JP2014214734A - バルブ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、部材の寿命が長いバルブ駆動装置を提供する。【解決手段】第1バルブレバー61は、第1バルブ軸173と一体に回転可能なよう設けられ、軸が第1バルブ軸173の軸に対し平行になるよう設けられる第1バルブレバー軸612を有する。第2バルブレバー62は、第2バルブ軸183と一体に回転可能なよう設けられ、軸が第2バルブ軸183の軸に対し平行になるよう設けられる第2バルブレバー軸622を有する。第1ロッド73は、一端が第1バルブレバー軸612に対し相対回転可能に接続され、他端がシャフト35に接続される。第2ロッド72は、一端が第2バルブレバー軸622に対し相対回転可能に接続され、他端が第2部材50に接続される。スプリング81は、第1係合部412と第2係合部531との間に設けられ、第1当接部411と第2当接部511とが近づく方向に第1部材40および第2部材50を付勢する。【選択図】図3

Description

本発明は、バルブ駆動装置に関し、特に過給機のバルブを駆動するバルブ駆動装置に関する。
従来、過給機の2つのバルブを駆動するバルブ駆動装置が知られている。例えば特許文献1に記載されたバルブ駆動装置では、1つのアクチュエータにより、2段式過給機の2つのバルブを駆動する。このバルブ駆動装置は、アクチュエータとバルブとの間にリンク機構を備えている。アクチュエータの駆動力は、リンク機構を経由してバルブに伝達される。
特開2010−281271号公報
特許文献1のバルブ駆動装置では、1つ目のバルブが所定の開度以上開くまで、2つ目のバルブは、スプリングにより閉じ側に付勢され閉弁した状態である。1つ目のバルブが所定の開度以上開くと、2つ目のバルブは、リンク機構により1つ目のバルブに連動して開く。2つ目のバルブが1つ目のバルブに連動して開くとき、1つ目のバルブおよび2つ目のバルブには、スプリングからの付勢力が作用する。特許文献1のバルブ駆動装置では、リンク機構が多数の部材により構成され複雑である。そのため、部材コストおよび製造コストが大きくなるおそれがある。
また、2つ目のバルブが開いているときは、スプリングの付勢力がリンク機構を経由して常にアクチュエータの出力軸に作用する。そのため、内燃機関の動作として2つ目のバルブを主に開く使い方をする場合、アクチュエータの負荷が大きくなり、アクチュエータへのストレス増となるおそれがある。また、アクチュエータが電動式の場合、消費電力が増大するおそれがある。
さらに、1つ目のバルブが開弁し始めてから2つ目のバルブが開弁し始めるまでの範囲、すなわち、1つ目のバルブがスプリングの付勢力を受けることなく開弁可能な範囲は、リンク機構を構成する第1部材と第2部材との間の隙間で決まる。よって、構成部材のばらつきにより第1部材と第2部材との隙間の大きさが左右され、上述の範囲を正確に設定することが困難になるおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、部材の寿命が長いバルブ駆動装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、第1バルブ軸の軸周りに回転可能な第1バルブ、および、第2バルブ軸の軸周りに回転可能な第2バルブを備える過給機に取り付けられ、第1バルブおよび第2バルブを駆動するバルブ駆動装置であって、アクチュエータとシャフトと第1部材と第2部材と第1バルブレバーと第2バルブレバーと第1ロッドと第2ロッドと付勢手段とを備えている。本発明は、例えばウェイストゲートバルブを備える可変容量式過給機または2段式過給機に適用され、タービンに供給する排気の量を制御する第1バルブ(切替バルブまたは可変ノズル)、ならびに、タービンをバイパスする排気の量を制御する第2バルブ(ウェイストゲートバルブ)を駆動する。
アクチュエータは、軸方向に移動可能な出力軸を有する。シャフトは、出力軸と同軸かつ一体、または、出力軸と別体に設けられる。第1部材は、シャフトの軸上に設けられ、第1当接部および第1係合部を有する。
第2部材は、シャフトの軸上に設けられ、第1当接部に当接可能な第2当接部、および、第2係合部を有する。第1バルブレバーは、第1バルブ軸と一体に回転可能なよう設けられ、軸が第1バルブ軸の軸から第1所定距離離れた位置で第1バルブ軸の軸に対し平行になるよう設けられる第1バルブレバー軸を有する。第2バルブレバーは、第2バルブ軸と一体に回転可能なよう設けられ、軸が第2バルブ軸の軸から第2所定距離離れた位置で第2バルブ軸の軸に対し平行になるよう設けられる第2バルブレバー軸を有する。
第1ロッドは、一端が第1バルブレバー軸に対し相対回転可能に接続され、他端がシャフトまたは第1部材に接続される。第2ロッドは、一端が第2バルブレバー軸に対し相対回転可能に接続され、他端が第2部材に接続される。付勢手段は、第1係合部と第2係合部との間に設けられ、第1当接部と第2当接部とが近づく方向に第1部材および第2部材を付勢する。
本発明では、例えば、第1バルブが全閉状態のとき第1当接部と第2当接部との間に所定の隙間が形成されるよう設定すれば、第1バルブが所定の開度以上開くまで、付勢手段により第2バルブを閉じ側に付勢し閉弁した状態にすることができる。そのため、付勢手段の付勢力により第2バルブを全閉状態に保ったまま、アクチュエータにより第1バルブを所定の範囲で駆動することができる。一方、第1バルブが所定の開度以上開くと、例えば第1当接部と第2当接部とが当接し、第2バルブは、第2バルブレバー、第2ロッド、第2部材、第1部材、シャフト、第1ロッドおよび第1バルブレバーを経由して、第1バルブに連動して開く。
このように、本発明は、比較的少ない構成部材でリンク機構を構成し、1つのアクチュエータで2つのバルブ(第1バルブ、第2バルブ)を駆動することができる。特に、シャフトが出力軸と同軸かつ一体に設けられる場合は、構成部材をより少なくすることができる。よって、部材コストおよび製造コストを低減することができる。
また、本発明では、第2バルブが閉弁した状態で第1バルブを駆動するとき、付勢手段の付勢力が第1部材およびシャフトを経由してアクチュエータの出力軸に作用する。このとき、アクチュエータの負荷は大きくなる。一方、第2バルブが開弁しているとき、すなわち、第1バルブとともに第2バルブを駆動するときは、付勢手段の付勢力は、例えば第1当接部と第2当接部とが当接することにより第1部材と第2部材との間で打ち消されるため、アクチュエータの出力軸に作用しない。そのため、内燃機関の動作として第2バルブを主に開く使い方をする場合、アクチュエータの負荷が小さくなり、アクチュエータへのストレスを低減することができる。よって、アクチュエータおよび周辺部材の高寿命化を図ることができる。また、アクチュエータが電動式の場合、消費電力を低減することができる。
なお、請求項2に記載の発明は、内燃機関に吸気を導く吸気通路に設けられるコンプレッサ、内燃機関からの排気が流通する排気通路に設けられ排気を供給され回転することによりコンプレッサを回転駆動可能なタービン、内燃機関からタービンに排気を導く排気流路に設けられ第1バルブ軸の軸周りに回転することにより排気流路を開閉可能な第1バルブ、ならびに、タービンをバイパスするよう排気通路のタービンの内燃機関側と内燃機関とは反対側とを接続するバイパス流路に設けられ第2バルブ軸の軸周りに回転することによりバイパス流路を開閉可能な第2バルブを備える過給機に取り付けられ、第1バルブおよび第2バルブを開閉駆動するバルブ駆動装置である。本発明は、例えばウェイストゲートバルブを備える可変容量式過給機に適用され、タービンに供給する排気の量を制御する第1バルブ(切替バルブまたは可変ノズル)、ならびに、タービンをバイパスする排気の量を制御する第2バルブ(ウェイストゲートバルブ)を駆動する。
