JP2009064076A - 有料道路向け広告配信システムおよび広告配信方法 - Google Patents

有料道路向け広告配信システムおよび広告配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の属性データに基づいて広告を配信する。
【解決手段】広告データに配信指定情報を付加して配信する上位ノード1と、この上位ノード1にネットワークを介して接続され、有料道路の料金所毎に設置されており、料金の収受情報を処理する料金所データ処理装置31と、料金所データ処理装置31に接続され、有料道路を通行する車両が料金所において通過するゲート毎に設置された車線機器33と、からなり、車線機器33が、上位ノードから配信された広告データおよび配信指定情報を記憶し、車両が料金所のゲートを通過する際にETCカードまたは通行券に記録された利用者情報を読取り、この利用者情報と記憶されている広告データの配信指定情報とを比較して広告データを選択的に配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、有料道路の利用者に対して広告を配信する有料道路向け広告配信システムおよび広告配信方法に関する。
広告を配信する技術としては、広告の配信時間や配信地域をインデックスとして広告データに付加することで、バスやタクシーなどの交通機関向けに場所と時間を指定して広告を配信し、受信した車両の機器において走行中の場所を判定して、条件に一致する広告を乗客に提供するシステムが知られている(例えば特許文献1・2参照)。
特開2001−338216号公報 特開2002−288525号公報
しかしながら、上記の技術は、車両内の乗客に対して一律に広告を流すにとどまっていた。すなわち、各乗客の属性データ、例えば乗車地点、乗車券の種別(業務・レジャー等)などを考慮しておらず、本来広告の配信が不要な乗客に対しても配信を行い、広告の配信が効率的でないという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、利用者の属性データに基づいて広告を配信する有料道路向け広告配信システムおよび広告配信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る有料道路向け広告配信システムは、有料道路の利用者に配信する広告データを作成し、この広告データに配信指定情報を付加して配信する上位ノードと、この上位ノードにネットワークを介して接続され、かつ、前記有料道路の料金所毎に設置されており、前記上位ノードから前記広告データおよび前記配信指定情報の配信を受ける料金所データ処理装置と、この料金所データ処理装置に接続され、前記料金所において前記利用者の車両が通過するゲート毎に設置された車線機器と、からなり、前記車線機器が、前記料金所データ処理装置に配信された前記広告データおよび前記配信指定情報を取得し、記憶する広告情報記憶手段と、前記車両が前記ゲートを通過する際にETCカードまたは通行券から利用者情報を読取る利用者情報読取手段と、前記読取られた利用者情報を前記広告情報記憶手段に記憶された配信指定情報と比較し、前記利用者が前記広告データの配信対象か否かを判定する配信対象判定手段と、前記判定の結果が配信対象である場合に、前記広告データを前記広告情報記憶手段から抽出して前記利用者に配信する広告データ配信手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る有料道路向け広告配信方法は、有料道路の利用者に配信する広告データを作成し、この広告データに配信指定情報を付加して配信する上位ノードが、ネットワークを介して接続された複数の料金所データ処理装置へ前記広告データおよび前記配信指定情報を配信する第1の広告データ配信ステップと、この第1の広告データ配信ステップにおいて配信された前記広告データおよび前記配信指定情報を、前記料金所データ処理装置に接続され、前記有料道路の料金所のゲート毎に設置された車線機器内の記憶媒体に記憶する広告データ記憶ステップと、前記車線機器が、前記利用者の車両が通過する際にETCカードまたは通行券に記録された利用者情報を読取る利用者情報読取ステップと、前記車線機器が、前記利用者情報読取ステップにおいて読取られた利用者情報を、前記広告データ記憶ステップにおいて記憶媒体に記憶された広告データの配信指定情報と比較し、前記利用者が前記広告データの配信対象か否かを判定する配信対象判定ステップと、前記配信対象判定ステップにおける判定の結果が配信対象である場合に、前記車線機器が、前記広告データを前記記憶媒体から抽出して前記利用者に配信する第2の広告データ配信ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、有料道路の利用者の属性データに基づいて広告を配信する有料道路向け広告配信システムおよび広告配信方法が提供される。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る有料道路向け広告配信システムの全体構成例を示すブロック図である。同図において、有料道路向け広告配信システムは、本部システム1を最上位ノード、支部システム2を中間ノード、料金所システム3を最下位ノードとしてネットワーク接続された三階層のシステムである。尚、これらのシステムは、通行料金の収受情報の管理などのために構築されている既存の情報通信網を用いたものとする。
