JP6614309B2 - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、ターボチャージャ用の電動アクチュエータに関する。
ターボチャージャ用の電動アクチュエータの一例として、特許文献1に開示される技術が知られている。
特許文献1には、部品を組付けるハウジングに、電動モータ、歯車減速機、レバー、下カバー、上カバー等を組付ける電動アクチュエータが開示されている。
特開2002−349641号公報
近年、排出ガスの規制強化に伴い、ターボチャージャに用いられるバルブ類の開度をモニターすることが求められる。具体的には、ウエストゲートバルブの開度や、可変容量式のノズルベーンや切替バルブの作動状態をモニターすることが求められる。そのためには、電動アクチュエータに回転角センサを搭載することが要求される。
しかし、特許文献1に開示されるものには、回転角センサが搭載されていない。このため、特許文献1に開示されるものに回転角センサを搭載すると、電動アクチュエータの大型化を招いてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、ターボチャージャ用の電動アクチュエータにおいて、回転角センサの搭載に伴う大型化を防止することにある。
請求項1の手段を採用することにより、電動アクチュエータにおいて、最終ギヤを設けない回動スペースを利用して磁束発生部を配置することができる。これにより、電動アクチュエータの大型化を招くことなく、電動アクチュエータに回転角センサを搭載することができる。
エンジン吸排気装置の概略図である。 ターボチャージャの説明図である。 電動アクチュエータの上視図である。 電動アクチュエータの側面図である。 電動アクチュエータの下視図である。 図3のVI−VI線に沿う断面図である。 図3のVII−VII線に沿う断面図である。 図3のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図3のIX−IX線に沿う断面図である。 (a)最終ギヤを成す樹脂部品が固定された出力シャフトの斜視図、(b )樹脂部品にモールドされる磁束発生部の斜視図、(c)出力シャフトを軸方向から 見た図である。 寸法の説明図である。
以下では、図面に基づいて発明を実施するための形態を説明する。なお、以下で開示する実施形態は、一例を開示するものであって、本発明が実施形態に限定されないことは言うまでもない。
[実施形態1]
図1〜図10に基づいて実施形態1を説明する。
自動車に搭載される走行用のエンジン1には、吸気をエンジン1の気筒内へ導く吸気通路2と、気筒内で発生した排気ガスを大気中に排出する排気通路3とが設けられる。
吸気通路2の途中には、ターボチャージャTの吸気コンプレッサ4と、エンジン1に供給される吸気量の調整を行うスロットルバルブ5とが設けられる。
排気通路3の途中には、ターボチャージャTの排気タービン6と、排気ガスの浄化を行う触媒7とが設けられる。なお、触媒7はモノリス構造を採用する周知な三元触媒であり、活性化温度に昇温することで排気ガス中に含まれる有害物質を酸化作用と還元作用により浄化する。
排気タービン6は、エンジン1から排出された排気ガスによって回転駆動されるタービンホイール6aと、このタービンホイール6aを収容する渦巻形状のタービンハウジング6bとを備える。
吸気コンプレッサ4は、タービンホイール6aの回転力を受けて回転するコンプレッサホイール4aと、このコンプレッサホイール4aを収容する渦巻形状のコンプレッサハウジング4bとを備える。
タービンハウジング6bには、タービンホイール6aを迂回して排気ガスを流すバイパス通路8が設けられる。
バイパス通路8は、タービンハウジング6bに流入した排気ガスを直接タービンハウジング6bの排気出口へ導く。このバイパス通路8は、ウエストゲートバルブ9によって開閉可能に設けられる。
ウエストゲートバルブ9は、タービンハウジング6bの内部で回動可能に支持されるスイングバルブである。具体的に、ウエストゲートバルブ9は、タービンハウジング6bに対して回転自在に支持されるバルブ軸10を介して回動操作される。
このウエストゲートバルブ9は、エンジン1の高回転時などに、バイパス通路8の開度を調整してターボチャージャTによる過給圧をコントロールする。
また、ウエストゲートバルブ9は、冷間始動直後など、触媒7の温度が活性化温度に達していない時に、バイパス通路8を全開にして触媒7の暖機を行う。これにより、タービンホイール6aに熱を奪われていない高温の排気ガスを触媒7へ導くことができ、触媒7の早期暖機を実施できる。
ウエストゲートバルブ9を回動操作する手段として、ターボチャージャTは、電動アクチュエータ11を備える。この電動アクチュエータ11は、エンジン制御を行うECU12によって通電制御される。
電動アクチュエータ11は、排気ガスの熱影響を回避する目的で、排気タービン6から離れた吸気コンプレッサ4に搭載される。このように、電動アクチュエータ11は、ウエストゲートバルブ9から離れた位置に搭載される。このため、ターボチャージャTには、電動アクチュエータ11の出力をウエストゲートバルブ9に伝達するためのリンク機構が設けられる。
