JP4997950B2 - ネットワーク管理システム、ネットワーク管理プログラムおよびネットワーク管理方法 - Google Patents

ネットワーク管理システム、ネットワーク管理プログラムおよびネットワーク管理方法 Download PDF

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Description

この発明は、検索処理を効率的に行うネットワーク管理システム、ネットワーク管理プログラムおよびネットワーク管理方法に関する。
複数のユーザから多数の検索条件を受け付けた際、それぞれの検索条件を用いて一回ずつ検索するのではなく、まとめることができる検索条件についてはまとめ、一括で検索する技術が考案されている。
例えば、特許文献1では、SGML(Standard Generalized Mark-up Language)による記述などによって階層構造を持つ複数の文書ファイルに対する検索処理に係る手法が開示されている。すなわち、階層の段階を示す項目名と、その項目名が示す文章中に含まれるキーワードとの組み合わせによる検索条件を受け付け、その検索条件を満たす文書ファイルを探し出す際に、複数のユーザから受け付けた多数の検索条件を効率良く処理する手法が開示されている。具体的には、検索条件の項目名をその項目名より下位の階層にある項目名で新たに項目名とし、その項目名とキーワードとの組み合わせによる検索条件を作成した上で重複した検索条件を一つにまとめることで、多数の検索条件を効率良く処理している。
また、例えば、特許文献2では、検索条件が同じものについては統合して、同じ内容の検索処理が複数回実行されないようにする手法が開示されている。すなわち、予約検索とは、新規の情報が逐次追加される情報検索システムにおいて、予め端末が検索条件を受け付け、新規の情報が追加される毎に受け付けた検索条件を用いて検索を実施するものであるが、この予約検索において、予め受け付けた検索条件のうち検索条件が同じものについては統合して、同じ内容の検索処理が複数回実行されないようにするという手法が開示されている。
さらに、以下に詳述するネットワーク管理システムにおいても、システムを構成する情報収集装置は、複数のユーザから多数の検索条件を受け付けた際、まとめることができる検索条件についてはまとめ、一括で検索するという検索処理を実現していた。
具体的には、このネットワーク管理システムは、図22に示すように、検索の対象となる情報を記憶する情報管理装置10a1〜10anと、ユーザの指示にしたがって各種処理を実行する要求端末20a1〜20amと、検索条件に合った情報を情報管理装置10a1〜10anから検索する情報収集装置30a1〜30akと、情報収集装置30a1〜30akの検索処理負荷を分散する負荷分散装置40とから構成される。
このネットワーク管理システムにおいて、要求端末20axは、ユーザによって入力部から検索条件を受け付けると、検索条件を負荷分散装置40に送信する。
そして、負荷分散装置40は、要求端末20axから検索条件を受信すると、情報収集装置30a1〜30ak全体で検索処理負荷が均等にかかるように送信先の情報収集装置30axを選択し、選択した情報収集装置30axに検索条件を送信する。つまり、負荷分散装置40は、情報収集装置30a1〜30ak全体における検索条件の受信回数が長期にわたって偏りがでないように、情報収集装置30a1〜30akに検索条件を均等に送信する。
そして、情報収集装置30axは、負荷分散装置40から検索条件を受信すると、検索条件に基づいて情報管理装置10axにアクセスし、検索条件に合った情報である検索対象情報を読み込んで負荷分散装置40に送信する。さらに、負荷分散装置40は、情報収集装置30axから検索対象情報を受信すると、検索対象情報に対応する検索条件の送信先である要求端末20axに検索対象情報を送信する。最後に、要求端末20axは、負荷分散装置40から検索対象情報を受信すると、表示部に所定の画面を生成することでユーザの要求に応える。
特開平11−120190号公報 特開平6−325093号公報
ところで、上記したネットワーク管理システムでは、検索処理が非効率であるという課題がある。つまり、負荷分散装置は、検索条件を均等に送信することで一つ一つの情報収集装置の検索処理負荷を軽減しているが、場合によっては複数の情報収集装置に跨って同一の検索条件を送信しており、その結果、複数の情報収集装置で重複した検索処理が行われているので、検索処理が非効率であるという課題がある。なお、上記した特許文献1や2に開示された検索処理を行ったとしても、検索処理を効率的に行うことはできない。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、検索処理を効率的に行うことが可能となるネットワーク管理システム、ネットワーク管理プログラムおよびネットワーク管理方法を提供することを目的とする。
開示の装置は、検索の対象となる情報である検索対象情報を記憶する情報管理装置と、前記検索対象情報を一意に識別する識別情報を出力して該当する前記検索対象情報を取得する要求端末と、前記識別情報を用いて前記情報管理装置から前記検索対象情報を収集する複数の情報収集装置と、前記識別情報および前記検索対象情報を前記要求端末と前記情報収集装置との間で中継する負荷分散装置とを有するネットワーク管理システムであって、前記情報収集装置から前記識別情報および前記検索対象情報を受信し、前記識別情報と前記検索対象情報とを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、前記情報収集装置は、前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応する検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記検索対象情報を前記共用記憶装置から読み出し、前記負荷分散装置に送信する共用記憶装置検索手段と、前記共用記憶装置検索手段による検索に際して前記検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記識別情報毎に、当該識別情報に対応した検索対象情報を記憶した情報管理装置を識別する管理装置識別情報と、当該情報収集装置自体が当該識別情報の検索対象情報を検索する際の複数の情報収集装置の代表であるか否かをオン及びオフで示す代表識別子とを対応付けて記憶する代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信する情報管理装置検索手段と、前記情報管理装置検索手段によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合には、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する記憶制御手段と、前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記代表識別子がオン状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を定期的に検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す定期検索手段と、前記情報管理装置検索手段によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求すると共に、前記定期検索手段によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する記憶要求手段とを有することを特徴とする。
また、開示の装置は、前記複数の情報収集装置の内、除外対象の情報収集装置は、当該情報収集装置が当該共用記憶装置に記憶した前記識別情報及び前記検索対象情報を削除するように前記共用記憶装置に要求する削除要求手段を有し、前記複数の情報収集装置の内、前記除外対象の情報収集装置以外の情報収集装置は、前記除外対象の情報収集装置が代表の前記識別情報を受信した場合、前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す前記情報管理装置検索手段と、前記情報管理装置検索手段によって読み出された前記検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する前記記憶要求手段と、前記情報管理装置検索手段によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する前記記憶制御手段とを有することを特徴とする。
また、開示の装置は、前記情報収集装置は、前記代表識別情報記憶手段によって記憶された識別情報について、前記負荷分散装置からの前記識別情報の受信状況を監視し、前記識別情報を用いた定期的な検索の必要性を判定する判定手段と、前記判定手段によって不必要と判定された識別情報を前記代表識別情報記憶手段から削除する識別情報管理手段と、前記判定手段によって不必要と判定された識別情報と前記識別情報に対応する検索対象情報とを削除するように前記共用記憶装置に要求する共用記憶装置管理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、開示の装置は、前記負荷分散装置は、現に前記識別情報を送信する対象となっている情報収集装置を一意に識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、前記装置識別情報記憶手段に対して前記装置識別情報を追加または削除する装置識別情報管理手段と、前記装置識別情報記憶手段によって記憶された装置識別情報にしたがって、前記識別情報を前記情報収集装置に振り分ける振り分け手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、開示の装置は、前記記憶要求手段は、前記情報管理装置検索手段によって読み出された検索対象情報を前記共用記憶装置とは異なる格納場所に格納するとともに、前記検索対象情報に対応する前記識別情報と前記格納場所を示すアドレス情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記識別情報と前記アドレス情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求し、前記共用記憶装置検索手段は、前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応するアドレス情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記アドレス情報が示す格納場所から前記検索対象情報を読み出して前記負荷分散装置に送信し、前記情報管理装置検索手段は、前記共用記憶装置検索手段による検索に際して前記アドレス情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信することを特徴とする。
