JP5788548B2 - マイクロストリップアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、コムライン型のアンテナ導体を備えたマイクロストリップアンテナに関する。
無線通信の高速化及び大容量化、並びに、無線機器の小型化の進展に伴い、ミリ波帯(30GHz以上300GHz以下)で動作するアンテナに対する需要が高まっている。周波数が高くなるほど導体損及び誘電体損が大きくなるので、ミリ波帯で動作するアンテナにおいては、導体損及び誘電体損を抑える設計が重要になる。
ミリ波帯の電磁波を伝送する伝送路としては、導波管が好適である。また、ミリ波帯の電磁波を放射するアンテナとしては、コムライン型のマイクロストリップアンテナが好適である。
特許文献1には、コムライン型のマイクロストリップアンテナが開示されている。また、特許文献2には、コムライン型のマイクロストリップアンテナに導波管を付加したアンテナが開示されている。
特開2009−188683号(公開日:2009年 8月20日) 特開2011−223050号(公開日:2011年11月 4日)
アンテナにおいては、一般に、優れた反射特性及び放射特性が求められる。反射特性に関しては、例えば、動作帯域における反射係数が−10dB以下であることが求められる。また、放射特性に関しては、例えば、最大利得が10dBi以上であること、及び、サイドローブレベルが10dB以上であることが求められる。
特許文献1〜2に記載のアンテナには、優れた反射特性及び放射特性を得るうえでその構造を改善する余地が残されていた。
本願発明者は、従来よりも優れた反射特性及び放射特性を得られるアンテナの構造を発明し、本願出願人は、この発明を本願に先立って出願した(特願2013−170662号、2013年8月20日出願)。先願発明に係るアンテナは、特定の帯域において従来よりも優れた反射特性及び放射特性を示す。ただし、先願発明に係るアンテナには、従来よりも優れた反射特性及び放射特性を示す帯域の幅を拡大するうえで、その構造を改善する余地が残されていた。
本発明の目的は、コムライン型のアンテナ導体を備えたマイクロストリップアンテナにおいて、従来よりも優れた反射特性及び放射特性を示す帯域の幅を拡大することにある。
本発明に係るマイクロストリップアンテナは、上記の課題を解決するために、誘電体基板と、上記誘電体基板の表面に形成されたアンテナ導体であって、第1の方向に延伸する給電線路と、上記給電線路から上記第1の方向と直交する方向である第2の方向に延伸するスタブとを有するコムライン型のアンテナ導体と、上記誘電体基板の裏面に形成されたグランド導体と、を備えたマイクロストリップアンテナであって、上記誘電体基板の表面に形成された第1の無給電素子であって、上記スタブの端辺のうち、上記第1の方向と反対方向側の端辺である第1の端辺に対向する第1の無給電素子と、上記誘電体基板の表面に形成された第2の無給電素子であって、上記スタブの端辺のうち、上記第1の方向側の端辺である第2の端辺に対向する第2の無給電素子と、を備えている。
上記の構成によれば、上記第1の無給電素子及び上記第2の無給電素子の作用により、従来よりも優れた反射特性及び放射特性を示す帯域の幅を広げることができる。
本発明に係るマイクロストリップアンテナにおいて、上記誘電体基板の表面に形成された第3の無給電素子であって、上記スタブの端辺のうち、上記第2の方向側の端辺である第3の端辺に対向する第3の無給電素子を更に備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、従来よりも優れた反射特性及び放射特性を示す帯域の幅を更に広げることができる。
本発明に係るアンテナにおいて、上記スタブの根元には、上記第2の端辺から上記第1の方向と反対方向に向かう切り込みが形成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、更に優れた反射特性及び放射特性を得ることができる。
本発明に係るアンテナにおいて、上記誘電体基板の裏面に接合された導波管であって、管軸が上記誘電体基板の裏面に直交し、管壁の端面が上記グランド導体に形成された開口を取り囲む導波管と、上記誘電体基板の表面に形成された遮蔽体であって、上記給電線路の入力端が挿入される切り込みが形成された遮蔽体と、上記グランド導体と上記遮蔽体とを短絡する短絡部であって、上記誘電体基板を貫通する短絡部とを更に備えており、上記短絡部は、上記切り込みを除く上記遮蔽体の外周全体に沿って形成されており、上記切り込みは、奥に入るほど幅が広くなる逆テーパー形である、ことが好ましい。
上記の構成によれば、更に優れた反射特性及び放射特性を得ることができる。
本発明に係るアンテナにおいて、上記第1の無給電素子の上記第1の方向の長さは、上記第2の無給電素子の上記第1の方向の長さと等しく、上記第1の無給電素子における上記第1の方向の長さをwp1、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、wp1/λは、0.04以上0.2以下である、ことが好ましい。
本発明に係るアンテナにおいて、上記第1の無給電素子の上記第2の方向の長さは、上記第2の無給電素子の上記第2の方向の長さと等しく、上記第1の無給電素子における上記第2の方向の長さをlp1、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、lp1/λは、0.08以上0.3未満である、ことが好ましい。
本発明に係るアンテナにおいて、上記スタブと上記第1の無給電素子との間隔は、上記スタブと上記第2の無給電素子との間隔と等しく、上記スタブと上記第1の無給電素子との間隔をgap1、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、gap1/λは、0.004以上0.02以下である、ことが好ましい。
本発明に係るアンテナにおいて、上記第3の無給電素子における上記第1の方向の長さをwp2、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、wp2/λは、0.02以上0.08以下である、ことが好ましい。
