JP2015144508A - 無線電力伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの伝送方式に対応でき、且つ、送電装置から受電装置への伝送効率の低下を抑制できる無線電力伝送システムを提供する。【解決手段】送電コイル12と受電コイル21との磁界結合を利用して、送電装置10から受電装置20に無線で電力を伝送する無線電力伝送システム1であって、送電装置10は、送電用の電気信号を生成する送電回路11と、第1の伝送方式に対応した第1送電コイル12aと、第2の伝送方式に対応した第2送電コイル12bと、第1送電コイル12aがその上に載置される第1磁性体13aと、第2送電コイル12bがその上に載置される第2磁性体13bと、受電装置20がその上に載置される給電面16aと、を有し、第1磁性体13aの第1取付面14aと第2磁性体13bの第2取付面14bとは、給電面16aの下側に位置し、給電面16aと平行な同一の平面上に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、無線電力伝送システムに関し、特に、複数の伝送方式に対応した無線電力伝送システムに関する。
近年、送電コイルと受電コイルとの磁界結合を利用して、送電装置から受電装置に無線で電力を伝送する無線電力伝送システムが実用化されている。
磁界結合を利用した電力の伝送方式(以下、伝送方式と略称)としては、送電コイルと受電コイルとを近接させ、送電コイルと受電コイルとの電磁誘導を利用して送電装置から受電装置に電力を伝送する電磁誘導方式や、送電コイルと受電コイルとの磁気共鳴を利用して、送電コイルと受電コイルとの距離が離れていても送電装置から受電装置に電力を伝送することが可能な磁気共鳴方式等、が用いられる。
電磁誘導方式の従来の無線電力伝送システムに関する装置としては、特許文献1に示すような非接触電力伝達装置(無線電力伝送システム)等が提案されている。図7は、特許文献1に係る非接触電力伝達装置200の構成を示す説明図である。
図7に示すように、非接触電力伝達装置200は、送電装置に対応する一次側の回路と、受電装置に対応する二次側の回路と、を備えている。一次側の回路は、直流電源210と、直流電源210に接続されたインバータ回路203と、インバータ回路203に接続された一次コイル205aとを有している。インバータ回路203は、コンデンサ211、212、213と、FET等のスイッチング素子214、215と、ダイオード214b、215bと、を有している。
二次側の回路は、センタータップを備えた二次コイル205bと、二次コイル205bに接続された整流回路221と、整流回路221に接続された負荷209と、を有している。整流回路221は、負荷整合用のコンデンサ216と、ダイオード217、218と、電流平滑用のリアクトル219と、平滑コンデンサ220と、を有している。
インバータ回路203は、送電用の交流の電気信号を発生させている。インバータ回路203が発生させた電気信号は、一次コイル205aに印加される。一次コイル205aと二次コイル205bとは、分離着脱自在なトランス205を構成しており、一次コイル205aと二次コイル205bとを近接させると、一次コイル205aと二次コイル205bとの間で電磁誘導が生じる。そして、一次コイル205aに印加された交流の電気信号は、一次コイル205aと二次コイル205bとの電磁誘導を利用して、二次コイル205bに伝送される。二次コイル205bに伝送された電気信号は、整流回路221を介して直流の電気信号に変換された後に、負荷209に出力される。
非接触電力伝達装置200では、このように、一次コイル205aと二次コイル205bとの電磁誘導を利用して、一次側の回路から二次側の回路に被接触(無線)で電力を伝送している。
磁気共鳴方式の従来の無線電力伝送システムとしては、特許文献2に係る非接触給電システム(無線電力伝送システム)等が提案されている。図8は、特許文献2に係る非接触給電システム300の構成を示す説明図である。
図8に示すように、非接触給電システム300は、給電設備301(送電装置)と受電装置302とを備えている。給電設備301は、高周波電源装置310と一次コイル320と一次自己共振コイル330と制御装置340とを有している。高周波電源装置310は、制御装置340から受ける駆動信号に基づいて所定の高周波電圧を発生させ、送電用の高周波電力を供給している。一次コイル320は、高周波電源装置310から供給される高周波電力を一次自己共振コイル330へ伝送している。一次自己共振コイル330は、送電用のLC共振コイルである。C1は、一次自己共振コイル330の浮遊容量である。
受電装置302は、二次自己共振コイル360と二次コイル370とを有している。二次自己共振コイル360は、受電用のLC共振コイルである。C2は、二次自己共振コイル360の浮遊容量である。二次コイル370は、二次自己共振コイル360が受電した電力を取り出し、取り出した電力を負荷303へ出力している。
そして、非接触給電システム300は、一次自己共振コイル330と二次自己共振コイル360との間に発生する電磁場を介した共鳴(磁気共鳴)を利用して、給電設備301から受電装置302に被接触(無線)で電力を伝送している。
特開2002−101578号公報 特開2010−193598号公報
近年、電磁誘導方式と磁気共鳴方式という2つの伝送方式の両方に対応した無線電力伝送システムに対するニーズが高まってきている。すなわち、受電装置が電磁誘導方式と磁気共鳴方式とのどちらの伝送方式に対応した装置であっても、送電装置から受電装置へ電力を伝送することができる無線電力伝送システムや、送電装置が電磁誘導方式と磁気共鳴方式とのどちらの伝送方式に対応した装置であっても、送電装置から受電装置へ電力を伝送することができる無線電力伝送システムの実用化が望まれている。
また、近年、電磁誘導方式においても、伝送周波数等が異なる複数の伝送方式が提案されており、これらの伝送方式に対応した無線電力伝送システムに対するニーズが高まってきている。同様に、磁気共鳴方式においても、伝送周波数等が異なる複数の伝送方式が提案されており、これらの伝送方式に対応した無線電力伝送システムに対するニーズが高まってきている。
異なる2つの伝送方式に対応した無線電力伝送システムに関する技術は、特許文献1や特許文献2には開示されていないが、例えば、送電装置側では、それぞれの伝送方式に対応した送電用の電気信号を、2つの送電コイルに印加する方法が考えられる。しかしながら、このような方法では、2つの送電コイルを近接させて配置すると、2つの送電コイルの間で不要な磁界結合を生じてしまう。そして、2つの送電コイルの間の磁界結合によって、2つの送電コイルのうちの、一方の送電コイルから送信された電気信号が他方の送電コイルにも伝送され、それに伴って、送電装置から受電装置への伝送効率(送電装置から受電装置へ電力を伝送する際の電力の伝送効率)を低下させてしまう可能性があった。
また、受電装置側では、それぞれの伝送方式に対応した2つの受電コイルを配置し、それぞれの伝送方式に対応した電気信号を受信させる方法が考えられる。しかしながら、このような方法では、2つの受電コイルを近接させて配置すると、2つの受電コイルの間で不用な磁界結合を生じてしまう。そして、2つの受電コイルの間の磁界結合によって、2つの受電コイルのうちの、一方の受電コイルが受信した電気信号の一部が他方の受電コイルに伝送され、それに伴って、送電装置から受電装置への伝送効率を低下させてしまう可能性があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、2つの伝送方式に対応でき、且つ、送電装置から受電装置への伝送効率の低下を抑制できる無線電力伝送システムを提供することにある。
