JP2003148107A - 可変容量タービンのアクチュエータ調整装置 - Google Patents

可変容量タービンのアクチュエータ調整装置

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JP2003148107A JP2001348818A JP2001348818A JP2003148107A JP 2003148107 A JP2003148107 A JP 2003148107A JP 2001348818 A JP2001348818 A JP 2001348818A JP 2001348818 A JP2001348818 A JP 2001348818A JP 2003148107 A JP2003148107 A JP 2003148107A
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鋼児 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータ側とレバー組立品側との連結
部におけるバックラッシュ回避あるいはその形成を減少
して、可変容量タービン付き過給機とエンジンとの性能
マッチングの為のアクチュエータ位置とノズルベーン開
度との調整作業を簡単化し組付け調整工数を低減し得る
可変容量タービンのアクチュエータ調整装置の提供。 【解決手段】 アクチュエータのアクチュエータロッド
にレバー組立品を連結しアクチュエータロッドの往復動
によりレバー組立品を介してノズルベーンの翼角を変化
するよう構成された可変容量タービンのアクチュエータ
装置においてアクチュエータロッドのレバー組立品への
連結部側の部位にねじを形成し、アクチュエータロッド
のねじ部外周に移動自在に嵌合され一端側がレバー組立
品に連結された調整リンクと該ねじに沿って進むことに
より調整リンクを移動させる調整ナットと、調整ナット
との共働により前記調整リンクを前記アクチュエータロ
ッドに固定する固定用ナットとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の過給機
(排気ターボチャージャ)等に用いられ、アクチュエー
タの出力端のアクチュエータロッドにノズルベーンに連
結される回転軸と該回転軸に固定されたレバーとを備え
たレバー組立品を連結し、前記アクチュエータロッドの
往復動により前記レバー組立品を介してノズルベーンの
翼角を変化するように構成された可変容量タービンにお
けるアクチュエータ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過給機付き内燃機関においては、機関か
らの排ガス流量と過給機の最適作動条件となるガス流量
とのマッチングをなすために、渦巻状のスクロールから
タービンロータに送られる排ガス流量を機関の運転状態
に応じて可変とする可変容量タービンを備えた過給機
が、近年多く用いられている。かかる可変容量タービン
を備えた過給機は、図7に示されるような基本構造をそ
なえており、同図において、30はタービンケーシン
グ、38は該タービンケーシング30内の外周部に渦巻
状に形成されたスクロール通路、44はタービンロータ
で膨張仕事をした排ガスを機外に送出するための排気ガ
ス出口である。31はコンプレッサケーシング、36は
該コンプレッサケーシング31と前記タービンケーシン
グ30とを連結する軸受ハウジングである。
【0003】34はタービンホイール、35はコンプレ
ッサホイール、33は該タービンホイール34とコンプ
レッサホイール35とを連結するタービンシャフト、3
7は前記軸受ハウジング36に取り付けられて前記ター
ビンシャフト33を支持する軸受である。40はノズル
ベーンで、前記スクロール通路38の内周側にタービン
の円周方向等間隔に複数個配置されるとともに、これに
一体形成されたノズルピンが前記タービンケーシング3
0に固定されたノズル組立品を形成しているノズルマウ
ントに回動可能に支持され、その可変ノズル機構100
によりその翼角が変化せしめられるようになっている。
【0004】100は可変ノズル機構、50はアクチュ
エータで、該アクチュエータ50の駆動力がアクチュエ
ータロッド51及びレバー組立品042を介して前記タ
ービンシャフト33の回転軸心廻りに回転駆動せしめら
れるリング組立品(図示省略)を回転させることにより
前記ノズルベーン40を回転させてその翼角を変化させ
るようになっている。該アクチュエータ50はアクチュ
エータブラケット54を介してボルト054により前記
コンプレッサケーシング31に固定されている。
【0005】図8はかかる可変容量タービンを備えた過
給機における可変ノズル機構駆動用アクチュエータ装置
におけるアクチュエータロッドとレバー組立品との連結
部の従来の1例を示し、図において、50はアクチュエ
