JP2004526016A - Uv硬化性樹脂を含む耐水性インクジェット用インク - Google Patents

Uv硬化性樹脂を含む耐水性インクジェット用インク Download PDF

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Abstract

本出願は、インクジェット用インク組成物を提供し、このインクジェット用インク組成物は、(a)水性キャリア媒体、(b)着色剤(c)この水性キャリア媒体中に希釈可能なUV硬化性樹脂、および(d)光重合開始剤、を含む。本出願はまた、画像受容基材上に耐水性画像を形成する方法を提供し、この方法は、(a)インク噴射によって、この画像受容基材に画像様様式で本発明のインクジェット用インクを適用する工程、ならびに(b)その後、この画像受容基材をUV供給源に曝す工程、を包含する。本出願はまた、この方法から生成された物品を提供する。

Description

【技術分野】
【0001】
(発明の背景)
本発明は、UV硬化性樹脂を含む耐水性インクジェット用インク組成物に関する。本発明はまた、本発明のインクジェット用インク組成物を使用して、基材上に画像を形成する方法に関する。本発明はさらに、本発明のインクジェット用インク組成物を使用して上にインクジェット画像がプリントされた基材に関する。
【0002】
インクジェットプリンティングは、非インパクトプリンティング方法であり、電子ディジタルシグナルに応じて基材(例えば、紙または透明フィルム)上に配置されるインク液滴を生成する。熱ジェットドロップオンデマンドインクジェットプリンターまたはバブルジェット(登録商標)ドロップオンデマンドインクジェットプリンターは、オフィスおよび家庭において、パーソナルコンピューターの出力として、広範な適用が見出されている。
【0003】
インクジェットプリンティングプロセスおよびそのようなプロセスのための装置は、当該分野で周知である。熱インクジェットプリンティングプロセスにおいて、そのプリンターは、代表的には、インクがプレナムから侵入するための開口部を備えたチャンバ中にある、抵抗体素子を使用する。このプレナムは、そのインクを貯蔵するためのレザバに連結されている。このような複数の抵抗体素子が、一般的には、プリントヘッドにおいて特定のパターン(プリミティブと呼ばれる)で整列されている。各抵抗体素子は、ノズルプレート中でノズルと結合しており、このノズルを通って、インクがプリント媒体(例えば、紙)へと排出される。プリントヘッドとレザバとのアセンブリ全体は、インクジェットペンを構成する。操作中、各抵抗体素子は、伝導トレースを介してマイクロプロセッサと結合しており、ここで、電流が運ぶシグナルが、選択された1つ以上の素子を加熱させる。この加熱により、チャンバ中でインクの泡が生じ、この泡が、ノズルを通ってプリント媒体へと排出される。このようにして、所定のプリミティブ中に特定の順序でこのような複数の抵抗体素子に電子を流すと、この媒体上に、英数字を形成し、領域の充填(area−fill)を実施し、そして他のプリント性能を提供する。熱インクジェットプリンティングプロセスは、例えば、Youに対する米国特許第5,169,437号およびMoffattらに対する第5,207,824号(これらの開示全体が、本明細書中に参考として援用される)により詳細に記載される。
【0004】
このプロセスにおいて使用されるインクは、種々の厳格な動作特性を満たすことが必要である。このような動作特性は、一般的には、液体インク適用のため(例えば、筆記用具(例えば、万年筆、フェルトペンなど))の動作特性よりも厳格である。詳細には、以下の条件が、一般に、インクジェットプリンティングプロセスにおいて使用されるインクに必要とされる:
(1)そのインクは、プリンティング装置の排出条件(プリントヘッドオリフィスの形状および材料、オリフィスの直径など)を満たす液体特性(例えば、粘性、表面張力、および電気伝導性)を保有する;
(2)そのインクは、使用の間でプリントヘッドオリフィスを詰らせることなく、長期間貯蔵されることが可能である;
(3)その記録液体は、記録媒体(例えば、紙、フィルムなど)上に迅速に固定可能であり、その結果、生じるインクの点の輪郭は滑らかであるように、かつ点打ちされたインクの最小のにじみしか存在しないようになる;
(4)その生じるインク画像は、高品質である(例えば、明確な色調、高密度、および高い色域を有する);
(5)その生じるインク画像は、優れた耐水性(waterfastness)(耐水性(water resistance))および耐光性(lightfastness)(耐光性(light resistance))を示す;
(6)そのインクは、周囲の物質(例えば、インク貯蔵容器、プリントヘッド成分、オリフィスなど)を化学的に攻撃も、腐食も、浸食もしない;
(7)そのインクは、不快な臭気を有すべきではなく、かつ毒性でも可燃性でもあるべきではない;
(8)そのインクは、低発泡特性および高pH安定性特性を示す。
【0005】
インクジェットプリンティングプロセスのための種々のインクが、当該分野で公知である。一般的に、当該分野で使用されるインクジェット用インクは、水性インクであり、このインクは、大量の水、湿潤剤および/または共溶媒、および染料を含む。特定の界面活性剤、湿潤剤、染料、または他の成分を選択することによって、生じるインクのプリント特性を調整することが可能である。
【0006】
多数のインクジェット用インクが現在入手可能であるが、これらは、一般的に、上記の要件のすべてを満たすわけではなく、一方で、家庭およびオフィスで一般的に使用される広範な種類の平坦な紙に対して優れたプリント品質を提供する。特に、これらのインクは、一般的に水性であるので、耐水性の問題が存在する。
【0007】
他の望ましい特性を維持すると同時に受容可能な耐水性を有する、染料ベースのインクジェット用インクおよび顔料ベースインクジェット用インクを提供する試みにおいて、多大の努力が費やされてきた。しかし、上記の望ましい特性のすべてを有するインクに対する要求が存在し続けている。
【0008】
上記の要件を満たし、同時に広範な種類の記録媒体(平坦な紙を含む)上に高品質の耐水性プリントを提供する、改善されたインクジェット用インクについての必要性が、インクジェット産業に存在し続ける。現在入手可能ないくつかのインクジェット用インクは、耐水性画像を提供し得、基材許容性が他より良好であるが、それらのインクは、一般的ににじみ、かつ乏しい潜在(latency)特性および維持特性しか有さないという点で、受容できない。さらに、そのようなインクは、一般的に、製造が困難である。従って、容易に調製され得かつより低コストで入手され得る、改善された耐水性の黒色インクおよび有色インクについての必要性が、インクジェット用インク産業になお存在する。
【0009】
耐水性が達成され得る可能ないくつかの方法が存在する。1つは、複雑な有機合成を使用して染料を改変することを介する。この方法は、大量の化学的研究を含み、従って、コストの増大を含む。合成染料の例は、Pawlowskiに対する米国特許第5,230,733号であり、この特許において、その染料は、溶液中に塩基性pHで維持される。プリントされた場合、その染料は、紙との接触により中和され、ラクトン環またはラクチム環の形成を生じる。生じる染料は、その紙上で実質的に耐水性である。耐水性を達成するために使用される第2の方法は、着色剤として顔料を使用することである。インクジェットプリンティングのためのインク中で顔料が使用される場合、プリント基材への真に満足できる付着は、現在まで示されていない。第3に、熱融解インクが、使用され得る。しかし、これらのインクは、一般的に、積み重ね高さ(pile height)に関する問題を有し、そして磨耗耐性でない。第4に、インク(特に、染料および/または顔料)と紙との間の相互作用を改善するために、添加剤が添加され得る。しかし、多くの添加剤が、インクジェット用インク処方物と適合性でないことが、見出されている。
【0010】
広範なインクジェット用インク処方物と適合性である耐水性インクジェット画像を達成する方法が、非常に望ましい。UV硬化性樹脂をインクジェット用インク処方物中に組み込み、その後、画像が形成された後にUV光源を使用してインクを硬化させることによって、耐水性インクジェット画像が容易に達成され得ることが、ここで発見された。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0011】
(発明の要旨)
本発明に従って、(a)水性キャリア媒体、(b)着色剤、(c)水性キャリア媒体中に希釈可能なUV硬化性樹脂、および(d)光重合開始剤を含むインクジェット用インク組成物が提供される。
【0012】
さらに本発明に従って、画像受容基材上に耐水性画像を形成する方法が提供され、この方法は、以下:(a)インク噴射によって、この画像受容基材に画像様様式でインクジェット用インクを適用する工程であって、このインクジェット用インクは、(1)水性キャリア媒体、(2)着色剤、(3)水性キャリア媒体中に希釈可能なUV硬化性樹脂、および(4)光重合開始剤を含む、工程;ならびに(b)その後、この画像受容基材をUV供給源に曝す工程、を包含する。
【0013】
なおさらに、本発明に従って、基材上のインクジェット画像の耐水性を改善するための方法が提供され、この方法は、インクジェット用インク処方物に、インクジェット用インク処方物中に希釈可能な有効量のUV硬化性樹脂と、有効量の光重合開始剤とを添加する工程、該基材上に画像をインク噴射する工程、およびその後、該基材をUV供給源に曝す工程、を包含する。
【0014】
なおさらに、本発明に従って、本発明のインクジェット用インク組成物を基材に適用すること、およびこの基材上に形成された画像を、該基材をUV供給源に曝すことによって硬化させることにより生成された物品が提供される。
【0015】
なおさらに、本発明に従って、インクジェットプリンターインクカートリッジが提供され、このインクジェットカートリッジは、本発明のインクジェット用インク組成物を含む。
【0016】
(図面の簡単な説明)
適用されない
(発明の詳細な説明)
本発明の第1の実施形態は、(a)水性キャリア媒体、(b)着色剤、(c)水性キャリア媒体中に希釈可能なUV硬化性樹脂、および(d)光重合開始剤を含むインクジェット用インク組成物に関する。
【0017】
本発明に従って使用され得るUV硬化性樹脂は、水性キャリア媒体中に希釈可能であり、そして好ましくは、水中で希釈可能(すなわち、水希釈可能)である。UV硬化性樹脂に関して、本明細書中で使用される場合、「希釈可能」とは、UV硬化性樹脂が水性キャリア媒体中で溶解するか、または水性キャリア媒体中に分散され得て、処理するのに十分に高い固体含有量を有する溶液または分散物になり、そして選択されたインクジェットプリンターとともに使用される水中でさらに希釈可能であることを意味する。適切なUV硬化性樹脂(特に、オリゴマーまたはプレポリマー)は、本発明のインクジェット用インクにおいて使用される着色剤と適合性であり、そして好ましくは、UV硬化の前に、本発明のインクジェット用インクを物理的に乾燥させるのに十分な分子量を有する。
【0018】
UV硬化性樹脂の分子量は、本発明のインクジェット用インク組成物における使用に適する任意の分子量であり得る。好ましくは、UV硬化性樹脂は、約600〜約4000、好ましくは、約800〜約3500の数平均分子量(M)を有する。好ましくは、UV硬化性樹脂は、約2,000〜約10,000、好ましくは、約2,500〜約9,000の重量平均分子量(M)を有する。
【0019】
UV硬化性樹脂の最小T(ガラス転移温度)は、好ましくは、約21℃より高い。水のエバポレーションの後およびUV硬化の前に、このインクを乾燥した手触りにする(すなわち、物理的に硬化する)ことが有益である場合、UV硬化性樹脂が、約30℃より高いTを有することがまた好ましい。UV硬化性樹脂は、好ましくは、約25℃〜約45℃、より好ましくは、約30℃〜約45℃の範囲のTを有する。
【0020】
適切なUV硬化性樹脂はまた、商業的なインクジェットヘッドまたはノズルの詰まらせないように十分に小さな粒径を有する。小さな粒径が好ましい。なぜなら、これは、インクジェット印刷ヘッドまたはノズルを潜在的に塞ぎ得る凝集を形成する可能性を減少させるからである。代表的な本発明のUV硬化性樹脂は、約30nm〜約80nmの平均粒径を有する。約70nm〜約80nmの平均粒径を有するUV硬化性樹脂は、本発明のインクジェット用インク組成物において首尾良く使用されているが、カートリッジの寿命のため、特に、カートリッジが再充填されそして再使用され得る場合、約30nm〜約50nmの範囲の平均粒径を有することが好ましい。適切なUV硬化性樹脂の例としては、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、およびこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。ここで、UV硬化性樹脂は、好ましくは、所望の印刷速度で実施される速度でこの樹脂を光重合させ得るのに十分なレベルの不飽和(例えば、炭素−炭素二重結合、またはエポキシド基)を含む。樹脂は、任意の骨格由来であり得るが、最終印刷物品が最適なUV耐久性を有しなければならない使用について、脂肪族骨格が現在好ましい。代表的には、不飽和は、アクリレート官能性またはメタクリレート官能性から得られるが、このような官能性に限定されない。
【0021】
本発明の使用に適切なUV硬化性ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、およびエポキシ樹脂が当該分野において公知である。適切なUV硬化性樹脂の例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:米国特許5,596,065号および同第5,990,192号(これらは、その全体が、本明細書中において参考として援用される)に記載されるUV硬化性ウレタン樹脂、EP 0 982 339に対応する米国特許第6,265,461号(これは、その全体が本明細書中において参考として援用される)に記載されるポリエステル樹脂。適切なポリエステル樹脂の例は、Viaktin(登録商標)VTE6166(Solutia Inc.,St.Louis、Missouriから入手可能)である。
【0022】
米国特許第5,596,065号のウレタンアクリレート樹脂は、以下のプロセスに従って作製される。水希釈可能ウレタン樹脂の調製のためのプロセスは、(A)ヘキサメチレンジイソシアネート(このNCO基の合計約50mol%が、ヘキサメチレンジイソシアネートと(i)(メタ)アクリロイル((meth)acryloyl)基を含む1種以上のアルコールおよび必要に応じて(ii)1種以上の脂肪族モノアルコールとの反応に起因するウレタン基の形態である)と、(B)1molの(A)当たり0.25〜0.45molの2,2−ビス−(ヒドロキシメチル)プロピオン酸とを、70〜90℃で、ヒドロキシル基の完全な反応が行われるまで反応させて、中間体(AB)基を得る工程、次いで、この中間体(AB)と、(C)1molの(A)当たり0.2〜0.45molの1種以上の脂肪族ジイソシアネートまたは脂環式ジイソシアネート(このNCO基の合計約50mol%が、(i)(メタ)アクリロイル基を含む1種以上のアルコールおよび必要に応じて(ii)1種以上の脂肪族モノアルコールとの反応に起因するウレタン基の形態である)とを、100〜110℃で、アロファネート基を得るための残りの遊離イソシアネート基の完全な反応が行われるまで反応させて、それによって、反応生成物(ABC)を得る工程を包含し、ここで、成分(A)、(B)、および(C)のモル比が、成分(A)、(B)、および(C)について元々の原材料に存在するイソシアネート基およびヒドロキシル基の当量の比が、1.1:1〜1.45:1であるような比であり、そしてここで、反応生成物(ABC)が、25〜50mgのKOH/gの酸価に対応するカルボキシル基を含み、次いで、ここで、(ABC)のカルボキシル基の少なくとも45%が、(D)アルカリ金属水酸化物、必要に応じて(E)脂肪族ジイソシアネートまたは脂環式ジイソシアネート(このNCO基が、それぞれ、約50mol%の程度まで、(メタ)アクリロイル基を含む1種以上のアルコールと反応し、そして残りのNCO基が1種以上のN,N−ジアルキル−アルカノールアミンと反応する)を用いて中和されて、ウレタン基を形成し、ここで、最終生成物が、1.5〜3.5mmol/gの二重結合当量(固体としての樹脂1000g当たりのエチレン二重結合のモル数)を有する。
【0023】
米国特許第5,990,192号のウレタンアクリレート樹脂は、以下のプロセスに従って作製される。水希釈可能ウレタン樹脂の調製のための1つのプロセスは、第1工程において、(A)1.0molの脂環式ジイソシアネートおよび/または芳香族ジイソシアネートと、(メタ)アクリロイル含有ジヒドロキシ化合物の(B1)(この中に存在する反応性ヒドロキシル基の量が0.2〜0.6molであるような量である)および三価ポリオールまたは四価ポリオールの(B2)(このポリオールは、(メタ)アクリル酸で部分的にエステル化されており、そしてこの分子中において1.0〜1.4の残基平均ヒドロキシ官能性を有し、この反応性基の量が、0.4〜0.8molであるような量である)((B1)および(B2)の量が、第1工程における(B1)および(B2)の反応性ヒドロキシル基の量の合計が、常に1.0molであるように選択される)の混合物とを、約40〜約60%、好ましくは、約45〜約55%、特に好ましくは50%の(A)のイソシアネート基が、ウレタン基に変換されるような様式で、反応させる工程、続いて、第2工程において、得られた中間体と、(C)少なくとも2つのヒドロキシル基を有する脂肪族飽和モノカルボン酸(反応性ヒドロキシル基の量が、0.6〜1molであるような量である)とを、ヒドロキシル基(C)が、完全な反応を行うまで反応させる工程、そして所望の場合、第3の工程において、この生成物と、さらなるポリオール(B2)((B2)のこの部分のヒドロキシル基の量が、0〜0.5molであるような量である)とを、残りの遊離イソシアネート基が完全な反応を行うまで反応させる工程を包含し、ここで、3つ全ての工程における成分(A)〜(C)のモル比は、成分(A)に存在するイソシアネート基の数および成分(B1)、(B2)および(C)の合計に存在するヒドロキシル基の数が、互いに0.9:1〜1:1の比であるように選択され、そして反応生成物が、20〜40mg/gの酸価に従ってカルボキシル基を有し、そして3.5mol/kg以下の特定の二重結合含有量(ウレタン樹脂固体の質量に対するエチレン性二重結合のモル量)を有する。
【0024】
これらの樹脂は、水性分散体または水溶液として処方され得るが、但し、生成物が、水に混合される前に、樹脂に存在する、いくらか、好ましくは、少なくとも40%のカルボキシル基が、中和剤(例えば、アルカリ金属水酸化物または第3級アミン)を添加することによってカルボキシレート基に変換される。次いで、部分的に中和された樹脂は、正常分散物または逆分散物(樹脂を水中に入れるかまたは樹脂中に水を入れ、いずれの場合においても攪拌を伴う)に、好ましくは、高速攪拌機、ディゾルバーディスク(dissolver disc)、超音波分散機、またはローター−スターター原理に従う分散機によって及ぼされる剪断下で供され得る。
【0025】
これらのポリウレタン樹脂を調製するための別のプロセスは、3つまでの段階を含み、その第1工程において、(A)1.0molの脂環式ジイソシアネートおよび/または芳香族ジイソシアネートを、(B1)(メタ)アクリロイル含有ジヒドロキシ化合物および(B2)三価ポリオールまたは四価ポリオール(このポリオールは、(メタ)アクリル酸で部分的にエステル化されており、そしてこの分子中において1.0〜1.4の残基平均ヒドロキシ官能性を有する)を含む混合物(B)と、50%の(A)のイソシアネート基が、ウレタン基に変換されるような様式で、反応させる工程であって、(B1)および(B2)の量は、(B1)中の反応性ヒドロキシル基の量(nOH(B1))が、0.2〜0.6molであり、そして(B2)中の反応性ヒドロキシル基の量(nOH(B2))が、0.8〜0.4molであり、nOH(B1)+nOH(B2)の合計が、常に1molであるように選択される、工程、続いて、第2工程において、得られた中間体を、(C)0.3〜0.5molの2,2−ビス−(ヒドロキシメチル)プロピオン酸と、(C)のヒドロキシル基が、完全な反応を行うまで反応させる工程、そして所望の場合、第3の工程において、この生成物を、さらなるポリオール(B2)((B2)のヒドロキシル基の量が、0〜0.5molであるような量である)と、残りの遊離イソシアネート基が完全な反応を行うまで反応させる工程を包含する。成分(A)〜(C)のモル比は、互いに0.9:1〜1:1の比であり、そして反応生成物が、20〜40mg/gの酸価に従ってカルボキシル基を有し、そして3.5mol/kg以下の特定の二重結合含有量(ウレタン樹脂固体の質量に対するエチレン性二重結合のモル量)を有する。
【0026】
DIN53402は、分析のためのサンプルを中和するために必要とされる水酸化カリウムの質量MKOH、およびこのサンプルの質量m(溶液または分散物の場合、このサンプル中の固体の質量)の商として、酸価を規定する;その慣習的単位は、「mg/g」である。
【0027】
米国特許第6,265,461号のポリエステル樹脂は、以下のプロセスに従って作製される。ポリエステル樹脂組成物ABの調製のためのプロセスは、水溶性放射線硬化性乳化樹脂Aおよび放射線硬化性水不溶性ポリマーBを混合または予備濃縮する工程を包含し、この樹脂Aは、エステル基および/または酸基を含み、そして約20〜約300mg/g)(好ましくは、約60〜約250mg/g)の酸価を有し、そしてポリマーBは、エステル基および/またはエーテルを含む。樹脂Aは、アルコキシル化ポリオールA1(1分子当たり少なくとも3つのヒドロキシル基および1分子当たり3〜10個のオキシアルキレン単位を有し、これらのオキシアルキレン単位が、2〜4個の炭素原子を含む)と、α,β−不飽和カルボン酸A2(1分子当たり1つの遊離カルボキシル基を有する)およびカルボン酸A3との反応生成物である。カルボン酸A3は、カルボン酸A31およびカルボン酸A32から選択され、カルボン酸A31は、少なくとも2つのカルボン酸基(ここで、これらのうちの少なくとも1つが、第2級カルボン酸基または第3級カルボン酸基である(すなわち、このカルボン酸基は、炭素原子に連結され、次いで、2つまたは3つの炭素原子に連結される))およびカルボン酸基、スルホン酸基およびリン酸基から選択されるさらなる酸基を有し、そしてカルボン酸A32は、少なくとも2つのカルボン酸基および少なくとも1つのヒドロキシル基(これは、隣接する電気陰性置換基によって酸性である(約8までのpKa値)を有する)。ポリマーBは、脂肪族アルコール、直鎖アルコール、分枝鎖アルコールまたは環式アルコールB1と、化合物B2および化合物B3との反応生成物であり、この化合物B2は、アルキレンオキシドB21(2〜4個の炭素原子を有する)、脂肪族ジカルボン酸、直鎖ジカルボン酸、分枝鎖ジカルボン酸または環式ジカルボン酸B22(3〜8個の炭素原子を有する)、および脂肪族ラクトンB23(4〜12個の炭素原子を有する)から選択され、この化合物B3は、1分子中に1〜2個のカルボキシル基を有するα,β−不飽和カルボン酸から選択される。
【0028】
米国特許第5,596,065号、同第5,990,192号、および同第6,265,461号のウレタン樹脂およびポリエステル樹脂は、本発明のインクジェット用インク組成物における使用について現在好ましい樹脂である。さらに、UV硬化の前に、物理的に乾燥するウレタン樹脂およびポリエステル樹脂は、インクジェット印刷プロセスにおける最大の適応性のためにより好ましい。
【0029】
適切なUV硬化性エポキシ樹脂としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:シクロ脂肪族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル(DGEBA)、エポキシフェノール−ノボラック樹脂、およびビスフェノールFのジグリシジルエーテル(DGEBF)。これらのエポキシ樹脂は、カチオン性光重合開始剤の存在下で、光重合を受け得る。カチオン性光重合開始剤の存在下で光重合を受ける、当業者に公知である他の水保有(waterborne)樹脂もまた、使用され得る。
【0030】
最高レベルのUV耐久性を必要とする適用について、UV硬化性樹脂骨格は、好ましくは、アクリルウレタンまたは脂肪族ウレタンであり、この不飽和は、比較的低レベルの光重合開始剤に必要とされる反応性を有する。なぜなら、光重合開始剤のレベルの増加は、黄変に寄与し得るからである。本発明において使用するための、現在好ましいUV硬化性ウレタン樹脂は、ウレタンアクリレート樹脂であり、ポリエステルウレタンアクリレート樹脂が、特に好ましい。現在好ましいウレタンアクリレート樹脂は、Viaktin(登録商標)VTE 6169 Radiation Cure Resin、Viaktin(登録商標)VTE 6165およびViaktin(登録商標)VTE 6155(これら全ては、Solutia Inc.,St.Louis,Missouriから市販されている)であり、ウレタンアクリレート樹脂Viaktin(登録商標)VTE 6169およびViaktin(登録商標)VTE 6165が、より好ましい。本発明のインクジェット用インク中のUV硬化性樹脂の量は、このインクジェット用インク中の非水性キャリア媒体化合物の総量に基づき、重量%によって表わされ得る。本発明のインクジェット用インク中のUV硬化性樹脂の量は、着色剤レベルが、良好な画像飽和(image saturation)を維持するのに十分高い量までであり得る。広範には、インクジェット用インクは、約5〜約80重量%、好ましくは、約10〜約60重量%、そして最も好ましくは、約20〜約50重量%のUV硬化性樹脂を含有する。
【0031】
水性キャリア媒体は、水を含有し、必要に応じて、共溶媒を含有する。水は、好ましくは、脱イオン水である。共溶媒が使用される実施形態において、この共溶媒が混和性有機成分であることが、好ましい。適切な共溶媒の例としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アミド、エーテル、カルボン酸、エステル、アルコール、有機スルフィド、有機スルホキシド、スルホン(例えば、スルホラン)、アルコール誘導体、カルビトール、ブチルカルビトール、セロソルブ(cellusolve)、エーテル誘導体、アミノアルコール、ケトン、N−メチルピロリジノン、N−エチル−ピロリジノン、2−ピロリドン、シクロヘキシル−ピロリドン、ヒドロキシエーテル、アミド、スルホキシド(例えば、ジメチルスルホキシド)、ラクトン、イミダゾール、およびそれらの混合物)。
【0032】
水と1種以上の共溶媒との混合物が、水性キャリア媒体として選択される場合、共溶媒に対する水の割合は、任意の有効な範囲であり得る。代表的には、この共溶媒に対する水の割合は、約100:0〜約30:70、好ましくは、約97:3〜約50:50であるが、この割合は、これらの範囲外であり得る。この水性キャリア媒体の水以外の成分は、存在する場合、一般に、湿潤剤および/または添加剤または染料可溶化剤として作用し、代表的には、水よりも高い沸点を有する。
【0033】
本発明のインクジェット用インク組成物において使用するための着色剤は、任意の適切な水溶性染料または顔料分散物、あるいはそれらの組み合わせから選択され得る。この着色剤は、アニオン性またはカチオン性であり得る。好ましくは、この着色剤は、アニオン性である。この着色剤は、分散剤とともに存在していても存在してしなくてもよい。
【0034】
本発明のインクジェット用インクにおいて染料が使用される場合、任意の適切な市販の染料が使用され、このインクジェット用インクに対する所望のカラー特性が与えられ得る。アニオン性染料とカチオン性染料の両方が、インクジェット用インクにおける使用について周知である。大部分のインクジェット用インク染料はアニオン性であるが、カチオン性染料もまた、使用され得る。アニオン性染料は、負電荷が1個の原子上に局在しているか、または分子全体にわたって広がっている染料である。カチオン性染料は、正電荷が1個の原子上に局在しているか、または分子全体にわたって広がっている染料である。
【0035】
アニオン性染料の特定の例としては、以下が挙げられる:
【0036】
【数1】
Figure 2004526016
Figure 2004526016
Figure 2004526016
。肉眼では可視できないが、可視波長範囲外の放射線(例えば、紫外線または赤外線)に曝された場合に検出可能である染料(例えば、ダンシル−リジン、N−(2−アミノ−エチル)−4−アミノ−3,6−ジスルホ−1,8−ジナフタルイミド二カリウム塩、N−(2−アミノペンチル)−4−アミノ−3,6−ジスルホ−1,8−ジナフタルイミド二カリウム塩、カスケードブルーエチレンジアミン三ナトリウム塩(Molecular Proes,Inc.から入手可能)、カスケードブルーカダベリン三ナトリウム塩(Molecular Proes,Inc.から入手可能)、4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸のビスジアジニル誘導体、4,4’−ジアミノ−スチルベン−2,2’−ジスルホン酸のアミド誘導体、4,4’−二置換スチルベン−2,2’−ジスルホン酸のフェニル尿素誘導体、4,4’−二置換スチルベンジスルホン酸のモノ−ナフチルトリアゾール誘導体またはジ−ナフチルトリアゾール誘導体、ベンゾチアゾール(benzithiazole)の誘導体、ベンゾオキサゾールの誘導体、ベンズイミダゾールの誘導体、クマリンの誘導体、スルホン酸基を含有するピラゾリンの誘導体、4,4’−ビス(トリアジン−2−イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸、2−(スチルベン−4−イル)ナフトチアゾール、2−(4−フェニルスチルベン−4−イル)ベンゾオキサゾール、4,4−ビス(トリアゾ−2−イル)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸、1,4−ビス(スチリル)−ビフェニル、1,3−ジフェニル−2−ピラゾリン、ビス(ベンザゾール−2−イル)誘導体(bis(benzazol−2−yl)derivatives)、3−フェニル−7−(トリアジン−2−イル)クマリン、カルボスチリル、ナフタルイミド、3,7−ジアミノジベンゾチオフェン−2,8−ジスルホン酸−5,5−ジオキシド、他の市販の材料(例えば、C.I.Fluorescent Brightener No.28(C.I.40622)、蛍光系Leucophor B−302、BMB(C.I.290)、BCR、BSなど(Leucophorから入手可能))など)もまた、適している。
【0037】
さらなる適切な染料の例としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:アントラキノン;モノアゾ染料;ジアゾ染料;フタロシアニン;アザ[18]アンヌレン;ホルマザン銅錯体;Bernacid Red(Berncolors,Poughkeepsie,N.Y.);Pontamine Brilliant Bond Blue;Berncolor A.Y.34;Telon Fast Yellow 4GL−175;Basacid Black SE 0228(BASF);ICIから入手可能なPro−Jet系染料(Pro−Jet Yellow I(Direct Yellow 86)、Pro−Jet Magenta I(Acid Red 249)、Pro−Jet Cyan I(Direct Blue 199)、Pro−Jet Black I(Direct Black 168)、およびPro−Jet Yellow 1−G(Direct Yellow 132)が挙げられる);Pro−Jet Fast Yellow、Cyan and Magenta(Zeneca Inc.);Aminyl Brilliant Red F−B(Sumitomo Chemical Co.);Hoechstから入手可能なDuasyn系の「無塩」染料(例えば、Duasyn Direct Black HEF−SF(Direct Black 168)、Duasyn Black RL−SF(Reactive Black 31)、Duasyn Direct Yellow 6G−SF VP216(Direct Yellow 157)、Duasyn Brilliant Yellow GL−SF VP220(Reactive Yellow 37)、Duasyn Acid Yellow XX−SF VP413(Acid Yellow 23)、Duasyn Brilliant Red F3B−SF VP218(Reactive Red 180)、Duasyn Rhodamine B−SF VP353(Acid Red 52)、Duasyn Direct Turquoise Blue FRL−SF VP368(Direct Blue 199)、およびDuasyn Acid Blue AE−SF VP344(Acid Blue 9));それらの混合物;など。
【0038】
カチオン性染料の例としては、以下からのものが挙げられる:Crompton & Knowles Corp:Sevron Yellow L200 200%、Sevron Brilliant Red 4G 200%、Sevron Brilliant Red B 200%、Sevron Blue 2G、Sevron Black B1、Basic Black PSr、およびBasic Black RX。他のカチオン性染料もまた、本発明の使用に適切であり得る。
【0039】
さらに、本発明のインクジェット用インク組成物のための着色剤は、顔料、あるいは1種以上の染料および/または多くの顔料の混合物であり得る。この顔料は、黒色、藍色、赤紫色、黄色、赤色、青色、緑色、茶色、それらの混合物などであり得る。適切な黒色顔料の例としては、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラックなどのような種々のカーボンブラック(例えば、Levanyl Black A−SF(Miles,Bayer)CAB−O−JET 200TM、CAB−O−JET 300TM(Cabot)およびSunsperse Carbon Black LHD 9303(Sun Chemicals))が挙げられる。着色顔料としては、赤色粒子、緑色粒子、青色粒子、茶色粒子、赤紫色粒子、藍色粒子および黄色粒子、ならびにそれらの混合物が挙げられる。赤紫色顔料の代表的な例としては、2,9−ジメチル置換キナクリドン(quinacridone)およびアントラキノンが挙げられ、これらは、Color Indexにおいて、CI 60710、CI Dispersed Red 15、CI Solvent Red 19などとして同定されている。適切な藍色顔料の代表的な例としては、テトラ−4−(オクタデシルスルホンアミド)銅フタロシアニン、X−銅フタロシアニン顔料(Color Indexにおいて、CI 74160として列挙される)、CI Pigment Blue、およびAnthradanthrene Blue(Color Indexにおいて、CI 69810、Special Blue X−2137などとして同定されている)が挙げられる。選択され得る黄色顔料の代表的な例としては、以下が挙げられる:ジアリーリド黄色3,3−ジクロロベンジデンアセトアセトアニリド、モノアゾ顔料(Color Indexにおいて、CI 12700として同定されている)、CI Solvent Yellow 16、ニトロフェニルアミンスルホンアミド(Color Indexにおいて、Foron Yellow SE/GLNとして同定されている)、CI Dispersed Yellow 33、2,5−ジメトキシ−4−スルホンアニリドフェニルアゾ−4’−クロロ−2,5−ジメトキシアセトアセトアニリド、Permanent Yellow FGLなど。顔料のさらなる例としては、以下が挙げられる:
【0040】
【数2】
Figure 2004526016
さらなる適切な市販の顔料分散物としては、以下が挙げられる:Celanese Corporationから入手可能なHostafine(登録商標)顔料(Hostafine Black T、Hostafine Black TS、Hostafine Yellow HR、Hostafine Yellow GR、Hostafine Red FRLL、Hostafine(登録商標)Rubine F6B、Hostafine(登録商標)Blue B2Gなどが挙げられる);Bayer AGから入手可能な顔料分散物(Levanyl(登録商標)Yellow 5GXZ−SFなどが挙げられる);Degussa Companyから入手可能な顔料分散物(Derussol(登録商標)カーボンブラック顔料分散物(Derussol(登録商標)Z35OS、Derussol(登録商標)VU 25/L、Derussol(登録商標)345、およびDerussol(登録商標)345OSを含む));BASF Corporationから入手可能な顔料分散物(Disperse Black 006607、Luconyl(登録商標)Yellow 1250、Basoflex Pink(登録商標)4810、およびLuconyl(登録商標)Blue 7050など);ならびに、Sun Chemical Corporationから入手可能な顔料分散物(Sunsperse(登録商標)Red RHD 9365、Sunsperse(登録商標)Magenta W83012など)。以下に示される基準を有する他の適切な顔料もまた、選択され得る。
【0041】
本発明のインクジェット用インクのための好ましい顔料は、安全性を理由として、非変異促進性顔料および非発癌性顔料を含む、非毒性物質およびエイムス試験陰性物質(非変異促進性カーボンブラックおよび着色顔料)である。例えば、非常に低濃度のポリ芳香族炭化水素(これは、発癌性または変異促進性であるということで公知である)を有する、カーボンブラックおよび着色顔料を含む、顔料を有することが所望される。例示の目的のために、多くの市販のカーボンブラックおよび着色顔料中の、ニトロピレン、ピレン、テトラセン、ペンタセン、および多くの他のポリ芳香族炭化水素は、5ppmより高い濃度で毒性であるとみなされる。従って、非毒性インクジェット用インクの調製のために、顔料中のこのような毒性のポリ芳香族炭化水素の量を、5ppm未満に制限することが所望される。多くの市販のカーボンブラックおよび着色顔料は、5ppmを越える濃度のポリ芳香族炭化水素を有し、従って、このような顔料から誘導されるインクは、一般に、毒性であるか、またはエイムス試験をパスできないとみなされる。しかし、多くの非毒性のカーボンブラックおよび着色顔料(Raven(登録商標)5250、Raven(登録商標)5750、Regal(登録商標)330、Black Pearl(登録商標)1300、Black Pearls(登録商標)L、Vulcan(登録商標)XC−7、Hostapern(登録商標)ピンクE、Hostaperm(登録商標)ブルー(フタロシアニン誘導体)および他の顔料)は、一般に、トナーおよび他の画像適用において使用される。これらのカーボンブラックおよび着色顔料は、通常、1ppm未満(毒性であるとみなされる5ppmの限界値未満である)のポリ芳香族炭化水素含量を有する。これらは、エイムス試験において陽性応答を示さず、そしてトナーおよびインクジェット用インク適用において安全であるとみなされる。
【0042】
好ましくは、顔料が使用される本発明の実施形態において、顔料粒子のサイズは、このインクがインクジェットプリンターにおいて使用される場合に、液体ビヒクル中での粒子の安定な分散を可能にし、そしてインクチャネルまたはノズルの詰まりを防止するために、可能な限り小さい。好ましい粒子の平均直径は、一般に、約0.001〜約0.3ミクロンであるが、この粒子のサイズは、特定の実施形態において、上記の範囲から外れ得る。好ましくは、顔料粒子の少なくとも70%は、約0.1ミクロン未満の平均粒子直径のカーボンブラックおよび約0.3ミクロン未満の平均粒子直径の着色顔料を有するべきである。
【0043】
染料が使用される場合の本発明の実施形態において、この染料は、所望の色を提供するために、任意の有効な量でインクジェット用インク組成物中に存在する。代表的に、この染料は、インク組成物の約1重量%〜15重量%の量、好ましくは、約2重量%〜約8重量%の量(ここで、この量は、インク中に存在する染料分子の量をいう)で存在するが、この量は、上記の範囲から外れ得る。特定の形状を得るために所望される比率の染料の混合物がまた、使用され得る。
【0044】
同様に、顔料が使用される場合の本発明の実施形態において、この顔料は、任意の有効な量でインクジェット用インク組成物中に存在し得る。代表的に、この顔料は、インク組成物の約1重量%〜約10重量%の量、好ましくは、約2重量%〜約8重量%の量で存在し得るが、この量は、上記の範囲から外れ得る。染料および顔料の両方が、このインクジェット用インク組成物中に取り込まれる場合、この組み合わされた着色剤の重量%は、これに従って調節され得る。
【0045】
本発明の実施形態において、この顔料は、1種以上の分散剤を含むインク中で分散され得る。この分散剤は、アニオン性、カチオン性、または非イオン性であり得る。好ましい分散剤は、イオン性部分(水中でイオン化可能である)および疎水性部分(顔料に対する親和性)の両方を有する、イオン性分散剤である。適切な分散剤としては、固体形態または水溶液のいずれかの、以下のポリマーおよびコポリマーのようなアニオン性分散剤が挙げられるが、これらに限定されない:スチレンスルホネート塩(例えば、Na+、Li+、K+、Cs+、Rb+、置換および非置換のアンモニウムカチオンなど)、またはナフタレンスルホネート塩(例えば、Na+、Li+、K+、Cs+、Rb+、置換および非置換のアンモニウムカチオンなど)、置換および非置換のナフタレンスルホネート塩(例えば、アルキル、アルコキシ、置換ナフタレン誘導体など)およびアルデヒド誘導体(例えば、非置換アルキルアルデヒド誘導体(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒドなど))、これらの混合物など。このような分散剤の例としては、以下の市販の製品が挙げられる:Versa(登録商標)4、Versa(登録商標)7およびVersa(登録商標)77(National Starch and Chemical Co.);Lomar(登録商標)D(Diamond Shamrock Chemicals Co.);Daxad(登録商標)19およびDaxad(登録商標)K(W.R.Grace Co.);Tamol(登録商標)SN(Rohm & Haas)など。より好ましい分散剤は、ナフタレンスホネート塩、特に、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの濃縮物、およびその塩(例えば、Na+、Li+、K+、Cs+、Rb+、置換および非置換のアンモニウムカチオンなど)を含む。また、非イオン性分散剤または界面活性剤(例えば、エトキシ化されたモノアルキルフェノールまたはジアルキルフェノール(Igepal(登録商標)CAおよびCOシリーズ材料(Rhone−Poulenc Co.)およびTriton(登録商標)シリーズ材料(Union Carbide Company)))は、本発明のインクジェット用インクにおいて使用され得る。これらの非イオン性界面活性剤または分散剤は、単独でまたは上述のアニオン性分散剤と組み合わせて使用され得る。
【0046】
本発明に従って、顔料:上記の顔料分散剤の比は、約1:0.01〜約1:3、好ましくは、約1:0.1〜約1:1、そして最も好ましくは、約1:0.15〜約1:0.5の範囲である。上記のアニオン性分散剤の濃縮生成物中の、ナフタレン置換基:アルデヒド(例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなど)の比は、一般に約1:1であるが、この比は、供給材料の化学量論および反応条件に依存して変化し得、そして所望の分子量およびナフタレン置換基:アルデヒドの所望の比を有する分散剤を得るために容易に調節され得る。この分散剤の残りは、非活性成分(例えば、水、溶媒または湿潤剤)を含み得る。この分散剤の重量平均分子量は、一般に、20,000未満、好ましくは、13,000未満、そしてより好ましくは、10,000未満である。この顔料分散剤は、顔料粒子分散を安定化するのに十分な分散剤を含むが、粘性、安定性、および光学濃度のような分散剤の特性に不利な影響を与えるほど多くない。この分散剤はまた、紙上に作製された画像の乾燥スメアーおよび透明度を最小にするのに適切な量であるべきである。
【0047】
本発明のインクジェット用インクは、光重合開始剤を含む。フリーラジカル光重合の従来の任意の開始剤は、Dr.R.Holman & Dr.P.Oldringにより編集され、そしてSITA−Technology,203 Gardiner House,Broomhill Road,London SW 18 Englandから出版された「UV & EB Curing Formulations for Printing Inks Coatings & Paints」に開示されるような光重合開始剤として使用され得る。所望の場合、さらなるco−開始剤が使用され得る。光重合開始剤システムの適切な例としては、以下のような芳香族カルボニル化合物が挙げられるが、これらに限定されない:ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル(例えば、イソプロピルエーテルもしくはn−ブチルエーテル)、α−置換アセトフェノン、好ましくは、ベンジルケタール(例えば、ベンジルジメチルケタール(IRGACURE(登録商標)651としてCiba Specialty Chemicals Inc.,Hawthorne,N.Y.から市販される);またはα−ハロゲン−置換アセトフェノン(例えば、トリクロロメチル−p−tert−ブチルフェニルケトンもしくはモルホリノメチルフェニルケトン(例えば、2−メチル−1,4−(メチルチオ)フェニル−2−モルホリノ−プロパン−1−オン(IRGACURE(登録商標)907として市販されている)および2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン(IRGACURE(登録商標)396として市販されている));またはジアルコキシアセトフェノン(例えば、ジエトキシアセトフェノン、もしくはα−ヒドロキシアセトフェノン(例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェンルケトンとベンゾフェノンとの50:50混合物(IRGACURE(登録商標)500として市販されている)));または1−ヒドロキシシクロ−ヘキシルフェニルケトン(IRGACURE(登録商標)184として市販されている);または2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン(DAROCUR(登録商標)1173、Ciba Specialty Chemicals Inc.,Hawthorne,N.Y.から市販されている);またはベンゾフェノン(例えば、ベンゾフェノンもしくはビス(4−ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(Michler’s Ketone)もしくはメチル−o−ベンゾイルベンゾエート);またはα−炭素原子に少なくとも1つの水素原子を有するアミンと結合体化した、キノンもしくはチオキサントン(例えば、ビス(4−ジメチル−アミノ)ベンゾフェノンもしくはトリエタノールアミンと結合体化したアントラキノン、ベンゾキノンもしくはチオキサントン);またはチオキサントン(例えば、アルキル置換チオキサントンもしくはハロゲン置換チオキサントン(例えば、2−イソプロピルチオ−キサントンもしくは2−クロロ−チオキサントン));またはアシルホスフィド。好ましい光重合開始剤は、使用されるUV硬化樹脂に依存し、そして当業者に容易に明らかとなる。好ましいウレタン樹脂のために現在、好ましい光重合開始剤は、以下である:α−ヒドロキシアセト−フェノン(例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとベンゾフェノンとの50/50混合物(IRGACURE(登録商標)500)、1−ヒドロキシシクロヘキシルアセトフェノン(IRGACURE(登録商標)184)、および2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン(DAROCUR(登録商標)1173))。
【0048】
カチオン性光重合開始剤が、UV硬化樹脂と共に使用され得る場合、当業者に公知の任意の適切なカチオン性光重合開始剤が、使用され得る。適切なカチオン性光重合開始剤としては、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、アルソニウム塩、アゾニウム塩、ブロモニウム塩、またはセレノニウム塩など、およびそれらの混合物から選択される、オニウム塩が挙げられるが、これらに限定されない。特に、好ましいカチオン性光重合開始剤は、ジアリールヨードニウム塩およびそれらの誘導体、トリアリールスルホニウム塩およびそれらの誘導体、ならびにトリフェニルホスホニウム塩およびそれらの誘導体である。
【0049】
本発明のインクジェット用インク中の光重合開始剤の量は、インクジェット用インク中の全部の非水性キャリア媒体成分に基づく重量%により表現され得る。広範に、このインクジェット用インクは、光重合開始剤の約1重量%〜約8重量%、好ましくは、約2重量%〜約7重量%、そして最も好ましくは、約3重量%〜約6重量%を含む。
【0050】
本発明のインクジェット用インクはまた、インターカラーブリード(inter−color bleeding)を避けるために、浸透剤を含み得る。この浸透剤は、インクにより低い表面張力、一般に、約55ダイン/cm未満(25℃)、そして好ましくは、約45ダイン/cm未満を与える。好ましくは、本発明のインクジェット用インクは、約20〜約55ダイン/cm、そしてより好ましくは、約30〜約45ダイン/cmの表面張力を有する。このインク組成物の粘度は、通常、約15cP未満(25℃)、好ましくは、約1cP〜約8cP、そしてより好ましくは、約1cP〜約5cPである。
【0051】
湿潤剤がまた、水の蒸発および顔料の沈殿を防止するために、本発明のインクに添加されてもよい。さらに、特定の湿潤剤(例えば、N−メチル−2−ピロリドンおよび2−ピロリドン)が、インクへの染料の溶解性を改善し、そして湿潤剤および共溶媒として二重の役割を果たすことが見出されている。さらに、いくつかの湿潤剤(例えば、2−ピロリドン)が、長期にわたる印刷の間に、インクがジェットの表面上に蓄積されるのを防止することが見出され、これは、カートリッジの再充填のために好ましい。本発明のインクに取り込まれる場合、1種以上の湿潤剤が、堆積物がプリントヘッド上に蓄積されるのを防止するために、インク組成の約1重量%〜30重量%の量でインクに添加され得る。提示される場合、このような添加剤は、種々の公知の湿潤剤および共溶媒のうちのいずれかを含み得、これには、以下が挙げられるが、それに限定されない:グリコール(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなど);チオール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、2〜10個の炭素原子を含むトリオールなど);2〜10個の炭素原子を含むジオール(例えば、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);スルホキシド(例えば、ジアルキルスルホキシド、ジメチルスルホキシド、アルキルフェニルスルホキシドなど);スルホン(例えば、スルホラン、ジアルキルスルホン、アルキルフェニルスルホンなど);アミド(例えば、N,N−ジアルキルアミド、N,N−アルキルフェニルアミド、N−メチル−ピロリジノン、N−シクロヘキシルピロリジノン、N,N−ジエチル−トルアミドなど);エーテル(例えば、アルコールのアルキルエーテル誘導体、エーテルジオール、およびエーテルトリオール(ブチルカルビトール、ポリエチレングリコールのアルキルエーテルなど));ウレア;ベタイン;ならびに上記の物質のチオ(硫黄)誘導体(例えば、チオエチレングリコール、トリチオエチレングリコールまたはジチオエチレングリコールなど);それらの誘導体;それらの混合物など。
【0052】
本発明のインクジェット用インクは、必要に応じて、ポリエチレンオキシドのような噴射助剤を含み得る。好ましいポリエチレンオキシドは、約18,500の重量平均分子量で、インク組成の約0.01〜0.5重量%の濃度、そして好ましくは、0.1重量%未満の濃度を有する。この噴射助剤は、滑らかな噴射または低いジッターを有する噴射を提供する。
【0053】
含まれ得る緩衝剤の例としては、ホウ酸ナトリウム、亜リン酸水素ナトリウム、リン酸一ナトリウム、これらの混合物などのような薬剤が挙げられる。
【0054】
pH制御剤はまた、所望の場合、インクに含まれ得る。本発明のインクに適切なこのようなpH制御剤の例としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:酸;塩基(水酸化リチウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムのようなアルカリ金属の水酸化物を含む);リン酸塩;炭酸塩;カルボン酸塩;亜硫酸塩;アミン塩;ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンのようなアミン類;これらの混合物など。存在する場合、このpH制御剤は、好ましくはインク組成物の約10重量%まで、好ましくは約0.001重量%〜5.0重量%、そしてより好ましくは約0.01重量%〜約5重量%の量で含まれるが、この量は、これらの範囲外であり得る。
【0055】
ポリマー化学物質添加剤もまた、インクの粘性を増強するために本発明のインクジェット用インクに添加され得る。適切なポリマー添加剤としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:水溶性ポリマー(例えば、アラビアゴム、ポリアクリレート塩、ポリメタクリレート塩、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリジノン、ポリビニルエーテル、デンプン、ポリサッカリド、ポリエチレンオキシドとポリプロピレンオキシドを用いて誘導体化されたポリエチレンイミン(例えば、Discole(登録商標)シリーズ(DKS International,Tokyo,Japan);Jeffamine(登録商標)シリーズ(Huntsman Corp.,Conroe,TX));など。ポリマー添加剤は、本発明のインクジェット用インク中に、インク組成物の、0〜約10重量%、好ましくは約0.001重量%〜約8重量%、そしてより好ましくは約0.01重量%〜約5重量%の量で存在し得るが、この量は、これらの範囲外であり得る。
【0056】
本発明のインクジェット用インク用の他の任意の添加剤としては、殺生物剤(例えば、Dowicil 150、200、および75、安息香酸塩、ソルビン酸塩、Proxcel(登録商標)(ICIから入手可能)など)が挙げられる。使用される場合、このような殺生物剤は、一般的に、インク組成物の、0〜約10重量%、好ましくは約0.001重量%〜約8重量%、そしてより好ましくは約0.01重量%〜約4.0重量%の量で存在するが、この量は、これらの範囲外であり得る。
【0057】
他の添加剤もまた添加され得る。例えば、トリメチロールプロパンは、紙のカールを減らすため、またはしわ防止剤として、インクジェット用インク組成物に添加され得る。これらの添加剤(例えば、トリメチロールプロパン)は、一般的に約27〜約35MPa1/2、そして好ましくは29〜33Mpa1/2の範囲の溶解度パラメータを有し、そして水素結合により紙に結合し得る。このようなカール防止剤の他の例としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:N−アセチルエタノールアミン、N,N−ジアセチルピペラジン、トリエチレングリコール、N−(2−アミノエチル)エタノールアミン、1,4−ブタンジオール、N−エチルホルムアミド、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、2,2’−オキシビスエタノール、これらの混合物など。好ましくは、本発明のインクジェット用インク中のこのようなカール防止剤の濃度は、インク組成物の、約5重量%と約50重量%との間、そしてより好ましくは約10重量%と約30重量%との間である。
【0058】
防カビ剤、電導性調節剤、キレート剤および防錆剤(例えば)のような他の適切な添加剤もまた添加され得る。他の添加剤は、米国特許第4,737,190号(Shimadaら)(その開示全体が、本明細書中に参考として援用される)に開示される。
【0059】
本発明のインクジェット用インクは、水性ベースのインクを調製するために適切な任意のプロセスにより調製され得る。着色したインクは、選択された顔料および分散剤を水中で予め混合することにより調製される。染料の場合、分散剤が存在せず、そして顔料の解凝集(deaggregation)が必要ないということを除いて、いくつかの同じ因子を適用する。染料ベースのインクは、分散装置ではなく、十分に攪拌された容器で調製される。共溶媒は、分散の間存在し得る。
【0060】
この分散工程は、横型ミニミル(horizontal mini mill)、ボールミル、アトリター(attritor)で達成され得るか、またはこの混合物を、少なくとも1000psiの液圧で液体ジェット相互作用チャンバ内の複数のノズルを通して、水性キャリア媒体中の顔料粒子の均一な分散を生成することにより達成され得る。
【0061】
着色したインクジェット用インクを濃縮された形態で作製することが、一般的に望ましい。濃縮された着色インクジェット用インクは、インクジェット印刷システムにおける使用のための適切な濃度に続けて希釈される。この技術は、この装置からより大量の着色インクを調製することを可能にする。この顔料分散物が、溶媒中で作製される場合、これは、水および必要に応じて他の溶媒で希釈されて、適切な濃度を得る。顔料分散が水中で作製される場合、さらなる水または水溶性溶媒のいずれかで希釈されて、所望の濃度の顔料分散を作製する。希釈により、インクは、所望の粘度、色、色相、飽和密度、および特定適用のための印刷面積範囲に調節される。
【0062】
本発明の別の実施形態によれば、耐水性画像(waterfast image)は、本発明のインクジェット用インクを、画像受容基材上に画像様様式でインクジェットし、そしてその後この基材をUV供給源に曝すことにより画像受容基材上に形成される。
【0063】
このインクは、画像様様式で適切な基材に適用される。基材へのインクの適用は、水性ベースのインクに適合性の任意の適切なインクジェットプロセス(例えば、連続ストリームインクジェット印刷およびドロップオンデマンド(drop−on demand)インクジェット印刷)により行われ得る。
【0064】
有効量のUV硬化性樹脂(インクジェット用インク処方物中に希釈可能)を含ませることにより、基材上のインクジェット画像の耐水性を改善する方法が提供される。
【0065】
本発明のインクジェット用インク組成物から形成される画像の硬化は、紫外光(UV)源を介して開始され得る。すなわち、硬化は天然に存在するUV光により開始され得るが、通常、人工のUV供給源が使用され、例えば、ポリマーマトリックスを架橋する。UV放射源は、多岐にわたり得、他のUV放射を供給するための装置の中でも、例えば、コンベヤ上に取り付けられたランプ、ロボットアーム上に取り付けられたランプ、プリンタヘッドに取り付けられたランプであり得る。本発明のインクジェット用インク組成物を適切な基材上にインクジェットした後、その画像は、UV光源に曝され得、ここで、このUV供給源は、光重合開始剤が吸収する波長とほぼ同じ波長のピークエネルギー出力(およそ25〜400nm(限定されない)において約200〜約1500ミリジュール/cmの範囲、これは、露光時間、光源からの距離、および電球の型によって変化し得る)を有するように選択され、このUV光源に曝すことにより硬化が開始され、それによりこの組成物をコーティングとして基材上に固定または固着させる。特定の波長のUVは、広範な製品用途、露光時間および硬化される組成物からの距離を満足するように調整され得るが;通常、約25nm〜約400nmの範囲であり、そして約0.5〜約1.5J/cmの出力を有する。いくつかの場合において、同時かまたは連続して異なるUV波長を放射する1つ以上のUV供給源(例えば、異なる波長を放射するランプおよび/またはフィルターを有する1つの型のランプ)を使用することが望ましい。任意の高エネルギーUV出力は、本発明における使用のために実施可能である。例えば、Hバルブ(H bulb)により生成されるUV出力を用いるFusion Systems brand UVプロセッサを使用して、良好な結果が得られている。その性能は、UVスペクトル出力としてD、M、Vおよび他のランプを選択することによりUV出力のフィンガープリントを変化させることにより、所定のシステムについて最適化され得る。
【0066】
本発明のインクジェット用インク組成物から形成された画像の、UV供給源への露光時間は、代表的には約1〜約10秒である。特定の露光時間は、UV供給源からの距離、その光源の強度、硬化される組成物とUV供給源との間の相対速度などのパラメータに依存して調整され得る。
【0067】
広範な基材は、本発明の実施における使用に企図される(例えば、紙、布、ポリマーフィルム、セルロースフィルム、ガラス、金属、焼結金属、木材、炭素ベース材料、セラミックスなど)。
【0068】
本発明の実施における使用に企図される例示的な紙としては、ラグボンド紙、コート紙(例えば、つや消し紙、半光沢紙、透明フィルム紙、高光沢写真紙、半光沢写真紙、ラテックス紙、カラーインクジェット紙、プレゼンテーション用紙など)、重(heavy)コート紙、不透明ボンド紙、半透明ボンド紙、ベラム、インク、染料または着色剤用にそれぞれ処理された紙などが挙げられる。
【0069】
本発明の実施における使用に企図される布としては、(天然にまたは処理後に)遊離ヒドロキシル基および/または遊離カルボキシル基を含有する繊維から調製される任意の布が挙げられる。適切な布が調製され得る例示的な繊維としては、100%綿、綿/ポリエステルブレンド、ポリエステル、絹、レーヨン、毛、ポリアミド、ナイロン、アラミド(aramid)、アクリル繊維、モダクリリック、ポリオレフィン、スパンデックス、サラン、リネン、麻、ジュート、サイザル、ラテックス、ブチルゴム、ビニル、ポリアミド繊維、アルミニウム、ステンレス鋼、ノボロイド(novoloid)、インク、染料または着色剤用にそれぞれ処理された布など、ならびにこれらの任意の2つ以上の組合せが挙げられる。
【0070】
例示的なポリマーフィルムとしては、ポリ(アクリロニトリル)、ポリ(ブタジエンスチレン)、ポリカーボネート、インク、染料または着色剤用にそれぞれ処理されたポリエステルなどが挙げられる。
【0071】
例示的なセルロースフィルムとしては、酢酸セルロース、セロハン、酢酸酪酸セルロース、三酢酸セルロース、エチルセルロース、硝酸セルロース、レーヨンなどが挙げられる。
【0072】
例示的な金属基材としては、鋼、ステンレス鋼、フェライトステンレス鋼、アルミニウム、酸化クロム、酸化鉄、鉄コバルト、ニッケル、クロム、モリブデン、タングステン、磁鉄鉱、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化バナジウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化スズなどが挙げられる。
【0073】
本発明の実施における使用に企図される例示的な焼結金属基材は、炭化タングステンである。
【0074】
広範な種々のセラミック基材は、本発明の実施における使用に企図され、これらとしては、構造セラミック材料、圧電材料、ガラスセラミック、磁気セラミック、サーメット、非線形誘電セラミック、耐火セラミック、乾式フィルム潤滑剤(dry−film lubricant)、複合材料などが挙げられる。このような材料の例としては、酸化物(例えば、酸化アルミニウム、酸化クロム、酸化鉄、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化バナジウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化スズなど)、炭化物(例えば、炭化ケイ素、炭化ハフニウムなど)、ホウ化物、窒化物、ケイ化物(例えば、二ケイ化モリブデン)、チタン酸塩(例えば、チタン酸バリウム、チタン酸鉛−ジルコニウムなど)、フェライト(例えば、バリウムフェライト、鉛フェライト、ストロンチウムフェライト、ニッケル−亜鉛フェライト、マンガンフェライトなど)、ニオブ酸塩(ニオブ酸鉛)、硫化物(例えば、二硫化モリブデン)など、ならびにこれらの任意の2つ以上の混合物が挙げられる。
【0075】
本発明のインクジェット用インクと共に使用するための好ましい基材は、紙、布、ポリマーフィルム、およびセルロースフィルムであり、紙が特に好ましい。
【0076】
本発明のさらに別に実施形態によれば、本明細書に記載されるインクジェット処方物を使用する、上記の方法により製造される物品が提供される。従って、本発明によれば、本明細書に記載されるとおりに基材に適用されたインクジェット画像は、その実質的に改善された耐水性に起因して、この基材からの除去に耐性である。
【0077】
本発明に従う物品が、その上に印刷されたインクジェット画像を有する布基材を含む場合、得られる画像は、この物品を洗浄する際のその基材からの除去に対して耐性であるのに十分にこの基材に接着する。従って、市販のインクジェット処方物を用いた結果(容易に洗い流される傾向がある)と対照的に、本発明の処方物は、塗着された画像が適用された場所に留まる能力を妥協することなく、インクジェット技術の利益を達成することを可能にする。
【実施例】
【0078】
(材料の同定および供給源)
【0079】
【表AA】
Figure 2004526016
(実施例1)
脂肪族ウレタンアクリレートUV硬化性樹脂(Viaktin(登録商標)6169)を使用する、3つのインクジェット用インク処方物を、Viaktin(登録商標)6169樹脂、Jetsperse(登録商標)カーボンブラック分散物、ジエチレングリコール、Liponic EG−1、Silwet(登録商標)L−7607、および脱イオン水を混合することによって調製した。得られた混合物を、完全に均質になるまで、すなわち、一様に分散するまで、攪拌した。続いて、光重合開始剤ブレンド(重量比1:2のLucirin(登録商標)TPOおよびIRGACURE(登録商標)500)を、全インク固体を基準にして1〜5重量%のレベルで、インクジェット用インク処方物の各々に加え、そして、それらと混合した。調製されたインクジェット用インク処方物を、表Iに示す。市販されるインクジェット用インク(Ink Jet Specialties 51629)は、UV樹脂または光重合開始剤を含まず、これをコントロールとして使用した。
【0080】
次いで、インクジェット用インクサンプル、すなわち光重合開始剤ブレンドを含む処方物を、「Z字形」パターンで、綿棒アプリケーターを使用して20ポンドXerox 4024コピー紙に適用した。このコントロールインクの場合、UV樹脂または光重合開始剤を含まないので、このサンプルを、周囲条件(72°F)下で15分間乾燥させた。UV硬化性樹脂および光重合開始剤で改変されているインクを、1〜600ワット/インチのFusion Systems「H」バルブを使用して、1分間につき30フィートで2パスに曝した。別のコントロール実施例において、このコントロールインクをまた、同じUV硬化条件を用いて処理した。
【0081】
適用したインク画像の耐水性を、試験画像にわたり、2ストロークを2回、滅菌水で飽和させた綿棒アプリケーターでこすることによって、試験した。この試験画像を、以下のスケールに従って評価した:0=ほとんど耐水性ではない,1=インク上に有意な影響,2=インク上にいくらかの影響,3=インク上に僅かな影響,4=インク上に非常に僅かな影響,5=インク上に影響なし。この結果は、以下の表IIに見出され得る。
【0082】
【表1】
Figure 2004526016
【0083】
【表2】
Figure 2004526016
(1)UV処理なし
(2)UV処理
コントロールインクの水性試験の結果により、全ての例において(すなわち、UV処理があっても、またはUV処理がなくとも)、このインクは、使用した評価スケールに従うと、水を湿らせた綿棒によって、有意に染みを付けられるか、またはにじみ汚れること(1として評価した)を実証した。UV硬化性樹脂、それに続く、UV硬化によって改変されたインク処方物によって、水を湿らせた綿棒を用いて試験したときに、ほんの僅かに影響があるか、または影響を示さない。
【0084】
UV硬化性樹脂を用いて改変したインクの大部分のサンプルをまた、Hewlett Packard 680Cインクジェット型プリンターのためのインクカートリッジに充填した。このカートリッジを使用して、代表的な市販プリンターにおける本発明のUV樹脂改変インクの印刷可能性を実証した。インクジェットプリンターにより適用された本発明のUV硬化性樹脂改変インクによって、70〜80nmの最大粒径を有する本発明の樹脂が、本発明のインクジェット用インク処方物において効果的に使用され得ることが実証される。
【0085】
(実施例2)
ポリエステルアクリレートUV硬化性樹脂を使用する、3つのインクジェット用インク処方物(Viaktin(登録商標)6166)は、Viaktin(登録商標)6166樹脂、Jetsperse(登録商標)カーボンブラック分散物、ジエチレングリコール、Liponic EG−1、Silwet(登録商標)L−7607、および脱イオン水を混合することによって調製した。得られた混合物を、完全に均質となるまで、すなわち、一様に分散するまで攪拌した。続いて、光重合開始剤ブレンド(重量比1:2のLucirin(登録商標)TPOおよびIRGACURE(登録商標)500)を、全インク固体に基づいて1〜5重量%のレベルで、インクジェット処方物の各々に加え、そして、それらと混合した。調製したインクジェット用インク処方物を、表IIIに示す。
【0086】
次いで、インクジェット用インクサンプル、すなわち、光重合開始剤ブレンドを含む処方物を、「Z字形」パターンで、綿棒アプリケーターを使用して20ポンドXerox 4024コピー紙に適用した。このインクは、UV硬化性樹脂および光重合開始剤を用いて改変されており、そして、このインクを、1〜600ワット/インチFusion System「H」バルブを使用して、1分間につき30フィートで2パスに曝した。
【0087】
この耐水性を、試験画像にわたり、2ストロークを2回、滅菌水で飽和させた綿棒アプリケーターでこすることによって、試験した。この試験画像を、実施例1に記載のスケールに従って、評価した。この結果を、以下の表IVに示す。
【0088】
【表3】
Figure 2004526016
【0089】
【表4】
Figure 2004526016
UV硬化性樹脂、それに続く、UV硬化を用いて改変されたインク処方物の水性試験の結果によって、水を湿らせた綿棒を用いて試験したときに、僅かに影響があるか、または影響がないことが示される。
【0090】
UV硬化性樹脂を用いて改変したインクの大部分のサンプルをまた、Hewlett Packard 680Cインクジェット型プリンターのためのインクカートリッジに充填した。このカートリッジを使用して、代表的な市販プリンターにおいて本発明のUV樹脂改変インクの印刷可能性を実証した。インクジェットプリンターにより適用された本発明のUV硬化性樹脂改変インクによって、70〜80nmの最大粒径を有する本発明の樹脂が、本発明のインクジェット用インク処方物において効果的に使用され得ることが実証される。
【0091】
(実施例3)
芳香族ウレタンアクリレートUV硬化性樹脂を使用する、3つのインクジェット用インク処方物(Viaktin(登録商標)6165)は、Viaktin(登録商標)6165樹脂、Jetsperse(登録商標)カーボンブラック分散物、ジエチレングリコール、Liponic EG−1、Silwet(登録商標)L−7607、および脱イオン水を混合することによって調製した。得られた混合物を、完全に均質となるまで、すなわち、一様に分散するまで攪拌した。続いて、光重合開始剤ブレンド(重量比1:2のLucirin(登録商標)TPOおよびIRGACURE(登録商標)500)を、全インク固体に基づいて1〜5重量%のレベルで、インクジェット処方物の各々に加え、そして、それらと混合した。調製したインクジェット用インク処方物は、表Vに示される。
【0092】
次いで、インクジェット用インクサンプル、すなわち、光重合開始剤ブレンドを含む処方物を、「Z字形」パターンで、綿棒アプリケーターを使用して20ポンドXerox 4024コピー紙に適用した。このインクは、UV硬化性樹脂および光重合開始剤を用いて改変されており、そして、このインクを、1〜600ワット/インチFusion System「H」バルブを使用して、1分間につき30フィートで2パスに曝した。
【0093】
この耐水性を、試験画像にわたり、2ストロークを2回、滅菌水で飽和させた綿棒アプリケーターでこすることによって、試験した。この試験画像は、実施例1に記載のスケールに従って、評価した。この結果を、以下の表VIに示す。
【0094】
【表5】
Figure 2004526016
【0095】
【表6】
Figure 2004526016
UV硬化性樹脂、それに続く、UV硬化を用いて改変されたインク処方物の水性試験の結果によって、湿らせた綿棒を用いて試験したときに、僅かに影響があるか、または影響がないことが示される。
【0096】
UV硬化性樹脂を用いて改変したインクの大部分のサンプルをまた、Hewlett Packard 680Cインクジェット型プリンターのためのインクカートリッジに充填した。このカートリッジを使用して、代表的な市販プリンターにおいて本発明のUV樹脂改変インクの印刷可能性を実証した。インクジェットプリンターにより適用された本発明のUV硬化性樹脂改変インクによって、70〜80nmの最大粒径を有する本発明の樹脂が、本発明のインクジェット用インク処方物において効果的に使用され得ることが実証される。
【0097】
実施例1〜3の結果によって、市販のインクジェット用インクにより作製した画像と比較したときの、本発明のインク組成物を使用して作製される画像の耐水性における有意な改善が実証される。

Claims (40)

  1. インクジェット用インク組成物であって、
    (a)水性キャリア媒体、
    (b)着色剤
    (c)該水性キャリア媒体中に希釈可能なUV硬化性樹脂、および
    (d)光重合開始剤、
    を含む、組成物。
  2. 請求項1に記載の組成物であって、前記UV硬化性樹脂が、ウレタンアクリレート樹脂である、組成物。
  3. 請求項2に記載の組成物であって、前記ウレタン樹脂が、脂肪族ウレタンアクリレート樹脂である、組成物。
  4. 請求項2に記載の組成物であって、前記ウレタンアクリレート樹脂が、水希釈可能である、組成物。
  5. 請求項1に記載の組成物であって、前記UV硬化性樹脂が、ポリエステルアクリレート樹脂である、組成物。
  6. 請求項1に記載の組成物であって、前記UV硬化性樹脂が、エポキシ樹脂である、組成物。
  7. 請求項1に記載の組成物であって、前記UV硬化性樹脂が、UV硬化の前に物理的に乾燥している、組成物。
  8. 請求項1に記載の組成物であって、前記UV硬化性樹脂が、非水性キャリア媒体ベースで該インクジェット用インク組成物の約5重量%〜約80重量%である、組成物。
  9. 請求項8に記載の組成物であって、前記UV硬化性樹脂が、非水性キャリア媒体ベースで該インクジェット用インク組成物の約10重量%〜約60重量%である、組成物。
  10. 請求項8に記載の組成物であって、前記水性キャリア媒体が、該インクジェット用インク組成物の少なくとも50重量%を構成する、組成物。
  11. 請求項10に記載の組成物であって、前記水性キャリア媒体が、
    (a)約30〜100重量%の水;および
    (b)0〜約70重量%の少なくとも1つの共溶媒;
    を含む、組成物。
  12. 請求項11に記載の組成物であって、前記共溶媒が、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アミド、エーテル、カルボン酸、エステル、アルコール、オルガノスルフィド、オルガノスルホキシド、スルホン、アルコール誘導体、カルビトール、ブチルカルビトール、セロソルブ、エーテル誘導体、アミノアルコール、ケトン、N−メチル−ピロリドン、N−エチルピロリドン、2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、ヒドロキシエーテル、アミド、スルホキシド、ラクトン、イミダゾール、またはそれらの混合物から選択される、組成物。
  13. 請求項1に記載の組成物であって、前記着色剤が、少なくとも1つの顔料、少なくとも1つの染料、またはこれらの混合物から選択される、組成物。
  14. 請求項2に記載の組成物であって、前記光重合開始剤が、非水性キャリア媒体ベースで該インクジェット用インク組成物の約1重量%〜約8重量%である、組成物。
  15. 画像受容基材上に耐水性画像を形成する方法であって、
    (a)インク噴射によって、該画像受容基材に画像様様式でインクジェット用インクを適用する工程であって、
    該インクジェット用インクは、
    (1)水性キャリア媒体、
    (2)着色剤
    (3)該水性キャリア媒体中に希釈可能なUV硬化性樹脂、および
    (4)光重合開始剤
    を含む、工程;ならびに
    (b)その後、該画像受容基材をUV供給源に曝す工程、
    を包含する、方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、ウレタンアクリレート樹脂である、方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、前記ウレタンアクリレート樹脂が、脂肪族ウレタンアクリレート樹脂である、方法。
  18. 請求項16に記載の方法であって、前記ウレタンアクリレート樹脂が、水で希釈可能である、方法。
  19. 請求項15に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、ポリエステルアクリレート樹脂である、方法。
  20. 請求項15に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、エポキシ樹脂である、方法。
  21. 請求項15に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、UV硬化の前に物理的に乾燥している、方法。
  22. 請求項15に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、非水性キャリア媒体ベースで前記インクジェット用インク組成物の約5重量%〜約80重量%である、方法。
  23. 請求項22に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、非水性キャリア媒体ベースで前記インク組成物の約10重量%〜約60重量%である、方法。
  24. 請求項22に記載の方法であって、前記水性キャリア媒体が、前記インクジェット用インク組成物の少なくとも50重量%を構成する、方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、前記水性キャリア媒体が、
    (a)約30〜100重量%の水、および
    (b)0〜約70重量%の少なくとも1つの共溶媒、
    を含む、方法。
  26. 請求項16に記載の方法であって、前記光重合開始剤が、非水性キャリア媒体ベースで前記インクジェット用インク組成物の約1重量%〜約8重量%である、方法。
  27. 基材上のインクジェット画像の耐水性を改善するための方法であって、該方法は、
    インクジェット用インク処方物に、該インクジェット用インク処方物中に希釈可能な有効量のUV硬化性樹脂と、有効量の光重合開始剤とを添加する工程、
    該基材上に画像をインク噴射する工程、および
    その後、該基材をUV供給源に曝す工程、
    を包含する、方法。
  28. 請求項27に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、ウレタンアクリレート樹脂である、方法。
  29. 請求項28に記載の方法であって、前記ウレタンアクリレート樹脂が、脂肪族ウレタンアクリレート樹脂である、方法。
  30. 請求項28に記載の方法であって、前記ウレタンアクリレート樹脂が、水で希釈可能である、方法。
  31. 請求項27に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、ポリエステルアクリレート樹脂である、方法。
  32. 請求項27に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、エポキシ樹脂である、方法。
  33. 請求項27に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、UV硬化の前に物理的に乾燥している、方法。
  34. 請求項27に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、非水性キャリア媒体ベースで前記インクジェット用インク処方物の約5重量%〜約80重量%である、方法。
  35. 請求項34に記載の方法であって、前記UV硬化性樹脂が、非水性キャリア媒体ベースで前記インクジェット用インク処方物の約10重量%〜約60重量%である、方法。
  36. 請求項28に記載の方法であって、前記水性キャリア媒体が、前記インクジェット用インク処方物の少なくとも50重量%を構成する、方法。
  37. 請求項36に記載の方法であって、前記水性キャリア媒体が、
    (a)約30〜100重量%の水、および
    (b)0〜約70重量%の少なくとも1つの共溶媒、
    を含む、方法。
  38. 請求項28に記載の方法であって、前記光重合開始剤が、非水性キャリア媒体ベースで前記インクジェット用インク処方物の約1重量%〜約8重量%である、方法。
  39. 請求項1に記載のインクジェット用インク組成物を基材に適用すること、および
    該基材上に形成された画像を、該基材をUV供給源に曝すことによって硬化させること
    により生成された、物品。
  40. 請求項1に記載のインクジェット用インク組成物を含む、インクジェットプリンターカートリッジ。
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