JP2015155916A - 時計用表示板 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属の質感を有する反射光を得つつ、一部を透過光としてソーラーセルに透過させるとともに、多種多様な文字板に容易に対応することができる時計用表示板を提供する。【解決手段】板状のソーラーセル130を有する時計に用いられる時計用表示板150であって、光透過性文字板151と、光透過性文字板151とソーラーセル130との間に、これらとは独立して配設される輝度向上フィルム161(輝度向上板)とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は時計用表示板に関し、詳細には、太陽電池(ソーラーセル)を有する時計の表示板の改良に関する。
従来、受光した光エネルギーを電力に変換するソーラーセルを備え、このソーラーセルによる起電力を動力源とする時計が実用化されている。
このソーラーセルは、例えば携帯型の時計においては、設置スペースの都合等により、時字などが記されている文字板の背面(風防に向いた面と反対の面)側に配設されている。
そして、ソーラーセルが電力を発生するためには光エネルギーを受光しなければならないことから、ある程度の光量の光が文字板の背面側に到達する必要があり、文字板は透明や半透明など、光透過性を有するものとなっている。
ここで、文字板を形成するための一般的な材料のうち光透過性を有するものには、ガラス、プラスチック(樹脂)やセラミックスなどがあるが、単純に透明または半透明のものを用いただけでは、ソーラーセルで反射した光、すなわちソーラーセル特有の濃紫色が文字板を通過して観者に視認されるため、文字板自体の色にソーラーセルの色(濃紫色)が重畳して、文字板の色を暗い色として観者に視認させることとなり、文字板に記された時字等の視認性を低下させたり、見栄え(外観品質)の低下を招くことがある。
一方、時計の文字板としては、金や銀、白金など金属の質感(光沢や色などに依存)を呈するものが、見栄えの観点で有利であるが、金属材料で作成された文字板は透過性がないため、ソーラーセルに光エネルギーを供給することができず、したがって、ソーラーセルを用いた時計に金属材料の文字板を採用することはできない。
そこで、光透過性を有しつつも、背面のソーラーセルからの反射光が透過するのを抑える文字板が求められており、そのようなものとして例えば、下面(ソーラーセルに向いた面)に多数のプリズム面が形成された透過性文字板と、その下面側に設けられた半透過反射板とを有する文字板が提案されている(特許文献1)。
この文字板によれば、透過性文字板の上面から入射した光のうち一部は下面で反射し、一部は下面を透過して半透過反射板に到達するが、透過性文字板の下面はプリズム面であるため、このプリズム面で反射される光量が、従来の、単なる平面に形成されていた下面での反射光量よりも多くなるとともに、下面のプリズム面を透過した光の一部も半透過反射板で反射するため、透過性文字板の上面側から文字板を見る観者に、文字板を明るく視認させることができる。
しかも、半透過反射板を透過してソーラーセルに到達し、ソーラーセルで反射して透過性文字板に向かう光は、その一部が、透過性文字板の下面に形成されたプリズム面で反射されるため、ソーラーセルでの反射光のうち、透過性文字板の上面を透過して観者に視認される光量は、従来に比して極めて少なくなり、この結果、文字板の外観品質をさらに向上させることができる。
さらに、プリズム面での反射は、全反射した光として鏡面反射に類した質感を有するものとなるため、金属の質感を呈したものとなる。
また、透過性文字板と太陽電池との間に、導光手段を備えたものも提案されている(特許文献2)。
これは、太陽電池付時計1として、外装ケース11と、外装ケース11内に配置された表示パネル20と、表示パネル20の裏面側に配置された太陽電池30と、導光手段40とを基本的な構成とするものであり、導光手段40は、表示パネル20を介さずに光を取り入れる光取り入れ部411と、光取り入れ部411に連続して構成されて取り入れられた光を表示パネル20の裏面側に導いて太陽電池30の発電面に照射する導光部412とを備えている。
そして、これは、表示パネル20が透光性を有するものである必要がないため、表示パネルとして利用できる材質等の種類に制約がない。
また、カバーガラス側より、表示パネル、太陽電池(ソーラー基板およびソーラーセル)、拡散部(プリズムシートおよび拡散シート)となった各部材を、中央に凹部を有する導光板に配設し、この導光板の外周部の光取り入れ部から光を取り入れて、太陽電池に光を導く構造となっているため、表示パネル20によって太陽電池30を完全に覆い隠すことができ、これにより、カバーガラス側から太陽電池30が透けて見えることがないため、意匠性を向上させることもできる。
特開2007−3356号公報 特開2008−209368号公報
ところで、文字板は、時計の外観的な特徴となるものであるため、商品のシリーズごとや使用者の対象別に適応するように、多種多様なものを用意する必要がある。
また、上述した特許文献1に示された技術の場合、上面に印刷または塗装で装飾仕上げを施すことはできるが、下面に装飾仕上げを施すと、プリズムの効果が得られにくくなり、また、プリズム面から下方(ソーラーセル側)に透過する光が少なくなるために、透過性文字板の下方に位置する半透過反射板の機能が活かせなくなる等の理由によりプリズム面に装飾仕上げを施すことは難しいものとなっている。したがって、透過性文字板のデザインバリエーションの拡大を図ることができなかった。
さらに、下面にプリズム面が予め形成された透過性文字板の上面に植字等の時字や文字などを取り付ける必要があるが、この時字や文字等を取り付ける加工の際に、下面のプリズム面は損傷を受けやすい。
すなわち、植字(時字やロゴ等)の下面に設けられた脚部を取り付けるために、透過性文字板に小孔を開けることがあるが、この小孔は、プレス機に取り付けられている金型のパンチによって穿孔される。この穿孔の際に、金型のパンチは透過性文字板の下面のプリズム面を貫通するが、それだけでなく、プリズムの頂部(稜線部あるいは頂点部)にも強い圧力が加わるため、プリズムの頂部が潰れてプリズム面が損傷する。
また、植字は、その脚部が小孔に通され、透過性文字板の下面に突出した脚部の先端がその下面側からカシメられて脚部が小孔から脱落しないようにすることで、透過性文字板に固定されるが、この脚部の先端のカシメ加工の際にもプリズム面が損傷を受け易いため、慎重な作業が求められており、作業性を向上させることが難しかった。
そして、下面のプリズム面が損傷を受けると、その損傷を受けた部位での反射が適正に行われなくなるため、観者に向かって反射する光量が減り、局所的に暗く見えるなど外観品質の低下を招く。
一方、特許文献2に示された技術の場合、下記(1)〜(3)の問題がある。(1)導光板や遮光板を必要とするため、表示部の厚さが厚くなり、この結果、太陽電池付き時計も厚くなり、ドレスウォッチや女性向け(小さいサイズ)の時計への適用が難しい(2)導光板の上面側から入射した光を反射板および拡散部を介して太陽電池に導く構造であるため、構造自体が複雑であるとともに、光の減衰が著しく、光の無駄が大きい(太陽電池に到達しない光量が多い)構造となっている(3)太陽電池と接している拡散部(プリズムシートおよび拡散シート)は、プリズムシートと拡散シートとが別体または一体的に構成されているため、構造が複雑で、取り扱いが難しいものとなっている。特に、プリズムシートにキズや汚れがつくと、拡散部の集光機能は著しく低下する。また、拡散部は太陽電池に接しているため、太陽電池やプリズムシートの頂部にもキズがつき易い。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、簡単構造で金属の質感を有する反射光を得つつ、一部を透過光としてソーラーセルに透過させるとともに、多種多様な文字板に容易に対応することができる時計用表示板を提供することを目的とする。
