JP2015154665A - ロータ及びロータの製造方法 - Google Patents

ロータ及びロータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】永久磁石の脱落を抑制できるとともに、組み付け時に永久磁石の表面が傷つくことを低減できるロータ及びロータの製造方法を提供する。
【解決手段】ロータ4は、ロータコア22と、ロータコア22に埋め込まれる態様で固定される永久磁石23とを備える。ロータコア22は、該ロータコア22が軸方向に二分割された形状の第1及び第2コア31,32を組み合わせることにより構成される。第1及び第2コア31,32の外周縁部には、永久磁石23が内部に配置される軸方向に貫通した複数の挿入孔36,37がそれぞれ形成される。挿入孔36,37には、内周側に突出する複数の突起47,48が軸方向に間隔を空けてそれぞれ形成されている。永久磁石23には、第1コア31の突起47がロータ4の軸方向一端側に傾倒した状態で当接するとともに、第2コア32の突起48がロータ4の軸方向他端側に傾倒した状態で当接する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロータ及びロータの製造方法に関する。
従来、回転電機のロータとして、ロータコアに形成された挿入孔に永久磁石を挿入することにより、該永久磁石をロータコアに埋め込む態様で固定する所謂埋込磁石型のロータが広く知られている。
こうしたロータにおける永久磁石の固定方法としては、切り起こし加工等により挿入孔の内周面に弾性変形可能な突起(弾性部)を設け、該突起により永久磁石を挿入孔の内周面に押し付けて固定する方法が知られている(例えば、特許文献1)。この方法では、例えば接着剤等を用いて永久磁石を固定する方法に比べ、低コストで容易にロータを製造できるといった利点がある。
特許第3740353号公報(段落[0077]及び図6)
ところで、上記特許文献1の構成において突起が永久磁石を押し付ける力が小さいと、例えば回転電機の作動に伴う振動等に起因して、該永久磁石が挿入孔から脱落する虞がある。そこで、例えば突起の弾性係数(バネ定数)を高く設定することで、該突起による押付力を増加させ、永久磁石を強固に固定することが考えられる。しかし、この場合には、永久磁石を挿入孔内に挿入する際に、突起によって永久磁石の表面が傷つき易くなるという問題があり、その改善が求められていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、永久磁石の脱落を抑制できるとともに、組み付け時に永久磁石の表面が傷つくことを低減できるロータ及びロータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するロータは、軸方向に延びる挿入孔が形成されたロータコアと、前記挿入孔に挿入された永久磁石とを備え、前記ロータコアには、前記挿入孔の内周側に突出するとともに軸方向に弾性変形可能な突起が設けられ、前記突起には、軸方向一端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第1突起、及び軸方向他端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第2突起が含まれることを要旨とする。
ロータの軸方向一端側に傾倒した第1突起は、永久磁石がロータの軸方向一端側に移動する際には傾倒したままであるが、永久磁石がロータの軸方向他端側に移動する際には該永久磁石の移動に伴って起き上がることで、永久磁石を強く押し付けるようになる。一方、ロータの軸方向他端側に傾倒した第2突起は、永久磁石がロータの軸方向他端側に移動する際には傾倒したままであるが、永久磁石がロータの軸方向一端側に移動する際には該永久磁石の移動に伴って起き上がることで、永久磁石を強く押し付けるようになる。したがって、上記構成のようにロータコアに第1及び第2突起を設けることで、永久磁石が軸方向のいずれに移動しようとした際にも押付力が増大するため、永久磁石が挿入孔から抜け出ることを抑制できる。そのため、突起の弾性係数を予め高く設定せずともよく、永久磁石を挿入孔内に挿入する際に、突起によって永久磁石の表面が傷つき難くなる。