リンク機構は、所謂4節リンクであり、電動アクチュエータ11によって回動操作されるアクチュエータレバー13と、バルブ軸10に結合されるバルブレバー14と、アクチュエータレバー13に付与される回動トルクをバルブレバー14に伝えるロッド15とを備える。
電動アクチュエータ11を説明する。
電動アクチュエータ11は、吸気コンプレッサ4に取り付けられるハウジング20と、このハウジング20に組み付けられる電動モータ21、歯車減速機22、出力シャフト23、カバー24と、出力シャフト23の先端に固定されるアクチュエータレバー13とを備えて構成される。
ハウジング20は、一方に向けて開口する開口部αを備える。
以下では、説明の便宜上、ハウジング20において開口部αが開口する方向を上、逆方向を下として説明する。もちろん、この上下方向は、搭載方向を限定するものではない。なお、図3に示す符合20aは、電動アクチュエータ11を吸気コンプレッサ4に組付ける際に用いられるボルト挿通穴である。
ハウジング20は、例えばアルミニウム等によるダイキャスト製である。このハウジング20の上部には、カバー24が装着される。
そして、ハウジング20とカバー24との間に形成される空間βに、電動モータ21や歯車減速機22等が配置される。
電動モータ21は、ハウジング20に組み付けられる。具体的に電動モータ21は、ハウジング20に形成されたモータ挿入室γに挿入された後、スクリュ等によってハウジング20に固定される。電動モータ21は限定するものではなく、例えば周知の直流モータであっても良いし、周知のステッピングモータであっても良い。
歯車減速機22は、ハウジング20に組み付けられるものである。この歯車減速機22は、電動モータ21の発生する回転力を減速する平行軸式である。
具体的に、歯車減速機22は、電動モータ21によって駆動されるピニオンギヤ26と、このピニオンギヤ26によって回転駆動される第1中間ギヤ27と、この第1中間ギヤ27によって回転駆動される第2中間ギヤ28と、この第2中間ギヤ28によって回転駆動される最終ギヤ29とを備える。
ピニオンギヤ26は、電動モータ21の回転軸に固定された小径の外歯歯車である。
第1中間ギヤ27は、第1大径ギヤ27aと第1小径ギヤ27bが同芯で設けられた2重歯車である。この第1中間ギヤ27は、ハウジング20に固定される第1中間シャフト31によって回転自在に支持される。そして、第1大径ギヤ27aがピニオンギヤ26と常に噛合する。
第2中間ギヤ28は、第1中間ギヤ27と同様、第2大径ギヤ28aと第2小径ギヤ28bが同芯で設けられた2重歯車である。この第2中間ギヤ28は、ハウジング20に固定される第2中間シャフト32によって回転自在に支持される。そして、第2大径ギヤ28aが第1小径ギヤ27bと常に噛合し、第2小径ギヤ28bが最終ギヤ29と常に噛合する。
最終ギヤ29は、出力シャフト23に固定された大径の外歯歯車である。この最終ギヤ29は、所定の回動範囲のみに設けられる。
なお、出力シャフト23は、ハウジング20に組み付けられる下ベアリング33と、カバー24に組み付けられる上ベアリング34とによって回転自在に支持される。
電動アクチュエータ11は、出力シャフト23の回転角度を検出することで出力レバー13の駆動角度を検出し、結果的にウエストゲートバルブ9の開度を検出する回転角センサ35を備える。
回転角センサ35は、非接触型であり、出力シャフト23と一体に回動する磁束発生部36と、カバー24またはハウジング20の一方に取り付けられて磁束発生部36の発生する磁束を検出する磁気検出部37とを備える。そして、回転角センサ35によって検出される出力シャフト23の回転角度は、ECU12へ出力される。なお、この回転角センサ35の詳細は後述する。
ECU12は、マイクロコンピュータを搭載するエンジン・コントロール・ユニットであり、電動アクチュエータ11を通電制御する制御プログラムを備える。
具体的に、ECU12は、エンジン1の運転状態からエンジン1の運転状態に適したウエストゲートバルブ9の目標開度を算出する。そして、算出した目標開度と回転角センサ35によって検出した検出開度とが一致するように電動アクチュエータ11をフィードバック制御する。もちろん、この過給圧制御は一例であり、限定するものではない。
また、ECU12は、冷間始動直後など、触媒7の実温度または予測温度が活性化温度に達していない時に、触媒7の早期暖機を実施する。具体的に、ECU12は、触媒7の早期暖機を行う際に、ウエストゲートバルブ9を所定の開度に設定する。これにより、排気ガスの熱がウエストゲートバルブ9に奪われるのを防ぐことができる。もちろん、この触媒7の早期暖機制御は一例であり、限定するものではない。
(特徴技術1)
電動アクチュエータ11の製造方法を説明する。
ハウジング20には、上方へ向けて開口する開口部αが設けられている。この開口部αの内側には、上述したモータ挿入室γの他に、歯車減速機22や出力シャフト23等の組付スペースが設けられている。そして、ハウジング20に直接組み付けられる全ての部品は、電動モータ21、歯車減速機22、出力シャフト23、カバー24を含め、全て上方から下方へ向けてハウジング20に組付けられる。