この課題を解決するために、請求項1に記載の無線電力伝送システムは、送電コイルを有する送電装置と、受電コイルを有する受電装置と、を備え、前記送電コイルと前記受電コイルとの磁界結合を利用して、前記送電装置から前記受電装置に無線で電力を伝送する無線電力伝送システムであって、前記送電装置は、送電用の電気信号を生成する送電回路と、第1の伝送方式に対応した第1送電コイルと、第2の伝送方式に対応した第2送電コイルと、前記第1送電コイルがその上に載置される第1磁性体と、前記第2送電コイルがその上に載置される第2磁性体と、前記受電装置がその上に載置される給電面と、を有し、前記第1磁性体は、前記第1送電コイルが載置される第1取付面を有し、前記第2磁性体は、前記第2送電コイルが載置される第2取付面を有し、記第1取付面と前記第2取付面とは、前記給電面の下側に位置し、前記給電面と平行な同一の平面上に配置されていることを特徴とする。
この構成の無線電力伝送システムでは、送電装置は、第1の伝送方式に対応した第1送電コイルと、第2の伝送方式に対応した第2送電コイルと、を有している。そのため、受電装置が2つの伝送方式のうちのどちらの方式に対応した装置であっても、送電装置から受電装置へ電力を伝送することができる。
しかも、送電装置は、第1送電コイルがその上に載置される第1磁性体と、第2送電コイルがその上に載置される第2磁性体と、を有している。そのため、第1送電コイルが発生させた磁束を第1磁性体の内部に集中させて、第1送電コイルと第2送電コイルとの磁界結合を抑制することができる。また、第2送電コイルが発生させた磁束を第2磁性体の内部に集中させて、第1送電コイルと第2送電コイルとの磁界結合を抑制することができる。
更に、第1取付面と第2取付面とは、給電面の下側に位置し、給電面と平行な同一の平面上に配置されている。そのため、第1送電コイルが上方に放射する磁束を第2磁性体が遮るのを抑制することができる。そして、第1送電コイルと受電コイルとを効率良く磁界結合させることができる。また、第2送電コイルが上方に放射する磁束を第1磁性体が遮るのを抑制することもできる。そして、第2送電コイルと受電コイルとを効率良く磁界結合させることもできる。その結果、送電装置から受電装置への伝送効率の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の無線電力伝送システムでは、前記第1送電コイルは、電磁誘導方式に対応したコイルであり、前記第2送電コイルは、磁気共鳴方式に対応したコイルであることを特徴とする。
この構成の無線電力伝送システムでは、第1送電コイルは、電磁誘導方式に対応したコイルであり、第2送電コイルは、磁気共鳴方式に対応したコイルである。電磁誘導方式は、送電コイルと受電コイルとを近接させて電力を伝送する伝送方式であり、磁気共鳴方式は、送電コイルと受電コイルとの距離が離れている場合でも電力を伝送することが可能な伝送方式である。そのため、送電装置と受電装置とが近接している場合でも、送電装置と受電装置との距離が離れている場合でも、送電装置から受電装置へ電力を伝送することができる。その結果、送電装置と受電装置との距離に対する自由度を拡げることができる。
請求項3に記載の無線電力伝送システムでは、前記第2送電コイルのコイル径は、前記第1送電コイルのコイル径よりも大きく、前記第2送電コイルは、上から見て前記第1送電コイルの周囲を取り囲むように配置されていることを特徴とする。
この構成の無線電力伝送システムでは、第2送電コイルのコイル径は、第1送電コイルのコイル径よりも大きく、第2送電コイルは、上から見て第1送電コイルの周囲を取り囲むように配置されている。そのため、第2送電コイルの内側の空間を有効に活用し、送電装置を小型化することができる。
しかも、第2送電コイルは、磁気共鳴方式に対応したコイルであり、第2送電コイルのコイル径の方が、第1送電コイルのコイル径よりも大きい。磁気共鳴方式の無線電力伝送では、送電コイルのコイル径が大きい程、伝送距離(電力を有効に伝送できる距離)を長くすることができる。そのため、受電装置が給電面から離れた場合でも、送電装置から受電装置への電力伝送を維持し易い。
請求項4に記載の無線電力伝送システムでは、前記第1取付面と前記第2取付面とは、所定の幅を有する環状の面であり、前記第2取付面は、上から見て前記第1取付面の周囲を取り囲むように配置され、前記第1送電コイルは、前記第1取付面の内周と外周との略中間に位置するように配置され、前記第2送電コイルは、前記第2取付面の内周と外周との略中間に位置するように配置されていることを特徴とする。
この構成の無線電力伝送システムでは、第1取付面は、所定の幅を有する環状の面であり、第1送電コイルは、第1取付面の内周と外周との略中間に位置するように配置されている。そのため、第1送電コイルが発生させた磁束を第1磁性体に集中させ易く、しかも、第1送電コイルと第2送電コイルとを離間させ易い。その結果、この構成の無線電力伝送システムでは、第1送電コイルと第2送電コイルとの磁界結合を抑制することができ、送電装置から受電装置への伝送効率の低下を更に抑制することができる。
また、第2取付面は、所定の幅を有する環状の面であり、上から見て第1取付面の周囲を取り囲むように配置されている。そして、第2送電コイルは、第2取付面の内周と外周との略中間に位置するように配置されている。そのため、第2送電コイルが発生させた磁束を第2磁性体に集中させ易く、しかも、第1送電コイルと第2送電コイルとを離間させ易い。その結果、この構成の無線電力伝送システムでは、第1送電コイルと第2送電コイルとの磁界結合を抑制することができ、送電装置から受電装置への伝送効率の低下を更に抑制することができる。
請求項5に記載の無線電力伝送システムは、送電コイルを有する送電装置と、受電コイルを有する受電装置と、を備え、前記送電コイルと前記受電コイルとの磁界結合を利用して、前記送電装置から前記受電装置に無線で電力を伝送する無線電力伝送システムであって、前記受電装置は、第1の伝送方式に対応した第1受電コイルと、第2の伝送方式に対応した第2受電コイルと、前記第1受電コイルと前記第2受電コイルとが接続される受電回路と、前記第1受電コイルの上に載置される第3磁性体と、前記第2受電コイルの上に載置される第4磁性体と、前記送電装置の上に載置される受電面と、を有し、前記第3磁性体は、前記第1受電コイルと接する第3取付面を有し、前記第4磁性体は、前記第2受電コイルと接する第4取付面を有し、前記第3取付面と前記第4取付面とは、前記受電面の上側に位置し、前記受電面と平行な同一の平面上に配置されていることを特徴とする。
この構成の無線電力伝送システムでは、受電装置は、第1の伝送方式に対応した第1受電コイルと、第2の伝送方式に対応した第2受電コイルと、を有している。そのため、送電装置が2つの伝送方式のうちのどちらの方式に対応した装置であっても、送電装置から受電装置へ電力を伝送することができる。
