JP6631879B2 - 育苗箱用播種機の土供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、育苗箱用播種機における床土供給装置や覆土供給装置に付設する繰出ベルトの微調整と緊張・弛緩の切替機構に関する。
従来、育苗箱用播種機の土供給装置において、繰出ベルトの調整機構に関する技術は公知となっているのである。例えば、特許文献1に記載の技術の如くである。従来の育苗箱用播種機の土供給装置において、土供給装置の繰出しベルトはテンション機構により、張り具合を調節自在としており、そのテンション機構は、フレーム側板の支持板部に対して螺子軸を設け、該螺子軸にナットを螺合させ、該左右の位置に配置したテンション機構のナットを回転させることにより、従動ローラーの従動軸を繰出しベルトの張力に抗して前後動させ張り具合を調整する機構に構成していた。
特開2010−119372号公報
即ち、特許文献1の特開2013−116128号公報に記載の育苗箱用播種機においては、土供給装置の繰出しベルトの張り具合の調節は可能であったが、繰出しベルトの調節作業を、オペレータが左右のナットの回転によって行わなければならず、その微調整と、緊張弛緩の切替操作が面倒であったのである。
また、ナットによって張り具合を固定する機構のため、繰出しベルトは一旦調整すると、育苗箱への播種時期を外れた非使用時、即ち倉庫における保管時も、土繰出しベルトが緊張された状態のままであり、長時間の間、ベルトの緊張状態を続行することにより、繰出しベルトの耐久性を低下させるという不具合があったのである。また、繰出しベルトのテンション機構は、土繰出しベルトの左右にあり、土繰出しベルトの張り具合は、左右の位置を合わせて調整しなければならず、調整位置を知る目印がなく、位置合わせが面倒であったのである。
従来の技術においては、土繰出しベルトの張り具合の調節は可能であるが、微調整と緊張・弛緩状態の切替が、左右の二個のナットの回転で行わなければならず、面倒であるという課題があった。また、螺子軸を土供給装置の左右に設けられており、調整は左右両方を調節する必要があるが、この左右のテンション機構の調整位置を知る目安がないという課題があった。本発明はこのような不具合を解消せんとするものである。
本発明においては、上記の課題を解決するために、次の如く構成したものである。
請求項1においては、育苗箱用播種機における育苗箱への土供給装置において、土供給装置は上部に土供給ホッパーを設け、該土供給ホッパーの下方に土繰出しベルトを設け、該土繰出しベルトは駆動ローラーと従動ローラーとの間に掛け回しされ、前記従動ローラーは従動軸によりフレーム側板に軸支持され、前記従動軸はフレーム側板の長孔に前後移動自在に構成し、前記土繰出しベルトの張り具合を調整するテンション機構を具備し、前記テンション機構はフレーム側板に設けた支持板部の挿通孔より前後方向側に螺子パイプを突出させ、該螺子パイプ内を前後移動する螺子軸を設け、該螺子軸の端部に前記従動軸の軸受を設けた構成とし、前記螺子パイプを軸心周りに回転することにより、前記螺子軸の螺子と螺子パイプの雌螺子との間で螺子分だけ移動して、前記従動軸の位置の微調整を可能とし、前記螺子パイプを軸心方向に直交する方向に支持軸を設け、該支持軸の周囲に操作部材を軸受支持し、該操作部材を上下方向に回動することにより、前記螺子パイプと螺子軸が同時に移動されて、前記従動軸の位置を緊張位置と弛緩位置に切替え可能としたものである。
請求項2においては、請求項1記載の育苗箱用播種機の土供給装置において、前記螺子パイプを支持板部より後側に突出させた部分に操作部材を設け、該操作部材は螺子パイプの軸心方向と直交する方向に設けた支持軸に支持し、前記操作部材の一端には支持軸を中心に前後方向に回転可能する円弧状部を設け、前記支持軸は前記円弧状部の中心線より前後にずらした位置に配置し、前記操作部材を支持軸を中心として前後に回動することにより、前記円弧状部の中心位置の前後に前記支持軸の位置が大きく移動され、前記螺子パイプと螺子軸を介して前記繰出しベルトの弛緩状態と緊張状態とを切り替え可能としたものである。
請求項3においては、請求項1又は請求項2に記載の育苗箱用播種機の土供給装置において、前記操作部材と螺子パイプと螺子軸により構成した、土繰出しベルトのテンション機構を、育苗箱の供給方向であって、前記土繰出しベルトの左右に配置したものである。
