JP2015147418A - インクジェット記録システムおよび記録方法 - Google Patents

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【課題】インク吸収能力の著しく低い被記録媒体上に高速でインクジェット記録を行うインクジェット記録装置および記録方法を提供する。
【解決手段】定着部90は、インクが付着した被記録媒体Fに対してインクを40〜70重量%蒸発させる乾燥部40と、乾燥部より被記録媒体の送り方向Yの下流側に設けられる第2定着部50と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、インク非吸収性または低吸収性の被記録媒体上に高速で高画質記録を行うインクジェット記録システムおよび記録方法に関する。
従来、特許文献1に示す如くインクジェット記録装置には、インク乾燥手段として予熱ランプと、送風手段とを搭載する提案がされていた。このうち前記予熱ランプは、駆動ローラーを加熱するように設けられており、また該駆動ローラーは、被記録媒体が印刷ゾーンを通る前に加熱されるように構成されていた。一方、前記送風手段は、印刷ゾーンにおいて印刷直後の被記録媒体に対して強い風を与えて加熱するように構成されていた。
特開平6−126952号公報
しかしながら、オフセット印刷用のキャスト紙やプラスチックフィルム等のインク吸収能力の著しく低い被記録媒体上に高速でインクジェット記録を行う場合には、従来の乾燥手段を用いた装置では高速で高画質の印刷をすることが不可能であった。例えば、罫線を印刷した場合に線幅の不均一さ(ビーディング)やベタ印刷をした場合に色ムラや異なる色の交じり合い(カラーブリード)等が発生するという課題があったためである。
本発明は、このような上記課題の少なくとも一部を解決するために成されたものであり、以下の形態又は態様として、インク吸収能力の著しく低い被記録媒体上に高速でインクジェット記録を行うインクジェット記録システムおよび記録方法を実現することが可能である。
上記課題を達成するため、第1の態様は、インク非吸収性および低吸収性の被記録媒体の表面に対してインクを吐出する記録ヘッドと、該記録ヘッドと対向し、被記録媒体を裏面から支持する媒体支持部と、前記記録ヘッドより前記被記録媒体に対して吐出され付着した前記インクの液体成分を蒸発させる第1定着部としての乾燥部と、前記乾燥部より被記録媒体の搬送方向下流側に第2定着部と、を備えたインクジェット記録システムであって、前記インクが、少なくとも、(1)着色剤、(2)沸点100℃以上250℃以下の有機溶剤であるモノマー、(3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー、(4)光重合開始剤を含み、前記第2定着部が、前記被記録媒体に紫外線もしくは電子線を照射する照射装置であり、前記乾燥部における前記液体成分の蒸発量が、前記被記録媒体に対して付着した前記インクの40〜70重量%である、ことを特徴とする。
第1の態様によれば、前記インクジェット記録システムは、前記被記録媒体に付着した前記インクを40〜70重量%蒸発させる第1定着部としての乾燥部と、該乾燥部より被記録媒体の送り方向下流側に設けられる第2定着部としての前記被記録媒体に紫外線もしくは電子線を照射する照射装置を備えている。したがって、高速で印刷する場合においても、乾燥部において被記録媒体に付着したインクを40重量%以上蒸発させることにより、被記録媒体に罫線を印刷した場合の線幅の不均一さ(ビーディング)やベタ印刷をした場合の色ムラや異なる色の交じり合い(カラーブリード)等の発生を防止することができる上、乾燥部において被記録媒体に付着したインクを70重量%より多く蒸発させないことにより、被記録媒体上でインク滴の付着ドット径を確保でき、罫線を印刷した場合に線がつながらなかったり、ベタ印刷の場合にムラが発生したりすることを防止することができる。また、インク滴の付着ドットが厚くなることによる耐擦性の低下も防止することができる。
第2の態様は、上記に記載のインクジェット記録システムにおいて、前記インクに含まれる(1)着色剤、(2)沸点100℃以上250℃以下の有機溶剤であるモノマー、(3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー、(4)光重合開始剤が、(1)着色剤としての顔料0.2〜10重量%、(2)モノマーとしてのアリルグリコール、N−ビニルフォルムアミド、(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル−)メチルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、イソボニルアクリレート、メトキシジエチレングリコールモノアクリレート、アクリロイルモルホリン、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロキシプロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパン変性トリアクリレートトリメチロールプロパンPO変性トリアクリレート、グリセリンPO変性トリアクリレートからなる群から選択される単独あるいは二種類以上の有機溶剤30〜70重量%、(3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー10〜50重量%、(4)光重合開始剤3〜10重量%を含むものであることを特徴とする。
第2の態様によれば、本発明の第1の態様のインクとして好適に採用でき、本発明の第1の態様によるインクジェット記録システムの効果をいっそう高めることができる。
第3の態様は、上記に記載のインクジェット記録システムにおいて、前記インクが、(5)沸点100℃以上250℃以下の中揮発性有機溶剤および/または水を含むことを特徴とする。
第3の態様によれば、本発明の第1または第2の態様のインクとして好適に採用でき、本発明の第1の態様によるインクジェット記録システムの効果をいっそう高めることができる。
