JP2014169674A - 過給機 - Google Patents

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容久 佐南
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孝之 猪原
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智之 石塚
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Abstract

【課題】構成が簡単で過給効果の高い過給機を提供する。
【解決手段】タービン50の第1翼部52は、第1筒部51の外壁において第1筒部51の一端側から他端側に向かって延びるよう板状に形成されている。第2筒部53は、第1筒部51の一端の内側に位置し一端側がシャフト12を介してコンプレッサ20に接続されている。第2翼部54は、第1筒部51の内壁と第2筒部53の外壁とを接続しつつ第2筒部53の一端側から他端側に向かって延びるよう板状に形成されている。排気導入口55は、第1筒部51の一端と第2筒部53の一端との間に環状に形成され、第1筒部51と第2筒部53との間に排気を導入する。排気流路56は、排気導入口55から導入された排気が流通可能なよう、第1筒部51の内側において第1筒部51の他端と第2筒部53の他端との間に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に吸気を過給する過給機に関する。
従来、蓄圧タンク等の蓄圧手段を備えた過給機が知られている。例えば特許文献1に記載された過給機では、内燃機関からの排気を蓄圧タンクに蓄え、車両の加速時等、大きなトルクが必要となるとき、蓄圧タンク内の排気をタービンに送ることにより過給効果の増大を図っている。
特開2010−185411号公報
特許文献1の過給機では、蓄圧タンクとタービンとの間に、排気の流量を制御する流量制御弁が設けられている。そのため、流量制御弁のシール性を高い状態で維持することが課題となる。また、蓄圧タンクからタービンまで所定容積の配管が設けられているため、蓄圧タンクから排気が送出されてタービンに達するまでにタイムラグが生じ、応答性が低下するおそれがある。また、蓄圧タンクや付属配管を備えるため、過給機全体の重量、部品点数および組付工数が増大するという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成が簡単で過給効果の高い過給機を提供することにある。
本発明は、内燃機関に吸気を過給する過給機であって、コンプレッサとタービンとタービンハウジングと排気導入路部とを備える。
コンプレッサは、内燃機関に吸気を導く吸気通路に回転可能に設けられ、回転により吸気の圧力を高め内燃機関に吸気を過給することが可能である。
タービンは、内燃機関からの排気が流通する排気通路に設けられ、第1筒部、複数の第1翼部、第2筒部、複数の第2翼部、排気導入口および排気流路を有している。第1翼部は、第1筒部の外壁において第1筒部の一端側から他端側に向かって延びるよう板状に形成されている。第2筒部は、第1筒部の一端の内側に位置し一端側がコンプレッサに接続されている。第2翼部は、第1筒部の内壁と第2筒部の外壁とを接続しつつ第2筒部の一端側から他端側に向かって延びるよう板状に形成されている。排気導入口は、第1筒部の一端と第2筒部の一端との間に環状に形成され、第1筒部と第2筒部との間に排気を導入する。排気流路は、排気導入口から導入された排気が流通可能なよう、第1筒部の内側において第1筒部の他端と第2筒部の他端との間に形成されている。タービンは、回転することによりコンプレッサを回転駆動させる。
タービンハウジングは、タービンを収容するよう形成され、第1翼部の周囲に環状に形成される第1スクロール、および、排気導入口の周囲に環状に形成される第2スクロールを有している。
排気導入路部は、排気通路に設けられ、内燃機関の排気を第1スクロールに導く第1排気導入路、および、内燃機関の排気を第2スクロールに導く第2排気導入路を有している。
本発明では、タービンは、主に第1排気導入路を経由して第1スクロールに導入された排気が第1翼部に衝突することにより回転する。さらに、タービンは、第2排気導入路を経由して第2スクロールに導入された排気が排気導入口から第1筒部と第2筒部との間に導入され第2翼部に衝突することによっても回転する。これにより、第1翼部のみ有する構成と比べ、タービンの回転数を上昇させることができる。そのため、タービンの回転数を上げるための蓄圧タンク等が不要になり、部品点数や組付工数の増大を抑制しつつ、過給効果の高い過給機を実現することができる。
