JP2015153721A - 端子付電線の製造方法 - Google Patents

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雄厚 佐藤
智也 太田
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智也 太田
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慶次 土持
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Shinji Yamada
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一三 村木
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勲 鎌田
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淳一 奥山
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Abstract

【課題】必要とされる防食性能を満たしつつ、電線と端子との接続部分の大型化の抑制及び防食剤の使用量の低減が可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】電線12と端子20との接続部分に防食処理が施された端子付電線の製造方法であって、(b)露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26側に露出する基端側部分Q1に流動状態の防食剤を供給する工程と、(c)芯線圧着部24の一対の芯線圧着片24b間の部分Q2に流動状態の防食剤を供給する工程と、(d)露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26とは反対側に露出する先端側部分Q3に流動状態の防食剤を供給する工程とを備える。工程(b)、(c)及び(d)の少なくとも1つの工程において、流動状態の防食剤を点状(P2〜P11)に供給し、点状に供給されてその周囲に広がる流動状態の防食剤によって、連続する被膜を形成する。
【選択図】図6

Description

この発明は、自動車向けワイヤーハーネス等に用いられる端子付電線であって、特に、電線と端子との接続部分に防食処理を施す技術に関する。
ワイヤーハーネスの電線の導体としてアルミニウムを使用する際に、電線と電気機器とを接続するための端子の材質として、銅等の、アルミニウム以外のものを使用する場合がある。ここで、アルミニウム導体に、銅等の異種金属が接触し、この部分に塩水等の電解液が付着すると、異種金属接触腐食が発生し得る。これを防止するために、導体と端子との接続部分に電解液が付着しないようにする処理(以下では、「防食処理」と記載する)がなされる。
防食処理に関する技術が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特許文献1は、端子の電線接続部の上下左右を包囲する成形型内で、成形材料を所定形状の成形体に成形して該電線接続部を該成形体によって封止する技術を開示している。
特許文献2は、電線の導体と端子金具との電気接続部分に、インクジェットプリンタを用いて、防食剤からなるインクを塗布することによって、電気接続部の表面に防食剤の塗膜を形成する技術を開示している。
特開2012−79654号公報 特開2010−192216号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、電線接続部が、成形体の厚み分、太くなってしまう。このため、端子を収容するコネクタのキャビティ空間を広くしないと、当該端子をコネクタのキャビティ内に収容できなくなってしまう。このため、新たなコネクタの設計、コネクタ成形用金型が必要となってしまい、ワイヤーハーネスのコストアップ要因となっていた。
また、特許文献2に開示の技術によると、電気接続部の表面全体に塗膜を形成しているため、防食剤の使用量が比較的多いという問題がある。