また、請求項3に記載の発明は、内燃機関に吸気を導く吸気通路に設けられる第1コンプレッサおよび第2コンプレッサ、内燃機関からの排気が流通する排気通路に設けられ排気を供給され回転することにより第1コンプレッサを回転駆動可能な第1タービン、排気通路に設けられ排気を供給され回転することにより第2コンプレッサを回転駆動可能な第2タービン、内燃機関から第1タービンに排気を導く第1排気流路または内燃機関から第2タービンに排気を導く第2排気流路に設けられ第1バルブ軸の軸周りに回転することにより第1排気流路または第2排気流路を開閉可能な第1バルブ、ならびに、第1タービンおよび第2タービンをバイパスするよう排気通路の第1タービンおよび第2タービンの内燃機関側と内燃機関とは反対側とを接続するバイパス流路に設けられ第2バルブ軸の軸周りに回転することによりバイパス流路を開閉可能な第2バルブを備える過給機に取り付けられ、第1バルブおよび第2バルブを開閉駆動するバルブ駆動装置である。本発明は、例えばウェイストゲートバルブを備える2段式過給機に適用され、2つのタービンに供給する排気の量を制御する第1バルブ(切替バルブ)、ならびに、タービンをバイパスする排気の量を制御する第2バルブ(ウェイストゲートバルブ)を駆動する。
(A)は本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置および過給機を示す断面図、(B)は(A)のB−B線断面図。 本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置が取り付けられる過給機を示す模式図。 本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置を示す模式図。 本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置および過給機を示す図であって、(A)は第1バルブおよび第2バルブが閉弁しているときのバルブ駆動装置の図、(B)は(A)に対応する過給機の状態を示す図。 本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置および過給機を示す図であって、(A)は図4(A)からアクチュエータが所定量駆動したときのバルブ駆動装置の図、(B)は(A)に対応する過給機の状態を示す図。 本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置および過給機を示す図であって、(A)は図5(A)からアクチュエータが所定量駆動したときのバルブ駆動装置の図、(B)は(A)に対応する過給機の状態を示す図。 (A)は本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置のアクチュエータの駆動量と第1バルブおよび第2バルブの開度との関係を示す図、(B)はアクチュエータの駆動量とアクチュエータの駆動力との関係を示す図。 本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置が適用される内燃機関の回転数とBMEPまたはトルクとの関係を示す図。 本発明の第2実施形態によるバルブ駆動装置を示す模式図。 本発明の第3実施形態によるバルブ駆動装置を示す模式図。 本発明の第4実施形態によるバルブ駆動装置を示す模式図。 本発明の第5実施形態によるバルブ駆動装置を示す模式図。 (A)は本発明の第6実施形態によるバルブ駆動装置が取り付けられる過給機を示す模式図、(B)は本発明の第7実施形態によるバルブ駆動装置が取り付けられる過給機を示す模式図。 本発明の第8実施形態によるバルブ駆動装置および過給機を示す模式図。
以下、本発明の複数の実施形態によるバルブ駆動装置を図面に基づき説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブ駆動装置を図1〜3に示す。
図1(A)に示すように、バルブ駆動装置1は、例えば車両の内燃機関(以下、「エンジン」という)2に吸気を過給する過給機3に取り付けられる。過給機3は、エンジン2に吸気を過給することにより、エンジン2の高出力化、実用回転域のトルク増大、および、燃費の向上等を図ることができる。
エンジン2には、吸気管4が接続されている。吸気管4のエンジン2とは反対側には吸気管5が設けられている。吸気管5の吸気管4とは反対側の端部には図示しない吸気口が形成され大気に開放されている。吸気管4および吸気管5の内側には、吸気通路6が形成されている。吸気通路6は、吸気口から吸入した空気(以下、「吸気」という)をエンジン2に導く。
また、エンジン2には、排気管7が接続されている。排気管8は、排気浄化装置9を経由して排気口が形成され大気に開放されている。排気浄化装置9は、図示しない触媒を有している。排気管7および排気管8の内側には、排気通路10が形成されている。排気通路10には、エンジン2の運転時に発生した燃焼ガスを含む排気が流通する。当該排気は、排気浄化装置9を経由することにより浄化された後、排気口から大気へ排出される。
過給機3は、コンプレッサ11、コンプレッサハウジング12、タービン13、タービンハウジング14、軸受部15、シャフト16、第1バルブ17および第2バルブ18等を備えている。
コンプレッサ11は、例えばアルミ等の金属により形成され、吸気通路6の吸気管4と吸気管5との間に設けられている。コンプレッサ11は、筒部111および翼部112を有している。筒部111は、一端から他端へ向かうに従い外径が大きくなるような筒状に形成されている。翼部112は、筒部111の外壁において筒部111の一端側から他端側に向かって延びるよう湾曲した板状に形成されている。翼部112は、筒部111の周方向に略等間隔で複数形成されている。コンプレッサ11は、コンプレッサハウジング12に収容されるようにして設けられている。
コンプレッサハウジング12は、吸気管4と吸気管5との間に設けられている。コンプレッサハウジング12は、例えば金属により形成されている。コンプレッサハウジング12は、スクロール121等を有している。スクロール121は、コンプレッサ11の翼部112の周囲に環状に形成されている。これにより、吸気管5の吸気は、コンプレッサハウジング12の内側のコンプレッサ11およびスクロール121を経由して吸気管4に導かれる。
タービン13は、例えばニッケルベースの高耐熱鋼等の金属により形成され、排気通路10の排気管7と排気管8との間に設けられる。タービン13は、筒部131および翼部132を有している。筒部131は、一端から他端へ向かうに従い外径が大きくなるような筒状に形成されている。翼部132は、筒部131の外壁において筒部131の一端側から他端側に向かって延びるよう湾曲した板状に形成されている。翼部132は、筒部131の周方向に略等間隔で複数形成されている。タービン13は、タービンハウジング14に収容されるようにして設けられている。
タービンハウジング14は、排気管7と排気管8との間に設けられている。タービンハウジング14は、例えばニッケルを含む鉄等の金属により形成されている。タービンハウジング14は、第1スクロール141、第2スクロール142等を有している。第1スクロール141および第2スクロール142は、翼部132の周囲に環状に形成されている。ここで、第2スクロール142は、第1スクロール141に対し筒部131の軸方向の一端側に形成されている。
図1(B)に示すように、タービンハウジング14には、第1流路143、第2流路144および第3流路145が形成されている。第1流路143は、排気管7の内側と第1スクロール141とを接続するよう形成されている。第2流路144は、第1流路143に沿うよう、かつ、一端が第2スクロール142に接続するよう形成されている。第1流路143と第2流路144とを隔てる隔壁には、開口部146が形成されている。これにより、第2流路144の他端は、開口部146および第1流路143を経由して排気管7の内側に接続している。