また、開示のプログラムは、検索の対象となる情報である検索対象情報を記憶する情報管理装置と、前記検索対象情報を一意に識別する識別情報を出力して該当する前記検索対象情報を取得する要求端末と、前記識別情報を用いて前記情報管理装置から前記検索対象情報を収集する複数の情報収集装置と、前記識別情報および前記検索対象情報を前記要求端末と前記情報収集装置との間で中継する負荷分散装置とを有するネットワーク管理システムに用いられるネットワーク管理プログラムであって、前記ネットワーク管理システムは、前記情報収集装置から前記識別情報および前記検索対象情報を受信し、前記識別情報と前記検索対象情報とを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、前記情報収集装置としてのコンピュータに、前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応する検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記検索対象情報を前記共用記憶装置から読み出し、前記負荷分散装置に送信する共用記憶装置検索手順と、前記共用記憶装置検索手順による検索に際して前記検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記識別情報毎に、当該識別情報に対応した検索対象情報を記憶した情報管理装置を識別する管理装置識別情報と、当該情報収集装置自体が当該識別情報の検索対象情報を検索する際の複数の情報収集装置の代表であるか否かをオン及びオフで示す代表識別子とを対応付けて記憶する代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信する情報管理装置検索手順と、前記情報管理装置検索手順によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合には、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する記憶制御手順と、前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記代表識別子がオン状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を定期的に検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す定期検索手順と、前記情報管理装置検索手順によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求すると共に、前記定期検索手順によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する記憶要求手順とを含む処理プログラムを実行させることを特徴とする。
また、開示の方法は、検索の対象となる情報である検索対象情報を記憶する情報管理装置と、前記検索対象情報を一意に識別する識別情報を出力して該当する前記検索対象情報を取得する要求端末と、前記識別情報を用いて前記情報管理装置から前記検索対象情報を収集する複数の情報収集装置と、前記識別情報および前記検索対象情報を前記要求端末と前記情報収集装置との間で中継する負荷分散装置とを有するネットワーク管理システムに用いられるネットワーク管理方法であって、前記ネットワーク管理システムは、前記情報収集装置から前記識別情報および前記検索対象情報を受信し、前記識別情報と前記検索対象情報とを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、前記情報収集装置は、前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応する検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記検索対象情報を前記共用記憶装置から読み出し、前記負荷分散装置に送信する共用記憶装置検索工程と、前記共用記憶装置検索工程による検索に際して前記検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記識別情報毎に、当該識別情報に対応した検索対象情報を記憶した情報管理装置を識別する管理装置識別情報と、当該情報収集装置自体が当該識別情報の検索対象情報を検索する際の複数の情報収集装置の代表であるか否かをオン及びオフで示す代表識別子とを対応付けて記憶する代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信する情報管理装置検索工程と、前記情報管理装置検索工程によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合には、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する記憶制御工程と、前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記代表識別子がオン状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を定期的に検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す定期検索工程と、前記情報管理装置検索工程によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求すると共に、前記定期検索工程によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する記憶要求工程とを含むことを特徴とする。
開示の装置、プログラム及び方法によれば、情報収集装置から識別情報および検索対象情報を受信し、識別情報と検索対象情報とを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、情報収集装置は、負荷分散装置から受信した識別情報を用いて共用記憶装置を検索し、識別情報に対応する検索対象情報が共用記憶装置に記憶されている場合には、検索対象情報を共用記憶装置から読み出し、負荷分散装置に送信し、検索に際して検索対象情報が共用記憶装置に記憶されていない場合には、識別情報を用いて情報管理装置を検索して識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、負荷分散装置に送信し、読み出された検索対象情報と検索対象情報に対応する識別情報とを共用記憶装置に送信して、検索対象情報と識別情報とを対応付けて記憶するように共用記憶装置に要求するので、検索処理を効率的に行うことが可能となる。つまり、情報収集装置は、過去に行った検索の実績である検索履歴を共用記憶装置にて共有し、情報管理装置にアクセスする前に共用記憶装置をアクセスして検索することで検索の重複を防ぐことができるので、検索処理を効率的に行うことが可能となる。
また、開示の装置によれば、情報収集装置は、情報管理装置が検索される際に用いられた識別情報を代表として記憶し、記憶された識別情報を用いて定期的に情報管理装置を検索して識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、読み出した検索対象情報と検索対象情報に対応する識別情報とを共用記憶装置に送信して、検索対象情報と識別情報とを対応付けて記憶するように共用記憶装置に要求するので、検索処理をさらに効率的に行うことが可能となる。つまり、情報管理装置に最新の検索対象情報が次々に追加される場合において、情報収集装置は、所定の識別情報について代表となり、定期的に検索対象情報を先取りするとともに、その検索履歴を共用記憶装置にて共有し、情報管理装置にアクセスする前に共用記憶装置をアクセスして検索することで検索の重複を防ぐことができるので、検索処理をさらに効率的に行うことが可能となる。
また、開示の装置によれば、情報収集装置は、代表として記憶した識別情報について、負荷分散装置からの識別情報の受信状況を監視し、識別情報を用いた定期的な検索の必要性を判定し、不必要と判定された識別情報については削除し、当該識別情報と対応する検索対象情報とを削除するように共用記憶装置に要求するので、情報収集装置が共用記憶装置を検索する際の検索処理にかかる時間を短くすることが可能となる。つまり、共用記憶装置に格納される検索対象情報の増加を防ぐので、情報収集装置が共用記憶装置を検索する際の検索処理にかかる時間を短くすることが可能となる。
また、開示の装置によれば、負荷分散装置は、現に識別情報を送信する対象となっている情報収集装置を一意に識別する装置識別情報を記憶し、装置識別情報について追加または削除に係る操作をし、記憶した装置識別情報にしたがって、識別情報を情報収集装置に振り分けるので、誤動作を発生させずにネットワーク管理システムから情報収集装置を除外する、あるいは、ネットワーク管理システムに情報収集装置を新たに組み込むことが可能となる。