上記課題を解決するロータの製造方法は、軸方向に延びる挿入孔が形成されたロータコアと、前記挿入孔に挿入された永久磁石とを備え、前記ロータコアには、前記挿入孔の内周側に突出するとともに軸方向に弾性変形可能な突起が設けられ、前記突起には、軸方向一端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第1突起、及び軸方向他端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第2突起が含まれるロータの製造方法であって、前記ロータコアとして、該ロータコアが軸方向に分割された形状の第1及び第2コアを組み合わせることにより構成されるものを用い、前記第1コアに形成された挿入孔に前記永久磁石が該永久磁石の軸方向一端部側から挿入されるように、これら前記第1コアと前記永久磁石とを組み付け、前記第2コアに形成された挿入孔に前記永久磁石が該永久磁石の軸方向他端部側から挿入されるように、これら前記第2コアと前記永久磁石とを組み付けることを要旨とする。
上記構成によれば、第1コアの挿入孔に、永久磁石がその軸方向一端部側から挿入されるため、第1コアに設けられた突起はロータの軸方向一端側に傾倒する。つまり、第1コアの突起は、第1突起として機能するようになる。また、第2コアの挿入孔には、永久磁石がその軸方向他端部側から挿入されるため、第2コアに設けられた突起はロータの軸方向他端側に傾倒する。つまり、第2コアの突起は、第2突起として機能するようになる。このように永久磁石に対する第1及び第2コアの組み付け方向を互いに逆向きにすることで、ロータコアに第1及び第2突起を容易に設けることができる。
上記課題を解決するロータの製造方法は、軸方向に延びる挿入孔が形成されたロータコアと、前記挿入孔に挿入された永久磁石とを備え、前記ロータコアには、前記挿入孔の内周側に突出するとともに軸方向に弾性変形可能な突起が設けられ、前記突起には、軸方向一端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第1突起、及び軸方向他端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第2突起が含まれるロータの製造方法であって、前記永久磁石として、該永久磁石が軸方向に分割された形状の第1及び第2磁石を組み合わせることにより構成されるものを用い、前記第1磁石が前記挿入孔に前記ロータコアの軸方向一端側から挿入されるように、前記第1磁石と前記ロータコアとを組み付け、前記第2磁石が前記挿入孔に前記ロータコアの軸方向他端側から挿入されるように、前記第2磁石と前記ロータコアとを組み付けることを要旨とする。
上記構成によれば、第1磁石が挿入孔にロータの軸方向一端側から挿入されるため、第1磁石に当接した突起はロータの軸方向他端側に傾倒する。つまり、第1磁石に当接する突起は、第2突起として機能するようになる。また、第2磁石が挿入孔にロータの軸方向他端側から挿入されるため、第2磁石に接触した突起はロータの軸方向一端側に傾倒する。つまり、第2磁石に当接する突起は、第1突起として機能するようになる。このように挿入孔に対する第1及び第2磁石の組み付け方向を互いに逆向きにすることで、ロータコアに第1及び第2突起を容易に設けることができる。
本発明によれば、永久磁石の脱落を抑制できるとともに、組み付け時に永久磁石の表面が傷つくことを低減できる。
第1実施形態の回転電機における軸方向と直交する断面図(図2のB−B断面図)。 第1実施形態のロータにおける軸方向に沿った断面図(図1のA−A断面図)。 (a),(b)は第1実施形態のロータの製造工程を示す模式図。 第2実施形態のロータにおける軸方向に沿った断面図。 (a),(b)は第2実施形態のロータの製造工程を示す模式図。
(第1実施形態)
以下、ロータ及びその製造方法の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す回転電機(電動モータ)1は、例えば車両に搭載され、ステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置の駆動源等として用いられる。同図に示すように、回転電機1は、円筒状のケース2内に収容されたステータ3と、ステータ3の径方向内側において回転可能に支持されたロータ4とを備えている。
ステータ3は、ケース2の内周に固定された円筒状の円筒部11と、円筒部11から径方向内側に向かって放射状に延びる複数(本実施形態では、12個)のティース12とからなるステータコア13を備えている。各ティース12には、コイル14が設けられている。
ロータ4は、回転軸21と、回転軸21と一体回転可能に固定される円柱状のロータコア22と、ロータコア22に埋め込まれる態様で固定された複数(本実施形態では、10個)の永久磁石23とを備えている。つまり、本実施形態のロータ4は、所謂埋込磁石型のロータとして構成されている。
このように構成された回転電機1は、各コイル14に駆動電力が供給されることにより形成される磁界と、永久磁石23の磁束との間に生じる磁気的な吸引力及び反発力によりロータ4が回転する。