ータ、51は該アクチュエータにより往復動せしめられ
るアクチュエータロッドである。042はレバー組立品
で、前記アクチュエータロッド51の出力端部にピン5
6を介して連結されるレバー42、該レバー42の根元
部に固定された回転軸55(図2参照)等からなる。該
レバー組立品042の回転軸55は前記可変ノズル機構
100に連結されている。60は前記アクチュエータロ
ッド51とレバー組立品042との間に介装された中間
継手で、左右逆ねじを有するターンバックル61を備え
ている。
【0006】かかる可変容量タービンを備えた過給機と
これが搭載されるエンジン(内燃機関)との性能のマッ
チングを行うにあたっては、該過給機を生産現場で組み
立てる際、図8に示されるように、過給機の単体状態に
て前記アクチュエータ50に空気圧を与え、該アクチュ
エータ50の空気圧と前記ノズルベーン40の開度(翼
角)との関係を空力的な要求仕様に合わせて、前記アク
チュエータロッド51とレバー組立品042との間に介
装された中間継手60のターンバックル61によりアク
チュエータロッド51とレバー組立品042側のリンク
63との間の長さを調整し、ロックナット62を締め付
けて仮止めを施す。そしてエンジンに搭載する際に、エ
ンジン性能に合わせ前記中間継手60によって前記と同
様にアクチュエータロッド51とレバー組立品042側
のリンク63との間の長さ調整を行い、最終的にロック
ナット62で固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に示されるような
従来のアクチュエータ調整装置にあっては、前記のよう
に、可変容量タービンを備えた過給機とエンジンとの性
能マッチングを行うにあたっては、該過給機を生産現場
で組み立てる際に過給機の単体状態にて空力的な要求仕
様に合わせて中間継手60のターンバックル61により
アクチュエータロッド51側とレバー組立品042側と
の長さ調整を行って仮止めし、エンジンに搭載する際に
エンジン性能に合わせ前記中間継手60によって、エン
ジン性能に合わせたアクチュエータロッド51とレバー
組立品042側のリンク63との間の最終的な長さ調整
を行いロックナット62で固定している。
【0008】即ち、かかる従来技術にあっては、過給機
とエンジンとの性能マッチングを行う際に、左右逆ねじ
を有するターンバックル61を備えた中間継手60によ
って、つまりバックラッシュの大きいねじ結合部を有す
るターンバックル式の中間継手60によって過給機の単
体状態での空力的な要求仕様による仮止めとエンジン搭
載時の最終的な長さ調整及び固定とを行っているため、
エンジン搭載後の最終設定時に過給機単体での空力的な
要求仕様に基づく仮止め設定時とのバックラッシュによ
る差異が生じ、かかる差異を修正するため、つまり前記
バックラッシュを吸収するため、過給機のエンジン搭載
時における最終的な長さ調整の際に空力的な要求仕様に
合わせた長さ調整を繰り返さざるを得なくなる。このた
め、かかる従来技術にあっては、前記過給機とエンジン
との性能マッチングのためのアクチュエータ50位置と
ノズルベーン40開度との調整が煩雑で組付け調整工数
が増大する。等の問題点を有している。
【0009】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ア
クチュエータ側とレバー組立品側との連結部におけるバ
ックラッシュを減少あるいはその形成を回避して、可変
容量タービン付き過給機とエンジンとの性能マッチング
のためのアクチュエータ位置とノズルベーン開度との調
整作業を簡単化し組付け調整工数を低減し、さらには調
整精度を向上し得る可変容量タービンのアクチュエータ
調整装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、アクチュエー
タの駆動力を出力するアクチュエータロッドに、ノズル
ベーンに連結される回転軸と該回転軸に固定されたレバ
ーとを備えたレバー組立品を連結し、前記アクチュエー
タロッドの往復動により前記レバー組立品を介して前記
ノズルベーンの翼角を変化するように構成された可変容
量タービンのアクチュエータ装置において、前記アクチ
ュエータロッドの前記レバー組立品への連結部側の部位
にねじを形成するとともに、該アクチュエータロッドの
ねじ部外周に該アクチュエータロッドの軸線方向に移動
自在に嵌合され一端側が前記レバー組立品に連結された
調整リンクと、該ねじに螺合され該ねじに沿って進むこ
とにより前記調整リンクを移動させる調整ナットと、該
調整ナットとの共働により前記調整リンクを前記アクチ
ュエータロッド上の所定位置に固定する固定用ナットと
を備えてなることを特徴とする可変容量タービンのアク
チュエータ調整装置を提案する。
【0011】請求項2ないし7記載の発明は、前記調整
リンクと調整ナットとの連結部の具体的構成に係り、請
求項2記載の発明は請求項1において、前記調整リンク
