JP2015150950A - 旅客搭乗橋 - Google Patents

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靖生 本田
Yasuo Honda
靖生 本田
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Abstract

【課題】従来に比べ、隣り合うトンネルの歩行通路のステップレス構造が簡易、低コストに構成し得る旅客搭乗橋を提供する。【解決手段】旅客搭乗橋100は、隣り合うトンネル10A、10Bのうちの外側トンネル10Bの歩行通路を構成し、複数の可動床板に分割された可動フロア22と、隣り合うトンネル10A、10Bのうちの内側トンネル10Aの歩行通路を構成し、可動フロア22の端部と平面上で連結された固定フロア21と、を備え、外側トンネル10Bの内部において、可動フロア22が前後方向に移動することを許し、かつ、可動フロア22が上下に移動することを拘束する可動フロア22の直線移動が行われ、外側トンネル10Bの端部において、可動床板が平面300から逸れることで可動フロア22の折り返し移動が行われる。【選択図】図1

Description

本発明は旅客搭乗橋に関する。
空港において、航空機に乗降する際には、ターミナルビルと航空機とを連結する旅客搭乗橋を用いる場合がある。
旅客搭乗橋のトンネル部は、入れ子状に嵌合された複数のトンネルを備え、トンネル部の全長が前後方向に伸縮可能に構成されている。これにより、ターミナルビルと航空機との距離の変化に適切に対応できる。このとき、各トンネルのフロアは、空港のターミナルビルの乗降口と航空機の乗降口との間の乗客の歩行通路を形成する。
ところで、隣り合うトンネルは、外側と内側との相対関係において入れ子式に嵌合されているので、両者の歩行通路に段差が生じ、乗客のスムーズな通行の妨げとなる。そこで、このような段差を解消する歩行通路のステップレス構造がすでに提案されている。
例えば、特許文献1及び特許文献2では、複数の短冊状の可動床板からなる可動フロアの端部と固定フロアの端部とが、平面上で連結され、可動フロアがトンネルの端部で折り返し可能とする機構が記載されている。そして、特許文献1では、トンネル部の全長が伸縮するとき、上記の可動フロアが、トンネルの下方に配された巻き取りドラムの巻き取りロープで引っ張られながら移動する例が示されている。また、特許文献2では、トンネル部の全長が伸縮するとき、上記の可動フロアが、トンネルの下方に配されたバネ機構の引っ張りロープでトンネル部の伸縮に同調するように引っ張られながら移動する例が示されている。このような可動フロア引張り機構を用いることで、トンネル部の伸縮時に可動フロアがレールから浮き上がらないように構成されている。
なお、特許文献3では、隣り合うトンネルの一方の床が他方の床の下方にもぐり込む機構を用いて、歩行通路をステップレスにした旅客搭乗橋が提案されている。
特開2009−202744号公報 特開2009−179210号公報 特許第5073109号公報
しかし、従来例は、隣り合うトンネルの歩行通路のステップレス構造の簡易化及び低コスト化については十分に検討されていない。
本発明の一態様(aspect)は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来に比べ、隣り合うトンネルの歩行通路のステップレス構造を簡易、低コストに構成し得る旅客搭乗橋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、隣り合うトンネルが入れ子状に嵌合されて、前後方向に相対移動して伸縮可能なトンネル部を備える旅客搭乗橋であって、隣り合うトンネルのうちの外側トンネルの歩行通路を構成し、複数の可動床板に分割された可動フロアと、隣り合うトンネルのうちの内側トンネルの歩行通路を構成し、可動フロアの端部と平面上で連結された固定フロアと、を備え、外側トンネルの内部において、可動フロアが前後方向に移動することを許し、かつ、可動フロアが上下に移動することを拘束する可動フロアの直線移動が行われ、外側トンネルの端部において、可動床板が平面から逸れることで可動フロアの折り返し移動が行われる、旅客搭乗橋を提供する。
