JP2015153177A - 支援システム - Google Patents

支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015153177A
JP2015153177A JP2014026745A JP2014026745A JP2015153177A JP 2015153177 A JP2015153177 A JP 2015153177A JP 2014026745 A JP2014026745 A JP 2014026745A JP 2014026745 A JP2014026745 A JP 2014026745A JP 2015153177 A JP2015153177 A JP 2015153177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
communication unit
signal
unit
relay device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014026745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6395395B2 (ja
JP2015153177A5 (ja
Inventor
賢三 山本
Kenzo Yamamoto
賢三 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2014026745A priority Critical patent/JP6395395B2/ja
Publication of JP2015153177A publication Critical patent/JP2015153177A/ja
Publication of JP2015153177A5 publication Critical patent/JP2015153177A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6395395B2 publication Critical patent/JP6395395B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Abstract

【課題】 防火対象物内の防災要員に自身の位置情報及び火災の位置情報、避難経路を伝達できる防災支援システムを提供する。
【解決手段】 防災支援システム(100)は、伝送線(30)を介して火災受信機(10)と通信する第1通信部(41)と、第1通信部を介して受信した指令に応じて局所無線通信を行う第2通信部(43)とを有する複数の中継装置(40)を備える。またシステムは、中継装置の固有アドレスと防火対象物の地図情報(951)とを関連付けて記憶する端末記憶部(95)と、中継装置と通信する第3通信部(91)と、防火対象物の地図情報ともに中継装置の位置を表示部(99)に表示する制御部(93)とを有する携帯端末(90)を備える。またシステムは、第2通信部からそれぞれの固有アドレスを所定時間毎に送信させる位置確認信号を中継装置に指令するように火災受信機を制御する制御装置(20)を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動火災報知設備に設けられる支援システムに関し、特に、防火対象物に配設された火災感知器や警報装置等、自動火災報知設備の端末機器に内蔵又は関連付けて配設された中継装置を介して防災要員の所持する携帯端末と局所無線通信し、火災発生時に防災要員を支援する機能を備えた支援システムに関する。
従来、自動火災報知設備が設置された防火対象物には、火災を感知する火災感知器と、火災報知するための警報装置(例えば、地区音響装置、光警報装置等)とが配設される。そして、これらに接続された火災受信機は、火災感知器からの信号に基づいて火災判断し、火災と判断すると警報装置を動作させるように制御し、火災発生を報知する。自衛消防隊が組織された防火対象物では、火災発生時に自衛消防隊の隊員が、火災現場の状況確認、避難誘導、消防機関への通報、初期消火などを担っている。各地区の隊員は無線装置や非常電話等の通信手段を用いて防災センターと連絡し、状況を把握すると共に指示を受けるようになっていた。
特許文献1に開示された自動火災報知設備の支援システムでは、防災センターの監視員は、携帯端末で、防火対象物に設置された無線LANを介して、送信されてくる情報サーバからの火災情報を表示し、また、カメラで火災現場を撮影してその撮影画像を関係先に送信している。
特開2013−089076号公報
しかしながら、特許文献1に開示された自動火災報知設備の支援システムにあっては、防災センターに常駐する監視員が携帯端末を持って火災現場を確認するものであり、火災現場が防災センターから遠い場合は速やかに現場確認できるとは限らない。また、停電が発生すると、管理区域内の無線LANが作動しないこともある。また、火災発生時に現場の自衛消防隊等の防災要員を支援することについて開示しておらず、各地区の防災要員に携帯端末を所持させるようにしたとしても、通信が輻輳して混乱を生じる虞がある。このため、火災が発生していても、防災要員への情報伝達や避難誘導等の指示を行えない虞がある。
本発明の発明者は、上記課題について鋭意検討し、予備電源を備えて停電時であっても所定時間機能を維持できる自動火災報知設備の伝送線を共用することによって、停電時でも防災センターと現場との間で通信できると考えた。また、各地区に設けられた火災感知器等の自動火災報知設備の端末装置と防災要員の所持する携帯端末との間で近接通信を行うことにより、現在位置を把握すると共に輻輳することなく確実に通信できるとの知見を得た。本発明は、上記知見に基づいて成されたものであり、火災時に、通信が輻輳することなく、また、停電時でも通信機能を維持して、各地区の防災要員と確実に通信し、適切な情報提供や指示を行い、その活動を支援する支援システムを提供することを目的とする。
第1の観点の支援システムは、防火対象物に配設され該防火対象物の火災を監視する火災監視信号を送出する複数の火災感知器と、該火災感知器が接続されて火災監視信号を伝送する伝送線と、該伝送線を介して受信した火災感知器からの火災監視信号に基いて、感知器発報信号又は火災判断して火災信号を送出する火災受信機と、防火対象物に配設されて感知器発報信号又は火災信号に基づいて警報を発する複数の警報装置と、を備える自動火災報知設備に設けられる支援システムである。
その支援システムは、予め設定された固有アドレスと、防火対象物に配設されて伝送線に接続され、伝送線を介して火災受信機と通信する第1通信部と、第1通信部を介して受信した指令に応じて、電波を用いた無線通信、可視光もしくは赤外光を用いた光通信又は可聴音もしくは超音波を用いた音響通信の少なくとも1つの通信によって所定範囲で局所無線通信を行う第2通信部と、を有し、火災感知器と対応付けられて配設される複数の中継装置を備える。また支援システムは、防火対象物の所定区域毎に任命された複数の防災要員のそれぞれが携帯し、表示部と、中継装置の固有アドレスと防火対象物の地図情報とを関連付けて記憶する端末記憶部と、中継装置と通信する第3通信部と、第3通信部を介して中継装置の固有アドレスを受信すると端末記憶部を参照して防火対象物の地図情報ともに中継装置の位置を表示部に表示する制御部と、を有する携帯端末を備える。また支援システムは、火災受信機と接続され、感知器発報信号又は火災信号を受信した際に、中継装置すべての第2通信部からそれぞれの固有アドレスを所定時間毎に送信させる位置確認信号を中継装置に指令するように火災受信機を制御する制御装置を備える。
第2の観点の支援システムの制御装置は、火災監視信号に基づく感知器発報信号又は火災信号を受信するとともに該火災監視信号を送出した火災感知器の固有アドレスを感知器発報アドレス又は火災アドレスとして受信し、中継装置からその固有アドレスとともに感知器発報アドレス又は火災アドレスを送信させるように火災受信機を制御する。そして、端末記憶部は、火災感知器の固有アドレスを防火対象物の地図情報と関連付けて記憶する。第3通信部を介して感知器発報アドレス又は火災アドレスを受信したとき、制御部は、感知器発報アドレス又は火災アドレスに基づいて端末記憶部を参照して火災監視信号を送出した火災感知器を特定してその位置を感知器発報信号に基づくか又は火災判断に基づくかを区別して表示部に表示する。
第3の観点の支援システムの携帯端末は、携帯端末は固有設定番号を有し、端末記憶部は複数の避難経路番号に対応する避難経路を地図情報と関連付けて記憶し、第3通信部は中継装置からその固有アドレスを受信すると固有設定番号を返送し、第2通信部を介して固有設定番号を受信した中継装置は、第1通信部と伝送線とを介して固有設定番号と自己の固有アドレスとを火災受信機へと送出する。制御装置は、火災受信機を介して携帯端末の固有設定番号とこれを送信した中継装置の固有アドレスに基づいて、携帯端末の所在位置を検出する所在検出部と、防火対象物の地図情報と、該地図情報に関連付けて火災アドレスに応じた複数の避難経路と、該避難経路に対応する避難経路番号とを記憶する制御記憶部と、を備える。そして火災アドレスと所在位置とに基づいて、制御記憶部を参照して最適な避難経路に対応する避難経路番号を選択し、該当する中継装置から該当する携帯端末へ選択した避難経路番号を送信するように火災受信機を制御する。第3通信部を介して避難経路番号を受信した携帯端末は、端末記憶部を参照して表示部に避難経路を表示する。
第4の観点の支援システムの制御装置及び火災受信機は、停電時に所定時間駆動できる二次電池から成る予備電源を有する。そして、防災支援システムは、電池駆動の携帯端末とともに、停電時であっても非常電源設備からの電源供給を受けることなく、制御装置の予備電源及び火災受信機の予備電源により所定時間駆動できる。
第5の観点の支援システムにおいて、携帯端末と制御装置との間で、第1通信部と第2通信部と第3通信部と伝送線と火災受信機とを介して所定の文字数以下のメッセージを送受信し、携帯端末から制御装置へのメッセージでの報告又は制御装置から携帯端末へのメッセージでの報告を送受信する。
第6の観点の支援システムの第1通信部は、伝送線を介さず無線で通信する無線通信部を更に含み、自動火災報知設備は、火災受信機と通信する通信装置を含み、無線通信部と通信装置との間で無線通信を行う。
第7の観点の支援システムの中継装置は、火災感知器の本体もしくは本体を防火対象物に取り付ける取付ベースに内蔵され、又は火災感知器との対応が明確となる程度の距離に設置される。
