JP2015152547A - 電流プローブ - Google Patents

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Kimio Masuda
公夫 増田
信機 久保田
Nobuki Kubota
信機 久保田
智 花岡
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智 花岡
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Abstract

【課題】結線部や電線が電流プローブのストロークの影響を受けないようにすることで、予期せぬ接触不良やスパークを防止するとともに、被検体表層の傾斜、凹凸、段差などに左右されず、常に安定した接触点数及び抵抗値を保持することができる電流プローブを提供する。【解決手段】プローブ本体11の先端面13bには複数の接触子14を挿入するための複数の挿入孔13cが設けられ、前記接触子14は、前記挿入孔13cの内部に摺動可能に配置されるとともに、付勢手段15によって突出方向に付勢されるようにした。【選択図】図1

Description

この発明は、抵抗値や電圧値等の計測に使用される電流プローブに関する。
従来、導電性の先端部を被検体に当接させることで電気的な接続を確立し、抵抗値や電圧値等を計測可能とした検査用の電流プローブが提供されている。例えば、二次電池の充放電検査の接触子として使用される大電流用のプローブにおいては、上下動可能な接触子を二次電池の電極に接触させ、充放電装置からプローブに電流を供給して充放電検査を行う。このような充放電検査などに使用されるプローブは、比較的大きな電流を通電して検査を行うため、電線を接続したプローブ本体を直接被検体へと押し付けるダイレクトタイプが主流である。
例えば特許文献1には、位置決め用のブロックにスリーブ状の駆動機構を固定し、駆動機構を上下動させることで、駆動機構内で摺動可能に支持されたプローブ本体を被検体へと押し付けるようにしたダイレクトタイプの電流プローブが開示されている。
実開昭62−114366号公報
しかし、上記したようなダイレクトタイプの電流プローブでは、電流プローブを交換する際に電線の脱着が必要となるため、作業が煩雑であるという問題があった。例えば二次電池の充放電検査の場合、二次電池をパレットに極力隙間なく並べ、この二次電池の端子ピッチに合わせて電流プローブを配置するため、限られたスペースで作業しなくてはならない。このように電線の脱着作業が困難な状況では、電流プローブを交換する際に電線の脱着が必要となることは非常に煩わしい作業となっていた。
また、ダイレクトタイプの電流プローブでは、測定時の電流プローブのストロークに合わせて結線部及び電線も一緒に移動する。このとき、例えば狭いスペースで配線を行ったことにより電線が互いに干渉している状況などにおいては、結線部及び電線が移動することで意図しない力が働き、予期せぬ接触不良やスパークを引き起こすおそれがあった。
更には、上記した特許文献1記載の技術のように、プローブの先端を鋭利な多頂点の形状とした場合、この鋭利な多頂点を結んだ仮想平面で被検体の表層に接触するため、被検体表面の凹凸や傾斜等に追従して接触点を変えることができない。このため、傾斜のない平滑面にしか対応できず、用途が限定されるという問題がある。また、傾斜のない平滑面であっても、小さなうねり等がある場合には接触状態が安定しないという問題がある。また、複数の頂点を均等な高さに加工しなければならないため、高い加工技術が要求されて高コストとなってしまう問題がある。
そこで、本発明は、結線部や電線が電流プローブのストロークの影響を受けないようにすることで、予期せぬ接触不良やスパークを防止するとともに、被検体表層の傾斜、凹凸、段差などに左右されず、常に安定した接触点数及び抵抗値を保持することができる電流プローブを提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の発明は、電線を結線する結線部を備えたプローブ本体と、前記プローブ本体の先端に突出して設けられた複数の接触子と、前記接触子を突出方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記プローブ本体の先端面には前記複数の接触子を挿入するための複数の挿入孔が設けられ、前記接触子は、前記挿入孔の内部に摺動可能に配置されるとともに、付勢手段によって突出方向に付勢されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、前記接触子は、先端側に向って徐々に直径が大きくなるテーパ状の周面を有していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の特徴点に加え、前記プローブ本体は、前記結線部を備えたソケットと、前記挿入孔を備えたホルダと、を備え、前記ソケットから前記ホルダを分離することで、前記接触子及び前記付勢手段を前記プローブ本体から取り出し可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の特徴点に加え、前記付勢手段は、後端部の径を大きくしたスプリングであり、前記挿入孔の内周面には、前記付勢手段の後端部を係合させるための段部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、プローブ本体の先端面には複数の接触子を挿入するための複数の挿入孔が設けられ、前記接触子は、前記挿入孔の内部に摺動可能に配置されるとともに、付勢手段によって突出方向に付勢されている。すなわち、接触子がプローブ本体とは独立してストロークするため、接触子が被検体に押し付けられてストロークした場合でも、電線を結線したプローブ本体はこのストロークの影響を受けない。よって、接触子がストロークしても結線部や電線が移動しないので、結線部や電線に意図しない力が働くことがなく、予期せぬ接触不良やスパークを抑制できる。
また、複数の接触子が各々独立してストロークするため、被検体の表面形状に追従して接触子が個別に動くことができる。よって、被検体表層の傾斜、凹凸、段差などに左右されず、常に安定した接触点数及び抵抗値を保持することができるので、通電時の発熱やスパークを抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、前記接触子は、先端側に向って徐々に直径が大きくなるテーパ状の周面を有している。このような構造とすることで、接触子がストロークしたときに接触子の傾きが大きく変化し、被検体に押し付けられた接触子の先端部が被検体表面をスクラブするようになっている。
すなわち、接触子が押し込まれる前の状態においては、直径の比較的小さな部分が挿入孔の開口縁に接触しており、接触子の姿勢が挿入孔に対して大きく傾いた状態である。この状態で接触子を被検体に押し付けると接触子は挿入孔の内方へと押し込まれるが、このとき、接触子の周面の直径が徐々に大きくなるため、挿入孔に対して傾いていた接触子の姿勢が挿入孔に対して平行となるように誘導される。このように接触子の姿勢が変化することで、接触子の先端部が被検体の表面上を滑ってスクラブする。
このように接触子の先端部が被検体の表面をスクラブすることで、被検体の表層に形成された酸化被膜や高抵抗コーティングなどの高抵抗被膜を除去することができるので、低抵抗の安定した接触を確保することができる。
また、接触子が挿入孔の内方へと押し込まれてストロークしたときに、接触子の周面の直径が徐々に大きくなっていることで接触子の周面が挿入孔に接触しやすいので、最短かつ確実な通電経路が確保され、低抵抗の安定した接触を確保することができる。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、前記プローブ本体は、前記結線部を備えたソケットと、前記挿入孔を備えたホルダと、を備え、前記ソケットから前記ホルダを分離することで、前記接触子及び前記付勢手段を前記プローブ本体から取り出し可能である。このような構成によれば、消耗し易い接触子や付勢手段を交換する際に電線の脱着が必要ないので、メンテナンス性を向上させることができる。また、電流プローブ全体を交換することなく、接触子や付勢手段またはホルダのみを交換することもできるので、ランニングコストを低減することもできる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、前記付勢手段は、後端部の径を大きくしたスプリングであり、前記挿入孔の内周面には、前記付勢手段の後端部を係合させるための段部が形成されているので、スプリングを挿入孔に挿抜するだけでスプリングの取り外しが可能である。よって、組み付けの作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
電流プローブの外観図である。 電流プローブの内部構造を示す図である。 電流プローブを前方から見た分解斜視図である。 電流プローブを後方から見た分解斜視図である。 (a)接触子の側面図、(b)付勢手段を取り付けた接触子の側面図である。 プローブ本体に対して接触子を取り付け、又は、取り外す様子を説明するための図である。 接触子の姿勢がストロークに合わせて変化する様子を示す図である。 電圧測定用プローブの内部構造を示す図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電流プローブ10は、導電性の先端を被検体に当接させることで被検体との電気的な接続を確立し、被検体の抵抗値や電圧値等を計測するために使用される。この電流プローブ10は、図1に示すように、先端において多点で被検体に接触することで接触面積を確保し、大電流で使用した場合でも発熱を抑制することができるようになっている。
