JP2015149711A - 平面伝送線路導波管変換器 - Google Patents

平面伝送線路導波管変換器 Download PDF

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Abstract

【課題】誘電体基板の誘電体層の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することが可能な平面伝送線路導波管変換器を提供する。【解決手段】方形導波管3と、誘電体基板2と、を備え、誘電体基板2は、誘電体基板2上に作製された高周波信号を伝搬する平面伝送線路21と、平面伝送線路21と方形導波管3とを結合するプローブ22と、を有し、誘電体基板2は、プローブ22が方形導波管3内部の電界と結合するために、方形導波管3のH面3Hに対して垂直なE面3Eと平行な方向から、方形導波管3に挿入され、プローブ22は、方形導波管3のH面3Hの中央部よりも、誘電体基板2側に位置し、導波管3内部で電界が集中する箇所を調整することで、誘電体基板3の誘電体層20の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、平面伝送線路を伝搬する電磁波の伝搬モードと、導波管内部を伝搬する電磁波の伝搬モードとを相互に変換する平面伝送線路導波管変換器に関するものである。
従来から、例えばミリ波レーダ用アンテナ等の導波管給電方式の平面アンテナを実現するため、平面伝送線路を伝搬する電磁波の伝搬モードを、導波管内部を伝搬する電磁波の伝搬モードに変換する平面伝送線路導波管変換器が用いられている。平面伝送線路導波管変換器の具体例として、特許文献1には、一端に電磁波導入用の開口を設け、他端に終端面を設けた方形導波管1と、方形導波管の側面に垂直に配置した誘電体基板と、誘電体基板に形成したマイクロストリップ線路5とからなる平面伝送線路導波管変換器が記載されている。特許文献1に記載された平面伝送線路導波管変換器では、マイクロストリップ線路の信号導体を延長して略帯び状に形成して方形導波管内に突出させ帯び状プローブとし、帯び状プローブの幅方向を方形導波管の中心軸方向に合わせ、帯び状プローブの長手方向の向きが方形導波管の中心軸に向かうように配置している。
特開平06−132709号公報
特許文献1に記載された平面伝送線路導波管変換器では、例えば強度保持のため基板の誘電体層を厚くした場合に、導波管内部で電界集中する箇所が従来とは異なるため、前記背景技術のように方形導波管の中心軸にプローブを配置しても、インピーダンス不整合により通過特性が低下してしまうという問題があった。
本発明の目的は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、誘電体基板の誘電体層の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することが可能な平面伝送線路導波管変換器を提供することを目的とする。
(第1の態様)
本発明の第1の態様に係る平面伝送線路導波管変換器は、方形導波管と、誘電体基板と、を備え、前記誘電体基板は、当該誘電体基板上に作製された高周波信号を伝搬する平面伝送線路と、前記平面伝送線路と前記方形導波管とを結合するプローブと、を有し、前記誘電体基板は、前記プローブが前記方形導波管内部の電界と結合するために、前記導波管への平面伝送線路の挿入向きがH面に対して垂直かつE面と平行に挿入され、前記プローブは、前記方形導波管H面の中央部よりも、誘電体基板側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、プローブが方形導波管H面の中央部よりも誘電体基板側に位置しているため、誘電体層の厚さを考慮して、導波管内部で電界が集中する箇所を調整することができる。このようにして、導波管内部で電界が集中する箇所を調整できるので、誘電体基板の誘電体層の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
(第2の態様)
本発明の第2の態様に係る平面伝送線路導波管変換器は、前記誘電体基板が、前記方形導波管長辺の30%以上の厚みを持った多層基板を含むことを特徴とする。
本態様によれば、誘電体基板が、方形導波管長辺の30%以上の厚みを持った多層基板を含むので、導波管内で誘電体基板を確実に支持固定することができ、かつ、反射特性を抑えることができるため、誘電体基板の誘電体層の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
(第3の態様)
