JP2012057546A - 内燃機関の排気制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを連動可能となるように駆動するバルブ駆動装置は、アクチュエータの動力(モータトルク)により回転駆動されるカムプレート4に、その回転に同期して流量調整バルブ1を回転駆動する第1駆動部と、カムプレート4の回転に対応して流量調整バルブ1と異なる動作パターンでウェイストゲートバルブ2を回転駆動する第2駆動部とを設けている。この第2駆動部に、流量調整バルブ1と異なるウェイストゲートバルブ2の動作パターンに対応した形状のカム溝63を設けたことにより、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを互いに独立して開閉動作させるカムプレート4を回転駆動するアクチュエータ3が1個で済む。
【選択図】 図3
Description
従来より、内燃機関(エンジン)の吸入空気(吸気)を過給するターボ過給機(ターボチャージャ)を備え、エンジンの過給圧を制御する過給圧制御装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のターボチャージャは、図7に示したように、エンジン101のエキゾーストマニホールド102に接続するタービンハウジング103と、このタービンハウジング103の中央部に設置されるタービンホイール104とを備えている。また、タービンハウジング103には、排気が導入される入口部からホイール収容室まで延びるタービンスクロール105、およびホイール収容室から出口部まで延びる出口管106等が設けられている。
また、第1流路111には、タービンホイール104をバイパスして排気を出口部に導くウェイストゲート流路115が開口している。このウェイストゲート流路115をウェイストゲートバルブ116によって開閉することで、過給圧が予め設定した最高過給圧を超えないように制御される。
特許文献2に記載のターボチャージャは、図8に示したように、タービンハウジング103のホイール収容室内にタービンホイール104が収容されている。タービンホイール104の周囲には、渦巻き状のタービンスクロール105が形成されている。エンジンからタービンハウジング103の入口部に導入された排気は、タービンスクロール105を通過してタービンホイール104に導かれる。
そして、タービンスクロール105は、隔壁120によって第1流路121と第2流路122とに分岐している。そして、第1流路121と第2流路122とに分岐する分岐部123には、第2流路122を流れる排気の流量を調整する流路面積制御バルブ124が設けられている。
第2流路122には、排気をタービンホイール104より迂回させるウェイストゲート流路125が接続されている。第2流路122とウェイストゲート流路125との接続部には、ウェイストゲート流路125を流れる排気の流量を調整するウェイストゲートバルブ126が設けられている。
特許文献3に記載の過給圧制御装置は、図9に示したように、ウェイストゲートバルブと可変ノズルとを備え、単一のアクチュエータ107のアクチュエータロッド131に可変ノズル開閉駆動用ロッド132とウェイストゲートバルブ開閉駆動用リンク133とを連結した装置からなる。
図9(b)は、エンジンの中速回転領域におけるアクチュエータロッド131と可変ノズル開閉駆動用ロッド132およびウェイストゲートバルブ開閉駆動用リンク133との連結構造を示す。
図9(c)は、エンジンの高速回転領域におけるアクチュエータロッド131と可変ノズル開閉駆動用ロッド132およびウェイストゲートバルブ開閉駆動用リンク133との連結構造を示す。
特許文献4に記載のターボチャージャのタービンハウジング103には、図10に示したように、隔壁140によって第1ノズル部に導く第1流路141と第2ノズル部に導く第2流路142とに仕切られている。このタービンハウジング103には、第1流路141と第2流路142とを流れる排気の流量を調整する流量調整バルブ143が設けられている。また、タービンハウジング103には、排気圧が過大とならないように、バイパス流路145とウェイストゲートバルブ146とが設けられている。
また、流量調整バルブ143は、電動アクチュエータ108によって第1の位置から第2の位置に駆動されると、第1流路141と第2流路142とを連通する貫通孔を開くように構成されている。
また、流量調整バルブ143は、電動アクチュエータ108によって第2の位置から第3の位置に駆動されると、ウェイストゲートバルブ146を付勢力に抗して押動してバイパス流路145を開くように構成されている。
ところが、特許文献1に記載の過給圧制御装置においては、切替バルブ113、ウェイストゲートバルブ116を設置しているので、切替バルブ113を駆動するアクチュエータと、ウェイストゲートバルブ116を駆動するアクチュエータとが必要になる。すなわち、アクチュエータが2つ必要となるので、エンジンの排気流路の構造が複雑化すると共に、コストを上昇させるという問題が生じている。
また、特許文献2に記載の排気圧制御装置においては、流路面積制御バルブ124、ウェイストゲートバルブ126を設置しているので、流路面積制御バルブ124を駆動するアクチュエータと、ウェイストゲートバルブ126を駆動するアクチュエータとが必要になる。すなわち、アクチュエータが2つ必要となるので、エンジンの排気流路の構造が複雑化すると共に、コストを上昇させるという問題が生じている。
また、特許文献4に記載の過給圧制御装置においては、流量調整バルブ143とウェイストゲートバルブ146との間にガタが存在するため、当接する場合に衝突により打音が発生したり、流量の制御精度が低下したりする可能性がある。また、ウェイストゲートバルブ146を流量調整バルブ143に押し付ける方向に付勢する付勢力が必要となるので、電動アクチュエータ108の作動力が増えるという問題が生じている。