そこで、本発明は、必要とされる防食性能を満たしつつ、電線と端子との接続部分の大型化の抑制及び防食剤の使用量の低減が可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、電線と端子との接続部分に防食処理が施された端子付電線の製造方法であって、(a)前記端子の芯線圧着部が前記電線の端部の露出芯線部に圧着されると共に、前記端子の被覆圧着部が前記電線の被覆に圧着されることにより、前記電線と前記端子とが接続されたものを準備する工程と、(b)前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部に対して前記被覆圧着部側に露出する基端側部分に流動状態の防食剤を供給する工程と、(c)前記芯線圧着部の一対の芯線圧着片間の部分に流動状態の防食剤を供給する工程と、(d)前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部に対して前記被覆圧着部とは反対側に露出する先端側部分に流動状態の防食剤を供給する工程と、を備え、前記工程(b)、(c)及び(d)の少なくとも1つの工程において、流動状態の防食剤を点状に供給し、点状に供給されてその周囲に広がる流動状態の防食剤によって、連続する被膜を形成するものである。
第2の態様は、第1の態様に係る端子付電線の製造方法であって、流動状態の防食剤を点状に供給する際に、防食剤吐出用ニードルから吐出されかつその先端部に留まった状態となっている防食剤の粒を、その防食剤の供給対象部分に接触させるように、前記防食剤吐出用ニードルを前記供給対象部分に近づけ、その後、前記防食剤吐出用ニードルを前記供給対象部分から離して、前記防食剤を供給するものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る端子付電線の製造方法であって、前記工程(c)において、前記芯線圧着部の一対の芯線圧着片間の部分に流動状態の防食剤を点状に供給し、その後、防食剤吐出用ニードルを前記一対の芯線圧着片間に沿って相対的に移動させるものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係る端子付電線の製造方法であって、前記工程(b)及び(d)の少なくとも一方において、前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部から露出する部分に対してその幅方向中央から偏る部分に流動状態の防食剤を点状に供給し、その後、防食剤吐出用ニードルを前記幅方向中央に向けて相対的に移動させるものである。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係る端子付電線の製造方法であって、前記工程(b)、前記工程(c)及び前記工程(d)を、この順で実施した後に、防食剤を硬化させる工程(e)を実施するものである。
第1の態様によると、前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部に対して前記被覆圧着部側に露出する基端側部分と、前記芯線圧着部の一対の芯線圧着片間の部分と、前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部に対して前記被覆圧着部とは反対側に露出する先端側部分とに対して流動状態の防食剤が供給されるため、電線と端子との接続部分において、芯線の露出部分を防食剤による被膜によって覆うことができる。これにより、必要とされる防食性能を満たすことができ、また、主としてそれらの各部分に流動状態の防食剤を供給することによって、防食剤の使用量を低減することができる。また、工程(b)、(c)、(d)では、流動状態の防食剤を供給して、防食被膜を形成するため、成形型による成形体を用いた構成等と比較して、その接続部分の大型化を抑制することもできる。特に、前記工程(b)、(c)及び(d)の少なくとも1つの工程において、流動状態の防食剤を点状に供給し、点状に供給されてその周囲に広がる流動状態の防食剤によって、連続する被膜を形成しているため、微量の防食剤をなるべく広い範囲に供給することができ、この点からも、必要とされる防食性能を満たしつつ、防食剤の使用量を低減することができる。
第2の態様によると、微量の防食剤をより確実に供給対象部分に供給することができる。
第3の態様によると、一対の芯線圧着片間に、微量の防食剤をより確実に供給できる。
第4の態様によると、前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部から露出する部分に対してその幅方向中央から偏る部分に防食剤を供給した後、防食剤吐出用ニードルを前記幅方向中央に向けて相対的に移動させるため、防食剤が前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部から露出する部分に対してその幅方向中央から偏る外方にずり落ちることを抑制でき、よりまんべんなく防食剤を供給することができる。
