JP2017229231A - 電磁波漏洩防止装置および無線電力伝送システム - Google Patents

電磁波漏洩防止装置および無線電力伝送システム Download PDF

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城 徹 司
田 亜希子 山
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田 亜希子 山
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Abstract

【課題】電力伝送する際の電磁波の漏れを抑制する。【解決手段】本発明の実施形態としての電磁波漏洩防止装置は、金属管と、開口部と、磁性体部とを備える。前記金属管は、対向配置された他電力伝送装置と電磁波を用いて無線電力伝送を行う第1電力伝送装置の周囲を囲むように形成されている。前記開口部は、前記金属管の周方向に沿って前記金属管に開口されている。前記磁性体部は、前記金属管の周方向に沿って前記金属管内に配置されている。【選択図】図2

Description

この発明の実施形態は、電磁波漏洩防止装置および無線電力伝送システムに関する。
電気自動車などに対して、無線で電力を伝送するシステムがある。当該システムでは、無線電力伝送する際、電磁波の一部が周囲に漏れてしまい、伝送効率が低下する問題があった。関連技術として、ブラシ状の導電体を配置することで、電波の漏れを防ぐ技術が知られている。
特許第4865451号
この発明の実施形態は、電力伝送する際の電磁波の漏れを抑制することを目的とする。
本発明の実施形態としての電磁波漏洩防止装置は、金属管と、開口部と、磁性体部とを備える。
前記金属管は、対向配置された他電力伝送装置と電磁波を用いて無線電力伝送を行う第1電力伝送装置の周囲を囲むように形成されている。
前記開口部は、前記金属管の周方向に沿って前記金属管に形成されている。
前記磁性体部は、前記金属管の周方向に沿って前記金属管内に形成されている。
第1の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置を備えた無線電力伝送システムを示す斜視図。 図1のA1−A2線の位置での電磁波漏洩防止装置の断面図。 第1の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置の変形例を示す図。 第1の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置の別の変形例を示す図。 電磁波の漏れが減少する原理を説明するための図。 伝搬経路の長さの条件を説明するための図。 第1の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置のさらに別の変形例を示す図。 第1の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置のさらに別の変形例を示す図。 第2の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置の構成例を示す断面図。 第2の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置の他の構成例を示す断面図。 第2の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置のさらに他の構成例を示す断面図。 第3の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置を備えた無線電力伝送システムを示す斜視図。 図12のB1−B22線の位置での電磁波漏洩防止装置の断面図。 第3の実施形態に係るシミュレーションを行う装置構成を示す図。 従来における電力伝送時の送電装置の近傍磁界分布を示す図。 第3の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置を用いた場合の送電装置の近傍磁界分布を示す図。 第3の実施形態の効果を説明するためのグラフを示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に、第1の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置を備えた無線電力伝送システムの斜視図を示す。図2に、図1のA1−A2線の位置における電磁波漏洩防止装置の断面図を示す。A1−A2線以外の位置における断面図も図2と同様である。
本電磁波漏洩防止装置は、無線電力伝送システムの電力伝送装置(送電装置あるいは受電装置)に対して設けられ、電力伝送時に、電磁波が電力伝送装置の周囲に漏れるのを抑制する。電磁波漏洩防止装置を配置する電力伝送装置は、送電装置でも、受電装置でもよいが、ここでは、送電装置に対して配置する場合を示す。
地板(設置面)301上に、送電装置201が配置されている。送電装置201は、対向配置された受電装置(図5参照)と、電磁波により無線電力伝送を行う。たとえば、送電装置201が送電コイル、受電装置が受電コイルを有し、送電コイルおよび受電コイル間の磁気結合により、電力伝送を行う。地板301は、有限の導体地板でもよいし、地面でもよい。
