JP5703327B2 - 伝送路 - Google Patents

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Description

本発明は、信号を電磁波として伝送する伝送路に関する。特に、マイクロストリップ線路と導波管との双方を伝送媒体とする伝送路に関する。
無線通信の高速化及び大容量化の要請に伴い、無線通信に使用される電磁波の高周波化が進んでいる。このため、無線装置にて処理すべき信号についても、その高周波化が進んでいる。具体的には、ミリ波に対応する周波数(30GHz以上300GHz以下)を有する高周波信号を処理する必要が生じている。
このような高周波信号を効率良く伝送し得る伝送媒体としては、導波管が挙げられる。ただし、導波管は、集積回路に直接接続することが困難である。このため、集積回路と導波管との間にマイクロストリップ線路を介在させる構成が広く用いられている。すなわち、集積回路から出力される高周波信号、又は、集積回路に入力される高周波信号を伝送する伝送路として、マイクロストリップ線路と導波管とを含む伝送路が広く用いられている。
このような伝送路においては、マイクロストリップ線路と導波管とを互いに直交させることによって、広帯域に亘って良好な特性が得られることが知られている。しかしながら、マイクロストリップ線路と導波管とを互いに直交させた伝送路は、その配置に要する体積が大きくなるため、小型無線装置等への搭載に適さない。
特許文献1には、マイクロストリップ線路と導波管とを互いに平行に配置した伝送路が開示されている。特許文献1に記載の伝送路においては、導波管に開口(スロット)を設けると共に、導波管とマイクロストリップ線路との間に全面が導体膜で覆われた誘電体ブロックを介在させることによって、導波管とスロットとを結合させている。このような伝送路であれば、配置に要する体積を小さく抑えることができ、小型無線装置等への搭載にも適している。また、特許文献1には、結合部におけるマイクロストリップ線路と開口部との形状を最適化することによって、広帯域な特性が得られることについても記載されている。
特開2010−141644(公開日:2010年6月24日公開)
しかしながら、特許文献1では、マイクロストリップ線路(特にその表面導体)と導波管(特にその開口)との位置関係が具体的な数値等により明らかにされておらず、その位置関係を最適化することによって、より低損失な伝送路を実現し得る余地が残されていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロストリップ線路と導波管とが互いに平行に配置される伝送路において、従来よりも低損失な伝送路を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る伝送路は、誘電体基板、上記誘電体基板の裏面に形成された面状の裏面導体、及び、上記誘電体基板の表面に形成された線状又は帯状の表面導体を有するマイクロストリップ線路と、上記マイクロストリップ線路と平行に配置された導波管であって、上記誘電体基板の表面と対向する管壁に開口が形成された導波管とを備え、上記表面導体の先端が、上記開口の外縁の真下に位置し、上記表面導体の先端近傍が、上記開口を横断する、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、上記表面導体の先端が上記開口の外縁の真下に位置していない場合と比べて損失を小さく抑えることができる。
本発明に係る伝送路において、上記開口は、例えば、上記導波管の長手方向と直交する長辺を有する長方形状であり、この場合、上記表面導体の先端は、上記開口の外縁を構成する2つの長辺のうち、上記導波管の端面から遠い方の長辺の直下に位置し、上記表面導体の先端近傍は、上記導波管の長手方向に上記開口を横断することになる。
上記の構成によれば、上記表面導体の先端が上記開口の外縁の真下に位置していない場合と比べて損失を小さく抑えることができる。
本発明に係る伝送路においては、上記導波管の中心軸の上記誘電体基板の表面への正射影と上記表面導体の中心軸との距離をΔとし、上記導波管の開口幅をWとしたとき、Δnorm=Δ/Wにより定義される規格化オフセットΔnormが、0<Δnorm≦0.13を満たす、ことが好ましい。
上記の構成によれば、規格化オフセットΔnormが上記の条件を満たさない場合と比べて損失を小さく抑えることができる。