また、タービンハウジングには、内燃機関の排気をホイール収容室に導入する排気導入流路を、タービンホイールの回転軸方向に2分割して設けられる2つの第1、第2流路と、内燃機関の排気をホイール収容室から迂回(バイパス)させるバイパス流路とが形成されている。
また、2つの第1、第2バルブを互いに独立して開閉動作させるカム部材に、タービンハウジングに回転自在に支持される回転軸、カム部材の回転に同期して第1バルブを回転駆動する第1駆動部、およびカム部材の回転に対応して第1バルブと異なる動作パターンで第2バルブを回転駆動する第2駆動部を設けている。
これによって、アクチュエータが1個で済むので、搭載性の向上と重量の軽減化とコストの低減化とを実現することができる。
また、2つの第1、第2バルブをカム部材に押し付ける方向に付勢する付勢力が不要となるので、アクチュエータの作動力を軽減することができる。つまり少ない作動力で、2つの第1、第2バルブをゆっくりと動かすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、カム部材の第2駆動部は、第1バルブと異なる、第2バルブの動作パターンに対応した形状のカムプロフィールを備えている。この場合、アクチュエータを動作させると、2つの第1、第2バルブを互いに独立して開閉動作させることができる。
ここで、閉弁区間とは、カム部材の回転角度が最小値から中間値まで変化する間、第1バルブの開閉状態に関わらず、第2バルブを閉弁することで、2つの第1、第2バルブが連動しない非連動区間のことである。また、開弁区間とは、カム部材の回転角度が中間値から最大値まで変化する間、2つの第1、第2バルブの開度制御(排気の流量を連続的または段階的に変更する流量制御)を行う連動区間のことである。この場合、アクチュエータを動作させると、2つの第1、第2バルブを互いに独立して開閉動作させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、第1流路とは、入口部から流入した内燃機関の排気をホイール収容室に導く第1排気導入流路のことである。
また、第2流路とは、第1分岐部から流入した内燃機関の排気をホイール収容室に導く第2排気導入流路のことである。
また、バイパス流路とは、第2分岐部から流入した内燃機関の排気をホイール収容室を迂回させて出口部に導くウェイストゲート流路のことである。
そして、第1分岐部には、第1バルブにより開閉される第1弁孔が設けられている。また、第2分岐部には、第2バルブにより開閉される第2弁孔が設けられている。
また、第1バルブによって第1分岐部(第1弁孔)を開放し、第2バルブによって第2分岐部(第2弁孔)を閉鎖した場合、2つの第1、第2流路の双方を通ってホイール収容室に内燃機関の排気が導入される。
また、2つの第1、第2バルブによって2つの第1、第2分岐部(第1、第2弁孔)を共に開放した場合、内燃機関の排気が2つの第1、第2流路の双方を通ってホイール収容室に導入され、且つバイパス流路を通ってホイール収容室を迂回する。
以上のように、第1、第2バルブの開閉動作を制御することで、2つの第1、第2流路およびバイパス流路を流れる排気の流量を調整できるので、内燃機関の過給圧を制御することができる。また、タービンホイールの過回転を防止でき、過給圧が過大とならないようになる。つまり過剰に過給圧が上昇することはない。
ここで、アクチュエータに、カム部材に直接的に連結し、カム部材をその回転軸を中心にして回転方向に往復移動するように駆動するロッドを設けても良い。また、アクチュエータを、動力源であるモータ、このモータの回転を減速する減速機構、この減速機構の回転運動をロッドの直線運動に変換する変換機構等によって構成しても良い。また、アクチュエータを、動力源であるモータ、このモータの回転運動をロッドの直線運動に変換する変換機構等によって構成しても良い。
請求項10に記載の発明によれば、内燃機関の運転状況に基づいて、アクチュエータを制御する制御ユニットを備えている。
また、内燃機関の中速運転時には、第1バルブを開弁し、第2バルブを閉弁する第2駆動モードに設定される。このとき、2つの第1、第2流路の双方を通ってホイール収容室に内燃機関の排気が導入される。なお、内燃機関の運転状況に対応して第1バルブの開度制御を実施しても良い。
また、内燃機関の高速運転時には、2つの第1、第2バルブを共に開弁する第3駆動モードに設定される。このとき、内燃機関の排気が2つの第1、第2流路の双方を通ってホイール収容室に導入され、且つバイパス流路を通ってホイール収容室を迂回する。なお、内燃機関の運転状況に対応して2つの第1、第2バルブの開度制御を実施しても良い。
また、内燃機関の高速運転時におけるターボ過給機の排気圧を低減することができる。これにより、タービンホイールの過回転を防止できるので、過給圧が過大とならないようになる。つまり過剰に過給圧が上昇することはない。
したがって、内燃機関の低速運転から高速運転に至るまでの広い運転領域に渡ってターボ過給機の効率を向上することができ、且つ内燃機関の広い運転領域に渡って過給圧を最適化できるので、燃費を向上させることができる。
請求項13に記載の発明によれば、制御ユニットが、過給圧を検出する過給圧検出手段を備えている。この過給圧検出手段によって検出される実過給圧が制御目標値と一致するように、アクチュエータをフィードバック制御することにより、制御目標値(例えば目標過給圧)に対する内燃機関の過給圧の応答性(収束性)を向上することができる。
本発明は、自動車等の車両に対する搭載性の向上と重量の軽減化とコストの低減化とを実現し、且つアクチュエータの作動力を軽減するという目的を、2つの第1、第2バルブを互いに独立して開閉動作させるカム部材に、このカム部材の回転に同期して第1バルブを回転駆動する第1駆動部(直結部)、およびカム部材の回転に対応して第1バルブと異なる動作パターンで第2バルブを回転駆動する第2駆動部(カムプロフィール)を設けたことで実現した。