請求項4においては、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の育苗箱用播種機の土供給装置において、前記フレーム側板に前記従動軸が前後する長孔部を設け、該長孔部の近傍に前記従動軸の位置を示す目盛りを具備したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の如く、育苗箱用播種機における育苗箱への土供給装置において、土供給装置は上部に土供給ホッパーを設け、該土供給ホッパーの下方に土繰出しベルトを設け、該土繰出しベルトは駆動ローラーと従動ローラーとの間に掛け回しされ、前記従動ローラーは従動軸によりフレーム側板に軸支持され、前記従動軸はフレーム側板の長孔に前後移動自在に構成し、前記土繰出しベルトの張り具合を調整するテンション機構を具備し、前記テンション機構はフレーム側板に設けた支持板部の挿通孔より前後方向側に螺子パイプを突出させ、該螺子パイプ内を前後移動する螺子軸を設け、該螺子軸の端部に前記従動軸の軸受を設けた構成とし、前記螺子パイプを軸心周りに回転することにより、前記螺子軸の螺子と螺子パイプの雌螺子との間で螺子分だけ移動して、前記従動軸の位置の微調整を可能とし、前記螺子パイプを軸心方向に直交する方向に支持軸を設け、該支持軸の周囲に操作部材を軸受支持し、該操作部材を上下方向に回動することにより、前記螺子パイプと螺子軸が同時に移動されて、前記従動軸の位置を緊張位置と弛緩位置に切替え可能としたので、螺子パイプと螺子軸が同時に移動されて、従動軸の位置を、緊張位置と弛緩位置に切替えることができ、テンションの調節にナットを使用しないため、工具を使わずテンションの調節ができる。
また、微調整と、緊張・弛緩の切替えの両方の操作を、テンション操作レバーと操作部材により、兼用して行うことができるので、2本の操作レバーを設ける必要がなくなったのである。また、従来技術の如く、ナットを使用しないため、調整に工具を使用する必要がない。
請求項2の如く、前記螺子パイプを支持板部より後側に突出させた部分に操作部材を設け、該操作部材は螺子パイプの軸心方向と直交する方向に設けた支持軸に支持し、前記操作部材の一端には支持軸を中心に前後方向に回転可能する円弧状部を設け、前記支持軸は前記円弧状部の中心線より前後にずらした位置に配置し、前記操作部材を支持軸を中心として前後に回動することにより、前記円弧状部の中心位置の前後に前記支持軸の位置が大きく移動され、前記螺子パイプと螺子軸を介して前記繰出しベルトの弛緩状態と緊張状態とを切り替え可能としたので、簡単に、緊張と弛緩の間のテンションの切替が行えるため、非使用時にテンションを弛めて保管するのが容易にできるようになったのである。
請求項3の如く、前記操作部材と螺子パイプと螺子軸により構成した、土繰出しベルトのテンション機構を、育苗箱の供給方向であって、前記土繰出しベルトの左右に配置したので、左右同じ位置に固定することができ、繰出しベルトの消耗を抑えることができ、左右均一な繰出し土量にする事ができるようになったのである。。
請求項4の如く、前記フレーム側板に前記従動軸が前後する長孔部を設け、該長孔部の近傍に前記従動軸の位置を示す目盛りを具備したので、左右の従動軸の位置が明確になり、調節しやすくなったのである。
育苗箱用の土供給装置を具備した育苗箱用播種機の全体斜視図。 育苗箱用の土供給装置の全体斜視図。 育苗箱用の土供給装置の側面図。 育苗箱用の土供給装置の後面図。 育苗箱用の土供給装置の平面図。 育苗箱用の土供給装置の側面構造模式図。 ベルトテンション機構の拡大模式図。 土繰出しベルトが緊張されロックされた状態のを示す側面図。 土繰出しベルトが弛緩した状態を示す側面図。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき、育苗箱用播種機について説明する。
図1に示す育苗箱用播種機において、駆動レールRの上に、水稲用の育苗箱用播種機を構成する各装置が載置固定されており、該駆動レールRの上を、育苗箱がロールにより強制的に、移動方向Fの方向に搬送される間に、各装置の下を通過して、床土が供給されて、床土の表面が均されて、次に灌水されて、播種されて、覆土される。駆動レールRは、搬送駆動ローラー1と、搬送従動ローラー2が、左右のレールの間に架設されて構成されている。
