JP2015157748A - 薄片化黒鉛、薄片化黒鉛誘導体、薄片化黒鉛−樹脂複合材料及びそれらの製造方法 - Google Patents

薄片化黒鉛、薄片化黒鉛誘導体、薄片化黒鉛−樹脂複合材料及びそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂の物性を効果的に高め得る、薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体を提供する。【解決手段】ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比が、0.35〜0.7である、薄片化黒鉛、並びに上記薄片化黒鉛に樹脂との反応性を有する反応性化合物がグラフトされている、薄片化黒鉛誘導体。【選択図】なし

Description

本発明は、樹脂の物性を効果的に高め得る、薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体、並びに該薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体の製造方法に関する。
また、本発明は、上記薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体を用いて、薄片化黒鉛−樹脂複合材料を製造する方法及び該薄片化黒鉛−樹脂複合材料に関する。
従来、フィラーとして薄片化黒鉛を樹脂などに加えることにより、樹脂の機械的強度を向上するといった効果が発現する。しかしながら、樹脂に薄片化黒鉛を添加した際、薄片化黒鉛が樹脂中で均一に分散せずに凝集してしまうという問題が発生する。そのため、薄片化黒鉛の表面を改質して薄片化黒鉛誘導体を得ることで、樹脂と薄片化黒鉛との親和性を高める方法が提案されている。
薄片化黒鉛のような炭素材料の表面改質法としては、例えば、非特許文献1にグラフェンがラジカル反応性分子とラジカル重合することにより、グラフェンの表面が改質されたグラフェン複合材料を得る方法が開示されている。
また、非特許文献2には、グラフェンにグラフトさせるポリマーの分子鎖の長さを調整する手法が開示されている。
Jeffrey R.Potts,et al,Carbon,49,Issue 8,2615−2623 Ming Fang,et al.J.Mater.Chem.,2010,20,1982−1992
しかしながら、非特許文献1,2に開示されている方法では、薄片化黒鉛へのグラフト量を制御することは困難であった。従って、得られた薄片化黒鉛誘導体と樹脂とを混合しても、目的とする物性が得られないことがあった。
本発明の目的は、樹脂の物性を効果的に高め得る薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体、並びに該薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体の製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体を用いた薄片化黒鉛−樹脂複合材料の製造方法及び該薄片化黒鉛−樹脂複合材料を提供することにある。
本発明に係る薄片化黒鉛は、ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比が、0.35〜0.7である。
本発明に係る薄片化黒鉛誘導体は、上記薄片化黒鉛に樹脂との反応性を有する反応性化合物がグラフトされている。上記反応性化合物は、好ましくは樹脂との反応性を有する官能基を含む。
本発明に係る薄片化黒鉛誘導体は、好ましくは、上記樹脂との反応性を有する官能基が、(メタ)アクリル基、ビニル基、ビニルエーテル基、グリシジル基、チオール基、ハロゲノ基、カルボニル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基、ヒドロキシ基、オキシム基、ニトリル基、イソシアネート基、シリル基及びこれらの誘導体からなる群から選択された少なくとも1種である。
本発明に係る薄片化黒鉛−樹脂複合材料は、上記薄片化黒鉛誘導体と、樹脂とを混合して得られる。好ましくは、上記樹脂が熱可塑性樹脂である。より好ましくは、上記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂である。さらに好ましくは、上記ポリオレフィン系樹脂がポリプロピレン系樹脂である。
本発明に係る薄片化黒鉛の製造方法は、原料としての薄片化黒鉛を用意する工程と、ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比が、0.35〜0.7となるように、上記原料としての薄片化黒鉛に化学的処理又は物理的処理を施す工程とを備える。
