実施形態では、タンク支持ピラー30に対して、その内側周縁に非拡径タンク部22を差し込み状態で装着するにあたり、拡径タンク部21が機体前方側に位置し、非拡径タンク部22が機体後方側に位置するように配設した構造を示したが、これに限らず、逆に、非拡径タンク部22が機体前方側に位置し、拡径タンク部21が機体後方側に位置するように配設しても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記の実施形態では、タンク支持ピラー30の外側周縁の径間L4、つまり、左右の立ち上がり支柱部31の外側縁同士の間隔を、拡径タンク部21の左右方向の径間L3と同等か、それよりも少し大きく構成したものを示したが、これに限らず、拡径タンク部21の左右方向の径間L3がタンク支持ピラー30の外側周縁の径間L4よりも大きくなっても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記の実施形態では、エンジン11として、DOC(ディーゼル酸化触媒)やDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)を収容したマフラ機能付きの排気浄化処理装置16を備えるディーゼルエンジンを採用したものを示したが、これに限らず、ガソリンエンジンを採用したものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
5 運転キャビン
10 エンジンボンネット
11 エンジン
15 遮熱板
16 排気浄化処理装置
17 支持台
17a 立ち上がり支柱部分
20 燃料タンク
20a 注油口
21 拡径タンク部
22 非拡径タンク部
23a 連結用フランジ部
24 凹入周部
30 タンク支持ピラー
31 立ち上がり支柱部
35 遮熱板取付ステー
36 取付ボルト
L1 径間
L2 径間
L3 径間
Claims (10)
- エンジンボンネットの内部に配備された燃料タンクの外周部を囲繞するように位置して、該燃料タンクを支持するタンク支持ピラーが車体側の固定部に立設され、
前記燃料タンクには、前記タンク支持ピラーの内側周縁の径間よりも小さい径間寸法を有して外周面が前記タンク支持ピラーの内側周縁と対向するように位置する非拡径タンク部と、前記タンク支持ピラーの内側周縁よりも大きい径間寸法を有して外方側へ膨出する拡径タンク部とが形成され、
前記拡径タンク部と前記非拡径タンク部とは、互いの合わせ面に設けたフランジ部で一体に接合され、
前記フランジ部は前記燃料タンクの横側面部分における上下方向の全幅にわたって設けられ、
この横側面部分における前記フランジ部が、前記タンク支持ピラーの上下方向に沿う立ち上がり支柱部に接触した状態に設けられ、
前記横側面部分で、前記フランジ部と前記立ち上がり支柱部とが前後方向の取付ボルトによって締め付け固定されている作業車。 - 前記燃料タンクの上面部分では、前記フランジ部が、前記上面部分における前記タンク支持ピラーから前後方向で離れる側に位置するように屈曲形成され、
前記タンク支持ピラーから離れた箇所における前記フランジ部をまたぐ状態で注油口が一体形成されている請求項1記載の作業車。 - 前記燃料タンクに対する注油口が前記拡径タンク部の上部に設けられている請求項1又は2記載の作業車。
- 前記拡径タンク部の横側面同士の左右方向幅は、左右の前記立ち上がり支柱部の外側縁同士の間隔と同等か、それよりも小さく設定されている請求項1〜3のいずれか一項記載の作業車。
- 前記燃料タンクは、前記拡径タンク部が前記非拡径タンク部よりも機体前方側に位置している請求項1〜4のいずれか一項記載の作業車。
- 前記燃料タンクは、前記拡径タンク部の外周面に、周方向の一部が部分的にタンク内方側に凹入する凹入周部を備えていて、該凹入周部における前記拡径タンク部と前記非拡径タンク部との境界部分に、前記凹入周部の周方向での前後にわたり、前記タンク支持ピラーに対する連結部としての連結用フランジ部を形成してある請求項1〜5のいずれか一項記載の作業車。
- 前記タンク支持ピラーは、丸パイプ材で構成されている請求項1〜6のいずれか一項記載の作業車。
- 前記タンク支持ピラーには、前記燃料タンクの連結用フランジ部に挿通される連結固定用の取付ボルトが一体的に固定されている請求項1〜7のいずれか一項記載の作業車。
- 前記タンク支持ピラーには、前記エンジンボンネットの内部に配備されたエンジンと前記燃料タンクとの間に位置する遮熱板の上部を固定するための遮熱板取付ステーが備えられている請求項1〜8のいずれか一項記載の作業車。
- 前記エンジンボンネットの内部における車体フレーム上に、排気浄化処理装置の支持台を立設してあり、この支持台の立ち上がり支柱部分と前記タンク支持ピラーの立ち上がり支柱部とを互いに連結してある請求項1〜9のいずれか一項記載の作業車。
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