第5の態様によると、工程(d)実施後、比較的早期に、防食剤が硬化されるため、工程(d)で供給された防食剤が端子のうち他の端子等への接続に供される部分に流れ込み難い。このため、端子としての性能を比較的維持し易い。
実施形態に係る端子付電線を示す概略側面図である。 同上の端子付電線を示す概略平面図である。 端子を示す概略斜視図である。 端子付電線の製造工程を示す説明図である。 端子付電線の製造工程を示す説明図である。 端子付電線に対する防食剤の供給位置の例を示す説明図である。 防食剤の供給方法に関する変形例を示す説明図である。 防食剤の供給方法に関する他の変形例を示す説明図である。 防食剤の供給方法に関する他の変形例を示す説明図である。 防食剤の供給方法に関するさらに他の変形例を示す説明図である。 防食剤の供給方法に関するさらに他の変形例を示す説明図である。
以下、実施形態に係る端子付電線及びその製造方法について説明する。
<端子付電線について>
図1は端子付電線10を示す概略側面図であり、図2は同端子付電線10を示す概略平面図であり、図3は端子20を示す概略斜視図である。
この端子付電線10は、電線12と、端子20と、防食被膜40とを備える。
電線12は、芯線14と、芯線14を覆う被覆18とを備える。芯線14は、線状の導体であり、ここでは、複数の素線が撚り合わされることによって芯線14が形成されている。被覆18は、樹脂等の絶縁材料によって形成されている。被覆18は、例えば、芯線14の周りに軟化した樹脂を押出被覆等することによって形成される。
また、電線12の端部では、所定長の被覆18が芯線14から皮剥されている。これにより、電線12の端部に、芯線14が所定長に亘って露出する露出芯線部14aが設けられる。
端子20は、導電性板材である金属板材をプレス加工等することにより形成された部材であり、相手側の電気的接続要素としての相手側端子80と直接接触するコンタクト部30とそのコンタクト部30と繋がる電線保持部22とを備える。
電線保持部22は、先端側連結部23、芯線圧着部24、中間連結部25及び被覆圧着部26を備える。これらの先端側連結部23、芯線圧着部24、中間連結部25及び被覆圧着部26は、直線方向に沿って一列に並んで形成されている。なお、本実施形態では、本端子20において、コンタクト部30側を端子20の先端側、電線保持部22側を端子20の基端側として説明する。
被覆圧着部26は、かしめられることにより、電線12の被覆18の端部に圧着される部分である。被覆圧着部26は、底板部26aと、その底板部26aの両側に立設されて対向する一対の被覆圧着片26b、26bとを備えている。ここでは、一対の被覆圧着片26bのうち本端子20の先端側の縁部は、各被覆圧着片26bの立設方向先端側に向けて端子20の基端側に傾斜する形状に形成されている。
中間連結部25は、被覆圧着部26と芯線圧着部24とを繋ぐ部分である。中間連結部25は、底板部25aと、その底板部25aの両側に立設されて対向する一対の側壁部25b、25bとを備える。
芯線圧着部24は、かしめられることにより、露出芯線部14aに圧着される部分である。芯線圧着部24は、底板部24aと、その底板部25aの両側に立設されて対向する一対の芯線圧着片24b、24bとを備える。なお、本実施形態では、一対の被覆圧着片26b、26bが対向する方向が幅方向であるとして説明する。また、底板部25aに対して一対の芯線圧着片24bが立設された方向が高さ方向であるとして説明する。
先端側連結部23は、芯線圧着部24とコンタクト部30とを繋ぐ部分である。先端側連結部23は、底板部23aと、その底板部23aの両側に立設されて対向する一対の側壁部23b、23bとを備える。
電線保持部22における各底板部23a、24a、25a、26aは、全体として板状に連なる形状に形成されている。また、電線保持部22における幅方向の一方の側の各側壁部23b、芯線圧着片24b、側壁部25b、被覆圧着片26bは、全体として板状に連なる形状に形成されている。同様に、電線保持部22における幅方向の一方の側の各側壁部23b、芯線圧着片24b、側壁部25b、被覆圧着片26bも、全体として板状に連なる形状に形成されている。また、電線12に対してかしめられる(曲げられる)部分である被覆圧着部26の被覆圧着片26b、26b及び芯線圧着部24の芯線圧着片24a、24aは、中間連結部25及び先端側連結部23の各々の側壁部25b、25b、23b、23bよりも高さ方向において長く形成されている。