本発明に係るアンテナにおいて、上記第3の無給電素子における上記第2の方向の長さをlp2、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、lp2/λは、0.16以上0.24以下、又は、0.32以上0.4以下である、ことが好ましい。
本発明に係るアンテナにおいて、上記スタブと上記第3の無給電素子との間隔をgap2、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、gap2/λは、0.004以上0.02以下である、ことが好ましい。
上記の各構成によれば、従来よりも優れた反射特性及び放射特性を示す帯域の幅を更に広げることができる。
本発明によれば、従来よりも優れた反射特性及び放射特性を示す帯域の幅を、広げることが可能なアンテナを実現することができる。
(a)は、実施形態に係るアンテナの平面図であり、(b)は、同アンテナの側面図であり、(c)は、同アンテナの底面図であり、(d)は、同アンテナの正面図である。 実施形態に係るアンテナのAA’線断面図である。 実施例に係るアンテナの各部の寸法を示す平面図である。 実施例に係るアンテナの各部の寸法を示す底面図である。 (a)は、実施例に係るアンテナの反射特性を示すグラフであり、(b)は、同アンテナの放射特性を示すグラフである。 (a)は、実施例に係るアンテナの平面図である。(b)、(c)は、比較例に係るアンテナの平面図である。(d)は、別の実施例に係るアンテナの平面図である。(b)〜(d)に示すアンテナは、(a)に示すアンテナの放射素子が備えている無給電素子の一部、あるいは、全部を省略することによって得られたものである。 図6の(a)〜(d)に示すアンテナの反射特性を示すグラフである。 実施例に係るアンテナの平面図であり、放射素子が備えている第1の無給電素子の幅wp1、長さlp1、及び第1のスタブとの間隔gap1の定義を示す。 規格化幅wp1/λを0.04,0.08,0.12,0.16,0.2としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示すグラフである。 (a)は、規格化幅wp1/λを0.04,0.08,0.12,0.16,0.2としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化幅wp1/λを0.04,0.08,0.12,0.16,0.2としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 規格化長さlp1/λを0.08,0.12,0.16,0.20,0.24,0.28,0.32,0.36,0.40としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、規格化長さlp1/λを0.08,0.12,0.16,0.20,0.24,0.28,0.32,0.36,0.40としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化長さlp1/λを0.08,0.12,0.16,0.20,0.24,0.28,0.32,0.36,0.40としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 規格化された第1のスタブとの間隔gap1/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、規格化された第1のスタブとの間隔gap1/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化された第1のスタブとの間隔gap1/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 実施例に係るアンテナの平面図であり、放射素子が備えている第3の無給電素子の幅wp2、長さlp2、及び第1のスタブとの間隔gap2の定義を示す。 規格化幅wp2/λを0.02,0.04,0.06,0.08,0.1としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、規格化幅wp2/λを0.02,0.04,0.06,0.08,0.1としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化幅wp2/λを0.02,0.04,0.06,0.08,0.1としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 規格化長さlp2/λを0.16,0.2,0.24,0.28,0.32,0.36,0.4としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、規格化長さlp2/λを0.16,0.2,0.24,0.28,0.32,0.36,0.4としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化長さlp2/λを0.16,0.2,0.24,0.28,0.32,0.36,0.4としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 規格化された第1のスタブとの間隔gap2/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、規格化された第1のスタブとの間隔gap2/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化された第1のスタブとの間隔gap2/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 (a)は、実施例に係るアンテナの平面図であり、マイクロストリップラインの終端に設けられている第4の無給電素子の長さlpt、第2のスタブの幅wpt、及び第4の無給電素子と第2のスタブ部との間隔gaptの定義を示す。(b)〜(c)は、比較例に係るアンテナの平面図である。比較例に係るアンテナは、実施例に係るアンテナにおいて、放射素子が備えている無給電素子を省略する、あるいは、新たな無給電素子を追加することによって得られたものである。 