JP2015156956A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、途中で折れることなく、手技者の押し込み力を先端まで効率よく伝達できるカテーテルを提供することを課題とする。【解決手段】カテーテル10では、金属チューブ80の上側の第二壁部84が存在せず、かつ、下側の第一壁部82が第二壁部84側に向かって曲がっており、補強体の後端70が曲がった第一壁部82の外周面に接合されているため、アウターチューブ30の径を太くすることなく、少なくとも第二壁部84の厚さX2だけ太い径の補強体70をカテーテル10に配置させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、手技者が先端方向に押し込んだときに、途中で折れることなく手技者の押し込み力を先端まで効率よく伝達させることができるカテーテルに関するものである。
従来、血管や消化管などの狭窄部を治療する際、カテーテルを用いた治療方法が広く行われている。狭窄部までカテーテルを到達させるためには、手技者の先端方向への押し込み力をカテーテルの先端まで効率よく伝達させる必要がある。
その方法として、アウターチューブとインナーチューブとの間に長手方向に補強体(コアワイヤ)を配置させたカテーテルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。しかし、特許文献1のカテーテルでは、長手方向に補強体しか挿入されていないため、剛性が足らず、手技者の先端方向への押し込み力をカテーテルの先端まで伝達しにくいという問題があった。
また、手技者が操作する後端側に剛性の高い金属チューブを設けて、金属チューブの先端に補強体を接合させたカテーテルが知られている(例えば、下記特許文献2を参照)。後端側に剛性の高い金属チューブを設けることで、手技者の先端方向への押し込み力を金属チューブから補強体を介してカテーテルの先端まで伝達することができる。
しかし、特許文献2のカテーテルでは、補強体の後端を金属チューブの内周面に接合されていたため、金属チューブ内に別の医療デバイスを挿入しようとすると補強体の後端で引っ掛かってしまう。
そこで、金属チューブ内に別の医療デバイスを挿入しやすいように、補強体の後端を金属チューブの外周面にそのまま接合させてしまうと、金属チューブにより後端側の剛性は向上するものの、アウターチューブの径が太くなり、その結果、カテーテル全体の径も太くなり、狭窄部が血管や消化管の末端にある場合には、カテーテルを狭窄部まで到達させることができないという問題があった。また、アウターチューブの径を太くしないようにすると、アウターチューブ内に挿入する補強体の径を細くする必要がある。補強体の径を細くすると、カテーテルの長手方向の剛性が不足して、手技者が先端方向に押し込んだときに、カテーテルが途中で折れてしまうという問題があった。
国際公開第2006/126642号 特開2003−164528号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、金属チューブの第一壁部を対向する第二壁部よりも先端側まで延ばし、かつ、第一壁部の先端を第二壁部側に向かって曲げることで、アウターチューブの径を太くせずに、金属チューブの第二壁部の厚さだけ補強体の径を太くすることができ、その結果、途中で折れることなく、手技者の押し込み力を先端まで効率よく伝達できるカテーテルを提供することを課題とする。
上記課題は、以下に列挙される手段により解決がなされる。
本発明の態様1は、アウターチューブと、前記アウターチューブ内に挿入された金属チューブと、前記金属チューブ内に挿入されたインナーチューブと、前記アウターチューブと前記インナーチューブとの間で長手方向に延びた金属からなる補強体と、を備えており、前記金属チューブは、一方の第一壁部が対向する他方の第二壁部よりも先端側まで延び、かつ、前記第一壁部の先端は、前記第二壁部側に向かって曲がっており、前記補強体の後端は、曲がった前記第一壁部の外周面に接合されているカテーテル。
本発明の態様2は、前記補強体の前記後端には凹部が形成されており、前記第一壁部の前記先端は、前記補強体と前記凹部で接合されていることを特徴とした態様1に記載のカテーテル。
本発明の態様3は、前記インナーチューブの先端部に取り付けられたバルーンと、前記インナーチューブと並行して設けられ、前記バルーンに液体を供給する液体供給用チューブと、を更に備えており、前記液体供給用チューブの後端は、前記アウターチューブと前記インナーチューブとの間に形成されるルーメンに連通されていることを特徴とした態様1又は態様2に記載のカテーテル。
