JP2015145058A - ネジ締め装置 - Google Patents

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千尋 仁田原
Chihiro Nitahara
千尋 仁田原
田中 正文
Masabumi Tanaka
正文 田中
享 小杉
Susumu Kosugi
享 小杉
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Abstract

【課題】ドライバビット先端とネジ頭の溝との嵌合不良やネジ吸着不良を原因とするネジ締め不良の防止を図ることのできるネジ締め装置を得ること。【解決手段】ドライバビット356bを回転させるサーボモータ351bと、ドライバビット356bを励磁する電磁コイル358bとを含むドライバ機構35bと、ドライバ機構35bを上下動させるドライバ位置決め機構31と、ドライバ機構35bとドライバ位置決め機構31との間に介在して、ドライバ機構35bを下向きに付勢する設定付勢力とドライバ機構35bに対するネジからの反力との差に基づいてドライバ位置決め機構31に対しドライバ機構35bを上下動させるバッファ機構33bと、ドライバ機構35bに対してバッファ機構33が設定距離以上上方向に移動したとき異常信号を出力する光電センサ338bと、ドライバ機構35b及びドライバ位置決め機構31を制御する制御システムとを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、雄ネジをワークのネジ穴部に自動的に締め付けることに適したネジ締め装置に関する。
一般に、組立ラインにおいて使用するネジ締め装置は、チャッキングにより保持したネジをドライバビットでネジ締めするシステムが代表的である。このようなネジ締め装置は、ネジをチャック爪により保持しているため、ネジ締め位置としてチャック爪の昇降及び拡縮を阻害しない空間を確保できない狭い部分へのネジ締めには使用できない。
そのため細部へのネジ締めを行う場合は、ドライバビットを収納可能でネジの上面を吸着可能な吸着孔を有するスリーブを用いてエアによりネジを吸着させる方法や、永久磁石からなるドライバビットや磁性体からなるドライバビットを励磁させることで磁力によりネジを吸着させる方法が一般的である。
これらの方法では、ネジ吸着時にドライバビットの先端(ビット)とネジ頭の溝との嵌合が必要になる場合がある。このとき嵌合や吸着力が不十分であった場合、ネジ吸着不良やネジの傾きによるネジ締め不良などが発生する恐れがある。
これらの不良を改善した、特許文献1における組立ライン用ネジ締めシステムでは、容器に収容された磁性材料からなるネジを、エア圧により垂直上方へ僅かに浮上させ、永久磁石又は励磁制御により磁化するようにした素材からなるドライバビットの回転と磁力による吸着力及び押付けとの協働で、ネジ供給ユニットから供給され浮上したネジ頭の溝に、ドライバビットの先端を嵌合させ保持する構成であった。
特開2001−038546号公報
しかし、特許文献1ではネジ吸着時にドライバビット先端とネジ頭の引っ掛かりにより、ドライバビットの回転とともにネジも回転してしまう空回りを防ぐことができない。また、ドライバビットに永久磁石を使用する場合には、一度ドライバとネジを離して吸着動作をやり直すリトライ動作をすることができず、ドライバビットの先端とネジ頭の溝との嵌合不良や吸着不良を発生させる恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ドライバビット先端とネジ頭の溝との嵌合不良やネジ吸着不良を原因とするネジ締め不良の防止を図ることのできるネジ締め装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネジ吸着開始位置からドライバビットを回転させながら下降し、ドライバビットのビットを、下方に配置したネジのネジ溝に嵌合させ、励磁したドライバビットの電磁力によりネジを保持するネジ締めを行うネジ締め装置において、磁性体で形成されたドライバビットと、ドライバビットを回転させるモータと、ドライバビットを励磁する電磁コイルとを含むドライバ機構と、ドライバ機構を上下動させるドライバ位置決め機構と、ドライバ機構とドライバ位置決め機構との間に介在して、ドライバ機構を下向きに付勢する設定付勢力とドライバ機構に対するネジからの反力との差に基づいてドライバ位置決め機構に対しドライバ機構を上下動させるバッファ機構と、ドライバ位置決め機構に対してバッファ機構によりドライバ機構が設定距離以上上方向に移動したとき異常信号を出力する検出部と、ドライバ機構及びドライバ位置決め機構を制御する制御手段とを備え、制御手段は、ネジ吸着開始位置から、電磁コイルを励磁してドライバビットにネジを吸着保持させる吸着位置まで、ドライバビットを回転させながら下降し、ドライバビットを吸着位置まで下降させたとき、検出部が異常信号を出力しない場合は、ドライバビットにネジを吸着させ、検出部が異常信号を出力する場合は、ネジ締めを再実行するようドライバ機構及びドライバ位置決め機構を制御することを特徴とする。
本発明によれば、ドライバ位置決め機構の上下動機能とドライバ機構の角度制御機能を連係させ、バッファ機構とドライバ機構を下降させながら、バッファ機構による押付けとともにドライバビットを特定角度回転させるため、ドライバビット先端をネジ頭の溝に嵌合させることができ、さらにドライバビット先端がネジ頭の溝に嵌合したことを光電センサで確認してからドライバビットを電磁コイルで励磁することにより吸着を行っているため、嵌合不良や吸着不良を解消することができるという効果を奏する。
また、ビットのネジ頭への押付けはバッファ機構によるものだけであり、ドライバビットも特定角度しか回転しないため、ネジ頭への負担を減らすことができ、ドライバビットとネジの変形や破損を防ぐことができる。