第3流路145は、第1スクロール141および第2スクロール142と排気管8の内側とを接続するよう、かつ、第2流路144に沿うよう形成されている。ここで、タービン13は、第3流路145の第1スクロール141および第2スクロール142近傍に設けられている。第2流路144と第3流路145とを隔てる隔壁には、開口部147が形成されている。これにより、第2流路144は、タービン13をバイパスするよう開口部147を経由して第3流路145に接続している。
上記構成により、エンジン2から排出される排気は、排気管7の内側、第1流路143、第1スクロール141、タービン13、第3流路145を経由して排気管8に流通可能である。また、エンジン2から排出される排気は、排気管7の内側、第1流路143、開口部146、第2流路144、第2スクロール142、タービン13、第3流路145を経由して排気管8に流通可能である。ここで、第1流路143、開口部146、第2流路144、第2スクロール142は、特許請求の範囲における「排気流路」に対応している。また、エンジン2から排出される排気は、排気管7の内側、第1流路143、開口部146、第2流路144、開口部147、第3流路145を経由して排気管8に流通可能である。ここで、第2流路144、開口部147、第3流路145は、特許請求の範囲における「バイパス流路」に対応している。
図2は、過給機3の構成を模式的に示したものである。
軸受部15は、例えば金属により形成され、コンプレッサハウジング12とタービンハウジング14との間に設けられている。シャフト16は、例えば金属により棒状に形成され、筒部111と筒部131とを同軸に接続するよう設けられている。シャフト16は、軸受部15に軸受けされている。これにより、コンプレッサ11およびタービン13は、シャフト16とともに一体に回転可能である。
第1スクロール141および第2スクロール142の排気がタービン13の翼部132に衝突すると、タービン13が回転する。これにより、コンプレッサ11が回転し、吸気管5内の吸気が圧縮されてエンジン2に導かれる。本実施形態では、吸気通路6のコンプレッサハウジング12とエンジン2との間にインタークーラー19が設けられている。インタークーラー19は、コンプレッサ11により圧縮されて温度が上昇した吸気を冷却する。これにより、吸気の空気密度が高まり、より多くの量の吸気をエンジン2に供給することができる。
本実施形態では、吸気通路6のインタークーラー19とエンジン2との間にスロットルバルブ20が設けられている。スロットルバルブ20は、吸気通路6を開閉可能に設けられている。スロットルバルブ20には、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)21が接続されている。ECU21は、演算手段、記憶手段および入出力手段等を備える小型のコンピュータである。ECU21は、車両の各部に設けられたセンサ類からの信号等に基づき、記憶手段に格納されたプログラムに従い演算を行い、車両各部の装置および機器の作動を制御することにより車両を統合的に制御する。ECU21は、スロットルバルブ20の作動(開度)を制御することにより、エンジン2に供給する吸気の量を調整可能である。
第1バルブ17は、例えば金属により形成され、第2流路144の開口部146近傍に設けられている。第1バルブ17は、アーム171、弁部172および第1バルブ軸173等を有している。アーム171は棒状に形成されている。弁部172は、アーム171の一端に設けられている。第1バルブ軸173は、略円筒状に形成され、一端がアーム171の他端に接続するようアーム171と一体に設けられている。第1バルブ軸173は、他端がタービンハウジング14の外側に露出するよう、かつ、軸周りに回転可能なようタービンハウジング14に設けられている。これにより、第1バルブ軸173が軸周りに回転すると、弁部172は、開口部146に近づいたり離れたりする。弁部172が開口部146の縁部に当接し開口部146を塞ぐと、「排気流路」は閉じた状態となる(全閉、閉弁状態)。一方、弁部172が開口部146の縁部から離間すると、「排気流路」は開いた状態となる(開弁状態)。
第1バルブ17が閉弁状態のとき、排気は、第1流路143および第1スクロール141を経由してタービン13に導かれ、タービン13を回転させる。一方、第1バルブ17が開弁状態のとき、排気は、第1流路143、開口部146、第2流路144、第1スクロール141および第2スクロール142を経由してタービン13に導かれ、タービン13を回転させる。このように、第1バルブ17は、切替バルブとして機能し、タービン13に供給する排気の量を制御可能である。すなわち、本実施形態では、過給機3は可変容量式の過給機である。
第2バルブ18は、例えば金属により形成され、第3流路145の開口部147近傍に設けられている。第2バルブ18は、アーム181、弁部182および第2バルブ軸183等を有している。アーム181は棒状に形成されている。弁部182は、アーム181の一端に設けられている。第2バルブ軸183は、略円筒状に形成され、一端がアーム181の他端に接続するようアーム181と一体に設けられている。第2バルブ軸183は、他端がタービンハウジング14の外側に露出するよう、かつ、軸周りに回転可能なようタービンハウジング14に設けられている。これにより、第2バルブ軸183が軸周りに回転すると、弁部182は、開口部147に近づいたり離れたりする。弁部182が開口部147の縁部に当接し開口部147を塞ぐと、「バイパス流路」は閉じた状態となる(全閉、閉弁状態)。一方、弁部182が開口部147の縁部から離間すると、「バイパス流路」は開いた状態となる(開弁状態)。
以下、第1バルブ17および第2バルブ18が開弁する方向を、適宜、「開弁方向」という。また、第1バルブ17および第2バルブ18が閉弁する方向を、適宜、「閉弁方向」という。
第1バルブ17が開弁状態で第2バルブ18が閉弁状態のとき、排気は、第1流路143、開口部146、第2流路144、第1スクロール141および第2スクロール142を経由してタービン13に導かれ、タービン13を回転させる。一方、第1バルブ17および第2バルブ18が開弁状態のとき、第2流路144内の排気の一部は、開口部147を経由して第3流路145へ流れる。そのため、タービン13の回転が遅くなり、過給圧が低下する。これにより、過給圧の過度の上昇を抑制することができる。このように、第2バルブ18は、ウェイストゲートバルブとして機能し、タービン13をバイパスする排気の量を制御可能である。
図3に示すように、バルブ駆動装置1は、アクチュエータ30、シャフト35、第1部材40、第2部材50、第1バルブレバー61、第2バルブレバー62、第1ロッド71、第2ロッド72、付勢手段および弾性部材としてのスプリング81、隙間形成部90等を備えている。
アクチュエータ30は、ハウジング31および出力軸32等を有している。出力軸32は、棒状に形成され、軸方向に往復移動可能にハウジング31に収容されている。本実施形態では、アクチュエータ30は、電力を供給されることにより出力軸32を軸方向に駆動可能である。アクチュエータ30は、ハウジング31がコンプレッサハウジング12に固定されるようにして過給機3に取り付けられている。
ECU21は、アクチュエータ30に供給する電力を調整することにより出力軸32の軸方向への移動を制御する。
シャフト35は、棒状に形成され、アクチュエータ30の出力軸32と同軸かつ一体に設けられている。これにより、シャフト35は、出力軸32と一体に軸方向に往復移動可能である。また、シャフト35は、軸に対し直交する方向に略円筒状に延びる軸部351を有している。
第1部材40は、本体41を有している。本体41は、略円板状に形成され、一方の面の中央がシャフト35のアクチュエータ30とは反対側の端部に接続するよう設けられている。すなわち、本体41は、シャフト35の軸上に設けられている。これにより、本体41は、出力軸32およびシャフト35とともに軸方向に往復移動可能である。本体41の他方の面には、第1当接部411が形成されている。本体41の一方の面には、第1係合部412が形成されている。