この電流プローブ10は、図1及び図2に示すように、プローブ本体11と、接触子14と、付勢手段15と、を備えている。
プローブ本体11は、図1及び図2に示すような棒状部材であり、後端部に電線を結線するための結線部12aを備えるとともに、前端部に複数の挿入孔13cを備えている。このプローブ本体11は、軸方向に貫通する貫通孔11aを備えており、この貫通孔11aを貫通するように後述する電圧測定用プローブ20を取り付け可能となっている。
本実施形態に係るプローブ本体11は、前後に2つの部材を連結して構成されている。具体的には、前記結線部12aを備えたソケット12と、前記挿入孔13cを備えたホルダ13と、を備えており、この2つの部材が前後に連結されている。このソケット12及びホルダ13は、図6に示すように、互いに対応するおねじ部12b又はめねじ部13aを備えており、このおねじ部12bとめねじ部13aとを互いに螺合させることで連結可能となっている。なお、本実施形態においてはソケット12におねじを形成し、ホルダ13にめねじを形成しているが、これに限らず、ソケット12にめねじを形成し、ホルダ13におねじを形成してもよい。また、ソケット12とホルダ13とを連結する方法としてはねじ式に限らず、他の周知の方法(嵌合、圧入、ロックレバー等)であってもよい。
ソケット12は、上記したように、電線を結線するための結線部12aを備えている。この結線部12aに結線した電線は測定機器(例えば二次電池の充放電検査を行うための充放電装置)に接続され、これにより電流プローブ10が測定機器と電気的に接続される。
また、このソケット12は、電流プローブ10を昇降装置に固定するための支持固定部12cを備えている。具体的には、例えば合成樹脂製のボードに孔を形成し、この孔に電流プローブ10を挿通し、支持固定部12cをボードの孔に係合させて固定する。このように電流プローブ10を固定したボードは、被検体に対して離接可能となるように対向配置される。このように配置すれば、電気的な接続を確立したい場合には、ボードを被検体に対して接近させることで、電流プローブ10の先端(より具体的には後述する接触子14)を被検体に押し付けて接触させることができる。
ホルダ13は、ソケット12に対して着脱可能に形成され、先端面13bに複数の挿入孔13cを開口させている。この複数の挿入孔13cは、前後に貫通して形成されており、ほぼ一定の径で形成されているが、後端部のみがやや大径に形成されている。このように挿入孔13cの一部を大径に形成することで、図6に示すように、挿入孔13cの後側の開口付近(言い換えると、ソケット12に臨む挿入孔13cの開口付近)の内周面に段部13dが形成されている。この段部13dは、後述する付勢手段15の大径部15aを係合させるためのものである。挿入孔13cには、図2等に示すように、一対の接触子14と付勢手段15とが挿入されている
接触子14は、プローブ本体11の挿入孔13cの内部に摺動可能に配置されるとともに、プローブ本体11の先端に突出して設けられる。この接触子14は、被検体に押し当てられて電気的な接続を得るためのものである。この接触子14は、図5に示すように、円筒部14bの前部に略円錐状の先端突起14aを備えている。この先端突起14aは、被検体の表面に形成された高抵抗被膜を貫通できるように先端が尖った形状で形成されている。また、円筒部14bの前部には付勢手段15を接続するための接続部14dが形成されている。図5(b)に示すように、この接続部14dを付勢手段15に圧入することで、接触子14を付勢手段15に連結できるようになっている。
なお、この接触子14の円筒部14bは、図5に示すように、先端側に向って徐々に直径が大きくなるテーパ状の周面14cを有している。この目的については後ほど詳述する。
付勢手段15は、図5(b)に示すようなスプリングであり、後端部をやや大径とした大径部15aを備えている。この付勢手段15を組み付ける際には、図6に示すように、大径部15aの反対側の端部に接触子14を連結し、接触子14を連結した側から挿入孔13cに挿入する。挿入孔13cに挿入する際には、ホルダ13の裏面側(ソケット12に臨む側)から挿入する。このように付勢手段15を挿入孔13cに挿入すると、挿入孔13cの内周面に形成された段部13dに付勢手段15の大径部15aが係合し、付勢手段15がそれ以上奥に挿入できない状態となる。この状態でホルダ13とソケット12とを連結すれば、付勢手段15の大径部15aが挿入孔13cの段部13dとソケット12とで挟まれるので、付勢手段15及び接触子14の位置を固定することができる。
なお、付勢手段15や接触子14が摩耗したなどの理由により付勢手段15や接触子14をプローブ本体11から取り出したい場合には、ソケット12からホルダ13を分離するだけで、ホルダ13の裏面側から付勢手段15及び接触子14を容易に取り出すことができる。