図1は、実施の形態にかかるネジ締め装置の実施の形態の構成を示す正面図である。 図2は、ネジフィーダ及びネジ搬送ユニットの上面図である。 図3は、ネジフィーダ及びネジ搬送ユニットの部分上面図である。 図4は、ドライバユニットの右側面図である。 図5は、ドライバユニットの左側面図である。 図6は、ドライバユニットの部分側面図である。 図7は、光電センサの構成を示す図である。 図8は、ネジ締め装置の構成及び制御系を示す図である。 図9は、ネジ供給からネジ締めまでの動作のフローチャートである。 図10は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝とが未嵌合のときのドライバビットとネジ頭との位置関係を示した図である。 図11は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が未嵌合のときのバッファの状態を示す図である。 図12は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝とが嵌合しているときのドライバビットとネジ頭との位置関係を示した図である。 図13は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が嵌合時のバッファの状態を示す図である。
以下に、本発明にかかるネジ締め装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
以下に、添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係るネジ締め装置の構成について説明し、続いて動作について説明を行う。図1は、実施の形態にかかるネジ締め装置の実施の形態の構成を示す正面図である。図2は、ネジフィーダ及びネジ搬送ユニットの上面図である。図3は、ネジフィーダ及びネジ搬送ユニットの部分上面図である。図4は、ドライバユニットの右側面図である。図5は、ドライバユニットの左側面図である。図6は、ドライバユニットの部分側面図であり、図4中のB部を拡大して示している。図7は、光電センサの構成を示す図である。図8は、ネジ締め装置の構成及び制御系を示す図である。図9は、ネジ供給からネジ締めまでの動作の詳細を説明するためのフローチャートである。図10は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝とが未嵌合のときのドライバビットとネジ頭との位置関係を示した図である。図11は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が未嵌合のときのバッファの状態を示す図である。図12は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝とが嵌合しているときのドライバビットとネジ頭との位置関係を示した図である。図13は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が嵌合時のバッファの状態を示す図である。
本実施の形態では、電磁開閉器に端子台ネジを取り付ける場合に最適なネジ締め装置を例としている。
図1は、実施の形態にかかるネジ締め装置の実施の形態の構成を示す正面図である。ネジ締め装置は、ネジフィーダ1とネジ搬送ユニット2とによって供給されたネジを、ドライバユニット3が吸着保持し、ネジ搬送ユニット2の退避後ドライバユニット3がワーク搬送ユニット4により搬送されたワークWのネジ穴部分にネジ締めを行う装置である。
ボールフィーダ11、ストレートフィーダ12は、投入されたネジをネジ搬送ユニット2へ供給する。搬送ユニット位置決め機構21は、サーボモータ211、エンコーダ212、カップリング213、ボールネジ214を含む。ネジ搬送ブロック22は、搬送ユニット位置決め機構21により図の左右方向に位置決め動作可能となっている。搬送ユニット位置決め機構21は支柱23に取付けられている。
ドライバ位置決め機構31は、サーボモータ311、エンコーダ312を含む。後述のバッファ機構33a,33bは、ばね333a,333b、ばね取付ブロック334a,334bを含む。ドライバ機構35a,35bは、サーボモータ351a,351b、エンコーダ352a,352b、カップリング353a,353b、ユニバーサルジョイント354a,354b、軸受け355a,355b、ドライバビット356a,356b、トルクセンサ357a,357b、電磁コイル358a,358bを備える。ドライバ機構35aは、プレート34a(第2移動部)に取り付けられている。ドライバ機構35bは、プレート34b(第2移動部)に取り付けられている。ドライバ機構35a、35bはドライバ位置決め機構31及びバッファ機構33a,33bにより図の上下方向に動作可能となっている。支柱36には、ドライバ位置決め機構31が取付けられている。ワーク搬送コンベア41は、図1の紙面手前から奥方向に向かってワークWを送り、ネジ締めを行う位置(ネジ締め位置)へ搬送する。
図2は、ネジフィーダ及びネジ搬送ユニットの上面図である。図3は、ネジフィーダ及びネジ搬送ユニットの部分上面図であり、図2中のA部を拡大して示している。図2中で薄墨を付して示す部分はドライバユニット3である。ネジフィーダ1は、ボールフィーダ11とストレートフィーダ12と瀬切13とを有して構成されている。ボールフィーダ11は、投入されたネジ61を整列させストレートフィーダ12へ送り出す。ストレートフィーダ12は、ボールフィーダ11より送られてきたネジ61をネジ搬送ユニット2へと直進させる。瀬切13はエアシリンダ131により図2の左右方向に動作可能であり、ストレートフィーダ12から順々に送り出されるネジを堰き止めることで、ネジを一本ずつネジ搬送ユニット2へと送り出す。なお、本実施の形態においては、ネジ61はプラスネジであり、ネジ頭の溝は十字穴であるとする。
ネジ搬送ユニット2は、搬送ユニット位置決め機構21とネジ搬送ブロック22と支柱23とを有して構成されている。搬送ユニット位置決め機構21はサーボモータ211とエンコーダ212とカップリング213とボールネジ214とボールナット215とガイドレール216とを有して構成されている。
