JP2015150992A - 鉄道車両用減速機支持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】他端部20が、減速機42のブラケット22に形成された取付孔を貫通する取付ピン30と、取付ピン30の両端部31、32で係合する係合板24、25を有する鉄道車両用減速機支持装置において、(a)取付ピン30の両端部31、32が、四角柱形状に形成され、一端部側の面に、ピン側のテーパ面311、321が形成されていること、(b)係合板24、25が、一面が開口された四角溝を備え、四角溝のピン側のテーパ面311、321に対向する面に係合板側のテーパ面241、251が形成されていること、を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
特許文献1には、明示されていないが、支持装置の他端と、減速機のブラケットとの、従来実施されていた取付構造を図8に示す。
支持装置100の他端はU字形状であり、一対の係合板101、102を備えている。係合板101、102には、貫通穴が形成され、貫通穴にはブッシュ103が嵌合されている。一対の係合板101、102の中間には、減速機のブラケット104が配置されている。ブラケット104の貫通穴には、球面軸受105が付設されている。
(1)レール上を走行する車輪の振動が、減速機の振動となる。減速機の振動により、支持装置は、図8の横方向すなわち、取付ピン107の半径方向に、振動を受ける。取付ピン107と、ブッシュ103、球面軸受105との間には、隙間があるため、取付ピン107が係合板101、102に対して僅かであるが振動する。この繰り返し振動により溝付きナット109が徐々に緩み、最悪の場合、割りピン111が疲労破壊する恐れがあった。
割りピン111が破壊すると、溝付きナット109が外れてしまう恐れがあった。ナット109が外れると、取付ピン107が落下し、支持装置が片持ちとなり、垂れ下がる恐れがあった。そして、支持装置が他の装置に衝突し事故となる恐れがあった。
(2)また、組み立て作業において、割りピン111を挿入する時に取付ピン107と溝付きナット109の位置合わせを必要とするため、煩雑な作業となると共に、溝付きナット109の締結トルクを正確に管理できないという問題があった。
(1)一端が台車枠に連結され、他端が車軸を駆動する減速機に連結されて、減速機の回転を防止する装置であって、他端が、減速機のブラケットに形成された取付孔を貫通する取付ピンと、取付ピンの両端部で係合する係合部を有する鉄道車両用減速機支持装置において、(a)取付ピンの両端部が、四角柱形状に形成され、一端側の面に、ピン側テーパ面が形成されていること、(b)係合部が、一面が開口された四角溝を備え、四角溝のピン側テーパ面に対向する面に係合部側テーパ面が形成されていること、を特徴とする。
(2)(1)に記載する鉄道車両用減速機支持装置において、前記一端が前記台車枠に、緩衝ゴムにより回転可能に保持された状態で、前記係合部が前記開口により、前記取付ピンの前記両端部に圧入されること、を特徴とする。
(4)(1)乃至(3)に記載するいずれか1つの鉄道車両用減速機支持装置において、前記係合部に、先端が前記取付ピンの前記両端部を貫通する係合ボルトが、ネジ止めされていること、を特徴とする。
(1)一端が台車枠に連結され、他端が車軸を駆動する減速機に連結されて、減速機の回転を防止する装置であって、他端が、減速機のブラケットに形成された取付孔を貫通する取付ピンと、取付ピンの両端部で係合する係合部を有する鉄道車両用減速機支持装置において、(a)取付ピンの両端部が、四角柱形状に形成され、一端側の面に、ピン側テーパ面が形成されていること、(b)係合部が、一面が開口された四角溝を備え、四角溝のピン側テーパ面に対向する面に係合部側テーパ面が形成されていること、を特徴とするので、支持装置に振動が長期間加わったとしても、支持装置と取付ピンとは、互いのテーパ面同士が接触しているため、支持装置が軸心方向に振動しても、ピン側テーパ面と係合部側テーパ面とは、楔の力により隙間を生じることなく振動する。
そのため、支持装置と取付ピンが一体に連結されているため、互いに振動することがなく、支持装置が取付ピンに対して、緩んで外れる恐れがない。
また、割りピンを使用せず、取付ピンの両端部に対して、係合部をハンマー等で軽く打ち込むだけで連結できるため、取付ピンと溝付きナットとの位置合わせが不要となり、組み立て作業の効率性を高くすることができる。
図1において、支持装置10は、台車枠に連結される一端部11と、減速機42と連結される他端部20が、連結部18で連結されている。
ここで、緩衝ゴム13は、組み立付けするときに、緩衝ゴム13に変形を加えておき、変形により生じる弾性力が、後述する係合部を両端部に圧入する方向に、回転力を付勢すること、としている。