本発明の第3の態様に係る平面伝送線路導波管変換器は、前記プローブが、前記方形導波管H面の中央部から前記方形導波管長辺の4.0%〜7.9%の長さに相当する距離、誘電体基板側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、プローブを、H面の中央部から方形導波管長辺の4.0%〜7.9%の長さに相当する距離、誘電体基板側に配置させるという条件を満たすことで、その他の配置条件に比べて特に反射特性を低く抑えることができ、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。つまり、本態様によれば、方形導波管長辺の30%以上の厚みを持った多層基板を含む場合においても、−30dB以下に反射特性を抑えることができ、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
(第4の態様)
本発明の第4の態様に係る平面伝送線路導波管変換器は、前記誘電体基板は、前記方形導波管長辺の30.2%の厚みを持った多層基板であって、前記プローブは、前記方形導波管H面の中央部から前記方形導波管長辺の4.0%〜16.8%の長さに相当する距離、前記誘電体基板側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、方形導波管長辺の30.2%の厚みを持った多層基板を含む場合においても、−30dB以下に反射特性を抑えることができ、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
(第5の態様)
本発明の第5の態様に係る平面伝送線路導波管変換器は、前記誘電体基板は、前記方形導波管長辺の36.6%の厚みを持った多層基板であって、前記プローブは、前記方形導波管H面の中央部から前記方形導波管長辺の1.4%〜7.9%の長さに相当する距離、前記誘電体基板側に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、方形導波管長辺の36.6%の厚みを持った多層基板を含む場合においても、−30dB以下に反射特性を抑えることができ、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
本発明によれば、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
本発明が適用された平面伝送線路導波管変換器について説明するための図である。 導波管に対するプローブの配置位置について説明するための図である。 導波管に対するプローブの配置位置について説明するための図である。 本発明が適用された平面伝送線路導波管変換器の電界強度と、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器の電界強度とについて説明するための図である。 本発明が適用された平面伝送線路導波管変換器の電界強度と、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器の電界強度とについて説明するための図である。 本実施形態に係るフィルタと比較例に係るフィルタとの周波数特性について説明するための図である。 プローブの配置位置に応じて変化する反射特性を示す図である。 誘電体基板の基板厚みに応じて変化する反射特性を示す図である。
本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という。)について具体例を示して説明する。本実施形態は、平面伝送線路を伝搬する電磁波の伝搬モードと、導波管内部を伝搬する電磁波の伝搬モードとを相互に変換する平面伝送線路導波管変換器に関する。このような平面伝送線路導波管変換器の具体例として、図1に示すような、平面伝送線路導波管変換器1の構成について説明する。
(1)全体構成
図1(A)は平面伝送線路導波管変換器1の概略を示す斜視図である。平面伝送線路導波管変換器1は、図1(A)に示すように、高周波信号を伝搬する平面伝送線路21が作製された誘電体基板2と、金属筺体10を加工して作製された導波管3とを備える。
図1(B)及び図1(C)は、平面伝送線路導波管変換器1を、誘電体基板2と同一の平面で切断したときに現れる断面形状を示す図である。
導波管3は、図1(B)に示すように、金属筐体10の側面11を削り出すことにより形成された空洞である。具体的には、導波管3は、当該導波管3に発生する電界と平行なE面3Eと、電界に対して垂直なH面3Hによって決まる方形形状の導波管である。このような形状からなる導波管3は、後述する平面伝送線路21を伝搬する高周波信号の伝搬モードを変換して開口3Cから外部に放出する送信用アンテナまでの導波路として機能する。あるいは、導波管3は、受信用アンテナの導波路として機能する開口3Cから導入した電磁波の伝搬モードを変換して、平面伝送線路21に伝搬する。