本部システム1は、本部データ処理装置11および広告マスタ12から構成され、複数の下位ノード(支部システム2)のデータを収集・管理するコンピュータシステムである。
本部データ処理装置11は、広告マスタ12に接続され、本部システム1において各種データを処理するコンピュータである。図2は、本部データ処理装置11の構成例を示すブロック図である。同図において、本部データ処理装置11は、制御部11A、広告データ作成部11B、および広告データ配信部11Cを備えている。
制御部11Aは、本部データ処理装置11の各部の制御を行う中央処理装置(CPU)である。
広告データ作成部11Bは、単一若しくは複数の広告データのフォーマットを作成すると共に、広告データをファイル形式で広告マスタ12に記憶するプログラムである。また、広告データ作成部11Bは、広告データの配信を指定する情報(以下、「配信指定情報」という。)を広告データと関連付けて広告マスタ12に記憶する。
広告データ配信部11Cは、ネットワークを介して接続された複数の支部システム2へ広告データをTCP/IPによって所定の周期で配信する。尚、広告データの配信においては、パラメータとして配信指定情報が付加される。
図3は、広告マスタ12に記憶される広告データのフォーマットを説明する図である。同図において、広告データは、広告本文のテキストデータ、画像データ(例えばビットマップイメージ)、およびカーナビゲーション装置で利用可能な経度・緯度情報若しくは住所など広告主の店舗等の位置情報からなるデータ群である。また、図4は、パラメータに含まれる配信指定情報の具体例を示す図である。ここでは、広告を一意に特定する広告ID、配信対象となるカード種別や入口インターチェンジの識別子、配信指定車種、配信指定曜日、配信指定時間、割引種別などがパラメータに含まれている。
支部システム2は、支部データ処理装置21および支部データベース22を備えており、ネットワークを介して接続された複数の下位ノード(料金所システム3)のデータを収集・管理するコンピュータシステムである。
支部データ処理装置21は、本部データ処理装置11、支部データベース22、および料金所システム3に接続され、支部システム2において各種データを処理するコンピュータである。図5は、支部データ処理装置21の構成例を示すブロック図である。同図において、支部データ処理装置21は、制御部21A、通信部21B、およびデータベース管理部21Cを備えている。
制御部21Aは、支部データ処理装置21の各部を制御する中央処理装置(CPU)である。
通信部21Bは、本部システム1および料金所システム3とTCP/IPによって通信を行うプログラムである。
データベース管理部21Cは、本部システム1から所定の周期で配信される広告データおよび配信指定情報(以下、併せて「広告情報」という。)をそれぞれ所定のフォーマットに変換して支部データベース22へ記憶すると共に、料金所システム3へ配信するプログラムである。
また、データベース管理部21Cは、料金所システム3における広告の配信情報(例えば、配信した広告ID、配信回数、料金所IDなど)を取得し、この配信情報に基づいて支部データベース22内の配信記録を更新すると共に、その更新情報を本部システム1に出力してデータリンクを行う。
支部データベース22は、支部システム2において各種データの更新・検索に用いられるデータベースである。図6は、支部データベース22の構成例を示すブロック図である。同図において、支部データベース22は、広告情報を記憶する広告情報管理テーブル22A、料金所毎の広告データの配信回数を記憶する配信情報管理テーブル22Bを備えている。図7は、配信情報管理テーブル22Bに記憶される項目の具体例を示す図である。このテーブルを参照することにより、各料金所における広告の配信状況を把握することができる。
料金所システム3は、料金所データ処理装置31、料金所データベース32、ETC車線機器33、および一般車線機器34を備えたコンピュータシステムである。
料金所データ処理装置31は、支部データ処理装置21、料金所データベース32、ETC車線機器33、および一般車線機器34に接続され、料金所システム3において各種データを処理するコンピュータである。図8は、料金所データ処理装置31の構成例を示すブロック図である。同図において、料金所データ処理装置31は、制御部31A、通信部31B、およびデータベース管理部31Cを備えている。
制御部31Aは、料金所データ処理装置31の各部を制御する中央処理装置(CPU)である。
通信部31Bは、支部システム2とTCP/IPによって通信を行うプログラムである。
データベース管理部31Cは、支部システム2から配信される広告情報を料金所データベース32に記憶して管理するプログラムである。また、データベース管理部31Cは、車線機器における広告データの配信情報が取得された場合、その配信情報で料金所データベース32内の配信記録を更新する。更に、データベース管理部31Cは、料金所データベース32内の広告の配信情報を更新した場合、その更新情報を支部システム2に出力し、対応するテーブルとデータリンクを行う。
