JP4634126B2 - 播種機 - Google Patents

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Description

本発明は、ネギなどの野菜の種子を育苗ポット(セルトレイ)に播いて育苗する播種機に関する。
従来から、搬送装置によって育苗ポットを載置したトレイを搬送し、育苗ポットの各セルに養土充填装置で養土を充填し、該養土充填装置により養土が充填された育苗ポットの各セルに養土鎮圧装置で播種用穴を穿ち、該播種用穴に播種装置で播種を行い、覆土装置で覆土を行うように構成した播種機は公知とされている。このような播種機においては、搬送装置がフックを設けたチェーンにより構成されており、該チェーンにフックを介してトレイが係合されて、チェーンの回転により搬送可能とされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−291306号公報
しかし、従来の播種機の構成では、搬送装置の搬送方向下流側に架台を配設して、該架台に播種作業が完了したトレイを播種機から搬出するまでの間一時的に載置しておくようにした場合に、架台からトレイを搬出する作業が遅れるなどして、架台に載置可能な数のトレイが搬送されても、播種機の各装置が作動して播種作業が継続されて、架台の最も搬送方向下流側に載置されたトレイが播種機から新たに搬送されるトレイに押し出されて落下するという問題があった。また、このような問題を解決するために、架台の終端に落下防止用の部材を設けてトレイの落下を防止することも考えられるが、この場合には架台からトレイが搬出されていなくても、播種機から次々にトレイが架台に搬送されて、トレイの詰りが発生し、播種作業を正常に行うことができなくなるという問題がある。
そこで、本発明は播種完了トレイが架台から落下したり、詰まったりしないように、架台上に載せた状態で搬送装置を停止させるとともに、播種作業途中のトレイが搬送装置上で停止するときに、播種装置の下方にトレイとトレイとの間の所定の空間が位置するようにして、再起動時に播種位置がずれないようにするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
トレイ(11)上に載置した育苗ポット(10)を搬送する搬送装置(2)と、該搬送装置(2)と同期して駆動され、該育苗ポット(10)に播種を行う播種装置(6)とを備える播種機(1)において、該搬送装置(2)の搬送方向下流側に、該搬送装置(2)に連設して、播種作業が完了し、搬送装置(2)から搬送されるトレイ(11)が、後から搬送されてきたトレイ(11)に押されて搬送され、順次直列に複数載置可能とする架台(25)を設け、該架台(25)の搬送方向下流側端に、載置されたトレイ(11)を検知する検知手段(27)を設け、該検知手段(27)が押されて搬送されたトレイ(11)を検出すると、該播種機(1)を構成する搬送装置(2)や播種装置(6)の作動を停止し、該トレイ(11)を取り除くと、前記装置の作動を再開するように制御し、前記搬送装置(2)は搬送方向始端から終端までチェーン(36)を巻回して構成し、該チェーン(36)上にトレイ(11)を係合して搬送する複数のフック(37)を突設し、該搬送方向において隣り合うフック(37)とフック(37)との間の長さ(L1)は、一つのトレイ(11)の搬送方向の長さ(L2)と、前記播種装置(6)の長さ(L3)とを合わせた長さよりも長くなるように配置し、各フック(37)にトレイ(11)の一端を係合させて搬送する時に、該トレイ(11)と、隣り合うトレイ(11)との間に所定の空間(L4)を構成し、該所定の空間の長さ(L4)は、該播種装置(6)の搬送方向の長さ(L3)と同程度の長さとし、前記検知手段(27)がトレイ(11)を検出して各装置の作動を停止した時に、播種位置である所定の空間(L4)以外の位置に、前記トレイ(11)が停止するように構成