JP2009237991A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 煙濃度が火災発生と判断する閾値以下であっても、特定の濃度に達したらその状況を通知する機能を備えたインターホンシステムを提供する。
【解決手段】 居室親機2には警報器カメラ35を備えた火災警報器3が接続される一方、インターネットNを介して外部監視機関SのPC8と通信を可能とした。居室親機2は火災警報器3から送出される煙濃度情報から2段階の判定を実施し、煙濃度が所定の第1の濃度に達したら火災発生前兆信号を発すると共に、第1の濃度より濃い所定の第2の濃度に達したら火災発生信号を発し、この信号をインターネットNを介してPC8に送信した。また、この信号の送信に合わせて警報器カメラ35の撮像映像も送信し、PC8にて警報を発報させると共に警報器カメラ35の撮像映像を表示させた。
【選択図】 図1
【解決手段】 居室親機2には警報器カメラ35を備えた火災警報器3が接続される一方、インターネットNを介して外部監視機関SのPC8と通信を可能とした。居室親機2は火災警報器3から送出される煙濃度情報から2段階の判定を実施し、煙濃度が所定の第1の濃度に達したら火災発生前兆信号を発すると共に、第1の濃度より濃い所定の第2の濃度に達したら火災発生信号を発し、この信号をインターネットNを介してPC8に送信した。また、この信号の送信に合わせて警報器カメラ35の撮像映像も送信し、PC8にて警報を発報させると共に警報器カメラ35の撮像映像を表示させた。
【選択図】 図1
Description
本発明はインターホンシステムに関し、特に煙を検知して火災発生を報知する火災警報器が接続されたインターホンシステムに関する。
従来の火災警報器が接続されたインターホンシステムには、例えば特許文献1に記載された構成のものがある。特許文献1では、インターホンを構成する居室親機に火災感知器(火災警報器)が接続され、火災警報器が火災発生を感知して火災発生信号を発したら、居室親機において火災発生を通知するメッセージ音が報音された。そして、携帯端末を携行している居住者に対しても、携帯端末に火災発生信号が送信された。
また、このように住戸内に設置される火災警報器は、煙の濃度を監視して火災発生を判定する構成のものが広く使用されている。具体的には、煙センサや判定回路を備えて、煙センサが煙の濃度を常時監視し、検知した煙濃度が閾値(例えば、濃度10%)を超えると、火災発生と判断して火災発生信号が出力されるよう構成されている。
また、このように住戸内に設置される火災警報器は、煙の濃度を監視して火災発生を判定する構成のものが広く使用されている。具体的には、煙センサや判定回路を備えて、煙センサが煙の濃度を常時監視し、検知した煙濃度が閾値(例えば、濃度10%)を超えると、火災発生と判断して火災発生信号が出力されるよう構成されている。
上記従来のインターホンシステムは、火災警報器が火災発生を感知したら居室親機が通報動作することで、居住者には通知することが可能となっている。しかしながら、居住者が警報を認識でない場所にいた場合や、認識できても対処できない状況にある場合は、折角警報を発しても役にたたなかった。
そのような理由から、外部の監視機関に同時に通報して確実に対処可能とする構成が考えられるが、外部の監視機関に火災発生を通報しても火災が発生してからの通報では手遅れになる場合が多く、早い段階での通報が望まれていた。ところが、火災警報器が火災発生を判定する煙濃度は所定の1つの閾値しかないため、火災発生の予兆を検知して早期に通知することは難しかった。
そのような理由から、外部の監視機関に同時に通報して確実に対処可能とする構成が考えられるが、外部の監視機関に火災発生を通報しても火災が発生してからの通報では手遅れになる場合が多く、早い段階での通報が望まれていた。