また、コンタクト部30は、相手側の電気的接続要素としての相手側端子80と直接接触し、相手側端子80に接続される部分(端子接続部)である。コンタクト部30は、相手側端子80が嵌め入れられる孔である端子挿入孔32が形成された筒状の部分である。本実施形態では、コンタクト部30は、角筒状に形成されており、内部に相手側端子80と接触して弾性変形する接触片33が設けられている。
ここでは、コンタクト部30が筒形状の端子形状(いわゆるメス端子形状)に形成された例で説明するが、コンタクト部は、細長棒状又は細長板状の端子形状(いわゆるオス端子形状)を含む形状に形成されていてもよい。
上記端子20は次のようにして電線12の端部に接続されている。すなわち、被覆18の端部が被覆圧着部26における一対の被覆圧着片26b、26bの間に位置し、露出芯線部14aが芯線圧着部24における一対の芯線圧着片24b、24bの間に位置するように配置される。この状態で、被覆圧着部26の被覆圧着片26b、26bは、底板部26a上の被覆18側(内側)へ曲げられる(かしめられる)。さらに、芯線圧着部24の芯線圧着片24b、24bは、底板部24a上の露出芯線部14a側(内側)へ曲げられる(かしめられる)。これにより、被覆圧着部26において、底板部26aと2つの被覆圧着片26b、26bとが被覆18の端部に圧着された状態でこれを保持し、芯線圧着部24において、底板部24aと2つの芯線圧着片24b、24bとが露出芯線部14aに圧着された状態でこれを保持する。
ここで、電線12の芯線14(素線)と、端子20とは、異種の金属によって構成されている。例えば、芯線14は、アルミニウム又はアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金によって構成されている。一方、端子20は、銅若しくは銅を主成分とする銅合金(黄銅等)によって構成された部材、あるいはそれらの部材に錫(Sn)メッキ若しくは錫に銀(Ag)、銅(Cu)、ビスマス(Bi)などが添加された錫合金のメッキが施された部材である。従って、芯線14と端子20との接続部分では、異種金属が接触した状態となっており、この部分に塩水等の電解液が付着すると、異種金属接触腐食が発生し得る。
また、端子20と電線12との接続部分では、露出芯線部14aは次の各部で外部に露出している。すなわち、芯線圧着部24と被覆圧着部26との間で、露出芯線部14aの基端部が露出している。また、芯線圧着部24とコンタクト部30との間で、露出芯線部14aの先端部が露出している。さらに、芯線圧着部24の一対の芯線圧着片24bが露出芯線部14aにかしめられた状態で、一対の芯線圧着片24b、24bの先端部間に隙間が生じ得るため、この一対の芯線圧着片24b、24bの間で露出芯線部14aの中間部分が露出し得る。
そこで、流動状態の防食剤を、露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26に露出する基端側部分Q1と、芯線圧着部24の一対の芯線圧着片24b、24bの間の部分Q2と、露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26とは反対側に露出する先端側部分Q3とに対して、供給する。そして、流動状態の防食剤がそれらの各部分Q1、Q2、Q3の表面上で広がって被膜を形成し、この被膜を硬化させて防食被膜40を形成する。すると、それらの各部分Q1、Q2、Q3が防食被膜40で被覆されるため、端子20と電線12との接続部分に電解液が付着したとしても、当該電解液は、露出芯線部14aには接しない。このため、異種金属に対して電解液が付着した状態となることが抑制され、もって、異種金属接触腐食が抑制される。なお、防食被膜40は、透明又は半透明であるが、これは必須ではない。
もっとも、端子20と電線12との接続部分の大型化を抑制し、かつ、防食剤の使用量を抑制するためには、微量の防食剤を、なるべく広範囲に供給できるようにすることが好ましい。そこで、ここでは、流動状態の防食剤を、露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26に露出する基端側部分Q1と、芯線圧着部24の一対の芯線圧着片24b、24bの間の部分Q2と、露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26とは反対側に露出する先端側部分Q3とに対して供給する際に、それらの部分の少なくとも1つの部分では、流動状態の防食剤を点状に供給する。すなわち、流動状態の防食剤を連続して供給するのではなく、断続的かつ部分的に上記各部分Q1,Q2、Q3上に供給していく。点状に供給された流動状態の防食剤は、自己の粘度、露出芯線部14aに対する防食剤の濡れ性等に応じて、露出芯線部14aの表面上にも広がる。そして、異なる箇所において点状に供給された防食剤同士が繋がって連続する被膜を形成する。この被膜が硬化することで、露出芯線部14aのうち電線保持部22から露出する部分Q1、Q2、Q3に、上記防食被膜40を形成することができる。