本発明に係る伝送路においては、上記表面導体に、絞部が形成されており、上記絞部における表面導体の幅をWdcとし、上記絞部以外の部分における上記表面導体の幅をWmslとしたとき、Wnorm=Wdc/Wmslにより定義される規格化幅Wnormが、0.375≦Wnorm<1を満たす、ことが好ましい。
上記の構成によれば、規格化幅Wnormが上記の条件を満たさない場合と比べて損失を小さく抑えることができる。
本発明に係る伝送路においては、上記表面導体に、絞部が形成されており、上記表面導体における上記絞部の長さをLdcとし、上記マイクロストリップ線路の共振波長をλとして、Lnorm=Ldc/λにより定義される規格化長Lnormが、0<Lnorm≦0.17を満たす、ことが好ましい。
上記の構成によれば、規格化長Lnormが上記の条件を満たさない場合と比べて損失を小さく抑えることができる。
本発明に係る伝送路において、上記絞部は、上記導波管と重なる位置に形成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記絞部が上記導波管と重ならない位置に形成されている場合と比べて損失を小さく抑えることができる。
本発明によれば、マイクロストリップ線路と導波管とが互いに平行に配置される伝送路において、従来よりも低損失な伝送路を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る伝送路の構成を示す三面図である。 図1に示す伝送路の構成を示す断面図である。(a)は、図1に示す伝送路のAA’断面を示し、(b)は、図1に示す伝送路のBB’断面を示す。 図1に示す伝送路の各部の構成を示す上面図である。(a)は、マイクロストリップ線路を示し、(b)は、スペーサを示し、(c)は、導波管を示す。 本発明の第2の実施形態に係る伝送路の構成を示す三面図である。 各実施形態に係る伝送路の特性評価に用いたモデルを示す三面図である。 図5に示すモデルを用いて算出されたSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。 表面導体の配置例を示す上面図である。(b)に示す配置例は、実施例であり、(a)、(c)、(d)、(e)、及び(f)に示す配置例は、比較例である。 図7に示す各配置を採用した場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。 表面導体の配置例を示す上面図である。 規格化オフセットΔnormを0、0.03、0.07、0.1、0.13、0.17とした場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。 透過係数|S21|の最大値|S21|max及び比帯域幅FBWの規格化オフセット依存性を示すグラフである。 表面導体の形状例を示す上面図である。 規格化幅Wnormを0.125、0.375、0.625、1とした場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。 透過係数|S21|の最大値|S21|max及び比帯域幅FBWの規格化オフセット依存性を示すグラフである。 規格化長Lnormを0.06、0.17、0.29、0.35、0.47とした場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。 透過係数|S21|の最大値|S21|max及び比帯域幅FBWの規格化長依存性を示すグラフである。 表面導体の別の形状例を示す上面図である。 表面導体の形状を図12に示す形状とした場合、及び、表面導体の形状を図17に示す形状とした場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態(以下、「本実施形態」とも記載)に係る伝送路について、図1〜図3に基づいて説明する。
なお、本実施形態に係る伝送路は、2つのマイクロストリップ線路を備えており、(1)第1のマイクロストリップ線路を伝播した電磁波を、導波管を伝播する電磁波に変換する機能、及び、(2)導波管を伝播した電磁波を、第2のマイクロストリップ線路を伝播する電磁波に変換する機能の両方を有するものである。ただし、本発明は、これに限定されない。すなわち、少なくとも1つのマイクロストリップ線路を備えており、(1)このマイクロストリップ線路を伝播した電磁波を、導波管を伝播する電磁波に変換する機能、又は、(2)導波管を伝播した電磁波を、このマイクロストリップ線路を伝播する電磁波に変換する機能の何れか一方を有する伝送路であれば、本発明の範疇に含まれる。このような実施形態については、第2の実施形態として後述する。
本実施形態に係る伝送路1の構成について、図1〜図2を参照して説明する。