第4の態様は、上記に記載のインクジェット記録システムにおいて、前記インクに含まれる(5)沸点100℃以上250℃以下の中揮発性有機溶剤が、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、N−ビニルピロリドン、2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ε−カプロラクタム、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、n−ブタノール,1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,3−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,3−オクタンジオール、1,2−ペンタンジオール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノペンチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルからなる群から選択される単独あるいは二種類以上の有機溶剤を含むものであることを特徴とする。
第4の態様によれば、本発明の第3の態様のインクとして好適に採用でき、本発明の第1の態様によるインクジェット記録システムの効果をいっそう高めることができる。
第5の態様は、上記に記載のインクジェット記録システムによるインクジェット記録方法であって、前記記録ヘッドによって、インク非吸収性および低吸収性の前記被記録媒体の表面に対してインクを吐出する工程と、前記乾燥部によって、前記被記録媒体に対して付着した前記インクの液体成分を前記インクの40〜70重量%蒸発させる工程と、前記第2定着部としての前記照射装置によって、前記乾燥部において前記液体成分が蒸発した前記被記録媒体に紫外線もしくは電子線を照射することにより、前記インクの前記液体成分を蒸発させた後の残存成分を重合硬化させる工程と、を含むことを特徴とする。
第5の態様によれば、上記第1乃至4の態様のいずれかに記載のインクジェット記録システムにより、インク吸収能力の著しく低い被記録媒体上に高速でインクジェット記録を行う方法を提供できる。
本実施形態に係るプリンターの全体の概略を示す側面図。 本実施形態に係るプリンターの記録部の概略を示す側面図。 本実施形態に係るプリンターの第2定着部の内部の概略を示す側面図。 試験1〜6の印刷評価結果。 試験7の印刷評価結果。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本実施形態に係るインクジェット記録装置1の全体の概略を示す側面図である。
図1に示す如く、インクジェット記録装置1は、被記録媒体の給送部10と、搬送部20と、記録部30と、定着部90と、排出部70とを備えている。
このうち、定着部90は、後述する第1定着部としての乾燥部40、第2定着部50を有する。
また、給送部10は、被記録媒体の一例であるロール状の被記録媒体Fを搬送部20へ給送することができるように設けられている。
具体的には、ロール媒体ホルダー11を有し、ロール媒体ホルダー11がロール状の被記録媒体Fを保持している。そして、ロール状の被記録媒体Fを回動させることにより、送り方向下流側の搬送部20へ被記録媒体Fを給送することができるように構成されている。
尚、本実施形態では、被記録媒体Fとして説明するが、紙でもプラスチックフィルムでもよいのは勿論である。
また、搬送部20は、給送部10から送られた被記録媒体Fを記録部30へ搬送することができるように設けられている。具体的には、第1送りローラー21を有し、送られた被記録媒体Fをさらに送り方向下流側の記録部30へ搬送することができるように構成されている。
またさらに、記録部30は、搬送部20から送られた被記録媒体Fに対して液体の一例であるインクLを吐出して記録を実行することができるように設けられている。
具体的には、記録部30は、媒体支持部としてのプラテン34と、キャリッジ31と、記録ヘッド32とを有している。このうち、プラテン34は、被記録媒体Fを裏面から支持することができるように設けられている。また、キャリッジ31は、プラテン34と対向し、図示しない第1ガイド軸に案内されながら、図示しないキャリッジモーターの動力によって、被記録媒体Fの送り方向Yに対する幅方向Xに移動することができるように設けられている。
また、記録ヘッド32は、キャリッジ31に設けられ、幅方向Xにおいてキャリッジ31と一体に移動することができるように設けられている。さらに、記録ヘッド32は、送り方向Yにおいて、キャリッジ31に対して相対的に移動することができるように構成されている。具体的には、図示しない第2ガイド軸に案内されながら、図示しない記録ヘッドモーターの動力によって、送り方向Yに移動することができるように設けられている。即ち、記録ヘッド32は、プラテン34と対向する範囲において、送り方向Yおよび幅方向Xへ移動することができるように構成されている。そして、記録ヘッド32におけるプラテン34と対向する面に設けられたノズル列33からインクLを吐出することにより、被記録媒体Fに記録を実行することができる。
またさらに、プラテン34には、詳しくは後述するように、被記録媒体Fに付着したインクLにおけるインク成分を40〜70重量%蒸発させる乾燥部40が設けられている。
また、プラテン34より送り方向下流側には、第2送りローラー43が設けられている。そして、第2送りローラー43は、記録された被記録媒体Fを送り方向下流側である第2定着部50へ送ることができるように構成されている。
またさらに、第2定着部50は、詳しくは後述するように、被記録媒体Fに付着したインクLにおけるインク中の残存成分を重合硬化させることができるように紫外線もしくは電子線を照射することができるように構成されている。
また、第2定着部50の出口64近傍には、第3送りローラー65が設けられている。第3送りローラー65は、被記録媒体Fの裏面と接触するように配設され、送り方向下流側である排出部70へ被記録媒体Fを送ることができるように構成されている。
またさらに、排出部70は、第2定着部50から送られた被記録媒体Fをさらに送り方向下流側へ送り、インクジェット記録装置1の外部へ排出することができるように設けられている。具体的には、排出部70は、第4送りローラー71と、第5送りローラー72と、第6送りローラー73と、第7送りローラー74と、巻き取りローラー75とを有している。このうち、第4送りローラー71および第5送りローラー72は、被記録媒体Fの表面と接触するように配設されている。また、第6送りローラー73および第7送りローラー74はローラー対を成すように配設されている。そして、第6送りローラー73および第7送りローラー74によって排出された被記録媒体Fは、巻き取りローラー75によって巻き取られるように設けられている。