送電装置201に対し、電磁波漏洩防止装置が地板301上に配置されている。電磁波漏洩防止装置は、全体として送電装置201の周囲を囲む形状を有する。電磁波漏洩防止装置の全部または一部が、地中に埋められてもよい。本電磁波漏洩防止装置は、送電装置および受電装置間の電力伝送の際に、周囲(たとえばxy軸平面に平行な方向)に、電磁波が漏れるのを阻止するよう機能する。地板301が導体板の場合、電磁波漏洩防止装置が導体板上に配置されることで、本装置による地表上での漏洩防止機能に加え、地面側から、電磁波の漏れを防ぐことができる。なお、導体板は、平板状でなく、ネット状、線状、螺旋状でもよい。また、導体板と電磁波漏れ防止装置が一体構成でもよい。
電磁波漏洩防止装置は、送電装置を囲うように形成された金属部(金属管)101と、金属管101の周方向に沿って金属管101内に形成された磁性体部103とを備える。
また、金属管101には、金属管101の周方向に沿って開口部102が形成されている。
z軸方向から見た電磁波漏洩防止装置の全体の形、すなわち、z軸方向から見た金属管101の形は、四角状のリングである。ただし、金属管101、開口部102、磁性体部103のリングの形は四角状に限定されず、多角形状、円状、楕円状など、他の形状でもよい。
図2に示すように、金属管101は、表面部121と、裏面部122と、内側側面部123と、外側側面部124とを備える。裏面部122は、表面部121に対し受電装置(他電力伝送装置)と反対側に配置され、表面部121に対向する。内側側面部123は、表面部121の一端側と裏面部122の一端側間に形成されており、送電装置201の周囲を囲んでいる。外側側面部124は、表面部121の他端側と裏面部11の他端側間に形成されており、内側側面部123を隔てて、送電装置201の周囲を囲んでいる。開口部102は、表面部121に形成されている。金属管101内には、平板状の磁性体である磁性体部103が配置される。磁性体部103は、管路内を埋めるように、管路の周方向に沿って形成されている。内側側面部123および外側側面部124間の長さ(幅)は、表面部121および裏面部122間の長さ(厚み)より大きい。
なお、開口部102には、図3に示すように誘電体151が形成されてもよい。誘電体151により、金属管101の内部を保護できる。また図4に示すように、装置全体、すなわち金属管101の全体を、誘電体161で覆ってもよい。これにより、カバーとして、本装置の保護が可能となる。
図5を用いて、本電磁波漏洩防止装置により、電磁波の漏れが減少する原理を説明する。
図5は、地面301に配置された送電装置201から、車両(車体)401の受電装置402に電力を伝送する場合の動作を示している。なお、図2では、開口部102が管内空間の左端からオフセットされた位置に形成されていたが、図5の例では、開口部が左端に形成されている。
地面301に配置された送電装置201から、車両401に配置された受電装置402に電力を伝送する際に、電磁波の一部が周囲に漏れ出る。地面301と車両401は一種の平行平板として動作し、地面301に垂直方向に電界成分を持つ電磁波(TEM波)が地面301に平行に伝搬され、周囲の空間に漏れ出る。この電磁波の一部が、電磁波漏洩防止機構の開口部と結合し、金属管内へ入射される。入射された電磁波は、磁性体103の内部を伝搬する。金属管内に磁性体103が存在することにより、電磁波は小さい隙間(開口部)であっても多くの電磁波が開口部に結合することができる。磁性体103内を伝搬した電磁波は、金属管の端部(外側側面部124)で反射し、その電磁波が開口部から再放射される。
ここで、図6に示すように、開口部から入射し、磁性体部103の内部を伝搬し、外側側面部124の内壁で反射するまでの伝搬経路をD1とする。また、外側側面部124で反射した電磁波が磁性体部103の内部を伝搬し、開口部から再出射されるまでの伝搬経路をD2とする。D1とD2を合わせた全体の伝搬経路をT1とする。伝搬経路D1、D2の長さは等しいとする。このとき、伝搬経路D1の長さが、磁性体部103の比透磁率による波長短縮効果を考慮して、管内波長の略1/4の場合、開口部から再放射した電磁波は、送電装置から漏れ出した電磁波に対して、180度位相がずれ、図5に示すように、位相的に打ち消し合う。これにより、漏洩電磁波が減少され、高い伝送効率を得ることができる。
換言すれば、全体の伝搬経路T1の距離が、管内波長の略1/2の場合、位相の打ち消しにより、漏洩電磁波が減少する。
比透磁率による波長短縮効果を考慮した管内波長の1/4程度の経路D1を確保するには、電磁波の周波数(電力伝送装置の動作周波数)を100kHz、波長を3kmとすると、比透磁率が10万程度の電磁鋼板を用いた場合、管路内幅W1(図6参照)は、2.4m程度である。なお、管路内幅W1は、伝搬経路D1の長さにほぼ等しいとみなしている。
伝搬経路D1の長さは、管内波長の1/4程度でなくても、管内波長の1/8以上かつ3/8以下であれば、漏れた電磁波が、開口部から再放射された電磁波と位相的に打ち消す効果が得られる。このため、伝搬経路D1の距離(あるいは管路内幅W1)は、管内波長の1/8以上かつ3/8以下であればいい。より一般的に、開口部から入射して再出射されるまでの管内の伝搬経路の全長は、管内波長の1/4以上かつ3/4以下であればよい。
