JP2015149946A - 播種装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送方向の前後に配設される複数の灌水パイプから吐水される水が苗トレイから溢れ出ないようにする。
【解決手段】苗トレイ2を搬送するトレイ搬送装置8と、トレイ搬送装置8上に配置される床土供給装置20と灌水装置30と播種装置50と覆土装置60を備える播種機1において、前記灌水装置30は、苗トレイ2の搬送方向に対して直交方向に前灌水パイプ32と後灌水パイプ33が平行に配設されて、搬送方向下流側の後灌水パイプ33からの吐水方向は、下流側方向に傾斜させて吐水し、下流側の灌水パイプ以外は下方に吐水するように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、搬送装置により搬送される苗トレイに床土を供給して灌水を行い、床土表面に凹部を形成してその凹部に播種を行い、覆土後に灌水する播種装置において、床土に灌水を行う灌水装置に関する。
従来から、搬送装置による移送中の苗トレイに床土を供給し、灌水し、播種し、覆土する播種装置における灌水装置において、搬送方向で前後に一対の灌水パイプを設けて、前後の灌水パイプで灌水可能とした技術が公知となっている。例えば、特許文献1に示す技術である。
特許文献1に示す技術では、前後の灌水パイプから下方へ吐出し、床土へ十分水を染み込ませるために灌水パイプからの吐水量を多くすると、苗トレイの搬送方向中途部や始端部では問題なく浸透していくが、搬送終端部においては、図6に示すように、下流側の灌水パイプからの吐水で床土に浸透させつつ、その後ろの上流側の灌水パイプから更に吐水して加水されるので、その水は浸透が追い付かず、上流側は苗トレイの縁部で堰き止められて逃げることができず水が溜まり、上流側や側方に水が溢れ出てしまうという問題があった。さらに、溜まった水に更に吐水されるため、水流で床土が撹拌されて床土も流出することがあった。
特開平8−322331号公報
そこで本発明は、搬送方向前後に配設される一対の灌水パイプから吐水される水が苗トレイから溢れ出ないように、前後一方の灌水パイプの吐水方向を斜め方向として、水が溢れたり、床土が流出したりすることを防止することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、苗トレイを搬送するトレイ搬送装置と、トレイ搬送装置上に配置される床土供給装置と灌水装置と播種装置と覆土装置を備える播種機において、前記灌水装置は、苗トレイの搬送方向に対して直交方向に複数の灌水パイプが平行に配設されて、搬送方向下流側の灌水パイプからの吐水方向は、下流側方向に傾斜させて吐水し、下流側の灌水パイプ以外は下方に吐水するように構成したものである。
請求項2においては、前記灌水パイプの吐水角度を変更可能に構成したものである。
請求項3においては、前記灌水パイプの吐水量を変更可能に構成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、苗トレイの搬送終端部を灌水する時に、水が苗トレイから溢れ出て周囲を水で汚すことがなく、水と共に床土が流失することもなく、灌水量を増加でき、床土表面を乱すことも抑えることができる。
播種機の全体構成を示す側面図。 搬送装置の斜視図。 本発明の一実施形態に係る灌水装置の側面図。 同じく平面図。 (a)苗トレイ始端部の灌水を示す灌水装置の側面図。(b)苗トレイ終端部の灌水を示す灌水装置の側面図。 従来の灌水を示す灌水装置の側面図。 テンション部の側面図。 床土供給装置の斜視図。 搬送装置と床土供給装置の側面図。
図1を参照して、播種機1の全体的な構成について説明する。なお、以下の説明においては、苗トレイ2が搬送される下流側を後方、上流側を前方として、前後左右方向を規定するものとする。
播種機1は、トレイ搬送装置8、苗トレイ供給装置10、床土供給装置20、灌水装置30、穴開け装置40、播種装置50、覆土装置60、後灌水装置70等を備える。苗トレイ供給装置10、床土供給装置20、灌水装置30、穴開け装置40、播種装置50、覆土装置60、後灌水装置70は上流側から順にトレイ搬送装置8上に配設される。苗トレイ2は縦横に複数の凹部が形成され、該凹部内に床土が床土供給装置20により充填されるようにしている。