本発明に係る時計用表示板は、板状のソーラーセルを有する携帯型の時計に用いられる時計用表示板であって、光透過性文字板と、この光透過性文字板と前記ソーラーセルとの間に配設される輝度向上板と、を備え、前記光透過性文字板と前記輝度向上板とは別体の構造であり、前記輝度向上板は、前記ソーラーセルに対向する面に、平面に比べて反射光量を増大させる凹凸面を有し、前記凹凸面は、プリズム面が多数配列されたものであり、前記光透過性文字板のおもて面には、装飾又は時字が設けられ、前記プリズム面は、頂角及び隣接するプリズム面がなす角度が90°であることを特徴とする。
ここで、輝度向上板は、平板状に形成された板、フィルム、シート等であって、そこに入射した光の反射量を増大させる機能を有するものであり、例えばその平板の一方の面が平面に形成され、他方の面がプリズム面等凹凸面に形成されたものなどを適用することができる。
このような輝度向上板のプリズム面等凹凸面は、平面よりもその反射光量を増大させるものであるため、輝度向上板の入射面側から視認したとき、輝度が向上して視認される。
なお、輝度向上板に形成されたプリズム面等凹凸面は、輝度向上板の板面内の一方向に沿って延びて形成(一方向に延びた溝状に形成)されていてもよいし、板面内の互いに直交する2方向に沿って規則的にまたはランダムに配列して幾何学模様状に形成(例えば、ピラミッド状の四角錐、この四角錐の凹凸を反転させて四角錐状に凹んだもの、三角錐、この三角錐の凹凸を反転させて三角錐状に凹んだもの、半球状等のドーム形状、このドーム形状の凹凸を反転させてドーム状に凹んだものなどを、それらの底辺同士を密着または近接させて縦横に規則正しく配列した凹凸状に形成)されていてもよい。
このように構成された本発明に係る時計用表示板によれば、外部からこの時計用表示板に照射された光は、まず光透過性文字板に入射し、入射した光の一部はこの光透過性文字板の光透過特性にしたがって光透過性文字板を透過し、その透過した光が輝度向上板に入射する。
輝度向上板は、前述した反射光量増大機能により、入射した光の反射光の量を増大させ、この光量が増大された反射光が光透過性文字板に戻ることにより、光透過性文字板を背面側から照射し、その光透過性文字板を背面側から照射した反射光が光透過性文字板を透過して、時計用表示板を照射した側に出射するが、反射光量が増大しているため、光透過性文字板の輝度を向上させることができる。
しかも、輝度向上板のプリズム面等凹凸面での反射は、全反射した光として鏡面反射に類した質感を有するものとなるため、金属の質感を呈したものとなる。
一方、光透過性文字板を透過して輝度向上板に入射した光のうち一部は、輝度向上板を透過して、この輝度向上板の背面側に配置されるソーラーセルに到達し、これにより、ソーラーセルによる起電力を得ることができる。
また、ソーラーセルの表面では、到達した光の一部を反射させるため、そのソーラーセルの表面を形成する物質に応じた濃紫色の反射光が輝度向上板に反射されるが、このソーラーセルによる反射光は、輝度向上板によって、ソーラーセルに戻る方向に反射される量が増大し、輝度向上板を透過する方向(光透過性文字板に向かう方向)への光量(透過光量)が低下する。
そして、この時計用表示板から出射するソーラーセルによる濃紫色の光(ソーラーセルで反射し、輝度向上板を透過し、光透過性文字板を透過した光)が低減されていることと、輝度向上板で反射して金属の質感を呈した反射光が増大していることとが相まって、この時計用表示板は、簡単構造でありながら、光透過性文字板の板面を一層明るいものとすることができる。
さらに、本発明に係る時計用表示板によれば、植字等の時字、文字および装飾が施される、時計の顔ともいえる文字板と、輝度を向上させる輝度向上板とが物理的に分離された別体の構造であるため、光透過性文字板の形成を、輝度向上板とは分離した状態で行うことができるため、光透過性文字板への植字(時字、文字)や切分、ロゴの印刷等各種加工によって、輝度向上板の輝度向上を担う部分(例えば、プリズム面など)が損傷を受ける虞がない。
また、光透過性文字板の背面(下面)には、印刷または塗装により装飾仕上げを施すことができるため、デザインバリエーションの拡大を図ることができる。
したがって、光透過性文字板の加工方法が、輝度向上板との関係で制限を受けることがなく、一層多様な装飾表現や加工方法を採用して、多種多様な表現の文字板を提供することができる。
また、板状のソーラーセルと上述した本発明に係る時計用表示板とを備えた時計によれば、簡単構造で、非金属であっても金属の質感を有する反射光を得つつ、一部を透過光としてソーラーセルに透過させるとともに、多種多様な文字板に容易に対応したものとすることができる。
本発明に係る時計用表示板によれば、簡単構造で、非金属であっても金属の質感を有する反射光を得つつ、一部を透過光としてソーラーセルに透過させるとともに、多種多様な文字板に容易に対応することができる。
また、非金属の時計表示板であるものは、電波を透過させることができ、したがって、電波を受けて時刻等を自動的に調整する電波修正機能をも備えた、電波修正機能付きのソーラー時計(太陽電池付き時計)に適用するのに好適である。
本発明の一実施形態を示す外観図である。 図1に示した時計における時計用表示板およびソーラーセルの配置を示す断面図である。 輝度向上フィルムの背面に形成されたプリズム面を臨んだ、斜め下方から見た斜視図である。 プリズム面での光の反射を説明した模式図である。 図2に示した実施形態の変形例(変形例1)を示す断面図であり、プリズム面を光透過性文字板の側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例2)を示す、プリズム面が直交する2方向に規則正しく格子状に配列された輝度向上フィルムを斜め下方から見た斜視図である。 図5Aの凹凸面の凹凸を反転させた凹凸面を有する輝度向上フィルムを、図5Aと同じく斜め下方から見た斜視図である。 