これにより、従来の可動フロア引張り機構を用いずに、トンネル部の全長の伸縮において、可動フロアが浮き上がることを抑制できる。よって、従来に比べ、隣り合うトンネルの歩行通路のステップレス構造を簡易、低コストに構成し得る。
また、本発明の第2の態様の旅客搭乗橋は、第1の態様の旅客搭乗橋において、上記直線移動に用いるレール機構を備え、レール機構は、可動床板のそれぞれが固定されたチェーンと、チェーンのローラが前後方向に転がるように外側トンネルに支持されたレールと、を備え、ローラのローラ面が、レールのレール面と接触するとともに、レールのストッパー部と対向している。
かかる構成によると、トンネル部の全長の伸縮において、ローラのローラ面が、レールのストッパー部と対向することで、可動フロアがレールから浮き上がることを抑制できる。
また、本発明の第3の態様の旅客搭乗橋は、第2の態様の旅客搭乗橋において、上記折り返し移動に用いる回転機構を備え、回転機構のスプロケットは、チェーンが嵌り、回転機構のガイド部材は、ガイド部材の内面が、ローラのローラ面と対向するよう、スプロケットの外縁に沿って円弧状に形成されている。
かかる構成によると、トンネル部の全長の伸縮において、ローラのローラ面が、ガイド部材の内面と対向することで、可動フロアがスプロケットから浮き上がることを抑制できる。
本発明の一態様は、以上に説明した構成を有し、従来に比べ、隣り合うトンネルの歩行通路のステップレス構造を簡易、低コストに構成し得る。
図1は、実施形態の旅客搭乗橋の一例を示した図である。 図2は、実施形態の旅客搭乗橋の一例を示した図である。 図3は、図1のトンネル部のIII−III矢視の断面図である。 図4は、トンネル部の回転機構の周辺部の拡大図である。 図5は、レール機構のチェーンの周辺部の斜視図である。 図6は、図4のトンネル部のVI-VI矢視の断面図である。 図7は、図4のトンネル部のVII-VII矢視の断面図である。 図8は、キャブとトンネル部との間の接続機構を平面視した図である。
(実施形態)
[本実施形態を得るに至った経緯]
本発明者は、旅客搭乗橋において、隣り合うトンネルの歩行通路のステップレス構造の開発に取り組んでいる。そして、この開発の過程において、かかる歩行通路のステップレス構造の簡易化及び低コスト化に関しては、未だ改善の余地があると考えた。
例えば、特許文献1では、巻き取りドラムと巻き取りロープとで構成される可動フロア引張り機構を設ける必要がある。また、特許文献2でも、バネ機構と引っ張りロープとで構成される可動フロア引張り機構を設ける必要がある。その結果、これらのステップレス構造のメンテナンス性にも難点があると考えられる。
そこで、本発明者は、鋭意検討の結果、上記の可動フロア引張り機構を必要としない歩行通路のステップレス構造を着想するに至った。
以下、本実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本実施形態は、以下の具体例に限定されない。例えば、以下では、航空旅客搭乗橋について説明するが、本実施形態は、客船用の旅客搭乗橋に用いることもできる。
[装置の全体構成]
図1及び図2は、実施形態の旅客搭乗橋の一例を示した図である。図3は、図1のトンネル部のIII−III矢視の断面図である。図1では、トンネル部10の全長が伸びた状態が示され、図2では、トンネル部10の全長が縮んだ状態が示されている。なお、図1及び図2では、これらの図面を分かり易くする趣旨で、外側トンネル10B及びレールブラケット39の側壁部の図示は省略している。
本実施形態の旅客搭乗橋100は、トンネル部10と、トンネル部10の前方の端部に配されたキャブ(円形室)11と、歩行通路のステップレス構造と、を備える。
