JP2010199992A - 導波管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域で所望の反射特性および伝送特性を得ることができる導波管装置を提供する。
【解決手段】任意の波長をλgとおくとき、一端が壁面で閉塞された幅aのH面を有する第1矩形導波管21と、第1矩形導波管の壁面から該第1矩形導波管の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置において中心軸が第1矩形導波管の中心軸と直交するように第1矩形導波管に接続された幅aのH面を有する第2矩形導波管31とを備え、第1矩形導波管には、壁面からλg/2だけ離れた位置から3λg/4だけ離れた位置までの区間に整合用管路22が形成され、該整合用管路の幅は、Z1を第1矩形導波管の特性インピーダンス、Z2を第1矩形導波管と第2矩形導波管との接続点によって変換された第1矩形導波管から見た第2矩形導波管の特性インピーダンスとおくとき、Z=√Z1・Z2を満足するよう決定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁波の伝送に用いられる導波管装置に関する。
例えば自動車レーダーなどといった高周波の電磁波を信号として取り扱うシステムにおいて、高周波信号の発生および増幅を行う素子とアンテナとを結ぶ信号線路を実現する際に、如何にして高周波信号を伝送するかが問題となる。
通常、18[GHz]程度までの電磁波を取り扱う場合は、マイクロストリップ線路やコプレーナ線路といった絶縁体基板上に金属パターンによる線路を形成した構造が用いられてきたが、18[GHz]を超える周波数帯域については、絶縁体基板の誘電正接により高周波信号が大きく減衰して伝送損失が生じたり、絶縁体基板上から信号エネルギーの一部が空中に放射されたりするため、信号の伝送特性が著しく劣化する。
そこで、高周波信号の線路として、誘電正接による伝送損失が少なく、信号エネルギーが空中に放射されない導波管線路が用いられている。導波管線路は、信号の伝播方向に沿った四方が金属などの導電性物質で囲まれた構造を有する。
図8は、金属板の積層によって導波管線路が形成された導波管装置の分解斜視図、図9は上面図、図10は図9のX−X’で切断した断面図である。この導波管装置は、加工性を向上させるために、信号入力窓3が形成された金属板1と、信号出力窓4が形成されるとともに、切削加工などによって溝5が形成された金属板2とを重ね合わせて構成されており、信号入力窓3から入力された信号は、導波管線路としての溝5を通って信号出力窓4から出力される。
この導波管装置においては、信号の伝播経路は、金属板1に形成された信号入力窓3から金属板2に形成された溝5に伝送される際に直角に曲げられるが、導波管線路における電磁波の伝播方向を単純に直角に曲げると、導波管線路が直角に曲がる部分において信号が反射される。このため、図11に示すように、反射特性S11および伝送特性S21は、信号の中心周波数(ここでは、一例として76.5[GHz]としている)において劣化する。
そこで、導波管線路が直角に曲がる部分における信号の反射に起因する特性の劣化を改善するために、従来では、図12(上面図)および図13(図12のX−X’で切断した断面図)に示すように、導波管線路が直角に曲がる部分にコーナーカット部6を備えた構造の導波管装置が知られている。
また、他の導波管装置として、図14(上面図)および図15(図14のX−X’で切断した断面図)に示すように、導波管線路が直角に曲がる部分でE面T分岐の導波管線路が形成された導波管装置が知られている。この導波管装置は、第1矩形導波管(溝5によって形成される導波管線路)の一端を、この第1矩形導波管に垂直に接続される第2矩形導波管(信号入力窓3から溝5に至る導波管線路または信号出力窓4から溝5に至る導波管線路))の中心軸から、信号の中心周波数における管内波長λgの略1/2の位置で短絡したλg/2短絡線路により電気的仮想コーナー部を形成し、信号入力窓3から入力された信号を直角に曲げて伝播させる。
なお、関連する技術として、特許文献1は、広帯域な周波数範囲に渡って低損失で、位相変化の少ない良好な通過特性など、必要な電気特性確保のために要求される機械加工精度や製造コストを大幅に低減させることができ、かつ当該構造によって受ける加工上の制約を無くすことが可能な構造を持つ導波管ベンドを開示している。