また、金属筐体10には、例えば図1(A)に示すように、導波管3と平行した位置に誘電体基板2を設置する基板設置面12が形成されている。また、金属筐体10には、基板設置面12に対して垂直な側面13から導波管3内部に突出した空孔13cが形成されている。
誘電体基板2は、誘電体層20と、高周波用基板として機能する誘電体層20aと、誘電体層20aに積層された金属層からなる平面伝送線路21とから構成され、基板設置面12に設置されている。また、平面伝送線路21には、図1(B)及び図1(C)に示すように、金属筐体10に形成された空孔13Cを介して導波管3内部に突出した位置に配置されるプローブ22が形成されている。
このような空孔13Cを介して導波管3内部に突出した位置にプローブ22が配置される。このような配置により、プローブ22は、導波管3への平面伝送線路21の挿入向きが、H面に対して垂直かつE面と平行に挿入され、導波管3内部の電磁界と結合する。
以上のような構成からなる平面伝送線路導波管変換器1では、導波管3内部に挿入されている誘電体基板2の誘電体層20の影響によって、導波管3内部の電界強度分布が変化するという特性を考慮して、図2及び図3に示すように、プローブ22が、方形導波管3のH面3Hの中央部よりも、E面3E側すなわち誘電体基板2側に配置される。
ここで、図2は、導波管3の電磁波進行方向に対して垂直な方向に、誘電体基板2を切断したときに現れる断面図を示し、図3は、図2に示す断面各部の寸法を設定したときに決まるプローブ22の位置を説明するための図である。
図3では、誘電体基板2の基板厚みをt、導波管3の長辺及び短辺をa及びbとして表記している。具体的に、誘電体基板2は、方形導波管長辺aの30%以上の厚みtの多層基板を持った基板を採用する。また、プローブ22を、方形導波管H面の中央部Cよりも方形導波管長辺aの5%以上の値d、誘電体基板2側に位置させる。
このようにして、本実施形態の平面伝送線路導波管変換器1では、プローブ22が方形導波管H面の中央部Cよりも誘電体基板2側に位置しているため、後述する図4及び図5を用いた評価から明らかなように、誘電体基板2の誘電体層20の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管3に出力することができる。
(2)本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器の評価
本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1の伝送特性を評価する比較対象として、プローブを方形導波管H面の中央部に配置した平面伝送線路導波管変換器を用いる。
まず、図4(A)及び図4(B)に示すような断面図からそれぞれ見たときの、本実施形態の平面伝送線路導波管変換器1及び比較例に係る平面伝送線路導波管変換器40の電界強度分布について評価する。
図4(A)は、本実施形態の平面伝送線路導波管変換器1において、導波管3のH面3Hから見た導波管3の断面図である。また、図4(B)は、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器40において、導波管43のH面43Hから見た導波管43の断面図である。ここで、平面伝送線路導波管変換器1のプローブ22は方形導波管H面3Hの中央部Cよりも誘電体基板2側に位置しているのに対して、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器40の誘電体基板42に形成されたプローブ422は方形導波管H面43Hの中央部Cに位置している。
図5(A)及び図5(B)は、それぞれ図4(A)及び図4(B)に対応する電界強度分布を示した図である。図5(B)で示したように、誘電体の厚みの影響を受けて、電界が集中する箇所がH面43H中央から誘電体基板2側に変化する。このような電界が集中する箇所が変化する特性を利用して、本実施形態の平面伝送線路導波管変換器1のように、プローブ22を誘電体基板2側にずらすと、高効率で平面伝送線路21と導波管3とを電磁界結合することができる。
次に、本実施形態の平面伝送線路導波管変換器及び比較例に係る平面伝送線路導波管変換器の通過特性について図6を参照して評価する。
図6(A)は、横軸を信号の伝送周波数とし、縦軸に平面伝送線路と導波管との間の通過特性を示したシミュレーション結果である。また、図6(B)は、横軸を信号の伝送周波数とし、縦軸に平面伝送線路と導波管との間の反射特性を示したシミュレーション結果である。ここで、図6(A)及び図6(B)では、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器の周波数特性を実線で示し、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器の周波数特性を破線で示している。