また、開示の装置によれば、情報収集装置は、読み出した検索対象情報を共用記憶装置とは異なる格納場所に格納するとともに、検索対象情報に対応する識別情報と格納場所を示すアドレス情報とを共用記憶装置に送信して、識別情報とアドレス情報とを対応付けて記憶するように共用記憶装置に要求し、負荷分散装置から受信した識別情報を用いて共用記憶装置を検索し、識別情報に対応するアドレス情報が共用記憶装置に記憶されている場合には、アドレス情報が示す格納場所から検索対象情報を読み出して負荷分散装置に送信し、検索に際してアドレス情報が共用記憶装置に記憶されていない場合には、識別情報を用いて情報管理装置を検索して識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、負荷分散装置に送信するので、共用記憶装置のリソースの圧迫を防ぐことが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るネットワーク管理システムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1に係るネットワーク管理システムの概要および特徴、実施例1に係るネットワーク管理システムにおける情報収集装置の構成および処理の流れ、実施例1の効果を順に説明し、引き続き、実施例2に係る情報収集装置の概要、実施例2に係る情報収集装置の構成および処理の流れ、実施例2の効果を順に説明し、引き続き、実施例3に係る情報収集装置の概要、実施例3に係る情報収集装置の構成および処理の流れ、実施例3の効果を順に説明し、引き続き、実施例4に係るネットワーク管理システムの概要、実施例4に係るネットワーク管理システムにおける負荷分散装置の構成、実施例4の効果を順に説明し、最後に他の実施例を説明する。
[用語の説明]
最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「検索対象情報ID(identification)(特許請求の範囲に記載の「識別情報」に対応する)」とは、データベースなどの記憶装置がデータを記憶する際に、一つ一つのデータに対応付ける情報であり、データベースなどの記憶装置は、ユニークな識別情報を対応付けることによって、複数のデータをそれぞれ識別する。
また、本実施例で用いる「データ(特許請求の範囲に記載の「検索対象情報」に対応する)」とは、交換機が一定時間毎に生成する種々の情報のかたまりであり、情報名、カウンタ値およびカウンタ値が取得された時刻を含む。ここで、カウンタ値とは、交換機内で一定時間毎に所定の現象が起こった積算回数であり、縦軸を「カウンタ値」とし、横軸を「カウンタ値が取得された時刻」とした2次元座標上に、カウンタ値を毎分プロットすることでグラフが生成される。
また、本実施例で用いる「情報管理装置(特許請求の範囲に記載の「情報管理装置」に対応する)」とは、多数のデータを検索対象情報IDと対応付けて記憶する記憶装置であり、データ(情報名、時刻およびカウンタ値)に対して、検索対象情報IDを対応付けて記憶する(例えば、図3参照)。なお、情報管理装置は、交換機から所定の時間毎に最新のデータをネットワークを介して受信し、同様に検索対象情報IDを対応付けて記憶する。
また、本実施例で用いる「要求端末(特許請求の範囲に記載の「要求端末」に対応する)」とは、ユーザの指示に従って各種処理を実行する情報処理装置であり、入力部から検索対象情報IDを受け付け、情報管理装置が記憶するデータのうちその検索対象情報IDが対応付けられたデータをネットワークを介して取得する。
また、本実施例で用いる「情報収集装置(特許請求の範囲に記載の「情報収集装置」に対応する)」とは、情報管理装置が記憶する多数のデータを検索して所定の検索対象情報IDに対応付けられたデータを読み出す情報処理装置であり、要求端末が受け付けた検索対象情報IDを所定の通信経路を経て受信すると、情報管理装置にアクセスしてこの検索対象情報IDに対応付けられたデータを読み出し、要求端末へ送信する(要求端末は、情報収集装置から直接にデータを受信するのではなく、所定の通信経路を経て受信する)。
また、本実施例で用いる「負荷分散装置(特許請求の範囲に記載の「負荷分散装置」に対応する)」とは、情報収集装置の処理負荷を軽減するために各種処理を実行する中継装置であり、負荷分散装置は、要求端末から受信した検索対象情報IDを情報収集装置に均等に振り分ける。また、負荷分散装置は、情報収集装置から受信したデータを、そのデータを要求した要求端末に送信する。
[実施例1に係るネットワーク管理システムの概要および特徴]
まず、図1や図2を用いて、実施例1に係るネットワーク管理システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るネットワーク管理システムの概要を説明するための図であり、図2は、実施例1に係るネットワーク管理システムの特徴を説明するための図である。
実施例1に係るネットワーク管理システムの概要を説明すると、図1に示すように、このネットワーク管理システムは、要求端末20a1〜20amと、負荷分散装置40と、情報収集装置30a1〜30akと、情報管理装置10a1〜10anと、交換機50a1〜50alとを、ネットワーク(公衆電話網、インターネットあるいはLAN(Local Area Network))を介して相互に通信可能に接続して構成され、情報収集装置30a1〜30akは、共用記憶装置60と専用のケーブルで接続される。
このネットワーク管理システムにおいて、情報管理装置10a1〜10anは、ネットワークを介して交換機50a1〜50alからデータを受信し、検索対象情報IDと対応付けて記憶する。例えば、図3に示すように、情報管理装置10axは、交換機50axから受信したデータ(情報名「発信数」、時刻「09:38」およびカウンタ値「2170」)と、検索対象情報ID「X」とを対応付けて記憶する。なお、図3は、情報管理装置が記憶する情報の例を示す図である。
そして、要求端末20axが検索対象情報IDを送信すると、負荷分散装置40を経て情報収集装置30axが当該検索対象情報IDを受信する。そして、情報収集装置30axは、検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索し、検索対象情報IDに対応付けられたデータを読み出して送信し、同じく負荷分散装置40を経て要求端末20axがデータを受信する。そして、データを受信した要求端末20axは、図4に示すように、例えば、ディスプレイにグラフで表示する。以上が実施例1に係るネットワーク管理システムの概要であり、このネットワーク管理システムは、検索処理を効率的に行うことを可能としている点に主たる特徴がある。なお、図4は、要求端末がディスプレイに表示するグラフの例を示す図である。
この主たる特徴について説明すると、共用記憶装置60は、情報収集装置30a1〜30akから検索対象情報IDおよびデータを受信し、検索対象情報IDとデータとを対応付けて記憶する。具体的には、図2の(A)に示すように、共用記憶装置60は、情報収集装置30a1〜30akが過去に情報管理装置10a1〜10anを検索して読み出したデータと、検索に用いた検索対象情報IDと対応付けて記憶する(図2の(1)参照)。例えば、図5に示すように、共用記憶装置60は、情報収集装置30axが過去に検索して読み出したデータ(情報名「発信数」、時刻「12:59」およびカウンタ値「2530」)と、検索対象情報ID「A」とを対応付けて記憶する。なお、図5は、共用記憶装置が記憶する情報の例を示す図である。
そして、情報収集装置30a1〜30akは、負荷分散装置40から受信した検索対象情報IDを用いて共用記憶装置60を検索し、検索対象情報IDに対応するデータが共用記憶装置60に記憶されている場合には、データを共用記憶装置60から読み出して負荷分散装置40に送信する。
具体的には、図2の(A)に示すように、情報収集装置30axは、負荷分散装置40から検索対象情報IDをネットワークを介して受信すると、まず共用記憶装置60にアクセスして検索対象情報IDを用いて検索する(図2の(2)参照)。
そして、図2の(B)に示すように、情報収集装置30axは、共用記憶装置60がその検索対象情報IDと、対応するデータとを記憶する(過去に自身も含め他の情報収集装置30ayが同一の検索対象情報IDを用いて情報管理装置10ayを検索していた)場合には、データを読み出して検索対象情報IDとともに負荷分散装置40へ送信する(図2の(3)参照)。
一方、情報収集装置30a1〜30akは、検索対象情報IDが共用記憶装置60に記憶されていない場合には、検索対象情報IDを用いて情報管理装置10a1〜10anを検索して検索対象情報IDに対応するデータを読み出し、負荷分散装置40に送信する。
具体的には、図2の(C)に示すように、情報収集装置30axは、共用記憶装置60に検索対象情報IDが記憶されていない場合(過去に同一の検索対象情報IDを用いた検索がなされてなかった)には、ネットワークを介して情報管理装置10axにアクセスし、検索対象情報IDを用いて検索する(図2の(4)参照)。そして、情報収集装置30axは、情報管理装置10axからデータを読み出して検索対象情報IDとともに負荷分散装置40へ送信する(図2の(5)参照)。
また、情報収集装置30axは、情報管理装置10axからデータを読み出した場合には、読み出したデータとデータに対応する検索対象情報IDとを共用記憶装置60に送信して、データと検索対象情報IDとを対応付けて記憶するように共用記憶装置60に要求する。
具体的には、図2の(C)に示すように、情報収集装置30axは、情報管理装置10axからデータを読み出した後、データと、検索に用いた検索対象情報IDとを共用記憶装置60に送信する(図2の(6)参照)。その結果、共用記憶装置60は、図5に示したように、情報収集装置30axから受信したデータと検索対象情報IDとを対応付けて記憶する。
したがって、このネットワーク管理システムによれば、上記した主たる特徴のとおり、検索処理を効率的に行うことが可能となる。つまり、情報収集装置は、過去に行った検索の実績である検索履歴を共用記憶装置にて共有し、情報管理装置にアクセスする前に共用記憶装置をアクセスして検索することで検索の重複を防ぐことができるので、検索処理を効率的に行うことが可能となる。
[実施例1に係るネットワーク管理システムにおける情報収集装置の構成]
次に、図6を用いて、図1や図2に示した実施例1に係るネットワーク管理システムにおける情報収集装置30axの構成を説明する。図6は、情報収集装置30axの構成を示すブロック図である。
図6に示すように、情報収集装置30axは、入出力制御I/F部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。入出力制御I/F部70は、制御部90と、負荷分散装置40、共用記憶装置60および情報管理装置10a1〜10anとの間におけるデータ転送を制御する。
記憶部80は、制御部90による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、参照テーブル記憶部81を備える。
参照テーブル記憶部81は、情報管理装置10a1〜10anを一意に識別する情報管理装置の識別情報を記憶する。具体的には、図7に示すように、参照テーブル記憶部81は、検索対象情報IDと、当該検索対象情報IDに係るデータを管理している情報管理装置の識別情報である情報管理装置識別情報を対応付けて記憶する。例えば、図7に示すように、参照テーブル記憶部81は、検索対象情報ID「A」と、情報管理装置識別情報「00−E0−00−00−12−01」とを対応付けて記憶する。なお、図7は、参照テーブル記憶部が記憶する情報の例を示す図である。
制御部90は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有して種々の処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、検索対象情報ID分析部91と、第1検索部92と、第2検索部93とを備える。なお、第1検索部92は、特許請求の範囲に記載の「共用記憶装置検索手段」に対応し、第2検索部93は、同じく「情報管理装置検索手段」に対応する。
検索対象情報ID分析部91は、重複した検索対象情報IDがあるか否かを判定する。具体的には、検索対象情報ID分析部91は、負荷分散装置40が送信した複数の検索対象情報IDを入出力制御I/F部70を介して同時に受け取ると、重複した検索対象情報IDがあるか否かを判定する。そして、検索対象情報ID分析部91は、複数の検索対象情報IDのうち同一の検索対象情報IDがある場合には、それらの検索対象情報IDを一つにまとめた後、第1検索部92に出力する。
例えば、検索対象情報ID分析部91は、4つの検索対象情報ID「A」、「B」、「B」および「C」を同時に受け取ると、2つの検索対象情報ID「B」を一つにまとめて3つの検索対象情報ID「A」、「B」および「C」とし、第1検索部92に出力する。
第1検索部92は、負荷分散装置40から受信した検索対象情報IDを用いて共用記憶装置60を検索し、検索対象情報IDに対応するデータが共用記憶装置60に記憶されている場合には、データを共用記憶装置60から読み出し、負荷分散装置40に送信する。
具体的には、第1検索部92は、上述した検索対象情報ID分析部91から検索対象情報IDを受け取ると、入出力制御I/F部70を介して共用記憶装置60にアクセスする。そして、第1検索部92は、検索対象情報IDを用いて共用記憶装置60を検索し、共用記憶装置60に同一の検索対象情報IDが記憶されている場合には、当該検索対象情報IDに対応するデータのうち所定の時刻を含むものを共用記憶装置60から読み出す。そして、第1検索部92は、共用記憶装置60から読み出したデータと、当該データの検索に用いた検索対象情報IDとを入出力制御I/F部70を介して負荷分散装置40に送信する。なお、所定の時刻とは、例えば、情報収集装置30axが検索対象情報IDを受信した時刻「13時01分12秒」から10分前の時刻「12時51分12秒」までに含まれる時刻など、要求端末でユーザによって指定されたものでもよいし、情報収集装置30axに予め設定されたものでもよい。
例えば、第1検索部92は、検索対象情報ID分析部91から検索対象情報ID「A」を受け取ると、共用記憶装置60に検索対象情報ID「A」が記憶されている場合には、検索対象情報ID「A」に対応するデータのうち時刻「13:01」、「13:02」および「13:03」を含むものを共用記憶装置60から読み出す(図5参照)。そして、第1検索部92は、共用記憶装置60から読み出した時刻「13:01」、「13:02」および「13:03」を含むデータと、検索に用いた検索対象情報ID「A」とを負荷分散装置40に送信する。
一方、第1検索部92は、検索対象情報ID分析部91から受け取った検索対象情報IDを用いて共用記憶装置60を検索し、検索対象情報IDに対応するデータが共用記憶装置60に記憶されていない場合には、後述する第2検索部93に検索対象情報IDを出力することで検索処理を引き継ぐ。
第2検索部93は、第1検索部92による検索に際して検索対象情報IDが共用記憶装置60に記憶されていない場合には、検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索して検索対象情報IDに対応するデータを読み出し、負荷分散装置40に送信する。また、第2検索部93は、読み出したデータとデータに対応する検索対象情報IDとを共用記憶装置60に送信して、データと検索対象情報IDとを対応付けて記憶するように共用記憶装置60に要求する。
具体的には、第2検索部93は、第1検索部92から検索対象情報IDを受け取ると、参照テーブル記憶部81から検索対象情報IDに対応する情報管理装置の識別情報を読み出し、対応する情報管理装置10axに入出力制御I/F部70を介してアクセスする。そして、第2検索部93は、検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索して当該検索対象情報IDに対応するデータのうち所定の時刻を含むものを情報管理装置10axから読み出す。そして、第2検索部93は、情報管理装置10axから読み出したデータと、検索に用いた検索対象情報IDとを入出力制御I/F部70を介して負荷分散装置40に送信する。さらに、第2検索部93は、同様に情報管理装置10axから読み出したデータと、検索に用いた検索対象情報IDとを入出力制御I/F部70を介して共用記憶装置60に送信する。
例えば、第2検索部93は、第1検索部92から検索対象情報ID「A」を受け取ると、参照テーブル記憶部81から検索対象情報ID「A」に対応する情報管理装置識別情報「00−E0−00−00−12−01」を読み出し、対応する情報管理装置10axにアクセスする。そして、第2検索部93は、情報管理装置10axを検索して検索対象情報ID「B」に対応付けられたデータのうち時刻「13:01」、「13:02」および「13:03」を含むデータを読み出す。そして、第2検索部93は、情報管理装置10axから読み出した時刻「13:01」、「13:02」および「13:03」を含むデータと、検索に用いた検索対象情報ID「B」とを負荷分散装置40へ送信する。さらに、第2検索部93は、同様に同一のデータおよび検索対象情報IDを共用記憶装置60に送信する。なお、共用記憶装置60は、情報収集装置30axから受信したデータと検索対象情報IDとを対応付けて記憶する。
[実施例1に係る情報収集装置による処理]
次に、図8を用いて、実施例1におけるネットワーク管理システムにおける情報収集装置による処理を説明する。図8は、情報収集装置30axによる検索処理の流れを示すフローチャートである。
検索対象情報ID分析部91は、入出力制御I/F部70から検索対象情報IDを受け取ると(ステップS801肯定)、重複した検索対象情報IDがあるか否か分析する(ステップS802)。
そして、検索対象情報ID分析部91は、重複する検索対象情報IDがない場合(ステップS803否定)、もしくは、重複する検索対象情報IDをまとめた後(ステップS803肯定〜ステップS804)、検索対象情報IDを第1検索部92に出力する(ステップS805)。
そして、第1検索部92は、受け取った検索対象情報IDを用いて共用記憶装置60を検索し(ステップS806)、同一の検索対象情報IDを見付けた場合には(ステップS807肯定)、所定の時刻を含むデータを読み出して(ステップS808)、負荷分散装置40に検索対象情報IDおよびデータを送信して(ステップS814)、処理を終了する。
一方、第1検索部92は、同一の検索対象情報IDが共用記憶装置60に記憶されていなかった場合には(ステップS807否定)、検索対象情報IDを第2検索部93へ出力する(ステップS809)。
そして、第2検索部93は、第1検索部92から検索対象情報IDを受け取ると、参照テーブル記憶部81から検索対象情報IDに対応する情報管理装置識別情報を取得し(ステップS810)、情報管理装置識別情報に基づいて情報管理装置10axにアクセスして情報管理装置10axを検索する(ステップS811)。
そして、第2検索部93は、情報管理装置10axから所定の時刻を含むデータを読み出して(ステップS812)検索対象情報IDおよびデータを共用記憶装置60に送信し(ステップS813)、検索対象情報IDおよびデータを負荷分散装置40に送信して(ステップS814)、処理を終了する。なお、第2検索部93が検索対象情報IDおよびデータを送信する順序については、共用記憶装置60または負荷分散装置40のどちらが先であってもよい。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、情報収集装置から検索対象情報IDおよびデータを受信し、検索対象情報IDとデータとを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、情報収集装置は、負荷分散装置から受信した検索対象情報IDを用いて共用記憶装置を検索し、検索対象情報IDに対応するデータが共用記憶装置に記憶されている場合には、データを共用記憶装置から読み出し、負荷分散装置に送信し、検索に際してデータが共用記憶装置に記憶されていない場合には、検索対象情報IDを用いて情報管理装置を検索して検索対象情報IDに対応するデータを読み出し、負荷分散装置に送信し、読み出されたデータとデータに対応する検索対象情報IDとを共用記憶装置に送信して、データと検索対象情報IDとを対応付けて記憶するように共用記憶装置に要求するので、検索処理を効率的に行うことが可能となる。つまり、情報収集装置は、過去に行った検索の実績である検索履歴を共用記憶装置にて共有し、情報管理装置にアクセスする前に共用記憶装置をアクセスして検索することで検索の重複を防ぐことができるので、検索処理を効率的に行うことが可能となる。
実施例1では、負荷分散装置から検索対象情報IDを受信した時に当該検索対象情報IDを用いて情報管理装置を検索する情報収集装置を説明したが、実施例2では、所定の検索対象情報IDについては複数の情報収集装置間で代表となり、定期的に当該検索対象情報IDを用いて情報管理装置を検索する情報収集装置を説明する。
[実施例2に係る情報収集装置の概要]