しかも、受電装置は、第1受電コイルの上に載置される第3磁性体と、第2受電コイルの上に載置される第4磁性体と、を有している。そのため、第1受電コイルが発生させた磁束を第3磁性体の内部に集中させて、第1受電コイルと第2受電コイルとの磁界結合を抑制することができる。また、第2受電コイルが発生させた磁束を第4磁性体の内部に集中させて、第1受電コイルと第2受電コイルとの磁界結合を抑制することができる。
更に、第3取付面と第4取付面とは、受電面の上側に位置し、受電面と平行な同一の平面上に配置されている。そのため、送電コイルから第1受電コイルに向けて放射される磁束を第4磁性体が遮るのを抑制することができる。そして、送電コイルと第1受電コイルとを効率良く磁界結合させることができる。また、送電コイルから第2受電コイルに向けて放射される磁束を第3磁性体が遮るのを抑制することもできる。そして、送電コイルと第2受電コイルとを効率良く磁界結合させることもできる。その結果、送電装置から受電装置への伝送効率の低下を抑制することができる。
本発明によれば、2つの伝送方式に対応でき、且つ、送電装置から受電装置への伝送効率の低下を抑制できる無線電力伝送システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る無線電力伝送システム1の構成を示す説明図である。 図1に示す送電装置10の構造を示す説明図である。 図2に示す送電コイル12と送電側磁性体13との構造を示す説明図である。 図1に示す無線電力伝送システム1の電力伝送方法を示す説明図である。 図2に示す送電コイル12の磁束分布を示す説明図である。 図2に示す送電コイル12に対する比較例の磁束分布を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る無線電力伝送システム101の構成を示す説明図である。 図7に示す受電装置120の構造を示す説明図である。 特許文献1に係る非接触電力伝達装置200の構成を示す説明図である。 特許文献2に係る非接触給電システム300の構成を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各図において、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
まず、本発明の第1実施形態に係る無線電力伝送システム1の構成について、図1ないし図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線電力伝送システム1の構成を示す説明図である。図2は、図1に示す送電装置10の構造を示す説明図である。図2(a)は、送電装置10を上から見た場合の構造を示す模式図である。図2(a)では、内部構造を判り易くするために、カバー16を省略している。図2(b)は、図2(a)のA1−A1断面の構造を示す模式図である。図3は、図2に示す送電コイル12と送電側磁性体13との構造を示す説明図である。図3(a)は、第1送電コイル12aと第1磁性体13aとの構造を示す分解斜視図である。図3(b)は、第2送電コイル12bと第2磁性体13bとの構造を示す分解斜視図である。図4は、図1に示す無線電力伝送システム1の電力伝送方法を示す説明図である。図4(a)は、受電装置20が電磁誘導方式に対応した装置である場合の説明図である。図4(b)は、受電装置20が磁気共鳴方式に対応した装置である場合の説明図である。
無線電力伝送システム1は、図1に示すように、送電装置10と受電装置20とを有している。無線電力伝送システム1は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式との両方の伝送方式に対応した無線電力伝送システムである。電磁誘導方式は、送電コイルと受電コイルとを近接させ、送電コイルと受電コイルとの電磁誘導を利用して送電装置から受電装置に電力を伝送する伝送方式である。磁気共鳴方式は、送電コイルと受電コイルとの磁気共鳴を利用して、送電コイルと受電コイルとの距離が離れていても送電装置から受電装置に電力を伝送することが可能な伝送方式である。
送電装置10は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式との両方の伝送方式に対応した送電装置である。送電装置10は、図1及び図2に示すように、送電回路11と、送電回路11に接続される2つの送電コイル12と、送電コイル12がそれぞれ載置される2つの送電側磁性体13と、送電回路11と送電コイル12と送電側磁性体13とを収容する送電側ケース15と、送電側ケース15の上側に固定されるカバー16と、を有している。
送電回路11は、第1送電回路11aと第2送電回路11bとを有している。第1送電回路11aは、電磁誘導方式に対応した送電用の電気信号を発生させている。電磁誘導方式に対応した電気信号としては、通常、数十kHz〜数百kHz付近の周波数の交流の電気信号が用いられる。第1送電回路11aとしては、インバータ回路等の回路が使用される。
第2送電回路11bは、磁気共鳴方式に対応した送電用の電気信号を発生させている。磁気共鳴方式に対応した電気信号としては、通常、数MHz〜数十MHz付近の周波数の交流の電気信号が用いられる。第2送電回路11bとしては、インバータ回路等の回路が使用される。
尚、送電装置10は、図示しない制御回路や操作スイッチ等の入力装置を更に有しており、入力装置に対する所定の入力操作に基づいて、電磁誘導方式と磁気共鳴方式とのうちのどちらの伝送方式で電力伝送を行うかを選択できるようになっている。
2つの送電コイル12は、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとである。第1送電コイル12aは、図2に示すように、円の外周に沿って巻き回されたスパイラルコイルである。第1送電コイル12aは、電磁誘導方式に対応している。第1送電コイル12aの両端部は、図示しない配線を介して第1送電回路11aに接続されている。そして、第1送電回路11aが発生させた電気信号が、第1送電コイル12aに印加される。第1送電コイル12aは、金属でできた導線を所定の形状に巻き回して形成される。
第2送電コイル12bも、図2に示すように、円の外周に沿って巻き回されたスパイラルコイルである。第2送電コイル12bは、磁気共鳴方式に対応している。第2送電コイル12bのコイル径は、第1送電コイル12aのコイル径よりも大きく設定されている。そして、第2送電コイル12bは、上から見て、第1送電コイル12aの周囲を取り囲むように配置されている。また、第2送電コイル12bは、自身が有するインダクタンスと浮遊容量とによって、所定の周波数で共振するようになっている。
第2送電コイル12bの両端部は、図示しない配線を介して第2送電回路11bに接続されている。そして、第2送電回路11bが発生させた電気信号が、第2送電コイル12bに印加される。第2送電コイル12bは、金属でできた導線を所定の形状に巻き回して形成される。
2つの送電側磁性体13は、第1磁性体13aと第2磁性体13bとである。第1磁性体13aは、図2に示すように、所定の幅を有する円環状の上面を有するシート状の部材である。また、図3(a)に示すように、第1磁性体13aの上面は、第1送電コイル12aがその上に載置される第1取付面14aとなっている。第1磁性体13aは、所定の透磁率を有する軟磁性体の金属微粒子等を合成樹脂に混ぜ、所定の形状に成型することによって得られる。