このことを具体的に説明する。
電動アクチュエータ11の組立を行う際、開口部αが上方に向くようにハウジング20を配置して、内部組付工程と、カバー組付工程と、レバー組付工程とを実施する。
内部組付工程は、電動モータ21、歯車減速機22、出力シャフト23を、上方から開口部αの内側へ組み付ける工程である。
内部組付工程の詳細を説明する。
上方からモータ挿入室γの底にウエーブワッシャ38を組み入れる。このウエーブワッシャ38は、モータ挿入室γの底と電動モータ21との間で圧縮されて、電動モータ21の振動を抑制するものである。
次に、上方からモータ挿入室γに電動モータ21を挿し入れる。
次に、上方から複数のスクリュ等をハウジング20に螺合して、電動モータ21をハウジング20に固定する。
上方から第1中間シャフト31と第2中間シャフト32をハウジング20に圧入する。具体的に、開口部αの内側の底面には、第1中間シャフト31を圧入するための第1圧入穴39と、第2中間シャフト32を圧入するための第2圧入穴40が予め形成されている。
そして、第1圧入穴39に第1中間シャフト31を圧入するとともに、第2圧入穴40に第2中間シャフト32を圧入する。
上方から下ベアリング33をハウジング20に圧入する。具体的に、ハウジング20には、下ベアリング33を圧入するための下ベアリング穴41が予め形成されている。そして、その下ベアリング穴41に下ベアリング33を圧入する。
上方から出力シャフト23を下ベアリング33の内側に圧入する。具体的に、出力シャフト23には、最終ギヤ29と磁束発生部36が設けられている。このため、出力シャフト23を下ベアリング33の内側に圧入することで、最終ギヤ29と磁束発生部36もハウジング20に組み付けられる。
次に、第2中間シャフト32に第2中間ギヤ28を組付ける。続いて、第1中間シャフト31に第1中間ギヤ27を組付ける。
以上により、内部組付工程を終了する。
続いて、カバー組付工程を実施する。
カバー組付工程は、ハウジング20にカバー24を組付ける工程である。
具体的に、上方からカバー24をハウジング20に装着する。この時、カバー24に圧入された上ベアリング34の内側に出力シャフト23を圧入する。
次に、上方から複数のボルト42をハウジング20に螺合して、カバー24をハウジング20に固定する。
なお、カバー24には、電動モータ21および磁気検出部37と電気的な接続を行うコネクタ43が設けられるとともに、磁気検出部37が設けられる。このため、カバー24をハウジング20に組付けることで、コネクタ43と磁気検出部37の組付けも完了する。
以上により、カバー組付工程を終了する。
続いて、レバー組付工程を実施する。
レバー組付工程は、上方からアクチュエータレバー13を出力シャフト23の先端に固定する工程である。出力シャフト23とアクチュエータレバー13の固定技術は限定するものではないが、カシメまたは溶接により固定される。なお、図面では、出力シャフト23の先端をカシメることでアクチュエータレバー13を出力シャフト23に固定する例を示す。
アクチュエータレバー13の回動端には、出力シャフト23と平行なピン44が設けられる。このピン44は、ロッド15の端部に回動自在に連結されて、アクチュエータレバー13の回動トルクをロッド15に伝える部品である。なお、ピン44は、アクチュエータレバー13にカシメや溶接等の結合技術により前もって結合されるものである。
以上により、レバー組付工程が終了して電動アクチュエータ11の組付が完了する。
(効果)
この実施形態は、上述したように、ハウジング20を反転させることなく、ターボチャージャTに用いられる電動アクチュエータ11の組付けを行うことができる。
このため、電動アクチュエータ11の組付性を向上でき、電動アクチュエータ11の製造コストを抑えることができる。
また、従来技術とは異なり、反転させて組付ける部品を無くすことができるため、電動アクチュエータ11の部品点数を低減できる。この部品点数の低減によっても、電動アクチュエータ11のコストを抑えることができる。
(特徴技術2)
ハウジング20には、上述したように、電動モータ21を組付けるためのモータ挿入室γが設けられる。
モータ挿入室γの上端には、挿入口を拡径した形状の拡径穴45が設けられる。この拡径穴45は、モータ挿入室γの軸芯と同軸の丸穴形状を呈する。
そして、この実施形態では、電動モータ21に固定されたモータフランジ46を拡径穴45の内側に嵌め入れることで、ハウジング20に対する電動モータ21の位置決めを行っている。
(効果)
電動モータ21の回転軸と第1中間シャフト31の軸間ピッチ、第1中間シャフト31と第2中間シャフト32の軸間ピッチ、第2中間シャフト32と出力シャフト23の軸間ピッチの全てを、ハウジング20が規定する。
このため、歯車減速機22の噛合精度を高めることができる。即ち、電動アクチュエータ11の機械的な精度を高めることができる。なお、軸間ピッチは、2つの軸中心の離間距離である。
(特徴技術3)
歯車減速機22は、第1大径ギヤ27aと第1小径ギヤ27bを同軸に設けた第1中間ギヤ27を備えるとともに、第2大径ギヤ28aと第2小径ギヤ28bを同軸に設けた第2中間ギヤ28を備える。