図2に示すのは、本実施形態に係るプリンターの記録部の概略を示す側面図である。
図2に示す如く、プラテン34には、乾燥部40が設けられている。具体的には、乾燥部40は、熱伝導式加熱手段(ヒーター)41の一例である第1ニクロム線42を有している。
ここで、「熱伝導式」とは、物体の内部を通って高温部から低温部へ熱を伝える方式をいう。即ち、高温の物体が被記録媒体と接触することにより、被記録媒体側へ熱を伝導する方式である。また、「対流式」とは、気体や液体などの流体によって熱を伝える方式をいう。
第1ニクロム線42は、プラテン34全領域の内部に、プラテン34の上面から一定の距離となるように配設されている。そして、通電されることにより、第1ニクロム線42自体が発熱し、プラテン34を介して接触しているプラテン34上の被記録媒体Fの裏面へ熱を伝達することができる。
ここで、第1ニクロム線42は、プラテン34の全領域に設けられているので、プラテン34の全領域において発熱することができる。そして、プラテン34上は、凹凸のない滑らかな面となっているので、プラテン34の上面は、被記録媒体Fと均一に接触することができる。また、第1ニクロム線42からプラテン34の上面までの距離は一定である。従って、プラテン34上の被記録媒体Fに対して熱を均一に伝導することができる。即ち、被記録媒体Fを均一に温めることができる。
また、乾燥部40に対流式加熱手段として温風ファン35を装備するようにしても良い。プラテン34上で被記録媒体F面上に温風を当てることによって、被記録媒体Fに付着したインクLにおける液体成分の蒸発を効率良く行うことができる。温風ファンは必要に応じて赤外線ランプに置き換えること、またはその両方を装備することもできる。
本実施形態における被記録媒体Fとしては、インク非吸収性または低吸収性の被記録媒体が好適に用いられる。このようなインク非吸収性の被記録媒体としては、例えば、インクジェット印刷用に表面処理していない(すなわち、インク吸収層を形成していない)プラスチックフィルム、紙等の基材上にプラスチックがコーティングされているものやプラスチックフィルムが接着されているもの等が挙げられる。ここでいうプラスチックとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。インク低吸収性の被記録媒体の例としては、アート紙、コート紙、マット紙等の印刷本紙などが挙げられる。
ここで、インク非吸収性および低吸収性の被記録媒体としては、印刷面が、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msecまでの水吸収量が10mL/m2以下である被記録媒体を示す。このブリストー法は、短時間での液体吸収量の測定方法として最も普及している方法であり、日本紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)でも採用されている。試験方法の詳細は「JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法2000年版」の規格No.51「紙及び板紙−液体吸収性試験方法−ブリストー法」に述べられている。
記録部30のプラテン34上に送られた被記録媒体Fは、一時停止する。そして、記録ヘッド32がプラテン34上の送り方向Y下流側と対向する位置に位置している状態で、キャリッジ31が幅方向Xへ移動し、インクLが吐出され記録が実行される。次に、記録ヘッド32がキャリッジ31に対して送り方向Yの上流側へノズル列33の長さ分移動する。そして、キャリッジ31が幅方向Xへ移動し、インクLが吐出され記録が実行される。
さらに、記録ヘッド32がキャリッジ31に対してさらに送り方向Yの上流側へノズル列33の長さ分移動する。そして、キャリッジ31が幅方向Xへ移動し、インクLが吐出され記録が実行される。これを、記録ヘッド32がプラテン34の送り方向Y上流側と対向する位置まで移動し、その状態でキャリッジ31が幅方向Xへ移動し、インクLが吐出され記録が実行されるまで、複数回繰り返す。即ち、複数回走査する。
その後、被記録媒体Fは、プラテン34の送り方向Yの長さ分、即ち、上記複数回の走査によって記録された領域の送り方向Yの長さ分だけ、送り方向Yの下流側へ送られ、再び一時停止する。そして、複数回の走査によってプラテン34上の被記録媒体Fに対して記録が実行される。所謂、間欠送りで記録を実行する構成である。
本実施形態のインクLとしては、少なくとも、(1)着色剤、(2)沸点100℃以上250℃以下の有機溶剤であるモノマー、(3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー、(4)光重合開始剤を含みものが好適に用いられる。
具体的には、少なくとも
(1)着色剤としての顔料 0.2〜10重量%
(2)モノマーとしてのアリルグリコール、N−ビニルフォルムアミド、(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル−)メチルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、イソボニルアクリレート、メトキシジエチレングリコールモノアクリレート、アクリロイルモルホリン、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロキシプロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパン変性トリアクリレートトリメチロールプロパンPO変性トリアクリレート、グリセリンPO変性トリアクリレートからなる群から選択される単独あるいは二種類以上の有機溶剤 30〜70重量%
(3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー 10〜50重量%
(4)光重合開始剤 3〜10重量%
を含むものが挙げられる。
さらに