サーボモータ211は出力軸を持つ電動モータであり、出力軸の回転位置を検出するエンコーダ212が取付けられている。サーボモータ211の出力軸はカップリング213を介してボールネジ214に連結されている。ボールネジ214には、ボールネジ214の螺旋溝に螺合し、ボールネジ214の回転に伴って軸線方向に動作可能なボールナット215が取付けられている。ボールナット215は、ボールネジ214と平行に設置されたガイドレール216に摺動自在に案内されている。
ネジ搬送ブロック22は、頭を上にしてネジ頭の頭部と頚部とを支持しネジを一本ずつ収容可能な溝を2箇所有している。ネジ搬送ブロック22は、ボールナット215に取付けられており、上記搬送ユニット位置決め機構21により、図の左右方向に動作可能である。ネジ搬送ブロック22は、ネジフィーダ1からのネジ収容位置やドライバユニット3へのネジ受渡位置をティーチングすることで、位置決め可能となっている。
ネジ搬送ブロック22は、図3のようにストレートフィーダ12の直線上にネジ搬送ブロック22の溝がくる位置であるネジ収容位置にてストレートフィーダ12から送り出されるネジを溝に収容する。ネジがネジ搬送ブロック22の溝に収容された状態で、瀬切13が不図示のエアシリンダにより図3での左方向へ動作しストレートフィーダ12から順々に送り出されるネジを堰きとめることで、ネジ搬送ブロック22の溝一ヶ所にネジを一本収容することを可能にしている。なお、ネジ搬送ブロック22はネジ収容溝を二箇所有しており、ネジを一本収容後、ネジ搬送ブロック22はサーボ駆動により二箇所目のネジ収容位置に移動し、同様に二本目のネジを収容する。
図4は、ドライバユニットの右側面図である。図5は、ドライバユニットの左側面図である。図4、図5中で薄墨を付して示す部分は、バッファ機構33a,33bによらず、ドライバ位置決め機構31によってのみ動作する部分である。ドライバユニット3は、ドライバ位置決め機構31とプレート32(第1移動部)とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bと支柱36とを有して構成されている。ドライバ位置決め機構31は、サーボモータ311とエンコーダ312とカップリング313とボールネジ314とボールナット315とガイドレール316とを有して構成されている。
サーボモータ311は、出力軸を持つ電動モータであり、出力軸の回転位置を検出するエンコーダ312が取付けられている。サーボモータ311の出力軸はカップリング313を介してボールネジ314に連結されている。ボールネジ314には、ボールネジ314の螺旋溝に螺合し、ボールネジ314の回転に伴って軸線方向に動作可能なボールナット315が取付けられている。ボールナット315は、サーボモータ311及びボールネジ314を支持する支柱にボールネジ314と平行に設置されたガイドレール316に摺動自在に案内されている。
プレート32は、ボールナット315に取付けられており、ドライバ位置決め機構31により、図4、図5の上下方向に位置決め動作可能となっている。すなわち、プレート32は、上下動する第1移動部としてドライバ位置決め機構31の一部分をなしている。プレート32にはバッファ機構33a,33bを介してプレート34a,34bが取付けられている。すなわち、プレート34,34bは、第1移動部に対して上下方向にスライド可能な第2移動部としてバッファ機構33の一部分をなしている。
バッファ機構33aは、ガイドレール331aとガイドブロック332aとばね333aとばね取付ブロック334aとエアシリンダ335aとストップピン336aと調整ネジ337aと光電センサ338aと遮光プレート339aとを有して構成されている。バッファ機構33bは、ガイドレール331bとガイドブロック332bとばね333bとばね取付ブロック334bとエアシリンダ335bとストップピン336bと調整ネジ337bと光電センサ338bと遮光プレート339bとを有して構成されている。
ドライバ機構35aは、サーボモータ351aとエンコーダ352aとカップリング353aとユニバーサルジョイント354aと軸受け355aとドライバビット356aとトルクセンサ357aと電磁コイル358aとチャック359aとを有して構成されており、プレート34aに取付けられている。ドライバ機構35bは、サーボモータ351bとエンコーダ352bとカップリング353bとユニバーサルジョイント354bと軸受け355bとドライバビット356bとトルクセンサ357bと電磁コイル358bとチャック359bとを有して構成されており、プレート34bに取付けられている。
サーボモータ351a,351bは出力軸を持つ電動モータであり、出力軸の回転位置を検出するエンコーダ352a,352bが取付けられており、角度制御が可能な構成となっている。サーボモータ351a,351bは、トルクセンサ357a,357bに接続されている。トルクセンサ357a,357bは、プレート34a,34bに接続されており、サーボモータ351a,351bの回転によるプレート34a,34bとの間の歪み応力をトルクとして感知する。
サーボモータ351a,351bの出力軸は、カップリング353a,353bを介してユニバーサルジョイント354a,354bに連結される。ユニバーサルジョイント354a,354bの下端にはチャック359a,359bが設置されており、ドライバビット356a,356bは、チャック359a,359bに固定されることによってユニバーサルジョイント354a,354bに連結されている。ユニバーサルジョイント354a,354bは、サーボモータ351a,351bの出力軸とドライバビット356a,356bの軸とが一致していない場合でも、サーボモータ351a,351bの回転力をドライバビット356a,356bへと伝達できる構成である。これにより、サーボモータ351a,351bの出力軸の間隔よりも狭い間隔でドライバビット356a,356bを配置できるようになっている。ユニバーサルジョイント354a,354bの下部は、プレート34a,34bに固定されている軸受け355a,355bに支持されている。軸受け355a,355bは、ユニバーサルジョイント354a,354bの下部を周囲から覆う円環形状であり、ユニバーサルジョイント354a,354bの下部及びドライバビット356a,356bは水平方向にのみ回転可能となっている。
