JP5931940B2 - 配信制御装置、広告配信システム、及び広告配信方法 - Google Patents
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Description
この特許文献1に記載の装置は、同一のユーザに対して同じ広告や同じカテゴリの広告が連続して表示されるのを回避するために、同一の広告を表示させた後、所定の第一時間は同一の広告の配信を許容しないように制御している。
しかしながら、データセンター間のデータ同期には、一定の時間(例えば10ms以上)を要する。したがって、例えば略同一タイミングで同一ユーザから複数のリクエストを受信した場合に、ロードバランサからそれぞれ異なるデータセンターにリクエストが送信される場合がある。この場合、リクエストを受けた1つのデータセンターから広告が配信されて、フリークエンシーDBの同期を終了する前に、他のデータセンターからも広告が配信される可能性がある。この場合、フリークエンシー値の最大値を超えて広告が配信されてしまうという課題がある。
図1は、本実施形態の広告配信システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の広告配信システム1は、本発明の配信制御装置であるロードバランサ10と、ロードバランサ10に対して通信可能に接続された本発明のデータサーバであるデータセンター20(20A,20B)と、ロードバランサ10に対してネットワーク(例えばインターネット等のWAN(Wide Area Network))を介して通信可能に接続された端末装置30とを備えている。
ここで、ロードバランサ10及びデータセンター20は、ロードバランサ10及び端末装置30と同様に例えばインターネット等のネットワークを介して接続されていてもよく、専用線等により接続されていてもよい。また、同一拠点内にロードバランサ10及びデータセンター20が配置されている場合では、例えば有線等によって直接接続されていてもよい。
ここで、広告データは、例えばコンテンツ用ウェブサーバ(図示略)が提供するウェブページ内に表示する広告であり、ウェブページのHTMLファイル内に本発明の配信リクエストとなるURLを含めておく態様が考えられる。この場合、ロードバランサ10は、端末装置30から配信リクエストを受け付ける。
また、他の態様として、コンテンツ用ウェブサーバとロードバランサ10とを例えばインターネット等の通信手段により接続し、端末装置30からコンテンツ用ウェブサーバへのページリクエストを基に、前記通信手段経由でコンテンツ用ウェブサーバがロードバランサ10に配信リクエストを送信する。そして、ロードバランサ10は、当該配信リクエストに応じてデータセンター20から取得した広告データをコンテンツ用ウェブサーバに返し、コンテンツ用ウェブサーバは当該広告データの広告をウェブページに組み込み、端末装置30に提供する。この場合、ロードバランサ10は、コンテンツ用ウェブサーバから配信リクエストを受け付ける。
なお、以下では、一例として、前者の態様についての詳細を説明する。
図2は、ロードバランサの概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ロードバランサ10は、コンピュータにより構成され、第一通信部11、第二通信部12、記憶部13、及び制御部14等を含んで構成されている。
第一通信部11は、例えばLAN等を介して端末装置30が接続されるネットワークに接続されており、端末装置30と通信する。
第二通信部12は、例えば専用線等を介してデータセンター20と通信する。
記憶部13は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。この記憶部13には、ロードバランサ10を制御するための各種プログラムや各種データが記憶されている。
リクエスト時刻取得手段142は、リクエスト取得手段141により配信リクエストが取得された時刻(リクエスト時刻)を取得する。すなわち、制御部14は、内部クロック(システムクロック又はハードウェアクロック)により現在時刻を計時し、当該現在時刻は第一通信部11から取得されるUTC (Universal Time Coordinated)となるように設定されている。リクエスト時刻取得手段142は、リクエスト取得手段141により配信リクエストを受け付けた際の内部クロックの時刻をリクエスト時刻として取得する。
広告転送手段144は、データセンター20から送信された広告データを、配信リクエストを送信した端末装置30に転送する。