第2磁性体13bは、図2に示すように、所定の幅を有する円環状の上面を有するシート状の部材である。また、図3(a)に示すように、第2磁性体13bの上面は、第2送電コイル12bがその上に載置される第2取付面14bとなっている。尚、第2取付面14bの外径は、第1取付面14aの外径よりも大きく設定されている。そして、第2取付面14bは、上から見て第1取付面14aの周囲を取り囲むように配置されている。第2磁性体13bは、所定の透磁率を有する軟磁性体の金属微粒子等を合成樹脂に混ぜ、所定の形状に成型することによって得られる。
送電側ケース15は、合成樹脂等でできた略直方体の部材であり、回路収容部15aとコイル収容部15bとを有している。回路収容部15aには、送電回路11が収容される。コイル収容部15bには、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bと第1磁性体13aと第2磁性体13bとが収容される。
コイル収容部15bの底面15cは水平方向に広がる平面であり、底面15cには第1磁性体13aと第2磁性体13bとが貼り付けられている。第1磁性体13aと第2磁性体13bとは、第1取付面14aと第2取付面14bとが、水平方向に広がる仮想平面P1上に位置するように、高さを揃えて配置されている。
そして、第1取付面14aの上に第1送電コイル12aが載置され、第2取付面14bの上に第2送電コイル12bが載置されている。第1送電コイル12aは、第1取付面14aの内周と外周との略中間に位置するように載置されている。第2送電コイル12bは、第2取付面14bの内周と外周との略中間に位置するように載置されている。
カバー16は、合成樹脂等でできた板状の部材であり、上下に略長方形の板面を有している。そして、カバー16は、回路収容部15aとコイル収容部15bとを覆うように、送電側ケース15の上側に固定されている。カバー16の上面は、水平方向に広がる平面であり、受電装置20が載置される給電面16aとなっている。その結果、第1取付面14aと第2取付面14bとは、給電面16aの下側に位置し、給電面16aと平行な面となっている。そして、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとは、給電面16aの下側(背面側)に配置されている。
受電装置20は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式とのうちのどちらか一方の伝送方式に対応した受電装置である。受電装置20は、どちらか一方の伝送方式に固定された受電装置であっても、操作スイッチ等によって伝送方式を切り替え可能な受電装置であっても構わない。受電装置20は、図1に示すように、受電コイル21と受電回路22と負荷23とを有している。そして、受電装置20は、図2に示すように、カバー16を挟んで送電コイル12と受電コイル21とが対向するように、給電面16aの上に載置される。
受電コイル21は、2つの送電コイル12のうちのどちらか一方と磁界結合するようになっている。受電装置20が電磁誘導方式に対応した装置である場合、受電コイル21は、図4(a)に示すように、第1送電コイル12aと磁界結合する。その場合、第1送電コイル12aと受電コイル21とは、電磁誘導によって結合する。
受電装置20が磁気共鳴方式に対応した装置である場合、受電コイル21は、図4(b)に示すように、第2送電コイル12bと磁界結合する。その場合、受電コイル21は、所定の周波数で共振し、第2送電コイル12bと受電コイル21とは、磁気共鳴によって結合する。
そして、送電コイル12と受電コイル21との磁界結合によって、送電コイル12に印加された交流の電気信号が受電コイル21に伝送される。尚、図示しないが、受電コイル21も、送電コイル12と同様に、金属でできた導線を所定の形状に巻き回して形成される。
受電回路22は、整流回路や平滑化回路等を有した回路である。受電回路22は、受電コイル21の両端部と接続されている。そして、受電回路22は、受電コイル21に伝送された交流の電気信号を整流及び平滑化して直流の電気信号に変換した後に、負荷23に出力している。無線電力伝送システム1は、このように、送電コイル12と受電コイル21との磁界結合を利用して、送電装置10から受電装置20に無線で電力を伝送している。
次に、送電装置10から受電装置20への伝送効率について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、図2に示す送電コイル12の磁束分布を示す説明図である。図5(a)は、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1の分布を示す模式図である。図5(b)は、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2の分布を示す模式図である。図5(a)と図5(b)とは、いずれも図2(a)のA1−A1断面に対応した模式図となっている。図6は、図2に示す送電コイル12に対する比較例の磁束分布を示す説明図である。図6(a)は、第1磁性体13aと第2磁性体13bとが存在しない場合の、磁束B2の分布を示す比較例である。図6(b)は、第1送電コイル12aと第1磁性体13aとが第2送電コイル12bの上方に配置された場合の、磁束B2の分布を示す比較例である。
まず、受電装置20が電磁誘導方式に対応した装置である場合、第1送電コイル12aに送電用の電気信号が印加される。そして、図5(a)に示すように、第1送電コイル12aが自身の周囲に磁束B1を発生させる。図示しないが、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1に対応して、第1送電コイル12aの周囲に磁界が形成される。そして、第1送電コイル12aの上方に形成された磁界によって、第1送電コイル12aと受電コイル21とが磁界結合し、送電装置10から受電装置20への電力伝送が可能となる。
また、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1に対応して、第2送電コイル12bの周囲にも磁界が形成される。そして、第2送電コイル12bの周囲に形成された磁界によって、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとが磁界結合する。第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合が強くなると、第1送電コイル12aに印加された電気信号の一部が第2送電コイル12bに伝送されて、送電装置10から受電装置20への伝送効率を低下させる。
しかしながら、図5(a)に示すように、第1送電コイル12aの下には第1磁性体13aが存在する。第1磁性体13aは、磁束B1を自身の内部に集中させることによって、磁束B1が第2送電コイル12bの周囲に広がるのを抑制している。その結果、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができる。
次に、受電装置20が磁気共鳴方式に対応した装置である場合、第2送電コイル12bに送電用の電気信号が印加される。そして、図5(b)に示すように、第2送電コイル12bが自身の周囲に磁束B2を発生させる。図示しないが、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2に対応して、第2送電コイル12bの周囲に磁界が形成される。そして、第2送電コイル12bの上方に形成された磁界によって、第1送電コイル12aと受電コイル21とが磁界結合し、送電装置10から受電装置20への電力伝送が可能となる。