は根元部に前記回転軸とレバーとを備えたレバー組立品
への連結部が設けられたU字状に形成されるとともに二
股部に前記アクチュエータロッドが遊合される嵌合穴が
穿孔されてなり、前記調整ナットを前記二股部の内側に
配置して該調整ナット及び固定用ナットにて前記ねじ部
を利用して二股部の一方側を挟み込むことにより前記ア
クチュエータロッドを前記調整リンクに固定可能に構成
したことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は請求項2において、
U字状に形成された前記調整リンクの前記レバー組立品
への連結部をタービンケーシングとは反対側の外側に向
けて配置して該レバー組立品に連結することにより、前
記アクチュエータロッドを前記レバー組立品よりもター
ビンケーシング寄りの内側に配置したことを特徴とす
る。
【0013】請求項4記載の発明は請求項2において、
U字状に形成された前記調整リンクの前記レバー組立品
への連結部を前記回転軸側に向けて配置するとともに、
前記レバー組立品のレバーをその中心が前記アクチュエ
ータロッドの軸心とタービンケーシングに対してほぼ等
距離になるように前記調整リンクの回転軸側部位に配置
して該レバーと調整リンクとを連結したことを特徴とす
る。請求項4において、好ましくは請求項5記載のよう
に、前記調整リンクとレバーとを球面継手を介して連結
するのがよい。
【0014】請求項6記載の発明は請求項2において、
U字状に形成された前記調整リンクの前記レバー組立品
への連結部を前記回転軸側に向けて配置するとともに、
レバー組立品のレバーをその中心が前記アクチュエータ
ロッドの軸心とタービンケーシングに対してほぼ等距離
になるように前記調整リンクの回転軸側部位に配置し、
前記調整リンクの連結部と前記レバーの反回転軸側の端
部とを両者間に前記アクチュエータロッドの軸心と直角
方向に貫設されたピンを介して揺動可能に連結したこと
を特徴とする。
【0015】かかる発明によれば、前記構成を備えた可
変容量タービン付きの過給機とエンジンとの性能マッチ
ングを行うにあたっては、該過給機を生産現場で組み立
てる際に過給機の単体状態にて、前記調整ナットを前記
アクチュエータロッドのねじ部に沿って進めることによ
り一端側が前記レバー組立品に連結された調整リンクを
該アクチュエータロッドの軸線方向に移動させ、空力的
な要求仕様に合わせた前記アクチュエータ位置とノズル
ベーン開度になるような、つまり前記アクチュエータロ
ッドとレバー組立品との関係位置になるような調整リン
ク位置において、請求項2のように、前記調整ナットと
固定用ナットとで前記ねじ部を利用してU字状に形成さ
れた前記調整リンクの二股部を締め付けることにより、
アクチュエータロッドを調整リンクに固定する。
【0016】そして前記可変容量タービン付きの過給機
をエンジンに搭載する際に、エンジン性能に合わせ前記
調整ナット及び調整リンクをアクチュエータロッドの軸
線方向に移動させ、最適マッチング位置にて調整ナット
と固定用ナットとで調整リンクを締め付けることにより
アクチュエータロッドを調整リンクに固定し、アクチュ
エータ位置とノズルベーン開度とを最終設定する。
【0017】従ってかかる発明によれば、アクチュエー
タロッドのねじ部に螺合された調整ナットと固定用ナッ
トとによって調整リンクを締め付けることにより該アク
チュエータロッドを調整リンクに固定するため、レバー
組立品側の調整リンクとアクチュエータロッドとは調整
ナットと固定用ナットとによって常時片側に寄せられた
状態にて固定されることとなり、ねじ部のバックラッシ
ュの影響がねじの片側分のみとなって、該バックラッシ
ュの吸収が容易であり、前記過給機のエンジン搭載時に
おける空力的な要求仕様に合わせた最終的な長さ調整作
業が容易化される。
【0018】これにより前記過給機とエンジンとの性能
マッチングのためのアクチュエータ位置とノズルベーン
の開度との調整作業を簡単化することができ、過給機の
エンジンへの組付け調整工数を低減できる。また、前記
過給機のエンジン搭載時における最適マッチング位置で
の調整リンクと調整ナット及び固定用ナットとによるア
クチュエータロッド側とレバー組立品側との位置調整が
ノズルベーンに直結されるレバー組立品の至近位置で行
われることとなるので、前記位置調整の精度が向上す
る。
【0019】また請求項3のように構成すれば、アクチ
ュエータロッドをレバー組立品よりもタービンケーシン
グ寄りの内側に配置したので、レバー組立品よりも内側
にあるアクチュエータロッドから調整リンクを介してレ
バー組立品に駆動力が伝達されることとなって、駆動力
の伝達効率が向上する。
【0020】また請求項4ないし5のように構成すれ
ば、レバー組立品のレバーの中心がアクチュエータロッ
ドの軸心とタービンケーシングに対してほぼ等距離にな
るように配置したので、アクチュエータロッドの軸心と