ドライバビット356a,356bは、チャック359a,359bに着脱可能に取り付けられている。プレート34a,34bには電磁コイル358a,358bが取付けられている。電磁コイル358a,358bはドライバビット356a,356bを覆っているため、電磁コイル358a,358bを励磁することで、磁性体からなるドライバビット356a,356bに電磁力を発生させ、磁性体からなるネジ61の吸着を可能とする。
図6は、ドライバユニットの部分側面図であり、図4中のB部を拡大して示している。図6中で薄墨を付して示す部分は、バッファ機構33bによらず、ドライバ位置決め機構31によってのみ動作する部分である。図6を参照してバッファ機構33bについて説明する。プレート32にはガイドレール331bが取付けられており、ガイドレール331bにはガイドブロック332bが取付けられている。ガイドブロック332bは、ガイドレール331bに摺動自在に案内されており、ガイドブロック332bにはプレート34bが取付けられている。これによりプレート34bは、プレート32に対し、ガイドレール331bとガイドブロック332bを介して図6の上下方向にスライド可能となっている。
プレート32にはストップピン336bが取り付けられている。また、プレート34bには調整ネジ337bが取付けられている。ストップピン336bと調整ネジ337bとは、プレート34bのプレート32に対する上下方向のスライドの下端ストッパーの役割を持っており、鉛直線上に設置されている。プレート34bがプレート32に対し下方向にスライドしていくと、ストップピン336bに調整ネジ337bが接触する点があり、それ以降プレート34bがプレート32に対し下方向にスライドすることはできない構成となっている。
プレート34bは、プレート32に対して摺動自在であるが、プレート34bにはドライバ機構35bが取付けられているため、外力が働いていなければプレート34b及びドライバ機構35bの自重によりプレート34bはストップピン336bと調整ネジ337bとが接触する位置であるスライド下端の位置で停止している。
しかしドライバ機構35bに対して、プレート34b及びドライバ機構35bの自重より大きな上方向の外力が働くと、プレート34bはプレート32に対して上方向にスライドする。このように、ある方向(ここでは下方向)から一定以上の力がかかったとき、スライドすることで部品などの変形や破損を防ぐようにした機構がバッファ機構33bである。すなわち、バッファ機構33bは、ドライバ機構35bを下向きに付勢する設定付勢力とドライバ機構35bに対するネジ61からの反力との差に基づいてドライバ位置決め機構31に対しドライバ機構35bを上下動させる。
さらに本実施の形態では、プレート34b及びドライバ機構35bの自重をキャンセルするためのばね333bと、プレート34bをプレート32に対し下方向に押し付けるための付勢装置としてのエアシリンダ335bとを、バッファ機構33bの構成要素として追加している。
ばね333bは、プレート32及びプレート34bにそれぞれ取付けられているばね取付ブロック334bに取付けられており、プレート34bはばね333bによって上方向に引っ張られている。ばね333bは、プレート34bとドライバ機構35bの自重に対して十分に耐えうるばね定数を持っており、ばね333bへの荷重がプレート34b及びドライバ機構35bの自重のみのとき、プレート34bはばね333bに吊られた状態となる。
エアシリンダ335bは、シリンダチューブ内がピストンロッドと一体のピストンによって二気室に仕切られた一般的な構造であるが、可動部の動作に係る摺動抵抗が極めて小さくなるように設計された低摩擦のエアシリンダであり、ピストンロッドが下向きになるようにプレート32bに取付けられている。ピストンロッドの先端はプレート34bに取付けられており、エアシリンダ335bは、ピストンロッドが前進すると、プレート34bをプレート32bに対して下向きに押し付けるように動作する。
エアシリンダ335bは、不図示の電空レギュレータによりエアが供給されており、圧力を自在に変化させることが可能な構成となっている。プレート34bがプレート32に対してスライド下端の位置関係にあるとき、ばね333bによるプレート34bを上向きに引っ張る力と、プレート34b及びドライバ機構35bの自重による下向きの力と、エアシリンダ335bによるプレート34bを下向きに押し付ける力との合力である設定付勢力が、プレート34bを僅かに下向きに押し付ける力となるようにエアシリンダ335bの圧力を設定している。
ばね333bによる上方向への引っ張りの力及びエアシリンダ335bによる下方向への押し付けの力及び自重による下方向への力以外の外力がプレート34b及びドライバ機構35bにかかっていないとき、プレート34bはスライド下端の位置で停止している。しかし、プレート34b及びドライバ機構35bに上記合力以上の上向きの外力が働くと、プレート34bはプレート32に対して上方向にスライドする。図5中の矢印Dはこのときのプレート34bの上方向へのスライド量を示しており、これをバッファ量と称する。このように、ドライバ機構35bは、ドライバビット356bがネジ61に接触して設定付勢力以上の上向きの外力がドライバビット356bに作用した際にはドライバ位置決め機構31から離間して、ドライバビット356bがネジ61に下方向に加える力を設定付勢力以下に維持する。
光電センサ338bはプレート32に取付けられており、受光か遮光かを検知している。遮光プレート339bはプレート34bに取付けられており、光電センサ338bを遮光するためのものである。光電センサ338bと遮光プレート339bとにより、プレート32とプレート34bとが特定のバッファ量となるような位置関係を検知することができる。本実施の形態では、ネジ吸着時のドライバビット356bの先端とネジ頭の溝とが嵌合した位置、及びネジ締め正常完了時の位置を検知することが可能な構成としている。