なお、防食剤は、露出芯線部14aのうち電線保持部22から露出する部分Q1、Q2、Q3の周囲において、電線保持部22の表面上にも広がっていてもよい。もっとも、防食剤が電線保持部22の表面上に広がる領域はなるべく小さいことが好ましい。
<端子付電線の製造方法について>
上記端子付電線10の製造方法について説明する。
まず、図4に示すように、電線12と端子20とが接続されたものを準備する(工程(a))。電線12と端子20との接続部では、露出芯線部14aが芯線圧着部24の両端側で露出している。また、芯線圧着部24の芯線圧着片24bの先端部間でも、露出芯線部14aが露出し得る状態となっている。
この後、図5に示すように、露出芯線部14aのうち電線保持部22から露出する部分に対して流動状態の防食剤を供給する。
流動状態の防食剤の供給は、点状に供給可能な装置を用いて行われる。かかる装置としては、ディスペンサ90を用いることが好ましい。ディスペンサ90は、液体収容部92に向けて気体をパルス状に送込むことによって、液体収容部92内に収容された液体をニードル94の先端部からパルス状に吐出させる装置である。パルス状に送込まれる気体の圧力及び加圧時間を制御することによって、防食剤を供給する各点状箇所における、防食剤の供給速度及び供給時間を制御し、もって、防食剤の供給量を制御することができる。
流動状態の防食剤を供給する工程は、露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26側に露出する基端側部分Q1に流動状態の防食剤を供給する工程(b)と、芯線圧着部24の一対の芯線圧着片24b間の部分Q2に流動状態の防食剤を供給する工程(c)と、露出芯線部14aのうち芯線圧着部24に対して被覆圧着部26とは反対側に露出する先端側部分Q3に流動状態の防食剤を供給する工程(d)とを含む。ここでは、上記工程(a)、(b)、(c)の全てにおいて、流動状態の防食剤が点状に供給されている。
図6は電線12と端子20との接続部分に対して流動状態の防食剤を点状に供給する際において、防食剤の供給点の一例を示す図である。同図では、被覆圧着部26の一対の被覆圧着片26bの先端部の間の点P1で、流動状態の防食剤が点状に供給される。また、露出芯線部14aの基端側部分Q1に対して、その基端部よりの点P2(露出芯線部14aと被覆18との境界線上の点)及び先端部よりの点P3〜P7で、流動状態の防食剤がその幅方向にも散在するように点状に供給される(工程(b))。また、芯線圧着部24の一対の芯線圧着片24b間の部分Q2に対して、基端部よりの点P8で、流動状態の防食剤が点状に供給される(工程(c))。また、露出芯線部14aの先端側部分Q3に対して、点P9〜P11の位置で流動状態の防食剤がその幅方向にも散在するように点状に供給される(工程(d))。また、ここでは、露出芯線部14aよりも先端側の位置でも、先端側連結部23の底板部23aに対して各点P12〜P14で流動状態の防食剤が点状に供給されている。
なお、上記ニードル94は、3軸方向の移動機構装置98等によって、電線保持部22の延在方向、幅方向及び高さ方向に移動駆動可能に支持され、上記各点P1〜14に応じた所定の位置データに従って、供給位置を制御されつつ移動駆動されることが好ましい。もっとも、ニードル94の移動は、作業者による人手によって行われてもよい。また、ニードル94は、端子20に対して相対的に移動すればよく、従って、端子20を移動させてもよい。
点状に供給された流動状態の防食剤は、自己の粘度、露出芯線部14aに対する防食剤の濡れ性等に応じて、露出芯線部14aの表面上にも広がる。そして、それぞれの供給点P1〜P14において供給された流動状態の防食剤が部分Q1、Q2、Q3等の表面上で広がって相互に繋がり、連続する1つの被膜を形成する。なお、既に述べたように、流動状態の防食剤の広がりの程度は、自己の粘度、露出芯線部14aに対する防食剤の濡れ性等によって左右される。いずれにせよ、それぞれの供給点P1〜P14において供給された防食剤が部分Q1、Q2、Q3等の表面上を広がって繋がり、全体として1つの連続する被膜を形成するように、各供給点における防食剤の供給量、各供給点間の距離が、実験的、経験的手法等によって、適宜調整、設定される。