第2部材50は、本体51、筒部52および延伸部53等を有している。本体51は、略円板状に形成されている。本体51の一方の面には、第2当接部511が形成されている。また、本体51には、本体51の面方向(径方向)に略円筒状に延びる軸部512が形成されている。
筒部52は、本体51の一方の面の外縁部から板厚方向に筒状に延びるよう形成されている。延伸部53は、筒部52の本体51とは反対側の端部から径方向内側に環状に延びるよう形成されている。延伸部53の本体51側の面には、第2係合部531が形成されている。
第2部材50は、第1部材40が第2当接部511と第2係合部531との間に位置するよう、かつ、第1部材40の第1当接部411が第2当接部511に対向するよう、シャフト35の軸上に設けられている。そのため、第2部材50と第1部材40とが軸方向に相対移動すると、第2当接部511と第1当接部411とは当接可能である。
第1バルブレバー61は、本体611および第1バルブレバー軸612等を有している。本体611は、棒状に形成され、一端が第1バルブ軸173に固定されるよう設けられている。これにより、本体611(第1バルブレバー61)は、第1バルブ軸173と一体に回転可能である。よって、本体611が第1バルブ軸173とともに回転すると、第1バルブ17が開弁または閉弁する。
第1バルブレバー軸612は、略円筒状に形成され、本体611の他端に設けられている。第1バルブレバー軸612は、軸が第1バルブ軸173の軸から第1所定距離D1離れた位置で第1バルブ軸173の軸に対し平行になるよう設けられている。
第2バルブレバー62は、本体621および第2バルブレバー軸622等を有している。本体621は、棒状に形成され、一端が第2バルブ軸183に固定されるよう設けられている。これにより、本体621(第2バルブレバー62)は、第2バルブ軸183と一体に回転可能である。よって、本体621が第2バルブ軸183とともに回転すると、第2バルブ18が開弁または閉弁する。
第2バルブレバー軸622は、略円筒状に形成され、本体621の他端に設けられている。第2バルブレバー軸622は、軸が第2バルブ軸183の軸から第2所定距離D2離れた位置で第2バルブ軸183の軸に対し平行になるよう設けられている。
第1ロッド71は、棒状に形成され、一端が第1バルブレバー軸612に対し相対回転可能に接続され、他端がシャフト35の軸部351に対し相対回転可能に接続されている。
第2ロッド72は、棒状に形成され、一端が第2バルブレバー軸622に対し相対回転可能に接続され、他端が第2部材50の軸部512に対し相対回転可能に接続されている。
スプリング81は、例えば金属等の弾性部材によりコイル状に形成されている。すなわち、スプリング81は、所謂コイルスプリングであり、シャフト35の外側、かつ、第1部材40と第2部材50の延伸部53との間に位置するよう設けられている。スプリング81は、一端が第1部材40の第1係合部412に係合し、他端が第2部材50の第2係合部531に係合している。本実施形態では、スプリング81は、所定の弾性率に設定され、軸方向に伸びる力を有している。つまり、スプリング81は、第1当接部411と第2当接部511とが近づく方向に第1部材40および第2部材50を付勢している。
隙間形成部90は、本実施形態では、第2部材50に設けられている。隙間形成部90は、ねじ部91およびナット部92等を有している。ねじ部91は、略円柱状に形成され、外壁にねじ山が形成されている。ねじ部91は、第2部材50の本体51(第2当接部511)に形成された、内壁にねじ溝を有するねじ穴にねじ込まれている。ねじ部91は、本体51のねじ穴にねじ込まれることにより、第2当接部511から第1当接部411側へ所定量突出した状態で設けられている。ねじ部91は、ねじ穴へのねじ込み量を調整することにより、第2当接部511から第1当接部411側への突出量を変更可能である。
ナット部92は、環状に形成され、ねじ部91のねじ山に対応するねじ溝を内壁に有している。ナット部92は、ねじ部91の第1当接部411とは反対側の端部からねじ部91にねじ込まれ、本体51に当接するよう設けられている。これにより、ねじ部91は、本体51に対し相対移動不能になる。
図3、4(A)に示すように、第1バルブ17および第2バルブ18のいずれもが閉弁(全閉)状態のとき、ねじ部91と第1当接部411とは離間している。一方、図5(A)に示すように、第2バルブ18が閉弁(全閉)状態のとき、第1バルブ17が所定量開弁すると、ねじ部91と第1当接部411とは当接する。このとき、第1当接部411と第2当接部511との間には、所定の隙間が形成されている。
本実施形態では、図3に示すように、第1バルブレバー61および第2バルブレバー62は、第1所定距離D1および第2所定距離D2が略同じになるよう形成されている。
このように、本実施形態では、シャフト35、第1ロッド71、第1バルブレバー61、第2ロッド72、第2バルブレバー62により「リンク機構」が構成されている。アクチュエータ30の駆動により出力軸32およびシャフト35が軸方向に移動すると、当該移動動作が上記「リンク機構」を経由して第1バルブ17および第2バルブ18に伝達され、第1バルブ17および第2バルブ18が開閉する。
次に、本実施形態によるバルブ駆動装置1の作動について、図4〜6に基づき説明する。
図4(A)に示すように、第1バルブ17および第2バルブ18のいずれもが閉弁(全閉)状態のとき、第1当接部411とねじ部91とは離間している。このときの出力軸32の軸方向への移動量、すなわち、アクチュエータ30の駆動量を第1駆動量K1とする。このとき、スプリング81からの付勢力は、第2部材50、第2ロッド72、第2バルブレバー62を経由して第2バルブ18に作用し、第2バルブ18を閉弁方向に付勢している。これにより、第2バルブ18の全閉状態が維持されている。また、このとき、第1部材40(シャフト35、出力軸32)には、スプリング81からの付勢力が作用している。また、このとき、図4(B)に示すように、第1スクロール141を経由してタービン13に排気が供給される。
また、第1部材40(シャフト35、出力軸32)は、第2バルブ18が閉弁した状態で、第1バルブ17が閉弁した位置(図4(A)参照)から、第1当接部411とねじ部91とが当接する位置(図5(A)参照)までの範囲において、スプリング81の付勢力を受けつつ軸方向に移動可能である。
図4(A)の状態で、ECU21がアクチュエータ30を駆動制御することにより、第1部材40がアクチュエータ30から離れる方向に第1部材40(シャフト35、出力軸32)が移動すると、当該移動が第1ロッド71および第1バルブレバー61を経由して第1バルブ17に伝達し、第1バルブ17が開弁する。また、このとき、第1当接部411は、第2当接部511(隙間形成部90)に近づく方向に移動する。
さらに、ECU21が第1部材40(シャフト35、出力軸32)を移動させると、第1当接部411は、隙間形成部90のねじ部91に当接する(図5(A)参照)。このときのアクチュエータ30の駆動量を第2駆動量K2とする。このとき、第1バルブ17は所定量開弁した状態であり、第2バルブ18は閉弁(全閉)状態である。このとき、図5(B)に示すように、第1スクロール141および第2スクロール142を経由してタービン13に排気が供給される。
さらに、ECU21が第1部材40(シャフト35、出力軸32)を移動させると、第2部材50は、第1当接部411とねじ部91とが当接した状態で第1部材40とともに軸方向に移動する。これにより、第2部材50がアクチュエータ30から離れる方向に第2部材50が移動すると、当該移動が第2ロッド72および第2バルブレバー62を経由して第2バルブ18に伝達し、第2バルブ18が開弁する。このとき、スプリング81の付勢力は、第1当接部411とねじ部91とが当接することにより第1部材40と第2部材50との間で打ち消されるため、アクチュエータ30の出力軸32に作用しない。