この導波管ベンドでは、導波管内の電磁波の伝搬方向を進行方向から異なる管軸方向に変換する導波管コーナー部において、管軸方向が異なる導波管のいずれか一方または双方のコーナーから外側に向けてキャビティが構成されている。
特開2004−145563号公報
図12および図13に示したコーナーカット部6を有する導波管装置は、コーナーカット部6の加工の難易度が高いため、廉価な量産品には不向きである。そこで、現在は、図14および図15に示した導波管線路が直角に曲がる部分でE面T分岐の導波管線路が形成された導波管装置が多く用いられている。
図16は、図14および図15に示した導波管装置の反射特性S11および伝送特性S21を示す図である。図16を参照すると、信号の中心周波数近傍において反射特性S11≦−20[dB]、伝送特性S21≧−0.1[dB]と非常に低反射、低損失な特性が得られることを確認できる。これは、現在、自動車レーダーで利用可能な周波数範囲76〜77GHzにおいて所望される特性を満足していることを示している。
しかしながら、今後、利用可能周波数が76〜79GHzに拡大される傾向があり、帯域幅3GHzという広帯域なレーダシステムにE面T分岐の導波管線路を用いた場合、広帯域で所望の反射特性および伝送特性を得ることができないという問題がある。
本発明の課題は、広帯域で所望の反射特性および伝送特性を得ることができる導波管装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明は、任意の波長をλgとおくとき、一端が壁面で閉塞された幅aのH面を有する第1矩形導波管と、第1矩形導波管の壁面から該第1矩形導波管の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置において中心軸が第1矩形導波管の中心軸と直交するように第1矩形導波管に接続された幅aのH面を有する第2矩形導波管とを備え、第1矩形導波管には、壁面からλg/2だけ離れた位置から3λg/4だけ離れた位置までの区間に整合用管路が形成され、該整合用管路の幅は、Z1を第1矩形導波管の特性インピーダンス、Z2を第1矩形導波管と第2矩形導波管との接続点によって変換された第1矩形導波管から見た第2矩形導波管の特性インピーダンスとおくとき、
Figure 2010199992
を満足するよう決定されることを特徴とする。
第2の発明は、下板と、下板に積層され且つ幅aのH面を有する第1矩形導波管が形成された中板と、中板に積層され且つ幅aのH面を有する第2矩形導波管が形成さたれ上板とを備え、管内波長λgの電磁波を伝送する導波管装置であって、中板は、第1矩形導波管の閉塞された壁面となる基準位置から第1矩形導波管の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置までの区間は幅aで切除され、λg/2だけ離れた位置から3λg/4だけ離れた位置までの区間は幅bで切除され、3λg/4以上離れた区間は幅aで切除されており、上板は、中板の基準位置からλg/2だけ離れた位置において、第1矩形導波管の中心軸と直交する中心軸を有する第2矩形導波管を構成する貫通孔を有し、幅bは、Z1を第1矩形導波管の特性インピーダンス、Z2を第1矩形導波管と第2矩形導波管との接続点によって変換された第1矩形導波管から見た第2矩形導波管の特性インピーダンスとおくとき、
Figure 2010199992
を満足するよう決定されることを特徴とする。
本発明によれば、従来のE面T分岐を用いた導波管装置と比較して、中心周波数付近で非常に低反射な特性であり、また、低反射となる周波数の帯域幅が拡大され、伝送特性も広帯域で低損失な特性となる。
本発明の実施例1に係る導波管装置の構造を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る導波管装置を構成する下板、中板および上板の上面図である。 本発明の実施例2に係る導波管装置の構造を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係る導波管装置を構成する下板、中板および上板の上面図である。 本発明の実施例2に係る導波管装置の反射特性および伝送特性を示す図である。 本発明の実施例3に係る導波管装置の構造を示す斜視図である。 本発明の実施例3に係る導波管装置の伝送特性を示す図である。 金属板の積層によって導波管線路が形成された従来の導波管装置の分解斜視図である。 