ところが、火災警報器が火災発生を判定する煙濃度は所定の1つの閾値しかないため、火災発生の予兆を検知して早期に通知することは難しかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、煙濃度が火災発生と判断する閾値以下であっても、特定の濃度に達したら、その状況を通知する機能を備えたインターホンシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、居住者を呼び出すための玄関子機と、玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機とを有し、居室親機には火災警報器が接続されて火災発報機能を備えたインターホンシステムであって、火災警報器は、煙センサと煙濃度情報出力部と室内を撮像するカメラとを備える一方、居室親機は、火災警報器から送出される煙濃度情報から、煙濃度が所定の第1の濃度に達したら火災発生前兆段階と判断して火災発生前兆信号を送出し、第1の濃度より濃い所定の第2の濃度に達したら火災発生確定と判断して火災発生信号を送出し、2段階で火災の発生を判定する警報制御部と、火災発生前兆信号及び火災発生信号を住戸外へ送出するための警報信号出力部とを有し、警報制御部は、火災発生前兆信号の送信に合わせてカメラの撮像映像を警報信号出力部から送出することを特徴とする。
この構成によれば、火災発生前の僅かな煙濃度の状態であっても、所定の濃度に達したら、その情報を外部に報知するし、合わせて煙を検知した室内の映像情報も外部に送出する。従って、外部の監視機関、或いは集合住宅の管理室で住戸の火災発生を監視するような場合、火災発生前兆信号を受信することで、火災が発生する直前の状況を把握することが可能となり、火災発生に至った場合に対処しやすい。
そして、火災警報器が動作した部屋の状況も映像情報から確認できるので、早期に状況を把握することができ、状況の把握に役立つ。また、この映像は火災発生前兆段階と判断されなければ、見ることができないので、居住者のプライバシーを保護できる。。
そして、火災警報器が動作した部屋の状況も映像情報から確認できるので、早期に状況を把握することができ、状況の把握に役立つ。また、この映像は火災発生前兆段階と判断されなければ、見ることができないので、居住者のプライバシーを保護できる。。
請求項2の発明は、居住者を呼び出すための玄関子機と、玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機とを有し、居室親機には煙を検知する煙センサと煙濃度情報出力部とを備えた火災警報器が接続されて火災発報機能を備えたインターホンシステムであって、居室親機は、火災警報器から送出される煙濃度情報から、煙濃度が所定の第1の濃度に達したら火災発生前兆段階と判断して火災発生前兆信号を送出し、第1の濃度より濃い所定の第2の濃度に達したら火災発生確定と判断して火災発生信号を送出し、2段階で火災の発生を判定する警報制御部と、火災発生前兆信号及び火災発生信号を外部に送出する警報信号出力部と、警報制御部の動作を火災発生前兆段階から火災発生動作に移行させる非常ボタンとを有することを特徴する。
この構成によれば、煙濃度が火災発生と判断するレベルに達しなくても、低濃度の所定の濃度の煙が発生したら、それを報知する。また、煙濃度が低濃度であっても、非常ボタンを操作すれば居室親機が火災発生動作に移行する。従って、玄関子機で火災発生時に警報を発するように構成されている場合、或いは集合住宅において管理室に火災発生時に警報を発するよう構成されている場合、火災発生前兆段階の時点で、居住者の判断で火災確定動作に移行させることができ、速やかに火災発生の報知を実施できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、警報信号出力部は、公衆通信網を介して外部監視機関等に設置された外部報知手段と通信する通信部を有し、外部報知手段では受信した火災発生前兆信号と火災発生信号とで、異なる発報を行うことを特徴とする。
この構成によれば、遠方の外部監視機関等で自宅住戸の火災発生を監視でき、外部報知手段は火災発生には至らない火災発生前兆信号と火災発生が確定した火災発生信号とを異なる発報を実施するので、監視者は状況を把握し易い。そして、火災発生の前兆を把握できるので、対処し易い。
この構成によれば、遠方の外部監視機関等で自宅住戸の火災発生を監視でき、外部報知手段は火災発生には至らない火災発生前兆信号と火災発生が確定した火災発生信号とを異なる発報を実施するので、監視者は状況を把握し易い。そして、火災発生の前兆を把握できるので、対処し易い。
