JP2015156106A - 広告配信サーバ、端末装置、広告配信方法、広告配信プログラム、及び広告受信プログラム - Google Patents
広告配信サーバ、端末装置、広告配信方法、広告配信プログラム、及び広告受信プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】
広告配信サーバ10は、広告DB121と、広告データの配信先毎に、広告データを配信した配信回数を記憶するフリークエンシーDB122と、広告データの配信リクエストを受け付けるリクエスト受付手段131と、受け付けられた配信リクエストに対応し、かつ、配信回数が最大値未満の広告データを選定して配信する広告配信手段132と、広告データが配信された際に、配信回数を更新する回数更新手段133と、配信リクエストが受け付けられると、当該配信リクエストに対する広告データの配信先からの他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制するロック手段134と、を備える。
【選択図】図1
Description
この特許文献1に記載の装置は、同一ユーザに対して、同じ広告や同じカテゴリの広告が連続して表示されるのを回避するために、広告を表示させた後、所定の第一時間は同一の広告の配信を許容しないように制御している。
一方、ウェブ上で配信される広告として、例えば、クリック課金型広告等では、同一ユーザに対して広告表示回数を制限する必要がある。この場合、広告制御装置は、各広告に対して、ユーザ毎に当該広告が配信された回数(フリークエンシー値)と、所定期間において配信可能な最大値(フリークエンシー最大値)とを記憶したフリークエンシーデータベース(フリークエンシーDB)を備える構成とすればよい。
これによれば、広告制御装置は、ユーザから広告の配信リクエストを受け付けると、配信リクエストに対応し、かつ、フリークエンシー値がフリークエンシー最大値未満の広告を選定して配信する。これにより、フリークエンシー値がフリークエンシー最大値を超過することを抑制できる。
このため、ほぼ同一タイミングで複数の配信リクエストが同一の端末装置等から送信され、最初の配信リクエストに対する広告データの配信により配信回数が最大値に達するような場合に、他の配信リクエストに対する広告データが選定されて配信されることを防止できる。これにより、配信回数(フリークエンシー値)の最大値超過を確実に防止できる。
図1は、本実施形態の広告配信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の広告配信システム1は、ウェブ上で広告をユーザに配信するシステムである。
図1に示すように、本実施形態の広告配信システム1は、広告配信サーバ10と、広告配信サーバ10に対してネットワーク(例えばインターネット等のWAN(Wide Area Network))を介して通信可能に接続された端末装置20とを備えている。
ここで、端末装置20は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等であり、ユーザに所持されて使用される。
広告データは、例えばコンテンツ用ウェブサーバ(図示略)が提供するウェブページ内に表示する広告であり、ウェブページのHTMLファイル内に本発明の配信リクエストとなるURLを含めておく態様が考えられる。この場合、広告配信サーバ10は、端末装置20から配信リクエストを受け付ける。
また、他の態様として、コンテンツ用ウェブサーバと広告配信サーバ10とを例えばインターネット等の通信手段により接続し、端末装置20からコンテンツ用ウェブサーバへのページリクエストを基に、前記通信手段経由でコンテンツ用ウェブサーバが広告配信サーバ10に配信リクエストを送信する。そして、広告配信サーバ10は、当該配信リクエストに応じた広告データをコンテンツ用ウェブサーバに返し、コンテンツ用ウェブサーバは当該広告データの広告をウェブページに組み込み、端末装置20に提供する。この場合、広告配信サーバ10は、コンテンツ用ウェブサーバから配信リクエストを受け付ける。
なお、以下では、一例として、前者の態様についての詳細を説明する。
広告配信サーバ10は、1つまたは複数のコンピュータにより構成され、サーバ通信部11、サーバ記憶部12、及びサーバ制御部13等を含んで構成されている。
サーバ通信部11は、例えばLAN等を介して端末装置20が接続されるネットワークに接続されており、端末装置20と通信する。
サーバ記憶部12は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記憶装置である。
広告ID(表1における「広告A」、「広告B」、「広告C」…)は、広告データを識別する識別データであり、広告データに記録された広告IDと同様である。
フリークエンシー値は、広告IDにより特定される広告が、端末IDにて特定された端末装置20に、所定時間内に配信された配信回数である。広告配信サーバ10からの広告データが端末装置20に送信されると、当該端末装置20に対応したフリークエンシー値に「1」が加算される。なお、このフリークエンシー値は、前記所定時間が経過した時点でリセットされる(「0」に設定される)。