第8の観点の支援システムにおいて、火災感知器と対応付けられて配設される中継装置は、火災感知器と共通の固有アドレスを有する。
第9の観点の支援システムの第2通信部が、可視光を用いた光通信である場合、中継装置は、警報装置であって光によって警報を発する光警報器、誘導灯、又は火災発生時に現場で手動操作する消防設備の標識としてその近傍に設置された表示灯のいずれかであって、且つ変調可能な光源を有する防災用発光装置に内蔵されて、第2通信部は光源から放射される光を変調して信号を送信し、第2通信部は光を受光する受光素子を有し、第3通信部は、第2通信部と光通信する送受信部とを有する。
第10の観点の支援システムの第2通信部が、可聴音もしくは超音波を用いた音響通信である場合、中継装置は、警報装置であって音によって警報を発する音響警報装置に内蔵されて、第2通信部は音響装置の発音部から放音される音を変調して信号を送信し、第2通信部は音を電気信号へ変換する受音部を有する。また、第3通信部は、第2通信部と音響通信する送受信部とを有する。
本発明によれば、火災時に防火対象物内の防災要員に各自が携帯する携帯端末を通じて自身の位置情報及び火災の位置情報を知らせることができる。また、防災要員に適切な避難経路などの必要な情報を送信することができる。
支援システム100を示した説明図 支援システム100の制御装置20、中継装置40及び携帯端末90の構成を詳述したブロック図 防災要員の所在位置を制御装置20に表示して知らせるチャート 防災要員の所在位置から最適な避難経路を知らせるチャート 防災要員自身にその所在位置を知らせるとともに、火災位置を知らせるチャート 支援システム120を示した説明図 支援システム130を示した説明図 中継装置40を中継部40aとして備えた警報装置60及び誘導灯70と、携帯端末90の第3通信部91とを示した説明図
1.実施形態
図1、2は、本発明の支援システム100を示した説明図である。支援システム100を説明するに先立って、まず、支援システム100が接続される自動火災報知設備(以下、自火報設備)110について、図1及び図2に基づいて説明する。
<自火報設備>
自火報設備110は、防火対象物である建築物に設置される公知の自動火災報知設備である。自火報設備110は、警戒区画毎に1以上配設される火災感知器50と、伝送線30を介して火災感知器50と接続される火災受信機10とを有する。また、防火対象物に配設されて伝送線33を介して火災受信機10に制御される複数の警報装置60を有する。
<火災感知器>
火災を監視する火災監視信号を送出する火災感知器50は、警戒区画の火災に起因する二次的物理現象を検出したとき、すなわち火災発報(以下、発報)したときに火災感知信号を送出する火災感知器、又は、火災に起因する二次的物理量に相当する検出レベルを送出する火災感知器を総称するものである。つまり、火災監視信号は、火災感知器50の発報を示す火災感知信号、又は、火災感知器50が検出した火災に起因する二次的物理量に相当する検出レベルのいずれかを含む信号である。火災感知器50は、火災に起因する物理現象、例えば、熱、赤外線もしくは紫外線放射、又は一酸化炭素等の燃焼生成ガス等を感知する。複数の火災感知器50(50−K1〜50−Kn)には、個々を識別する固有アドレスが設定され、伝送線30を介して火災受信機10から電源供給を受けると共に火災受信機10と通信を行う。そして、火災感知器50は、前記検出レベル又は火災感知信号を、その感知器の固有アドレスを含む火災監視信号として、伝送線30を介して火災受信機10に伝送する。各火災感知機50は、固有アドレス57(K1〜Kn(nは火災感知器50の数))が1つずつ割り振られている。
<火災受信機>
火災受信機10は、伝送線30を介して火災感知器50から送られてくる火災監視信号を受信する。この火災監視信号を受信した火災受信機10は、受信した火災監視信号に基づいて火災感知器50の発報を検出し、蓄積機能等、公知の火災判断手段によって火災か否かを判断する。そして、火災と判断すると、警報装置60を制御して警報を発して火災を報知すると共に、発報した火災感知器50の固有アドレスを火災アドレスとして火災信号と共に後述する支援システム100の制御装置20へ伝送する。なお、火災受信機10は、火災感知器50の発報を検出したときに感知器発報信号を送出するようにしてもよく、警報装置60を制御して警報を発し、火災感知器50の発報を報知するようにしてもよい。このとき、火災受信機10は、火災感知器50の固有アドレスを感知器発報アドレスとして感知器発報信号と共に後述する支援システム100の制御装置20へ伝送するようにしてもよい。なお、火災受信機10は、停電時であっても動作できるように二次電池から成る予備電源18を有し、停電時には自火報設備110に電力を供給する。停電時、予備電源18は伝送線30を介して火災感知器50へも電力を供給する。
<警報装置>
警報装置60は、防火対象物に配設され、伝送線33を介して接続された火災受信機10からの火災信号又は感知器発報信号に基づいて、火災の発生や火災感知器50の発報を報知する装置である。ブザーやスピーカ等を使って警報音や音声警報メッセージを出力する地区音響装置、又は、ストロボ(登録商標)等のエレクトロフラッシュやLEDなどのフラッシュ光を使った光警報装置である。なお、自火報設備110の地区音響装置に代えて、スピーカを使って音声警報メッセージを出力する非常放送設備を用いても良い。警報装置60は、火災時には、火災受信機10からの火災信号又は感知器発報信号によって作動し、火災の発生、又は火災感知器の発報、等を報知する。
また、火災受信機10には、誘導灯信号装置75及び伝送線36を介して、防火対象物に配設されて非常口や避難経路を表示する誘導灯70を接続し、火災受信機10からの火災信号に基づいて誘導灯70を点灯又は点滅させるようにしてもよい。誘導灯70は、平常時には点灯、減光、消灯のいずれかの状態であり、火災時には避難経路又は非常口を示すために点灯又は点滅するように制御される。平常時、火災時を通して点灯状態の誘導灯もある。なお、誘導灯70は停電時であっても動作できるように不図示の二次電池から成る予備電源を内蔵している。
なお、自火報設備110は、警戒区画毎に固有の伝送線30等を有し、オンかオフの2値の信号レベルでスイッチング式に火災監視信号を伝送するP型システム、複数の警戒区画グループ毎に共通の伝送線30を有して多重伝送を行うR型システムのいずれであってもよい。ただし、P型システムの場合は、火災感知器50が前記した固有アドレスを有し、スイッチング式の火災監視信号、すなわち火災感知信号を送出する際に前記固有アドレス等のデータを重畳させて伝送し、発報した火災感知器50を特定することができる公知のシステムを用いる(例えば、特許第4058100号を参照)。なお、R型システムの場合であっても、スイッチング式の火災信号、すなわち火災感知信号を送出する火災感知器50に図示しない中継器を介在させて多重伝送するものについては、火災感知器50毎に固有アドレスを設定するようにして、発報した火災感知器50を特定することができるようにする。また、一般に伝送線30は、2本の電線から成るペア線を以て信号線と成し、これを電源供給にも兼用するが、これに限るものではない。また、伝送線33、36も、2本の電線から成るペア線を以て信号線と成し、これを電源供給にも兼用してよいが、これに限るものではない。警報装置60は、作動時の消費電力が火災感知器50と比較にならないほど大きいので、伝送線33は信号線としてのペア線と共に別途電源線を有するようにしてもよい。伝送線36も同様であり、伝送線33、36における電力供給手段は、接続される装置の消費電力に応じて適宜決定される。
<支援システム>
次に、第1実施形態の支援システム100の構成について、図1〜2に基づいて説明する。支援システム100は、自火報システム110の伝送線30を利用して支援システム100の通信を行うものであり、火災受信機10に接続される制御装置20、火災感知器50と対応付けて配設される中継装置40及び防火対象物の所定区域毎に任命された防災要員が所持する携帯端末90とから構成される。火災受信機10は、停電時に駆動するための二次電池からなる予備電源18を有しており、停電後の所定時間、自機である火災受信機10と火災感知器50とを駆動するとともに、支援システム100の中継装置40を駆動するために伝送線30を介して電力を供給する。
<制御装置>
制御装置20は、火災受信機10に接続されて火災受信機10と通信すると共に、火災受信機10を介し、後述する中継装置40と伝送線30を介して通信する。火災発生時には、制御装置20は、火災受信機10からの火災アドレス及び火災信号、又は感知器発報アドレス及び感知器発報信号を受信する。
制御装置20が火災アドレス及び火災信号を受信した場合は、制御装置20は、火災アドレスを中継装置40に送信するように火災受信機10に制御信号を送信する。また、制御装置20が感知器発報アドレス及び感知器発報信号を受信した場合には、制御装置20は、感知器発報アドレスを中継装置40に送信するように火災受信機10に制御信号を送信する。このようにして火災アドレス又は感知器発報アドレスとして発報した火災感知器50の固有アドレスを特定して送信し、後述する中継装置40と、中継装置40から所定範囲で局所無線通信する後述する携帯端末90とを介して、発報した火災感知器50の位置、さらには火災受信機10が火災と判断した火災感知器50の位置を防火対象物の所定区域毎に任命された防災要員に知らせることが可能となる。このとき、さらに携帯端末90の後述する固有設定アドレスを中継装置40が取得することにより、防災要員の位置を特定することも可能となる。
制御装置20は、停電時に駆動するための二次電池からなる予備電源28を有し、平常時は防火専用の商用電源で駆動する制御装置である。このように、予備電源28を備えた制御装置20と、予備電源18を備えた火災受信機10と、電池駆動の携帯端末90とを備えることにより、支援システム100は、停電時であっても非常電源設備からの電源供給を受けることなく、所定時間駆動できる。
制御装置20は、予備電源を有することに代えて非常電源設備に接続するようにしてもよく、例えば自火報設備並の停電時駆動時間を有する非常電源設備に接続したパソコンであってもよい。
また制御装置20は、位置確認指令部21、所在検出部23、制御記憶部25及び避難経路探索部27を有している。制御記憶部25は、防火対象物の地図と関連付けて記憶される、各中継装置40(40−C1〜40−Cn)の固有アドレス47に関する固有アドレス情報255と各火災感知機50(50−K1〜50−Kn)の固有アドレス57に関する固有アドレス情報254と、固有アドレス情報254及び255の位置が関連付けられた防火対象物の地図情報である地図情報251とを有する。また制御記憶部25は、防火対象物の地図情報と関連付けて記憶される避難経路毎に割り振られた避難経路番号ESと、これと関連付けられた防火対象物の地図情報としての避難経路情報253も有する。さらに制御記憶部25は、防災要員が所持している携帯端末を識別する固有設定番号に関する情報257も有する。