係合板24、25には、一面が開口された四角溝が形成されている。四角溝は、図3に示すように、連結部18側のテーパ面241、251と、反対側のストレート面242、252と、上面243、253とを備えている。テーパ面241、251は、開口側に行くほど、ストレート面242、252との間隔が拡大する方向に傾斜が形成されている。すなわち、開口は外側に行くほど大きく開口している。テーパ面の角度は、本実施の形態では、10度としている。この角度は、5度以上30度以下であることが望ましい。
係合板24、25には、係合ボルト27を取り付けるための貫通孔244、254が形成されている。
取付ピン30の中央には、大径部34、小径部33が形成されている。大径部34及び小径部33の両側には、一対の両端部31、32が、四角柱形状に形成されている。両端部31、32は、テーパ面311、321と、ストレート面312、322と、上面313、323とを備えている。テーパ面311、321は、上面313、323から距離が離れるにつれてストレート面312、322から距離が拡大する方向に拡大している。テーパ角度は、10度としている。
取付ピン30の上面313、323には、貫通孔314、324が形成されている。
係合板24、25の貫通孔244、254、及び取付ピン30の貫通孔314、324を貫通して、係合ボルト27が取り付けられ、ナット28により締結されている。
組み付けするときには、支持装置10の一端部11は、緩衝ゴム13、取付軸12を介して、台車枠横バリ17のブラケット16に回転可能に保持されている。ここで、予め緩衝ゴム13に変形を加えておき、その変形により生じる弾性力が、係合板24、25を、取付ピン30の両端部31、32に圧入する方向に、回転力を付勢させている。
この状態で、係合板24、25の上面をハンマーで軽く打ち込むことにより、係合板24、25の四角溝に、取付ピン30の両端部31、32を各々挿入する。
挿入後、一対の係合ボルト27を、係合板24、25の貫通孔244、254、及び取付ピン30の貫通孔314、324に貫通させ、ナット28でネジ止めして締結する。
また、割りピンを使用せず、取付ピン30の両端部31、32に対して、係合板24、25をハンマー等で軽く打ち込み、ボルト締結するだけで連結できるため、取付ピンと溝付きナットとの位置合わせが不要となり、組み立て作業の効率性を高くすることができる。
例えば、本実施の形態では、テーパ面の角度を10度としているが、5度以上30度以下としても良い。
11 一端部
13 緩衝ゴム
17 台車枠横バリ
20 他端部
24、25 係合板
241、251 テーパ面
30 取付ピン
31、32 両端部
311、321 テーパ面
Claims (4)
- 一端が台車枠に連結され、他端が車軸を駆動する減速機に連結されて、前記減速機の回転を防止する装置であって、前記他端が、前記減速機のブラケットに形成された取付孔を貫通する取付ピンと、前記取付ピンの両端部で係合する係合部を有する鉄道車両用減速機支持装置において、
前記取付ピンの前記両端部が、四角柱形状に形成され、前記一端側の面に、ピン側テーパ面が形成されていること、
前記係合部が、一面が開口された四角溝を備え、前記四角溝の前記ピン側テーパ面に対向する面に係合部側テーパ面が形成されていること、
を特徴とする鉄道車両用減速機支持装置。 - 請求項1に記載する鉄道車両用減速機支持装置において、
前記一端が前記台車枠に、緩衝ゴムにより回転可能に保持された状態で、前記係合部が前記開口により、前記取付ピンの前記両端部に圧入されること、
を特徴とする鉄道車両用減速機支持装置。 - 請求項2に記載する鉄道車両用減速機支持装置において、
前記緩衝ゴムを組み付けするときに、前記緩衝ゴムに変形を加えておき、前記変形により生じる弾性力が、前記係合部を前記両端部に圧入する方向に、回転力を付勢すること、
を特徴とする鉄道車両用減速機支持装置。 - 請求項1乃至請求項3に記載するいずれか1つの鉄道車両用減速機支持装置において、
前記係合部に、先端が前記取付ピンの前記両端部を貫通する係合ボルトが、ネジ止めされていること、
を特徴とする鉄道車両用減速機支持装置。
Priority Applications (1)
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JP2014025751A JP5976705B2 (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 鉄道車両用減速機支持装置 |
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JP2010184684A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 鉄道車両用軸箱支持装置 |
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2014
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