なお、以上の制御部14の各機能構成についての詳細な説明は後述する。
図3は、データセンター20の概略構成を示すブロック図である。
データセンター20は、コンピュータにより構成され、図3に示すように、センター通信部21、センター記憶部22、及びセンター制御部23等を含んで構成されている。
センター通信部21は、例えば専用線等を介してロードバランサ10や、他のデータセンター20と通信する。
センター記憶部22は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。
広告ID(表1における「広告A」、「広告B」、「広告C」…)は、広告データを識別するためのデータであり、広告データに記録された広告IDと同様である。
フリークエンシー値は、広告IDにより特定される広告が、端末IDにて特定された端末装置30に、所定時間内に配信された回数である。データセンター20からの広告データが端末装置30に送信されると、当該端末装置30に対応したフリークエンシー値に「1」が加算される。なお、このフリークエンシー値は、前記所定時間が経過した時点でリセットされる(「0」に設定される)。
フリークエンシー値の最大値は、例えば、広告主により設定される値であり、所定期間内(例えば1日、1時間等)において、広告データを配信できる最大値となる。
なお、上記表1は、フリークエンシーDBの一例であり、このような形態のデータベースに限定されない。例えば、配信先(端末ID等)毎に、広告IDと、フリークエンシー値と、最大値とが記録されていてもよい。また、広告ID、または配信先に対して、フリークエンシー値の最大値が予め設定されている場合では、フリークエンシーDB内に最大値が記録されていなくてもよい。
広告配信手段232は、取得した配信リクエストに基づいて、広告DB221から端末装置30に送信する広告データを抽出して配信する。
回数更新手段233は、広告配信手段232により広告データが配信された際に、フリークエンシーDB222の配信回数を更新する。
ロック手段234は、配信リクエストが取得された際に、その配信リクエトを送信した端末装置30に対して広告データが配信されるまでの間、同一の端末装置30から送信された他の配信リクエストに対する広告データの配信を制限する。
同期手段235は、所定の同期期間において、他のデータセンター20との間で、フリークエンシーDB222を同期させる同期処理を実施する。
なお、各機能構成の詳細な説明については後述する。
次に、上述のような広告配信システム1における広告配信方法(配信制御方法について、図面に基づいて説明する。
図4は、本実施形態における広告配信方法を示すフローチャートである。
本実施形態の広告配信システム1では、端末装置30から広告配信に関する配信リクエストがロードバランサ10に送信されると、ロードバランサ10のリクエスト取得手段141は、その配信リクエストを取得する(ステップS1)。
この際、リクエスト取得手段141は、配信リクエストを送信した端末装置30から、端末IDも同時に取得する。
具体的には、センター選択手段143は、下記表2に示すように、配信リクエストの送信先を選択する。
ステップS4において、「Yes」と判定された場合(データセンター20A又はデータセンター20Bが選択されている場合)は、選択されたデータセンター20に対して配信リクエスト及び端末IDを送信する(ステップS5)。
また、ステップS4において、「No」と判定された場合は、配信リクエストの送信は実施しない。つまり、時刻秒数が25秒から29秒までの間、及び55秒から59秒までの間では、データセンター20間で、フリークエンシーDB222の同期処理が実施される。このため、ロードバランサ10は、この同期処理が実施される同期期間(25〜29秒、55〜59秒)の間に配信リクエストを受信した場合は、配信リクエストの送信処理を実施しない。
なお、同期処理の詳細は後述する。
そして、広告配信手段232は、取得した端末IDを識別する(ステップS7)。また、広告配信手段232は、取得した端末IDに対して、配信リクエストの受付規制(リードロック)が掛かっているか否かを判定する(ステップS8)。なお、本実施形態では、端末IDに対してロックフラグを設定し、当該ロックフラグが「1」の場合にロック状態、当該ロックフラグが「0」の時にアンロック状態とする。ステップS8では、広告配信手段232は、ロックフラグが「1」であるか否かを判定する。
