JP2015155816A - センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、耐衝撃性を向上したセンサを提供することを目的とする。
【解決手段】第1の基板と、前記第1の基板に接続された支持部と、前記第1の基板と対向する錘部と、一端が前記支持部に接続され、他端が前記錘部に接続された梁部と、前記第1の基板に設けられた、第1、第2の突起部と、前記錘部に対向する第2の基板と、前記第2の基板に設けられた、第3、第4の突起部と、を備え、前記第1の突起部と前記第2の突起部との間隔は、前記第3の突起部と前記第4の突起部との間隔よりも小さいセンサとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両やナビゲーション装置、携帯端末等に用いられる加速度センサや角速度センサ等の慣性力センサ、歪センサや気圧センサ等のセンサに関する。
図14は従来のセンサの一例である加速度センサ10の断面図である。図14に示すように、従来の加速度センサ10は、基板12と、基板12の上面に設けられた支持部13と、基板12の上面と対向する錘部14と、一端が支持部13に接続され、他端が錘部14に接続された梁部15と、錘部14の下面に設けられた突起部16と、を備えている。
なお、この従来の加速度センサに関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2007−132863号公報
図15は図14のA方向から見た断面模式図であり、図15(a)は加速度が印加されていない場合、図15(b)はX軸方向に過大な加速度が加わった場合の模式図である。図15(b)に示すように、X軸方向に過大な加速度が加わった場合、梁部15に対してY軸を中心としたねじれが発生し、このねじれに起因して梁部15が折れてしまうという課題があった。
そこで、本発明のセンサは、第1の基板と、前記第1の基板に接続された支持部と、前記第1の基板と対向する錘部と、一端が前記支持部に接続され、他端が前記錘部に接続された梁部と、前記第1の基板に設けられた、第1、第2の突起部と、前記錘部に対向する第2の基板と、前記第2の基板に設けられた、第3、第4の突起部と、を備える。ここで、前記第1の突起部と前記第2の突起部との間隔は、前記第3の突起部と前記第4の突起部との間隔よりも小さいセンサとする。
この構成により、錘部のねじれによる梁部への応力を効果的に抑制できるため、センサの耐衝撃性を向上することができる。
実施の形態1における加速度センサの模式図 同センサの回路例を示す図 同センサの効果の説明図 同センサの力の作用図 実施の形態2における加速度センサの断面図 実施の形態2における他の例の加速度センサの断面図 実施の形態2における更に別の例の加速度センサの断面図 実施の形態3における加速度センサの模式図 同センサの効果の説明図 実施の形態3における他の例の加速度センサの模式図 実施の形態3における他の例の加速度センサの効果の説明図 実施の形態4における加速度センサの模式図 同センサの断面図 従来の加速度センサの断面図 従来の加速度センサの別の断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における加速度センサ100の模式図である。図1(a)は加速度センサ100の上面図、図1(b)は図1(a)の加速度センサ100をX軸正方向からYZ平面に投影した図である。ここで、梁部104が支持部102から延出する方向をY軸方向、梁部104が支持部102から延出する方向に垂直な方向をX軸方向、錘部103の厚み方向であり、X軸とY軸に垂直な方向をZ軸方向、として表記する。なお、以降の全ての図面において、X軸、Y軸、Z軸を決める方法は同じであるものとする。
加速度センサ100は、基板101と、基板101の上面に設けられた支持部102と、基板101の上面と対向し、所定の空隙を設けて配置された錘部103と、一端が支持部102に接続され、他端が錘部103に接続された梁部104と、基板101の上面であって、錘部103の厚さ方向(別の表現では、図1(a)のZ軸方向)の投影において、錘部103と重なるように設けられた突起部105、突起部106と、を備えている。ここで、錘部103の幅D1は梁部104の幅D2よりも大きい。突起部105と突起部106との距離D3(突起部105の錘部103のX軸正方向の端部寄りの面と、突起部106の錘部103のX軸負方向の端部よりの面との距離)は、梁部104の幅D2よりも大きく、かつ、錘部103の幅D1よりも小さい。
以上のように構成された加速度センサ100の動作について説明を行う。
図2は、検出部107、108として歪抵抗方式を用いた場合の回路例である。R1は検出部107に対応する抵抗、R4は検出部108に対応する抵抗、R2およびR3は支持部102に設けられて基準となる抵抗である。図2に示す如く、R1、R2、R3、R4をブリッジ型に接続し、対向する一対の接点VddとGNDとの間に電圧Vinを印加し、他の一対の接点V1とV2の電位差Voutを検出する。加速度センサ100に加速度が印加されると、加速度に応じた電位差Voutを出力し、これを検出することで加速度検出を行う。図3を参照して、本実施の形態における加速度センサ100における耐衝撃性の改善効果について説明を行う。