図6(A)から明らかなように、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、全周波数帯域に亘って、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器に比べて通過特性を表した利得が高い結果となっている。また、図6(B)から明らかなように、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、全周波数帯域に亘って、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器に比べて反射特性が低く抑えられている。
これは、図6の結果から明らかなように、本実施形態の平面伝送線路導波管変換器1では、比較例に係る平面伝送線路導波管変換器と比較して高効率で平面伝送線路21と導波管3とを電磁界結合することができるからである。
次に、図3におけるプローブ22の方形導波管中央Cからの変位量dに応じた反射特性の変化について、図7を参照して説明する。図7は、誘電体基板2の基板厚みtを方形導波管長辺aの30.2%に相当する厚みに固定した条件の下、変位量dを方形導波管長辺aの0%、4.2%、8.4%、12.6%、16.8%に相当する5種類の値に変化させたときの反射特性(周波数特性)を示すグラフ(G11、G12、G13、G14、G15)である。つまり、図7の横軸は、整合調整過程において、40〜45GHzの周波数範囲で整合のとれたG12、G13、G14、G15については、反射特性が最下点となる周波数により正規化した周波数(40〜45GHz)を示し、40〜45GHzの周波数範囲で整合のとれなかったG11については、42.5GHzを1として正規化した周波数を示す。図7のG12〜G15の各グラフは整合調整過程において最も整合がとれた状態の反射特性[dB]を示している。変位量dが方形導波管長辺aの0%の場合のグラフG11は、40〜45GHzの範囲で整合がとれないが、変位量dが方形導波管長辺aの4.2%〜16.8%の場合のグラフG12〜G15では、反射特性が最下点となる周波数における反射量が−30dB以下で整合をとることが可能であることを示している。
上記に説明した図7に示す反射特性から明らかなように、方形導波管長辺aの約30%の厚みを持った誘電体基板2においては、プローブを、H面3Hの中央部から方形導波管長辺aの4.2%〜16.8%の長さに相当する距離、誘電体基板2側に配置させることで、反射特性を低く抑えることができる。
次に、誘電体基板2の基板厚みtに応じた反射特性の変化について図8を参照して説明する。図8は、基板厚みtを方形導波管長辺aの11.6%、30.2%、36.6%に相当する厚みにそれぞれ固定した条件の下、方形導波管長辺aに対する変位量dの割合(横軸)の変化に応じた反射特性(縦軸)の変化を示したグラフ(G21、G22、G23)である。図8の縦軸には、図7と同様に、整合調整過程において最も整合がとれた状態の反射特性[dB]を示している。
まず、基板厚みtを方形導波管長辺aの30.2%に固定した条件のグラフG22は、図7の結果について表現形式を変更したものであり、横軸の値4.0%以上の範囲、より具体的には4.0%乃至16.8%の範囲で、縦軸に示す反射特性が−30dB以下に抑えることを示している。また、方形導波管長辺aに対する基板厚みtの割合を36.6%に固定した条件のグラフG23は、横軸の値が1.4%〜7.9%のときの反射特性が−30dB以下に抑えることを示している。上記に説明した図8の結果から明らかなように、基板厚みtを、方形導波管長辺aの30%以上とし、プローブ22の方形導波管中央Cからの変位量dを方形導波管長辺aの4.0〜7.9%とすることで、反射特性を低く抑えることができる。一方、基板厚みtを方形導波管長辺aの11.6%に固定した条件のグラフG21は、横軸の値が4.0%〜7.9%の範囲内で反射特性を−30[dB]以下に抑えることができない。
(3)効果
以上のように、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、プローブ22が方形導波管H面3Hの中央部Cよりも誘電体基板2側に位置しているため、誘電体層20の厚さを考慮して、導波管内部で電界が集中する箇所を調整することができる。このようにして、導波管3内部で電界が集中する箇所を調整できるので、誘電体基板2の誘電体層20の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管3に出力することができる。