レバー組立品のレバーの中心とのタービンケーシング側
に対するオフセット量がほぼ0(ゼロ)となって駆動力
の伝達効率が向上するとともに、アクチュエータロッド
及びレバー組立品の幅方向寸法が減少し、アクチュエー
タ装置がコンパクト化される。
【0021】また請求項6のように構成すれば、レバー
組立品のレバーの中心がアクチュエータロッドの軸心と
タービンケーシングに対してほぼ等距離になるように配
置したので、アクチュエータロッドの軸心とレバー組立
品のレバーの中心とのタービンケーシング側に対するオ
フセット量がほぼ0(ゼロ)となって駆動力の伝達効率
が向上するとともに、調整リンクの連結部とレバー組立
品のレバーとをアクチュエータロッドの軸心と直角方向
に貫設されたピンを介してのピン結合にて連結したの
で、かかる連結部を構成する前記レバー、ピン等の連結
部材の加工が簡単で部品コストが低減され、寸法精度も
向上する。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項2、3、
4、6の何れかの項において、前記調整ナット及び固定
用ナットにて前記ねじ部を利用して前記調整リンクの二
股部の一方側を挟み込み、前記アクチュエータロッドを
該調整ナットに固定した状態において前記二股部の他方
側内面と調整ナットの端面との間に形成される隙間に樹
脂材を充填したことを特徴とする。
【0023】請求項7の発明によれば、調整ナット及び
固定用ナットに調整リンクとアクチュエータロッドとを
片寄せて固定し、この状態で調整リンクと調整ナットと
の間に形成される隙間に樹脂材を充填するので、ねじ部
のバックラッシュが実質的に0(ゼロ)となり、アクチ
ュエータ装置の調整をさらに容易化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0025】図1は本発明の第1実施例に係る可変容量
タービン用アクチュエータ装置の平面図、図2は図1の
A矢視図(正面図)、図3は図1のZ部拡大断面図であ
る。図4は本発明の第2実施例を示し、(A)はアクチ
ュエータ調整装置近傍の正面図、(B)は(A)のB矢
視図である。図5は本発明の第3実施例を示し、(A)
はアクチュエータ調整装置近傍の正面図、(B)は
(A)のC矢視図である。図6は本発明の第4実施例を
示し、(A)はアクチュエータ調整装置近傍の正面図、
(B)は(A)のD―D断面図である。図7は本発明が
適用される可変容量タービンを備えた過給機の軸線方向
断面図である。
【0026】本発明が適用される可変容量タービン付き
過給機の構造を示す図7において、30はタービンケー
シング、38は該タービンケーシング30内の外周部に
渦巻状に形成されたスクロール通路、44はタービンロ
ータで膨張仕事をした排ガスを機外に送出するための排
気ガス出口である。31はコンプレッサケーシング、3
6は該コンプレッサケーシング31と前記タービンケー
シング30とを連結する軸受ハウジングである。
【0027】34はタービンホイール、35はコンプレ
ッサホイール、33は該タービンホイール34とコンプ
レッサホイール35とを連結するタービンシャフト、3
7は前記軸受ハウジング36に取り付けられて前記ター
ビンシャフト33を支持する軸受である。40はノズル
ベーンで、前記スクロール通路38の内周側にタービン
の円周方向等間隔に複数個配置されるとともに、これに
一体形成されたノズルピンが前記タービンケーシング3
0に固定されたノズル組立品を構成しているノズルマウ
ントに回動可能に支持され、その可変ノズル機構100
によりその翼角が変化せしめられるようになっている。
【0028】100は可変ノズル機構、50はアクチュ
エータで、該アクチュエータ50の駆動力がアクチュエ
ータロッド51及びレバー組立品042を介して前記タ
ービンシャフト33の回転軸心廻りに回転駆動せしめら
れるリング組立品(図示省略)を回転させることにより
前記ノズルベーン40を回転させてその翼角を変化させ
るようになっている。該アクチュエータ50はアクチュ
エータブラケット54を介してボルト054により前記
コンプレッサケーシング31に固定されている。
【0029】以上の構成は従来技術と同様である。本発
明においては、前記アクチュエータ50及び前記アクチ
ュエータ50とレバー組立品042との間の位置調整手
段を改良している。
【0030】即ち本発明の第1実施例を示す図1ないし
3において、50はアクチュエータで、アクチュエータ
ブラケット54を介してボルト054により前記コンプ
レッサケーシング31に固定されている。51は該アク
チュエータ50により往復動せしめられるアクチュエー
タロッドである。042はレバー42、該レバー42の
根元部に固定された回転軸55等からなるレバー組立品
である。図2に示すように、該レバー組立品042のレ
バー42は前記回転軸55の軸心廻りに該回転軸55と
