JP2015151614A5

JP2015151614A5 -

Info

Publication number: JP2015151614A5
Application number: JP2014029245A
Authority: JP
Filing date: 2014-02-19
Publication date: 2015-11-19
Anticipated expiration: 2034-02-19

Claims

絶縁電線の導体端末に端子金具が接続された端子付き被覆電線において、端子金具と電線導体との電気接続部が、下記の一般式（１）および（２）で表される化合物の１種または２種以上からなる酸性リン酸エステルと金属とのアダクトと、基油と、を含有する金属表面コーティング用組成物により覆われていることを特徴とする端子付き被覆電線。
（化１）
Ｐ（＝Ｏ）（−ＯＲ_１）（−ＯＨ）_２・・・（１）
（化２）
Ｐ（＝Ｏ）（−ＯＲ_１）_２（−ＯＨ）・・・（２）
ただし、Ｒ_１は炭素数４〜３０の炭化水素基である。
前記Ｒ_１は、その炭素数４〜３０の炭化水素基の構造中に、１以上の分岐鎖構造または１以上の炭素−炭素二重結合構造を有することを特徴とする請求項１に記載の端子付き被覆電線。
前記Ｒ_１が、オレイル基、イソステアリル基、２−エチルヘキシル基、ブチルオクチル基、イソミリスチル基、イソセチル基、ヘキシルデシル基、オクチルデシル基、オクチルドデシル基、イソベヘニル基から選択される少なくとも１種であることを特徴とする請求項１または２に記載の端子付き被覆電線。
前記酸性リン酸エステルとアダクトを形成する金属の価数が、２価以上であることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の端子付き被覆電線。
前記酸性リン酸エステルとアダクトを形成する金属が、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、チタン、亜鉛から選択される少なくとも１種であることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の端子付き被覆電線。
前記アルカリ土類金属が、カルシウム、マグネシウムから選択される少なくとも１種であることを特徴とする請求項５に記載の端子付き被覆電線。
ｐＨが４以上に設定されていることを特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載の端子付き被覆電線。
前記酸性リン酸エステルと金属とのアダクトと前記基油の合計に占める前記基油の割合が、３０〜９９質量％の範囲内であることを特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載の端子付き被覆電線。
前記基油が、２０〜２００℃の範囲内において流動性を持つものであることを特徴とする請求項１から８のいずれか１項に記載の端子付き被覆電線。
前記端子金具の母材の材料が、銅または銅合金からなることを特徴とする請求項１から９のいずれか１項に記載の端子付き被覆電線。
前記端子金具が、前記母材の表面に、錫、ニッケル、または金によりめっきが施されたものからなることを特徴とする請求項１０に記載の端子付き被覆電線。