次に、ロータの構成について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、ロータコア22は、該ロータコア22が軸方向に二分割された形状の第1及び第2コア31,32を組み合わせることにより構成されている。第1及び第2コア31,32は、それぞれ円柱状に形成されており、第1コア31と第2コア32とは互いに略同一形状とされている。第1及び第2コア31,32の中央には、軸方向に貫通した貫通孔33,34がそれぞれ形成されている。そして、貫通孔33,34により、回転軸21が挿入されるロータコア22の貫通孔が構成されている。また、第1及び第2コア31,32の外周縁部には、軸方向に貫通した複数(本実施形態では、10個)の挿入孔36,37がそれぞれ形成されている。そして、挿入孔36,37により、永久磁石23が挿入されるロータコア22の挿入孔が構成されている。
挿入孔36,37は、断面長方形状に形成されるとともに、その断面のなす長方形の長手方向がその中央を通る径方向線に対して略直交するように形成された挿入部41,42をそれぞれ有している。また、挿入孔36,37は、挿入部41,42の長手方向両端から径方向外側に屈曲するように延出された空洞部43,44、及び挿入部41,42の長手方向中央から径方向内側に凹んだ四角形状の凹部45,46をそれぞれ有している。凹部45,46の底面には、径方向外側(挿入孔36,37の内周側)に突出する複数の突起47,48が軸方向に間隔を空けてそれぞれ形成されている。各突起47,48は、軸方向に弾性変形可能な薄い長方形板状に形成されており、各突起47,48の径方向に沿った長さは、凹部45,46の径方向に沿った長さ(深さ)よりも長く設定されている。これにより、突起47,48の先端部は、挿入部41,42に永久磁石23を挿入していない状態で、挿入部41,42内に配置されるようになっている。
なお、本実施形態の第1及び第2コア31,32は、複数枚の電磁鋼板を積層することによりそれぞれ構成されており、突起47,48が形成されていない電磁鋼板の間に突起47,48が形成された電磁鋼板を所定枚数おきに挟み込むことで、該突起47,48が軸方向に間隔を空けて挿入孔36,37内に設けられている。
永久磁石23は、単一の磁石により構成されており、長方形板状に形成されている。永久磁石23の軸方向と直交する断面形状は、挿入部41,42の断面のなす長方形よりも僅かに小さな長方形状とされており、挿入孔36,37に挿入する際に、突起47,48の先端部に当接するように形成されている。そして、永久磁石23は、周方向において異なる極性の磁極が交互に並ぶように径方向(板厚方向)に沿って磁化(着磁)されている。なお、本実施形態の永久磁石23には、焼結磁石が用いられており、研磨加工等により成形された後、防錆等を目的とした表面処理(例えば、ニッケルめっき等)が施されている。
永久磁石23には、第1コア31の突起47がロータ4の軸方向一端側(図2中、右側)に傾倒した状態で当接するとともに、第2コア32の突起48がロータ4の軸方向他端側(図2中、左側)に傾倒した状態で当接しており、永久磁石23は、該突起47,48によって径方向外側に付勢されて挿入孔36,37の内周面に押し付けられている。つまり、本実施形態では、第1コア31の突起47が第1突起として機能し、第2コア32の突起48が第2突起として機能する。そして、永久磁石23は、突起47,48の押付力に応じて挿入孔36,37の内周面との間に発生する摩擦力により挿入孔36,37内に固定されている。
次に、本実施形態のロータの製造について説明する。
図3(a)に示すように、第1コア31を回転軸21の外周に嵌合した状態で、第1コア31の挿入孔36に永久磁石23がその軸方向一端部(図3中、右端部)側から挿入されるように、永久磁石23を組み付ける。その結果、第1コア31の突起47はロータ4の軸方向一端側に傾倒した状態で永久磁石23に当接する。続いて、図3(b)に示すように、第2コア32の挿入孔37に永久磁石23がその軸方向他端部(図3中、左端部)側から挿入されるように、第2コア32を組み付ける。その結果、第2コア32の突起48はロータ4の軸方向他端側に傾倒した状態で永久磁石23に当接する。これにより、図2に示すようなロータ4が製造される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)ロータコア22に、ロータ4の軸方向一端側に傾倒した状態で永久磁石23に当接する突起47、及びロータ4の軸方向他端側に傾倒した状態で永久磁石23に当接する突起48を設けた。