図7は、光電センサの構成を示す図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は側面図である。図7は、光電センサ338bが遮光プレート339bにより遮光されている状態を示している。図7中の矢印Eは光電センサ338bの光軸であり、矢印Eのように投光されている光線を遮光プレート339bにより遮光している状態を表している。
ネジ吸着時のドライバビット356bの先端とネジ頭の溝とが嵌合した位置、及びネジ締め正常完了時の位置で、ちょうど光電センサ338bを遮光プレート339bが遮光するように、光電センサ338b及び遮光プレート339bの取付け位置の調整並びにドライバ位置決め機構31のティーチングを行っている。なお、特定のバッファ量以上となった後は、光電センサ338bが受光状態のままとなるため、光電センサ338bは、バッファ機構33bによりドライバ機構35bがドライバ位置決め機構31から設定距離以上離れた状態を検知できる。
ここでは、バッファ機構33b、プレート34b及びドライバ機構35bの動作について説明したが、バッファ機構33a、プレート34a及びドライバ機構35aの動作も同様である。
図8は、ネジ締め装置の構成及び制御系を示す図である。制御手段としての制御システム5はプログラマブルロジックコントローラ51、搬送位置決めサーボコントローラ52、ドライバ位置決めサーボコントローラ53、ドライバ回転サーボコントローラ54で構成されている。
搬送位置決めサーボコントローラ52は、エンコーダ212からサーボモータ211の出力軸の回転位置の情報を取得している。ドライバ位置決めサーボコントローラ53は、エンコーダ312からサーボモータ311の出力軸の回転位置の情報を取得している。ドライバ回転サーボコントローラ54は、エンコーダ352a,352bからサーボモータ351a,351bの出力軸の回転位置の情報を取得している。搬送位置決めサーボコントローラ52、ドライバ位置決めサーボコントローラ53及びドライバ回転サーボコントローラ54は、取得したサーボモータの回転位置情報をプログラマブルロジックコントローラ51に出力している。
プログラマブルロジックコントローラ51は、サーボモータ211を駆動させるための指令を搬送位置決めサーボコントローラ52へ出力している。また、プログラマブルロジックコントローラ51は、サーボモータ311を駆動させるための指令をドライバ位置決めサーボコントローラ53へ出力している。さらに、プログラマブルロジックコントローラ51は、サーボモータ351a,351bを駆動させるための指令をドライバ回転サーボコントローラ54へ出力している。各サーボモータ211,311,351a,351bを駆動させるための指令とは、位置制御や角度制御に必要なものである。
光電センサ338a,338bは、検出した受光及び遮光の情報を表す信号を常にプログラマブルロジックコントローラ51へと出力している。プログラマブルロジックコントローラ51は、光電センサ338a,338bから信号を取り込み、プレート32とプレート34a,34bとが特定のバッファ量となるような位置関係にいるかどうかの判断に使用している。
トルクセンサ357a,357bは、検出したドライバビット356a,356bの回転トルクをプログラマブルロジックコントローラ51へと出力する。プログラマブルロジックコントローラ51は、トルクセンサ357a,357bからドライバビット356a,356bの回転トルクを取り込み、ネジ締め制御に使用する。
プログラマブルロジックコントローラ51は、電磁コイル358a,358bに電流を供給するための信号を出力する。信号が出力されると、電磁コイル358a,358bに電流が供給され、磁性体からなるドライバビット356a,356bが磁化される。磁化されたドライバビット356a,356bは、磁力によりネジ61の吸着が可能となる。
以上が、本実施の形態のネジ締め装置の構成である。
続いて動作の説明を行う。図9はネジ供給からネジ締めまでの動作のフローチャートである。図中、S1〜S15は動作のステップNo.を表しており、以下の説明文中のものと対応している。
ネジフィーダ1は、ボールフィーダ11に投入されたネジを整列しストレートフィーダ12に送り、ストレートフィーダ12はネジ搬送ユニット2へとネジを送り出す。ネジ搬送ユニット2のネジ搬送ブロック22が搬送ユニット位置決め機構21によりネジ収容位置に位置決めされていると、瀬切13がエアシリンダにより図3の右方向に動作し、ストレートフィーダ12の送り出しにより一本のネジがネジ搬送ブロック22のネジ収容用の溝へと収容される。ネジが収容されると、瀬切13がエアシリンダにより図3の左側に動作し、ストレートフィーダ12により送り出されるネジを堰きとめる。この一連の動作をネジ収容動作と称する。
ネジ搬送ブロック22にはネジ収容用の溝が二箇所あるため、搬送ユニット位置決め機構21は、ネジ搬送ブロック22への二本目のネジ収容位置へと位置決めを行う。位置決めが完了すると、ネジフィーダ1及びネジ搬送ユニット2は上記ネジ収容動作を行い、二本目のネジをネジ搬送ブロック22へと収容する(S1)。
ネジ搬送ユニット2は、ネジフィーダ1による搬送ブロックへのネジ収容が完了すると、ネジ搬送ブロック22が搬送ユニット位置決め機構21により、ドライバユニット3がネジ吸着可能な位置であるネジ受渡位置へと位置決めを行う(S2)。
ネジが収容されたネジ搬送ブロック22が搬送ユニット位置決め機構21によりネジ受渡位置へと位置決めされ、ネジがドライバユニット3のドライバビット356a,356bの真下となりネジ吸着可能な位置になると、ドライバ位置決め機構31によりプレート32とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bとを下降し、ドライバビット356a,356bの先端がネジ頭に僅かに接触しない位置であるネジ吸着開始位置へと位置決めを行う(S3)。ネジ吸着開始位置は、励磁させたドライバビット356a,356bがネジ61を吸着保持する吸着位置よりも上方の位置である。