上記化学的処理又は物理的処理は、プラズマ処理やウェルダー加熱処理によって行われることが好ましい。
本発明に係る薄片化黒鉛誘導体の製造方法は、本発明に係る薄片化黒鉛の製造方法に従って薄片化黒鉛を得る工程と、上記薄片化黒鉛に、樹脂との反応性を有する反応性化合物をグラフトする工程とを備える。
本発明に係る薄片化黒鉛−樹脂複合材料の製造方法では、本発明の薄片化黒鉛誘導体の製造方法に従って薄片化黒鉛誘導体を得る工程と、上記薄片化黒鉛誘導体と樹脂とを混合することにより薄片化黒鉛−樹脂複合材料を得る工程とを備える。
本発明に係る薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体の製造方法によれば、樹脂の物性を効果的に高め得る薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体を提供することができる。
また、本発明に係る薄片化黒鉛−樹脂複合材料の製造方法では、上記薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛誘導体を用いるため、効果的に物性が高められた薄片化黒鉛−樹脂複合材料を提供することができる。
以下、本発明の詳細を説明する。
(薄片化黒鉛及び薄片化黒鉛の製造方法)
本願発明者らは、樹脂の物性を効果的に高め得る薄片化黒鉛について鋭意検討した。その結果、ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比が、0.35〜0.7にある薄片化黒鉛が、樹脂との反応性を有する反応性化合物を効率よくグラフトさせることができ、それによって得られた薄片化黒鉛誘導体が、樹脂の物性を効果的に向上させることができることを見出した。
本発明において、薄片化黒鉛とは、黒鉛を剥離処理して得られる、元の黒鉛よりも薄いグラフェンシート積層体である。薄片化黒鉛におけるグラフェンシートの積層数は、通常、数層〜200層程度である。
薄片化黒鉛は、例えば、黒鉛の層間に硝酸イオンなどのイオンを挿入した後に加熱処理する化学的処理方法、超音波の印加などを行う物理的処理方法、黒鉛の層間に液体を含浸させ後に電磁波を照射して液体を気化する熱的反応、黒鉛を作用極として電気分解を行う電気化学的方法などの公知の方法により得ることができる。また、薄片化黒鉛は市販されているものを用いてもよい。
薄片化黒鉛は、薄いグラフェンシートが積層された構造を有する。よって、薄片化黒鉛のアスペクト比は、比較的大きい。よって、上記薄片化黒鉛を用いて製造される後述の薄片化黒鉛誘導体も、原料である薄片化黒鉛と同様、アスペクト比が比較的大きい。後述のとおり、本発明の薄片化黒鉛−樹脂複合材料には、本発明の薄片化黒鉛誘導体が含まれている。このため、本発明の薄片化黒鉛誘導体を樹脂に添加することにより、薄片化黒鉛誘導体の積層面に交差する方向に加わる外力に対する樹脂の機械的強度を効果的に高めることができる。なお、本発明において、アスペクト比とは、薄片化黒鉛または薄片化黒鉛誘導体の積層面方向における最大寸法の薄片化黒鉛または薄片化黒鉛誘導体の厚みに対する比をいう。
薄片化黒鉛誘導体のアスペクト比が低すぎると、上記積層面に交差する方向に加わった外力に対する補強効果が充分でないことがある。薄片化黒鉛誘導体のアスペクト比が一定以上になると効果が飽和する。従って、薄片化黒鉛誘導体及び原料となる薄片化黒鉛のアスペクト比の好ましい下限は50程度であり、好ましい上限は5000程度である。
上述したように、本発明に係る薄片化黒鉛は、ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比(Dバンドのピーク強度/Gバンドのピーク強度)が、0.35〜0.7である。
上記ラマンスペクトルにおけるDバンドは、欠陥構造に由来するピ−クである。薄片化黒鉛において、上記Dバンドは、通常、ラマンスペクトルの1349〜1353cm−1付近に観察される。
他方、上記ラマンスペクトルにおけるGバンドは、炭素原子の6員環構造の面内伸縮振動に由来するピ−クである。薄片化黒鉛において、上記Gバンドは、通常、ラマンスペクトルの1578〜1592cm−1付近に観察される。
Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比は、薄片化黒鉛の結晶性の高さを示しており、D/G比が高いほど構造の乱れが大きく、薄片化黒鉛の反応性が高いことを意味している。よって、D/G比が小さすぎると、樹脂と反応性を有する化合物が薄片化黒鉛にグラフトされ難いため、このような薄片化黒鉛を樹脂に混合しても、樹脂の物性を効果的に改善することができない。