本発明の態様1のカテーテルでは、金属チューブの一方の第一壁部が対向する他方の第二壁部よりも先端側まで延び、かつ、第一壁部の先端が第二壁部側に向かって曲がっており、補強体の後端を曲がった第一壁部の外周面に接合させている。金属チューブの第一壁部と補強体の後端との接合部において、金属チューブの第二壁部が存在しないため、アウターチューブの径を太くすることなく、金属チューブの第二壁部の厚さだけ径の太い補強体を配置させることができる。その結果、手技者が先端方向に押し込んだときに、カテーテルの長手方向の剛性が不足して、カテーテルが途中で折れるという恐れが低減され、手技者の先端方向への押し込み力をカテーテルの先端まで効率よく伝達することができる。
本発明の態様2のカテーテルでは、金属チューブの第一壁部の先端が補強体の後端にある凹部に接合されている。そのため、補強体の後端と金属チューブの第一壁部との接合部として、第一壁部の外周面のみならず第一壁部の先端も利用することができ、補強体と金属チューブとの接合強度を向上させることができる。また、補強体の後端に凹部を設けているため、金属チューブの第一壁部の先端と接触した補強体の径を、更に太くすることができる。その結果、手技者の先端方向への押し込み力をカテーテルの先端までより効率よく伝達することができる。
本発明の態様3のカテーテルでは、インナーチューブの先端部に取り付けられたバルーンと、インナーチューブと並行して設けられバルーンに液体を供給する液体供給用チューブと、を更に備えており、液体供給用チューブの後端は、アウターチューブとインナーチューブとの間に形成されるルーメンに連通されている。そのため、アウターチューブとインナーチューブとの間に形成されるルーメンと液体供給用チューブとを経由して、バルーンに液体を供給することができ、バルーンを拡張させてカテーテルの先端部を固定することができる。その結果、インナーチューブの先端部も固定され、インナーチューブに挿入した別の医療デバイスの操作性を向上させることができる。
また、本発明の態様3のカテーテルでは、先端側にバルーンに液体を供給する専用の液体供給用チューブが設けられている。カテーテルを湾曲の強い血管や消化管に挿入した際に、インナーチューブの先端部が強く湾曲するため、手技者が別の医療デバイスをインナーチューブに挿入する際に、誤って別の医療デバイスでインナーチューブの先端部を突き破る恐れがある。そのような場合であっても、専用の液体供給用チューブでバルーンに液体を供給することができる。
図1は、第1の実施の形態のカテーテルの全体図である。 図2(A)は、図1のA−A断面を示した図である。図2(B)は、図1のB−B断面を示した図である。図2(C)は、図1のC−C断面を示した図である。図2(D)は、図1のD−D断面を示した図である。 図3は、図1の変形例であり、第2の実施の形態のカテーテルの全体図である。 図4(A)は、図3のA−A断面を示した図である。図4(B)は、図3のB−B断面を示した図である。図4(C)は、図3のC−C断面を示した図である。図4(D)は、図3のD−D断面を示した図である。 図5は、図3の変形例であり、第3の実施の形態のカテーテルの全体図である。 図6(A)は、図5のA−A断面を示した図である。図6(B)は、図5のB−B断面を示した図である。図6(C)は、図5のC−C断面を示した図である。図6(D)は、図5のD−D断面を示した図である。
図1〜2(D)を参照しつつ、本実施の形態のカテーテル10を用いた場合を例として説明する。図1では、図示左側が体内に挿入される先端側(遠位側)、右側が医師等の手技者によって操作される後端側(近位側、基端側)になっている。
カテーテル10は、例えば、血管や消化管内に形成された狭窄部を治療するために用いられるものである。図1に示すように、カテーテル10は、主に、アウターチューブ30と、第一インナーチューブ50と、第二インナーチューブ60と、補強体70と、金属チューブ80と、コネクタ90と、からなる。
アウターチューブ30には、第一インナーチューブ50が、カテーテル10の全長にわたって挿入されている。第一インナーチューブ50には、ガイドワイヤやマイクロカテーテル等の別の医療デバイスを挿入することができる。別の医療デバイスを挿入しやすくするために、アウターチューブ30の後端及び第一インナーチューブ50の後端には、コネクタ90が接続されている。第一インナーチューブ50の先端には、第一先端口52が設けられており、第一インナーチューブ50の後端には、コネクタ90を介して第一挿入口54が設けられている。