以下、便宜上、旅客搭乗橋100のトンネル部10の全長が伸縮する方向を前後方向とし、旅客搭乗橋100に重力が作用する方向を上下方向とし、これらの前後方向及び上下方向に直交する方向を左右方向として説明する。また、図1に示すように、旅客搭乗橋100において、航空機200側を「前」とし、ターミナルビル(図示せず)側を「後」として説明する。
トンネル部10は、隣り合うトンネル10A、10Bが、外側と内側の相対関係において入れ子状に嵌合されており、トンネル部10の全長が前後方向に伸縮可能に構成されている。具体的には、ドライブコラム(図示せず)が、トンネル部10を挟むようにトンネル部10の適所(具体的には、トンネル部10の前方の部分)に連結されている。よって、ドライブコラムの下端の駆動輪がエプロン上を走行すると、トンネル部10に、前後方向の伸縮運動の動力が伝わる。そして、トンネル部10の全長が伸びることにより、トンネル部10の前方端に配されたキャブ11が航空機200の乗降口に到達すると、空港のターミナルビルの乗降口と航空機200の乗降口との間の乗客の歩行通路が形成される。このとき、ドライブコラムは、上下方向に伸縮可能に構成され、ドライブコラムの上下方向の伸縮運動により、トンネル部10およびキャブ11が、ターミナルビルの乗降口近傍のロタンダ(図示せず)を基準に、上下方向に揺動運動できる。なお、キャブ11内には、操作盤(図示せず)が配置され、オペレータが、旅客搭乗橋100の各機器(例えば、ドライブコラム等)を操作できる。
次に、本実施形態の特徴部である歩行通路のステップレス構造について図面を参照しながら説明する。
歩行通路のステップレス構造は、内側トンネル10Aの固定フロア21と、外側トンネル10Bの可動フロア22と、キャブ11の固定フロア23、レール機構30と、回転機構40と、接続機構50と、を備える。
固定フロア21は、隣り合うトンネル10A、10Bのうちの内側トンネル10Aの歩行通路を構成し、内側トンネル10Aの構造体に固定されている。可動フロア22は、隣り合うトンネル10A、10Bのうちの外側トンネル10Bの歩行通路を構成し、複数の短冊状の可動床板22Aに分割されている(図5参照)。固定フロア23は、キャブ11の歩行通路を構成し、キャブ11の構造体に固定されている。
ここで、固定フロア21の前方の端部は、図示しない適宜の連結手段(例えば、ヒンジ)を用いて可動フロア22(正確には、可動床板22A)の後方の連結端22Cと、両者が水平面300上で並ぶようにして連結されている。これにより、隣り合うトンネル10A、10Bの歩行通路の段差を解消できる。
また、固定フロア23の後方の端部は、接続機構50を用いて可動フロア22(正確には、可動床板22A)と、両者が水平面300上で並ぶように接続されている。これにより、外側トンネル10Bとキャブ11との間の歩行通路の段差を解消できる。
[レール機構30及び回転機構40の詳細]
図4は、トンネル部の回転機構の周辺部の拡大図である。図5は、レール機構のチェーンの周辺部の斜視図である。図6は、図4のトンネル部のVI-VI矢視の断面図である。図7は、図4のトンネル部のVII-VII矢視の断面図である。なお、図4では、本図面を分かり易くする趣旨で、外側トンネル10B及びレールブラケット39の側壁部、第1及び第2レール部33、34の垂直部33A、34A(図6参照)及びカイド部材42のカバー部42B(図7参照)の図示は省略している。
図4に示すように、レール機構30は、左右一対の可動フロア搬送用のチェーン31と、左右一対の可動フロア搬送用のレール32と、レール支持用のレールブラケット39(図1参照)と、を備える。但し、図面において、紙面奥側のチェーン31、レール32については図示を省略しており、以下、これらの説明も省略する。なお、本例では、図3に示すように、外側トンネル10Bの側壁部の内側に、内装用の壁板15が設けられ、レール機構30を外部から目立たないように工夫されている。
