JP5416791B2 - 土供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、育苗箱を搬送しながら該育苗箱に床土供給、灌水、播種、覆土供給を行う播種機に採用される土供給装置に関するものである。
育苗箱を搬送しながら該育苗箱に床土供給、灌水、播種、覆土供給を行う播種機に採用される土供給装置として特許文献1に記載のものがある。
この特許文献1の播種機は、育苗箱を載置して前後方向に搬送する搬送コンベヤを有する。
土供給装置は、搬送コンベヤの左右両側に立設された左右一対の側板を備え、この左右側板間に前後一対のロールと該前後ロールに巻掛けられたエンドレスの土送りベルトとを有する土搬送コンベヤを備え、この土搬送コンベヤの上方に土を貯留したホッパを配置してなる。
ホッパ内の土は土搬送コンベヤ上に落下供給され、この土搬送コンベヤ上の土を土搬送コンベヤの端部から落下させて該土搬送コンベヤの下方を通過する育苗箱に土を供給する。
この引用文献1の土供給装置にあっては、育苗箱の前後一方への搬送中に床土を供給し、育苗箱の前後他方への搬送中に覆土を供給する。
特許第3963882号公報
前記従来の土供給装置にあっては、土搬送コンベヤの土送りベルトを交換する際には、装置を分解して土送りベルトを交換している。
そのため、土送りベルトの交換に手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、土送りベルトの交換を容易に行うことができる土供給装置を提供することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、育苗箱を載置して前後方向に搬送する搬送コンベヤの左右両側に立設された左右一対の側板を備え、この左右側板間に前後一対のロールと該前後ロールに巻掛けられたエンドレスの土送りベルトとを有する土搬送コンベヤを備え、この土搬送コンベヤの上方に設けたホッパ内の土を土搬送コンベヤの端部から落下させて該土搬送コンベヤの下方を通過する育苗箱に土を供給する土供給装置において、
前記左右一方の側板に、土送りベルトを側方から取出し・取付けするためのベルト脱着口を開口形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記ベルト脱着口が形成された側板には、該ベルト脱着口を塞ぐ蓋板が着脱自在に取付固定され、この蓋板に前後のロールを回転自在に支持する軸受けと、土送りベルトにテンションを付与するテンション付与手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前後一方のロールを前後移動可能に支持し、土送りベルトにテンションを付与するテンション付与手段を備え、
このテンション付与手段は、前記一方のロールと一体移動すると共に前後方向の軸心を有する調整ボルトと、この調整ボルトに螺合されていて螺進させることにより土送りベルトを張る方向に調整ボルトを移動させるための調整ナットと、側板側に固定されていて前記土送りベルト張り方向とは逆方向に調整ナットが移動するのを規制する支持部材と、調整ナットと支持部材との間に介在されたテンション切換部材とを有し、
テンション切換部材は、前後幅が広い幅広部とこの幅広部より前後幅が狭い幅狭部とを有していて、調整ボルトの軸心に直交する方向に移動させて広幅部又は狭幅部を選択的に調整ナットと支持部材との間に介在することにより、土送りベルトを張り状態と弛緩状態とに切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、側板に開口形成したベルト脱着口を介して土送りベルトを取出し・取付けすることができ、装置を分解しなくても土送りベルトの交換が行える。
播種機の全体側面図である。 播種機の主要部の側面図である。 搬送コンベヤの平面図である。 コロ搬送機構の平面図である。 ベルト搬送機構の平面図である。 床土供給装置、土均し装置及びコーナープレスの配置部の側面図である。 薬剤ポンプ配置部の側面概略図である。 薬剤ポンプ配置部の平面一部断面図である。 播種装置の概略側面図である。 播種装置の背面展開断面図である。 覆土供給装置の側面図である。 覆土供給装置の背面断面図である。 土搬送コンベヤの平面断面図である。 土搬送コンベヤのベルト脱着口側の平面拡大断面図である。 ベルト脱着口側のテンション付与手段の平面断面図である。 ベルト脱着口形成部分の側面図である。 蓋体の側面図及び平面断面図である。 蓋板を取り外した状態のベルト脱着口形成部分の側面図である。 始端側ロールの右側部分の背面断面図である。 ベルト脱着口側のテンション付与手段の側面一部断面図である。 テンション切換部材の背面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は育苗箱2を矢視Aで示す前方(育苗箱搬送方向)に搬送しながら該育苗箱2に対して床土供給、灌水及び施薬、施肥、播種、覆土供給を自動的に行う育苗用播種機1を示している。
