JP5531500B2 - 無線電力伝送システムにおける電磁波遮蔽装置および無線電力送電装置 - Google Patents

無線電力伝送システムにおける電磁波遮蔽装置および無線電力送電装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線電力伝送システムにおける電磁波遮蔽装置、無線電力伝送システム、並びに無線電力送電装置に関する。
無線で電力を伝送する、所謂無線電力伝送またはワイヤレス電力供給(WPS:Wireless Power Supply ) においては、電磁誘導を利用することにより、空間的に離れた2点間でケーブルを用いることなく電力(エネルギ)の送受電を行なう。また、2点間の距離、つまり電力の伝送距離を大きくするために、磁界共鳴(磁場共鳴、磁気共鳴、磁界共鳴モードともいう)を利用することが提案されている(特許文献1)。
無線電力伝送においては、電磁波(高周波電磁界) を仲立ちとして電力が空間を輸送されるため、無線電力伝送装置を波源として空間に電磁波が放射される。放射された電磁波は、通信機器または電子機器などにとっては雑音となるため、その強度は低い方が好ましく、電波法などによっても規制されている。
一般に、電磁波の不要な放射を抑止するために、波源の周囲(空間)の全体を1種類の電磁波遮蔽体で囲むことが行なわれる。例えば、波源の周囲を銅板またはアルミニウム板で囲む。または、波源の周囲をパーマロイ材で囲む。電磁波遮蔽体によって、波源から外部に出ようとする電磁波が吸収され、電磁波エネルギが消費される。
特表2009−501510
さて、無線電力伝送を行うに際し、波源の周囲の全体を電磁波遮蔽体で囲んだ場合に、電磁波遮蔽体による磁界エネルギの吸収および消費が起こり、これが電力輸送効率の低下に直結することになる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、無線電力伝送において電磁波の不要な放射を抑え、かつ電力輸送効率の低下をできるだけ抑えることを目的とする。
ここに開示された実施形態によると、送電系コイルから受電系コイルへ磁界を利用して無線で電力を伝送する無線電力伝送システムにおける電磁波遮蔽装置において、前記送電系コイルにおける当該送電系コイルによる送電側と反対側に配置された磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材と、前記受電系コイルにおける当該受電系コイルによる受電側と反対側に配置された磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材と、前記送電系コイルによる送電方向と直交する側に配置された導電体からなる電界遮蔽部材と、を有し、前記電界遮蔽部材は、前記送電系コイルから前記受電系コイルに至る空間を囲むように配置されたメッシュ状のものが用いられており前記電界遮蔽部材は、固定された電界遮蔽部材とスライド可能な電界遮蔽部材とを備え、前記送電系コイルは、底板、側板、および上板からなるハウジングの内部に設けられており、前記固定された電界遮蔽部材および前記スライド可能な電界遮蔽部材は、これらによって前記送電系コイルの周囲4面を囲むように設けられ、前記受電系コイルは、充電回路および二次電池を備えた充電池が設けられ前記充電池を電源として動作する車両の内部に設けられ、前記車両が上板の上に載ったときに前記送電系コイルから無線で電力を受電して前記二次電池を充電するものであり、前記スライド可能な電界遮蔽部材は、上方へスライド移動したときに、その上端が前記車両の下端の位置とほぼ同じとされている。
本発明によると、無線電力伝送において電磁波の不要な放射を抑え、かつ電力輸送効率の低下をできるだけ抑えることができる。
本実施形態の無線電力伝送システムを示す斜視図である。 本実施形態の無線電力伝送方法を示す図である。 本実施形態の無線電力伝送システムの正面断面図である。 磁気遮蔽部材による磁気遮蔽作用を説明する図である。 電界遮蔽部材による電界遮蔽作用を説明する図である。 電磁波遮蔽装置による電磁界遮蔽作用を説明する図である。 無線電力伝送システムの他の実施形態を示す斜視図である。 無線電力伝送方法の他の例を説明するための図である。 本実施形態の無線電力伝送システムをモバイル機器の充電に適用した例を示す図である。 本実施形態の無線電力伝送システムをモバイル機器の充電に適用した他の例を示す図である。 本実施形態の無線電力伝送システムをモバイル機器の充電に適用した他の例を示す図である。 本実施形態の無線電力伝送システムを車両の充電に適用した例を示す図である。 本実施形態の無線電力伝送システムを車両の充電に適用した他の例を示す図である。 本実施形態の無線電力伝送システムを車両の充電に適用した他の例を示す図である。