本発明の第1実施形態による過給機を示す断面図。 本発明の第1実施形態による過給機のタービンを示す断面図。 本発明の第1実施形態による過給機のタービンハウジングを示す断面図。 本発明の第1実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。 本発明の第1実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。 本発明の第2実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。 本発明の第2実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。 本発明の第2実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。 本発明の第3実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。 本発明の第3実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。 本発明の第3実施形態による過給機の流体制御弁の作動を説明するための図であって、流体制御弁、タービン、および、その近傍を示す断面図。
以下、本発明の複数の実施形態による過給機を図面に基づき説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による過給機、および、その一部を図1〜5に示す。
過給機10は、例えば車両に搭載された内燃機関(以下、「エンジン」という)1に吸気を過給するのに用いられる。エンジン1に吸気を過給することにより、エンジン1の高出力化、実用回転域のトルク増大、および、燃費の向上等を図ることができる。
図1に示すように、エンジン1には、吸気管2が接続されている。吸気管2のエンジン1とは反対側には吸気管3が設けられている。吸気管3の吸気管2とは反対側の端部には図示しない吸気口が形成され大気に開放されている。吸気管2および吸気管3の内側には、吸気通路4が形成されている。吸気通路4は、吸気口から吸入した空気(以下、「吸気」という)をエンジン1に導く。
また、エンジン1には、排気管5が接続されている。排気管6は、図示しないが、触媒等を通じて排気口が形成され大気に開放されている。排気管5および排気管6の内側には、排気通路7が形成されている。排気通路7には、エンジン1の運転時に発生した燃焼ガスを含む排気が流通する。当該排気は、図示しない排気浄化装置を経由することにより浄化された後、排気口から大気へ排出される。
過給機10は、コンプレッサ20、タービン50、タービンハウジング60、排気導入路部70、流体制御弁81および電子制御ユニット(以下、「ECU」という)11等を備える。
コンプレッサ20は、例えばアルミ等の金属により形成され、吸気通路4の吸気管2と吸気管3との間に設けられる。コンプレッサ20は、筒部21および翼部22等を有している。筒部21は、一端から他端へ向かうに従い外径が大きくなるような筒状に形成されている。翼部22は、筒部21の外壁において筒部21の一端側から他端側に向かって延びるよう湾曲した板状に形成されている。翼部22は、筒部21の周方向に略等間隔で複数形成されている。コンプレッサ20は、コンプレッサハウジング30に収容されるようにして設けられている。
コンプレッサハウジング30は、吸気管2と吸気管3との間に設けられている。コンプレッサハウジング30は、例えば金属により形成されている。コンプレッサハウジング30は、第1筒部31、スクロール部32、スクロール33および第2筒部34等を有している。
第1筒部31は、一端が吸気管3に接続される。スクロール部32は、第1筒部31の他端に環状に形成されている。スクロール33は、スクロール部32の内側に環状に形成されている。スクロール33は、第1筒部31の内側の空間と接続している。スクロール部32は、吸気管2に接続される。これにより、吸気管3内の吸気は、第1筒部31の内側およびスクロール33を経由して吸気管2の内側へ流れる。このように、コンプレッサハウジング30の内側は、吸気通路4の一部を形成している。第2筒部34は、スクロール部32から第1筒部31とは反対側へ筒状に延びるよう形成されている。