この播種機1は、前後方向に長い搬送コンベヤ3と、この搬送コンベヤ3の前後に配置された補助フレーム4,5と、育苗箱2を数十枚上下方向にストックできると共に下端側から育苗箱2を一枚づつ前方に繰り出し可能とされた育苗箱供給装置6と、育苗箱2に床土を供給する土供給装置7(床土供給装置という)と、育苗箱2に供給された床土の上面をならす土均し装置8と、床土上面の育苗箱2前端側の盛上がり部分を均平にするコーナープレス9と、薬液を灌水装置11へと送る薬剤ポンプ10と、床土が供給された育苗箱2に薬液と共に灌水する灌水装置11と、灌水された育苗箱2に施肥する施肥装置12と、施肥された育苗箱2に対して播種する播種装置13と、播種された育苗箱2に対して覆土を供給する土供給装置14(覆土供給装置という)とを有する。
前記育苗箱供給装置6は後部側の補助フレーム5上に設けられており、この育苗箱供給装置6から繰り出された育苗箱2はベルトコンベヤからなる繰出しコンベヤによって搬送コンベヤ3に送られる。
前記搬送コンベヤ3は育苗箱供給装置6から繰り出された育苗箱2を載置して前方に向けて前部の補助フレーム4へと搬送する。図2にも示すように、この搬送コンベヤ3に、床土供給装置7、土均し装置8、コーナープレス9、灌水装置11、施肥装置12、播種装置13、覆土供給装置14が搬送コンベヤ3の後部から前方Aに向けて順に配置されて
設けられている。
薬剤ポンプ10はコーナープレス9と灌水装置11との間に配置され、搬送コンベヤ3の側面(左側面)に取り付けられている。
搬送コンベヤ3は、図2〜図5に示すように、前後方向に長いコンベヤフレーム16と、このコンベヤフレーム16を支持する前後の支持脚17と、コンベヤフレーム16の後部側に設けられていて育苗箱2をコロ搬送するコロ搬送機構18と、コンベヤフレーム16の前部側に設けられていて育苗箱2をベルト搬送するベルト搬送機構19とを有する。
コンベヤフレーム16は左右方向に間隔をおいて配置された左右の枠材21を相互に連結してなる。本実施形態では、左右の枠材21は溝開口が左右方向外方(左右方向中央から左右方向端部に向かう方向)を向くように配置されたチャンネル材によって構成され、左右枠材21間に配置されたロッドからなる連結部材22等によって左右の枠材21が相互に連結されている。
前記コロ搬送機構18は、左右の枠材21間に前後方向に間隔をおいて多数(本実施形態では8本)配置された回転軸23a〜hと、各回転軸23a〜hに一体回転自在に固定された搬送コロ24(ゴムで形成されたローラ)と、各回転軸23に動力を伝達する伝動機構25とを有する。
搬送コロ24は、各回転軸23a〜hに左右の枠材21間において左右一対設けられていると共に、始端の回転軸23hから1つ目と3つ目の回転軸23g,23eには左右方向中央にも設けられている。
各回転軸23a〜hは左右方向の軸心を有し、左右の枠材21に軸心回りに回転自在に支持されている。また、各回転軸23a〜hの左右方向一側(右側)は枠材21の縦壁21aから左右方向外方に突出している。
前記伝動機構25はチェーン伝動手段によって構成され、前後方向で隣り合う回転軸23a〜hにわたって設けられている。各伝動機構25は回転軸23a〜hに一体回転自在に固定された伝動側スプロケット25A及び被伝動側スプロケット25Bとこれらスプロケット25A,25Bにわたって巻き掛けられたチェーン25Cとからなる。伝動側スプロケット25A及び被伝動側スプロケット25Bは、回転軸23の枠材21の縦壁21aから右側に突出した部分に設けられている。
ベルト搬送機構19は、コロ搬送機構18の最前端(終端)の回転軸23aの前方A近傍に配置された始端側のベルト駆動軸26と、このベルト駆動軸26の左右両側に一体回転自在に設けられた左右一対の駆動プーリ27と、搬送コンベヤ3の終端側に配置された終端側のベルト従動軸28と、このベルト従動軸28の左右両側に一体回転自在に設けられた左右一対の従動プーリ29と、左右方向で同じ側に配置された駆動プーリ27と従動プーリ29とにわたって巻き掛けられた左右一対のエンドレスベルトからなる搬送ベルト30と、ベルト駆動軸26とベルト従動軸28との間に配置された複数の下支え部材31と、左右各搬送ベルト30にテンションを付与する左右一対のテンション付与手段32とを有する。
ベルト駆動軸26及びベルト従動軸28は、左右方向の軸心を有し、コンベヤフレーム16の左右枠材21間に軸心回りに回転自在に支架されている。ベルト駆動軸26は前後方向移動不能に支持され、ベルト従動軸28は前後方向所定範囲移動自在に支持されている。
駆動プーリ27及び従動プーリ29はVプーリから構成され、コンベヤフレーム16の左右枠材21間に配置されている。搬送ベルト30はVベルトから構成されている。
下支え部材31は、コンベヤフレーム16の左右枠材21間に架設されて該枠材21に固定された左右方向の軸心を有するロッド31Aと、このロッド31Aに回転自在に套嵌された左右方向の軸心を有する円筒形の筒部材31Bとから構成されている。この下支え部材31はベルト駆動軸26とベルト従動軸28との間に前後方向に間隔をおいて配置されていて、搬送ベルト30の上部の下面に接当している。本実施形態では、下支え部材31は4本設けられている。
テンション付与手段32は、枠材21側に固定されたナットに対して前後方向螺進・螺
退自在に支持されたネジ軸を有し、このネジ軸を螺進させることによりベルト従動軸28を支持する軸受け33が前方移動され、これによって、搬送ベルト30にテンションを付与する。
コロ搬送機構18及びベルト搬送機構19を駆動する駆動源は電動モータ34によって構成され、該電動モータ34は播種装置13の後部に設けられている(図2及び図9参照)。