他方、D/G比が大きすぎると、薄片化黒鉛のグラフェン結晶構造が壊れすぎてしまい、本来薄片化黒鉛がもつ機械的強度を発現しにくい。このようにD/G比が大きすぎても、樹脂の物性を効果的に改善することができない。
よって、本発明において、上記D/G比は、0.35〜0.7である。上記D/G比は、好ましくは、0.45〜0.65であることが望ましい。さらに好ましくは、0.50〜0.65である。
本発明に係る薄片化黒鉛の製造方法は、まず、原料としての薄片化黒鉛を用意する。しかる後、ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比が、0.35〜0.7となるように、上記原料としての薄片化黒鉛に化学的処理又は物理的処理が施される。
上記化学的処理又は物理的処理は、熱処理、ウェルダー加熱処理、プラズマ処理、酸性溶液下反応、ミル粉砕、超音波処理、イオンビーム照射、レーザー照射、アルカリ還元、高温雰囲気下での酸化反応などによって行うことができる。好ましくは、上記化学的処理又は物理的処理が、プラズマ処理又はウェルダー加熱処理によって行われ、より好ましくはプラズマ処理である。プラズマ処理の場合、薄片化黒鉛を酸化させ難い。しかも高いアスペクト比をもつグラフェン構造を壊さずに、欠陥構造をより一層増やすことができる。
薄片化黒鉛のD/G比を上げる方法としては、ボールミルによる粉砕、超音波処理又はアルゴンスパッタリングといったグラフェンのエッジ部分を増大化させる方法や、焼成、プラズマ又はレーザー照射といったグラフェン構造がもつSP2軌道を直接壊すといった方法が挙げられる。
他方、薄片化黒鉛のD/G比を下げる方法としては、アルカリ溶液による還元、電気分解法による電気的還元又は水素雰囲気化による還元などによりグラフェン構造がもつSP2軌道を回復するといった方法が挙げられる。
このように、D/G比は、物理的処理又は化学的処理により制御できる。また、D/G比が大きいほど、樹脂との反応性を有する反応性化合物のグラフト量が大きい。従って、上記D/G比を調整することにより、上記反応性化合物のグラフト量を制御することができる。
さらに、上記グラフト量が高いほど、最終的に得られる薄片化黒鉛−樹脂複合材料の物性が改善されるため、薄片化黒鉛−樹脂複合材料の物性をも制御できる。従って、本発明によれば、効果的に物性が高められた薄片化黒鉛−樹脂複合材料を選択的に得ることができる。
(薄片化黒鉛誘導体及び薄片化黒鉛誘導体の製造方法)
本発明に係る薄片化黒鉛誘導体においては、上述した薄片化黒鉛に樹脂との反応性を有する反応性化合物がグラフトされている。
上記樹脂との反応性を有する反応性化合物としては、メタクリルアミド、メタクリル酸メチル、フルフリルアルコール、ウンデカンチオール、スチリルアミン、塩化イソプロピル、酢酸ビニル、アリルグリシジルエーテル、無水マレイン酸、コハク酸などを用いることができる。上記反応性化合物は、樹脂との反応性を有する官能基を含んでいることが好ましい。
上記樹脂との反応性を有する官能基は、(メタ)アクリル基、ビニル基、ビニルエーテル基、グリシジル基、チオール基、ハロゲノ基、カルボニル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基、ヒドロキシ基、オキシム基、ニトリル基、イソシアネート基、シリル基及びこれらの誘導体からなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましい。より好ましくは、アミノ基、グリシジル基又はヒドロキシ基である。この場合、一般的な変性樹脂である、酸変性ポリオレフィンとの反応性がより一層高いからである。
上記反応性化合物のグラフト化率としては、薄片化黒鉛100重量%に対し、10重量%〜50重量%であることが好ましい。反応性化合物のグラフト化率が、上記範囲にある場合、樹脂の物性をより一層効果的に高めることができる。
本発明に係る薄片化黒鉛誘導体の製造方法は、本発明に係る薄片化黒鉛の製造方法に従って薄片化黒鉛を得る工程と、上記薄片化黒鉛に、樹脂との反応性を有する反応性化合物をグラフトする工程とを備える。
樹脂との反応性を有する反応性化合物をグラフトさせる方法としては、加熱、強酸処理、溶融混練、マイクロ波照射、メカノケミカル法、ルイス酸触媒を用いた求電子置換反応法、電気化学反応などの方法が挙げられる。
(薄片化黒鉛−樹脂複合材料及び薄片化黒鉛−樹脂複合材料の製造方法)
本発明に係る薄片化黒鉛−樹脂複合材料は、上記薄片化黒鉛誘導体と、樹脂とを混合することにより得られる。
薄片化黒鉛−樹脂複合材料に含まれる上記樹脂は特に限定されず、様々な公知の樹脂を用いることができる。樹脂は、1種のみを用いてもよく、複数種類を用いてもよい。