ともに揺動(回動)可能となっている。また前記回転軸
55は前記可変ノズル機構100に連結されている
【0031】前記アクチュエータロッド51の前記レバ
ー組立品042への連結部側の部位にはねじ部51aが
形成されている。1は調整リンクで、U字状に形成され
前記タービンケーシング30側に向けられた根元部がレ
バー組立品042のレバー42にピン56を介して連結
されている。また図3に示すように、前記調整リンク1
の二股部には前記アクチュエータロッド51が遊合され
る嵌合穴1aが穿孔されて、嵌合穴1a内には該調整リ
ンク1がアクチュエータロッドの軸線方向に移動自在に
遊合(嵌合)されている。
【0032】前記調整リンク1の二股部の内側にはアク
チュエータロッド51のねじ部51aに螺合された調整
ナット2が配設されており、該調整ナット2によって前
記調整リンク1を前記ねじ部51aに沿って進めること
により、該調整リンク1を前記調整ナット2と一体的に
アクチュエータロッド51の軸線方向に移動せしめるよ
うになっている。3は前記アクチュエータロッド51の
ねじ部51aの端部に螺合された固定ナットで、前記調
整ナット2及び該固定用ナット3にて前記ねじ部51a
を利用して前記調整リンク1の二股部の一方側を挟み込
むことにより前記アクチュエータロッド51を前記調整
リンク1に固定するようになっている。
【0033】かかる構成からなるアクチュエータ装置を
備えた可変容量タービン付き過給機において、前記アク
チュエータ50のダイヤフラム(図示省略)によって区
画されたダイヤフラム室(図示省略)には機関により駆
動される負圧ポンプ等から負圧が供給されている。そし
て該負圧が前記ダイヤフラムに作用すると該ダイヤフラ
ムによりアクチュエータロッド51が往復動せしめら
れ、該アクチュエータロッド51の往復動により前記レ
バー組立品042のレバー42が回転軸55(図2参
照)廻りに揺動し、該レバー42の根元部に固定された
前記回転軸55が回転し、該回転軸55の回転が前記可
変ノズル機構100に伝達され、該可変ノズル機構10
0によって前記ノズルベーン40を回転させその翼角を
変化させる。
【0034】かかる可変容量タービン付きの過給機にお
いて、該過給機とエンジンとの性能マッチングを行うに
あたっては、該過給機を生産現場で組み立てる際に、過
給機の単体状態にて前記調整ナット2を前記アクチュエ
ータロッド51のねじ部51aに沿って進めることによ
り前記レバー組立品042のレバー42に連結された調
整リンク1を該アクチュエータロッド51の軸線方向に
移動させる。そして、該過給機の空力的な要求仕様に合
わせた前記アクチュエータ50の位置とノズルベーン4
0の開度関係になるような、つまり前記アクチュエータ
ロッド51とレバー組立品042との関係位置になるよ
うな調整リンク1の位置において、前記調整ナット2と
固定用ナット3とで前記ねじ部51aを利用してU字状
に形成された前記調整リンク1の二股部を当接させ締め
付けることにより(02は当接面)、前記調整ナット
2、調整リンク1の二股部及び固定用ナット3を前記ア
クチュエータロッド51のねじ部51aに対して調整リ
ンク1に片寄せた形態にて一体化し、前記アクチュエー
タロッド51を前記調整リンク1に仮固定する。
【0035】そして、前記仮固定がなされた可変容量タ
ービン付きの過給機をエンジンに搭載する際には、エン
ジン性能に合わせて前記調整ナット2及び調整リンク1
を該アクチュエータロッド51の軸線方向に移動させ、
過給機とエンジンとの最適マッチング位置にて前記調整
ナット2と固定用ナット3とで前記調整リンク1を締め
付けることにより、前記アクチュエータロッド51側と
レバー組立品042側との位置、つまりアクチュエータ
50位置とノズルベーン40の開度とを最終設定する。
【0036】かかる実施例によれば、前記アクチュエー
タロッド51のねじ部51aに螺合された調整ナット2
と固定用ナット3とによって調整リンク1を締め付ける
ことにより前記アクチュエータロッド51を前記調整リ
ンク1に固定するため、レバー組立品042側の調整リ
ンク1とアクチュエータロッド51とは前記調整ナット
2と固定用ナット3とによって常時片側に寄せられた状
態にて固定されることとなり、前記ねじ部51aのバッ
クラッシュの影響がねじの片側分のみとなって、該バッ
クラッシュの吸収が容易となる。
【0037】これにより、過給機のエンジン搭載時にお
ける空力的な要求仕様に合わせた最終的な長さ調整作業
が容易化される。また、前記過給機のエンジン搭載時に
おける最適マッチング位置での調整リンク1と調整ナッ
ト2及び固定用ナット3とによるアクチュエータロッド
51側とレバー組立品42側との位置調整がノズルベー
ンに直結されるレバー組立品の至近位置で行われること
となるので、前記位置調整の精度が向上する。
【0038】図4に示される第2実施例においては、U