図9及び図10に示すように電動モータ34の出力軸34aは播種装置13から右側に突出しており、該出力軸34aの下方にコロ搬送機構18の最前端の回転軸23aが配置されている。
電動モータ34の出力軸34aからコロ搬送機構18の最前端の回転軸23aへとチェーン伝動機構からなる伝動手段36によって動力が伝達されると共に、搬送コロ24上の育苗箱2を前方Aに搬送するように、コロ搬送機構18の最前端の回転軸23aから後方の回転軸23b〜hに順次回転動力が伝達される。
また、ベルト駆動軸26の右側は枠材21の縦壁21aから右側に突出しており、このベルト駆動軸26の右側の枠材21の縦壁21aから突出した部分に、チェーン伝動機構からなる伝動手段37を介してコロ搬送機構18の最前端の回転軸23aから回転動力が伝達され、これによってベルト駆動軸26が軸心回りに回転駆動される。
このベルト駆動軸26に動力を伝達する伝動手段37は、ベルト搬送機構19の搬送速度をコロ搬送機構18の搬送速度に合わせるために、コロ搬送機構18の最前端の回転軸23から若干減速してベルト駆動軸26に動力伝達している。
また、本実施形態の播種機1にあっては、前記電動モータ34(駆動源)によって、床土供給装置7、土均し装置8、薬剤ポンプ10、播種装置13及び覆土供給装置14が駆動される。コロ搬送機構18の最後端(始端)の回転軸23hが床土供給装置7を駆動する床土駆動軸とされ、コロ搬送機構18の最後端から2つ目の回転軸23fが土均し装置8を駆動する土均し駆動軸とされ、コロ搬送機構18の最前端の回転軸23aから2つ目の回転軸23cが薬剤ポンプ10を駆動するポンプ駆動軸とされ、コロ搬送機構18の最前端の回転軸23aが播種装置13を駆動する播種駆動軸とされ、ベルト搬送機構19のベルト駆動軸26からチェーン伝動機構からなる伝動手段38を介して覆土供給装置14を駆動する覆土駆動軸39に動力が伝達される。
また、育苗箱供給装置6から繰り出された育苗箱2を搬送コンベヤ3に送る繰出しコンベヤに、コロ搬送機構18の最後端の回転軸23hから動力が伝達される。
前記床土供給装置7、土均し装置8、コーナープレス9、灌水装置11及び施肥装置12の配置部分にコロ搬送機構18が設けられている。(換言すると、床土供給装置7、土均し装置8、コーナープレス9、灌水装置11及び施肥装置12がコロ搬送機構18で育苗箱2を搬送するコロ搬送ゾーンに配置されている)。
また、播種装置13と覆土供給装置14との配置部分にベルト搬送機構19が設けられている。本実施形態では、播種装置13はコロ搬送機構18とベルト搬送機構19とに跨って配置され、覆土供給装置14はベルト搬送機構19で育苗箱2を搬送するベルト搬送ゾーンに配置されている。
床土供給装置7は、図6に示すように、搬送コンベヤ3の左右各枠材21にそれぞれ立設された左右一対の側板40を有するフレーム41(床土フレームという)と、この床土フレーム41の上部に固定されていて土が貯留されたホッパと、床土フレーム41の側板40間で且つホッパ42の下端開口の下方に位置する土搬送コンベヤ43と、この土搬送コンベヤ43に床土駆動軸23hから動力を伝達する動力伝達機構44とから主構成されている。
前記土搬送コンベヤ43は、始端側ロール45と、終端側ロール46と、これらロール45,46に巻掛けられたエンドレスベルトからなる土送りベルト47と、この土送りベルト47にテンションを付与するテンション付与手段48とを有する。
この土搬送コンベヤ43の終端側ロール46には、ベルト伝動機構からなる動力伝達機構44を介して床土駆動軸23hから動力が伝達され、土送りベルト47で受けたホッパ
42内の土を前方Aに移送するように終端側ロール46が回転駆動されて、土搬送コンベヤ43の終端側から該土搬送コンベヤ43の下方を移動する(通過する)育苗箱2に床土が落下供給される。
ホッパ42の下端側前部には、土送りベルト47上の(ホッパ42内の)土の排出口49が設けられていると共に、上下位置調整自在とされていて前記排出口49の開度を変更して該排出口49から排出される土の量を調整するゲート部材50が設けられている。
土均し装置8は、図6に示すように、床土の上面を均す回転ブラシ51と、この回転ブラシ51に土均し駆動軸23fから回転動力を伝達する伝動機構を収納した伝動ケース52と、回転ブラシ51の高さを調整する高さ調整手段53とを有する。
回転ブラシ51は伝動ケース52に左右軸回りに回転自在に支持されている。
伝動ケース52は前傾状とされ、下部が土均し駆動軸23fの軸心回りに回転自在に枢支されて、上下揺動自在とされている。
高さ調整手段53は、高さの異なる多数の凹部55が形成された支持板54と、この支持板54の凹部55に選択的に引っ掛けられる支持ロッド56と、回転ブラシ51を下方に付勢するバネ(図示省略)とを有する。
支持ロッド56の下端側は回転ブラシ51を回転自在に支持する軸受け57に固定されていて、支持ロッド56を他の凹部55に掛け替えることにより、回転ブラシ51の高さが段階的に調整可能とされている。
前記回転ブラシ51で床土を均すと、育苗箱2の前後端部で床土が盛り上がり状となるが、この床土の前端側の盛り上がり部分が前記コーナープレス9によって均平にされる。