そして、第1中間ギヤ27は、第1大径ギヤ27aより第1小径ギヤ27bが下方に配置される。同様に、第2中間ギヤ28は、第2大径ギヤ28aより第2小径ギヤ28bが下方に配置される。
(効果)
電動モータ21の軸方向の寸法H1内に、歯車減速機22における全歯車の軸方向寸法H2を治めることができる。これにより、電動アクチュエータ11の軸方向寸法を抑えることが可能になる。
また、歯車減速機22は、電動モータ21の出力トルクを下方向へ伝える。このため、歯車減速機22の重心位置を、電動モータ21の重心位置に近づけることができる。これにより、電動アクチュエータ11の振幅を抑えることが可能になり、電動アクチュエータ11の耐振性を向上できる。
(特徴技術3の関連技術)
この実施形態では、第1中間ギヤ27、第2中間ギヤ28、最終ギヤ29を樹脂によって設ける。
これにより、歯車減速機22の軽量化を図るとともに、歯車減速機22の製造コストを抑えることができる。
また、歯車減速機22の軽量化に伴って電動アクチュエータ11を軽量化できる。電動アクチュエータ11を軽量化することで、電動アクチュエータ11の耐振性をさらに向上できる。
(特徴技術4)
ハウジング20には、環状の壁47が一体に設けられている。この壁47は、開口部αの周縁を成すものであり、壁47の上端にカバー24が組み付けられる。
(効果)
開口部αの周縁を成す壁47が補強リブの作用を奏する。このため、ハウジング20の強度を確保しつつ、ハウジング20の薄肉化を図ることができる。
(特徴技術5)
カバー24は、樹脂材料によって設けられる。そして、カバー24を成す樹脂材料は、電動モータ21に電力を付与するモータターミナル51をモールドするとともに、外部機器との接続を行うためのコネクタ43を形成する。
具体的に、カバー24は、モータターミナル51の他に、電動モータ21の通電端子21bと結合して電気的な接続を行う中継ターミナル52と、磁気検出部37と、この磁気検出部37に電気的に接続されるセンサターミナル53と、ボルト42が挿通される複数の金属製のカラー54と、上ベアリング34が圧入される金属製のベアリングホルダ55とがモールドされる。
なお、モータターミナル51の端部およびセンサターミナル53の端部は、コネクタ43の内部に露出配置される。もちろん、中継ターミナル52の一部は、カバー24の裏面に露出するものであり、カバー24がハウジング20に組付けられることで、中継ターミナル52が電動モータ21の通電端子と電気的に接続される。
(効果)
カバー24を成す樹脂材料に、モータターミナル51を含めて種々の電気部品をモールドしている。カバー24をハウジング20に組付けることで、種々の電気部品の組付けが完了する。このため、電動アクチュエータ11の組付性を向上できる。
また、カバー24を構成する樹脂によってコネクタ43が形成される。このため、電動アクチュエータ11を構成する部品の数を抑えることができる。
(特徴技術5の関連技術)
カバー24には、ガスケット56を組み付けるガスケット溝が、カバー24の成型時に同時に形成される。なお、ガスケット56は、ハウジング20とカバー24の当接箇所をシールする環状のゴム材である。
(特徴技術6)
カバー24を成す樹脂材料には、ボルト42が挿通される筒状を呈した複数の金属製のカラー54がモールドされる。
そして、コネクタ43は、複数のカラー54のうちの2つのカラー54の間に設けられる。即ち、隣接する2つのカラー54の中間部位にコネクタ43が設けられる。
(効果)
コネクタ43は、ハウジング20に締結される2つのボルト42の間で支持される。このため、コネクタ43の振動を抑えることができる。これにより、車両振動やエンジン振動を長期に亘って受けても、コネクタ43の付根部等の破損を回避できる。
(特徴技術7)
歯車減速機22は、出力シャフト23に対して平行な第1中間シャフト31と第2中間シャフト32を備える。
第1中間シャフト31の下方は、圧入によってハウジング20に固定される。また、第1中間シャフト31の上方は、カバー24に形成した第1凹部61の内側に嵌め入れられる。
同様に、第2中間シャフト32の下方は、圧入によってハウジング20に固定される。また、第2中間シャフト32の上方は、カバー24に形成した第2凹部62の内側に嵌め入れられる。
なお、第1凹部61と第2凹部62は、カバー24の下面において下方に向かって開口する窪み部であり、カバー24の成形時に同時に形成されるものである。
(効果)
第1中間シャフト31の倒れを第1凹部61によって防ぐことができる。同様に、第2中間シャフト32の倒れを第2凹部62によって防ぐことができる。即ち、歯車減速機22に負荷荷重が加えられた状態であっても、電動モータ21の回転軸、第1中間シャフト31、第2中間シャフト32、出力シャフト23の軸間ピッチを保つことができる。これにより、負荷荷重が加えられた状態であっても、歯車減速機22の噛合性を保つことができる。
また、第1中間シャフト31の倒れを第1凹部61によって防ぐことができるため、第1中間シャフト31を、両端が支持される軸として設計できる。このため、第1中間シャフト31を小径化でき、電動アクチュエータ11の小型化および軽量化に貢献できる。