ここで、図2に示したように開口部の位置が管内空間の左端からオフセットされている場合は、2つの伝搬経路が主に存在すると考えることができる。1つ目は、開口部から入射した電磁波が内側側面部123へ伝搬し、内側側面部123で反射して開口部から再出射される経路、2つ目は、図5に示したような、外側側面部124へ伝搬し、外側側面部124で反射して開口部から再出射される経路である。このように複数の伝搬経路が存在する場合は、これらの経路のうち、最も長い経路が上記の波長の条件を満足すればよい。
図2の例では、最も長い経路は、後者の経路、すなわち、外側側面部124へ伝搬し、外側側面部124で反射して開口部から再出射される経路である。
また、これまで示した構成例では、磁性体部は、管内全体を埋めるように配置されていたが、図7(A)および図7(B)に示すように管内に一部、隙間が空くように磁性体部103A、103Bが配置されてもよい。また、図7(C)に示すように、誘電体172などを管内に充填し、磁性体部103Cの全体を誘電体172が覆うようにしてもよい。
これらの構成は一例に過ぎず、種々の変形が可能である。
なお、図1に示した電磁波漏洩防止装置は物理的に一体に形成されてもよいし、図8に示すように、電磁波漏洩防止装置を複数のブロック11、12、13、14、15、16、17、18に分割し、これらのブロックを並べることで形成されてもよい。隣り合うブロック間には隙間が生じないことが望ましいが、波長の1/100程度までの十分に小さい隙間ならば、問題ない。なお、隣り合うブロック同士がそれぞれ結合する部分の面は、誘電体で覆われてもよい。ただし、当該面は、金属で覆われてはならない。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置の構成例を示す断面図である。本実施形態の電磁波漏洩防止装置の外観は図1と同様であり、図1のA1−A2線に相当する位置での断面図が図9に示される。
金属部(金属管)101内に、周方向に沿って金属板125が形成されている。金属板125の一端は、内側側面部123の内壁の中央付近に結合されており、他端は開放されている。金属板125によって、管路内に、内側側面部および外側側面部間で折り返される蛇行状の経路が形成される。磁性体部113は、蛇行状の経路を埋めるように形成され、結果として、折り曲げた構造を有している。なお、磁性体部113は第1の実施形態と同様、管路の周方向に沿って形成されている。管内に蛇行状の経路を形成することよって、装置の小型化、あるいは小面積化が可能となる。
伝搬経路T11は、開口部102から入射した電磁波が管内を伝搬して開口部102から再出射されるまでの経路である。伝搬経路T11の長さは、管内波長の1/2程度であることが望ましく、管内波長の1/4以上かつ3/4以下であればよい。一構成例として、開口部102から内側側面部123および外側側面部124のうちの一方(図9の例では外側側面部124)までの長さと、内側側面部123および外側側面部124間の長さとの合計長は 、管内波長の1/8以上かつ3/8以下でもよい。
金属板125の他端が、外側側面部124の内壁に結合され、金属板125の一端が開放されてもよい。あるいは、金属板125の一端および他端とも開放され、金属板125が磁性体部113の内部に埋め込まれてもよい。
図10は、第2の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置の他の構成例を示す断面図である。図9の構成との違いは、管内に配置される金属板が1個から3個に増えている点である。金属板128、126の一端は、内側側面部123に結合され、他端は開放されている。金属板127の一端は外側側面部124に結合され、他端は開放されている。これらの金属板により、図9の場合よりも、折り返し回数が増えた蛇行状の経路が形成される。磁性体部133は、蛇行状の経路を埋めるように形成され、結果として、折り曲げられた構造を有する。一構成例として、開口部102から内側側面部123および外側側面部124のうちの一方(図9の例では外側側面部124)までの長さと、内側側面部123および外側側面部124間の長さの3倍との合計長は 、管内波長の1/8以上かつ3/8以下でもよい。より一般的に、折り返し回数N(Nは整数)に応じて、開口部102から内側側面部123および外側側面部124のうちの一方までの長さと、内側側面部123および外側側面部124間の長さのN倍との合計長は 、管内波長の1/8以上かつ3/8以下でもよい。
図10の構成を採用することで、図9の構成よりも一層小型化が可能となる。
図11に、第2の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置のさらに他の構成例を示す断面図である。金属管(金属部)701は、表面部711、裏面部712、内側側面部713および外側側面部714を備える。金属管701内に、金属板721、722、723、724が配置されている。金属板721、723の一端が、表面部711の内壁に結合され、他端は開放されている。金属板722、724の一端が裏面部712の内壁に結合され、他端が開放されている。これらの金属板により、表面部および裏面部間で複数回折り返される蛇行経路が形成される。磁性体部703は、蛇行経路を埋めるように形成され、結果として、折り曲げた構造を有している。本構成によっても、装置の小型化が可能となる。