コーナープレス9は、図6に示すように、搬送コンベヤ3の左右の各枠材21に枢支された左右の揺動アーム58と、この揺動アーム58に取付固定された均平部材59と、この均平部材59の高さを設定する高さ設定手段60とを有する。
左右各揺動アーム58は前傾状とされて、下端側が枠材21に取付固定されたブラケット61に左右軸回りに回転自在に枢支されていて、上下に揺動自在とされている。
均平部材59は、プレートによって形成され、左右揺動アーム58の上部間にわたって設けられている。
高さ設定手段60は左右の揺動アーム58に設けられている。この高さ設定手段60は、揺動アーム58に固定されたステー62と、このステー62に設けられたナット63に螺合され且つ上下方向の軸心を有するボルト部材64とを有する。
ボルト部材64の上端には該ボルト部材64を回転させるためのハンドル65が設けられ、ボルト部材64の下端にはゴム等で形成された接当部材66が設けられ、該接当部材66が搬送コンベヤ3の枠材21上面に接当することにより、揺動アーム58の下方揺動が規制される。したがって、ボルト部材64をナットに対して螺進・螺退させることにより、均平部材59の高さが設定される。
また、揺動アーム58は上方に揺動可能であり、ハンドル65とステー62との間には、圧縮コイルバネ67が介装されている。
このコーナープレス9にあっては、均平部材59は下方に向かうに従って前方Aに移行する傾斜状とされていて、この均平部材59が前方移動する育苗箱2の前部上端側に押圧されることで揺動アーム58が上方に揺動して逃げ、育苗箱2の前部上端側が通過すると揺動アーム58が下方揺動して均平部材59が下がり、該均平部材59の下端側で床土の前端側が平らに均される。
灌水装置11は、搬送コンベヤ3の左右枠材21に跨って設けられ、水道にホース等を介して接続された散水管68を有し、散水管68の下方を移動する育苗箱2の床土上に散水する。
薬剤ポンプ10は、図7及び図8に示すように、搬送コンベヤ3の左側の枠材21の縦壁21aに着脱自在に取り付けられるポンプ取付台71の左側面に固定されている。
枠材21の縦壁21aの内面側には、ナット72が溶接固定されていて左方から枠材21及びポンプ取付台71の取付部71aを貫通して前記ナット72に螺合するボルト73によってポンプ取付台71は枠材21に左右方向外側方から着脱自在に取り付けられてい
る。
この薬剤ポンプ10は、左右方向の軸心を有していてポンプ取付台71に軸心回りに回転自在に取り付けられたポンプ回転軸74と、このポンプ回転軸74に一体回転自在に固定されていて複数のコロ75を枢支した回転体76と、コロ75の公転軌跡の外周側に配置された半円弧状のチューブ押え77と、このチューブ押え77の内周面側に配置された絞りチューブ78と、この絞りチューブ78の両側の各端部に接続された接続具79A,79Bとを有する。
ポンプ取付台71には、ポンプ駆動軸23cに一体回転自在に嵌合する駆動側ギヤ81と、前記ポンプ回転軸74に一体回転自在に固定されていて前記駆動側ギヤ81に歯合する被駆動側ギヤ82とからなるギヤ伝動手段83が設けられている。
上側の接続具79Aは薬液タンクにホース等を介して接続され、下側の接続具79Bはホース等を介して灌水装置11の散水管68に接続されている。
チューブ押え77の一端(下端)はポンプ取付台71に枢支され、他端(上端)には引張りスプリング84の一端が掛けられていてチューブ押え77が絞りチューブ78側に付勢されている。引張りスプリング84の他端はレバー85に枢支されている。
絞りチューブ78はゴム又はプラスチック等の可撓性材料で形成されている。
回転体76はポンプ駆動軸23cによって矢示W方向に回転駆動され、回転体76が回転するとコロ75が絞りチューブ78を押しつぶすように絞りながら公転すると共にチューブ押え77の内周側を転動する。これによって、上側接続具79Aから薬液を吸い込んで下側接続具79Bから薬液をはき出し、灌水装置11へと薬液を送る。
薬剤ポンプ10は、ポンプ取付台71を枠材21に左側からボルト固定することによって取り付けられ、装着性がよい。また、薬剤ポンプ10を使用しないときには、前記レバー85を回転させることにより、引張りスプリング84の付勢力を解除できるが、薬剤ポンプ10が外部に露出していることにより、このレバー85の操作性もよい。
施肥装置12は、搬送コンベヤ3の左右枠材21に立設された施肥フレーム86に、繰出しロール87を設けると共に該繰出しロール87の上方に肥料ホッパ88を設けてなる。
繰出しロール87は施肥フレーム86に設けられた電動モータ(図示省略)によって回転駆動され、肥料ホッパ88内の肥料を下方を通過する育苗箱2に対して落下供給する。
なお、この施肥装置12は、オプションで取り付けられ、該施肥装置12が取り付けられない場合は、灌水装置11を播種装置13に近接させることができるように、該灌水装置11は前後位置調整自在とされている。
播種装置13は、図9及び図10に示すように、搬送コンベヤ3の各枠材21上に立設された左右の側板89を有するフレーム90(播種フレームという)と、左右側板89間の上部に固定された種子タンク91と、この種子タンク91の下方に位置する播種ロール92と、この播種ロール92の上方に位置する回転ブラシ93と、播種ロール92の背面側に位置する繰出し案内部材94と、スクレーパ95とを有する。