なお、既に述べたように、上記のように供給された流動状態の防食剤は、その後、露出芯線部14aのうち電線保持部22から露出する部分Q1、Q2、Q3の周囲において、電線保持部22の表面上にも広がっていてもよい。
このように、流動状態の防食剤は、主として部分Q1、Q2、Q3に対して点状に供給されるが、その他の部分に対して点状に供給されてもよい。ここでも、被覆圧着部26の一対の被覆圧着片26bの先端部の間の点P1及び露出芯線部14aよりも先端側の位置P12〜P14で先端側連結部23の底板部23aに対して流動状態の防食剤が点状に供給されている。
もっとも、一対の被覆圧着片26bのうちその周縁部を除く中央領域及び一対の芯線圧着片24bのうちその周縁部を除く中央領域、各底板部23a、24a、25a、26aの外面側には、防食剤が供給されないことが好ましい。また、電線保持部22の延在方向において露出芯線部14aが存在する範囲では、上記部分Q1、Q2、Q3のみ(その境界線上を含む)に対して防食剤が点状に供給されることが好ましい。または、上記部分Q1、Q2、Q3以外に防食剤を供給するとしても、それら以外の部分では、一対の芯線圧着片24b間の部分及び露出芯線部14aよりも先端側で一対の側壁部23b間の部分のみに防食剤が供給されていることが好ましい。
そして、供給された流動状態の防食剤が部分Q1、Q2、Q3上で繋がって、連続する1つの被膜を形成した状態(図1及び図2参照)で、流動状態の防食剤を硬化させる工程(e)が実施される。工程(e)では、用いられる防食剤の種類に応じた処理が実施される。防食剤が紫外線等の光によって硬化する性質を有している場合には、防食剤に対して紫外線等の光を照射する工程が実施される。防食剤が熱によって硬化する性質を有している場合には、防食剤を加熱する処理が実施される。防食剤が空気中の湿気等によって硬化する性質或は防食剤中の成分が揮発することによって硬化する性質等を有している場合には、硬化に必要な時間放置する処理が実施される。
これにより、露出芯線部14aのうち電線保持部22から露出する部分Q1、Q2、Q3に、上記防食被膜40を形成することができる。
なお、各部分Q1、Q2、Q3に点状に供給された防食剤は、時間経過により広がり続ける恐れがある。特に、露出芯線部14aの先端側部分Q3に供給された流動状態の防食剤が広がり続けると、コンタクト部30側に達する恐れがあり、コンタクト部30の接続性能等に何らかの影響を与える可能性がある。一方、露出芯線部14aの基端側部分Q1に供給された流動状態の防食剤が周囲に広がったとしても、コンタクト部30の接続性能等に何らかの影響を与え難い。そこで、上記工程(b)、(c)、(d)をこの順で実施した後に(図6の矢符A参照)、流動状態の防食剤を硬化させる工程を実施するとよい。これにより、露出芯線部14aの先端側部分Q3に供給された流動状態の防食剤が、硬化前において周囲に広がる時間を短くでき、防食剤がコンタクト部30に達し難くなる。従って、コンタクト部30の接続性能の信頼性を向上させることができる。
<効果等>
以上のように構成された端子付電線10の製造方法によると、露出芯線部14aの基端側部分Q1と、一対の芯線圧着片24b間の部分Q2と、露出芯線部14aの先端側部分Q3とに対して流動状態の防食剤が供給されるため、電線12と端子20との接続部分において、露出芯線部14aの露出部分を防食剤による被膜によって覆うことができる。これにより、電解液が異種金属に跨った状態で付着するといった事態が抑制され、必要とされる防食性能を満たすことができる。また、主としてそれらの各部分Q1、Q2、Q3に流動状態の防食剤を供給することによって、防食剤の使用量を低減することができる。また、防食剤による被膜の形成領域を限定的にすることによって、防食剤による被膜が周囲(コネクタのキャビティ内等)を汚損し難くなるというメリットもある。
また、流動状態の防食剤が供給されることによって形成された防食被膜は、成形型による成形体を用いた構成等と比較して、明らかに薄く、従って、電線12と端子20との接続部分の大型化を抑制することができる。
特に、工程 (b)、(c)及び(d)において、流動状態の防食剤を点状に供給し、点状に供給されてその周囲に広がる流動状態の防食剤によって、連続する被膜を形成し、この被膜が硬化したものを防食被膜40としているため、微量の防食剤をなるべく広い範囲に供給することができ、この点からも、必要とされる防食性能を満たしつつ、防食剤の使用量を低減することが可能となる。