また、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2に対応して、第1送電コイル12aの周囲にも磁界が形成される。そして、第1送電コイル12aの周囲に形成された磁界によって、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとが磁界結合する。第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合が強くなると、第2送電コイル12bに印加された電気信号の一部が第1送電コイル12aに伝送されて、送電装置10から受電装置20への伝送効率を低下させる。
しかしながら、図5(b)に示すように、第2送電コイル12bの下には第2磁性体13bが存在する。第2磁性体13bは、磁束B2を自身の内部に集中させることによって、磁束B2が第1送電コイル12aの周囲に広がるのを抑制している。その結果、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができる。
尚、無線電力伝送システム1において、例えば、第1磁性体13aと第2磁性体13bとが存在しない場合、図6(a)に示すように、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2が第1送電コイル12aの方向に大きく広がってしまう。そして、第1送電コイル12aの周囲の磁界が強くなり、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合も強くなる。その結果、第2送電コイル12bに印加された電気信号の一部が第1送電コイル12aに伝送されて、送電装置10から受電装置20への伝送効率を低下させてしまう。
第1送電コイル12aが発生させる磁束B1の影響については図示しないが、第1磁性体13aと第2磁性体13bとが存在しない場合、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1が第2送電コイル12bの方向に大きく広がり、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合が強くなる。その結果、やはり、送電装置10から受電装置20への伝送効率を低下させてしまう。そのため、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの下側には、磁性体が配置されていることが望ましい。
また、無線電力伝送システム1において、例えば、第1送電コイル12aと第1磁性体13aとが第2送電コイル12bの上方に配置された場合、図6(b)に示すように、第1磁性体13aが有する遮蔽効果によって、第2送電コイル12bから上方に向かって放射された磁束B2の一部が遮られ、第2送電コイル12bの上方に形成される磁界が弱められる。その結果、第1送電コイル12aと受電コイル21との磁界結合が抑制されて、送電装置10から受電装置20への伝送効率を低下させてしまう。
第2送電コイル12bと第2磁性体13bとが第1送電コイル12aの上方に配置された場合については図示しないが、第2磁性体13bが有する遮蔽効果によって、第1送電コイル12aから上方に向かって放射された磁束B1の一部が遮られ、やはり、送電装置10から受電装置20への伝送効率を低下させてしまう。
しかしながら、無線電力伝送システム1では、第1取付面14aと第2取付面14bとは、給電面16aの下側に位置し、給電面16aと平行な同一の仮想平面P1上に配置されている。そして、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとは、ほぼ同じ高さとなるように配置されている。
そのため、第1送電コイル12aが上方に放射する磁束B1を第2磁性体13bが遮るのを抑制することができる。そして、第1送電コイル12aと受電コイル21とを効率良く磁界結合させることができる。また、第2送電コイル12bが上方に放射する磁束B2を第1磁性体13aが遮るのを抑制することもできる。そして、第2送電コイル12bと受電コイル21とを効率良く磁界結合させることもできる。
また、例えば、第1送電コイル12aが第1取付面14aの内周付近や外周付近に載置されていた場合、第1磁性体13aの第1送電コイル12aに近接する部分が少なくなり、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1を効率良く第1磁性体13aに集中させることができなくなる。その結果、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとが磁界結合し易くなる。しかも、第1送電コイル12aが第1取付面14aの外周付近に載置されていた場合、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの距離が近くなり、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとが磁界結合し易くなる。
また、例えば、第2送電コイル12bが第2取付面14bの内周付近や外周付近に載置されていた場合、第2磁性体13bの第2送電コイル12bに近接する部分が少なくなり、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2を効率良く第2磁性体13bに集中させることができなくなる。その結果、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとが磁界結合し易くなる。しかも、第2送電コイル12bが第2取付面14bの内周付近に載置されていた場合、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの距離が近くなり、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとが磁界結合し易くなる。
しかしながら、無線電力伝送システム1では、第1取付面14aは、所定の幅を有する円環状の面であり、第1送電コイル12aは、第1取付面14aの内周と外周との略中間に位置するように配置されている。そのため、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1を第1磁性体13aに集中させ易く、しかも、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとを離間させ易い。その結果、無線電力伝送システム1では、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができる。
また、第2取付面14bは、所定の幅を有する円環状の面であり、上から見て第1取付面14aの周囲を取り囲むように配置されている。そして、第2送電コイル12bは、第2取付面14bの内周と外周との略中間に位置するように配置されている。そのため、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2を第2磁性体13bに集中させ易く、しかも、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとを離間させ易い。その結果、無線電力伝送システム1では、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の無線電力伝送システム1では、送電装置10は、電磁誘導方式に対応した第1送電コイル12aと、磁気共鳴方式に対応した第2送電コイル12bと、を有している。そのため、受電装置20が2つの伝送方式のうちのどちらの方式に対応した装置であっても、送電装置10から受電装置20へ電力を伝送することができる。