(5)沸点100℃以上250℃以下の中揮発性有機溶剤としてのN−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、N−ビニルピロリドン、2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ε−カプロラクタム、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、
n−ブタノール,1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,3−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,3−オクタンジオール、1,2−ペンタンジオール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノペンチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル
からなる群から選択される単独あるいは二種類以上の有機溶剤を含むものであっても良い。
有彩色および無彩色のインクに用いる着色剤は、水不溶性の着色剤は、いわゆる顔料であり、好ましい無彩色黒インク用の着色剤としてカーボンブラックが挙げられる。
具体的には、No.2300、900、MCF88、No.20B、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No2200B等(以上全て商品名、三菱化学株式会社製)、カラーブラックFW1、FW2、FW2V、FW18、FW200、S150、S160、S170、プリテックス35、U、V、140U、スペシャルブラック6、5、4A、4、250等(以上全て商品名、デグサ社製)、コンダクテックスSC、ラーベン1255、5750、5250、5000、3500、1255、700等(以上全て商品名、コロンビアカーボン社製)、リガール400R、330R、660R、モグルL、モナーク700、800、880、900、1000、1100、1300、1400、エルフテックス12等(以上全て商品名、キャボット社製)が挙げられる。なお、これらは本発明に好適なカーボンブラックの一例の記載であり、これらによって本発明が限定されるものでは無い。これらのカーボンブラックは単独あるいは二種類以上の混合物として用いてよい。
好ましい有彩色インク用の有機顔料としては、キナクリドン系顔料、キナクリドンキノン系顔料、ジオキサジン系顔料、フタロシアニン系顔料、アントラピリミジン系顔料、アンサンスロン系顔料、インダンスロン系顔料、フラバンスロン系顔料、ペリレン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ペリノン系顔料、キノフタロン系顔料、アントラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、ベンツイミダゾロン系顔料、イソインドリノン系顔料、アゾメチン系顔料またはアゾ系顔料等が挙げられる。
具体的にはシアン顔料としては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15:3、15:4、15:34、16、22、60等;C.I.バットブルー4、60等が挙げられ、好ましくは、C.I.ピグメントブルー15:3、15:4、及び60からなる群から選択される単独あるいは二種類以上の混合物である。
マゼンタ顔料としては、C.I.ピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、168、184、202、C.I.ピグメントバイオレット19等が挙げられ、好ましくはC.I.ピグメントレッド122、202、及び209、C.I.ピグメントバイオレット19からなる群から選択される単独あるいは二種類以上の混合物である。
イエロー顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14C、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、119、110、114、128、129、138、150、151、154、155、180、185、等が挙げられ、好ましくはC.I.ピグメントイエロー74、109、110、128、及び138からなる群から選択される単独あるいは二種類以上の混合物である。
オレンジ顔料分散液に使用される顔料としては、C.I.ピグメントオレンジ36もしくは43またはこれらの混合物である。
グリーン顔料分散液に使用される顔料としては、C.I.ピグメントグリーン7もしくは36またはこれらの混合物であるこれら顔料は分散樹脂を用いて樹脂分散して用いてもよく、あるいはオゾン、次亜塩素酸、発煙硫酸等により、顔料表面を酸化、あるいはスルホン化して自己分散顔料として用いてもよい。
インクに添加する重合性のオリゴマーとして具体的には、分子量500〜20,000の範囲のポリエステル系ウレタンアクリレート、ポリエーテル系ウレタンアクリレート、ポリブタジエン系ウレタンアクリレートおよびポリオール系ウレタンアクリレート等のウレタン系オリゴマーが好ましい。さらに具体的には、U−4HA、U−15HA(いずれも新中村化学工業株式会社製)が好ましい。
インクに添加する重合性のポリマーとして具体的には、室温で固体であって、分子量が2,000〜50,000の範囲のデンドリマー、ハイパーブランチポリマー、デンドリグラフトポリマーおよびハイパーグラフトポリマー等(「デンドリティック高分子−多分岐構造が広げる高機能化の世界−」 青井啓吾/姉本雅明監修、株式会社 エヌ・ティー・エス参照)が好ましい。
また、上記重合性のオリゴマーおよび/またはポリマーの添加量は10〜50重量%が好ましい。
インクに添加する光重合開始剤として具体的には、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシアルキルフェノン、α−アミノアルキルフェノン、アシルフォスフィンオキサイド、オキシムエステル、チオキサントン、α−ジカルボニル、アントラキノン等が挙げられる。