トレイ搬送装置8は、前搬送装置8Fと中搬送装置8Mと後搬送装置8Rの前後3つに分割可能に構成される。前搬送装置8F上に苗トレイ供給装置10と床土供給装置20と灌水装置30が配設され、中搬送装置8M上に穴開け装置40と播種装置50が配設され、後搬送装置8R上に覆土装置60と後灌水装置70と搬送駆動モータ3が配設される。前搬送装置8Fと中搬送装置8Mと後搬送装置8Rは略同じ構成であるため、前搬送装置8Fについて説明する。
図2において、前搬送装置8Fは、柱状の脚部81・81と、脚部81・81上に前後方向に架設される左右の搬送フレーム82・82と、左右の搬送フレーム82・82間に横設して連結する複数の連結フレーム83・83・・・と、連結フレーム83・83・・・上に搬送フレーム82と平行に架設されるガイドレール84・84と、左右の搬送フレーム82・82の間に配設されるチェーン搬送機構85等からなる。なお、前搬送装置8Fと中搬送装置8Mの搬送フレーム82の後端には連結手段82aが設けられている。ガイドレール84・84はチェーン搬送機構85の左右両側に配置して苗トレイ2の搬送時に左右の底面を支える。
チェーン搬送機構85は、第一搬送チェーン86と、第一搬送チェーン86を巻回する前スプロケット87と後スプロケット88と、前スプロケット87と後スプロケット88の間に配設され第一搬送チェーン86を緊張させるテンション89と、第二搬送チェーン90と、第二搬送チェーン90を巻回する前スプロケット91と後スプロケット92とを備える。前スプロケット87は搬送フレーム82・82の上流端に回転自在に支持された支持軸に固定され、後スプロケット88と前スプロケット91は搬送フレーム82・82の前後中途部に回転自在に支持された支持軸の左右に固定され、後スプロケット92は左側の搬送フレーム82の下流端にブラケット93を介して回転自在に支持された支持軸に固定される。この支持軸は左側の搬送フレーム82の内側から左右中央側に突出されて、その端部に中搬送装置8Mの第一搬送チェーン86を巻回する前スプロケット87が固設される。こうして、中搬送装置8Mから前搬送装置8Fに動力を伝達できるようにしている。
そして、後搬送装置8Rの後端上に搬送駆動モータ3が配置され、該搬送駆動モータ3からの動力が後搬送装置8Rの第二搬送チェーン90に伝えられ、後搬送装置8Rの第一搬送チェーン86、中搬送装置8Mの第二搬送チェーン90、中搬送装置8Mの第一搬送チェーン86、前搬送装置8Fの第二搬送チェーン90、第一搬送チェーン86と動力が伝達され、前搬送装置8Fと中搬送装置8Mと後搬送装置8Rが同時に駆動される構成としている。
前記第一搬送チェーン86は苗トレイ供給装置10と床土供給装置20の下方に配置され、第二搬送チェーン90は灌水装置30の下方に配置され、第一搬送チェーン86と第二搬送チェーン90は左右方向にずれて配置される。このように搬送装置を左右ずらせて配置して分割することにより、灌水装置30の下方を通過するときにチェーンが濡れても次の過程まで水を持ち込むことがなく、周囲を濡らしたり、こぼれた床土を濡らして回収を難くしたりすることをなくせるようにしている。また、後搬送装置8Rのチェーン搬送機構85も同様に構成されて、覆土装置60の下方に第一搬送チェーン86が配置され、後灌水装置70の下方に第二搬送チェーン90が配置されて、水が次の行程へ搬送されることがないようにしている。
前記テンション89は、図7に示すように、テンションプレート89aと、テンションプレート89aを回転自在に支持する支持軸89bと、テンションプレート89aを下方に付勢するテンションバネ89cからなり、テンションプレート89aが略矩形状に構成され、後端が支持軸89bに回転自在に支持され、前下部が略円弧状に構成されて無端状の第一搬送チェーン86の内側前下部に当接するように構成している。支持軸89bは前スプロケット87と後スプロケット88の間で、連結フレーム83・83上に固定され第一搬送チェーン86の内周上側をガイドするチェーンガイド94に横架される。テンションバネ89cは捩じりバネからなり支持軸89bに外嵌され、一端はチェーンガイド94に係止され、他端はテンションプレート89aに係止される。但し、テンションバネ89cは引っ張りバネでもよく限定するものではない。こうして、テンション89は前スプロケット87と後スプロケット88の間で第一搬送チェーン86が巻回される空間内に配置して、テンションプレート89aの先端を第一搬送チェーン86に当接させて下方へ押し、第一搬送チェーン86を自動的に緊張する構成としている。よって、第一搬送チェーン86は緩むことなく、テンションを調節する必要もなく、テンションスプロケットも不要で、簡単な構成で第一搬送チェーン86を緊張させることができる。