規格化幅wpt/λを0.04,0.08,0.12,0.16,0.2としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、規格化幅wpt/λを0.04,0.08,0.12,0.16,0.2としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化幅wpt/λを0.04,0.08,0.12,0.16,0.2としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 規格化長さlpt/λを0.2,0.24,0.28,0.32,0.36としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、規格化長さlpt/λを0.2,0.24,0.28,0.32,0.36としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、規格化長さlpt/λを0.2,0.24,0.28,0.32,0.36としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 規格化された第2のスタブとの間隔gapt/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示す図である。 (a)は、第2のスタブとの間隔gapt/λを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの10dB比帯域幅を示すグラフであり、(b)は、第2のスタブとの間隔gaptを0.004,0.008,0.012,0.016,0.02としたときに得られる、実施例に係るアンテナの最大利得を示すグラフである。 図22(a)〜(c)に示すアンテナの特性を示すグラフであり、(a)は、反射特性を示すグラフであり、(b)は、放射特性を示すグラフである。
〔アンテナの構成〕
本発明の一実施形態に係るアンテナ1の構成について、図1を参照して説明する。図1において、(a)は、アンテナ1の平面図であり、(b)は、アンテナ1の側面図であり、(c)は、アンテナ1の底面図であり、(d)は、アンテナ1の正面図である。
アンテナ1は、誘電体基板11、アンテナ導体12、グランド導体13、導波管14、遮蔽体15、及び短絡部16を備えている。アンテナ1は、誘電体基板11、アンテナ導体12、及びグランド導体13により構成されるマイクロストリップアンテナに、導波管14、遮蔽体15、及び短絡部16を付加したものである。
誘電体基板11は、長方形の主面を有する板状の部材であり、樹脂等の誘電体からなる。本実形態においては、液晶ポリマーからなるLCP(Liquid Crystal Polymer)基板を、誘電体基板11として用いる。
なお、本明細書においては、誘電体基板11の表面(ひょうめん)を構成する6つの面のうち、最大の面積を有する2つの面を「主面」と呼び、その他4つの面を「端面」と呼ぶ。また、誘電体基板11の2つの主面を区別する必要があるときには、一方の主面を「表面」(おもてめん)と呼び、他方の主面を「裏面」と呼ぶ。また、本明細書においては、誘電体基板11の主面の短辺と平行な軸をx軸、誘電体基板11の主面の長辺と平行な軸をy軸、誘電体基板11の主面と直交する軸をz軸とする座標系を用いる。
アンテナ導体12は、誘電体基板11の表面に形成された箔状部材であり、金属などの導体からなる。本実施形態においては、誘電体基板11の表面に形成された銅箔を、アンテナ導体12として用いる。
アンテナ導体12は、y軸と平行な方向(第1の方向)に延伸する給電線路12aに、複数のスタブ12b1〜12b16,12g17を付加したコムライン型のアンテナ導体である。給電線路12aの中間部からx軸方向に伸びる各スタブ12biの近傍には、第1の無給電素子12di、第2の無給電素子12ei、及び第3の無給電素子12fiが設けられている(i=1,2,…,16)。また、給電線路12aの先端から延びるスタブ12g17の近傍には、第4の無給電素子12d17及び第5の無給電素子12e17が設けられている。
以下において、複数のスタブ12b1〜12b16のうち何れかであるかを特定しなくてよい場合には、スタブ12b1〜12b16のことをまとめてスタブ12bと表記する。同様に、第1の無給電素子12d1〜12d16のことをまとめて第1の無給電素子12dと表記し、第2の無給電素子12e1〜12e16のことをまとめて第2の無給電素子12eと表記し、第3の無給電素子12f1〜12f16のことをまとめて第3の無給電素子12fと表記する。
給電線路12aは、アンテナ導体12の幹となる帯状導体であり、y軸と平行に伸びる。給電線路12aは、誘電体基板11を介して対向するグランド導体13と共にマイクロストリップラインを構成する。給電線路12aの入力端(y軸負方向側の端部)に入射した電磁波は、このマイクロストリップライン内を給電線路12aの終端(y軸正方向側の端部)に向かって伝播する。
スタブ12b及びスタブ12g17は、アンテナ導体12の枝となる帯状導体であり、給電線路12aからx軸と平行な方向(第2の方向)に延伸する。ここで、スタブ12bは、給電線路12aの中間部(上記入力端と上記終端との間の部分)を始点とするスタブであり、スタブ12g17は、給電線路12aの上記終端を始点とするスタブである。スタブ12b1〜12b16には、給電線路12aからx軸負方向に向かって伸びるもの(符号の末尾が奇数のもの)と、給電線路12aからx軸正方向に向かって伸びるもの(符号の末尾が偶数のもの)とがあり、給電線路12aに沿って前者と後者とが交互に配置される。スタブ12bの根元には、給電線路12aの終端側から入力端側に向かう切り込み12cが形成されている。給電線路12aの終端に配置されるスタブ12g17は、x軸負方向に伸びる。
第1の無給電素子12dは、スタブ12bの端辺のうち、y軸負方向(第1の方向と反対方向)側の端辺(第1の端辺)に対向するように配置されている。第2の無給電素子12eは、スタブ12bの端辺のうち、y軸正方向(第1の方向)側の端辺(第2の端辺)に対向するように配置されている。第3の無給電素子12fは、スタブ12bの端辺のうち、x軸方向側の端辺(第3の端辺)に対向するように配置されている。上記x軸方向側の端辺は、スタブ12bの端辺のうち、スタブ12bの末端に位置する端辺とも言い換えられる。