位置確認指令部21は、防災要員の位置を確認するための指令を出す。例えば制御装置20が、火災受信機10から、感知器発報信号、又は火災信号を受けると、位置確認指令部21は、中継装置40から位置確認信号を発信させるように火災受信機10に指令する。位置確認信号は、それぞれの中継装置40の第2通信部43から中継装置の固有アドレス47(C1〜Cn)を所定時間間隔で送信させる信号である。
位置確認指令部21が、中継装置40へ向けて位置確認信号を発信するように火災受信機10へ指令したことにより、例えば携帯端末90は、第3通信部91を介して中継装置40−Cmの固有アドレス47(Cm)を受け取る。すると、その固有アドレス47(Cm)から、表示部99に防火対象物の地図と中継装置40−Cmの位置とを表示する。中継装置40−Cmの位置を目立たせるため、特別な色を表示させたり点滅させたりしてもよい。これにより携帯端末90を所持する防災要員は、防火対象物内の自身の位置を把握することができる。
所在検出部23は、複数の携帯端末90が防火対象物のどこにあるかを検出する。例えば、制御装置20が、火災受信機10から感知器発報信号又は火災信号を受けると、所在検出部23は、携帯端末90から固有設定番号97を発信させるように火災受信機10に指令する。
火災受信機10は、中継装置40に、それぞれの中継装置40の第2通信部43から携帯端末90の固有設定番号97を発信させるための信号を送る。第2通信部43と第3通信部91との間は、先に述べたように所定範囲に限定された局所無線通信を行うものなので、中継装置40に近い携帯端末90だけがその信号を受け取ることができる。その信号を受け取った携帯端末90は、第3通信部91から固有設定番号97(Bm)を送信する。同様に、第2通信部43と第3通信部91との間は所定範囲に限定された局所無線通信を行うものなので、携帯端末90に近い中継装置40だけがその信号を受け取ることができる。したがって、このような通信が成立した時点で、対応する中継装置40の近くに対応する携帯端末90が存在することとなる。そして、例えば、固有設定番号97(Bm)を受け取った中継装置40(Cm)は、自身の固有アドレス47(Cm)とともに固有設定番号97(Bm)を、火災受信機10を介して、制御装置20に送信する。所在検出部23は、固有アドレス47(Cm)と固有設定番号97(Bm)とに基づいて、携帯端末90−Bmが防火対象物のどこにあるかを検出する。携帯端末90−Bmをどの防災要員が所持しているか把握できれば、どの防災要員が防火対象物のどこに居るかも検出できる。
避難経路探索部27は、火災アドレスと防災要員の現在位置とに基づいて、防火対象物からの避難経路を探索する。例えば、火災感知機50−Kmからの火災監視信号に基づいて、火災受信機10が火災と判断して火災信号とその固有アドレス(Km)を火災アドレスとして制御装置20に送信する。また、避難経路探索部27は、固有アドレス47(Cm)と固有設定番号97(Bm)とに基づいて、携帯端末90−Bmを所持する防災要員が防火対象物のどこに居るかが認識している。
避難経路探索部27は、火災信号及び火災アドレス(Km)を受け取ると、火災感知器50−Kmの固有アドレス57(Km)と固有アドレス47(Cm)とに基づいて、予め複数の避難経路が記憶されている避難経路情報253から、最適な避難経路を探索する。つまり、火災感知器50−Kmの配置された周辺を避けて非常口までに行く経路を探索する。予め記憶されている複数の避難経路にはそれぞれ避難経路番号ESが付されている。そして、避難経路探索部27は、火災受信機10及び中継装置40を介して、固有設定番号97(Bm)を有する携帯端末90−Kmに、避難経路番号ESを送信する。携帯端末90の制御部93は、避難経路情報953に記憶された複数の避難経路の中から、同じ避難経路番号ESが付された避難経路を読み出し、表示部99に避難経路を表示する。携帯端末90−Kmを所持する防災要員は、現在の所在位置から表示部99に表示された最適な避難経路で非常口に向かうことができる。
<中継装置>
中継装置40(40−C1〜40−Cn)は、火災感知器50(50−K1〜50−Kn)の本体内部に内蔵される、もしくは本体と天井面等の取付面との間に介在して本体を着脱可能に取り付ける取付ベースに内蔵される。各中継装置40は、各火災感知器50と対応付けられている。本実施形態では、中継装置40−C1が火災感知器50−K1と対応し、中継装置40−Cnが火災感知器50−Knと対応している。
中継装置40は、後述する携帯端末90との間で所定範囲に限定される局所無線通信することによって、対応する火災感知器50の位置及び携帯端末90を所持する防災要員の位置を特定することができる。このため、中継装置40は、火災感知器50の本体内部もしくは取付ベースに内蔵せず、携帯端末90を所持する防災要員が火災感知器50の近傍であると目視で認識できる距離範囲であれば対応関係が理解できるため、例えば1m以内に隣接して配置するようにしてもよい。
各中継装置40は、第1通信部41、第2通信部43及び固有アドレス47を有している。第1通信部41は伝送線30を介して火災受信機10と相互通信する。第2通信部43は、第1通信部41が火災受信機10から受信した情報を、後述する携帯端末90の第3通信部91と局所無線通信する。この第2通信部43と第3通信部91との間は、例えば半径数m〜10m以内の所定範囲内に限定された局所領域のみで通信できるものとする。中継装置40は固有アドレス47を有し、各中継装置40は、固有アドレス47(C1〜Cn(nは中継装置40の数))が1つずつ割り振られている。中継装置40の固有アドレス47と火災感知機50の固有アドレス57とは先に述べたように互いに対応付けられる。
中継装置40は、火災感知器50本体内部もしくは取付ベースに内蔵、又は上述したように火災感知器50の近傍であると目視で認識できる距離範囲に配置されている。一般に火災感知器50は、防火対象物警戒区域毎に1以上設置される。そして、隣接する中継装置40が通信する局所領域は、重複する場合もあれば、重複しない場合もある。
<携帯端末>
携帯端末90は、防火対象物の所定区域毎に任命された複数の防災要員が所持する携帯用の端末装置であり、例えば、スマートホン(多機能携帯電話)、タブレット端末、一般携帯電話である。それぞれの防災要員は、各携帯端末90(90−B1〜90−Bn)を所持している。
携帯端末90は、中継装置40と所定範囲に限定された局所領域のみで通信可能である。その通信は、電波を用いた無線通信、可視光もしくは赤外光を用いた光通信、又は可聴音もしくは超音波を用いた音響通信の少なくとも1つである。無線通信、光通信及び音響通信に関しては、後述する。
各防災要員が所持する各携帯端末90は、携帯端末90自体が有する電池(不図示)で駆動する。携帯端末90は、第3通信部91、制御部93及び端末記憶部95及び固有設定番号97(B1〜Bn(nは携帯端末90の数))を有している。各携帯端末90は、固有設定番号97(B1〜Bn(nは固有設定番号97の数))が1つずつ割り振られている。第3通信部91は、第2通信部43と通信を行う際に、複数の第2通信部43からの情報を同時に受信できる場合には、一番信号強度の強い第2通信部43と通信を行う。
携帯端末90の制御部93は、後述する地図情報951と中継装置40の固有アドレス47とを使って、その表示部99に当該携帯端末90を携行する防災要員の現在位置を地図表示させる。また、携帯端末90の制御部93は、後述する避難経路情報953と避難経路番号ESとを使って現在位置から非常口に至る最も適した避難経路を表示部99に地図表示させる。
端末記憶部95は、各中継装置40及び各火災感知器50の位置と関連付けて記憶した防火対象物の地図情報である地図情報951を有する。また端末記憶部95は、避難経路毎に割り振られた避難経路番号ESと関連付けて記憶した防火対象物の地図情報としての避難経路953も有する。ある固有アドレス(Km)の火災感知器50−Kmの火災監視信号に基づいて火災受信機10が火災と判断し、火災受信機10が火災アドレス及び火災信号を発した場合には、制御装置20は、火災アドレスの火災感知器50−Kmを避ける最適な避難経路を、制御記憶部25を参照して選択する。例えば、火災現場から遠ざかる経路で非常階段に通じる最も近い非常口に至る経路である避難経路や、下層階の火災現場に近い非常階段を避けて現在地から遠い方の非常口であっても火災現場から遠い方の経路である避難経路等が選択される。そして、選択された避難経路の避難経路番号ESを、火災受信機10を介して中継装置40から送信させる。そして携帯端末90が中継装置40からの避難経路番号ESを受信する。すると携帯端末90は、その表示部99に避難経路番号ESと対応する避難経路情報953を表示する。
<支援システムの動作>
次に、図3〜5に基づいて、支援システム100の動作について説明する。
<防災要員の所在位置検出>
図3は、防災センター等に配置された制御装置20の表示部29に防火対象物の区画を含む地図を表示して、防災要員の所在位置を表示するチャートを示している。
ステップT50において、ある特定の火災感知器50である火災感知器50−Kmが発報したとき、その火災感知器50−Kmから火災受信機10に火災感知器が発報したことを示す火災監視信号が送信される。
ステップT10において、火災受信機10は、火災感知器50−Kmが発報したことを示す火災監視信号を受信する。第1例はその火災監視信号に基づいて、火災受信機10が火災感知器50−Kmの発報を検出しても火災と判断していない段階の場合であり、火災受信機10は感知器発報信号及び火災感知器50−Kmに該当する感知器発報アドレスを制御装置20に送信する。また、第2例は、その火災監視信号に基づいて、火災受信機10が蓄積機能等の公知の火災判断手段によって火災受信機10が火災と判断した場合であり、火災信号及び火災感知器50−Kmに該当する火災アドレスを制御装置20に送信する。第1例の場合には、火災受信機10が、まだ火災と判断していない時点で防災要員の所在位置を確認することになるが、例えば一過性のノイズ等で火災感知器50−Kmが誤動作した可能性がある場合に、近くの防災要員が現場を確認して火災か否かを判断することができる点で有効である。