図1ないし図6は本発明の実施例1を示したもので、図1および図2は内燃機関の過給圧制御装置を示した図である。
過給圧制御装置は、図1ないし図5に示したように、エンジンの各気筒毎の燃焼室に供給される吸入空気(吸気)を過給するターボ過給機(ターボチャージャ)と、このターボチャージャの排気導入流路(2つの第1、第2流路11、12)を開閉する流量調整バルブ1と、ターボチャージャのウェイストゲート流路(バイパス流路13)を開閉するウェイストゲートバルブ2と、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを回転駆動するアクチュエータ3を有するバルブ駆動装置とを備えている。
バルブ連動機構は、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを互いに独立して開閉動作させるカムプレート4、およびこのカムプレート4とウェイストゲートバルブ2とを連結するリンク機構等によって構成されている。このリンク機構は、カムプレート4に連結すると共に、ストローク方向に往復移動するリンクレバー5、このリンクレバー5をその往復移動方向(リンクレバー5のストローク方向、軸線方向)に摺動自在に支持するレバー軸受(ジャーナル軸受)6、およびこのリンクレバー5とウェイストゲートバルブ2とを連結するリンクアーム7等を有している。
アクチュエータ3は、軸線方向に往復移動してカムプレート4を回転駆動するロッド、電力の供給を受けて駆動力(モータトルク)を発生する電動モータ、この電動モータの回転を減速する減速機構、およびこの減速機構の回転運動をロッドの往復直線運動に変換する変換機構等によって構成されている。
なお、バルブ駆動装置の開度制御の詳細は後述する。
マイクロコンピュータは、クランク角度センサ、バルブ開度センサ、過給圧センサ等より出力される電気信号に基づいて、エンジンの運転状況(エンジン情報)を計測(算出)し、この算出したエンジン情報を各種エンジン制御(例えば流量調整バルブ1、ウェイストゲートバルブ2の開度制御等)に使用する。
なお、ECUによる流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2との開度制御の詳細は後述する。
エンジンは、複数の気筒が気筒配列方向に直列に配置されたシリンダブロックと、複数の吸気ポートおよび複数の排気ポートを有するシリンダヘッドとを備えている。
シリンダブロックの内部には、気筒配列方向に複数の燃焼室が形成されている。また、シリンダブロックの各気筒の内部に形成されるシリンダボア内には、連接棒を介して、クランクシャフトに連結されたピストンがその摺動方向に摺動自在に支持されている。
シリンダヘッドの各気筒毎の吸気ポートには、吸気が流れる吸気管が接続されている。この吸気管の途中には、ターボチャージャのコンプレッサ、インタークーラ、スロットルバルブおよびインテークマニホールド等が設置されている。
また、シリンダヘッドの各気筒毎の排気ポートには、排気ガス(排気)が流れる排気管が接続されている。この排気管の途中には、エキゾーストマニホールドおよびターボチャージャのタービン等が設置されている。
また、シリンダヘッドには、先端部が各気筒毎の燃焼室内に露出するようにスパークプラグが取り付けられている。そして、シリンダヘッドには、各気筒毎の吸気ポート内または燃焼室内に最適なタイミングで燃料を噴射するインジェクタが取り付けられている。
エンジンの各気筒毎の吸気ポートは、吸気バルブによって開閉される。また、エンジンの各気筒毎の排気ポートは、排気バルブによって開閉される。
タービンは、タービンホイール14およびタービンハウジング15を備えている。
コンプレッサは、コンプレッサホイール16およびコンプレッサハウジング17を備えている。
ターボチャージャは、タービンホイール14が排気により回転駆動されると、コンプレッサホイール16も回転し、このコンプレッサホイール16が吸気を圧縮する。
コンプレッサホイール16は、円周方向に複数のコンプレッサブレード(翼)を有している。このコンプレッサホイール16は、タービンシャフト18を介して、タービンホイール14に直接的に連結して回転駆動(直結駆動)される。
コンプレッサハウジング17は、コンプレッサホイール16の周囲を取り囲むように設置されている。
コンプレッサハウジング17には、内部に流路を分割する仕切り壁(隔壁)が設けられていない渦巻き状のコンプレッサスクロール19が形成されている。このコンプレッサスクロール19の中央部には、コンプレッサホイール16を回転自在に収容するホイール収容室20が形成されている。
タービンホイール14は、円周方向に複数のタービンブレード(翼)を有している。このタービンホイール14は、タービンシャフト18を介して、コンプレッサホイール16と直接的に連結して回転駆動(直結駆動)する。
タービンハウジング15には、内部に流路を分割する仕切り壁(隔壁)が設けられた渦巻き状のタービンスクロール21が形成されている。このタービンスクロール21の中央部には、タービンホイール14を回転自在に収容するホイール収容室22が形成されている。
また、タービンスクロール21は、ホイール収容室22よりも排気の流れ方向(排気流方向)の上流側に位置する入口ポート(入口部)23を有している。
ホイール収容室22の入口部は、2つの第1、第2ノズルを介して、2つの第1、第2流路11、12にそれぞれ連通している。また、ホイール収容室22の出口部は、1つの排気導出流路24に連通している。
また、タービンハウジング15は、ホイール収容室22よりも排気流方向の下流側に位置する出口ポート(出口部)25を有している。
入口ポート23は、ホイール収容室22の接線方向で開口した排気取入口であり、エンジンのエキゾーストマニホールドに接続されている。
出口ポート25は、ホイール収容室22の中心部を通り、タービンホイール14の回転軸方向の一方側で開口した排気排出口であり、排気浄化装置、マフラーへと排気を導く排気管に接続されている。