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、トレイ(11)上に載置した育苗ポット(10)を搬送する搬送装置(2)と、該搬送装置(2)と同期して駆動され、該育苗ポット(10)に播種を行う播種装置(6)とを備える播種機(1)において、該搬送装置(2)の搬送方向下流側に、該搬送装置(2)に連設して、播種作業が完了し、搬送装置(2)から搬送されるトレイ(11)が、後から搬送されてきたトレイ(11)に押されて搬送され、順次直列に複数載置可能とする架台(25)を設け、該架台(25)の搬送方向下流側端に、載置されたトレイ(11)を検知する検知手段(27)を設け、該検知手段(27)が押されて搬送されたトレイ(11)を検出すると、該播種機(1)を構成する搬送装置(2)や播種装置(6)の作動を停止し、該トレイ(11)を取り除くと、前記装置の作動を再開するように制御し、前記搬送装置(2)は搬送方向始端から終端までチェーン(36)を巻回して構成し、該チェーン(36)上にトレイ(11)を係合して搬送する複数のフック(37)を突設し、該搬送方向において隣り合うフック(37)とフック(37)との間の長さ(L1)は、一つのトレイ(11)の搬送方向の長さ(L2)と、前記播種装置(6)の長さ(L3)とを合わせた長さよりも長くなるように配置し、各フック(37)にトレイ(11)の一端を係合させて搬送する時に、該トレイ(11)と、隣り合うトレイ(11)との間に所定の空間(L4)を構成し、該所定の空間の長さ(L4)は、該播種装置(6)の搬送方向の長さ(L3)と同程度の長さとし、前記検知手段(27)がトレイ(11)を検出して各装置の作動を停止した時に、播種位置である所定の空間(L4)以外の位置に、前記トレイ(11)が停止するように構成したので、播種機から播種作業が完了したトレイが搬送装置により架台に搬送される際に、架台に載置可能な数のトレイが搬送された時点で、播種機の搬送装置や播種装置などの各装置を停止できるため、架台の最も搬送方向下流側に載置されたトレイが播種機から新たに搬送されるトレイに押し出されて落下することを防止できる。
また、架台からトレイが搬出されていなくても、播種機から次々にトレイが架台に搬送されることがないので、トレイの詰りの発生を防止して、正常な播種作業を継続して行うことができる。そして、搬送下流端側のトレイを取り除くと播種作業が再開されるため、播種を確実に行うことができ、始動操作等が不要で作業効率をアップできる。
また、トレイ上方に播種装置が位置し、播種作業が行なわれている最中に播種装置などの各装置が停止することがないので、そのために播種性能が不安定になることがない。
また、播種機の各装置が停止したときに、トレイが播種装置と播種装置との間に位置することになるので、架台からトレイを搬出して各装置を再作動させた場合でも、播種作業を正常に再開して、播種を確実に行うことができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る播種機の全体的な構成を示した側面図、図2は各装置の作動停止時における播種装置部分の構成を示した側面図である。
図3は養土鎮圧装置の構成を示した側面図、図4は養土鎮圧装置の鎮圧ロールがトレイ縁部に乗り上げた状態を示した側面図である。なお、図1左側を搬送方向上流側、図1右側を搬送方向下流側とする。
図1に示すように、播種機1には、搬送装置2と、養土充填装置3と、潅水装置4と、養土鎮圧装置5と、複数の、本実施例では二つの播種装置6・6と、覆土装置7と、潅水装置8とが備えられ、これらの装置が搬送装置2上に順次配設されている。
前記搬送装置2の搬送方向始端となる養土充填装置3の搬送方向上流側にはトレイ供給部9が設けられ、該トレイ供給部9に格子状のセル10aを有する育苗ポット10を載置したトレイ11が支柱からなるガイド12の間に積重されている。また、搬送方向終端となる前記覆土装置7及び潅水装置8の搬送方向下流側には駆動モータ13が設けられ、該駆動モータ13により各装置が駆動されるように構成されている。そして、該搬送装置2の搬送方向下流側に播種作業が完了したトレイ11を複数載置可能とする架台25が設けられている。