ステップT20において、制御装置20は、感知器発報信号及び火災感知器50−Kmの固有アドレスに該当する感知器発報アドレス、又は、火災信号及び火災感知器50−Kmの固有アドレスに該当する火災アドレスを受信する。感知器発報信号、又は火災信号に基づいて、制御装置20の所在検出部23は、携帯端末90からその固有設定番号97を発信させるように、火災受信機10を介して中継装置40に指令する。なお、制御装置20の所在検出部23から指令する中継装置40は、すべての中継装置40であってもよいし、感知器発報アドレス又は火災アドレスに基づいて選択した、発報した火災感知器50−Kmから所定範囲(同じ棟内又は同じフロアなど)内の中継装置40であってもよい。
ステップT40において、それぞれの中継装置40の第2通信部43は、指令を受けて固有設定番号97を発信させる指令信号と固有アドレス47(C1〜Cn)とを所定時間間隔で送信する。
ステップT91において、携帯端末90−Kmの第3通信部91が、中継装置40(40−C1〜40−Cn)の1以上から上記指令信号及び固有アドレス47を受信する。ステップT92において、第3通信部91が、受信している信号強度から一番信号強度の強い中継装置40−Cmの固有アドレス47(Cm)を選択する。ステップT93において、携帯端末90−Kmの第3通信部91は、選択した固有アドレス47(Cm)と自機の固有設定番号97(Bm)とを送信する。第3通信部91が、1つの中継装置40−Cmからしか信号を得ない場合には、ステップT92は省略される。
ステップT42で、中継装置40−Cmの第2通信部43は、携帯端末90−Kmの第3通信部91より固有アドレス47(Cm)と固有設定番号97(Bm)とを受信する。そして第2通信部43は、受信した固有アドレス47(Cm)と固有設定番号97(Bm)とを火災受信機10を経由して制御装置20に送信する。
ステップT22において、制御装置20は、固有アドレス47(Cm)と固有設定番号97(Bm)とを受信する。制御装置20の所在検出部23は、地図情報251と、受信した固有アドレス47(Cm)及び固有設定番号97(Bm)とに基づいて、携帯端末90−Kmが防災対象物のどこにあるかを表示部29に表示する。制御装置20の制御記憶部25(図2参照)に格納された固有設定番号に関する情報257には、携帯端末90−Kmをどの防災要員が所持しているかの情報も含まれるので、どの防災要員が防災対象物のどこに所在しているかも表示できることになる。
<避難経路の指示>
図4は第1実施形態において防災要員に避難経路を指示する処理を示したタイムチャートである。図4では、防災要員の所在位置に基づいて携帯端末90の表示部99に最適な避難経路を知らせるチャートを示している。
ステップT50からステップT42は、図3のタイムチャートと同じである。このため説明は割愛する。なお、避難経路を防災要員に指示するのは、実際に火災発生した際に行うことが好ましいため、前述のステップT10の第2例の工程を行い、第1例の工程を行わないようにしてもよい。
ステップT24において、制御装置20は、固有アドレス47(Cm)と固有設定番号97(Bm)とを受信する。既に制御装置20は、ステップT10において、火災と判断された火災感知器50−Kmの固有アドレスである火災アドレスを受信している。制御装置20の避難経路探索部27は、火災アドレスと、受信した固有アドレス47(Cm)及び固有設定番号97(Bm)とに基づいて、記憶されている避難経路情報253の中から最適な避難経路を探索する。さらに、避難経路探索部27は、最適な避難経路に対応する避難経路番号を、固有設定番号97(Bm)の携帯端末90−Kmに送るように指令する。
ステップT94において、その最適な避難経路に対応する避難経路番号が、火災受信機10及び中継装置40−Cmを経由して、携帯端末90−Kmで受信される。そして、携帯端末90−Kmの制御部93は、避難経路情報953に記憶された複数の避難経路の中から、同じ避難経路番号が付された避難経路を読み出し、表示部99に最適な避難経路として表示する。
<火災発生場所の通知>
図5は、携帯端末90を所持する防災要員に、自身が防火対象物のどこに居るのかを知らせるとともに、火災の疑いがある場所又は火災発生場所を知らせるタイムチャートである。
まず、ステップS50において、発報した火災感知器50−Kmから火災受信機10に固有アドレス57(Km)と共に発報した旨の火災監視信号が送信される。
ステップS10において、火災受信機10は、火災監視信号及び固有アドレス57(Km)を受信する。第1例では、その火災監視信号に基づいて、火災受信機10から制御装置20に、感知器発報信号と感知器発報アドレス(Km)が送信される。また、第2例では、火災受信機10で火災と判断されると、火災受信機10から制御装置20に火災信号と火災アドレスが送信される。
ステップS20からステップS92は、防災要員に、自身が防火対象物のどこに居るのかを知らせるチャートである。
ステップS20において、制御装置20の位置確認指令部21は、中継装置40に位置確認信号を発信させるように火災受信機10に指令する。図3のステップT20と同様に、制御装置20の所在検出部23から指令する中継装置40は、すべての中継装置40であってもよいし、発報した火災感知器50−Kmから所定範囲内の中継装置40であってもよい。
ステップS40において、ステップS20の指令を受けて、それぞれの中継装置40の第2通信部43は、固有アドレス47(C1〜Cn)を所定時間間隔で送信する。
ステップS91において、携帯端末90−Kmの第3通信部91が、中継装置40(40−C1〜40−Cn)の少なくとも一つから固有アドレス47を受信したものとする。ステップS92において、第3通信部91が、受信している固有アドレス47の信号強度から一番信号強度の強い固有アドレス47(Cm)を選択する。つまり、第3通信部91は、一番強い信号の中継装置40−Cmが携帯端末90−Kmに距離的に近いと判断している。第3通信部91が、1つの中継装置40−Cmからしか信号を得ない場合には、ステップS92は省略される。
ステップS93において、携帯端末90−Kmの制御部93は、地図情報951と固有アドレス47(Cm)とを使って、携帯端末90−Kmの表示部99に防災対象物の地図とともに固有アドレス47(Cm)の中継装置40−Cmの位置を表示させる。つまり、携帯端末90−Kmを所持する防災要員の現在の所在位置に最も近い中継装置40−Cmの位置が表示部99に表示される。ステップS40で固有アドレス47(C1〜Cn)が所定時間間隔で継続して送信されているため、防災要員が移動してもその都度、一番信号強度の強い固有アドレス47(Cm)を選択していくことで、防災要員の現在位置が表示部99に表示される。
ステップS25、S45及びS95は、防災要員に、火災の疑いがある場所又は火災場所を知らせるチャートである。
ステップS25において、制御装置20は、火災受信機10を経由して中継装置40に、感知器発報アドレス又は火災アドレスを携帯端末90に送信させるように制御する。
ステップS45において、各中継装置40の第2通信部43は、感知器発報アドレス又は火災アドレスを送信する。
ステップS95において、携帯端末90の第3通信部を介して第2通信部43から送信された感知器発報アドレス又は火災アドレスを受信する。そして、制御部93は、地図情報951と感知器発報アドレス又は火災アドレスとを使って、携帯端末90−Kmの表示部99に防災対象物の地図とともにその地図に示される感知器発報アドレス又は火災アドレスの位置を、火災の疑いがある場所又は火災場所として表示させる。制御部93は、感知器発報アドレスを受信した場合の表示と火災アドレスを受信した場合の表示とを区別することが好ましい。火災の疑いがある場所と表示することで、防災要員は、例えば火災感知器50の誤動作であるか否かを確認することができる。また火災場所として表示することで、防災要員は、現場確認、初期消火、避難誘導等の対処が必要であると判断できる。
(中継装置40と携帯端末90との通信)
中継装置40の第2通信部43と携帯端末90の第3通信部91との局所無線通信について、本実施形態では電波による局所無線通信として説明する。
数mから十数m程度の近距離無線通信として、例えば「特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備標準規格(社団法人電波産業会標準規格ARIB STD−T67)」、「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備標準規格(社団法人電波産業会標準規格RCR STD−30)」等で定められた、小電力無線通信を用いることができる。そして、ZigBee(登録商標)、bluetooth(登録商標)、又は無線LANで用いられる通信プロトコルを使用することもできる。例えば、スマートホン、タブレット端末、携帯電話などの携帯端末90には、ZigBee(登録商標)、bluetooth(登録商標)、又は無線LANの通信機能を有するものがある。これらを第3通信部91として使用してもよいし、独自の通信規格に基づく第3通信部91としてもよい。中継装置40の第2通信部43も同様な通信機能を有すればよい。このような第2通信部43について、伝送線30(図1を参照)を介して火災受信機10から供給される電力だけで駆動できないような場合、火災受信機10から中継器40へ伝達される火災信号又は感知器発報信号に基づいて、火災時だけに第2通信部43を動作させるように制御し、その電力を供給する電池を中継装置40に備えるようにしてもよい。このように、火災時だけに電池から電力供給することにより、火災へ対処する必要の無い平常時に電池の消耗を防ぐことができる。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上述した実施形態の「(中継装置40と携帯端末90との通信)」で説明した局所無線通信としての無線電波による近距離無線通信に代えて、可視光もしくは赤外光のLED、有機EL素子などの変調可能な光源を用いた近距離光通信を行うようにしてもよい。この場合、中継装置40の第2通信部43には、上記した変調可能な光源を設けるとともに可視光もしくは赤外光を受光するフォトダイオード等の受光素子を設ける。このような第2通信部43について、伝送線30(図1を参照)を介して火災受信機10から供給される電力だけで駆動できないような場合、火災受信機10から中継器40へ伝達される火災信号又は感知器発報信号に基づいて、火災時だけに第2通信部43を動作させるように制御し、その電力を供給する電池を中継装置40に備えるようにしてもよい。このとき、例えば、スマートホン、タブレット端末、携帯電話などの携帯端末90は、内部に備えた赤外線通信ポートを用いるようにしてもよい。あるいは、USB又はマイクロUSB端子、又は、イヤホンとマイクを接続する端子に、モジュール化した第3通信部91を取り付けるようにしてもよい。その第3通信部91には送受光部(変調可能な光源と受光素子)を設けるようにする。第2通信部43の変調可能な光源と第3通信部91の受光素子の間、及び第3通信部91の変調可能な光源と第2通信部43の受光素子との間は、例えばFSK(Frequency shift keying)等の公知の変調方式によって変調された可視光又は赤外線によって双方向に情報が伝達され、通信できる。