フリークエンシー値の最大値は、例えば、広告主により設定される値であり、所定期間内(例えば1日、1時間等)において、広告データを配信できる最大値となる。
なお、フリークエンシーDB122は、表1に示される構成に限定されない。
例えば、フリークエンシー値の最大値は、どの端末装置20でも同じ値であれば、端末IDに対応付けられていなくても、表2に示されるように、広告IDに対応付けられていればよい。
広告配信手段132は、受け付けられた配信リクエストに基づいて、広告データを選定して端末装置20に配信する。
回数更新手段133は、広告配信手段132により広告データが配信された際に、フリークエンシーDB122のフリークエンシー値を更新する。
ロック手段134は、配信リクエストが受け付けられると、当該配信リクエストに対する広告データの配信先からの他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制する。また、ロック手段134は、所定のロック解除条件に該当すると、前記他の配信リクエストに対する広告データの選定を許可する。
なお、各機能構成の詳細な説明については後述する。
次に、上述のような広告配信システム1における広告配信方法について、図面に基づいて説明する。
図2、図3は、本実施形態における広告配信方法を示すフローチャートである。
本実施形態の広告配信システム1では、端末装置20から広告配信に関する配信リクエストが広告配信サーバ10に送信されると、広告配信サーバ10のリクエスト受付手段131は、その配信リクエストを受信する(ステップS1(リクエスト受付ステップ))。
この際、リクエスト受付手段131は、配信リクエストを送信した端末装置20から、端末IDも同時に受信する。
そして、広告配信手段132は、(最大値)−(フリークエンシー値)の値が所定値(例えば、本実施形態では「1」)以下となる広告データがあるか否かを判定する(ステップS4)。つまり、所定期間における広告の残り配信回数が1以下である広告データがあるか否かを判定する。なお、所定値は、「1」に限定されず、「2」や「3」であってもよい。
すなわち、所定値は、配信リクエストを受け付けてから当該配信リクエストに対する広告データを配信してフリークエンシー値を更新するまでの間(更新時間)に、同一の端末装置20から送信される他の配信リクエストの想定される最大値に基づいて設定される。なお、本実施形態では、ダブルクリック等により、前記更新時間に他の配信リクエストが1つ送信されることを想定している。このため、前記最大値を「1」と想定し、所定値を「1」に設定している。
また、ステップS4において、「No」と判定された場合、及びステップS5の処理の後、広告配信手段132は、取得した配信リクエストの内容(クエリ)に基づいて、広告DB121から広告データを読み込み、クエリに対応した広告データを選定する(ステップS6)。
このステップS6では、広告配信手段132は、配信リクエストのクエリに対応し、かつ、フリークエンシー値が最大値に達していない広告データを選定する。
この際、広告配信手段132は、例えば広告DB121等に記憶された広告主の予算や広告配信先の条件等を参照し、配信リクエストの要求元である端末装置20が配信先として適切かどうかを検証して広告配信の可否を判定する。
なお、サーバ記憶部12に、端末装置20のユーザの属性に関するユーザデータ等を例えば端末IDと関連付けて記憶しておくことで、端末装置20が配信先として適切か否かを判定することが可能となる。また、広告配信回数に応じた金額が、広告主の予算を超える広告データは、配信不可として判定される。
さらに、広告配信手段132は、配信リクエストのクエリに対応した広告データを、例えば配信回数やユーザデータ等に基づいてランキング(ソート)し、ランキング上位の広告データを配信対象の広告データをして選定する。なお、このステップS6の広告データの選定処理では、通常200msの時間を要する。
このステップS9の後、及びステップS7において「No」と判定された場合、ロック手段134は、ステップS2で識別された端末IDに対するロックフラグを「0」にする。すなわち、端末IDのリードロックが解除されてアンロック状態となる(ステップS10)。
なお、ロック手段134は、ロックフラグが「1」の状態、すなわち、ロック状態が、所定時間以上になった場合、ロックフラグを「0」にして、リードロックを解除する。
[本実施形態の作用効果]
これによれば、ほぼ同一タイミングで複数の配信リクエストが同一の端末装置20から送信され、最初の配信リクエストに対する広告データの配信によりフリークエンシー値が最大値に達するような場合に、他の配信リクエストに対する広告データが選定されて配信されることを防止できる。これにより、フリークエンシー値の最大値超過を確実に防止できる。
これによれば、残り配信回数が所定値以下となる広告データがなく、フリークエンシー値が最大値を超過する可能性が低い場合には、受信した配信リクエストのすべてに対して広告データが配信されるため、広告データの配信機会が減少することを抑制できる。
これによれば、前記他の配信リクエストに対する広告データの選定が規制されている時間を最短にできるため、広告データの配信機会が減少することを抑制できる。