第1の無給電素子12d、第2の無給電素子12e、及び、第3の無給電素子12fの形状は、x軸方向を長手方向とする長方形であることが好ましい。また、第1の無給電素子12dの形状と、第2の無給電素子12eの形状とは、合同であることが好ましい。
第4の無給電素子12d17は、給電線路12aの終端に設けられているスタブ12g17の端辺のうち、y軸方向と反対方向側の端辺に対向するように配置されている。第5の無給電素子12e17は、スタブ12g17の端辺のうち、y軸方向側の端辺に対向するように配置されている。
第4の無給電素子12d17の形状、及び、第5の無給電素子12e17の形状は、x軸方向を長手方向とする長方形であることが好ましい。また、第4の無給電素子12d17の形状と、第5の無給電素子12e17の形状とは、合同であることが好ましい。
給電線路12aとグランド導体13とによって構成されるマイクロストリップライン内を伝播した電磁波は、スタブ12bから外部に放射される。この際、スタブ12bと空間結合した第1の無給電素子12dにも電流が誘導され、第1の無給電素子12dからも放射が生じる。同様に、第2の無給電素子12e及び第3の無給電素子12fからも放射が生じる。すなわち、スタブ12b、第1の無給電素子12d、第2の無給電素子12e、及び第3の無給電素子12fがひとつの放射素子として機能し、スタブ12g17、第4の無給電素子12d17及び第5の無給電素子12f17がひとつの放射素子として機能する。
第1の無給電素子12d、第2の無給電素子12e及び第3の無給電素子12fの共振周波数は、スタブ12bの共振周波数と近接するように設計されている。同様に、第4の無給電素子12d17及び第5の無給電素子12f17の共振周波数は、スタブ12g17の共振周波数と近接するように設計されている。上述のように設計されていることによって、アンテナ1の動作帯域を広帯域化することが可能である。
グランド導体13は、誘電体基板11の裏面に形成された箔状部材であり、金属などの導体からなる。本実施形態においては、誘電体基板11の裏面に形成された銅箔を、グランド導体13として用いる。
グランド導体13には、開口13aが形成されている。開口13aは、長辺がx軸と平行な長方形状であり、誘電体基板11の裏面において給電線路12aの入力端と重なり合う領域に形成される。グランド導体13は、この領域を除き誘電体基板11の裏面全体を覆う。
導波管14は、両端が開放した管状部材であり、金属などの導体からなる。導波管14の内部に形成された空洞14bの横断面(管軸に直交する断面)は、長方形である。導波管14は、管軸がz軸と平行になるように、かつ、空洞14bの横断面の長手軸がx軸と平行になるように配置され、管壁14aのz軸正方向側の端面がグランド導体13に接合される。空洞14bのxy平面への正射影は、開口13aのxy平面への正射影を包含する。
遮蔽体15は、誘電体基板11の表面に形成された箔状部材であり、金属などの導体からなる。本実施形態においては、誘電体基板11の表面に形成された銅箔を、遮蔽体15として用いる。
遮蔽体15は、長辺がx軸と平行な長方形にy軸正方向側の長辺からy軸負方向に向かう切り込み15aを入れた形状であり、この切り込み15aに給電線路12aの入力端が入り込むように配置される。この切り込み15aが存在しないものとすると、遮蔽体15のxy平面への正射影は、空洞14bのxy平面への正射影を包含する。
遮蔽体15は、誘電体基板11を貫通する複数の短絡部16によって、グランド導体13と短絡される。これらの短絡部16は、切り込み15aを除く遮蔽体15の外周全体に沿って配置され、誘電体基板11の内部において開口13aと重なる領域を取り囲む柵を構成する。
アンテナ1には、導波管14を介して電磁波が入力される。導波管14をz軸正方向に向かって伝播するTE01モードの電磁波は、グランド導体13の開口13aを介して誘電体基板11の内部に進入する。誘電体基板11の内部において開口13aと重なる領域は、短絡部16によって側方を取り囲まれ、遮蔽体15によって上方を覆われている。このため、グランド導体13の開口を介して誘電体基板11の内部に進入した電磁波は、周囲に散逸することなく給電線路12aの入力端に入射する。
アンテナ1において特徴的な点は、遮蔽体15に形成する切り込み15aの形状を、奥に入るほど幅が広くなる逆テーパー形としていることである。切り込み15aの形状を逆テーパー形とすることによって、アンテナ1の反射特性及び放射特性を改善することができる。
なお、本実施形態においては、切り込み15aの形状を、長手方向の位置を変数としたネイピア数eの指数関数テーパー形としている。ただし、切り込み15の形状は、これに限定されない。すなわち、切り込み15の形状は、その幅が入口からの距離に比例する線形テーパー形であってもよいし、その幅が入口からの距離の平方根に比例する放物線テーパー形であってもよい。
短絡部16の構造について、図2を参照して補足する。図2は、アンテナ1のAA’線断面図である。
遮蔽体15には、図2に示すように、開口15bが形成されている。また、誘電体基板11には、図2に示すように、開口15bに連通する貫通孔11aが形成されている。
開口15b及び貫通孔11aには、半田などの導体が充填される。開口15b及び貫通孔11aに充填された導体は、遮蔽体15及びグランド導体13の双方と接触し、遮蔽体15とグランド導体13とを短絡する。短絡部16とは、このようにして開口15b及び貫通孔11aに充填された導体のことに他ならない。
〔実施例〕
次に、図1に示すアンテナ1の一実施例について、図3〜図6を参照して説明する。
本実施例に係るアンテナ1は、60GHzで動作するマイクロストリップアンテナ(誘電体基板11、アンテナ導体12、及びグランド導体13により構成される)に、導波管14、遮蔽体15、及び短絡部16を付加したものである。具体的には、図1に示すアンテナ1の各部の寸法を、図3及び図4に示すように定めたものである。ここで、60GHzで動作するマイクロストリップアンテナとは、設計中心周波数が60GHzであるマイクロストリップアンテナのことを意味する。