このような構成において、搬送装置2によって、前記トレイ供給部9のトレイ11が養土充填装置3へと搬送されると、該養土充填装置3のホッパ16の養土が供給コンベア17により下方の育苗ポット10の各セル10a内に充填され、鎮圧ロール18により均平される。続いて、前記トレイ11が養土充填装置3から潅水装置4に搬送されて、該潅水装置4にて育苗ポット10の各セル10a内の養土に潅水が施される。
潅水後、トレイ11は潅水装置4から養土鎮圧装置5へと搬送され、該養土鎮圧装置5にて突起56a・56a・・・を放射状に有する鎮圧ロール56により、育苗ポット10の各セル10a内の養土に播種用穴が穿たれる。そして、トレイ11は養土鎮圧装置5から播種装置6・6に順次搬送され、播種装置6・6においてホッパ21内の種子が播種ロール22によって繰り出されて、播種ロール22下方に位置する育苗ポット10の各セル10a内の養土に穿設された播種用穴に播種が行われる。
播種後、トレイ11は播種装置6・6から覆土装置7に搬送され、該覆土装置7でホッパ23の覆土が繰出ロール24によりトレイ11上の育苗ポット10に送出される。最後に、トレイ11が覆土装置7から潅水装置8に搬送されて、該潅水装置8で育苗ポット10の覆土に潅水が施され、播種機1における播種作業が完了する。そして、以上のようにして播種作業が完了したトレイ11は搬送装置2により架台25に搬送されて載置される。
図1、図2に示すように、前記搬送装置2は、サイドフレーム31・31の前後両端に軸32・33が回転自在に左右方向に横架して支持され、該軸32の左右両側に駆動スプロケット34・34が固設され、搬送方向上流側の軸33の左右両側に従動スプロケット35・35が固設され、スプロケット34・35との間にチェーン36を巻回して、左右一対の搬送手段が構成されている。チェーン36・36はトレイ供給部9が配置される側を搬送方向始端とし、駆動モータ13が配置される側を搬送方向終端とするように構成され、駆動モータ13から駆動スプロケットに駆動力を得て、図1における矢印Aの方向に回転可能とされている。なお、搬送装置2はチェーンに限るものではなく、ベルトなどを用いて構成することもできる。
各チェーン36には、所定間隔ごとにフック37・37・・・が外周外方向に設けられ、各フック37にトレイ11の搬送方向後下部が係合(当接)されて、チェーン36の回転に従って搬送方向下流側に移動可能とされている。つまり、チェーン36の回動によりフック37がトレイ11を押して搬送するように構成されている。なお、本実施例ではチェーン36は左右一対としているが、一本または三本以上配置してもよく、搬送方向に複数分割して複数組配置する構成とすることもできる。また、チェーン36の搬送方向中途部を支えるためにスプロケットを配置することもできる。また、チェーン36のみではトレイ11を十分支持することができないので、搬送方向と平行に搬送レールを配置したり、搬送方向に適宜間隔をあけて支持ローラを配置したりすることもできる。また、チェーンによる搬送に代えて各ローラが駆動されるローラコンベアによる搬送とすることもできる。この場合トレイ供給部9から所定間隔毎にトレイ11を供給する必要がある。
こうして、一対のチェーン36・36の回転により、トレイ供給部9から一つずつトレイ11が左右のフック37・37に係合されて搬出され、前述のように養土充填装置3、潅水装置4、養土鎮圧装置5、播種装置6・6、覆土装置7、潅水装置8の順に搬送方向下流側に搬送され、最後に搬送装置2から架台25上に搬送される。
