JPH09154804A - カバー方式内視鏡用コネクタ - Google Patents

カバー方式内視鏡用コネクタ

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JPH09154804A
JPH09154804A JP7320563A JP32056395A JPH09154804A JP H09154804 A JPH09154804 A JP H09154804A JP 7320563 A JP7320563 A JP 7320563A JP 32056395 A JP32056395 A JP 32056395A JP H09154804 A JPH09154804 A JP H09154804A
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JP
Japan
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cover
connector
convex
concave
type endoscope
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JP7320563A
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Masanori Hamazaki
昌典 濱▲崎▼
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 器材や作業者を汚染から防止することができ
るカバー方式内視鏡用コネクタを提供すること。 【解決手段】 中空の凸部13を有する凸型部材3と、
中空で前記凸部13と嵌合する凹部11を有する凹型部
材2とを有し、凹部11は凹型部材2に弾性部材で形成
された弁体4で覆われてる。この弁体4の中央には凸型
部材3で押すことにより開口するスリット5が取り付け
られ、凸部13を通すことができる。凸部13と嵌合す
る凹部11を覆うように弁体4を設けて、コネクタ1A
の凹型部材2と凸型部材3とを離脱する際に管路内の液
体等が凹型部材2の外に飛散するのを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡を覆う交換型
の管路付きカバーを有するカバー方式内視鏡用コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カバー方式内視鏡は、清潔を確保
し、管路付きカバーを使いすてとするため、USパテン
ト−538617号に示すように、カバー側から伸びる
吸引、送気、送水、管路は、吸引、送気、送水、制御装
置側から伸びる吸引、送気、送水、管路にコネクタを介
して着脱自在に連結されていた。その管路を連結するコ
ネクタは、径の太い円筒部材を径の細い円筒部材を単純
にはめ合わせる構造となっているにすぎなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカバー方式内視
鏡の管路を連結するコネクタは径の太い円筒部材を径の
細い円筒部材に単純に嵌め合わせているだけの構造なの
で、コネクタの連結部を外すと、管路内に付着している
汚物や体液が、コネクタからとび出して、器材や作業者
に付着して、汚染する可能性があった。
【0004】特に、内視鏡カバーは患者ごとに取りかえ
るので、内視鏡カバーの管路やコネクタは、大きく振り
動かすことにより、汚物が管路から飛散し、器材や作業
者を汚染しないように注意深く作業する必要があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、器材や作業者を汚染から防止することができるカ
バー方式内視鏡用コネクタを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】カバー方式内視鏡の管路
を接続するのに使用され、中空で凸部を有する凸型部材
と、この凸部と嵌合する中空の凹部を有する凹型部材と
を嵌合させて連結するカバー方式内視鏡用コネクタにお
いて、凹型部材の凹部を弾性部材で形成され、スリット
を有する弁体で覆い、凸型部材と凹型部材とを離脱する
場合にも、凹型部材からの液体等が飛散するのを弁体に
よって防ぎ、汚染等を防止する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係り、図1(A)は第1の実施の形態のカバー方式
内視鏡用コネクタを連結した状態で示し、図1(B)は
弾性部材で形成された弁体がかぶさった凹型部材を示
