JP2015155650A - 排気バルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエストゲートバルブの締切トルクのバラツキを無くして駆動負荷や伝達負荷を抑えるとともに、アクチュエータの出力角に対するバルブの軸角度の誤差を抑える。【解決手段】リンク機構7の組付時に、ロッド14の長さを変更することで締付トルクを規定範囲内に調整する調整工程を用いる。調整工程では、長さ違いのロッド14を複数用意し、規定範囲内の締切トルクが得られる長さのロッド14を選択する。一例として、先ず、標準長のロッド14を組付けて全閉角にセットする。次に、第1垂線anと第2垂線cnを測定し、第1垂線anと第2垂線cnの長さ比が設計範囲となるロッド14を選択する。これにより、締切トルクのバラツキを抑えて駆動負荷や伝達負荷を抑えることができるとともに、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの誤差を抑えることができ、ウエストゲートバルブ4のコントロール性能を高めることができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、排気ガスの通過孔の開閉を行うバルブを電動アクチュエータにより駆動する排気バルブ装置に関するものであり、特にバルブの締切トルク(閉弁保持力)の調整技術に関する。
なお、以下では、説明の便宜上、バルブが開く方向をプラス方向、バルブが閉じる方向をマイナス方向と称して説明する。
(従来技術)
エンジンの排気ガスが通過する通過孔の開閉を行うバルブ(ウエストゲートバルブ等)を電動アクチュエータにより駆動する場合、排気ガスの熱影響(高温)が電動アクチュエータに及ぶのを回避する目的で、電動アクチュエータをバルブから離れた位置(温度の低い場所)に配置することが要求される。
このため、電動アクチュエータの回転出力は、ロッドを用いたリンク機構(所謂、4節リンク機構)を介して離れた位置のバルブに伝達される。
排気ガスの通過孔を開閉する排気バルブ装置では、バルブの全閉時に排気ガスが洩れるのを防ぐ目的で、バルブには締切トルクが付与される。具体的に、電動アクチュエータの出力軸を、バルブが全閉になる出力軸の全閉停止角θ1(この時、負荷軸の回転角度は全閉角ψ1)よりマイナス方向に回動させ、リンク機構に加圧負荷(圧縮荷重)を加えてロッドを撓ませることでバルブに締切トルクを発生させる。
(従来技術の問題点)
排気バルブ装置は、上述したように、電動アクチュエータとバルブとを離して配置し、その間にリンク機構を介在させる構成を採用するため、組付誤差(例えば、「アクチュエータの出力軸」と「バルブと一体に回動する負荷軸」の軸間ピッチの組付誤差)や部品公差等によって締切トルクにバラツキが生じ易い。
しかし、従来技術のリンク機構にはトルクの伝達特性を調整する方法がなかったため、締切トルクのバラツキを小さくすることができなかった。
このため、従来技術の排気バルブ装置には、締切トルクのバラツキにおける最大締付トルクに耐える強度が求められる。
その結果、電動アクチュエータからバルブにトルクを伝達する各パーツ(出力軸、アクチュエータレバー、ロッド、負荷レバー、負荷軸等)の強度を高める必要がある。すると、各パーツが大きくなり、大型化や高コスト化する不具合があった。
また、電動アクチュエータは、バラツキによる最大締付トルクに対応して高出力化が求められるため、電動アクチュエータの大型化と高コスト化を招く不具合があった。
米国特許第5797585号明細書
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、締切トルクのバラツキを抑えるとともに、バルブの開度誤差を抑えることのできる排気バルブ装置の提供にある。
本発明の排気バルブ装置は、ロッドの長さの変更、負荷軸に対する負荷レバーの結合角度の変更、アクチュエータレバーの長さの変更、負荷レバーの長さの変更により、締付トルクの調整がなされるため、締切トルクのバラツキが抑えられる。
これにより、電動アクチュエータからバルブにトルクを伝達する各パーツを過度な強度に高める必要がなくなり、小型化や低コスト化を実現できる。同様に、電動アクチュエータも過度な高出力化が不要になり、電動アクチュエータの小型化と低コスト化が可能になる。
また、リンク機構において伝達トルクのバラツキが抑えられることにより、電動アクチュエータの出力軸の角度変化に対して、バルブと一体に回動する負荷軸の角度変化を設計値に近づけることができる。これにより、電動アクチュエータの開度変化に対するバルブの開度変化を設計に近づけることができ、バルブのコントロール性能を高めることができる。
(a)ターボチャージャの外観図、(b)タービンハウジング内におけるウエストゲートバルブの説明図である(実施例1)。 (a)リンク機構の概略構成図、(b)負荷軸角度(ψ)に対する負荷軸トルク(T2)の関係図、(c)出力軸角度(θ)に対する負荷軸角度(ψ)の関係図である(実施例1)。 (a)調整例におけるリンク機構の概略構成図、(b)調整例における負荷軸角度(ψ)に対する負荷軸トルク(T2)の関係図、(c)調整例における出力軸角度(θ)に対する負荷軸角度(ψ)の関係図である(実施例1)。 長さの異なるロッドの説明図である(実施例1)。 雄ネジと雌ネジの螺合量の違いによって用意された長さの異なるロッドの説明図である(実施例2)。 溶接により長さ調整されるロッドの説明図である(実施例3)。 溶接により長さ調整されるロッドの説明図である(実施例4)。 (a)溶接により長さ調整されるロッドの一部断面図、(b)ロッドを長手方向から見た図、(c)VIII−VIII線に沿う断面図である(実施例5)。 (a)調整例におけるリンク機構の概略構成図、(b)調整例における負荷軸角度(ψ)に対する負荷軸トルク(T2)の関係図、(c)調整例における出力軸角度(θ)に対する負荷軸角度(ψ)の関係図である(実施例6)。 負荷レバーと負荷軸の説明図である(実施例6)。 (a)長さの異なるアクチュエータレバーの説明図、(b)調整例における負荷軸角度(ψ)に対する負荷軸トルク(T2)の関係図、(c)調整例における出力軸角度(θ)に対する負荷軸角度(ψ)の関係図である(実施例7)。 (a)長さの異なる負荷レバーの説明図、(b)調整例における負荷軸角度(ψ)に対する負荷軸トルク(T2)の関係図、(c)調整例における出力軸角度(θ)に対する負荷軸角度(ψ)の関係図である(実施例8)。 回転角度センサのセンサ出力と負荷軸角度(ψ)の関係図である(実施例9)。 (a)アクチュエータレバーより負荷レバーが長い場合の説明図、(b)アクチュエータレバーが負荷レバーより長い場合の説明図、(c)長さ関係が異なる場合における出力軸角度(θ)に対する負荷軸角度(ψ)の関係図、(d)長さ関係が異なる場合における出力軸角度(θ)に対する負荷軸トルク(T2)の関係図である(実施例10)。 (a)出力軸の回転方向と負荷軸の回転方向とが逆方向に設けられる場合におけるリンク機構の概略構成図、(b)出力軸の回転方向と負荷軸の回転方向とが逆方向に設けられる場合における出力軸角度(θ)に対する負荷軸角度(ψ)の関係図、(c)出力軸の回転方向と負荷軸の回転方向とが逆方向に設けられる場合における出力軸角度(θ)に対する負荷軸トルク(T2)の関係図である(実施例11)。
以下において発明を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の排気バルブ装置をターボチャージャに搭載される「ウエストゲートバルブの駆動装置」に適用した実施例を説明する。なお、以下に開示する実施例は具体的な一例を開示するものであって、「本発明が実施例に限定されない」ことは言うまでもない。
[実施例1]
図1〜図4を参照して実施例1を説明する。
ターボチャージャは、車両走行用のエンジン(燃料の燃焼により回転動力を発生する内燃機関:ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等を問わない、レシプロエンジン、ロータリーエンジン等を問わない)に搭載される。
ターボチャージャは、エンジンから排出される排気ガスのエネルギーによって、エンジンに吸い込まれる吸気を加圧する過給器であり、
・エンジンから排出された排気ガスによって回転駆動されるタービン羽根車と、
・このタービン羽根車を収容する渦巻形状のタービンハウジング1と、
・タービン羽根車の回転力により駆動されて吸気を加圧するコンプレッサ羽根車と、
・このコンプレッサ羽根車を収容する渦巻形状のコンプレッサハウジング2と、
・タービン羽根車の回転をコンプレッサ羽根車に伝達するシャフトと、
・このシャフトを高速回転自在に支持するセンターハウジング3と、
を備える。
そして、ターボチャージャは、タービンハウジング1、コンプレッサハウジング2、センターハウジング3を、Vバンド(止め輪)、スナップリング、ボルト等の結合手段を用いて軸方向に結合して構成される。
このターボチャージャは、タービン羽根車の排気上流側の排気ガスを、タービン羽根車を迂回させてタービン下流域へ導くウエストゲートバルブ4(タービンハウジング1内で回動可能に支持されるバルブの一例)を備える。
具体的に、タービンハウジング1には、タービン羽根車の排気上流側の排気ガスを、タービン羽根車を迂回させてタービン下流域へ導くバイパス孔5(通過孔の一例)が設けられている。そして、このバイパス孔5が、タービンハウジング1に対して回動自在に組み付けられたウエストゲートバルブ4によって開閉操作される。
このウエストゲートバルブ4の作動は、エンジンの高回転時など、エンジンの排出する単位時間当たりの排気ガス量が過剰の場合に開弁し、タービン羽根車の排気上流側の排気ガスの一部をタービン下流域へ迂回させる。
これにより、タービン羽根車に供給される排気ガス圧が過剰に昇圧するのを防いで、タービン効率を向上させることが可能になる。
ウエストゲートバルブ4は、タービンハウジング1内で回動可能に支持されるものであり、タービンハウジング1の内部に形成されたバイパス孔5を開閉することで、タービン羽根車へ吹き付けられる排気ガス量を調整する。
ウエストゲートバルブ4を回動操作するための電動アクチュエータ6は、排気ガスの熱影響(高温)を回避する目的で、タービンハウジング1から離れたコンプレッサハウジング2に搭載される。
このように、電動アクチュエータ6がウエストゲートバルブ4から離れた位置に搭載されるため、ターボチャージャには、電動アクチュエータ6の回転出力をウエストゲートバルブ4に伝達するためのリンク機構7が設けられる。
電動アクチュエータ6は、周知なものであり、具体的な一例を開示すると、
・コンプレッサハウジング2に固定されるアクチュエータハウジング(ハウジングカバーを含む)8と、
・アクチュエータハウジング8の内部に固定配置され、通電により回転動力を発生する電動モータ(例えば、通電量に応じた回転トルクを発生する周知の直流モータ)と、
・この電動モータの回転トルクを増幅する減速装置(例えば、複数の歯車を組み合わせた歯車式減速機)と、
・アクチュエータハウジング8に対して回動自在に支持される出力軸9と、
・この出力軸9の回転角度(出力軸角度θ)を回転角センサ(例えば、出力軸9の角度を非接触で検出する磁気回転角センサ)と、
を備える。
電動モータは、ECU(エンジン・コントロール・ユニットの略)によって通電制御されるものであり、ECUは出力軸角度θをコントロールすることでウエストゲートバルブ4の開度制御を実施する。
具体的に、ECUは、マイクロコンピュータを搭載した周知の電子制御装置であり、回転角センサの出力に基づいて算出するウエストゲートバルブ4の開度が、車両走行状態に応じて算出された目標開度となるように、電動モータを通電制御するように設けられている。
リンク機構7は、電動アクチュエータ6の出力軸9に結合されるアクチュエータレバー11、ウエストゲートバルブ4と一体に回動する負荷軸12に結合される負荷レバー13、アクチュエータレバー11の回転トルクを負荷レバー13に伝えるロッド14を備える所謂「4節リンク」であり、出力軸9と負荷軸12は平行に配置される。
アクチュエータレバー11は、アクチュエータハウジング8の外部に露出する部分の出力軸9に固定されるものであり、出力軸9の回動中心から径方向外側へ延びるアーム部品である。
一方、負荷レバー13は、タービンハウジング1の外部に露出する部分の負荷軸12に固定されるものであり、負荷軸12の回動中心から径方向外側へ延びるアーム部品である。