また、第一搬送チェーン86および第二搬送チェーン90の外周には苗トレイ2の搬送方向の長さに合わせてフック95・95・・・が設けられ、第一搬送チェーン86及び第二搬送チェーン90を回動することで、フック95が苗トレイ2の後端下部を引っ掛けて下流側に搬送するように構成している。
苗トレイ供給装置10は、前搬送装置8Fの前部に苗トレイ2の大きさに合わせて、苗トレイ2の四隅をガイドするように平面視L字状の支柱11・11・・・が搬送フレーム82に固定される。この支柱11・11・・・に囲まれた空間内に苗トレイ2を積み重ねて収納することにより、最下段の苗トレイ2が第一搬送チェーン86のフック95により引き出されて下流側へ搬送され、苗トレイ供給装置10から出ると残りの積み重ねられた苗トレイ2が一段重力により落下する。そして、最下段の苗トレイ2が次の第一搬送チェーン86のフック95に引っ掛けられ、前記同様に搬送される。こうして自動的に苗トレイ2が一枚ずつ供給されるようになっている。
床土供給装置20は、図8、図9に示すように、搬送フレーム82上に固定される機枠21と、機枠21上に固定されるホッパー22と、機枠21内に収納される供給コンベア23と鎮圧ローラ24と駆動モータ25と均し手段26等からなる。
供給コンベア23は苗トレイ2の幅に合わせた平ベルトと平ベルトを巻回する前後のローラと、規制板からなり、前側のローラが駆動モータ25により苗トレイ2の搬送に合わせて駆動されて平ベルトを回転させ、規制板により繰出量を調整可能としている。苗トレイ2に落下された床土は、その表面が鎮圧ローラ24により鎮圧される。鎮圧ローラ24はトレイ搬送装置8からチェーンを介して駆動される。
図8に示すように、後側の機枠21の後板21a上端とホッパー22との間には隙間27が設けられ、供給コンベア23の状態を容易に視認できるようにしている。また、後側の機枠21の後板21a上部にはのぞき窓21b・21bが設けられ、供給コンベア23や鎮圧ローラ24を視認できるようにしている。なお、のぞき窓21bの形状や大きさや数は限定するものではない。こうして、機枠21内部を視認できるので、詰まりや土の付着等を確認できメンテナンスが容易にできるようにしている。
均し手段26は、ブラシ26aと高さ調節ネジ26bからなり、ブラシ26aは下端を苗トレイ2の上面と平行となるように配設され、ブラシ取付板26cの左右中央にナット26dを固定して高さ調節ネジ26bを螺装している。高さ調節ネジ26bは上端にツマミが設けられ、その下のネジ部は後板21aから後方に突設したステーに回転自在に支持され、ネジ部の下部が前記ナット26dに螺装される。こうして、ツマミを回転するとブラシ26aが上下摺動されて、高さを調整可能としている。そして、ブラシ取付板26cの左右両側には上下方向に長い長孔26e・26eが開口されて、ボルトを挿通して後板21aに螺装している。更に、後板21aの左右両側に目盛21c・21cを設けて、ブラシ26aの高さを調節するときの位置が容易に把握できるようにしている。
こうして、高さ調節ネジ26bを回動することにより、ブラシ取付板26cが昇降され、このとき長孔26e・26eによりガイドされてブラシ26aが水平の状態のまま平行に上下され、苗トレイ2上に均一に当接して均しムラが生じないようにしている。そして、苗トレイ2が搬送されると、ブラシ26aが床土の表面を均し、余分な床土を除去するのである。なお、図示しないが、覆土装置60の出口側にも前記同様の構成の均し手段が配設される。
灌水装置30は床土に水を撒くものでその構成は後述する。