チェーン31は、図5に示す如く、ローラ35と、リンクプレート36と、アタッチメント37とを備える。隣り合うローラ35は互いに、これらのローラ35の回転軸35Cにおいて、回転軸35Cの回転方向に揺動可能なように、リンクプレート36で連結されている。また、ローラ35の左側に配されたリンクプレート36には、複数の短冊状の可動床板22Aが、隣り合う可動床板22Aの長辺の端面が近接するようにして、水平面300上に配されている。具体的には、隣り合うローラ35間のリンクプレート36の中央部のそれぞれに、断面がL型のアタッチメント37が取り付けられていて、アタッチメント37のそれぞれに、可動床板22Aの短辺の端部が固定されている。
また、図4に示すように、レール32は、上下方向に所定の間隔を隔てた第1及び第2レール部33、34を備える。具体的には、第1レール部33及び第2レール部34はそれぞれ、回転機構40の折り返しの上下の端部のそれぞれにおいて、回転機構40の接線方向に形成されている。
ここで、レールブラケット39(図1参照)は、適宜の固定手段(図示せず)で外側トンネル10Bの底部に固定されており、これにより、第1及び第2レール部33、34は、以下の如く、外側トンネル10Bに支持される。
まず、図6に示すように、第1レール部33の断面はU字型になっている。そして、第1レール部33の垂直部33A(底部)は、第1レール部33の水平部33Cが、チェーン31の前後方向のレールとして機能するよう、外側トンネル10Bの側壁部に固定されている。つまり、ローラ35のローラ面35Aが第1レール部33のレール面33Dと接触することで、ローラ35は、第1レール部33上を転がるとともに、ローラ35のローラ面35Aは、第1レール部33のストッパー部33B(水平部)と対向(近接)する。なお、このとき、ローラ35の回転軸35Cが第1レール部33の垂直部33Aと接触せずに、ローラ35の環状の鍔部35Bがストッパー部33B及び水平部33Cの端部に当接し得るので、ローラ35は、第1レール部33上を安定に転がることができる。
第1レール部33の垂直部33A、水平部33C及びストッパー部33Bは、本実施形態の如く、単一の部材で構成してもいいし、別々の部材で構成してもいい。
このようにして、外側トンネル10Bの内部において、可動フロア22の直線移動が行われる。つまり、ローラ35が前後方向に第1レール部33を転がるとき、第1レール部33は、可動フロア22が前後方向に移動することを許し、かつ、可動フロア22が上下に移動することを拘束している。
また、第2レール部34の断面もU字型になっている。そして、第2レール部34の垂直部34A(底部)は、第2レール部34の水平部34Cが、チェーン31の前後方向のレールとして機能するよう、レールブラケット39に固定されている。つまり、ローラ35のローラ面35Aが第2レール部34のレール面34Dと接触することで、ローラ35は、第2レール部34上を転がるとともに、ローラ35のローラ面35Aは、第2レール部34のストッパー部34B(水平部)と対向(近接)する。なお、このとき、ローラ35の回転軸35Cが第2レール部34の垂直部34Aと接触せずに、ローラ35の環状の鍔部35Bがストッパー部34B及び水平部34Cの端部に当接し得るので、ローラ35は、第2レール部34上を安定に転がることができる。
第2レール部34の垂直部34A、水平部34C及びストッパー部34Bは、本実施形態の如く、単一の部材で構成してもいいし、別々の部材で構成してもいい。
このようにして、レールブラケット39において、可動フロア22の直線移動が行われる。つまり、ローラ35が前後方向に第2レール部34を転がるとき、第2レール部34は、可動フロア22が前後方向に移動することを許し、かつ、可動フロア22が上下に移動することを拘束している。
一方、図4に示すように、回転機構40では、外側トンネル10Bの前方の端部において、可動床板22Aが水平面300から逸れることで可動フロア22が折り返される。