図3(a)は図1(b)の方向Cから見た加速度センサ100の断面図である。X軸の正方向に衝撃(過大な加速度)が印加された場合、Y軸と平行であって錘部103の重心を通る軸Y1を中心としてR方向にねじれる。この際、錘部103の下面103aが突起部106に当接し、錘部103のR方向のねじれが規制される。ここで、突起部105と突起部106との間の距離D3(突起部105の錘部103のX軸正方向の端部寄りの面と、突起部106の錘部103のX軸負方向の端部よりの面との距離)は、梁部104の幅D2(図3では図示せず)よりも大きく、かつ、錘部103の幅D1よりも小さくしている。これにより、錘部103のねじれに起因する梁部104の応力を効果的に低減することができる。
一方、図3(a)と比較のため、突起部16を錘部103の中央部下方に設けた構成の例として図3(b)に加速度センサ20を示す(従来の加速度センサ10に相当)。
図3(b)に示す加速度センサ20では、X軸の正方向に衝撃(過大な加速度)が印加された場合、図3(a)と同様にR方向にねじれが発生する。このとき、錘部103は、下面103aが突起部16に当接するまで錘部103がねじれることとなる。この結果、R方向のねじれは図3(a)に示す加速度センサ100と比較して大きくなり、錘部103を支持する薄肉の梁部104に過大な応力が発生する。
さらに、図1や図3(a)に示すように、錘部103の上面から見た上面視において、突起部105、突起部106が錘部103から露出していない構成とすることが好ましい。これにより、図3(a)に示すように、錘部103の下面103aが突起部105、突起部106の角部に当接させることができる。錘部103の下面103aが突起部105、突起部106の角部に当接させることで、R方向のねじれに起因する錘部103がX軸の負方向へのずれることを防ぐことができ、効果的に錘部103のねじれを規制できる。
次に、加速度センサ100の基板101、支持部102、錘部103、梁部104、突起部105、突起部106の材料としては、シリコン、溶融石英、アルミナ等を用いることができる。好ましくは、シリコンを用いて形成することにより、微細加工技術を用いて小型の加速度センサとすることが容易となる。
基板101と支持部102とを接着する方法として、接着剤による接着や金属接合、常温接合、陽極接合等を用いることができる。このうち、接着剤としてはエポキシ系樹脂やシリコン系樹脂等の接着剤が用いられる。接着剤として、弾性定数の小さいシリコン系樹脂を用いることにより、接着剤自身の硬化による応力を小さくすることができるという効果が得られる。
図4は、加速度センサ100に対してX軸方向に過大な加速度が働いた際に、錘部103および突起部105、106に作用する力を表した図である。図4の(b)は、加速度センサ100の比較対象として、突起部105と突起部106の端部が錘部103の外側に出した加速度センサ120の模式断面図である。X軸の正方向に衝撃(過大な加速度)が印加された場合、図4(b)の突起部106と錘部103の当接する点では、錘部103のR方向のねじれにより、錘部103に対してX軸方向に力fが働く。力fにより錘部103がX軸の負方向にずれる。一方、図4(a)に示すように、加速度センサ100では、X軸の正方向に衝撃(過大な加速度)が印加された場合、突起部106と錘部103の当接する点では、錘部103のR方向のねじれにより、突起部106に対してX軸方向に力fが働く。また、錘部103に対して力fの反作用の力f2が働くことにより錘部103がX軸の負方向にずれることを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、梁部104に形成した加速度を検出する検出部107、108には、歪抵抗方式を用いた例をしたが、静電容量の変化を検出する静電容量方式の加速度センサであっても錘の変位を規定するための突起部を形成することで、同様の効果が得られることは言うまでもない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態の特徴部分について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図5は、本実施の形態の加速度センサ200の断面図である。図5(a)は加速度センサ200をX軸の正方向から見た断面図であり、図5(b)は方向Eからみた断面図である。実施の形態1と異なる点は、加速度センサ200の上蓋201に突起部202、突起部203が設けられている点である。突起部202と突起部203との間隔D5(突起部202と突起部203の対向面間の距離)は、梁部104の幅D2よりも大きく、かつ、錘部103の間隔D1よりも小さい。別の表現では、基板101の上面からの投影視において、突起部202、突起部203の一部が錘部103から露出する。
基板101の上面に設けた突起部105、突起部106と錘部103、梁部104の関係は実施の形態1と同様である。