請求項4の発明は、請求項1に記載の発明において、警報信号出力部は、公衆通信網を介して外部監視機関等に設置された外部報知手段と通信する通信部を有し、通信部から火災発生前兆信号、或いは火災発生信号に加えて、カメラの撮像映像も送信され、外部報知手段では、カメラの撮像映像を出画する出画手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、外部監視機関等の外部報知手段は、火災発生前兆信号を受けた状態で信号送信元の室内映像を出画するので、監視員等はその映像を見て火災が発生しそう、或いは発生していると判断したら、火災警報を受信する前に消防署等への通報等必要な処置をすることができ、速やかな対応が可能となる。
この構成によれば、外部監視機関等の外部報知手段は、火災発生前兆信号を受けた状態で信号送信元の室内映像を出画するので、監視員等はその映像を見て火災が発生しそう、或いは発生していると判断したら、火災警報を受信する前に消防署等への通報等必要な処置をすることができ、速やかな対応が可能となる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発明において、外部報知手段は、火災発生前兆信号を送信している居室親機に対して、火災発生前兆段階から火災発生段階に移行させる確定ボタンと、当該確定ボタンの操作信号を返信する通信部を有し、居室親機の警報制御部は、操作信号を受けて、送出する信号を火災発生前兆信号から火災発生信号に変更することを特徴とする。
この構成によれば、外部監視機関等の監視員が、火災発生前兆信号を受けて表示されている室内の映像を見て、火災が発生しそう或いは発生していると判断したら、居室親機が発している火災発生前兆信号を火災発生信号に変更することができる。よって、居室親機に正確な動作をさせることができ、居住者や近所の住人に火災発生を速やかに通知できる。
この構成によれば、外部監視機関等の監視員が、火災発生前兆信号を受けて表示されている室内の映像を見て、火災が発生しそう或いは発生していると判断したら、居室親機が発している火災発生前兆信号を火災発生信号に変更することができる。よって、居室親機に正確な動作をさせることができ、居住者や近所の住人に火災発生を速やかに通知できる。
本発明によれば、火災発生前の僅かな煙濃度の状態であっても、所定の濃度に達したら、その情報を外部監視機関等外部に報知するし、合わせて煙を検知した室内の映像情報も外部に送出する。従って、外部の監視機関や集合住宅においては管理室でその住戸の火災発生を監視するような場合、火災発生前兆信号を受信することで、火災が発生する直前の状況を把握することが可能となり、火災発生に至った場合に対処しやすい。
そして、部屋の映像も確認できるので、状況を把握して火災発生状況を判断することができるし、この映像は火災発生前兆段階と判断されなければ、見ることができないので、居住者のプライバシーを保護できる。
そして、部屋の映像も確認できるので、状況を把握して火災発生状況を判断することができるし、この映像は火災発生前兆段階と判断されなければ、見ることができないので、居住者のプライバシーを保護できる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るインターホンシステムの一例を示す構成図であり、Pは住戸、Sはセキュリティ会社等の外部監視機関、Nはインターネットを示している。そして、1は居住者を呼び出すために玄関等に設置された玄関子機、2は玄関子機1からの呼び出しに応答するために住戸内に設置された居室親機、3は住戸内に設置された火災警報器、4は住戸内LAN配線に居室親機2を接続するためのHUB、5はインターネットNを介して外部と通信するためのブロードバンド通信装置、6は住戸の外部を監視するための第1監視カメラ、7は住戸内を監視するための第2監視カメラ、8は外部報知手段として外部監視機関Sに設置されたパーソナルコンピュータ(以下、単にPCとする)である。
玄関子機1及び火災警報器3は、それぞれ伝送線L1,L2により居室親機2に接続されている。居室親機2は、HUB4を介してブロードバンド通信装置5にLAN接続され、ブロードバンド通信装置5はインターネットNに接続されている。また、第1監視カメラ6、第2監視カメラ7はHUB4を介して居室親機2にLAN接続されている。一方、PC8はブロードバンド通信装置9を介してインターネットNに接続される。DはPC8のディスプレイを示し、後述するカメラ撮像映像11及び火災確定ボタン12が表示されている状態を示している。