図3は、本実施例に係るアンテナ1の各部の寸法(mm単位)を示す平面図であり、図4は、本実施例に係るアンテナ1の各部の寸法(mm単位)を示す底面図である。なお、本実施例に係るアンテナ1において、誘電体基板11の厚みは、0.175mmである。また、本実施例に係るアンテナ1において、誘電体基板11の比誘電率は3.0であり、誘電体基板11の誘電正接は、0.0025である。
図5(a)は、本実施例に係るアンテナ1の反射特性(反射係数|S11|の周波数依存性)を示すグラフであり、図5(b)は、60GHzにおけるアンテナ1の放射特性(yz平面及びzx平面における利得の方向依存性)を示すグラフである。
図5(a)によれば、60GHzにおける反射係数|S11|の値がおよそ−18dBとなり、設計目標値である−10dBを下回ることが確かめられる。また、反射係数|S11|が−10dBを下回る帯域の幅は、約3GHzであることが確かめられる。
図5(b)によれば、(1)最大利得が12.0dBiとなり、設計目標値である10dBiを上回ること、及び、(2)サイドローブレベルが11dBiとなり、設計目標値である10dBiを上回ることが確かめられる。
〔無給電素子の省略が特性に及ぼす影響〕
次に、本実施例に係るアンテナ1において、無給電素子(第1の無給電素子12d、第2の無給電素子12e、及び第3の無給電素子12f)の一部、あるいは、全部の省略が反射特性及び放射特性に及ぼす影響について、図6〜図7を参照して説明する。
図6(a)は、本実施例に係るアンテナ1の平面図であり、図6(b)〜(d)は、比較例に係るアンテナの平面図である。ここでは、以下に列挙した一群のアンテナについて、その特性を比較する。なお、図6(a)〜(d)において、給電線路12aの入力端から2番目の放射素子であるスタブ12b2、第1の無給電素子12d2、第2の無給電素子12e2及び第3の無給電素子12f2を例として説明する。上記入力端から1番目の放射素子、及び3番目〜16番目の放射素子の構成は、図6の各図に示す上記入力端から2番目の放射素子の構成と同様である。なお、図6(a)〜(d)に示す何れのアンテナにおいても、給電線路12aの終端に配置されている放射素子は、図3に示すようにスタブ12g17、第4の無給電素子12d17、及び第5の無給電素子12e17を備えている。
アンテナA:本実施例に係るアンテナ1そのもの(図6(a)参照)。
アンテナB:図6(b)に示すように、本実施例に係るアンテナ1において、第1の無給電素子12d2、第2の無給電素子12e2及び第3の無給電素子12f2を省略したもの。
アンテナC:図6(c)に示すように、本実施例に係るアンテナ1において、第1の無給電素子12d2及び第2の無給電素子12e2を省略したもの。
アンテナD:図6(d)に示すように、本実施例に係るアンテナ1において、第3の無給電素子12f2を省略したもの。
図7は、これらのアンテナA〜Dの反射特性を示すグラフである。図7において、アンテナA〜Dの反射特性を比較すると、60GHzにおける反射係数|S11|の値が設計目標値である−10dBを下回るのは、アンテナA(本実施例に係るアンテナ1)、及びアンテナDのみであることが確かめられる。したがって、60GHzにおいて優れた反射特性を得るためには、本実施例に係るアンテナ1、及び変形例に係るアンテナDのように、第1の無給電素子12d1及び第2の無給電素子12e1を備えていることが好ましい。
また、アンテナAにおける反射係数|S11|が−10dBを下回る帯域の広さは、アンテナDにおける反射係数|S11|が−10dBを下回る帯域の広さより広いことが確かめられる。したがって、アンテナ1の動作帯域を広帯域化するためには、本実施例1に係るアンテナ1のように、第1の無給電素子12d1及び第2の無給電素子12e1に加えて、第3の無給電素子12f2を備えていることがより好ましい。
〔第1及び第2の無給電素子のサイズが特性に及ぼす影響〕
次に、本実施例に係るアンテナ1において、第1の無給電素子12d及び第2の無給電素子12eのサイズが特性に及ぼす影響について、図8〜図14を参照して説明する。以下において、第1の無給電素子12dのサイズを図8に示すように定義する。具体的には、長さlp1とは、第1の無給電素子12dのx軸方向の長さのことであり、幅wp1とは、第1の無給電素子12dのy軸方向の長さのことであり、間隔gap1とは、スタブ12bと第1の無給電素子12dとの間隔のことである。
なお、本実施例において、第1の無給電素子12dの形状、及び第2の無給電素子12eの形状は、合同であり、スタブ12bと第2の無給電素子12eとの間隔は、間隔gap1と一致するものとする。
図9(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λ(本実施例においては5mm)により規格化された規格化幅wp1/λを0.04から0.2まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図9(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図10(a)は、規格化幅wp1/λを0.04から0.2まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図10(b)は、最大利得を示すグラフである。ここで、比帯域幅FBWとは、設計中心周波数である60GHzに対する、反射係数|S11|が−10dBを下回る帯域幅の割合を意味する。
図9及び図10によれば、規格化幅wp1/λが0.04以上0.2以下であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。なお、比帯域幅FBWが5%を上回り、最大利得が12dBiを上回ることから、規格化幅wp1/λの最適値は、0.04であると言える。
図11(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化長さlp1/λを0.08から0.4まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図11(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図12(a)は、規格化長さlp1/λを0.08から0.4まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図12(b)は、最大利得を示すグラフである。