まず、図9を用いて、実施例2に係る情報収集装置の概要を説明する。図9は、実施例2に係る情報収集装置の概要を説明するための図である。
図9の(A)に示すように、情報収集装置30axは、負荷分散装置40から受信した検索対象情報IDが共用記憶装置60に記憶されておらず、その検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索した場合には、それから以降も情報収集装置30a1〜情報収集装置30akの代表として定期的に情報管理装置10axを検索するため、当該検索対象情報IDを記憶する(図9の(1)参照)。
そして、図9の(B)に示すように、情報収集装置30axは、時間が経過して定期のタイミングになると、情報管理装置10axにアクセスし、代表として情報管理装置10axを検索するための検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索する(図9の(2)参照)。そして、情報収集装置30axは、情報管理装置10axから所定の時刻を含むデータを読み出し、読み出したデータと対応する検索対象情報IDとを共用記憶装置60に送信する(図9の(3)参照)。その結果、共用記憶装置60は、負荷分散装置40から情報収集装置30axに検索対象情報IDが送信されるかどうかに関わらず、定期的に最新のデータが更新されてそれを記憶する。
[実施例2に係る情報収集装置の構成]
次に、図10を用いて、実施例2に係る情報収集装置30axの構成を説明する。図10は、情報収集装置30axの構成を示すブロック図である。
図10に示すように、情報収集装置30axは、実施例1と同様、入出力制御I/F部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。また、記憶部80は、参照テーブル記憶部82を備え、制御部90は、検索対象情報ID分析部91と、第1検索部92と、第2検索部94と、定期検索部95とを備える。なお、実施例1と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、参照テーブル記憶部82と、第2検索部94と、定期検索部95のみ説明を行う。
参照テーブル記憶部82は、第2検索部94によって情報管理装置10axが検索される際に用いられた検索対象情報IDを代表として記憶する。具体的には、参照テーブル記憶部82は、検索対象情報IDと、情報管理装置の識別情報とを対応付け、さらに、情報収集装置30a1〜30akの代表としてその検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索するものであるか否かを示す情報(以下代表フラグがオン、または、オフである状態)を対応付けて記憶する。例えば、図11に示すように、参照テーブル記憶部82は、検索対象情報ID「A」と、情報管理装置識別情報「00−E0−00−00−12−01」と、代表フラグがオフである状態とを対応付けて記憶したり、検索対象情報ID「B」と、情報管理装置識別情報「00−E0−00−00−12−01」と、代表フラグがオンである状態とを対応付けて記憶したりする。なお、図11は、参照テーブル記憶部が記憶する情報の例を示す図である。
第2検索部94は、実施例1と同様、第1検索部92による検索に際して検索対象情報IDが共用記憶装置60に記憶されていない場合には、第1検索部92から受け取った検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索する。そして、さらに、実施例2では、第2検索部94は、第1検索部92から検索対象情報IDを受け取ると、参照テーブル記憶部82から検索対象情報IDに対応する情報管理装置の識別情報を読み出すとともに、代表フラグがオンである状態にする。例えば、第2検索部94は、第1検索部92から検索対象情報ID「B」を受け取ると、図11に示すように、情報管理装置識別情報「00−E0−00−00−12−01」を読み出すとともに、検索対象情報ID「B」に対応する代表フラグをオン状態にする。
定期検索部95は、参照テーブル記憶部82によって記憶された検索対象情報IDを用いて定期的に情報管理装置10axを検索して検索対象情報IDに対応するデータを読み出す。そして、定期検索部95は、情報管理装置10axから読み出したデータとデータに対応する検索対象情報IDとを共用記憶装置60に送信して、データと検索対象情報IDとを対応付けて記憶するように共用記憶装置60に要求する。
具体的には、定期検索部95は、定期のタイミングになると(例えば、1分毎など)参照テーブル記憶部82から代表フラグがオンである状態にある検索対象情報IDおよび情報管理装置の識別情報を読み出し、識別情報に対応する情報管理装置10axにアクセスして検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索する。そして、定期検索部95は、検索対象情報IDに対応するデータのうち所定の時刻を含むデータを読み出すと、そのデータと検索対象情報IDとを共用記憶装置60に送信する。
[実施例2に係る情報収集装置による処理]
次に、図12を用いて、実施例2における情報収集装置30axによる処理を説明する。図12は、情報収集装置30axによる定期検索処理の流れを示すフローチャートである。
定期検索部95は、定期のタイミングになると(ステップS1201肯定)、参照テーブル記憶部82から代表フラグがオンである状態にある検索対象情報IDおよび情報管理装置の識別情報を取得する(ステップS1202)。
そして、定期検索部95は、識別情報に対応する情報管理装置10axにアクセスして検索対象情報IDを用いて情報管理装置10axを検索し(ステップS1203)、検索対象情報IDに対応するデータのうち所定の時刻を含むデータを読み出す(ステップS1204)。そして、定期検索部95は、情報管理装置10axから読み出したデータおよび検索に用いた検索対象情報IDを共用記憶装置60に送信し(ステップS1205)、処理を終了する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、情報管理装置が検索される際に用いられた検索対象情報IDを代表として記憶し、記憶された検索対象情報IDを用いて定期的に情報管理装置を検索して検索対象情報IDに対応するデータを読み出し、読み出したデータとデータに対応する検索対象情報IDとを共用記憶装置に送信して、データと検索対象情報IDとを対応付けて記憶するように共用記憶装置に要求するので、検索処理をさらに効率的に行うことが可能となる。つまり、情報管理装置に最新のデータが次々に追加される場合において、情報収集装置は、所定の検索対象情報IDについて代表となり、定期的にデータを先取りするとともに、その検索履歴を共用記憶装置にて共有し、情報管理装置にアクセスする前に共用記憶装置をアクセスして検索することで検索の重複を防ぐことができるので、検索処理をさらに効率的に行うことが可能となる。
実施例2では、代表フラグの揚げ降ろしのうち、代表フラグを立てる場合を説明したが、実施例3では、所定の条件が満たされたときには一旦立てた代表フラグを降ろす場合を説明する。
[実施例3に係る情報収集装置の概要]
まず、図13を用いて、実施例3に係る情報収集装置の概要を説明する。図13は、実施例3に係る情報収集装置の概要を説明するための図である。なお、以下では、検索対象情報ID「A」、「B」および「C」の代表フラグがオンである状態として説明を行う。
図13の(A)に示すように、情報収集装置30axは、負荷分散装置40から送信される検索対象情報IDのうち代表フラグがオン状態であるものの受信状況を監視する(図13の(1)参照)。ここで、情報収集装置30axは、検索対象情報ID「C」を最後に受信した時から所定の時間が経過してもなお検索対象情報ID「C」を受信することがない場合には、図13の(B)に示すように、検索対象情報ID「C」に対応する代表フラグをオフ状態にする(図13の(2)参照)。さらに、情報収集装置30axは、共用記憶装置60にアクセスして検索対象情報ID「C」と、検索対象情報ID「C」に対応するデータとを削除するように指示する(図13の(3)参照)。その結果、共用記憶装置60は、負荷分散装置40から僅かに送信される検索対象情報IDについては削除し、負荷分散装置40から頻繁に送信される検索対象情報IDを記憶する。
[実施例3に係る情報収集装置の構成]
次に、図14を用いて、実施例3に係る情報収集装置30axの構成を説明する。図14は、情報収集装置30axの構成を示すブロック図である。
図14に示すように、情報収集装置30axは、実施例2と同様、入出力制御I/F部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。また、記憶部80は、参照テーブル記憶部83を備え、制御部90は、検索対象情報ID分析部91と、第1検索部92と、第2検索部94と、定期検索部95と、削除管理部96とを備える。なお、実施例2と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、参照テーブル記憶部83と、削除管理部96のみ説明を行う。
参照テーブル記憶部83は、後述する定期検索部95が検索対象情報IDの必要性を判定するための情報を記憶する。具体的には、図15に示すように、参照テーブル記憶部83は、検索対象情報IDと、情報管理装置識別情報と、代表フラグがオン、または、オフである状態と、さらに、情報収集装置30axが検索対象情報IDを受信した最新の時刻である最新受信時刻を対応付けて記憶する。例えば、図15に示すように、参照テーブル記憶部83は、検索対象情報ID「B」と、情報管理装置識別情報「00−E0−00−00−12−01」と、代表フラグがオンである状態と、最新受信時刻「12:38」とを対応付けて記憶する。なお、代表フラグがオフである状態の検索対象情報IDについても受信した時刻を記憶してもよい。
削除管理部96は、参照テーブル記憶部83によって記憶された検索対象情報IDのうち代表フラグがオンである状態のものについて、負荷分散装置40からの検索対象情報IDの受信状況を監視し、検索対象情報IDを用いた定期的な検索の必要性を判定する。また、削除管理部96は、不必要と判定した検索対象情報IDを参照テーブル記憶部83から削除する。また、削除管理部96は、不必要と判定された検索対象情報IDと検索対象情報IDに対応するデータとを削除するように共用記憶装置60に要求する。