玄関子機1は来訪者を撮像するための子機カメラ15、呼出ボタン16、図示しないマイク及びスピーカを備えた通話部17、居室親機2と通信するインターフェース(子機IF)18等を備えている。
居室親機2は、火災警報等の警報音を鳴動させるスピーカ21、警報表示を行う表示部としてのLCD22、LCD22に表示するための画像処理を行うLCDドライバ23、火災警報器3から送信される煙濃度情報から後述する火災発生前兆段階にあると判断するための第1の濃度や、火災発生と判断する第2の濃度を記憶する親機メモリ24、火災発生前兆段階において火災発生動作に移行させるための非常ボタン25、煙濃度信号により火災発生前兆段階や火災発生を判断すると共に、居室親機2全体を制御する親機CPU26、玄関子機1と通信するためのインターフェース(親機第1IF)27、火災警報器3と通信するためのインターフェース(親機第2IF)28、火災発生前兆信号や火災発生信号を外部監視機関Sへ送信し、更には撮像映像を外部監視機関Sへ送信するためのインターフェース(親機第3IF)29等を備えている。
尚、居室親機2には、玄関子機1と通話するための通話部、及び呼び出しに応答するための通話ボタンを備えているが、省略してある。また、火災発生と判断する第2の濃度とは、従来より火災警報器が火災発生と判断する煙濃度であり、例えば煙濃度10%をいい、火災発生前兆段階にあると判断する第1の濃度は、それより低い例えば煙濃度5%をいう。
火災警報器3は、煙センサ31、煙センサ31の検知信号から煙濃度を換算するための換算テーブルを記憶した警報器メモリ32、煙センサ31の検知信号から煙濃度を換算すると共に火災警報器3を制御する警報器CPU33、火災発生時に警報音を発する警報器スピーカ34、室内を撮像する警報器カメラ35、煙濃度情報を送信し、居室親機2と通信するためのインターフェース(警報器IF)36等を備えている。
このように構成されたインターホンシステムは、以下のように動作する。但し、インターホンの基本動作である、玄関子機1からの呼び出し、及びその呼び出しに対する居室親機2による応答動作、更には呼出操作により子機カメラ15が撮像を開始して居室親機2のLCD22にその撮像画像が表示される動作は、従来と同様であるため説明を省略し、ここでは火災警報器3が動作した場合のシステムの動作を説明する。
火災警報器3は、煙センサ31が検知する煙濃度情報を警報器CPU33が常時受信し、受信した信号は警報器メモリ32内の換算テーブルを基に煙濃度が換算される。換算された煙濃度信号は、随時警報器IF36から居室親機2へ送信される。
図2〜図4は煙濃度信号を受信した居室親機2の動作の流れを示すフローチャートであり、このフローに基づいて説明する。煙濃度信号を受信した居室親機2は、親機CPU26の制御により次のように動作する。
親機第2IF28から常時煙濃度信号を受信(S1)した居室親機2は、受信した煙濃度信号を親機メモリ24に記憶されている閾値(第1の濃度及び第2の濃度)と比較し、煙濃度が記憶している火災発生の前兆段階レベルである第1の濃度に達し(S2)、火災発生レベルである第2の濃度未満(S3)であったら前兆段階モードに移行(S4)し、火災発生前兆段階レベルを超え(S2)、更に火災発生レベル以上(S3)になったら火災発生モードに移行(S5)する。
親機第2IF28から常時煙濃度信号を受信(S1)した居室親機2は、受信した煙濃度信号を親機メモリ24に記憶されている閾値(第1の濃度及び第2の濃度)と比較し、煙濃度が記憶している火災発生の前兆段階レベルである第1の濃度に達し(S2)、火災発生レベルである第2の濃度未満(S3)であったら前兆段階モードに移行(S4)し、火災発生前兆段階レベルを超え(S2)、更に火災発生レベル以上(S3)になったら火災発生モードに移行(S5)する。
前兆段階モードに移行すると、まずスピーカ21を鳴動させて火災の前兆報知(S11)をする。そして、火災警報器3へカメラ起動信号を送信して警報器カメラ35を起動させ、警報器カメラ35の撮像映像信号の受信を開始(S12)し、第1監視カメラ6及び第2監視カメラ7の撮像映像の受信をHUB4、親機第3IF29を介して開始(S13)し、更に玄関子機1の子機カメラ15撮像映像の受信を親機第1IF27を介して開始(S14)する。