2−2.変形例2
上述した実施形態の「(中継装置40と携帯端末90との通信)」で説明した局所無線通信としての無線電波による近距離無線通信に代えて、可聴音もしくは超音波を用いた音響通信を行うようにしてもよい。この場合、中継装置40の第2通信部43には放音するスピーカ等の発音部及び受音するマイク等の受音部を設ける。このような第2通信部43について、伝送線30(図1を参照)を介して火災受信機10から供給される電力だけで駆動できないような場合、火災受信機10から中継器40へ伝達される火災信号又は感知器発報信号に基づいて、火災時だけに第2通信部43を動作させるように制御し、その電力を供給する電池を中継装置40に備えるようにしてもよい。このとき、例えば、スマートホン、タブレット端末、携帯電話などの携帯端末90は、自らが備えるスピーカ及びマイクを用いるようにしてもよい。あるいは、USB又はマイクロUSB端子、又は、イヤホンとマイクを接続する端子に、モジュール化した第3通信部91を取り付けるようにしてもよい。その第3通信部91には発音部と受音部を設けるようにする。第2通信部43の変調可能な発音部と第3通信部91の受音部の間、及び第3通信部91の変調可能な発音部と第2通信部43の受音部との間は、例えばFSK(Frequency shift keying)等の公知の変調方式によって変調された可聴音又は超音波によって双方向に情報が伝達され、通信できる。
2−3.変形例3
(中継装置40と火災受信機10との通信)
上記した実施形態、変形例1〜2において、中継装置40と火災受信機10との間の通信は、伝送線30による有線通信に加えて無線通信を行うようにしてもよい。図6は、中継装置40と火災受信機10とが無線通信する第1実施形態の変形例の防災支援システム120の実施例である(伝送線30は図示せず)。中継装置40の第1通信部41が無線通信部415を有し、火災受信機10が通信装置12を有している。図1と同じ装置に関しては説明を割愛する。
一方、中継装置40は、自機が備える受音部が取得した音声信号、又は、第2通信部43及び第3通信部91を介して携帯端末90のマイクが取得した音声信号を、取得するようにしておく。そして、この音声信号を無線通信部415より送信し、火災受信機10の通信装置12を介して制御装置20へ送る。伝送線33を介して送ることができる信号量は少量であるが、上記のような無線通信を用いることによって信号量を大きくできるので、このように音声信号を伝送することが可能となる。そして、現場からの携帯端末90の音声を防災センターで聞くことができ、あるいは、助けを求める声を中継装置40で取得して防災センターで聞くようなことが可能となる。逆に、防災センターからの音声信号を火災受信機10の通信装置12より送信し、これを中継装置40の無線通信部415で受信し、中継装置40が備えるスピーカ、又は、第2通信部43と第3通信部91とを介して携帯端末90のスピーカから音声を発して、状況や指示を伝えることも可能となる。
また、中継装置40は、自機が備える撮像部(図示せず)が取得した画像信号、又は、第2通信部43及び第3通信部91を介して携帯端末90のカメラが取得した画像信号を、取得するようにしておく。そして、この画像信号を無線通信部415より送信し、火災受信機10の通信装置12を介して制御装置20へ送る。伝送線33を介して送ることができる信号量は少量であるが、上記のような無線通信を用いることによって信号量を大きくできるので、このように画像信号を伝送することが可能となる。そして、現場の携帯端末90が撮像した画像を防災センターで見ることができ、あるいは、逃げ遅れた人を撮像した中継装置40からの画像を防災センターで見るようなことが可能となる。逆に、防災センターから、現在位置や火災位置等の位置情報や避難経路等の情報を含む地図データを火災受信機10の通信装置12より送信し、これを中継装置40の無線通信部415で受信し、第2通信部43と第3通信部91とを介して携帯端末90の表示部に映出して、状況や指示を伝えることも可能となる。上記画像情報は、静止画像に限るものではなく、動画であってもよい。
なお、無線通信部415を有する中継装置40は、伝送線30(図1を参照)を介して火災受信機10から供給される電力だけで駆動できないような場合、火災受信機10から中継器40へ伝達される火災信号又は感知器発報信号に基づいて、火災時だけに無線通信部415を動作させるように制御し、その電力を供給する電池を中継装置40に備えるようにしてもよい。
また、中継装置40と火災受信機10との通信は、伝送線30を介さず無線で通信してもよい。図6は、中継装置40と火災受信機10とが無線通信する防災支援システム120のもう一つの実施例を説明する図でもある(伝送線30は図示せず)。
また、上記において、中継装置40と火災受信機10との間の通信をすべて無線通信で行うようにしてもよい。この変形例の防災支援システム120では、火災受信機10と中継装置40とが伝送線30と接続されているものの、その間で通信は行わない。その代わりに、中継装置40の第1通信部41が無線通信部415を有し、火災受信機10が通信装置12を有している。それ以外は上記と同様である。
また、更に、上記において中継装置40と火災受信機10との間が伝送線30で接続されないようにしてもよい。この場合、中継装置40は、伝送線30から電力の供給を受けられないので、電池を備えるようにする。そして、平常時は、無線通信部415を間欠的に動作させて火災受信機10の通信装置12からの電波を受信して、信号の有無を確認する省電力モードで動作することによって電池の消耗を防止する。そして、火災信号を受信したときに省電力モードを解除して上記と同様の動作を行うようにする。
2−4.変形例4
上述した実施形態、変形例1〜3において、火災受信機10、伝送線30、第1通信部41、第2通信部43及び第3通信部91を介して、制御装置20と携帯端末90との間で、所定の文字数以下のメッセージを送受信するようにしてもよい。制御装置20は、所定の文字数以下のメッセージをコードデータに変換し、変換されたコードデータを重畳して伝送線30を介して第1通信部41に送る。そして、上記メッセージのコードデータを受信した中継装置40は、第2通信部43を介して携帯端末90の第3通信部91に送信し、文字によるメッセージの伝達を行うことができる。逆に、端末90で入力された文字によるメッセージは、上記同様にコードデータに変換され、携帯端末90の第3通信部91、中継装置40の第2通信部43、第1通信部41を介し、更に火災受信機10を介して制御装置20へ送信するようにしてもよい。このようにすることによって、携帯端末90から防災センターの制御装置20に文字によるメッセージを伝達することができる。以上のような文字によるメッセージ通信を行うことにより、現場への状況連絡及び指示、現場からの状況報告など、現場と防災センターとの間で文字情報によるコミュニケーションを行うことができる。
2−5.変形例5
上述した変形例2について、更に、自火報設備110の端末装置であって変調可能な光源を有する装置の光源を光通信の光源として兼用し、その端末装置が中継装置40を兼ねるようにしてもよい。本変形例では、中継装置40を兼ねる端末装置として、フラッシュ光によって火災を報知する光警報装置60bを用いて説明する。
図7は、本変形例の支援システム130の構成を説明する図である。図7に示された支援システム130も、上記した実施形態と同様に、制御装置20、中継装置40、携帯端末90及び自火報設備110とから構成される。支援システム100と異なり、支援システム130では、火災感知器50に関連付けた中継装置40が配置されるだけではなく、複数の光警報装置60bに中継装置40が中継部40aとして組み込まれて一体化される。中継装置40と中継部40bとの違いは、中継装置40の第2通信部の光源が光警報装置60bの光源と兼用されて、光警報装置60bが中継装置40としても機能する点にある。
図8は、中継装置40として機能する光警報装置60b、及び携帯端末90の第3通信部91を詳しく説明した図である。以下、図8に基づいて支援システム130について説明する。上述した実施形態と同じ装置については説明を割愛する。
まず、光警報装置60bについて説明する。フラッシュ光によって火災を報知する一般的な光警報器は、ストロボ(登録商標)等のエレクトロフラッシュ、高輝度LEDランプ、等を光源に用い、間欠的に閃光を放つように発光させて火災を報知するものである。ここでは変調可能な光源として高輝度LEDランプを用いた光源431を有するものとする。光警報装置60bは、伝送線33を介して火災受信機10から火災信号を受信すると、火災が発生した旨をフラッシュ光によって報知する警報装置であり、フラッシュ光を出力する高輝度LEDである光源431を有する。各光警報装置60bは、それぞれに固有の識別子である固有アドレス67(P1〜Pn、nは光警報装置60bの数)が割り振られ、火災受信機10から固有アドレス67が指定されてフラッシュ発光するように制御されてもよいが、それに限るものではない。なお、光警報装置60bが固有アドレス67(Pm)を有する場合は、中継部40aの固有アドレス47(Cm)と共通としてもよい。
この光警報装置60bに設ける中継部40aは、上述した実施形態の中継装置40と同様に、第1通信部41、第2通信部43、及び、固有アドレス47(C1〜Cn)を有する。光警報装置60bの第2通信部43は、光を電気信号に変換するフォトダイオード等の受光素子435と、変調可能な光源として電気信号を光に変換して発光する光源431とを備える。光源431は、光警報装置60bがフラッシュ光で報知する警報部としての発光手段でもあり、両者を兼用するものである。
光警報装置60bは、伝送線33を介して火災受信機10から電力の供給を受ける。光警報装置60bは、火災受信機10から供給される電力だけで駆動できないような場合、火災受信機10から伝達される火災信号に基づいて、火災時だけに第2通信部43を動作させるように制御し、その電力を供給する電池を備えるようにしてもよい。