コンプレッサ20は、筒部21がコンプレッサハウジング30の第1筒部31と同軸になるよう第1筒部31の他端およびスクロール部32の内側に収容されている。
コンプレッサハウジング30は、第2筒部34が軸受部40に接続するように設けられている。
軸受部40は、本体41、軸受42、43、44、固定部45、潤滑油路46等を有している。本体41は、例えば鉄等の金属により形成されている。軸受42、43は、同軸かつ互いに所定距離離れた状態で本体41の中央に設けられている。軸受44は、固定部45を介し本体41に押し付けられ固定されている。潤滑油路46は、軸受42、43、44、固定部45を経由しながら本体41を貫くようにして形成されている。軸受42、43には、シャフト12がラジアル方向に軸受けされている。軸受44には、シャフト12がスラスト方向に軸受けされている。
シャフト12は、例えば鉄等の金属により棒状に形成され、一端がコンプレッサ20の筒部21に接続している。シャフト12と筒部21とは、同軸になるよう例えばナット13により相対回転不能に固定されている。これにより、コンプレッサ20は、シャフト12とともに回転可能としている。コンプレッサ20は、シャフト12を介して軸受42、43に軸受けされている。
潤滑油路46には、潤滑油が供給される。これにより、軸受42、43、44、固定部45、および、その近傍の摺動箇所が潤滑される。
タービン50は、例えばニッケルベースの高耐熱鋼等の金属により形成され、排気通路7の排気管5と排気管6との間に設けられる。図2に示すように、タービン50は、第1筒部51、複数の第1翼部52、第2筒部53、複数の第2翼部54、排気導入口55および排気流路56等を有している。
第1筒部51は、一端から他端へ向かうに従い外径が小さくなるような筒状に形成されている。
第1翼部52は、第1筒部51の外壁において第1筒部51の一端側から他端側に向かって延びるよう湾曲した板状に形成されている。第1翼部52は、第1筒部51の周方向に略等間隔で複数形成されている。
第2筒部53は、一端から他端へ向かうに従い外径が小さくなるような筒状に形成されている。第2筒部53は、第1筒部51の一端の内側に位置し、一端側がシャフト12のコンプレッサ20とは反対側の端部に接続されている(図1参照)。第2筒部53とシャフト12とは、同軸になるよう例えば溶接により相対回転不能に固定されている。このように、タービン50の第2筒部53は、シャフト12を経由してコンプレッサ20に接続されている。
第2翼部54は、第1筒部51の内壁と第2筒部53の外壁とを接続しつつ第2筒部53の一端側から他端側に向かって延びるよう湾曲した板状に形成されている。第2翼部54は、第2筒部53の周方向に略等間隔で複数形成されている。
排気導入口55は、第1筒部51の一端と第2筒部53の一端との間に環状に形成され、第1筒部51と第2筒部53との間に排気を導入する。そのため、排気導入口55を経由して第1筒部51と第2筒部53との間に導入された排気は、第2翼部54に衝突する。
排気流路56は、排気導入口55から導入され第2翼部54を経由した排気が流通可能なよう、第1筒部51の内側において第1筒部51の他端と第2筒部53の他端との間に形成されている。
上述のように、タービン50の第2筒部53は、シャフト12を経由してコンプレッサ20に接続されている。そのため、タービン50は、シャフト12およびコンプレッサ20とともに回転可能である。よって、タービン50は、回転することによりコンプレッサ20を回転駆動可能である。なお、タービン50は、コンプレッサ20とともに、シャフト12を介して軸受42、43に軸受けされている。
タービンハウジング60は、排気管5と排気管6との間に設けられている。タービンハウジング60は、例えばニッケルを含む鉄等の金属により形成されている。タービンハウジング60は、図3に示すように、第1筒部61、スクロール部62、第1スクロール63、第2スクロール64および第2筒部65等を有している。
第1筒部61は、一端が排気管6に接続される(図1参照)。スクロール部62は、第1筒部61の他端に環状に形成されている。第1スクロール63は、スクロール部62の内側に環状に形成されている。第2スクロール64は、スクロール部62の内側に環状に形成されている。ここで、第2スクロール64は、第1スクロール63に対し第1筒部61とは反対側に形成されている。また、第2スクロール64は、容積が第1スクロール63の容積よりも小さい。
