JP2005192654A - 医療用吸引管 - Google Patents

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Abstract

【課題】施術者の手加減で任意に曲げ、任意に設定された形状に基いて医師の思い通りの施術を行うことができる医療用吸引管を提供する。
【解決手段】先端に開口部を備えた可撓性のチューブの中に、可塑性を有し手で容易に折曲げ可能で、変形自在の金属ワイヤーを添設して成ることを特徴とする医療用吸引管。
【選択図】 図1

Description

本発明は、先端に開口部を備えたチューブの先端を腔孔内部に誘導して目的部位に到達せしめ、目的部位から人体不要の液を吸引し、必要に応じては薬液を注入することができる医療用吸引管に関し、特に繊細な医療内容に対応すべく前記チューブの曲率形状を自由に調節可能としたものである。
従来の医療用吸引管としては、例えば注射針を備えた注射器を、そのまま吸引管として用いる例や、樹脂製チューブをそのまま用いるもの等の例がある。しかし、鼻腔を介して涙嚢内の液を吸引するような場合、チューブに適当な曲がりを付けて患部に誘導しなければならす、直線状の注射針や柔軟チューブでは、うまく誘導できなかった。適当な曲がりを有する曲針を用いることはあるが、腔孔内での誘導時に針先端で目的部位以外の部位に傷を付けてしまう恐れがある。
このように、鼻腔内までの手術のように繊細な医師の手加減が必要となる医療に関し、チューブ先端を内視鏡と共に腔孔内部に誘導して目的部位に到達せしめ、目的部位から人体不要の液を吸引するような場合に適した医療用吸引具がなかった。
適当な曲がりを必要とする観点、或いは吸引を必要とする等の観点から類似の先行技術を示すと、特表2002-531229号公報(中空で湾曲した超弾力的医療用針)、特開2003-205036号公報(経管的薬液及び細胞注入用極細フレキシブル注射針)、特開2000-300573号公報(手術用吸引具)の例がある。
特表2002-531229号公報に示される医療用針は、超弾力性素材で作ったカニューレに関するものであり、これを用いて物質を導入したり抽出することはできるが、曲率を自由に変形することはできない。
特開2003-205036号公報に示される注射針は、ガイディングとしてのカテーテル内に形状記憶合金で作ったマイクロカテーテルを挿通し、このマイクロカテーテルに通電して記憶形状を復元させ、復元形状で曲針形成して、針先端での注射を行うというものである。外被のカテーテルは柔軟なだけの構成であり、任意に形状設定できるというものではない。
特開2000-300573号公報の手術用吸引具は、吸引管の表面に保護チューブを被せ、その先端に凹凸なる部分を設けて保護チューブ先端で剥離操作を行うというもので、吸引管自身の曲率形状を自由に定められるというものではない。また、開口位置がチューブ先端でないので涙嚢炎の手術には、利用できない。
特表2002-531229号公報、第1頁、図1 特開2003-205036号公報、第1頁、図1 特開2000-300573号公報、第1頁、図1
本発明は、繊細手術を行う施術者の手加減で、腔孔内部を通じて気管内部まで挿入できるよう、手で任意に曲げ、任意に形状設定できる医療用吸引管を提供することを目的とする。
また、チューブ径最小にして、細管内部にも誘導できる医療用吸引管を提供することを目的とする。
さらに、先端に開口部を有するチューブに金属製ワイヤーを介在させる場合、その金属製ワイヤーの先端で患部に傷を付ける恐れがない医療用吸引管を提供することを目的とする。
また、さらに、鼻腔内での誘導時、挿入量の目安となる目盛を付けた吸引管を提供することを目的とする。
上記課題を解決することができる本発明の医療用吸引管は、先端に開口部を備えた可撓性チューブに、可塑性を有し手で容易に折曲げ可能で、変形自在の金属ワイヤーを添設して成ることを特徴とする。
チューブの中に金属ワイヤーを添設するだけの構成であるので、容易に製造できる。金属ワイヤーの直径は、0.3〜1mm前後に形成できるので、チューブ径は医療目的に応じ自由に細く形成できる。チューブ材質は、シリコン、テフロン(登録商標)、ポリオレフィン等、医療用として安全に用いることができるものなら何でも良い。金属ワイヤーとしては、鉄、アルミ、ステンレス、銅、又はこれらの合金、或いはそれ以外の金属とすることができる。手で容易に曲げられることと、可塑性を有し、曲げた形状をそのまま維持できる点が必要条件である。
金属ワイヤーのチューブへの添設は、抜け出すことのないようチューブ内に配置するのみでも良い。チューブ内面に接着することもできる。或いは、前記金属ワイヤーを、樹脂製チューブの側面内に埋設することもできる。埋設は、金型を用いた樹脂成型で、樹脂中に埋設することができる。又は、押出し成型で、樹脂中に埋設することができる。押出し成型の場合、金属ワイヤーを埋設した長尺チューブを短く切断し、利用することになるので、切断チューブに対しては、その先端から金属ワイヤーを2〜3mm程度除去して使用する。チューブ内に埋設することにより、金属部分が抜け出したり、液剤中に溶出したりする恐れがなくなり、安全仕様の吸引具とすることができる。チューブとしては、先端径を最小とし、異なる径のチューブを多段に接合して形成することもできる。この場合、前記金属ワイヤーは、各段に対し連続して1本のものを添設するのが好ましい。
本発明の医療用吸引管によれば、先端に開口部を備えた可撓性のチューブの内に、可塑性を有し、手で容易に曲げることの可能な金属ワイヤーを添設するので、繊細手術を行う医師の手で自由に曲率形状を定めてその先端を目的部位に誘導し、吸引又は注入できる。