アウターチューブ30には、第二インナーチューブ60が、第一インナーチューブ50に並行して、カテーテル10の途中から先端まで挿入されている。第一インナーチューブ50と同様に、第二インナーチューブ60にもガイドワイヤやマイクロカテーテル等の別の医療デバイスを挿入することができる。第二インナーチューブ60の先端には、第二先端口62が設けられており、第二インナーチューブ60の後端には、第二挿入口64が設けられている。
第一インナーチューブ50は、カテーテル10の全長にわたって延びているため、第一インナーチューブ50が長くて、手技者は内部に挿入する別の医療デバイスを交換しにくいというデメリットがある反面、第一インナーチューブ50に別の医療デバイスを挿入したときに、別の医療デバイスによりカテーテル10の剛性が向上して、手技者はカテーテル10を先端方向への押し込みやすいというメリットがある。また、第二インナーチューブ60は、カテーテル10の途中から先端まで延びているに過ぎないため、第二インナーチューブ60が短くて、手技者は内部に挿入した別の医療デバイスを交換しやすいというメリットがある反面、第二インナーチューブ60に別の医療デバイスを挿入しても、カテーテル10の先端側しか剛性が向上せず、手技者がカテーテル10を先端方向への押し込んだ際に剛性が急激に変化する第二インナーチューブ60の第二挿入口64付近でカテーテル10が折れてしまうというデメリットがある。カテーテル10では、第一インナーチューブ50と第二インナーチューブ60との両方を備えているため、第一インナーチューブ50に別の医療デバイスを挿入した状態で、手技者は、第二インナーチューブ60に挿入した別の医療デバイスを即座に交換することができ、かつ、カテーテル10を先端方向への押し込みやすい構成になっている。
アウターチューブ30の後端側には、所謂ハイポチューブと呼ばれる金属チューブ80が挿入されている。金属チューブ80は、ステンレス鋼やNi−Ti合金などの超弾性合金で形成されており、カテーテル10の後端側に剛性を付与することができる。金属チューブ80の後端は、コネクタ90に接続されている。金属チューブ80の先端は、下側の第一壁部82が対向する上側の第二壁部84よりも先端側まで延びている。また、下側の第一壁部82の先端は、第二壁部84側に向かって曲がっている。この金属チューブ80内には、第一インナーチューブ50が挿入されている。
図2(A)は、図1のA−A断面を示した図で、図2(B)は、図1のB−B断面を示した図で、図2(C)は、図1のC−C断面を示した図である。図2(A)では、金属チューブ80が下側の第一壁部82と上側の第二壁部84とからなる円状になっているが、図2(B)及び図2(C)では、金属チューブ80が下側の第一壁部82のみからなる半円状になっている。これは、金属チューブ80の先端において、上側の第二壁部84が切断されて存在しないためである。
また、カテーテル10には、アウターチューブ30と第一インナーチューブ50との間に、長手方向に延びた金属からなる補強体70が設けられている(図1を参照)。補強体70は、断面が円形であり、先端に向かって細径化されたテーパ状の金属製線材である。補強体70の材料は、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼やNi−Ti合金などの超弾性合金を用いることができる。
補強体70は、第一インナーチューブ50に沿って長手方向に延びており、補強体70の先端は、第二インナーチューブ60の第二挿入口64よりも先端側に位置する(図1及び図2(D)を参照)。補強体70の後端は、第二壁部84側に向かって曲がった下側の第一壁部82の外周面に接合されている(図1及び図2(C)を参照)。
図2(A)において、金属チューブ80(第一壁部82)の外周面とアウターチューブ30の内周面との下側の隙間をX1とし、金属チューブ80の厚さ(言い換えると、第一壁部82の厚さ及び第二壁部84の厚さ)をX2とし、第一インナーチューブ50の外径をX3とし、金属チューブ80(第二壁部84)の外周面とアウターチューブ30の内周面との上側の隙間をX4とし、アウターチューブ30の内径をX5とすると、X5=X1+X2+X3+X2+X4の関係になっている。金属チューブ80の外周面とアウターチューブ30の内周面との隙間の合計は、X1(第一壁部82側の隙間)+X4(第二壁部84側の隙間)であるため、補強体70の後端を金属チューブ80の外周面に接合しようとすると、補強体70の径は、最大でX1+X4になる。