字状に形成された前記調整リンク1を、該調整リンク1
と前記レバー組立品042のレバー42への連結部であ
るピン56をタービンケーシングとは反対側の外側に向
けて配置し、その外側にレバー組立品042を配置して
該該調整リンク1に連結している。これにより、前記ア
クチュエータロッド51は(51bはアクチュエータロ
ッドの軸心)前記レバー組立品042よりもSだけター
ビンケーシング30寄りの内側に配置されることとな
る。その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これ
と同一の部材は同一の符号で示す。
【0039】かかる実施例においては、前記アクチュエ
ータロッド51をレバー組立品042よりもタービンケ
ーシング30寄りの内側に配置したので、該レバー組立
品よりも内側にあるアクチュエータロッド51から調整
リンク1を介してレバー組立品042側に駆動力が伝達
されることとなって、前記第1実施例よりも駆動力の伝
達効率が向上する。
【0040】図5に示される第3実施例においては、U
字状に形成された前記調整リンク1の前記レバー組立品
042のレバー5への連結部を該レバー組立品042の
回転軸55側に向けて配置し、該調整リンク1の根元部
に球面継手6を溶接している(9は溶接部)。そして、
該球面継手6に前記レバー5の揺動端部に形成された球
状部7を嵌合することにより、前記アクチュエータロッ
ド51の往復動により該レバー5が回転軸55とともに
これの軸心廻りに揺動可能となっている。また、前記レ
バー組立品042のレバー5を、その肉厚方向の中心が
前記アクチュエータロッド51の軸心51bとタービン
ケーシング30からの距離がほぼ等距離になるように前
記調整リンク1の前記回転軸55側部位に配置してい
る。その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これ
と同一の部材は同一の符号で示す。
【0041】かかる実施例においては、前記レバー組立
品042のレバー5の中心がアクチュエータロッド51
の軸心51bとタービンケーシング30からほぼ等距離
になるように配置しているので、アクチュエータロッド
51の軸心51bと前記レバー組立品042のレバー5
の中心とのタービンケーシング30側に対するオフセッ
ト量がほぼ0(ゼロ)となる。これにより、アクチュエ
ータ50からの駆動力の伝達効率が向上するとともに、
アクチュエータロッド51及びレバー組立品042の取
付状態での幅方向寸法が減少し、アクチュエータ装置が
コンパクト化される。
【0042】図6に示される第4実施例においては、U
字状に形成された前記調整リンク1の前記レバー組立品
042のレバー12への連結部を該レバー組立品042
の回転軸55側に向けて配置し、該調整リンク1の根元
部に連結部材を溶接している(9は溶接部)。そして、
前記連結部材11は前記アクチュエータロッド51とは
反対側に開いた二股状に形成されるとともに、前記アク
チュエータロッド51の軸心51bと直角方向に嵌合穴
53が穿孔され、該嵌合穴53に挿通されたピン13に
前記レバー12の端部が揺動可能に嵌合されて、前記レ
バー12と連結部材11とを連結している。また、前記
レバー12を、その肉厚方向の中心が前記アクチュエー
タロッド51の軸心51bとタービンケーシング30か
らの距離がほぼ等距離になるように、前記調整リンク1
の前記回転軸55側部位に配置している。その他の構成
は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同
一の符号で示す。
【0043】かかる実施例においては、前記第3実施例
と同様に、前記レバー組立品042のレバー12の中心
がアクチュエータロッド51の軸心51bとタービンケ
ーシング30からほぼ等距離になるように配置している
ので、アクチュエータロッド51の軸心51bと前記レ
バー組立品042のレバー12の中心とのタービンケー
シング30側に対するオフセット量がほぼ0(ゼロ)と
なる。これにより、アクチュエータ50からの駆動力の
伝達効率が向上するとともに、アクチュエータロッド5
1及びレバー組立品042の取付状態での幅方向寸法が
減少し、アクチュエータ装置がコンパクト化される。
【0044】また、かかる実施例においては、前記調整
リンク1の連結部とレバー組立品042のレバー12と
を前記アクチュエータロッド51の軸心軸心51bと直
角方向に貫設されたピン13を介してのピン結合にて連
結したので、かかる連結部を構成する前記レバー12、
ピン13等の連結部材の加工が簡単で調整も容易であ
り、寸法精度も向上する。
【0045】さらに第5実施例においては、前記第1な
いし第4実施例において、前記調整ナット2及び固定用
ナット3にて前記アクチュエータロッド51のねじ部5
1bを利用して前記調整リンク1二股部の一方側を挟み
込み、前記アクチュエータロッド51を該調整ナット2