本実施形態では、工程(b)、(c)及び(d)の全てにおいて、流動状態の防食剤を点状に供給しているが、少なくとも1つの工程において、流動状態の防食剤が点状に供給されていればよく、他の工程では、流動状態の防食剤が連続して線状に供給されてもよい。
また、工程(b)、(c)及び(d)をこの順で実施した後に、防食剤を硬化させることによって、工程(d)で供給された防食剤が端子20のうち他の端子等への接続に供される部分であるコンタクト部30に流れ込み難くなる。このため、端子20としての電気的接続を比較的維持し易い。
<変形例について>
図7は微量の防食剤Lを点状に供給するための変形例を示す説明図である。図7において、符号110で示す部分は供給対象部分の表面を示しており、符号120で示す部分は、流動状態の防食剤Lを吐出する防食剤吐出用ニードルを示している。また、図7では、左右方向に複数の防食剤吐出用ニードル120が示されており、左側から右側に向けて、供給対象部分の表面110に対する防食剤吐出用ニードル120の位置及び防食剤の吐出状態の変化を、経時順で示している。
すなわち、防食剤吐出用ニードル120から吐出される流動状態の防食剤Lが微量である場合、防食剤Lは自重によってはニードル120から離れ難い。このため、流動状態の防食剤Lは、その吐出量によっては、防食剤吐出用ニードル120から吐出されかつその先端部に留まって粒状となる(図7の(1)参照)。
この防食剤Lを供給対象部分の表面110に供給するため、上記防食剤Lの粒を、供給対象部分の表面110に接触させるように、防食剤吐出用ニードル120を供給対象部分の表面110に近づける(図7の(2)参照)。
この後、防食剤吐出用ニードル120を供給対象部分の表面110から遠ざける(図7の(3)〜(7)参照)。この際、供給対象部分の表面110に接触した防食剤Lの粒は、防食剤吐出用ニードル120によって引き伸され、やがて、供給対象部分の表面110に残存する部分と、防食剤吐出用ニードル120の先端部に残存する部分とに分断される(図7の(6)、(7)参照)。これにより、微量の防食剤Lでも、これを供給対象部分の表面により確実に供給することが可能となる。
なお、上記各動作中において、防食剤吐出用ニードル120から追加の防食剤Lが吐出されてもよい。
図8及び図9は、工程(b)、(d)において、より均一な厚みの被膜を形成できるように、防食剤を点状に供給するための変形例である。
すなわち、露出芯線部14aの先端側部分Q3は、基本的には複数の素線が集合したものであり、略円形断面を呈するため、その幅方向中央で高く、その幅方向両外方向に向けて徐々に傾斜が大きくなる形状を示す。このため、露出芯線部14aの先端側部分Q3の全体に対して均一な態様で点状に防食剤を供給すると、その幅方向両側で防食剤Lの膜厚が小さくなる恐れがある。露出芯線部14aの先端側部分Q3の幅方向両側では、傾斜が大きく、これらの部分に供給された流動状態の防食剤Lが傾斜に従って、ずり落ちてしまうからである。
そこで、次のようにすれば、露出芯線部14aの先端側部分Q3に対して、より均一な厚みの被膜を形成できるように、防食剤を点状に供給することができる。
すなわち、図8に示すように、露出芯線部14aの先端側部分Q3に対してその幅方向中央から偏る部分に対して防食剤Lを点状に供給する。
この後、図9に示すように、防食剤吐出用ニードル120を先端側部分Q3の幅方向中央に向けて移動させる(矢符B参照)。なお、防食剤吐出用ニードル120は、先端側部分Q3に接触しないように、上昇しつつ先端側部分Q3の幅方向中央に向けて移動させることが好ましい。
すると、防食剤Lの粒が、防食剤吐出用ニードル120によって先端側部分Q3の中央に向けて引っ張られつつ引き伸され、やがて、先端側部分Q3に残存する部分と防食剤吐出用ニードル120に残る部分とに分断される。このため、先端側部分Q3上に供給された防食剤Lがその幅方向外方にずり落ちる難くなる。
また、先端側部分Q3に残存する防食剤Lは、図8に示す供給点(先端側部分Q3の幅方向中央から偏った位置にある)から先端側部分Q3の幅方向中央に向けて細くなりつつ延びる分布する(図9において2点鎖線で示す防食剤L参照)。このため、先端側部分Q3に残存する防食剤Lが先端側部分Q3の幅方向外側に僅かにずり落ちることを考慮しても、露出芯線部14aの先端側部分Q3に対して、より均一な厚みの被膜を形成できる。
なお、工程(d)において、基端側部分Q1に流動状態の防食剤を点状に供給する場合にも同様に供給することで、より均一な厚みの被膜を形成することができる。
図10及び図11は、工程(c)において、微量の防食剤をより広範囲に供給するための変形例である。