種子タンク91の下端には、種子排出口96が下方開口状に形成され、この種子排出口96から排出された種子はガイド板97によって播種ロール92の前上部に案内されて該場所に溜まる。該場所が種子溜まり部98とされている。
播種ロール92は左右方向の軸心を有していて播種フレーム90の左右側板89間に配置され、該播種ロール92の軸心にはロール軸99が一体回転自在に設けられ、このロール軸99は左右側板89に左右軸回りに回転自在に支持されている。
前記播種駆動軸23aの左側端部側には駆動側スプロケット101が一体回転自在に設けられ、この駆動側スプロケット101から伝動チェーン102を介して被駆動側スプロケット103に動力伝達される。
この被駆動側スプロケット103は伝動軸104に一体回転自在に設けられた第1伝動ギヤ105に取付固定され、被駆動側スプロケット103から第1伝動ギヤ105を介して伝動軸104に動力伝達される。
前記伝動軸104は、播種ロール92の後部上方に配置されていて側板89間に回転自
在に支架されている。この伝動軸104の右側端部側に第2伝動ギヤ106が一体回転自在に設けられ、該第2伝動ギヤ106と噛み合い且つロール軸99に一体回転に設けられた第3伝動ギヤ107に第2伝動ギヤ106から動力伝達されることにより、播種ロール92が矢示X方向に回転駆動される。
この播種ロール92の外周面には、ロール軸方向の播種溝108が周方向にわたって形成され、播種ロール92が矢示X方向に回転することにより、種子溜まり部98の種子を播種溝108で掬う。
回転ブラシ93は左右方向の軸心を有し、外周側が播種ロール92の外周に摺接する。また、この回転ブラシ93には前記第1伝動ギヤ105から動力が伝達されて該回転ブラシ93が矢示Y方向に回転駆動され、播種ロール92の外周側の余分な種子が払いのけられる。
播種溝108内に収容された種子は、繰出し案内部材94によってガイドされて、播種ロール92の下端まで播種溝108内に収容状とされ、播種ロール92の下端部で繰出し案内部材94から外れて下方に落下して育苗箱2の床土上に播種される。また、自然落下しない種子はスクレーパ95によって押し出されて、育苗箱2の床土上に強制落下される。
覆土供給装置14は、図11〜図20に示すように、搬送コンベヤ3の各枠材21上に立設された左右の側板111を有するフレーム112(覆土フレームという)と、この覆土フレーム112の上部に固定されていて土が貯留されたホッパ113と、覆土フレーム112の側板111間で且つホッパ113の下端開口の下方に位置する土搬送コンベヤ114と、この土搬送コンベヤ114に覆土駆動軸39から動力を伝達する動力伝達機構115とを備えてなる。
土搬送コンベヤ114は、前後一対のロール116,117と、これら前後のロール116,117に巻掛けられたエンドレスベルトからなる土送りベルト118と、この土送りベルト118にテンションを付与するテンション付与手段119とを有する。
本実施形態では、前側のロール116が終端側ロールとされ、後側のロール117が始端側ロールとされている。各ロール116,117はロール本体116A,117Aとこのロール本体116A,117Aの中心に軸方向貫通状に設けられたロール軸116B,117Bとからなる。
この土搬送コンベヤ114の終端側ロール116には、チェーン伝動機構からなる動力伝達機構115を介して覆土駆動軸39から動力が伝達され、土送りベルト118で受けたホッパ113内の土を前方Aに移送するように終端側ロール116が回転駆動されて、土搬送コンベヤ114の終端側から該土搬送コンベヤ114の下方を移動する(通過する)育苗箱2に覆土が落下供給される。
ホッパ113の下端側前部には、土送りベルト118上の(ホッパ113内の)土の排出口121が設けられていると共に、上下位置調整自在とされていて排出口121の開度を変更して該排出口121から排出される土の量を調整するゲート部材122が設けられている。
前記動力伝達機構115は、覆土駆動軸39の左端部側に一体回転自在に取り付けられた駆動側スプロケット123と、終端側ロール116のロール軸116Bの左端側に一体回転自在に設けられた被駆動側スプロケット124と、これらスプロケット123,124に巻掛けられた伝動チェーン125と、この伝動チェーン125にテンションを付与する一対のドライブテンショナー126と、伝動チェーン125をガイドするガイドローラ127と、駆動側スプロケット123から被駆動側スプロケット124への動力伝達を断続するクラッチ128とを有してなる。
図13及び図18に示すように、前記前後のロール116,117間には、土送りベルト118の上部下面側に位置していて該土送りベルト118の上部を支持する下支え部材129が前後一対設けられている。この下支え部材129は、左右方向に配置された支持ロッド130と、該支持ロッド130に左右軸回りに回転自在に外嵌された回転ローラ131とから構成されている。
支持ロッド130の左端部側は左側の側板111にボルト固定され、支持ロッド130の右端部側は支持ステー132に固定されている。
支持ステー132は、板材によって形成され、板面が左右方向を向く縦壁133と、この縦壁133の上端から左右方向内方に向けて延出する上壁134と、縦壁133の下端から左右方向外方に向けて延出する下壁135とからなる。支持ロッド130の右端部側は支持ステー132の上壁134の上面に溶接固定されている。