これによれば、受け付けられた配信リクエストに対する広告データの選定の結果、配信する広告データがなく、配信が行われないような場合に、規制した前記他の配信リクエストに対する広告データの選定を再開できる。
これによれば、例えば、受け付けられた配信リクエストに対する広告データの配信処理が途中で停止してしまい、フリークエンシーDB122が更新されないような場合でも、前記他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制した時間が所定時間以上になると、当該選定を再開できる。このため、当該選定が規制された状態が継続され、広告データの配信が実行されなくなる不都合を回避できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
上記実施形態では、配信先を示すデータとして、端末装置20を識別する端末IDを示したが、これに限定されない。例えば、配信先となる個々のユーザ毎に割り振られた識別データ(例えばユーザ登録時に登録されるユーザID等)であってもよい。このようなユーザIDを用いる場合では、複数の端末装置20であっても、それぞれ同一のユーザIDを用いて広告データの配信リクエストを送信すると、同一の配信先として判定される。したがって、略同一タイミングで複数の端末装置20から同一のユーザIDを含む配信リクエストが送信された場合でも、2つ目以降の配信リクエストに対してリードロックが掛けられることになる。
上記実施形態では、端末ID単位でロックを掛ける処理を実施した。つまり、ロック手段134は、同一の端末IDに対して配信リクエストを受け付けないようにロック処理を実施した。これに対して、広告データ単位でロック状態を制御してもよい。例えば、ロック手段134は、フリークエンシー値が最大値−1となる広告データのみをリードロックし、その他の広告データに対して読み込み可能などとしてもよい。
つまり、上記実施形態のステップS5では、ロック手段134は、端末IDに対して配信リクエストの受け付けを制御するようにロック制御を行った。これに対して、ロック手段134は、残り配信回数が1回である広告データに対して、次回以降の同一端末IDの配信リクエストがあった際に読み込みができないようにリードロックを掛ける。この場合、ステップS3において、Yesと判定された場合、ステップS6の処理を実施させる。この際、フリークエンシー値が最大値−1となっている広告データは、リードロックが掛かっているため、読み込みができずに選択されない。
このような処理でも、上記実施形態と同様、フリークエンシー値が最大値を超える不都合を防止できる。
上記実施形態では、フリークエンシー値が最大値−1となった場合(残り配信回数が1以下である場合)に、ロック手段134によるロック制御を行ったが、これに限定されない。
例えば、配信リクエストを受け付けてた際、フリークエンシー値に依らずに配信リクエストの受付をロックする(上記変形例2では広告データをリードロックする)構成及び処理としてもよい。
上記実施形態において、ロック解除のタイミングとしてフリークエンシーDB122が更新された後としたが、これに限定されない。例えば、ステップS6の広告データの選定時において、フリークエンシー値が「最大値−1」となっている広告データが、ランキング外と判定された時点で、ロックを解除してもよい。
上記実施形態では、広告配信サーバ10が配信リクエストを受信した際、受信した配信リクエストの要求元の端末IDに対してリードロックが掛っている場合(ステップS3における「Yes」)、当該配信リクエストに対する広告データの配信処理を終了していた。これに対して、リードロックが解除された後に、当該配信リクエストを受け付けて、広告データの配信処理を行ってもよい。
上記実施形態では、S4において、広告配信手段132は、残り配信回数が所定値以下の広告データがあるか否かを判定していたが、これに限定されない。すなわち、広告配信手段132は、残り配信回数が0の広告データを除き、当該残り配信回数が所定値以下の広告データがあるか否かを判定してもよい。
上記実施形態では、受け付けられた配信リクエストに対する広告データのフリークエンシー値の判定は、広告配信サーバ10で行われていたが、端末装置で行ってもよい。
この場合、端末装置20Aは、図4に示すように、端末通信部21、表示部22、入力部23、端末記憶部24、端末制御部25等を含んで構成されている。
端末記憶部24は、フリークエンシーDB241を備えている。すなわち、端末記憶部24は、本発明の配信回数記憶手段として機能する。また、端末記憶部24には、端末装置20Aの動作を制御するための各種プログラムや各種データが記録されている。
フリークエンシーDB241は、本発明の配信関連データであり、各広告に対するフリークエンシー値、及びそのフリークエンシー値の最大値が記録されている。ここで、フリークエンシー値は、端末装置20Aが広告データを受信した受信回数である。
端末制御部25は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路により構成され、端末記憶部24等に記憶されている広告受信プログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。そして、端末制御部25は、上記各種処理を実行することで、リクエスト受付手段251、広告要求手段252、広告受信手段253、回数更新手段254、ロック手段255等として機能する。