料金所データベース32は、料金所システム3において各種データの更新・検索に用いられるデータベースである。図9は、料金所データベース32の構成例を示すブロック図である。同図において、料金所データベース32は、広告情報を記憶する広告情報管理テーブル32A、広告の配信情報を記憶する配信情報管理テーブル32Bを備えている。各テーブルの記憶内容は料金所データ処理装置31によって管理され、支部システム2内の対応するテーブルとデータリンクされている。
ETC車線機器33は、ETCゲート毎に設置され、ETCゲート内において車両に搭載されているETC通信装置(ETC車載器)と情報交換を行う機器群である。ここでは、ETC車線端末331およびETC通信装置332を備えている。
図10は、ETC車線端末331の構成例を示すブロック図である。同図において、ETC車線端末331は、制御部331A、通信部331B、配信対象判定部331C、および記憶部331Dを備えている。
制御部331Aは、ETC車線端末331の各部を制御する中央処理装置(CPU)である。
通信部331Bは、料金所データ処理装置31およびETC通信装置332と通信を行うプログラムである。
配信対象判定部331Cは、ETC通信装置332で取得された利用者に係る情報(以下、「利用者情報」という。)と記憶部331Dに記憶された広告の配信指定情報を比較し、通行車両の搭乗者が広告の配信対象か否かを判定するプログラムである。図11は、ETC車線機器33において取得される利用者情報の項目の具体例を示す図である。ここでは、ETCカードの会社コード、ブランドコード、有料道路の入出口となったインターチェンジ、車種コードなど各種の情報が利用者情報として取得されることが示されている。
記憶部331Dは、料金所データベース32に記憶される広告情報(広告データおよび配信指定情報)の全部若しくは一部を記憶する装置である。すなわち、配信指定情報のみを記憶し、広告データに関しては料金所データベース32における格納先だけ記憶するとしても良い。
ETC通信装置332は、ETC車載器と無線通信を行ってETCカードに記録されている各種の情報を利用者情報として取得し、ETC車線端末331へ出力する装置である。また、ETC通信装置332は、ETC車線端末331からの制御に基づいて広告データをETC車載器へ配信する。図12は、広告配信方法の具体例を示す図である。ここでは、ETC通信装置332から無線で配信された広告データがETC車載器に接続されたカーナビゲーション装置において画像と音声によって出力されている。
一般車線機器34は、一般ゲート毎に設置され、ETC車載器を有さない車両の通行の際、通行券によって情報交換を行う機器群である。ここでは、一般車線端末341、通行券読取装置342、料金収受装置343、および利用証明書発行装置344によって構成されている。
図13は、一般車線端末341の構成例を示すブロック図である。同図において、一般車線端末341は、制御部341A、通信部341B、配信対象判定部341C、および記憶部341Dを備えている。
制御部341Aは、一般車線端末341の各部を制御する中央処理装置(CPU)である。
通信部341Bは、料金所データ処理装置31、通行券読取装置342、料金収受装置343、および利用証明書発行装置344との通信を行う装置である。
配信対象判定部341Cは、通行券読取装置342および料金収受装置343で取得された利用者情報と記憶部341Dに記憶された配信指定情報とを比較し、通行車両の搭乗者が広告の配信対象か否かを判定するプログラムである。図14は、一般車線機器34において取得される利用者情報の具体例を示す図である。同図において、一般車線機器34において取得される利用者情報は、通行券自体から取得される情報、出口IC料金所で係員などによって入力される情報、およびカードによる通行料金の支払い時に取得される情報を含んでいる。
記憶部341Dは、料金所データベース32に記憶される広告情報(広告データおよび配信指定情報)の全部若しくは一部を記憶する装置である。すなわち、配信指定情報のみを記憶し、広告データに関しては料金所データベース32における格納先だけ記憶するとしても良い。
通行券読取装置342は、有料道路の通行券に記録されている各種の情報を読取り、その情報を利用者情報として一般車線端末341に出力する装置である。
料金収受装置343は、通行券の情報に基づいて算出される通行料金を現金若しくは支払い用のカード(例えばクレジットカードやETCカードなど)により収受し、この収受の際に取得される情報を利用者情報として一般車線端末341に出力する装置である。
利用証明書発行装置344は、料金収受装置343での通行料金の支払い完了時に利用証明書(領収書)を発行する装置である。図15は、利用証明書の具体例を示す図である。尚、ここでは、割引情報と割引特典用のバーコードが印字されているが、QRコード(Quick Response Code)を印字し、携帯電話から広告主のWEBサイトにアクセス可能としても良い。
図16および図17は、車両が料金所のETC用ゲートを通過する際にETC車線機器33で行われる広告配信処理の具体例を示すフローチャートである。