一方、光警報装置60bと通信する携帯端末90は、例えば、スマートホン、タブレット端末、携帯電話などであり、変調可能な発光素子としてLEDである光源913及びフォトダイオード等である受光素子915を用いて、光警報装置60bの第2通信部43と光通信する第3通信部91を有する。上記の光源913及び受光素子915に代えて、携帯端末90が備えるUSB又はマイクロUSBに、モジュール化した第3通信部91を取り付けるようにしてもよい。その第3通信部91には、上記同様、光源913及び受光素子915を設けるようにする。
上記のように構成した光警報装置60bと携帯端末90との間は、第1実施形態で説明した光通信と同様に、FSK(Frequency shift keying)等の公知の変調方式によって変調された可視光又は赤外光によって双方向に情報が伝達され、通信することができる。なお、光警報装置60bから携帯端末90への送信は、上記のように光警報装置60bの光源431を兼用するものなので、原則的に可視光による通信となる。携帯端末90から光警報装置60bへの送信は、原則的に可視光であっても赤外光であってもよいが、光警報装置60bからの火災報知の妨げとならないように不可視の赤外光である方が望ましい。
このように、上述した実施形態の中継装置40に加えて、光警報装置60bを介して携帯端末90と通信を行えるようにすることにより、携帯端末90と近距離通信が可能な領域を拡大することができる。また、光警報装置60bそれぞれが固有アドレスを有して個々を識別可能としておけば、通信範囲を微細化して位置情報をより細かく特定することもできる。その場合、制御装置20の制御記憶部25は、中継装置固有アドレス情報255(図2を参照)に相当する、光警報装置60bの固有アドレス67に関する固有アドレス情報(図示せず)を有し、地図情報251(図2参照)は、上記固有アドレス情報に対応する位置が関連付けられた防火対象物の地図情報を有するようにしておく。また、携帯端末90が、火災感知器50と関連付けて配設された中継装置40と通信困難な状況に陥るようなことがあっても、所定間隔で防火対象物である建築物に配設された光警報装置60bを介して通信できる。また、光警報装置60bに元々警報目的で備わる光源431を、第2通信部43の一部として共用するので、第2通信部43の、ひいては支援システム130の製造コストを下げることができる。
2−6.変形例6
上述した変形例5については、光警報装置60bに代えて変調可能な光源を有する他の端末装置を用い、その光源を光通信の光源を兼ねるようにしてもよい。本変形例では、中継装置40を兼ねる端末装置として、LED、有機EL等の変調可能な光源を有する、誘導灯設備の誘導灯を用いて説明する。
図7は、上記変形例同様、本変形例の支援システム130の構成を説明する図である。図7に示された支援システム130も、上記した実施形態と同様に、制御装置20、中継装置40、携帯端末90及び自火報設備110とから構成される。支援システム100と異なり、支援システム130では、火災感知器50に関連付けた中継装置40が配置されるだけではなく、複数の誘導灯70に中継装置40が中継部40aとして組み込まれて一体化される。中継装置40と中継部40bとの違いは、中継装置40の第2通信部の光源が誘導灯70の光源と兼用されて、誘導灯70が中継装置40としても機能する点にある。
図8は、中継装置40として機能する誘導灯70、及び携帯端末90の第3通信部91を詳しく説明した図である。以下、図8に基づいて支援システム130について説明する。上述した実施形態と同じ装置については説明を割愛する。
まず、誘導灯70について説明する。自火報設備110と連動して動作する公知の一般的な誘導灯設備には、平常時は減光していて火災時に光量を増加させるタイプや、平常時点灯していて火災時に点滅するタイプ等があり、火災の有無に関係無く一定光量で点灯し続けるタイプもある。上記のように火災と連動して動作するタイプの誘導灯設備は、誘導灯信号装置75を介して火災受信機10に接続されて、火災受信機10からの火災信号を受信すると、伝送線36を介して接続された誘導灯70を、上記のように増光させたり点滅させたりするように制御する。このような一般的誘導灯は、蛍光灯、LED、有機EL等を光源として備える。
本変形例の誘導灯設備200では、変調可能な光源として、有機EL光源又はLED光源433を有し、火災受信機10からの火災信号によって増光又は点滅するように制御され、あるいは火災の有無に関係無く一定の光量で点灯し続けるような誘導灯70を利用するものとする。
なお、誘導灯70は、固有アドレス77(Q1〜Qn、nは誘導灯70の数)が1つずつ割り振られ、火災受信機10から固有アドレス67が指定されて増光又は点滅するように制御されてもよいが、これに限るものではない。なお、誘導灯70が固有アドレス77(Qm)を有する場合は、中継部40aの固有アドレス47(Cm)と共通としてもよい。
この誘導灯70に設ける中継部40aは、上述した実施形態の中継装置40と同様に、第1通信部41、第2通信部43、及び、固有アドレス47(C1〜Cn)を有する。誘導灯70の第2通信部43は、光を電気信号に変換するフォトダイオード等の受光素子435と、変調可能な光源として電気信号を光に変換して発光する光源433とを有する。光源433は、避難誘導標識(誘導灯)として発光する発光手段でもあり、両者を兼用するものである。誘導灯70は、平常時は防災用途専用の商用電源から電力の供給を受け、停電時に所定時間動作を維持できる二次電池から成る予備電源を備える。なお、誘導灯信号制御装置75は、特に、誘導灯70と火災受信機10との間で通信を中継するものとしておく。
一方、誘導灯70と通信する携帯端末90は、例えば、スマートホン、タブレット端末、携帯電話などであり、変調可能な発光素子としてLEDである光源913及びフォトダイオード等である受光素子915を用いて、誘導灯70の第2通信部43と光通信する第3通信部91を有する。
上記の光源913及び受光素子915に代えて、携帯端末90が備えるUSB又はマイクロUSB端子に、モジュール化した第3通信部91を取り付けるようにしてもよい。その第3通信部91には、上記同様、光源913と受光素子915とを設けるようにする。
上記のように構成した誘導灯70と携帯端末90との間は、上述した実施形態で説明した光通信と同様に、FSK(Frequency shift keying)等の公知の変調方式によって変調された可視光又は赤外光によって双方向に情報が伝達され、通信することができる。なお、誘導灯70から携帯端末90への送信は、上記のように誘導灯70の光源433を兼用するものなので、原則的に可視光による通信となる。携帯端末90から誘導灯70への送信は、原則的に可視光であっても赤外光であってもよいが、誘導灯70からの標識光の妨げとならないように不可視の赤外光である方が望ましい。
このように、上述した実施形態の中継装置40に加えて、誘導灯70を介して携帯端末90と通信を行えるようにすることにより、携帯端末90と近距離通信が可能な領域を拡大することができる。また、誘導灯70それぞれが固有アドレスを有して個々を識別可能としておけば、通信範囲を微細化して位置情報をより細かく特定することもできる。その場合、制御装置20の制御記憶部25は、中継装置固有アドレス情報255(図2を参照)に相当する、誘導灯70の固有アドレス77に関する固有アドレス情報(図示せず)を有し、地図情報251(図2参照)は、上記固有アドレス情報に対応する位置が関連付けられた防火対象物の地図情報を有するようにしておく。また、携帯端末90が、火災感知器50と関連付けて配設された中継装置40と通信困難な状況に陥るようなことがあっても、防火対象物である建築物の要所に配設された誘導灯70を介して通信できる。また、誘導灯70に元々避難誘導目的で備わる光源433を、第2通信部43の一部として共用するので、第2通信部43の、ひいては支援システム130の製造コストを下げることができる。
2−7.変形例7
上述した変形例3について、更に、自火報設備110の端末装置であって変調可能な発音部を有する装置の発音部を音響通信の発音部として兼用し、その端末装置が中継装置40を兼ねるようにしてもよい。本変形例では、中継装置40を兼ねる端末装置として、音声メッセージによって火災等を報知する音声警報装置60aを用いて説明する。
図7は、本変形例の支援システム130の構成を説明する図である。図7に示された支援システム130も、上記した実施形態と同様に、制御装置20、中継装置40、携帯端末90及び自火報設備110とから構成される。支援システム100と異なり、支援システム130では、火災感知器50に関連付けた中継装置40が配置されるだけではなく、複数の音声警報装置60aに中継装置40が中継部40aとして組み込まれて一体化される。中継装置40と中継部40bとの違いは、中継装置40の第2通信部の発音部が音声警報装置60aの発音部と兼用されて、音声警報装置60aが中継装置40としても機能する点にある。
図8は、中継装置40として機能する音声警報装置60a、及び携帯端末90の第3通信部91を詳しく説明した図である。以下、図8に基づいて支援システム130について説明する。上述した実施形態と同じ装置については説明を割愛する。
まず、音声警報装置60aについて説明する。音声警報装置60aは、伝送線33を介して火災受信機10から火災信号を受信すると、火災が発生した旨を音声メッセージで報知する警報装置であり、音声を出力するスピーカである発音部439を有する。音声警報装置60aは、固有の識別子である固有アドレス67(P1〜Pn、nは音声警報装置60aの数)が割り振られ、火災受信機10から固有アドレス67が指定されて音声出力するように制御されるようにしてもよいが、それに限るものではない。なお、音声警報装置60aが固有アドレス67(Pm)を有する場合は、中継部40aの固有アドレス47(Cm)と共通としてもよい。
この音声警報装置60aに設ける中継部40aは、上述した実施形態の中継装置40と同様に、第1通信部41、第2通信部43、及び、固有アドレス47(C1〜n)を有する。音声警報装置60aの第2通信部43は、周囲の音を受音して電気信号に変換するマイク等の受音部437と、変調可能な発音部として電気信号を音に変換して放音する発音部439とを備える。発音部439は、音声警報装置60aが音声メッセージで報知する警報部としての発音手段でもあり、両者を兼用するものである。
音声警報装置60aは、伝送線33を介して火災受信機10から電力の供給を受ける。音声警報装置60aは、火災受信機10から供給される電力だけで駆動できないような場合、火災受信機10から伝達される火災信号に基づいて、火災時だけに第2通信部43を動作させるように制御し、その電力を供給する電池を備えるようにしてもよい。