上記したように付勢手段15及び接触子14を挿入孔13cにセットすると、図1及び図2に示すように、接触子14が付勢手段15によって突出方向へと付勢され、付勢手段15によって付勢された複数の接触子14がプローブ本体11の先端から突出した状態となる。このため、樹脂ボードなどに固定したプローブ本体11を被検体に近付けると、複数の接触子14が被検体に押し付けられる。そして、被検体に押し付けられた接触子14は、付勢手段15の付勢力に抗して挿入孔13cの内部へと押し込まれるようになっている。
なお、図5(b)に示すように、付勢手段15は、接触子14の接続部14dに形成されたフランジ状の抜け止めに係合することで接触子14に連結される。このとき、付勢手段15と接触子14とは連結部で曲折して「く」字状となるように形成されている。たとえば、斜めに巻かれたスプリングがフランジ状の抜け止めに係合することで、付勢手段15と接触子14とを「く」字状に連結することができる。このように付勢手段15と接触子14とを「く」字状に連結しているため、図7に示すように、この付勢手段15及び接触子14を挿入孔13cにセットしたときに、接触子14が挿入孔13cに対して傾いた状態となる。このように挿入孔13cに対して傾いた状態の接触子14が挿入孔13cの内部へと押し込まれると、円筒部14bの周面14cの一部が挿入孔13cの開口縁に接触した状態で摺動することになる。このとき、上述したように円筒部14bの周面14cが徐々に直径が大きくなるテーパ状であるため、接触子14が押し込まれるにしたがって接触子14の傾きが変化するようになっている。具体的には、接触子14が押し込まれるにしたがって、挿入孔13cに対して傾いていた接触子14の姿勢が、徐々に挿入孔13cに対して平行となるように誘導される。
このように接触子14の姿勢が変化することで、接触子14の先端部が被検体の表面上を滑るようになっている(図7の例ではGで示す距離を接触子14の先端部が移動している)。このように接触子14の先端部が被検体の表面上を滑ることで、被検体の表面がスクラブされるので、被検体の表層に形成された酸化被膜や高抵抗コーティングなどの高抵抗被膜を除去することができ、低抵抗の安定した接触を確保することができる。
なお、本実施形態に係る電流プローブ10は、プローブ本体11の内部に電圧測定用プローブ20を備えており、この電圧測定用プローブ20を四端子測定の電圧測定用センシングピンとして使用可能となっている。電圧測定用プローブ20は、図2〜4に示すように、絶縁カラー16,17を介して固定されている。このため、この電圧測定用プローブ20は、プローブ本体11や接触子14に対して絶縁されている。また、電圧測定用プローブ20の後端部には、電線を接続可能なオスピン25が設けられており、電線によって四端子測定用の測定機器(図示せず)と電気的に接続可能となっている。このように、電圧測定用プローブ20は、プローブ本体11とは電気的に別系統で測定機器に接続できるようになっている。
この電圧測定用プローブ20は、図8に示すように、被検体に押し当てられるプランジャ23と、プランジャ23を突出方向に付勢するプランジャスプリング24と、プランジャ23の摺動をガイドする筒状のバレル22と、これらの部材を格納するソケット21と、を備えている。プランジャ23の先端部は鋭利となっており、この鋭利な先端を被検体に押し付けることで、被検体の表層の高抵抗被膜を突き破ることが可能となっている。なお、被検体に押し付けられたプランジャ23は、プランジャスプリング24の付勢力に抗してバレル22の内部へと摺動し、無理な負荷がかからないようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、プローブ本体11の先端面13bには複数の接触子14を挿入するための複数の挿入孔13cが設けられ、前記接触子14は、前記挿入孔13cの内部に摺動可能に配置されるとともに、付勢手段15によって突出方向に付勢されている。すなわち、接触子14がプローブ本体11とは独立してストロークするため、接触子14が被検体に押し付けられてストロークした場合でも、電線を結線したプローブ本体11はこのストロークの影響を受けない。よって、接触子14がストロークしても結線部12aや電線が移動しないので、結線部12aや電線に意図しない力が働くことがなく、予期せぬ接触不良やスパークを抑制できる。
また、複数の接触子14が各々独立してストロークするため、被検体の表面形状に追従して接触子14が個別に動くことができる。よって、被検体表層の傾斜、凹凸、段差などに左右されず、常に安定した接触点数及び抵抗値を保持することができるので、通電時の発熱やスパークを抑制することができる。
また、前記接触子14は、先端側に向って徐々に直径が大きくなるテーパ状の周面14cを有している。このような構造とすることで、接触子14がストロークしたときに接触子14の傾きが大きく変化することで、被検体に押し付けられた接触子14の先端部が被検体表面をスクラブするようになっている。