し、図1(C)はスリットが設けられた弁体の正面図を
示す。
【0008】図1(A)に示すように本発明の第1の実
施の形態のカバー方式内視鏡用コネクタ(以下、単にコ
ネクタと記す)1Aは、中空で凸型を有する第1のコネ
クタとしての凸型部材3と、中空で凹型を有する第2の
コネクタとしての凹型部材2とから構成される。この凹
型部材2には、弾性部材で形成され、凹部11を覆う弁
体4が取り付けられている。
【0009】図1(B)に示すようにこの凹型部材2は
凸型部材3が外された状態では弁体4により凹型部材2
の凹型の端面が覆われるようになっている。また、図1
(C)に示すように弾性部材で形成されたこの弁体4の
中央部にはスリット5が設けてある。そして、この弁体
4は図1(B)或いは図1(C)のようにスリット5の
部分が、弾性部材の弾性力で通常は当接して閉じるよう
にしている。
【0010】つまり、この弁体4は、円筒形状の弾性部
材で形成され、閉塞された1端はその中央にスリット5
を設けた面で閉じており、他端は開口して、凹型部材2
の外周面に形成したフランジ部6の段差部に引っかかる
ように、半径内側側方向に出っぱる抜け止め部7が形成
されている。
【0011】そして、凹型部材2に凸型部材3を接続す
る場合には弾性的に開閉するスリット5を凸型部材3で
押して、スリット5を押し広げて開口し、この開口に凸
型部材3の凸部13を通すことができ、凹型部材2に凸
型部材3を接続した状態から両部材を離脱して取り外す
時にはスリット5は弾性的な復元力で閉じるようになっ
ている。
【0012】また、凹型部材2は、送気、送水、吸引管
路等のチューブ8を接続するためのチューブ保持部9を
形成され、このチューブ保持部9に送気、送水、吸引管
路等のチューブ8の端部が接続される。
【0013】凹型部材2は、弾性を有する弁体4によっ
て、その内側に中空空間10が形成され、中空空間10
内には、凸型部材3と嵌合する凹部11が形成されてい
る。凸型部材3は、凹型部材2と同様にチューブ8′を
接続するためのチューブ保持部9′を有し、チューブ
8′の端部は、チューブ突き当て部12に突き当たるよ
うにして接続される。
【0014】凸型部材3の先端側の凸部13は凹型部材
2の凹部11と嵌合する。この嵌合は、凸部13を凹部
11に圧入することで連結できる構成となっており、凸
部13の外形が、凹部11の内径より若干太い。
【0015】なお、チューブ8及び8′の一方はカバー
方式内視鏡のカバー側から延びる送気、送水、吸引管路
を形成し、他方は送気、送水、吸引の制御を行う制御手
段側から延びる管路を形成している。
【0016】このように構成された本実施の形態によれ
ば、凹型部材2における凸型部材3の凸部13と嵌合す
る凹部11を覆い、スリット5で開閉する弁体4が弾性
部材で形成されているので、凸型部材3を外してコネク
タ1の連結を解除する作業を行った場合でも、弾性力で
閉じるスリット5によって凹型部材2側からの水や汚染
が凹型部材2の外側に飛散することを解消或いは低減化
でき、器材や作業者が汚染される可能性を解消或いは軽
減でき、衛生的である。
【0017】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態のコネクタ1Bを示す。第2の実施の形態
は、第1の実施の形態の凹部11と凸部13及び、チュ
ーブ保持部9以外は、同じ構成となっている。
【0018】凹型部材2は、開口する端部側に向かって
太くなるテーパ状のテーパ凹部14を有する。また、凸
型部材3はテーパ凹部14に嵌合するテーパ凸部15を
有し、このテーパ凸部15は、テーパ凹部14に嵌合し
て着脱な自在となっている。チューブ8はタケノコ状の
形状を程するタケノコ状チューブ保持部16を形成し、
抜けの少ないタケノコ状にチューブを連結できるように
している。
【0019】また、凸型部材3も同様にチューブ8′を
接続するためのタケノコ状チューブ保持部16′を有す
る。この凸型部材3には第1の実施の形態と同様にチュ
ーブ突き当て部12が設けてある。その他は第1の実施
の形態と同様の構成であり、その説明を省略する。
【0020】本実施の形態によれば、コネクタ1Bの嵌
合部は、テーパ状なので、連結しやすく、水もれ、気密
もれの心配が少なく、タケノコ状チューブ連結部によっ
てチューブ8、8′と、コネクタ1Bの連結が確実で、
誤ってチューブ8、8′だけが外れる心配がなく、チュ
ーブ8、8′内に汚物等があった場合でも不用意に外れ
ないので安全性が高い。その他は第1の実施の形態と同
様の効果を有する。
【0021】(第3の実施の形態)図3は本発明の第3
の実施の形態のコネクタ1Cを示しており、第2の実施
