JP2012013180A - バルブ制御装置 - Google Patents
バルブ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012013180A JP2012013180A JP2010151833A JP2010151833A JP2012013180A JP 2012013180 A JP2012013180 A JP 2012013180A JP 2010151833 A JP2010151833 A JP 2010151833A JP 2010151833 A JP2010151833 A JP 2010151833A JP 2012013180 A JP2012013180 A JP 2012013180A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- valve
- point
- lever
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
【解決手段】リンクレバー3の回転作動線上の全閉点Aとし、リンクレバー3の回転作動線上の全開点B、リンクレバー3の回転作動線上の中間開度点Cとし、リンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pとしたとき、ウェイストゲートバルブ1が回転動作(開閉)する際、リンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pを、全閉点Aと中間開度点Cとの中央に位置するように設定している。これによって、高い精度が必要な全閉点Aから中間開度点Cまでの領域でのロッド軸振れ量を最小に設定できるので、ホールICの検出精度の向上およびロッド4のストローク量の制御性の向上を図る。
【選択図】図5
Description
従来より、ターボチャージャのウェイストゲート流路を開閉するウェイストゲートバルブによる過給圧制御装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。
この過給圧制御装置は、図7ないし図9に示したように、ウェイストゲートバルブ101を支持開閉する回転軸102が設置されている。この回転軸102には、リンクレバー103が連結され、このリンクレバー103には、ダイヤフラムアクチュエータ104のロッド105が連結されている。また、ウェイストゲート流路106には、ウェイストゲートバルブ101を着座させるための弁座107が設置されている。
なお、図8の矢印は、リンクレバー103の可動範囲(作動角度)を示す。
このダイヤフラムアクチュエータ204は、図10ないし図12に示したように、排気バイパスバルブ201を支持開閉する回転軸202が設置されている。この回転軸202には、リンクレバー203が連結され、このリンクレバー203には、ダイヤフラムアクチュエータ204のロッド205が連結されている。また、排気バイパス流路206には、排気バイパスバルブ201を着座させるための弁座207が設置されている。
なお、図11の矢印は、リンクレバー203の可動範囲(作動角度)を示す。
ところで、近年、自動車に搭載される内燃機関(エンジン)の排気ガスの規制強化に伴い、排出ガス関係のOBD(車載診断装置による故障診断機能)装着が義務づけされている。
ここで、特許文献1及び2に記載のダイヤフラムアクチュエータ104、204を、ウェイストゲートバルブ101の開閉制御および排気バイパスバルブ201の開閉制御用のアクチュエータとして使用する場合、OBD要件として、ロッド105、205のストローク量を直接検出する必要がある。
そこで、ロッド105、205に、磁石やヨークにより構成される磁気回路を装着し、磁気回路から印加される磁界の磁束密度を磁気センサによって検出して、磁気センサから出力される電気信号に基づいて、ロッド105、205のストローク量を求める方法が考えられる。
具体的には、ウェイストゲートバルブ101が全閉位置(図8(a)参照)から全開位置(図8(b)参照)に至るまでの作動範囲で開閉制御する際、つまりリンクレバー103のロッド105との結合部108が、回転軸102を中心にした所定の曲率半径の曲線である回転軌跡(リンクレバー103の回転作動線)上を移動する際に、ロッド軸振れ量δ分だけロッド105が軸振れする。
これにより、磁気センサを用いてロッド105のストローク量を直接検出する場合、ロッド105の軸振れに伴って検出誤差が大きくなるという問題が生じている。
また、図9(b)に示したように、ウェイストゲートバルブ101の全閉開度から中間開度を経て全開開度に至るまでの全領域でロッド軸振れ量δの変化率が小さい。
これにより、ロッド105の移動量に対する排気ガスの流量の変化率が最も大きい低開度領域において、ロッド105の軸振れ量を小さくして、ロッド105のストローク量の検出精度を向上させる必要がある。
すなわち、排気バイパスバルブ201が全閉位置(図11(a)参照)から全開位置(図11(b)参照)に至るまでの作動範囲で開閉制御する際に、つまりリンクレバー203のロッド205との結合部208が、回転軸202を中心にした所定の曲率半径の曲線である回転軌跡(リンクレバー103の回転作動線)上を移動する際に、ロッド軸振れ量δ分だけロッド205が軸振れする。
これにより、磁気センサを用いてロッド205のストローク量を直接検出する場合、ロッド205の軸振れに伴って検出誤差が大きくなるという問題が生じている。
また、図12(b)に示したように、排気バイパスバルブ201の全閉開度から中間開度を経て全開開度に至るまでの全領域でロッド軸振れ量δの変化率が小さい。
これにより、ロッド205の移動量に対する排気ガスの流量の変化率が最も大きい低開度領域において、ロッド205の軸振れ量を小さくして、ロッド205のストローク量の検出精度を向上させる必要がある。
そして、レバーの結合部は、バルブが回転動作する際、レバーの回転軸を中心にした所定の曲率半径の曲線であるレバーの回転作動線上を移動するように構成されている。
そして、バルブが全閉開度となるレバーの回転作動線上の回転作動点が、レバーの回転作動線上の全閉点として設定されている。また、バルブが全開開度となるレバーの回転作動線上の回転作動点が、レバーの回転作動線上の全開点として設定されている。また、バルブが全閉開度と全開開度との中間の開度となるレバーの回転作動線上の回転作動点が、レバーの回転作動線上の中間開度点として設定されている。また、全閉点と全開点とを結ぶ直線から半径方向の外側に向けて最も遠く、しかも全閉点と全開点との間にあるレバーの回転作動線上の回転作動点が、レバーの回転作動線上の振れ幅の端点として設定されている。
以上のようにレバーの回転作動線上の各回転作動点を設定したとき、バルブが回転動作する際、レバーの回転作動線上の振れ幅の端点が、全閉点と中間開度点との間に位置するように設定されている。