さらに、ECU21が第1部材40(シャフト35、出力軸32)を移動させると、第2バルブ18は、第1バルブ17とともに開弁し(開度が大きくなり)、図6(A)に示す状態になる。
アクチュエータ30は、第1部材40(シャフト35、出力軸32)が図6(A)の位置になるまで、第1部材40(シャフト35、出力軸32)を駆動可能である。図6(A)に示す状態のときのアクチュエータ30の駆動量を第3駆動量K3とする。このとき、第1バルブ17および第2バルブ18の開度は最大開度となる。また、このとき、図6(B)に示すように、第1スクロール141および第2スクロール142を経由してタービン13に排気が供給されるとともに、タービン13をバイパスするようにして排気が排気浄化装置9側へ流れる。
図7(A)に示すように、本実施形態では、アクチュエータ30の駆動量が第2駆動量K2のとき、第1バルブ17の開度が「必要開度」となるよう設定されている。ここで、必要開度とは、バルブを通過する流体の流量が変化しなくなるようなバルブ開度のうち最小の開度のことをいう。
また、アクチュエータ30の駆動量が第3駆動量K3のとき、第2バルブ18の開度が「必要開度」となるよう設定されている。
つまり、本実施形態では、第1駆動量K1から第2駆動量K2までが第1バルブ17の実質的な制御範囲として設定され、第2駆動量K2から第3駆動量K3までが第2バルブ18の実質的な制御範囲として設定されている。
また、図7(B)に示すように、アクチュエータ30の駆動量が第1駆動量K1から第2駆動量K2までの範囲(第1バルブ17制御範囲)でアクチュエータ30に作用する負荷は、「スプリング81の発生トルク(閉弁方向)」−「排気脈動のバルブ作用力(開弁方向)」である。アクチュエータ30の駆動量が第2駆動量K2から第3駆動量K3までの範囲でアクチュエータ30に作用する負荷は、「排気脈動のバルブ作用力(開弁方向)」のみである。
以上説明したように、本実施形態では、第1バルブ17が全閉状態のとき第1部材40と第2部材50(隙間形成部90)との間に所定の隙間が形成されるよう設定されている。これにより、第1バルブ17が所定の開度以上開くまで、スプリング81により第2バルブ18を閉じ側に付勢し閉弁した状態にすることができる。そのため、スプリング81の付勢力により第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)を全閉状態に保ったまま、アクチュエータ30により第1バルブ17(切替バルブ)を所定の範囲で駆動することができる。一方、第1バルブ17が所定の開度以上開くと、第1部材40と隙間形成部90(ねじ部91)とが当接し、第2バルブ18は、第2バルブレバー62、第2ロッド72、第2部材50、第1部材40、シャフト35、第1ロッド71、第1バルブレバー61を経由して、第1バルブ17に連動して開く。
このように、本実施形態では、比較的少ない構成部材でリンク機構を構成し、1つのアクチュエータ30で2つのバルブ(第1バルブ17、第2バルブ18)を駆動することができる。よって、部材コストおよび製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、第2バルブ18が閉弁した状態で第1バルブ17を駆動するとき、スプリング81の付勢力が第1部材40を経由してアクチュエータ30の出力軸32に作用する。このとき、アクチュエータ30の負荷は大きくなる。一方、第2バルブ18が開弁しているとき、すなわち、第1バルブ17とともに第2バルブ18を駆動するときは、スプリング81の付勢力は、第1部材40と隙間形成部90(ねじ部91)とが当接することにより第1部材40と第2部材50との間で打ち消されるため、アクチュエータ30の出力軸32に作用しない。そのため、エンジン2の動作として第2バルブ18を主に開く使い方をする場合、アクチュエータ30の負荷が小さくなり、アクチュエータ30へのストレスを低減することができる。
図8は、「エンジン2の回転数」と「BMEP(正味平均有効圧力)またはトルク」との関係を示す図である。図8に示すように、エンジン2の使用範囲は、ほとんどが第2バルブ18の開制御範囲に含まれる。よって、本実施形態では、エンジン2の使用範囲のほとんどでアクチュエータ30へのストレスを低減することができる。よって、アクチュエータ30および周辺部材の長寿命化を図ることができる。また、本実施形態では、アクチュエータ30が電動式のため、消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では、スプリング81は、所定の弾性率の弾性部材により形成され、一端が第1部材40の第1係合部412に係合し、他端が第2部材50の第2係合部531に係合するよう設けられている。これにより、スプリング81の付勢力により第2バルブ18を全閉状態に保ったまま、アクチュエータ30により第1バルブ17を所定の範囲で駆動することができる。なお、アクチュエータ30は、コンプレッサハウジング12に取り付けられている。そのため、スプリング81が排気の熱により高温になるのを抑制することができる。よって、スプリング81を耐熱性の低い安価な部材により形成することができる。
また、本実施形態では、第2当接部511から第1当接部411側に突出するよう第2当接部511に設けられ、第1当接部411に当接したとき、第1当接部411と第2当接部511との間に所定の隙間を形成する隙間形成部90をさらに備えている。隙間形成部90(ねじ部91)は、第2当接部511からの突出量を変更可能に設けられている。ところで、本実施形態では、第1バルブ17が開弁し始めてから第2バルブ18が開弁し始めるまでの範囲は、第1当接部411と第2当接部511との間の隙間で決まる。本実施形態では、隙間形成部90により第1当接部411と第2当接部511との間の隙間を調整することができる。そのため、第1部材40と第2部材50との位置関係のばらつきやスプリング81の付勢力ばらつきを調整することにより、第1バルブ17の制御範囲(作動範囲)を正確に決めることができる。よって、部品公差を大きくでき、製造コストを低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるバルブ駆動装置を図9に示す。第2実施形態では、第1部材、第2部材および付勢手段の構成等が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、第1部材40の本体41の他方の面の外縁部に環状の第1当接部411が形成されている。また、本体41の他方の面の中央に第1係合部412が形成されている。
第2部材50は、第1実施形態で示した延伸部53を有していない。第2部材50の筒部52の本体51とは反対側の端部に第2当接部521が形成されている。第2当接部521は、第1当接部411に当接可能である。第2部材50の本体51の一方の面の中央には、第2係合部513が形成されている。
本実施形態では、スプリング81は、第2部材50の筒部52の内側に収容されるよう、本体51と第1部材40との間に設けられている。スプリング81は、一端が第1部材40の第1係合部412に係合し、他端が第2部材50の第2係合部513に係合している。本実施形態では、スプリング81は、所定の弾性率に設定され、軸方向に縮む力を有している。つまり、スプリング81は、第1当接部411と第2当接部521とが近づく方向に第1部材40および第2部材50を付勢している。
本実施形態では、隙間形成部90は、本体41の第1当接部411に設けられている。ねじ部91は、第1当接部411から第2当接部521側への突出量を変更可能である。これにより、第1部材40の第1当接部411と第2部材50の第2当接部521との間の隙間を調整することができる。