図1は、伝送路1の三面図であり、図2は、伝送路1の断面図である。図2において、(a)は、伝送路1のAA’断面を示し、(b)は、伝送路1のBB’断面を示す。
伝送路1は、信号を電磁波として伝送する伝送路であり、図1に示すように、2つのマイクロストリップ線路11,11'と、2つのスペーサ12,12’と、1つの導波管13とを備えている。
第1のマイクロストリップ線路11は、誘電体基板111と、誘電体基板111の裏面に形成された面状の裏面導体112と、誘電体基板111の表面に形成された線状又は帯状の表面導体113とにより構成されている。第1のマイクロストリップ線路11は、裏面導体112と表面導体113との間に形成される電界と、表面導体113の周りに形成される磁界とによって、信号を電磁波として伝送する伝送媒体として機能する。
誘電体基板111の表面には、第1のスペーサ12が載置されている。第1のスペーサ12は、U字状の底面を有する柱状導体であり、誘電体基板111の表面に形成された表面導体113の先端部を三方から取り込むように配置される。第1のスペーサ12は、導波管13を誘電体基板111の表面から離隔する機能に加え、表面導体113の先端部において第1のマイクロストリップ線路11から出力された電磁波を、導波管13の開口132(後述)に導く機能を担う。なお、導体(例えば、金属)をスペーサ12として用いる代わりに、誘電体(例えば、樹脂)の表面全体を導体(例えば金属)で被覆したものをスペーサ12として用いてもよい。
第1のスペーサ12には、複数の貫通孔121が形成されている。第1のスペーサ12を誘電体により構成する場合には、各貫通孔121の孔壁も導体で被覆される。これら複数の貫通孔121を形成することによって、これら複数の貫通孔121によって三方を取り囲まれた領域に電磁波を閉じ込めると共に、裏面導体112(グランド板)に電流が分布することを抑制することができる。これにより、第1のマイクロストリップ線路11と導波管13との結合効率が向上する。
第2のマイクロストリップ線路11’は、誘電体基板111’と、誘電体基板111’の裏面に形成された面状の裏面導体112’と、誘電体基板111’の表面に形成された線状又は帯状の表面導体113’とにより構成されている。第2のマイクロストリップ線路11’は、第1のマイクロストリップ線路11と同様、裏面導体112’と表面導体113’との間に形成される電界と、表面導体113’の周りに形成される磁界とによって、信号を電磁波として伝送する伝送媒体として機能する。
誘電体基板111’の表面には、第2のスペーサ12’が載置されている。第2のスペーサ12’は、U字状の底面を有する柱状導体であり、誘電体基板111’の表面に形成された表面導体113’の先端部を三方から取り込むように配置される。第2のスペーサ12’は、導波管13を誘電体基板111’の表面から離隔する機能に加えて、開口133(後述)を介して導波管13から出力された電磁波を、第2のマイクロストリップ線路11’の表面導体113’の先端部に導く機能を担う。なお、導体(例えば、金属)をスペーサ12’として用いる代わりに、誘電体(例えば、樹脂)の表面全体を導体(例えば金属)で被覆したものをスペーサ12’として用いてもよい。第2のスペーサ12’にも、第1のスペーサ12に形成される貫通孔121と同様の貫通孔121’が形成される。
導波管13は、両端の閉じた筒状導体により構成された中空導波管である。導波管13は、その内部(空洞)に形成される電界及び磁界によって、信号を電磁波として伝送する伝送媒体として機能する。
導波管13を構成する6つの管壁のうち、誘電体基板111の表面に対向する管壁131には、2つの開口132,133が形成されている。これら2つの開口132,133の形状は、導波管13の長手軸に平行な短辺と、導波管13の長手軸に垂直な長辺とを有する長方形である。
第1の開口132は、第1のマイクロストリップ線路11の表面導体113の先端部と対向する位置に配置されている。このため、表面導体113の先端部において第1のマイクロストリップ線路11から出力された電磁波は、第1の開口132を介して導波管13に入力される。
一方、第2の開口133は、第2のマイクロストリップ線路11’の表面導体113’の先端部と対向する位置に形成されている。このため、第2の開口133を介して導波管13から出力された電磁波は、表面導体113’の先端部において第2のマイクロストリップ線路11’に入力される。
第1のマイクロストリップ線路11、第1のスペーサ12、及び、導波管13の位置関係について、図3を参照して補足する。図3(a)は、第1のマイクロストリップ線路11の上面図であり、図3(b)は、第1のスペーサ12の上面図であり、図3(c)は、導波管13の上面図である。