具体的には、削除管理部96は、負荷分散装置40から受信した検索対象情報IDのうち、参照テーブル記憶部83において代表フラグがオン状態の検索対象情報IDを受信した場合には、最新受信時刻を更新する。さらに、削除管理部96は、所定のタイミングで参照テーブル記憶部83を参照し、最新受信時刻が所定の時間内に更新されているか否かで検索対象情報IDの必要性を判定する。ここで、削除管理部96は、最新受信時刻が所定の時間以上更新されていない場合には、その最新受信時刻に対応する検索対象情報IDを用いて定期検索部95が定期的に情報管理装置10axを検索することが不必要であると判定し、代表フラグをオフ状態にする。さらに、削除管理部96は、代表フラグをオフ状態にした検索対象情報IDを読み出して共用記憶装置60にアクセスし、対応する検索対象情報IDとデータを共用記憶装置60から削除する。
[実施例3に係る情報収集装置による処理]
次に、図16を用いて、実施例3における情報収集装置30axによる処理を説明する。図16は、情報収集装置30axによる削除処理の流れを示すフローチャートである。
削除管理部96は、検索対象情報IDの必要性を判定するタイミングになると(ステップS1601肯定)、参照テーブル記憶部83を参照し(ステップS1602)、最新受信時刻が所定の時間内に更新されているか否か判定する(ステップS1603)。
そして、削除管理部96は、最新受信時刻が所定の時間以上更新されていない検索対象情報IDがある場合には(ステップS1603肯定)、その検索対象情報IDに対応する代表フラグをオフ状態にする(ステップS1604)。そして、削除管理部96は、代表フラグをオフ状態にした検索対象情報IDを参照テーブル記憶部83から読み出して共用記憶装置60にアクセスし、対応する検索対象情報IDとデータを共用記憶装置60から削除するように指示する(ステップS1605)。
[実施例3の効果]
上記したように、実施例3によれば、情報収集装置は、代表として記憶した検索対象情報IDについて、負荷分散装置からの検索対象情報IDの受信状況を監視し、検索対象情報IDを用いた定期的な検索の必要性を判定し、不必要と判定された検索対象情報IDについては削除し、当該検索対象情報IDと対応するデータとを削除するように共用記憶装置に要求するので、情報収集装置が共用記憶装置を検索する際の検索処理にかかる時間を短くすることが可能となる。つまり、共用記憶装置に格納されるデータの増加を防ぐので、情報収集装置が共用記憶装置を検索する際の検索処理にかかる時間を短くすることが可能となる。
実施例4では、実施例3に係る情報収集装置を適用したネットワーク管理システムにおいて情報収集装置を新しく追加する、または、既存の情報収集装置を除外する場合を説明する。
[実施例4に係るネットワーク管理システムの概要]
まず、図17を用いて、実施例4に係るネットワーク管理システムの概要を説明する。図17は、実施例4に係るネットワーク管理システムの概要を説明するための図である。
図17の(A)に示すように、負荷分散装置40は、除外の対象である情報収集装置10a1に対する検索対象情報IDの送信を中断する(図17の(1)参照)。
その後、時間が経過すると、図17の(B)に示すように、情報収集装置30a1は、実施例3で説明したとおり、共用記憶装置60が記憶する検索履歴のうち自身が残した検索履歴を削除する(図17の(2)参照)。なお、この時点において、このネットワーク管理システムから情報収集装置30a1を除外することができる。
さらに時間が経過すると、情報収集装置30a2は(他の情報収集装置でもよい)、以前に情報収集装置30a1が代表として更新を続けた検索対象情報IDを受信し、共用記憶装置60を検索する。そして、図17の(C)に示すように、情報収集装置30a1は、共用記憶装置60がその検索対象情報IDを記憶していないので(図17の(2)参照)、情報管理装置10axを検索して読み出したデータと、検索に用いた検索対象情報IDを共用記憶装置60に送信する(図17の(3)および(4)参照)。その結果、情報収集装置30a1が代表として担当していた処理が情報収集装置30a2に移行する。
また、情報収集装置30a1を追加する場合には、情報収集装置30a1をネットワークを介して相互に通信可能に接続し、負荷分散装置40が情報収集装置30a1に対する検索対象情報IDの送信を開始すればよい。
[実施例4に係る負荷分散装置の構成]
次に、図18を用いて、実施例4に係るネットワーク管理システムにおける負荷分散装置40の構成を説明する。図18は、負荷分散装置40の構成を示すブロック図である。
図18に示すように、負荷分散装置40は、入出力制御I/F部100と、記憶部110と、制御部120とを備える。入出力制御I/F部100は、制御部120と、要求端末20a1〜20amと、情報収集装置30a1〜30akとの間におけるデータ転送を制御する。
記憶部110は、制御部120による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、送信テーブル記憶部111を備える。なお、送信テーブル記憶部111は、特許請求の範囲に記載の「装置識別情報記憶手段」に対応する。
送信テーブル記憶部111は、現に検索対象情報IDを送信する対象となっている情報収集装置30a1〜30akを一意に識別する情報収集装置の識別情報を記憶する。具体的には、図19に示すように、送信テーブル記憶部111は、現に検索対象情報IDを送信する対象となっている情報収集装置の識別情報である情報収集装置識別情報を記憶する。例えば、図19の(A)に示すように、送信テーブル記憶部111は、情報管理装置識別情報「00−G0−00−00−13−01」〜「00−G0−00−00−13−05」を記憶する。
制御部120は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有して種々の処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、送信テーブル管理部121と、振り分け処理部122とを備える。なお、送信テーブル管理部121は、特許請求の範囲に記載の「装置識別情報管理手段」に対応し、振り分け処理部122は、同じく「振り分け手段」に対応する。
送信テーブル管理部121は、送信テーブル記憶部111に対して情報収集装置の識別情報を追加または削除する。具体的には、送信テーブル管理部121は、情報収集装置を追加する要求を受け付けると、ユニークな識別情報をその情報収集装置に対応付け、送信テーブル記憶部111にその識別情報を登録する。例えば、図19の(A)に示すように、送信テーブル管理部121は、以前まで5つの情報収集装置識別情報が登録されていた場合には、追加された情報収集装置に識別情報「00−G0−00−00−13−06」を対応付けて、図19の(B)に示すように、情報収集装置識別情報「00−G0−00−00−13−06」を登録する。
また、送信テーブル管理部121は、情報収集装置を削除する要求を受け付けると、送信テーブル111から対応する識別情報を削除する。例えば、図19の(A)に示すように、送信テーブル管理部121は、以前まで5つの情報収集装置識別情報が登録されていた場合には、図19の(C)に示すように、情報収集装置の識別情報「00−G0−00−00−13−03」を削除する。
振り分け処理部122は、送信テーブル記憶部111によって記憶された情報収集装置の識別情報にしたがって、検索対象情報IDを情報収集装置に振り分ける。具体的には、振り分け処理部122は、要求端末20a1〜20amから検索対象情報IDをネットワークを介して受信すると、送信テーブル記憶部111を参照しつつ検索対象情報IDを情報収集装置に均等に(もしくは、所定の重み付けを行って)振り分ける。
[実施例4の効果]
上述したように、実施例4によれば、負荷分散装置は、現に検索対象情報IDを送信する対象となっている情報収集装置を一意に識別する識別情報を記憶し、識別情報を追加または削除することで、検索対象情報IDを情報収集装置に振り分けるので、誤動作を発生させずにネットワーク管理システムから情報収集装置を除外する、あるいは、ネットワーク管理システムに情報収集装置を新たに組み込むことが可能となる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)〜(5)にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)共用記憶装置
上記の実施例1では、共用記憶装置にデータを記憶させる場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、データを共用記憶装置とは別の格納場所に格納して共用記憶装置にデータの所在を示す情報(URL(Uniform Resource Locator)など)を記憶させてもよい。
具体的には、第2検索部93は、読み出したデータを共用記憶装置60とは異なる格納場所に格納するとともに、データに対応する検索対象情報IDと格納場所を示すアドレス情報とを共用記憶装置60に送信して、検索対象情報IDとアドレス情報とを対応付けて記憶するように共用記憶装置60に要求する。こうすることによって、図19に示すように、共用記憶装置60は、対象検索情報IDとアドレス情報とを対応付けて記憶する。さらに、別の格納場所において、所定の記憶装置は、アドレス情報とデータとを対応付けて記憶する。なお、図19は、実施例1の変形例を説明するための図である。
そして、第1検索部92は、負荷分散装置40から受信した対象検索情報IDを用いて共用記憶装置60を検索し、対象検索情報IDに対応するアドレス情報が共用記憶装置に記憶されている場合には、アドレス情報が示す格納場所からデータを読み出して負荷分散装置40に送信する。
また、第2検索部93は、第1検索部92による検索に際してアドレス情報が共用記憶装置60に記憶されていない場合には、対象検索情報IDを用いて情報管理装置10a1〜10anを検索して対象検索情報IDに対応するデータを読み出し、負荷分散装置40に送信する。以上のようにすることで、共用記憶装置のリソースの圧迫を防ぐことが可能となる。
(2)データ