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置を備えた無線電力伝送システムの斜視図である。図13は、図12のB1−B22線の位置での断面図である。
第1の実施形態では電磁波漏洩装置は地板(設置面)301上に配置され、全体として平坦な形状を有していた。これに対して、本実施形態では、装置の一部が地中に埋め込まれており、全体として、Z軸方向に延びた形状を有している。地中に埋め込まれた部分は、点線によって表されている。
金属部(金属管)501は、金属製の角チューブの両端を互いに結合してリング状にしたような構造を有する。金属管501は、図13に示すように、表面部511、裏面部512、内側側面部513、外側側面部514を備える。表面部511には、開口部502が、金属管501の周方向に沿って形成されている。また、磁性体部503が、金属管501の周方向に沿って、金属管501内に形成されている。磁性体部503は、管路内の全体を埋めるように形成されている。ただし、第1の実施形態と同様に、管路内の一部に空間や誘電体が存在してもよい。
伝搬経路T21は、開口部502に入射した電磁波が管路内を伝搬して再出射されるまでの経路である。伝搬経路T21の長さは、管内波長の1/2程度であることが望ましく、管内波長の1/4以上かつ3/4以下であればよい。
図14、図15、図16、図17を用いて、第3の実施形態に係る電磁波漏洩防止装置の動作のシミュレーションを説明する。
図14は、送電装置620に対し、第3の実施形態にかかる電磁波漏洩防止装置(金属部601、開口部602、磁性体部603)が配置された状態を示す。本電磁波漏洩防止装置の構造は図12と同様であるため、詳細な説明を省略する。送電装置620は、送電コイルおよび電力生成部等を含む。図では簡単のため、送電コイルの絵によって、送電装置620が表記されている。受電装置631が車体に配置され、受電装置631が送電装置と対向するように車体が駐車される状況を想定する。車体は、車体を模擬した導体630によって表されている。送電装置620から受電装置631に伝送された電力は、たとえば車体内の蓄電池に蓄積される。
比透磁率100,000、磁性体部の幅10cm(図14のX1)、1.4m角(図14のX2)、厚み(図14のX3)2.4mとする。このとき、周波数100kHzで、本装置による電磁波漏洩防止効果を、電磁界シミュレータで解析する。
図16は、図14の構成でシミュレーションして得られた送電装置620の近傍磁界分布を示す。図15は、図14の構成から電磁波漏洩防止装置を除去した構成でシミュレーションを行った場合の送電装置の近傍磁界分布を示す。図17は、図16および図15で示される分布をそれぞれグラフ表示して示したものである。横軸がY軸方向の位置、縦軸が磁界強度を示す。Y軸の値が0の位置を、送電装置の配置位置としている。これらのグラフを比較すると、送電装置の周囲に漏れる電磁波が大幅に減少していることが確認できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

Claims (14)

  1. 対向配置された他電力伝送装置と電磁波を用いて無線電力伝送を行う第1電力伝送装置の周囲を囲むように形成された金属管と、
    前記金属管の周方向に沿って前記金属管に開口された開口部と、
    前記金属管の周方向に沿って前記金属管内に形成された磁性体部と、
    を備える電磁波漏洩防止装置。
  2. 前記電磁波の一部が前記開口部から入射され、前記金属管内での伝搬と反射により前記開口部から再出射され、
    前記開口部への入射から再出射までの前記金属管内での電磁波の最長の伝搬経路の長さは、管内波長の1/4以上かつ3/4以下である
    請求項1に記載の電磁波漏洩防止装置。
  3. 前記金属管は、前記開口部が形成された第1面、前記第1面と対向する第2面、前記第1面の一端と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記第1面の他端と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、
    前記金属管の第3面および前記金属管の第4面間の距離は、前記金属管の第1面および第2面間の距離よりも長く、
    前記開口部から前記第3面および前記第4面までの電磁波の伝搬経路のうち長い方の長さは、管内波長の1/8以上かつ3/8以下である
    請求項1または2に記載の電磁波漏洩防止装置。
  4. 前記金属管は、前記開口部が形成された第1面、前記第1面と対向する第2面、前記第1面の一端と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記第1面の他端と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、