図2に示した実施形態の変形例(変形例3)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面をソーラーセルの側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面を光透過性文字板の側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例3)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面を光透過性文字板の側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面も光透過性文字板の側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例3)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面をソーラーセルの側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面もソーラーセルの側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例3)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面を光透過性文字板の側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面をソーラーセルの側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例4)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面をソーラーセルの側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面を光透過性文字板の側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例4)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面を光透過性文字板の側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面も光透過性文字板の側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例4)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面をソーラーセルの側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面もソーラーセルの側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例4)を示す断面図であり、第1の輝度向上フィルムのプリズム面を光透過性文字板の側に向け、第2の輝度向上フィルムのプリズム面をソーラーセルの側に向けた構成のものを表す。 図7Bに示した実施形態の変形例(変形例4の変形例)を示す断面図である。 図4に示した実施形態の変形例(変形例1の変形例)を示す断面図である。 図2に示した実施形態の変形例(変形例5)を示す断面図であり、プリズム面をソーラーセルの側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例5)を示す断面図であり、プリズム面を光透過性文字板の側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例6)を示す断面図であり、プリズム面をソーラーセルの側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例6)を示す断面図であり、プリズム面を光透過性文字板の側に向けた構成のものを表す。 図2に示した実施形態の変形例(変形例6)を示す断面図であり、図10Aに示したものにさらに装飾層を追加したものである。
以下、本発明に係る時計用表示板およびその時計用表示板を用いた時計の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の時計用表示板を用いた時計(例えば、携帯型の時計)200を示す外観図である。
図示の時計200は、時計本体110とこの時計本体110を使用者の腕に着脱させる時計バンド192とを備え、時計本体110は、金属製のケース120と、時針、分針および秒針などの指針191等を駆動させる機構であるムーブメント140と、ムーブメント140の動力として設けられたソーラーセル130と、指針191とソーラーセル130との間に設けられた時計用表示板150とを備えている。
ここで、ソーラーセル130は図1の紙面に沿った平板状に形成されていて、時計用表示板150がこのソーラーセル130を覆っている。
また、時計用表示板150に入射する光量を100%とした場合、ソーラーセル130に入射する光量が10%以上あれば、ソーラーセル130は電力を発生し、その発生した電力は、時計200を駆動するのに十分なエネルギーとなる。
時計用表示板150は、図2にその断面を示すように、光透過性文字板151と、この光透過性文字板151とソーラーセル130との間に、これらとは別体に配設される輝度向上フィルム161(輝度向上板の一例として)とを備えている。
光透過性文字板151は、そのおもて面152の表面(ひょうめん)に時刻に対応した植字(時字、文字)やブランド名、ロゴ、その他の装飾等を印刷または貼付、カシメ、刻字等により形成するとともに、可視光波長域の光に対して透過する光学特性(透明または半透明)を有するものである。
なお、この光透過性文字板151は、ポリカーボネート樹脂製のものであるが、このポリカーボネート樹脂製のものに限定されるものではなく、他の種類の樹脂であってもよいし、また、樹脂以外の、例えばガラス製、サファイヤ製、セラミックス製等であってもよい。
輝度向上フィルム161は、可視光波長域の光に対して透明度が高い樹脂(例えば、ポリエステル樹脂やアクリル系樹脂等)により形成され、一方の側の面(図2のものでは、ソーラーセル130に向いた側の面163(以下、背面163という。))に、プリズム面164が多数配列された凹凸面が形成されている。
この輝度向上フィルム161においては、プリズム面164が、図3Aの斜視図に示すように、背面163内(板面内)の一方向に沿って延びて溝状に形成されている。
このプリズム面164は、図示した一方向に直線状に延びたものの他、渦巻き状や同心円状に延びて形成されたものであってもよい。
プリズム面164は、例えば図3Bに示すように、頂角が直角(90[度])に形成されているとともに、隣接するプリズム面164,164がなす角度も直角(90[度])に形成されている。
この結果、光透過性文字板151の外部(時計200の風防側)から輝度向上フィルム161のおもて面162に直交して入射した光(入射角度0[度]の光)は、2つのプリズム面164で全反射して、入射したおもて面162の側に戻る。
また、輝度向上フィルム161のおもて面162に直交以外の角度で入射した光の多くも、2つのプリズム面164で全反射して入射したおもて面162の側に戻り、輝度向上フィルム161のおもて面162に対する入射角度が大きい光の一部は、プリズム面164で屈折して背面163から出射(輝度向上フィルム161を透過)し、ソーラーセル130に到達する。
このように、外部から光透過性文字板151に照射された光は、まず光透過性文字板151に入射し、入射した光の一部はこの光透過性文字板151の光透過特性にしたがって光透過性文字板151を透過し、その透過した光が輝度向上フィルム161に入射する。
輝度向上フィルム161は、上述したプリズム面164での反射により、入射した光に対する反射光の光量を増大させ、この光量が増大された反射光が光透過性文字板151に戻ることにより、光透過性文字板151を、その背面153側から照射し、その光透過性文字板151を背面153側から照射した反射光が光透過性文字板151を透過して、そのおもて面152から、光透過性文字板151を照射した側に出射するが、反射光量が増大しているため、光透過性文字板151の輝度を向上させることができる。