第2実施形態においても、スプリング81の付勢力により第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)を全閉状態に保ったまま、アクチュエータ30により第1バルブ17(切替バルブ)を所定の範囲で駆動することができ、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるバルブ駆動装置を図10に示す。第3実施形態では、第1部材、第2部材および付勢手段の構成等が第1実施形態と異なる。
第3実施形態では、第1部材40は、本体42をさらに有している。本体42は、シャフト35の軸方向の途中から径方向外側へ突出するよう形成されている。本体42の本体41側には、第1当接部421が形成されている。ここで、本体41は特許請求の範囲における「上部材」に対応し、本体42は「下部材」に対応している。
第2部材50は、本体54を有している。本体54は、略円筒状に形成され、内側にシャフト35が挿通した状態で軸方向に往復移動可能なよう、本体41と本体42との間に設けられている。本体54の本体42側には、第2当接部541が形成されている。本体54の本体41側には、第2係合部542が形成されている。また、本体54には、本体54の径方向に略円筒状に延びる軸部543が形成されている。当該軸部543に、第2ロッド72の他端が相対回転可能に接続される。
本実施形態では、スプリング81は、シャフト35の外側、かつ、第1部材40の本体41と本体42との間に位置するよう設けられている。スプリング81は、一端が第1部材40の第1係合部412に係合し、他端が第2部材50の第2係合部542に係合している。本実施形態では、スプリング81は、所定の弾性率に設定され、軸方向に伸びる力を有している。つまり、スプリング81は、第1当接部421と第2当接部541とが近づく方向に第1部材40および第2部材50を付勢している。
本実施形態では、隙間形成部90は、本体42の第1当接部421に設けられている。ねじ部91は、第1当接部421から第2当接部541側への突出量を変更可能である。これにより、第1部材40の第1当接部421と第2部材50の第2当接部541との間の隙間を調整することができる。
第3実施形態においても、スプリング81の付勢力により第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)を全閉状態に保ったまま、アクチュエータ30により第1バルブ17(切替バルブ)を所定の範囲で駆動することができ、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるバルブ駆動装置を図11に示す。第4実施形態では、アクチュエータ、シャフト、第1部材、第2部材の構成等が第1実施形態と異なる。
第4実施形態では、シャフト35は、アクチュエータ30の出力軸32と別体に設けられている。シャフト35は、一端がコンプレッサハウジング12に固定されるようにして設けられている。
アクチュエータ30は、出力軸32がシャフト35の軸に対し略直交する状態となるようハウジング31がコンプレッサハウジング12に固定されている。また、出力軸32の先端部には、径方向に略円筒状に延びる軸部321が形成されている。
第1部材40は、本体43、筒部44および延伸部45等を有している。
本体43は、略円環状に形成され、内側にシャフト35が挿通された状態で軸方向に往復移動可能なよう設けられている。本体43の一方の面には、第1係合部431が形成されている。筒部44は、本体43の外縁部から筒状に延びるよう形成されている。延伸部45は、筒部44の本体43とは反対側の端部から径方向内側に環状に延びるよう形成されている。延伸部45の本体43側の面には、第1当接部451が形成されている。また、本体43には、本体43の面方向(径方向)に略円筒状に延びる軸部432が形成されている。当該軸部432に、第1ロッド71の他端が相対回転可能に接続される。
第2部材50は、本体54を有している。本実施形態の第2部材50は、第3実施形態の第2部材50と同様の構成のため、説明を省略する。
本実施形態では、スプリング81は、シャフト35の外側、かつ、筒部44の内側、かつ、本体43と本体54との間に位置するよう設けられている。スプリング81は、一端が第1部材40の第1係合部431に係合し、他端が第2部材50の第2係合部542に係合している。本実施形態では、スプリング81は、所定の弾性率に設定され、軸方向に伸びる力を有している。つまり、スプリング81は、第1当接部451と第2当接部541とが近づく方向に第1部材40および第2部材50を付勢している。
本実施形態では、隙間形成部90は、第1部材40の延伸部45の第1当接部451に設けられている。ねじ部91は、第1当接部451から第2当接部541側への突出量を変更可能である。これにより、第1部材40の第1当接部451と第2部材50の第2当接部541との間の隙間を調整することができる。
本実施形態では、第3ロッド73をさらに備えている。第3ロッド73は、棒状に形成され、一端が出力軸32の軸部321に対し相対回転可能に接続され、他端が第1部材40の軸部432に対し相対回転可能に接続されている。これにより、出力軸32が軸方向に移動すると、当該移動が第3ロッド73、第1ロッド71および第1バルブレバー61を経由して第1バルブ17に伝達し、第1バルブ17が開閉弁する。
このように、本実施形態では、シャフト35は、出力軸32と別体に設けられている。第1部材40および第2部材50は、シャフト35に対し相対移動可能に設けられている。第1ロッド71は、他端が第1部材40に接続されている。出力軸32と第1部材40とを接続する第3ロッド73をさらに備えている。これにより、シャフト35の移動方向と出力軸32の移動方向とを異ならせることができ、アクチュエータ30およびリンク機構の配置の自由度を高めることができる。
第4実施形態においても、スプリング81の付勢力により第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)を全閉状態に保ったまま、アクチュエータ30により第1バルブ17(切替バルブ)を所定の範囲で駆動することができ、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態によるバルブ駆動装置を図12に示す。第5実施形態では、第1部材の構成等が第1実施形態と異なる。
第5実施形態では、第1部材40は、筒部46をさらに有している。筒部46は、本体41の外縁部から第2部材50の延伸部53側に略円筒状に延びるよう形成されている。すなわち、筒部46は、シャフト35と同軸に形成されている。ここで、筒部46は、第2部材50の筒部52の内側、かつ、スプリング81の外側に位置するよう形成されている。
本実施形態では、第1部材40の筒部46の外壁と第2部材50の筒部52の内壁とは摺動可能である。そのため、第2部材50が第1部材40に対し相対移動するとき、第2部材50の姿勢が安定する。これにより、シャフト35に対する第2部材50の軸ぶれを抑制でき、部材の長寿命化を図ることができる。ここで、筒部46は特許請求の範囲における「第1筒部」に対応し、筒部52は「第2筒部」に対応する。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態によるバルブ駆動装置を図13(A)に示す。第6実施形態では、バルブ駆動装置1の構成は第1実施形態と同様であるものの、バルブ駆動装置1が取り付けられる過給機の構成が第1実施形態と異なる。
第6実施形態では、過給機22は、第1流路221、第2流路222および第3流路223を有している。第1流路221は、エンジン2と第1スクロール141とを接続するよう形成されている。第2流路222は、第1流路221と第2スクロール142とを接続するよう形成されている。ここで、第1流路221および第2流路222は、特許請求の範囲における「排気流路」に対応している。第3流路223は、タービン13をバイパスし第1流路221と排気浄化装置9とを接続するよう形成されている。ここで、第3流路223は、特許請求の範囲における「バイパス流路」に対応している。