駆動レールRにより構成された強制移送部には、育苗箱の搬送方向から順に、育苗箱搬送用の駆動部Hと、その搬送途中に育苗箱に床土を入れる床土供給装置Aと、該床土供給装置Aを通過後に、床土の表面を均す均平装置Eと、該床土の上面から灌水する灌水装置Dと、灌水後の床土上に規定量の水稲種籾を播種する播種装置Bと、播種後に上面から規定量の覆土を落とす覆土供給装置Cとが配置されている。前記床土供給装置Aと覆土供給装置Cが本発明に係る土供給装置に関するものである。どちらの装置においても、土がホッパーから育苗箱に供給されるという点で、同様の構成を具備しているのである。
本発明は、床土供給装置Aと覆土供給装置Cの両方に用いることが可能な装置を提供するものであるが、本実施例においては、床土供給装置Aについてのみ説明する。覆土供給装置Cについても、同様の構成と効果を具備しているものである。
図2、図3、図4、図5において、育苗箱用の土供給装置である床土供給装置Aは、上部に床土を供給する土供給ホッパー18を配置しており、該土供給ホッパー18の後面には、シャッター開閉操作機構10を構成ており、該シャッター開閉操作機構10を操作することにより、シャッターが上下に移動して、種子ホッパー18から土繰出しベルト7の上への土を、育苗箱が搬送方向の後方に移動する際において、その上面を規制して、床土の搬出量を変更することを可能としている。
また、駆動レールRからの動力の伝達を断接するクラッチレバー13が配置されている。該クラッチレバー13により、土繰出しベルト7の駆動力の断・接を行うことが可能である。更に、土繰出しベルト7を駆動する駆動軸19がフレーム側板4L・4Rに軸受により支持されている。また、駆動軸19の端部には、駆動ギヤ30が固設され、該駆動ギヤ30と噛合する動力取出ギヤ31が支持されている。
前記駆動ギヤ30と動力取出ギヤ31の組み合わせを変更することにより、床土供給装置Aの供給量の基本的な変更をすることも可能である。床土供給装置Aは、上部に土供給ホッパー18を設け、該土供給ホッパー18の下方に、前記駆動ギヤ30と駆動軸19が配置されており、該駆動軸19により駆動ローラー6が駆動される。
前記土供給ホッパー18の下面には繰出しベルト7が架設されており、該土繰出しベルト7は、前記駆動ローラー6と従動ローラー5との間に掛け回しされており、従動ローラー5は従動軸20によりフレーム側板4L・4Rの間に軸受25により軸支持されている。該従動軸20は、フレーム側板4L・4Rに開口された長孔部28において軸受25により軸受支持された状態で前後移動自在に構成されており、土繰出しベルト7の張り具合を調整するテンション機構Tを具備している。
前記床土供給装置Aの土繰出しベルト7を駆動する動力は、前記駆動レールRの搬送駆動ローラー1を駆動する駆動チェーンから、スプロケットを介して取りだしており、床土供給装置Aの側部に配置したクラッチレバー13により、土繰出しベルト7の駆動動力の断接を切り替えることができる。また、該駆動レールRの駆動チェーンからの動力で、該土繰出しベルト7の駆動軸19への回転数を変速する変速機構を設けることも可能である。
図6、図7、図8、図9において、育苗箱用の土供給装置の構成について詳細に説明する。前記テンション機構Tは、支持板部26と螺子パイプ22と螺子軸21と、支持軸24等により構成している。即ち、床土供給装置Aの駆動軸19と従動軸20を、左右において支持するフレーム側板4L・4Rを基台として立設しており、更に該フレーム側板4L・4Rの前側に、支持板部26を左右方向に向けて立設している。該支持板部26には、螺子パイプ22が通過可能な挿通孔26aを開口して構成している。該フレーム側板4L・4Rの支持板部26の挿通孔26aより、螺子パイプ22を突出させて、該後側に突出させた螺子パイプ22の雌螺子部内に、更に前後移動する螺子軸21を螺装している。該螺子軸21の前端には、従動ローラー5の従動軸20を、軸受支持する軸受25を固設支持した構成としているのである。
前記従動ローラー5の従動軸20は、該軸受25により軸受支持されており、該軸受25の位置を、螺子パイプ22の回転により螺子軸21を前後動させて微調整可能としている。また、螺子パイプ22と螺子軸21と軸受25をそのままの位置関係で、前後に大きく移動することにより、弛緩と緊張の大きな切り換えを可能としている。即ち、該操作部材23をテンション操作レバー29により、螺子パイプ22の軸心周りに、回転することをにより、螺子代の分だけ移動する微調整を可能としているのである。また、テンション操作レバー29により操作部材23を、螺子パイプ22の支持軸24を中心に上下に回動することにより、螺子パイプ22と螺子軸21と軸受25を一体的に大きく移動して、緊張・弛緩の切替え操作を可能としているのである。