また、上記の実施例1では、ネットワーク管理システムにおいて、交換機が一定時間毎に生成するデータを取り扱う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、会社名、株価および株価が取得された時刻を含むデータや番組名、視聴率、視聴率が取得された時刻を含むデータなど任意のデータを取り扱ってもよい。
また、上記の実施例1では、情報収集装置が共用記憶装置や情報管理装置からデータを読み出す際、所定の時刻を含むデータを読み出す場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、時刻情報を用いることなく検索に用いた検索対象情報IDに対応するデータを全て読み出してもよい。
(3)判定方法
また、上記の実施例3では、情報収集装置が代表としての検索対象情報IDの必要性を判定する際、最新受信時刻が所定の時間内に更新されているか否かで判定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、検索対象情報IDに対する受信状況で推定する手法であればよい。例えば、一定時間内の受信回数が所定の回数より低いか否かで検索対象情報IDの必要性を判定してもよい。
(4)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、第2検索部93を、検索対象情報IDを用いて情報管理装置を検索する情報管理装置検索部と、検索対象情報IDおよびデータを共用記憶装置に送信する送信部とに分散するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、検索対象情報IDに用いたアルファベット「A」や「B」についてはこの限りではなく、データを一意に識別するものであればよい。
(5)情報収集プログラム
ところで、上記の実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図21を用いて、上記の実施例1に示した情報収集装置30axと同様の機能を有する情報収集プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図21は、情報収集プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、情報収集装置30axとしてのコンピュータ130は、通信制御I/F131、CPU132、ROM133、HDD134およびRAM135をバス136などで接続して構成される。
ROM133には、上記の実施例1に示した情報収集装置30axと同様の機能を発揮する情報収集プログラム、つまり、図21に示すように、検索対象情報ID分析プログラム133aと、第1検索プログラム133bと、第2検索プログラム133cとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム133a〜プログラム133cについては、図6に示した情報収集装置30axの各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU132が、これらのプログラム133a〜プログラム133cをROM133から読み出して実行することで、図21に示すように、プログラム133a〜プログラム133cは、検索対象情報ID分析プロセス132a、第1検索プロセス132b、第2検索プロセス132cとして機能するようになる。なお、プロセス132a〜プロセス132cは、図6に示した検索対象情報ID分析部91と、第1検索部92と、第2検索部93とにそれぞれ対応する。
また、HDD134には、図21に示すように、参照テーブル134aが設けられる。この参照テーブル134aは、図6に示した参照テーブル記憶部81に対応する。
なお、上記した各プログラム133a〜133cについては、必ずしも最初からROM133に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ130に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ130の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ130に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ130がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係るネットワーク管理システムは、情報管理装置が検索対象情報を記憶し、当該検索対象情報を一意に識別する識別情報を用いて情報管理装置から検索対象情報を収集する情報収集装置、並びに、識別情報および検索対象情報を要求端末と情報収集装置との間で中継する負荷分散装置によって、要求端末が識別情報を出力して該当する検索対象情報を取得する場合に有用であり、特に、検索処理を効率的に行うことに適する。
実施例1に係るネットワーク管理システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るネットワーク管理システムの概要および特徴を説明するための図である。 情報管理装置が記憶する情報の例を示す図である。 要求端末がディスプレイに表示するグラフの例を示す図である。 共用記憶装置が記憶する情報の例を示す図である。 実施例1に係る情報収集装置の構成を示すブロック図である。 参照テーブル記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 実施例1に係る情報収集装置による検索処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係るネットワーク管理システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例2に係る情報収集装置の構成を示すブロック図である。 参照テーブル記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 実施例2に係る情報収集装置による定期検索処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3に係るネットワーク管理システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例3に係る情報収集装置の構成を示すブロック図である。 参照テーブル記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 実施例3に係る情報収集装置による削除処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4に係るネットワーク管理システムの概要を説明するための図である。 実施例4に係る負荷分散装置の構成を示すブロック図である。 送信テーブル記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 実施例1の変形例を説明するための図である。 情報収集プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 従来のネットワーク管理システムを説明するための図である。
符号の説明
10a1〜10an 情報管理装置
20a1〜20am 要求端末
30a1〜30ak 情報収集装置
40 負荷分散装置
50a1〜50al 交換機
60 共用記憶装置
70 入出力制御I/F部
80 記憶部
81 参照テーブル記憶部
90 制御部
91 検索対象情報ID分析部
92 第1検索部
93 第2検索部

Claims (8)

  1. 検索の対象となる情報である検索対象情報を記憶する情報管理装置と、前記検索対象情報を一意に識別する識別情報を出力して該当する前記検索対象情報を取得する要求端末と、前記識別情報を用いて前記情報管理装置から前記検索対象情報を収集する複数の情報収集装置と、前記識別情報および前記検索対象情報を前記要求端末と前記情報収集装置との間で中継する負荷分散装置とを有するネットワーク管理システムであって、
    前記情報収集装置から前記識別情報および前記検索対象情報を受信し、前記識別情報と前記検索対象情報とを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、
    前記情報収集装置は、
    前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応する検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記検索対象情報を前記共用記憶装置から読み出し、前記負荷分散装置に送信する共用記憶装置検索手段と、
    前記共用記憶装置検索手段による検索に際して前記検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記識別情報毎に、当該識別情報に対応した検索対象情報を記憶した情報管理装置を識別する管理装置識別情報と、当該情報収集装置自体が当該識別情報の検索対象情報を検索する際の複数の情報収集装置の代表であるか否かをオン及びオフで示す代表識別子とを対応付けて記憶する代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信する情報管理装置検索手段と、
    前記情報管理装置検索手段によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合には、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する記憶制御手段と、
    前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記代表識別子がオン状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を定期的に検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す定期検索手段と、
    前記情報管理装置検索手段によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求すると共に、前記定期検索手段によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する記憶要求手段と