第1スクロール63および第2スクロール64は、第1筒部61の内側の空間と接続している。スクロール部62は、後述する排気導入路部70を経由して排気管5に接続される(図1参照)。これにより、排気管5内の排気は、排気導入路部70、第1スクロール63、第2スクロール64および第1筒部61の内側を経由して排気管6の内側へ流れる。このように、タービンハウジング60の内側は、排気通路7の一部を形成している。第2筒部65は、スクロール部62から第1筒部61とは反対側へ筒状に延びるよう形成されている。
タービン50は、第1筒部51および第2筒部53がタービンハウジング60の第1筒部61と同軸になるよう第1筒部61の他端およびスクロール部62の内側に収容されている。これにより、第1スクロール63は、タービン50の第1翼部52の周囲に環状に形成されている。また、第2スクロール64は、タービン50の排気導入口55(第2翼部54)の周囲に環状に形成されている。
タービンハウジング60は、第2筒部65が軸受部40に接続するように設けられている。
排気導入路部70は、排気管5とタービンハウジング60との間に設けられている。
排気導入路部70は、図4に示すように、共通導入路部71、第1導入路部72、第2導入路部73、共通排気導入路74、第1排気導入路75、第2排気導入路76および仕切壁部77等を有している。
共通導入路部71は、筒状に形成され、一端が排気管5のエンジン1とは反対側に接続される。第1導入路部72は、筒状に形成され、一端が共通導入路部71の他端に接続されるようにして共通導入路部71と一体に形成されている。第2導入路部73は、筒状に形成され、一端が共通導入路部71の他端に接続されるようにして共通導入路部71および第1導入路部72と一体に形成されている。
共通排気導入路74は、共通導入路部71の内側に形成されている。第1排気導入路75は、第1導入路部72の内側に形成されている。第2排気導入路76は、第2導入路部73の内側に形成されている。
共通排気導入路74は、一端が排気管5の内側の空間に接続している。第1排気導入路75は、一端が共通排気導入路74の他端に接続し、他端がタービンハウジング60の第1スクロール63に接続している。第2排気導入路76は、一端が共通排気導入路74の他端に接続し、他端がタービンハウジング60の第2スクロール64に接続している。これにより、排気管5内の排気は、共通排気導入路74および第1排気導入路75を経由して第1スクロール63に導かれ、共通排気導入路74および第2排気導入路76を経由して第2スクロール64に導かれる。このように、排気導入路部70の内側(共通排気導入路74、第1排気導入路75、第2排気導入路76)は、排気通路7の一部を形成している。
仕切壁部77は、共通排気導入路74と第1排気導入路75とを仕切るようにして板状に形成されている。仕切壁部77には、仕切壁部77を板厚方向に貫く穴部771が形成されている。これにより、共通排気導入路74の排気は、穴部771を経由して第1排気導入路75側へ流通可能である。
流体制御弁81は、第1排気導入路75の仕切壁部77近傍に設けられている。流体制御弁81は、軸部82、アーム83および弁体84等を有している。軸部82は、筒状に形成され、軸が仕切壁部77に対し略平行かつ穴部771の軸に交わらないよう、軸を中心として回転可能に設けられている。アーム83は、棒状に形成され、一端が穴部771の軸上に位置し、他端が軸部82に固定されるようにして設けられている。これにより、軸部82が回転すると、アーム83の一端は、穴部771に近づいたり穴部771から離れたりする。
弁体84は、略円板状に形成され、穴部771を閉塞可能なよう、アーム83の一端に固定されている。これにより、軸部82が回転すると、弁体84は、穴部771を開閉する(図4、5参照)。
軸部82には、図示しないアクチュエータが接続されている。当該アクチュエータは、軸部82を回転駆動することにより、流体制御弁81を作動させ、穴部771を開閉することができる。
ECU11は、CPU、ROM、RAMおよびI/O等を有する小型のコンピュータである。ECU11は、車両に設けられた各種センサ類からの情報に基づき、ROM等に格納されたプログラムに従い各種演算を実行し、車両の各部を統合的に制御する。
ECU11は、流体制御弁81を駆動するアクチュエータに接続されている。これにより、ECU11は、アクチュエータに指令を出力することにより、流体制御弁81の作動を制御することができる。よって、ECU11は、流体制御弁81による穴部771の開閉を制御可能である。このように、ECU11は、特許請求の範囲における「制御手段」に対応している。