また、Vicure 10、30(以上、Stauffer Chemical社製)、Irgacure 127、184、500、651、2959、907、369、379、754、1700、1800、1850、819、OXE01、Darocur 1173、TPO、ITX(以上、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)、Quantacure CTX(Aceto Chemical社製)、Kayacure DETX−S(日本化薬社製)、ESCURE KIP150(Lamberti社製)の商品名で入手可能な光重合開始剤も使用可能である。
また、上記光重合開始剤の添加量は3〜10重量%が好ましい。
さらにインクには、沸点100℃以上250℃以下の中揮発性有機溶剤および/または水を添加することが好ましい。
沸点100℃以上250℃以下の中揮発性有機溶剤として具体的には、
N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、N−ビニルピロリドン、2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ε−カプロラクタム、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、
n−ブタノール,1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,3−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,3−オクタンジオール、1,2−ペンタンジオール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノペンチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。
例えばグリセリンのような沸点の高い保湿剤をインクに添加した場合には、特にPETメディアのようなインクの非吸収性の被記録媒体への印刷において、第2定着部50において電子線もしくは紫外線で硬化させる場合に硬化が不足し、印刷物の耐水性や耐擦性が十分得られなくなる。
インクには着色剤の分散剤または樹脂エマルジョンまたはモノマー溶解性樹脂を適宜添加することができる。
これらの樹脂は、モノマー不溶性の場合であってもモノマーへの分散性は必要である。熱可塑性樹脂として樹脂エマルジョンを使用する場合、その粒子径はエマルジョンを形成する限り特に限定されないが、好ましくは150nm程度以下、より好ましくは5nm〜100nm程度である。
さらにインクにはインクジェット記録ヘッドからインクを吐出させる場合の安定性を向上させるために、必要に応じて界面活性剤を添加することができる。
界面活性剤としては、例えばポリエステル変性シリコーンやポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤を用いることが好ましく、さらにポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンまたはポリエステル変性ポリジメチルシロキサンを用いることがより好ましい。具体例としては、BYK−347、348、BYK−UV3500、3510、3530、3570(以上、ビックケミー・ジャパン社製)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
さらにインクには長期間に渡って常温の倉庫で保管できるようにして使い勝手を良くするために、必要に応じて熱重合禁止剤を添加することができる。
熱重合禁止剤としては、例えばIrgastabUV−10(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
図3に示すのは、本実施形態に係るプリンターの第2定着部の内部の概略を示す側面図である。
図3に示す如く、第2定着部50は、紫外線照射装置51を有する。紫外線照射装置51の内部には、第1紫外線ランプ56、第2紫外線ランプ57、第3紫外線ランプ58が設けられている。LEDを使用する場合には、発光ピーク波長395nmのLEDを第1紫外線ランプ56、発光ピーク波長380nmのLEDを第2紫外線ランプ57、発光ピーク波長365nmのLEDを第3紫外線ランプ58のように組み合わせて配置する。
紫外線照射装置51として使用可能なその他の光源として、上記以外に高圧水銀ランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプや紫外線発光半導体レーザー等を使用しても良い。また、Fusion System社等から入手可能なHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いる事もできる。
また、媒体支持面53は、入り口63から第2定着部50の内部に送られた被記録媒体Fを支持するように設けられている。
また、本実施形態において、被記録媒体Fは、前述したように間欠送りされるように構成されている。被記録媒体Fが媒体支持面53上に一時停止する時間は、5〜50秒程である。
この一時停止している間に、第2定着部50の紫外線照射装置51の光源から照射される紫外線または電子線により、被記録媒体Fの表面に付着したインクL中の、乾燥部40において液体成分を蒸発させた後の残存成分を重合硬化させることにより、インクLを定着させる事ができる。重合硬化の状態は紫外線の強度と、一時停止する時間の長さと、インク中のオリゴマー成分、開始剤添加量等で調整する事ができるように構成されている。
特に、被記録媒体がインク成分中の水分や有機溶剤が染み込まない被記録媒体Fである場合、本実施形態の乾燥部40および第2定着部50による二段階のインクLの定着は有効である。また、被記録媒体が紙である場合でも、効率よくインクLを定着させることができるので有効である。またさらに、インクLを通常より多量に吐出する記録方式の場合にも、効率よくインクLを定着させることができるので有効である。
第2定着部50において、インク残存成分の重合硬化が不十分な場合には排出部70において第4送りローラー71〜第7送りローラー74の部分にインクが付着し、さらにそこからの転写により、被記録媒体自体に汚れが付着してしまう事がある。
以下に本発明を実機による印刷評価結果によって更に具体的に説明するが、もちろん本発明の範囲はこれらによって限定されるものではない。
(インク)
〔インクの調製〕
まず始めに顔料分散液を下記に示す方法によって調整した。