ここで、ロータ4の軸方向一端側に傾倒した突起47(第1突起)は、永久磁石23がロータ4の軸方向一端側に移動する際には傾倒したままであるが、永久磁石23がロータ4の軸方向他端側に移動する際には該永久磁石23の移動に伴って起き上がることで、永久磁石23を強く押し付けるようになる。一方、ロータ4の軸方向他端側に傾倒した突起48(第2突起)は、永久磁石23がロータ4の軸方向他端側に移動する際には傾倒したままであるが、永久磁石23がロータ4の軸方向一端側に移動する際には該永久磁石23の移動に伴って起き上がることで、永久磁石23を強く押し付けるようになる。したがって、本実施形態では、永久磁石23が軸方向のいずれに移動しようとした際にも突起47,48による押付力が増大するため、永久磁石23が挿入孔36,37から抜け出ることを抑制できる。そのため、突起47,48の弾性係数を予め高く設定せずともよく、永久磁石23を挿入孔36,37内に挿入する際に、突起47,48によって永久磁石23の表面が傷つき難くなる。
(2)ロータコア22として、該ロータコア22が軸方向に二分割された形状の第1及び第2コア31,32を組み合わせることにより構成されるものを用い、第1コア31の挿入孔36に永久磁石23をその軸方向一端部側から挿入し、第2コア32の挿入孔37に永久磁石23をその軸方向他端部側から挿入するようにした。そのため、ロータコア22にロータ4の軸方向一端側に傾倒した突起47(第1突起)、及びロータ4の軸方向他端側に傾倒した突起48(第2突起)を容易に設けることができる。
また、永久磁石23には、一般に研磨加工等が施されるため、永久磁石の数が多くなると、製造コストが増大し易い。この点、本実施形態では、永久磁石23として単一の磁石からなるものを用いるため、複数の磁石により永久磁石23として複数の磁石を組み合わせてなるものを用いる場合に比べ、製造コストの増大を抑制できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、ロータの構成のみである。このため、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、ロータコア22は、単一のコアにより構成されており、円柱状に形成されている。ロータコア22には、軸方向に貫通した貫通孔51及び挿入孔52が形成されるとともに、挿入孔52には、軸方向に間隔を空けて複数の突起53が設けられている。なお、貫通孔51、挿入孔52及び突起53は、上記第1実施形態の貫通孔33,34、挿入孔36,37及び突起47,48とそれぞれ同一形状に形成されている。
永久磁石23は、該永久磁石23が軸方向に二分割された形状の第1及び第2磁石61,62を組み合わせることにより構成されている。第1及び第2磁石61,62は、それぞれ長方形板状に形成されており、第1磁石61と第2磁石62とは互いに略同一形状とされている。第1磁石61は、挿入孔52内におけるロータ4の軸方向一端側(図4中、右側)部分に配置され、第2磁石62は、挿入孔52内におけるロータ4の軸方向他端側(図4中、左側)部分に配置されている。そして、第1磁石61にはロータ4の軸方向他端側に傾倒した状態の突起53aが当接しており、第1磁石61は該突起53aによって径方向外側に付勢されて挿入孔52の内周面に押し付けられている。つまり、本実施形態では、突起53aが第2突起として機能する。また、第2磁石62にはロータ4の軸方向一端側に傾倒した状態の突起53bが当接しており、第2磁石62は該突起53bによって径方向外側に付勢されて挿入孔52の内周面に押し付けられている。つまり、本実施形態では、突起53bが第1突起として機能する。
次に、本実施形態のロータの製造について説明する。
図5(a)に示すように、ロータコア22を回転軸21の外周に嵌合した状態で、第1磁石61をロータコア22の軸方向一端側から挿入孔52に挿入する。その結果、第1磁石61に当接した突起53aはロータ4の軸方向他端側に傾倒する。続いて、図5(b)に示すように、第2磁石62をロータコア22の軸方向他端側から挿入孔52に挿入する。その結果、第2磁石62に当接した突起53bはロータ4の軸方向一端側に傾倒する。これにより、図4に示すようなロータ4が製造される。
次に、本実施形態の効果について記載する。なお、本実施形態では、上記第1実施形態の(1)と同様の作用効果に加えて以下の作用効果を有する。
(3)永久磁石23として、該永久磁石23が軸方向に分割された形状の第1及び第2磁石61,62を組み合わせることにより構成されるものを用い、第1磁石61をロータコア22の軸方向一端側から挿入孔52に挿入し、第2磁石62をロータコア22の軸方向他端側から挿入孔52に挿入するようにした。そのため、ロータコア22にロータ4の軸方向一端側に傾倒した突起53b(第1突起)、及びロータ4の軸方向他端側に傾倒した突起53a(第2突起)を容易に設けることができる。