同様に、第2中間シャフト32の倒れを第2凹部62によって防ぐことができため、第2中間シャフト32を、両端が支持される軸として設計できる。このため、第2中間シャフト32を小径化でき、電動アクチュエータ11の小型化および軽量化に貢献できる。
(特徴技術8)
出力シャフト23は、ハウジング20に組み付けられる下ベアリング33と、カバー24に組み付けられる上ベアリング34とによって回転自在に支持される。
下ベアリング33と上ベアリング34のそれぞれは、図9に示すように、インナーレース63aとアウターレース63bの間がゴム材によって設けられたシール材63cによってシールされるボールベアリング63を採用する。
下ベアリング33の外周面は、ハウジング20に圧入される。また、下ベアリング33の内周には、出力シャフト23が圧入される。
上ベアリング34の外周面は、カバー24に圧入される。詳細には、上ベアリング34の外周面がカバー24にモールドされたベアリングホルダ55に圧入される。また、上ベアリング34の内周には、出力シャフト23が圧入される。
(効果)
このように設けることにより、電動アクチュエータ11の防水性を確保できる。具体的には、上ベアリング34または下ベアリング33が被水しても、上ベアリング34または下ベアリング33を通ってアクチュエータの内部に水が浸入する不具合を回避できる。
(特徴技術9)
ハウジング20において下ベアリング33を圧入する下ベアリング穴41には、下ベアリング33の下方への移動を規制する下鍔41aが設けられる。
この下鍔41aは、下ベアリング穴41の下端を縮径した段差部であり、ハウジング20と一体に設けられている。
同様に、カバー24において上ベアリング34を圧入する上ベアリング穴64にも、上ベアリング34の上方への移動を規制する上鍔64aが設けられる。
この実施形態において上ベアリング34が圧入される対象物は、カバー24にモールドされるベアリングホルダ55である。このため、この実施形態では、上ベアリング穴64がベアリングホルダ55に設けられている。そして、上鍔64aは、上ベアリング34を圧入する上ベアリング穴64の上端を縮径した段差部であり、ベアリングホルダ55と一体に設けられている。
(効果)
ハウジング20に下鍔41aを設けたことで、下ベアリング33の位置決めが容易になる。
同様に、ベアリングホルダ55に上鍔64aを設けたことで、上ベアリング34の位置決めが容易になる。
これにより、下ベアリング33と上ベアリング34の組付性を向上できる。
(特徴技術10)
下ベアリング穴41の内周面には、ハウジング20に圧入された下ベアリング33の上方への移動を規制する複数の下部分カシメ41bが施される。
同様に、上ベアリング穴64の内周面には、ベアリングホルダ55に圧入された上ベアリング34の下方への移動を規制する複数の上部分カシメ64bが施される。
下部分カシメ41bおよび上部分カシメ64bは、ハウジング20またはベアリングホルダ55を成す金属の一部を局所的に塑性変形させて突起を形成する技術である。
ハウジング20に対して組付けが完了した下ベアリング33は、下鍔41aと下部分カシメ41bにより固定される。
同様に、カバー24に対して組付けが完了した上ベアリング34は、上鍔64aと下部分カシメ64bにより固定される。
このため、出力シャフト23に軸方向の荷重が加えられても、下ベアリング33と上ベアリング34の軸方向のズレを防ぐことができ、出力シャフト23の軸方向のズレを防ぐことができる。
(特徴技術11)
カバー24に形成される上ベアリング34の上ベアリング穴64は、アクチュエータレバー13によって覆われる。即ち、上鍔64aの内側がアクチュエータレバー13によってガードされる。
具体的に、アクチュエータレバー13には、出力シャフト23が挿し入れされる貫通穴13aが設けられている。一方、アクチュエータレバー13は、貫通穴13aと同芯の円弧を呈する外縁を備える。そして、その円弧の直径が、上鍔64aの内径寸法より大きく設けられる。
このように設けることで、上鍔64aと上ベアリング34が、アクチュエータレバー13によって覆われる。換言すれば、上鍔64aの内縁は、電動アクチュエータ11を上方から見た場合にアクチュエータレバー13によって隠される。
(効果)
高圧洗浄などによって高圧の水が電動アクチュエータ11の上面に当たる場合が考えられる。この場合、アクチュエータレバー13が、水の浸入ルートをガードするため、高圧の水が当たっても電動アクチュエータ11の内部に水が浸入する不具合を回避できる。
(特徴技術12)
アクチュエータレバー13の回動端には、出力シャフト23と平行なピン44が設けられる。このピン44は、アクチュエータレバー13の上方に延びる。そして、ピン44とロッド15は、アクチュエータレバー13の上側で連結される。
ここで、アクチュエータレバー13の上面で、且つピン44が設けられる部位を、ピン端面Aとする。そして、この実施形態では、出力シャフト23の上端Bより、ピン端面Aを上に設けている。
具体的に、アクチュエータレバー13の径方向の中間部位には、出力シャフト23に結合される根元側に対して、ピン端面Aを上方にするための段差Cが設けられている。