着色剤としてC.I.ピグメントブルー15:3を20部、分散剤としてディスコール(登録商標)N−509(大日精化工業社製)を5部、モノマーとしてアリルグリコール(日本乳化剤社製)を75部混合し、ジルコニアビーズ(直径1.5mm)と共にサンドミル(安川製作所社製)を用いて5時間分散処理を行った。
その後、ジルコニアビーズをセパレーターで除去し、シアン顔料の分散液を得た。
以下同様にして着色剤としてC.I.ピグメントレッド122を用いたマゼンタ顔料の分散液、着色剤としてC.I.ピグメントイエロー180を用いたイエロー顔料の分散液、着色剤としてカーボンブラックを用いたブラック顔料の分散液を調整した。
次に、上記の各色顔料分散液を用いて下記の示す組成のインクを調整した。
(シアンインク組成1)
着色剤としてのC.I.ピグメントブルー15:3 4重量%
着色剤の分散剤としてのディスコール N−509 1重量%
モノマーとしてのN−ビニルフォルムアミド 10重量%
オリゴマーとしてのU−15HA 20重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 127 3重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 819 2重量%
熱重合禁止剤としてのIrgastab UV−10 0.2重量%
シリコーン系界面活性剤としてBYK−UV3500 0.2重量%
モノマーとしてのアリルグリコール 59.6重量%
にて、シアンインクを調整した。
(マゼンタインク組成2)
着色剤としてのC.I.ピグメントレッド122 5重量%
着色剤の分散剤としてのディスコール N−509 1.25重量%
モノマーとしてのアリルグリコール 30重量%
オリゴマーとしてのU−15HA 50重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 127 2重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 819 1重量%
中揮発性の有機溶剤としての2−ピロリドン 7.35重量%
熱重合禁止剤としてのIrgastab UV−10 0.2重量%
シリコーン系界面活性剤としてBYK−UV3500 0.2重量%
純水 3重量%
にて、マゼンタインクを調整した。
(イエローインク組成3)
着色剤としてのC.I.ピグメントイエロー180 10重量%
着色剤の分散剤としてのディスコール N−509 2.5重量%
中揮発性有機溶剤としての2−ピロリドン 10重量%
オリゴマーとしてのU−15HA 10重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 127 3重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 819 2重量%
熱重合禁止剤としてのIrgastab UV−10 0.2重量%
シリコーン系界面活性剤としてBYK−UV3500 0.2重量%
モノマーとしてのアリルグリコール 62.1重量%
にて、イエローインクを調整した。
(ブラックインク組成4)
着色剤としてのカーボンブラック 6重量%
着色剤の分散剤としてのディスコール N−509 1.5重量%
中揮発性有機溶剤としてのN−メチルピロリドン 20重量%
オリゴマーとしてのU−15HA 20重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 127 7重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 819 3重量%
熱重合禁止剤としてのIrgastab UV−10 0.2重量%
シリコーン系界面活性剤としてBYK−UV3500 0.2重量%
モノマーとしてのアリルグリコール 42.1重量%
にて、ブラックインクを調整した。
〔印刷評価〕
記録媒体として、
1)PVCフィルム:ViewCAL(桜井株式会社製、型番VC900B)
2)透明PETフィルム:スーパーキモアート(きもと社製、SP2)
3)PPフィルム:コールドLF(ラミーC社製、型番PPG−20S)
について、図1〜3に示す構成のプリンターを用いて印刷評価を行った。
記録ヘッドとしては、インクジェットプリンターPX−B500(商品名、セイコーエプソン株式会社製)に搭載されているタイプのものを用い、上述のインク組成1〜4を記録ヘッドに充填し、吐出インク重量30ng/dot(ナノグラム/ドット)、360dpi(ドット/インチ)の解像度にて、
I.ブラック1ドットで形成された縦横の罫線
II.シアン、マゼンタ、イエロー各色の印刷duty100%のベタ
III.イエローの印刷duty100%のベタの上に3ドットで形成されたシアン、マゼンタ、ブラック各色の罫線
を印刷した。
印刷中に乾燥部としてのプラテン34において、取り付けたヒーター41の温度および温風ファン35の温度と風量を変化させることにより、乾燥部におけるインク成分の蒸発量を試験1の30%、試験2の40%、試験3の50%、試験4の60%、試験5の70%、試験6の80%の条件設定となるようにコントロールした。
次に、印刷後被記録媒体を第2定着部50の紫外線照射装置51に送り、第1紫外線ランプ56、第2紫外線ランプ57、第3紫外線ランプ58としてFusion System社製Dランプを使用し、それぞれ照射強度100mW/cm2にて重合硬化を行った。
照射時間は、試験1及び試験2を10秒、試験3、試験4、試験5及び試験6を5秒とした。
印刷評価結果は記録物を被験者5人による目視により、
評価Iにおいては、A:ビーディング現象なし、B:ビーディング発生
評価IIにおいては、A:ベタムラ現象なし、B:ベタムラ発生
評価IIIにおいては、A:カラーブリード現象なし、B:カラーブリード発生
として判定を行い、過半数の判定を採用した。その結果を図4に試験1〜6として示す。
次に、上述のマゼンタインク組成2の中揮発性有機溶剤としての2−ピロリドンを低揮発性有機溶剤であるグリセリンに代えて、マゼンタインク組成5を調整した。
また、上述のブラックインク組成4の中揮発性有機溶剤としてのN−メチルピロリドンを低揮発性有機溶剤であるグリセリンに代えて、ブラックインク組成6を調整した。