ロッド14は、アクチュエータレバー11の回動トルクを負荷レバー13に伝える略棒状の伝達手段であり、一端側がアクチュエータレバー11の回動端と回動自在に連結されるとともに、他端側が負荷レバー13の回動端と回動自在に連結される。なお、ロッド14の具体的な一例を開示すると、この実施例のロッド14は、細長い板状を呈する金属プレートであり、ロッド14の幅広面が出力軸9および負荷軸12に対して垂直に配置される。
アクチュエータレバー11とロッド14を回転自在に結合する連結手段は限定するものでないが、一例を開示すると、アクチュエータレバー11の回動端側には、出力軸9に対して平行に伸びる丸棒状のピンが設けられており、このピンがアクチュエータレバー11の一端側に設けられた丸穴に少量の隙間を隔てて挿入され、ピンの端に装着したEクリップ等のサークリップによりピンに対してアクチュエータレバー11の抜止めがなされる構造を採用する。
同様に、負荷レバー13とロッド14を回転自在に結合する連結手段も限定するものでないが、一例を開示すると、負荷レバー13の回動端側には、負荷軸12に対して平行に伸びる丸棒状のピンが設けられており、このピンがアクチュエータレバー11の他端側に設けられた丸穴に少量の隙間を隔てて挿入され、ピンの端に装着したEクリップ等のサークリップによりピンに対して負荷レバー13の抜止めがなされる構造を採用する。
一方、負荷軸12の内側(タービンハウジング1の内側)には、負荷軸12の回動中心から径方向外側へ延びるバルブアーム15が設けられており、負荷軸12が回動することで、バルブアーム15の先端に設けられたウエストゲートバルブ4が円弧を描いて回動し、ウエストゲートバルブ4がバイパス孔5を開閉する。
ウエストゲートバルブ4を成す弁体は、閉弁時にバイパス孔5の周囲の弁座(タービンハウジング1に形成される平面)に着座してバイパス孔5を塞ぐ。
ここで、ウエストゲートバルブ4が弁座に当接してバイパス孔5を閉じる際の出力軸9の回転角度を全閉停止角θ1とし、電動アクチュエータ6の閉弁方向へ回転してメカストッパによって停止する際の出力軸9の回転角度を締切停止角θ0とした場合、締切停止角θ0が全閉停止角θ1よりマイナス方向に設定される。
これにより、バルブ4がバイパス孔5を閉塞する際、電動アクチュエータ6の出力トルクがリンク機構7を介してウエストゲートバルブ3に伝達されてウエストゲートバルブ4に締切トルクが付与され、ウエストゲートバルブ4の全閉時の弁洩れが防がれる。
しかるに、離間して配置される電動アクチュエータ6とウエストゲートバルブ4との間には、ロッド14を用いたリンク機構7が介在されるため、組付誤差(例えば、出力軸9とウエストゲートバルブ4軸の軸間ピッチの組付誤差)や部品公差等によって締切トルクにバラツキが生じ易い。
そこで、ターボチャージャの製造工程では、リンク機構7の組付時に、ロッド14の長さを変更することで締付トルクを規定範囲内に調整する調整工程を用いている。
この実施例1の調整工程は、図4に示すように、長さ違いのロッド14(具体的には、アクチュエータレバー11のピンに嵌まり合う丸穴と、負荷レバー13のピンに嵌まり合う丸穴とのピッチ間距離の異なるロッド14)を複数用意しておき、規定範囲内の締切トルクが得られる長さのロッド14を選択して組み付ける。
調整工程の一例を、図2、図3を参照して説明する。
ステップS1:先ず、標準長のロッド14を組付ける。
ステップS2:次に、電動アクチュエータ6を閉め側に作動させ、負荷軸12を全閉角ψ1にセットする。
ステップS3:続いて、ロッド14から出力軸9の軸芯までの第1垂線の長さ寸法anと、ロッド14から負荷軸12の軸芯までの第2垂線の長さ寸法cnとを測定する。
電動アクチュエータ6の出力トルクT1は、設計出力等で予め解っているため、負荷軸12に付与される負荷軸トルクT2は、
T1÷an=T2÷cn
である。
このため、リンク機構7によるトルク伝達比は、
T2/T1=cn/an
となる。
そこで、所定の負荷軸トルクT2を得るには、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比を設計範囲にすることで達成できる。
ステップS4:上記ステップS3の測定結果において、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)の場合は、標準長のロッド14を組付ける。
ステップS5:上記ステップS3の測定結果において、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲とは異なる場合は、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる長さのロッド14を選択して組付ける。
以上、ステップS1〜S5の調整工程により、締付トルクを規定範囲内に調整することができる。
なお、上記では、負荷軸12を全閉角ψ1にセットして調整を行う例を示したが、限定するものではない。具体的に、図2(b)に示すように、出力軸9の回転角度(ψ)と負荷軸トルクT2には特定の関係がある。そこで、負荷軸12を全閉角ψ1とは異なる回転角度(例えば、所定開度ψ2、ψ3等)にセットして調整を実施しても良い。
(実施例1の効果1)
この実施例1は、上述したように、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲となる長さのロッド14を選択してターボチャージャに組付けることで、締付トルクを規定範囲内に調整する。
これにより、調整点(負荷軸12の作動角が全閉角ψ1)における締切トルクのバラツキを抑えることができる。
具体的に、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のバラツキを図2(b)の破線α’で示す。ロッド14の長さを選択して締付トルクの調整を実施したことにより、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2を、図2(b)の実線αで示すようにバラツキを低減することができる。