図2(C)に示すように、カテーテル10では、上側の第二壁部84が切断されて存在せず、かつ、下側の第一壁部82が第二壁部84側に向かって曲がっているため、アウターチューブ30の内径X5が長手方向に一定であっても(言い換えると、アウターチューブ30の径を太くしなくても)、補強体70の径は、X5−X3(第一インナーチューブ50の外径)−X2(第一壁部82の厚さ)=X1+X2+X4となる。そのため、アウターチューブ30の径を太くすることなく、金属チューブ80の第二壁部84の厚さX2だけ径の太い補強体70をカテーテル10に配置させることができる。その結果、手技者がカテーテル10を先端方向に押し込んだときに、カテーテル10の長手方向の剛性が不足して、カテーテル10が途中で折れるという恐れが低減され、手技者の先端方向への押し込み力をカテーテル10の先端まで効率よく伝達することができる。
なお、図1及び図2(B)では、上側の第二壁部84を切断して完全に存在しない状態を示したが、これに限定されない。例えば、図1のA−A断面では、上側の第二壁部84の厚さがX2になっているが、図1のB−B断面では、上側の第二壁部84の厚さをX2より薄くなり、図1のC−C断面では、上側の第二壁部84が存在しないというように、上側の第二壁部84の厚さを先端に向かって段階的に減らしても良い。こうすることで、金属チューブ80から補強体70の後端まで剛性を徐変させることができる。
次に、図3〜4(D)を参照しつつ、第2の実施の形態のカテーテル10aについて、説明する。なお、図3は、図1と同様に、左側が体内に挿入される先端側(遠位側)を、右側が医師等の手技者によって操作される後端側(近位側、基端側)を、表している。
図1〜2(D)に示したカテーテル10との相違点のみを説明すると、カテーテル10aでは、補強体70aの後端に凹部72が形成されており、金属チューブ80の第一壁部82の先端が、補強体70aの凹部72に接合されている(図3及び図4(C)を参照)。補強体70aは、補強体70と同様に、断面が円形であり、先端に向かって細径化されたテーパ状の金属製線材であるが、補強体70aの径X6は、金属チューブ80の第一壁部82の先端82aと接触する箇所で最大になっており、補強体70の径X1+X2+X4よりも太い(X6>X1+X2+X4)。一方、補強体70aの凹部72は、第一壁部82の先端82aに合うように削られており、凹部72における補強体70aの径は、補強体70と同様に、X1+X2+X4となっている(図4(C)を参照)。
このように、カテーテル10aでは、補強体70aの後端に凹部72を設けているため、金属チューブ80の第一壁部82の先端82aと接触した補強体70aの径X6を、更に太くすることができる。また、補強体70aの後端と金属チューブ80の第一壁部82との接合部として、第一壁部82の外周面のみならず第一壁部82の先端82aも利用することができるため、補強体70aと金属チューブ80との接合強度を向上させることができる。その結果、手技者の先端方向への押し込み力をカテーテル10の先端までより効率よく伝達することができる。
次に、図5〜6(D)を参照しつつ、第3の実施の形態のカテーテル10bについて、説明する。なお、図5は、図1と図3と同様に、左側が体内に挿入される先端側(遠位側)を、右側が医師等の手技者によって操作される後端側(近位側、基端側)を、表している。
図3〜4(D)に示したカテーテル10aとの相違点のみを説明すると、カテーテル10bでは、バルーン20がアウターチューブ30の先端と第一インナーチューブ50の先端部とに取り付けられている。アウターチューブ30には、第一インナーチューブ50と第二インナーチューブ60と並行し、バルーン20を拡張する造影剤や生理食塩水などの液体を供給するための専用の液体供給用チューブ100が設けられている。液体供給用チューブ100の先端100aは、バルーン20内まで延びている。液体供給用チューブ100の後端100bは、第二インナーチューブ60の第二挿入口64よりも後端側まで延びており、アウターチューブ30と第一インナーチューブ50との間に形成されるルーメン110に連通されている(図5を参照)。