図1ないし図3において、無線電力伝送システム1は、送電系コイルSC、受電系コイルJC、交流電圧源11、負荷となるデバイス21、送電側磁気遮蔽部材31、受電側磁気遮蔽部材32、および電界遮蔽部材33を備える。
図2において、送電系コイルSCは、電力供給コイル12および送電共振コイル13を備える。電力供給コイル12は、銅線またはアルミニウム線などの金属線が円周状に複数回巻かれたものであり、その両端に交流電圧源11による交流電圧(高周波電圧)が印加される。
送電共振コイル13は、銅線またはアルミニウム線などの金属線が円周状に巻かれたコイル131と、コイル131の両端に接続されたコンデンサ132とからなり、それらによる共振回路を形成する。共振周波数f0 は次の式で示される。
f0 =1/〔2π(LC)-1/ 2 〕 ……(1)
なお、Lはコイル131のインダクタンス、Cはコンデンサ132の静電容量である。
送電共振コイル13のコイル131は、例えばワンターンコイルである。コンデンサ132は、例えばセラミックコンデンサである。コイル131の直径を例えば100mm程度とし、コンデンサ132の静電容量を例えば0.04μF程度とすると、共振周波数f0 は、2MHz程度となる。
送電系コイルSCは、一種の送信アンテナ、例えばループアンテナまたはダイポールアンテナと見ることも可能である。
電力供給コイル12と送電共振コイル13とは、電磁的に違いに密に結合するよう、例えば同一平面上にかつ同心上に配置されている。例えば、送電共振コイル13の直径が100mm程度の場合に、電力供給コイル12の直径は80mm程度とされており、送電共振コイル13の内周側に電力供給コイル12が嵌まり込んだ状態で配置される。この状態で、交流電圧源11から電力供給コイル12に交流電圧が供給されたときに、電力供給コイル12に生じた交番磁界による電磁誘導によって送電共振コイル13に共振電流が流れる。つまり、電磁誘導によって、電力供給コイル12から送電共振コイル13に電力が供給される。
受電系コイルJCは、受電共振コイル22および電力取出コイル23を備える。受電共振コイル22は、銅線またはアルミニウム線などの金属線が円周状に巻かれたコイル221と、コイル221の両端に接続されたコンデンサ222とからなる。受電共振コイル22の共振周波数f0 は、コイル221のインダクタンスおよびコンデンサ222の静電容量に基づいて上の(1)式で示される。
受電共振コイル22のコイル221は、例えばワンターンコイルである。コンデンサ222は、例えばセラミックコンデンサである。受電共振コイル22は、送電共振コイル13と同様な仕様となっている。
電力取出コイル23は、銅線またはアルミニウム線などの金属線が円周状に複数回巻かれたものであり、その両端に負荷であるデバイス21が接続されている。
受電共振コイル22と電力取出コイル23とは、電磁的に違いに密に結合するよう、例えば送電系コイルSCの場合と同様に同一平面上にかつ同心上に配置されている。この状態で、受電共振コイル22に共振電流が流れると、それによって発生した交番磁界による電磁誘導によって電力取出コイル23に電流が流れる。つまり、電磁誘導によって、受電共振コイル22から電力取出コイル23に電力が送られる。
送電系コイルSCと受電系コイルJCとは、磁界共鳴によって無線で電力を伝送するため、図2に示されるように、コイル面が互いに平行になるように、かつコイル軸心が互いに一致するかまたは余りずれないように、互いに適当な距離をおいて配置される。
図2に示す無線電力伝送システム1において、コイル軸心KSに沿う方向が磁界KKの主な放射方向であり、それと直角の方向DSが電界DKの主な放射方向である。送電系コイルSCから受電系コイルJCに向かう方向が送電方向SHである。
図1および図3に示すように、無線電力伝送システム1において、電磁波の不要な放射を抑え、かつ電力輸送効率の低下をできるだけ抑えるために、電磁波遮蔽装置3が設けられる。
電磁波遮蔽装置3は、送電系コイルSCにおける当該送電系コイルSCによる送電側と反対側に配置された磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材31、受電系コイルJCにおける当該受電系コイルJCによる受電側と反対側に配置された磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材32、および、送電系コイルSCによる送電方向と直交する側に配置された導電体からなる電界遮蔽部材33を備える。