さらに具体的に説明すると、出力軸9の全閉停止角θ1に対して負荷軸12の全閉角ψ1にバラツキがあると、図2(c)の破線β’で示すように、出力軸角度θに対して負荷軸角度ψが大きくバラツク不具合が発生する。
しかるに、この実施例1では、締付トルクを調整したことで、出力軸9の全閉停止角θ1に対する負荷軸12の全閉角ψ1のバラツキが抑えられ、結果的に図2(c)の実線βに示すように、出力軸角度θに対して負荷軸角度ψのバラツキを抑えることができる。
即ち、電動アクチュエータ6の出力軸9の角度変化に対して、負荷軸12の角度変化を設計値に近づけることができるため、ウエストゲートバルブ4のコントロール性能を高めることができる。
(実施例1の効果2)
この実施例1は、上述したように、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲となる長さのロッド14を選択してターボチャージャに組付けることで、締付トルクを規定範囲内に調整する。
これにより、調整点(負荷軸12が全閉角ψ1)における締切トルクのバラツキを抑えることができる。
その結果、電動アクチュエータ6からウエストゲートバルブ4にトルクを伝達する各パーツを過度な強度に高める必要がなくなり、各パーツの小型化や低コスト化を実現できる。同様に、電動アクチュエータ6も過度な高出力化が不要になり、電動アクチュエータ6の小型化と低コスト化が可能になる。
これにより、ターボチャージャの小型化と低コスト化が可能になる。
(実施例1の効果3)
この実施例1は、図2に示すように、電動アクチュエータ6が締切停止角θ0の時に、アクチュエータレバー11とロッド14の成す角度Xが鋭角に設けられるとともに、負荷レバー13とロッド14の成す角度Yが、アクチュエータレバー11とロッド14の成す角度Xより大きく設けられる。具体的な一例として、図1に示すように、締切停止角θ0の時に、負荷レバー13とロッド14の成す角度Yが略直角に設けられる。
これにより、出力軸9の出力トルクをリンク機構7でトルク増幅して負荷軸12に伝えることができる。その結果、ウエストゲートバルブ4の駆動トルクを高めることができる。
このため、電動アクチュエータ6の出力トルクを小さくしても、ウエストゲートバルブ4を所定の駆動トルクで駆動することが可能になり、電動アクチュエータ6の小型化が可能になる。
(具体的な調整例の説明)
図3を参照して「出力軸9と負荷軸12の軸間ピッチ」が「設計ピッチ」より長い場合における締切トルクの調整例を説明する。
「出力軸9と負荷軸12の軸間ピッチ」が「設計ピッチ」より長い場合、図3(b)に示すように、無調整であれば、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Aは、設計特性Bに比較して低下してしまう。
そこで、この実施例1では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる長さのロッド14を選択してターボチャージャに組付けることで、図3(b)に示すように、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Cを設計特性Bに略一致させることができる。
また、「出力軸9と負荷軸12の軸間ピッチ」が「設計ピッチ」より長い場合、図3(c)に示すように、無調整であれば、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性A’が、設計特性B’に比較してズレてしまう。
そこで、この実施例1では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる長さのロッド14を選択してターボチャージャに組付けることで、図3(c)に示すように、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性C’を設計特性B’に略一致させることができる。
[実施例2]
図5を参照して実施例2を説明する。なお、以下の各実施例において、上記実施例1と同一符合は同一機能物を示すものである。
この実施例2は、上記実施例1と同様、調整工程においてロッド14が長さ違いで複数用意されるものであり、上記実施例1と異なる点を説明すると、この実施例2のロッド14は、第1ロッド14aと第2ロッド14bに分割して設けられるとともに、第1ロッド14aに設けられる雄ネジ16aと、第2ロッド14bの雌ネジ16b(図中、第2ロッド14bの端に設けたナット)との螺合量によってロッド14の長さを調整する長さ調整手段16が設けられている。
即ち、この実施例2は、長さ調整手段16による螺合量の違いによって、長さの異なるロッド14を複数用意したものであり、調整工程において規定範囲内の締切トルクが得られる長さのロッド14を選択して組み付ける。
このように設けることで、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
[実施例3]
図6を参照して実施例3を説明する。
この実施例3のロッド14は、溶接によって長さ調整されるものである。具体的に、この実施例3のロッド14は、第1ロッド14aと第2ロッド14bに分割して設けられている。そして、調整工程では、先ず、規定範囲内の締切トルクが得られるロッド14の長さを求める。具体的には、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲となるロッド14の長さを求める。次に、求めた長さとなるように第1ロッド14aと第2ロッド14bを溶接する。即ち、この実施例3は、第1ロッド14aと第2ロッド14bの軸方向のオーバーラップ量の違いにより、ロッド14の長さ調整を実施するものである。なお、溶接は、第1ロッド14aと第2ロッド14bをターボチャージャに組付けた状態で実施しても良いし、別の場所で溶接した後にターボチャージャに組み付けても良い。
(実施例3の効果)
溶接時の位置(オーバーラップ量)を変更することでロッド14の全長を連続的に調整することが可能になり、締切トルクの調整精度を高めることができる。
また、リンク機構7に第1ロッド14aと第2ロッド14bを組付けた状態でロッド14の長さ調整を実施することが可能になる。