    を有することを特徴とするネットワーク管理システム。
  2. 前記複数の情報収集装置の内、除外対象の情報収集装置は、
    当該情報収集装置が当該共用記憶装置に記憶した前記識別情報及び前記検索対象情報を削除するように前記共用記憶装置に要求する削除要求手段を有し、
    前記複数の情報収集装置の内、前記除外対象の情報収集装置以外の情報収集装置は、
    前記除外対象の情報収集装置が代表の前記識別情報を受信した場合、前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す前記情報管理装置検索手段と、
    前記情報管理装置検索手段によって読み出された前記検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する前記記憶要求手段と、
    前記情報管理装置検索手段によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する前記記憶制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  3. 前記情報収集装置は、
    前記検索対象情報として、ネットワーク内の交換機で収集した通信状況毎のカウント値を読み出した場合に、読み出した前記通信状況毎のカウント値を前記負荷分散装置に送信し、
    前記要求端末は、
    前記負荷分散装置から前記通信状況毎のカウント値を受信した場合に、当該通信状況毎のカウント値を画面表示することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  4. 前記情報収集装置は、
    前記代表識別情報記憶手段によって記憶された前記識別情報について、前記負荷分散装置からの前記識別情報の受信状況を監視し、前記識別情報を用いた定期的な検索の必要性を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって不必要と判定された識別情報を前記代表識別情報記憶手段から削除する識別情報管理手段と、
    前記判定手段によって不必要と判定された識別情報と前記識別情報に対応する検索対象情報とを削除するように前記共用記憶装置に要求する共用記憶装置管理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  5. 前記負荷分散装置は、
    現に前記識別情報を送信する対象となっている情報収集装置を一意に識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、
    前記装置識別情報記憶手段に対して前記装置識別情報を追加または削除する装置識別情報管理手段と、
    前記装置識別情報記憶手段によって記憶された装置識別情報にしたがって、前記識別情報を前記情報収集装置に振り分ける振り分け手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク管理システム。
  6. 前記記憶要求手段は、前記情報管理装置検索手段によって読み出された検索対象情報を前記共用記憶装置とは異なる格納場所に格納するとともに、前記検索対象情報に対応する前記識別情報と前記格納場所を示すアドレス情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記識別情報と前記アドレス情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求し、
    前記共用記憶装置検索手段は、前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応するアドレス情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記アドレス情報が示す格納場所から前記検索対象情報を読み出して前記負荷分散装置に送信し、
    前記情報管理装置検索手段は、前記共用記憶装置検索手段による検索に際して前記アドレス情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  7. 検索の対象となる情報である検索対象情報を記憶する情報管理装置と、前記検索対象情報を一意に識別する識別情報を出力して該当する前記検索対象情報を取得する要求端末と、前記識別情報を用いて前記情報管理装置から前記検索対象情報を収集する複数の情報収集装置と、前記識別情報および前記検索対象情報を前記要求端末と前記情報収集装置との間で中継する負荷分散装置とを有するネットワーク管理システムに用いられるネットワーク管理プログラムであって、
    前記ネットワーク管理システムは、
    前記情報収集装置から前記識別情報および前記検索対象情報を受信し、前記識別情報と前記検索対象情報とを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、
    前記情報収集装置としてのコンピュータに、
    前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応する検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記検索対象情報を前記共用記憶装置から読み出し、前記負荷分散装置に送信する共用記憶装置検索手順と、
    前記共用記憶装置検索手順による検索に際して前記検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記識別情報毎に、当該識別情報に対応した検索対象情報を記憶した情報管理装置を識別する管理装置識別情報と、当該情報収集装置自体が当該識別情報の検索対象情報を検索する際の複数の情報収集装置の代表であるか否かをオン及びオフで示す代表識別子とを対応付けて記憶する代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信する情報管理装置検索手順と、
    前記情報管理装置検索手順によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合には、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する記憶制御手順と、
    前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記代表識別子がオン状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を定期的に検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す定期検索手順と、
    前記情報管理装置検索手順によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求すると共に、前記定期検索手順によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する記憶要求手順と
    を含む処理プログラムを実行させることを特徴とするネットワーク管理プログラム。
  8. 検索の対象となる情報である検索対象情報を記憶する情報管理装置と、前記検索対象情報を一意に識別する識別情報を出力して該当する前記検索対象情報を取得する要求端末と、前記識別情報を用いて前記情報管理装置から前記検索対象情報を収集する複数の情報収集装置と、前記識別情報および前記検索対象情報を前記要求端末と前記情報収集装置との間で中継する負荷分散装置とを有するネットワーク管理システムに用いられるネットワーク管理方法であって、
    前記ネットワーク管理システムは、
    前記情報収集装置から前記識別情報および前記検索対象情報を受信し、前記識別情報と前記検索対象情報とを対応付けて記憶する共用記憶装置を備え、
    前記情報収集装置は、
    前記負荷分散装置から受信した識別情報を用いて前記共用記憶装置を検索し、前記識別情報に対応する検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されている場合には、前記検索対象情報を前記共用記憶装置から読み出し、前記負荷分散装置に送信する共用記憶装置検索工程と、
    前記共用記憶装置検索工程による検索に際して前記検索対象情報が前記共用記憶装置に記憶されていない場合には、前記識別情報毎に、当該識別情報に対応した検索対象情報を記憶した情報管理装置を識別する管理装置識別情報と、当該情報収集装置自体が当該識別情報の検索対象情報を検索する際の複数の情報収集装置の代表であるか否かをオン及びオフで示す代表識別子とを対応付けて記憶する代表識別情報記憶手段を参照して、前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出し、前記負荷分散装置に送信する情報管理装置検索工程と、
    前記情報管理装置検索工程によって前記代表識別子がオフ状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を検索して前記識別情報に対応する前記検索対象情報を最初に読み出した場合には、当該識別情報に対応した前記代表識別情報記憶手段の前記代表識別子をオフ状態からオン状態に設定する記憶制御工程と、
    前記代表識別情報記憶手段を参照して、前記代表識別子がオン状態の前記識別情報に対応する前記管理装置識別情報の前記情報管理装置を定期的に検索して前記識別情報に対応する検索対象情報を読み出す定期検索工程と、
    前記情報管理装置検索工程によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求すると共に、前記定期検索工程によって読み出された検索対象情報と前記検索対象情報に対応する識別情報とを前記共用記憶装置に送信して、前記検索対象情報と前記識別情報とを対応付けて記憶するように前記共用記憶装置に要求する記憶要求工程と
    を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
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