そして、広告配信手段232は、(最大値)−(フリークエンシー値)の値が所定値(例えば、本実施形態では「1」)以下となる広告データがあるか否かを判定する(ステップS9)。つまり、所定期間における広告の残り配信回数が1以下である広告データがあるか否かを判定する。
また、ステップS9において、「No」と判定された場合、及びステップS10の処理の後、広告配信手段232は、取得した配信リクエストの内容(クエリ)に基づいて、広告DB221から広告データを読み込み、クエリに対応した広告データを選定する(ステップS11)。
このステップS11では、広告配信手段232は、配信リクエストのクエリに対応し、かつ、フリークエンシー値が最大値に達していない広告データを抽出する。
この際、広告配信手段232は、例えば広告DB221等に記録された広告主の予算や広告配信先の条件等を参照し、配信リクエストの要求元である端末装置30が配信先として適切かどうかを検証して広告配信の可否を判定する。
なお、各データセンター20のセンター記憶部22に、端末装置30のユーザの属性に関するユーザデータ等を例えば端末IDと関連付けて記憶しておくことで、端末装置30が配信先として適切か否かを判定することが可能となる。また、広告配信回数に応じた金額が、広告主の予算を超える広告データは、配信不可として判定される。
さらに、広告配信手段232は、抽出された広告データを、例えば配信回数やユーザデータ等に基づいてランキング(ソート)し、ランキング上位の広告データを配信対象の広告データをして選定する。なお、このステップS11の広告データの選定処理では、通常200msの時間を有する。
このステップS14の後、及びステップS12において「No」と判定された場合、ロック手段234は、ステップS7で識別された端末IDに対するロックフラグを「0」にする。すなわち、端末IDのリードロックが解除されてアンロック状態となる(ステップS15)。
ステップS15で「Yes」と判定された場合は、広告転送手段144は、取得した端末IDに対応する端末装置30に取得した広告データを送信する(ステップS17)。
上述したように、ステップS3において、リクエスト時刻が25〜29秒、55〜59秒である場合、センター選択手段143は、いずれのデータセンター20をも配信リクエストの送信先に選択しない。この期間は、本発明の更新期間であり、データセンター間でフリークエンシーDB222の同期処理が実施される。
例えば、表2の例では、データセンター20Aの同期手段235は、現在時刻が25〜29秒になると、データセンター20Bに対してフリークエンシーDB222を送信する。データセンター20Bの同期手段235は、データセンター20AからフリークエンシーDB222を受信すると、センター記憶部22に記憶されたフリークエンシーDB222を受信したデータに置き換える(更新する)。
同様に、データセンター20Bの同期手段235は、現在時刻が55〜59秒になると、データセンター20Aに対してフリークエンシーDB222を送信し、データセンター20Aの同期手段235は受信したフリークエンシーDB222により、既存のデータを更新する。
また、フリークエンシーDB222に加えて、広告DB221の同期も同時に実施してもよい。
本実施形態における広告配信システム1におけるロードバランサ10は、リクエスト取得手段141により端末装置30から配信リクエストを取得すると、リクエスト時刻取得手段142により、配信リクエストを受信したリクエスト時刻を取得する。そして、センター選択手段143は、リクエスト時刻に基づいて、複数のデータセンター20のうち、広告データを配信させるデータセンター20を選択して、選択したデータセンター20に配信リクエストを送信する。
また、配信リクエストの送信先となったデータセンター20は、リクエスト受付手段231により配信リクエストを受信すると、広告配信手段232は、その配信リクエストに対応した広告データを選定してロードバランサ10を介して端末装置30に送信する。
上記のようなロードバランサ10及び広告配信システム1では、ほぼ同一タイミングで同一の端末装置30から配信リクエストが送信された場合に、ロードバランサ10から異なるデータセンター20に配信リクエストが送信されず、1つのデータセンター20に配信リクエストを送信することになる。このため、データセンター20間でフリークエンシーDB222の同期が取られる前に同一の広告データが送信されることがなく、フリークエンシー値が最大値を超過してしまう不都合を回避できる。