図11及び図12によれば、規格化長さlp1/λが0.08以上0.3未満であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。なお、比帯域幅FBWが最大値となり、最大利得が最大値近傍の値となることから、規格化長さlp1/λの最適値は、0.28であると言える。
図13(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化間隔gap1/λを0.004から0.02まで0.004刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図13(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図14(a)は、規格化間隔gap1/λを0.004から0.02まで0.004刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図14(b)は、最大利得を示すグラフである。
図13及び図14によれば、規格化間隔gap1/λが0.004以上0.02以下であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。
また、規格化間隔gap1/λが0.004以上0.008以下であるときに、比帯域幅FBWが5%を上回ることが分かる。なお、規格化間隔gap1/λが0.004である場合と、0.008である場合とを比較すると、0.008の方が好ましい。その理由は、60GHz近傍において、反射特性のピークが1つであり、その形状が単純であるためである。以上のことから、規格化間隔gap1/λの最適値は、0.008であると言える。
〔第3の無給電素子のサイズが特性に及ぼす影響〕
次に、本実施例に係るアンテナ1において、第3の無給電素子12fのサイズが特性に及ぼす影響について、図15〜図21を参照して説明する。以下において、第3の無給電素子12fのサイズを図15に示すように定義する。具体的には、長さlp2とは、第3の無給電素子12fのx軸方向の長さのことであり、幅wp2とは、第3の無給電素子12fのy軸方向の長さのことであり、間隔gap2とは、スタブ12bと第3の無給電素子12fとの間隔のことである。
図16(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化幅wp2/λを0.02から0.1まで0.02刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図16(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図17(a)は、規格化幅wp2/λを0.02から0.1まで0.02刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図17(b)は、最大利得を示すグラフである。
図16及び図17によれば、規格化幅wp2/λが0.02以上0.08以下であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。なお、比帯域幅FBWが5%を上回ることから、規格化幅wp2/λは、0.03以上0.06以下であることがより好ましい。なお、反射係数|S11|が−15dBを下回る場合の帯域幅が広いことから、規格化幅wp2/λの最適値は、0.06であると言える。
図18(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化長さlp2/λを0.16から0.4まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図18(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図19(a)は、規格化長さlp2/λを0.16から0.4まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図19(b)は、最大利得を示すグラフである。
図18及び図19によれば、規格化長さlp2/λが0.28であるときに、60GHzの放射特性における最大利得が10dBiを下回ることが分かる。言い換えれば、規格化長さlp2/λが0.16以上0.24以下、及び、0.32以上0.4以下であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。
比帯域幅FBWが4%を上回り、最大利得が12dBiを上回ること、及び、アンテナ1を小型化及び集積化する観点から、規格化長さlp2/λが0.16以上0.24以下であることが好ましい。また、比帯域幅FBWが5%を上回ることから、規格化長さlp2/λが0.2以上0.24以下であることがより好ましい。
なお、規格化長さlp2/λが0.2又は0.24であるときを比較すると、最大利得は同程度であるのに対し、比帯域幅FBWは、規格化長さlp2/λが0.24のときの方が0.2のときより大きいことが分かる。したがって、規格化長さlp2/λの最適値は、0.24であると言える。
図20(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化間隔gap2/λを0.004から0.02まで0.004刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図20(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図21(a)は、規格化間隔gap2/λを0.004から0.02まで0.004刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図21(b)は、最大利得を示すグラフである。
図20及び図21によれば、規格化長さlp2/λが0.004以上0.02以下の範囲において、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。