前記架台25は播種作業が完了したトレイ11を播種機1から搬出するまでの間一時的に載置しておくためのものであり、つまり、播種後のトレイ11を別の場所に積み重ねたりする場合に、搬出にかかる時間の間にトレイ11が搬送装置2から落下しないようにストックするために設けられたものであり、図1に示すように、該架台25の搬送方向始端側が搬送装置2の搬送方向終端側に連設されている。架台25には複数のローラ26・26・・・が備えられ、これらのローラ26・26・・・により搬送装置2から搬送されたトレイ11が架台25上に載せられ、その後は後から搬送されてきたトレイ11に押されて搬送方向始端側から終端側に搬送され、架台25上に複数のトレイ11が直列に配置された状態に載置可能とされている。
架台25は前記搬送装置2のサイドフレーム31・31と略同じ高さ、かつ略同じ幅で搬送方向と平行に配置されるサイドフレームと脚部材からなり、該架台25において左右のサイドフレーム間に、前記ローラ26・26・・・が所定間隔ごとに回転自在に左右方向に横架されて支持されている。但し、各ローラ26は、駆動モータ13から駆動力を得て、図1において右回り方向に回転可能に構成することもできる。この場合は、ローラ26の回転は駆動モータ13に規制を受けることになり、播種機1の各装置が停止したときにローラ26が慣性で空回りするようなことがない。したがって、ローラ26が回転自在であることにより慣性で空回りし、トレイ11が停止位置より行き過ぎてしまう不具合が出ない。また、ローラ26は一実施例であり、トレイ11が搬送できる構造であれば特に限定しない。例えばローラ26は回転自在に支持されているが、レールのようなものの上をトレイ11が滑っていくような構造とし、レールとトレイ11との間の摩擦力を利用してトレイ11が停止位置より行き過ぎてしまうことを防止してもよい。また、回転自在なローラ26であっても径を大きくするとか、支持部材との間の摩擦係数を高めるなどの手段をとって空回りしにくい構造としてもよい。
さらに、架台25の最も搬送方向下流側にはトレイ11の先端位置(搬送方向下流側端)を検知する検知手段27が設けられ、該検知手段27と駆動モータ13とが制御手段30を介して接続されている。そして、該検知手段27はスイッチや光センサー等で構成されて搬送方向に対して位置調整可能に取り付けられ、該検知手段27によりトレイ11が架台25の搬送方向終端に達したことが検知されると、該検知手段27の出力に基づいて制御手段30により駆動モータ13の作動を停止するように制御が行われるように構成されている。なお、養土充填装置3、播種装置6・6、覆土装置7がそれぞれ別のモータで駆動される場合には制御手段30と接続され、潅水装置4・8の吐水部を開閉するための電磁バルブも制御手段30と接続される。
したがって、播種機1から播種作業が完了したトレイ11が搬送装置2により架台25に搬送される際に、架台25に載置可能な数のトレイ11が搬送された時点で、播種機1の搬送装置2や養土充填装置3、潅水装置4、播種装置6・6、覆土装置7、灌水装置8などの各装置を停止することができる。そのため、架台25の最も搬送方向下流側に載置されたトレイ11が播種機1から新たに搬送されるトレイ11に押し出されて落下することを防止できる。また、架台25からトレイ11が搬出されていなくても、播種機1から次々にトレイ11が架台25に搬送されることがないので、トレイ11の詰りの発生を防止して、正常な播種作業を継続して行うことができる。
ところで、前述のように検知手段27の出力に基づいて制御手段30により播種機1の各装置の作動を停止するように制御が行われた場合に、搬送装置2上のトレイ11が播種装置6の下方で停止すると、再起動時に播種装置6と搬送装置2の作業速度が所定の速度となるまでに若干の時間を要し、その間は播種装置6と搬送装置2との同期が取れないという問題や、停止時にトレイ11が滑り、慣性で搬送方向に移動してトレイ11と播種装置6との相対的位置関係にずれが出るという問題などが発生することから、該トレイ11では正常な播種作業を行うことができないという不具合が生じる。つまり、各装置の再起動時にトレイ11の途中から播種が再開されると播種位置がずれるなどして播種装置6の播種性能が不安定となるという不具合が生じる。