の形態における凸型部材3のチューブ突き当て部12以
外は、第2の実施の形態と同じ構成となっている。本実
施の形態のチューブ突き当て部12′は、凸部13の高
さと同等以上の高さを有するガイド部17が形成され、
ガイド部17の内径は、弾性部材で形成した弁体4の外
形よりも同等以上の太さを有している。
【0022】本実施の形態によれば、コネクタ1Cを外
した後、凸型部材3の凸部13の外周に付着している
水、汚水が、ガイド部17が設けてあるため器材や、作
業者に接触する可能性がなく、より衛生的である。その
他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0023】(第4の実施の形態)図4(A)は、本発
明の第4実施の形態のコネクタ1Dを示し、図4(B)
は図4(A)のA方向から見た3連凸型部材20を示し
ている。図4(A)に示すようにカバー用内視鏡19は
内視鏡カバー18で覆われる。
【0024】本実施の形態のコネクタ1Dは第2の実施
の形態における凸型部材3が3つ一体的に連結した3連
凸型部材20と、3つの第2の実施の形態と同じ凹型部
材2とからなる構成となっている。尚、凹型部材2は内
視鏡カバー18からの送気管路21a、送水管路22
a、吸引管路23aの各チューブが、チューブ保持部に
連結されている。
【0025】図4(B)は3連凸型部材20を、A方向
から見た矢視図であり、3連凸型部材20のチューブ保
持部は、図示しない送気、送水、吸引の各制御装置にそ
れぞれ連結されている送気管路21b、送水管路22
b、吸引管路23bの各チューブが連結されている。
【0026】3連凸型部材20には、カバー用内視鏡1
9のユニバーサルコード24へ、着脱自在に固定するた
めの、固定部25を有する。この固定部25はC型形状
で入口のところは、ユニバーサルコード24の外形より
もやや小さい。また、固定部25の内径は、ユニバーサ
ルコード24の外形よりも細径でユニバーサルコード2
4をしめつけて取り付ける構成となっており、ユニバー
サルコード24の軸方向には移動しにくい。
【0027】また、3連凸型部材20の各凸部13は、
固定部25の中心からほぼ等距離に並んでいる。なお、
この3連凸型部材20は、第3の実施の形態のように凸
部13のまわりにガイド部材17があってもよい。各凹
型部材2は内視鏡カバー18側についている。
【0028】本実施の形態では、内視鏡カバー18は症
例ごとに交換するので、大きく振り動かされるが、凹型
部材2には、弾性部材で形成した弁体4がかぶさってい
るので、管路内の水や汚物が飛び散る心配がなく安全で
ある。また、固定部25によって3連凸型部材20をユ
ニバーサルコード24に固定しているので、凹型部材2
を、3連凸型部材20から片手で着脱でき、内視鏡カバ
ー18交換時の作業性もよい。
【0029】作業性が良い分、作業者が清潔を必要とす
る部分に接触して汚染する確率が低く衛生的でもある。
また、凸部13にガイド部材17がある場合は、仮に3
連凸型部材20に接触しても、水や汚物がついている可
能性のある凸部13に接触する心配がなくさらに安全で
ある。
【0030】(第5の実施の形態)図5(A)は本発明
の第5実施の形態のコネクタ1Eを示し、図5(B)は
図5(A)のB方向から見た凸型部材26を示してい
る。本実施の形態のコネクタ1Eは、第4実施の形態と
同様の凹型部材2と、第4実施の形態と同様にユニバー
サルコード24への固定部25を有する3つの固定凸型
部材26を有している。
【0031】本実施の形態では、各固定凸型部材26
は、送気管路21b、送水管路22b、吸引管路23b
に、それぞれ独立して連結している。吸引、送水、送気
の各制御装置側の吸引管路23b、送水管路22b、送
気管路21bはこの順に長くなっており、吸引管路23
bが連結する凸型部材26が、ユニバーサルコード24
に対して最も高い位置に位置し、送水管路22bに連結
する凸型部材26がその下に、送気管路21bに連結す
る凸型部材26が最も低い位置にくる。
【0032】一方、カバー側は、送気管路21aが最も
長く、次に、送水管路22a、そして吸引管路23aが
最も短かい。その他は、第4実施の形態と同じである。
本実施の形態によれば、送気管路、送水管路、吸引管路
の各接続部(連結部)の高さが違うので、コネクタの誤
取付けの可能性を解消或いは軽減できる。また、当然片
手でコネクタの着脱ができ、作業性が良い。その他は第
1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0033】(第6の実施の形態)図6(A)は、本発