図7に示した導波管装置の上面図である。 図9のX−X’で切断した断面図である。 図8〜図10に示した導波管装置に形成された導波管線路の反射特性および伝送特性を示す図である。 導波管線路が直角に曲がる部分にコーナーカット部を備えた構造を有する従来の導波管装置の上面図である。 図12のX−X’で切断した断面図である。 導波管線路が直角に曲がる部分でE面T分岐の導波管線路を構成した従来の導波管装置の上面図である。 図14のX−X’で切断した断面図である。 図14および図15に示した従来の導波管装置の反射特性および伝送特性を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る導波管装置の斜視図である。この導波管装置は、下板11の上に、管幅aで管高cを有する第1矩形導波管21、λg/4インピーダンス変成器22およびλg/2短絡線路23を形成するための中板12、および、管幅aで管高cを有する第2矩形導波管31を形成するための上板13が積層されて構成されている。
ここで、λgは、導波管装置の第1矩形導波管21および第2矩形導波管31を伝送される信号の中心周波数における管内波長である。
下板11、中板12および上板13は、所定の加工が施された金属板から構成されており、これらは、熱圧着、導電性接着剤または半田付けなどによって接合されている。
図2(a)は下板11の上面図であり、図2(b)は中板12の上面図であり、図2(c)は上板13の上面図である。
下板11は、主面が平面な平板である。
中板12は、厚さcの金属板を、第1矩形導波管21の一端を閉塞して形成されるλg/2短絡線路23の壁面W(これを「基準位置」と呼ぶ)から、第1矩形導波管21の中心軸C1の方向にλg/2だけ離れた位置までの区間をλg/2短絡線路23が形成されるように幅aで切除し、この区間に続くλg/4の区間、つまり基準位置からλg/2だけ離れた位置から3λg/4だけ離れた位置までの区間をλg/4インピーダンス変成器22が形成されるように幅bで切除し、この区間に続く区間、つまり基準位置から3λg/4以上離れた区間は幅aで切除して構成されている。
上板13は、中板12に接合された場合に中板12の基準位置からλg/2だけ離れた位置において、第1矩形導波管21の中心軸C1と直交する中心軸C2を有する第2矩形導波管を形成する幅aで高さcの貫通孔を有する。
上記のように構成される下板11、中板12および上板13を基準位置を一致させて積層することにより、一端が壁面で閉塞された幅aのH面を有する第1矩形導波管21と、第1矩形導波管21の壁面Wから該第1矩形導波管21の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置において中心軸C2が第1矩形導波管21の中心軸C1と直交するように第1矩形導波管21に接続された幅aのH面を有する第2矩形導波管31とを構成する。
なお、上板、中板、下板は、一枚の板である必要はなく、同じ形状の板を複数積層(上層・中層・下層)したものであってもよい。
第1矩形導波管21には、壁面Wからλg/2だけ離れた位置から3λg/4だけ離れた位置までの区間にλg/4インピーダンス変成器22(本発明の「整合用管路」に対応する)が形成された導波管装置が実現されている。
ここで、λg/4インピーダンス変成器22の特性インピーダンスZは、下式(1)で表すことができる。
Figure 2010199992
ここで、Z1は、第1矩形導波管21の特性インピーダンスであり、Z2は、第1矩形導波管21と第2矩形導波管31との接続点によって変換された第1矩形導波管21から見た第2矩形導波管31の特性インピーダンス、換言すれば、第1矩形導波管21のH面に第2矩形導波管31が接続されることにより不整合を起こした導波管の接続部分のインピーダンスである。λg/4インピーダンス変成器22の幅bは、この特性インピーダンスZに基づき決定される。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る導波管装置によれば、λg/4インピーダンス変成器22を設けたので、不整合となっていた導波管線路の特性インピーダンスが整合され、広い周波数帯域において、低反射、低損失の導波管線路を実現できる。
図3は、本発明の実施例2に係る導波管装置の斜視図である。この導波管装置は、λg/2短絡線路23の幅が、λg/4インピーダンス変成器22の幅bと同じになるように拡張されている点を除けば、上述した実施例1に係る導波管装置と同じである。