また、レバーの回転作動線上の振れ幅の端点を、全閉点と中間開度点との間に位置させることにより、バルブにおいてロッドの移動量に対する流量(または圧力)の変化率が最も大きい低開度領域でのロッド軸振れ量(レバーの回転角度当たりに対するロッドの軸振れ幅)を最小値に設定できるので、センサによるロッドのストローク量の検出精度の向上およびロッドのストローク量の制御性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、アクチュエータに、ロッドの軸振れを許容しつつ、ロッドをその軸線方向(ロッド軸方向)に摺動自在に支持するロッド軸受を設置している。そして、バルブが回転動作する際、レバーの回転作動線上の振れ幅の端点が、全閉点と中間開度点との間に位置するように設定されることにより、ロッド軸振れ量を小さくすることができる。これにより、ロッド軸受に大きな力が加わったり、ロッドがロッド軸受の内周をこじったり、ロッドとロッド軸受とが偏摩耗したり、ロッドが作動不能に陥ったりするという不具合の発生を抑えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、レバーの回転作動線上の振れ幅の端点が、全閉点と中間開度点との中央に位置するように設定したことにより、精度が必要な、全閉点から中間開度点までのロッドの振れ幅を最小に設定することができる。
これによって、ロッドのストローク量を直接検出する際におけるロッドの軸振れによる検出誤差を小さくすることができる。また、センサによるロッドのストローク量の検出精度の向上およびロッドのストローク量の制御性の向上を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、減速機構は、モータによって回転駆動される駆動ギヤ、およびこの駆動ギヤと噛み合って回転する最終ギヤを有することを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、変換機構は、バルブの動作パターンに対応した形状のカム溝を有し、減速機構(最終ギヤ)の回転に伴って回転するカムと、カム溝に移動自在に挿入されるフォロワとを備えている。また、ロッドは、フォロワを回転自在に支持する支軸を有し、一端側がフォロワおよび支軸を介してカムに連結し、他端側がバルブに連結することを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、センサから出力された電気信号に基づいて、ロッドの直線的なストローク量を検出するストローク検出手段を備えたことを特徴としている。 請求項11に記載の発明によれば、センサは、磁性移動体から印加される磁界の磁束を感磁する感磁面を有することを特徴としている。
本発明は、アクチュエータのロッドのストローク量を直接検出する際の、ロッドの軸振れによる検出誤差を小さくするという目的を、レバーの回転作動線上の振れ幅の端点を、全閉点と中間開度点との間に位置させることで実現した。
また、ロッドの移動量に対する流量(圧力)の変化率が最も大きい低開度領域でのロッド軸振れ量を最小にすることで、センサの検出精度の向上およびロッドの制御性の向上を図るという目的を、レバーの回転作動線上の振れ幅の端点を、全閉点と中間開度点との間に位置させることで実現した。
図1ないし図6は本発明の実施例1を示したもので、図1はウェイストゲートバルブの全閉時におけるリンクレバーとロッドとの位置関係を示した図で、図2はウェイストゲートバルブの全開時におけるリンクレバーとロッドとの位置関係を示した図である。
ウェイストゲートバルブ1の背面(隔壁:バルブシートに着座する着座面に対して反対側の端面)には、L字状のシャフト2が一体的に設けられている。
なお、ウェイストゲートバルブ1の詳細は後述する。
電動アクチュエータは、ロッド軸中心線方向(軸線方向)に往復移動するロッド4の他に、ロッド4の揺動(振れ)を許容しつつ、ロッド4をその往復移動方向(ロッド4のストローク方向)に摺動自在に支持するロッド軸受(スラスト軸受)5と、ロッド4に対して、ウェイストゲートバルブ1を閉じる側(バルブ全閉側)に付勢する付勢力(スプリング荷重)を発生するコイルスプリング6と、スラスト軸受5およびコイルスプリング6等の構成部品を収容するアクチュエータケースとを備えている。ここで、電動アクチュエータのロッド4は、そのストローク方向の先端側が、アクチュエータケースの円環状の端面よりアクチュエータケース外部側に突出している。
なお、電動アクチュエータの詳細は、後述する。
また、エンジンの複数(各気筒毎)の排気ポートには、排気ガスが流れる排気管が接続されている。この排気管の途中には、エキゾーストマニホールドおよびターボチャージャのタービン等が設置されている。
タービンは、渦巻形状のタービンハウジング7を備えている。このタービンハウジング7内には、タービンインペラ(タービンホイール)が設置されている。
コンプレッサは、渦巻形状のコンプレッサハウジングを備えている。このコンプレッサハウジング内には、コンプレッサインペラ(コンプレッサホイール)が設置されている。 また、タービンインペラとコンプレッサインペラとは、ロータシャフトによって一体となって回転するように連結されている。
ターボチャージャは、タービンインペラが排気ガスにより回転駆動されると、コンプレッサインペラも回転し、このコンプレッサインペラが吸入空気を圧縮する。
ウェイストゲート流路9は、タービンハウジング7に導入された排気ガスを、タービンインペラを経由しないで、つまりタービンインペラを迂回(バイパス)してタービンインペラよりも下流側の排気通路へ流すためのバイパス通路(流体通路)である。
あるいはウェイストゲート流路9は、エンジンより流出した排気ガスを、エキゾーストマニホールドの集合部よりも下流側から分岐して、ターボチャージャのタービンよりも排気ガス流方向の下流側で排気通路に合流させる、つまり排気ガスをタービンハウジング7よりバイパスさせるためのバイパス通路(流体通路)である。
ウェイストゲートバルブ1は、例えばステンレス鋼等の金属材料によって円板形状に形成されている。このウェイストゲートバルブ1は、電動アクチュエータのロッド4のロッド軸中心線方向の先端部に接続されて、タービンハウジング7の入口部の隔壁(バルブシート10)に対して着座、離脱して、ウェイストゲート流路9、特にウェイストゲートポートを開閉する排気ガス制御弁である。
このリンク機構は、図1および図2に示したように、一端側が電動アクチュエータのロッド4のストローク方向(往復移動方向)の先端側に連結し、且つ他端側がウェイストゲートバルブ1のシャフト2の先端側(バルブ側に対して反対側)に連結したリンクレバー3等を有している。