図3(b)においては、第1のマイクロストリップ線路11に対する第1のスペーサ12の配置を明らかにするために、第1のマイクロストリップ線路11(鎖線)を、第1のスペーサ12(実線)と共に示している。図3(b)に示すように、第1のスペーサ12は、U字状の底面を有しており、第1のマイクロストリップ線路11の表面導体113の先端部を三方から取り込むように配置される。
図3(c)においては、第1のマイクロストリップ線路11及び第1のスペーサ12に対する導波管13の配置を明らかにするために、第1のマイクロストリップ線路11(鎖線)及び第1のスペーサ12(鎖線)を、導波管13(実線)と共に示している。図3(c)から明らかなように、表面導体113は、その先端が開口132の外縁の真下に位置し、その先端近傍が開口132を横断するように配置される。本実施形態のように開口132の形状が長方形の場合、表面導体113の先端は、開口132の外縁を構成する2つの長辺(導波管13の長手方向と直交する辺)のうち、導波管13の端面から遠い方の長辺の真下に位置し、表面導体113の先端近傍は、導波管13の長手方向に開口132を横断することになる。
なお、第2のマイクロストリップ線路11’、第2のスペーサ12’、及び、導波管13の位置関係は、図3に示す第1のマイクロストリップ線路11、第1のスペーサ12、及び、導波管13の位置関係と同様である。特に、表面導体113’は、その先端が開口133の外縁の真下に位置し、その先端近傍が開口133を横断するように配置される。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態(以下、「本実施形態」とも記載)に係る伝送路について、図4に基づいて説明する。図4は、本実施形態に係る伝送路1の三面図である。
本実施形態に係る伝送路1は、図4に示すように、1つのマイクロストリップ線路11と、1つのスペーサ12と、1つの導波管13とを備えている。本実施形態に係る伝送路1を構成するマイクロストリップ線路11、スペーサ12、及び導波管13は、第1の実施形態に係る伝送路1を構成する第1のマイクロストリップ線路11、第1のスペーサ12、及び導波管13と同様に構成される。
ただし、第1の実施形態に係る伝送路1を構成する導波管13は両端が閉じた導波管であるのに対して、本実施形態に係る伝送路1を構成する導波管13は一端が閉じ一端が開いた導波管である。その余の点において、本実施形態に係る伝送路1と第1の実施形態に係る伝送路1との間に本質的な差異はない。
〔伝送路の特性〕
第1の実施形態及び第2の実施形態に係る伝送路1の特性について、図5〜図18を参照して説明する。以下に説明する伝送路1の特性は、ANSYS HFSS(登録商標)を用いた数値実験により得られたものである。
図5は、特性評価に用いた伝送路1のモデルを示す三面図である。
特性評価に際しては、図5に示すように、第2の実施形態に係る伝送路1に即したモデル、すなわち、導波管13のマイクロストリップ線路側と反対側の端部を開放端としたモデルを用いた。ただし、第1の実施形態に係る伝送路1の特性も、図5に示すモデルの特性から容易に推定することができる。例えば、第1の実施形態に係る伝送路1における損失は、図5に示すモデルから得られる損失の2倍となる。
また、特性評価に際しては、伝送路1の各部の寸法を図5に示すように定めた。図5に示すマイクロストリップ線路11の寸法は、60GHzを中心周波数として動作するように定められたものである。誘電体基板111としては、比誘電率が2.2のテフロン(登録商標)基板を想定した。また、図5に示す導波管13の寸法は、WR−15規格に従い40GHz以上で動作するように定められたものである。
図6は、数値実験により得られたSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。反射係数|S11|が大きくなるほど、伝送路1の損失は大きくなり、透過係数|S21|が大きくなるほど、伝送路1の損失は小さくなる。このような傾向は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
反射係数|S11|は、図6(a)に示すように、60GHzにおいて最小値を取り、透過係数|S21|は、図6(b)に示すように、60GHzにおいて最大値を取る。すなわち、伝送路1の損失は、60GHzにおいて最小となる。