また、タービンハウジング15には、第1流路11と第2流路12とを区画する第1隔壁(仕切り壁)31、および2つの第1、第2流路11、12とバイパス流路13とを区画する第2隔壁(仕切り壁)32が設けられている。
また、タービンスクロール21には、第1流路11から第2流路12を分岐させる第1分岐部、および2つの第1、第2流路11、12、特に第2流路12からバイパス流路13を分岐させる第2分岐部が設けられている。
なお、第1弁孔は、第1流路11と第2流路12とを連通するように第1隔壁31を貫通すると共に、流量調整バルブ1により開口面積が変更される第1連通孔33となっている。
また、本実施例の第2分岐部は、ウェイストゲートバルブ2により開閉される第2弁孔、およびこの第2弁孔の周囲を取り囲むようにウェイストゲートバルブ2のシート部が着座する円環状の第2弁座(第2バルブシート)を有している。この第2バルブシートは、第2隔壁32のバイパス流路側壁面からウェイストゲートバルブ2側に突出している。
なお、第2弁孔は、2つの第1、第2流路11、12、特に第2流路12とバイパス流路13とを連通するように第2隔壁32を貫通すると共に、ウェイストゲートバルブ2により開口面積が変更される第2連通孔34となっている。
2つの第1、第2流路11、12は、第1隔壁31で仕切られている。
第1流路11は、渦巻き状の第1スクロール部を形成し、また、第2流路12は、渦巻き状の第2スクロール部を形成している。
第1流路11は、エンジンの各気筒毎の燃焼室、排気ポートにエキゾーストマニホールドおよび入口ポート23を介して連通し、且つ入口ポート23から流入した排気をホイール収容室22に導く第1排気導入流路である。
第2流路12は、第1流路11に第1連通孔33を介して連通し、且つ第1連通孔(第1分岐部)33から流入した排気をホイール収容室22に導く第2排気導入流路である。
なお、バイパス流路13を、エンジンの各気筒毎の燃焼室に入口ポート23を介して連通し、且つ入口ポート23から流入した排気をホイール収容室22を迂回させるウェイストゲート流路としても良い。
ここで、排気の流量が大きくなった場合に、全ての排気をタービンホイール14を経由して排出していると排気抵抗となる場合がある。その場合にはウェイストゲートバルブ2を全開(バイパス流路13を開放)して排気を放出する。
流量調整バルブ1は、図6(b)に示したように、エンジンが全負荷運転時の低速運転時に全閉状態となる。また、流量調整バルブ1は、エンジンの中速運転時に開弁して、エンジン回転速度に対応してバルブ開度が全閉開度から中間開度まで開度制御される。また、流量調整バルブ1は、エンジンの高速運転時に開弁して、エンジン回転速度に対応してバルブ開度が中間開度から全開開度まで開度制御される。
突出部41の外周には、円環状の周方向溝42が形成されている。この周方向溝42には、突出部41の外周にバルブアーム8を嵌め合わせた際に、流量調整バルブ1からのバルブアーム8の抜け止めを行うワッシャまたはCリング等のバルブアーム抜け止め手段43が装着されている。
バルブアーム8は、一端側にカムプレート4に連結する入力部を有し、且つ他端側に流量調整バルブ1に連結する出力部を有している。バルブアーム8の入力部には、カムプレート4の第1駆動部に固定されたヒンジピン44が一体的に形成(または固定)されている。また、バルブアーム8の出力部には、流量調整バルブ1の突出部41が嵌合する嵌合孔45が形成されている。また、バルブアーム8は、図示しないベアリングを介して、タービンハウジング15に回転自在に支持されている。
ウェイストゲートバルブ2は、図6(a)に示したように、カムプレート4の回転角度が最小値(例えば0°)から中間値(例えば45°)まで変化する間、全閉状態に維持される。また、ウェイストゲートバルブ2は、カムプレート4の回転角度が中間値(例えば45°)から最大値(例えば90°)まで変化する間、そのバルブ開度が全閉開度(例えば0°)から全開開度(例えば45°)まで連続的に変化する。
ウェイストゲートバルブ2は、図6(b)に示したように、エンジンの低速、中速運転時に全閉状態となる。また、ウェイストゲートバルブ2は、エンジンの高速運転時に開弁して、エンジン回転速度に対応してバルブ開度が全閉開度から全開開度まで開度制御される。
また、ウェイストゲートバルブ2の突出部51の外周には、円環状の周方向溝52が形成されている。この周方向溝52には、突出部51の外周にバルブアーム9を嵌め合わせた際に、ウェイストゲートバルブ2からのバルブアーム9の抜け止めを行うワッシャまたはCリング等のバルブアーム抜け止め手段53が装着されている。
バルブアーム9の入力部には、リンクアーム7に固定されたヒンジピン54が一体的に形成(または固定)されている。また、バルブアーム9の出力部には、ウェイストゲートバルブ2の突出部51が嵌合する嵌合孔55が形成されている。また、バルブアーム9は、ベアリング56を介して、タービンハウジング15に回転自在に支持されている。
アクチュエータ3は、カムプレート4を介して、流量調整バルブ1、ウェイストゲートバルブ2を駆動する電動アクチュエータであって、ロッドの他に、電動モータ、減速機構および変換機構を備え、流量調整バルブ1、ウェイストゲートバルブ2の開閉制御を行う。このアクチュエータ3のロッドは、そのストローク方向に真っ直ぐに延びている。このロッドは、一端部が変換機構の出力部に連結し、他端部がカムプレート4の入力部に連結している。
電動モータは、ECUによって電子制御されるモータ駆動回路を介して、自動車等の車両に搭載されたバッテリに電気的に接続されている。
カムプレート4は、金属材料または樹脂材料によって所定の形状に形成されており、タービンハウジング15の外部に露出して配置されている。このカムプレート4は、入力部および2つの第1、第2駆動部を有し、タービンハウジング15の外壁面に沿うように設置されている。