図4(a)は、実施例2に係る導波管装置の下板11の上面図であり、図4(b)は中板12aの上面図であり、図4(c)は上板13の上面図である。これらの金属板のうち、中板12aのみが、実施例1に係る中板12と異なる構造を有する。
中板12aは、厚さcの金属板を、第1矩形導波管21の一端を閉塞して形成されるλg/2短絡線路23の壁面W(基準位置)から、第1矩形導波管21の中心軸C1の方向に3λg/4だけ離れた位置までの区間は幅bで切除し、この区間に続く区間、つまり基準位置から3λg/4以上離れた区間は幅aで切除して構成されている。
上記のように構成される下板11、中板12aおよび上板13を積層することにより、一端が壁面で閉塞された幅bのH面を有する第1矩形導波管21と、第1矩形導波管21の壁面Wから該第1矩形導波管21の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置において中心軸C2が第1矩形導波管21の中心軸C1と直交するように第1矩形導波管21に接続された幅aのH面を有する第2矩形導波管31とを備えている。
第1矩形導波管21には、壁面Wから3λg/4だけ離れた位置までの区間にλg/4インピーダンス変成器22(本発明の「整合用管路」に対応する)が形成された導波管装置が実現されている。
図5は、図3に示した導波管装置の反射特性S11および伝送特性S21を、電磁界シミュレータによりシミュレーションした結果を示す図である。図5に示すように、反射特性S11は、信号の中心周波数(76.5[GHz])付近で−60[dB]以下となり、図16に示した従来の導波管装置に較べて、非常に低反射な特性であることを確認できる。
また、伝送特性S21は、低反射の指標である−20[dB]以下となる周波数範囲は76.25〜78.83[GHz]となり、図16に示した従来の導波管装置の76〜77[GHz]に較べて、帯域幅が1[GHz]から4.5[GHz]へと拡大されていることを確認できる。
さらに、伝送特性S21も広帯域で低損失な特性が実現されていることを確認できる。なお、上述した実施例1に係る導波管装置のシミュレーション結果の説明は省略したが、実施例1に係る導波管装置も、図5に示した反射特性および伝送特性とほぼ同様の特性を有する。
以上説明したように、本発明の実施例2に係る導波管装置によれば、上述した実施例1に係る導波管装置と同様に、λg/4インピーダンス変成器22を設けることにより、不整合となっていた導波管線路の特性インピーダンスが整合され、広い周波数帯域において、低反射、低損失の導波管線路を実現できる。
図6は、本発明の実施例3に係る導波管装置の斜視図である。この導波管装置は、図6に示すように、図3に示した第1矩形導波管21を、絶縁体基板40内に導電性の複数のスルーホール41,41a〜41mと絶縁体基板40の表面および裏面または内層に形成される金属などの導電性パターン42とで導波管のH面およびE面を実現するポストウォール導波管線路で構成し、図3に示す第2矩形導波管31を導波管45で構成したものである。
なお、第2矩形導波管31である導波管45もポストウォール導波管線路で構成するようにしても良い。
図6(a)は、実施例3に係る導波管装置のポストウォール導波管線路の上面図であり、図6(b)はポストウォール導波管線路の側面半透視図であり、図6(c)はポストウォール導波管線路と導波管45との斜視半透視図である。
ポストウォール導波管線路のスルーホール41aとスルーホール41eとの幅は、
Figure 2010199992
であり、スルーホール41a〜41eの全ての外周に接する壁面W(これを「基準位置」と呼ぶ)から、ポストウォール導波管線路の中心軸C1の方向に3λg/4だけ離れた位置までの区間には一定間隔でコの字状にスルホール41a〜41kが配列されている。
この区間に続く区間、つまり基準位置から3λg/4以上離れた区間には、中心軸C1の方向に一定間隔で2列の複数のスルホール41が配列されている。一方の列の複数のスルホール41と他方の列の複数のスルホール41とは幅aだけ離れている。