前記螺子パイプ22が支持板部26の挿通孔26aより、床土供給装置Aの育苗箱の搬送方向の上流側に突出させた部分に、該螺子パイプ22を回転操作するための操作部材23とテンション操作レバー29が付設されている。該操作部材23は一端部を円弧状部23aとし、該円弧状部23aの中心線より前後にずらした位置に支持軸24を軸支持し、該支持軸24を介して螺子パイプ22を支持している。この構成において、テンション操作レバー29により操作部材23を育苗箱の進行方向の前後の方向に回動することにより、円弧状部23aの中心線を介して、支持軸24が育苗箱の前後方向に大きく位置を移動して、土繰出しベルト7の緊張・弛緩の切替えをするロック機構Lを構成具備させている。
また、従動ローラー5の従動軸20を、螺子軸21を設けた軸受25により軸受支持する構成とし、前記フレーム側板4L・4Rにおいて、該従動軸20が前後動する長孔部28の上部に、従動軸20の位置を示す目盛り27を具備している。該螺子軸21は、螺子パイプ22を螺合させている。該螺子パイプは、支持板部26の挿通孔26aより、育苗箱が搬送される方向の前側に突出させ、突出した螺子パイプ22には、螺子パイプを回転させるための操作部材23とテンション操作レバー29が取りつけられているのである。該テンション機構Tと操作部材23は、床土供給装置Aにおいて、育苗箱の搬送方向の前側の左右に、一対が構成配置されている。
前記テンション機構Tは、テンション操作レバー29により操作部材23を螺子パイプ22を中心に回転させることにより、螺子軸21と螺子パイプ22の間で、螺子が雄と雌の間で回転して、螺子軸21と螺子パイプ22の間隔を微調整する。従動ローラー5の従動軸20を前後する長孔部28の上部に、従動軸の位置がわかる目盛り27が取付けられている。螺子パイプ22を回転させるための操作部材23は、上部を円弧状23aとし、円弧の中心線よりも、育苗箱の進行方向の前後に偏心した位置に螺子パイプの端部の支持軸24を枢支する。
微調整後に、前記テンション操作レバー29を操作部材23の支持軸24を中心に、前後螺子パイプ22に設けた支持軸24の周囲に半回転することにより、該支持軸24が操作部材23に対して偏心して支持されている分だけ、一気に軸受25を前後に移動して、駆動ローラー6の位置を変更し、繰出しベルト7を緊張と弛緩に切り替えることができる。故に、テンション操作レバー29による操作部材23を螺子パイプ22の軸心周りへの回転は、螺子軸21と螺子パイプ22との間で、距離を微調整するための操作である。逆に、テンション操作レバー29を、支持軸24を軸心として前後に回動する操作は、螺子軸21に螺子パイプ22の距離を、最初に設定した距離だけ、一気に大きく変更して、駆動ローラー6を移動させる、繰出しベルト7のための緊張・弛緩操作である。該操作部材23の操作により、従動ローラー5の位置の微調整と、緊張・弛緩の切替えの両方を行うことができるように構成しているのである。
以上のように、水稲の育苗箱用播種機における育苗箱への床土供給装置Aにおいて、該床土供給装置Aは上部に土供給ホッパー18を設け、該土供給ホッパー18の下方に土繰出しベルト7を設け、該土繰出しベルト7は、駆動ローラー6と従動ローラー5との間に掛け回しされ、該従動ローラー5は従動軸20によりフレーム側板4L・4Rに軸支持され、該従動軸20は、フレーム側板4L・4Rの長孔に前後移動自在に構成し、土繰出しベルト7の張り具合を調整するテンション機構Tを具備し、前記テンション機構Tはフレーム側板4L・4R板の支持板部26の挿通孔より後側に突出させた螺子パイプ22内に前後移動する螺子軸21に軸受25を設けた機構とし、該螺子パイプ22を、螺子パイプ22の軸心周りに回転することにより、螺子軸21と螺子パイプ22の間で、従動軸20の位置の微調整を可能とし、該螺子パイプ22の軸心方向に直交する方向に軸支持した支持軸24の周囲に、上下方向に回動することにより、螺子パイプ22と螺子軸21が同時に移動されて、従動軸20の位置を、緊張位置と弛緩位置に切替え可能としているのである。
また、前記螺子パイプ22が支持板部26から突出した位置において、軸心と直交する方向の支持軸24を設け、該支持軸24に操作部材23を軸受支持し、該操作部材23により、螺子パイプ22の軸心方向の回転を可能とし、この軸心方向の回転により従動軸20の位置の微調整を可能としている。また、該操作部材23を、前記螺子パイプ22の支持軸24を中心に、育苗箱の進行方向である前後方向に半回転することにより、該支持軸24の位置を大きく移動させて、土繰出しベルト7の緊張と弛緩のための大きな調整を可能としているのである。