送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32は、磁気遮蔽を行うためのものであり、次の条件に当てはまる材料が用いられる。
(1) 透磁率の高い材料、つまり強磁性体の性質を持つ磁性材料である。透磁率が高いほど、磁気遮蔽効果が大きい。そして、使用する周波数(高周波)において複素透磁率の実数部が大きく虚数部の小さいものが好ましい。複素透磁率の虚数部が小さいことにより、磁気損失が小さくなる。保持力は小さくてよいので軟磁性材料が好ましい。
(2) 電気抵抗率(面抵抗)の大きい材料が好ましい。電気抵抗率が大きいことによって、電磁誘導による渦電流が発生し難いため、電流損が少ない。したがって、送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32の電気抵抗率または電気抵抗は、少なくとも電界遮蔽部材33のそれよりも大きい。
したがって、送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32の材料として、透磁率が高く電気抵抗率の大きいフェライトが好適に用いられる。その他、鋼、珪素鋼、パーマロイなどの軟磁性材料を用いることができる。また、種々の磁性粉を含有した樹脂材を用いることもできる。また、樹脂材などの表面に磁性塗膜を形成したものを用いてもよい。
また、電界遮蔽部材33は、電界を遮蔽するものであり、次の条件に当てはまる材料が用いられる。
(3) 導電率の大きい材料が用いられる。高導電率であるほど、電界エネルギの吸収が大きい。
(4) 非磁性材料が好ましい。
したがって、電界遮蔽部材33の材料として、銅、アルミニウムなどの非磁性金属が好適に用いられる。電界遮蔽部材33は、導電性樹脂であってもよい。また、樹脂材などの表面に導電性塗膜を形成したものでもよい。
なお、電界遮蔽部材33は、接地されていることが好ましい。電界遮蔽部材33が接地されることによって、電界遮蔽部材33の電位がグランド電位となり、電界によって生じた電流をグランドに流すことができる。
図1および図3に示す無線電力伝送システム1においては、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCが円形であるので、図2に示す送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32は、送電系コイルSCまたは受電系コイルJCとほぼ同じかそれより大きい直径を有する円板状である。円板の厚さは、例えば0.1〜1mm程度である。伝送電力が大きくなるほど、送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32の厚さを厚くすればよい。
また、電界遮蔽部材33は、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCが内部に含まれる程度の大きさの円筒状である。つまり、電界遮蔽部材33は、送電系コイルSCから受電系コイルJCに至るまでの円柱状の空間を囲むように配置されている。
送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32は、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCから適当な距離だけ離れて配置されているが、接して配置してもよい。また、電界遮蔽部材33は、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCの外周面から僅かに離れる程度の内径を有するが、もっと大きい内径を有していてもよく、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCの外周面が接する程度の内径を有していてもよい。送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32と電界遮蔽部材33との間は、接していても離れていてもよい。それらが離れている場合に、一方の延長線上に他方が存在するような状態で重なっていることが好ましい。
交流電圧源11は、電力供給コイル12に、送電共振コイル13および受電共振コイル22の共振周波数f0 に応じた周波数の交流電力(高周波電力)を供給する。例えば、共振周波数f0 が2MHzである場合に、交流電圧源11は周波数が2MHz程度の高周波電力を送電共振コイル13に供給する。
上に述べたように、送電共振コイル13および受電共振コイル22のサイズ、巻き数、コンデンサの容量などによって、種々の共振周波数f0 とすることができる。例えば、数KHzから数GHz、さらには数THzまでの種々の周波数帯域の周波数を用いることが可能である。