すなわち、一対の芯線圧着片24b間には僅かな隙間が形成されるに過ぎないため、この部分には微量の防食剤をより長い部分に供給できるようにすることが好ましい。
そこで、図10に示すように、工程(c)において、芯線圧着部24の一対の芯線圧着片24b間の部分に防食剤Lを点状に供給し、その後、防食剤吐出用ニードル120を一対の芯線圧着片24b間に沿って移動させる(矢符C参照)。すると、防食剤Lの粒が、防食剤吐出用ニードル120によって一対の芯線圧着片24b間に沿って引っ張られつつ引き伸され、部分Q2に残存する部分と防食剤吐出用ニードル120に残る部分とに分断される。
すると、図11に示すように、一対の芯線圧着片24b間の所定位置に防食剤Lが点状に供給され、その部分から防食剤吐出用ニードル120の移動方向に沿って順次細長くなりつつ延びるように、防食剤Lが供給されることになる。これにより、一対の芯線圧着片24b間に対して、微量の防食剤をより確実により長い部分に対して供給することができる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した内容は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
L 流動状態の防食剤
Q1 露出芯線部の基端側部分
Q2 一対の芯線圧着片間の部分
Q3 露出芯線部の先端側部分
P1−P14 供給点
10 端子付電線
12 電線
14 芯線
14a 露出芯線部
18 被覆
20 端子
22 電線保持部
24 芯線圧着部
24a,24b 芯線圧着片
26 被覆圧着部
26b 被覆圧着片
30 コンタクト部
40 防食被膜
94、120 ニードル

Claims (5)

  1. 電線と端子との接続部分に防食処理が施された端子付電線の製造方法であって、
    (a)前記端子の芯線圧着部が前記電線の端部の露出芯線部に圧着されると共に、前記端子の被覆圧着部が前記電線の被覆に圧着されることにより、前記電線と前記端子とが接続されたものを準備する工程と、
    (b)前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部に対して前記被覆圧着部側に露出する基端側部分に流動状態の防食剤を供給する工程と、
    (c)前記芯線圧着部の一対の芯線圧着片間の部分に流動状態の防食剤を供給する工程と、
    (d)前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部に対して前記被覆圧着部とは反対側に露出する先端側部分に流動状態の防食剤を供給する工程と
    を備え、
    前記工程(b)、(c)及び(d)の少なくとも1つの工程において、流動状態の防食剤を点状に供給し、点状に供給されてその周囲に広がる流動状態の防食剤によって、連続する被膜を形成する、端子付電線の製造方法。
  2. 請求項1記載の端子付電線の製造方法であって、
    流動状態の防食剤を点状に供給する際に、防食剤吐出用ニードルから吐出されかつその先端部に留まった状態となっている防食剤の粒を、その防食剤の供給対象部分に接触させるように、前記防食剤吐出用ニードルを前記供給対象部分に近づけ、その後、前記防食剤吐出用ニードルを前記供給対象部分から離して、前記防食剤を供給する、端子付電線の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の端子付電線の製造方法であって、
    前記工程(c)において、前記芯線圧着部の一対の芯線圧着片間の部分に流動状態の防食剤を点状に供給し、その後、防食剤吐出用ニードルを前記一対の芯線圧着片間に沿って相対的に移動させる、端子付電線の製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の端子付電線の製造方法であって、
    前記工程(b)及び(d)の少なくとも一方において、前記露出芯線部のうち前記芯線圧着部から露出する部分に対してその幅方向中央から偏る部分に流動状態の防食剤を点状に供給し、その後、防食剤吐出用ニードルを前記幅方向中央に向けて相対的に移動させる、端子付電線の製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の端子付電線の製造方法であって、
    前記工程(b)、前記工程(c)及び前記工程(d)を、この順で実施した後に、防食剤を硬化させる工程(e)を実施する、端子付電線の製造方法。
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