そのため、播種作業の過程において、播種装置6の下方で一度停止したトレイ11では、播種が正常に行われずに播種結果に不具合が生じることが考えられるので、停止した時点でトレイ11を搬送装置2から取り外す必要がある。しかし、該トレイ11の取外作業もトレイ11が播種装置6の下方に位置するため播種装置6やその支持部、前後のトレイ11・11が邪魔となって困難な作業となることから、各装置の停止時においてトレイ11は播種装置6の下方から外れた位置で停止することが望ましい。
そこで、前記搬送装置2において、図2に示すように、各チェーン36に設けたフック37・37・・・が搬送方向において隣り合うフック37とフック37との間の長さL1が一つのトレイ11の搬送方向の長さL2と播種装置6の長さL3とを合わせた長さよりも長くなるように配置されている。つまり、各フック37にトレイ11の一端を係合させて搬送するときにトレイ11とトレイ11との間に所定の空間が設けられるように構成されている。この所定の空間の長さL4は本実施例では播種装置6の搬送方向の長さと同程度の長さとされている。そして、この所定の空間は播種装置6の播種位置において種子が落下するときにトレイ11にかかることなく下方に落下する空間であり、しかも、検知手段27の検知により搬送装置2が停止したときに慣性でトレイ11が搬送方向へ移動しても播種位置まで至らないような空間である。
換言すれば、隣り合うフック37とフック37との間の長さL1は、トレイ11とトレイ11が重ならないように、トレイ11の長さL2より所定長さ長くし、搬送方向前後に配置される播種装置6(播種位置)と播種装置6(播種位置)との間隔も、一つのトレイ11上に同時に播種されないようにトレイ11の長さL2よりも所定長さ長くしている。
そして、前述のようにトレイ11が搬送下流側端の架台25の終端に至り、搬送装置2や播種装置6が作動停止した時に、トレイ11が播種装置6の播種位置下方に位置しないように構成されている。つまり、各装置の作動停止時に、播種装置6による播種がトレイ11に行われないように、フック37が播種装置6・6の播種位置下方を通り過ぎた位置で停止し、そのときのトレイ11の搬送下流側端も、播種装置6の播種位置下方に位置しないようにする構成とされている。そのためには搬送装置2及び架台25の長さもそれに合わせた長さに定められている。つまり、搬送上流側の播種装置6の播種位置下方から搬送装置2下流側端部までの長さと、架台25を搬送装置2に接続して、搬送方向始端から検知手段27までの距離は、トレイ11の長さ及びその搬送位置に合わせて定められる。具体的な調整としては、連続的にトレイ11を供給して、播種装置6・6の播種位置下方にトレイ11が存在しないように搬送装置2を停止させて、架台25の搬送方向終端に位置するトレイ11の終端位置に合わせて検知手段27を取り付けるのである。
したがって、トレイ11が播種装置6の下方に位置して播種作業が行なわれている最中に播種機1の搬送装置2や播種装置6などの各装置は作動を停止することがないので播種性能が不安定になることはないのである。すなわち、播種機1の各装置が作動を停止してもトレイ11は播種装置6の下方ではなく、播種装置6の下方に搬送される前、または、通り過ぎた後であるため、再起動時にトレイ11の途中から播種が再開されることで起こる前述の不具合が生じることもないので、播種性能が不安定になるということがないのである。
特に、本実施例のように、搬送装置2上に二つの播種装置6・6が直列に設けられた播種機1においては、これらの播種装置6・6が搬送方向において隣り合う播種装置6の播種位置と播種装置6の播種位置との間の長さが一つのトレイ11の長さL2よりも大きくなるように配置されて、前述のように搬送装置2や播種装置6の作動停止時にトレイ11が隣り合う播種装置6・6の間に位置するように構成されている。