なお、第1ロッド14aと第2ロッド14bの重なり箇所の具体例として、この実施例3では、図6に示すように、第1ロッド14aの平面部と、第2ロッド14bの平面部とを重ね、その状態で溶接を実施する。
[実施例4]
図7を参照して実施例4を説明する。
この実施例4は、上記実施例3と同様、溶接によってロッド14の長さ調整を行うものであり、上記実施例3と異なる点を説明すると、この実施例4は、第1ロッド14aと第2ロッド14bの重なり具合が異なるものである。
この実施例3では、第1ロッド14aと第2ロッド14bの直線性を高める目的で、第1ロッド14aと第2ロッド14bの重なり箇所に、軸方向のスライド手段17が設けられており、このスライド手段17において溶接が実施される。
さらに具体的に説明すると、第1ロッド14aには軸方向に伸びる溝またはスリットよりなる直線メス部17aが設けられており、第2ロッド14bには軸方向に伸びる凸形状を呈して直線メス部17aに沿ってスライド可能な直線オス部17bが設けられている。そして、直線メス部17aに直線オス部17bを嵌め入れ、直線メス部17aと直線オス部17bの軸方向のオーバーラップ量を調整して直線メス部17aと直線オス部17bを溶接することでロッド14の長さ調整を実施するものである。
このように設けることで、上記実施例3の効果に加え、ロッド14の直線精度を高めることができ、品質の向上を図ることができる。
[実施例5]
図8を参照して実施例5を説明する。
この実施例5は、上記実施例4と同様、ロッド14にスライド手段17を設けてロッド14の直線精度を高めたものであり、以下では上記実施例4と異なる点を説明する。
第1ロッド14aには、先端から内部に伸びる直線状で丸穴形状を呈するメス穴18aが設けられており、第2ロッド14bにはメス穴18aに微少隙間を隔てて挿入可能な直線状の丸棒部18bが設けられている。そして、メス穴18aの内部に丸棒部18bを挿し入れ、メス穴18aと丸棒部18bの軸方向のオーバーラップ量を調整し、メス穴18aの開口箇所において第1ロッド14aと第2ロッド14bを溶接することでロッド14の長さ調整を実施するものである。
このように設けることで、上記実施例4の効果に加え、さらにロッド14の直線精度を高めることができ、品質の向上を図ることができる。
第1ロッド14aと第2ロッド14bの具体的な一例をさらに説明すると、第1ロッド14aと第2ロッド14bにおいて丸穴(アクチュエータレバー11や負荷レバー13のピンが嵌め入れられる穴)が形成される箇所(第1ロッド14aと第2ロッド14bの端部)には、塑性変形により潰された円板状の節部19が設けられる。
また、第1ロッド14aと第2ロッド14bの表面の一部には、節部19の平面に対して平行な基準平面20が設けられる。この基準平面20は、溶接時に治具が当てられて、アクチュエータレバー11と負荷レバー13のピンに対して、第1ロッド14aと第2ロッド14bの丸穴が傾く不具合(傾きによりコジリが発生する不具合)を回避するためのものである。
[実施例6]
図9、図10を参照して実施例6を説明する。
上記の実施例1〜5は、ロッド14の長さを変更することで締切トルクの調整を実施する例を示した。
これに対し、この実施例6は、負荷軸12に対する負荷レバー13の結合角度(回転方向の固定角度)の変更により締切トルクを規定範囲内に調整するものである。
図10に示すように、負荷レバー13は、タービンハウジング1の外部に露出する負荷軸12に固定されるものであり、負荷レバー13と負荷軸12の固定技術は限定するものではないが、一例として溶接により固定する例を説明する。
負荷軸12は、タービンハウジング1の外部に露出する部分、即ち負荷レバー13を組付ける部分が丸棒形状に設けられている。一方、負荷レバー13には、負荷軸12に嵌まり合う嵌合穴が形成されている。そして、図9に示すように、調整工程において、負荷軸12に対する負荷レバー13の結合角度の変更により締切トルクを規定範囲内に調整する。
(具体的な調整例の説明)
図9を参照して「出力軸9と負荷軸12の軸間ピッチ」が「設計ピッチ」より長い場合における締切トルクの調整例を説明する。
「出力軸9と負荷軸12の軸間ピッチ」が「設計ピッチ」より長い場合、図9(b)に示すように、無調整であれば、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Aは、設計特性Bに比較して低下してしまう。
そこで、この実施例6では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる角度で負荷レバー13を負荷軸12に溶接する。これにより、図9(b)に示すように、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Cを設計特性Bに略一致させることができる。
また、「出力軸9と負荷軸12の軸間ピッチ」が「設計ピッチ」より長い場合、図9(c)に示すように、無調整であれば、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性A’が、設計特性B’に比較してズレてしまう。
そこで、この実施例6では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる角度で負荷レバー13を負荷軸12に溶接する。これにより、図9(c)に示すように、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性C’を、設計特性B’に略一致させることができる。
[実施例7]
図11を参照して実施例7を説明する。
この実施例7は、上記実施例1〜6とは異なり、アクチュエータレバー11の長さの変更により締切トルクを規定範囲内に調整するものである。
具体的に、この実施例7の調整工程は、図11(a)に示すように、長さ違いのアクチュエータレバー11(具体的には、出力軸9に嵌まり合う嵌合穴と、ロッド14の丸穴に嵌まり合うピンとのピッチ間距離の異なるアクチュエータレバー11)を複数用意しておき、規定範囲内の締切トルクが得られる長さのアクチュエータレバー11を選択して組み付ける。
(具体的な調整例の説明)
図11(b)、(c)を参照して締切トルクの調整例を説明する。