に固定した状態において、図3に示すように、前記二股
部の他方側内面と該調整ナット2の端面との間に形成さ
れる隙間Cに樹脂材14を充填する。
【0046】かかる実施例によれば、前記調整ナット2
及び固定用ナット3に調整リンク1とアクチュエータロ
ッド51とを片寄せて固定し、この状態で調整リンク1
と調整ナット2との間に形成される隙間Cに樹脂材14
を充填するので、前記アクチュエータロッド51のねじ
部51bのバックラッシュが実質的に0(ゼロ)とな
り、アクチュエータ装置の調整をさらに容易化できる。
【0047】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、アクチ
ュエータロッドのねじ部に螺合された調整ナットと固定
用ナットとによって調整リンクを締め付けることにより
前記アクチュエータロッドを前記調整リンクに固定する
ため、レバー組立品側の調整リンクとアクチュエータロ
ッドとは前記調整ナットと固定用ナットとによって常時
片側に寄せられた状態にて固定されることとなり、ねじ
部のバックラッシュの影響がねじの片側分のみとなって
該バックラッシュの吸収が容易となり、過給機のエンジ
ン搭載時における空力的な要求仕様に合わせた最終的な
長さ調整作業を容易化できる。
【0048】これにより、過給機とエンジンとの性能マ
ッチングのためのアクチュエータ位置とノズルベーンの
開度との調整作業を簡単化することができ、過給機のエ
ンジンへの組付け調整工数を低減できる。また、過給機
のエンジン搭載時における最適マッチング位置での調整
リンクと調整ナット及び固定用ナットとによるアクチュ
エータロッド側とレバー組立品側との位置調整がノズル
ベーンに直結されるレバー組立品の至近位置で行われる
こととなるので、前記位置調整の精度が向上する。
【0049】また請求項3のように構成すれば、アクチ
ュエータロッドをレバー組立品よりもタービンケーシン
グ寄りの内側に配置したので、レバー組立品よりも内側
にあるアクチュエータロッドから調整リンクを介してレ
バー組立品に駆動力が伝達されることとなって、駆動力
の伝達効率が向上する。
【0050】また請求項4ないし5のように構成すれ
ば、レバー組立品のレバーの中心がアクチュエータロッ
ドの軸心とタービンケーシングに対してほぼ等距離にな
るように配置したので、アクチュエータロッドの軸心と
前記レバー組立品のレバーの中心とのタービンケーシン
グ側に対するオフセット量がほぼ0(ゼロ)となって駆
動力の伝達効率が向上するとともに、アクチュエータロ
ッド及びレバー組立品の幅方向寸法が減少し、アクチュ
エータ装置がコンパクト化される。
【0051】また請求項6のように構成すれば、レバー
組立品のレバーの中心がアクチュエータロッドの軸心と
タービンケーシングに対してほぼ等距離になるように配
置したので、アクチュエータロッドの軸心と前記レバー
組立品のレバーの中心とのタービンケーシング側に対す
るオフセット量がほぼ0(ゼロ)となって駆動力の伝達
効率が向上する。また、調整リンクの連結部とレバー組
立品のレバーとを前記アクチュエータロッドの軸心と直
角方向に貫設されたピンを介してのピン結合にて連結し
たので、かかる連結部を構成する前記レバー、ピン等の
連結部材の加工が簡単で部品コストが低減され、寸法精
度も向上する。
【0052】さらに請求項7のように構成すれば、調整
ナット及び固定用ナットに調整リンクとアクチュエータ
ロッドとを片寄せて固定し、この状態で調整リンクと調
整ナットとの間に形成される隙間に樹脂材を充填するの
で、ねじ部のバックラッシュが実質的に0(ゼロ)とな
り、アクチュエータ装置の調整をさらに容易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る可変容量タービン
用アクチュエータ装置の平面図である。
【図2】 図1のA矢視図(正面図)である。
【図3】 図1のZ部拡大断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示し、(A)はアクチ
ュエータ調整装置近傍の正面図、(B)は(A)のB矢
視図である。
【図5】 本発明の第3実施例を示し、(A)はアクチ
ュエータ調整装置近傍の正面図、(B)は(A)のC矢
視図である。
【図6】 本発明の第4実施例を示し、(A)はアクチ
ュエータ調整装置近傍の正面図、(B)は(A)のD―
D断面図である。
【図7】 本発明が適用される可変容量タービンを備え
た過給機の断面図である。対応図である。
【図8】 従来技術を示す図1対応図である。