本実施形態では、第1バルブ17(切替バルブ)は、第2流路222を開閉可能なよう第2流路222に設けられている。第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)は、第3流路223を開閉可能なよう第3流路223に設けられている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態によるバルブ駆動装置を図13(B)に示す。第7実施形態では、バルブ駆動装置1の構成は第1実施形態と同様であるものの、バルブ駆動装置1が取り付けられる過給機の構成が第1実施形態と異なる。
第7実施形態では、過給機23は、第1流路231、第2流路232、第3流路233および第4流路234を有している。第1流路231は、エンジン2と第1スクロール141とを接続するよう形成されている。第2流路232は、第1流路231と第2スクロール142とを接続するよう形成されている。第3流路233は、タービン13をバイパスし第2流路232と排気浄化装置9とを接続するよう形成されている。第4流路234は、タービン13をバイパスし第1流路231と第3流路233とを接続するよう形成されている。ここで、第1流路231および第2流路232は、特許請求の範囲における「排気流路」に対応している。また、第3流路233および第4流路234は、特許請求の範囲における「バイパス流路」に対応している。
本実施形態では、第1バルブ17(切替バルブ)は、第2流路232を開閉可能なよう第2流路232に設けられている。第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)は、第3流路233および第4流路234を開閉可能なよう第3流路233と第4流路234との接続点に設けられている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態によるバルブ駆動装置を図14に示す。第8実施形態では、バルブ駆動装置1の構成は第1実施形態と同様であるものの、バルブ駆動装置1の適用対象が第1実施形態と異なる。
第8実施形態では、バルブ駆動装置1は、エンジン2に吸気を過給する過給機24に取り付けられる。過給機24は、第1コンプレッサ251、第2コンプレッサ252、第1タービン261、第2タービン262、第1シャフト263、第2シャフト264、第1バルブ17および第2バルブ18等を備えている。
第1コンプレッサ251および第2コンプレッサ252は、エンジン2に吸気を導く吸気通路6に設けられている。
第1タービン261および第2タービン262は、エンジン2からの排気が流通する排気通路10に設けられている。第1タービン261は、第1シャフト263により第1コンプレッサ251に接続している。これにより、第1タービン261は、排気を供給され回転することにより第1コンプレッサ251を回転駆動可能である。ここで、第1タービン261は、例えば低速用(小流量用)のタービンとして用いられる。
また、第2タービン262は、第2シャフト264により第2コンプレッサ252に接続している。これにより、第2タービン262は、排気を供給され回転することにより第2コンプレッサ252を回転駆動可能である。ここで、第2タービン262は、例えば高速用(大流量用)のタービンとして用いられる。
本実施形態では、排気通路10に、エンジン2から第1タービン261に排気を導く第1排気流路271、および、エンジン2から第2タービン262に排気を導く第2排気流路272が形成されている。ここで、第2排気流路272は、第2タービン262とは反対側の端部が第1排気流路271に接続するよう形成されている。
また、第1タービン261および第2タービン262をバイパスするよう排気通路10の第1タービン261および第2タービン262のエンジン2側とエンジン2とは反対側とを接続するバイパス流路273が形成されている。
第1バルブ17は、第1バルブ軸173の軸回りに回転することにより第2排気流路272を開閉可能なよう第2排気流路272に設けられている。また、第2バルブ18は、第2バルブ軸183の軸回りに回転することによりバイパス流路273を開閉可能なようバイパス流路273に設けられている。
第1バルブ17が閉弁状態のとき、排気は、第1排気流路271を経由して第1タービン261に導かれ、第1タービン261を回転させる。一方、第1バルブ17が開弁状態のとき、排気は、第1排気流路271を経由して第1タービン261に導かれるとともに、第2排気流路272を経由して第2タービン262に導かれ、第1タービン261および第2タービン262を回転させる。このように、第1バルブ17は、切替バルブとして機能し、2つのタービン(第1タービン261、第2タービン262)に供給する排気の量を制御可能である。すなわち、本実施形態では、過給機22は2段式過給機である。
第2バルブ18が開弁状態のとき、排気通路10内の排気の一部は、バイパス流路273を流れる。そのため、第1タービン261および第2タービン262の回転が遅くなり、過給圧が低下する。これにより、過給圧の過度の上昇を抑制することができる。このように、第2バルブ18は、ウェイストゲートバルブとして機能し、第1タービン261および第2タービン262をバイパスする排気の量を制御可能である。
バルブ駆動装置1は、第1バルブ17および第2バルブ18を駆動可能に過給機24に取り付けられている。すなわち、本実施形態では、バルブ駆動装置1は、ウェイストゲートバルブを備える2段式過給機(過給機24)に適用され、2つのタービン(第1タービン261、第2タービン262)に供給する排気の量を制御する第1バルブ17、ならびに、タービン(第1タービン261、第2タービン262)をバイパスする排気の量を制御する第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)を駆動する。
本実施形態のアクチュエータ30、シャフト35、第1部材40、第2部材50、第1バルブレバー61、第2バルブレバー62、第1ロッド71、第2ロッド72およびスプリング81は、第1実施形態と同様の構成のため、スプリング81の付勢力により第2バルブ18(ウェイストゲートバルブ)を全閉状態に保ったまま、アクチュエータ30により第1バルブ17(切替バルブ)を所定の範囲で駆動することができる。よって、第8実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、タービンに供給する排気の量を制御する可変ノズル、すなわち、可変容量式過給機の「可変ノズル」として第1バルブを用いることとしてもよい。この場合、付勢手段の付勢力により第2バルブ(ウェストゲートバルブ)を全閉状態に保ったまま、アクチュエータにより第1バルブ(可変ノズル)を所定の範囲で駆動することができる。
上述の実施形態では、各部材(第1部材、第2部材)が筒状の筒部を有する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、筒部は、周方向に連続して形成されている必要はなく、周方向の一部が欠けた形状に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、付勢手段は、金属製のコイルスプリングに限らず、他の材料および形状からなる弾性部材により形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、隙間形成部は、第1当接部または第2当接部のどちらに設けられていてもよい。また、バルブ駆動装置は、隙間形成部を備えていなくてもよい。この場合、第1当接部と第2当接部とは当接可能な構成となり、第1当接部と第2当接部との間の隙間の調整はできないが、付勢手段の付勢力により第2バルブを全閉状態に保ったまま、アクチュエータにより第1バルブを所定の範囲で駆動することができる。