上記構成により、エンジン1からの排気は、排気管5、排気導入路部70、第1スクロール63、第2スクロール64を経由してタービン50に導かれ、タービン50の第1翼部52および第2翼部54に衝突する。排気が第1翼部52および第2翼部54に衝突すると、タービン50が回転し、それにともなってコンプレッサ20が回転する。これにより、コンプレッサ20の上流側の吸気は、翼部22によりスクロール33側へ送り込まれる。その結果、コンプレッサ20の下流側の吸気は、圧縮され圧力が増大し、エンジン1に導かれる。このようにして、エンジン1に吸気が過給される。
本実施形態では、図1に示すように、吸気管2にインタークーラ8が設けられている。コンプレッサ20により圧縮されて温度が上昇した吸気は、インタークーラ8により冷却される。これにより、吸気の空気密度が高まり、より多くの量の吸気をエンジン1に供給することができる。
なお、本実施形態では、ECU11は、例えば車両が加速するとき等、大きなトルクが必要なとき、排気が小流量の場合、穴部771を閉じるよう流体制御弁81の作動を制御する(図4参照)。これにより、全ての排気を第2排気導入路76および第2スクロール64を経由してタービン50の第2翼部54に導くことができる。その結果、排気が小流量の場合でもタービン50の回転数を上昇させ、十分な過給圧を得ることができる。
また、ECU11は、車両が加速するとき等、大きなトルクが必要なとき、排気が中流量から大流量に移行する場合、穴部771を開くよう流体制御弁81の作動を制御し、第1スクロール63へも排気を除々に導入する(図5参照)。これにより、エンジン1の背圧やタービン50の回転数の過度な上昇を抑えつつ、適正な過給圧を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態では、タービン50は、主に第1排気導入路75を経由して第1スクロール63に導入された排気が第1翼部52に衝突することにより回転する。さらに、タービン50は、第2排気導入路76を経由して第2スクロール64に導入された排気が排気導入口55から第1筒部51と第2筒部53との間に導入され第2翼部54に衝突することによっても回転する。これにより、第1翼部52のみ有する構成と比べ、タービン50の回転数を上昇させることができる。そのため、タービン50の回転数を上げるための蓄圧タンク等が不要になり、部品点数や組付工数の増大を抑制しつつ、過給効果の高い過給機10を実現することができる。
また、本実施形態では、第1排気導入路75を開閉可能に設けられる流体制御弁81を備えている。また、流体制御弁81の作動を制御するECU11をさらに備えている。これにより、エンジン1の負荷や排気の流量等に応じて流体制御弁81の作動を制御し第1排気導入路75を開閉することにより、タービン50の回転数を調整したり、エンジン1の背圧やタービン50の過度な上昇を抑えつつ、適正な過給圧を得たりすることができる。
また、本実施形態では、第2スクロール64は、容積が第1スクロール63の容積よりも小さい。これにより、第2スクロール64に導かれる排気の量が少ない場合でも、タービン50の回転数を効果的に上昇させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による過給機の一部を図6〜8に示す。第2実施形態は、排気導入路部内の構成、および、流体制御弁の構成等が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、排気導入路部70は、仕切壁部78をさらに有している。仕切壁部78は、共通排気導入路74と第2排気導入路76とを仕切るようにして板状に形成されている。仕切壁部78には、仕切壁部78を板厚方向に貫く穴部781が形成されている。これにより、共通排気導入路74の排気は、穴部781を経由して第2排気導入路76側へ流通可能である。
また、第2実施形態では、流体制御弁85をさらに備えている。流体制御弁85は、第2排気導入路76の仕切壁部78近傍に設けられている。流体制御弁85は、軸部86、アーム87および弁体88等を有している。軸部86は、筒状に形成され、軸が仕切壁部78に対し略平行かつ穴部781の軸に交わらないよう、軸を中心として回転可能に設けられている。アーム87は、棒状に形成され、一端が穴部781の軸上に位置し、他端が軸部86に固定されるようにして設けられている。これにより、軸部86が回転すると、アーム87の一端は、穴部781に近づいたり穴部781から離れたりする。