ドライバ位置決め機構31により、プレート32とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bとがネジ吸着開始位置へと位置決めされると、ドライバ位置決め機構31の上下動機能とドライバ機構35a,35bの角度制御機能を連係させ、プレート32とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bとを下降させながら、ドライバビット356a,356bを特定角度正転させる(S4)。本実施の形態においては、ネジ61がプラスネジであるため特定角度は90度であるが、ネジ61がマイナスネジ(ネジ頭の溝がすり割り)であれば特定角度は180度となり、ネジ61が六角ネジ(ネジ頭の溝が六角穴)であれば特定角度は60度となる。また、ドライバ位置決め機構31による下降は、ドライバビット356a,356bの先端がネジ頭の溝の最深部に接触する位置よりも僅かに下方の位置までであり、換言するとネジ頭の溝の深さよりも僅かに大きい量の分だけ下降させることになる。
ドライバ位置決め機構31によりプレート32とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bとをネジ吸着開始位置から下降させると、ドライバビット356a,356bの先端がネジ頭に接触する。ドライバビット356a,356bの先端とネジ頭の溝が嵌合しないままドライバ位置決め機構31がドライバ機構35a,35b及びバッファ機構33a,33bを下降させ続けると、ドライバビット356a,356bの先端に上方向の力が発生し、バッファ機構33a,33bによりプレート34a,34bがプレート32に対して相対的に上昇を始める。
したがって、ネジ頭にはバッファ機構33a,33bによるドライバビット356a,356bの押し付け力が発生し、バッファ機構33a,33bによる押し付けとともにドライバビット356a,356bを90度回転させることにより、ドライバビット356a,356b先端とネジ頭の溝とを嵌合させる。このときプログラマブルロジックコントローラ51は光電センサ338a、338bの状態を監視しており、光電センサ338a,338bの光軸を遮光プレート339a,339bが遮光すると、嵌合完了とし次の動作へと移行する。このように、本実施の形態では、光電センサ338a,338bが遮光状態を検出しているときに出力する検出信号は正常信号であり、受光状態を検出しているときに出力する検出信号は異常信号となる。
図10は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝との位置関係を示した図であり、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が未嵌合時のビットとネジの位置関係を示している。図11は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が未嵌合のときのバッファの状態を示す図であり、図4中のC部を拡大して示している。図11中で薄墨を付して示す部分は、バッファ機構33bによらず、ドライバ位置決め機構31によってのみ動作する部分である。ドライバビット356bの先端とネジ頭の溝とが嵌合していない状態では、プレート34bがバッファ機構33bによりプレート32に対して上昇し、光電センサ338bの光軸も遮光プレート339bにより遮光されていない。したがって、光電センサ338bは、受光状態にあることを示す検出信号(異常信号)を出力する。
図12は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝との位置関係を示した図であり、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が嵌合時のビットとネジの位置関係を示している。図13は、ドライバビットの先端とネジ頭の溝が嵌合時のバッファの状態を示す図であり、図4中のC部を拡大して示している。図13中で薄墨を付して示す部分は、バッファ機構33bによらず、ドライバ位置決め機構31によってのみ動作する部分である。ドライバビット356bの先端とネジ頭の溝とが嵌合している状態では、プレート34bがバッファ機構33bにより上昇しておらず、光電センサ338bの光軸もプレート339bにより遮光されている。したがって、光電センサ338bは、受光状態にあることを示す検出信号(異常信号)を出力しない。これにより、制御システム5は、ドライバビット356bの先端とネジ頭の溝との完全な嵌合を確認している。
なお、本実施の形態では、ドライバ機構35a,35bの両方を共通のドライバ位置決め機構31で上下動させるため、光電センサ338a,338bの両方が遮光状態を示す検出信号を出力している場合に嵌合完了とする。
90度正転後、プログラマブルロジックコントローラ51は光電センサ338a,338bの光軸が遮光プレート339a,339bにより遮光されているか確認を行い(S5)、遮光されていない場合ドライバ機構35a,35bはドライバビット356a,356bを90度逆転させる(S6)。90度逆転後、光電センサ338a,338bの光軸が遮光プレート339a,339bにより遮光されているか再度確認を行い(S7)、遮光されていない場合、ドライバ位置決め機構31がネジ吸着開始位置へと位置決めを行い(S3)、再度ドライバ位置決め機構31の上下動機能とドライバ機構35a,35bの角度制御機能とを連係させ、プレート32とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bとを下降させながら、バッファ機構33a,33bによる押し付けとともにドライバビット356a,356bを90度正転させるリトライ動作を行う(S4)。
本実施の形態では、ネジ61のネジ頭の溝が十字溝であり、ドライバビット356a,356bがプラスドライバであるため、基本的にはドライバビット356a,356bを90度回転させることにより、ドライバビット356a,356bはネジ61のネジ頭の溝に嵌合する。しかし、ドライバビット356a,356bを回転させた際にネジ61も一緒に回転してしまうと、ドライバビット356a,356bを90度回転させてもドライバビット356a,356bがネジ61のネジ頭の溝に嵌合しない可能性がある。このような場合でも、リトライ動作を行うことにより、確実にドライバビット356a,356bをネジ61のネジ頭の溝に嵌合させることができる。