即ち、前記操作部材23は、螺子パイプ22の支持板部26より後側に突出させた部分に螺子パイプ22を回転させるために端部を円弧状23aとし、該支持軸24を円弧状23aの中心線より左右にずらした位置に軸支持し、円弧状23aの中心位置の前後に、固定位置が左右に大きく移動して弛緩状態と緊張状態とを切り替えて固定するロック機構Lを具備したものある。
また、前記操作部材23と螺子パイプ22と螺子軸21により構成した、土繰出しベルト7のテンション機構Tを、育苗箱の供給方向であって、土繰出しベルト7の左右に配置したものである。
また、前記フレーム側板4L・4Rに、従動軸が前後する長孔部28を設け、該長孔部28の近傍に、従動軸20の位置を示す目盛り27を具備したものである。
A 床土供給装置
B 播種装置
C 覆土供給装置
D 灌水装置
E 均平装置
F 育苗箱の移動方向
L ロック機構
R 駆動レール
T テンション機構
H レール駆動装置
1 搬送駆動ローラー
2 搬送従動ローラー
4 フレーム側板
5 従動ローラー
6 駆動ローラー
7 土繰出しベルト
10 シャッター開閉操作機構
13 クラッチレバー
18 床土供給ホッパー
19 駆動軸
20 従動軸
21 螺子軸
22 螺子パイプ
23 操作部材
23a 円弧状部
24 支持軸
25 軸受
26 支持板部
26a 挿通孔
27 目盛り
28 長孔部
29 テンション操作レバー
30 駆動ギヤ
31 動力取出ギヤ

Claims (4)

  1. 育苗箱用播種機における育苗箱への土供給装置において、
    土供給装置は上部に土供給ホッパーを設け、該土供給ホッパーの下方に土繰出しベルトを設け、該土繰出しベルトは駆動ローラーと従動ローラーとの間に掛け回しされ、前記従動ローラーは従動軸によりフレーム側板に軸支持され、前記従動軸はフレーム側板の長孔に前後移動自在に構成し、前記土繰出しベルトの張り具合を調整するテンション機構を具備し、
    前記テンション機構はフレーム側板に設けた支持板部の挿通孔より前後方向側に螺子パイプを突出させ、該螺子パイプ内を前後移動する螺子軸を設け、該螺子軸の端部に前記従動軸の軸受を設けた構成とし、前記螺子パイプを軸心周りに回転することにより、前記螺子軸の螺子と螺子パイプの雌螺子との間で螺子分だけ移動して、前記従動軸の位置の微調整を可能とし、
    前記螺子パイプを軸心方向に直交する方向に支持軸を設け、該支持軸の周囲に操作部材を軸受支持し、該操作部材を上下方向に回動することにより、前記螺子パイプと螺子軸が同時に移動されて、前記従動軸の位置を緊張位置と弛緩位置に切替え可能とした
    ことを特徴とする育苗箱用播種機の土供給装置。
  2. 請求項1記載の育苗箱用播種機の土供給装置において、
    前記螺子パイプを支持板部より後側に突出させた部分に操作部材を設け、該操作部材は螺子パイプの軸心方向と直交する方向に設けた支持軸に支持し、前記操作部材の一端には支持軸を中心に前後方向に回転可能する円弧状部を設け、前記支持軸は前記円弧状部の中心線より前後にずらした位置に配置し、
    前記操作部材を支持軸を中心として前後に回動することにより、前記円弧状部の中心位置の前後に前記支持軸の位置が大きく移動され、前記螺子パイプと螺子軸を介して前記繰出しベルトの弛緩状態と緊張状態とを切り替え可能とした
    ことを特徴とする育苗箱用播種機の土供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の育苗箱用播種機の土供給装置において、
    前記操作部材と螺子パイプと螺子軸により構成した、土繰出しベルトのテンション機構を、育苗箱の供給方向であって、前記土繰出しベルトの左右に配置した
    ことを特徴とする育苗箱用播種機の土供給装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の育苗箱用播種機の土供給装置において、
    前記フレーム側板に前記従動軸が前後する長孔部を設け、該長孔部の近傍に前記従動軸の位置を示す目盛りを具備した
    ことを特徴とする育苗箱用播種機の土供給装置。
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