一方、音声警報装置60aと通信する携帯端末90は、例えば、スマートホン、タブレット端末、携帯電話などであり、自らが備える変調可能な発音部としてスピーカである発音部919及びマイクである受音部917を用いて、音声警報装置60aの第2通信部43と音響通信する第3通信部91を有する。上記の発音部919及び受音部917に代えて、携帯端末90が備えるUSB又はマイクロUSB端子、あるいは、イヤホンとマイクを接続する端子に、モジュール化した第3通信部91を取り付けるようにしてもよい。その第3通信部91には、上記同様、発音部919及び受音部917を設けるようにする。
上記のように構成した音声警報装置60aと携帯端末90との間は、第1実施形態で説明した音響通信と同様に、FSK(Frequency shift keying)等の公知の変調方式によって変調された可聴音又は超音波によって双方向に情報が伝達され、通信することができる。なお、音声警報装置60aと携帯端末90との間の音響通信は、原則的に可聴音であっても不可聴音であってもよいが、音声警報装置60aからの音声警報の妨げとならないように不可聴の超音波である方が望ましい。
このように、上述した実施形態の中継装置40に加えて、音声警報装置60aを介して携帯端末90と通信を行えるようにすることにより、携帯端末90と近距離通信が可能な領域を拡大することができる。また、音声警報装置60aそれぞれが固有アドレスを有して個々を識別可能としておけば、通信範囲を微細化して位置情報をより細かく特定することもできる。その場合、制御装置20の制御記憶部25は、中継装置固有アドレス情報255(図2を参照)に相当する、音声警報装置60aの固有アドレス67に関する固有アドレス情報(図示せず)を有し、地図情報251(図2参照)は、上記固有アドレス情報に対応する位置が関連付けられた防火対象物の地図情報を有するようにしておく。また、携帯端末90が、火災感知器50と関連付けて配設された中継装置40と通信困難な状況に陥るようなことがあっても、所定間隔で防火対象物である建築物に配設された音声警報装置60aを介して通信できる。また、音声警報装置60aに元々警報目的で備わる発音部439を、第2通信部43の一部として共用するので、第2通信部43の、ひいては支援システム130の製造コストを下げることができる。
なお、火災受信機10で警報音響停止スイッチを操作して警報メッセージを停止させて発音部439を停止させてしまうと、第2通信部43と携帯端末90との通信が停止してしまう。これを防ぐために、音響停止スイッチを操作しても、警報メッセージを停止させても音響通信ができるように、火災受信機10の音響停止スイッチはソフト・ロック方式を採用し、警報メッセージのみを停止するように制御すればよい。
2−8.変形例8
上記変形例7において、音声警報装置60aに代えて、電子ブザーによる地区音響装置(図示せず)を用いるようにしてもよい。この場合、地区音響装置の発音部を第2通信部43の発音部と兼用すればよい。その他の説明は、変形例7と同じなので割愛する。
2−9.変形例9
変形例2、5、6の中継装置40相当の光源として、火災発生時に現場で手動操作する消防設備の標識としてその近傍に設置される表示灯(図示せず)の光源に、変調可能な光源であるLED光源ランプを用いて、第2通信部43の光源431と同様に用いるようにしてもよい。
2−10.変形例10
上述した実施形態および各変形例において、防災要員に公設消防隊の隊員を含めるようにしてもよい。すなわち、通報によって出動した公設消防隊が到着すると、自衛消防隊は公設消防隊に対応を引き継ぎ、避難することとなる。このとき、本発明に係る携帯端末90を公設消防隊の隊員に引き渡すと、現在位置や火災位置の確認等に利用することが可能となり、その活動を支援することができる。
以上、本発明の好適実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において上記各実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
10:火災受信機
20:制御装置
21:位置確認指令部
23:所在検出部
25:制御記憶部
251:地図情報、253:避難経路情報、254:感知器固有アドレス情報
255:中継装置固有アドレス情報、257:固有設定番号情報
27:避難経路探索部
29:表示部
30、33、36:伝送線
40(40−C1〜40〜Cn):中継装置、40a:中継部
41:第1通信部
43:第2通信部
47(47−C1〜47〜Cn):固有アドレス
50(50−K1〜50〜Kn):火災感知器
60a:音声警報装置、60b:光警報装置
70:誘導灯
90(90−B1〜90−Bn):携帯端末
91:第3通信部
93:制御部
95:端末記憶部
951:地図情報、953:避難経路情報
97(97−B1〜97−Bn):固有設定番号
99:表示部
100、120、130:支援システム
110:自動火災報知設備(自火報設備)

Claims (10)

  1. 防火対象物に配設され該防火対象物の火災を監視する火災監視信号を送出する複数の火災感知器と、該火災感知器が接続されて前記火災監視信号を伝送する伝送線と、該伝送線を介して受信した前記火災感知器からの火災監視信号に基いて、感知器発報信号又は火災判断して火災信号を送出する火災受信機と、防火対象物に配設されて前記感知器発報信号又は前記火災信号に基づいて警報を発する複数の警報装置と、を備える自動火災報知設備に設けられる支援システムであって、
    予め設定された固有アドレスと、前記防火対象物に配設されて前記伝送線に接続され、前記伝送線を介して前記火災受信機と通信する第1通信部と、前記第1通信部を介して受信した指令に応じて所定範囲で局所無線通信を行う第2通信部と、を有し、前記火災感知器と対応付けられて配設される複数の中継装置と、
    前記防火対象物の所定区域毎に任命された複数の防災要員のそれぞれが携帯し、表示部と、前記中継装置の固有アドレスと前記防火対象物の地図情報とを関連付けて記憶する端末記憶部と、前記中継装置と通信する第3通信部と、前記第3通信部を介して前記中継装置の固有アドレスを受信すると前記端末記憶部を参照して前記防火対象物の地図情報ともに前記中継装置の位置を前記表示部に表示する制御部と、を有する携帯端末と、
    前記火災受信機と接続され、前記感知器発報信号又は前記火災信号を受信した際に、前記中継装置すべての前記第2通信部からそれぞれの固有アドレスを所定時間毎に送信させる位置確認信号を前記中継装置に指令するように前記火災受信機を制御する制御装置と、
    を備える支援システム。
  2. 前記制御装置は、前記火災監視信号に基づく前記感知器発報信号又は前記火災信号を受信するとともに該火災監視信号を送出した前記火災感知器の固有アドレスを感知器発報アドレス又は火災アドレスとして受信し、前記中継装置からその固有アドレスとともに前記感知器発報アドレス又は火災アドレスを送信させるように前記火災受信機を制御し、
    前記端末記憶部は、前記火災感知器の固有アドレスを前記防火対象物の地図情報と関連付けて記憶し、前記第3通信部を介して前記感知器発報アドレス又は火災アドレスを受信したとき、前記制御部は、前記感知器発報アドレス又は火災アドレスに基づいて前記端末記憶部を参照して前記火災監視信号を送出した火災感知器を特定してその位置を前記感知器発報信号に基づくか又は前記火災判断に基づくかを区別して前記表示部に表示する請求項1に記載の防災支援システム。
  3. 前記携帯端末は固有設定番号を有し、前記端末記憶部は複数の避難経路番号に対応する避難経路を地図情報と関連付けて記憶し、前記第3通信部は前記中継装置からその固有アドレスを受信すると前記固有設定番号を返送し、
    前記第2通信部を介して前記固有設定番号を受信した前記中継装置は、前記第1通信部と前記伝送線とを介して前記固有設定番号と自己の固有アドレスとを前記火災受信機へと送出し、
    前記制御装置は、
    前記火災受信機を介して前記携帯端末の前記固有設定番号とこれを送信した前記中継装置の前記固有アドレスに基づいて、前記携帯端末の所在位置を検出する所在検出部と、
    前記防火対象物の地図情報と、該地図情報に関連付けて前記火災アドレスに応じた複数の避難経路と、該避難経路に対応する避難経路番号とを記憶する制御記憶部と、を備え、
    前記火災アドレスと前記所在位置とに基づいて、前記制御記憶部を参照して最適な避難経路に対応する避難経路番号を選択し、該当する前記中継装置から該当する前記携帯端末へ選択した前記避難経路番号を送信するように前記火災受信機を制御し、
    前記第3通信部を介して前記避難経路番号を受信した前記携帯端末は、前記端末記憶部を参照して前記表示部に避難経路を表示する請求項1又は請求項2に記載の防災支援システム。
  4. 前記制御装置及び前記火災受信機は、停電時に所定時間駆動できる二次電池から成る予備電源を有し、
    前記防災支援システムは、電池駆動の前記携帯端末とともに、停電時であっても非常電源設備からの電源供給を受けることなく、前記制御装置及び前記火災受信機の予備電源により所定時間駆動できる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防災支援システム。
  5. 前記携帯端末と前記制御装置との間で、前記第1通信部と前記第2通信部と前記第3通信部と前記伝送線と前記火災受信機とを介して所定の文字数以下のメッセージを送受信し、前記携帯端末から前記制御装置へのメッセージでの報告又は前記制御装置から前記携帯端末へのメッセージでの報告を送受信する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防災支援システム。
  6. 前記第1通信部は、前記伝送線を介さず無線で通信する無線通信部を更に含み、
    前記自動火災報知設備は、前記火災受信機と通信する通信装置を含み、
    前記無線通信部と前記通信装置との間で無線通信を行う請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の防災支援システム。
  7. 前記中継装置は、前記火災感知器の本体もしくは前記本体を前記防火対象物に取り付ける取付ベースに内蔵され、又は前記火災感知器との対応が明確となる程度の距離に設置される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の防災支援システム。
  8. 前記火災感知器と対応付けられて配設される前記中継装置は、前記火災感知器と共通の固有アドレスを有する請求項7に記載の防災支援システム。