このとき、バッファ機構33a,33bによるドライバビット356a,356b先端のネジ頭への押し付け力は、エアシリンダ335a,335bへエアを供給している電空レギュレータにより僅かな力に調整でき、ドライバ機構35a,35bによる回転も必要最低限であるため、ドライバビット356a,356bとネジの変形や破損を防ぐことができる。
光電センサ338a,338bの光軸を遮光プレート339a,339bが遮光することによるドライバビット356a,356bとネジ頭の溝との嵌合を確認すると、プログラマブルロジックコントローラ51は電磁コイル358a,358bに電流を供給させる信号を出力する。電磁コイル358a,358bが励磁され、磁性体からなるドライバビット356a,356bは電磁力を発生し磁性体からなるネジ61の吸着を行う(S8)。ドライバビット356a,356bとネジ頭の溝との完全な嵌合を確認してから電磁力による吸着を行っているため、ネジ61を強く真っすぐ吸着することができる。
ネジ吸着後、ドライバ位置決め機構31は、吸着したネジ61を含めたドライバユニット3を、搬送ユニット位置決め機構21が動作しても干渉しない位置まで位置決めを行う(S9)。ドライバ位置決め機構31によるドライバユニット3の位置決め完了後、搬送ユニット位置決め機構21はネジ搬送ブロック22をネジ収容位置へと位置決めを行う(S10)。
搬送ユニット位置決め機構21によるネジ搬送ブロック22の位置決めが完了すると、ドライバ位置決め機構31はワーク搬送コンベア41により搬送されたワークWにネジ締め開始可能な位置であるネジ締め開始位置へとドライバ機構35a,35bの位置決めを行う(S11)。ネジ締め開始位置は、ネジ締め位置の上方となる位置である。ドライバ位置決め機構31によるドライバ機構35a,35bの位置決めが完了した後、ドライバ位置決め機構31の上下動機能とドライバ機構35a,35bの角度制御機能を連係させ、プレート32とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bとを下降させながら、バッファ機構33a,33bによる押し付けとともにドライバビット356a,356bを正転させネジ締めを行う(S12)。
プログラマブルロジックコントローラ51はトルクセンサ357a,357bのトルク検知信号によりネジ締め完了とし、ネジ締め完了時に光電センサ338a,338bの光軸が遮光プレート339a,339bにより遮光されているか確認する(S13)。遮光されていれば正常な高さでネジ締めが完了したとし次の動作へと移行し、遮光されていなければ正常な高さでネジ締めが完了していないとしネジ締め不良と判断する(S14)。ネジ締め不良と判断した場合は、例えば、エラー表示などを行った上で、ネジ締め装置を停止させる。
ネジ締めが正常に完了すると、ドライバ位置決め機構31が再び搬送ユニット位置決め機構21が動作してもドライバユニット3と干渉しない位置まで位置決めを行う(S15)。
以上を1サイクルとし、ネジ締め装置は、ネジの搬送、吸着、ネジ締めを繰り返す。
以上のように、ドライバ位置決め機構31の上下動機能とドライバ機構35a,35bの角度制御機能を連係させ、プレート32とバッファ機構33a,33bとプレート34a,34bとドライバ機構35a,35bとを下降させながら、バッファ機構33a,33bによる押し付けとともにドライバビット356a,356bを90度回転させるため、ドライバビット356a,356b先端をネジ頭の溝に嵌合させることができ、さらにドライバビット356a,356b先端がネジ頭の溝に嵌合したことを、光電センサ338a,338bの光軸を遮光プレート339a,339bが遮光することにより確認してからドライバビット356a,356bを電磁コイル358a,358bで励磁させて吸着を行っているため、嵌合不良や吸着不良を解消することができる。
また、ドライバビット356a,356bのネジ頭への押し付け力は、バッファ機構33a,33bのエアシリンダ335a,335bの圧力を電空レギュレータにより自在に変更可能であり、ドライバビット356a,356bも特定角度しか回転しないため、ネジ頭への負担を減らすことができ、ドライバビット356a,356bとネジの変形や破損を防ぐことができる。
ネジ吸着時のドライバビット356a,356bとネジ頭の変形や破損が抑えられ、されにネジを真っすぐに吸着することができるので、ネジ締め開始時のネジの姿勢も真っすぐに保たれることによりネジ締め不良の少ないネジ締め装置とすることができる。
また、ドライバビット356a,356bは特定角度しか回転しないため一連の動作が短く、さらに、動作後に嵌合が確認できなかった場合は直ちにリトライ動作に入るため、タクト短縮が望める。
また、ドライバビット356a,356bは交換が自在な構造をしており、電磁コイル358a,358bで励磁することでネジの吸着を行っているため、市販されている磁性体からなるドライバビットを使用でき、確実に吸着するために磁力を変更することも可能であるため、様々な種類のネジ締めに対応が可能である。
また、本実施の形態では、ドライバビット356a,356b先端とネジ頭の溝とを嵌合させるためのドライバビット356a,356bの回転角度を90度としたが、ドライバ機構35a,35bはサーボモータ351a,351bを用いているため、ドライバビット356a,356bの回転角度は自由に変更することができ、バッファ機構33a,33bによる押し付け力もエアシリンダ335a,335bの圧力を電空レギュレータにより自在に変更可能であるため、ネジ61の種類を変更しても最適な回転角度や押し付け力への変更が容易である。
さらに、ドライバ機構35a,35bのエンコーダ352a,352bより、ドライバビット356a,356bの先端の角度を把握することができるので、ビジョンセンサ等のネジ頭の溝の角度を判別する手段と組み合わせることにより、事前にドライバビット356a,356bの先端の角度をネジ頭の溝に合わせ、ドライバビット356a,356bを回転させること無く下降させ、ドライバビット356a,356bの先端とネジ頭の溝を嵌合させるよう、制御することも可能である。