明の第6実施の形態のコネクタ1Fを示し、図6(B)
は図6(A)のC方向から見たC矢視図(或いは側面
図)を示す。本実施の形態では、凸型部材3が、3こ独
立して内視鏡カバー18側に設けてあり、凹型部材2が
3つ一体的に連結して、3連凹型部材27を形成してい
る。
【0034】3連凹型部材27は、一直線上に弾性部材
で形成され、その中央にスリット5が設けられた弁体4
が並び、下側に先端が球状に膨らんだ突起部28を有し
ている。
【0035】カバー用内視鏡19の操作部30(より具
体的には操作部30におけるユニバーサルコードの接続
部)にも内部が球状に膨らんだ溝部29を有し、突起部
28が溝部29にクリック感を感じるように着脱自在を
なって通常は固定されている。
【0036】各管路の連絡状況は、第4の実施の形態と
同様である。つまり内視鏡カバー18からの送気管路2
1a、送水管路22a、吸引管路23aの各チューブ
が、それぞれ独立した凸型部材3のチューブ保持部に連
結され、3連凹型部材27のチューブ保持部は、図示し
ない送気、送水、吸引の各制御装置にそれぞれ連結され
ている送気管路21b、送水管路22b、吸引管路23
bの各チューブが連結されている。
【0037】本実施の形態は次の効果を有する。3連凹
型部材27が操作部30という硬質の部材に取り付けら
れているので、片手でコネクタ1Fの着脱を容易にで
き、作業性が良い。その他は第1の実施の形態と同様の
効果を有する。
【0038】(第7の実施の形態)図7(A)は内視鏡
カバー18をカバー用内視鏡19に被せた状態での第7
の実施の形態のコネクタ1Gを示し、図7(B)は図7
(A)のD方向矢視図である。
【0039】本発明は第6の実施の形態における3連凹
型部材27を変形した構成例を示しており、弾性部材で
形成した弁体4が一直線に3つ並ばず、操作部30の形
状に沿って並べられて屈曲形凹型部材31を形成してい
る。その他は第6の実施の形態と同じである。
【0040】本実施の形態は次の効果を有する。屈曲形
凹型部材31は、操作部30の形状に沿った形状となっ
ており、内視鏡カバー18が、ひっかかりにくく、内視
鏡カバー18の着脱作業がしやすい。
【0041】図8(A)は、例えば本実施の形態を備え
たカバー方式内視鏡の挿入部32の先端側を、内視鏡カ
バー18がカバー用内視鏡19を覆う状態で示し、図8
(B)は、図8(A)のE−E断面を示し、図8(C)
は、図8(A)のF−F断面を示している。
【0042】図8(A)に示すように、カバー用内視鏡
19の挿入部32は、操作部の前端から延びる挿入管3
3と、その前方に形成され、湾曲自在の湾曲部34と、
その前方の先端硬質部35よりなる。
【0043】先端硬質部35には、内視鏡カバー18の
先端の先端カバー36が先端硬質部35と着脱自在に取
り付けられている。先端カバー36には、外皮チューブ
37の先端が取り付けられている。
【0044】先端カバー36には、送気チューブ38、
送水チューブ39、吸引チャンネル40が先端カバー3
6に対して、0<θ<10°程度の範囲内で各管路が後
端側に行くにつれ湾曲部34や挿入管33と離れるよう
に、取り付けられている。図8(B)では、カバー用内
視鏡19と、各管路が接近している。図8(C)では、
各管路の傾きによって、各管路がカバー用内視鏡19と
離れている。
【0045】このような構成とすることで、挿入部32
の先端側を湾曲させた場合でも各管路が湾曲部34のゴ
ム部材と接触しにくく、図8(C)に示す矢印方向に管
路が逃げていきやすいので、湾曲時の抵抗が少なくスム
ーズに湾曲できる。
【0046】図9は、蛇腹構造をもつ、蛇腹チャンネル
41が、先端カバー36に取り付けられている状態を示
している。この蛇腹チャンネル41は、図8(A)と同
様、先端カバー36に傾け、取り付けられているだけで
なく、蛇腹部分が軟らかく揺動しやすい。
【0047】この構造の場合には蛇腹部が揺動しやすい
ので、湾曲させた場合でも蛇腹チャンネル41が図8
(C)に示す方向に逃げ易く、湾曲抵抗が少なくスムー
ズに湾曲できる効果がある。蛇腹チャンネル41は、挿
入軸方向に伸縮自在であってもよく、この場合は、さら
に挿入部32の先端側を湾曲させやすい。
【0048】図10は、先端カバー36に対して、吸引
チャンネル40が、揺動ベアリング42に保持されてい
る状態を示している。また、吸引チャンネル40は、太
目のOリング43によって、先端カバー36に対して、
水密を保つように取り付けられている。
【0049】この場合の構造によれば、吸引チャンネル
40が挿入部先端32の湾曲にあわせて、先端カバー3