樹脂としては、熱可塑性樹脂が用いられることが好ましい。熱可塑性樹脂を用いた薄片化黒鉛−樹脂複合材料では、加熱下により様々な成形方法を用いて、容易に様々な成形品とすることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリイミド、ポリジメチルシロキサン又はこれらの共重合体などが挙げられる。
好ましくは、樹脂としてポリオレフィンを用いることができる。ポリオレフィンは安価であり、加熱下の成形が容易である。そのため、熱可塑性樹脂としてポリオレフィンを用いることにより、薄片化黒鉛−樹脂複合材料のコストを低減でき、かつ薄片化黒鉛−樹脂複合材料をより一層容易に成形することができる。
上記ポリオレフィンとしては特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン単独重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリエチレン系樹脂、プロピレン単独重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体などのポリプロピレン系樹脂、ブテン単独重合体、ブタジエン、イソプレンなどの共役ジエンの単独重合体又は共重合体などが挙げられる。好ましくは、より安価であるポリプロピレンが用いられる。なお、ポリオレフィンは、マレイン酸などで変性されたものであってもよい。
薄片化黒鉛誘導体と樹脂との配合割合は特に限定されないが、好ましくは、樹脂100
質量部に対し、薄片化黒鉛誘導体が0.1〜50質量部の範囲である。配合割合をこのよ
うな範囲とすることにより、本発明の薄片化黒鉛−樹脂複合材料の引張弾性率等の機械的
強度をより一層効果的に高めることができる。
薄片化黒鉛誘導体の配合割合が0.1質量部未満であると、薄片化黒鉛−樹脂複合材料の機械的強度を十分に高められないことがある。薄片化黒鉛誘導体の配合割合が50質量部を超えると、薄片化黒鉛−樹脂複合材料が脆くなり、割れやすくなることがある。
本発明の薄片化黒鉛−樹脂複合材料においては、本発明の目的を阻害しない範囲で、様々な添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤としては、フェノール系、リン系、アミン系もしくはイオウ系等の酸化防止剤;ベンゾトリアゾール系、ヒドロキシフェニルトリアジン系等の紫外線吸収剤;金属害防止剤;ヘキサブロモビフェニルエーテルもしくはデカブロモジフェニルエーテル等のハロゲン化難燃剤;ポリリン酸アンモニウムもしくはトリメチルフォスフェート等の難燃剤;各種充填剤;帯電防止剤;安定剤;顔料等を挙げることができる。
薄片化黒鉛誘導体と樹脂とを混合する方法としては、特に限定されないが、例えば、プラストミルなどの二軸スクリュー混練機、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ロールなどの混練装置を用いて、加熱下において混練りする方法などが挙げられる。これらの中でも、プラストミルを用いて溶融混練するする方法が挙げられる。
さらに、本発明により得られる薄片化黒鉛−樹脂複合材料は、適宜の賦型方法を用いて様々な形状とすることができる。このような賦型方法としては、プレス加工、射出成型、または押出成型などの成型方法を好適に用いることができる。さらに、溶融塗工方法により賦型してもよい。上記のような賦型方法を用い、シート状などの所望の形状とすることができる。
以下、本発明について、具体的な実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に何ら限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実施例1)
薄片化黒鉛(Asbury社製、商品名「Nano27」、使用前にSEMを用いて観察した層面の面方向における最大寸法:1.2μm、グラフェンの積層数:100層、BET比表面積:250m/g)を用意し、用意した薄片化黒鉛に200℃で1時間焼成をおこなった。
次に、ガラス容器にメタクリルアミド(東京化成工業社製)6gとN−メチルピロリドン(NMP)80gと上記薄片化黒鉛2gとを入れ、よく分散させた。次に750Wの電子レンジを用いて20秒間マイクロ波を照射し、室温まで放冷する作業を5回繰り返した。得られた試料を濾過し、アセトンを用いた洗浄を繰り返すことで、未反応のメタクリルアミドを完全に除去して、真空乾燥して薄片化黒鉛誘導体Aを得た。
(実施例2)
薄片化黒鉛を200℃で1時間焼成する代わりに、薄片化黒鉛を400℃で1時間焼成したこと以外は、実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Bを得た。