上述の印刷評価において、マゼンタインク組成2をマゼンタインク組成5に、またブラックインク組成4をブラックインク組成6にそれぞれ代え、他の条件は試験1〜6と同様にして試験7を行った。その結果を図5に示す。
さらに、記録媒体として、PVCフィルム:ViewCAL(桜井株式会社製、型番VC900B)について、上述の図1〜3に示す構成のプリンターを用い、記録ヘッドとしてはインクジェットプリンターPX−5600(商品名、セイコーエプソン株式会社製)に搭載されているタイプのものを用い、上述のインク組成1〜4および下記のインク組成7〜9を記録ヘッドに充填し、吐出インク重量5ng/dot(ナノグラム/ドット)、1,440dpi×1,440dpiの解像度、4ngの吐出量にて8パスによる印刷評価を行った。
(ライトシアンインク組成7)
着色剤としてのC.I.ピグメントブルー15:3 0.5重量%
着色剤の分散剤としてのディスコール N−509 0.125重量%
モノマーとしてのN−ビニルフォルムアミド 10重量%
オリゴマーとしてのU−15HA 50重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 127 3重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 819 2重量%
熱重合禁止剤としてのIrgastab UV−10 0.2重量%
シリコーン系界面活性剤としてBYK−UV3500 0.2重量%
モノマーとしてのアリルグリコール 33.975重量%
にて、ライトシアンインクを調整した。
(ライトマゼンタインク組成8)
着色剤としてのC.I.ピグメントレッド122 0.5重量%
着色剤の分散剤としてのディスコール N−509 0.125重量%
モノマーとしてのアリルグリコール 30重量%
オリゴマーとしてのU−15HA 50重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 127 2重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 819 1重量%
中揮発性の有機溶剤としての2−ピロリドン 7.35重量%
熱重合禁止剤としてのIrgastab UV−10 0.2重量%
シリコーン系界面活性剤としてBYK−UV3500 0.2重量%
純水 8.625重量%
にて、ライトマゼンタインクを調整した。
(ライトブラックインク組成9)
着色剤としてのカーボンブラック 0.2重量%
着色剤の分散剤としてのディスコール N−509 0.05重量%
中揮発性有機溶剤としてのN−メチルピロリドン 4.35重量%
オリゴマーとしてのU−15HA 20重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 127 2重量%
光重合開始剤としてのIrgacure 819 3重量%
熱重合禁止剤としてのIrgastab UV−10 0.2重量%
シリコーン系界面活性剤としてBYK−UV3500 0.2重量%
モノマーとしてのアリルグリコール 70重量%
にて、ライトブラックインクを調整した。
上述の試験において、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーン、ブルーおよびブラックの0%〜100%dutyのグラデーションのパターンを印刷した。乾燥部におけるインク成分の蒸発量は印刷パターンにおいて40〜70%の範囲内となるように、乾燥部としてのプラテン34において、取り付けたヒーター41の温度および温風ファン35の温度と風量をコントロールした。
次に、印刷後被記録媒体を第2定着部50の紫外線照射装置51に送り、第1紫外線ランプ56、第2紫外線ランプ57、第3紫外線ランプ58としてFusion System社製Dランプを使用し、それぞれ照射強度100mW/cm2にて重合硬化を行った。
照射時間は10秒とした。
その結果、凝集ムラの発生も見られず、良好なグラデーションを印刷する事ができた。また、印刷物の定着性も良好なものであった。
以上の結果より明らかなように、被記録媒体に付着したインクの40重量%以上を第1乾燥部において蒸発させ、該第1乾燥部より被記録媒体の送り方向下流側に設けられる第2定着部でさらにインク残留成分を重合硬化させる事により、印刷本紙として使用されているグロス系微コート紙のようなインク吸収性能の低い記録媒体に高速で高画質のインクジェット記録を行う事が可能であった。
さらに、被記録媒体に付着したインクの40重量%以上を第1乾燥部において蒸発させた場合には、PVC、PET、PPフィルムのようなインク非吸収性の記録媒体においても高速で高画質のインクジェット記録を行う事が可能であった。逆にそれらよりも第1乾燥部における蒸発量が少ない場合には、被記録媒体表面でインクの寄り集まり現象によるビーディングやベタムラが発生したり、被記録媒体上で乾燥の不十分なカラーインク同士が混ざり合ってカラーブリードが発生したりしてしまうものであった。
また、被記録媒体に付着したインクの70重量%よりも多い量を第1乾燥部において蒸発させた場合には、PETメディアのようなインクの非吸収性の記録媒体においては、印刷に寄与するインク量が少なくなってしまうため、ヘッドのスキャン方向の罫線幅が狭くなり、結果としてduty100%のベタ部分で白筋が発生し、被験者らにはベタムラのように感知され、高画質のインクジェット記録を行う事が困難であった。
図5に示す試験7の印刷結果より明らかなように、インク組成物中に沸点290℃の低揮発性保湿剤であるグリセリンを含むため、PVC、PET、PPフィルムのようなインク非吸収性の記録媒体においては第1乾燥部において適切な量のインクを蒸発させたにも関わらず、適切な量に達するまでの時間が比較的長く必要となるため、さらには付着したインク滴の最表面の乾燥が不十分なため、寄り集まり現象によるビーディングやベタムラが発生し、高画質のインクジェット記録を行う事が困難であった。
すなわち本発明によるインクジェット記録装置およびそれを用いた記録方法によればインク非吸収性の被記録媒体上に高速で高画質記録を行うことが可能であった。この場合、従来から提案されているような記録ヘッドの近傍の一箇所にインクの乾燥を促進するための加熱手段を設けた記録装置およびそれを用いた記録方法に比べて、インク蒸発のための熱が効率良く被記録物に与えられ、また紫外線もしくは電子線によってインク重合硬化が効率良く行われるため、全体としてインク乾燥に要するエネルギーも低く抑えられる効果も得られるものとなった。