S1601において、制御部331Aは、ETC通信装置332を介して取得された利用者情報(属性データ)を配信対象判定部331Cに出力し、S1602へ進む。
S1602において、配信対象判定部331Cは、記憶部331Dから配信指定情報を取得し、広告配信における会社コードの指定の有無を判定する。ここで、配信指定情報の中に会社コードの指定が有ると判定された場合は、S1603へ進む。これに対し、会社コードの指定が無いと判定された場合には、S1604へ進む。
S1603において、配信対象判定部331Cは、利用者情報に含まれる会社コードが配信指定情報で指定される会社コードと一致するか否かを判定する。ここで、会社コードが一致しないと判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、会社コードが一致すると判定された場合には、S1604へ進む。
S1604において、配信対象判定部331Cは、広告配信におけるブランドコードの指定の有無を判定する。ここで、配信指定情報の中にブランドコードの指定が有ると判定された場合は、S1605へ進む。これに対し、ブランドコードの指定が無い場合には、S1606へ進む。
S1605において、配信対象判定部331Cは、利用者情報に含まれるブランドコードが配信指定情報で指定されるブランドコードと一致するか否かを判定する。ここで、ブランドコードが一致しないと判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、ブランドコードが一致すると判定された場合には、S1606へ進む。
S1606において、配信対象判定部331Cは、広告配信における曜日・祝日の指定の有無を判定する。ここで、配信指定情報の中に曜日・祝日の指定が有ると判定された場合は、S1607へ進む。これに対し、曜日・祝日の指定が無い場合には、S1608へ進む。
S1607において、配信対象判定部331Cは、利用者情報に含まれる曜日・祝日が配信指定情報で指定される曜日・祝日と一致するか否かを判定する。例えば、広告の配信条件が“日曜日”の場合に、出口IC通過時の曜日が日曜日であるか否かを判定する。ここで、利用者情報に含まれる曜日・祝日が一致しないと判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、曜日・祝日が一致すると判定された場合には、S1608へ進む。
S1608において、配信対象判定部331Cは、広告配信における車種の指定の有無を判定する。ここで、配信指定情報の中に車種の指定が有ると判定された場合は、S1609へ進む。これに対し、車種の指定が無い場合には、S1610へ進む。
S1609において、配信対象判定部331Cは、利用者情報に含まれる車種が配信指定情報で指定される車種に一致するか否かを判定する。ここで、車種が一致しないと判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、車種が一致すると判定された場合には、S1610へ進む。
S1610において、配信対象判定部331Cは、広告配信における割引種別の指定の有無を判定する。ここで、広告の配信条件として割引種別の指定が有ると判定された場合は、S1611へ進む。これに対し、割引種別の指定が無い場合には、S1612へ進む。
S1611において、配信対象判定部331Cは、利用者情報に含まれる割引種別が配信指定情報で指定される割引種別に一致するか否かを判定する。ここで、割引種別が一致しないと判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、割引種別が一致すると判定された場合には、S1612へ進む。
S1612において、配信対象判定部331Cは、広告配信における入口インターチェンジの指定の有無を判定する。ここで、広告の配信条件として入口インターチェンジの指定が有ると判定された場合は、S1613へ進む。これに対し、入口インターチェンジの指定が無い場合には、S1614へ進む。
S1613において、配信対象判定部331Cは、利用者情報に含まれる入口インターチェンジが配信指定情報で指定される入口インターチェンジと一致するか否かを判定する。例えば、東名高速自動車道における広告データの配信対象を“川崎ICから海老名ICの区間内からの利用者”とする配信指定情報がある場合に、利用者が実際に通過した入口インターチェンジが対象区間内のインターチェンジか否かが判定される。ここで、入口インターチェンジが一致しないと判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、入口インターチェンジが一致すると判定された場合には、S1614へ進む。
S1614において、配信対象判定部331Cは、広告配信における通行料金の指定の有無を判定する。ここで、配信指定情報の中に通行料金の指定が有ると判定された場合は、S1615へ進む。これに対し、通行料金の指定が無い場合には、S1616へ進む。