なお、透過係数|S21|が−3dB以上となる帯域の比帯域幅が23.5%となることが、図6(b)から確かめられる。これは、60GHzを含む広い帯域に亘って低損失な伝送が実現されることを意味する。
次に、表面導体113の好ましい配置、特に、導波管13の長手軸方向への変位に対する表面導体113の好ましい配置について検討する。具体的には、図7に示す5通りの配置を考え、何れの配置において最良の特性が得られるかを検討する。
図7(a)に示す配置は、表面導体113の先端を、開口132の外縁を構成する2つの長辺のうち、導波管13の端面から遠い方の長辺よりも0.2mm奥に位置させる配置である。図7(a)に示す配置を、以下、「配置A」と記載する。
図7(b)に示す配置は、表面導体113の先端を、開口132の外縁を構成する2つの長辺のうち、導波管13の端面から遠い方の長辺の直下に位置させる配置である。図7(b)に示す配置を、以下、「配置B」と記載する。
図7(c)に示す配置は、表面導体113の先端を、開口132の外縁を構成する2つの長辺のうち、導波管13の端面から遠い方の長辺よりも0.5mm手前に位置させる配置である。図7(c)に示す配置を、以下、「配置C」と記載する。
図7(d)に示す配置は、表面導体113の先端を、開口132の外縁を構成する2つの長辺のうち、導波管13の端面に近い方の長辺の直下に位置させる配置である。図7(d)に示す配置を、以下、「配置D」と記載する。
図7(e)に示す配置は、表面導体113の先端を、開口132の外縁を構成する2つの長辺のうち、導波管13の端面に近い方の長辺よりも0.2mm手前に位置させる配置である。図7(e)に示す配置を、以下、「配置E」と記載する。
図8は、図7に示す各配置を採用した場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
図8(a)を参照すれば、配置C、配置D、及び配置Eを採用した場合、反射係数|S11|を最小化する周波数が60GHzから54GHz付近にシフトしてしまうことが分る。また、図8(b)を参照すれば、配置C、配置D、及び配置Eを採用した場合、透過係数|S21|を最大化する周波数が60GHzから54GHz付近にシフトしてしまうことが分る。すなわち、配置C、配置D、及び配置Eを採用した場合、所期の周波数である60GHzにおいて損失が最小となる伝送路を実現できないことが分る。したがって、所期の周波数である60GHzにおいて損失が最小となる伝送路を実現するためには、配置A又は配置Bを採用することが必要である。
更に、初期の周波数である60GHzにおける反射係数|S11|の値を比較すると、図8(a)に示すように、配置Bを採用した場合の方が配置Aを採用した場合よりも小さくなる。すなわち、所期の周波数である60GHzにおいて損失が最小となる伝送路を実現するためには、配置Bを採用することが最良である。
次に、表面導体113の好ましい配置、特に、導波管13の短手軸方向への変位に対する表面導体113の好ましい配置について検討する。具体的には、図9に示すように表面導体113をオフセットすることを考え、最良の特性を与える規格化オフセットΔnormの値について検討する。
ここで、規格化オフセットΔnormは、以下のように定義される。すなわち、図9に示すように、導波管13の中心軸(より正確に言うと、誘電体基板111の表面への該中心軸の正射影)と表面導体113の中心軸との間の距離をΔとし、導波管13の開口幅をWとしたときに、規格化オフセットΔnormは、Δnorm=Δ/Wにより定義される。
図10は、規格化オフセットΔnormを0、0.03、0.07、0.1、0.13、0.17とした場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
図11は、透過係数|S21|の最大値|S21|max及び比帯域幅FBWの規格化オフセット依存性を示すグラフである。(a)では、|S21|が−3dBよりも大きくなる帯域の比帯域幅を示し、(b)では、|S21|が−2dBよりも大きくなる帯域の比帯域幅を示している。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
図10及び図11に示した4つのグラフにおいて特に注目すべきは、図11(b)に示したグラフである。図11(b)に示したグラフからは、以下のことが確かめられる。
すなわち、透過係数|S21|が−2dBよりも大きくなる帯域に関して、0<Δnorm≦0.13であるときの比帯域幅FBWは、Δnorm=0であるときの比帯域幅よりも大きくなる。また、透過係数|S21|に関して、0<Δnorm≦0.1であるときの最大値|S21|maxは、Δnorm=0であるときの最大値|S21|maxよりも大きくなる。すなわち、規格化オフセットΔnormは、0<Δnorm≦0.13であることが好ましく、0<Δnorm≦0.1であれば更に好ましい。