  9. 前記第2通信部が、前記可視光を用いた光通信である場合、
    前記中継装置は、前記警報装置であって光によって警報を発する光警報器、誘導灯、又は火災発生時に現場で手動操作する消防設備の標識としてその近傍に設置された表示灯のいずれかであって、且つ変調可能な光源を有する防災用発光装置に内蔵されて、前記第2通信部は前記光源から放射される光を変調して信号を送信し、前記第2通信部は光を受光する受光素子を有し、
    前記第3通信部は、前記第2通信部と光通信する送受信部とを有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の防災支援システム。
  10. 前記第2通信部が、可聴音もしくは超音波を用いた音響通信である場合、
    前記中継装置は、前記警報装置であって音によって警報を発する音響警報装置に内蔵されて、前記第2通信部は前記音響装置の発音部から放音される音を変調して信号を送信し、前記第2通信部は音を電気信号へ変換する受音部を有し、
    前記第3通信部は、前記第2通信部と音響通信する送受信部とを有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の防災支援システム。
JP2014026745A 2014-02-14 2014-02-14 支援システム Active JP6395395B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026745A JP6395395B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026745A JP6395395B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 支援システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015153177A true JP2015153177A (ja) 2015-08-24
JP2015153177A5 JP2015153177A5 (ja) 2017-03-23
JP6395395B2 JP6395395B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=53895336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014026745A Active JP6395395B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6395395B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017084176A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 能美防災株式会社 防災支援システム
JP2017091477A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 能美防災株式会社 支援システム
JP2017182417A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 ホーチキ株式会社 防災監視設備
JP2017182694A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 能美防災株式会社 火災報知システム
JP2018124954A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 能美防災株式会社 防災システム
JP2018197731A (ja) * 2017-05-25 2018-12-13 ホーチキ株式会社 防災連携システム
JP2020077427A (ja) * 2020-01-14 2020-05-21 ホーチキ株式会社 防災監視設備
JP2020077370A (ja) * 2019-08-30 2020-05-21 株式会社スペース二十四インフォメーション 災害時脱出ルート案内システムおよび災害時脱出ルート案内方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214978A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Fumitaka Murayama 対象者管理システム
JP2007286763A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Matsushita Electric Works Ltd 住棟受信機、集合住宅火災警報システム
JP2008234533A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Hochiki Corp 防災監視システム
JP2009237991A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2013207693A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Nohmi Bosai Ltd 防災活動支援システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214978A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Fumitaka Murayama 対象者管理システム
JP2007286763A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Matsushita Electric Works Ltd 住棟受信機、集合住宅火災警報システム
JP2008234533A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Hochiki Corp 防災監視システム
JP2009237991A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2013207693A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Nohmi Bosai Ltd 防災活動支援システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017084176A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 能美防災株式会社 防災支援システム
JP2017091477A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 能美防災株式会社 支援システム
JP2017182417A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 ホーチキ株式会社 防災監視設備
JP2017182694A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 能美防災株式会社 火災報知システム
JP2018124954A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 能美防災株式会社 防災システム
JP2018197731A (ja) * 2017-05-25 2018-12-13 ホーチキ株式会社 防災連携システム
JP7054323B2 (ja) 2017-05-25 2022-04-13 ホーチキ株式会社 防災連携システム
JP2020077370A (ja) * 2019-08-30 2020-05-21 株式会社スペース二十四インフォメーション 災害時脱出ルート案内システムおよび災害時脱出ルート案内方法
JP2020077427A (ja) * 2020-01-14 2020-05-21 ホーチキ株式会社 防災監視設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP6395395B2 (ja) 2018-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6395395B2 (ja) 支援システム
KR101705753B1 (ko) 대피 경로 안내 시스템
KR101827733B1 (ko) 지능형 비상 대피 유도 방법 및 그 시스템
KR101634207B1 (ko) 블루투스 비콘을 이용한 비상 탈출 시스템
JP2015153177A5 (ja)
JP4859722B2 (ja) 避難誘導システム
JP6681981B2 (ja) 災難警報及び災難訓練機能を備えたled照明灯システム
JP2008204393A (ja) 照明システム
KR101875377B1 (ko) 긴급 상황 알림 시스템
JP2017068685A (ja) 支援システム
JP6771929B2 (ja) 火災報知システム
JP6901952B2 (ja) トンネル坑内非常警報システム
CN205881094U (zh) 一种火灾自动报警系统
JP5002549B2 (ja) 異常設備検知システム
KR102132125B1 (ko) 소방용품 위치 알림 시스템
JP2017079021A (ja) 防災監視設備
JP2017033242A (ja) 案内システム
KR20100087412A (ko) 화재 대처 시스템과 시설
KR20170079165A (ko) 지진 감지가 가능한 소방 방재 시스템
JP2012113346A (ja) 防犯灯及びそれを利用した緊急通報システム
JP6577202B2 (ja) 光警報装置
JP2017016613A (ja) 火災報知システム
KR20200136628A (ko) 무선 화재 감지기 시스템
JP2006081650A (ja) 複数の消火器設置台および消火器の設置場所報知方法
JP6718652B2 (ja) 警報システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180531

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6395395

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150