(実施例3)
薄片化黒鉛を200℃で1時間焼成する代わりに、薄片化黒鉛を遊星型ボールミルでのミリングによって粉砕したこと以外は実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Cを得た。
(実施例4)
薄片化黒鉛を200℃で1時間焼成する代わりに、薄片化黒鉛に出力170Wでプラズマ処理を10分間おこなったこと以外は実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Dを得た。
(実施例5)
薄片化黒鉛(Asbury社製、商品名「Nano99」、使用前にSEMを用いて観察した層面の面方向における最大寸法:0.47μm、グラフェンの積層数:40層、BET比表面積:400m/g)を用意し、用意した薄片化黒鉛に400℃で1時間焼成をおこなったこと以外は、実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Eを得た。
(実施例6)
薄片化黒鉛を400℃で1時間焼成する代わりに、薄片化黒鉛に出力170Wでプラズマ処理を10分間おこなったこと以外は実施例5と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Fを得た。
(実施例7)
薄片化黒鉛を400℃で1時間焼成する代わりに、薄片化黒鉛に600℃でウェルダー加熱処理をおこなったこと以外は実施例5と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Gを得た。
(実施例8)
薄片化黒鉛を400℃で1時間焼成する代わりに、薄片化黒鉛に出力170Wでプラズマ処理を10分間おこない、グリシジルメタクリレートを反応させたこと以外は実施例5と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Hを得た。
(実施例9)
薄片化黒鉛を400℃で1時間焼成する代わりに、薄片化黒鉛に出力170Wでプラズマ処理を10分間おこない、メタクリル酸(東京化成工業社製)を反応させたこと以外は実施例5と同様にして薄片化黒鉛誘導体Iを得た。
(比較例1)
実施例1の薄片化黒鉛の代わりに黒鉛粉末(SECカーボン社製、品番「SNO−5」、平均粒径5μm、比表面積15m/g)を用い、かつ焼成を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体を作製し、薄片化黒鉛誘導体Jを得た。
(比較例2)
実施例1の薄片化黒鉛の代わりに薄片化黒鉛(xGScience社製、商品名「xGnP−M5」、使用前にSEMを用いて観察した層面の面方向における最大寸法:5.0μm、層厚み:60nm、グラフェンの積層数:180層、BET比表面積:75m/g)を用い、かつ焼成を行わなかった以外は、実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体Kを得た。
(比較例3)
黒鉛粉末(SECカーボン社製、品番「SNO−5」、平均粒径5μm、比表面積15m/g)を用い、ハマーズ法(J.Chem.Soc.W.S.Hummers et.al.1958,80,1339)で酸化薄片化黒鉛を得た。薄片化黒鉛の代わりに上記酸化薄片化黒鉛を用いたこと、かつ焼成を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体Lを得た。
(比較例4)
実施例1の薄片化黒鉛の代わりに黒鉛粉末(伊藤黒鉛社製、品番「CNP−7」、平均粒径7μm、比表面積13m/g)を用い、かつ焼成を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体Mを得た。
(比較例5)
実施例1の薄片化黒鉛の代わりに黒鉛粉末(SECカーボン社製、品番「SNO−15」、平均粒径15μm、比表面積12m/g)を用い、かつ焼成を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして薄片化黒鉛誘導体Nを得た。
(実施例1〜9及び比較例1〜5の評価)
実施例1〜9及び比較例1〜5で得られた薄片化黒鉛誘導体のD/G比およびグラフト化率は、以下の要領で測定した。
(1)D/G比測定
薄片化黒鉛50mgをスライドガラスにのせ、Thermo Fisher Scientific社製、Almega XRを用いてラマン測定をおこなった。測定条件はレーザー波長:532nm、レーザー出力:25%、ピンホール:25μm、対物レンズ:20倍とし、4000〜100cm−1の範囲でラマンスペクトルを取得した。得られたラマンスペクトルのDバンド(1350cm−1)とGバンド(1580cm−1)のピーク強度よりD/G比を求めた。