この映像の受信に平行して、火災発生前兆信号が親機第3IF29からPC8に向けて出力される(S15)。出力された火災発生前兆信号は、HUB4、ブロードバンド通信装置5、インターネットNを介して外部監視機関Sに送信され、ブロードバンド通信装置9を介してPC8にて受信される。
この火災発生前兆信号を受信したPC8は、図示しない報音部から前兆報知を行う。尚、親機第3IF27からPC8に向けて送出される信号は、送信先のIPアドレス等が付与され送出されている。
この火災発生前兆信号を受信したPC8は、図示しない報音部から前兆報知を行う。尚、親機第3IF27からPC8に向けて送出される信号は、送信先のIPアドレス等が付与され送出されている。
居室親機2は、第1監視カメラ6、第2監視カメラ7、子機カメラ15、警報器カメラ35、の撮像映像を受信すると、順次切り替えてLCD22に表示する(S16)。そして、LCD22に表示される映像情報は親機第3IF29から外部監視機関Sに向けて送出される(S17)。この映像信号は、HUB4、ブロードバンド通信装置5、インターネットN、ブロードバンド通信装置9を介して外部監視機関SのPC8にて受信される。
この映像信号を受信したPC8は、図1に示すように、ディスプレイDに受信した映像11を表示すると共に、火災確定ボタン12を表示する。ディスプレイDはタッチパネルでもあり、表示されている火災確定ボタン12がタッチされると、PC8はそのタッチ操作を検知し、所定の動作を実施する。
その後、前兆報知動作している居室親機2に気づいた居住者が、LCD22に表示されているカメラ撮像映像を見て、或いは直接現場を見て火災発生と判断したら非常ボタン25を押下する(S18)と、居室親機2は火災発生モードへ移行(S20)し、火災発生前兆信号に替えて火災発生信号を親機第3IF29から出力する。
一方で、火災発生前兆信号を受信して、映像11及び火災確定ボタン12が表示されているディスプレイDを見ている外部監視機関Sの監視者が、表示映像から火災が発生しそう或いは発生していると判断した場合に、火災確定ボタン12がタッチされると、火災発生前兆信号の経路とは逆の経路を辿り、居室親機2へ火災確定信号(火災発生信号)が送信される。居室親機2は、この火災確定信号を受信(S19)したら前兆段階モードから火災発生モードへ移行する(S20)。
こうして、火災発生前兆段階であっても、居室親機2の操作、或いは外部監視機関Sからの信号で火災発生モードに移行する。
こうして、火災発生前兆段階であっても、居室親機2の操作、或いは外部監視機関Sからの信号で火災発生モードに移行する。
次に火災発生モード動作を説明する。居室親機2は火災発生モードに移行すると、まず火災発生報知音をスピーカ21から鳴動させ(S21)、LCD22に火災発生を表示、例えば「火災が発生しました」等の表示を行う(S22)。そして、玄関子機1に対して警報音を送信すると共に、火災警報器3に警報音鳴動信号を送信して双方に火災発生の報知動作をさせる(S23)。
そして、上記前兆段階モード動作と同様に火災警報器3へカメラ起動信号を送信して警報器カメラ35の撮像を開始或いは動作を継続させ、第1監視カメラ6及び第2監視カメラ7の撮像映像をHUB4、親機第3IF29を介して受信を開始或いは継続し(S24)、更に玄関子機1の子機カメラ15撮像映像の受信を親機第1IF27を介して開始或いは継続させ(S25)、警報器カメラ35の撮像映像信号の受信を開始或いは継続させる(S26)。
この受信動作に並行して、火災発生信号が親機第3IF29からPC8に向けて出力される(S27)。出力された火災発生信号は、HUB4、ブロードバンド通信装置5、インターネットNを介して外部監視機関Sに送信され、ブロードバンド通信装置9を介してPC8にて受信される。火災発生信号を受信したPC8は、図示しない報音部から火災発生警報を発報する。
尚、PC8から火災発生確定信号を受信して火災発生モードに移行した場合は、火災発生信号のPC8への送信はなく、火災確定ボタン12が操作された時点で火災発生警報を発報する。また、この時発報される火災発生警報は、火災発生前兆信号と時とは異なる警報である。
尚、PC8から火災発生確定信号を受信して火災発生モードに移行した場合は、火災発生信号のPC8への送信はなく、火災確定ボタン12が操作された時点で火災発生警報を発報する。また、この時発報される火災発生警報は、火災発生前兆信号と時とは異なる警報である。