(効果)
このように設けることで、ロッド15が出力シャフト23に干渉しない。即ち、ピン44に対してロッド15をどの方向に配置しても、ロッド15が出力シャフト23に当たる不具合がない。
このため、ターボチャージャTに対する電動アクチュエータ11の搭載性を向上できる。
(特徴技術13)
電動アクチュエータ11は、出力シャフト23の回転角度を検出する回転角センサ35を備える。
この回転角センサ35は、出力シャフト23と一体に回動する磁束発生部36と、カバー24またはハウジング20の一方に取り付けられて磁束発生部36の発生する磁束を検出する磁気検出部37とを備える。なお、この実施形態では、磁気検出部37をカバー24に設ける例を示す。
(特徴技術14)
出力シャフト23の周囲には、歯車減速機22の最終ギヤ29が設けられるギヤ範囲θ1と、磁束発生部36が設けられる検出範囲θ2とが別々に存在する。
ギヤ範囲θ1と検出範囲θ2は、出力シャフト23の周囲のラジアル方向においてそれぞれが異なる範囲に設けられる。即ち、ギヤ範囲θ1と検出範囲θ2は、ラジアル方向において重ならないように設けられている。
(効果)
近年、排出ガスの規制強化に伴い、ターボチャージャTに用いられるバルブ類の開度をモニターすることが求められる。具体的には、この実施形態のウエストゲートバルブ9の開度や、この実施形態とは異なるが、可変容量式のノズルベーンや切替バルブの作動状態をモニターすることが求められる。そのためには、電動アクチュエータ11に回転角センサ35を搭載することが要求される。
しかし、特許文献1に開示されるものには、回転角センサ35が搭載されていない。このため、特許文献1に開示されるものに回転角センサ35を搭載すると、電動アクチュエータ11の大型化を招いてしまう。
これに対し、この実施形態の電動アクチュエータ11は、出力シャフト23の軸芯から外れた位置に回転角センサ35を配置する。これにより、出力シャフト23の軸端に回転角センサ35を配置しなくても良い。このため、電動アクチュエータ11に回転角センサ35を搭載しても、電動アクチュエータ11の軸方向の増大を招かない。
具体的に、この実施形態では、最終ギヤ29を設けない回動スペースを利用して磁束発生部36を配置する。これにより、電動アクチュエータ11の大型化を招くことなく、電動アクチュエータ11に回転角センサ35を搭載できる。
(特徴技術15)
検出範囲θ2は、ギヤ範囲θ1よりラジアル方向において大きく設けられる。
なお、検出範囲θ2は、磁束発生部36の発生する磁束で磁気検出部37が出力する信号が、出力シャフト23の角度変化に対して単調に増減する範囲である。
(効果)
ウエストゲートバルブ9に要求される作動角に合わせてギヤ範囲θ1が設定される。このため、ウエストゲートバルブ9の作動範囲は、ギヤ範囲θ1に限定される。
そこで、検出範囲θ2をギヤ範囲θ1より大きく設けておくことで、ウエストゲートバルブ9の作動角の全範囲を確実に回転角センサ35により検出することができる。
(特徴技術16)
出力シャフト23の軸芯が伸びる方向を軸方向とする。
磁束発生部36の軸方向の厚み寸法を磁束部厚みH3とする。
最終ギヤ29の軸方向の厚み寸法を終段厚みH4とする。
この実施形態では、磁束部厚みH3は、終段厚みH4の範囲内に設けられる。
(効果)
これにより、磁束発生部36が電動アクチュエータ11の軸方向寸法を大きくする不具合がない。即ち、電動アクチュエータ11の大型化を招くことなく、電動アクチュエータ11に回転角センサ35を搭載できる。
(特徴技術17)
磁束部厚みH3の軸方向の中心H3Cは、終段厚みH4の軸方向の中心H4Cより下に設けられる。
(効果)
これにより、磁束発生部36を、ハウジング20における開口部αの底面に近づけることができる。即ち、出力シャフト23の下側の支持箇所に磁束発生部36を近づけることができる。
このため、出力シャフト23が下ベアリング33の中心を起点に振れても、磁束発生部36の振れを抑えることができる。このため、回転角センサ35の角度検出精度を高めることができ、信頼性を高めることができる。
(特徴技術18)
終段厚みH4の中心H4Cは、下ベアリング33と上ベアリング34の軸方向の距離H5の中心H5Cより下に設けられる。
(効果)
このように設けることで、出力ギヤ29を、ハウジング20における開口部αの底面に近づけることができる。即ち、下ベアリング33に出力ギヤ29を近づけることができる。
これにより、出力ギヤ29に作用するトルクによる出力シャフト23を撓み難くできる。出力シャフト23の撓みが抑えられることで、出力シャフト23の撓みによる磁束発生部36の振れを抑えることができる。このため、回転角センサ35の角度検出精度を高めることができ、信頼性を高めることができる。
(特徴技術19)
磁束発生部26の半径方向の寸法であるセンサ半径r1は、最終ギヤ29の半径方向の寸法であるギヤ半径r2と同じか、ギヤ半径r2より小さく設けられる。即ち、r1≦r2の関係に設けられる。
(効果)