6に対して自由に傾けられるので、挿入部32の先端側
の湾曲をスムーズに行うことができる効果がある。
【0050】なお、例えば図1において、凹型部材2の
凹部11の端面を覆うように弾性部材で形成した(中央
にスリットを設けた)第2の弁体を設け(つまり弁体4
より奥側に第2の弁体を設け)、例えば図1(A)の連
結状態から凸型部材3の凸部11の先端が凹部11の端
面より少し離間した状態で、まず第2の弁体が閉じ、さ
らに凸型部材3を離した状態で弁体4が閉じる構成にし
ても良い。この構造の場合には外側の弁体4が閉じる前
にその内側の弁体が閉じるので、このコネクタの着脱
(特に取り外し)の際に管路内の液体などがコネクタの
外に飛散するのをより有効に防止できる。なお、上述し
た実施の形態等を部分的等で組み合わせた実施の形態等
も本発明に属する。
【0051】[付記] 1.カバー方式内視鏡のカバー側から延びる管路と、管
路制御手段側から延びる管路とを連結するカバー方式内
視鏡用コネクタにおいて、中空の凸部を有する凸型部材
で形成された第1のコネクタと、前記凸部が嵌合し着脱
自在に連結可能な中空の凹部を有する凹型部材で形成さ
れた第2のコネクタと、前記凹部を覆い、かつ前記凸部
を通すスリットが設けられた弾性部材で形成された弁体
と、を有することを特徴とするカバー方式内視鏡用コネ
クタ。
【0052】2.前記コネクタの凹型部材は凹型部材と
弾性部材によってできる内部空間に凸型部材と凹型部材
を連結するための嵌合部を有している付記1記載のカバ
ー方式内視鏡用コネクタ。 3.前記コネクタの凸型部材は凸部の側方に凸部と同等
以上の高さを有するガイド部材を有する付記1記載のカ
バー方式内視鏡用コネクタ。
【0053】(付記3の背景)従来、カバー方式内視鏡
は、清潔を確保し、管路付きカバーを使いすてとするた
め、USパテント−538617号に示すように、カバ
ー側から伸びる吸引、送気、送水、管路は、吸引、送
気、送水、制御装置側から伸びる吸引、送気、送水、管
路にコネクタを介して着脱自在に連結されていた。その
管路を連結するコネクタは、径の太い円筒部材を径の細
い円筒部材を単純にはめ合わせる構造となっているにす
ぎなかった。
【0054】従来カバー方式内視鏡の管路を連結するコ
ネクタは径の太い円筒部材と、径の細い円筒部材を単純
にはめ合わせるているだけの構造である。そのため、細
い径のコネクタ外周が、径の太いコネクタの内周に接し
ていることになる。従って、細い径のコネクタ外周に
は、管路内の汚物が付着している可能性が高い。内視鏡
カバーの着脱の際、この汚物が器材や作業者を汚染しな
いようにコネクタを洗浄にしたり手段をして作業したり
する必要があった。
【0055】(付記3の目的及び課題を解決するための
手段)付記3は上記問題点に鑑みてなされたもので、器
材や作業者を汚染から防止することのできるカバー方式
内視鏡用コネクタを提供することを目的とする。
【0056】この目的を達成するためにカバー方式内視
鏡に使用され、中空で凸型の部材と、中空で凹型の部材
を嵌合させて連結するコネクタにおいて、凸型部材の凸
部の側方に凸部と同等以上の高さを有するガイド部材を
設けた。
【0057】4.前記コネクタの凸型部材あるいは凹型
部材のいずれか一方はカバー式内視鏡への固定手段を有
する付記1記載のカバー方式内視鏡用コネクタ。 (付記4の背景)従来カバー方式内視鏡は清潔を確保
し、管路付きカバーを使い捨てをするためUSパテント
−5386817号に示すように、カバー側から伸びる
吸引、送気、送水管路は、吸引、送気、送水、制御装置
側から伸びる。吸引、送気、送水、管路にコネクタを介
して着脱自在に連結されていた。その管路を連結するコ
ネクタは、カバー側あるいは、制御装置側から伸びた。
管路の端部に付いており、コネクタ自身を固定する手段
を持たず、コネクタの連結を外すと、ブラブラする状態
となっていた。
【0058】従来カバー方式内視鏡は、管路を連結する
コネクタ自身に固定手段を持たない為、コネクタの着脱
の際、両手で外す必要があり、作業性が悪い。片手でコ
ネクタを外そうとする場合には連結部のもう一方側のチ
ューブが引きのばされ、コネクタが外れると同時にコネ
クタが勢いよく跳ね回ってコネクタ開口部についていた
汚物が飛び散って器材や作業者を汚染しないように十分
な注意が必要である。(付記4の目的及び課題を解決す
るための手段)付記4は上記問題点に鑑みてなされたも
ので、コネクタの着脱性を向上させ、器材や作業者を汚
染から防止することができるカバー方式内視鏡用コネク
タを提供することを目的とする。この目的を達成するた
めにカバー方式内視鏡に使用され、中空で凸型の部材と