よって、複数の播種装置6・6を備える播種機1であっても、播種機1の各装置が停止したときに、トレイ11が各播種装置6よりも搬送方向上流側又は下流側で、播種装置6と播種装置6との間に位置することになるので、架台25からトレイ11を搬出して各装置を再作動させた場合でも、播種作業を正常に再開して、播種を確実に行うことができる。
また、播種装置6と覆土装置7の間の間隔や、覆土装置7と灌水装置8の間隔も搬送方向のトレイ11の長さよりも前述の所定長さ長くして、検出手段27が作動して搬送装置2や播種装置6や覆土装置7や灌水装置8等の各装置が停止した時に、各装置の下方にはトレイ11がないようにすることもできる。つまり、搬送装置上に播種装置6・6と覆土装置7と灌水装置8をそれぞれトレイ11の搬送方向の長さと、所定長さを足した長さ毎に直列に配置し、検出手段27がトレイ11を検知して播種機1の作動を停止したときには、搬送装置2上の各トレイ11・11・・・は播種装置6・6と覆土装置7と灌水装置8の各装置の間に位置するようにしている。
このように構成することで、架台25終端までトレイ11が至り、播種機1の各装置が停止すると、播種装置6の播種位置下方にトレイ11がなく、前述のように播種ムラが生じることがなく、また、停止時に覆土装置7の土の落下位置下方にもトレイ11がなく、停止した瞬間や再起動した瞬間にトレイ11上に土が多く落ちたり、落ちる量が少なくなったりしても、トレイ11には関係がなく通常の状態となってから覆土することができる。また、停止した時に灌水装置8の水吐出位置の下方にもトレイ11が存在しないため、停止した後も配管内部に残った水がトレイ11上に滴り落ちて窪みを形成することがなく、また、再起動時に空気のみ噴出して水量が不足したりすることもなく、水量が安定してからトレイ11上に吐出させることができるのである。
また、図3に示すように、前記養土鎮圧装置5は、搬送装置2に立設されたフレーム51に軸52にて回転自在に支持されたブラシ53や、該フレーム51から搬送方向下流側に突出するアーム54・54に軸55にて軸回転自在に支持された鎮圧ロール56などを備えて構成されている。鎮圧ロール56の表面には略円錐台形状の突起56a・56a・・・が、鎮圧ロール56下方を図3において矢印Cの方向に搬送されて通過するトレイ11に載置された育苗ポット10の各セル10aに合わせて放射状に設けられている。
前記鎮圧ロール56はその突起56a・56a・・・の一部がブラシ53に当接するように配置され、ブラシ53の回転により動力を得て図3において矢印Bの方向に回転可能とされている。または、トレイ11の搬送により突起56a・56a・・・が育苗ポット10の各セル10aに順次嵌入することにより回転され、この回転によりブラシ53が回転されるようにしている。そして、鎮圧ロール56が育苗ポット10を載置したトレイ11の搬送に追従して回転され、該鎮圧ロール56の回転により育苗ポット10の各セル10aの養土に突起56aが押し当てられて養土の鎮圧が行われるとともに、突起56aにより播種用穴が穿たれ、同時に突起56aに付着した養土がブラシ53により除去されるように構成されている。
このようにして、トレイ11に載置された育苗ポット10の各セル10aの養土に播種用穴が突起56aにて形成され、各播種用穴に二つの播種装置6・6で順に播種が行われて、複数の種子が播種可能とされている。なお、鎮圧ロール56は各セル10aの播種用穴が一定の深さを有するように付勢手段にて下方に付勢され、所定の高さを保持するように配置されている。
さらに、前記養土鎮圧装置5においては、前記ブラシ53を軸支するフレーム51の上部に支持ステー58が横設されている。該支持ステー58は側面視クランク状に折り曲げられて、トレイ11の搬送方向下流側に延出されている。そして、該支持ステー58の先端部に板状部材59が鎮圧ロール56の最上点に位置する突起56aよりも若干上方に向かって突出するように設けられ、鎮圧ロール56がトレイ11に対し正常な位置であるときには、鎮圧ロール56の突起56aと干渉しないように配置されている。