【符号の説明】 1 調整リンク 2 調整ナット C 隙間 3 固定用ナット 5、12、42 レバー 6 球面継手 11 連結部材 13 ピン 14 樹脂材 30 タービンケーシング 31 コンプレッサケーシング 33 タービンシャフト 34 タービンホイール 35 コンプレッサホイール 36 軸受ハウジング 38 スクロール 40 ノズルベーン 50 アクチュエータ 050 アクチュエータケース 51 アクチュエータロッド 51a ねじ部 55 回転軸 56 ピン 100 可変ノズル機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 憲司 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 Fターム(参考) 3G005 EA04 EA15 EA16 FA00 FA06 FA52 GA04 GB24 GB86 GC05 KA01 3G071 AA02 AB06 BA27 BA33 DA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータの駆動力を出力するアク
    チュエータロッドに、ノズルベーンに連結される回転軸
    と該回転軸に固定されたレバーとを備えたレバー組立品
    を連結し、前記アクチュエータロッドの往復動により前
    記レバー組立品を介して前記ノズルベーンの翼角を変化
    するように構成された可変容量タービンのアクチュエー
    タ装置において、前記アクチュエータロッドの前記レバ
    ー組立品への連結部側の部位にねじを形成するととも
    に、該アクチュエータロッドのねじ部外周に該アクチュ
    エータロッドの軸線方向に移動自在に嵌合され一端側が
    前記レバー組立品に連結された調整リンクと、該ねじに
    螺合され該ねじに沿って進むことにより前記調整リンク
    を移動させる調整ナットと、該調整ナットとの共働によ
    り前記調整リンクを前記アクチュエータロッド上の所定
    位置に固定する固定用ナットとを備えてなることを特徴
    とする可変容量タービンのアクチュエータ調整装置。
  2. 【請求項2】 前記調整リンクは根元部に前記回転軸と
    レバーとを備えたレバー組立品への連結部が設けられた
    U字状に形成されるとともに二股部に前記アクチュエー
    タロッドが遊合される嵌合穴が穿孔されてなり、前記調
    整ナットを前記二股部の内側に配置して該調整ナット及
    び固定用ナットにて前記ねじ部を利用して二股部の一方
    側を挟み込むことにより前記アクチュエータロッドを前
    記調整リンクに固定可能に構成したことを特徴とする請
    求項1記載の可変容量タービンのアクチュエータ調整装
    置。
  3. 【請求項3】 U字状に形成された前記調整リンクの前
    記レバー組立品への連結部をタービンケーシングとは反
    対側の外側に向けて配置して該レバー組立品に連結する
    ことにより、前記アクチュエータロッドを前記レバー組
    立品よりもタービンケーシング寄りの内側に配置したこ
    とを特徴とする請求項2記載の可変容量タービンのアク
    チュエータ調整装置。
  4. 【請求項4】 U字状に形成された前記調整リンクの前
    記レバー組立品への連結部を前記回転軸側に向けて配置
    するとともに、前記レバー組立品のレバーをその中心が
    前記アクチュエータロッドの軸心とタービンケーシング
    に対してほぼ等距離になるように前記調整リンクの回転
    軸側部位に配置して該レバーと調整リンクとを連結した
    ことを特徴とする請求項2記載の可変容量タービンのア
    クチュエータ調整装置。
  5. 【請求項5】 前記調整リンクとレバーとを球面継手を
    介して連結したことを特徴とする請求項4載の可変容量
    タービンのアクチュエータ調整装置。
  6. 【請求項6】 U字状に形成された前記調整リンクの前
    記レバー組立品への連結部を前記回転軸側に向けて配置
    するとともに、前記レバー組立品のレバーをその中心が
    前記アクチュエータロッドの軸心とタービンケーシング
    に対してほぼ等距離になるように前記調整リンクの回転
    軸側部位に配置し、前記調整リンクの連結部と前記レバ
    ーの反回転軸側の端部とを両者間に前記アクチュエータ
    ロッドの軸心と直角方向に貫設されたピンを介して揺動
    可能に連結したことを特徴とする請求項2載の可変容量
    タービンのアクチュエータ調整装置。
  7. 【請求項7】 前記調整ナット及び固定用ナットにて前
    記ねじ部を利用して前記二股部の一方側を挟み込み、前
    記アクチュエータロッドを該調整ナットに固定した状態
    において前記二股部の他方側内面と該調整ナットの端面
    との間に形成される隙間に樹脂材を充填したことを特徴
    とする請求項2、3、4、6の何れかの項に記載の可変
    容量タービンのアクチュエータ調整装置。
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