穴開け装置40は、図1に示すように、突起付ローラ41と、突起付ローラ41を回転自在に支持するアーム42と、アーム42を搬送フレーム82上に支持する支持体43と、支持体43に支持され突起付ローラ41を掃除するブラシ45と、チェーン搬送機構85からブラシ45に回転動力を伝える動力伝達手段44からなる。前記突起付ローラ41は苗トレイ2の搬送方向に対して直交方向の軸心を有する円筒状のローラの外周に前記苗トレイ2の凹部の位置に合わせて円錐状の突起を所定間隔で突設している。こうして、床土が充填された苗トレイ2が搬送されると、この搬送に同期してブラシ45が回転され、この回転により突起付ローラ41が回転されて突起付ローラ41により床土表面に所定の深さの凹部が形成されるのである。
播種装置50は播種ローラ51とホッパー52と駆動モータ53とトレイ検知手段とを備え、搬送される苗トレイ2の搬送速度と播種ローラ51の回転速度を同期させて駆動して、突起付ローラ41で形成した各凹部に所定数の種子を落下させるようにしている。
覆土装置60は繰出ローラとホッパーからなり、苗トレイ2の搬送に同期して繰出ローラを回転させて土を繰出して落下させ、播種後の苗トレイ2上に土を被せるようにしている。
後灌水装置70は、搬送方向に対して直交方向に配置される灌水パイプを有し、被せた土と種子に水分を与えるようにしている。
次に、本発明の灌水装置30について、図3、図4、図5より説明する。
灌水装置30は、搬送される苗トレイ2の上方を覆い左右の搬送フレーム82・82に跨って固定される灌水カバー31と、該灌水カバー31の上部内に搬送方向と直交して横架される複数の灌水パイプと、灌水パイプに連通する給水パイプ34と、給水パイプ34に設けられる圧力計35と調節バルブ36からなる。なお、灌水パイプは本実施形態では前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の前後2本からなるが、灌水量に合わせて3本以上設けることも可能である。
灌水カバー31はプレートが正面視コ字状に折り曲げ形成されて、解放側を下方に向けて下部が搬送フレーム82・82に固定される。灌水カバー31の左右の側板上部に前灌水パイプ32と後灌水パイプ33が貫通して左右方向に固定され前後平行に配置される。
前灌水パイプ32と後灌水パイプ33は一端(右側)が栓で閉じられ、他端(左側)が給水パイプ34と連通されている。前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の下部には左右方向に所定間隔をあけて複数の吐水孔32a・33a・・・がそれぞれ開口されている。前灌水パイプ32と後灌水パイプ33は左右方向の軸心に対して回動可能に灌水カバー31の側板に支持され、灌水カバー31の上面には固定ボルト37・37・・・が螺装されて、締め付けることにより前灌水パイプ32と後灌水パイプ33を任意角度で固定可能としている。つまり、前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の吐水方向は前後に角度調節可能に構成されており、前灌水パイプ32は下方に吐水するように固定され、後灌水パイプ33は後方に傾斜して吐水するように固定されている。なお、3本以上配置される場合は、最後部に配置される灌水パイプが後下方に吐水するように傾斜して固定される。この傾斜角度は吐水量や床土への水の浸透具合に応じて変更可能とされる。
給水パイプ34の一端は前灌水パイプ32と後灌水パイプ33と連通され、他端はホース等を介して水道または給水ポンプの吐出口と連通される。給水パイプ34の中途部には圧力計35と調節バルブ36が設けられ、圧力計35により水圧が容易に視認でき、調節バルブ36はそのツマミ36aを回動することにより、吐水圧(吐水量)を変更可能としている。但し、調節バルブ36は前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の他端にそれぞれ設けて、前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の吐水量をそれぞれ任意に変更可能に構成することもできる。