広告配信サーバは、端末装置20Aから広告データの配信要求を受信すると、広告DBから対応する広告データを読み込んで、端末装置20Aに送信する。
そして、端末装置20Aの広告受信手段253が広告配信サーバから広告データを受信すると、回数更新手段254は、フリークエンシーDB241の受信回数を更新し、ロック手段255は、他の配信リクエストに対する広告データの選定を許可する。
これによれば、ほぼ同一タイミングで複数の配信リクエストがあり、最初の配信リクエストに対する広告データの受信によりフリークエンシー値が最大値に達するような場合に、他の配信リクエストに対する広告データが選定されて受信されることを防止できる。これにより、フリークエンシー値の最大値超過を確実に防止できる。
Claims (9)
- 広告データを記憶する広告記憶手段と、
前記広告データの配信先毎に、前記広告データを配信した配信回数を記憶する配信回数記憶手段と、
前記広告データの配信リクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
受け付けられた配信リクエストに対応し、かつ、前記配信回数が最大値未満の広告データを選定して配信する広告配信手段と、
前記広告データが配信された際に、前記配信回数を更新する回数更新手段と、
配信リクエストが受け付けられると、当該配信リクエストに対する広告データの配信先からの他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制するロック手段と、を備えた
ことを特徴とする広告配信サーバ。 - 請求項1に記載の広告配信サーバにおいて、
前記ロック手段は、受け付けられた配信リクエストに対する広告データの配信先において、前記最大値から前記配信回数を引いた残り配信回数が所定値以下の広告データがある場合、前記他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制する
ことを特徴とする広告配信サーバ。 - 請求項1または請求項2に記載の広告配信サーバにおいて、
前記ロック手段は、前記回数更新手段による前記配信回数の更新が終了すると、前記他の配信リクエストに対する広告データの選定を許可する
ことを特徴とする広告配信サーバ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の広告配信サーバにおいて、
前記ロック手段は、受け付けられた配信リクエストに対する広告データの配信が行われない場合、前記他の配信リクエストに対する広告データの選定を許可する
ことを特徴とする広告配信サーバ。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の広告配信サーバにおいて、
前記ロック手段は、前記他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制した時間が所定時間以上になった場合、前記他の配信リクエストに対する広告データの配信を許可する
ことを特徴とする広告配信サーバ。 - 広告データを受信した受信回数を記憶する配信回数記憶手段と、
前記広告データの配信リクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
受け付けられた配信リクエストに対応し、かつ、前記受信回数が最大値未満の広告データを選定し、選定した広告データの配信を広告配信サーバに要求する広告要求手段と、
前記広告配信サーバから前記広告データを受信する広告受信手段と、
前記広告データが受信された際に、前記受信回数を更新する回数更新手段と、
配信リクエストが受け付けられると、他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制するロック手段と、を備えた
ことを特徴とする端末装置。 - 広告データを記憶する広告記憶手段と、前記広告データの配信先毎に、前記広告データを配信した配信回数を記憶する配信回数記憶手段と、を備えた広告配信サーバの広告配信方法であって、
前記広告データの配信リクエストを受け付けるリクエスト受付ステップと、
受け付けられた配信リクエストに対応し、かつ、前記配信回数が最大値未満の広告データを選定して配信する広告配信ステップと、
前記広告データが配信された際に、前記配信回数を更新する回数更新ステップと、
配信リクエストが受け付けられると、当該配信リクエストに対する広告データの配信先からの他の配信リクエストに対する広告データの選定を規制する規制ステップと、を備えた
ことを特徴とする広告配信方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項5のいずれかに記載した広告配信サーバとして機能させる
ことを特徴とする広告配信プログラム。 - コンピュータを、請求項6に記載した端末装置として機能させる
ことを特徴とする広告受信プログラム。
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