具体的には、第1レール部33の前方の端部においては、回転機構40のスプロケット41が時計回りに回転することにより、スプロケット41の歯が順次、チェーン31の隣り合うローラ35の間に嵌る(換言すると、ローラ35が順次、スプロケット41の溝に嵌る)。すると、可動床板22Aは、ローラ35の回転軸35Cを中心として揺動する作用力をスプロケット41から受け、可動床板22Aが順次、水平面300から逸れる。ここで、図7に示すように、ガイド部材42の断面はL型になっている。そして、ガイド部材42は、ローラ35のローラ面35Aが、ガイド部材42の内面42Aと対向(近接)するよう、スプロケット41の外縁に沿って円弧状に形成されている。なお、このとき、ローラ35の回転軸35Cがガイド部材42のカバー部42Bと接触せずに、ローラ35の環状の鍔部35Bがレール部42Aの端部に当接し得る。
また、第2レール部34の前方の端部においては、回転機構40のスプロケット41が時計回りに回転することにより、スプロケット41の歯が順次、チェーン31の隣り合うローラ35の間から外れる(換言すると、ローラ35が順次、スプロケット41の溝から外れる)。すると、可動床板22Aは、ローラ35の回転軸35Cを中心として揺動する作用力をスプロケット41から受け、可動床板22Aが順次、水平面301上に並ぶ。
このようにして、回転機構40で可動フロア22の折り返し移動が行われる。つまり、回転機構40のガイド部材42およびスプロケット41は、可動フロア22が、スプロケット41の円周方向に移動することを許し、かつ、可動フロア22が、スプロケット41の動径方向に移動することを拘束している。
[接続機構50の詳細]
図8は、キャブとトンネル部との間の接続機構を平面視した図である。
接続機構50は、固定床板51と、接続床板52と、を備える。ここで、キャブ11の後方の端部は、平面視において円弧に形成されている。よって、固定床板51は、このようなキャブ11の円弧状の端部に沿う湾曲縁51Aが前方の端部に形成されており、外側トンネル10Bの構造体に固定されている。また、固定床板51の後方の端部には、可動フロア22との間を接続することで歩行通路を構成するための接続床板52が設けられている。接続床板52の前方の端部は、固定床板51の後方の端部とヒンジ53で連結されている。ヒンジ53の揺動軸53Aは左右方向に形成され、これにより、接続床板52は、図示しない適宜の駆動装置(例えば、油圧シリンダ)を用いて、固定床板51に対して揺動軸53Aを中心にして上下に揺動し得る。すると、可動フロア22(正確には、可動床板22A)の前方の端部が、接続床板52に選択的に接触できる。
以上の構成により、トンネル部10の全長の伸縮時(つまり、可動フロア22の移動時)は、接続床板52を上方に移動させて、可動フロア22と接続床板52との接触を回避できる。一方、可動フロア22の停止時は、接続床板52を下方に移動させて、可動フロア22と接続床板52との接触が行われる。これにより、キャブ11の固定フロア23と外側トンネル10Bの可動フロア22との間の歩行通路をステップレスに構成できる。
[動作]
以下、本実施形態の旅客搭乗橋100の動作の一例について、図1及び図2を参照しながら説明する。
上記のとおり、本実施形態の旅客搭乗橋100では、可動フロア22を可とう性に構成することで、可動フロア22の連結端22Cと自由端22F(図1及び図2参照)との相対位置がトンネル部10の移動に対して同期して変化する。詳しくは、トンネル部10の全長が伸びた状態では、図1に示すように、可動フロア22の連結端22Cは、外側トンネル10Bの後方の位置に置かれ、可動フロア22の自由端22Fは、レールブラケット39の前方の位置に置かれている。一方、キャブ11が後方に後退するようにトンネル部10の全長が縮む場合、図2に示すように、内側トンネル10Aの固定フロア21が、可動フロア22を押すことで外側トンネル10B内に進入する。すると、可動フロア22は、回転機構40において折り返し移動をすることで、可動フロア22の連結端22Cが、外側トンネル10Bの前方に移動する。同時に、可動フロア22の自由端22Fが、レールブラケット39の後方に移動する。なお、この状態からトンネル部10の全長が伸びる場合は、上記と逆の動作が行われる。