カムプレート4の入力部には、アクチュエータ3のロッドの先端部(カム装着部)に固定されたヒンジピン(図示せず)が回転自在に嵌合する嵌合孔61が形成されている。
また、カムプレート4の第1駆動部は、カムプレート4の回転に同期して流量調整バルブ1を回転駆動する第1出力部である。この第1駆動部は、カムプレート4の回転軸を中心にして流量調整バルブ1とカムプレート4とが一体回転可能となるように、流量調整バルブ1のバルブアーム8に固定されたヒンジピン44を直接的に連結(直結)する直結部を有している。この第1駆動部(直結部)には、流量調整バルブ1のバルブアーム8のヒンジピン44が嵌合する嵌合孔62が形成されている。
第2駆動部には、カム溝63の溝形成方向の一端側を閉塞する円弧状の閉鎖部64、およびカム溝63の溝形成方向の他端側を閉塞する円弧状の閉鎖部65が設けられている。そして、閉鎖部64、65間の溝壁面には、流量調整バルブ1と異なるウェイストゲートバルブ2の動作パターンに対応した形状のカムプロフィールが設けられている。このカムプロフィールは、図3ないし図6に示したように、閉弁区間(ベース円区間B)および開弁区間を有している。
ここで、閉弁区間(ベース円区間B)とは、カムプレート4の回転角度が、最小値(例えば0°)から中間値(例えば45°)まで変化する間、流量調整バルブ1の開閉状態に関わらず、ウェイストゲートバルブ2を閉弁することで、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とが連動しない非連動区間のことである。
また、開弁区間とは、カムプレート4の回転角度が、中間値(例えば45°)から最大値(例えば90°)まで変化する間、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2との開度制御(排気の流量を連続的または段階的に変更する流量制御)を行う連動区間のことである。
レバー軸受6は、金属材料または樹脂材料によって所定の形状に形成されており、タービンハウジング15の外部に露出して配置されている。このレバー軸受6は、入力部および出力部を有し、タービンハウジング15の外壁面に沿うように設置されている。そして、レバー軸受6の内部には、リンクレバー5の軸線方向に貫通する貫通孔(摺動孔)が形成されている。また、レバー軸受6の内周面(リンクレバー5と摺動する摺動面)は、レバー軸受6の軸受中心付近で最もリンクレバー5の中心線側に突出する凸曲面となっている。これにより、リンクレバー5の往復移動方向の動きが許容される。
リンク機構のリンクアーム7は、金属材料または樹脂材料によって所定の形状に形成されており、タービンハウジング15の外部に露出して配置されている。このリンクレバー5は、入力部および出力部を有し、タービンハウジング15の外壁面に沿うように設置されている。
リンクアーム7の入力部には、ヒンジピン73が移動自在に挿入される長穴形状の嵌合孔75が形成されている。この嵌合孔75は、ヒンジピン73の長穴方向への移動を許容する長円形状または楕円形状の長穴である。これにより、リンクレバー5の往復移動方向の動きが、ガタがない状態でリンクアーム7に伝達され、回転方向の動きに変換できる。また、リンクアーム7の出力部には、ウェイストゲートバルブ2のバルブアーム9に固定されたヒンジピン54が嵌合する嵌合孔76が形成されている。
ECUには、上述したように、エアフロメータ、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、カム回転角度センサ、過給圧センサおよび車速センサ等が接続されている。
クランク角度センサは、エンジンのクランクシャフトの回転角度を検出する回転角度検出手段である。このクランク角度センサは、エンジンのクランクシャフトの回転角度を電気信号に変換するピックアップコイルよりなり、例えば30°CA(クランク角度)毎にNEパルス信号が出力される。
また、ECUは、クランク角度センサより出力されたNEパルス信号の間隔時間を計測することによってエンジン回転速度(エンジン回転数:NE)を検出するための回転速度検出手段として機能する。
スロットル開度センサは、アクセル開度センサより出力される電気信号(アクセル開度信号)に基づいて変更されるスロットルバルブのバルブ開度であるスロットル開度を検出するスロットル開度検出手段(エンジン負荷検出手段)である。なお、エンジンによっては、スロットルバルブおよびスロットル開度センサが搭載されていない場合もある。
カム回転角度センサは、流量調整バルブ1(ウェイストゲートバルブ2)のバルブ開度に相当するカムプレート4の回転角度(実カム角度)を検出するバルブ開度検出手段である。このカム回転角度センサは、カムプレート4に固定された磁石(マグネット)より放出される磁束を検出する非接触式の磁気検出素子を有するホールICを主体として構成されている。このホールICより出力される電気信号は、ホール素子の感磁面を鎖交する磁束密度に対応した電圧信号(アナグロ信号)である。
過給圧センサは、エンジンの過給圧(吸気圧)を検出する過給圧検出手段である。
また、ECUは、目標カム角度に対応した制御目標値(目標過給圧)を演算(算出)し、過給圧センサによって検出される実過給圧と目標過給圧とが一致するように、実過給圧と目標過給圧との偏差に基づいて、電動モータへの供給電力をフィードバック制御するように構成しても良い。なお、アクセル開度(スロットル開度)、エンジン回転数(車速)から目標過給圧を演算しても良い。この場合には、制御目標値(例えば目標過給圧)に対する内燃機関の過給圧の応答性(収束性)を向上することができる。
次に、本実施例のターボチャージャの動作を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