デバイス21として、電力取出コイル23から出力される交流電力で動作する種々の回路または機器などを用いることができる。例えば、整流回路、インバータ、DC−DCコンバータなどを組み合わせて用いることができる。また、デバイス21として、二次電池を充電するための充電装置を用いることができる。この場合には、実質的な負荷は二次電池となる。その他、モータ、ソレノイド、種々の電子回路または電気回路をデバイス21とすることができる。
図4(B)に示すように、送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32が存在しない場合に、送電系コイルSCによる磁界(放射磁界)KKは、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCの外方へも多く放射される。なお、図4に示す磁界KKは、磁力線または磁束の方向をも示す。
図4(A)に示すように、送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32を設けた場合に、放射磁界になるはずだった磁束が送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32に吸い込まれ、磁界KKが外部に放射されることが抑止される。
図5(B)に示すように、電界遮蔽部材33がない場合に、送電系コイルSCによる磁界に基づく電界(放射電界)DKは、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCで挟まれた円柱状の空間の外方へも多く放射される。なお、図5に示す電界DKは、電気力線または電束の方向をも示す。
図5(A)に示すように、電界遮蔽部材33を設けた場合に、放射電界になるはずだった電界エネルギが電界遮蔽部材33に吸収され、電界DKが外部に放射されることが抑止される。電界遮蔽部材33に吸収された電界エネルギは、グランドへ流れる電流となる。電界遮蔽部材33が接地されていない場合には、電界遮蔽部材33において渦電流となり、熱エネルギとなって放散される。
図6(B)に示すように、電磁波遮蔽装置3を設けない場合に、送電系コイルSCによる磁界KKおよび電界DKは外方へ放射される。
図6(A)に示すように、電磁波遮蔽装置3を設けた場合に、放射磁界または放射電界になるはずだった磁束および電界エネルギが電磁波遮蔽装置3に吸収され、外部に放射されることが抑止される。
このように、電磁波遮蔽装置3によって、磁界KKおよび電界DKが、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCによって形成される円柱状の空間にほぼ閉じ込められ、外部への漏れ量が少なくなる。これによって、電磁波の不要な放射が抑えられる。
そして、電力輸送の主な担い手である磁気エネルギは、外部に出ることが抑制されるのみであり、送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32による損失は最低限度に抑えられるので、電力輸送効率の低下が抑えられる。
すなわち、磁界を電力輸送の仲立ちとする方式の無線電力伝送システム1において、磁界は、2点間をつなぐ方向(コイル軸心KSに沿う方向)に主として空間分布する。他方、電界は、それと直角の方向DSに主として空間分布する。
また、磁界強度は波源からの距離の3乗に比例して急速に減衰するが、電界強度は波源からの距離の2乗または1乗に比例して緩やかに減衰する。このことから、本実施形態においては、異方的な電磁界遮蔽を行なうことによって、効率的な遮蔽が行われる。
上の実施形態において、コンデンサ132,222として、セラミックコンデンサ以外の種類のコンデンサを用いることができる。また、コイル131,221の両端を開放し、浮遊容量をコンデンサ132,222として用いることも可能である。
上の実施形態において、送電側磁気遮蔽部材31および受電側磁気遮蔽部材32は、円板状であったが、正多角形の板状、矩形の板状、その他の形状であってもよい。電界遮蔽部材33は、円筒状であったが、正多角筒状、各筒状、その他の形状であってもよい。
上に述べた実施形態において、電界遮蔽部材33は、送電系コイルSCから受電系コイルJCに至るまでの円柱状の空間を囲むように配置されている。つまり、電界遮蔽部材33は円筒面を形成する面状のものであるが、メッシュ状のものを用いてもよい。
すなわち、図7に示す無線電力伝送システム1Bにおいては、ステンレス鋼材からなるメッシュ状の電界遮蔽部材33Bが用いられている。