次に、表面導体113の好ましい形状について検討する。具体的には、図12に示すように表面導体113に絞部を形成することを考え、最良の特性を与える規格化幅Wnorm及び規格化長Lnormの値について検討する。
ここで、規格化幅Wnormは、以下のように定義される。すなわち、図12に示すように、絞部における表面導体113の幅をWdcとし、絞部以外の部分での表面導体113の幅をWmslとして、規格化幅Wnormは、Wnorm=Wdc/Wmslにより定義される。
また、規格化長Lnormは、以下のように定義される。すなわち、図12に示すように、表面導体113における絞部の長さをLdcとし、第1のマイクロストリップ線路11の共振波長、すなわち、比誘電率が2.2の媒体において60GHzに対応する波長3.44mmをλとして、規格化長Lnormは、Lnorm=Ldc/λにより定義される。
図13は、規格化幅Wnormを0.125、0.375、0.625、1とした場合(規格化長Lnormは0.29に固定)に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
図14は、透過係数|S21|の最大値|S21|max及び比帯域幅FBWの規格化オフセット依存性を示すグラフである。ここでは、|S21|が−3dBよりも大きくなる帯域の比帯域幅FBWを示している。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
図13及び図14に示した3つのグラフにおいて特に注目すべきは、図14に示したグラフである。図14に示したグラフからは、以下のことが確かめられる。
すなわち、0.375≦Wnorm<1であるときの|S21|maxは、Wnorm=1であるときの|S21|maxよりも大きくなる。したがって、規格化幅Wnormは、0.375≦Wnorm<1であることが好ましい。また、|S21|maxが最大となるのは、Wnorm=0.625のときである。この観点から、規格化幅Wnormの最適値は、Wnorm=0.625である。
図15は、規格化長Lnormを0.06、0.17、0.29、0.35、0.47とした場合(規格化幅Wnormは0.625に固定)に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
図16は、透過係数|S21|の最大値|S21|max及び比帯域幅FBWの規格化長依存性を示すグラフである。ここでは、|S21|が−3dBよりも大きくなる帯域の比帯域幅を示している。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
図15及び図16に示した3つのグラフにおいて特に注目すべきは、図16に示したグラフである。図16に示したグラフからは、以下のことが確かめられる。
すなわち、0.17<Lnorm<0.35であるとき、|S21|max及びFBWは、著しく低下する。これは、0.17<Lnorm<0.35であるとき、表面導体113に形成された絞部がλ/4変成器として機能し、擬似的な集中定数素子が直列に付加された状態が実現されているためである。したがって、規格化長Lnormは、0<Lnorm≦0.17であることが好ましい(0.35≦Lnormであってもよいが、小型化の観点から、0<Lnorm≦0.17であることが好ましい)。また、FBWが最大となるのは、Lnorm=0.06のときである。この観点から、規格化長Lnormの最適値は、Lnorm=0.06である。
次に、表面導体113に形成する絞部の好ましい配置について検討する。具体的には、図12に示すように、絞部を導波管13と重なる位置に形成する構成(以下、「構成X」と記載)と、図17に示すように、絞部を導波管13と重ならない位置に形成する構成(以下、「構成Y」と記載)とに関して、Sパラメータの周波数依存性を比較する。
図18は、構成X及び構成Yを採用した場合に得られるSパラメータの周波数依存性を示すグラフである。(a)は、反射係数|S11|の周波数依存性を示し、(b)は、透過係数|S21|の周波数依存性を示す。これらのグラフの定性的な特徴は、第1の実施形態に係る伝送路1においても得られるものである。
構成Yを採用した場合、反射係数|S11|を最小化する周波数が約55GHzにシフトしてしまうことが、図18(a)から分る。すなわち、所期の周波数である60GHzにおいて損失が最小となる伝送路を実現するためには、構成Xを採用することが好ましい。