このような構成において、床土が充填された苗トレイ2が灌水装置30の下方に搬送されてくると、図5(a)に示すように、前灌水パイプ32と後灌水パイプ33により苗トレイ2に灌水される。苗トレイ2が搬送されて、苗トレイ2の終端部において、前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の両者で灌水すると、従来では、図6に示すように、二つの灌水パイプで一気に灌水されるため浸透が追い付かず水が溢れ床土の流失も発生していた。本発明では、図5(b)に示すように、一方の後灌水パイプ33による吐水方向を下流側に傾斜させることで、前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の間隔は変えることなく灌水間隔を広げることができる。つまり、灌水装置30は前後方向の長さが長くなることなく、コンパクトな構成のまま吐水量を増加させることができ、水が溢れることもなくせることができる。これは苗トレイ2の前端部において前灌水パイプ32から下方に吐水しているときに、後灌水パイプ33からは下流側へ向けて斜めに吐水することになる。従って、前灌水パイプ32から吐水された水を浸透させる面積が広くなり、前方へ水が流れて苗トレイ2の縁部で堰き止められても後方へ流れることができ、水が溢れることはなくなり床土の流失も防止することができるのである。
なお、苗トレイ2に充填された床土の水分や材質等により浸透速度は異なるため、その浸透度合いにより、後灌水パイプ33の吐水角度を調節してもよい。また、床土や種子の種類等に合わせて前灌水パイプ32と後灌水パイプ33からの吐水量を調節して水が溢れないように適宜調節することもできる。
また、二つの灌水パイプで灌水する場合、苗トレイ2の終端部で灌水が集中することを防止するために、前灌水パイプ32を斜め前方に傾斜して吐水し、後灌水パイプ33からは後下方に吐水するように構成することも可能である。また、苗トレイ2の終端部で前灌水パイプ32と後灌水パイプ33による灌水が集中して水が溢れることを防止するために、灌水パイプは3本以上配置して灌水を分散させて全体の吐水量は維持させる構成であってもよい。
以上のように、苗トレイ2を搬送するトレイ搬送装置8と、トレイ搬送装置8上に配置される床土供給装置20と灌水装置30と播種装置50と覆土装置60を備える播種機1において、前記灌水装置30は、苗トレイ2の搬送方向に対して直交方向に複数の灌水パイプ(前灌水パイプ32と後灌水パイプ33)が平行に配設されて、搬送方向下流側の後灌水パイプ33からの吐水方向は、下流側方向に傾斜させて吐水し、下流側の灌水パイプ以外は下方に吐水するように構成したので、灌水装置30を大きくすることなく、灌水時に苗トレイ2から水が溢れたり、床土が流失したりすることをなくすことができたのである。
また、前記前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の吐水角度を変更可能に構成したので、吐水間隔を任意に変更できるようになり、前灌水パイプ32と後灌水パイプ33からの吐水量に合わせて吐水角度を変更して、水が溢れないように調節することができる。
また、前灌水パイプ32と後灌水パイプ33の吐水量を変更可能に構成したので、床度の浸透具合(床土の水分量)に合わせて、吐水量を変更して苗トレイ2から水が溢れることを防止でき、また、種子の種類や育苗場所等に合わせて灌水量を調節することができる。
1 播種装置
2 苗トレイ
8 トレイ搬送装置
20 床土供給装置
30 灌水装置
50 播種装置
32 前灌水パイプ
33 後灌水パイプ

Claims (3)

  1. 苗トレイを搬送するトレイ搬送装置と、トレイ搬送装置上に配置される床土供給装置と灌水装置と播種装置と覆土装置を備える播種機において、前記灌水装置は、苗トレイの搬送方向に対して直交方向に複数の灌水パイプが平行に配設されて、搬送方向下流側の灌水パイプからの吐水方向は、下流側方向に傾斜させて吐水し、下流側の灌水パイプ以外は下方に吐水するように構成したことを特徴とする播種装置。
  2. 前記灌水パイプの吐水角度を変更可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の播種装置。
  3. 前記灌水パイプの吐水量を変更可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の播種装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117958058A (zh) * 2024-03-18 2024-05-03 日照市阿建园林工程有限公司 一种市政园林育苗灌溉装置

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