図5に示すように、コネクタ90の液体挿入口104に取り付けられたインデフレータ(図示せず)からバルーン20を拡張するための液体が供給されると、液体は、カテーテル10bの後端側ではルーメン110を(図6(A)〜図6(C)を参照)、途中から先端側では液体供給用チューブ100を(図6(D)を参照)、経由して、バルーン20に供給させる。バルーン20を血管壁や消化管壁まで拡張させると、カテーテル10bの先端部が固定され、その結果、第一インナーチューブ50の先端部を固定することができる。これにより、第一インナーチューブ50に挿入した別の医療デバイスの操作性が向上される。
狭窄部が血管や消化管の末端にある場合、血管や消化管に挿入したカテーテル10bは、先端部が強く湾曲させられる。そのため、アウターチューブ30内に挿入された第一インナーチューブ50の先端部も強く湾曲する。このような状況で、手技者が第一インナーチューブ50に別の医療デバイスを挿入すると、別の医療デバイスが強く湾曲した第一インナーチューブ50に追従できず、突き破ってしまう恐れがある。
カテーテル10bでは、途中から先端側に液体供給用チューブ100が設けられているため、第一インナーチューブ50の先端部が強く湾曲した状況下で、手技者が別の医療デバイスを第一インナーチューブ50に挿入して、誤って別の医療デバイスで第一インナーチューブ50を突き破った場合であっても、バルーン20に液体を供給することができる。また、液体供給用チューブ100をカテーテル10bの全長にわたって設けずに、液体供給用チューブ100の後端100bをルーメン110に連通させている。ルーメン110の断面積は、液体供給用チューブ100の断面積よりも大きいため(図6(A)〜図6(D)を参照)、別の医療デバイスによる突き破りリスクの低い後端側で、液体の通り道が広くなっている。それにより、バルーン20に液体を供給する又は回収する時間を短縮することができ、スムーズな手技を行うことができる。
なお、図1〜図6(D)では、カテーテル10、10a、10bに第二インナーチューブ60を設けていた。しかし、本発明において、第二インナーチューブ60は必須のものではないため、必要に応じて、削除することができる。
このように、カテーテル10、10a、10bでは、金属チューブ80の上側の第二壁部84が存在せず、かつ、下側の第一壁部82が第二壁部84側に向かって曲がっており、補強体の後端70、70aが曲がった第一壁部82の外周面に接合されているため、アウターチューブ30の径を太くすることなく、少なくとも第二壁部84の厚さX2だけ太い径の補強体70、70aをカテーテル10に配置させることができる。その結果、手技者がカテーテル10を先端方向に押し込んだときに、カテーテル10の長手方向の剛性が不足して、カテーテル10が途中で折れるという恐れが低減され、手技者の先端方向への押し込み力をカテーテル10の先端まで効率よく伝達することができる。
10、10a、10b カテーテル
20 バルーン
30 アウターチューブ
50 第一インナーチューブ
52 第一先端口
54 第一挿入口
60 第二インナーチューブ
62 第二先端口
64 第二挿入口
70、70a 補強体
72 凹部
80 金属チューブ
82 第一壁部
84 第二壁部
90 コネクタ
100 液体供給用チューブ
104 液体挿入口
110 ルーメン

Claims (3)

  1. アウターチューブと、
    前記アウターチューブ内に挿入された金属チューブと、
    前記金属チューブ内に挿入されたインナーチューブと、
    前記アウターチューブと前記インナーチューブとの間で長手方向に延びた金属からなる補強体と、を備えており、
    前記金属チューブは、一方の第一壁部が対向する他方の第二壁部よりも先端側まで延び、かつ、前記第一壁部の先端は、前記第二壁部側に向かって曲がっており、
    前記補強体の後端は、曲がった前記第一壁部の外周面に接合されているカテーテル。
  2. 前記補強体の前記後端には凹部が形成されており、
    前記第一壁部の前記先端は、前記補強体と前記凹部で接合されていることを特徴とした請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記インナーチューブの先端部に取り付けられたバルーンと、
    前記インナーチューブと並行して設けられ、前記バルーンに液体を供給する液体供給用チューブと、を更に備えており、
    前記液体供給用チューブの後端は、前記アウターチューブと前記インナーチューブとの間に形成されるルーメンに連通されていることを特徴とした請求項1又は請求項2に記載のカテーテル。
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