この実施形態に示すように、磁束発生部26を出力シャフト23の周囲に配置する場合は、センサ半径r1を大きくすることで、磁気検出部37の位置の検出精度を高めることができる。しかし、ギヤ半径r2を超えてセンサ半径r1を大きくすると、電動アクチュエータ11の体格が大きくなってしまう。
これに対し、センサ半径r1をギヤ半径r2と同じか、センサ半径r1をギヤ半径r2より小さく設けることで、電動アクチュエータ11の大型化を回避できる。即ち、電動アクチュエータ11の大型化を招くことなく、電動アクチュエータ11に回転角センサ35を搭載できる。
特に、センサ半径r1をギヤ半径r2と同じに設けることで、電動アクチュエータ11の小型化を図りつつ、磁気検出部37の検出精度を最大にできる。
(特徴技術20)
磁束発生部36は、最終ギヤを成す樹脂部品にモールドされるものであり、2つの永久磁石71と、2つの磁性体金属製のヨーク72とを組み合わせて閉磁路を成す。2つのヨーク72は、曲率半径の異なる円弧形状を呈した2つのヨーク72を組み合わせて設けられる。
永久磁石71の種類は限定するものではなく、例えば、希土類磁石であっても良いし、フェライトマグネットであっても良い。
2つのヨーク72は、曲率半径の異なる円弧形状を呈するものであり、例えば鉄の薄板をプレスしたものによって設けられる。そして、2つのヨーク72は、その両端において永久磁石71を1つずつ挟む。
2つのヨーク72の間には、磁気検出部37が挿し入れられる円弧状の円弧隙間δが形成される。この円弧隙間δは、出力シャフト23の軸中心と同芯の円弧である。2つのヨーク72の対向幅は、ラジアル方向において一定に設けられる。そして、円弧隙間δは、出力シャフト23が回動に伴って磁束発生部36が回動しても、磁気検出部37に対して非接触の状態を保つように設けられる。
2つの永久磁石71は、それぞれの極が逆に配置される。具体的に、一方の永久磁石71は、S極が出力シャフト23に向けて配置される。また、他方の永久磁石71は、N極が出力シャフト23に向けて配置される。このように設けることで、一方の永久磁石71→外側のヨーク72→他方の永久磁石71→内側のヨーク72を磁束が通る閉磁路が形成される。
磁束発生部36に生じる磁束の一部は、円弧隙間δに挿し入れられた磁気検出部37を通過する。具体的には、一方のヨーク72の磁束の一部が磁気検出部37を介して他方のヨーク72へ流れる。この磁気検出部37には、通過する磁束に応じた信号を発生するホールICが設けられる。このため、出力シャフト23の回動に伴って磁束発生部36が回動すると、ホールICを通過する磁束量が変化し、磁気検出部37の出力信号が変化する。そして、ECU12は、磁気検出部37から入力した信号から出力シャフト23の角度、即ちアクチュエータレバー13の駆動角度を読み取る。
(効果)
閉磁路を成す磁束発生部36を用いることにより、磁気ノイズなど外部から付与される磁気的な影響を受け難くできる。このため、回転角センサ35による出力シャフト23の検出精度を高めることができる。
(特徴技術21)
この実施形態の電動アクチュエータ11は、上述した製造方法によって製造される。即ち、上述した製造方法によって製造された電動アクチュエータ11は、ハウジング20に対する各部品の一方向組付けが可能であり、製造コストが抑えられる。
また、上述した特徴技術1〜20の構成を備えるため、安価で小型で高性能な電動アクチュエータ11を提供できる。
[他の実施形態]
上記の実施形態では、ウエストゲートバルブ9を駆動する電動アクチュエータ11を例示したが、電動アクチュエータ11の駆動対象物をウエストゲートバルブ9に限定しない。
具体的な一例を開示すると、電動アクチュエータ11によってタービンハウジング6bに設けた第2排気スクロールの開閉を行う切替バルブを駆動しても良い。もちろん、電動アクチュエータ11によってウエストゲートバルブ9と切替バルブの両方を操作しても良い。
または、可変ノズル機構を用いるターボチャージャTのノズルベーン(バルブの一例)の操作を行う電動アクチュエータ11に本発明を適用しても良い。
あるいは、2基のターボチャージャTを用いた2ステージターボにおいて、2基のターボチャージャTの切替等を行う電動アクチュエータ11に本発明を適用しても良い。
上記実施形態では、ピニオンギヤ26と最終ギヤ29との間に第1中間ギヤ27と第2中間ギヤ28を設ける例を示したが限定するものではない。即ち、ピニオンギヤ26と最終ギヤ29との間に1つの中間ギヤを設けるものであっても良いし、3つ以上の中間ギヤを設けるものであっても良い。
9 バルブ 13 アクチュエータレバー 11 電動アクチュエータ 20 ハウジング 21 電動モータ 22 歯車減速機 23 出力シャフト 24 カバー 29 最終ギヤ 35 回転角センサ 36 磁束発生部 37 磁気検出部 T ターボチャージャ α 開口部 β 空間 θ1 ギヤ範囲 θ2 検出範囲

Claims (10)

  1. 一方向へ向けて開口する開口部(α)を有するハウジング(20)と、
    前記ハウジングに組み付けられる電動モータ(21)と、
    前記ハウジングに組み付けられ、前記電動モータの発生する回転力を減速する平行軸式の歯車減速機(22)と、
    前記ハウジングに組み付けられ、前記歯車減速機によって減速された回転力により駆動される出力シャフト(23)と、