また、好ましくは、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、図3に示した寸法のように、誘電体基板2が、方形導波管長辺の30%以上、より好ましくは図8の結果から明らかなように30%〜36.6%の厚みを持った多層基板を含むことにより、導波管3内で誘電体基板2を確実に支持固定することができ、かつ、反射特性を抑えることができるため、誘電体基板2の誘電体層20の厚さの影響を受けることなく、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管3に出力することができる。
また、好ましくは、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、方形導波管長辺の約30%の厚みを持った誘電体基板2において、プローブを、H面3Hの中央部から方形導波管長辺aの4.0%〜7.9%の長さに相当する距離、誘電体基板2側に配置させることで、反射特性を低く抑えることができる。つまり、方形導波管長辺の30%以上の厚みを持った多層基板を含む場合においても、−30dB以下に反射特性を抑えることができ、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
また、好ましくは、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、方形導波管長辺の30.2%の厚みを持った誘電体基板2を用いて、プローブを、H面3Hの中央部から方形導波管長辺aの4.0%〜16.8%の長さに相当する距離、誘電体基板2側に配置させることで、反射特性を低く抑えることができる。つまり、方形導波管長辺の30.2%の厚みを持った多層基板を含む場合において、−30dB以下に反射特性を抑えることができ、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
また、好ましくは、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、方形導波管長辺の36.6%の厚みを持った誘電体基板2を用いて、プローブを、H面3Hの中央部から方形導波管長辺aの1.4%〜7.9%の長さに相当する距離、誘電体基板2側に配置させることで、反射特性を低く抑えることができる。つまり、方形導波管長辺の36.6%の厚みを持った多層基板を含む場合において、−30dB以下に反射特性を抑えることができ、低損失で平面線路を伝搬する信号を導波管に出力することができる。
なお、本実施形態に係る平面伝送線路導波管変換器1は、通過帯域が図6に示すような周波数帯に限定されることなく、適用例に応じて各部材の寸法を調整すればよい。
1 平面伝送線路導波管変換器
2 誘電体基板
20 誘電体層
21 平面伝送線路
22 プローブ
3 導波管

Claims (5)

  1. 方形導波管と、
    誘電体基板と、を備え、
    前記誘電体基板は、当該誘電体基板上に作製された高周波信号を伝搬する平面伝送線路と、前記平面伝送線路と前記方形導波管とを結合するプローブと、を有し、
    前記誘電体基板は、前記プローブが前記方形導波管内部の電界と結合するために、前記導波管への平面伝送線路の挿入向きがH面に対して垂直かつE面と平行に挿入され、
    前記プローブは、前記方形導波管H面の中央部よりも、誘電体基板側に位置していることを特徴とする平面伝送線路導波管変換器。
  2. 前記誘電体基板は、前記方形導波管長辺の30%以上の厚みを持った多層基板を含むことを特徴とする請求項1記載の平面伝送線路導波管変換器
  3. 前記プローブは、前記方形導波管H面の中央部から前記方形導波管長辺の4.0%〜7.9%の長さに相当する距離、前記誘電体基板側に位置していることを特徴とする請求項2記載の平面伝送線路導波管変換器。
  4. 前記誘電体基板は、前記方形導波管長辺の30.2%の厚みを持った多層基板であって、
    前記プローブは、前記方形導波管H面の中央部から前記方形導波管長辺の4.0%〜16.8%の長さに相当する距離、前記誘電体基板側に位置していることを特徴とする請求項1記載の平面伝送線路導波管変換器。
  5. 前記誘電体基板は、前記方形導波管長辺の36.6%の厚みを持った多層基板であって、
    前記プローブは、前記方形導波管H面の中央部から前記方形導波管長辺の1.4%〜7.9%の長さに相当する距離、前記誘電体基板側に位置していることを特徴とする請求項1記載の平面伝送線路導波管変換器。
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