図16、図18及び図19に示すように、覆土フレーム112の左右一方の側板111(本実施形態では右側の側板111)には、土送りベルト118を側方(右側方)に取出し・取付けするためのベルト脱着口136が開口形成されている。
このベルト脱着口136は、土搬送コンベヤ114の右側方に位置し、土送りベルト118の側面形状より大きな前後方向に長い長円形状に形成されている。
土搬送コンベヤ114の前後のロール116,117の右側(ベルト脱着口136側)には、周方向にわたって形成された周方向溝137が設けられ、土送りベルト118の右側内周面には前後のロール116,117の周方向溝137に嵌合する突部138が周方向にわたって形成されている。
この突部138はベルト周方向に間隔をおいて設けられ(断続状に設けられ)ているが、連続状に設けられていてもよい。
前記周方向溝137に突部138が嵌ることによりロール116,117に対する土送りベルト118の左右方向の位置決めがされている。
各ロール116,117の周方向溝137から左方の周面は平滑状に形成されていて、周方向溝137から突部138を離脱させることにより、ベルト脱着口136を介して土送りベルト118が右方に引き出し可能とされている。また、右側からベルト脱着口136を介して土送りベルト118を挿入して突部138を周方向溝137に嵌合させることにより、該土送りベルト118がベルト脱着口136側から取付け可能である。
右側の側板111には、ベルト脱着口136を塞ぐように該右側の側板111の左右方向の外面に重ね合わされていて、前後が右側の側板111にボルト139によって着脱自在に取付固定される蓋板140が設けられている。
図16及び図17に示すように、蓋板140の前後方向中央側の下部には、下向きに開口する側面視コ字形の切欠部142が形成され、この切欠部142の形成部分で土送りベルト118が露出している。この切欠部142の上縁142aは前記支持ステー132の下壁135上に接当しており、該支持ステー132の縦壁133が蓋板140にボルト143で固定されている。
前記蓋板140の前部には終端側ロール116のロール軸116Bの右側端部を回転自在に支持する前軸受け144が設けられ、蓋板140の後部には始端側ロール117のロール軸117Bの右側端部を回転自在に支持する後軸受け145が設けられている。
各軸受け144,145は、各ロール軸116B,117Bに右側から嵌脱自在に嵌合され、後軸受け145は始端側ロール117のロール軸117Bに着脱自在に嵌められたサークリップからなる抜止め部材146によって該ロール軸117Bから外れ止めされている。
終端側ロール116及び始端側ロール117のロール軸116B,117Bの左側端部は左側の側板111に設けられた前後の軸受け144,145に回転自在に支持されている。
前記始端側ロール117のロール軸117Bの右端部側は蓋板140に形成された軸挿通孔149を介して左右方向外方に突出され、始端側ロール117のロール軸117Bの左端部側は左側の側板111に形成された軸挿通孔149を介して左右方向外方に突出されており、各ロール軸116B,117Bの前記軸挿通孔149から突出した部分に後軸受け145が嵌合されている。
前記左右それぞれの軸挿通孔149は前後方向に長い長孔状に形成され、始端側ロール117が前後方向移動可能とされている。また、終端側ロール116は前後方向移動不能とされている。
また、図19に示すように、左右の後軸受け145の上下には、該後軸受け145を前後方向移動自在にガイドするL字形のガイド部材151が設けられている。右側の後軸受け145をガイドするガイド部材151は蓋板140に固定され、左側の後軸受け145をガイドするガイド部材151は左側の側板111に固定されている。
そして、前記テンション付与手段119によって始端側ロール117を後方に移動させることにより、土送りベルト118にテンションが付与される。
テンション付与手段119は、図13に示すように、始端側ロール117の左右両側に設けられている。
このテンション付与手段119は、図15及び図20に示すように、後軸受け145が収容されたホルダ152と、このホルダ152の後部に固定された調整ボルト153と、この調整ボルト153をホルダ152に対して固定する固定用ナット154と、側板111側に固定された支持部材155と、テンションを調整する調整ナット156と、この調整ナット156の移動を規制するロックナット157と、土送りベルト118を張り状態と弛緩状態とにワンタッチで切り換えるテンション切換部材158とを有する。
図15及び図20に示すように、ホルダ152の後部は後軸受け145から後方に突出されており、このホルダ152の後壁152aと後軸受け145との間に調整ボルト153の頭部153aが介装され、調整ボルト153のネジ軸部153bはホルダ152の後壁152aを貫通して後方に向けて延出状とされている。
固定用ナット154はホルダ152の後壁152aの後方に位置していて調整ボルト153に螺合されており、固定用ナット154を締め込むことにより固定用ナット154と調整ボルト153の頭部153aとの間でホルダ152の後壁152aが挟持されることで調整ボルト153がホルダ152に固定される。