弁体88は、略円板状に形成され、穴部781を閉塞可能なよう、アーム87の一端に固定されている。これにより、軸部86が回転すると、弁体88は、穴部781を開閉する(図6〜8参照)。
軸部86には、図示しないアクチュエータが接続されている。当該アクチュエータは、軸部86を回転駆動することにより、流体制御弁85を作動させ、穴部781を開閉することができる。
ECU11は、流体制御弁85を駆動するアクチュエータに接続されている。これにより、ECU11は、アクチュエータに指令を出力することにより、流体制御弁85の作動を制御することができる。よって、ECU11は、流体制御弁85による穴部781の開閉を制御可能である。
本実施形態では、ECU11は、例えば排気が小流量のとき、穴部771を閉じるよう流体制御弁81の作動を制御しつつ、穴部781を開くよう流体制御弁85の作動を制御する(図6参照)。また、ECU11は、例えば排気が中流量のとき、穴部771を開くよう流体制御弁81の作動を制御しつつ、穴部781を閉じるよう流体制御弁85の作動を制御する(図7参照)。さらに、ECU11は、例えば排気が大流量のとき、穴部771を開くよう流体制御弁81の作動を制御しつつ、穴部781を開くよう流体制御弁85の作動を制御する(図8参照)。このように、ECU11は、排気の流量に応じて流体制御弁81、85の作動を制御することにより、排気の流量にかかわらず、タービン50の回転数を所望の範囲内に調整することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による過給機の一部を図9〜11に示す。第3実施形態は、排気導入路部内の構成、および、流体制御弁の構成等が第2実施形態と異なる。
第3実施形態では、仕切壁部77および仕切壁部78は、面方向に並ぶようにして形成されている。また、排気導入路部70は、弁体収容部79をさらに有している。弁体収容部79は、共通導入路部71の仕切壁部78近傍において仕切壁部78の面方向に延びるようにして形成されている。
第3実施形態では、流体制御弁90を備えている。流体制御弁90は、弁体91を有している。弁体91は、板状に形成され、仕切壁部77および仕切壁部78の共通排気導入路74側に当接しつつ、面方向に往復移動可能に設けられている(図9〜11参照)。弁体91は、往復移動するとき、位置に応じて穴部771および穴部781を開閉可能である。弁体91が弁体収容部79に収容される位置まで移動したとき、穴部771および穴部781は開いた状態となる(図11参照)。
弁体91には、図示しないアクチュエータが接続されている。当該アクチュエータは、弁体91を面方向に往復駆動することにより、流体制御弁90を作動させ、穴部771および穴部781を開閉することができる。
ECU11は、流体制御弁90を駆動するアクチュエータに接続されている。これにより、ECU11は、アクチュエータに指令を出力することにより、流体制御弁90の作動を制御することができる。よって、ECU11は、流体制御弁90による穴部771および穴部781の開閉を制御可能である。
本実施形態では、例えば排気が小流量のとき、穴部771を閉じるよう流体制御弁90の作動を制御する。なお、このとき、穴部781は開いた状態である(図9参照)。また、ECU11は、例えば排気が中流量のとき、穴部771を開くよう、かつ、穴部781を閉じるよう流体制御弁90の作動を制御する(図10参照)。さらに、ECU11は、例えば排気が大流量のとき、穴部771を開くよう、かつ、穴部781を開くよう流体制御弁90の作動を制御する。なお、このとき、弁体91は、弁体収容部79に収容される(図11参照)。このように、ECU11は、排気の流量に応じて流体制御弁90の作動を制御することにより、第2実施形態と同様、排気の流量にかかわらず、タービン50の回転数を所望の範囲内に調整することができる。
また、本実施形態では、流体制御弁90の弁体91は、板状に形成され、面方向に移動することにより第1排気導入路75または第2排気導入路76を開閉する。このように、第3実施形態では、第2実施形態と比べ、流体制御弁の個数を減らすことができ、かつ、流体制御弁自体の構成を簡単にすることができる。したがって、過給機の製造コストを低減することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、制御手段は、上述の作動例に限らず、内燃機関の運転状態等に応じて流体制御弁をどのように作動させてもよい。