    前記ハウジングに組み付けられ、前記ハウジングとの間に前記電動モータと前記歯車減速機を収容する空間(β)を形成し、前記出力シャフトの先端を外部に露出させるカバー(24)と、
    前記カバーの外部に露出した前記出力シャフトの先端に固定されて、ターボチャージャ(T)に設けられるバルブ(9)を駆動するアクチュエータレバー(13)と、
    前記出力シャフトの回転角度を検出する回転角センサ(35)とを備え、
    前記回転角センサは、前記出力シャフトと一体に回動する磁束発生部(36)と、前記カバーまたは前記ハウジングの一方に取り付けられて前記磁束発生部の発生する磁束を検出する磁気検出部(37)とを備え、
    前記出力シャフトの周囲には、前記歯車減速機の最終ギヤ(29)が設けられるギヤ範囲(θ1)と、前記磁束発生部が設けられる検出範囲(θ2)とが別々に存在し、
    前記ギヤ範囲と前記検出範囲とは、前記出力シャフトの周囲のラジアル方向において重ならないように存在することを特徴とする電動アクチュエータ(11)。
  2. 請求項1に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記検出範囲は、前記ギヤ範囲よりラジアル方向において大きいことを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記出力シャフトの軸芯が伸びる方向を軸方向とした場合、
    前記磁束発生部の軸方向の厚み寸法である磁束部厚み(H3)は、前記最終ギヤの軸方向の厚み寸法である終段厚み(H4)の範囲内に存在することを特徴とする電動アクチュエータ。
  4. 請求項3に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記開口部が開口する方向を上とした場合、
    前記磁束部厚みの軸方向の中心(H3C)は、前記終段厚みの軸方向の中心(H4C)より下に存在することを特徴とする電動アクチュエータ。
  5. 請求項3または請求項4に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記開口部が開口する方向を上とした場合、
    前記出力シャフトは、前記ハウジングに組み付けられる下ベアリング(33)と、前記カバーに組み付けられる上ベアリング(34)とによって回転自在に支持されるものであり、
    前記終段厚みの軸方向の中心は、前記上ベアリングと前記下ベアリングの軸方向の距離(H5)の中心(H5C)より下に存在することを特徴とする電動アクチュエータ。
  6. 請求項1ないし請求項5の内のいずれか1つに記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記磁束発生部の半径方向の寸法であるセンサ半径(r1)は、前記最終ギヤの半径方向の寸法であるギヤ半径(r2)と同じか、あるいは前記ギヤ半径より小さいことを特徴とする電動アクチュエータ。
  7. 請求項1ないし請求項6の内のいずれか1つに記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記磁束発生部は、前記最終ギヤをなす樹脂部品にモールドされるものであり、2つの永久磁石(71)と、2つの磁性体金属製のヨーク(72)とを組み合わせて閉磁路を成すことを特徴とする電動アクチュエータ。
  8. 請求項1ないし請求項7の内のいずれか1つに記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記開口部が開口する方向を上とした場合、
    前記出力シャフトは、前記ハウジングに組み付けられる下ベアリング(33)と、前記カバーに組み付けられてこの下ベアリングよりも上側に存在する上ベアリング(34)とによって回転自在に支持されるものであり、
    前記ハウジングにおいて前記下ベアリングを圧入する下ベアリング穴(41)には、前記下ベアリングの下方への移動を規制する下鍔(41a)が設けられるとともに、前記カバーにおいて前記上ベアリングを圧入する上ベアリング穴(64)には、前記上ベアリングの上方への移動を規制する上鍔(64a)が設けられていることを特徴とする電動アクチュエータ。
  9. 請求項8に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記下ベアリング穴の内周面には、前記下ベアリングの上方への移動を規制する複数の下部分カシメ(41b)が施され、
    前記上ベアリング穴の内周面には、前記上ベアリングの下方への移動を規制する複数の上部分カシメ(64b)が施されていることを特徴とする電動アクチュエータ。
  10. 請求項8または請求項9に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記上鍔は、前記アクチュエータレバーによって上側を覆われていることを特徴とする電動アクチュエータ。
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