また、左右のテンション付与手段119の調整ボルト153は連結部材159によって連結されている。この連結部材159は固定用ナット154とホルダ152の後壁152aとの間に介装された取付部160と、左右の取付部160を連結する連結部161とから構成されている。
取付部160のネジ軸部153bが挿通される挿通部162は、図19に示すように、左右方向外方に開放状の溝によって構成され、蓋板140を取り外すときにおいて、固定用ナット154を緩めることにより、調整ボルト153が挿通部162の溝開口部から右方に抜き出し可能とされている。
支持部材155は、右側のテンション付与手段119にあっては蓋板140(側板111側)に固定され、左側のテンション付与手段119にあっては左側の側板111に固定されている。
この支持部材155は、図15及び図20に示すように、蓋板140又は側板111の左右方向内方側の面に固定された固定壁部163と、この固定壁部163の後端から左右方向外方に延出された支持壁部164と、この支持壁部164の左右方向外端から後方に延出された規制壁部165とから構成されている。
支持壁部164にはネジ挿通孔166が形成され、調整ボルト153のネジ軸部153bがネジ挿通孔166を挿通して後方に延出されている。
調整ナット156は支持壁部164の後方でネジ軸部153bに螺合され、ロックナット157は調整ナット156の後方でネジ軸部153bに螺合されている。
テンション切換部材158は前記支持壁部164と調整ナット156との間に介在されている。
このテンション切換部材158は、図15、図20及び図21に示すように、弾性を有する前後一対のプレート167,168によって構成されている。前後のプレート167,168は板面が前後を向く縦壁部167a,168aと、この縦壁部167a,168aの上端から後方に延びる上壁部167b,168bとから構成されている。
前後のプレート167,168の縦壁部167a,168aの上部間には前後方向の間隔が開けられ、前後のプレート167,168の縦壁部167a,168aの下部は相互に密着されている。したがって、前後プレート167,168の縦壁部167a,168
aの上部が前後幅が広い幅広部169とされ、前後プレート167,168の縦壁部167a,168aの下部が幅広部169より前後幅が狭い幅狭部170とされている。
前後プレート167,168の上壁部167b,168b同士は上下方向で相互に密着されていて、該密着部分が指等を引っ掛ける又は指で把持する撮み部171とされている。
図20及び図21に示すように、前後のプレート167,168の縦壁部167a,168aには、調整ボルト153のネジ軸部153bが貫通する挿通孔172が形成され、この挿通孔172は幅広部169と幅狭部170とにわたって形成された上下方向に長い長孔とされ、テンション切換部材158が上下に移動操作自在とされている。これによって、幅広部169と幅狭部170とを調整ナット156と支持部材155の支持壁部164との間に選択的に介在させることができる。
また、前後のプレート167,168は支持部材155の規制壁部165に接当しており、この規制壁部165によってテンション切換部材158が調整ボルト153のネジ軸部153b回りに回るのが規制され且つ上下方向にガイドされる。
また、前側のプレート167の上下方向中途部で且つ幅広部169と幅狭部170との間には前方に向けて突出した係合部173が形成されている。この係合部173は、図20(a)に示すように、幅広部169を調整ナット156と支持壁部164との間に介在したときには支持壁部164の下端側に係合することによりテンション切換部材158の上方移動を規制し、図20(b)に示すように、幅狭部170を調整ナット156と支持壁部164との間に介在したときには支持壁部164の上端側に係合することによりテンション切換部材158の下方移動を規制する。
また、テンション切換部材158を強制的に上下動操作した場合は、前側のプレート167が弾性変形することにより、支持壁部164の端部から外れる。
前記構成のテンション付与手段119にあっては、幅広部169を調整ナット156と支持壁部164との間に介在した状態で調整ナット156を螺進させると、調整ナット156は支持部材155によって前方(土送りベルト118に張りを与える方向とは逆の方向)への移動が規制されているので、調整ボルト153が後方(土送りベルト118に張りを与える方向)に移動して始端側のロール117が後方移動し、土送りベルト118に張りが与えられる。
この状態からテンション切換部材158を引き上げて幅狭部170を調整ナット156と支持壁部164との間に介在させると、テンション切換部材158と調整ナット156との間に隙間Sができる。これによって、始端側のロール117が前方(終端側ロール116側)に寄り、土送りベルト118の張りが緩む。
また、この状態からテンション切換部材158を押し下げて幅広部169を調整ナット156と支持壁部164との間に介在させると、また土送りベルト118に張りが与えられる。
このようにテンション切換部材158を上下動するだけで土送りベルト118を張り状態と弛緩状態とにワンタッチで切り換えることができる。
播種機1を使用しないとき等において、土送りベルト118の早期の劣化を防止するために、土送りベルト118の張りを緩めておくが、本実施形態では、土送りベルト118を張り状態から弛緩状態にワンタッチで切り換えることができるので、至便である。