また、本発明の他の実施形態では、アクチュエータは、出力軸が軸方向に移動するのであれば、電動式に限らず、圧力式、油圧式等、他の方式により駆動するものであってもよい。
また、上述の実施形態は、構成上の阻害要因がない限り、どのように組み合わせて実施してもよい。
このように、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
1 ・・・・・バルブ駆動装置
17 ・・・・第1バルブ
173 ・・・第1バルブ軸
18 ・・・・第2バルブ
183 ・・・第2バルブ軸
30 ・・・・アクチュエータ
32 ・・・・出力軸
35 ・・・・シャフト
40 ・・・・第1部材
411、421、451 ・・・第1当接部
412、431 ・・・第1係合部
50 ・・・・第2部材
511、521、541 ・・・第2当接部
513、531、542 ・・・第2係合部
61 ・・・・第1バルブレバー
612 ・・・第1バルブレバー軸
62 ・・・・第2バルブレバー
622 ・・・第2バルブレバー軸
71 ・・・・第1ロッド
72 ・・・・第2ロッド
81 ・・・・スプリング(付勢手段)

Claims (10)

  1. 第1バルブ軸(173)の軸周りに回転可能な第1バルブ(17)、および、第2バルブ軸(183)の軸周りに回転可能な第2バルブ(18)を備える過給機(3、22、23、24)に取り付けられ、前記第1バルブおよび前記第2バルブを駆動するバルブ駆動装置(1)であって、
    軸方向に移動可能な出力軸(32)を有するアクチュエータ(30)と、
    前記出力軸と同軸かつ一体、または、前記出力軸と別体に設けられるシャフト(35)と、
    前記シャフトの軸上に設けられ、第1当接部(411、421、451)および第1係合部(412、431)を有する第1部材(40)と、
    前記シャフトの軸上に設けられ、前記第1当接部に当接可能な第2当接部(511、521、541)、および、第2係合部(513、531、542)を有する第2部材(50)と、
    前記第1バルブ軸と一体に回転可能なよう設けられ、軸が前記第1バルブ軸の軸から第1所定距離(D1)離れた位置で前記第1バルブ軸の軸に対し平行になるよう設けられる第1バルブレバー軸(612)を有する第1バルブレバー(61)と、
    前記第2バルブ軸と一体に回転可能なよう設けられ、軸が前記第2バルブ軸の軸から第2所定距離(D2)離れた位置で前記第2バルブ軸の軸に対し平行になるよう設けられる第2バルブレバー軸(622)を有する第2バルブレバー(62)と、
    一端が前記第1バルブレバー軸に対し相対回転可能に接続され、他端が前記シャフトまたは前記第1部材に接続される第1ロッド(71)と、
    一端が前記第2バルブレバー軸に対し相対回転可能に接続され、他端が前記第2部材に接続される第2ロッド(72)と、
    前記第1係合部と前記第2係合部との間に設けられ、前記第1当接部と前記第2当接部とが近づく方向に前記第1部材および前記第2部材を付勢する付勢手段(81)と、
    を備えるバルブ駆動装置。
  2. 内燃機関(2)に吸気を導く吸気通路(6)に設けられるコンプレッサ(11)、前記内燃機関からの排気が流通する排気通路(10)に設けられ排気を供給され回転することにより前記コンプレッサを回転駆動可能なタービン(13)、前記内燃機関から前記タービンに排気を導く排気流路(142、143、144、146、221、222、231、232)に設けられ前記第1バルブ軸の軸周りに回転することにより前記排気流路を開閉可能な前記第1バルブ、ならびに、前記タービンをバイパスするよう前記排気通路の前記タービンの前記内燃機関側と前記内燃機関とは反対側とを接続するバイパス流路(144、145、147、223、233、234)に設けられ前記第2バルブ軸の軸周りに回転することにより前記バイパス流路を開閉可能な前記第2バルブを備える前記過給機(3、22、23)に取り付けられ、前記第1バルブおよび前記第2バルブを開閉駆動することを特徴とする請求項1に記載のバルブ駆動装置。
  3. 内燃機関(2)に吸気を導く吸気通路(6)に設けられる第1コンプレッサ(251)および第2コンプレッサ(252)、前記内燃機関からの排気が流通する排気通路(10)に設けられ排気を供給され回転することにより前記第1コンプレッサを回転駆動可能な第1タービン(261)、前記排気通路に設けられ排気を供給され回転することにより前記第2コンプレッサを回転駆動可能な第2タービン(262)、前記内燃機関から前記第1タービンに排気を導く第1排気流路(271)または前記内燃機関から前記第2タービンに排気を導く第2排気流路(272)に設けられ前記第1バルブ軸の軸周りに回転することにより前記第1排気流路または前記第2排気流路を開閉可能な前記第1バルブ、ならびに、前記第1タービンおよび前記第2タービンをバイパスするよう前記排気通路の前記第1タービンおよび前記第2タービンの前記内燃機関側と前記内燃機関とは反対側とを接続するバイパス流路(273)に設けられ前記第2バルブ軸の軸周りに回転することにより前記バイパス流路を開閉可能な前記第2バルブを備える前記過給機(24)に取り付けられ、前記第1バルブおよび前記第2バルブを開閉駆動することを特徴とする請求項1に記載のバルブ駆動装置。
  4. 前記付勢手段は、所定の弾性率の弾性部材により形成され、一端が前記第1係合部に係合し、他端が前記第2係合部に係合するよう設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。
  5. 前記シャフトは、前記出力軸と同軸かつ一体に設けられ、
    前記第1部材は、前記シャフトと一体に設けられ、
    前記第2部材は、前記シャフトに対し相対移動可能に設けられ、
    前記第1ロッドは、他端が前記シャフトに接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。
  6. 前記第1部材は、前記第1係合部(412)が形成された上部材(41)、および、前記第1当接部(421)が形成された下部材(42)を有し、
    前記第2部材は、前記上部材と前記下部材との間に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のバルブ駆動装置。
  7. 前記シャフトは、前記出力軸と別体に設けられ、
    前記第1部材および前記第2部材は、前記シャフトに対し相対移動可能に設けられ、
    前記第1ロッドは、他端が前記第1部材に接続され、
    前記出力軸と前記第1部材とを接続する第3ロッド(73)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。
  8. 前記第1部材は、前記シャフトと同軸に形成される第1筒部(46)を有し、
    前記第2部材は、前記第1筒部の外側または内側に位置する第2筒部(52)を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。
  9. 前記第1当接部または前記第2当接部の一方から他方側に突出するよう前記第1当接部または前記第2当接部の一方に設けられ、前記第1当接部または前記第2当接部の他方に当接したとき、前記第1当接部と前記第2当接部との間に所定の隙間を形成する隙間形成部(90)をさらに備え、
    前記隙間形成部は、前記第1当接部または前記第2当接部の一方からの突出量を変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。
  10. 前記アクチュエータは、電力を供給されることにより、前記出力軸を軸方向に駆動することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のバルブ駆動装置。
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