上記のように構成されるポストウォール導波管線路と導波管45とを領域42aで接続する。一端が壁面Wで閉塞された幅ZのH面を有するポストウォール導波管線路と、ポストウォール導波管線路の壁面Wから該ポストウォール導波管線路の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置において中心軸C2がポストウォール導波管線路の中心軸C1と直交するようにポストウォール導波管線路に接続された幅dのH面を有する貫通孔43が形成された導波管45とを備えている。
ポストウォール導波管線路には、壁面Wから3λg/4だけ離れた位置までの区間にλg/4インピーダンス変成器(本発明の「整合用管路」に対応する)であるスルホール41h,41i,41j,41kが形成された導波管装置が実現されている。λg/4インピーダンス変成器の特性インピーダンスZは、上式(1)で表すことができる。
以上説明したように、本発明の実施例3に係る導波管装置によれば、λg/4インピーダンス変成器であるスルホール41h,41i,41j,41kを設けたので、不整合となっていた導波管線路の特性インピーダンスが整合され、広い周波数帯域において、低反射、低損失の導波管線路を実現できる。
本発明は、自動車レーダーなどのように高周波の電磁波を信号として取り扱うシステムに利用可能である。
11‥下板、12‥中板、13‥上板、21‥第1矩形導波管、22‥λg/4インピーダンス変成器、23‥λg/2短絡線路、31‥第2矩形導波管、40‥絶縁体基板、41,41a〜41k‥スルホール。

Claims (5)

  1. 任意の波長をλgとおくとき、
    一端が壁面で閉塞された幅aのH面を有する第1矩形導波管と、
    第1矩形導波管の壁面から該第1矩形導波管の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置において中心軸が第1矩形導波管の中心軸と直交するように第1矩形導波管に接続された幅aのH面を有する第2矩形導波管とを備え、
    第1矩形導波管には、壁面からλg/2だけ離れた位置から3λg/4だけ離れた位置までの区間に整合用管路が形成され、該整合用管路の幅は、Z1を第1矩形導波管の特性インピーダンス、Z2を第1矩形導波管と第2矩形導波管との接続点によって変換された第1矩形導波管から見た第2矩形導波管の特性インピーダンスとおくとき、
    Figure 2010199992
    を満足するよう決定されることを特徴とする導波管装置。
  2. 前記第1矩形導波管の前記壁面からλg/2だけ離れた位置までの区間は、前記整合用管路と同じ幅に形成されていることを特徴とする請求項1記載の導波管装置。
  3. 下板と、
    前記下板に積層され且つ幅aのH面を有する第1矩形導波管が形成された中板と、
    前記中板に積層され且つ幅aのH面を有する第2矩形導波管が形成さたれ上板と、
    を備え、所定の波長λgの電磁波を伝送する導波管装置であって、
    前記中板は、前記第1矩形導波管の閉塞された壁面となる基準位置から第1矩形導波管の中心軸方向にλg/2だけ離れた位置までの区間は幅aで切除され、λg/2だけ離れた位置から3λg/4だけ離れた位置までの区間は幅bで切除され、3λg/4以上離れた区間は幅aで切除され、
    前記上板は、前記中板の基準位置からλg/2だけ離れた位置において、前記第1矩形導波管の中心軸と直交する中心軸を有する前記第2矩形導波管を構成する貫通孔を有し、
    前記幅bは、Z1を第1矩形導波管の特性インピーダンス、Z2を第1矩形導波管と第2矩形導波管との接続点によって変換された第1矩形導波管から見た第2矩形導波管の特性インピーダンスとおくとき、
    Figure 2010199992
    を満足するよう決定されることを特徴とする導波管装置。
  4. 前記中板は、前記第1矩形導波管の閉塞された壁面となる基準位置から第1矩形導波管の中心軸方向に3λg/4だけ離れた位置までの区間は幅bで切除され、3λg/4以上離れた区間は幅aで切除されていることを特徴とする請求項3記載の導波管装置。
  5. 前記第1矩形導波管と前記第2矩形導波管との少なくとも一方は、絶縁体基板内に導電性の複数のスルーホールと前記絶縁体基板の表面および裏面または内層に形成される導電性パターンとで導波管のH面およびE面を実現するポストウォール導波管線路からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の導波管装置。
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