S1615において、配信対象判定部331Cは、利用者情報に基づき請求される通行料金と配信指定情報で指定される通行料金を比較し、指定条件に該当するか否かを判定する。例えば、遠方からの利用者をガソリン代の割引対象とする広告が有る場合、通行料金が所定の額を超えるか否かが判定される。ここで、通行料金が指定条件に該当しないと判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、通行料金が指定条件に該当すると判定された場合には、S1616へ進む。
S1616において、配信対象判定部331Cは、広告配信における配信回数の指定の有無を判定する。ここで、配信指定情報の中に配信回数の指定が有ると判定された場合は、S1617へ進む。これに対し、配信回数の指定が無い場合には、S1618へ進む。
S1617において、配信対象判定部331Cは、料金所データ処理装置31を介して配信情報管理テーブル32Bに記録されている配信回数および最大配信回数を取得し、配信回数が最大配信回数を超えるか否かを判定する。ここで、配信回数が最大配信回数以上と判定された場合には、広告の配信対象外であるので処理を終了する。これに対し、配信回数が最大配信回数未満と判定された場合には、S1618へ進む。
S1618において、配信対象判定部331Cは、配信回数を1加算して料金所データ処理装置31へ出力し、配信情報管理テーブル32Bを更新させ、S1619へ進む。
S1619において、広告データ配信部331Dは、出口インターチェンジの情報や課金情報などを含む通常の通信電文に広告データを付加してETC車載器へ配信する。そして、ETC車載器側では広告データがデコードされ、文字、映像、および音声によって広告が出力される。尚、広告の配信においては、広告に関する位置情報を含めると好適である。この場合、カーナビゲーション装置において位置情報が解析され、目的地までの誘導を行うことが容易となる。
図18は、出口ICにおいて車両が料金所の一般用ゲートを通過する際の利用者情報取得処理の具体例を示すフローチャートである。
S1801において、配信対象判定部331Cは、通行券読取装置342において読取られた通行券の情報を利用者情報として取得し、S1802へ進む。
S1802において、配信対象判定部331Cは、料金収受装置343において通行料金の収受の際に取得される各種の情報(例えば、車種、割引種別など)を利用者情報に追加し、S1803へ進む。
S1803において、配信対象判定部331Cは、料金収受装置343での通行料金の支払い方法が、カード払いであるか否かを判定する。ここで、カード払いの場合には、S1804へ進む。これに対し、カード払いでない場合は、処理を終了する。
S1804において、配信対象判定部331Cは、支払い用のカードから会社コード、ブランドコード、有効期限などの情報を取得して利用者情報に加え、処理を終了する。
上記処理により取得された利用者情報は、配信対象判定部341Cにおいて配信指定情報と比較され、通行車両の搭乗者が広告の配信対象か否かの判定がなされる。尚、通行券より取得された利用者情報に基づく広告配信処理は、広告の配信方法が各ゲートで出力される利用証明書に広告内容を印書する以外は図16および図17と同様のため説明を省略する。
また、ETCの場合と同様に、利用証明書には、広告本文の他に画像や広告主の位置情報を含めると好適である。例えば、二次元バーコードなどを印字することで、携帯電話の画面に地図を表示させることが可能である。
このように、通行時に取得される利用者情報(属性データ)を解析することによって広告の配信対象を選別することが可能となる。また、配信回数を管理するテーブルを設けることで、各料金所における広告の配信状況を把握し、広告効果の測定および広告料金管理に役立てることが可能となる。更に、本システムは、有料道路における既存の情報通信網において利用者情報の取得機能並びに利用者情報と配信指定情報の比較機能を追加することにより低コストで実装可能な利点を有する。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。更に、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。例えば、上記実施形態における有料道路向け広告配信システムは三階層で構成されているが、既存の情報通信網の階層数に応じて増減可能である。また、車線機器の各々において広告の配信対象か否かを判定しているが、料金所データ処理装置31において並列的に行うとしても良い。
本発明の一実施形態に係る有料道路向け広告配信システムの全体構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る本部データ処理装置の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る広告データのフォーマットを説明する図。 本発明の一実施形態に係るパラメータに含まれる配信指定情報の具体例を示す図。 本発明の一実施形態に係る支部データ処理装置の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る支部データベースの構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る配信情報管理テーブルのフォーマットを説明する図。 