締切トルクが規定範囲からズレている場合、図11(b)に示すように、無調整であれば、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Aは、設計特性Bに比較してスレてしまう。
そこで、この実施例7では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる長さのアクチュエータレバー11を選択してターボチャージャに組付ける。これにより、図11(b)に示すように、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Cを設計特性Bに略一致させることができる。
また、締切トルクが規定範囲からズレている場合、図11(c)に示すように、無調整であれば、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性A’が、設計特性B’に比較してズレてしまう。
そこで、この実施例7では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる長さのアクチュエータレバー11を選択してターボチャージャに組付ける。これにより、図11(c)に示すように、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性C’を、設計特性B’に略一致させることができる。
[実施例8]
図12を参照して実施例8を説明する。
この実施例8は、上記実施例1〜7とは異なり、負荷レバー13の長さの変更により締切トルクを規定範囲内に調整するものである。
具体的に、この実施例8の調整工程は、図12(a)に示すように、長さ違いの負荷レバー13(具体的には、負荷軸12に嵌まり合う嵌合穴と、ロッド14の丸穴に嵌まり合うピンとのピッチ間距離の異なる負荷レバー13)を複数用意しておき、規定範囲内の締切トルクが得られる長さの負荷レバー13を選択して組み付ける。
(具体的な調整例の説明)
図12(b)、(c)を参照して締切トルクの調整例を説明する。
締切トルクが規定範囲からズレている場合、図12(b)に示すように、無調整であれば、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Aは、設計特性Bに比較してスレてしまう。
そこで、この実施例8では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる長さの負荷レバー13を選択してターボチャージャに組付ける。これにより、図12(b)に示すように、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2のトルク特性Cを設計特性Bに略一致させることができる。
また、締切トルクが規定範囲からズレている場合、図12(c)に示すように、無調整であれば、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性A’が、設計特性B’に比較してズレてしまう。
そこで、この実施例8では、調整工程において「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が設計範囲(T2/T1=cn/an=cn’/an’)となる長さの負荷レバー13を選択してターボチャージャに組付ける。これにより、図12(c)に示すように、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの変化特性C’を、設計特性B’に略一致させることができる。
[実施例9]
図13を参照して実施例9を説明する。
電動アクチュエータ6は、実施例1で説明したように、出力軸角度θを検出する回転角センサを備える。
この実施例9では、締切トルクを規定範囲内に調整する調整工程の後に、回転角センサの出力調整を行うものである。
これにより、回転角センサによって検出する「出力軸9の全閉停止角θ1」と「負荷軸12における実際の全閉角ψ1」を一致させることができ、回転角センサを用いて、ウエストゲートバルブ4の開度制御の精度を高めることができる。
具体的な一例を、図13を参照して説明する。
回転角センサの出力調整を実施しない場合は、負荷軸角度ψに対する回転角センサの特性値D’が規定特性値Dに対してズレる可能性がある。
そこで、締切トルクの調整を行って「出力軸角度θに対する負荷軸角度ψのズレを抑えた状態」で、出力軸角度θに対する回転角センサの検出値の調整を実施することで、負荷軸角度ψに対する回転角センサの特性値を規定特性値Dに略一致させることができる。
具体的な調整例を示すと、締切トルクの調整を行ったことで、出力軸9の全閉停止角θ1と負荷軸12の全閉角ψ1とを略一致させることができる。そして、回転角センサの検出する「出力軸9の全閉停止角θ1」を「負荷軸12の全閉角ψ1」として調整することで、回転角センサの出力値から負荷軸12の作動角(即ち、ウエストゲートバルブ4の開度)を正確に検出することが可能になり、ウエストゲートバルブ4の開度制御の精度を高めることができる。
[実施例10]
図14を参照して実施例10を説明する。
実施例10のリンク機構7は、図14(a)に示すように、負荷レバー13がアクチュエータレバー11より長く設けられる。
これにより、出力軸9の出力トルクをリンク機構7でトルク増幅して負荷軸12に伝えることができる。その結果、ウエストゲートバルブ4の駆動トルクを高めることができる。このため、電動アクチュエータ6の出力トルクを小さくしても、ウエストゲートバルブ4を所定の駆動トルクで駆動することが可能になり、電動アクチュエータ6の小型化が可能になる。
上記を具体的に説明する。
図14(a)に示すように、駆動側のアクチュエータレバー11が短く、従動側の負荷レバー13が長いと、その長さ比に基づき伝達トルクが増幅される。即ち、図14(c)の実線E1に示すように、アクチュエータレバー11が短く、負荷レバー13が長いと、出力軸角度θに対して負荷軸角度ψの回動比が抑えられて、伝達トルクが増幅される。なお、アクチュエータレバー11が短く、負荷レバー13が長い場合における負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2の関係を、図14(d)の実線E2に示す。