ここで、ロッド4のストローク方向の先端側には、ロッド4の裏面側から打ち込まれて表面側に突出した第1ヒンジピン(第1支持軸)11が固定(または一体的に形成)されている。また、ウェイストゲートバルブ1のシャフト2には、第1ヒンジピン11の突出方向と同一方向に突出した第2ヒンジピン(第2支持軸)12が一体的に形成(または固定)されている。
リンクレバー3の第1結合部には、第1ヒンジピン11が貫通する貫通孔が形成されている。また、第1結合部は、第1ヒンジピン11の外周に回転自在に支持されている。
リンクレバー3の第2結合部には、第2ヒンジピン12が嵌合する嵌合孔が形成されている。また、第2結合部は、第2ヒンジピン12に固定されている。
なお、リンク機構、特にリンクレバー3の詳細は、後述する。
第2ヒンジピン12は、途中で直角に屈曲したシャフト2の電動アクチュエータ側端部に固定されている。この第2ヒンジピン12は、ターボチャージャのタービンハウジング7の側壁部に回転自在に支持されている。また、第2ヒンジピン12の中心は、ウェイストゲートバルブ1の回転中心となっている。
以上によって、ウェイストゲートバルブ1は、第1ヒンジピン11、リンクレバー3、第2ヒンジピン12を介して、ロッド4のストローク方向の先端側に連結されるヒンジバルブを構成する。
電動アクチュエータは、ロッド4、スラスト軸受5およびコイルスプリング6の他に、電力の供給を受けて駆動力(モータトルク)を発生する電動モータMと、この電動モータMの回転を2段減速する減速機構と、この減速機構の回転運動を往復直線運動に変換する変換機構と、電動アクチュエータのロッド4のストローク位置を検出するストローク量検出装置(磁性移動体8、ストロークセンサS)と、これらの各構成部品を収容するアクチュエータケースとを備えている。
変換機構は、回転するプレートカム21、このプレートカム21のカム溝22内に移動自在に挿入されるフォロワ23、およびこのフォロワ23を回転自在に支持するピボットピン24等によって構成されている。
ギヤハウジング26は、ステンレス鋼等の非磁性材料によって形成されている。また、センサカバーは、電気絶縁性に優れる樹脂材料等の非磁性材料によって形成されている。 ここで、ギヤハウジング26の側壁よりバルブ側に位置する円筒状のベアリングホルダ28には、ロッド4の軸方向に貫通する軸受孔が形成されている。この軸受孔の孔壁面には、スラスト軸受5が圧入嵌合されている。また、ギヤハウジング26の側壁よりバルブ側に突出する円筒状のスプリングホルダ29内には、コイルスプリング6が収容されている。
また、第1ロッド31の一端部(接続ロッド33側に対して反対側の端部)には、ピボットピン24が嵌合する嵌合孔が形成されている。なお、ピボットピン24は、第1ロッド31の裏面側から打ち込まれて表面側に突出して第1ロッド31に接続(固定)されている。
また、第1ロッド31の他端部には、接続ロッド33の軸線方向の一端側と溶接により接続される第1連結部35が設けられている。
第2ロッド32の他端部(接続ロッド33側に対して反対側の端部)には、第1ヒンジピン11が嵌合する嵌合孔(図示せず)が形成されている。なお、第1ヒンジピン11は、第2ロッド32の裏面側から打ち込まれて表面側に突出して第2ロッド32に接続(固定)されている。
これによって、電動アクチュエータのロッド4、特に第1ロッド31には、コイルスプリング6からのスプリング荷重(バルブ全閉側に付勢する荷重)が作用している。
中間ギヤシャフト14および最終ギヤシャフト15は、互いに並列配置されている。また、3つのギヤ16〜18は、ギヤハウジング26の減速ギヤ収納空間内において回転自在に収容されている。
また、中間ギヤシャフト14の中間ギヤ17の端面より突出した突出部の外周には、円環状の周方向溝が形成されている。この周方向溝には、中間ギヤシャフト14の外周に中間ギヤ17を嵌め合わせた際に、中間ギヤシャフト14からの中間ギヤ17の抜け止めを行うワッシャおよびCリング等の中間ギヤ抜け止め手段が装着されている。
また、最終ギヤシャフト15の最終ギヤ18の端面より突出した突出部の外周には、円環状の周方向溝が形成されている。この周方向溝には、最終ギヤシャフト15の外周に最終ギヤ18を嵌め合わせた際に、最終ギヤシャフト15からの最終ギヤ18の抜け止めを行うワッシャおよびCリング等の最終ギヤ抜け止め手段が装着されている。
中間ギヤ17は、金属材料または樹脂材料によって形成されており、中間ギヤシャフト14の外周に回転自在に嵌め合わされている。この中間ギヤ17は、中間ギヤシャフト14の周囲を周方向に取り囲むように設置された円筒部を有している。この円筒部の外周には、円環状の最大外径部(径大部)が一体的に形成されている。
最終ギヤ18は、金属材料または樹脂材料によって形成されており、2つのベアリングを介して、最終ギヤシャフト15の外周に回転自在に嵌め合わされている。この最終ギヤ18は、最終ギヤシャフト15の周囲を周方向に取り囲むように設置された円筒部を有している。この円筒部には、円筒部の外周面より扇状に広がるフランジ44を有している。 最終ギヤ18のフランジ44の外周部には、中間ギヤ17の凸状歯43と噛み合う複数の凸状歯(扇状の大径ギヤ部)45が所定の角度分だけ扇状に形成されている。
プレートカム21のカム溝22は、ウェイストゲートバルブ1の動作パターンに対応した湾曲形状のガイド部である。
ここで、プレートカム21のカム形状およびプレートカム21の回転角度は、ウェイストゲートバルブ1を全閉位置から全開位置まで駆動するのに必要なロッドストローク量に対して決定される。
ピボットピン24は、ロッド4の嵌合孔に打ち込まれてロッド4に圧入固定されている。なお、ピボットピン24のフォロワ23の円筒部の端面より突出した突出部には、フォロワ23の抜け止めを行うために潰されて鍔状にカシメられたフランジが形成されている。
また、フォロワ23の回転中心は、プレートカム21の回転中心と共に、ロッド4のストローク方向の中心線上、つまりロッド軸中心線上に設置されている。
そして、ECUには、CPU、ROM、RAM等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。そして、ECUは、ストロークセンサS、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、過給圧センサおよび車速センサ等の各種センサのセンサ出力信号に基づいて、スロットルバルブの電動アクチュエータ、ウェイストゲートバルブ1の電動アクチュエータを制御する。
ストローク量検出装置は、ロッド4に一体的に設置された磁性移動体8と、この磁性移動体8のストローク位置を検出するストロークセンサSとを備えている。
なお、ECUは、ストロークセンサSから出力される出力値(センサ出力値)に基づいて、電動アクチュエータのロッド4の直線的なストローク位置を演算(検出)するロッドストローク検出手段としての機能を有している。