例えば、リクエスト時刻の時分数でデータセンター20を選択すると、1つのデータセンター20に負荷が集中する。これに対して、秒数でデータセンター20を選択することで、データセンター20の付加を適度に分散させることができる。
また、本実施形態のように、データセンター20間の同期処理を時刻の秒数で設定することで、同期期間を短くでき、同期処理による広告配信処理の妨げを抑制できる。つまり、リクエスト時刻の分の値に基づいて、例えば0〜29分をデータセンター20Aの選択、29〜30分を同期期間、30〜59分をデータセンター20Bの選択、59〜00分を同期期間として設定すると、同期期間が1分と長くなり、この間に取得した配信リクエストに対して広告データを配信できなくなる。これに対して、秒数に基づいて同期期間を設定することで、例えば上記実施形態では、5秒の間のみ同期期間を設定すればよく、広告配信を妨げない。
このため、フリークエンシー値が最大値に達した広告データは配信対象とならず、フリークエンシー値が最大値を超えることがない。したがって、特定の広告データの掲示頻度が過剰に高くなる不都合を回避できる。
また、クリック課金型広告等においては、所定時間において広告の配信可能数が制限される。さらに、上記のように、ロードバランサ10により、リクエスト時刻によるデータセンター20の選択が実施されることで、フリークエンシー値の最大値超過も防止している。したがって、同一ユーザに対して同一の広告が複数回配信されることによる広告主の不利益をより確実に抑制できる。
これにより、全てのデータセンター20において、同じフリークエンシーDB222が共有されることになる。
このため、ほぼ同一タイミングで複数の配信リクエストが端末装置30からロードバランサ10に送信され、それらの複数の配信リクエストが同一のデータセンター20で受け付けられた場合に、フリークエンシーDB222が更新される前に、次に配信リクエストに対する広告配信処理がロックされることになり、フリークエンシー値が最大値を超える不都合を防止できる。特に、ステップS11における広告データの選定処理は処理負荷がかかるので処理時間として200msを要するが、本実施形態では、この間に他の配信リクエストが受け付けられた場合でも、その配信リクエストが受け付けられないため、当該他の配信リクエストの対する広告データの読み込みがロックされ、フリークエンシー値が最大値を超過する不都合を確実に回避できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
上記実施形態では、配信先を示すデータとして、端末装置30を識別する端末IDを示したが、これに限定されない。例えば、配信先となる個々のユーザ毎に割り振られた識別データ(例えばユーザ登録時に登録されるユーザID等)であってもよい。このようなユーザIDを用いる場合では、複数の端末装置30であっても、それぞれ同一のユーザIDを用いて広告配信リクエストを送信すると、同一の配信先として判定される。したがって、略同一タイミングで複数の端末装置30から同一のユーザIDを含む配信リクエストが送信された場合でも、2つ目以降の配信リクエストに対してリードロックが掛けられることになる。
上記実施形態では、データセンター20において、端末ID単位でロックを掛ける処理を実施した。つまり、ロック手段234は、同一の端末IDに対して配信リクエストを受け付けないようにロック処理を実施した。これに対して、広告データ単位でロック状態を制御してもよい。例えば、ロック手段234は、フリークエンシー値が(最大値−1)となる広告データのみをリードロックし、その他の広告データに対して読み込み可能などとしてもよい。
つまり、上記実施形態のステップS10では、ロック手段234は、端末IDに対して配信リクエストの受け付けを制御するようにロック制御を行った。これに対して、ロック手段234は、残り配信回数が1回である広告データに対して、次回以降の同一端末IDの配信リクエストがあった際に読み込みができないようにリードロックを掛ける。この場合、ステップS8において、Yesと判定された場合、ステップS11の処理を実施させる。この際、フリークエンシー値が最大値−1となっている広告データは、リードロックが掛かっているため、読み込みができずに選択されない。
このような処理でも、上記実施形態と同様、フリークエンシー値が最大値を超える不都合を防止できる。
上記実施形態では、データセンター20の広告配信手段232は、ロードバランサ10を介して端末装置30に広告データを配信したが、例えばデータセンター20からネットワークを介して直接端末装置30に広告データが配信されてもよい。