しかも、輝度向上フィルム161のプリズム面164での反射は、全反射した光として鏡面反射に類した質感を有するものとなるため、金属の質感(光沢や色など)を呈したものとなる。
一方、このソーラーセル130に到達した光(透過光)は、ソーラーセル130の光起電力効果により電力としてムーブメント140を駆動し、このムーブメント140の駆動により、指針191等を駆動させる。
また、ソーラーセル130に到達した透過光は、ソーラーセル130の表面で、その一部が反射するため、そのソーラーセル130の表面を形成する物質に応じた濃紫色の反射光が輝度向上フィルム161に反射されるが、このソーラーセル130による反射光は、輝度向上フィルム161の背面163に形成されたプリズム面164によって、ソーラーセル130に戻る方向に反射される量が増大し、輝度向上フィルム161を透過する方向(光透過性文字板151に向かう方向)への光量(透過光量)が低下する。
以上の通り、本実施形態の時計用表示板150によれば、この時計用表示板150から外部(使用者)に向けて出射する、ソーラーセル130による濃紫色の光(ソーラーセル130で反射し、輝度向上フィルム161を透過し、光透過性文字板151を透過した光)が低減されていることと、輝度向上フィルム161で反射して金属の質感を呈した反射光が増大していることとが相まって、この時計用表示板150は、光透過性文字板151の板面を一層明るいものとすることができる。
この結果、光透過性文字板151として、種々の異なる色のものを用いた場合に、その色の微差も識別することが可能となり、光透過性文字板151として、色彩や階調のわずかに異なるものを適用することが可能となる。
しかも、本実施形態の時計用表示板150は、輝度向上フィルム161と時計の顔ともいえる文字板である光透過性文字板151とが別体の構造であるため、光透過性文字板151に、植字装着用の小孔開けや、この小孔への植字(時字、文字)の取り付けや、ブランド名、ロゴ、切分等を各種印刷(パッド印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷等)での形成や、その他印刷や塗装等で装飾を施すに際し、光透過性文字板151を輝度向上フィルム161から分離しておくことにより、輝度向上フィルム161の輝度向上を担う部分(例えば、プリズム面164など)が損傷を受ける虞がない。
したがって、光透過性文字板151の加工方法が、輝度向上フィルム161との関係で制限を受けることがなく、一層多様な装飾表現や加工方法を採用して、多種多様な表現の文字板を提供することができる。
その上、光透過性文字板151は、おもて面152への装飾はもとより、背面153への装飾も可能であることより、視覚的に立体感のある表現の装飾も可能となり、デザインバリエーションの拡大を図ることもできる。
さらに、光透過性文字板151、輝度向上フィルム161はともに、可視光に対して透過性を有するものであるため、光透過性文字板151のおもて面152および背面153、並びに輝度向上フィルム161のおもて面162および背面163にそれぞれ、時計用表示板150の外部から視認可能の装飾等を施すことができ、各面ごとに異なる装飾を施すなどした複雑な表現の装飾等を施すこともできる。
(変形例1)
上述した実施形態の時計用表示板150は、輝度向上フィルム161のプリズム面164がソーラーセル130に対向する配置(背面163がプリズム面164に形成されている)のものであるが、本発明に係る時計用表示板は、この形態に限定されるものではなく、図4に示すように、輝度向上フィルム161のプリズム面164が光透過性文字板151に対向する配置(おもて面162がプリズム面164に形成されている)のものであってもよい。
そして、このように構成された実施形態(変形例1)の時計用表示板150によっても、上述した実施形態の時計用表示板150(図2)と同様の作用、効果を得ることができる。
すなわち、光透過性文字板151の外部(時計200の風防側)から輝度向上フィルム161のおもて面162に入射した光の多くは、プリズム面164で反射して光透過性文字板151に向かって戻るため、光透過性文字板151の輝度を向上させることができる。
このとき、輝度向上フィルム161のプリズム面164は、光透過性文字板151から入射した光に対して全反射はし難いため、上記実施形態のような金属的な質感は小さくなるものの、プリズム面164での反射は平面での反射よりも大きいため、光透過性文字板151に戻る反射光量が増大し、輝度(例えば、白さ等の明るさ)を向上させることができる。
変形例1が奏する他の作用効果については、上述した実施形態が奏する作用、効果と同様である。
なお、輝度向上フィルム161が、プリズム面164(凹凸面)を光透過性文字板151に対向させた姿勢で配置された状態(図4に示した状態)と、プリズム面164をソーラーセル130に対向させた姿勢で配置された状態(図2に示した状態)とで、光透過性文字板151の側からソーラーセル130に向けて透過する光の透過率が異なるように設定されているものである場合には、上述した実施形態の時計用表示板150(図2)と変形例1の時計用表示板150(図4)とで、観者の側への反射光の光量に差異が生じるため、光透過性文字板151の明るさに差異が生じる。
したがって、時計200に設置する際の輝度向上フィルム161の表裏面(おもて面162と背面163)を入れ替える配置によって、光透過性文字板151の明るさを2通りに変えることができる。
また、変形例1の時計用表示板150によると、プリズム面164が輝度向上フィルム161のおもて面162側に位置しているときと、プリズム面164が輝度向上フィルム161の背面163側に位置しているときとで、観者に対して、観者からプリズム面164までの距離に差が生じることによる距離感(奥行き感)の違いを与えたり、プリズム面164による観者への反射光が、輝度向上フィルム161の内部を通過した光であるのか(プリズム面164が輝度向上フィルム161の背面163側に位置している構成の場合)、輝度向上フィルム161の内部を通過していない光であるのか(プリズム面164が輝度向上フィルム161のおもて面162側に位置している構成の場合)の差異による質感の違いを与えることができるため、観者に与えようとする距離感や質感に応じて、輝度向上フィルム161のプリズム面164の配置向きを選択することができる。
(変形例2)
本実施形態の時計用表示板150は、輝度向上フィルム161として、そのプリズム面164が一方向に沿って延びて溝状に形成されているものを適用したものであるが、本発明の時計用表示板はこの形態に限定されるものではなく、図5に示すように、そのプリズム面164が、輝度向上フィルム161の背面163内の互いに直交する2方向に沿って規則的に配列して形成されている輝度向上フィルム161(幾何学模様状に形成(例えば、ピラミッド状の四角錐を、それらの底辺同士を密着させて縦横に規則正しく格子状に配列した凹凸状に形成))を有するものであってもよい。
なお、プリズム面164は、輝度向上板の板面内の一方向に沿って延びて形成(一方向に延びた溝状に形成)されているが、上述した実施形態や変形例においては、プリズム面164に代えてプリズム面以外の各種凹凸面を適用することができる。