これにより、磁石51の着磁方向(板厚さ方向)は、ロッド軸中心線に対して直交する垂直方向と一致しており、磁石51の板厚さ方向の一方側(図1において図示上方側)の磁極面がS極とされ、また、磁石51の板厚さ方向の他方側(図1において図示下方側)の磁極面がN極とされている。また、磁石52の着磁方向(板厚さ方向)は、ロッド軸中心線に対して直交する垂直方向と一致しており、磁石52の板厚さ方向の一方側(図1において図示上方側)の磁極面がN極とされ、また、磁石52の板厚さ方向の他方側(図1において図示下方側)の磁極面がS極とされている。
ブロック54、55の中央部は、エアギャップを隔てて対向して配置されたマグネット(磁石)保持部を有している。ブロック54、55のマグネット保持部の内側面(対向面)には、磁石51、52の磁極面(極性が共にS極)が接触した状態で磁石51、52が接着剤等の固定手段を用いて保持固定されている。
なお、磁石をストロークセンサS側に設置して磁性移動体8を磁性体のみで構成しても良い。
また、ストロークセンサSは、磁性移動体8のストローク方向への移動に伴って変化する磁束(磁束密度、磁界分布、磁界強さ)を検出する非接触式の磁気検出素子であるホール素子を有している。このホール素子には、磁性移動体8、特に2つの磁石51、52の磁極面(N極)から印加される磁界の磁束密度を感磁する感磁面Fが設けられている。
また、磁気回路は、磁石51、ホール素子を有するホールIC、磁性体のブロック57およびブロック54により構成される閉磁路型の第1磁気回路、磁石51、磁性体のブロック56およびブロック54により構成される閉磁路型の第2磁気回路、磁石52、ホール素子を有するホールIC、磁性体のブロック57およびブロック55により構成される閉磁路型の第3磁気回路、並びに磁石52、磁性体のブロック56およびブロック55により構成される閉磁路型の第4磁気回路等を有している。
リンクレバー3の第1結合部(ロッド4のストローク方向の先端部との結合部である第1ヒンジピン11)は、ウェイストゲートバルブ1を動かすと、つまり全閉位置から全開位置に至るまで回転動作(開閉)すると、ウェイストゲートバルブ1の回転中心軸と同一軸心上に位置する回転軸(リンクレバー3の回転中心、第2ヒンジピン12の中心)を中心にした所定の曲率半径の曲線である回転作動線(リンクレバー3の回転作動線:図示二点鎖線)上を移動する。
また、ウェイストゲートバルブ1の全開位置とは、図5(b)に示したように、ウェイストゲートバルブ1がバルブシート10より離脱してウェイストゲート流路9を開放している全開開度の状態のことである。
また、図6に示した中間開度とは、ウェイストゲートバルブ1の全閉開度と全開開度との中間の開度(中央値)のことである。
また、ウェイストゲートバルブ1が全開開度となるリンクレバー3の回転作動線上の回転作動点は、リンクレバー3の回転作動線上の全開点Bとして設定されている。
また、ウェイストゲートバルブ1が全閉位置と全開位置との中間の開度となるリンクレバー3の回転作動線上の回転作動点は、リンクレバー3の回転作動線上の中間開度点Cとして設定されている。
また、全閉点Aと全開点Bとを結ぶ直線から半径方向の外側に向けて最も遠く、しかも全閉点Aと全開点Bとの間にあるリンクレバー3の回転作動線上の回転作動点は、リンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pとして設定されている。
また、リンクレバー3の回転軸(リンクレバー3の回転中心O)とリンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pとを結ぶ直線と、電動アクチュエータのロッド4の軸線方向の中心線(ロッド軸中心線)との交差角度は、直角(90°)となるように設定されている。
なお、リンクレバー3の回転作動線とは、リンクレバー3の回転作動線上の全閉点Aとリンクレバー3の回転作動線上の全開点Bとを、リンクレバー3の回転軸(ウェイストゲートバルブ1の回転中心軸)Oを中心にした所定の曲率半径の曲線で結んだ円弧軌跡のことである。
また、図5の矢印は、リンクレバー3の可動範囲(リンクレバー3の回転(動作)可能な回転角度)を示す。
次に、本実施例のウェイストゲートバルブ1の開閉制御を行う電動アクチュエータの作動を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
これによって、電動アクチュエータの構成部品が、全閉状態に止まるため、ウェイストゲートバルブ1が全閉状態を継続する。これにより、ウェイストゲート流路9は閉鎖される。この結果、エンジンより排出された排気ガスの全量は、ターボチャージャのタービンハウジング7の入口部から流入してタービンインペラを回転させ、タービンハウジング7の出口部から排出される。
一方、吸気管内に吸い込まれた吸入空気は、タービンインペラの回転により駆動されるコンプレッサインペラによって圧縮されて圧力(過給圧)が上昇する。そして、圧力が上昇した吸入空気は、エンジンに吸い込まれる。
これによって、電動モータMのモータシャフト13が全開方向に回転する。これにより、モータトルクが、ピニオンギヤ16、中間ギヤ17、最終ギヤ18に伝達される。そして、最終ギヤ18からモータトルクが伝達されたプレートカム21が、最終ギヤ18の回転に伴って所定の回転角度(最終ギヤ18の作動角度と等しい回転角度)だけ全開方向に回転する。
すると、ピボットピン24がカム溝22を摺動(滑動)して、カム溝22の全閉位置から全開位置まで移動することにより、ロッド4の第1ロッド31がコイルスプリング6を圧縮しながらロッド4のストローク方向のバルブ開側に直線移動する(押し出される)。すると、ロッド4の直線移動に伴って、第1、第2ロッド31、32および接続ロッド33がロッド4のストローク方向のバルブ開側に直線移動する。
この結果、エンジンからタービンハウジング7の入口部に流入した排気ガスの一部がタービンインペラをバイパスするウェイストゲート流路9を通ってタービンハウジング7の出口部に排出される。これにより、タービンインペラに作用する排気エネルギーが減少し、タービンインペラの回転速度が低下するので、ターボチャージャの過回転が防止される。
また、過給圧または排気圧が過大とならないようになる。また、タービンインペラの過回転に伴うタービンインペラの破損等を防止できる。
これによって、電動モータMのモータシャフト13が全閉方向に回転する。これにより、モータトルクが、ピニオンギヤ16、中間ギヤ17、最終ギヤ18、プレートカム21に伝達される。そして、プレートカム21が、最終ギヤ18の回転に伴って所定の回転角度だけ全閉方向に回転する。
すると、ピボットピン24がカム溝22を摺動(滑動)して、カム溝22の全開位置から全閉位置まで移動することにより、ロッド4のストローク方向のバルブ閉側にロッド4が直線移動する(引き戻される)。すると、ロッド4の直線移動に伴って第1、第2ロッド31、32および接続ロッド33がロッド4のストローク方向のバルブ閉側に直線移動する。