電界遮蔽部材33Bのメッシュのピッチは、送電系コイルSCに供給される交流電力の波長に対して十分に短いものとなっている。例えば、メッシュのピッチは、波長の数分の1〜十数分の1程度である。円筒状のメッシュを用いる場合に、リング状のワイヤ間のピッチを十分に短くすることにより、電界遮蔽部材33Bを軸方向に2個またはそれ以上に分断することも可能である。
次に、他の送電系コイルSCおよび受電系コイルJCの他の実施形態について説明する。
図8に示す無線電力伝送システム1Cでは、送電系コイルSCCとして、送電共振コイル13Bが用いられ、送電共振コイル13Bに直接に交流電圧源11が接続されている。また、受電系コイルJCCとして受電共振コイル22Bが用いられ、受電共振コイル22Bが直接にデバイス21に接続されている。このような無線電力伝送システム1Cに、図1および図3に示した電磁波遮蔽装置3が設けられている。
送電系コイルSCCおよび受電系コイルJCCが図8に示す形態であっても、電磁波遮蔽装置3を設けることによって、電磁波の不要な放射が抑えられ、電力輸送効率の低下ができるだけ抑えられる。
次に、上に説明した無線電力伝送システム1,1B,1Cを利用した充電システム2〜2Eについて説明する。
図9において、充電システム2は、給電装置5によって種々のモバイル機器6を充電する。
給電装置5は、底板51a、側板51b,51c、上板51dなどからなるハウジング51の内部に、送電系コイルSCが設けられている。ハウジング51は合成樹脂または木材などからなる。送電系コイルSCの下側に、磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材55が設けられている。そして、送電系コイルSCの周囲4面を囲むように、また上板51dの上にモバイル機器6が載せられたときにその一部の周囲4面を囲むように、導電体からなる電界遮蔽部材56,57が設けられている。
給電装置5には、図示しない電源スイッチおよび交流電圧源などが備えられ、送電系コイルSCに対し必要に応じて交流電力が供給される。つまり、上板51aの上にモバイル機器6が載置されたことを検出するセンサが設けられており、その検出によって送電系コイルSCからモバイル機器6に向かって電磁エネルギが放射される。すなわち、上板51dの上にモバイル機器6が載せられていないときは、送電系コイルSCに電力は供給されない。モバイル機器6が載せられたときに、それが検出され、送電系コイルSCに電力が供給される。
モバイル機器6は、裏板61a、側板61b,61c、表板61dなどからなるハウジング61の内部に、給電装置5の送電系コイルSCと磁界共鳴して無線で電力を受電する受電系コイルJCが設けられている。ハウジング61は合成樹脂などからなる。受電系コイルJCの上側に、磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材65が設けられている。
モバイル機器6には、充電回路および二次電池などを備えた充電池DTが設けられ、充電池DTを電源としてモバイル機器6が動作するようになっている。
図9(B)に示すように、給電装置5の上板51dの上にモバイル機器6を載せることにより、送電系コイルSCから受電系コイルJCに向かって磁界共鳴により電力が伝送される。受電系コイルJCから出力される交流電力によって、充電池DTが充電される。
送電側磁気遮蔽部材55、電界遮蔽部材56,57、および受電側磁気遮蔽部材65によって、電磁波遮蔽装置4が構成されている。
なお、給電装置5に設けた電界遮蔽部材56,57は、上板51dの上方に突出しているが、その突出部分をなくし、これに代えてモバイル機器6の側板61b,61cに電界遮蔽部材56,57の一部を設けてもよい。
また、給電装置5の上板51dの上に1個のモバイル機器6が載るようになっているが、複数個のモバイル機器6を載せてそれらに内蔵された複数の受電系コイルJCに同時に電力を伝送するようにしてもよい。その場合に、送電系コイルSCを受電系コイルJCよりも大きくし、複数の受電系コイルJCが送電系コイルSCと対向するようにすればよい。または、複数の送電系コイルSCを配置すればよい。
図10において、充電システム2Bは、給電装置5Bによって種々のモバイル機器6を充電する。図9に示す例と同様の機能を有する部分には同様の符号を付して説明を省略しまたは簡略化する。以下同様である。
給電装置5Bは、底板51a、側板51b,51c、上板51d、スライド板51e、蓋板51f、天板51gなどからなるハウジング51の内部に、送電系コイルSCが設けられている。ハウジング51は合成樹脂などからなる。送電系コイルSCの下側に、磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材55が設けられている。そして、送電系コイルSCの周囲4面を囲むように、また上板51dの上にモバイル機器6が載せられたときにその一部の周囲4面を囲むように、導電体からなる電界遮蔽部材56,57,57bが設けられている。