ここで、凹凸面としては、板面内の互いに直交する2方向に沿って規則的にまたはランダムに配列して幾何学模様状に形成されたもの(例えば、ピラミッド状に突出した四角錐(図5A)、四角錐の凹凸を反転させて四角錐状に凹んだもの(例えば、図5B)、突出した三角錐、三角錐の凹凸を反転させて三角錐状に凹んだもの、突出した円錐、円錐の凹凸を反転させて円錐状に凹んだもの、半球状等の突出したドーム形状、またはドーム形状の凹凸を反転させてドーム状に凹んだものなどを、それらの底辺同士を密着または近接させて縦横に規則正しくまたはランダムに多数配列して凹凸状に形成されたもの)などを適用することができる。以下の変形例においても、プリズム面に代えて上述した各種凹凸面を適用することができる。
また、本発明の時計用表示板は、そのプリズム面164が、輝度向上フィルム161の背面163内でランダムに配列して形成されている輝度向上フィルム161(幾何学模様状に形成(例えば、ピラミッド状の四角錐を、ランダムに配列した凹凸状に形成))を有するものであってもよい。
上述した実施形態1の時計用表示板150は、輝度向上フィルム161のプリズム面164が一方向にのみ沿って延びているため、観者がこの時計用表示板150を斜め方向(光透過性文字板151のおもて面152に対して直交以外の角度方向)から見た場合、視線方向がプリズム面164の延びている方向を含む面内にあるときと、視線方向がプリズム面164の延びている方向を含む面内にないときとで、観者には、ソーラーセル130からの反射光の光量に差異があるように視認される。
すなわち、輝度向上フィルム161を斜め方向より見た場合、視線方向がプリズム面164の延びている方向を含む面内にあるときは、視線方向がプリズム面164の延びている方向を含む面内にないときよりも、プリズム面164での反射光量が多いため、相対的に明るく視認される。
これに対して、プリズム面164が、輝度向上フィルム161の背面163内の2方向に沿って規則的に配列して形成されている輝度向上フィルム161や、プリズム面164が、輝度向上フィルム161の背面163内でランダムに配列して形成されている輝度向上フィルム161を有する時計用表示板150では、観者の視線方向の如何に拘わらず、プリズム面164での反射光量の差異は低減するため、光透過性文字板151に対する輝度向上フィルム161の相対的な向き(回転中心回りの角度)に特段の注意を払うことなく、したがって、光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との組み立てを容易にすることができる。
なお、このように構成された実施形態(変形例2)の時計用表示板150によっても、上述した実施形態の時計用表示板150(図2)と同様の作用、効果を得ることができる。
(変形例3)
輝度向上フィルム161として、そのプリズム面164が一方向に沿って延びて溝状に形成されているものを適用した時計用表示板150(図2または図4の実施形態)において、図6A,図6B,図6Cまたは図6Dに示すように、輝度向上フィルム(第1の輝度向上フィルム)161とソーラーセル130との間に、さらに他の輝度向上フィルム(第2の輝度向上フィルム)171が設けられたものとし、しかも、第1の輝度向上フィルム161と第2の輝度向上フィルム171とは、それぞれに形成されたプリズム面164,174の延びた方向が、両輝度向上フィルム161,171の重なり方向に沿った投影状態において直交するように配設されたものを適用することができる。
すなわち、図6において、第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164は紙面の奥行き方向に延びて形成されており、一方、第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174は紙面に沿って図示幅方向に延びて形成されている。
さらに、図6Aのものでは、第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164と第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174とが対向する配置とされている。
なお、第2の輝度向上フィルム171は、プリズム面174の延設されている方向が異なる以外、第1の輝度向上フィルム161と同じ構成である。
このように、2つのプリズム面164,174が互いに直交する向きに延びるように配置された2つの輝度向上フィルム161,171を備えた時計用表示板150によれば、観者がこの時計用表示板150を斜め方向(光透過性文字板151のおもて面152に対して直交以外の角度方向)から見た場合、視線方向が一方のプリズム面164(またはプリズム面174)の延びている方向を含む面内にあるときであっても、他方のプリズム面174(またはプリズム面164)の延びている方向を含む面内にないため、観者には、ソーラーセル130からの反射光の光量に差異が視認されない。
これはすなわち、2つの輝度向上フィルム161,171の組合わせにより、変形例2として図5に示した1つの輝度向上フィルム161(その背面163内の互いに直交する2方向に沿ってプリズム面164が規則的に配列して形成されている)によるのと同様の作用、効果を得るものである。
上述した変形例2の、互いに直交する2方向に沿ってプリズム面164が規則的に配列された輝度向上フィルム161の製造には、非常に高度で精密な製造技術が要求されるため、製造コストが高くなり、1方向のみに沿って延びたプリズム面164が形成された輝度向上フィルム161の2つ分よりも高価なものとなる。
したがって、高価な1つの輝度向上フィルム161(図5の変形例2)に代えて、比較的安価な輝度向上フィルム161(図2の実施形態または図4の変形例1)を2つ組み合わせることで、視線方向に応じた反射の明暗差の発生を防止しつつ、時計用表示板150全体のコストを低減することができる。
また、このように2つの輝度向上フィルム161,171を重ねて配置した構成により、単一の輝度向上フィルム161を用いた既述の実施形態の時計用表示板150に比べて反射光量を増加させることができるため、光透過性文字板151を、より明るいものとすることができる。
なお、このように構成された実施形態(変形例3)の時計用表示板150によっても、上述した実施形態の時計用表示板150(図2)と同様の作用、効果も得ることができる。
また、上述した実施形態(変形例3)の時計用表示板150は、第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164がソーラーセル130に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174が光透過性文字板151に近い側の面に形成された状態での配置(図6A)、第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164が光透過性文字板151に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174も光透過性文字板151に近い側の面に形成された状態での配置(図6B)、第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164がソーラーセル130に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174もソーラーセル130に近い側の面に形成された状態での配置(図6C)、または第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164が光透過性文字板151に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174がソーラーセル130に近い側の面に形成された状態での配置(図6D)のいずれであってもよい。