また、規格化間隔gap2/λが0.004以上0.012未満であるときに、比帯域幅FBWが5%を上回ることが分かる。したがって、規格化間隔gap2/λは、0.004以上0.012未満であることがより好ましい。ここでは、規格化間隔gap2/λの最適値は、0.008とする。
〔終端に設けられたスタブの幅が特性に及ぼす影響〕
次に、本実施例に係るアンテナ1において、スタブ12g17の幅が特性に及ぼす影響について、図22〜図24を参照して説明する。スタブ12g17は、給電線路12aの終端に設けられているスタブである。以下において、スタブ12g17の幅を図22(a)に示すように定義する。具体的には、幅wptとは、スタブ12g17のy軸方向の長さのことである。
図23(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化幅wpt/λを0.04から0.2まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図23(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図24(a)は、規格化幅wpt/λを0.04から0.2まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図24(b)は、最大利得を示すグラフである。
図23及び図24によれば、規格化幅wpt/λが0.4以上0.2以下であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。なお、比帯域幅FBWが5%を上回ることから、規格化幅wpt/λは、0.08以上0.16以下であることがより好ましい。
〔第4及び第5の無給電素子のサイズが特性に及ぼす影響〕
次に、本実施例に係るアンテナ1において、第4の無給電素子12d17及び第5の無給電素子12e17のサイズが特性に及ぼす影響について、図22及び図25〜図28を参照して説明する。以下において、第4の無給電素子12d17のサイズを図22(a)に示すように定義する。具体的には、長さlptとは、第4の無給電素子12d17のx軸方向の長さのことであり、間隔gaptは、スタブ12g17と第4の無給電素子12d17との間隔のことである。
なお、本実施例において、第4の無給電素子12d17の形状、及び第5の無給電素子12e17の形状は、合同であり、スタブ12g17と第5の無給電素子12e17との間隔は、間隔gaptと一致するものとする。
図25(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化長さlpt/λを0.2から0.36まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図25(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図26(a)は、規格化長さlpt/λを0.2から0.4まで0.04刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図26(b)は、最大利得を示すグラフである。
図25及び図26によれば、規格化長さlpt/λが0.2以上0.4以下であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。なお、比帯域幅FBWが5%を上回り、最大利得が12dBiを上回ることから、規格化長さlpt/λは、0.32以上0.4以下であることが好ましい。ここでは、比帯域幅FBWが最大値を示すことから、規格化長さlpt/λは、0.36である。
図27(a)は、マイクロストリップアンテナの共振波長λにより規格化された規格化間隔gapt/λを0.004から0.02まで0.004刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の反射特性を示すグラフである。図27(b)は、60GHzにおけるyz面の放射特性を示すグラフである。
図28(a)は、規格化間隔gapt/λを0.004から0.02まで0.004刻みで変化させたときに得られる、アンテナ1の比帯域幅FBWを示すグラフであり、図28(b)は、最大利得を示すグラフである。
図27及び図28によれば、規格化間隔gapt/λが0.004以上0.02以下であるときに、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。
また、規格化間隔gapt/λが0.004以上0.016以下であるときに、比帯域幅FBWが5%を上回ることが分かる。
〔無給電素子の有無が特性に及ぼす影響〕
次に、本実施例に係るアンテナ1において、第4の無給電素子12d17及び第5の無給電素子12e17を省略すること、あるいは、第6の無給電素子12f17を追加することが特性に及ぼす影響について、図22及び図29を参照して説明する。
図22(a)は、本実施例に係るアンテナ1の平面図であり、図22(b)〜(c)は、比較例に係るアンテナの平面図である。ここでは、以下に列挙した一群のアンテナについて、その特性を比較する。なお、図22(a)〜(c)に示す何れのアンテナにおいても、給電線路12aの入力端及び終端の間に配置されている放射素子は、スタブ12b、第1の無給電素子12d、第2の無給電素子12e及び第3の無給電素子12fを備えている。
アンテナE:本実施例に係るアンテナ1そのもの(図22(a)参照)。
アンテナF:図22(b)に示すように、本実施例に係るアンテナ1において、第4の無給電素子12d17及び第5の無給電素子12e17を省略したもの。
アンテナG:図22(c)に示すように、本実施例に係るアンテナ1において、第6の無給電素子12f17を新たに追加したもの。
図29(a)は、これらのアンテナE〜Gの反射特性を示すグラフである。図29(b)は、これらのアンテナE〜Gのyz面における放射特性を示すグラフである。図29(a)〜(b)によれば、アンテナE〜Gの何れにおいても、反射特性に関しては、動作帯域における反射係数|S11|が−10dB以下となり、放射特性に関しては、60GHzにおける最大利得が10dBi以上であることが分かる。