以上の構成により、錘部103の下面部が突起部105、突起部106に当接するとともに、錘部103の上側の角部が突起部202、突起部203と当接するため、より確実に錘部103のねじれを抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、上蓋201の下面に突起部202、突起部203を設けたが、図6(a)のように、錘部103の上面(上蓋201との対向面)に突起部232、突起部233を設けても、同様の効果を得られる。この場合、錘部103の上面に設けた突起部232、突起部233と基板101の上面に設けた突起部105、突起部106の関係は、実施の形態1と同様であることが望ましい。
なお、実施の形態2では、上蓋201の下面に設けた突起部202、突起部203と基板101の上面に設けた突起部105、突起部106は同じ高さで形成した例を示したが、図7に示すように、基板101に設けられた突起部225と突起部226の厚み(Z方向の長さ)は、上蓋201に形成された突起部202、突起部203よりも大きくなるように形成する方が望ましい。この構成により、錘部103がねじれの変位を行った場合において、錘部103の下面が突起部225、突起部226に当接する変位と、錘部103の上面が突起部202、突起部203に当接する変位とを同じにすることができ、不要なねじれの変位による応力を低減することができるという効果を有する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態の特徴部分について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図8は、本実施の形態の加速度センサ300の模式図である。図8(a)は加速度センサ300の上面図(基板101は図示せず)、図8(b)は図8(a)の加速度センサ300をX軸正方向からYZ平面に投影した図である。
実施の形態1、2との相違点は、加速度センサ300は、基板101の上面において、突起部105と突起部106の間に突起部301を備えている点である。この突起部301により、錘部103のY軸方向への過振幅を制御することができる。
また、図8(a)、(b)に示されるように、突起部105、突起部106と支持部102との距離D6は、突起部301と支持部102との距離D7よりも大きい。このように突起部105、突起部106を錘部103の重心G近くに形成することにより、加速度センサ300に衝撃が加わった際に、錘部103が突起部105、突起部106との当接に伴い重心G周りに回転し、薄肉の梁部104が破損することを防止することができる。なお、突起部105、突起部106を重心Gよりも錘部103の先端側に設けると、錘部103のZ軸方向の可動域が狭くなるため、重心Gよりも根元側(支持部102寄り)に設けることが好ましい。
前述したように、突起部105、突起部106はX軸方向の加速度による錘部103のねじれの変位に対する変位の抑制を行うのに対して、突起部301はY軸方向の加速度による錘部103の変位を抑制するという効果を有している。
図9(a)は加速度センサ300に対してY軸の正方向に過大な衝撃が加わり、錘部103が変位した際の断面模式図である。このとき、錘部103の先端はZ軸正方向に変位し、錘部103の根元側はZ軸負方向に変位する。この場合、突起部301が錘部103の根元側に設けられていることにより、錘部103の角部が突起部301の上面に当接し、錘部103が過度に変位することを効果的に防ぐことができる。特に、Z軸方向の変位の大きい錘部103の根元付近に突起部301を形成するこが効果的であり、突起部301は錘部103の支持部102側の主面を跨ぐように形成することで錘部103の根元側がZ軸負方向へ変位することを確実に防ぐことができる。
一方、図9(b)は、Z軸の正方向に過大な衝撃が加わった場合を示している。図9(b)に示すように、突起部105、突起部106が突起部301よりも重心G寄りに設け、過大な衝撃が加わり、錘部103の先端付近の下面が基板101に当接した場合においても、突起部105、突起部106、および突起部301に当接しないよう形成することが望ましい。さらに過大な加速度が加わった場合には、錘部103は突起部105、突起部106によりZ軸の負方向に変位することを効果的に防ぐことができる。
また、上記のように突起部を配置することで、過大な加速度に対して錘部103の先端が基板101に最初に当接するため、突起部105、突起部106、突起部301が通常の使用範囲(加速度検出範囲)で錘部103の動きを制限することなく、過大な加速度による錘部の変位のみを抑制することができ、錘部103の動作範囲を確保することが容易となり、大変効果的である。また、突起部105、突起部106、突起部301を同じ工程で作ることができ、工程を簡略化できるという効果がある。