中空で凹型の部材を嵌合させて連結するコネクタにおい
て、凸型部材または、凹型部材のどちらか一方にカバー
用内視鏡に対して固定できる。固定手段を設けた。
【0059】5.前記コネクタの凹型部材をカバー側に
設け、凸型部材にはカバー用内視鏡への固定手段を設け
た付記1記載のカバー方式内視鏡用コネクタ。 6.前記コネクタの凸型部材と凹型部材の嵌合部はテー
パ状である付記2記載のカバー方式内視鏡用コネクタ。 7.前記コネクタの凸型部材の側方に設けたガイド部材
は円筒形状である付記3記載のカバー方式内視鏡用コネ
クタ。
【0060】8.前記コネクタのカバー方式内視鏡への
固定手段はカバー方式内視鏡の操作部への固定手段であ
る付記4記載のカバー方式内視鏡用コネクタ。 9.前記コネクタのカバー方式内視鏡への固定手段はカ
バー方式内視鏡のユニバーサルコードへの固定手段であ
る付記4記載のカバー方式内視鏡用コネクタ。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
バー方式内視鏡のカバー側から延びる管路と、管路制御
手段側から延びる管路とを連結するカバー方式内視鏡用
コネクタにおいて、中空の凸部を有する凸型部材で形成
された第1のコネクタと、前記凸部が嵌合し着脱自在に
連結可能な中空の凹部を有する凹型部材で形成された第
2のコネクタと、前記凹部を覆い、かつ前記凸部を通す
スリットが設けられた弾性部材で形成された弁体と、を
設けているので、カバー方式内視鏡用コネクタを着脱し
た際にも管路内の水や汚物が凹型部材から飛び散ること
を弁体により防止でき、器材や作業者に対して衛生的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカバー方式内視鏡
用コネクタの連結状態等での構造を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態のカバー方式内視鏡
用コネクタの構造を連結状態で示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態のカバー方式内視鏡
用コネクタの構造を連結状態で示す断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態のカバー方式内視鏡
用コネクタの全体の構成及びA方向矢視で示す図。
【図5】本発明の第5の実施の形態のカバー方式内視鏡
用コネクタの全体の構成及びB方向矢視で示す図。
【図6】本発明の第6の実施の形態のカバー方式内視鏡
用コネクタの全体の構成及びC方向矢視図。
【図7】本発明の第7の実施の形態のカバー方式内視鏡
用コネクタの全体の構成及びD方向矢視図。
【図8】カバー方式内視鏡の挿入部の先端側の構造及び
断面構造をを示す図。
【図9】先端カバーに蛇腹構造のチャンネルを取り付け
た構造を示す図。
【図10】先端カバーに揺動ベアリングで保持された吸
引チャンネルを取り付けた構造を示す図。
【符号の説明】
1A…コネクタ 2…凹型部材 3…凸型部材 4…弁体 5…スリット 6…フランジ部 7…抜け止め部 8、8′…チューブ 9、9′…チューブ保持部 11…凹部 12…チューブ突き当て部 13…凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー方式内視鏡のカバー側から延びる
    管路と、管路制御手段側から延びる管路とを連結するカ
    バー方式内視鏡用コネクタにおいて、 中空の凸部を有する凸型部材で形成された第1のコネク
    タと、 前記凸部が嵌合し着脱自在に連結可能な中空の凹部を有
    する凹型部材で形成された第2のコネクタと、 前記凹部を覆い、かつ前記凸部を通すスリットが設けら
    れた弾性部材で形成された弁体と、 を有することを特徴とするカバー方式内視鏡用コネク
    タ。
JP7320563A 1995-12-08 1995-12-08 カバー方式内視鏡用コネクタ Withdrawn JPH09154804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009001429A1 (ja) * 2007-06-25 2008-12-31 Olympus Medical Systems Corp. 医療機器と医療装置と内視鏡
JP2012013180A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Denso Corp バルブ制御装置

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