一方、居室親機2は、第1監視カメラ6、第2監視カメラ7、子機カメラ15、警報器カメラ35の撮像映像を受信すると、上記前兆段階モードと同様に順次切り替えてLCD22に表示させる(S28)。そして、LCD22に表示される映像情報が外部監視機関Sにも送信(S29)され、PC8にて受信される。この映像信号を受信したPC8は、ディスプレイDに受信した映像を表示する。
このように、火災発生前の僅かな煙濃度の状態であっても、所定の濃度に達したら、その情報を外部に報知するので、外部の監視機関、或いは集合住宅の管理室等で住戸の火災発生を監視するような場合、火災発生前兆信号を受信して火災が発生する直前の状況を把握することが可能となり、火災発生に至った場合に対処しやすい。
そして、合わせて煙を検知した室内の映像情報も外部に送出することで、火災警報器が動作した部屋の状況も映像情報から確認でき、早期に状況を把握することができて状況の把握に役立つ。また、この映像は火災発生前兆段階と判断されなければ、見ることができないので、居住者のプライバシーを保護できる。
また、火災発生前の前兆段階でも、居室親機に設けられた非常ボタンが操作されたら火災発生動作に移行するので、居住者の判断で火災確定動作に移行させることができ、速やかに火災発生の報知を実施できる。
そして、合わせて煙を検知した室内の映像情報も外部に送出することで、火災警報器が動作した部屋の状況も映像情報から確認でき、早期に状況を把握することができて状況の把握に役立つ。また、この映像は火災発生前兆段階と判断されなければ、見ることができないので、居住者のプライバシーを保護できる。
また、火災発生前の前兆段階でも、居室親機に設けられた非常ボタンが操作されたら火災発生動作に移行するので、居住者の判断で火災確定動作に移行させることができ、速やかに火災発生の報知を実施できる。
また、外部監視機関で自宅住戸の火災発生を監視し、外部報知手段としてのパーソナルコンピュータは火災発生には至らない火災発生前兆信号と火災発生が確定した火災発生信号とについて異なる発報及び表示を実施するので、監視者は状況を把握し易い。そして、火災発生の前兆を把握できるので、対処し易い。
更に、パーソナルコンピュータは、火災発生前兆信号を受けて信号送信元の室内映像を出画するので、監視員等はその映像を見て火災が発生しそう、或いは発生していると判断したら、火災警報を受信する前に消防署等への通報等必要な処置をすることができ、速やかな対応が可能となる。
また、パーソナルコンピュータに火災確定ボタンを設けられているので、セキュリティ会社等の監視員が、火災発生前兆信号を受けた状態で表示されている室内の映像を見て、火災が発生しそう或いは発生していると判断したら、居室親機が発している火災発生前兆信号を火災発生信号に変更することができるので、居室親機に正確な動作をさせることができ、居住者や近所の住人に火災発生を速やかに通知できる。
更に、パーソナルコンピュータは、火災発生前兆信号を受けて信号送信元の室内映像を出画するので、監視員等はその映像を見て火災が発生しそう、或いは発生していると判断したら、火災警報を受信する前に消防署等への通報等必要な処置をすることができ、速やかな対応が可能となる。
また、パーソナルコンピュータに火災確定ボタンを設けられているので、セキュリティ会社等の監視員が、火災発生前兆信号を受けた状態で表示されている室内の映像を見て、火災が発生しそう或いは発生していると判断したら、居室親機が発している火災発生前兆信号を火災発生信号に変更することができるので、居室親機に正確な動作をさせることができ、居住者や近所の住人に火災発生を速やかに通知できる。
尚、上記実施形態では、火災警報器3に設けた警報器カメラ35の映像に加えて、玄関子機1の子機カメラ15の映像、住戸外を撮像する第1監視カメラ6、住戸内を撮像する第2監視カメラ7の撮像映像を合わせて外部監視機関Sへ送信しているが、作動した火災警報器3に備えられた警報器カメラ35の撮像映像を送信するだけでも、火災の監視に十分有効である。
また、火災警報器3は発報機能及びカメラ(警報器カメラ35)を備えているが、居室親機2等が発報機能を備えていれば発報機能は無くとも良いし、カメラは関連する室内を撮像するものであれば独立して設けても良い。
更に、セキュリティ会社等の外部監視機関Sに通知する構成としているが、管理室や警備員室を備えた集合住宅では、火災発生前兆信号や火災発生信号を管理室等へ通知しても良う、その場合はインターネットNを使用せずLAN接続すれば良い。