上記実施形態では、フリークエンシー値が最大値−1なった場合(残り配信回数が1以下である場合)に、ロック手段234によるロック制御を行ったが、これに限定されない。
例えば、配信リクエストを受け付けてから、当該配信リクエストに対応した広告データが配信されてフリークエンシーDB222が更新されるまでの間、フリークエンシー値に限らず配信リクエストの受付をロックする(上記変形例2では広告データのリードロックする)構成及び処理としてもよい。
上記実施形態では、センター選択手段143は、リクエスト時刻の秒数に基づいて、データセンター20の選択を実施したが、これに限定されない。
例えば、リクエスト時刻の分や時の値に基づいてデータセンターを選択してもよい。この場合、広告配信期間の切り替わり時に例えば5秒間の同期期間を設定する等してもよい。例えば、分の値が奇数(1分、3分、5分・・・)では、データセンター20Aを選択し、分の値が偶数(2分、4分、6分・・・)では、データセンター20Bを選択する。
この際、各分の0秒から5秒までの間を同期期間として、データセンター20間での同期処理を実施し、各データセンター20において、当該期間において受信した配信リクエストは、同期処理後に広告配信処理を実施してもよい。
上記実施形態では、ロードバランサ10は、同期期間内に配信リクエストを取得した場合、当該配信リクエストをデータセンター20に送信しなかったが、これに限定されない。例えば、ロードバランサ10は、取得した配信リクエストを同期期間終了まで保持し、広告配信期間になった際に、データセンター20を選択して配信リクエストを送信してもよい。この場合、端末装置30において広告の提示機会が失われることがなく、より適正な広告配信を実施できる。
上記実施形態において、ロック解除のタイミングとしてフリークエンシーDB222が更新された後としたが、これに限定されない。例えば、配信リクエストを受け付けた後、予め設定された時間が経過した後に、ロック状態が続いている場合にロックを解除してもよい。
また、ステップS11の広告データの選定時において、フリークエンシー値が(最大値−1)となっている広告データが、ランキング外と判定された時点で、ロックを解除してもよい。
上記実施形態では、データセンター20は、所定端末IDの端末装置30からの配信リクエストを受信した際に、その配信リクエストに対する広告データが配信されてフリークエンシーDB222が更新されるまでの間、当該端末IDに対する広告データのリードをロックしたが、これに限定されない。
例えば、データセンター20は、上記のような端末ID毎にロック制御を実施しない従来のデータセンター(例えば、上述した特許文献1の装置)を用いてもよい。この場合でも、ロードバランサ10のセンター選択手段143により、配信リクエストを送信するデータセンターの選択を実施することで、複数のデータセンターに対して配信リクエストが送信されることによるフリークエンシー値の超過は防止することができる。
Claims (8)
- 広告データと広告データを配信した配信回数とを記憶し、前記広告データを配信した際に前記配信回数を更新する複数のデータサーバのうち、前記広告データを配信させる前記データサーバを選択する配信制御装置であって、
当該配信制御装置に通信可能に接続された端末装置から前記広告データの配信リクエストを取得するリクエスト取得手段と、
前記配信リクエストが取得されたリクエスト時刻を取得するリクエスト時刻取得手段と、
前記リクエスト時刻に基づいて前記複数のデータサーバから前記広告データを配信させるデータサーバを選択し、かつ選択された前記データサーバに前記配信リクエストを送信するサーバ選択手段と、
現在時刻が予め設定された更新期間である場合に、他の前記データサーバとの間で、前記配信回数の同期処理を実施する同期手段と、を備え、
前記サーバ選択手段は、前記リクエスト時刻が予め設定された更新期間である場合に、前記データサーバを選択せず、前記更新期間の終了時点から次に設定された更新期間の開始時点までの間の広告配信期間において、前記データサーバを選択する
ことを特徴とする配信制御装置。 - 請求項1に記載の配信制御装置において、
前記サーバ選択手段は、前記リクエスト時刻における末尾秒数に基づいて前記データサーバを選択する
ことを特徴とする配信制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の配信制御装置において、