上述の第1実施形態では、第1排気導入路のみを開閉可能な流体制御弁を備える例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、第2排気導入路のみを開閉可能な流体制御弁を備えることとしてもよい。
また、上述の第1実施形態および第2実施形態では、回転する軸部を有する流体制御弁を備える例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、軸部を有する流体制御弁に代えて、第3実施形態で示したような面方向に移動可能な板状の弁体を有する流体制御弁を用いることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、流体制御弁を備えないこととしてもよい。また、流体制御弁の作動を制御する制御手段を備えないこととしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第2スクロールは、容積が第1スクロールの容積以上であってもよい。
このように、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
10 ・・・過給機
20 ・・・コンプレッサ
50 ・・・タービン
51 ・・・第1筒部
52 ・・・第1翼部
53 ・・・第2筒部
54 ・・・第2翼部
55 ・・・排気導入口
56 ・・・排気流路
60 ・・・タービンハウジング
63 ・・・第1スクロール
64 ・・・第2スクロール
70 ・・・排気導入路部
75 ・・・第1排気導入路
76 ・・・第2排気導入路

Claims (5)

  1. 内燃機関(1)に吸気を過給する過給機(10)であって、
    前記内燃機関に吸気を導く吸気通路(4)に回転可能に設けられ、回転することにより吸気の圧力を高め前記内燃機関に吸気を過給するコンプレッサ(20)と、
    前記内燃機関からの排気が流通する排気通路(7)に設けられ、第1筒部(51)、前記第1筒部の外壁において前記第1筒部の一端側から他端側に向かって延びるよう板状に形成される複数の第1翼部(52)、前記第1筒部の一端の内側に位置し一端側が前記コンプレッサに接続される第2筒部(53)、前記第1筒部の内壁と前記第2筒部の外壁とを接続しつつ前記第2筒部の一端側から他端側に向かって延びるよう板状に形成される複数の第2翼部(54)、前記第1筒部の一端と前記第2筒部の一端との間に環状に形成され前記第1筒部と前記第2筒部との間に排気を導入する排気導入口(55)、および、前記排気導入口から導入された排気が流通可能なよう前記第1筒部の内側において前記第1筒部の他端と前記第2筒部の他端との間に形成される排気流路(56)を有し、回転することにより前記コンプレッサを回転駆動可能なタービン(50)と、
    前記タービンを収容するよう形成され、前記第1翼部の周囲に環状に形成される第1スクロール(63)、および、前記排気導入口の周囲に環状に形成される第2スクロール(64)を有するタービンハウジング(60)と、
    前記排気通路に設けられ、前記内燃機関の排気を前記第1スクロールに導く第1排気導入路(75)、および、前記内燃機関の排気を前記第2スクロールに導く第2排気導入路(76)を有する排気導入路部(70)と、
    を備える過給機。
  2. 前記第1排気導入路または前記第2排気導入路の少なくとも一方を開閉可能に設けられる流体制御弁(81、85、90)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の過給機。
  3. 前記流体制御弁(90)は、板状に形成され、面方向に移動することにより前記第1排気導入路または前記第2排気導入路の少なくとも一方を開閉することを特徴とする請求項2に記載の過給機。
  4. 前記流体制御弁の作動を制御する制御手段(11)をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の過給機。
  5. 前記第2スクロールは、容積が前記第1スクロールの容積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の過給機。
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