なお、上記各実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第1実施形態では、第1コア31を回転軸21の外周に嵌合した状態で挿入孔36に永久磁石23を挿入したが、これに限らず、例えば第1コア31の挿入孔36に永久磁石23を挿入した後に、該第1コア31を回転軸21の外周に嵌合してもよい。同様に、上記第2実施形態において、ロータコア22の挿入孔52に第1及び第2磁石61,62を挿入した後に、該ロータコア22を回転軸21の外周に嵌合してもよい。
・上記第1実施形態では、突起47,48が永久磁石23を径方向外側に付勢することにより挿入孔36,37の内周面に押し付けたが、これに限らず、例えば周方向や径方向内側に付勢することにより永久磁石23を挿入孔36,37の内周面に押し付けてもよい。同様に、上記第2実施形態において、突起53が周方向や径方向内側に付勢することにより永久磁石23(第1及び第2磁石61,62)を挿入孔52の内周面に押し付けてもよい。
上記第2実施形態において、ロータコア22として該ロータコア22が軸方向に分割された形状の第1及び第2コアを組み合わせることにより構成されるものを用いてもよい。
・上記各実施形態において、突起47,48,53の形状は、軸方向に弾性変形可能であれば、適宜変更可能である。なお、永久磁石23や挿入孔36,37,52等の形状も適宜変更可能であることはいうまでもない。
1…回転電機、4…ロータ、22…ロータコア、23…永久磁石、31…第1コア、32…第2コア、36,37,52…挿入孔、47,53b…突起(第1突起)、48,53a…突起(第2突起)、61…第1磁石、62…第2磁石。

Claims (3)

  1. 軸方向に延びる挿入孔が形成されたロータコアと、
    前記挿入孔に挿入された永久磁石とを備え、
    前記ロータコアには、前記挿入孔の内周側に突出するとともに軸方向に弾性変形可能な突起が設けられ、
    前記突起には、軸方向一端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第1突起、及び軸方向他端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第2突起が含まれるロータ。
  2. 軸方向に延びる挿入孔が形成されたロータコアと、
    前記挿入孔に挿入された永久磁石とを備え、
    前記ロータコアには、前記挿入孔の内周側に突出するとともに軸方向に弾性変形可能な突起が設けられ、
    前記突起には、軸方向一端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第1突起、及び軸方向他端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第2突起が含まれるロータの製造方法であって、
    前記ロータコアとして、該ロータコアが軸方向に分割された形状の第1及び第2コアを組み合わせることにより構成されるものを用い、
    前記第1コアに形成された挿入孔に前記永久磁石が該永久磁石の軸方向一端部側から挿入されるように、これら前記第1コアと前記永久磁石とを組み付け、
    前記第2コアに形成された挿入孔に前記永久磁石が該永久磁石の軸方向他端部側から挿入されるように、これら前記第2コアと前記永久磁石とを組み付けることを特徴とするロータの製造方法。
  3. 軸方向に延びる挿入孔が形成されたロータコアと、
    前記挿入孔に挿入された永久磁石とを備え、
    前記ロータコアには、前記挿入孔の内周側に突出するとともに軸方向に弾性変形可能な突起が設けられ、
    前記突起には、軸方向一端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第1突起、及び軸方向他端側に傾倒した状態で前記永久磁石に当接する第2突起が含まれるロータの製造方法であって、
    前記永久磁石として、該永久磁石が軸方向に分割された形状の第1及び第2磁石を組み合わせることにより構成されるものを用い、
    前記第1磁石が前記挿入孔に前記ロータコアの軸方向一端側から挿入されるように、前記第1磁石と前記ロータコアとを組み付け、
    前記第2磁石が前記挿入孔に前記ロータコアの軸方向他端側から挿入されるように、前記第2磁石と前記ロータコアとを組み付けることを特徴とするロータの製造方法。
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