図10は、本実施の形態の他の例の加速度センサ320である。図10(a)は加速度センサ320の上面図(基板101と上蓋201は記載せず)、図10(b)は図10(a)の加速度センサ320をX軸正方向からYZ平面に投影した図である。図10に示す如く、支持部102に上蓋201を形成し、この上蓋201が錘部103と対向する面に突起部202、突起部203を設けるとともに、突起部202と突起部203の間に突起部321を形成してもよい。上蓋201に形成された突起部321は、基板101に設けられた突起部301と対称な位置に設けられている。また、突起部202、突起部203は、突起部202と突起部203との間隔D5(突起部202と突起部203の対向面間の距離)は、梁部104の幅D2よりも大きく、かつ、錘部103の幅D1よりも小さい位置に設けられている。この構成により、錘部103の下側と上側にそれぞれY軸方向の衝撃による過振幅を抑制するための突起部(301、321)と、X軸方向のねじれを防止するための突起部(105、106、202、203)を形成できるため、耐衝撃性を大幅に向上することができる。
なお、実施の形態2の図6のように、錘部103の上面(上蓋201との対向面)に突起部202、突起部203、突起部321を形成してもよい。
図11は加速度センサ320に対してY軸の正方向に過大な衝撃が加わり、錘部103が変位した際の断面模式図である。この場合、錘部103の先端はZ軸正方向に変位し、錘部103の根元側はZ軸負方向に変位する。この時、図11(a)のように錘部103の先端付近の上面が上蓋201に当接するが、突起部202と突起部203、および突起部321に当接しないように形成することがのぞましい。さらに過大な加速が加わり錘部103がZ軸正方向に変位した場合、突起部202、突起部203によりZ軸正方向に変位することを効果的に防ぐことができる。
一方、図11(b)は、Z軸の負方向に過大な衝撃が加わった場合を示している。この場合、突起部321が錘部103の根元側に設けられていることにより、錘部103の根元部分が突起部321の下面に当接し、錘部103が過度に変位するのを効果的に防ぐことができる。
図10のように配置することで、図9に示すように片方の基板にのみ突起部を形成した場合に比べ、過大な加速度による錘部103のZ方向の変位をより確実に抑制することができるという点で優れている。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態の特徴部分について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図12は本実施の形態の加速度センサ400の模式図である。図12(a)は加速度センサ400の上面図(基板101は記載せず)、図12(b)は図12(a)の加速度センサ400をX軸正方向からYZ平面に投影した図である。実施の形態1から3と異なる点は、錘部401の形状が上面から見た場合、梁部に対して角度を有している。ここで、角度を有するとは、上面視において、錘部401が、梁部104の延出する方向であるY軸方向に対して、傾きを持つということである。
更に、突起部402の端部402aと錘部401の端部401a、突起部403の端部403aと錘部401の端部401bとが、交差するように形成されている点である。別の表現では、錘部401が梁部104の延出する方向(Y軸方向)に対して傾きを有する端部401aを有し、突起部403が梁部104の延出する方向(Y軸方向)と同じ方向に延出する端部401bを有し、端部401aと端部401bとが、錘部401の上面からの上面視において、交差するように構成されている。なお、ここでは、錘部401の端部401aが傾きを有し、突起部403の端部401bが梁部と同じ方向に延びるとして説明したが、これに限らない。突起部403の端部401bが傾きを有し、錘部401の端部401aが梁部と同じ方向に延びる構成でもよい。
詳細について、説明を行う。加速度センサ400は基板101の上面と対向する錘部401と、基板101の上面に設けられた突起部402、突起部403を備えている。錘部401の端部401aは突起部402の端部402aとは並行ではない。錘部401の端部401bは突起部403の端部403aと平行ではない。また、錘部401の端部401aと錘部401の端部401bは平行ではない。突起部402、突起部403の支持部102寄りの端部と対向する錘部401の幅D8は梁部104の幅D2より大きく、突起部402と突起部403の反対向面間の幅D3よりも小さい。突起部402、突起部403の錘部401の先端寄りの端部と対向する錘部401の幅D9は突起部402と突起部403の反対向面間の幅D3よりも大きい。