また、火災警報器3は発報機能及びカメラ(警報器カメラ35)を備えているが、居室親機2等が発報機能を備えていれば発報機能は無くとも良いし、カメラは関連する室内を撮像するものであれば独立して設けても良い。
更に、セキュリティ会社等の外部監視機関Sに通知する構成としているが、管理室や警備員室を備えた集合住宅では、火災発生前兆信号や火災発生信号を管理室等へ通知しても良う、その場合はインターネットNを使用せずLAN接続すれば良い。
1・・玄関子機、2・・居室親機、3・・火災警報器、5・・ブロードバンド通信装置(通信部)、8・・パーソナルコンピュータ(外部報知手段)、12・・火災確定ボタン(確定ボタン)、21・・スピーカ、22・・LCD、24・・親機メモリ、25・・非常ボタン、26・・親機CPU(警報制御部)、29・・親機第3IF(警報信号出力部)、31・・煙センサ、33・・警報器CPU、34・・警報器スピーカ、35・・警報器カメラ(カメラ)、36・・警報器IF(煙濃度情報出力部)、N・・インターネット(公衆通信網)、P・・住戸、S・・外部監視機関、D・・ディスプレイ(出画手段)。
Claims (5)
- 居住者を呼び出すための玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機とを有し、前記居室親機には火災警報器が接続されて火災発報機能を備えたインターホンシステムであって、
前記火災警報器は、煙センサと煙濃度情報出力部と室内を撮像するカメラとを備える一方、
前記居室親機は、前記火災警報器から送出される煙濃度情報から、煙濃度が所定の第1の濃度に達したら火災発生前兆段階と判断して火災発生前兆信号を送出し、前記第1の濃度より濃い所定の第2の濃度に達したら火災発生確定と判断して火災発生信号を送出し、2段階で火災の発生を判定する警報制御部と、前記火災発生前兆信号及び火災発生信号を住戸外へ送出するための警報信号出力部とを有し、
前記警報制御部は、前記火災発生前兆信号の送信に合わせて前記カメラの撮像映像を前記警報信号出力部から送出することを特徴とするインターホンシステム。 - 居住者を呼び出すための玄関子機と、前記玄関子機からの呼び出しに応答するための居室親機とを有し、前記居室親機には煙を検知する煙センサと煙濃度情報出力部とを備えた火災警報器が接続されて火災発報機能を備えたインターホンシステムであって、
前記居室親機は、前記火災警報器から送出される煙濃度情報から、煙濃度が所定の第1の濃度に達したら火災発生前兆段階と判断して火災発生前兆信号を送出し、前記第1の濃度より濃い所定の第2の濃度に達したら火災発生確定と判断して火災発生信号を送出し、2段階で火災の発生を判定する警報制御部と、前記火災発生前兆信号及び火災発生信号を外部に送出する警報信号出力部と、前記警報制御部の動作を火災発生前兆段階から火災発生動作に移行させる非常ボタンとを有することを特徴とするインターホンシステム。 - 前記警報信号出力部は、公衆通信網を介して外部監視機関等に設置された外部報知手段と通信する通信部を有し、前記外部報知手段では受信した火災発生前兆信号と火災発生信号とで、異なる発報を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のインターホンシステム。
- 前記警報信号出力部は、公衆通信網を介して外部監視機関等に設置された外部報知手段と通信する通信部を有し、前記通信部から前記火災発生前兆信号、或いは前記火災発生信号に加えて、前記カメラの撮像映像も送信され、
前記外部報知手段は、前記カメラの撮像映像を出画する出画手段を有することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。 - 前記外部報知手段は、火災発生前兆信号を送信している前記居室親機に対して、前記火災発生前兆段階から火災発生段階に移行させる確定ボタンと、当該確定ボタンの操作信号を返信する通信部を有し、
前記居室親機の前記警報制御部は、前記操作信号を受けて、送出する信号を前記火災発生前兆信号から前記火災発生信号に変更することを特徴とする請求項4記載のインターホンシステム。
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