また、ウェイストゲートバルブ1は、エンジンの運転状況、特に過給圧センサにより検出される過給圧に基づいて、全閉位置と全開位置との中間の中間開度に設定するように制御される。この場合、ウェイストゲートバルブ1のバルブ開度が過給圧に基づいて連続的または段階的に変更されるため、ウェイストゲート流路9を通過する排気ガスの流量を連続的または段階的に微調整できる。これにより、エンジンの過給圧を連続的または段階的に可変制御できる。
以上のように、本実施例のウェイストゲートバルブ制御装置においては、ウェイストゲートバルブ1のシャフト2と電動アクチュエータのロッド4との間に、ロッド4の直線運動をウェイストゲートバルブ1の回転運動に変換するリンクレバー3等のリンク機構を設置している。また、電動アクチュエータにおいては、リンクレバー3を介して、ウェイストゲートバルブ1に連結するロッド4に磁性移動体8を一体的に設置している。
そして、ストロークセンサSのホールICによってロッド4の第1ロッド31と一体で動く磁性移動体8のストローク位置を検出しているので、電動アクチュエータの最終作動段であるロッド4のストローク位置を直接検出することができる。この結果、ロッド4のストローク位置の検出精度が向上するため、ロッド4のストローク量の制御性、つまりウェイストゲートバルブ1の開度制御の制御性を向上することができる。
また、ストロークセンサSのホールICで検出される磁性移動体8のストローク位置が、所定時間が経過しても設定された目標位置に到達または接近しない場合には、ロッド4または電動アクチュエータの故障(例えばウェイストゲートバルブ1またはロッド4の作動不能状態等)と判断することができる。つまりウェイストゲートバルブ1、ロッド4または電動アクチュエータの故障診断を実施できる。これにより、OBD要件を満足できる。
また、本実施例のウェイストゲートバルブ制御装置においては、リンクレバー3の結合部(電動アクチュエータのロッド4との結合部である第1ヒンジピン11)が、ウェイストゲートバルブ1が回転動作(開閉)する際に、全閉点Aと全開点Bとを円弧状曲線(円弧軌跡)で結ぶ回転作動線上を移動するように構成されている。
ここで、リンクレバー3の回転作動線上の各回転作動点は、図4に示したように、リンクレバー3の回転作動線上の全閉点A、リンクレバー3の回転作動線上の全開点B、リンクレバー3の回転作動線上の中間開度点C、およびリンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pのように設定されている。
以上のように、リンクレバー3の回転作動線上に各回転作動点を設定したとき、ウェイストゲートバルブ1が回転動作(開閉)する際、リンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pを、全閉点Aと中間開度点Cとの間、特に全閉点Aと中間開度点Cとの中央に位置するように設定している。
また、リンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pを、全閉点Aと中間開度点Cとの中央に位置するように設定されているので、図6に示したように、ウェイストゲートバルブ1においてロッド4のストローク方向への移動量(ストローク量)に対する排気ガス流量(または圧力)Qの変化率(流量変化率)が最も大きい低開度領域(中間開度よりも全閉側の領域)でのロッド4の軸振れ量(リンクレバー3の回転角度当たりに対するロッド4の軸振れ幅)、つまり高い精度が必要な全閉点Aから中間開度点Cまでの領域でのロッド4の軸振れ量(リンクレバー3の回転角度当たりに対するロッド4の軸振れ幅)を最小に設定できる。これにより、ストロークセンサSによるロッド4のストローク量の検出精度の向上およびロッド4のストローク量の制御性の向上を図ることができる。
また、ウェイストゲートバルブ制御装置においては、リンクレバー3の回転中心点Oとリンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pとを結ぶ直線と、ロッド4の軸線方向の中心線(ロッド軸中心線)との交差角度を直角となるように設定している。これにより、ロッド4の振れ幅を最小に設定することができる。これによって、ロッド4のストローク量を直接検出する際におけるロッド4の軸振れによる検出誤差を小さくすることができる。また、ストロークセンサSによるロッド4のストローク量の検出精度の向上およびロッド4のストローク量の制御性の向上を図ることができる。
また、電動アクチュエータには、ロッド4の軸振れを許容しつつ、ロッド4をその軸線方向(ロッド軸方向)に摺動自在に支持するスラスト軸受5が設置されている。そして、上述したように、リンクレバー3の回転作動線上の振れ幅の端点Pを、全閉点Aと中間開度点Cとの間に位置するように設定することにより、ロッド4の軸振れ量を小さくすることができる。これにより、スラスト軸受5に大きな力が加わったり、ロッド4がスラスト軸受5の内周をこじったり、ロッド4とスラスト軸受5とが偏摩耗したり、ロッド4が作動不能に陥ったりするという不具合の発生を抑えることができる。
本実施例では、本発明のバルブ制御装置を、ウェイストゲートバルブ1を駆動する電動アクチュエータを制御するウェイストゲートバルブ制御装置に適用しているが、本発明のバルブ制御装置を、EGRガス等の排気ガスの流量を制御(調整)する排気ガス流量制御弁の弁体(バルブ)、EGRクーラを通過するEGRガス量とEGRクーラを迂回するEGRガス量との比率を制御(調整)する排気ガス温度制御弁の弁体(バルブ)を駆動する電動アクチュエータを制御するバルブ制御装置に適用しても良い。
なお、ウェイストゲートバルブ1の他に、流路を流れる流体を制御する流体制御弁の弁体(バルブ)を開閉制御するバルブ制御装置としても使用できる。
また、エンジンとして、ディーゼルエンジンだけでなく、ガソリンエンジンを用いても良い。
B リンクレバーの回転作動線上の全開点
C リンクレバーの回転作動線上の中間開度点
M 電動モータ(動力源)
P リンクレバーの回転作動線上の振れ幅の端点
S ストロークセンサ(ロッドストローク検出手段、ホールIC)
1 ウェイストゲートバルブ(流量制御弁の弁体)
2 ウェイストゲートバルブのシャフト
3 リンク機構のリンクレバー
4 電動アクチュエータのロッド
5 スラスト軸受(ロッド軸受)
6 コイルスプリング(ロッド(バルブ)付勢手段)
7 タービンハウジング
8 磁性移動体(ロッドストローク検出手段)
9 ウェイストゲート流路
10 バルブシート(弁座)
11 第1ヒンジピン(第1結合部)
12 第2ヒンジピン(第2結合部)
16 減速機構のピニオンギヤ
17 減速機構の中間ギヤ(第1ギヤ)
18 減速機構の最終ギヤ(第2ギヤ)
21 変換機構のプレートカム
22 プレートカムのカム溝
23 変換機構のフォロワ
24 変換機構のピボットピン(ロッドの支軸)