しかも、送電装置10は、第1送電コイル12aがその上に載置される第1取付面14aを有する第1磁性体13aと、第2送電コイル12bがその上に載置される第2取付面14bを有する第2磁性体13bと、を有している。そのため、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1を第1磁性体13aの内部に集中させて、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができる。また、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2を第2磁性体13bの内部に集中させて、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができる。
更に、第1取付面14aと第2取付面14bとは、給電面16aの下側に位置し、給電面16aと平行な同一の仮想平面P1上に配置されている。そのため、第1送電コイル12aが上方に放射する磁束B1を第2磁性体13bが遮るのを抑制することができる。そして、第1送電コイル12aと受電コイル21とを効率良く磁界結合させることができる。また、第2送電コイル12bが上方に放射する磁束B2を第1磁性体13aが遮るのを抑制することもできる。そして、第2送電コイル12bと受電コイル21とを効率良く磁界結合させることもできる。その結果、無線電力伝送システム1では、送電装置10から受電装置20への伝送効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の無線電力伝送システム1では、第1送電コイル12aは、電磁誘導方式に対応したコイルであり、第2送電コイル12bは、磁気共鳴方式に対応したコイルである。電磁誘導方式は、送電コイルと受電コイルとを近接させて電力を伝送する伝送方式であり、磁気共鳴方式は、送電コイルと受電コイルとの距離が離れている場合でも電力を伝送することが可能な伝送方式である。そのため、無線電力伝送システム1では、送電装置10と受電装置20とが近接している場合でも、送電装置10と受電装置20との距離が離れている場合でも、送電装置10から受電装置20へ電力を伝送することができる。その結果、送電装置10と受電装置20との距離に対する自由度を拡げることができる。
また、本実施形態の無線電力伝送システム1では、第2送電コイル12bのコイル径は、第1送電コイル12aのコイル径よりも大きく、第2送電コイル12bは、上から見て第1送電コイル12aの周囲を取り囲むように配置されている。そのため、第2送電コイル12bの内側の空間を有効に活用し、送電装置10を小型化することができる。
しかも、第2送電コイル12aは、磁気共鳴方式に対応したコイルであり、第2送電コイル12bのコイル径の方が、第1送電コイル12aのコイル径よりも大きい。磁気共鳴方式の無線電力伝送では、送電コイルのコイル径が大きい程、伝送距離(電力を有効に伝送できる距離)を長くすることができる。そのため、受電装置20が給電面16aから離れた場合でも、送電装置10から受電装置20への電力伝送を維持し易い。
また、本実施形態の無線電力伝送システム1では、第1取付面14aは、所定の幅を有する円環状の面であり、第1送電コイル12aは、第1取付面14aの内周と外周との略中間に位置するように配置されている。そのため、第1送電コイル12aが発生させた磁束B1を第1磁性体13aに集中させ易く、しかも、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとを離間させ易い。その結果、無線電力伝送システム1では、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができ、送電装置10から受電装置20への伝送効率の低下を更に抑制することができる。
また、第2取付面14bは、所定の幅を有する円環状の面であり、上から見て第1取付面14aの周囲を取り囲むように配置されている。そして、第2送電コイル12bは、第2取付面14bの内周と外周との略中間に位置するように配置されている。そのため、第2送電コイル12bが発生させた磁束B2を第2磁性体13bに集中させ易く、しかも、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとを離間させ易い。その結果、無線電力伝送システム1では、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制することができ、送電装置10から受電装置20への伝送効率の低下を更に抑制することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、第1実施形態の送電装置10における磁性体使用の効果を、受電装置側に応用したものである。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
まず、本発明の第2実施形態に係る無線電力伝送システム101の構成について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る無線電力伝送システム101の構成を示す説明図である。図8は、図7に示す受電装置120の構造を示す説明図である。図8(a)は、受電装置120を下から見た場合の構造を示す模式図である。図8(a)では、内部構造を判り易くするために、受電側ケース26の底部26cを省略している。図8(b)は、図8(a)のA2−A2断面の構造を示す模式図である。
無線電力伝送システム101は、図7に示すように、送電装置110と受電装置120とを有している。無線電力伝送システム101は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式との両方の伝送方式に対応した無線電力伝送システムである。
送電装置110は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式とのうちのどちらか一方の伝送方式に対応した送電装置である。送電装置110は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式とのうちのどちらか一方の伝送方式に固定された送電装置であっても、操作スイッチ等によって伝送方式を切り替え可能な送電装置であっても構わない。
送電装置110は、図7に示すように、送電回路11と送電コイル12とを有している。
送電回路11は、電磁誘導方式又は磁気共鳴方式に対応した送電用の電気信号を発生させている。送電コイル12の両端部は、図示しない配線を介して送電回路11に接続されている。そして、送電回路11が発生させた電気信号が、送電コイル12に印加される。
また、送電装置110は、図8に示すように、カバー16を有している。カバー16は、図示しない送電側ケースの上側に配置されている。カバー16の上面は、水平方向に広がる平面であり、受電装置120が載置される給電面16aとなっている。図示しないが、給電面16aの下側に送電コイル12が配置されている。