(2)グラフト化率測定
実施例及び比較例で得られた薄片化黒鉛誘導体を空気雰囲気下、30〜600℃、10℃/分でTGA測定を行い、500℃までの残渣量をA重量%、薄片化黒鉛(前駆体未
処理)の500℃までの残渣量をB重量%として下記の式により求めた。
グラフト化率(重量%)=(B−A)/B×100
結果を下記表1に示す。
Figure 2015157748
(実施例10〜18及び比較例6〜10)
実施例1〜9及び比較例1〜5で得られた上記薄片化黒鉛誘導体A〜Nを10質量部と、無水マレイン酸変性ポリエチレン(三井化学社製、商品名「XE070」、23℃における引張弾性率:58Mpa)100質量部とを押出機に供給して溶融混練し、Tダイより表2に示す実施例10〜18及び比較例6〜10の薄片化黒鉛−樹脂複合材料シートを得た。なお、得られたシートの表面は平滑であり、厚みが0.5mmである。
(実施例19〜27及び比較例11〜15)
実施例1〜9及び比較例1〜5で得られた上記薄片化黒鉛誘導体A〜Nを10質量部とポリプロピレン(シグマアルドリッチ社製、商品名「ポリプロピレン」重量平均分子量Mw1=25万、23℃における引張弾性率:1.2GPa)90質量部と、無水マレイン酸変性ポリプロピレン(三井化学社製、商品名「アドマーQE800」、23℃における引張弾性率:1.0GPa)10質量部とを押出機に供給し、Tダイより表3に示す実施例19〜27及び比較例11〜15の薄片化黒鉛−樹脂複合材料シートを得た。なお、得られたシートの表面は平滑であり、厚みが0.5mmである。
(実施例10〜27及び比較例6〜15の評価)
実施例10〜27及び比較例6〜15で得られたシートの引張弾性率及び破断歪みは、以下の要領で測定した。
(1)引張弾性率及び破断歪み測定
実施例及び比較例で得られたシートの23℃における引張弾性率及び破断歪みをJIS K6767に準拠して測定した。
引張弾性率及び破断歪みの測定結果を表2、3に示す。
Figure 2015157748
Figure 2015157748

Claims (12)

  1. ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比が、0.35〜0.7である、薄片化黒鉛。
  2. 請求項1に記載の薄片化黒鉛に樹脂との反応性を有する反応性化合物がグラフトされている、薄片化黒鉛誘導体。
  3. 前記反応性化合物が樹脂との反応性を有する官能基を含む、請求項2に記載の薄片化黒鉛誘導体。
  4. 前記樹脂との反応性を有する官能基が、(メタ)アクリル基、ビニル基、ビニルエーテル基、グリシジル基、チオール基、ハロゲノ基、カルボニル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基、ヒドロキシ基、オキシム基、ニトリル基、イソシアネート基、シリル基及びこれらの誘導体からなる群から選択された少なくとも1種である、請求項3に記載の薄片化黒鉛誘導体。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の薄片化黒鉛誘導体と、樹脂とを混合することにより得られた、薄片化黒鉛−樹脂複合材料。
  6. 前記樹脂が熱可塑性樹脂である、請求項5に記載の薄片化黒鉛−樹脂複合材料。
  7. 前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂である、請求項6に記載の薄片化黒鉛−樹脂複合材料。
  8. 前記ポリオレフィン系樹脂がポリプロピレン系樹脂である、請求項7に記載の薄片化黒鉛−樹脂複合材料。
  9. 原料としての薄片化黒鉛を用意する工程と、
    ラマン分光法によって得られるラマンスペクトルにおいて、Dバンドと、Gバンドとのピーク強度比であるD/G比が、0.35〜0.7となるように、前記原料としての薄片化黒鉛に化学的処理又は物理的処理を施す工程とを備える、薄片化黒鉛の製造方法。
  10. 前記化学的処理又は物理的処理が、プラズマ処理によって行われる、請求項9に記載の薄片化黒鉛の製造方法。
  11. 請求項9又は10に記載の薄片化黒鉛の製造方法により薄片化黒鉛を得る工程と、
    前記薄片化黒鉛に、樹脂との反応性を有する反応性化合物をグラフトする工程とを備える、薄片化黒鉛誘導体の製造方法。
  12. 請求項11に記載の薄片化黒鉛誘導体の製造方法により薄片化黒鉛誘導体を得る工程と、
    前記薄片化黒鉛誘導体と樹脂とを混合することにより薄片化黒鉛−樹脂複合材料を得る工程とを備える、薄片化黒鉛−樹脂複合材料の製造方法。
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