モード1の場合には、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを共に閉弁状態に維持するため、図6(a)に示したように、カムプレート4の回転角度が最小値(例えば0°)となるように、アクチュエータ3の電動モータへの電力供給を制御する。
これによって、カムプレート4の回転角度が最小値に止まるため、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とが共に全閉状態を継続する。これにより、ターボチャージャのタービンハウジング15の第2流路12およびバイパス流路13は閉鎖される。
一方、吸気管内に吸い込まれた吸気は、タービンホイール14の回転により駆動されるコンプレッサホイール16によって圧縮されて圧力(過給圧)が上昇する。そして、圧力が上昇した吸気は、エンジンに吸い込まれる。
したがって、少ない排気流量でも十分な高速な流れが得られるので、エンジンの低速運転時における過給圧を高めることができる。
モード2の場合には、エンジン回転数(目標カム角度)または目標過給圧の変化に対応して流量調整バルブ1の開閉制御を実施すると共に、ウェイストゲートバルブ2の閉弁状態を維持するため、図6(a)に示したように、カムプレート4の回転角度が最小値(例えば0°)から中間値(例えば45°)までの範囲内の所定値となるように、アクチュエータ3の電動モータへの電力供給を制御する。
これによって、カムプレート4の回転角度が、最小値から中間値までの範囲内の所定値(所定角度)に変更されるため、流量調整バルブ1がエンジン回転数に対応した開度分だけ開き、ウェイストゲートバルブ2が全閉状態を継続する。これにより、2つの第1、第2流路11、12は開放され、バイパス流路13は閉鎖される。
一方、吸気管内に吸い込まれた吸気は、タービンホイール14の回転により駆動されるコンプレッサホイール16によって圧縮されて圧力(過給圧)が上昇する。そして、圧力が上昇した吸気は、エンジンに吸い込まれる。
したがって、排気流量が増大し、エンジンの中速運転時における過給圧を高めることができる。
さらに、エンジン回転数(目標カム角度)または目標過給圧に応じて流量調整バルブ1の開度制御を行う、つまりエンジン回転数または目標過給圧が増加するに従って流量調整バルブ1のバルブ開度を徐々に増大させることにより、2つの第1、第2流路11、12を通る排気の流量を可変制御することができるので、エンジンの過給圧をエンジンの運転状況に応じて最適化することができる。
モード3の場合には、エンジン回転数(目標カム角度)または目標過給圧の変化に対応して流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2との開閉制御を実施するため、図6(a)に示したように、カムプレート4の回転角度が中間値(例えば45°)から最大値(例えば90°)までの範囲内の所定値となるように、アクチュエータ3の電動モータへの電力供給を制御する。
これによって、カムプレート4の回転角度が、中間値から最大値までの範囲内の所定値(所定角度)に変更されるため、流量調整バルブ1がエンジン回転数に対応した開度分だけ開き、ウェイストゲートバルブ2がエンジン回転数に対応した開度分だけ開く。これにより、2つの第1、第2流路11、12およびバイパス流路13は全て開放される。
一方、吸気管内に吸い込まれた吸気は、タービンホイール14の回転により駆動されるコンプレッサホイール16によって圧縮されて圧力(過給圧)が上昇する。そして、圧力が上昇した吸気は、エンジンに吸い込まれる。
また、排気の残部は、第2流路12から第2連通孔34(=バイパス流路13)に流入した排気を、ホイール収容室22から迂回させて出口部に排出させる。これにより、過給圧が予め設定した最高過給圧を超えないように制御される。
さらに、エンジン回転数(目標カム角度)または目標過給圧に応じて流量調整バルブ1の開度制御を行う、つまりエンジン回転数または目標過給圧が増加するに従って流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とのバルブ開度を徐々に増大させることにより、2つの第1、第2流路11、12およびバイパス流路13を通る排気の流量を可変制御することができるので、エンジンの過給圧をエンジンの運転状況に応じて最適化することができる。
以上のように、本実施例の過給圧制御装置においては、エンジンの運転状況に対応してバルブ駆動モードが変更される。
エンジンの低速運転時には、バルブ駆動モードが、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを共に閉弁するモード1に設定される。このとき、第1流路11のみを通ってホイール収容室22に排気が導入される。
また、エンジンの中速運転時には、バルブ駆動モードが、流量調整バルブ1を開弁して流量調整バルブ1の開度制御を行い、ウェイストゲートバルブ2を閉弁する駆動モード2に設定される。このとき、2つの第1、第2流路11、12の双方を通ってホイール収容室22に排気が導入される。
また、エンジンの高速運転時には、バルブ駆動モードが、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを共に開弁して流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2との開度制御を行うモード3に設定される。このとき、2つの第1、第2流路11、12の双方を通ってホイール収容室22に排気が導入され、且つバイパス流路13を通ってホイール収容室22を排気が迂回する。
また、エンジンの高速運転時におけるターボチャージャの排気圧を低減することができる。これにより、タービンホイール14の過回転を防止できるので、過給圧が過大とならないようになる。つまり過剰に過給圧が上昇することはない。
したがって、エンジンの低速運転から高速運転に至るまでの広い運転領域に渡ってターボチャージャの効率を向上することができ、且つエンジンの広い運転領域に渡って過給圧を最適化できるので、燃費を向上させることができる。