51 磁石(第1マグネット)
52 磁石(第2マグネット)
Claims (11)
- (a)流路を開閉するバルブと、
(b)このバルブを駆動するロッドを有し、このロッドをその軸線方向に往復移動させるアクチュエータと、
(c)前記バルブと前記ロッドとを連結するレバーを有し、前記ロッドの直線運動を前記バルブの回転運動に変換するリンク機構と、
(d)前記ロッドの軸線方向への移動量を検出するストローク検出手段と
を備え、
前記ロッドの軸線方向への移動量に応じて前記バルブの開閉制御を行うバルブ制御装置において、
前記レバーは、前記バルブの回転中心軸と同一軸心上に回転軸(回転中心)を有し、且つ前記ロッドと結合すると共に、前記バルブが回転動作する際、前記レバーの回転軸を中心にした所定の曲率半径の曲線である前記レバーの回転作動線上を移動する結合部を有し、
前記バルブが全閉開度となる前記レバーの回転作動線上の回転作動点を、前記レバーの回転作動線上の全閉点として設定し、
前記バルブが全開開度となる前記レバーの回転作動線上の回転作動点を、前記レバーの回転作動線上の全開点として設定し、
前記バルブが全閉開度と全開開度との中間の開度となる前記レバーの回転作動線上の回転作動点を、前記レバーの回転作動線上の中間開度点として設定し、
前記全閉点と前記全開点とを結ぶ直線から半径方向の外側に向けて最も遠く、しかも前記全閉点と前記全開点との間にある前記レバーの回転作動線上の回転作動点を、前記レバーの回転作動線上の振れ幅の端点として設定したとき、
前記バルブが開閉動作する際、前記レバーの回転作動線上の振れ幅の端点が、前記全閉点と前記中間開度点との間に位置するように設定されていることを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項1に記載のバルブ制御装置において、
前記バルブとは、内燃機関より流出する排気ガスを制御する排気ガス制御弁の弁体のことであることを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載のバルブ制御装置において、
前記アクチュエータは、前記ロッドの軸振れを許容しつつ、前記ロッドをその軸線方向(ロッド軸方向)に摺動自在に支持するロッド軸受を有していることを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載のバルブ制御装置において、
前記レバーの回転作動線とは、前記レバーの回転作動線上の全閉点と前記レバーの回転作動線上の全開点とを、前記バルブの回転中心軸または前記レバーの回転軸を中心にした所定の曲率半径の曲線で結んだ円弧軌跡のことであることを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載のバルブ制御装置において、
前記レバーの回転作動線上の振れ幅の端点が、前記全閉点と前記中間開度点との中央に位置するように設定されていることを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載のバルブ制御装置において、
前記アクチュエータは、動力源であるモータの回転を減速する減速機構と、この減速機構の回転運動を前記ロッドの直線運動に変換する変換機構とを備えたことを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項6に記載のバルブ制御装置において、
前記減速機構は、前記モータによって回転駆動される駆動ギヤ、およびこの駆動ギヤと噛み合って回転する最終ギヤを有していることを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項6または請求項7に記載のバルブ制御装置において、
前記変換機構は、前記バルブの動作パターンに対応した形状のカム溝を有し、前記減速機構(最終ギヤ)の回転に伴って回転するカムと、前記カム溝に移動自在に挿入されるフォロワとを備え、
前記ロッドは、前記フォロワを回転自在に支持する支軸を有し、一端側が前記フォロワおよび前記支軸を介して前記カムに連結し、他端側が前記バルブに連結することを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載のバルブ制御装置において、
前記ストローク検出手段は、前記ロッドに一体的に設置されて、一定の磁束密度の磁界を発生する磁石を含む磁性移動体、およびこの磁性移動体のストローク方向への移動に伴って変化する磁束に対応した電気信号を出力するセンサを有していることを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項9に記載のバルブ制御装置において、
前記ストローク検出手段は、前記センサから出力された電気信号に基づいて、前記ロッドのストローク量を検出することを特徴とするバルブ制御装置。 - 請求項9または請求項10に記載のバルブ制御装置において、
前記センサは、前記磁性移動体から印加される磁界の磁束を感磁する感磁面を有していることを特徴とするバルブ制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010151833A JP5152261B2 (ja) | 2010-07-02 | 2010-07-02 | バルブ制御装置 |
US13/171,910 US8485498B2 (en) | 2010-06-30 | 2011-06-29 | Valve control apparatus |
DE102011106179.0A DE102011106179B4 (de) | 2010-06-30 | 2011-06-30 | Ventilsteuervorrichtung |
CN2011101858213A CN102313067B (zh) | 2010-06-30 | 2011-06-30 | 阀门控制设备 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010151833A JP5152261B2 (ja) | 2010-07-02 | 2010-07-02 | バルブ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012013180A true JP2012013180A (ja) | 2012-01-19 |
JP5152261B2 JP5152261B2 (ja) | 2013-02-27 |
Family