モバイル機器6は、ハウジング61の内部に、給電装置5の送電系コイルSCと磁界共鳴して無線で電力を受電する受電系コイルJCが設けられている。受電系コイルJCの上側に、磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材65が設けられている。
図10(B)に示すように、給電装置5のスライド板51eの上にモバイル機器6を載せ、スライド板51eを給電装置5の上板51dの上にスライドさせて押し込む。この状態がセンサなどによって検出され、送電系コイルSCに電力が供給され、送電系コイルSCから受電系コイルJCに向かって磁界共鳴によって電力が伝送される。
図11において、充電システム2Cは、給電装置5Cによって種々のモバイル機器6を充電する。
給電装置5Cは、底板51a、側板51b,51c、上板51d、蓋板51e,51fなどからなるハウジング51の内部に、送電系コイルSCが設けられている。ハウジング51は合成樹脂などからなる。送電系コイルSCの下側に、磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材55が設けられている。そして、送電系コイルSCの周囲4面を囲むように、また上板51dの上にモバイル機器6が載せられたときにその一部の周囲4面を囲むように、導電体からなる電界遮蔽部材56,57,57bが設けられている。
送電側磁気遮蔽部材55、電界遮蔽部材56,57,57b、および受電側磁気遮蔽部材65によって、電磁波遮蔽装置4Cが構成されている。
モバイル機器6は、ハウジング61の内部に、給電装置5の送電系コイルSCと磁界共鳴して無線で電力を受電する受電系コイルJCが設けられている。受電系コイルJCの上側に、磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材65が設けられている。
図11(B)に示すように、給電装置5の上板51dの上にモバイル機器6を載せ、蓋板51e,51fを閉じる。この状態がセンサなどによって検出され、送電系コイルSCから受電系コイルJCに向かって磁界共鳴によって電力が伝送される。
図12において、充電システム2Dは、給電装置5Dによって、電気自動車などの種々の車両7を充電する。
給電装置5Dは、底板51a、側板51b,51c、上板51dなどからなるハウジング51の内部に、送電系コイルSCが設けられている。送電系コイルSCの下側に、磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材55が設けられている。そして、送電系コイルSCの周囲4面を囲むように、固定された電界遮蔽部材56a,57a、およびスライド可能な電界遮蔽部材56b,57bが設けられている。スライド可能な電界遮蔽部材56b,57bは、上板51dの上に車両7が載ったときに上方へスライド移動し、車両7の一部の周囲4面を囲む。
給電装置5Dには、図示しない電源スイッチおよび交流電圧源などが備えられ、送電系コイルSCに対し必要に応じて交流電力が供給される。また、上板51aの上に車両7が載ったことを検出するセンサが設けられており、その検出によって送電系コイルSCから車両7に向かって電磁エネルギが放射される。
車両7は、その車体STに、裏板61a、側板61b,61c、表板61dなどからなるハウジング61が設けられる。ハウジング61の内部に、給電装置5の送電系コイルSCと磁界共鳴して無線で電力を受電する受電系コイルJCが設けられている。受電系コイルJCの上側に、磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材65が設けられている。
車両7には、充電回路および二次電池などを備えた充電池DTが設けられ、充電池DTを電源として車両7が走行しまた動作するようになっている。
なお、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCとして、直径が例えば500mm程度のものを用いることができる。
送電側磁気遮蔽部材55、電界遮蔽部材56,56b,57,57b、および受電側磁気遮蔽部材65によって、電磁波遮蔽装置4Dが構成されている。
図12(B)に示すように、給電装置5の上板51dの上に車両7が侵入すると、それが検出され、電界遮蔽部材56b,57bが自動的に上方へスライド移動し、その後、送電系コイルSCから受電系コイルJCに向かって磁界共鳴により電力が伝送される。受電系コイルJCから出力される交流電力によって、充電池DTが充電される。
一般に、車両7の車体STは金属体で構成されている。したがって、車両7においては車体STが電界遮蔽部材56b,57bの役目を果たすので、図13に示すように電界遮蔽部材56b,57bの長さを短くしてもよい。
つまり、図13において、電界遮蔽部材56b,57bは、その上端が、車体STの下端(底面)の位置とほぼ同じとされている。このようにすると、電界遮蔽部材56b,57bによる突出部分が少なくなり、電界遮蔽部材56b,57bの移動量も少なくてすむ。
図12および図13に示す例では、電界遮蔽部材56b,57bをスライド可能としたので、車両7は、図の左右いずれの方向からも侵入しまたは発車することができる。しかし、一方の側からのみ侵入しまたは発車するのであれば、電界遮蔽部材56b,57bのいずれか一方のみをスライド可能とし、他方を固定とすることができる。
すなわち、図14に示す充電システム2Eにおいて、給電装置5Eは、3方の電界遮蔽部材56が固定され、一方の電界遮蔽部材57bのみがスライド可能となっている。図14(A)に示すように、非充電時において、電界遮蔽部材57bは下端位置にある。車両7が侵入した後で、図14(B)に示すように、電界遮蔽部材57bは上方にスライド移動し、この状態で充電池DTの充電が行われる。
なお、この場合に、給電装置5に、車両7をUターンさせるためのターンテーブルを設けてもよい。
上に述べたいずれの実施形態においても、電磁波遮蔽装置3,4によって、電磁波の不要な放射が抑えられ、電力輸送効率の低下が抑えられる。例えば、磁界KKおよび電界DKともに、−40dB程度の減衰を与えるように遮蔽可能である。また、従来のように空間の全体を囲む必要がないので、軽量化および低コスト化が可能である。
上の実施形態において、送電系コイルSCから受電系コイルJCに対し、直接的に磁界共鳴による電力の伝送を行ったが、送電系コイルSCおよび受電系コイルJCと磁界共鳴する中継用コイルを設け、中継用コイルを介して間接形に電力の伝送を行ってもよい。これによると、送電系コイルSCと受電系コイルJCとの配置の自由度が向上する。
上の実施形態においては、送電系コイルSCから受電系コイルJCに対し、磁界共鳴を利用して電力の伝送を行う例について説明した。しかし、磁界共鳴を利用することなく、磁界による電磁誘導を利用した電力の伝送についても、本発明を適用することができる。つまり、送電系コイルSCから受電系コイルJCへ電磁誘導によって電力の伝送を行う場合に、上に説明した電磁波遮蔽装置3,4を用いることによって、電磁波の不要な放射を抑え、かつ電力輸送効率の低下をできるだけ抑えることができる。
上の実施形態においては、給電装置5によってモバイル機器6または車両7の充電を行ったが、自走ロボット、その他の機器、装置、または物体に対し、無線で電力を供給することが可能である。
その他、送電側磁気遮蔽部材31,55、受電側磁気遮蔽部材32,65、電界遮蔽部材33,56,57、電力供給コイル12、送電共振コイル13、送電系コイルSC、受電系コイルJC、電磁波遮蔽装置3,4、給電装置5、モバイル機器6、車両7、または無線電力伝送システム1の各部または全体の構成、構造、回路、形状、個数、材料、配置などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
1,1B,1C 無線電力伝送システム
3,3B,3C 電磁波遮蔽装置
4,4B〜4E 電磁波遮蔽装置
5,5B〜5E 給電装置(無線電力送電装置、無線電力伝送システム)
6 モバイル機器(無線電力伝送システム)
7 車両(無線電力伝送システム)
11 交流電圧源
12 電力供給コイル
13 送電共振コイル
21 デバイス
22 受電共振コイル
23 電力取出コイル
31 送電側磁気遮蔽部材(磁性体)
32 受電側磁気遮蔽部材(磁性体)
33 電界遮蔽部材(導電体)
55 送電側磁気遮蔽部材(磁性体)
56 電界遮蔽部材(導電体)
57 電界遮蔽部材(導電体)
65 受電側磁気遮蔽部材(磁性体)
SC 送電系コイル
JC 受電系コイル
DT 充電池
KK 磁界
DK 電界

Claims (7)

  1. 送電系コイルから受電系コイルへ磁界を利用して無線で電力を伝送する無線電力伝送システムにおける電磁波遮蔽装置において、
    前記送電系コイルにおける当該送電系コイルによる送電側と反対側に配置された磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材と、
    前記受電系コイルにおける当該受電系コイルによる受電側と反対側に配置された磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材と、