また、板状部材59は搬送装置2によりトレイ11が鎮圧ロール56の下方まで搬送されて、図4に示すように、該鎮圧ロール56の最下点に位置する突起56aがトレイ11の縁部に乗り上げた際に、突起56aの上下幅分だけ上方に持ち上げられた鎮圧ロール56の最上点に位置する突起56aに当接するように配置されている。こうして、板状部材59により突起56aを介して鎮圧ロール56の回転が止められるように構成されている。
このように構成することにより、搬送装置2で搬送されるトレイ11が鎮圧ロール56の下方を通過するときに、鎮圧ロール56の突起56aがトレイ11の縁部に乗り上げた場合、図4に示すように、鎮圧ロール56が持ち上げられて、突起56aが板状部材59に係止されて鎮圧ロール56の回転が一時的に停止される。そして、この状態からトレイ11が搬送方向下流側に搬送されると、図3に示すように、突起56aがトレイ11の縁部上を滑りセル10a内に落ち込み、鎮圧ロール56が正常な位置に戻り、突起56aと板状部材59との係止状態が解除され、鎮圧ロール56の回転が再開されてセル10a内の養土の鎮圧が行われる。
したがって、従来では養土鎮圧装置5に搬送されてきたトレイ11の縁部に鎮圧ロール56の突起56aが乗り上げた場合、一部のセル10aで養土の鎮圧が行われずに未鎮圧のセルが発生し、播種装置6・6で播種を正常に行うことができないということがあったが、以上のように養土鎮圧装置5を構成したので、トレイ11に載置された育苗ポット10の各セル10aにおいて養土の鎮圧を確実に行うことができ、未鎮圧のセルが発生することを防止して、播種を正常に行うことができる。
本発明の一実施例に係る播種機の全体的な構成を示した側面図。 各装置の作動停止時における播種装置部分の構成を示した側面図。 養土鎮圧装置の構成を示した側面図。 養土鎮圧装置の鎮圧ロールがトレイ縁部に乗り上げた状態を示した側面図。
1 播種機
2 搬送装置
6 播種装置
10 育苗ポット
11 トレイ
25 架台
27 検知手段
36 チェーン
37 フック

Claims (1)

  1. トレイ(11)上に載置した育苗ポット(10)を搬送する搬送装置(2)と、該搬送装置(2)と同期して駆動され、該育苗ポット(10)に播種を行う播種装置(6)とを備える播種機(1)において、該搬送装置(2)の搬送方向下流側に、該搬送装置(2)に連設して、播種作業が完了し、搬送装置(2)から搬送されるトレイ(11)が、後から搬送されてきたトレイ(11)に押されて搬送され、順次直列に複数載置可能とする架台(25)を設け、該架台(25)の搬送方向下流側端に、載置されたトレイ(11)を検知する検知手段(27)を設け、該検知手段(27)が押されて搬送されたトレイ(11)を検出すると、該播種機(1)を構成する搬送装置(2)や播種装置(6)の作動を停止し、該トレイ(11)を取り除くと、前記装置の作動を再開するように制御し、前記搬送装置(2)は搬送方向始端から終端までチェーン(36)を巻回して構成し、該チェーン(36)上にトレイ(11)を係合して搬送する複数のフック(37)を突設し、該搬送方向において隣り合うフック(37)とフック(37)との間の長さ(L1)は、一つのトレイ(11)の搬送方向の長さ(L2)と、前記播種装置(6)の長さ(L3)とを合わせた長さよりも長くなるように配置し、各フック(37)にトレイ(11)の一端を係合させて搬送する時に、該トレイ(11)と、隣り合うトレイ(11)との間に所定の空間(L4)を構成し、該所定の空間の長さ(L4)は、該播種装置(6)の搬送方向の長さ(L3)と同程度の長さとし、前記検知手段(27)がトレイ(11)を検出して各装置の作動を停止した時に、播種位置である所定の空間(L4)以外の位置に、前記トレイ(11)が停止するように構成したことを特徴とする播種機。
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