受電装置120は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式との両方の伝送方式に対応した受電装置である。受電装置120は、図7及び図8に示すように、2つの受電コイル21と、2つの受電コイル21が接続される受電回路22と、受電回路22が接続される負荷23と、2つの受電コイルの上にそれぞれ載置される受電側磁性体24と、受電コイル21と受電回路22と負荷23と受電側磁性体24とを収容する受電側ケース26と、を有している。
2つの受電コイル21は、第1受電コイル21aと第2受電コイル21bとである。第1受電コイル21aは、図8に示すように、円の外周に沿って巻き回されたスパイラルコイルである。第1送電コイル12aは、電磁誘導方式に対応している。
第2受電コイル21bも、図8に示すように、円の外周に沿って巻き回されたスパイラルコイルである。第2受電コイル21bは、磁気共鳴方式に対応している。第2受電コイル21bのコイル径は、第1受電コイル21aのコイル径よりも大きく設定されている。そして、第2受電コイル21bは、下から見て、第1受電コイル21aの周囲を取り囲むように配置されている。
本実施形態では、2つの受電コイル21のうちのどちらか一方が、送電コイル12と磁界結合するようになっている。送電装置110が電磁誘導方式に対応した装置である場合、第1受電コイル21aが送電コイル12と磁界結合する。その場合、送電コイル12と第1受電コイル21aとは、電磁誘導によって結合する。送電装置110が磁気共鳴方式に対応した装置である場合、第2受電コイル21bが送電コイル12と磁界結合する。その場合、送電コイル12と第2受電コイル21bとは、磁気共鳴によって結合する。
2つの受電側磁性体24は、第3磁性体24aと第4磁性体24bとである。第3磁性体24aは、図8に示すように、所定の幅を有する円環状の下面を有するシート状の部材である。第3磁性体24aの下面は、第1受電コイル21aと接する第3取付面25aとなっている。
第4磁性体24bは、図8に示すように、所定の幅を有する円環状の下面を有するシート状の部材である。第4磁性体24bの下面は、第2受電コイル21bと接する第4取付面25bとなっている。尚、第4取付面25bの外径は、第3取付面25aの外径よりも大きく設定されている。そして、第4取付面25bは、下から見て、第3取付面25aの周囲を取り囲むように配置されている。
受電回路22は、第1受電回路22aと第2受電回路22bとを有している。第1受電回路22aは、電磁誘導方式に対応した受電回路である。第1受電回路22aは、第1受電コイル21aの両端部と接続されている。そして、第1受電回路22aは、第1受電コイル21aに伝送された交流の電気信号を整流及び平滑化して直流の電気信号に変換した後に、負荷23に出力している。
第2受電回路22bは、第2受電コイル21bの両端部と接続されている。そして、第2受電回路22bは、磁気共鳴方式に対応した受電回路である。第2受電回路22bは、第2受電コイル21bに伝送された交流の電気信号を整流及び平滑化して直流の電気信号に変換した後に、負荷23に出力している。
受電側ケース26は、合成樹脂等でできた略直方体の部材であり、回路収容部26aとコイル収容部26bと底部26cとを有している。回路収容部26aは、受電回路22と負荷23とを収容している。コイル収容部26bは、第1受電コイル21aと第2受電コイル21bと第3磁性体24aと第4磁性体24bとを収容している。
底部26cの下面は、水平方向に広がる平面であり、送電装置110の給電面16aの上に載置される受電面26dとなっている。そして、第3磁性体24aの第3取付面25aと第4磁性体24bの第4取付面25bとが、受電面26dの上側に位置し、受電面26dと平行な同一の平面上に配置されるように、第1受電コイル21aと第2受電コイル21bと第3磁性体24aと第4磁性体24bとの高さ方向の寸法が設定されている。
第1受電コイル21aと第2受電コイル21bとの磁界結合を抑制する方法は、第1実施形態において説明した、第1送電コイル12aと第2送電コイル12bとの磁界結合を抑制する方法と同様の原理を、受電装置側に応用したものでる。そのため、第1受電コイル21aと第2受電コイル21bとの磁界結合を抑制する方法に関する詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の無線電力伝送システム101では、受電装置120は、第1の伝送方式に対応した第1受電コイル21aと、第2の伝送方式に対応した第2受電コイル21bと、を有している。そのため、送電装置110が2つの伝送方式のうちのどちらの方式に対応した装置であっても、送電装置110から受電装置120へ電力を伝送することができる。
しかも、受電装置120は、第1受電コイル21aの上に載置される第3磁性体24aと、第2受電コイル21bの上に載置される第4磁性体24bと、を有している。そのため、第1受電コイル21aが発生させた磁束を第3磁性体24aの内部に集中させて、第1受電コイル21aと第2受電コイル21bとの磁界結合を抑制することができる。また、第2受電コイル21bが発生させた磁束を第4磁性体24bの内部に集中させて、第1受電コイル21aと第2受電コイル21bとの磁界結合を抑制することができる。
更に、第3取付面25aと第4取付面25bとは、受電面26dの上側に位置し、受電面26dと平行な同一の平面上に配置されている。そのため、送電コイル12から第1受電コイル21aに向けて放射される磁束を第4磁性体24bが遮るのを抑制することができる。そして、送電コイル12と第1受電コイル21aとを効率良く磁界結合させることができる。また、送電コイル12から第2受電コイル21bに向けて放射される磁束を第3磁性体24aが遮るのを抑制することもできる。そして、送電コイル12と第2受電コイル21bとを効率良く磁界結合させることもできる。その結果、送電装置110から受電装置120への伝送効率の低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。
例えば、本発明の実施形態において、無線電力伝送システム1(又は、無線電力伝送システム101)は、電磁誘導方式と磁気共鳴方式とに対応した無線電力伝送システムではなく、電磁誘導方式の異なる2つの伝送方式に対応した無線電力伝送システムであっても構わない。そして、第1送電コイル12aが電磁誘導方式の第1の伝送方式に対応したコイルであり、第2送電コイル12bが電磁誘導方式の第2の伝送方式に対応したコイルであっても構わない。また、第1受電コイル21aが電磁誘導方式の第1の伝送方式に対応したコイルであり、第2受電コイル21bが電磁誘導方式の第2の伝送方式に対応したコイルであっても構わない。
また、本発明の実施形態において、無線電力伝送システム1(又は、無線電力伝送システム101)は、磁気共鳴方式の異なる2つの伝送方式に対応した無線電力伝送システムであっても構わない。そして、第1送電コイル12aが磁気共鳴方式の第1の伝送方式に対応したコイルであり、第2送電コイル12bが磁気共鳴方式の第2の伝送方式に対応したコイルであっても構わない。また、第1受電コイル21aが磁気共鳴方式の第1の伝送方式に対応したコイルであり、第2受電コイル21bが磁気共鳴方式の第2の伝送方式に対応したコイルであっても構わない。