チューブ径は、任意に細く形成できるので、細管内部にも誘導でき、各種施術に対応できる。
金属ワイヤーをチューブ側面に埋設する場合には、チューブ内径内に金属ワイヤーが配置されず、径の有効径が大となり、かつ使用金属による影響を無視できる。
吸引管の先端から所定の距離を置いて複数の目盛を設けておけば、施術者の腔孔内への案内、誘導時、重要な目安とすることができ、安全、確実に適格な吸引処理をすることができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1〜図3は、チューブ長が比較的短く、径を一様に作った場合の実施形態を示す。図4は、チューブ長を比較的長く、チューブ径を変えて多段とした実施形態を示す。
図1に示すように、本発明の医療用吸引管1は、熱可塑性シリコンチューブ2の中に、可塑性を有する金属製ワイヤー3を添設して成る。添設方式は、図2に示すように金属ワイヤー3をチューブ側面内に埋設している。金属ワイヤー3の材質は、ステンレスとする。チューブ2の先端から手前にかけて3cm、4cm、5cmの位置には、黒、赤、黒の3本の目盛線G1、G2、G3が設けられている。チューブ2の先端には開口部を有し、これが吸引孔4として重要な構成要素となる。
前記チューブ2の内径をD1とし、厚みをdとするとき、金属ワイヤー3の直径Φは、厚みdより小とすることができる。具体的には、内径D1を0.3〜1mm、厚みdを0.3〜1mm、金属ワイヤー3の直径Φを0.2〜0.8mm等とすることができる。
前記チューブ2の先端には直径D1の吸引孔4が開口され、根元側には図示しない注射器等の吸引器具5に結合されるジョイントカップ6が接続されている。前記金属ワイヤー3の埋設位置は、吸引孔4の手前αまでとする。寸法αは1〜7mmが適切で、3〜5mmがより好ましい。腔孔内誘導時に、金属ワイヤー3の先端で人体に傷を付ける恐れがないようにするためである。埋設した金属ワイヤー3は、チューブ先端に近寄る性質があるので、この寸法αは、余裕のある寸法とする。
以上の構成により、本発明の吸引管1は、図3で示すように、手で容易に曲げることができ、かつその形状を維持することができる。
従って、施術者は、施術の目的部位に対し、腔孔形状に応じて吸引管1の形状を定め、その先端を涙嚢等目的位置へ案内することができ、吸引器具5を用いてチューブ2の内部を負圧とし、方向7に向けて血液や膿等不要の液を吸出すことができる。吸引器具5を注射器とし、方向7とは反対に同一部位に消毒剤等の薬液を注入することも勿論できる。
また、本発明の吸引管1には、目盛線G1、G2、G3が設けられているので、チューブ2の腔内での侵入度合いを外から見ることができ、正確、適切な案内、誘導処理を行うことができる。
図4に示す吸引管8は、径の異なる2種のチューブ9、10を用いて2段に形成し、両チューブ9、10に対し1本の金属ワイヤー11を添設したものである。チューブ9の内径をD1とするとき、手元方向のチューブ10の内径はそれより大とすることができ、チューブ全長が長くとも、少ない負圧力で吸引処理することができる。このようにして、チューブ全長を長くすることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計的変更を加えることができ、各種態様で実施できる。
本発明の実施形態に係る医療用吸引管の側面図である。 図1のF2−F2線に沿って示す拡大断面図である。 図1に示す医療用吸引具の使用例を示す説明図である。 本発明の医療用吸引管の他の実施形態を示す側面図である。
符号の説明
1、8 吸引管
2、9、10 チューブ
3、11 金属製ワイヤー
4 吸引孔
5 吸引器具
6 ジョイントカップ
7 吸引方向
G1、G3 黒い目盛線
G2 赤い目盛線

Claims (5)

  1. 先端に開口部を備えた可撓性チューブに、可塑性を有し手で容易に折曲げ可能で、変形自在の金属ワイヤーを添設して成ることを特徴とする医療用吸引管。
  2. 前記チューブは樹脂製で、前記金属ワイヤーは、前記樹脂中に埋設されることを特徴とする請求項1に記載の医療用吸引管。
  3. 前記金属ワイヤーは、前記チューブの先端から、少なくとも2mm以上離れた位置まで埋設されることを特徴とする請求項2に記載の医療用吸引管。
  4. 前記チューブは、先端径を最小とし、異なる径のチューブを多段に接合して形成され、かつ前記金属ワイヤーは各段に対し連続して1本のものが添設されることを特徴とする医療用吸引管。
  5. 前記吸引管には、腔孔部の外に相当する位置の目安として先端から一定寸法の位置に複数の目盛が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療用吸引管。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101954145A (zh) * 2010-09-27 2011-01-26 王涛 可弯曲的一次性医用吸引器头
JP2014213124A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 朝日インテック株式会社 カテーテルチューブ及びカテーテル
JP2016539716A (ja) * 2013-12-10 2016-12-22 アプライド・メディカル・テクノロジー・インコーポレーテッド ブライドルカテーテル

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