そして、バルブ駆動装置は、上述したように、アクチュエータ3、カムプレート4、カムフォロワ、リンクレバー5、リンクアーム7等を備え、アクチュエータ3の出力部(ロッド)に流量調整バルブ1のバルブアーム8とウェイストゲートバルブ2のバルブアーム9とを連動可能となるように連結している。
そして、カムプレート4の回転軸は、流量調整バルブ1のバルブアーム8のヒンジピン44と同一軸心上に配置されている。また、アクチュエータ3の動力(モータトルク)により、回転軸を中心にして回転方向に駆動されるカムプレート4は、そのカムプレート4の回転に同期して流量調整バルブ1を回転駆動する第1駆動部、およびカムプレート4の回転に対応して流量調整バルブ1と異なる動作パターンでウェイストゲートバルブ2を回転駆動する第2駆動部を有している。
これによって、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを互いに独立して開閉動作させるアクチュエータを、1つのアクチュエータ3で構成した場合であっても、流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2とを互いに独立して開閉動作させることができる。
以上のように、本実施例の過給圧制御装置においては、アクチュエータ3が1個で済むので、自動車等の車両のエンジンルームに対する搭載性の向上と重量の軽減化とコストの低減化とを実現することができる。
また、カムプレート4の第2駆動部に、リンクレバー5のピボットピン71に支持されるカムフォロワが摺動自在に移動可能なカム溝63を設けている。また、リンクレバー5には、このリンクレバー5を摺動自在にガイドするレバー軸受6を設けている。さらに、リンクアーム7の入力部に、リンクレバー5の出力部を回転自在に取り付けるヒンジピン73が嵌合する長穴形状の嵌合孔75が形成されている。さらに、リンクアーム7の出力部に、ウェイストゲートバルブ2のバルブアーム9に固定されたヒンジピン54が嵌合固定されている。これにより、カムプレート4の第2駆動部とウェイストゲートバルブ2との間のガタ付きを極力抑えることができるので、ウェイストゲートバルブ2の作動時に打音が発生することなく、バイパス流路13を流れる排気の流量の制御精度を向上することができる。
ここで、本実施例のターボチャージャにおいては、アクチュエータ3、カムプレート4、リンクレバー5、リンクアーム7および各連結部品が、タービンハウジング15の外部に露出するように配置されている。この場合には、タービンハウジング15の外部を通過する外気(冷却風)によってアクチュエータ3、カムプレート4、リンクレバー5、レバー軸受6、リンクアーム7および各連結部品が冷却されるので、アクチュエータ3、カムプレート4、リンクレバー5、レバー軸受6、リンクアーム7および各連結部品の耐熱性を低く設定することができる。これにより、アクチュエータ3、カムプレート4、リンクレバー5、レバー軸受6、リンクアーム7および各連結部品の材質として、耐熱性の低い安価な金属材料(または樹脂材料)を使用することができるので、コストの低減化を図ることができる。
この過給圧の推定値を目標過給圧とし、この目標過給圧と過給圧センサで検出される実過給圧とが一致するように、実過給圧と目標過給圧との偏差に基づいて電動モータへの供給電力をフィードバック制御するようにしても良い。この場合には、製品バラツキ等による制御誤差を抑制できるので、より高精度な流量調整バルブ1とウェイストゲートバルブ2との開度制御を実施することができる。したがって、エンジンの運転状況に対応した最適なバルブ挙動を実現できるので、エンジンの運転状況に対応した最適な過給圧および排気圧を得ることができ、且つ燃費を向上させることができる。
なお、製品バラツキとしては、ターボチャージャの機差バラツキ、電動モータの機差バラツキ、バルブ連動機構の製品バラツキ、カム角度センサの測定誤差(センサ出力バラツキ)、各推定値の推定誤差などが挙げられる。
本実施例では、アクチュエータとして、回転軸を中心にして回転するカムプレート4を駆動するロッドを、電動モータの駆動力を利用して軸線方向(ストローク方向)に往復移動させることでウェイストゲートバルブ2を駆動する電動アクチュエータを用いているが、アクチュエータとして、回転軸を中心にして回転するカム部材を駆動する駆動部材(ロッド)を、電磁力または流体圧力を利用して軸線方向(ストローク方向)に往復移動させることでバルブを駆動する電磁アクチュエータまたは流体圧アクチュエータを用いても良い。また、アクチュエータから回転駆動力を出力するようにしてカム部材を回転駆動しても良い。
また、内燃機関(エンジン)として、ガソリンエンジンだけでなく、ディーゼルエンジンを用いても良い。
2 ウェイストゲートバルブ(第2バルブ)
3 アクチュエータ(バルブ駆動手段)
4 カムプレート(バルブ連動機構、カム部材)
5 リンクレバー(バルブ連動機構、リンク機構)
7 リンクアーム(バルブ連動機構、リンク機構)
11 排気導入流路の第1流路
12 排気導入流路の第2流路
13 バイパス流路
14 ターボチャージャのタービンホイール
15 ターボチャージャのタービンハウジング
21 タービンハウジングのタービンスクロール
22 タービンハウジングのホイール収容室
23 タービンハウジングの入口ポート(入口部)
25 タービンハウジングの出口ポート(出口部)
31 タービンハウジングの第1隔壁
32 タービンハウジングの第2隔壁
33 第1連通孔(第1分岐部)
34 第2連通孔(第2分岐部)
63 カムプレートのカム溝(カムプロフィール)
Claims (13)
- 内燃機関の排気により回転駆動されるタービンホイール、および内部にホイール収容室が形成されたタービンハウジングを有し、前記ホイール収容室に前記タービンホイールを収容したターボ過給機を備えた内燃機関の排気制御装置において、
前記タービンハウジングは、