また、本発明の実施形態において、送電回路11は、前述した以外の構成であっても構わない。例えば、第1送電回路11aと第2送電回路11bとは、回路の一部を共有していても構わない。また、第1送電回路11aと第2送電回路11bとは、インバータ回路ではなく、発振回路に接続された増幅回路であっても構わない。また、送電回路11は、発生させる電気信号の周波数を、システムの規格に合わせて適宜変更しても構わない。また、受電回路22は、前述した以外の構成であっても構わない。例えば、第1受電回路22aと第2受電回路22bとは、回路の一部を共有していても構わない。また、受電装置20(又は、受電装置120)は負荷23を有しておらず、受電回路22は負荷となる他の電子機器に接続されても構わない。
また、本発明の実施形態において、送電コイル12や受電コイル21は、前述した以外の材質や形状であっても構わない。例えば、送電コイル12や受電コイル21の巻き数は、システムの規格に合わせて適宜変更しても構わない。また、送電コイル12や受電コイル21は、円の外周に沿って巻き回されたスパイラルコイルではなく、多角形の外周に沿って巻き回されたスパイラルコイルであっても構わない。また、送電コイル12や受電コイル21は、スパイラルコイルではなく、ヘリカルコイルであっても構わない。また、送電コイル12や受電コイル21は、基板の板面に電極パターンとして形成されたコイルであっても構わない。また、第2送電コイル12bや第2受電コイル21bには、共振周波数を調整するための容量等が付加されていても構わない。
また、本発明の実施形態において、所定の機能を実現できるのであれば、使用条件に合わせて給電面16aの向きを適宜変更しても構わない。また、送電コイル12は、送電側ケース15と分離可能な別の部材に収容され、配線を介して送電回路11と接続されていても構わない。また、所定の機能を実現できるのであれば、使用条件に合わせて受電面26dの向きを適宜変更しても構わない。また、受電コイル21は、受電側ケース26と分離可能な別の部材に収容され、配線を介して受電回路22と接続されていても構わない。
また、本発明の実施形態において、送電側磁性体13は、前述した以外の材質や形状であっても構わない。例えば、第1送電コイル12aが多角形の外周に沿って巻き回されたスパイラルコイルの場合、第1磁性体13aの上面も多角形の外周を有する環状の面となる。第2磁性体13bも同様である。また、第1磁性体13aと第2磁性体13bとは、軟磁性体の金属微粒子等を合成樹脂に混ぜて形成されるのではなく、フェライト等の磁性体の粉末を焼き固めた板状の部材等であっても構わない。
また、本発明の実施形態において、送電装置10(又は、送電装置110)は、受電装置20の伝送方式を検知するための検知手段や、受電装置20(又は、受電装置120)と無線通信を行うための通信手段等を更に有していても構わない。そして、制御回路14は、検知手段の検知結果や受電装置20との通信結果等に基づいて、電磁誘導方式と磁気共鳴方式とのうちのどちらの伝送方式で電力伝送を行うかを自動的に選択しても構わない。
1 無線電力伝送システム
10 送電装置
11 送電回路
11a 第1送電回路
11b 第2送電回路
12 送電コイル
12a 第1送電コイル
12b 第2送電コイル
13 送電側磁性体
13a 第1磁性体
13b 第2磁性体
14a 第1取付面
14b 第2取付面
15 送電側ケース
15a 回路収容部
15b コイル収容部
15c 底面
16 カバー
16a 給電面
20 受電装置
21 受電コイル
22 受電回路
23 負荷
101 無線電力伝送システム
110 送電装置
120 受電装置
21a 第1受電コイル
21b 第2受電コイル
22a 第1受電回路
22b 第2受電回路
24 受電側磁性体
24a 第3磁性体
24b 第4磁性体
25a 第3取付面
25b 第4取付面
26 受電側ケース
26a 回路収容部
26b コイル収容部
26c 底部
26d 受電面

Claims (5)

  1. 送電コイルを有する送電装置と、
    受電コイルを有する受電装置と、を備え、
    前記送電コイルと前記受電コイルとの磁界結合を利用して、
    前記送電装置から前記受電装置に無線で電力を伝送する無線電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    送電用の電気信号を生成する送電回路と、
    第1の伝送方式に対応した第1送電コイルと、
    第2の伝送方式に対応した第2送電コイルと、
    前記第1送電コイルがその上に載置される第1磁性体と、
    前記第2送電コイルがその上に載置される第2磁性体と、
    前記受電装置がその上に載置される給電面と、を有し、
    前記第1磁性体は、前記第1送電コイルが載置される第1取付面を有し、
    前記第2磁性体は、前記第2送電コイルが載置される第2取付面を有し、
    前記第1取付面と前記第2取付面とは、
    前記給電面の下側に位置し、前記給電面と平行な同一の平面上に配置されていることを特徴とする無線電力伝送システム。
  2. 前記第1送電コイルは、
    電磁誘導方式に対応したコイルであり、
    前記第2送電コイルは、
    磁気共鳴方式に対応したコイルであることを特徴とする、
    請求項1に記載の無線電力伝送システム。
  3. 前記第2送電コイルのコイル径は、
    前記第1送電コイルのコイル径よりも大きく、
    前記第2送電コイルは、
    上から見て前記第1送電コイルの周囲を取り囲むように配置されていることを特徴とする、
    請求項2に記載の無線電力伝送システム。
  4. 前記第1取付面と前記第2取付面とは、
    所定の幅を有する環状の面であり、
    前記第2取付面は、
    上から見て前記第1取付面の周囲を取り囲むように配置され、
    前記第1送電コイルは、
    前記第1取付面の内周と外周との略中間に位置するように配置され、
    前記第2送電コイルは、
    前記第2取付面の内周と外周との略中間に位置するように配置されていることを特徴とする、
    請求項3に記載の無線電力伝送システム。
  5. 送電コイルを有する送電装置と、
    受電コイルを有する受電装置と、を備え、
    前記送電コイルと前記受電コイルとの磁界結合を利用して、
    前記送電装置から前記受電装置に無線で電力を伝送する無線電力伝送システムであって、
    前記受電装置は、
    第1の伝送方式に対応した第1受電コイルと、
    第2の伝送方式に対応した第2受電コイルと、
    前記第1受電コイルと前記第2受電コイルとが接続される受電回路と、
    前記第1受電コイルの上に載置される第3磁性体と、
    前記第2受電コイルの上に載置される第4磁性体と、
    前記送電装置の上に載置される受電面と、を有し、
    前記第3磁性体は、前記第1受電コイルと接する第3取付面を有し、
    前記第4磁性体は、前記第2受電コイルと接する第4取付面を有し、
    前記第3取付面と前記第4取付面とは、
    前記受電面の上側に位置し、前記受電面と平行な同一の平面上に配置されていることを特徴とする無線電力伝送システム。
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