すなわち、接触子14が押し込まれる前の状態においては、直径の比較的小さな部分が挿入孔13cの開口縁に接触しており、接触子14の姿勢が挿入孔13cに対して大きく傾いた状態である(図7のAで示す状態)。この状態で接触子14を被検体に押し付けると接触子14は挿入孔13cの内方へと押し込まれるが、このとき、接触子14の周面14cの直径が徐々に大きくなるため、挿入孔13cに対して傾いていた接触子14の姿勢が挿入孔13cに対して平行となるように誘導される(図7のBで示す状態)。このように接触子14の姿勢が変化することで、接触子14の先端部が被検体の表面上を滑ってスクラブする。
このように接触子14の先端部が被検体の表面をスクラブすることで、被検体の表層に形成された酸化被膜や高抵抗コーティングなどの高抵抗被膜を除去することができるので、低抵抗の安定した接触を確保することができる。
また、接触子14が挿入孔13cの内方へと押し込まれてストロークしたときに、接触子14の周面14cの直径が徐々に大きくなっていることで接触子14の周面14cが挿入孔13cに接触しやすいので、最短かつ確実な通電経路が確保され、低抵抗の安定した接触を確保することができる。
また、前記プローブ本体11は、前記結線部12aを備えたソケット12と、前記挿入孔13cを備えたホルダ13と、を備え、前記ソケット12から前記ホルダ13を分離することで、前記接触子14及び前記付勢手段15を前記プローブ本体11から取り出し可能である。このような構成によれば、消耗し易い接触子14や付勢手段15を交換する際に電線の脱着が必要ないので、メンテナンス性を向上させることができる。また、電流プローブ10全体を交換することなく、接触子14や付勢手段15またはホルダ13のみを交換することもできるので、ランニングコストを低減することもできる。
また、前記付勢手段15は、後端部の径を大きくしたスプリングであり、前記挿入孔13cの内周面には、前記付勢手段15の後端部を係合させるための段部13dが形成されているので、スプリングを挿入孔13cに挿抜するだけでスプリングの取り外しが可能である。よって、組み付けの作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
また、電圧測定用プローブ20を備えているので、大電流用プローブ10を四端子測定にも使用することができ、精度の高い計測を行うことができる。
なお、ホルダ13の形状や接触子14の配置は上記した実施形態に限らない。本実施形態を応用すれば、ホルダ13の形状や接触子14の配置を自由に設定できるため、多様な被検体の接触面に対応した最適なホルダ13の形状や接触子14の配置を採用することができる。例えば、本実施形態に係るホルダ13の先端面13bは円形であるが、これを四角形や三角形、三日月形などにすることもできる。このように被検体の接触面に対応した最適なホルダ13の形状や接触子14を選択できるので、最大限の接点数を確保することができる。
10 電流プローブ
11 プローブ本体
11a 貫通孔
12 ソケット
12a 結線部
12b おねじ部
12c 支持固定部
13 ホルダ
13a めねじ部
13b 先端面
13c 挿入孔
13d 段部
14 接触子
14a 先端突起
14b 円筒部
14c 周面
14d 接続部
15 付勢手段
15a 大径部
16,17 絶縁カラー
20 電圧測定用プローブ
21 ソケット
22 バレル
23 プランジャ
24 プランジャスプリング
25 オスピン

Claims (4)

  1. 電線を結線する結線部を備えたプローブ本体と、
    前記プローブ本体の先端に突出して設けられた複数の接触子と、
    前記接触子を突出方向に付勢する付勢手段と、
    を備え、
    前記プローブ本体の先端面には前記複数の接触子を挿入するための複数の挿入孔が設けられ、
    前記接触子は、前記挿入孔の内部に摺動可能に配置されるとともに、付勢手段によって突出方向に付勢されていることを特徴とする、電流プローブ。
  2. 前記接触子は、先端側に向って徐々に直径が大きくなるテーパ状の周面を有していることを特徴とする、請求項1記載の電流プローブ。
  3. 前記プローブ本体は、前記結線部を備えたソケットと、前記挿入孔を備えたホルダと、を備え、
    前記ソケットから前記ホルダを分離することで、前記接触子及び前記付勢手段を前記プローブ本体から取り出し可能であることを特徴とする、請求項1又は2記載の電流プローブ。
  4. 前記付勢手段は、後端部の径を大きくしたスプリングであり、
    前記挿入孔の内周面には、前記付勢手段の後端部を係合させるための段部が形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の電流プローブ。
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