1 インクジェット記録装置、10 給送部、11 ロール媒体ホルダー、20 搬送部、21 第1送りローラー、30 記録部、31 キャリッジ、32 記録ヘッド、33 ノズル列、34 プラテン、35 温風ファン、40 乾燥部、41 熱伝導式加熱手段(ヒーター)、42 第1ニクロム線、43 第2送りローラー、50 第2定着部、51 紫外線照射装置、53 媒体支持面、56 第1紫外線ランプ、57 第2紫外線ランプ、58 第3紫外線ランプ、63 入り口、64 出口、65 第3送りローラー、70 排出部、71 第4送りローラー、72 第5送りローラー、73 第6送りローラー、74 第7送りローラー、75 巻き取りローラー、90 定着部、F 被記録媒体、L インク、X 幅方向、Y 送り方向。

Claims (5)

  1. インク非吸収性および低吸収性の被記録媒体の表面に対してインクを吐出する記録ヘッドと、
    該記録ヘッドと対向し、前記被記録媒体を裏面から支持する媒体支持部と、
    前記記録ヘッドより前記被記録媒体に対して吐出され付着した前記インクの液体成分を蒸発させる第1定着部としての乾燥部と、
    前記乾燥部より前記被記録媒体の搬送方向下流側に第2定着部と、を備えたインクジェット記録システムであって、
    前記インクが、少なくとも、
    (1)着色剤
    (2)沸点100℃以上250℃以下の有機溶剤であるモノマー
    (3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー
    (4)光重合開始剤
    を含み、
    前記第2定着部が、前記被記録媒体に紫外線もしくは電子線を照射する照射装置であり、
    前記乾燥部における前記液体成分の蒸発量が、前記被記録媒体に対して付着した前記インクの40〜70重量%である、
    ことを特徴とするインクジェット記録システム。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録システムにおいて、
    前記インクに含まれる(1)着色剤、(2)沸点100℃以上250℃以下の有機溶剤であるモノマー、(3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー、(4)光重合開始剤が、
    (1)着色剤としての顔料 0.2〜10重量%
    (2)モノマーとしてのアリルグリコール、N−ビニルフォルムアミド、(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル−)メチルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、イソボニルアクリレート、メトキシジエチレングリコールモノアクリレート、アクリロイルモルホリン、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロキシプロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパン変性トリアクリレートトリメチロールプロパンPO変性トリアクリレート、グリセリンPO変性トリアクリレートからなる群から選択される単独あるいは二種類以上の有機溶剤 30〜70重量%
    (3)重合性のオリゴマーおよび/またはポリマー 10〜50重量%
    (4)光重合開始剤 3〜10重量%
    を含むものであることを特徴とするインクジェット記録システム。
  3. 請求項1または2に記載のインクジェット記録システムにおいて、
    前記インクが、
    (5)沸点100℃以上250℃以下の中揮発性有機溶剤および/または水
    を含むことを特徴とするインクジェット記録システム。
  4. 請求項3に記載のインクジェット記録システムにおいて、
    前記インクに含まれる(5)沸点100℃以上250℃以下の中揮発性有機溶剤が、
    N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、N−ビニルピロリドン、2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ε−カプロラクタム、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン、
    エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、
    n−ブタノール,1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,3−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,3−オクタンジオール、1,2−ペンタンジオール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノペンチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルからなる群から選択される単独あるいは二種類以上の有機溶剤
    を含むものであることを特徴とするインクジェット記録システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインクジェット記録システムによるインクジェット記録方法であって、
    前記記録ヘッドによって、インク非吸収性および低吸収性の前記被記録媒体の表面に対してインクを吐出する工程と、
    前記乾燥部によって、前記被記録媒体に対して付着した前記インクの液体成分を前記インクの40〜70重量%蒸発させる工程と、
    前記第2定着部としての前記照射装置によって、前記乾燥部において前記液体成分が蒸発した前記被記録媒体に紫外線もしくは電子線を照射することにより、前記インクの前記液体成分を蒸発させた後の残存成分を重合硬化させる工程と、
    を含むことを特徴とするインクジェット記録方法。
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