    前記金属管の第3面および前記金属管の第4面間の距離は、前記金属管の第1面および第2面間の距離よりも長く、
    前記開口部から前記第3面までの長さまたは前記開口部から前記第4面までの長さのうち長い方の長さは、管内波長の1/8以上かつ3/8以下である
    請求項1または2に記載の電磁波漏洩防止装置。
  5. 前記金属管は、前記開口部が形成された第1面、前記第1面と対向する第2面、前記第1面の一端と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記第1面の他端と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、
    前記第1面および第2面間の距離は、前記第3面および前記第4面間の距離よりも長く、
    前記開口部から前記第2面までの電磁波の伝搬経路の長さが、管内波長の1/8以上かつ3/8以下である
    請求項1または2に記載の電磁波漏洩防止装置。
  6. 前記金属管は、前記開口部が形成された第1面、前記第1面と対向する第2面、前記第1面の一端と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記第1面の他端と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、
    前記第1面および第2面間の距離は、前記第3面および前記第4面間の距離よりも長く、
    前記開口部から前記第2面までの長さが、管内波長の1/8以上かつ3/8以下である
    請求項1または2に記載の電磁波漏洩防止装置。
  7. 前記金属管内に、前記金属管の周方向に沿って少なくとも1つの金属板が配置され、前記金属板により前記金属管内に蛇行状の伝搬経路が形成される
    請求項1または2に記載の電磁波漏洩防止装置。
  8. 前記金属管は、前記開口部が形成された第1面、前記第1面と対向する第2面、前記第1面の一端と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記第1面の他端と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、
    前記金属管の第3面および前記金属管の第4面間の距離は、前記金属管の第1面および第2面間の距離よりも長く、
    前記開口部から前記第3面および前記第4面のいずれか一方までの長さと、前記第3面および前記第4面間の長さの整数倍との合計長は、管内波長の1/8以上かつ3/8以下である
    請求項7に記載の電磁波漏洩防止装置。
  9. 前記金属管は、前記開口部が形成された第1面、前記第1面と対向する第2面、前記第1面の一端と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記第1面の他端と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、
    前記金属板の一端が前記金属管の第3面または前記金属管の第4面に結合され、前記金属板の他端が開放された
    請求項7に記載の電磁波漏洩防止装置。
  10. 前記金属管は、前記開口部が形成された第1面、前記第1面と対向する第2面、前記第1面の一端と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記第1面の他端と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、
    前記金属板の一端が前記金属管の第1面または前記金属管の第2面に結合され、前記金属板の他端が開放された
    請求項7に記載の電磁波漏洩防止装置。
  11. 前記磁性体部は、前記蛇行状の伝搬経路に沿って形成された
    請求項7ないし10のいずれか一項に記載の電磁波漏洩防止装置。
  12. 対向配置された他電力伝送装置と電磁波を用いて無線電力伝送を行う第1電力伝送装置の周囲を囲むように形成された金属管と、
    前記金属管の周方向に沿って前記金属管に開口された開口部 と、
    前記金属管の周方向に沿って前記金属管内に形成された磁性体部と、
    を備え、
    前記金属管は、前記開口部と対向する第2面、前記開口部と前記第2面の一端との間に形成された第3面、前記開口部と前記第2面の他端との間に形成された第4面とを有し、 前記開口部と前記第2面との間の距離は、前記開口部から前記第3面の距離と前記第4面との間の距離よりも長く、前記開口部から前記第2面までの長さは、管内波長の1/8以上かつ3/8以下であること特徴とする
    電磁波漏洩防止装置。
  13. 導体板の上に配置されたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の電磁波漏洩防止装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれか一項に記載の前記第1の電力伝送装置と、
    請求項1ないし13のいずれか一項に従った電磁波漏洩防止装置と
    を備えた無線電力伝送システム。
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