また、これら4つの配置のうち任意の1つの組合わせの配置を選択可能とされているものとしてもよく、これら2つの輝度向上フィルム161,171の各プリズム面164,174の配置の組合わせを替えることで、反射の程度を容易に切り換えることができるため、ソーラーセル130の透け・見えの程度を簡単に切り換えることができ、これにより光透過性文字板151の明るさを容易に切り換えることができる。
なお、反射の程度を高めると、光透過性文字板151が明るくなるとともに、金属的な質感がより強く表れて高級感を演出することができ、一方、反射の程度を低くすると、金属的な質感は抑制されるが、透過性が高められるため、輝度向上フィルム171とソーラーセル130との間に、色彩のある半透明板などをさらに配置した構成を採用することで、観者に対して、ソーラーセル130の反射光を抑えつつ、半透明板の色調を視認させることができ、多様な色調表現も可能となる。
しかも、1つの輝度向上フィルム161だけでは表現できなかった深み(奥行き感)のある表現、方向性のある見え方の緩和も可能となる。
この2つの輝度向上フィルム161,171のプリズム面164,174の配置の組合わせは、後述する他の実施形態にも同様に適用可能である。
(変形例4)
上述した実施形態(変形例3)は、第1の輝度向上フィルム161に形成されたプリズム面164と第2の輝度向上フィルム171に形成されたプリズム面174とが、その延びる方向が投影面上で直交するように形成されたものであるが、図7A,図7B,図7Cまたは図7Dに示すように、両プリズム面164,174の延びる方向が一致する(平行となる)ように、両輝度向上フィルム161,171を配置した構成を採用することもできる。
このように、両プリズム面164,174の延びる方向が一致する2つの輝度向上フィルム161,171を重ねて配置した実施形態(変形例4)の時計用表示板150では、変形例3の時計用表示板150のように、視線方向に応じた反射の明暗差の発生を防止することはできないが、変形例3と同様に、単一の輝度向上フィルム161を用いた他の実施形態の時計用表示板150に比べて反射光量を増加させることができるため、光透過性文字板151を、より明るいものとすることができる。
なお、このように構成された実施形態(変形例4)の時計用表示板150によっても、上述した実施形態の時計用表示板150(図2)と同様の作用、効果も得ることができる。
上述した変形例3,4の時計用表示板150において、第1の輝度向上フィルム161と第2の輝度向上フィルム171とのうち少なくとも一方に、その厚さ方向に沿って貫通した貫通孔により、光透過性文字板151側に反射する光の明暗による模様を形成してもよい。
すなわち、変形例3,4の時計用表示板150は、2つの輝度向上フィルム161,171が重ね合わされていることで、1つの輝度向上フィルム161の時計用表示板150(実施形態、変形例1,2)よりも明るい反射光を得ているが、例えば図8Aに示すように、これら輝度向上フィルム161,171の一方(例えば輝度向上フィルム161)に、その厚さ方向に貫通する貫通孔165が形成されていると、その貫通孔165の部分は、輝度向上フィルム161,171が2枚重ねとならずに、1枚の輝度向上フィルム171のみでの反射となり、この貫通孔165の部分については、1つの輝度向上フィルム161だけしか備えない態様の時計用表示板150(実施形態、変形例1,2)と実質的に同じ構成となる。
したがって、貫通孔165が形成されている部分(1つの輝度向上フィルム171で反射する部分)と貫通孔165が形成されていない部分(2つの輝度向上フィルム161,171で反射する部分)とで、反射光の光量に差異が生じ、観者側からはその貫通孔165の形成された部分は貫通孔165が形成されていない部分よりも相対的に暗く視認される。
つまり、観者には、貫通孔165の外周の輪郭形状で囲まれた内部領域(貫通孔165の部分)と輪郭形状よりも外側の領域(貫通孔165でない部分)との明暗差が視認されるため、その貫通孔165の輪郭形状を文字、図形、模様などに対応させることで、観者に対してその文字、図形、模様などを明暗差によって視認させることができる。
なお、図8Aの例は、図7Bに示した実施形態の時計用表示板150における第1の輝度向上フィルム161に対して貫通孔165を形成したものであるが、貫通孔165の形成による文字、図形、模様を視認させる構成は、この形態に限定されるものではなく、図7Bに示した実施形態の時計用表示板150における第2の輝度向上フィルム171に対して、第1の輝度向上フィルム161の貫通孔165と同様の貫通孔を形成したものであってもよいし、その他に、図6A,図6B,図6C,図6Dまたは図7A,図7C,図7Dに示した実施形態の時計用表示板150における第1の輝度向上フィルム161あるいは第2の輝度向上フィルム171に対して、第1の輝度向上フィルム161の貫通孔165と同様の貫通孔を形成したものであってもよい。
この実施形態においても、変形例3において説明したように、(1)第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164がソーラーセル130に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174もソーラーセル130に近い側の面に形成された状態での配置(図7C)、(2)第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164が光透過性文字板151に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174がソーラーセル130に近い側の面に形成された状態での配置(図7D)、(3)第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164がソーラーセル130に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174が光透過性文字板151に近い側の面に形成された状態での配置(図7A)、(4)第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164が光透過性文字板151に近い側の面に形成され、かつ第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174も光透過性文字板151に近い側の面に形成された状態での配置(図7B)のうちいずれか1つであってもよく、また、これら4つの配置のうち任意の1つの組合わせの配置を選択可能とされているものとしてもよく、これら2つの輝度向上フィルム161,171の各プリズム面164,174の配置の組合わせを替えることで、反射の程度を容易に切り換えることができるため、ソーラーセル130の透け・見えの程度を簡単に切り換えることができ、これにより光透過性文字板151の明るさを容易に切り換えることができる。