反射係数|S11|が−10dB以下となる帯域幅に着目すると、アンテナE〜Gは、同程度の帯域幅を有していることが分かるが、アンテナEが最大の帯域幅を有している。また、利得が10dBi以上となる帯域幅に着目すると、アンテナEが最大の帯域幅を有していることが分かる。以上のことから、アンテナE〜Gの中で最適な構成は、アンテナEであることが分かる。すなわち、第4の無給電素子12d17及び第5の無給電素子12e17を備える本実施例に係るアンテナ1の構成が好ましい。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態(実施例)に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、ミリ波帯で動作するアンテナとして好適に利用することができる。
1 アンテナ
11 誘電体基板
12 アンテナ導体
12a 給電線路
12b1〜12b16 スタブ
12c 切り込み
12d1〜12d16 第1の無給電素子
12e1〜12e16 第2の無給電素子
12f1〜12f16 第3の無給電素子
12d17 第4の無給電素子
12e17 第5の無給電素子
12g17 スタブ
13 グランド導体
13a 開口
14 導波管
14a 管壁
14b 空洞
15 遮蔽体
15a 切り込み
16 短絡部

Claims (9)

  1. 誘電体基板と、上記誘電体基板の表面に形成されたアンテナ導体であって、第1の方向に延伸する給電線路と、上記給電線路から上記第1の方向と直交する方向である第2の方向に延伸するスタブとを有するコムライン型のアンテナ導体と、上記誘電体基板の裏面に形成されたグランド導体と、を備えたマイクロストリップアンテナであって、
    上記誘電体基板の表面に形成された第1の無給電素子であって、上記スタブの端辺のうち、上記第1の方向と反対方向側の端辺である第1の端辺に対向する第1の無給電素子と、
    上記誘電体基板の表面に形成された第2の無給電素子であって、上記スタブの端辺のうち、上記第1の方向側の端辺である第2の端辺に対向する第2の無給電素子と、を備えており
    上記誘電体基板の裏面に接合された導波管であって、管軸が上記誘電体基板の裏面に直交し、管壁の端面が上記グランド導体に形成された開口を取り囲む導波管と、
    上記誘電体基板の表面に形成された遮蔽体であって、上記給電線路の入力端が挿入される切り込みが形成された遮蔽体と、
    上記グランド導体と上記遮蔽体とを短絡する短絡部であって、上記誘電体基板を貫通する短絡部とを更に備えており、
    上記短絡部は、上記切り込みを除く上記遮蔽体の外周全体に沿って形成されており、上記切り込みは、奥に入るほど幅が広くなる逆テーパー形である、
    ことを特徴とするマイクロストリップアンテナ。
  2. 上記誘電体基板の表面に形成された第3の無給電素子であって、上記スタブの端辺のうち、上記第2の方向側の端辺である第3の端辺に対向する第3の無給電素子を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロストリップアンテナ。
  3. 上記スタブの根元には、上記第2の端辺から上記第1の方向と反対方向に向かう切り込みが形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロストリップアンテナ。
  4. 上記第1の無給電素子の上記第1の方向の長さは、上記第2の無給電素子の上記第1の方向の長さと等しく、
    上記第1の無給電素子における上記第1の方向の長さをwp1、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、wp1/λは、0.04以上0.2以下である、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のマイクロストリップアンテナ。
  5. 上記第1の無給電素子の上記第2の方向の長さは、上記第2の無給電素子の上記第2の方向の長さと等しく、
    上記第1の無給電素子における上記第2の方向の長さをlp1、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、lp1/λは、0.08以上0.3未満である、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のマイクロストリップアンテナ。
  6. 上記スタブと上記第1の無給電素子との間隔は、上記スタブと上記第2の無給電素子との間隔と等しく、
    上記スタブと上記第1の無給電素子との間隔をgap1、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、gap1/λは、0.004以上0.02以下である、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のマイクロストリップアンテナ。
  7. 上記第3の無給電素子における上記第1の方向の長さをwp2、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、wp2/λは、0.02以上0.08以下である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のマイクロストリップアンテナ。
  8. 上記第3の無給電素子における上記第2の方向の長さをlp2、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、lp2/λは、0.16以上0.24以下、又は、0.32以上0.4以下である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のマイクロストリップアンテナ。
  9. 上記スタブと上記第3の無給電素子との間隔をgap2、当該マイクロストリップアンテナの共振波長をλとして、gap2/λは、0.004以上0.02以下である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のマイクロストリップアンテナ。
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