逆に、駆動側のアクチュエータレバー11が長く、従動側の負荷レバー13が短いと、図14(a)の場合(駆動側のアクチュエータレバー11が短く、従動側の負荷レバー13が長い場合)に比較して伝達トルクが減少する。即ち、図14(c)の実線F1に示すように、アクチュエータレバー11が長く、負荷レバー13が短いと、出力軸角度θに対して負荷軸角度ψの回動比が大きくなるため、図14(a)の場合に比較して伝達トルクが減少する。
なお、図14(b)に示すように、駆動側のアクチュエータレバー11が長く、従動側の負荷レバー13が短い場合であっても、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が「an<cn」の関係では、トルク増幅比が1より大きくなり、伝達トルクが増幅される。
具体的には、アクチュエータレバー11が長く、負荷レバー13が短い場合は、図14(d)の実線F2に示すように、
・「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が「an<cn」の関係では伝達トルクが増幅され、
・「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比が「an>cn」の関係では伝達トルクが減衰する。
[実施例11]
図15を参照して実施例11を説明する。
上記の各実施例では、出力軸9の回転方向と、負荷軸12の回転方向とが同一方向に設けられる例を示した。
これに対し、この実施例11は、リンク機構7における角度構成を変更して、出力軸9の回転方向と、負荷軸12の回転方向とを逆方向に設けている。
具体的には、図15(a)に示すように、軸方向から見て、アクチュエータレバー11と負荷レバー13を異なる方向に配置しており、出力軸9が開弁のために右方向へ回動すると、負荷軸12が左方向へ回動するように設けられている。
なお、図15(a)に示すリンク機構7で出力軸9が開弁のために右方向へ回動した場合、出力軸角度θに対する負荷軸角度ψの関係を、図15(b)の実線G1に示す。また、図15(a)に示すリンク機構7で出力軸9が開弁のために右方向へ回動した場合、負荷軸角度ψに対する負荷軸トルクT2の関係を、図15(c)の実線G2に示す。
(実施例11の効果)
リンク機構7を構成するアクチュエータレバー11と負荷レバー13の配置を変更することで、出力軸9と負荷軸12を同一方向に回動させたり、逆方向き回動させることができる。これにより、1種類の電動アクチュエータ6により、負荷軸12の回動方向を任意に選択することができ、搭載性の自由度が高まる。このため、電動アクチュエータ6のバリエーションを抑えることができ、電動アクチュエータ6のコストを抑えることができる。
上記実施例では、本発明をウエストゲートバルブ4に適用する例を示したが、第2排気スクロールへ排気ガスを導く流路切替孔(通過孔の一例)の開閉を行う流路切替バルブ(可変ジオメトリ機構のバルブ)に本発明を適用しても良い。
上記実施例では、本発明をターボチャージャに適用する例を示したが、EGRバルブや排熱回収装置における排気路バルブなど、排気ガスの通過孔をバルブによって開閉する他の排気バルブ装置に本発明を適用しても良い。
上記実施例では、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比を設計範囲に調整する例を示したが限定するものではない。
他の具体例を説明すると、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」を測定せず、ロッド14の丸穴とレバー側のピンの組付けピッチ(締付トルクを発生させる距離)を所定範囲に収める簡易計測の調整手段を採用しても良い。
一方、電動アクチュエータ6を閉め側に作動させ、負荷軸12を全閉角ψ1にセットした状態で、出力軸9の角度θが「設計値の全閉停止角θ1」であれば、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比は設計通りとなる。
しかし、出力軸9の角度θが「設計値の全閉停止角θ1」とは異なる場合、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」の長さ比は設計とは異なる。
そこで、「第1垂線の長さ寸法an」と「第2垂線の長さ寸法cn」を測定せず、出力軸9の角度θを「設計値の全閉停止角θ1」に収める簡易計測の調整手段を採用しても良い。
4 ウエストゲートバルブ(バルブの一例)
5 バイパス孔(通過孔の一例)
6 電動アクチュエータ
7 リンク機構
9 出力軸
11 アクチュエータレバー
12 負荷軸
13 負荷レバー
14 ロッド

Claims (13)

  1. 回転出力を発生する電動アクチュエータ(6)、排気ガスの通過孔(5)を開閉するバルブ(4)、前記電動アクチュエータ(6)の回転出力を前記バルブ(4)に伝達するリンク機構(7)を備え、
    前記バルブ(4)が開く方向をプラス方向、前記バルブ(4)が閉じる方向をマイナス方向とした場合、前記バルブ(4)によって前記通過孔(5)を閉塞する際、前記電動アクチュエータ(6)の出力軸(9)を前記バルブ(4)の全閉停止角(θ1)よりマイナス方向に回動し、前記リンク機構(7)に加圧負荷を加えて前記バルブ(4)に締切トルクを付与する排気バルブ装置において、
    前記リンク機構(7)は、前記出力軸(9)に結合されるアクチュエータレバー(11)、前記バルブ(4)と一体に回動する負荷軸(12)に結合される負荷レバー(13)、前記アクチュエータレバー(11)の回動力を前記負荷レバー(13)に伝えるロッド(14)を備え、
    前記締切トルクは、前記ロッド(14)の長さの変更により調整されることを特徴とする排気バルブ装置。
  2. 請求項1に記載の排気バルブ装置において、
    前記ロッド(14)は、長さ違いで複数用意され、規定範囲内の前記締切トルクが得られる長さの前記ロッド(14)が選択されて組み付けられることを特徴とする排気バルブ装置。
  3. 請求項2に記載の排気バルブ装置において、
    前記ロッド(14)は、雄ネジ(16a)と雌ネジ(16b)の螺合量の違いによる長さ調整手段(16)を備えることを特徴とする排気バルブ装置。