ID=45599848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010151833A Expired - Fee Related JP5152261B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-07-02 | バルブ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5152261B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101471306B1 (ko) * | 2013-11-15 | 2014-12-09 | 주식회사 현대케피코 | 터보차저의 웨이스트게이트밸브 제어장치 |
JP2015155650A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-27 | 株式会社デンソー | 排気バルブ装置 |
EP2944788A1 (en) * | 2014-05-13 | 2015-11-18 | Alps Electric Co., Ltd. | Mounting structure, detecting device with link mechanism including mounting structure, and position detecting device to which link mechanism is connected |
CN108278370A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-07-13 | 罗特新风科技无锡有限公司 | 全热交换器旁通阀结构 |
CN108397294A (zh) * | 2017-02-08 | 2018-08-14 | 卡特彼勒公司 | 具有流体截止阀的机器系统和方法 |
JPWO2021070463A1 (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-15 |
Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57165871U (ja) * | 1981-04-14 | 1982-10-19 | ||
JPS60164624A (ja) * | 1984-02-06 | 1985-08-27 | Yoichi Yamazaki | タ−ボチヤ−ジヤ付エンジン |
JPH0450777U (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-28 | ||
JPH05288065A (ja) * | 1992-04-03 | 1993-11-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 過給機付エンジンの排気制御装置 |
JPH0643305U (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-07 | 株式会社コガネイ | 流体圧作動機器の位置検出装置 |
JPH07119860A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-12 | Nisshinbo Ind Inc | 液圧方向制御装置及びこれを用いた液圧作動装置 |
JPH09137876A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Nisshinbo Ind Inc | 液圧用切換弁装置 |
JPH09154804A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Olympus Optical Co Ltd | カバー方式内視鏡用コネクタ |
JPH10103069A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-21 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 排気タービン過給機の過給圧制御装置 |
JPH1130352A (ja) * | 1997-07-11 | 1999-02-02 | Anelva Corp | 基板処理装置のメインバルブ機構 |
JP2004525306A (ja) * | 2001-05-23 | 2004-08-19 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 内燃機関停止後に排気ガス再循環弁が固着するのを避けるための装置 |
JP2008082211A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Ihi Corp | バイパス構造及び排気タービン過給機 |
JP2009534007A (ja) * | 2006-04-07 | 2009-09-17 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | 一体化された駆動機構付きアクチュエータ |
JP2010090766A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Isuzu Motors Ltd | ダイヤフラムアクチュエータ |
-
2010
- 2010-07-02 JP JP2010151833A patent/JP5152261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57165871U (ja) * | 1981-04-14 | 1982-10-19 | ||
JPS60164624A (ja) * | 1984-02-06 | 1985-08-27 | Yoichi Yamazaki | タ−ボチヤ−ジヤ付エンジン |
JPH0450777U (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-28 | ||
JPH05288065A (ja) * | 1992-04-03 | 1993-11-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 過給機付エンジンの排気制御装置 |
JPH0643305U (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-07 | 株式会社コガネイ | 流体圧作動機器の位置検出装置 |
JPH07119860A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-12 | Nisshinbo Ind Inc | 液圧方向制御装置及びこれを用いた液圧作動装置 |
JPH09137876A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Nisshinbo Ind Inc | 液圧用切換弁装置 |