また、上述した(1)〜(4)の各配置の構成においては、第1の輝度向上フィルム161のプリズム面164の延びた方向と、第2の輝度向上フィルム171のプリズム面174が延びた方向とが、第1の輝度向上フィルム161と第2の輝度向上フィルム171との重なり方向(厚さ方向)に沿った投影状態において、0[度]から90[度]の角度範囲のうち任意の角度で交差する状態を選択可能に配設されているものとしてもよい。
このように、交差の角度を任意に選択可能に構成されているものでは、交差角度を調整することにより、光の透過率を、その交差の角度に応じて変化させることができ、この時計用表示板150に求められる光の透過率、反射率または明るさに対応したものとすることができる。
例えば、上述した(1)の配置の場合、(a)交差の角度0[度](プリズム面164,174の延びる方向が違いに平行)のとき、光の反射率は30〜40[%](b)交差の角度45[度]のとき、光の反射率は70〜85[%](c)交差の角度67.5[度]のとき、光の反射率は70〜85[%](d)交差の角度90[度]のとき、光の反射率は70〜90[%]となる。
また、上述した(3)の配置の場合、(a)交差の角度0[度](プリズム面164,174の延びる方向が違いに平行)のとき、光の反射率は60〜90[%](b)交差の角度45[度]のとき、光の反射率は50〜80[%](c)交差の角度67.5[度]のとき、光の反射率は50〜70[%](d)交差の角度90[度]のとき、光の反射率は50〜65[%]となる。
なお、上述した図8Aの例は、2つの輝度向上フィルム161,171のうち一方の輝度向上フィルム161に貫通孔165を形成して文字、図形、模様を視認させるものであるが、図8Bに示すように、単一の輝度向上フィルム161のみを備えた時計用表示板150(例えば、図4)によっても、図8Aに示した例と同じように、文字、図形、模様を視認させることができる。
すなわち、図8Bに示した時計用表示板150は輝度向上フィルム161のプリズム面164の一部を、視認させたい文字、図形、模様の形で潰したものであり、その潰された部分164aは潰されていない部分よりも反射率が低下するため、プリズム面164の潰された部分と潰されていない部分との反射率の差により、文字、図形、模様を視認させることができる。
なお、図8Bに示した時計用表示板150において、輝度向上フィルム161のプリズム面164をソーラーセル130の側に向けた構成(図2に示した実施形態の時計用表示板150において、プリズム面164の一部を潰した構成)によっても、図8Bと同様に、文字、図形、模様を視認させることができる。
(変形例5)
上述した各実施形態の時計用表示板150において、光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に、光透過性の反射塗膜180を有する構成も本発明の実施形態として採用することができる。
すなわち、例えば図9Aは、図2に示した時計用表示板150の光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に光透過性の反射塗膜180を有する構成の実施形態を示すものであり、図9Bは、図4に示した時計用表示板150の光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に光透過性の反射塗膜180を有する構成の実施形態を示すものである。
ここで、光透過性の反射塗膜180としては、例えばパールの微小粉末を分散した透明膜(ウレタン樹脂やエポキシ樹脂などの透明な樹脂の膜)などを適用することができ、厳密には図9Aや図9Bに示したように単独で存在する膜体ではなく、図9Aに示した構成にあっては、光透過性文字板151の背面153に、または輝度向上フィルム161のおもて面162に、印刷または塗装の手法で成膜されている。また、図9Bに示した構成にあっては、光透過性文字板151の背面153に、印刷または塗装の手法で成膜されている。
透明膜に分散されている物体としては、上述したパールの微小粉末の他に、貝、雲母、チタン金属、アルミナ、酸化珪素などの微小粉末を適用することができる。
このように、構成された実施形態(変形例5)の時計用表示板150によれば、光透過性の反射塗膜180の無い各実施形態の時計用表示板150と同様の作用、効果を得ることができるとともに、光透過性の反射塗膜180に入射した光が、光透過性の反射塗膜180におけるパールの微小粉末で不規則に反射するため、その不規則に反射した光が観者に視認されると、キラキラとした光輝感となり、観者に高級感を与えることができる。
なお、透明膜に分散されている物体が、貝、雲母、チタン金属、アルミナ、酸化珪素などの微小粉末である光透過性の反射塗膜180を有する時計用表示板150によっても、パールの微小粉末を分散物体とした光透過性の反射塗膜180を有する時計用表示板150の場合と同様の効果を得ることができる。
また、光透過性の反射塗膜180の、透明膜に分散させる分散物体の量や大きさ、分散度合いなどを調整し、または透明膜自体の色彩や透明度を調整することにより、光透過性文字板151から輝度向上フィルム161に到達する光の量を容易に調整することができる。
(変形例6)
上述した各実施形態(実施形態、変形例1〜4)の時計用表示板150において、光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に、光透過性の反射光学層185を有する構成も本発明の実施形態として採用することができる。
すなわち、例えば図10Aは、図2に示した時計用表示板150の光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に光透過性の反射光学層185を有する構成の実施形態を示すものであり、図10Bは、図4に示した時計用表示板150の光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に光透過性の反射光学層185を有する構成の実施形態を示すものである。
また、図10Cに示すように、図2に示した時計用表示板150の光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に、光透過性の反射光学層185と装飾効果を付与する装飾層186とを有する構成も、本発明の実施形態として適用することができる。
ここで、光透過性の反射光学層185としては、例えば酸化チタン(TiO2 )、酸化アルミニウム(Al2 3 )、酸化シリコン(SiO2 )、酸化ジルコニウム(ZrO2 )等の薄膜であり、反射率と色調(透明膜から各種カラーのものまで)は薄膜設計によって自由に変えることが可能である。
反射光学層185としては、その反射率が1[%]から50[%]程度のものを用い、本実施形態では反射率約20[%]のものを用いている。
装飾層186としては、例えばシリコン微粒子などを透明インキ(塗料を含む)に入れたつや消し膜を使用することできる。また、光透過性のカラーインキ(塗料を含む)を使用してもよい。
装飾層186を追加した実施形態のものでは、時計用表示板150の明るさや色調の設計の自由度を高めて、様々なデザインに対応できるようにすることができるため、従来にはない明るさや色調を表現することができる。
このとき、この薄膜設計により、酸化膜の種類だけでなく薄膜層の層数(単層、多層)も任意に選択可能である。
また、この薄膜を形成する手段としては、蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の加工方法を適用することができる。
なお、本実施形態の光透過性の反射光学層185は、例えば、酸化ジルコニウムの薄膜と酸化シリコンの薄膜とを交互に形成して合計4つの層とした透明膜(総厚さ約450〜550[nm])であり、反射率が約30[%]となるように、蒸着により形成した層体であり、図10Aに示すように、光透過性文字板151の背面153に、または輝度向上フィルム161のおもて面162に形成されていてもよいし、光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に、別体で形成されているものであってもよい。
また、光透過性の反射光学層185は、図10Bに示すように、光透過性文字板151の背面153に形成されていてもよいし、光透過性文字板151と輝度向上フィルム161との間に、別体で形成されていてもよい。
このように、構成された実施形態(変形例6)の時計用表示板150によれば、光透過性の反射光学層185の無い各実施形態の時計用表示板150と同様の作用、効果を得ることができるとともに、反射光学層185の膜厚等を調整することで、光透過性文字板151から輝度向上フィルム161に到達する光の量を容易に調整することができる。
なお、光透過性の反射光学層185は、変形例3や変形例4として示した、2つの輝度向上フィルム161,171を備えた時計用表示板150(図6,7,8)にも適用することができる。
すなわち、これら2つの輝度向上フィルム161,171の各平面(プリズム面164,174が形成されていない側の平らな面)のそれぞれに、若しくはいずれか一方に、上述した光透過性の反射光学層185を形成することもでき、またはこれら輝度向上フィルム161,171の平面に光透過性の反射光学層185を形成することに加えて、あるいは輝度向上フィルム161,171の平面に光透過性の反射光学層185を形成することに代えて、光透過性文字板151の背面153に、上述した光透過性の反射光学層185を形成することもできる。
(時計の実施形態)
上述した実施形態(各変形例1〜6を含む。以下、同じ。)の時計用表示板150が備えられた、図1に示した時計200は、本発明に係る時計用表示板の実施形態を用いた時計であり、時計用表示板150の実施形態として発揮される作用、効果を、時計200としても発揮する。
また、上述した実施形態においては、時計用表示板150に入射する光量を100%とした場合の光量10%以上をソーラーセル130で受光するようになっていることは言うまでもなく、その受光した光により、ソーラーセル130は電力を発生し、その発生した電力は、時計200を駆動するのに十分なエネルギーとなっている。
さらに、この時計200は、ソーラーセルを有するソーラー時計であるとともに、電波を受信して、表示(指針で指し示す動作を含む意)する時刻を自動的に調整を行うことができる電波受信機能部を有する時計(電波修正機能付きの時計(いわゆる電波修正時計))であってもよい。
すなわち、時計用表示板150が非金属であるため、この時計用表示板150は電波を透過させることができ、したがって、時計200が電波修正機能付きのソーラー時計(太陽電池付き)であるときも、時計用表示板150の下方に設けられたアンテナでその電波を受けることができ、その受けた電波に応じて時刻等を自動的に調整することができる。
したがって、この時計用表示板150は、電波修正機能付きのソーラー時計に適用するのに好適である。
なお、上述した各実施形態における時計用表示板150のプリズム面164の両側に位置する斜面部分(プリズム面164同士が交わって形成された稜線を挟んで両側に位置する斜面の部分)の表面粗さは小さいことが望ましいが、加工に要するコストや加工する機械等の実力の限度等を勘案して、日本工業規格(JIS)B0601により規定された平均粗さでの表面粗さRaが、0.1〜2.0[μm]の範囲であることが好ましい。
また、この斜面部分の表面粗さRa(JIS B0601)は、0.1〜1.0[μm]の範囲であることがより好ましく、反射輝度をさらに高くすることができる。
なお、表面粗さRaが2.0[μm]を超えると、反射輝度を高める効果は若干低下するが、製造コストを抑制することができるとともに、視野角を拡げることができる。

Claims (6)

  1. 板状のソーラーセルを有する携帯型の時計に用いられる時計用表示板であって、
    光透過性文字板と、この光透過性文字板と前記ソーラーセルとの間に配設される輝度向上板と、を備え、
    前記光透過性文字板と前記輝度向上板とは別体の構造であり、
    前記輝度向上板は、前記ソーラーセルに対向する面に、平面に比べて反射光量を増大させる凹凸面を有し、前記凹凸面は、プリズム面が多数配列されたものであり、
    前記光透過性文字板のおもて面には、装飾又は時字が設けられ、
    前記プリズム面は、頂角及び隣接するプリズム面がなす角度が90°であることを特徴とする時計用表示板。
  2. 前記輝度向上板は、前記プリズム面が形成されていない面が平らな面であり、前記プリズム面が、板面内の一方向に沿って延びて形成され、
    前記光透過性文字板と前記輝度向上板との間に、反射塗膜、又は反射光学層を有することを特徴とする請求項1に記載の時計用表示板。
  3. 前記輝度向上板は、前記プリズム面が形成されていない面が平らな面であり、前記プリズム面が、板面内の一方向に沿って延びて形成され、
    前記光透過性文字板の背面又は前記輝度向上板のおもて面に、印刷又は塗装により装飾を施したことを特徴とする請求項1に記載の時計用表示板。
  4. 前記輝度向上板は、前記凹凸面を前記光透過性文字板に対向させた姿勢で配置された状態と、前記凹凸面を前記ソーラーセルに対向させた姿勢で配置された状態とで、前記光透過性文字板の側から前記ソーラーセルに向けて透過する光の透過率が異なるように設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の時計用表示板。
  5. 前記光透過性文字板と前記輝度向上板との間に、または前記輝度向上板と前記ソーラーセルとの間に、第2の輝度向上板が設けられ、
    前記輝度向上板の前記プリズム面が前記ソーラーセルに近い側の面に形成され、かつ前記第2の輝度向上板の前記プリズム面が前記ソーラーセルに近い側の面に形成され、
    前記第2の輝度向上板の前記プリズム面も、板面内の一方向に沿って延びて形成され、
    前記輝度向上板と前記第2の輝度向上板とは、前記輝度向上板に形成されたプリズム面の延びた方向と前記第2の輝度向上板に形成されたプリズム面が延びた方向とが、前記輝度向上板と前記第2の輝度向上板との重なり方向に沿った投影状態において直交するように配設されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の時計用表示板。
  6. 前記プリズム面の両側に位置する斜面部分の表面粗さRaが0.1〜2.0[μm]の範囲であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の時計用表示板。
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