以上のとおり、本実施形態の旅客搭乗橋100では、従来の可動フロア引張り機構を用いずに、トンネル部10の全長の伸縮において、ローラ35のローラ面35Aが、第1及び第2レール部33、34のストッパー部33B、34Bと対向することで、可動フロア22が第1及び第2レール部33、34から浮き上がることを抑制できる。また、トンネル部10の全長の伸縮において、ローラ35のローラ面35Aが、ガイド部材42の内面42Aと対向することで、可動フロア22がスプロケット41から浮き上がることを抑制できる。よって、本実施形態の旅客搭乗橋100は、従来に比べ、隣り合うトンネル10A、10Bの歩行通路のステップレス構造を簡易、低コストに構成し得る。
(変形例)
上記の実施形態では、スプロケット41を備える回転機構40を例示したが、これに限らない。例えば、かかる回転機構40を用いずに、第1レール部33及び第2レール34と同一断面であって、円弧状の湾曲レールを、これらの第1レール部33及び第2レール34に接続させても構わない。但し、この場合、チェーン31のリンクプレート36が、この湾曲レールに干渉しないように、湾曲レールの曲率半径を大きく取る必要がある。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の一態様は、従来に比べ、隣り合うトンネルの歩行通路のステップレス構造を簡易、低コストに構成し得る。よって、本発明の一態様は、例えば、旅客搭乗橋に利用できる。
10 トンネル部
10A 内側トンネル
10B 外側トンネル
11 キャブ
15 化粧板
21 内側トンネルの固定フロア
22 可動フロア
22A 可動床板
23 キャブの固定フロア
30 レール機構
31 チェーン
32 レール
33 第1レール部
34 第2レール部
35 ローラ
36 リンクプレート
37 アタッチメント
39 レールブラケット
40 回転機構
41 スプロケット
42 ガイド部材
50 接続機構
51 固定床板
52 接続床板
53 ヒンジ
100 旅客搭乗橋
200 航空機
300、301 水平面

Claims (3)

  1. 隣り合うトンネルが入れ子状に嵌合されて、前後方向に相対移動して伸縮可能なトンネル部を備える旅客搭乗橋であって、
    前記隣り合うトンネルのうちの外側トンネルの歩行通路を構成し、複数の可動床板に分割された可動フロアと、
    前記隣り合うトンネルのうちの内側トンネルの歩行通路を構成し、前記可動フロアの端部と平面上で連結された固定フロアと、
    を備え、
    前記外側トンネルの内部において、前記可動フロアが前記前後方向に移動することを許し、かつ、前記可動フロアが上下に移動することを拘束する前記可動フロアの直線移動が行われ、
    前記外側トンネルの端部において、前記可動床板が前記平面から逸れることで前記可動フロアの折り返し移動が行われる旅客搭乗橋。
  2. 前記直線移動に用いるレール機構を備え、
    前記レール機構は、前記可動床板のそれぞれが固定されたチェーンと、前記チェーンのローラが前記前後方向に転がるように前記外側トンネルに支持されたレールと、を備え、
    前記ローラのローラ面が、前記レールのレール面と接触するとともに、前記レールのストッパー部と対向している請求項1に記載の旅客搭乗橋。
  3. 前記折り返し移動に用いる回転機構を備え、
    前記回転機構のスプロケットは、前記チェーンが嵌り、
    前記回転機構のガイド部材は、前記ガイド部材の内面が、前記ローラのローラ面と対向するよう、前記スプロケットの外縁に沿って円弧状に形成されている請求項2に記載の旅客搭乗橋。
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