本発明の一実施形態に係る料金所データ処理装置の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る料金所データベースの構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るETC車線端末の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る出口料金所での取得情報の具体例を示す図。 本発明の一実施形態に係る広告配信方法の具体例を示す図。 本発明の一実施形態に係る一般車線端末の構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る出口料金所での取得情報の具体例を示す図。 本発明の一実施形態に係る利用証明書の具体例を示す図。 本発明の一実施形態に係る広告配信処理の具体例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る広告配信処理の具体例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る利用者情報取得処理の具体例を示すフローチャート。
符号の説明
1…本部システム、2…支部システム、3…料金所システム、
11…本部データ処理装置、12…広告マスタ、
21…支部データ処理装置、22…支部データベース、
31…料金所データ処理装置、32…料金所データベース、
33…ETC車線機器、34…一般車線機器、
331…ETC車線端末、332…ETC通信装置、
341…一般車線端末、342…通行券読取装置、
343…料金収受装置、344…利用証明書発行装置。

Claims (5)

  1. 有料道路の利用者に配信する広告データを作成し、この広告データに配信指定情報を付加して配信する上位ノードと、
    この上位ノードにネットワークを介して接続され、かつ、前記有料道路の料金所毎に設置されており、前記上位ノードから前記広告データおよび前記配信指定情報の配信を受ける料金所データ処理装置と、
    この料金所データ処理装置に接続され、前記料金所において前記利用者の車両が通過するゲート毎に設置された車線機器と、
    からなり、
    前記車線機器が、
    前記料金所データ処理装置に配信された前記広告データおよび前記配信指定情報を取得し、記憶する広告情報記憶手段と、
    前記車両が前記ゲートを通過する際にETCカードまたは通行券から利用者情報を読取る利用者情報読取手段と、
    前記読取られた利用者情報を前記広告情報記憶手段に記憶された配信指定情報と比較し、前記利用者が前記広告データの配信対象か否かを判定する配信対象判定手段と、
    前記判定の結果が配信対象である場合に、前記広告データを前記広告情報記憶手段から抽出して前記利用者に配信する広告データ配信手段と、
    を有することを特徴とする有料道路向け広告配信システム。
  2. 前記広告データ配信手段が、文字データ、画像データ、および音声データの何れかまたはこれらの組合せによって前記広告データを配信することを特徴とする請求項1に記載された有料道路向け広告配信システム。
  3. 前記料金所データ処理装置が、前記広告データ配信手段による前記広告データの配信回数を累計し、累計された結果を前記上位ノードに出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された有料道路向け広告配信システム。
  4. 有料道路の利用者に配信する広告データを作成し、この広告データに配信指定情報を付加して配信する上位ノードが、ネットワークを介して接続された複数の料金所データ処理装置へ前記広告データおよび前記配信指定情報を配信する第1の広告データ配信ステップと、
    この第1の広告データ配信ステップにおいて配信された前記広告データおよび前記配信指定情報を、前記料金所データ処理装置に接続され、前記有料道路の料金所のゲート毎に設置された車線機器内の記憶媒体に記憶する広告データ記憶ステップと、
    前記車線機器が、前記利用者の車両が通過する際にETCカードまたは通行券に記録された利用者情報を読取る利用者情報読取ステップと、
    前記車線機器が、前記利用者情報読取ステップにおいて読取られた利用者情報を、前記広告データ記憶ステップにおいて記憶媒体に記憶された広告データの配信指定情報と比較し、前記利用者が前記広告データの配信対象か否かを判定する配信対象判定ステップと、
    前記配信対象判定ステップにおける判定の結果が配信対象である場合に、前記車線機器が、前記広告データを前記記憶媒体から抽出して前記利用者に配信する第2の広告データ配信ステップと、
    を有することを特徴とする有料道路向け広告配信方法。
  5. 前記料金所データ処理装置が、前記広告データ配信ステップにおける前記広告データの配信回数を累計する配信回数累計ステップと、
    前記料金所データ処理装置が、前記配信回数累計ステップにおける累計された配信回数を前記上位ノードに出力する配信回数出力ステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項4に記載された有料道路向け広告配信方法。
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