前記構成の播種装置13において、土送りベルト118を交換するには、後軸受け145をロール軸117Bから外れ止めする抜止め部材146を取り外すと共に側板111に蓋板140を固定している前後のボルト139及び支持ステー132の縦壁133を固定するボルト143を外し、且つ、固定用ナット154を緩める。これによって、蓋板140が取り外し可能となる。
そして、各ロールの周方向溝137から突部138を離脱させた後、ベルト脱着口136を介して土送りベルト118を右方に引き出す。
この土送りベルト118を交換するにも、土送りベルト118の取出しを容易に行うために、該土送りベルト118の張りを緩めるが、テンション切換部材158によって土送
りベルト118の張りをワンタッチで緩めることができるので、土送りベルト118を交換する作業がスムーズに行える。
また、土送りベルト118を取り外すべく、蓋板140を取り外すと、始端側ロール117の右側の支持がなくなると共に連結部材159の右側の支持がなくなり、これら始端側ロール117と連結部材159の右側が、ある程度動き得るので、連結部材159の取付壁部160が土送りベルト118の着脱の邪魔物とならない。
なお、前記テンション切換部材158は上下動に限ることはなく、上下以外の調整ボルト153の軸心に直交する方向に移動操作させるようにしてもよい。
また、後側のロール117(始端側ロール)が駆動されるときは、前側のロール116側にテンション付与手段119を設ける。
前記土送りベルト118の脱着構造は床土供給装置7に採用してもよい。また、床土供給装置7のテンション付与手段48も、覆土供給装置14に採用したテンション付与手段119と同様の構造が採用されている。
また、テンション付与手段119及び土送りベルト118の脱着構造は、床土供給と覆土供給とに兼用される土供給装置に採用してもよい。この場合、前記覆土供給装置14の下端側後部にも前述の排出口121とゲート部材122とを設け、育苗箱2を前後一方へ搬送するときに一方の排出口121から土を排出して育苗箱2に床土を供給し、育苗箱2を前後他方へ搬送するときに他方の排出口121から土を排出して育苗箱2に床土を供給するようにしてもよい。
2 育苗箱
3 搬送コンベヤ
111 側板
113 ホッパ
114 土搬送コンベヤ
116 前側のロール
117 後側のロール
118 土送りベルト
119 テンション付与手段
136 ベルト脱着口
140 蓋板
144 軸受け
145 軸受け
153 調整ボルト
155 支持部材
156 調整ナット
158 テンション切換部材
169 幅広部
170 幅狭部

Claims (3)

  1. 育苗箱(2)を載置して前後方向に搬送する搬送コンベヤ(3)の左右両側に立設された左右一対の側板(111)を備え、この左右側板(111)間に前後一対のロール(116,117)と該前後ロール(116,117)に巻掛けられたエンドレスの土送りベルト(118)とを有する土搬送コンベヤ(114)を備え、この土搬送コンベヤ(114)の上方に設けたホッパ(113)内の土を土搬送コンベヤ(114)の端部から落下させて該土搬送コンベヤ(114)の下方を通過する育苗箱(2)に土を供給する土供給装置において、
    前記左右一方の側板(111)に、土送りベルト(118)を側方から取出し・取付けするためのベルト脱着口(136)を開口形成したことを特徴とする土供給装置。
  2. 前記ベルト脱着口(136)が形成された側板(111)には、該ベルト脱着口(136)を塞ぐ蓋板(140)が着脱自在に取付固定され、この蓋板(140)に前後のロール(116,117)を回転自在に支持する軸受け(144,145)と、土送りベルト(118)にテンションを付与するテンション付与手段(119)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の土供給装置。
  3. 前後一方のロール(117)を前後移動可能に支持し、土送りベルト(118)にテンションを付与するテンション付与手段(119)を備え、
    このテンション付与手段(119)は、前記一方のロール(117)と一体移動すると共に前後方向の軸心を有する調整ボルト(153)と、この調整ボルト(153)に螺合されていて螺進させることにより土送りベルト(118)を張る方向に調整ボルト(153)を移動させるための調整ナット(156)と、側板(111)側に固定されていて前記土送りベルト(118)張り方向とは逆方向に調整ナット(156)が移動するのを規制する支持部材(155)と、調整ナット(156)と支持部材(155)との間に介在されたテンション切換部材(158)とを有し、
    テンション切換部材(158)は、前後幅が広い幅広部(169)とこの幅広部(169)より前後幅が狭い幅狭部(170)とを有していて、調整ボルト(153)の軸心に直交する方向に移動させて幅広部(169)又は幅狭部(170)を選択的に調整ナット(156)と支持部材(155)との間に介在することにより、土送りベルト(118)を張り状態と弛緩状態とに切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の土供給装置。
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