  4. 請求項1に記載の排気バルブ装置において、
    前記ロッド(14)は、第1ロッド(14a)と第2ロッド(14b)に分割して設けられ、
    前記第1ロッド(14a)と前記第2ロッド(14b)は、規定範囲内の前記締切トルクが得られる長さで溶接されることを特徴とする排気バルブ装置。
  5. 回転出力を発生する電動アクチュエータ(6)、排気ガスの通過孔(5)を開閉するバルブ(4)、前記電動アクチュエータ(6)の回転出力を前記バルブ(4)に伝達するリンク機構(7)を備え、
    前記バルブ(4)が開く方向をプラス方向、前記バルブ(4)が閉じる方向をマイナス方向とした場合、前記バルブ(4)によって前記通過孔(5)を閉塞する際、前記電動アクチュエータ(6)の出力軸(9)を前記バルブ(4)の全閉停止角(θ1)よりマイナス方向に回動し、前記リンク機構(7)に加圧負荷を加えて前記バルブ(4)に締切トルクを付与する排気バルブ装置において、
    前記リンク機構(7)は、前記電動アクチュエータ(6)の出力軸(9)に結合されるアクチュエータレバー(11)、前記バルブ(4)と一体に回動する負荷軸(12)に結合される負荷レバー(13)、前記アクチュエータレバー(11)の回動力を前記負荷レバー(13)に伝えるロッド(14)を備え、
    前記締切トルクは、前記負荷軸(12)に対する前記負荷レバー(13)の結合角度の変更により調整されることを特徴とする排気バルブ装置。
  6. 回転出力を発生する電動アクチュエータ(6)、排気ガスの通過孔(5)を開閉するバルブ(4)、前記電動アクチュエータ(6)の回転出力を前記バルブ(4)に伝達するリンク機構(7)を備え、
    前記バルブ(4)が開く方向をプラス方向、前記バルブ(4)が閉じる方向をマイナス方向とした場合、前記バルブ(4)によって前記通過孔(5)を閉塞する際、前記電動アクチュエータ(6)の出力軸(9)を前記バルブ(4)の全閉停止角(θ1)よりマイナス方向に回動し、前記リンク機構(7)に加圧負荷を加えて前記バルブ(4)に締切トルクを付与する排気バルブ装置において、
    前記リンク機構(7)は、前記電動アクチュエータ(6)の出力軸(9)に結合されるアクチュエータレバー(11)、前記バルブ(4)と一体に回動する負荷軸(12)に結合される負荷レバー(13)、前記アクチュエータレバー(11)の回動力を前記負荷レバー(13)に伝えるロッド(14)を備え、
    前記締切トルクは、前記アクチュエータレバー(11)の長さの変更により調整されることを特徴とする排気バルブ装置。
  7. 回転出力を発生する電動アクチュエータ(6)、排気ガスの通過孔(5)を開閉するバルブ(4)、前記電動アクチュエータ(6)の回転出力を前記バルブ(4)に伝達するリンク機構(7)を備え、
    前記バルブ(4)が開く方向をプラス方向、前記バルブ(4)が閉じる方向をマイナス方向とした場合、前記バルブ(4)によって前記通過孔(5)を閉塞する際、前記電動アクチュエータ(6)の出力軸(9)を前記バルブ(4)の全閉停止角(θ1)よりマイナス方向に回動し、前記リンク機構(7)に加圧負荷を加えて前記バルブ(4)に締切トルクを付与する排気バルブ装置において、
    前記リンク機構(7)は、前記電動アクチュエータ(6)の出力軸(9)に結合されるアクチュエータレバー(11)、前記バルブ(4)と一体に回動する負荷軸(12)に結合される負荷レバー(13)、前記アクチュエータレバー(11)の回動力を前記負荷レバー(13)に伝えるロッド(14)を備え、
    前記締切トルクは、前記負荷レバー(13)の長さの変更により調整されることを特徴とする排気バルブ装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の排気バルブ装置において、
    前記電動アクチュエータ(6)は、前記出力軸(9)の回転角度(θ)を検出する回転角センサを備え、
    前記締切トルクを調整する調整工程の後に、前記回転角センサの出力調整を行うことを特徴とする排気バルブ装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の排気バルブ装置において、
    前記負荷レバー(13)は、前記アクチュエータレバー(11)より長く設けられることを特徴とする排気バルブ装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の排気バルブ装置において、
    前記電動アクチュエータ(6)が締切停止角(θ0)の時に、
    前記アクチュエータレバー(11)と前記ロッド(14)の成す角度(X)が鋭角に設けられるとともに、
    前記負荷レバー(13)と前記ロッド(14)の成す角度(Y)が、前記アクチュエータレバー(11)と前記ロッド(14)の成す角度(X)より大きく設けられることを特徴とする排気バルブ装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の排気バルブ装置において、
    前記出力軸(9)の回転方向と、前記負荷軸(12)の回転方向とが同一方向に設けられることを特徴とする排気バルブ装置。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の排気バルブ装置において、
    前記出力軸(9)の回転方向と、前記負荷軸(12)の回転方向とが逆方向に設けられることを特徴とする排気バルブ装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか1つに記載の排気バルブ装置において、
    前記バルブ(4)は、ターボチャージャのタービンハウジング(1)内で回動可能に支持され、
    前記電動アクチュエータ(6)は、前記ターボチャージャのコンプレッサハウジング(2)に搭載され、
    前記リンク機構(7)は、前記コンプレッサハウジング(2)に搭載された前記電動アクチュエータ(6)の回転出力を、前記タービンハウジング(1)に設けられる前記バルブ(4)に伝達することを特徴とする排気バルブ装置。
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