また、構成Yを採用した場合、比帯域幅FBWの最大値が6.3%となるのに対して、構成Xを採用した場合、比帯域幅FBWの最大値が9.5%となる。また、構成Yを採用した場合、透過係数|S21|の最大値が−0.89となるのに対して、構成Xを採用した場合、透過係数|S21|の最大値が−0.86となる。これらの観点も、構成Yを採用するよりも構成Xを採用する方が好ましいと言える。
以上のことから、伝送路1の好ましい形態について、以下のことが言える。
(1)表面導体113は、その先端が開口132の外縁の真下に位置し、その先端近傍が開口132を横断するように配置することが好ましい(図7(b)参照)。
(2)表面導体113の規格化オフセットΔnormは、0<Δnorm≦0.13であることが好ましく、0<Δnorm≦0.1であることが更に好ましい。
(3)表面導体113には、絞部を形成することが好ましい。この絞部は、導波管13と重なるように配置することが好ましい(図12参照)。
(4)表面導体113に形成する絞部の規格化幅Wnormは、0.375≦Wnorm<1であることが好ましい。規格化幅Wnormの最適値は、Wnorm=0.625である。
(5)表面導体113に形成する絞部の規格化長Lnormは、0<Lnorm≦0.17であることが好ましい。規格化長Lnormの最適値は、Lnorm=0.06である。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、マイクロストリップ線路と導波管とを用いて信号を伝送する伝送路一般に広く利用することができる。特に、小型電子機器に搭載される伝送路であって、ミリ波等に対応する高周波信号を伝送する伝送路として、好適に利用することができる。
1 伝送路
11 第1のマイクロストリップ線路
111 誘電体基板
112 裏面導体
113 表面導体
11’ 第2のマイクロストリップ線路
111’ 誘電体基板
112’ 裏面導体
113’ 表面導体
12 スペーサ
13 導波管
131 管壁
132 第1の開口
133 第2の開口

Claims (6)

  1. 誘電体基板、上記誘電体基板の裏面に形成された面状の裏面導体、及び、上記誘電体基板の表面に形成された線状又は帯状の表面導体を有するマイクロストリップ線路と、
    上記マイクロストリップ線路と平行に配置された導波管であって、上記誘電体基板の表面と対向する管壁に開口が形成された導波管とを備え、
    上記表面導体の先端が、上記開口の外縁の真下に位置し、上記表面導体の先端近傍が、上記開口を横断する、
    ことを特徴とする伝送路。
  2. 上記開口は、上記導波管の長手方向と直交する長辺を有する長方形状であり、
    上記表面導体の先端は、上記開口の外縁を構成する2つの長辺のうち、上記導波管の端面から遠い方の長辺の直下に位置し、上記表面導体の先端近傍は、上記導波管の長手方向に上記開口を横断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送路。
  3. 上記導波管の中心軸の上記誘電体基板の表面への正射影と上記表面導体の中心軸との距離をΔとし、上記導波管の開口幅をWとしたとき、Δnorm=Δ/Wにより定義される規格化オフセットΔnormが、0<Δnorm≦0.13を満たす、
    ことを特徴とする請求項2に記載の伝送路。
  4. 上記表面導体には、絞部が形成されており、
    上記絞部における表面導体の幅をWdcとし、上記絞部以外の部分における上記表面導体の幅をWmslとしたとき、Wnorm=Wdc/Wmslにより定義される規格化幅Wnormが、0.375≦Wnorm<1を満たす、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の伝送路。
  5. 上記表面導体には、絞部が形成されており、
    上記表面導体における上記絞部の長さをLdcとし、上記誘電体基板において上記マイクロストリップ線路の動作帯域の中心周波数に対応する波長をλとして、Lnorm=Ldc/λにより定義される規格化長Lnormが、0<Lnorm≦0.17を満たす、
    ことを特徴とする請求項2から4までの何れか1項に記載の伝送路。
  6. 上記絞部は、上記導波管と重なる位置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の伝送路。
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