次に、突起部402、突起部403の効果に関して、X軸の正方向に衝撃(過大な加速度)が印加された場合の錘部401の変位と各突起部の関係を、図13を用いて説明を行う。図13(a)は本実施の形態における加速度センサ400であり、図12(b)の方向Nから見た、図12(a)におけるJ−J線の断面図である。Y軸と平行であって錘部401の重心を通る軸Y1を中心としてR方向ねじれが発生しているが、錘部401は突起部402、突起部403に当接しない。また、図13(b)は図12(b)の方向Nから見た、図12(a)におけるK−K線の断面図である。図13(a)と同様にR方向にねじれが発生しており、錘部401の端部401bが突起部403の端部403aに当接し、錘部401のR方向のねじれの変位が規制されている様子を示す。図13(c)は図12(b)の方向Nから見た、図12(a)におけるM−M線の断面図である。図13(a)と同様にR方向にねじれが発生し、錘部401の下面401cが突起部403の端部403a(錘部401と突起部403の重なった領域に相当)に当接し、錘部401のR方向のねじれの変位が規制される。上述のように、突起部402、突起部403を形成することで、錘部401のねじれの変位を突起部402、突起部403の端部(錘部401と突起部403とが上面視で重なる領域)で接触することとなり、突起部402、突起部403のXY平面で錘部401と接するように形成されている場合と比較して錘部のねじれの変位を規制が容易となる。さらに、上下の突起部402、突起部403との固着等も防ぐことができるなど、その効果は大きい。
なお、以上の実施の形態においては、センサの一例として加速度センサを用いて説明したが、錘部や可撓部の変位により物理量を検出するセンサであれば、加速度センサ、角速度センサ、歪センサ、気圧センサ、圧力センサなど、他の種類のセンサにも適用することができる。
本発明のセンサは、衝撃が生じた場合に、錘部のねじれによる梁部の破断を効果的に抑制し、センサの耐衝撃性を向上するこができるので、車両やナビゲーション装置、携帯端末等に用いられる加速度センサや角速度センサ等の慣性力センサ、歪センや気圧センサ等のセンサとして有用である。
10、20、100、120、200、300、320、400 加速度センサ
12、101 基板
13、102 支持部
14、103、401 錘部
15、104 梁部
16、105、106 突起部
202、203、225、226、232、233 突起部
301、321 突起部
402、403 突起部
107、108 検出部
201 上蓋

Claims (10)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板に接続された支持部と、
    前記第1の基板と対向する錘部と、
    一端が前記支持部に接続され、他端が前記錘部に接続された梁部と、
    前記第1の基板に設けられた、第1、第2の突起部と、
    前記錘部に対向する第2の基板と、
    前記第2の基板に設けられた、第3、第4の突起部と、を備え、
    前記第1の突起部と前記第2の突起部との間隔は、前記第3の突起部と前記第4の突起部との間隔よりも小さいセンサ。
  2. 前記錘部の上面から見た上面視において、前記第1の突起部の一部および前記第2の突起部が前記錘部から露出しない請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記第2の基板の上面から見た投影視において、前記第3の突起部の一部および前記第4の突起部が前記錘部から露出する請求項1又は2に記載のセンサ。
  4. 前記第3の突起部および前記第4の突起部は、前記第1の突起部および前記第2の突起部よりも、厚みが大きい請求項3に記載のセンサ。
  5. 前記第1の突起部と前記第2の突起部との間隔は、前記梁部の幅よりも大きく、かつ、前記錘部の幅よりも小さい請求項2に記載のセンサ。
  6. 前記第3の突起部と前記第4の突起部との間隔は、前記梁部の幅よりも大きく、かつ、前記錘部の幅よりも小さい請求項3に記載のセンサ。
  7. 前記錘部は、前記梁部の延出する方向に対して傾きを有する第1の端部を有し、
    前記第1の突起部は、前記梁部の延出する方向と同じ方向に延びる第2の端部を有し、
    前記第1の端部と前記第2の端部とが、前記錘部の上面からの上面視において交差する請求項1に記載のセンサ。
  8. 基板と、
    前記基板に接続された支持部と、
    前記基板と対向する錘部と、
    一端が前記支持部に接続され、他端が前記錘部に接続された梁部と、
    前記基板に設けられた第1の突起部と、を備え、
    前記錘部は、前記梁部の延出する方向に対して傾きを有する第1の端部を有し、
    前記第1の突起部は、前記梁部の延出する方向と同じ方向に延びる第2の端部を有し、
    前記錘部の上面から見た上面視において、前記第1の突起部の一部が前記錘部から露出しているセンサ。
  9. 前記基板の上面に設けられた第2の突起部を備え、
    前記錘部の端部と、前記第2の突起部の端部とは互いに平行ではなく、
    前記基板の上面から見た投影視において、前記第2の突起部の一部が前記錘部から露出している請求項8に記載のセンサ。
  10. 第1の基板と、
    前記第1の基板に接続された支持部と、
    前記第1の基板と対向する錘部と、
    一端が前記支持部に接続され、他端が前記錘部に接続された梁部と、
    前記第1の基板に設けられた、第1の突起部と、
    前記錘部と対向する第2の基板と、
    前記第2の基板に設けられた第2の突起部と、を備え、
    前記第1の突起部と前記第2の突起部とは互いに厚みが異なるセンサ。
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