前記サーバ選択手段は、前記リクエスト時刻が第1の前記広告配信期間に属する場合、前記複数のデータサーバのうち第1のデータサーバを選択し、前記リクエスト時刻が、前記第1の広告配信期間の次の前記広告配信期間である第2の広告配信期間に属する場合、前記第1のデータサーバとは異なる第2のデータサーバを選択し、
前記更新期間は、前記第1の広告配信期間及び前記第2の広告配信期間の間に設けられる
ことを特徴とする配信制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の配信制御装置と、前記配信制御装置に通信可能に接続され、前記広告データを記憶する複数のデータサーバと、を具備した配信システムであって、
前記データサーバは、
前記広告データを記憶する広告記憶手段と、
前記配信制御装置から前記配信リクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
受け付けた前記配信リクエストに対応した前記広告データを抽出して配信する広告配信手段と、を備え、
複数の前記データサーバ間で前記広告データが定期的に同期されている
ことを特徴とする広告配信システム。 - 請求項4に記載の広告配信システムにおいて、
前記データサーバは、
前記広告データを配信した配信回数を記憶する配信回数記憶手段と、
前記広告データが配信された際に、前記配信回数を更新する回数更新手段と、を備え、
前記広告配信手段は、前記配信回数が所定の最大値未満の前記広告データを抽出する
ことを特徴とする広告配信システム。 - 請求項5に記載の広告配信システムにおいて、
前記データサーバは、
前記配信リクエストが受け付けられると、当該配信リクエストに対する広告データの配信先からの他の配信リクエストに対する前記広告データの配信を規制するロック手段を備えている
ことを特徴とする広告配信システム。 - データサーバと配信制御装置とが通信可能に接続された配信制御システムであって、
前記配信制御装置は、
当該配信制御装置に通信可能に接続された端末装置から広告データの配信リクエストを取得するリクエスト取得手段と、
前記配信リクエストが取得されたリクエスト時刻を取得するリクエスト時刻取得手段と、
前記リクエスト時刻に基づいて複数の前記データサーバから前記広告データを配信させるデータサーバを選択し、かつ選択された前記データサーバに前記配信リクエストを送信するサーバ選択手段と、を備え、
前記データサーバは、
前記広告データを記憶する広告記憶手段と、
前記配信制御装置から前記配信リクエストを受け付けるリクエスト受付手段と、
受け付けた前記配信リクエストに対応した前記広告データを抽出して配信する広告配信手段と、
前記広告データを配信した配信回数を記憶する配信回数記憶手段と、
前記広告データが配信された際に、前記配信回数を更新する回数更新手段と、
現在時刻が予め設定された更新期間である場合に、他の前記データサーバとの間で、前記配信回数の同期処理を実施する同期手段と、を備え、
複数の前記データサーバ間で前記広告データが定期的に同期されており、
前記サーバ選択手段は、前記リクエスト時刻が前記更新期間である場合に、前記データサーバを選択せず、前記更新期間の終了時点から次に設定された更新期間の開始時点までの間の広告配信期間において、前記データサーバを選択し、
前記広告配信手段は、前記配信回数が所定の最大値未満の前記広告データを抽出する
ことを特徴とする広告配信システム。 - コンピュータにより、広告データと広告データを配信した配信回数とを記憶し、前記広告データを配信した際に前記配信回数を更新する複数のデータサーバから前記広告データを配信させる前記データサーバを選択する配信制御方法であって、
前記コンピュータは、
通信接続された端末装置から前記広告データの配信リクエストを取得し、
前記配信リクエストを取得したリクエスト時刻を取得し、
現在時刻が予め設定された更新期間である場合に、他の前記データサーバとの間で、前記配信回数の同期処理を実施し、
前記リクエスト時刻に基づいて、前記リクエスト時刻が予め設定された更新期間である場合に、前記データサーバを選択せず、前記更新期間の終了時点から次に設定された更新期間の開始時点までの間の広告配信期間において、前記複数のデータサーバから前記広告データを配信させるデータサーバを選択し、かつ選択された前記データサーバに前記配信リクエストを送信する
ことを特徴とする広告配信方法。
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