JPH09154804A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Olympus Optical Co Ltd | カバー方式内視鏡用コネクタ |
JPH10103069A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-21 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 排気タービン過給機の過給圧制御装置 |
JPH1130352A (ja) * | 1997-07-11 | 1999-02-02 | Anelva Corp | 基板処理装置のメインバルブ機構 |
JP2004525306A (ja) * | 2001-05-23 | 2004-08-19 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 内燃機関停止後に排気ガス再循環弁が固着するのを避けるための装置 |
JP2009534007A (ja) * | 2006-04-07 | 2009-09-17 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | 一体化された駆動機構付きアクチュエータ |
JP2008082211A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Ihi Corp | バイパス構造及び排気タービン過給機 |
JP2010090766A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Isuzu Motors Ltd | ダイヤフラムアクチュエータ |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101471306B1 (ko) * | 2013-11-15 | 2014-12-09 | 주식회사 현대케피코 | 터보차저의 웨이스트게이트밸브 제어장치 |
JP2015155650A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-27 | 株式会社デンソー | 排気バルブ装置 |
EP2944788A1 (en) * | 2014-05-13 | 2015-11-18 | Alps Electric Co., Ltd. | Mounting structure, detecting device with link mechanism including mounting structure, and position detecting device to which link mechanism is connected |
JP2015214950A (ja) * | 2014-05-13 | 2015-12-03 | アルプス電気株式会社 | 取付構造、該取付構造を有したリンク機構付き検出装置及び該リンク機構が接続される位置検出装置 |
CN108397294A (zh) * | 2017-02-08 | 2018-08-14 | 卡特彼勒公司 | 具有流体截止阀的机器系统和方法 |
CN108278370A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-07-13 | 罗特新风科技无锡有限公司 | 全热交换器旁通阀结构 |
JPWO2021070463A1 (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-15 | ||
JP7322959B2 (ja) | 2019-10-10 | 2023-08-08 | 株式会社Ihi | 過給機 |
US11725574B2 (en) | 2019-10-10 | 2023-08-15 | Ihi Corporation | Operation mechanism of turbocharger |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5152261B2 (ja) | 2013-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5299479B2 (ja) | バルブ制御装置 | |
US8485498B2 (en) | Valve control apparatus | |
JP5652505B2 (ja) | バルブ駆動装置 | |
US9145841B2 (en) | Low-pressure exhaust gas recirculation system | |
JP5152261B2 (ja) | バルブ制御装置 | |
JP5965060B2 (ja) | ターボチャージャー用可変フローバルブ | |
JP6418076B2 (ja) | 電動アクチュエータおよびその製造方法 | |
JP4924741B2 (ja) | バルブ駆動装置 | |
US7669581B2 (en) | Throttle control apparatus and method for throttle control | |
JP5440596B2 (ja) | 電動アクチュエータ、および電動アクチュエータを備えた制御弁 | |
JP6311657B2 (ja) | 電動アクチュエータ | |
JP2012013179A (ja) | バルブ制御装置 | |
JP2007285173A (ja) | バルブ開閉制御装置 | |
US10139248B2 (en) | Position sensing apparatus | |
JP5273203B2 (ja) | 歯車サブアセンブリおよび排気ガス還流装置 | |
JP2015218642A (ja) | 内燃機関の排気装置 | |
JP2013044309A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5454358B2 (ja) | バルブ駆動装置 | |
JP5710018B2 (ja) | ターボ用アクチュエータ | |
JP2010281283A (ja) | バルブ装置 | |
KR20140130053A (ko) | 밸브 구동 장치 및 이를 갖는 과급기 | |
JP6614309B2 (ja) | 電動アクチュエータ | |
JP2012219684A (ja) | 排気ガス制御弁 | |
KR20110091067A (ko) | 터보 차저 액츄에이터 포지션 센서 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121119 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5152261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |