JP2015147008A - ミシン、及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】
ユーザが刺繍枠に対して適切な加工布の大きさを知ることができるミシン、及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】
ミシン301は、刺繍枠44を互いに交差する2方向X、Yに移動可能なキャリッジ30と、複数種類の刺繍枠のそれぞれに対応する複数の加工布300の大きさG1×G2を記憶する記憶部62と、記憶部62から刺繍枠の種類に対応する加工布300の大きさG1×G2を読み出す読出手段S21と、読出手段S21によって読み出された加工布300の大きさG1×G2を表示する表示部315と、を備える。
【選択図】図8

Description

本開示は、刺繍模様を縫製可能なミシン、及び制御プログラムに関する。
従来から、刺繍模様を縫製可能なミシンが知られている。
特許文献1に、ユーザによって選択された刺繍模様に対して使用可能な刺繍枠を表示するミシンが開示されている。具体的には、ミシンは、ユーザによって選択された刺繍模様に対して、大きさが異なる3種類の刺繍枠の中から、使用可能な刺繍枠を表示する。これによって、ユーザは、刺繍模様に対して適切な刺繍枠を知ることができる。
特開平9―164282号公報
一方、ユーザは、使用する刺繍枠が分かったとしても、その刺繍枠の大きさに応じて、加工布を適切な大きさに切断する必要がある。このとき、切断した加工布が刺繍枠の大きさに対して大き過ぎると、加工布の外縁が刺繍枠の外側に大きくはみ出して、刺繍縫製の邪魔になる等の問題点がある。逆に、切断した加工布が刺繍枠の大きさに対して小さ過ぎると、刺繍枠で加工布を確実に挟持することができないという問題がある。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザが刺繍枠に対して適切な加工布の大きさを知ることができるミシン、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本開示のミシンは、刺繍枠を互いに交差する2方向に移動可能なキャリッジと、複数種類の刺繍枠のそれぞれに対応する複数の加工布の大きさを記憶する記憶部と、前記記憶部から、前記刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された前記加工布の大きさを表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本開示のミシンは、刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを、表示部に表示することができる。従って、ユーザは刺繍枠に対応する加工布の大きさを知ることができる。表示部に表示された加工布の大きさに従って、ユーザは、加工布を刺繍枠に対して適切な大きさに切断することができる。
ミシン301の全体斜視図。 刺繍枠移動装置332の内部構成を示す平面図。 キャリッジ30の平面図。 装着部46に装着された刺繍枠44を示す平面図。 ミシン301の電気的構成を示すブロック図。 寸法データテーブル230を示す表。 第1実施形態における枠選択プログラム211の処理を示すフローチャート。 加工布の大きさが表示された寸法表示画像241。 刺繍枠44の横断断面図。 第2実施形態における模様判断プログラム212の処理を示すフローチャート。 第3実施形態における枠検知プログラム213の処理を示すフローチャート。 加工布300の大きさが表示された寸法表示画像の変形例。 クランプ枠219の全体斜視図。
以下、本開示を具体化したミシン301の実施形態について、説明する。
[ミシン301の概略構成]
図1を参照して、ミシン301の全体について説明する。ミシン301は、ベッド部311と、脚柱部312と、アーム部313と、頭部314と、を備える。ベッド部311は、ミシン301の土台部である。脚柱部312は、ベッド部311から延びる。アーム部313は、ベッド部311に対向して脚柱部312から延びる。ベッド部311には、後述する刺繍枠移動装置332が装着される。
本実施形態における方向について定義する。脚柱部312がベッド部311から延びる方向を、上方向とし、上方向の反対方向を下方向とする。アーム部313が脚柱部312から延びる方向を、左方向とし、左方向の反対方向を右方向とする。左右方向と上下方向とに直交する方向を、前後方向とする。
針棒308と押え棒345が、頭部314の下側に設けられる。針棒308は、縫針307を保持する。具体的には、縫針307が、針棒308の下端部に固定される。頭部314内には、針棒上下動機構(図示せず)が設けられる。針棒上下動機構は、ミシンモータ79(図5参照)の回転により駆動される。針棒上下動機構により、針棒308は上下方向に往復移動するよう駆動される。押え足306が、押え棒345の下端部に装着される。押え足306は、加工布300を押える。ベッド部311の上面で針棒308と対向する位置には、針板(図示せず)が設けられる。針板には縫針307が挿通可能な針孔が設けられている。針板の下方のベッド部311の内部には、回転釜(図示せず)が設けられる。回転釜は、下糸ボビン(図示せず)を収容し、縫針307と協働して縫目を形成する。
ミシン301が刺繍模様を縫製する場合、ユーザは、刺繍枠44に加工布300を保持させ、刺繍枠移動装置332のキャリッジ30に装着する。刺繍枠44は、ベッド部311及び刺繍枠移動装置332の本体部11の上側に配置される。詳しくは後述するが、刺繍枠移動装置332は、キャリッジ30に装着された刺繍枠44を左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に移動させる。本実施形態の刺繍枠44は、内枠92と外枠91とで加工布300を挟持して保持する周知の構成のものである。なお、ミシン301は、刺繍枠44以外に、図示しないが、大きさ及び形状が異なる複数種類の刺繍枠を備えている。
刺繍枠移動装置332は、前後方向に延びるキャリッジカバー38を備える。キャリッジカバー38は、刺繍枠移動装置332の本体部11の上側に設けられる。
液晶ディスプレイ315が、脚柱部312の前面に設けられる。液晶ディスプレイ315は、上下方向に長い長方形状である。液晶ディスプレイ315は、複数種類の模様、各種の機能を実行させるコマンド名、各種のメッセージ等、様々な項目の画像を表示する。透明のタッチパネル326が、液晶ディスプレイ315の前面に設けられる。ユーザが液晶ディスプレイ315に表示された項目に対応するタッチパネル326の部位を、指や専用のタッチペンを用いて触れることにより、縫製したい模様や実行すべきコマンドを選択することができる。
縫製開始・停止スイッチ321が、アーム部313の前面下部に設けられる。縫製開始・停止スイッチ321は、ミシン301による縫製を開始又は停止させる。縫製開始・停止スイッチ321が押されると、ミシン301は、縫製開始又は停止の指令を制御部60に指示する。
[刺繍枠移動装置332]
図2を参照して、刺繍枠移動装置332の内部構成について説明する。
刺繍枠移動装置332の本体部11内には、左右方向に長いメインフレーム12が固定される。メインフレーム12の右端部にはX軸モータ13が固定される。X軸モータ13の回転軸には径小な駆動ギア14が固定される。駆動ギア14には径大な従動ギア15が噛合する。従動ギア15は、メインフレーム12に固定されたシャフト16に回転可能に支持される。従動ギア15の上部にはXプーリー17が形成されている。従動ギア15とXプーリー17は一体的に回転する。
メインフレーム12の左端部にはXプーリー18が回転可能に支持される。Xプーリー18とXプーリー17にはXタイミングベルト19が掛渡されている。詳しく図示しないが、Xタイミングベルト19の後方側の略中央部は、略三角形状のXフレーム20の連結部と連結される。Xフレーム20は、左右方向(X方向)に延びるXガイドバー21に支持され、左右方向(X方向)に移動可能である。Xガイドバー21は、左右の両端部がメインフレーム12に夫々固定されている。X軸モータ13の駆動に基づいてXタイミングベルト19が回転すると、Xフレーム20がXガイドバー21に沿って左右方向(X方向)へ移動する。
Xフレーム20には前後方向に延びるYフレーム22が固定される。Yフレーム22の前端部にはY軸モータ23が固定されている。Y軸モータ23の回転軸には径小な駆動ギア24が固定される。駆動ギア24には径大な従動ギア25が噛合される。従動ギア25は、Yフレーム22に固定されたシャフト26に回転可能に支持される。従動ギア25の上部にはYプーリー27が形成される。従動ギア25とYプーリー27は一体的に回転する。
Yフレーム22の後端部には、Yプーリー28が回転可能に支持される。Yプーリー28とYプーリー27にはYタイミングベルト29が掛渡されている。詳しく図示しないが、Yタイミングベルト29の右方側の略中央部は、キャリッジ30の連結部が連結される。キャリッジ30は、前後方向(Y方向)に延びるYガイドバー31に支持され、前後方向(Y方向)に移動可能である。Yガイドバー31は、前後の両端部がYフレーム22に夫々固定されている。Y軸モータ23の駆動に基づいてYタイミングベルト29が回転すると、キャリッジ30がYガイドバー31に沿って前後方向(Y方向)へ移動する。このようにして、キャリッジ30は、刺繍枠44を互いに交差する2方向に移動可能である。
[キャリッジ30]
図3を参照して、キャリッジ30について説明する。
キャリッジ30には、ブラケット32が固定される。ブラケット32は垂直プレート33および水平プレート34を有するL字形状の板部材である。水平プレート34には上面が開口する溝35が前後方向に延びるように形成されている。また、垂直プレート33には、2本のシャフト36が右方向に延びるように固定される。
2本のシャフト36には、押圧部材39が左右方向へ移動可能に装着される。具体的には、押圧部材39は、前後方向に延びる略直方体形状をなしており、2本のシャフト36が夫々挿通可能な2つの孔が、左右方向に延びるように設けられる。押圧部材39は、各孔が各シャフト36に挿通された状態で、左右方向に移動可能に支持される。また、シャフト36の右端部には、止め輪37が固定されている。止め輪37により、押圧部材39はシャフト36から抜けることはない。押圧部材39は、圧縮コイルバネ(図示せず)の弾性力により、常に右方向に付勢されている。よって、押圧部材39は、左右方向の移動可能範囲内において最右方に位置する。また、押圧部材39には、前後方向中央部に位置して右方に突出する突部40が形成される。
キャリッジ30には、検出部41が装着される。検出部41は、キャリッジ30に保持された刺繍枠44の被検出部51の形状を検出する。被検出部51は、刺繍枠の種類毎に形状が異なる。検出部41は前後一列に並ぶ3個のスイッチ42からなる。3個のスイッチ42のオン−オフ状態の組合わせは、8通り存在する。8通りの組合わせの中で、全てのスイッチがオフの場合は、キャリッジ30に刺繍枠が装着されていない場合である。従って、3個のスイッチ42により7種類の刺繍枠を判別することができる。
刺繍枠44の左側には装着部46が形成される。装着部46は、押圧部材39の下面と水平プレート34の上面との間に前方から着脱可能に差込まれる。装着部46の下面には前後方向に延びる突条部(図示せず)が形成されている。突条部は、水平プレート34の上面に形成された溝35に係合する。突条部と溝35が係合することによって、キャリッジ30に対する装着部46の左右方向の位置が決められる。
装着部46の右端部には、後端から前後方向略中央まで延びるリブ48が形成される。リブ48は、前方で左方に僅かに傾斜する形状である。リブ48の前端には左方向に開口する凹部49が形成される。凹部49は、押圧部材39の突部40に係合可能である。装着部46がキャリッジ30に差し込まれて前方から後方に向かって移動するとき、リブ48の左側面が、押圧部材39の突部40の先端に当接しながら移動する。このとき、リブ48は上記のように傾斜している為、押圧部材39は突部40と共に、圧縮コイルバネの弾性力に抗して、左方に押圧されて徐々に左方に移動する。装着部46が更に後方に移動し、凹部46が突部40と係合可能な位置に至ったときには、圧縮コイルバネの弾性力によって押圧部材39が右方に移動して、突部40が凹部46と係合する。このように、キャリッジ30に対する装着部46の前後方向の位置が決められる。
上記のように、キャリッジ30に対する装着部46の前後左右の位置が決められることによって、キャリッジ30に対する刺繍枠44の位置が決められる。尚、ユーザが、キャリッジ30から刺繍枠44を取り外すときには、圧縮コイルバネの弾性力に抗して押圧部材39を左方に押圧し、突部40と凹部46の係合を解除させる。この状態で、装着部46を前方に移動させて刺繍枠44を取り外す。
装着部46には、被検出部51が形成される。被検出部51は、刺繍枠の種類毎に異なる形状を有する。装着部46がキャリッジ30に装着されているときには、被検出部51により、3個のスイッチ42のうちの少なくとも1個のスイッチ42の検出レバー52が押圧されて、スイッチ42がオン状態となる。
具体的には、複数種類の刺繍枠のうち、図4に示す刺繍枠44がキャリッジ30に装着されているときは、最前部のスイッチ42の検出レバー52が被検出部51により押圧され、最前部のスイッチ42がオン状態となる。
刺繍枠44の枠部45について説明する。刺繍枠44は、平面視にてほぼ矩形状である。枠部45は、外枠91と、内枠92と、を含む。刺繍枠44は、内枠92の内側に縫製可能領域EAが設定されている。なお、図4では、説明の便宜上、加工布300の図示を省略している。
外枠91は、水平面内に位置する4つの外枠辺91a〜91dと、コーナー部91eと、を有する。外枠辺91a〜91dは略ストレート形状である。コーナー部91eは、湾曲状である。分断部94は、外枠辺91aにおいて分断部94の長さ方向の中央部で分断される。締付機構95は、分断部94に設けられる。締付機構95は、外枠91を内枠92に対して締め付け可能である。
内枠92は、略矩形枠形状である。内枠92は、水平面内に位置する4つの内枠辺92a〜92dと、湾曲状のコーナー部と、を有する。内枠92の内側に張り出すリブ92eが、内枠辺92a〜92dの内周縁の下部に夫々形成される。リブ92eにより、内枠92が補強され、外枠91と協働して加工布300を保持したときに加工布300が一層張られるようにする。
図5を参照して、ミシン301の電気的構成について説明する。ミシン301の制御部60は、CPU61,ROM62,RAM63,カードスロット47,外部アクセスRAM68,入力インターフェイス65,及び出力インターフェイス66を含み、これらはバス67により相互に電気的に接続される。縫製開始・停止スイッチ321,タッチパネル326,及びスイッチ42が、入力インターフェイス65に電気的に接続される。駆動回路72,75,85および86が、出力インターフェイス66に電気的に接続される。駆動回路72は、ミシンモータ79を駆動する。駆動回路75は、液晶ディスプレイ315を駆動する。駆動回路85および86は、刺繍枠44を移送させるX軸モータ13及びY軸モータ23を夫々駆動する。
CPU61は、ミシン301の主制御を司り、読み出し専用の記憶素子であるROM62に記憶されたプログラム210に従って、各種演算及び処理を実行する。ROM62は、プログラム210と、刺繍データ250と、寸法データテーブル230と、寸法表示画像データ240と、を記憶する。第1実施形態では、プログラム210は、枠選択プログラム211を含む。刺繍データ250は、刺繍模様を形成する針落ち点の座標データと、刺繍模様の寸法データと、を含む。寸法表示画像データ240は、1つの刺繍枠と、その刺繍枠に対応する加工布と、その加工布の寸法を表示する画像データであって、刺繍枠の種類に応じた複数の画像データを含む。RAM63は、任意に読み書き可能な記憶素子である。RAM63は、CPU61が演算処理した演算結果を記憶する。
図6を参照して、寸法データテーブル230について説明する。寸法データテーブル230は、複数種類の刺繍枠のそれぞれに対応する複数の縫製可能領域EAの大きさ、及び複数の加工布の大きさを含む。縫製可能領域EA及び加工布の大きさは、左右方向(横方向)及び前後方向(縦方向)によって形成される平面に平行な方向の寸法である。刺繍枠の種類は、詳しい説明は省略するが、例えば、小・中・大・特大枠、キルト枠、クランプ枠、ジャンボ枠、丸枠等である。例えば、大枠に対応する加工布の縦方向の寸法G1(=300mm)は、縫製可能領域EAの縦方向の寸法E1(=180mm)に対して、前後それぞれF1(=60mm)増加した値である。また、大枠に対応する加工布の横方向の寸法G2(=210mm)は、縫製可能領域EAの横方向の寸法E2(=130mm)に対して、左右それぞれF2(=40mm)増加した値である。また、刺繍枠の種類が丸枠の場合、縫製可能領域EAの寸法は、直径で表される。寸法データテーブル230に記載の10種類の刺繍枠を識別する場合、スイッチ42は、4つ以上あることが望ましい。スイッチ42が、4つあることによって、15種類の刺繍枠を識別可能である。
[枠選択プログラム211]
図7を参照して、枠選択プログラム211について説明する。枠選択プログラム211は、ミシン301のCPU61によって実行される。例えば、ユーザがタッチパネル326に触れ、刺繍模様を選択する画面が表示された場合、CPU61は、ROM62からプログラム210を読み出し、枠選択プログラム211を実行する。フローチャートに示す各ステップは、CPU61の処理を示す。なお、説明の便宜上、プログラム210に表される刺繍枠の種類は、大枠、中枠、小枠のみであるが、図6に記載された他の刺繍枠の種類を含んでも良い。
S13では、CPU61は、刺繍模様の指定を受け付ける。ユーザが、所望の刺繍模様に対応するタッチパネル326の位置に指で触れると、CPU61は、対応する刺繍模様のデータをRAM63に記憶させる。
S14では、S13によって指定された刺繍模様より大きな縫製可能領域の刺繍枠を抽出する。例えば、刺繍模様の寸法が、40mm×30mmであった場合、小枠の縫製可能領域EAの寸法は、60mm×40mmであり、60>40かつ40>30であるから、小枠の縫製可能領域の大きさは、刺繍模様の大きさ以上である。従って、CPU61は、小枠以上の大きさの刺繍枠である小枠、中枠、大枠を抽出する。
S15では、CPU61は、複数種類の刺繍枠を液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、CPU61は、S14によって抽出された刺繍模様より大きな縫製可能領域を有する複数の刺繍枠を並べて液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、CPU61は、駆動回路75を介して、枠選択画面を表示するための制御信号を液晶ディスプレイ315に出力する。CPU61からの制御信号に従って、液晶ディスプレイ315は、枠選択画面を表示する。さらに詳細には、CPU61は、ROM62から枠選択画面を示す画像情報を読み出し、液晶ディスプレイ315に画像信号を送信する。
S17では、CPU61は、刺繍枠44の種類の指定を受け付ける。ユーザが、所望の刺繍枠に対応するタッチパネル326の位置に指で触れると、CPU61は、対応する刺繍枠のデータをRAM63に記憶させる。
S19では、CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類が、小枠か否かを判断する。CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類が、小枠であると判断した場合(S19:YES)、S21へ処理を進める。CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類が、小枠ではないと判断した場合(S19:NO)、S24へ処理を進める。
S21では、CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類である小枠に対応する加工布300の大きさをROM62から読み出す。具体的には、CPU61は、図6に示す寸法データテーブル230から小枠に対応する加工布の寸法データである「180mm×120mm」をROM62から読み出す。本実施形態では、小枠に対応する寸法表示画像データ240をROM62から読み出す。
S23では、CPU61は、S21によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、CPU61は、駆動回路75を介して、小枠に対応する寸法表示画像データ240を液晶ディスプレイ315に出力する。寸法表示画像データ240に従って、液晶ディスプレイ315は、小枠に対応する寸法表示画像を表示する。小枠に対応する寸法表示画像は、小枠(形状の一部及び縫製可能領域EA)と、小枠に対応する大きさの加工布と、その加工布の寸法と、を示す画像である。CPU61は、S23終了後、枠選択プログラム211を終了する。
図8を参照して、寸法表示画像241について説明する。寸法表示画像241は、1つの刺繍枠と、その刺繍枠に対応する加工布と、その刺繍枠に対応する加工布の寸法と、その刺繍枠に対応する縫製可能領域EAの寸法と、を示す画像である。寸法表示画像241は、1つの刺繍枠と、その刺繍枠に対応する加工布と、が縦方向に並べて表示される。加工布の寸法は、縦方向の寸法G1(=220mm)と、横方向の寸法G2(=180mm)と、で表される。縫製可能領域EAの寸法は、縦方向の寸法E1(=100mm)と、横方向の寸法E2(=100mm)と、で表される。加工布の寸法G1、G2は、縫製可能領域EAの寸法E1、E2に対して、順にそれぞれ所定の寸法2×F1(=2×60mm)、2×F2(=2×40mm)大きい値である。
S24では、CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類が、中枠か否かを判断する。CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類が、中枠であると判断した場合(S24:YES)、S25へ処理を進める。CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類が、中枠ではないと判断した場合(S24:NO)、S27へ処理を進める。
S25では、CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類である中枠に対応する加工布300の大きさをROM62から読み出す。具体的には、CPU61は、図6に示す寸法データテーブル230から中枠に対応する加工布の寸法データである「220mm×180mm」をROM62から読み出す。本実施形態では、「220mm×180mm」が記載された中枠に対応する寸法表示画像データ240をROM62から読み出す。
S26では、CPU61は、S25によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、CPU61は、駆動回路75を介して、中枠に対応する寸法表示画像データ240を液晶ディスプレイ315に出力する。CPU61から出力された寸法表示画像データ240に従って、液晶ディスプレイ315は、中枠に対応する寸法表示画像241を表示する。中枠に対応する寸法表示画像241は、中枠と、中枠に対応する大きさの加工布と、その加工布の寸法と、を示す画像である。CPU61は、S26終了後、枠選択プログラム211を終了する。
S27では、CPU61は、S17で指定された刺繍枠の種類である大枠に対応する加工布300の大きさをROM62から読み出す。具体的には、CPU61は、図6に示す寸法データテーブル230から大枠に対応する加工布の寸法データである「300mm×210mm」をROM62から読み出す。本実施形態では、「300mm×210mm」が記載された大枠に対応する寸法表示画像データ240をROM62から読み出す。
S28では、CPU61は、S27によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、CPU61は、駆動回路75を介して、大枠に対応する寸法表示画像データ240を液晶ディスプレイ315に出力する。CPU61から出力された寸法表示画像データ240に従って、液晶ディスプレイ315は、大枠に対応する寸法表示画像を表示する。大枠に対応する寸法表示画像は、大枠と、大枠に対応する大きさの加工布と、その加工布の寸法と、を示す画像である。CPU61は、S28終了後、枠選択プログラム211を終了する。
図9を参照して、内枠92と外枠91とで加工布300を挟持する場合の所定の寸法F1、F2について説明する。所定の寸法F1、F2は、内枠92の外周面92fと外枠91の内周面91fとによって挟まれる上下方向の加工布の長さD3と、内枠92及び外枠91の左右方向の面に沿った加工布の長さD1、D2と、を含む。上下方向の加工布の長さD3は、内枠92の外周面92f、又は外枠91の内周面91fにおいて、内枠92の外周面92f又は外枠91の内周面91fが上下方向に沿って延びる方向の距離である。従って、内枠92の外周面92fが上下方向に平行な方向に延びる場合は、上下方向の長さD3は、外周面92fの上下方向の距離である。内枠92の左右方向(横方向)の面に沿った加工布の長さD1は、内枠92のリブ92eと、内枠辺92b又は92dと、の左右方向の距離である。外枠91の左右方向(横方向)の面に沿った加工布の長さD2は、外枠91の外枠辺91b、又は91dの左右方向の距離である。従って、所定の寸法F1≧D1+D2+D3である。所定の寸法F1≧D1+D2+D3と設定することにより、内枠92と外枠91とで加工布300を挟持する刺繍枠44であっても、加工布300を確実に挟持することができる。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態に係るミシン301は、液晶ディスプレイ315に、ユーザが指定した刺繍枠44に対応する加工布300の大きさとして、縦方向の寸法と、横方向の寸法と、を表示させる。従って、ユーザは、刺繍枠に対応する加工布の大きさを具体的な数値で知ることができる。その結果、ユーザは液晶ディスプレイ315に表示された具体的な数値に基づいて、定規等で加工布の寸法を測って、適切な大きさに切断することができる。
液晶ディスプレイ315は、ユーザが指定した刺繍枠44に対応する加工布300の寸法とともに、ユーザが指定した刺繍枠44と、その刺繍枠44の種類に対応する大きさの加工布と、を表示する。このため、ユーザは、加工布の寸法の正確な数値を知ることができると共に、刺繍枠に対する加工布の大きさを直感的に知ることができる。
図9に示す様に、加工布300は、刺繍枠44に挟持された際に、外枠91の外周面91fより所定量D4外側に大きい方が望ましい。所定量D4とは、例えば、10〜20mmである。これは、加工布300を挟持させるときに、外枠91に対する加工布300の位置ずれを考慮する必要があるからである。更に、刺繍枠44に加工布300を挟持させた状態で、ユーザが刺繍枠の外側に延びた加工布300を指で外側に引っ張ることにより、縫製可能領域EAの加工布300を水平方向に適度に緊張させた状態にする必要があるからである。刺繍枠44に加工布300を適度に緊張させて挟持させることで、ミシン300は、より綺麗な刺繍模様を加工布300に縫製することができる。このように、F1は、D1+D2+D3に対して、所定量D4を更に加算した寸法であってもよい。しかしながら、F1>D1+D2+D3+D4であった場合、刺繍枠44をミシンに装着した際に、加工布の外縁が刺繍枠の外側に大きくはみ出して、縫製の邪魔になる懸念がある。従って、外枠91の外周面91fからの距離が、縫製の邪魔にならない程度の所定量D4以下(F1≦D1+D2+D3+D4)であることが望ましい。従って、刺繍枠に対して適切な加工布の大きさは、例えば、D1+D2+D3≦F1≦D1+D2+D3+D4と規定される。
F2は、F1同様に、D1+D2+D3≦F2≦D1+D2+D3+D4と規定される。また、F1(=60mm)は、F2(=40mm)より長い。縦方向の縫製可能領域EAの端点と内枠92の内周面との距離が、横方向の縫製可能領域EAの端点と内枠92の内周面との距離より長いためである。
液晶ディスプレイ315は、ユーザが指定した刺繍枠の種類に対応する加工布の寸法を表示する。ユーザが使用する予定の刺繍枠を指定することにより、刺繍枠に対応する適切な加工布の寸法を知ることができる。その結果、ユーザは液晶ディスプレイ315に表示された寸法に基づいて、加工布の寸法を測って、適切な大きさに加工布を切断することができる。
[第2実施形態]
図10を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態のプログラム210は、概略的には、枠選択プログラム211の代わりに、模様判断プログラム212を備える点で第1実施形態とは異なる。なお、第1実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付し、説明を省略する。
[模様判断プログラム212]
図10を参照して、模様判断プログラム212について説明する。模様判断プログラム212は、ミシン301のCPU61によって実行される。例えば、ユーザがタッチパネル326に触れ、刺繍模様を選択する画面が表示された場合、CPU61は、ROM62からプログラム210を読み出し、模様選択プログラム212を実行する。
S31では、CPU61は、刺繍模様の指定を受け付ける。ユーザが、所望の刺繍模様に対応するタッチパネル326の位置に指で触れると、CPU61は、対応する刺繍模様のデータをRAM63に記憶させる。
S33では、CPU61は、小枠の縫製可能領域EAの大きさが、S31で指定された刺繍模様の大きさ以上か否かを判断する。CPU61は、小枠の縫製可能領域EAの大きさが、S31で指定された刺繍模様の大きさ以上であると判断した場合(S33:YES)、S21へ処理を進める。CPU61は、小枠の縫製可能領域EAの大きさが、S31で指定された刺繍模様の大きさ以上ではないと判断した場合(S33:NO)、S39へ処理を進める。例えば、小枠の縫製可能領域EAの寸法は、60mm×40mmであり、刺繍模様の寸法が、40mm×30mmであった場合、60>40かつ40>30であるから、小枠の縫製可能領域の大きさは、刺繍模様の大きさ以上である。
S21では、CPU61は、S33によって刺繍模様の大きさ以上であると判断された小枠に対応する加工布の大きさを読み出す。S23では、CPU61は、S21によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、第1実施形態と同様に、図8に示すように、CPU61は、小枠に対応する寸法表示画像、すなわち、小枠(形状の一部及び縫製可能領域EA)と、小枠に対応する大きさの加工布と、その加工布の寸法と、を表示させる。CPU61は、S23終了後、模様判断プログラム212を終了する。
S39では、CPU61は、中枠の縫製可能領域EAの大きさが、S31で指定された刺繍模様の大きさ以上か否かを判断する。CPU61は、中枠の縫製可能領域EAの大きさが、S31で指定された刺繍模様の大きさ以上であると判断した場合(S39:YES)、S25へ処理を進める。CPU61は、中枠の縫製可能領域EAの大きさが、S31で指定された刺繍模様の大きさ以上ではないと判断した場合(S39:NO)、S27へ処理を進める。例えば、中枠の縫製可能領域EAの寸法は、100mm×100mmであり、刺繍模様の寸法が、120mm×80mmであった場合、100<120かつ100>80であるから、CPU61は、中枠の縫製可能領域EAの大きさが、刺繍模様の大きさ以上ではないと判断し、S27へ処理を進める。
S25では、CPU61は、S39によって刺繍模様の大きさ以上であると判断された中枠に対応する加工布の大きさを読み出す。S26では、CPU61は、S25によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。CPU61は、S26終了後、模様判断プログラム212を終了する。
S27では、CPU61は、S39によって刺繍模様の大きさ以上ではないと判断された大枠に対応する加工布の大きさを読み出す。S28では、CPU61は、S27によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。CPU61は、S28終了後、模様判断プログラム212を終了する。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態に係るミシン301は、液晶ディスプレイ315に、ユーザが指定した刺繍模様を縫製可能な加工布の寸法を表示させる。ユーザが縫製する予定の刺繍模様を指定することにより、加工布の寸法が表示され、刺繍模様に対応する適切な加工布の寸法を知ることができる。その結果、ユーザは液晶ディスプレイ315に表示された寸法に基づいて、加工布の寸法を測って、適切な大きさに加工布を切断することができる。
[第3実施形態]
図11を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、概略的には、プログラム210が、枠選択プログラム211の代わりに、枠検知プログラム213を備える点で第1実施形態とは異なる。なお、第1実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付し、説明を省略する。
[枠検知プログラム213]
図11を参照して、枠検知プログラム213について説明する。枠検知プログラム213は、ミシン301のCPU61によって実行される。例えば、ユーザがタッチパネル326に触れ、刺繍模様を選択する画面が表示された場合、CPU61は、ROM62からプログラム210を読み出し、枠検知プログラム213を実行する。
S53では、CPU61は、キャリッジ30に装着された刺繍枠の被検出部51の形状を検出部41に検出させる。そして、CPU61は、検出部41から送信される被検出部51の形状を示す信号を受信する。被検出部51の形状を示す信号とは、3個のスイッチのオンオフ信号である。オンの場合1、オフの場合0とすると、CPU61が受信した信号が例えば(1、0、0)であった場合、キャリッジ30に装着された刺繍枠が中枠である等と判別することができる。
S55では、CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、小枠か否かを判断する。CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、小枠であると判断した場合(S55:YES)、S21へ処理を進める。CPU61は、S21及びS23終了後、枠検知プログラム213を終了する。CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、小枠ではないと判断した場合(S55:NO)、S57へ処理を進める。
S21では、CPU61は、検出部41によって検出された刺繍枠の被検出部51の形状に基づいて、刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出す。具体的には、CPU61は、被検出部51の形状に対応する小枠に対応する加工布の大きさを読み出す。S23では、CPU61は、S21によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、第1実施形態と同様に、図8に示すように、CPU61は、小枠に対応する寸法表示画像、すなわち、小枠(形状の一部及び縫製可能領域EA)と、小枠に対応する大きさの加工布と、その加工布の寸法と、を表示させる。CPU61は、S23終了後、枠検知プログラム213を終了する。
S57では、CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、中枠か否かを判断する。CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する枠が、中枠であると判断した場合(S57:YES)、S25へ処理を進める。CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、中枠ではないと判断した場合(S57:NO)、S59へ処理を進める。
S25では、CPU61は、検出部41によって検出された刺繍枠の被検出部51の形状に基づいて、刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出す。具体的には、CPU61は、被検出部51の形状に対応する中枠に対応する加工布の大きさを読み出す。S26では、CPU61は、S25によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。CPU61は、S26終了後、枠検知プログラム213を終了する。
S59では、CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、大枠か否かを判断する。CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、大枠であると判断した場合(S59:YES)、S27へ処理を進める。CPU61は、S27及びS28終了後、枠検知プログラム213を終了する。CPU61は、検出部41によって検出された被検出部51の形状に対応する刺繍枠が、大枠ではないと判断した場合(S59:NO)、S60へ処理を進める。
S27では、CPU61は、検出部41によって検出された刺繍枠の被検出部51の形状に基づいて、刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出す。具体的には、CPU61は、被検出部51の形状に対応する大枠に対応する加工布の大きさを読み出す。S28では、CPU61は、S27によって読み出された加工布の大きさを液晶ディスプレイ315に表示させる。CPU61は、S28終了後、枠検知プログラム213を終了する。
S60では、CPU61は、刺繍枠が検出できない旨を示すエラー画面を液晶ディスプレイ315に表示させる。具体的には、エラー画面は、「刺繍枠を検出できません」と表示された画面である。第3実施形態においては、ROM62に、小枠、中枠、大枠に対応するオンオフの組合せしか記憶していない。従って、検出部41が小枠、中枠、大枠に対応するオンオフの組合せ以外を検出した場合、液晶ディスプレイ315は、刺繍枠が検出できない旨を表示する。具体的には、CPU61は、駆動回路75を介して、エラー画面を表示するための制御信号を液晶ディスプレイ315に出力する。CPU61からの制御信号に従って、液晶ディスプレイ315は、エラー画面を表示する。さらに詳細には、CPU61は、ROM62からエラー画面を示す画像情報を読み出し、液晶ディスプレイ315に画像信号を送信する。CPU61は、S60終了後、枠検知プログラム213を終了する。
[第3実施形態の効果]
第3実施形態に係るミシン301は、液晶ディスプレイ315に、ユーザがキャリッジ30に装着した刺繍枠に対応する加工布の寸法を表示する。ユーザが縫製に使用する刺繍枠をキャリッジ30に装着することにより、加工布の寸法が表示され、装着された刺繍枠に対応する適切な加工布の寸法を知ることができる。その結果、ユーザは液晶ディスプレイ315に表示された寸法に基づいて、加工布の寸法を測って、適切な大きさに加工布を切断することができる。
[変形例]
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
本実施形態において、CPU61は、寸法表示画像241として、1つの刺繍枠と、その刺繍枠に対応する加工布と、その加工布の寸法と、縫製可能領域EAの寸法と、を液晶ディスプレイ315に表示させた。しかしながら、CPU61は、図12に示す様に、刺繍枠に対応する加工布の寸法のみの寸法表示画像241Bを表示させてもよい。具体的には、CPU61は、図6に示す寸法データテーブル230から特大枠に対応する加工布の寸法である「480mm×280mm」をROM62から読み出し、液晶ディスプレイ315に表示させる。
[クランプ枠219]
上記本実施形態においては、刺繍枠は、内枠92と外枠91とで加工布を挟持する構成であった。しかしながら、刺繍枠は、クランプ枠219であってもよい。
図13を参照して、クランプ枠219について詳細に説明する。クランプ枠219は、上枠220と下枠221とクランプ機構222とを備える。クランプ枠219は、上枠220をクランプ機構222で下枠221に押圧することにより加工布を挟持して保持する。
下枠221は、加工布を下側から保持する矩形枠状の保持板部221aと、保持板部221aの外周を囲む外周部221bと、が一体的に構成されている。保持板部221aの中央部には、矩形状の開口部221cが形成されている。開口部221cの内側に刺繍縫製可能領域が設定されている。上枠220と対向する保持板部221aの上面には、加工布の滑り止めテープ225が貼着されている。下枠221の左端部には、刺繍枠移動装置332のキャリッジ30に装着する為の装着部216が固定されている。
上枠220は平面視にて矩形枠状に形成されている。上枠220の下面には、加工布の滑り止めテープ226が貼着されている。上枠220は、前後1対のクランプ機構222の連結部材227の左端部に夫々回動可能に連結され、加工布を下枠221に押える保持位置と、開放位置とに亙って揺動可能に構成されている。
クランプ機構222は、前後1対のクランプ機構222A,222Bを有する。クランプ機構222A,222Bは、前後に対称な構造であるので、前側のクランプ機構222Aについて説明する。クランプ機構222Aは、上枠220の前側部分に沿って左右方向に延びた連結部材227と、加工布を押える保持位置で上枠220をロックするロック機構と、上枠220のロック状態を解除するロック解除ボタン234とを有する。ユーザがロック解除ボタン234を押動操作すると、ロックが解除され、連結部材227が上昇して上枠220は加工布を押圧する保持位置から開放位置に切り換わる。
クランプ枠219に対応する加工布の寸法について説明する。クランプ枠219に対応する加工布の寸法は、クランプ枠219の縫製可能領域EAに対して、所定の寸法大きい値である。所定の寸法は、上枠220の下面と下枠221の上面とによって挟まれる加工布の長さを含む。具体的には、所定の寸法は、上枠220の下面にあるテープ226の左右方向、又は前後方向の距離である。
本実施形態においては、1本の針棒を有するミシン301であったが、複数の針棒を有する多針ミシンであってもよい。
第1実施形態において、液晶ディスプレイ315は、ユーザが指定した刺繍枠に対応する加工布の大きさを表示した。第2実施形態において、液晶ディスプレイ315は、刺繍模様に対応する加工布の大きさを表示した。第3実施形態において、液晶ディスプレイ315は、装着された刺繍枠に対応する加工布の大きさを表示した。しかしながら、刺繍枠に対応する加工布の大きさを表示するきっかけは、上記の方法に限定されず、例えば、ユーザがタッチパネル326上を指で操作することにより、図6に示すような加工布の大きさを示す一覧表が液晶ディスプレイ315に表示されるようにしてもよい。これに限らず、加工布の大きさを表示さえすれば他の実装方法であってもよい。
本実施形態では、ROM62から、刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出す手段をCPU61が実行するソフトウェアにより実現したが、ハードウェアにより実現してもよい。また、本実施形態では、CPU61が各ステップを実行する例を示したが、少なくとも一部のステップを他のCPUが実行する、あるいは、1または複数のASICが実行する構成であっても良い。
〔本発明と実施例との対応関係〕
本実施形態におけるX方向及びY方向は、本発明における「互いに交差する2方向」の一例である。
本実施形態における寸法データテーブル230に含まれる刺繍枠の種類は、本発明における刺繍枠の種類の一例である。
本実施形態におけるROM62は、本発明における記憶部の一例である。
本実施形態におけるCPU61、S21、S25、S27は、本発明における読出手段、及び読出ステップの一例である。
本実施形態における液晶ディスプレイ315は、本発明における表示部の一例である。
本実施形態における長さD3は、本発明における「平面に交差する方向の加工布の長さ」の一例である。
本実施形態における長さD1、D2は、本発明における「平面に平行な面に沿った加工布の長さ」の一例である。
本実施形態におけるCPU61、及びS23、S26、S28は、本発明における表示制御ステップの一例である。
本実施形態におけるCPU61、及びS17は、本発明における第1受付手段の一例である。
本実施形態におけるCPU61、及びS31は、本発明における第2受付手段の一例である。
本実施形態におけるCPU61、S33、S39は、本発明における判断手段の一例である。
本実施形態におけるプログラム210は、本発明における制御プログラムの一例である。
30 キャリッジ
41 検出部
44 刺繍枠
51 被検出部
91 外枠
92 内枠
300 加工布
301 ミシン
315 液晶ディスプレイ
EA 縫製可能領域

Claims (9)

  1. 刺繍枠を互いに交差する2方向に移動可能なキャリッジと、
    複数種類の刺繍枠のそれぞれに対応する複数の加工布の大きさを記憶する記憶部と、
    前記記憶部から、前記刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された前記加工布の大きさを表示する表示部と、
    を備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記表示部は、
    前記加工布の大きさとして、前記交差する2方向によって形成される平面に平行な方向の加工布の寸法を表示することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記表示部は、
    前記刺繍枠と、前記刺繍枠の種類に対応した大きさの前記加工布と、を表示することを特徴とする請求項2に記載のミシン。
  4. 各刺繍枠に対応する前記加工布の寸法は、各刺繍枠に対応する縫製可能領域の寸法に対して所定の寸法大きい値であることを特徴とする請求項2に記載のミシン。
  5. 前記刺繍枠は、内枠と外枠とを含み、
    前記所定の寸法は、前記内枠の外周面と前記外枠の内周面とによって挟まれる前記平面に交差する方向の加工布の長さと、前記内枠及び前記外枠の前記平面に平行な面に沿った加工布の長さと、を含むことを特徴とする請求項4に記載にミシン。
  6. 前記刺繍枠の種類の指定を受け付ける第1受付手段を備え、
    前記読出手段は、
    前記第1受付手段によって受け付けられた前記刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出すことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のミシン。
  7. 刺繍模様の指定を受け付ける第2受付手段と、
    前記刺繍枠の前記縫製可能領域の大きさが、前記第2受付手段によって受け付けられた前記刺繍模様の大きさ以上か否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記読出手段は、
    前記判断手段によって前記刺繍模様の大きさ以上であると判断された前記刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出すことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のミシン。
  8. 各刺繍枠は、前記刺繍枠の種類毎に異なる形状を有する被検出部を有し、
    前記ミシンは、
    前記キャリッジに保持された前記刺繍枠の被検出部の形状を検出する検出部を備え、
    前記読出手段は、
    前記検出部によって検出された前記刺繍枠の前記被検出部の形状に基づいて、前記刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出すことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のミシン。
  9. 複数の刺繍枠の種類のそれぞれに対応する複数の加工布の大きさを予め記憶する記憶部と、表示部と、を備えるミシンを制御するコンピュータに、
    前記記憶部から、前記刺繍枠の種類に対応する加工布の大きさを読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップによって読み出された前記加工布の大きさを前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を実行させる制御プログラム。
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