    前記送電系コイルによる送電方向と直交する側に配置された導電体からなる電界遮蔽部材と、を有し、
    前記電界遮蔽部材は、前記送電系コイルから前記受電系コイルに至る空間を囲むように配置されたメッシュ状のものが用いられており
    前記電界遮蔽部材は、固定された電界遮蔽部材とスライド可能な電界遮蔽部材とを備え、
    前記送電系コイルは、底板、側板、および上板からなるハウジングの内部に設けられており、
    前記固定された電界遮蔽部材および前記スライド可能な電界遮蔽部材は、これらによって前記送電系コイルの周囲4面を囲むように設けられ、
    前記受電系コイルは、充電回路および二次電池を備えた充電池が設けられ前記充電池を電源として動作する車両の内部に設けられ、前記車両が上板の上に載ったときに前記送電系コイルから無線で電力を受電して前記二次電池を充電するものであり、
    前記スライド可能な電界遮蔽部材は、上方へスライド移動したときに、その上端が前記車両の下端の位置とほぼ同じとされている、
    無線電力伝送システムにおける電磁波遮蔽装置。
  2. 前記スライド可能な電界遮蔽部材は、前記車両が侵入する側にのみ設けられている、
    請求項記載の無線電力伝送システムにおける電磁波遮蔽装置。
  3. 送電系コイルと、
    前記送電系コイルとの磁界を介した相互作用により前記送電系コイルから無線で電力を受電する受電系コイルと、
    前記送電系コイルにおける当該送電系コイルによる送電側と反対側に配置された磁性体からなる送電側磁気遮蔽部材と、
    前記受電系コイルにおける当該受電系コイルによる受電側と反対側に配置された磁性体からなる受電側磁気遮蔽部材と、
    前記送電系コイルによる送電方向と直交する側に配置された導電体からなる電界遮蔽部材と、を有し、
    前記電界遮蔽部材は、前記送電系コイルから前記受電系コイルに至る空間を囲むように配置されたメッシュ状のものが用いられており
    前記電界遮蔽部材は、固定された電界遮蔽部材とスライド可能な電界遮蔽部材とを備え、
    前記送電系コイルは、底板、側板、および上板からなるハウジングの内部に設けられており、
    前記固定された電界遮蔽部材および前記スライド可能な電界遮蔽部材は、これらによって前記送電系コイルの周囲4面を囲むように設けられ、
    前記受電系コイルは、充電回路および二次電池を備えた充電池が設けられ前記充電池を電源として動作する車両の内部に設けられ、前記車両が上板の上に載ったときに前記送電系コイルから無線で電力を受電して前記二次電池を充電するものであり、
    前記スライド可能な電界遮蔽部材は、上方へスライド移動したときに、その上端が前記車両の下端の位置とほぼ同じとされている、
    無線電力伝送システム。
  4. 外部の受電系コイルとの磁界を介した相互作用により前記受電系コイルに対し無線で電力を送電するための送電系コイルと、
    前記送電系コイルにおける当該送電系コイルによる送電側と反対側に配置された磁性体からなる磁気遮蔽部材と、
    前記送電系コイルによる送電方向と直交する側に配置された導電体からなる電界遮蔽部材と、を有し、
    前記電界遮蔽部材は、前記送電系コイルから外部に配置される前記受電系コイルに至る空間を囲むように配置されたメッシュ状のものが用いられており
    前記電界遮蔽部材は、固定された電界遮蔽部材とスライド可能な電界遮蔽部材とを備え、
    前記送電系コイルは、底板、側板、および上板からなるハウジングの内部に設けられており、
    前記固定された電界遮蔽部材および前記スライド可能な電界遮蔽部材は、これらによって前記送電系コイルの周囲4面を囲むように設けられ、
    前記受電系コイルは、充電回路および二次電池を備えた充電池が設けられ前記充電池を電源として動作する車両の内部に設けられ、前記車両が上板の上に載ったときに前記送電系コイルから無線で電力を受電して前記二次電池を充電するものであり、
    前記スライド可能な電界遮蔽部材は、上方へスライド移動したときに、その上端が前記車両の下端の位置とほぼ同じとされている、
    無線電力送電装置。
  5. 前記磁気遮蔽部材の電気抵抗は、前記電界遮蔽部材の電気抵抗よりも大きい、
    請求項記載の無線電力送電装置。
  6. 前記電界遮蔽部材として非磁性金属が用いられた、
    請求項または記載の無線電力送電装置。
  7. 前記磁気遮蔽部材としてフェライトが用いられた、
    請求項ないしのいずれかに記載の無線電力送電装置。
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