前記内燃機関の排気を、前記ホイール収容室に導入する排気導入流路を、前記タービンホイールの回転軸方向に2分割して設けられる2つの第1、第2流路と、
前記内燃機関の排気を、前記ホイール収容室から迂回させるバイパス流路と、
前記タービンハウジングに回転自在に支持されて、前記2つの第1、第2流路および前記バイパス流路を流れる排気の流量を開閉動作により調整する2つの第1、第2バルブと、
前記2つの第1、第2バルブを互いに独立して開閉動作させるカム部材を有し、前記2つの第1、第2バルブを連動可能となるように連結する連動機構と、
前記カム部材を介して、前記2つの第1、第2バルブを駆動するアクチュエータと
を備え、
前記カム部材は、前記タービンハウジングに回転自在に支持される回転軸、前記カム部材の回転に同期して前記第1バルブを回転駆動する第1駆動部、および前記カム部材の回転に対応して前記第1バルブと異なる動作パターンで前記第2バルブを回転駆動する第2駆動部を有していることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記第1駆動部は、前記カム部材の回転軸を中心にして前記第1バルブと前記カム部材とが一体回転可能となるように、前記第1バルブを直接的に連結していることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記第2駆動部は、前記第2バルブの動作パターンに対応した形状のカムプロフィールを有していることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項3に記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記カムプロフィールは、前記カム部材の回転角度が最小値から中間値まで変化する間、前記第2バルブを閉弁する閉弁区間、および前記カム部材の回転角度が中間値から最大値まで変化する間、前記第2バルブを開弁する開弁区間を有していることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記第1バルブは、主に前記2つの第1、第2流路を流れる排気の流量を開閉動作により調整することを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記第2バルブは、主に前記バイパス流路を流れる排気の流量を開閉動作により調整することを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記タービンハウジングは、前記ホイール収容室よりも排気の流れ方向の上流側に位置する入口部、前記ホイール収容室よりも排気の流れ方向の下流側に位置する出口部、前記第1流路から前記第2流路を分岐させる第1分岐部、および前記第2流路から前記バイパス流路を分岐させる第2分岐部を有していることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項7に記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記第1流路は、前記入口部から流入した排気を前記ホイール収容室に導く第1排気導入流路であって、
前記第2流路は、前記第1分岐部から流入した排気を前記ホイール収容室に導く第2排気導入流路であって、
前記バイパス流路は、前記第2分岐部から流入した排気を前記ホイール収容室を迂回させて前記出口部に導くウェイストゲート流路であって、
前記第1分岐部は、前記第1バルブにより開閉される第1弁孔を有し、
前記第2分岐部は、前記第2バルブにより開閉される第2弁孔を有していることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記アクチュエータおよび前記連動機構は、前記タービンハウジングの外部に露出して配置されていることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記内燃機関の運転状況に基づいて、前記アクチュエータを制御する制御ユニットを備えたことを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項10に記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記制御ユニットは、
前記内燃機関の低速運転時、前記2つの第1、第2バルブを共に閉弁する第1駆動モードに設定し、
前記内燃機関の中速運転時、前記第1バルブを開弁し、前記第2バルブを閉弁する第2駆動モードに設定し、
前記内燃機関の高速運転時、前記2つの第1、第2バルブを共に開弁する第3駆動モードに設定するように構成されていることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項10または請求項11に記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記制御ユニットは、
前記カム部材の回転角度を検出する回転角度検出手段を有し、
前記回転角度検出手段によって検出される実カム角度が、制御目標値と一致するように、前記アクチュエータをフィードバック制御するように構成されていることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。 - 請求項10ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の排気制御装置において、
前記制御ユニットは、
前記内燃機関の過給圧を検出する過給圧検出手段を有し、
前記過給圧検出手段によって検出される実過給圧が制御目標値と一致するように、前記アクチュエータをフィードバック制御するように構成されていることを特徴とする内燃機関の排気制御装置。
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