上記の実施の形態では、ドライバ機構35a,35b及び光電センサ338a,338bを備え、ドライバ機構33a,33bの各々のドライバビット356a,356bがネジ頭の溝に嵌合したことを、光電センサ338a,338bで個別に検出する構成を例としたが、ドライバ機構及び光電センサを一つずつ備える構成としても良いし、3以上備える構成としても良い。
このように、実施の形態に係るネジ締め装置は、細部へのネジ締めを自動で行う場合に、ドライバビット先端とネジ頭の溝を確実に嵌合しネジを吸着保持することにより、ドライバビット先端とネジ頭の溝との嵌合不良やネジ吸着不良を原因とするネジ締め不良の防止を図ることができる。
以上のように、本発明にかかるネジ締め装置は、ネジの吸着不良や嵌合不良を解消できる点で有用であり、特に、組立ラインにおいて電磁開閉器に端子台ネジを取り付けるなどの用途に用いるのに適している。
1 ネジフィーダ、2 搬送ユニット、3 ドライバユニット、4 ワーク搬送ユニット、5 制御システム、11 ボールフィーダ、12 ストレートフィーダ、13 瀬切、21 搬送ユニット位置決め機構、22 ネジ搬送ブロック、23,36 支柱、31 ドライバ位置決め機構、32,34a,34b プレート、33a,33b バッファ機構、35a,35b ドライバ機構、41 ワーク搬送コンベア、51 プログラマブルロジックコントローラ、52 搬送位置決めサーボコントローラ、53 ドライバ位置決めサーボコントローラ、54 ドライバ回転サーボコントローラ、61 ネジ、131,335a,335b エアシリンダ、211,311,351a,351b サーボモータ、212,312,352a,352b エンコーダ、213,313,353a,353b カップリング、214,314 ボールネジ、215,315 ボールナット、216,316,331a,331b ガイドレール、332a,332b ガイドブロック、333a,333b ばね、334a,334b ばね取付ブロック、336a,336b ストップピン、337a,337b 調整ネジ、338a,338b 光電センサ、339a,339b 遮光プレート、354a,354b ユニバーサルジョイント、355a,355b 軸受け、356a,356b ドライバビット、357a,357b トルクセンサ、358a,358b 電磁コイル、359a,359b チャック。

Claims (4)

  1. ネジ吸着開始位置からドライバビットを回転させながら下降し、ドライバビットのビットを、下方に配置したネジのネジ溝に嵌合させ、励磁したドライバビットの電磁力によりネジを保持するネジ締めを行うネジ締め装置において、
    磁性体で形成されたドライバビットと、該ドライバビットを回転させるモータと、前記ドライバビットを励磁する電磁コイルとを含むドライバ機構と、
    前記ドライバ機構を上下動させるドライバ位置決め機構と、
    前記ドライバ機構と前記ドライバ位置決め機構との間に介在して、前記ドライバ機構を下向きに付勢する設定付勢力と前記ドライバ機構に対する前記ネジからの反力との差に基づいて前記ドライバ位置決め機構に対し前記ドライバ機構を上下動させるバッファ機構と、
    前記ドライバ位置決め機構に対して前記バッファ機構により前記ドライバ機構が設定距離以上上方向に移動したとき異常信号を出力する検出部と、
    前記ドライバ機構及び前記ドライバ位置決め機構を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記ネジ吸着開始位置から、前記電磁コイルを励磁して前記ドライバビットに前記ネジを吸着保持させる吸着位置まで、前記ドライバビットを回転させながら下降し、
    前記ドライバビットを前記吸着位置まで下降させたとき、
    前記検出部が異常信号を出力しない場合は、前記ドライバビットに前記ネジを吸着させ、
    前記検出部が異常信号を出力する場合は、前記ネジ締めを再実行する
    よう前記ドライバ機構及び前記ドライバ位置決め機構を制御することを特徴とするネジ締め装置。
  2. 前記ドライバ位置決め機構は、上下動する第1移動部を有し、
    前記バッファ機構は、
    前記第1移動部に対して前記第2移動部を上下方向に移動させることが可能であり、該移動の可動域の下端で前記第1移動部に当接する第2移動部と、
    前記第2移動部を、前記第1移動部に吊り下げるバネと、
    前記第2移動部を下向きに付勢して該第2移動部を前記第1移動部に当接させる付勢装置とを備え、
    前記設定付勢力は、前記バネが前記第2移動部を上向きに引っ張る力と、前記第2移動部及び前記ドライバ機構の自重による下向きの力と、前記付勢装置が前記第2移動部を下向きに付勢する力との合力であることを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  3. 前記ネジを、前記吸着位置まで搬送するネジ搬送ユニットを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のネジ締め装置。
  4. 前記ドライバビットに吸着保持したネジをワークに締め付けるネジ締め位置へ前記ワークを搬送するワーク供給ユニットを備え、
    前記制御手段は、
    前記ネジを前記ドライバビットに吸着保持させた後に、前記ネジを吸着保持した前記ドライバビットを前記ネジ締め位置の上方のネジ締め開始位置に配置し、
    前記ネジ締め開始位置から前記ネジ締め位置まで前記ドライバビットを回転させながら下降してネジ締めを行うように前記ドライバ機構及び前記ドライバ位置決め機構を制御するとともに、
    前記ドライバビットを前記ネジ締め位置まで下降させたとき、前記検出部が前記異常信号を出力するか否かに基づいて、ネジ締めが正常に完了したか否かを判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のネジ締め装置。
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